JP2003261560A - 2−(ビニルイミノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体 - Google Patents

2−(ビニルイミノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体

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JP2003261560A
JP2003261560A JP2002060951A JP2002060951A JP2003261560A JP 2003261560 A JP2003261560 A JP 2003261560A JP 2002060951 A JP2002060951 A JP 2002060951A JP 2002060951 A JP2002060951 A JP 2002060951A JP 2003261560 A JP2003261560 A JP 2003261560A
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JP
Japan
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carbon atoms
linear
ring
branched alkyl
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Application number
JP2002060951A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Shirota
靖彦 城田
Gunsho O
軍勝 於
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Osaka Industrial Promotion Organization
Original Assignee
Osaka Industrial Promotion Organization
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた熱安定性および高い蛍光量子収率を示
し、EL素子用赤色発光材料等への使用に適した有機物
質を提供する。 【解決手段】 本発明者らは、下記一般式(1)で表さ
れる新規な2−(ビニルイミノ)−5,6−ベンゾピラ
ン誘導体を発明し、これらが優れた熱安定性および高い
蛍光量子収率を示すことを見出した。本発明のEL素子
は、前記本発明の2−(ビニルイミノ)−5,6−ベン
ゾピラン誘導体を含むことにより、高い発光効率を示
し、色純度の高い赤色発光が得られる。さらに、熱安定
性に優れているから、屋内照明やレーザー光源等、様々
な用途への応用が期待できる。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な2−(ビニ
ルイミノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体およびそれを
用いたEL素子に関する。
【0002】
【従来の技術】エレクトロルミネッセンス素子(以下、
「EL素子」という場合がある。)は、ディスプレイ用
をはじめとして様々な用途への応用が検討されており、
最近、有機材料を使用した有機EL素子が注目を集めて
いる。有機物質は無機物質に比べて多様な化学修飾が可
能であるため、適切な分子設計により、EL素子が必要
とする物性および機能を発現することができると考えら
れるためである。
【0003】有機EL素子は、有機固体薄膜を二つの電
極ではさんだ構造をもち、その発光の原理は以下のよう
に説明される。すなわち、直流電圧印加により陽極から
正孔が、陰極から電子がそれぞれ有機層に注入され、有
機層中で再結合し、その際に生じる励起種から発光が得
られる。
【0004】有機EL素子をフルカラーディスプレイへ
応用するためには、高い発光効率を示す青、緑、赤の3
色の素子が必要となる。これまで、高い発光効率を示す
青および緑色発光素子の開発が行われてきたが、高い発
光効率を示す赤色素子の開発は未だ達成されていない。
これを達成するためには、優れた発光特性を示すEL素
子用赤色発光材料の開発が必要である。
【0005】有機EL素子用の赤色発光材料に関して、
これまでにいくつかのπ共役系分子が報告されている
が、そのほとんどは、蛍光量子収率が低い、赤色の色純
度が低い、熱安定性が低いなどの問題点があった。この
ため優れた輝度・効率を有する赤色発光EL素子の構築
は困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、優れた熱安定性および高い蛍光量子収率を示
し、EL素子用赤色発光材料等への使用に適した有機物
質を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、下記一般式
(1)で表される新規な2−(ビニルイミノ)−5,6
−ベンゾピラン誘導体を発明し、これらが優れた熱安定
性および高い蛍光量子収率を示すことを見出した。
【化6】 ただし、式中、R1は電子供与基であり、R2は、炭素数
1〜6のアルキル基、または、1〜4個の4〜7員環か
らなる不飽和の単環または縮合環(それぞれの環はヘテ
ロ原子を含んでいてもいなくても良く、そして、前記環
は1個以上の置換基でさらに置換されていても良く、そ
れらの置換基は同一であるかまたは異なり、炭素数1〜
6の直鎖もしくは分枝アルキル基、または、任意に炭素
数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基で置換されたフ
ェニル基である。)であり、R3およびR4は電子吸引基
であり、それぞれ同一であるかまたは異なる。
【0008】本発明のEL素子は、前記本発明の2−
(ビニルイミノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体を少な
くとも一種類含むことにより、高い発光効率を示す。ま
た、熱安定性に優れているから、屋内照明やレーザー光
源等、様々な用途への応用が期待できる。
【0009】本発明のEL素子は、前記本発明の2−
(ビニルイミノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体が、発
光層に含まれる赤色発光材料であることが好ましい。こ
れにより、優れた発光効率を示す赤色発光EL素子とし
て使用することができる。
【0010】また、前記本発明の2−(ビニルイミノ)
−5,6−ベンゾピラン誘導体は、EL素子用発光材料
として用いる場合は、スペクトルの半値幅が150nm
以下であることが好ましい。この構成を有することによ
り、色純度の高い発色を得ることができる。前記スペク
