JP2003260504A - 圧延機用ロール組替装置 - Google Patents

圧延機用ロール組替装置

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JP2003260504A JP2002066342A JP2002066342A JP2003260504A JP 2003260504 A JP2003260504 A JP 2003260504A JP 2002066342 A JP2002066342 A JP 2002066342A JP 2002066342 A JP2002066342 A JP 2002066342A JP 2003260504 A JP2003260504 A JP 2003260504A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下のロール駆動モーターがロールを挟んで
左右に配置された圧延機において、上下のロール及び支
持ロールを個別に組み替えることを可能にする、圧延機
のロール組替装置を提供する。 【解決手段】 ハウジング固定レールの下ロール駆動モ
ーター側延長線上に基礎固定レールと上下動レール配置
し、それらの上を移行する組替台車を備え、下ロールを
圧延機から上ロール駆動モーター側に抽出した跡の空間
に組替台車を下ロール駆動モーター側から挿入し、組替
台車上に上ロール又は上支持ロールを載せ、下ロール駆
動モーター側に抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は金属の板材を圧延す
る圧延機のロール組み替えに関するものである。 【0002】 【従来の技術】図1に示す如く、圧延機1はハウジング
2内に上下軸箱3、4を介して支承される上下一対のロ
ール5,6を備えている。上下一対のロール5,6のう
ち上方に位置する上ロール5の駆動側にはロール組替時
に着脱可能な嵌合で接続されているロール側自在接手
9、スピンドル10、モーター側自在接手11,上ロー
ル駆動用モーター12を接続している。又、上下一対の
ロール5,6のうち下方に位置する下ロール6の駆動側
にはロール組替時に着脱可能な嵌合で接続されているロ
ール側自在接手15、スピンドル16、モーター側自在
接手17,下ロール駆動用モーター18を接続してい
る。 【0003】ハウジング2における上ロール5の上部に
は上ロール5の曲がりを押さえる上支持ロール21を上
軸箱22を介して支承しており、下ロール6の下部には
下ロール6の曲がりを押さえる下支持ロール23を下軸
箱24を介して支承している。 【0004】圧延中にロールは摩耗し肌が荒れるので、
肌荒れが限度を超えると新しいロールと交換するロール
組替を行うがその際、上下のロール5,6と上下の支持
ロール21,23は圧延機1より矢印”ロール組替方
向”に、2点鎖線5’、6’、21’、23’で示す位
置に抽出した後、新ロール組立と交換して矢印とは逆方
向に挿入する。又、ロール5,6と支持ロール21,2
3の摩耗量が著しく異なるため両者のロール組替頻度も
異なるので、一般的には上下のロール5,6と上下の支
持ロール21,23はセットで個別に組み替えられる。 【0005】一方、図1に示す従来技術による圧延機に
おいては、上下のロール側自在接手9,15が上下に並
んで配置されているため、自在接手9,15の外径d
2’をロール5,6の直径dより大きく成し得ない欠点
があった。自在接手のトルク伝達能力はその外径の3乗
に比例して増減するが、この欠点のため同一作業ロール
径の圧延機でより大きな圧延トルクを必要とする最近の
技術的要求(例えば平成13年12月18〜19日に開
催された財団法人金属系材料研究開発センター及び次世
代金属・複合材料研究開発協会主催の第4回スーパーメ
タルシンポジウムで発表された低温で大歪圧延を必要と
する新材料”スーパーメタル”)に対応するロールの駆
動機構を作り得なかった。 【0006】他方、本発明の発明者は最近の技術的要求
に対応すべく、特願2001-106201にてロール径を細く保
ちながら大きな圧延トルクを伝達可能な駆動機構を有す
る圧延機を提案していて、その骨子を図2に示す。 【0007】図2に示す如く、圧延機1はハウジング2
内に上下軸箱3、4を介して支承される上下一対のロー
ル5,6を備えている。上下一対のロール5,6のうち
上方に位置する上ロール5の駆動側には上アダプター8
が焼き嵌め接続され、更に上アダプター8の駆動側には
ロール組替時に着脱可能な嵌合で接続されているロール
側自在接手9、スピンドル10、モーター側自在接手1
1,上ロール駆動用モーター12を接続している。 【0008】又、上下一対のロール5,6のうち下方に
位置する下ロール6は上ロール5と左右逆方向に駆動側
があり、下ロール6の駆動側には上ロールと同様に、下
アダプター14が焼き嵌め接続され、更に下アダプター
8の駆動側にはロール組替時に着脱可能な嵌合で接続さ
れているロール側自在接手15、スピンドル16、モー
ター側自在接手17,下ロール駆動用モーター18を接
続している。 【0009】ハウジング2における上ロール5の上部に
は上ロール5の曲がりを押さえる上支持ロール21を上
軸箱22を介して支承しており、下ロール6の下部には
下ロール6の曲がりを押さえる下支持ロール23を下軸
箱24を介して支承している。 【0010】かかる構成の圧延機においては上下のロー
ル側自在接手9,15が図1の如く上下に並んで配置さ
れないから、その外径d2はロール径dの大きさとは無
関係に、dより大きく設定できる。すなわち、図1,2
のロール径dを同一とした場合、図1のロール側自在接
手の外径d2’と図2のロール側自在接手の外径d2の
関係はd2’<d<d2となり、前述したように自在接
手のトルク伝達能力はその外径の3乗に比例して増減す
るから、図2の駆動機構の方が図1より大きなトルクを
伝達できる。 【0011】 【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2
では上下のロール駆動モーター12,18がロール5,
6を挟んで左右に配置されているが故にロール組替に際
し、上ロール5と上支持ロール21は矢印”上ロール組
替方向”方向の2点鎖線3’、5’の位置に又下ロール
6と下支持ロール23は矢印”下ロール組替方向”方向
