JP2003261991A - コンクリート製品の可撓性連結器 - Google Patents

コンクリート製品の可撓性連結器

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JP2003261991A JP2002064567A JP2002064567A JP2003261991A JP 2003261991 A JP2003261991 A JP 2003261991A JP 2002064567 A JP2002064567 A JP 2002064567A JP 2002064567 A JP2002064567 A JP 2002064567A JP 2003261991 A JP2003261991 A JP 2003261991A
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connector
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Masao Miura
昌雄 三浦
Yukio Miyai
由紀雄 宮井
Takashi Iwasa
隆 岩佐
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ボルト軸線が製品側面側へ偏向して作業時間の
短縮と安全かつ省力でき、可撓性部材を介しX形に交差
緊締したボルトのバネ弾性力と引張抵抗耐力及び剪断抵
抗耐力を備えて連結し地震時等に有用なコンクリート製
品の可撓性連結器の提供。 【解決手段】一端部にアンカー13を設け他端部にアン
カー13の軸線S1に直交する当接面14を設け、その
縦方向中心線と軸線の交点の上下にボルトの遊挿孔を設
けた一対の四角枠状の連結器本体20Aを形成し、軸線
S1に対し∧形に傾斜した押圧座面を設け、押圧座面に
直交するボルト孔26とボルト遊挿孔28を対称する角
度で当接面の縦方向中心線上に向けて穿孔し、ボルト遊
挿孔28内に雌ネジ内筒34を圧入した可撓性部材20
Aを設け、可撓性部材20Aを当接面内側に装着した連
結器本体と2本のボルトより構成し、両連結器の前面側
からボルト30を挿入し軸線S1を挟んでX形に交差し
て緊締可能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】分割して製造したコンクリー
ト製品を連結して一体化するか、またはコンクリート製
品を連接するための連結器で、連結する双方のコンクリ
ート製品の側面と連結面に開口する凹陥部内に当接面と
前面を露出して埋設され、コンクリート製品連結時に両
連結器の前面側(コンクリート製品の側面)から挿入し
た連結ボルトによりアンカー鉄筋の軸線を挟む如くX形
に交差して両連結器間を弾性体部材を介して互いに引き
寄せる方向へ付勢して緊締し、アンカー鉄筋の軸線に働
く軸方向耐力と相互の当接面に働く剪断力及び連結部に
可撓性を備えて連結するコンクリート製品の可撓性連結
器と、連接する双方のコンクリート製品の側面(または
内面側)と連接面に開口する凹陥部内に当接面と前面を
露出して埋設され、コンクリート製品連接時に両連結器
の前面側(コンクリート製品の側面)から挿入した連結
ボルトにより両連結器間を弾性体部材を介して互いに引
き寄せる方向へ付勢して緊締し、アンカー鉄筋の軸線に
働く軸方向耐力と相互の当接面に働く剪断力及び連結部
に可撓性を備えて連結するコンクリート製品の可撓性連
結器で、何れも前面側(コンクリート製品の側面)から
緊締して連結可能なため施工時間短縮と省力化が計れト
ータルコスト縮減に有用なコンクリート製品の可撓性連
結器に関する。
【0002】
【従来の技術】順不同であるが図11を用いて従来技術
のコンクリート製品の連結器を説明する。汎用されてい
る従来技術の連結器は図示のように四角枠状の連結金具
本体1の一端部2にアンカー部3を突設し、他端部(連
結時の当接面)4に引張方向の軸線Sに略平行する連結
用のボルト孔5を穿設して連結ボルト6で締結する連結
器jが多用されていた。
【0003】しかし、前記連結器jによるものは、製品
端部の凹陥部内h内の狭い四角枠状の空間部内でアンカ
ー3に作用する合力Tの軸線Sにそった方向からボルト
6を挿入し同方向から緊締するため、締付工具(スパナ
・ラチェットレンチ等)が入り難く緊締時に指先の負傷
等危険を伴う煩雑な作業で、締付工具の回転範囲が凹陥
部h内では15度〜30度内に制限され、一箇所当たり
約10分の作業時間を要する欠点があり、連結作業の時
間短縮と省力化が計れると共に地震時を考慮して可撓性
を有する連結器が要望されていた。
