JP2003260938A - ウェザーストリップ及びその取付構造 - Google Patents

ウェザーストリップ及びその取付構造

Info

Publication number
JP2003260938A
JP2003260938A JP2003050873A JP2003050873A JP2003260938A JP 2003260938 A JP2003260938 A JP 2003260938A JP 2003050873 A JP2003050873 A JP 2003050873A JP 2003050873 A JP2003050873 A JP 2003050873A JP 2003260938 A JP2003260938 A JP 2003260938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting surface
weather strip
clip
double
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003050873A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Masuda
博之 増田
Hiroshi Maekawa
普 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2003050873A priority Critical patent/JP2003260938A/ja
Publication of JP2003260938A publication Critical patent/JP2003260938A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリップと両面テープとを併用するウェザー
ストリップにおいて、両面テープを機械により貼り付け
可能な構成としたウェザーストリップとその取付構造を
提供すること。 【解決手段】 車体フレーム10に対してクリップ11
により取り付けられる第1取付面2aと、車体フレーム
10に対して両面テープ12により取り付けられる第2
取付面2bとを備え、第2取付面2bが、第1取付面2
aに対して、15度〜90度傾斜して形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体に対してクリ
ップと両面テープにより取り付けられるウェザーストリ
ップ及びその取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等のドアや、車体のドア開口部の
周囲に取り付けられるウェザーストリップを車体フレー
ムに対して取り付けるにあたり、クリップと両面テープ
とを併用する構造が知られている。例えば、特開平9−
123760号公報に開示されるドアウェザーストリッ
プの取付構造があげられ、これを図7で示す。クリップ
による取り付けに加えて、両面接着テープを併用するこ
とにより、ウェザーストリップのフレームに対する取り
付け密着性を高めようとするものである。
【0003】図7において、ウェザーストリップWは、
車体フレーム10の被取付面10aに対して、クリップ
11と両面接着テープ12(以下、両面テープとい
う。)により取り付けられるようになっている。ウェザ
ーストリップWは、中空シール部1と、取付基部2と、
シールリップ3を有し、さらに、取付基部2は、クリッ
プ11による取り付けが行われるクリップ取付面2a
と、両面接着テープ12があらかじめ接着されるテープ
取付面2bとを備えている。中空シール部1は、ドアフ
レーム13により押し付けられて変形することにより、
シール機能を発揮する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
よるウェザーストリップWの構成では、次のような課題
があった。まず、ウェザーストリップのクリップ取付面
2aにクリップ11を挿入しておき、各型成形部と接続
し、ループ状としてからテープ取付面2bに両面テープ
12を貼り付ける工程を経て完成品となるが、この際、
クリップ11は機械により挿入できるが両面テープ12
は手作業によりテープ取付面2bを脱脂し、プライマー
塗布後貼り付けていた。しかし、生産効率の点からも機
械により行うことが好ましい。機械による貼り付けとな
ると、熱融着タイプの両面テープが考えられ、ウェザー
ストリップのテープ取付面2bと両面テープの第2接着
剤層12d(図6参照)に200℃〜400℃の熱風を
送り込み、テープ取付面2bの表面の埃などを焼却又は
吹き飛ばし、第2接着剤層12dを溶融し冷却兼圧着ロ
ーラ20で押し当て接着させる。
【0005】ところが、クリップ取付面2aとテープ取
付面2bとが隣接し、かつ、お互いに平行面(あるい
は、同一面、実質的に同一面)であるため、熱風によ
り、ナイロンやポリアセタール樹脂により形成されたク
