JP2003260582A - レーザ加工装置のノズル脱着機構 - Google Patents

レーザ加工装置のノズル脱着機構

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JP2003260582A JP2002061127A JP2002061127A JP2003260582A JP 2003260582 A JP2003260582 A JP 2003260582A JP 2002061127 A JP2002061127 A JP 2002061127A JP 2002061127 A JP2002061127 A JP 2002061127A JP 2003260582 A JP2003260582 A JP 2003260582A
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文雄 熊坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具を用いることなく、ノズルを加工ヘッド
本体側に対して簡単に脱着することができるレーザ加工
装置のノズル脱着機構を提供する。 【解決手段】 本発明のレーザ加工装置のノズル脱着機
構は、ノズル24と係脱可能に係合してノズル24を加
工ヘッド本体20のハウジング21に対して保持する保
持手段25と、それ自身回転することによって、保持手
段25を、ノズル24と係合する係合位置と、ノズル2
4との係合状態を解除可能な係合解除位置とに位置させ
ることができる回転体23と、直線的に進退する操作体
27と、操作体27の進退動作を回転体23の回転動作
に変換する手段26,50とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ加工装置の
加工ヘッドに設けられ、ノズルを加工ヘッドに対して着
脱するためのノズル脱着機構に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光によって被加工材料としてのワ
ークを加工(熱切断)するレーザ加工装置は、従来から
様々な形態のものが知られている。例えば、設置型のレ
ーザ加工機においては、その加工ヘッドの下部に、レー
ザビームをワークへ照射するノズルが設けられている。
【0003】このようなノズルは、加工点に近い部品で
あるため、レーザ切断した際に出るスパッタが付着した
り、材料から戻ってくるレーザ光や材料溶融物によって
溶けが発生する。また、切断する材料が異なれば、使用
するノズルも異なる。そのため、レーザ加工装置におい
ては、ノズルを交換することができるように、ノズルが
加工ヘッドに対して着脱自在となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ノズル
は、加工ヘッドに対してネジにより螺合されるのが一般
的である。そのため、工具(治具)を必要とする場合も
あり、ノズルの交換作業に時間がかかる。また、工具が
必要な場合には、工具の管理も必要となる。
【0005】本発明は、前記事情に着目してなされたも
のであり、工具を用いることなく、ノズルを加工ヘッド
本体側に対して簡単に脱着することができるレーザ加工
装置のノズル脱着機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明は、レーザ加工装置の加
工ヘッドに設けられ、レーザビームをワークへ照射する
ノズルを、加工ヘッド本体に対して脱着するためのノズ
ル脱着機構において、前記加工ヘッド本体に設けられ、
前記ノズルと係脱可能に係合してノズルを加工ヘッド本
体に対して保持する保持手段と、それ自身回転すること
によって、前記保持手段を、前記ノズルと係合する係合
位置と、前記ノズルとの係合状態を解除可能な係合解除
位置とに位置させることができる回転体と、前記加工ヘ
ッド本体に設けられ、直線的に進退する操作体と、前記
操作体の進退動作を前記回転体の回転動作に変換する手
段とを具備することを特徴とする。
【0007】この請求項1に記載された発明において
は、単に操作体を進退させるだけのワンウェイ操作で、
加工ヘッド本体に対してノズルを脱着することができ
る。そのため、脱着作業が極めて簡単であり、従来のよ
うに工具を使用したネジ回し操作によってノズルを外す
という煩雑な作業を行なわずに済む。
【0008】また、請求項2に記載された発明は、請求
項1に記載された発明において、前記保持手段と前記ノ
ズルとの係合状態を保持する係合保持手段を備えている
ことを特徴とする。
【0009】この請求項2に記載された発明において
は、ノズルを加工ヘッド本体に対して確実に固定するこ
とができる。なお、請求項3に記載の発明のように、前
記係合保持手段としては、前記操作体を付勢するバネ