【0004】また、連結器作業の時間短縮を計るため連
結ボルトの軸線を偏向させてボルトの緊締作業を容易に
し、製品を互いに引き寄せる方向へ付勢して連結する可
撓性の連結器は、出願人が調査した範囲内では見当たら
なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の欠点を排除
して、連結する一方のコンクリート製品と他方のコンク
リート製品を、互いに引き寄せる方向へ付勢して、引張
抵抗耐力と剪断抵抗耐力及び可撓性を備え、地震時等の
場合に製品連結部に生じる変位に追従させると共に徐荷
後復元して戻るよう、硬質ゴム・合成樹脂等から成る可
撓性部材を介して引張軸線に対しX形に交差して緊締可
能なボルトにより製品間にバネ弾性力を存在させて連結
し、前面側(コンクリート製品の側面)からの緊締のた
め作業が容易で施工時間の短縮と省力化が計れトータル
コスト縮減に有用なコンクリート製品の可撓性連結器を
提供すること。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
創出された本発明の請求項1では、コンクリート製品を
連結するため、一端部に碇着部を突設し他端部に連結用
ボルト孔を設けたコンクリート製品の連結器において、
一端部に碇着部を突設または螺締し、他端部に碇着部の
引張方向の軸線に対して直交する当接面を設け、該当接
面の縦方向中心線と前記軸線との交点の上下にボルトの
遊挿孔を穿孔した一対の四角枠状の連結器本体を形成
し、該連結器本体に装着する平面部と前記軸線に対して
所定角度傾斜した∧形の押圧座面を設け、下半部前面側
の押圧座面に直交するボルト孔を当接面の縦方向中心線
上へ向けて穿孔し、上半部背面側の押圧座面に直交する
ボルト遊挿孔を当接面の縦方向中心線上へ向けて穿孔
し、ボルト遊挿孔内に雌ネジ部を螺刻した座金付内筒を
嵌入した弾性体素材の可撓性部材を形成し、該可撓性部
材のボルト孔を前面側にして連結器本体の当接面内側に
装着した一対の連結器本体と2枚の座金及び2本のボル
トよりなる連結器であって、両連結器本体のボルト孔を
前面側に揃え当接時に引張方向の軸線が合致するようコ
ンクリート製品端部に埋設し、コンクリート製品当接時
に前記ボルト孔から座金を挿着したボルトを挿入し前記
座金付内筒の雌ネジ部に螺合して、前記軸線を挟む如く
X形に交差して緊締可能に構成した、ことを特徴とする
コンクリート製品の可撓性連結器を構成する。
【0007】また、上記課題を解決するため創出された
本発明の請求項2では、連結器本体に使用する可撓性部
材が、連結器本体に装着する平面部と当接面を中心とす
る欠円形或いは任意角度傾斜した多角形の押圧座面を設
け、前記当接面に対し30度乃至90度範囲内の所定角
度のボルト孔を下半部前面側の押圧座面に直交して当接
面の縦方向中心線上へ向けて穿孔し、前記当接面に対し
30度乃至90度範囲内の所定角度のボルト遊挿孔を上
半部背面側の押圧座面に直交して当接面の縦方向中心線
上へ向けて穿孔し、ボルト遊挿孔内に雌ネジ部を螺刻し
た座金付内筒を嵌入した弾性体素材の可撓性部材を形成
し、コンクリート製品当接時に前記ボルト孔から座金を
装着した2本のボルトを挿入し、当接面に対し前記範囲
内の所定角度で前記軸線を挟む如く交差または平行して
緊締可能な一対の可撓性部材である、ことを特徴とする
請求項1記載のコンクリート製品の可撓性連結器を構成
する。
【0008】また、上記課題を解決するため創出された
本発明の請求項3では、連結器本体に使用する可撓性部
材が、連結器本体に装着する平面部と当接面を中心とす
る欠円形または任意角度傾斜した多角形の押圧座面を設
け、前記当接面に対し30度乃至90度範囲内の任意角
度で扇形のボルト遊挿孔を下半部前面側の押圧座面から
当接面の縦方向中心線上へ向けて穿孔し、前記当接面に
対し30度乃至90度範囲内の任意角度で扇形のボルト
遊挿孔を上半部背面側の押圧座面から当接面の縦方向中
心線上へ向けて穿孔した可撓性部材を形成し、該可撓性
部材のボルト遊挿孔入口部に係合可能な締付座面を有し
任意位置にボルト孔を穿孔した複数の座金を設け、コン
クリート製品当接時にボルト遊挿孔から前記座金を介し
て2本のボルトを挿入し、前記座金と2個のナットを用
いて当接面に対し前記範囲内の任意角度で前記軸線を挟
む如く交差または平行して緊締可能な一対の可撓性部材
である、ことを特徴とする請求項1記載のコンクリート
製品の可撓性連結器を構成する。
【0009】また、上記課題を解決するため創出された
本発明の請求項4では、可撓性部材の押圧座面に対応す
る座金が、湾曲または屈曲した締付座面を有し 1個また
は2個のボルト孔を穿孔した座金である、ことを特徴と