トルの半値幅は、より好ましくは100nm以下、特に
好ましくは70nm以下、最適には60nm以下であ
る。前記半値幅の下限は特に限定されないが、通常20
nm以上である。
【0011】前記式(1)において、R1、R3およびR
4が下記の条件を満たすことが好ましい。すなわち、R1
は、下記一般式(2)〜(5)のいずれかで表される置
換基であり、
【化7】 式(2)〜(5)中、R5およびR6は、それぞれ同一で
あるかまたは異なり、水素、ヒドロキシ基、炭素数1〜
6の直鎖もしくは分枝アルキル基、炭素数1〜6の直鎖
もしくは分枝アルコキシ基、ベンゾピラン環に結合した
炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキレン基、また
は、1〜4個の4〜7員環からなる飽和もしくは不飽和
の単環もしくは縮合環(それぞれの環はヘテロ原子を含
んでいてもいなくても良く、そして、前記環は1個以上
の置換基でさらに置換されていても良く、それらの置換
基は同一であるかまたは異なり、炭素数1〜6の直鎖も
しくは分枝アルキル基、炭素数1〜6の直鎖もしくは分
枝アルコキシ基、アミノ基(ただし、そのアミノ基は、
1個以上の置換基でさらに置換されていても良く、それ
らの置換基は同一であるかまたは異なり、炭素数1〜6
の直鎖もしくは分枝アルキル基、またはフェニル基であ
る。)、または、フェニル基(ただし、そのフェニル基
は、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基または
炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルコキシ基でさらに
置換されていても良い。)である。)であり、R7は、
水素、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基、ベ
ンゾピラン環に結合した炭素数1〜6の直鎖もしくは分
枝アルキレン基、または、1〜4個の4〜7員環からな
る飽和もしくは不飽和の単環もしくは縮合環(それぞれ
の環はヘテロ原子を含んでいてもいなくても良く、そし
て、前記環は1個以上の置換基でさらに置換されていて
も良く、それらの置換基は同一であるかまたは異なり、
炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基、炭素数1
〜6の直鎖もしくは分枝アルコキシ基、アミノ基(ただ
し、そのアミノ基は、1個以上の置換基でさらに置換さ
れていても良く、それらの置換基は同一であるかまたは
異なり、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基、
またはフェニル基である。)、または、フェニル基(た
だし、そのフェニル基は、炭素数1〜6の直鎖もしくは
分枝アルキル基または炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝
アルコキシ基でさらに置換されていても良い。)であ
る。)であり、R8は、炭素数1〜6の直鎖または分枝
アルキレン基、または、1〜4個の4〜7員環からなる
飽和もしくは不飽和の単環もしくは縮合環(それぞれの
環はヘテロ原子を含んでいてもいなくても良く、そし
て、前記環は1個以上の置換基でさらに置換されていて
も良く、それらの置換基は同一であるかまたは異なり、
炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基、炭素数1
〜6の直鎖もしくは分枝アルコキシ基、アミノ基(ただ
し、そのアミノ基は、1個以上の置換基でさらに置換さ
れていても良く、それらの置換基は同一であるかまたは
異なり、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基、
またはフェニル基である。)、または、フェニル基(た
だし、そのフェニル基は、炭素数1〜6の直鎖もしくは
分枝アルキル基または炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝
アルコキシ基でさらに置換されていても良い。)であ
る。)であり、R9およびR10は、それぞれ同一である
かまたは異なり、水素、ヒドロキシ基、炭素数1〜6の
直鎖もしくは分枝アルキル基、炭素数1〜6の直鎖もし
くは分枝アルコキシ基、ベンゾピラン環に結合した炭素
数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキレン基、または、1
〜4個の4〜7員環からなる飽和もしくは不飽和の単環
もしくは縮合環(それぞれの環はヘテロ原子を含んでい
てもいなくても良く、そして、前記環は1個以上の置換
基でさらに置換されていても良く、それらの置換基は同
一であるかまたは異なり、炭素数1〜6の直鎖もしくは
分枝アルキル基、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アル
コキシ基、アミノ基(ただし、そのアミノ基は、1個以
上の置換基でさらに置換されていても良く、それらの置
換基は同一であるかまたは異なり、炭素数1〜6の直鎖
もしくは分枝アルキル基、またはフェニル基であ
る。)、または、フェニル基(ただし、そのフェニル基
は、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基または
炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルコキシ基でさらに
置換されていても良い。)である。)であり、R11は、
炭素数1〜6の直鎖または分枝アルキレン基、または、
1〜4個の4〜7員環からなる飽和もしくは不飽和の単
環もしくは縮合環(それぞれの環はヘテロ原子を含んで
いてもいなくても良く、そして、前記環は1個以上の置
換基でさらに置換されていても良く、それらの置換基は
同一であるかまたは異なり、炭素数1〜6の直鎖もしく
は分枝アルキル基、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝ア
ルコキシ基、アミノ基(ただし、そのアミノ基は、1個
以上の置換基でさらに置換されていても良く、それらの
置換基は同一であるかまたは異なり、炭素数1〜6の直
鎖もしくは分枝アルキル基、またはフェニル基であ
る。)、または、フェニル基(ただし、そのフェニル基
は、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基または
炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルコキシ基でさらに
置換されていても良い。)である。)であり、R12は、
水素、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基、ベ