や、前記加工ヘッド本体からノズルへ供給されるアシス
トガスを利用することができる。特に、バネとアシスト
ガスとを併用すれば、ノズルの保持力を飛躍的に高める
ことができる。
【0010】また、請求項4に記載された発明は、請求
項1ないし請求項3のいずれかに記載された発明におい
て、前記操作体を自動的に進退させる制御手段を備えて
いることを特徴とするまた、請求項5に記載された発明
は、請求項4に記載された発明において、前記操作体が
流体圧によって進退するピストンであり、前記制御手段
は、ピストンに対する流体の給排を制御することを特徴
とする。
【0011】請求項4および請求項5に記載された発明
においては、操作体を自動で進退させることができるた
め、ノズルを自動で脱着させることが可能になる。した
がって、ノズル交換を更に簡単に行なうことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実
施の形態に係るノズル脱着機構を備えたレーザ加工機
(レーザ加工装置)1を示している。図示のように、レ
ーザ加工機1は、水平に敷設された固定のXYテーブル
3上に被加工材料としてのワークWを案内し、このワー
クWをレーザビームLBで熱切断するものである。
【0013】レーザビームLBは、レーザ加工機1の装
置本体に設けられたレーザ発振装置5で発振され、強度
調整装置7および反射鏡9を介して加工ヘッド11に案
内される。加工ヘッド11の内部には集光レンズ13が
設けられており、レーザビームLBは、この集光レンズ
13で集光されて、焦点位置でワークWを熱切断する。
【0014】また、ワークWは、クランプ15で把持さ
れ、切断されるべき部位が加工ヘッド11の直下に来る
ように、XYテーブル3上で水平移動されるようになっ
ている。この場合、クランプ15は、ワークWを把持し
た状態で、XY軸用サーボモータで平面X,Y方向に駆
動されるようになっている。また、加工ヘッド11は、
Z軸用サーボモータで上下方向に駆動されるようになっ
ている。
【0015】図2には、レーザ加工機1の加工ヘッド1
1の詳細な構成が示されている。ここで、図2の(a)
は、加工ヘッド11の縦断面図であり、図2の(b)は
図2の(a)のA−A線に沿う断面図であり、図2の
(c)は図2の(a)のB−B線に沿う断面図であり、
図2の(d)は図2の(c)のD部の拡大断面図であ
る。
【0016】図示のように、加工ヘッド11は、加工ヘ
ッド本体20の下部のハウジング21に、後述するノズ
ル脱着機構を介して、ノズル25がハウジング21に対
し着脱自在に取り付けられて成るものである。ノズル2
4は、レーザ光およびアシストガスの出口となる開口4
0が設けられた先端部24aと、ハウジング21に取り
付けられる取付端部24bとを有している。また、ハウ
ジング21には、ノズル24の取付端部24bに形成さ
れた位置決め凹部42と係合してノズル24の芯出しを
行なう(レーザビームLBの光軸O1とノズル24の軸
心O2とを位置合わせする)凸状の内筒部21aが下方
に突出して設けられている。なお、内筒部21aの外周
には、ノズル24が内筒部21aと係合した際にノズル
24とハウジング21との間で圧縮されるバネ31が巻
装されている。この場合、バネ31は、ハウジング21
に固定されたバネ抑え部材32によって保持されてお
り、これにより、内筒部21aからの脱落が防止されて
いる。
【0017】また、ハウジング21には、内筒部21a
の外側にこれと略同心的に位置する凸状の外筒部21b
が下方に突出して設けられている。この外筒部21b
は、内筒部21aと係合するノズル24の取付端部24
bの周囲を外側から覆うように延びており、ノズル24
を保持する保持手段としての複数の球25を有してい
る。この場合、球25は、図2の(c)に示されるよう
に、ハウジング21の径方向に貫通して形成され且つハ
ウジング21の周方向に互いに所定の間隔で離間して位
置された複数の穴44内に嵌め込み保持されており、後
述する回転筒23の作用により穴44から外筒部21b
の内側空間内に対して突没自在となっている。そして、
球25は、ノズル24の外周面に形成された対応する凹
溝24cと係合することにより、ノズル24を軸方向に
位置決めして保持する。なお、外筒部21bの内側空間
内への球25の突出量を規制するために、外筒部21b
の内面には、図2の(d)に示されるように、穴44を
部分的に閉塞する抜け止め部45が設けられている。
【0018】ハウジング21の外筒部21bの外周に
は、外筒部21bに保持された球25を径方向外側から
抑え且つ球25を外筒部21bの内側空間内に対して突
没させる回転可能な回転筒(回転体)23が嵌合されて
いる。図3に明確に示されるように、回転筒23は、ハ
ウジング21の外筒部21bの外周面と接するその内周
面に、外筒部21bの各穴44に対応して形成された複