の2点鎖線6’、23’の位置に、それぞれセットで抽
出しなければならなかった。前記した如くロールと支持
ロールの組替頻度は異なり、頻度の高いロールを組み替
える際、その必要がない支持ロールも圧延機から抽出し
なければならない欠点があった。 【0012】本発明は上述せる実情に鑑みてなしたもの
で、上下1対のロールをアダプター、ロール側自在接
手、スピンドル、モーター側自在接手を介してそれぞれ
上駆動モーターと下駆動モーターで駆動し且つ上駆動モ
ーターと下駆動モーターをロールを挟んで左右に配置し
た圧延機において、上下のロールと支持ロールをそれぞ
れ別個に、組替頻度に合わせて組み替える組替装置を提
供することを目的としている。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明の圧延機用ロール
組替装置は、下のロールと支持ロールを組み替える際は
従来技術及びその延長技術を用いるが、上のロールと支
持ロールの組み替えは上ロール用の組替台車を下駆動モ
ーター側に設置し、下ロールを上駆動モーター側に圧延
機より抽出した跡の空間を利用して、組替台車を下駆動
モーター側から圧延機内に挿入し、上のロール又は支持
ロールを積載し、且つ下駆動モーター側に抽出すること
を手段としている。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。 【0015】図3〜20は本発明の圧延機用ロール組替
装置を実施する形態の例である。先ず、図3〜11によ
り従来技術とその延長技術及び特願2001-106201にて提
案済みの技術による構成部品について説明する。 【0016】図3〜5に示す如く、圧延機101はハウ
ジング102内に上下軸箱132、142を介して支承
される上下一対のロール131,141を備えている。
上下一対のロール131,141のうち上方に位置する
上ロール131の駆動側軸端部133にはアダプター1
34が焼き嵌め接続され、更にアダプター134の駆動
側にはロール組替時に着脱可能な嵌合で接続されている
ロール側自在接手171、スピンドル172、モーター
側自在接手173,上ロール駆動用モーター174を接
続している。 【0017】又、上下一対のロール131,141のう
ち下方に位置する下ロール141は上ロール131と左
右逆方向に駆動側があり、下ロール141の駆動側軸端
部143には上ロールと同様に、下アダプター144が
焼き嵌め接続され、更に下アダプター144の駆動側に
はロール組替時に着脱可能な嵌合で接続されているロー
ル側自在接手181、スピンドル182、モーター側自
在接手183,下ロール駆動用モーター184を接続し
ている。 【0018】ハウジング102における上ロール131
の上部には上ロール131の曲がりを押さえる上支持ロ
ール151を上軸箱152を介して支承しており、上軸
箱152の上部には上支持ロール151の軸方向両側を
押さえるよう圧下スクリュー103を備えている。圧下
スクリュー103はハウジング102上部の駆動装置1
11を介して図示しないモーターで駆動され且つハウジ
ング上部に取り付けられた圧下ナット112と噛み合っ
て上下動する。 【0019】ハウジング上部に取り付けられたバランス
シリンダー106のピストン107にはピン108を介
してバランスビーム109がピン結合され、バランスビ
ーム109の下端両側のフック110が上軸箱152の
上部に一体的に設けられたフック153と係合してい
る。又、ここで図6を参照して、上軸箱152の下部に
一体的に設けられた脚部154内にあるシリンダー15
5のピストン156が上ロール131の軸箱132から
突き出た顎135を押し上げている。ここで図3〜5に
戻り、ピストン106とピストン156を上方に作動さ
せると、上ロール131の高さ方向の位置が上支持ロー
ル151、上軸箱152を介して圧下スクリュー103
によって定まり、その最低位置は図5左側に示す如く上
ロール131の下端が圧延機によって定まるパスライ
ン”PL”に接する位置である。又、最高位置は図5右
側に示す如く吊りビーム109の肩113がハウジング
102と一体のストッパー114に接する位置である。 【0020】ハウジング102における下ロール141
の下部には下ロール141の曲がりを押さえる下支持ロ
ール161を下軸箱162を介して支承しており、下軸
箱162の下部には下支持ロール161の軸方向両側を
台163を介して押さえるよう圧上スクリュー104を
備えている。圧上スクリュー104はハウジング102
下部の図示しない駆動装置を介して上下動する。 【0021】圧上スクリュー104を上昇させると下ロ
ール141の高さ方向の位置が台163、下軸箱16
2,下支持ロール161を介して圧上スクリュー104
によって定まり、その最高位置は図5左側に示す如く下
ロール141の上端がパスライン”PL”と一致する位
置である。この時、図6に示す如く、下ロール141の
下軸箱142の顎部145と顎部145に軸147を回
転中心として回転自在に取り付いている車輪148は、
ハウジング102に固定されたハウジング固定レール1
93内の溝194の内部にあって宙に浮いている。 【0022】圧上スクリュー104を下降させると下支
持ロール161は下ロール141を載せたまま下がり、
図5右側に示す如く、先ず下ロールの車輪148がハウ
ジング固定レール193のレール上面195に載る。次
に下支持ロールユニット160の台163がハウジング
102の下部に固定されているレール129上に載り、
最後に台163と圧上スクリュー114との間に隙間”
スキマ1”が生じる。 【0023】上下のロール131,141の駆動側軸端
部133,143とそれらに焼き嵌めされているアダプ
ター134,144間の焼き嵌めの強さは摩擦力だけで
圧延トルクを伝達可能な強さであり、アダプター13
4,144の外径d4はその摩擦力を得るために必要な
大きさである。又、アダプター134,144の駆動側
軸端136,146と上下のロール側自在接手171、
181間のトルク伝達は図9,10に示す如く、双方に
共通の外径d1で且つ幅Bで両面を削いだ小判型形状1
15を介して行われ、ロール組替の際分離可能な嵌合で
はまり合っている。 【0024】上スピンドル172は軸受け176を介し