リップ11が溶けてしまう。この問題に対処するには、
クリップ取付面2aとテープ取付面2bとの間隔を離せ
ばよいが、そうするとウェザーストリップWの断面形状
が大きくなり、ひいては車体も大きくなるのでコスト増
加の要因となり好ましくない。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、その課題は、クリップと両面テープとを併用する
ウェザーストリップにおいて、両面テープを機械により
貼り付け可能な構成としたウェザーストリップとその取
付構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明に係るウェザーストリップは、車体に対してクリ
ップにより取り付けられる第1取付面と、車体に対して
両面テープにより取り付けられる第2取付面とを備え、
前記第2取付面が、前記第1取付面に対して、所定の角
度傾斜して形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0008】この構成によると、第1取付面と第2取付
面が平行ではなく所定の角度傾斜した関係にある。した
がって、両面テープを貼り付けるために第2取付面に熱
風を供給しても、第1取付面に対して与える影響が少な
くてすむので、クリップが熱風により溶融してしまうこ
とがない。その結果、クリップと両面テープとを併用す
るウェザーストリップにおいて、両面テープを機械によ
り貼り付け可能な構成としたウェザーストリップを提供
することができる。
【0009】本発明の実施形態として、前記所定の角度
は、15度以上90度以下であることが好ましい。これ
により、ウェザーストリップの車体への取付性を損なわ
ず、本発明の課題を解決することができる。
【0010】上記課題を解決するため本発明に係るウェ
ザーストリップの取付構造は、車体の第1被取付面に対
して取り付けられる第1取付面と、車体の第2被取付面
に対して取り付けられる第2取付面とを備え、前記第2
被取付面が、前記第1被取付面に対して、所定の角度傾
斜して形成されているウェザーストリップの取付構造で
あって、前記第1取付面は、クリップにより前記第1被
取付面に対して取り付けられ、前記第2取付面は、両面
テープにより前記第2被取付面に対して取り付けられる
ことを特徴とするものである。
【0011】この取付構造に用いられるウェザーストリ
ップは、第1取付面と第2取付面が平行ではなく所定の
角度傾斜した関係にある。したがって、両面テープを貼
り付けるために第2取付面に熱風を供給しても、第1取
付面に対して与える影響が少なくてすむので、クリップ
が熱風により溶融してしまうことがない。その結果、両
面テープを機械により貼り付け可能な構成としたウェザ
ーストリップの取付構造を提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を図面を
用いて説明する。図1は、本発明に係るウェザーストリ
ップの第1実施形態の構成を示す断面図である。図2
は、図1に示すウェザーストリップの車体に対する取付
構造を示す図であり、図3のA−A断面図である。図3
は、ウェザーストリップが取り付けられる自動車を示す
図である。
【0013】<第1実施形態>このウェザーストリップ
Wは、中空シール部1と、車体フレームに対して取り付
けられる取付基部2と、車体側シールリップ3と、ドア
側シールリップ4と、クリップ用中空部5と、中空部6
とを備えている。
【0014】中空シール部1は、ドアフレーム13に押
圧されて変形しシール機能を発揮する。取付基部2は、
車体フレーム10の第1被取付面10aに対して取り付
けられる第1取付面(クリップ取付面に相当する。)2
aと、車体フレーム10の第2被取付面10bに対して
取り付けられる第2取付面(テープ取付面に相当す
る。)とを備えている。第1取付面2aと第2取付面2
bとは、隣接して形成されており、第2取付面2bは第
1取付面2aに対して角度θだけ傾斜している。これに
対応して、車体フレーム10の第1被取付面10aと第
2被取付面10bも同じ角度θだけ傾斜している。
【0015】第1取付面2aの上方には、クリップ11
を挿入するためのクリップ用中空部5が形成されている
が、この中空部5には、クリップ11の頭部11aが挿
入される。クリップ11の形状は図2に示されており、
頭部11aと、頭部11aよりも小径の軸部11bと、
軸部11bの先端に形成された爪状の係止部11cとを
有している。クリップ用中空部5の上方に中空シール部
1が形成される。
【0016】クリップ用中空部5の下方に形成された軸
穴5aから、頭部11aを挿入することによって、ウェ
ザーストリップWに対してクリップ11を取り付けるこ
とができる。このクリップ11は、ウェザーストリップ
Wの長手方向に沿って所定個所に多数が取り付けられ
る。クリップ11は、ナイロンやポリアセタール等の樹
脂で形成され、車体フレーム10に形成された穴10c
に係止部11cを挿入することにより係止部11cが弾