する請求項1乃至3のうち何れか1項記載のコンクリー
ト製品の可撓性連結器を構成する。
【0010】更に、上記課題を解決するため創出された
本発明の請求項5では、コンクリート製品を連結するた
め、一端部に碇着部を突設し他端部に連結用ボルト孔を
設けたコンクリート製品の連結器において、一端部に碇
着部を突設または螺着し、他端部に碇着部の引張方向の
軸線に対して直交する当接面を設け、該当接面の縦方向
中心線と前記軸線の投影線との交点にボルト遊挿孔を穿
孔した一対の横L形の連結器本体を形成し、該連結器本
体に装着する平面部と前記軸線の投影線に対して所定角
度上面または下面へ向けて傾斜した押圧座面を設け、該
押圧座面に直交するボルト孔を前記交点へ向けて穿孔し
た可撓性部材を形成し、前記当接面の内側面に接着また
は装着した一対の連結器本体と、2枚の座金と1個のナ
ット及び1本のボルトよりなる連結器であって、両連結
器本体の引張方向の軸線が合致するようコンクリート製
品端部に埋設し、コンクリート製品当接時に一方の連結
器本体のボルト孔から座金を挿着したボルトを挿入し、
他方の連結器本体に座金とナットで緊締可能に構成し
た、ことを特徴とするコンクリート製品の可撓性連結器
を構成する。
【0011】また、上記課題を解決するため創出された
本発明の請求項6では、一対の連結器本体の当接面を、
下半部前面側の先端部を鋭角に突出させ上半部背面側の
先端部を鋭角に突出させて形成し当接時に相互当接面の
傾斜面が噛合して密着可能にするか、或いは下半部の前
面側と上半部の背面側を凸状に形成し当接時に相互当接
面が噛合して密着可能にするか、または当接面に任意形
状の凸部と凹部を形成して当接時に相互の凸部と凹部が
嵌合して密着可能な当接面にする、ことを特徴とする請
求項1乃至5のうち何れか1項記載のコンクリート製品
の可撓性連結器を構成する。
【0012】また、上記課題を解決するため創出された
本発明の請求項7では、可撓性部材が、スプリングを内
設した可撓性部材である、ことを特徴とする請求項1乃
至6のうち何れか1項記載のコンクリート製品の可撓性
連結器を構成する。
【0013】
【発明の実施の形態】〔実施例〕図1は、本発明の請求
項1に係る第1実施例の概略を示す斜視図、図2は、連
結器本体の碇着部を変えた他の実施例を示す斜視図、図
3は、第1実施例の連結状態を平面視で示す説明図、図
4は、第1実施例の連結状態を側面視で示す説明図であ
る。以下図により本発明の第1実施例を説明する。
【0014】図1は、本発明の請求項1に係る第1実施
例の概略を示す斜視図である。連結器本体10は、一端
部11中心の螺刻部12にコンクリートへの所要の定着
力(連結部に負荷される圧縮力と引張力を有する付着
力)を満たす径と長さの碇着部13(異径棒鋼)を螺締
し、碇着部13の引張方向の軸線S1に直交する当接面
14(製品端面と面一となる)を他端部に設け、該当接
面14の縦方向中心線V上の前記軸線S1との交点の上
下に上ボルト遊挿孔18bと下ボルト遊挿孔16aを穿
孔した四角枠状の鋼製の連結器本体10を形成し、連結
器本体10の当接面14内側15に装着可能な平面部2
5と下部左右図のように前記軸線S1に対して所定角度
傾斜した∧形の前面側押圧座面22と背面側押圧座面2
3を設け、下部側pdの前面側押圧座面22に直交する
ボルト孔26を当接面14の下ボルト遊挿孔16aへ向
けて穿孔し、上部側puの背面側押圧座面23に直交す
るボルトの遊挿孔28を当接面14の縦方向中心線V上
の18bへ向けて穿孔し、ボルトの遊挿孔28内に雌ネ
ジを螺刻した座金付内筒34を供回り防止のため圧入し
た合成ゴム・合成樹脂等から成る断面五角形の可撓性部
材20Aを形成し、該可撓性部材20Aのボルト孔26
を前面側(製品側面側)にして連結器本体10の当接面
内側15に接着または装着した一対の連結器本体10と
2枚の座金32及び2本のボルト30より可撓性連結器
J1を構成している。なお、前記ボルト孔26は連結器
本体10当接面の縦方向中心線V上へ向けて穿孔されて
いるため前記当接面14内側15に接する面25の下部
に符号26aで示すよう斜めに開口し、ボルトの遊挿孔
28は前記面25の上部に符号28bで示すよう斜めに
開口し、挿入されたボルト30は当接面14の縦方向中
心線V上で前記軸線S1を挟んで交差する。なお、ボル
ト30は可撓性部材20Aを介しバネ弾性力を有して緊
締されているので交差位置(開口26a,28b)で角
度変更可能な自由度を存している。
【0015】図2は、本発明の請求項1に係る連結器本
体の碇着部(アンカー部)を変えた他の実施例の斜視図
で、前述した異径棒鋼による碇着部13を、連結器本体