ンゾピラン環に結合した炭素数1〜6の直鎖もしくは分
枝アルキレン基、または、1〜4個の4〜7員環からな
る飽和もしくは不飽和の単環もしくは縮合環(それぞれ
の環はヘテロ原子を含んでいてもいなくても良く、そし
て、前記環は1個以上の置換基でさらに置換されていて
も良く、それらの置換基は同一であるかまたは異なり、
炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基、炭素数1
〜6の直鎖もしくは分枝アルコキシ基、アミノ基(ただ
し、そのアミノ基は、1個以上の置換基でさらに置換さ
れていても良く、それらの置換基は同一であるかまたは
異なり、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基、
またはフェニル基である。)、または、フェニル基(た
だし、そのフェニル基は、炭素数1〜6の直鎖もしくは
分枝アルキル基または炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝
アルコキシ基でさらに置換されていても良い。)であ
る。)である。R3およびR4は、それぞれ同一であるか
または異なり、ハロゲン、シアノ基、ニトロ基、スルホ
基、炭素数1〜6のアルコキシスルホニル基(ただし、
そのアルキル基は1個以上のハロゲンで置換されていて
も良い。)、炭素数1〜6のアルキルスルホニル基(た
だし、そのアルキル基は1個以上のハロゲンで置換され
ていても良い。)、ホルミル基、カルボキシル基、炭素
数1〜6のアルカノイル基、炭素数1〜6のアルコキシ
カルボニル基、または1個以上のハロゲンで置換された
炭素数1〜6のアルキル基である。
【0012】また、前記式(1)において、R1〜R4
下記の条件を満たすことがより好ましい。すなわち、R
1は、一般式(2)または(3)で表される置換基であ
り、
【化8】 式(2)および(3)中、R5およびR6は、それぞれ同
一であるかまたは異なり、メチル基、エチル基、n-プロ
ピル基、sec-プロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、
tert-ブチル基、ベンゾピラン環のオルト位に結合した
トリメチレン基、フェニル基、o−トルイル基、m−トル
イル基、p−トルイル基、o−ビフェニル基、m−ビフェ
ニル基、p−ビフェニル基、4-(ジフェニルアミノ)フ
ェニル基、ナフチル基、アントリル基、フルオレニル基
または9,9−ジメチルフルオレニル基であり、R
7は、メチル基、エチル基、n-プロピル基、sec-プロピ
ル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、ベ
ンゾピラン環のオルト位に結合したトリメチレン基、フ
ェニル基、o−トルイル基、m−トルイル基、p−トルイ
ル基、o−ビフェニル基、m−ビフェニル基、p−ビフェ
ニル基、ナフチル基、アントリル基、フルオレニル基ま
たは9,9−ジメチルフルオレニル基である。そして、
2は、メチル基、エチル基、n-プロピル基、sec-プロ
ピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、
フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、アントリル
基、ピリジル基、ピロリル基、チエニル基、フリル基ま
たはオキサジアゾイル基(ただし、前記環状の基は1個
以上の置換基でさらに置換されていてもよく、それらの
置換基は同一であるかまたは異なり、メチル基、エチル
基、n-プロピル基、sec-プロピル基、n-ブチル基、sec-
ブチル基またはtert-ブチル基である。)であり、R3
よびR4は、それぞれ同一であるかまたは異なり、フル
オロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード基、シアノ基、ニ
トロ基、スルホ基、ホルミル基、カルボキシル基、また
はトリフルオロメチル基である。
【0013】R1〜R4は、下記の条件を満たすことがさ
らに好ましい。すなわち、R1は、一般式(2)または
(3)で表される置換基であり、
【化9】 式(2)および(3)中、R5およびR6は、それぞれ同
一であるかまたは異なり、メチル基、エチル基、ベンゾ
ピラン環のオルト位に結合したトリメチレン基、フェニ
ル基、4-(ジフェニルアミノ)フェニル基、または
9,9−ジメチルフルオレン−2−イル基であり、R7
は、メチル基、エチル基、n-プロピル基、sec-プロピル
基、n-ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、ベン
ゾピラン環のオルト位に結合したトリメチレン基、また
はフェニル基である。そして、R2は、メチル基、エチ
ル基、n-プロピル基、sec-プロピル基、n-ブチル基、se
c-ブチル基、tert-ブチル基、フェニル基、p−トルイ
ル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、9−アントリ
ル基、2−チエニル基、またはオキサジアゾイル基であ
り、R3およびR4は、それぞれ同一であるかまたは異な
り、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード基、シア
ノ基、ニトロ基、スルホ基、ホルミル基、カルボキシル
基、またはトリフルオロメチル基である。
【0014】前記式(1)の2−(ビニルイミノ)−
5,6−ベンゾピラン誘導体のうち、特に好ましいの
は、下記式(A−1)〜(A−9)のいずれかで表され
る誘導体である。
【化10】
【0015】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態につい
て説明する。
【0016】(合成方法)本発明の2−(ビニルイミ
ノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体の合成方法は特に限
定されないが、例えば、下記一般式(6)、(7)およ
び(8)で表される化合物から合成することができる。
1〜R4の定義は、前記の通りである。
【化11】
【0017】前記式(6)〜(8)の化合物を用いた合
成方法は特に限定されず、公知の方法を用いることがで
きるが、例えば、以下のようにして行う。すなわち、ま
ず、式(6)の化合物と、式(7)の化合物と、ピペリ
ジン等の触媒とを混合し、メシチレン等の溶媒中で加熱
攪拌して反応させる。反応温度および反応時間は特に限
定されないが、例えば、70〜150℃で10分〜2時
間反応させる。つぎに、その中に式(8)の化合物を混
合し、加熱攪拌してさらに反応させる。このときの反応
温度および反応時間も特に限定されないが、例えば、7
0〜150℃で10分〜2時間反応させる。このように