て支持ビーム175で支承され、基礎上に設置された台
116に固定され且つモーター側自在接手173の屈曲
点P1と同一芯にあるピン177(図3)を揺動中心と
して、ハウジング102から一体的に突き出したブラケ
ット117にピン結合されたシリンダー178で上下に
揺動する。 【0025】下スピンドル182は軸受け186を介し
て支持ビーム185で支承され、基礎上に設置された台
118に固定され且つモーター側自在接手183の屈曲
点P2と同一芯にあるピン187(図3)を揺動中心と
して、基礎上に設置された台119にピン結合されたシ
リンダー188で上下に揺動する。支持ビーム185の
ロール側下部には下端189が一体的にあり、支持ビー
ム185が揺動下降した時、台119上のストッパー1
20の上に載って支持ビーム185の揺動最下位が定ま
る。 【0026】又、支持ビーム185のロール側下部には
カップリングサポート121とシリンダー122がリン
ク状にピン結合されている。圧延中はシリンダー122
は最短長さにあって、カップリングサポート121と一
体の頭部105は下のロール側自在接手181と離れて
いるが、ロール組替に際しシリンダー122を最大長さ
にすると、ピン123を回転中心として図10の2点鎖
線105’で示す位置に回転上昇し、ロール側自在接手
181と接触してその重量を支える。 【0027】下スピンドル182の下部にはシリンダー
124がある。上スピンドル172の下部には基礎上に
固定した台125があり、横送りフレーム126、横送
りレール127が載っている。又、図7に示す如く、横
送りレール127は2個あり、横送りフレーム126上
に着脱可能なように固定されていて、シリンダー128
で押し引きれて位置が変わる。更に、牽引車191が常
駐する基礎固定レール192がある。 【0028】図11に示す如く、ハウジング固定レール
193は2個のハウジング102を跨いでハウジングに
固定され、且つ上駆動モーターへ片持ち梁状に突き出て
いて、カップリングサポート196がピン結合されてい
る。図9に示す如く、カップリングサポート196とシ
リンダー198はハウジング固定レールにリンク状にピ
ン結合され、圧延中は最短長さにあるシリンダー198
に引かれてカップリングサポート196は開いている
が、組み替え中は最大長さになったシリンダー198’
で押され、ピン197を回転中心として2点鎖線19
6’で示す位置に閉じ、上のロール側自在接手171の
重量を支える。 【0029】以上に述べた圧延機101の構成部品は従
来技術とその延長技術及び特願2001-106201にて提案済
みの技術による構成部品で、次に本発明の中心をなす構
成部品について説明する。 【0030】図11〜14において、ハウジング102
に固定されたハウジング固定レール193の下駆動モー
ター側には基礎固定レール199と上下動レール200
及び4台のリフター300がある。リフター300は基
礎上に設置されたリフター台301に取り付けられたジ
ャッキ302により、リフター台301から上方に垂直
に伸びるガイド303に沿って垂直に上下動するレール
台304より成る。4台のジャッキ302は図示しない
1台のモーターで駆動されて同時に上下動する。レール
台304に固定された上下動レール200は更に組替台
車400を上部に搭載していて、ジャッキ302により
上下動レール200と組替台車400は上下動する。
又、基礎固定レール199と最下位部にある時の上下動
レール200の上面はハウジング固定レール193の上
面195と同一面を成し、その上を組替台車400が移
行する。 【0031】組替台車400は本体401下部に車輪4
02と減速機404を介してモーター403により駆動
されるピニオン405を備えている。ピニオン405は
基礎固定レール199と上下動レール200の内側に設
けられた縦型ラック201と噛み合い、モーター403
を駆動すると組替台車400がレール上を移動する。
又、モーター406で駆動されるジャッキ407が本体
401上に設置されており、ジャッキ頭部408はモー
ター406により上下動する。更に、ジャッキ駆動軸4
09を跨ぐレール410が台411を介して本体上に設
置されている。 【0032】図4に示す如く、下スピンドル182は圧
延中下ロール141に向かって上方に傾斜している。組
替台車400の下にあって、圧延機に近い軸受け186
の高さは図12で2点鎖線で示した186’であり、組
替台車400と干渉する。このため本発明では圧延中の
組替台車400の常駐位置を圧延機101から最も離れ
且つリフター300で持ち上げられた位置としている。 【0033】組替台車400を本来の組替用のレベル即
ち上下動レール200がハウジング固定レール193と
一致するレベルに下げるには、干渉を回避する位置まで
下スピンドル182をピン187(図3)を回転中心と
して揺動下降させる。その際、支持ビーム185のロー
ル側下端189(図4)が台119上のストッパー12
0に載った時、組替台車400と下スピンドル182の
軸受け186との干渉が回避されるようストッパー12
0の位置を予め決めて置く。 【0034】組替台車400の常駐位置には2台の横送
り装置500がある。横送り装置500は基礎上に固定
された台501の上部にピン結合されたシリンダー50
4で移行する横送り台車503と、横送り台車の車輪5
05が移行する台501に固定されたレール502より
成る。レール502は組替台車400が常駐位置にある
時の組替台車上のレール410の延長線上にある。 【0035】次に本発明が必要となった技術的背景を説
明する。 【0036】ロール組替作業は各ロールを付属部品と組
み立てた下記のユニットの状態でおこなう。 (1)上ロールユニット130・・上ロール131、上
軸箱132、アダプター134との組立集合体 (2)下ロールユニット140・・下ロール141、下
軸箱142、アダプター144、車輪148との組立集
合体 (3)上支持ロールユニット150・・上支持ロール1
51、上軸箱152、シリンダー155との組立集合体 (4)下支持ロールユニット160・・下支持ロール1
61、下軸箱162、台163との組立集合体 【0037】図15において、ロール131,141の
直径をd、アダプター134,144の外径をd4とす
れば、ロールユニット130,140と支持ロールユニ