数の溝46を有している。これらの溝46は、穴44と
同じピッチで、回転筒23の周方向に互いに離間して設
けられている。このような構成では、回転筒23の溝4
6を除く内周面部位47が、外筒部21bの穴44と対
向してこれを外側から塞ぐように位置されると(図2の
(d)の状態)、穴44内に保持された球25は、回転
筒23の内周面部位47によって径方向外側から径方向
内側へと押し出されて、外筒部21bの内側空間内に所
定量突出する(無論、この場合、球25の突出量は抜け
止め部45によって規制される)。一方、その状態から
回転筒23を回転させて溝46を穴44と対向するよう
に位置させると、球25を溝46に落ち込ませて外筒部
21bの内側空間内から退避させることができる。
【0019】なお、回転筒23は、ハウジング21に固
定された保持体22によって回転可能に保持されてい
る。すなわち、回転筒23は、ハウジング21と保持体
22との間で挟持されつつ、これらの部材21,22に
よって案内されながら回転方向に摺動できる。
【0020】図2の(a)および図2の(b)に明確に
示されるように、ハウジング21内には、操作体として
のピストン27が進退自在に配設されている。この場
合、ピストン27は、ハウジング21に形成された空間
S内に摺動可能に収容されており、ハウジング21にガ
イドされながら直線的に進退できる。また、ピストン2
7の一端にある操作端部27aは、ハウジング21の外
部に突出しており、ハウジング21の外部からピストン
27を進退操作できるようになっている。
【0021】ピストン収容空間S内には、ピストン27
とハウジング21との間に位置して、ピスト27を空間
S内から外部に突出させる方向(図中C方向)に付勢す
るバネ(係合保持手段)28が配設されている。また、
バネ28の付勢力によってピストン27が空間Sから抜
け出さないように、ハウジング21には、空間S内から
のピストン27の抜けを防止する抜け止め部材29が固
定されている。この場合、ピストン27の操作端部27
aは、抜け止め部材29を通じて外部に突出しており、
この抜け止め部材29によってハウジング21からの突
出量が規制されている。
【0022】また、回転筒23にはピン26が固定され
ている。このピン26は、ハウジング21のピストン収
容空間S内に突出するとともに、ピストン21に形成さ
れた長穴50と係合している。この長穴50は回転筒2
3の径方向に延びており、ピン26はこの長穴50内で
回転筒23の径方向に移動することができる。
【0023】次に、ハウジング21に対するノズル24
の脱着方法について説明する。まず、ピストン27がバ
ネ28の付勢力によって抜け止め部材29に当てられた
図2の(b)に示される状態では、回転筒23の溝46
を除く内周面部位47が、外筒部21bの穴44と対向
してこれを外側から塞ぐように位置されるようになって
いる(図2の(d)の状態)。したがって、穴44内に
保持された球25は、回転筒23の内周面部位47によ
って径方向外側から径方向内側へと押し出され、外筒部
21bの内側空間内に所定量突出している。この時、ノ
ズル24の位置決め凹部42とハウジング21の内筒部
21aとが係合していれば、球25とノズル24の凹溝
24cとが係合して、ノズル24がハウジング21に対
して固定的に取り付けられた状態となる。その状態が図
2の(a)に示されている。
【0024】続いて、この取り付け状態でハウジング2
1からノズル24を取り外す場合には、バネ28の付勢
力に抗してピストン27の操作端部27aを指で空間S
内に(C方向と逆方向に)押し込む。このピストン27
の直線的な移動により、ピストン27の長穴50に係合
するピン26もピストン27とともに直線的に移動し、
これにより、ピン26に固定された回転筒23が回転す
る。また、この時、ピン26は、回転筒23の回転に伴
って、長穴50内で回転筒23の径方向に移動する。す
なわち、ピン26は、長穴50と協働して、ピストン2
7の直線的な動きを回転筒23に伝達して、回転筒23
を回転させる(ピストン27の直線運動を回転筒23の
回転運動に変換する)。
【0025】このようにして回転筒23が回転される
と、例えばピストン27がその所定のストロークの終端
に達した時点で、回転筒23の各溝46がハウジング2
1の外筒部21bの各穴44と対向する。これにより、
ノズル24を介して常時バネ31から付勢力を受けてい
る穴44内の球25は、回転筒23の内周面部位47か
らの拘束力を失ったことにより、溝46に落ち込んで係
合し、外筒部21bの内側空間内から退避するようにな
る。したがって、球25とノズル24の凹溝24cとの
係合が解除され、球25によってノズル24を保持する
力がなくなる。そして、保持力を失ったノズル24は、
バネ31の付勢力によって外筒部21bの内側空間から