して式(1)の2−(ビニルイミノ)−5,6−ベンゾ
ピラン誘導体を得ることができる。
【0018】(EL素子)つぎに、本発明の2−(ビニ
ルイミノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体を用いたEL
素子について説明する。
【0019】本発明のEL素子の形態は特に限定されな
いが、例えば、図1〜図5の各図に示す形態が可能であ
る。
【0020】図1に、本発明のEL素子の一例を示す。
このEL素子は、ガラス基板1の上に、陽極2、発光層
3および陰極(背面電極)4がこの順番で積層されてい
る。陽極2および陰極4には、それぞれ導線6が接続さ
れており、導線6の他端は電源(図示せず)に接続され
ている。
【0021】図2に、本発明のEL素子のその他の一例
を示す。このEL素子は、ガラス基板1の上に、陽極
2、正孔輸送層5、発光層3および陰極4がこの順番で
積層されている。それ以外は図1のEL素子と同様であ
る。
【0022】図3に、本発明のEL素子のさらにその他
の一例を示す。このEL素子は、ガラス基板1の上に、
陽極2、発光層3、電子輸送層7および陰極4がこの順
番で積層されている。それ以外は図1のEL素子と同様
である。
【0023】図4に、本発明のEL素子のさらにその他
の一例を示す。このEL素子は、ガラス基板1の上に、
陽極2、正孔輸送層5、発光層3、電子輸送層7および
陰極4がこの順番で積層されている。それ以外は図1の
EL素子と同様である。
【0024】図5に、本発明のEL素子のさらにその他
の一例を示す。このEL素子は、ガラス基板1の上に、
陽極2、正孔輸送層5、発光層3、正孔阻止層8、電子
輸送層7および陰極4がこの順番で積層されている。そ
れ以外は図1のEL素子と同様である。
【0025】上記各EL素子において、陽極2は特に限
定されないが、例えば、ITO電極等の透明電極が好ま
しい。陰極4も特に限定されないが、例えば、マグネシ
ウム−銀合金電極、アルミニウム電極、カルシウム電
極、リチウム/アルミニウム積層電極、またはフッ化リ
チウム/アルミニウム積層電極等が好ましい。また、ガ
ラス基板1は、ガラスに代えて、例えばPETフィルム
等の材質を使用しても良い。
【0026】上記各EL素子は、少なくとも発光層3
が、本発明の2−(ビニルイミノ)−5,6−ベンゾピ
ラン誘導体を含む。発光層3は、本発明の2−(ビニル
イミノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体のみで構成され
ていても良いが、本発明の2−(ビニルイミノ)−5,
6−ベンゾピラン誘導体が正孔輸送性ホスト材料や電子
輸送製ホスト材料等の中に分散していることが好まし
い。正孔輸送層5、電子輸送層7および正孔阻止層8は
特に限定されず、公知の材料を使用することができる。
【0027】前記各層に含まれる物質のうち、本発明の
2−(ビニルイミノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体以
外で好ましい物質としては、例えば、下記の物質があ
る。なお、以下に記載する学術文献は、すべて本発明者
らの発明に係る文献である。
【0028】正孔輸送材料としては、例えばトリアリー
ルアミン誘導体が好ましく、より好ましくは、4,
4’,4”−トリス(3−メチルフェニルフェニルアミ
ノ)トリフェニルアミン(以下、略して「m−MTDAT
A」と呼ぶことがある)[Chem. Lett., 1989,1145.]や、
4,4’,4”−トリス(1−ナフチルフェニルアミノ)
トリフェニルアミン(以下、略して「1−TNATA」と
呼ぶことがある)および4,4’,4”−トリス(2−
ナフチルフェニルアミノ)トリフェニルアミン(以下、
略して「2−TNATA」と呼ぶことがある)[J. Lumi
n., 72-74, 985 (1997).]や、4,4’,4”−トリス
[ビフェニル−2−イル(フェニル)アミノ]トリフェニ
ルアミン(以下、略して「o−PTDATA」と呼ぶこと
がある)、4,4’,4”−トリス[ビフェニル−3−
イル(フェニル)アミノ]トリフェニルアミン(以下、略
して「m−PTDATA」と呼ぶことがある)および4,
4’,4”−トリス[ビフェニル−4−イル(3−メチ
ルフェニル)アミノ]トリフェニルアミン(以下、略して
「p−PMTDATA」と呼ぶことがある)[Synth. Me
t., 111, 387(2000)]や、4,4’、4”−トリス[9,
9−ジメチル−2−フルオレニル(フェニル)アミノ]
トリフェニルアミン(以下、略して「TFATA」と呼ぶ
ことがある)[Chem. Lett., 2000, 1834.]等である。以
下に、上記各化合物の構造式を示す。
【0029】
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】
【化16】
【化17】
【化18】
【0030】正孔輸送性ホスト材料として好ましいの
は、例えば、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−
メチルフェニル)−[1,1’−ビフェニル]−4,4’
−ジアミン(以下、略して「TPD」と呼ぶことがある)お
よびN,N’−ジ(1−ナフチル)−N,N’−ジフェニル
−[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジアミン(以
下、略して「α-NPD」と呼ぶことがある)や、N,N’−ジ
(ビフェニル−4−イル)−N,N’−ジフェニル−
[1,1’−ビフェニル]−4,4’−ジアミン(以下、
略して「p-BPD」と呼ぶことがある)[Synth. Met., 111,
387 (2000)]や、N,N’−ビス(9,9−ジメチル−2
−フルオレニル)−N,N’−ジフェニル−9,9−ジメ
チルフルオレン−2,7−ジアミン(以下、略して「PFF
A」と呼ぶことがある)[Mater. Sci. Eng. B, 85, 135
(2001)]や、N,N,N’,N’−テトラキス(9,9−ジ
メチル−2−フルオレニル)−[1,1’−ビフェニル]
−4,4’−ジアミン(以下、略して「FFD」と呼ぶこと
がある)[Chem. Lett., 2000, 1834.]や、トリ[パラタ
ーフェニル−4−イル]アミン(以下、略して「p-TTA」と
呼ぶことがある)[Synth. Met., 91, 243 (1997).]や、
N,N−ビス(9,9−ジメチル−2−フルオレニル)ア
ニリン(以下、略して「F2PA」と呼ぶことがある)や、
1,3,5−トリス[4−(4−メチルフェニルフェニ
ルアミノ)フェニル]ベンゼン(以下、略して「p-MTDAP
B」と呼ぶことがある)[J. Mater. Chem., 3, 319 (199
3).]等である。以下に、上記各化合物の構造式を示す。
【0031】