ット150,160を矢印”上ロール組替方向”と”下
ロール組替方向”で示す方向に個別に圧延機より抽出す
るためには、d4>dであるが故に、干渉量1,2,3
で示す各ロールとアダプター間の干渉量を超えて各ロー
ル間隔を離間しなければならない。 ここに、干渉量1=d4−d 干渉量2=干渉量3=(d4−d)/2 である。 【0038】干渉量1と2は従来技術を使って各ロール
を離間させれば干渉を回避できるが、干渉量3はできな
い。その理由を図6で説明する。 【0039】ロールは圧延により摩耗し又肌が荒れて製
品の表面形状が劣化する。従って肌荒れが許容値を超え
たら圧延機より取り外してロール表面を研削し、再び圧
延機に組み込み、繰り返して使用する。この時、各ロー
ル共その直径に圧延機として許される最大値と最小値が
あり、図6では作業ロールのそれらを”d max”、”dmi
n”で、又支持ロールのそれらを”Dmax”、”Dmin”で
表している。 【0040】ピストン156の全ストロークは図6のS
1,S2で示されるストロークの合計である。この内、
ストロークS1は上支持ロール151と上ロール131
の最大径と最小径の差の1/2即ち(Dmax−Dmin)/2
+(d max−d min)/2を吸収する大きさであり、図6
の左側は最大径の時の、又右側は最小径の時の状態を必
要最小限のストローク量で図示してある。又、ストロー
クS2は干渉量4即ち上支持ロール151が最大径の時
の下端と上ロール131の軸箱132の上端までの距離
を吸収する大きさであって、これも必要最小限のストロ
ーク量で図示してある。 【0041】しかるに、上支持ロール脚部154と下ロ
ール軸箱142がなす隙間はロールが最大の時C1であ
ったものが最小時ではC2に狭まり、これ以上ピストン
155のストロークを大きくすることが出来ない。もし
大きくするとC2はゼロ若しくは理論的にはゼロ以下マ
イナスになり、マイナスになった分上下のロール13
1,141間に隙間ができて圧延機として成り立たなく
なる。一方干渉量3は干渉量4より大きいから、上ロー
ルと支持ロール間を干渉量3を回避するに十分な間隔に
離間させることができない。 【0042】以上に述べた技術的矛盾を解決し、上ロー
ル131と上支持ロール151がロール組み替えに必要
な離間距離を採り得ない圧延機においても、各ロールを
個別に組み替えるため、本発明では組替台車400を導
入した。 【0043】以下、本発明を実施する形態の例の作用を
説明する。 【0044】本発明の圧延機においては圧延終了後ロー
ル組替作業に入る前に、圧延機101を図17に示す如
き組替準備状態にする。 【0045】(1) 圧上スクリュウー114を下げ
て、下ロール軸箱142の車輪148をハウジング固定
レール193内のレール上面195に載せ、下ロール1
41と下支持ロール161間に隙間”スキマ2”を設
け、台163をレール129に載せて台163と圧上ス
クリュー114間に隙間”スキマ1”を設ける。 (2) 圧下スクリュー103を上げて、吊りビーム1
09の肩113(図5)をハウジング102のストッパ
ー114に当て、上ロール131及び上支持ロール15
1を最高位置に上げる。なお、この時上ロール131と
上支持ロール151は接触を保ったままである。 (3) 下の支持ビーム185にピン結合されたカップ
リングサポート121と一体の頭部105をピン123
を回転中心としてシリンダー122で回動させ、図10
の2点鎖線105’に示す如く、下のロール側自在継手
181に当ててその重量を支える。又、シリンダー12
2の油圧回路を遮断して油圧を封じ込める。 (4) ハウジング固定レール193にピン結合された
カップリングサポート196を図9に示す如く、ピン1
97を回転中心としてシリンダー198で回動させ、2
点鎖線196’で示す位置に閉じる。ただし、この時上
のロール側自在継手171は閉じたカップリングサポー
ト196’上にはまだ載っていない。 【0046】ロール組替作業は先ず下ロールユニット1
40を圧延機101から抽出し、組替台車400を挿入
する空間を設ける。図17において、牽引車191を基
礎固定レール192,横送りレール127及びハウジン
グ固定レール193上を走らせて下ロールユニット14
0に近づけ、フック202を下軸箱142のフック14
9に係合させ、下ロールユニット140を圧延機101
から抽出し、横送りレール127上の2点鎖線140’
で示す位置まで引き出す。図7に示す如く、横送りレー
ル127上には予め新しい下ロールユニット140”を
用意して置き、シリンダー128で横送りフレーム12
6を押して交換しする。新下ロールユニット140”の
圧延機101への挿入は以上の逆である。 【0047】下支持ロールユニット160の組替は図1
7において、シリンダー126先端のフック127と台
163のフック164を係合させ、下支持ロールユニッ
ト160を横送りフレーム126上の2点鎖線で示す位
置160’までシリンダー126で抽出する。その際、
図8に示す如く、2個ある横送りレール127の片方を
予め取り外して置く。横送りフレーム126上に引き出
された下支持ロールユニット160’はそのままでは上
スピンドル172の真下にあってクレーンが直接効かな
いからシリンダー128で効く位置まで横送りし、クレ
ーンで新下支持ロールユニットと交換する。新下支持ロ
ールユニットの圧延機への挿入は以上の逆である。な
お、横送りレール127を2個共取り外し、新下支持ロ
ールユニットを予め横送りフレーム126上に準備して
置く下支持ロールユニットのクイックチェンジも可能で
ある。 【0048】上ロールユニット130の組み替えは下ロ
ールユニット140が圧延機内にない状態で、次のステ
ップで行う。 (ステップ1) 図17において、下スピンドル182
をピン187(図3)を回転中心として、台119にピ
ン結合されたシリンダー188で、支持ビーム185の
先端部189が台119のストッパー120に当たるま
で下げ、次いで組替台車400をリフター300を使っ
て常駐位置から組替位置に下げる。この状態を図18の
ステップ1に示す。以下図18において、 (ステップ2) ジャッキ頭部408(図13)を最上
位にした組替台車400を圧延機内に挿入した後、上支
持ロール軸箱内のシリンダー155(図6)のピストン
156を下げ、上ロールユニット130をジャッキ頭部