押し出され、ノズル24の位置決め凹部42とハウジン
グ21の内筒部21aとの係合が解除される。すなわ
ち、ハウジング21からノズル24が取り外される。
【0026】一方、ノズル24をハウジング21に取り
付ける場合には、バネ28の付勢力に抗してピストン2
7の操作端部27aを指で空間S内に(C方向と逆方向
に)押し込んで、回転筒23の各溝46をハウジング2
1の外筒部21bの各穴44に対向させ、球25を外筒
部21bの内側空間内から退避させられるようにしてお
く。そして、その状態を保持したまま、すなわち、ピス
トン27を指で押したまま、ノズル24の取付端部24
bを下方から外筒部21bの内側空間内に押し込み、ノ
ズル24の位置決め凹部42とハウジング21の内筒部
21aとを係合させる。この時、球25は、ノズル24
によって外筒部21bの内側空間から退避されるように
押し出されて、回転筒23の溝46内に落ち込むように
なる。そして、その状態で、ピストン27の操作端部2
7aから指を離すと、ピストン27は、バネ28の付勢
力によって元の突出位置に戻り、これにより、ピン26
を介して回転筒23が回転し、回転筒23の溝46を除
く内周面部位47が、外筒部21bの穴44と対向して
これを外側から塞ぐように位置される(図2の(d)の
状態)。そのため、球25は、回転筒23の内周面部位
47によって径方向外側から径方向内側へと押し出さ
れ、穴44と対向して位置するノズル24の凹溝24c
と係合する。これにより、ノズル24がハウジング21
に対して固定的に取り付けられる(図2の(a)の状
態)。
【0027】以上説明したように、本実施形態のレーザ
加工機1のノズル脱着機構は、加工ヘッド本体20のハ
ウジング21に設けられ且つノズル24と係脱可能に係
合してノズル24を加工ヘッド本体20のハウジング2
1に対して保持する保持手段としての球25と、それ自
身回転することによって、球25を、ノズル24と係合
する係合位置と、ノズル24との係合状態を解除可能な
係合解除位置とに位置させることができる回転体として
の回転筒23と、加工ヘッド本体20のハウジング21
に設けられ且つ直線的に進退する操作体としてのピスト
ン27と、ピストン27の進退動作を回転筒23の回転
動作に変換するピン26および長穴50とを具備してい
る。
【0028】したがって、単にピストン27を押し込む
だけのワンプッシュ操作で、加工ヘッド本体20のハウ
ジング21に対してノズル24を脱着することができ
る。そのため、脱着作業が極めて簡単であり、従来のよ
うに工具を使用したネジ回し操作によってノズルを外す
という煩雑な作業を行なわずに済む。
【0029】また、本実施形態では、バネ28によって
球25とノズル24との係合状態が保持されるようにな
っている。したがって、ノズル27をハウジング21に
対して確実に固定することができる。
【0030】図4には、前述した実施形態の変形例が示
されている。なお、図4において、前述した実施形態と
共通する構成部分については、同一符号が付されてい
る。この変形例では、ハウジング21に形成されたガス
穴63(図2の(b)にも図示されている)を通じてピ
ストン27に流体圧を作用させることにより、ピストン
27をバネ28の付勢力に抗する方向(C方向と逆方
向)に移動させるようになっている。具体的には、方向
切換弁およびガス供給源(いずれも図示せず)を含む公
知のガス給排回路をガス穴63に接続するとともに、前
記方向切換弁の切換えを図示しない制御装置で制御する
ことにより、ピストン27に対するガスの給排を制御し
て、ピストン27を自動的に進退させるようにする。な
お、その他の構成は前述した実施形態と同一である。
【0031】このような構成では、ピストン27を指で
操作することなく自動で進退させることができるため、
ノズル24を自動で脱着させることが可能になる。した
がって、ノズル交換を更に簡単に行なうことができる。
なお、本変形例の場合には、ガス穴63を通じて流れる
ガスが外部に漏れないように、ハウジング21とピスト
ン27および抜け止め部材29との間にOリング等のシ
ール部材75,76,77を介挿することが望ましい。
【0032】また、前述した実施形態では、図2の
(b)に示されるように、レーザビームLBおよびこれ
を補助するアシストガスが流れるハウジング21の通路
60を接続通路62を介してピストン収容空間Sに連通
させ、空間S内に流入するアシストガスをバネ28の付
勢方向と同じ方向でピストン27に作用させるようにし
ても良い。このようにすれば、ノズル28の保持力を更
に強くすることができ、レーザ加工中におけるノズル2
4の不意な落下を防止することができる。この構成は、
特に前述したノズル自動脱着の変形例に適用すると、バ
ネ28だけに頼らないで済むため、有益である。なお、
この構成においては、アシストガスをシールするために
