JP2003261458A - 枇杷葉含有パップ剤 - Google Patents

枇杷葉含有パップ剤

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JP2003261458A
JP2003261458A JP2002108577A JP2002108577A JP2003261458A JP 2003261458 A JP2003261458 A JP 2003261458A JP 2002108577 A JP2002108577 A JP 2002108577A JP 2002108577 A JP2002108577 A JP 2002108577A JP 2003261458 A JP2003261458 A JP 2003261458A
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Yuichi Yokozawa
勇一 横沢
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YOKOSAWA KINZOKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消炎鎮痛薬剤や、抗炎症薬剤を使用したパッ
プ剤を使用することなく、天然物である枇杷葉含有パッ
プ剤を提供する。 【解決手段】 枇杷葉を良く乾燥させて粉状品にする
か、または枇杷葉を水または有機溶剤で抽出したものを
使用して、パップ剤にする。パップ剤をそのまま使用す
るか、または使い捨てカイロと張り合わせてパップ剤を
使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、枇杷葉を含有する
パップ剤に関する。枇杷葉を含有するパップ剤を提供す
ることだけでなく、枇杷葉を含有するパップ剤を使い捨
てカイロ上に重ねてなるパップ剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、肩こり、足腰の痛み等の緩和
に使用されてきているパップ剤は、基材上に、サリチル
酸メチル、サリチル酸グリコール等の消炎鎮痛剤や、メ
ントール、カンフル等の皮膚刺激薬を、ゼラチン、ポリ
ビニルアルコール等のハイドロゲルに配合した組成物を
展延させたものが一般的に良く知られている。
【0003】また、抗炎症剤として知られているインド
メタシンを主剤とするパップ剤が特公昭61−5844
5公報、特公平1−24129号公報で提案されてい
る。また、ケトプロフェン、フロロビブロフェン等を配
合したパップ剤が広く出始めている。これらのパップ剤
成分はもともと医療用として、内服薬や注射薬として用
いられたものをパップ剤として適用されるようになった
ものが多い。
【0004】さらに塩酸トルベリゾンや塩酸エベリゾン
などを用いたパップ剤が提案されている。しかし、もと
もと医療用として内服薬や注射薬として用いられたもの
を外用薬として用いる場合、内服薬や注射薬と異なって
定期的に短時間で投与することができないで長時間にわ
たって、少量づつ経皮吸収させるために、経皮吸収面積
の大きさがさまざまであるのであらかじめ添加量の調節
が必要であり、控えめに設定しなくてはならなくなり、
そのため効果が不十分である場合が出てくる。
【0005】また薬剤の中には充分に溶解しないために
分散が不均一になる場合もあるなど難点があった。また
長期間の保存中に分解して添加効果が初期だけであるも
のもあるなどが出てきている。
【0006】枇杷葉は枇杷葉散として古くから医家が使
用していたものを、江戸時代初、中期には特に初夏から
夏にかけての風物詩として枇杷葉湯売りが盛んであり、
飲料になっていたことが京都衛生年契、増訂武江年表に
記載されており、また明治になっても、京都烏丸、本家
枇杷葉湯として薬湯が売られていたことが山川隆平回顧
文にもでている。しかしこの枇杷葉をパック剤に使用す
ることは見かけられない。
【0007】また、使い捨てカイロは、一般的には鉄
粉、活性炭、塩類、水などの混合物からなり、点火する
ことなく、空気又は酸素と接触するだけで簡便に事故発