に載せる。この時上支持ロール下端と上ロール軸箱上端
間にあった干渉量4(図6)は回避され、顎部135
(図6)とピストン156は離間する。又、上ロール1
31と上支持ロール151も離間する。同時に上スピン
ドル172はピン177(図3)を回転中心として揺動
下降し、ロール側自在接手171は閉じたカップリング
サポート196’(図9)上に載る。 (ステップ3) 上ロールユニット130を載せた組替
台車400をロールを抽出する方向に、”抽出量1”だ
け移行させる。この時、図16に示す如く上ロール軸箱
132は上支持ロール軸箱152からロール軸方向に離
れ、又図18ステップ3に示す如く、上ロール軸端部1
35はロール側自在接手171との嵌合いを解除されて
抜ける。 (ステップ4) ジャッキ頭部408(図13)を最下
位に下降させ、アダプター134と上支持ロール151
間の干渉量3(図6、15)を回避し、2点鎖線13
0’で示す上ロールユニット組替位置まで引き出す。交
換後の新上ロールユニットの圧延機挿入は上記の逆であ
る。 【0049】上支持ロールユニット150の組み替えは
上下ロールユニット130,140が圧延機内にない状
態で、図19に示すステップで行われる。 (ステップ1) 組替台車400を圧延機内に挿入す
る。 (ステップ2) 上支持ロールユニット150を、圧下
スクリュウー103を下げて上軸箱の脚部154が組替
台車本体401に載る直前まで下げる。 (ステップ3) 次にバランスシリンダーのピストン1
07(図4)のピン108に結合されているバランスビ
ーム109(図4)を下げて、脚部154を替台車本体
401上に載せる。この時圧下スクリュー103と上軸
箱153は離間し、バランスビームのフック110(図
5)と上軸箱のフック153(図5)はその係合が解除
される。次いで2点鎖線150’で示す上支持ロールユ
ニット組替位置まで引き出し、クレーンで新支持ロール
と交換する。交換後の新上支持ロールユニットの圧延機
挿入は上記の逆である。 【0050】上ロールユニット130は横送り台車50
0を使って、図20に示すステップでクイックチェンジ
することができる。 (ステップ1) 2台の横送り台車500の片方に予め
新上ロールユニット130”を用意し、組替台車400
上に載り圧延機101から抽出された旧上ロールユニッ
ト130’を横送り台車503の中心で止める。この
時、組替台車400上のレール410(図13)は台5
01上のレール502の延長線上にある。 (ステップ2) ジャッキ頭部408で旧上ロールユニ
ット130’を最高位まで持ち上げ、空の横送り台車5
03をシリンダー504を使ってレール410上を移行
させてから、ジャッキ頭部408を下げ、旧上ロールユ
ニット130’を横送り台車503に載せる。 (ステップ3) シリンダー504で新旧の上ロールユ
ニットを横送りする。 (ステップ4) 新上ロールユニット130”を圧延機
内に挿入した後、組替台車400をリフター300で上
昇させて、下スピンドル182の軸受け186が2点鎖
線186’で示す高さに揺動上昇できる空間を設ける。 【0051】以上述べたように、ハウジングに固定した
ハウジング固定レールに延長して、基礎固定レールと上
下動レールを配置し、それらの上を移行するジャッキを
搭載した組替台車400を設けることで、ロール組替に
際し、上ロール131及び上支持ロール151の離間が
不十分であっても、組み替えが可能なロール組替装置と
することがでる。このため、低温・大歪圧延を必要とす
る新材料を圧延するのに十分な大きさの圧延トルクを伝
達可能な圧延機が製作可能になった。又上ロールユニッ
トのクイックチェンジも可能としたので、その経済的効
果は大きい。 【0052】なお、本発明の圧延機は上述した実施の形
態にのみ限定されるものではなく、自在接手を他の構成
(例えばスリッパー型)にしてもよいこと、その他、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。 【0053】 【発明の効果】以上述べたように、本発明の圧延機の組
替装置によれば、下記の如き種々な優れた効果を奏し得
る。 【0054】(1) 上下1対のロールをアダプター、
ロール側自在接手、スピンドル、モーター側自在接手を
介してそれぞれ上駆動モーターと下駆動モーターで駆動
し且つ上駆動モーターと下駆動モーターをロールを挟ん
で左右に配置した圧延機において、圧延機のハウジング
に固定したハウジング固定レールを下駆動モーター側に
延長して、基礎固定レール及び上下動レールとそれらの
上を移行する上下動可能なジャッキを備えた組替台車を
配置したので、上ロール及び上支持ロールの離間が不十
分であっても、組み替えが可能なロール組替装置とする
ことがでる。又、圧延中は下スピンドル軸受けと干渉し
て圧延の邪魔になる組替台車を干渉しない高さに退避さ
せることができる。更に、上ロールの組替時間を短縮す
るクイックチェンジも可能なロール組替装置とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来の圧延機を示す側面図である。 【図2】特願2001-106201にて提案済みの圧延機を示す
側面図である。 【図3】本発明の圧延機を実施する形態の例を示す平面
図で、図4のI I−I I方向矢視図である。 【図4】本発明の圧延機を実施する形態の例を示す側面
図である。 【図5】図4のI−I方向矢視図である。 【図6】図4のVI−VI方向矢視図である。 【図7】図3のIV−IV方向矢視図で、下ロールユニット
の組み替えを示す図である。 【図8】図3のIV−IV方向矢視図で、下支持ロールユニ