ハウジング21とピストン27との間にOリング等のシ
ール部材65を介挿することが望ましい。
【0033】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施でき
ることは言うまでもない。例えば、前述した実施形態で
は、球25によってノズル24が保持されているが、球
に限らず、ノズル24と係脱可能に係合してノズルを保
持できれば、どのようなものであっても良い。また、前
述した実施形態では、ピストン27の進退動作がピン2
6を介して回転筒23の回転動作に変換されているが、
進退動作を回転動作に変換できれば、公知のどのような
機構を採用しても構わない。また、前述した実施形態で
は、ノズル24と球25との係合状態がバネ28によっ
て保持されているが、係合状態の保持は、バネに限ら
ず、公知の様々な手段によって実現できることは言うま
でもない。また、ピストン27を自動的に進退させる手
段は、ガスに限らず、公知のどのような手段を用いても
構わない。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、単
に操作体を進退させるだけのワンウェイ操作で、加工ヘ
ッド本体に対してノズルを脱着することができる。その
ため、脱着作業が極めて簡単であり、従来のように工具
を使用したネジ回し操作によってノズルを外すという煩
雑な作業を行なわずに済む。請求項2および請求項3に
記載された発明によれば、請求項1に記載された発明と
同様の作用効果が得られるとともに、ノズルを加工ヘッ
ド本体に対して確実に固定することができる。請求項4
および請求項5に記載された発明によれば、請求項1な
いし請求項3のいずれかに記載された発明と同様の作用
効果が得られるとともに、操作体を自動で進退させるこ
とができるため、ノズルを自動で脱着させることが可能
になる。したがって、ノズル交換を更に簡単に行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るノズル脱着機構を備え
たレーザ加工機の概略構成図である。
【図2】(a)は、加工ヘッドの縦断面図、(b)は
(a)のA−A線に沿う断面図、(c)は(a)のB−
B線に沿う断面図、(d)は(c)のD部の拡大断面図
である。
【図3】回転筒の部分斜視図である。
【図4】ピストン周辺の変形例に係る構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 レーザ加工機(レーザ加工装置) 20 加工ヘッド本体 24 ノズル 23 回転筒(回転体) 25 球(保持手段) 26 ピン 27 ピストン(操作体) 50 長穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三吉 弘信 神奈川県座間市相模が丘6−25−1−609 Fターム(参考) 4E068 CD15 CH02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ加工装置の加工ヘッドに設けら
    れ、レーザビームをワークへ照射するノズルを、加工ヘ
    ッド本体に対して脱着するためのノズル脱着機構におい
    て、 前記加工ヘッド本体に設けられ、前記ノズルと係脱可能
    に係合してノズルを加工ヘッド本体に対して保持する保
    持手段と、 それ自身回転することによって、前記保持手段を、前記
    ノズルと係合する係合位置と、前記ノズルとの係合状態
    を解除可能な係合解除位置とに位置させることができる
    回転体と、 前記加工ヘッド本体に設けられ、直線的に進退する操作
    体と、 前記操作体の進退動作を前記回転体の回転動作に変換す
    る手段と、 を具備することを特徴とするノズル脱着機構。
  2. 【請求項2】 前記保持手段と前記ノズルとの係合状態
    を保持する係合保持手段を備えていることを特徴とする
    請求項1に記載のノズル脱着機構。
  3. 【請求項3】 前記係合保持手段は、前記操作体を付勢
    するバネおよび/または前記加工ヘッド本体からノズル
    へ供給されるアシストガスであることを特徴とする請求
    項2に記載のノズル脱着機構。
  4. 【請求項4】 前記操作体を自動的に進退させる制御手
    段を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項
    3のいずれかに記載のノズル脱着機構。
  5. 【請求項5】 前記操作体が流体圧によって進退するピ
    ストンであり、前記制御手段は、ピストンに対する流体
    の給排を制御することを特徴とする請求項4に記載のノ
    ズル脱着機構。
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