性変形し、車体フレーム10への取り付けを行うことが
できる。
【0017】両面テープ12の構成を図6により説明す
る。この両面テープ12(熱融着テープ)は、4層構造
であり、順にライナー12a(離型紙)、第1接着剤層
12b、アクリルフォームテープ12c、第2接着剤層
12dとから構成される。第2接着剤層12dがウェザ
ーストリップの第2取付面2bに対して貼り付けられる
部分であり、ウェザーストリップWを車体フレーム10
に取り付ける前に、あらかじめウェザーストリップWと
両面テープ12とを一体化しておく。車体フレーム10
に取り付ける(貼り付ける)時は、ライナー12aをは
がして、第1接着剤層12bにより車体フレーム10に
対して貼り付けるのである。
【0018】両面テープ12の厚さは0.6〜1.2m
m程度であり、好ましくは0.8mm程度である。もち
ろん、両面テープ12の構造については、図6に示され
るものに限定されるのではなく、本発明の枠内で適宜の
ものを採用することが可能である。車体側シールリップ
3は、車体フレーム10に当接してシール性を確保す
る。ドア側シールリップ4は、ドアフレーム13に当接
してシール性を確保する。
【0019】<第2実施形態>図4は、第2実施形態に
係るウェザーストリップWとその取り付け構造を示す。
第1実施形態との違いは、第1取付面2aと第2取付面
2bとは隣接しており、かつ両者の角度θが90度近く
に設定されていることである。その他の構成は第1実施
形態と同じである。θの好ましい数値は15度から90
度であり、より好ましくは30度である。これにより、
ウェザーストリップWの車体フレーム10に対する取り
付け性を確保することができる。
【0020】<両面テープ貼り付け装置>図5は、ウェ
ザーストリップに両面テープを貼り付ける場合の貼り付
け装置の構成を示す概念図である。ウェザーストリップ
Wは、不図示の成形装置により押し出し成形された後
に、クリップ11を自動挿入し型成形部と接続しループ
状としてから、貼り付け機にセットされ、搬送機構によ
って長手方向(矢印C方向)に搬送される。搬送経路の
上方に大径の冷却兼圧着ローラ20と、この冷却兼圧着
ローラ20に外接する小径のガイドローラ21,22
と、供給ローラ23と、熱風を供給するジェットヒータ
24(加熱手段に相当する。)とを備えている。
【0021】両面テープ12は、リールに巻き取られた
巻き取り体(不図示)から順次矢印B方向に供給され、
ガイドローラ21の端面とガイドローラ22の端面にそ
の幅方向を挟持された状態で供給される。ジェットヒー
タ24は、ウェザーストリップの第2取付面2bと両面
テープの第2接着剤層12dに、200℃〜400℃の
熱風を送り込み、第2取付面2bの表面の埃などを焼却
又は吹き飛ばし、第2接着剤層12dを溶融し冷却兼圧
着ローラ20で押し当て接着させる。
【0022】第1取付面2aと第2取付面2bとは、所
定角度θだけ傾斜しているから、第2取付面2bに熱風
を供給しても、第1取付面2aには熱風が与える影響が
少ないので、クリップ11が溶けてしまうことはない。
したがって、あらかじめ、第1取付面2aにクリップ1
1を取り付けた状態にしておいても問題はない。よっ
て、ウェザーストリップの押出成形からクリップの装
着、型成形部と接続してループ状とすること、両面テー
プの貼り付けを機械で行い自動化することができる。ま
た、両面テープ貼り付け前の脱脂とプライマー塗布を行
わなくてもよく、この点においても、コストダウンに寄
与することができる。さらに、第1取付面2aと第2取
付面2bとが傾斜しているので、ライナー12aを剥が
しやすくなり、作業性が向上する。
【0023】<別実施形態>本発明を応用できるウェザ
ーストリップの形状については、実施形態のものに限定
されるものではなく、本発明の枠内で適宜の変形例が考
えられる。第1取付面と第2取付面は、平面である必要
はなく曲面に形成されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るウェザーストリップの構成
を示す断面図
【図2】図1に示すウェザーストリップの車体に対する
取り付け構造を示す図
【図3】ウェザーストリップが取り付けられる自動車を
示す図
【図4】第2実施形態に係るウェザーストリップの構成
を示す断面図
【図5】両面テープ貼り付け装置の構成を示す概念図
【図6】両面テープの構成を示す図
【図7】従来技術に係るウェザーストリップの取付構造
を示す図
【符号の説明】
2 取付基部 2a 第1取付面(クリップ取付面) 2b 第2取付面(テープ取付面) 10 車体フレーム 10a 第1被取付面 10b 第2被取付面 11 クリップ 12 両面テープ θ 角度 W ウェザーストリップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に対してクリップにより取り付けら
    れる第1取付面と、 車体に対して両面テープにより取り付けられる第2取付