熱するものである。上記組成物を通気口を有する収納袋
に封入したものを空気又は酸素が通気しない袋に封入し
て、使用する直前に通気しない袋を破って取り出して使
用する使い捨てカイロが普及している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のパ
ップ剤のような抗炎症剤やステロイド剤を主として配合
したパップ剤ではなく、天然物による自然治癒力で健康
増進向上を図る意味で、天然物である枇杷葉を含有した
パップ剤を提供することにあり、さらに枇杷葉を含有し
たパップ剤にとどまらず、枇杷葉を含有したパップ剤を
使い捨てカイロに重ねることで、加熱による相乗効果
や、これまでの薬剤との併用効果など多角的効果を高め
ることが課題である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく鋭意研究を重ねた結果、枇杷葉をパップ剤に
含有させ、さらにパップ剤を使い捨てカイロに重ねてな
る、枇杷葉含有パップ剤で、上記目的を達成するに至っ
た。
【0010】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を説明する。本
発明に使用する枇杷葉は、粉砕品を用いる。粉砕の方法
はまず枇杷葉を十分に乾燥させる。乾燥方法としては、
天日乾燥、加熱乾燥、茶葉の乾燥のような乾燥、電子レ
ンジによる乾燥、熱風乾燥、真空乾燥等いずれの乾燥方
法を用いても良い。乾燥した枇杷葉の粉状化は、高速粉
砕機で粉砕し粉状にするか、ミキサー、ボールミルなど
を用いて粉状化れば良い。枇杷葉の微粉の粒度はいずれ
の粒度でも良く、パップ剤の基材ベースとの練り合わせ
や、塗工の作業性に影響を与えない範囲で調整して使用
する。
【0011】また、枇杷葉の粉砕品の他に枇杷葉の抽出
物を使用することも有効である。枇杷葉の抽出物を得る
方法には、水またはアルコール類、ケトン類、グリコー
ル類等の有機溶剤で抽出するなど一般的な方法が取られ
る。即ち、溶剤で抽出する方法や水で加熱して抽出する
方法が有効である。
【0012】枇杷葉の添加量は特に限定されるものでは
ないが、好ましくはパップ剤組成物の1%〜20%であ
り、更に好ましく3%〜15%程度である。
【0013】また、枇杷葉の他にも茶葉、ワサビの葉、
アロエ、ヨモギ、笹の葉、除虫菊、どくだみ、せんな、
げんのしょうこ、ハッカ、山椒、クコ、ハブ、うこん、
かんぞう、センプリ、シャクヤク、クマザサ、じゅうや
く、イチジク、ショウガ、桃、ヘチマ、オオレン、クチ
ナシ、サボン等有効な植物の葉も上述の方法で粉砕する
か、抽出物での添加しても良い。
【0014】本発明のパップ剤に使用される膏体は、通
常含水性膏体が用いられる。含水性膏体は特に特に限定
されるものではないが、常温又は60℃程度の以下の温
度で皮膚表面で長時間固定し得る粘着力を有するものが
好ましく、湿潤剤、増粘剤、水、充填剤、その他必要に
応じて架橋剤、溶解補助剤、吸収促進剤、安定化剤、乳
化剤、薬剤、抗酸化剤等が添加される。
【0015】本発明のパップ剤の膏体に使用する増粘剤
としては保水性を有するものが好ましく、水分が5〜9
0%程度を安定して長時間保持可能なものが望ましい。
増粘剤の具体例としては、アルギン酸、アルギン酸ナト
リウム、ペクチン、カラギーナン、グアーガム、ローカ
ストビーンガム、アラビアガム、カラヤガム、トラガン
トガム、ゼラチン、デンプン、寒天、コラーゲン、メチ
ルセルローズ、エチルセルローズ、ヒドロキシエチルセ
ルローズ、カルボキシメチルセルローズ、カルボキシメ
チルセルローズナトリウム、可溶デンプン、カルボキシ
メチルデンプン、ジアルデヒドデンプン、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルメタクリレート、ポリアクリル
酸、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンオキサイ
ド、メチルビニルエーテル/無水マレイン酸共重合体等
が好適に用いられる。増粘剤の中でゲル強度が強く、且
つ保水性に優れている点でポリアクリル酸やポリアクリ