【化19】
【化20】
【化21】
【化22】
【化23】
【化24】
【化25】
【化26】
【0032】なお、F2PAは、本発明者らの発明に係
る物質であり、例えば次のようにして合成することがで
きる。すなわち、まず、アニリンと、9,9−ジメチル
−2−ヨードフルオレンを、銅と炭酸カリウムと18−
クラウン−6の存在下において加熱反応させる。そし
て、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製
し、トルエンとヘキサンの混合溶媒から再結晶させてF
2PAを得ることができる。
【0033】電子輸送性ホスト材料として好ましいの
は、例えば、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム
(以下、略して「Alq3」と呼ぶことがある)や、1,
3,5−トリス(4−ターシャリーブチルフェニル―
1,3,4−オキサジアゾリル)ベンゼン(以下、略し
て「TPOB」と呼ぶことがある)[J. Lumin., 72-74, 985
(1997).]や、化合物1,3,5-トリス[5-(ジメシチル
ボリル)−2−チエニル]ベンゼン(以下、略して「TMB-T
B」と呼ぶことがある)[Chem. Lett., 2001, 614.]や、
5,5’−ビス(ジメシチルボリル)−2,2’−ビチ
オフェン(以下、略して「BMB-2T」と呼ぶことがある)お
よび5,5’’−ビス(ジメシチルボリル)−2,
2’:5’,2’’−ターチオフェン(以下、略して「B
MB-3T」と呼ぶことがある)[J. Am. Chem. Soc., 120, 9
714 (1999).]等である。以下に、上記各化合物の構造式
を示す。
【0034】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
【化31】
【0035】前記各図のEL素子の製造方法は特に限定
されず、ガラス基板1の上に、各構成要素を、公知の方
法により順番に積層させて製造することができる。積層
方法は特に限定されないが、発光層3、正孔輸送層5、
電子輸送層7および正孔阻止層8に対しては、例えば、
真空蒸着法およびスピンキャスト法によるコーティング
(スピンコート法)等が好ましい。また、本発明の2−
(ビニルイミノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体は、優
れた熱安定性を有しているから、熱蒸着法により安定し
て積層することができる。陽極2および陰極4の積層方
法も特に限定されず、公知の方法を用いることができ
る。
【0036】本発明のEL素子は、発光層が本発明の2
−(ビニルイミノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体を含
むことにより、素子内において正孔と電子の再結合によ
り生じる励起エネルギーが前記2−(ビニルイミノ)−
5,6−ベンゾピラン誘導体へ移動し、前記2−(ビニ
ルイミノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体に由来する高
効率の純赤色発光が得られる。
【0037】本発明のEL素子の使用方法は特に限定さ
れないが、優れた発光効率を示すから、ディスプレイ用
に適している。また、それ以外にも、前記の通り、本発
明のEL素子は優れた耐熱性を有しているから、様々な
用途への応用が期待できる。
【0038】
【実施例】つぎに、本発明の実施例について説明する。
しかし、本発明は以下の実施例に限定されない。融点は
未補正値である。核磁気共鳴(NMR)スペクトルは、
商品名Inova-750(Varian社、1H測定時750MHz)
を用いて測定した。ケミカルシフトは百万分率(pp
m)で表している。内部標準0ppmには、テトラメチ
ルシラン(TMS)を用いた。結合定数(J)は、ヘル
ツで示しており、略号s、d、t、q、mおよびbr
は、それぞれ、一重線(singlet)、二重線(doublet)、三
重線(triplet)、四重線(quartet)、多重線(multiplet)
および広幅線(broad)を表す。質量分析(MS)は、商品
名RP(Voyager社)を用い、MALDI-TOF/MS法により行っ
た。元素分析は、商品名MT-5(柳本製作所)を用いて行
った。カラムクロマトグラフィー分離には、シリカゲル
(商品名ワコーゲルC−300、和光純薬工業株式会
社)またはアルミナ(商品名Aluminium oxide 90 activ
e basic (0.063-0.200)、Merck社)を用いた。全ての化
学物質は、試薬級であり、東京化成工業株式会社、和光
純薬工業株式会社、ナカライテスク株式会社、関東化学
株式会社およびAldrich社から購入した。
【0039】(合成)以下に示す方法により、本発明の
2−(ビニルイミノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体を
合成した。
【0040】〔実施例1〕(式(A−1)の誘導体) 攪拌装置、冷却管および窒素導入管を備え付けた100 ml
三口フラスコに、メシチレン 10 mlと、2−チエニルア
セトフェノン1.23 g (10 mmol、東京化成工業株式会社
より購入) と、4−(ジエチルアミノ)サリチルアルデ
ヒド 1.93 g (10 mmol、東京化成工業株式会社より購
入) と、ピペリジン1 mlとを加え、120 ℃で1時間加熱
攪拌した。つぎに、エトキシメチレンマロニトリル1.22
g (10 mmol、東京化成工業株式会社より購入) を加
え、さらに120 ℃で1時間加熱攪拌した。この溶液を冷
却し、沈澱を濾取した。その沈澱をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーおよび昇華法によって精製し、目的化
合物である金属光沢を有する暗緑色固体 1.1 g (収率 2
9%)を得た。以下にこの化合物の物性値を示す。
【0041】MS: m/e 374 (M+) 融点 252.8℃℃. 元素
分析. 計算値 ACY: C, 67.36; H, 4.85; N, 14.96, S,
8.56. 実測値: C, 67.22; H, 4.84; N, 14.77; S, 8.5
8. 1H NMR (750 MHz, CDCl3) δ(ppm): 8.65 (1H, s),
8.00 (1H, s), 7.74 (1H, d, J =7.45), 7.40 (1H, d,
J = 1.65 ), 7.39 (1H, d, J = 1.65), 7.10 (1H, t, J
= 4.94), 6.75 (1H, d, J = 8.92), 6.56 (1H, s), 3.5
1 (4H, q, J = 7.14), 1.30 (6H, t, J = 7.14).