    面とを備え、 前記第2取付面が、前記第1取付面に対して、所定の角
    度傾斜して形成されていることを特徴とするウェザース
    トリップ。
  2. 【請求項2】 前記所定の角度は、15度以上90度以
    下であることを特徴とする請求項1に記載のウェザース
    トリップ。
  3. 【請求項3】 車体の第1被取付面に対して取り付けら
    れる第1取付面と、車体の第2被取付面に対して取り付
    けられる第2取付面とを備え、前記第2被取付面が、前
    記第1被取付面に対して、所定の角度傾斜して形成され
    ているウェザーストリップの取付構造であって、 前記第1取付面は、クリップにより前記第1被取付面に
    対して取り付けられ、前記第2取付面は、両面テープに
    より前記第2被取付面に対して取り付けられるウェザー
    ストリップの取付構造。
JP2003050873A 2003-02-27 2003-02-27 ウェザーストリップ及びその取付構造 Withdrawn JP2003260938A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003050873A JP2003260938A (ja) 2003-02-27 2003-02-27 ウェザーストリップ及びその取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003050873A JP2003260938A (ja) 2003-02-27 2003-02-27 ウェザーストリップ及びその取付構造

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000288063A Division JP3420562B2 (ja) 2000-09-22 2000-09-22 ウェザーストリップの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003260938A true JP2003260938A (ja) 2003-09-16

Family

ID=28672902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003050873A Withdrawn JP2003260938A (ja) 2003-02-27 2003-02-27 ウェザーストリップ及びその取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003260938A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3420562B2 (ja) ウェザーストリップの製造方法
JPH0699504A (ja) フィルムチューブおよびセンターシール方法
JP2003260938A (ja) ウェザーストリップ及びその取付構造
JP3532522B2 (ja) ウェザーストリップとその取付構造
JP2003165397A (ja) ウェザーストリップ及びその取付構造
JP3532521B2 (ja) ウェザーストリップの取付構造
JP2002172938A (ja) ウェザーストリップとその取付構造
JP2020104664A (ja) テープ付きシール部材の製造方法
JP2004106842A (ja) ウェザーストリップとその取付構造
JP2003165342A (ja) ウエザストリップの製造方法
JP2000296738A (ja) 自動車用装飾モールおよびその取付構造
JP2003165341A (ja) ウエザストリップ及びその取付構造
WO2009157472A1 (ja) ゴム材巻取り用の複合ライナー
JP5611774B2 (ja) 車両用ガラスモールとその製造方法
JP2015059203A (ja) 止水用シール材及びその止水用シール材を使用したシール方法
JP2015058895A (ja) 止水用シール材及びその止水用シール材を使用したシール方法
JP2004155237A (ja) 車両用装飾縁部材、及びその製造方法
JP3175486B2 (ja) ウエザストリップ用シール材
JP3540601B2 (ja) 枠体付きパネルの製造方法
JP2000168366A (ja) ウェザーストリップの固定方法及びウェザーストリップ固定用両面粘着テープ
JP2017077662A (ja) インサート成形法
US11701840B2 (en) Connection method for chassis sealing elements
JP4032838B2 (ja) 車両用装置
JP2006306244A (ja) 自動車用ウエザストリップ
JP2006205847A (ja) 自動車用ウエザストリップ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204