ル酸ナトリウムがあげられる。本発明に使用する増粘剤
の種類によって添加剤の種類が変わる。
【0016】本発明の膏体に使用する湿潤剤としては、
グリセリン、エチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ルなどがあげられる。
【0017】本発明のパップ剤の膏体に使用する充填剤
としては、カオリン、タルク、酸化亜鉛、酸化チタン、
ベントナイト、無水珪酸、珪酸カルシウム、珪酸アルミ
ニウム、メタ珪酸アルミニウム、硫酸カルシウム、リン
酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪
藻土等があげられる。
【0018】本発明のパップ剤の膏体の上記成分以外の
添加剤としては防腐剤があげられる。防腐剤の具体例と
しては、チモール、メチルパラベン、エチルパラベン、
プロピルパラベン、イソプロピルメチルフェノール等が
ある。
【0019】本発明のパップ剤の膏体に使用する吸収促
進剤としては、1−メントール、リモネン、ジイソプロ
ピルアジペート、d1−カンフル、サリチル酸メチル、
サリチル酸グリコール、ノニル酸ワニリルアミド、カプ
サイシン(唐辛子エキス)等が好適に使用される。
【0020】本発明のパップ剤に薬剤を保持させる場合
には、上記の膏体の中に配合すればよい。配合する薬剤
としては、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤、鎮痛剤、
ビタミン剤、解熱消炎鎮痛剤、殺菌剤、喘息剤、睡眠
剤、催眠剤、精神活力剤、血圧降下剤、利尿剤、不整脈
用剤、強心剤、ステロイドホルモン剤、血管拡張剤、カ
ルシウム拮抗剤、ホルモン分泌促進剤、麻酔剤、鎮咳
剤、精神安定剤、糖尿病剤、強精剤、生理不順剤、生理
調整剤、避妊剤、寄生性皮膚疾患用剤、弛緩剤、目覚ま
し剤、食欲増進剤、防虫剤、虫忌避剤、耳用製剤、のど
用製剤、皮膚用製剤、痔用剤、美肌成分、ハーブ、香
料、着色剤等が適宜添加されても良い。
【0021】その他の添加剤としては酸、アルカリ類を
使用したPH調整剤、アスコルビン酸、酢酸トコフェロ
ール、エデント酸塩、ジブチルヒドロキシトルエン、グ
リチルリチン酸、界面活性剤、乳化剤、紫外線吸収剤な
どがあげられる。
【0022】本発明に使用するパップ剤の膏体の厚みは
0.01〜4mm程度が好ましい。使用中に膏体が乾燥
し、膏体自身のクラック等で皮膚への接着力が低下し、
はがれの原因にならなければ良い。
【0023】本発明のパップ剤は、更に剥離性被覆物を
備えても良く、その場合剥離被覆物としてはポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステルのフィルムや離形紙
等が適宜選択される。当該フィルムは必ずしも平滑であ
る必要はなく、場合によってはフィルム表面は凹凸を設
けることによってパップ剤の使用時にははがしやすくな
るし、パップ剤が剥離被覆物側に移行することを防ぐこ
とが可能な場合もある。
【0024】基材上のパップ剤用膏体の塗工量は通常1
00g/m〜600g/m程度が望ましい。
【0025】本発明のパップ剤の製法としては、通常の
パップ剤の製法が取られる。即ちまず良く乾燥し、粉体
化した枇杷葉を湿潤剤及び必要に応じて上記の各種添加
剤等を混合して均一な本発明のパップ剤膏体用の組成物
が得られる。得られたパップ剤膏体用組成物を基材上に
直接展延機を用いて展延するか、又はパック剤膏体組成
物を剥離被覆物上に展延した後に基材上に圧着転写する
ことによって、本発明のパップ剤は製造することが出来
る。
【0026】上記パップ剤用膏体を塗工する支持体基材
は通常不織布を使用するか、離形紙を使用する。また、
離形紙または離形フィルム上に直接塗工する場合もあ
る。
【0027】本発明に使用する使い捨てカイロとは、鉄
粉等の金属粉、活性炭、塩類、水等の混合物、場合によ
っては吸水性樹脂、保水剤、賦形剤等からなり、添加
や、加熱を必要とせず、空気と接触するだけで簡単に発
熱するものである。使い捨てカイロの発熱組成物の原理
は基本的には酸化発熱反応を応用する。