【0042】〔実施例2〕(式(A−2)の誘導体) 攪拌装置、冷却管および窒素導入管を備え付けた100 ml
三口フラスコに、メシチレン 10 mlと、2−チエニルア
セトフェノン1.23 g (10 mmol、東京化成工業株式会社
より購入) と、2,3,6,7−テトラヒドロ−8−ヒ
ドロキシ−1H,5H−ベンゾ[i,j]キノリジン−9−カ
ルボキサアルデヒド 2.17 g (10 mmol、東京化成工業株
式会社より購入) と、ピペリジン1 mlとを加え、120 ℃
で1時間加熱攪拌した。つぎに、エトキシメチレンマロ
ニトリル1.22 g (10 mmol、東京化成工業株式会社より
購入) を加え、さらに120 ℃で1時間加熱攪拌した。こ
の溶液を冷却し、沈澱を濾取した。その沈澱をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーおよび昇華によって精製
し、目的化合物である金属光沢を有する暗緑色固体 1.2
g (収率 31%)を得た。以下にこの化合物の物性値を示
す。
【0043】MS: m/e 398 (M+). 融点 254.6℃℃ 元素
分析. 計算値 QCY C, 69.32; H, 4.82;N, 13.59; S, 8.
05. 実測値: C, 69.32; H, 4.55; N, 14.06; S, 7.82.
. 1H NMR (750 MHz, CDCl3) δ(ppm):8.52 (1H, s),
7.93 (1H, s), 7.72 (1H, d, J =3.71), 7.37 (1H, d,
J = 5.08), 7.08 (1H, dd, J = 3.71, 5.08), 6.92 (1
H,s), 3.38 (4H, m), 2.85 (4H, m), 2.05 (4H, m).
【0044】(蛍光スペクトル測定)上記により合成し
た実施例1および2の化合物について、THF溶液中での
蛍光スペクトルの発光ピーク波長λf,max、スペクトル
の半値幅FWHM、蛍光量子収率Φfを測定した。結果
を表1に示す。
【0045】 (表1)化合物 λf,max FWHM Φf 実施例1 645 55 0.81 実施例2 655 52 0.93
【0046】表1から分かる通り、実施例1および2の
化合物は、蛍光量子収率Φfが0.81および0.93
と、いずれも極めて高い値を示した。また、λf,max
は、これらの化合物が赤色発光材料として適しているこ
とを表す。さらに、FWHM値が小さいことは、色純度
の高い発光が得られることを表す。
【0047】(EL素子)つぎに、上記実施例の化合物
を用いてEL素子を作製し、その性能を評価した。
【0048】実施例1の化合物を用い、以下の手順によ
り、図2に示す構造を有するEL素子を作製した。すな
わち、まず、ガラス基板1の上に陽極2としてITOガ
ラス電極が形成されている基盤を準備した。つぎに、陽
極2の上に、前記m−MTDATAを真空蒸着法により
厚さ50nm(500オングストローム)となるように
堆積させ、正孔輸送層5を形成した。このとき、正孔輸
送層5の一部がガラス基板1の表面に接触するようにし
た。つぎに、正孔輸送層5の上に、前記Alq3と実施
例1の化合物との混合物(実施例1の化合物の含有率1
mol%)を真空蒸着法により厚さ50nm(500オン
グストローム)となるように堆積させ、発光層3を形成
した。そして、発光層3の上にマグネシウムと銀の合金
(体積比10:1)よりなる面積4平方ミリメートルの
電極を作製して陰極4(背面電極)とし、EL素子を作
成した。
【0049】このようにして作製したEL素子の陽極2
と陰極4との間に6ボルトの電圧を印加し、室温・大気
下における発光スペクトルを測定した。図6に、得られ
た発光スペクトルを示す。
【0050】図6から分かる通り、本実施例で得られた
ELスペクトルは、実施例1の化合物の蛍光に由来する
赤色の発光を示した。このことから、m−MTDATA
が正孔輸送材料として、実施例1の化合物が発光材料と
して、Alq3が電子輸送性ホスト材料として機能して
いることがわかる。
【0051】さらに、上記EL素子に電圧を印可し、電
圧−輝度特性および電圧−電流密度特性を測定した。図
7にその結果を示す。
【0052】図7から分かる通り、上記EL素子に3V
以上の電圧を印加することにより、純赤色発光(CIE1
931色度座標は、(x、y)=(0.68、0.3
1))が確認された。最高輝度は15Vで6456 cd m
-2、300 cd m-2 発光時における発光効率は 1.3
lm W-1、量子収率は0.8%であり、高輝度・高効率の
純赤色発光が得られた。
【0053】以上、実施例により本発明を詳細に説明し
てきたが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいてあらゆる変
形や変更が可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の新規2−
(ビニルイミノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体は、優
れた熱安定性および高い蛍光量子収率を示し、EL素子
用赤色発光材料等への使用に適している。本発明のEL
素子は、前記本発明の2−(ビニルイミノ)−5,6−
ベンゾピラン誘導体を含むことにより、高い発光効率を
示し、色純度の高い赤色発光が得られる。さらに、熱安
定性に優れているから、屋内照明やレーザー光源等、様
々な用途への応用が期待できる。本発明の2−(ビニル
イミノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体は、EL素子用
のみならず、蛍光塗料、蛍光インク用蛍光色素、色素レ
ーザー用色素、および固体レーザー用発光体等、あらゆ
る用途への応用が期待でき、その工業的価値は多大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のEL素子の一例を示す断面図である。
【図2】本発明のEL素子のその他の例を示す断面図で
ある。
【図3】本発明のEL素子のさらにその他の例を示す断
面図である。
【図4】本発明のEL素子のさらにその他の例を示す断
面図である。
【図5】本発明のEL素子のさらにその他の例を示す断
面図である。
【図6】本発明のEL素子の発光スペクトルの一例を示
すグラフである。
【図7】本発明の有機EL素子の電圧−輝度特性および
電圧−電流密度特性の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 陽極 3 発光層 4 陰極(背面電極) 5 正孔輸送層 6 導線 7 電子輸送層 8 正孔阻止層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/14 H05B 33/14 B Fターム(参考) 3K007 AB02 AB03 AB04 AB14 DB03 4C050 AA02 BB07 CC07 DD08 EE01 FF03 GG03 HH01 4C062 FF11 4C063 AA01 BB01 CC92 DD79 EE10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される2−(ビニ
    ルイミノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体。 【化1】 ただし、式中、 R1は電子供与基であり、 R2は、炭素数1〜6のアルキル基、または、1〜4個
    の4〜7員環からなる不飽和の単環または縮合環(それ
    ぞれの環はヘテロ原子を含んでいてもいなくても良く、