ットの組み替えを示す図である。 【図9】図4のVI I−VI I方向矢視図である。 【図10】図4のVI I I−VI I I方向矢視図である。 【図11】図3のI I I−I I I方向矢視図である。 【図12】図3の V− V方向矢視図である。 【図13】組替台車400の側面図である。 【図14】図13のIX−IX方向矢視図である。 【図15】説明図である。 【図16】説明図である。 【図17】説明図である。 【図18】説明図である。 【図19】説明図である。 【図20】説明図である。 【符号の説明】 1 圧延機 2 ハウジング 3 上軸箱 4 下軸箱 5 上ロール 6 下ロール 8 上アダプター 9 ロール側自在接手 10 上スピンドル 11 モーター側自在接手 12 上ロール駆動モーター 13 下アダプター 14 ロール側自在接手 10 下ピンドル 11 モーター側自在接手 12 上ロール駆動モーター 21 上支持ロール 22 上軸箱 23 下支持ロール 24 下軸箱 101 圧延機 102 ハウジング 103 圧下スクリュー 104 圧上スクリュー 105 台 106 バランスシリンダー 109 吊りビーム 115 小判型形状 121 カップリングサポート 129 レール 130 上ロールユニット 131 上ロール 132 上軸箱 133 駆動側軸端部 134 アダプター 135 顎部 136 アダプター軸端 140 下ロールユニット 141 下ロール 142 下軸箱 143 駆動側軸端部 144 アダプター 145 顎部 146 アダプター軸端 148 車輪 150 上支持ロールユニット 151 上支持ロール 152 上軸箱 153 フック 154 脚部 155 シリンダー 160 下支持ロールユニット 161 下支持ロール 162 下軸箱 163 台 164 フック 171 ロール側自在接手 172 上スピンドル 173 モーター側自在接手 174 上駆動モーター 175 支持ビーム 181 ロール側自在接手 182 下スピンドル 183 モーター側自在接手 184 下駆動モーター 185 支持ビーム 191 牽引車 192 基礎固定レール 193 ハウジング固定レール 196 カップリングサポート 199 基礎固定レール 200 上下動レール 300 リフター 400 組替台車 500 横送り台車 d ロール直径 d1 小判部直径 d2 ロール側自在接手171,181の外径 d4 アダプター134,144の外径 PL パスライン C 軸箱間隙間
【手続補正書】 【提出日】平成14年3月18日(2002.3.1
8) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0011 【補正方法】変更 【補正内容】 【0011】 【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2
では上下のロール駆動モーター12,18がロール5,
6を挟んで左右に配置されているが故にロール組替に際
し、上ロール5と上支持ロール21は矢印”上ロール組
替方向”方向の2点鎖線5’、21’の位置に又下ロー
ル6と下支持ロール23は矢印”下ロール組替方向”方
向の2点鎖線6’、23’の位置に、それぞれセットで
抽出しなければならなかった。前記した如くロールと支
持ロールの組替頻度は異なり、頻度の高いロールを組み
替える際、その必要がない支持ロールも圧延機から抽出
しなければならない欠点があった。 【手続補正2】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0019 【補正方法】変更 【補正内容】 【0019】ハウジング上部に取り付けられたバランス
シリンダー106のピストン107にはピン108を介
してバランスビーム109がピン結合され、バランスビ
ーム109の下端両側のフック110が上軸箱152の
上部に一体的に設けられたフック153と係合してい
る。又、ここで図6を参照して、上軸箱152の下部に
一体的に設けられた脚部154内にあるシリンダー15
5のピストン156が上ロール131の軸箱132から
突き出た顎135を押し上げている。ここで図3〜5に
戻り、ピストン107とピストン156を上方に作動さ
せると、上ロール131の高さ方向の位置が上支持ロー
ル151、上軸箱152を介して圧下スクリュー103
によって定まり、その最低位置は図5左側に示す如く上
ロール131の下端が圧延機によって定まるパスライ
ン”PL”に接する位置である。又、最高位置は図5右
側に示す如く吊りビーム109の肩113がハウジング
102と一体のストッパー114に接する位置である。 【手続補正3】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0022 【補正方法】変更 【補正内容】 【0022】圧上スクリュー104を下降させると下支
持ロール161は下ロール141を載せたまま下がり、
図5右側に示す如く、先ず下ロールの車輪148がハウ
ジング固定レール193のレール上面195に載る。次
に下支持ロール161の台163がハウジング102の
下部に固定されているレール129上に載り、最後に台
163と圧上スクリュー104との間に隙間”スキマ
1”が生じる。 【手続補正4】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0027 【補正方法】変更 【補正内容】 【0027】下スピンドル182の下部にはシリンダー
124がある。上スピンドル172の下部には基礎上に
固定した台125があり、横送りフレーム126、横送
りレール127が載っている。又、図7に示す如く、横
送りレール127は2個あり、横送りフレーム126上
に着脱可能なように固定されていて、シリンダー128
で押し引きされて位置が変わる。更に、牽引車191が
常駐する基礎固定レール192がある。 【手続補正5】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0033 【補正方法】変更 【補正内容】 【0033】組替台車400を本来の組替用のレベル即
ち上下動レール200がハウジング固定レール193の
レール上面195と一致するレベルに下げるには、干渉
を回避する位置まで下スピンドル182をピン187
(図3)を回転中心として揺動下降させる。その際、支
持ビーム185のロール側下端189(図4)が台11
9上のストッパー120に載った時、組替台車400と
下スピンドル182の軸受け186との干渉が回避され
るようストッパー120の位置を予め決めて置く。 【手続補正6】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0039 【補正方法】変更 【補正内容】 【0039】ロールは圧延により摩耗し又肌が荒れて製
品の表面形状が劣化する。従って肌荒れが許容値を超え
たら圧延機から取り外してロール表面を研削し、再び圧
延機に組み込み、繰り返して使用する。このため最初最