【0028】使い捨てカイロの発熱組成物を構成する鉄
粉等金属粉は、酸化発熱反応に関連する主成分であり、
一般には還元鉄、アルミ粉などが用いられる。通常粉状
として用いられるが、粒状や繊維状なども混合して使用
しても良い。また、活性炭や塩類は鉄粉やアルミ粉の酸
化反応促進剤として重要である。塩類としては、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カル
シウムなどをあげることができる。
【0029】使い捨てカイロに使用する吸水樹脂として
は、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、カ
ラギーナン、グアーガム、寒天、ゼラチン、コラーゲ
ン、メチルセルローズ、エチルセルローズ、ヒドロキシ
エチルセルローズ、カルボキシメチルセルローズナトリ
ウム、可溶デンプン、カルボキシメチルデンプン、ジア
ルデヒドデンプン、ポリビニルアルコール、ポリビニル
メタクリレート、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナト
リウム、ポリエチレンオキサイド、メチルビニルエーテ
ル/無水マレイン酸共重合体、イソブチレンー無水マレ
イン酸共重合体、ポリビニルアルコールーアクリル酸塩
共重合体、デンプンーアクリル酸グラフト共重合体、ア
クリル酸塩ーアクリル酸エスデル共重合体、アクリル酸
塩ーアクリル酸エステル共重合体、アクリル酸塩ーアク
リルアミド共重合体、等があげられるが、これらに限定
されるものではない。なお、保水剤として木粉、シリカ
ゲルバーミキュライト、パーライト、などを併用しても
良い。
【0030】本発明の使い捨てカイロに使用される吸水
性樹脂の配合量は発熱組成物全体量に対し、1.0〜2
0部程度添加する。
【0031】使い捨てカイロに使用する賦形剤として
は、でんぷん系賦形剤、多糖系賦形剤、セルローズ誘導
体賦形剤、ポリビニルアルコール系賦形剤、水分散エマ
ルション系賦形剤があげられる。賦形剤がない場合、使
い捨てカイロ製造後の保存中や使用中に片寄りが生じた
りする。しかし、逆に多すぎると発熱温度に影響を与え
る。本発明の使い捨てカイロに使用される賦形剤の添加
量は1.0〜10部程度である。
【0032】本発明に使用される使い捨てカイロの製法
は通常の使い捨てカイロの製法で製造される。使い捨て
カイロの製法は次の様な方法である。
【0033】鉄粉、活性炭、塩類、水、吸水性樹脂、保
水剤、賦形剤を、ほぼ同時に混合後、すぐに収納袋に入
れるか、または鉄粉等金属粉と賦形剤を混合し、その混
合物に活性炭、塩類、吸水性樹脂、水等を加え混合後す
ぐに収納袋に充填するか、鉄粉等金属粉と活性炭、塩
類、吸水性樹脂、水等を加え混合し、その混合物に賦形
剤を混合しすぐに収納袋に充填することによって製造さ
れる。要するに上記の使い捨てカイロ用組成物をできる
だけ早く且つよく混合し、出来るだけ速く収納袋に充填
することが必要である。
【0034】使い捨てカイロに使用する収納袋として
は、不織布や、またはポリエチレン、ポリプロピレンフ
ィルムラミネート紙に通気穴を開けたもの等が使用され
る。
【0035】前述の使い捨てカイロ組成物を上記の収納
袋に充填した後直ちに更に非通気性の袋に収納され、使
用時はこの非通気性の袋を破袋して使用されるものであ
る。
【0036】本発明に使用される使い捨てカイロを非通
気性の袋に入れる以前に、本発明の枇杷葉含有パップ剤
を当該使い捨てカイロと接着させてから非通気性袋に収
納され密封される場合もある。
【0037】本発明の枇杷葉含有パップ剤を使い捨てカ
イロに接着させる場合には、膏体面の片面を直接使い捨
てカイロに接着させるか、前述の枇杷葉含有パップ剤の
基材面に粘着剤等を用いて使い捨てカイロに接着させて
直ちに非通気性袋に収納され密封される。
【0038】もちろん本発明の枇杷葉含有パップ剤組成
物を離形紙または離形フィルム上に展延させてシート化
し、もう片面も離形紙または離形フィルムで挟まれた両
面離形紙または離形フィルムつき当該パップ剤を予め非
通気性袋に充填し、密封していたものを必要時に取り出