    そして、前記環は1個以上の置換基でさらに置換されて
    いても良く、それらの置換基は同一であるかまたは異な
    り、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基、また
    は、任意に炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基
    で置換されたフェニル基である。)であり、 R3およびR4は電子吸引基であり、それぞれ同一である
    かまたは異なる。
  2. 【請求項2】 R1、R3およびR4が下記の条件を満た
    す請求項1に記載の2−(ビニルイミノ)−5,6−ベ
    ンゾピラン誘導体。R1は、下記一般式(2)〜(5)
    のいずれかで表される置換基であり、 【化2】 式(2)〜(5)中、 R5およびR6は、それぞれ同一であるかまたは異なり、
    水素、ヒドロキシ基、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝
    アルキル基、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルコキ
    シ基、ベンゾピラン環に結合した炭素数1〜6の直鎖も
    しくは分枝アルキレン基、または、1〜4個の4〜7員
    環からなる飽和もしくは不飽和の単環もしくは縮合環
    (それぞれの環はヘテロ原子を含んでいてもいなくても
    良く、そして、前記環は1個以上の置換基でさらに置換
    されていても良く、それらの置換基は同一であるかまた
    は異なり、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル
    基、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルコキシ基、ア
    ミノ基(ただし、そのアミノ基は、1個以上の置換基で
    さらに置換されていても良く、それらの置換基は同一で
    あるかまたは異なり、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝
    アルキル基、またはフェニル基である。)、または、フ
    ェニル基(ただし、そのフェニル基は、炭素数1〜6の
    直鎖もしくは分枝アルキル基または炭素数1〜6の直鎖
    もしくは分枝アルコキシ基でさらに置換されていても良
    い。)である。)であり、 R7は、水素、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキ
    ル基、ベンゾピラン環に結合した炭素数1〜6の直鎖も
    しくは分枝アルキレン基、または、1〜4個の4〜7員
    環からなる飽和もしくは不飽和の単環もしくは縮合環
    (それぞれの環はヘテロ原子を含んでいてもいなくても
    良く、そして、前記環は1個以上の置換基でさらに置換
    されていても良く、それらの置換基は同一であるかまた
    は異なり、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル
    基、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルコキシ基、ア
    ミノ基(ただし、そのアミノ基は、1個以上の置換基で
    さらに置換されていても良く、それらの置換基は同一で
    あるかまたは異なり、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝
    アルキル基、またはフェニル基である。)、または、フ
    ェニル基(ただし、そのフェニル基は、炭素数1〜6の
    直鎖もしくは分枝アルキル基または炭素数1〜6の直鎖
    もしくは分枝アルコキシ基でさらに置換されていても良
    い。)である。)であり、 R8は、炭素数1〜6の直鎖または分枝アルキレン基、
    または、1〜4個の4〜7員環からなる飽和もしくは不
    飽和の単環もしくは縮合環(それぞれの環はヘテロ原子
    を含んでいてもいなくても良く、そして、前記環は1個
    以上の置換基でさらに置換されていても良く、それらの
    置換基は同一であるかまたは異なり、炭素数1〜6の直
    鎖もしくは分枝アルキル基、炭素数1〜6の直鎖もしく
    は分枝アルコキシ基、アミノ基(ただし、そのアミノ基
    は、1個以上の置換基でさらに置換されていても良く、
    それらの置換基は同一であるかまたは異なり、炭素数1
    〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基、またはフェニル基
    である。)、または、フェニル基(ただし、そのフェニ
    ル基は、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基ま
    たは炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルコキシ基でさ
    らに置換されていても良い。)である。)であり、 R9およびR10は、それぞれ同一であるかまたは異な
    り、水素、ヒドロキシ基、炭素数1〜6の直鎖もしくは
    分枝アルキル基、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アル
    コキシ基、ベンゾピラン環に結合した炭素数1〜6の直
    鎖もしくは分枝アルキレン基、または、1〜4個の4〜
    7員環からなる飽和もしくは不飽和の単環もしくは縮合
    環(それぞれの環はヘテロ原子を含んでいてもいなくて
    も良く、そして、前記環は1個以上の置換基でさらに置
    換されていても良く、それらの置換基は同一であるかま
    たは異なり、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル
    基、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルコキシ基、ア
    ミノ基(ただし、そのアミノ基は、1個以上の置換基で
    さらに置換されていても良く、それらの置換基は同一で
    あるかまたは異なり、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝
    アルキル基、またはフェニル基である。)、または、フ
    ェニル基(ただし、そのフェニル基は、炭素数1〜6の
    直鎖もしくは分枝アルキル基または炭素数1〜6の直鎖
    もしくは分枝アルコキシ基でさらに置換されていても良
    い。)である。)であり、 R11は、炭素数1〜6の直鎖または分枝アルキレン基、
    または、1〜4個の4〜7員環からなる飽和もしくは不
    飽和の単環もしくは縮合環(それぞれの環はヘテロ原子
    を含んでいてもいなくても良く、そして、前記環は1個
    以上の置換基でさらに置換されていても良く、それらの
    置換基は同一であるかまたは異なり、炭素数1〜6の直
    鎖もしくは分枝アルキル基、炭素数1〜6の直鎖もしく
    は分枝アルコキシ基、アミノ基(ただし、そのアミノ基
    は、1個以上の置換基でさらに置換されていても良く、
    それらの置換基は同一であるかまたは異なり、炭素数1
    〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基、またはフェニル基