大値であった各ロールの直径は徐々に細くなり、圧延機
として許される最小値以下になれば廃棄される。図6で
は作業ロール直径の最大値と最小値を”d max”、”d m
in”で、又支持ロールのそれらを”Dmax”、”Dmin”で
表している。 【手続補正7】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0045 【補正方法】変更 【補正内容】 【0045】(1) 圧上スクリュー104を下げて、
下ロール軸箱142の車輪148をハウジング固定レー
ル193内のレール上面195に載せ、下ロール141
と下支持ロール161間に隙間”スキマ2”を設け、台
163をレール129に載せて台163と圧上スクリュ
ー104間に隙間”スキマ1”を設ける。 (2) 圧下スクリュー103を上げて、吊りビーム1
09の肩113(図5)をハウジング102のストッパ
ー114に当て、上ロール131及び上支持ロール15
1を最高位置に上げる。なお、この時上ロール131と
上支持ロール151は接触を保ったままである。 (3) 下の支持ビーム185にピン結合されたカップ
リングサポート121と一体の頭部105をピン123
を回転中心としてシリンダー122で回動させ、図10
の2点鎖線105’に示す如く、下のロール側自在継手
181に当ててその重量を支える。又、シリンダー12
2の油圧回路を遮断して油圧を封じ込める。 (4) ハウジング固定レール193にピン結合された
カップリングサポート196を図9に示す如く、ピン1
97を回転中心としてシリンダー198で回動させ、2
点鎖線196’で示す位置に閉じる。ただし、この時上
のロール側自在継手171は閉じたカップリングサポー
ト196’上にはまだ載っていない。 【手続補正8】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0046 【補正方法】変更 【補正内容】 【0046】ロール組替作業は先ず下ロールユニット1
40を圧延機101から抽出し、組替台車400を挿入
する空間を設ける。図17において、牽引車191を基
礎固定レール192,横送りレール127及びハウジン
グ固定レール193上を走らせて下ロールユニット14
0に近づけ、フック202を下軸箱142のフック14
9に係合させ、下ロールユニット140を圧延機101
から抽出し、横送りレール127上の2点鎖線140’
で示す位置まで引き出す。図7に示す如く、横送りレー
ル127上には予め新しい下ロールユニット140”を
用意して置き、シリンダー128で横送りフレーム12
6を押して交換する。新下ロールユニット140”の圧
延機101への挿入は以上の逆である。 【手続補正9】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0047 【補正方法】変更 【補正内容】 【0047】下支持ロールユニット160の組替は図1
7において、シリンダー124先端のフック203と台
163のフック164を係合させ、下支持ロールユニッ
ト160を横送りフレーム126上の2点鎖線で示す位
置160’までシリンダー124で抽出する。その際、
図8に示す如く、2個ある横送りレール127の片方を
予め取り外して置く。横送りフレーム126上に引き出
された下支持ロールユニット160’はそのままでは上
スピンドル172の真下にあってクレーンが直接効かな
いからシリンダー128で効く位置まで横送りし、クレ
ーンで新下支持ロールユニットと交換する。新下支持ロ
ールユニットの圧延機への挿入は以上の逆である。な
お、横送りレール127を2個共取り外し、新下支持ロ
ールユニットを予め横送りフレーム126上に準備して
置く下支持ロールユニットのクイックチェンジも可能で
ある。 【手続補正10】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0048 【補正方法】変更 【補正内容】 【0048】上ロールユニット130の組み替えは下ロ
ールユニット140が圧延機内にない状態で、図18に
示すステップで行う。 (ステップ1) 下スピンドル182をピン187(図
3)を回転中心として、台119にピン結合されたシリ
ンダー188で、支持ビーム185の先端部189(図
17)が台119のストッパー120に当たるまで下
げ、次いで組替台車400をリフター300を使って常
駐位置から組替位置に下げる。 (ステップ2) ジャッキ頭部408(図13)を最上
位にした組替台車400を圧延機内に挿入した後、上支
持ロール軸箱内のシリンダー155(図6)のピストン
156を下げ、上ロールユニット130をジャッキ頭部
に載せる。この時上支持ロール下端と上ロール軸箱上端
間にあった干渉量4(図6)は回避され、顎部135
(図6)とピストン156は離間する。又、上ロール1
31と上支持ロール151も離間する。同時に上スピン
ドル172はピン177(図3)を回転中心として揺動
下降し、ロール側自在接手171は閉じたカップリング
サポート196’(図9)上に載る。 (ステップ3) 上ロールユニット130を載せた組替
台車400をロールを抽出する方向に、”抽出量1”だ
け移行させる。この時、図16に示す如く上ロール軸箱
132は上支持ロール軸箱152からロール軸方向に離
れ、又図18ステップ3に示す如く、アダプター駆動側
軸端136はロール側自在接手171との嵌合いを解除
されて抜ける。 (ステップ4) ジャッキ頭部408(図13)を最下
位に下降させ、アダプター134と上支持ロール151
間の干渉量3(図6、15)を回避し、2点鎖線13
0’で示す上ロールユニット組替位置まで引き出す。引
き出された上ロールユニット130’は段落番号”00
50”で示す方法で新ロールユニットと交換する。交換
後の新上ロールユニットの圧延機挿入は上記の逆であ
る。 【手続補正11】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0049 【補正方法】変更 【補正内容】 【0049】上支持ロールユニット150の組み替えは
上下ロールユニット130,140が圧延機内にない状
態で、図19に示すステップで行われる。 (ステップ1) 組替台車400を圧延機内に挿入す
る。 (ステップ2) 上支持ロールユニット150を、圧下