10に溶着した前記引張方向の軸線S1に平行して延び
る複数の異径棒鋼による碇着部13a、或いは碇着部1
3a先端をU形に閉じた碇着部13b、または連結器本
体10の一端部11の上下から引張方向へ向けて膨出し
た板状の碇着部13c等にして、埋設されたコンクリー
ト中において所定の前記定着力が得られるよう構成する
こともできる。
【0016】上記のように構成した可撓性連結器J1
は、一方のコンクリート製品A打設時に連結器本体10
のボルト孔26が前面側(製品の側面側)に向くよう揃
えて製品の一端部に埋設し、製品の他端部には図1に矢
符Rで示したよう連結器本体10を垂直面内で180度
反転して(前記ボルト孔26が前面上側になる)相互の
連結器本体10の軸線S1が同一線上になるよう埋設す
る。
【0017】図3は、本発明の請求項1に係る第1実施
例の連結状態を平面視で示す説明図で、図4は、本発明
の請求項1に係る第1実施例の連結状態を側面視で示す
説明図である。 可撓性連結器J1を連結端部に埋設し
たコンクリート製品A,B(以下、製品A,Bと称す)
の連結時には、製品A,Bを当接して両可撓性連結器J
1の軸線S1を合致させて双方の可撓性連結器J1のボ
ルト孔26から座金32を挿着したボルト30を挿入し
て、相手側の連結器の前記ボルトの遊挿孔28内の座金
付内筒34の雌ネジ部に螺入し、前記軸線S1を挟む如
くX形に交差したボルト30を前面側(製品側面側)か
らラチェットレンチ、自在継手を備えた締付工具等を用
い凹陥部ho内から短時間で容易に緊締することができ
る。連結した製品A,Bは互いに引寄せる方向へ付勢さ
れ(圧縮力を加えて)引張抵抗耐力と剪断抵抗耐力を与
えて連結でき、引張方向の軸線S1の投影線に対しθ
1,θ2と対称的角度でX形に交差して緊締したボルト
30と弾性力を有する可撓性部材20Aの相乗的効果に
より製品A,B間にバネ弾性力が維持され、地震時等の
場合製品連結部に生じる正負繰返し荷重pおよび正負繰
返し荷重qによる変位に追従し荷重の徐荷後原状に復元
する可撓性連結器J1を構成している。なお、製品連結
後には連結器本体10の空間部を掩塞するか成形した発
泡ウレタン材等を圧入し、前記凹陥部ho内に無収縮モ
ルタル・強化モルタル等を充填して防錆防蝕を計るのが
好ましい。
【0018】図5は、本発明の請求項2に係る可撓性部
材の各実施例の斜視図と断面図で、(a)は、当接面1
4の前記軸線S1との交点を中心とする欠円形断面の可
撓性部材20B1のボルト孔26とボルトの遊挿孔28
を示す斜視図と断面図で、前記当接面14に対し30°
乃至90°(30°または90°を含む)範囲内の任意
角度kn 1,kn2 ,kn3位置の下半部pdからボル
ト孔26を穿孔し、対称する角度でボルトの遊挿孔28
を上半部puから穿孔している。(b)は任意角度であ
る五角形断面の可撓性部材20B2のボルト孔26とボ
ルトの遊挿孔28(一点鎖線で示す)を示す断面図で、
(c)は、任意角度である六角形断面の可撓性部材20
B3のボルト孔26とボルトの遊挿孔28(一点鎖線で
示す)を示す断面図で、共に下半部pdの押圧座面22
または押圧座面24から直交して穿孔し、前記ボルト孔
26と対称する角度でボルト遊挿孔28(一点鎖線で示
す)を上半部puの押圧座面23または押圧座面24か
ら直交して穿孔した各可撓性部材20B1,20B2,
20B3等をそれぞれ示している。上記のように構成し
た合成ゴム・合成樹脂等から成る各可撓性部材20B
1,20B2,20B3等は製品の連結部位により選択
して用いることができ、連結器本体10の当接面14内
側15に接着または装着して使用し、バネ弾性力を維持
して連結する可撓性連結器J2を構成することができ
る。
【0019】また、図5に示す各可撓性部材の断面図の
上部には本発明の請求項4に係る座金の実施例を示して
いる。前記欠円形の可撓性部材20B1には、連続した
円弧形の締付座面を形成し平坦部fを設けた座金32a
を構成し、五角形の可撓性部材20B2と六角形の可撓
性部材20B3等には押圧座面の角度に合わせて屈曲し
た締付座面を形成した座金32b,32c等を構成し、
締付用のボルト30に所定の軸力を加えた場合に押圧力
が可撓性部材内に分散可能な座金を構成している。な
お、以上述べた座金32b,32c等は一個のボルト孔
を穿孔しているが連続した締付座面にして二個のボルト
孔を穿孔し、前記座金付内筒34に変えてナットを溶着
したりナットを用いて緊締することもできる。なお、座
金の座面に勾配を付与して直交以外のボルト孔に対応す
ることもできる。
【0020】図6に示すのは、本発明の請求項3に係る
可撓性部材の実施例の斜視図と断面図で、(a)に示す