    である。)、または、フェニル基(ただし、そのフェニ
    ル基は、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル基ま
    たは炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルコキシ基でさ
    らに置換されていても良い。)である。)であり、 R12は、水素、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキ
    ル基、ベンゾピラン環に結合した炭素数1〜6の直鎖も
    しくは分枝アルキレン基、または、1〜4個の4〜7員
    環からなる飽和もしくは不飽和の単環もしくは縮合環
    (それぞれの環はヘテロ原子を含んでいてもいなくても
    良く、そして、前記環は1個以上の置換基でさらに置換
    されていても良く、それらの置換基は同一であるかまた
    は異なり、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルキル
    基、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝アルコキシ基、ア
    ミノ基(ただし、そのアミノ基は、1個以上の置換基で
    さらに置換されていても良く、それらの置換基は同一で
    あるかまたは異なり、炭素数1〜6の直鎖もしくは分枝
    アルキル基、またはフェニル基である。)、または、フ
    ェニル基(ただし、そのフェニル基は、炭素数1〜6の
    直鎖もしくは分枝アルキル基または炭素数1〜6の直鎖
    もしくは分枝アルコキシ基でさらに置換されていても良
    い。)である。)である。R3およびR4は、それぞれ同
    一であるかまたは異なり、ハロゲン、シアノ基、ニトロ
    基、スルホ基、炭素数1〜6のアルコキシスルホニル基
    (ただし、そのアルキル基は1個以上のハロゲンで置換
    されていても良い。)、炭素数1〜6のアルキルスルホ
    ニル基(ただし、そのアルキル基は1個以上のハロゲン
    で置換されていても良い。)、ホルミル基、カルボキシ
    ル基、炭素数1〜6のアルカノイル基、炭素数1〜6の
    アルコキシカルボニル基、または1個以上のハロゲンで
    置換された炭素数1〜6のアルキル基である。
  3. 【請求項3】 R1〜R4が下記の条件を満たす請求項1
    に記載の2−(ビニルイミノ)−5,6−ベンゾピラン
    誘導体。R1は、一般式(2)または(3)で表される
    置換基であり、 【化3】 式(2)および(3)中、 R5およびR6は、それぞれ同一であるかまたは異なり、
    メチル基、エチル基、n-プロピル基、sec-プロピル基、
    n-ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、ベンゾピ
    ラン環のオルト位に結合したトリメチレン基、フェニル
    基、o−トルイル基、m−トルイル基、p−トルイル基、o
    −ビフェニル基、m−ビフェニル基、p−ビフェニル基、
    4-(ジフェニルアミノ)フェニル基、ナフチル基、ア
    ントリル基、フルオレニル基または9,9−ジメチルフ
    ルオレニル基であり、 R7は、メチル基、エチル基、n-プロピル基、sec-プロ
    ピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、
    ベンゾピラン環のオルト位に結合したトリメチレン基、
    フェニル基、o−トルイル基、m−トルイル基、p−トル
    イル基、o−ビフェニル基、m−ビフェニル基、p−ビフ
    ェニル基、ナフチル基、アントリル基、フルオレニル基
    または9,9−ジメチルフルオレニル基である。そし
    て、 R2は、メチル基、エチル基、n-プロピル基、sec-プロ
    ピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、
    フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、アントリル
    基、ピリジル基、ピロリル基、チエニル基、フリル基ま
    たはオキサジアゾイル基(ただし、前記環状の基は1個
    以上の置換基でさらに置換されていてもよく、それらの
    置換基は同一であるかまたは異なり、メチル基、エチル
    基、n-プロピル基、sec-プロピル基、n-ブチル基、sec-
    ブチル基またはtert-ブチル基である。)であり、 R3およびR4は、それぞれ同一であるかまたは異なり、
    フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード基、シアノ
    基、ニトロ基、スルホ基、ホルミル基、カルボキシル
    基、またはトリフルオロメチル基である。
  4. 【請求項4】 R1〜R4が下記の条件を満たす請求項1
    に記載の2−(ビニルイミノ)−5,6−ベンゾピラン
    誘導体。R1は、一般式(2)または(3)で表される
    置換基であり、 【化4】 式(2)および(3)中、 R5およびR6は、それぞれ同一であるかまたは異なり、
    メチル基、エチル基、ベンゾピラン環のオルト位に結合
    したトリメチレン基、フェニル基、4-(ジフェニルア
    ミノ)フェニル基、または9,9−ジメチルフルオレン
    −2−イル基であり、 R7は、メチル基、エチル基、n-プロピル基、sec-プロ
    ピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、
    ベンゾピラン環のオルト位に結合したトリメチレン基、
    またはフェニル基である。そして、 R2は、メチル基、エチル基、n-プロピル基、sec-プロ
    ピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、
    フェニル基、p−トルイル基、1−ナフチル基、2−ナ
    フチル基、9−アントリル基、2−チエニル基、または
    オキサジアゾイル基であり、 R3およびR4は、それぞれ同一であるかまたは異なり、
    フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード基、シアノ
    基、ニトロ基、スルホ基、ホルミル基、カルボキシル
    基、またはトリフルオロメチル基である。
  5. 【請求項5】 下記式(A−1)〜(A−9)のいずれ
    かで表される請求項1に記載の2−(ビニルイミノ)−
    5,6−ベンゾピラン誘導体。 【化5】
  6. 【請求項6】 発光スペクトルの半値幅が150nm以
    下である請求項1から5のいずれかに記載の2−(ビニ
    ルイミノ)−ベンゾピラン誘導体。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の2−
    (ビニルイミノ)−5,6−ベンゾピラン誘導体を少な
    くとも一種類含むエレクトロルミネッセンス(EL)素
    子。
  8. 【請求項8】 2−(ビニルイミノ)−5,6−ベンゾ
    ピラン誘導体が、発光層に含まれる赤色発光材料である
    請求項7に記載のEL素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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