し、非通気性袋から取り出した使い捨てカイロにその場
で接着させて使用することも可能である。
【0039】以下に実施例により、本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるもの
ではない。なお、実施例記載の「部」は「重量部」を示
す。
【0040】実施例1.ポリアクリル酸ナトリウム10
部、グリセリン15部、を計量混合したものに枇杷葉粉
状品10部、カオリン8部、を計量混合し、攪拌しなが
らその中に精製水57部を配合し、パップ剤組成物を得
た。このパップ剤組成物を目付100g/mのポリエ
ステル不織布上に塗工厚120μmになるように展延
し、さらに塗工表面をポリプロピレンフィルムで覆い、
パップ剤を作成した。
【0041】実施例2.ポリアクリル酸ナトリウム10
部、カルボキシメチルセルローズナトリウム3部、グリ
セリン25部、を計量混合したものに、枇杷葉粉状物1
0部、カオリン9部、珪酸アルミニウム1部、酸化チタ
ン1部、を計量混合し、攪拌しながらその中に精製水5
0部を配合し、パップ剤組成物を得た。このパップ剤組
成物をポリエステルフィルム上に塗工厚100μmにな
るように展延し、さらに塗工表面をポリエステルフィル
ムで覆い、パップ剤を作成した。
【0042】実施例3.ポリアクリル酸ナトリウム10
部、グリセリン15部、を計量混合したものに枇杷葉粉
状品8部、1ーメントール0.5部、サリチル酸メチル
1部、を計量混合し、攪拌しながら、精製水55部を配
合し、パップ剤組成物を得た。このパップ剤組成物を目
付80g/mのポリエステル不織布に塗工厚100μ
mになるように展延し、さらに塗工表面をポリエステル
フィルムで覆い、パップ剤を得た。
【0043】実施例4.1−メントール0.5部、サリ
チル酸メチル1部にかえて、カプサイシン1部を入れた
他は実施例3.と同様にして、パップ剤を作成した。
【0044】実施例5.鉄粉20部、活性炭3部、塩化
ナトリウム1部、木粉3部、メタ珪酸ナトリウム1部、
イソブチレンー無水マレイン酸共重合体2部、α化デン
プン3部、水10部を容器に計量し、高速攪拌機で素早
く攪拌後、直ちに不織布ポリエチレンフィルムラミネー
トシートに針穴を施した収納袋に充填して密封し、さら
に直ちに非通気性袋に入れて密封して、使い捨てカイロ
を得た。
【0045】実施例6.イソブチレンー無水マレイン酸
共重合体2部、α化デンプン3部にかえて、デンプンー
アクリル酸塩グラフト共重合体2部、ポリビニルアルコ
ール2部の他は実施例5.と同様にして、使い捨てカイ
ロを得た。
【0046】実施例で得た使い捨てカイロは高温の温度
域が50〜60℃で且つ40℃以上の発熱が9時間以上
持続した。また使用中に内容物の片寄りがなく、平板状
でしかも温度分布が少ない使い捨てカイロを得た。
【0047】実施例7.実施例1.で得たパップ剤の不
織布面と、実施例5.で得た使い捨てカイロを非通気性
袋から取り出し、当該パップ剤と張り合わせて、非通気
性袋に入れ密封した。
【0048】実施例8.実施例2,で得られたパップ剤
の片面のポリエステルフィルムをはがし、実施例5.で
得られた使い捨てカイロを非通気性袋から取り出して当
該パップ剤と接着させ、実際に使用した。
【0049】
【発明の効果】本発明は従来からある消炎鎮痛薬剤や抗
炎症薬剤を使用したパップ剤を使用するものでなく、天
然物である枇杷葉含有のパップ剤を提供するものであ
り、本来人体が保有する自然治癒力を増進することによ
り、パップ剤性能を発揮させる効果がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枇杷葉を含有するパップ剤。
  2. 【請求項2】パップ剤を使い捨てカイロ上に重ねてなる
    請求項1のパップ剤。
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CN102526382A (zh) * 2011-12-22 2012-07-04 李霞 一种消肿止痛的膏药

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