可撓性部材20C1は、当接面14を中心とする欠円形
の可撓性部材であり、(b)に示すのは五角形の可撓性
部材20C2で、(c)に示すのは六角形の可撓性部材
20C3である。前記可撓性部材20C1,20C2,
20C3等上半部と下半部には連結器本体10の当接面
14に対して30度〜90度範囲内の任意角度に開いた
扇形の遊挿孔26Fと28Fを対称する角度で穿孔し、
挿入したボルトが前記当接面14に対し扇形の遊挿孔2
6F,28Fの角度範囲内の任意角度で緊締可能な一対
の可撓性部材を構成する。上記のように構成した合成ゴ
ム・合成樹脂等から成る各可撓性部材20C1,20C
2,20C3等は製品を現場で組付ける場合等にボルト
挿入角を選択することができ、連結器本体10の当接面
14内側15に装着しバネ弾性力を存在させて所要条件
を満たす可撓性連結器J2を構成することができる。な
お、扇形の遊挿孔26F,28F内に任意角度で挿入し
たボルト30との間隙部には挿入角を維持する図示しな
い充填部材を挿入することもできる。
【0021】また、図6の各可撓性部材断面図上部には
本発明の請求項4に係る座金の実施例をそれぞれ示して
いる。座金前記欠円形の可撓性部材20C1には、円弧
形の締付座面を形成し平坦部fを設けた座金32aを構
成し、五角形の可撓性部材20C2と六角形の可撓性部
材20C3等には押圧座面の角度に合わせて屈曲させた
締付座面の座金32d,32e等を構成し、締付用のボ
ルト30に所定の軸力を加えた場合に押圧力が可撓性部
材内に分散可能な座金を構成している。なお、以上述べ
た座金は一個のボルト孔を穿孔しているが前記座金32
aの如く連続した締付座面にして二個のボルト孔(平坦
面fで囲繞した)を穿孔し、前記座金付内筒34に変え
てナットを溶着したりナットを用いて緊締することもで
きる。
【0022】図7は、本発明の請求項5に係る実施例の
概略を示す斜視図で、U字溝・暗渠ブロック等の製品ま
たは分割して製造した組立製品等への適用を示してい
る。この実施例の連結器本体10Lは、埋設したコンク
リートに対して所要の定着力が得られる径と長さの碇着
部13(異径棒鋼)を一端部11中心から引張方向へ延
設し、他端部に碇着部13の引張方向に直交する当接面
14(製品端面と面一となる)を設け、該当接面14の
縦方向中心線V上にボルト遊挿孔16aを穿孔した横L
字形の鋼製の連結器本体10Lを形成し、該連結器本体
10Lに装着する平面部25と引張方向の軸線S1の投
影線に対して所定角度上面または下面へ向けて傾斜した
押圧座面27を設け、該押圧座面27に直交するボルト
孔26を前記ボルト挿入孔16aへ向けて穿孔した可撓
性部材20Lを形成し、前記連結器本体10Lの当接面
14の内側面15に可撓性部材20Lを接着または装着
した一対の連結器本体10Lと2枚の座金及び1本のボ
ルトと1個のナットよりなる可撓性連結器J5であっ
て、両連結器本体10Lの引張方向の軸線S1が合致す
るようコンクリート製品端部に埋設し、コンクリート製
品当接時に一方の連結器本体10Lに可撓性部材20L
のボルト孔26から座金32を挿着したボルト30を挿
入し、他方の連結器本体10Lの可撓性部材20Lに座
金32とナット36で緊締可能にした可撓性連結器J5
を構成している。
【0023】上記可撓性連結器J5は、U字溝・暗渠ブ
ロック等製品の対峠する両側の水路壁部wに1箇所また
は上下2箇所に埋設し、製品の連接時に連結するコンク
リート製品A,B間を互いに引寄せる方向へ付勢して
(圧縮力を与え)引張抵抗耐力と剪断抵抗耐力を与えて
連結でき、地震時等の場合製品連結部に生じる正負繰返
し荷重による変位に追従させ徐荷後復元して戻るよう、
緊締したボルト30と弾性力を有する可撓性部材20L
の相乗的効果により製品A,B間にバネ弾性力を存在さ
せて連結することができる。なお、製品連結後には連結
器本体の空間部を掩塞するか成形した発泡ウレタン材等
を圧入し前記凹陥部ho内に無収縮モルタル・強化モル
タル等を充填して防錆防蝕を計るのが好ましい。
【0024】図8は、本発明の請求項6に係る各実施例
の概略を示す斜視図である。図8(a)に示すのは、一
対の連結器本体10の当接面14を、上下に二分割して
下半部前面側の先端部14fを鋭角に突出させ上半部背
面側の先端部14rを鋭角に突出させて形成し、突出部
の1/2を製品端部から突出させて埋設(連結される製
品Bには図1に示したように180°回転させて埋設)
すれば、当接時に相互当接面の傾斜面14F,14Rが
噛合して密着可能になり、連結部の耐剪断抵抗力の向上
と連結時の位置合わせが容易になる。
【0025】図8(b)に示すのは、一対の連結器本体