スクリュー103を下げて上軸箱の脚部154が組替台
車本体401に載る直前まで下げる。 (ステップ3) 次にバランスシリンダーのピストン1
07(図4)のピン108に結合されているバランスビ
ーム109(図4)を下げて、脚部154を組替台車本
体401上に載せる。この時圧下スクリュー103と上
軸箱152は離間し、バランスビームのフック110
(図5)と上軸箱のフック153(図5)はその係合が
解除される。次いで2点鎖線150’で示す上支持ロー
ルユニット組替位置まで引き出し、クレーンで新支持ロ
ールと交換する。交換後の新上支持ロールユニットの圧
延機挿入は上記の逆である。 【手続補正12】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0054 【補正方法】変更 【補正内容】 【0054】(1) 上下1対のロールをアダプター、
ロール側自在接手、スピンドル、モーター側自在接手を
介してそれぞれ上駆動モーターと下駆動モーターで駆動
し且つ上駆動モーターと下駆動モーターをロールを挟ん
で左右に配置した圧延機において、圧延機のハウジング
に固定したハウジング固定レールの下駆動モーター側延
長線上に、基礎固定レール及び上下動レールとそれらの
上を移行する上下動可能なジャッキを備えた組替台車を
配置したので、上ロール及び上支持ロールの離間が不十
分で上支持ロールと上ロールアダプターとの干渉が回避
できない圧延機であっても、組み替えが可能なロール組
替装置とすることがでる。又、圧延中は下スピンドル軸
受けと干渉して圧延の邪魔になる組替台車を干渉しない
高さに退避させることができる。更に、上ロールの組替
時間を短縮するクイックチェンジも可能なロール組替装
置とすることができる。 【手続補正13】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】符号の説明 【補正方法】変更 【補正内容】 【符号の説明】 1 圧延機 2 ハウジング 3 上軸箱 4 下軸箱 5 上ロール 6 下ロール 8 上アダプター 9 ロール側自在接手 10 上スピンドル 11 モーター側自在接手 12 上ロール駆動モーター 14 下アダプター 15 ロール側自在接手 16 下スピンドル 17 モーター側自在接手 18 下ロール駆動モーター 21 上支持ロール 22 上軸箱 23 下支持ロール 24 下軸箱 101 圧延機 102 ハウジング 103 圧下スクリュー 104 圧上スクリュー 106 バランスシリンダー 109 バランスビーム 115 小判型形状 121 カップリングサポート 129 レール 130 上ロールユニット 131 上ロール 132 上軸箱 133 駆動側軸端部 134 アダプター 135 顎部 136 アダプター駆動側軸端 140 下ロールユニット 141 下ロール 142 下軸箱 143 駆動側軸端部 144 アダプター 145 顎部 146 アダプター駆動側軸端 148 車輪 150 上支持ロールユニット 151 上支持ロール 152 上軸箱 153 フック 154 脚部 155 シリンダー 160 下支持ロールユニット 161 下支持ロール 162 下軸箱 163 台 164 フック 171 ロール側自在接手 172 上スピンドル 173 モーター側自在接手 174 上ロール駆動モーター 175 支持ビーム 181 ロール側自在接手 182 下スピンドル 183 モーター側自在接手 184 下ロール駆動モーター 185 支持ビーム 191 牽引車 192 基礎固定レール 193 ハウジング固定レール 195 レール上面 196 カップリングサポート 199 基礎固定レール 200 上下動レール 300 リフター 400 組替台車 500 横送り台車 d ロール直径 d1 小判部直径 d2 ロール側自在接手の外径 d4 アダプターの外径 PL パスライン C 軸箱間隙間 【手続補正14】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図2 【補正方法】変更 【補正内容】 【図2】 【手続補正15】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図3 【補正方法】変更 【補正内容】 【図3】 【手続補正16】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図4 【補正方法】変更 【補正内容】 【図4】【手続補正17】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図5 【補正方法】変更 【補正内容】 【図5】 【手続補正18】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図17 【補正方法】変更 【補正内容】 【図17】【手続補正19】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図18 【補正方法】変更 【補正内容】 【図18】 【手続補正20】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図19 【補正方法】変更 【補正内容】 【図19】 【手続補正21】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】図20 【補正方法】変更 【補正内容】 【図20】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 上下1対のロールをアダプター、ロール
    側自在接手、スピンドル、モーター側自在接手を介して
    それぞれ上駆動モーターと下駆動モーターで駆動し且つ
    該上駆動モーターと下駆動モーターを該ロールを挟んで
    左右に配置した圧延機において、上ロールを組み替える
    際、下ロールを上駆動モーター側に圧延機から抽出した
    跡の空間に、組替台車を下駆動モーター側から挿入し、
    該上ロールを該組替台車に積載した後、該下駆動モータ
    ー側に抽出することを特徴とする圧延機用ロール組替装
    置。
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