10の当接面14を、図示のように四分割して例えば下
半部の前部側14Dと上半部背面側14Uを凸状に形成
し残部14hを凹状に形成し、連結器本体10の凸状部
14D,14Uを製品端部から1/2突出させて埋設す
れば、当接時に相互の凹凸した当接面が噛合して密着可
能になり、連結部の耐剪断抵抗力の向上と連結時の位置
合わせが容易になる。
【0026】図8(c)に示すのは、一対の連結器本体
10の当接面14に、任意寸法突出させた突出部Pと突
出部Pを収容可能な凹部Hを形成し、当接時に突出部P
と凹部Hが相互に嵌合して当接面を密着可能に形成し、
製品A,B製造時に連結器本体の当接面14を製品端面
に位置するよう埋設すれば、引張抵抗耐力と可撓性に加
えて耐剪断抵抗力の向上と連結時の位置合わせが容易に
なる有用な実施例で、本発明のコンクリート製品の各可
撓性連結器に適用することができる。
【0027】以上述べた各可撓性連結器は、締付けるボ
ルトの軸線が引張方向と平行せずに外側へ偏向している
ので連結時の緊締作業が容易で、凹陥部の容積も小さい
ため連結後に充填する高価な充填材も少量ですみ有利で
ある。
【0028】図9は、本発明の請求項7に係る実施例の
概略を示す説明図である。この実施例では可撓性部材2
0Sのボルト孔26とボルトの遊挿孔28内にスプリン
グ40を挿入するか、可撓性部材20の成形時にスプリ
ング40を埋設した可撓性部材20Sを構成すれば、該
可撓性部材20Sが押圧スプリング40と一体化して圧
縮されて強力なバネ弾性力をの維持して連結されるの
で、地震時等の場合に製品連結部に加わる許容応力範囲
内の繰返荷重による変位に速やかに追従し徐荷後に原状
回復が可能となり、敷設した製品の耐力性能を向上させ
車輌通行による震動の減衰等にも有用に作用する。
【0029】図10は、本発明を適用したコンクリート
製品の概略を示す斜視図で(a)に示す大型の暗渠ブロ
ックBXへの適用例では、底版ブロックBcの両端に可
撓性連結器を配設して左右の側壁ブロックBbを立設
し、その上部に可撓性連結器を介して上版ブロックBa
を載置した組立例で、図示しないより大型のボックスカ
ルバート・組立アーチカルバート等に応用でき、必要に
応じて長さ方向に多数の可撓性連結器を用いることもで
き、その際X形に交差するボルトの締付角度θの異なる
可撓性連結器を混在させることもできる。(b)に示す
のは、対峠する両水路壁wの上下2箇所に可撓性連結器
を用いた大型の水路ブロックBUで、製品の連結端部E
を当接面として前記軸線S1を挟む如くX形に交差した
ボルト30の緊締により碇着部の軸線に働く軸方向耐力
と相互当接面に働く剪断耐力及び可撓性を備えて連結可
能に構成し、地震時等には連結した相互製品間に生じる
許容応力範囲内の応力による変位に追従し、応力が除か
れた時点で原状に復帰できる組立製品を構築または連接
することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る可撓性連結器を
適用すれば、連結する製品を互いに引き寄せる方向へ付
勢して、引張抵抗耐力と剪断抵抗耐力及び可撓性を備え
ることができ、締付ボルトの軸線が製品の側面側へ偏向
しているので連結作業の時間短縮と安全かつ省力化が計
れ製造から施工に至るトータルコスト縮減に有用であ
り、合成ゴム・合成樹脂等から成る可撓性部材と引張軸
線に対しX形に交差して緊締したボルトとの相乗効果に
より製品間にバネ弾性力を存在させて連結するので地震
時等の場合に製品連結部に生じる正負繰返し荷重による
変位に追従し荷重の徐荷後に原状に復帰する効果があ
る。
【0031】また、請求項2,3,4に係る本発明を適
用すれば、前記効果に加え製品の連結部をX形に交差し
て緊締する場合にボルトの挿入角度を使用目的により最
適に選択することができる。
【0032】また、請求項5に係る本発明は、U字溝・
暗渠ブロック等の製品または分割して製造した組立製品
等に適用可能な可撓性連結器で、緊締したボルトと可撓
性部材により製品間にバネ弾性力を存在させて連結する
ので、地震時等の場合に製品連結部に生じる許容応力範
囲内の変位に追従し、荷重の徐荷後に原状に復帰する効
果がある。
【0033】更に、請求項6に係る本発明を適用すれ
ば、製品連結部の耐剪断抵抗力の強化と製品連結時の位
置合わせが容易になり、連結作業の時間短縮と省力化が
計れる効果がある。
【0034】また、請求項7に係る本発明を適用すれ
ば、可撓性部材に内設したスプリングにより強力なバネ
弾性力を維持して連結できるので、地震時等の場合に製
品連結部に生じる急速な変位に速やかに追従し負荷の徐
荷後急速に原状復帰でき敷設した製品の耐力性能を向上
させ車輌通行による震動の減衰等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の請求項1に係る実施例の概略を示
す斜視図である。
【図2】は、本発明の請求項1に係る連結器本体の碇着
部を変えた他の実施例の斜視図である。
【図3】は、本発明の請求項1に係る実施例の連結状態
を平面視で示す説明図である。
【図4】は、本発明の請求項1に係る実施例の連結状態
を側面視で示す説明図である。
【図5】は、本発明の請求項2,4に係る可撓性部材の
各実施例の斜視図と断面図である。
【図6】は、本発明の請求項3,4に係る可撓性部材の
各実施例の斜視図と断面図である。
【図7】は、本発明の請求項5に係る実施例の概略を示
す斜視図である。
【図8】は、本発明の請求項6に係る当接面の斜視図で
ある。
【図9】は、本発明の請求項7に係る可撓性部材の説明
図である。
【図10】は、本発明の可撓性連結器を暗渠ブロック・
水路ブロック等製品に適用した説明図である。
【図11】は、従来技術の連結器の説明図である。
【符号の説明】
A−連結する一方のコンクリート製品 B−連結する他方のコンクリート製品 ho−コンクリート製品側面の凹陥部 j−従来技術の連結器 J1−請求項1に係る可撓性連結器 J5−請求項5に係る可撓性連結器 S1−引張方向の軸線 V−縦方向中心線 10−連結器本体 10L−L形の連結器本体 12−螺刻部 13−碇着部 14−当接面 15−当接面の内側 20A−請求項1に係る可撓性部材 20B1,20B2,20B3−請求項2に係る可撓性
部材 20C1,20C2,20C3−扇形のボルト遊挿孔を
有する可撓性部材 20L−L形の連結器本体の可撓性部材 22−前面側の押圧座面(可撓性部材の) 23−背面側の押圧座面(可撓性部材の) 24−当接面と平行な押圧座面(可撓性部材の) 25−可撓性部材の当接面の内側に接する面 26−ボルト孔(押圧座面22の) 26F−扇形のボルト遊挿孔 28−ボルトの遊挿孔(押圧座面23の) 28F−扇形のボルト遊挿孔 30−ボルト 32−座金 34−座金付内筒(雌ネジを螺刻した)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート製品を連結するため、一端
    部に碇着部を突設し他端部に連結用ボルト孔を設けたコ
    ンクリート製品の連結器において、 一端部に碇着部を突設または螺締し、他端部に碇着部の
    引張方向の軸線に対して直交する当接面を設け、該当接
    面の縦方向中心線と前記軸線との交点の上下にボルトの
    遊挿孔を穿孔した一対の四角枠状の連結器本体を形成
    し、該連結器本体に装着する平面部と前記軸線に対して
    所定角度傾斜した∧形の押圧座面を設け、下半部前面側
    の押圧座面に直交するボルト孔を当接面の縦方向中心線
    上へ向けて穿孔し、上半部背面側の押圧座面に直交する
    ボルト遊挿孔を当接面の縦方向中心線上へ向けて穿孔
    し、ボルト遊挿孔内に雌ネジ部を螺刻した座金付内筒を
    嵌入した可撓性部材を形成し、該可撓性部材のボルト孔
    を前面側にして連結器本体の当接面内側に装着した一対
    の連結器本体と2枚の座金及び2本のボルトよりなる連
    結器であって、両連結器本体のボルト孔を前面側に揃え
    当接時に引張方向の軸線が合致するようコンクリート製
    品端部に埋設し、コンクリート製品当接時にボルト孔か
    ら座金を挿着したボルトを挿入し前記座金付内筒の雌ネ
    ジ部に螺合して、前記軸線を挟む如くX形に交差して緊
    締可能に構成した、ことを特徴とするコンクリート製品
    の可撓性連結器。
  2. 【請求項2】 連結器本体に使用する可撓性部材が、連
    結器本体に装着する平面部と当接面を中心とする欠円形
    或いは任意角度傾斜した多角形の押圧座面を設け、前記
    当接面に対し30度乃至90度範囲内の所定角度のボル
    ト孔を下半部前面側の押圧座面に直交して当接面の縦方
    向中心線上へ向けて穿孔し、前記当接面に対し30度乃
    至90度範囲内の所定角度のボルト遊挿孔を上半部背面
    側の押圧座面に直交して当接面の縦方向中心線上へ向け
    て穿孔し、ボルト遊挿孔内に雌ネジ部を螺刻した座金付
    内筒を嵌入した可撓性部材を形成し、コンクリート製品
    当接時に前記ボルト孔から座金を装着した2本のボルト
    を挿入し、当接面に対し前記範囲内の所定角度で前記軸
    線を挟む如く交差または平行して緊締可能な一対の可撓
    性部材である、ことを特徴とする請求項1記載のコンク
    リート製品の可撓性連結器。
  3. 【請求項3】 連結器本体に使用する可撓性部材が、連
    結器本体に装着する平面部と当接面を中心とする欠円形
    または任意角度傾斜した多角形の押圧座面を設け、前記
    当接面に対し30度乃至90度範囲内の任意角度の扇形
    のボルト遊挿孔を下半部前面側の押圧座面から当接面の
    縦方向中心線上へ向けて穿孔し、前記当接面に対し30
    度乃至90度範囲内の任意角度の扇形のボルト遊挿孔を
    上半部背面側の押圧座面から当接面の縦方向中心線上へ
    向けて穿孔した可撓性部材を形成し、該可撓性部材のボ
    ルト遊挿孔入口部に係合可能な締付座面を有し任意位置
    にボルト孔を穿孔した複数の座金を設け、コンクリート
    製品当接時にボルト遊挿孔から前記座金を介して2本の
    ボルトを挿入し、前記座金と2個のナットを用いて当接
    面に対し前記範囲内の任意角度で前記軸線を挟む如く交
    差または平行して緊締可能な一対の可撓性部材である、
    ことを特徴とする請求項1記載のコンクリート製品の可
    撓性連結器。
  4. 【請求項4】 可撓性部材の押圧座面に対応する座金
    が、湾曲または屈曲した締付座面を有し1個または2個
    のボルト孔を穿孔した座金である、ことを特徴とする請
    求項1乃至3のうち何れか1項記載のコンクリート製品
    の可撓性連結器。
  5. 【請求項5】 コンクリート製品を連結するため、一端
    部に碇着部を突設し他端部に連結用ボルト孔を設けたコ
    ンクリート製品の連結器において、一端部に碇着部を突
    設または螺着し、他端部に碇着部の引張方向の軸線に対
    して直交する当接面を設け、該当接面の縦方向中心線と
    前記軸線の投影線との交点にボルト遊挿孔を穿孔した一
    対の横L形の連結器本体を形成し、該連結器本体に装着
    する平面部と前記軸線の投影線に対して所定角度上面ま
    たは下面へ向けて傾斜した押圧座面を設け、該押圧座面
    に直交するボルト孔を前記交点へ向けて穿孔した可撓性
    部材を形成し、前記当接面の内側面に接着または装着し
    た一対の連結器本体と、2枚の座金と1個のナット及び
    1本のボルトよりなる連結器であって、両連結器本体の
    引張方向の軸線が合致するようコンクリート製品端部に
    埋設し、コンクリート製品当接時に一方の連結器本体の
    ボルト孔から座金を挿着したボルトを挿入し、他方の連
    結器本体に座金とナットで緊締可能に構成した、ことを
    特徴とするコンクリート製品の可撓性連結器。
  6. 【請求項6】 一対の連結器本体の当接面を、下半部前
    面側の先端部を鋭角に突出させ上半部背面側の先端部を
    鋭角に突出させて形成し当接時に相互当接面の傾斜面が
    噛合して密着可能にするか、或いは下半部の前面側と上
    半部の背面側を凸状に形成し当接時に相互当接面が噛合
    して密着可能にするか、または当接面に任意形状の凸部
    と凹部を形成して当接時に相互の凸部と凹部が嵌合して
    密着可能にする、ことを特徴とする請求項1乃至5のう
    ち何れか1項記載のコンクリート製品の可撓性連結器。
  7. 【請求項7】 可撓性部材が、スプリングを内設した可
    撓性部材である、ことを特徴とする請求項1乃至6うち
    何れか1項記載のコンクリート製品の可撓性連結器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036201A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Michinori Umezawa コンクリート製品等の制震継手構造と目地開き対策施工法
JP2016205034A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 植村 誠 オープンシールド工法
JP2016205035A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 植村 誠 オープンシールド工法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2016205034A (ja) * 2015-04-27 2016-12-08 植村 誠 オープンシールド工法
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