JP2003259567A - 無停電電源装置 - Google Patents

無停電電源装置

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JP2003259567A
JP2003259567A JP2002060975A JP2002060975A JP2003259567A JP 2003259567 A JP2003259567 A JP 2003259567A JP 2002060975 A JP2002060975 A JP 2002060975A JP 2002060975 A JP2002060975 A JP 2002060975A JP 2003259567 A JP2003259567 A JP 2003259567A
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Japan
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voltage
power supply
power
input
parallel converter
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JP2002060975A
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Isao Amano
功 天野
Masanobu Fujikura
政信 藤倉
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J9/00Circuit arrangements for emergency or stand-by power supply, e.g. for emergency lighting
    • H02J9/04Circuit arrangements for emergency or stand-by power supply, e.g. for emergency lighting in which the distribution system is disconnected from the normal source and connected to a standby source
    • H02J9/06Circuit arrangements for emergency or stand-by power supply, e.g. for emergency lighting in which the distribution system is disconnected from the normal source and connected to a standby source with automatic change-over, e.g. UPS systems
    • H02J9/062Circuit arrangements for emergency or stand-by power supply, e.g. for emergency lighting in which the distribution system is disconnected from the normal source and connected to a standby source with automatic change-over, e.g. UPS systems for AC powered loads
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
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    • H02J3/1814Arrangements for adjusting, eliminating or compensating reactive power in networks using series compensators wherein al least one reactive element is actively controlled by a bridge converter, e.g. unified power flow controllers [UPFC]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力電圧低下時に、電圧入力側を系統から切
り離し、インバータ動作に切り換える際の、瞬低を抑制
する。 【解決手段】 入力電圧を逆並列に接続されたサイリス
タからなるACスイッチ5を介して負荷に供給し、入力
電圧の極性と同じ電流を流すサイリスタを導通させる。
給電ラインLNに接続された並列コンバータ12を整流
動作させてバッテリ14を充電し、これをエネルギ源と
して直列インバータ18をインバータ動作させ、その出
力を直列トランス19を介して給電ラインLNに直列に
印加し負荷への出力電圧を補正する。入力電圧が低下す
ると導通状態に制御されているサイリスタは逆バイアス
が印加される状態となった時点で自動的に遮断状態とな
り、並列コンバータ12をインバータ動作に切り換えた
時点ではACスイッチ5は既に遮断状態であるから、A
Cスイッチ5を介して短絡部等を通して電流が流れるこ
とに起因して負荷への瞬低が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流電源等から
の入力電力を負荷に供給すると共に、前記交流電源等の
停電時には、蓄電手段に蓄えられたエネルギを用いて負
荷に電力供給を行うようにした無停電電源装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の無停電電源装置として、例え
ば、図8に示すように、商用電源等から供給される入力
電力を負荷に供給するための給電ラインに並列に接続さ
れた並列コンバータと、交流電力側が給電ラインに直列
に接続された直列インバータと、を備えた無停電電源装
置が提案されている。
【0003】この無停電電源装置は、図8に示すよう
に、商用電源等から供給された入力電力は、給電スイッ
チSWを介して負荷に出力されるようになっている。ま
た、入力電力を負荷に供給するための給電ラインLNに
は補償回路10が接続されている。この補償回路10
は、整流機能、アクティブフィルタ機能及びインバータ
機能を備えた並列コンバータ12、バッテリ14、コン
デンサ16及び直列インバータ18とがこの順に並列に
接続されて構成されている。
【0004】そして、前記並列コンバータ12の交流電
力側は、前記給電ラインLNに並列に接続されたコンデ
ンサC1と、給電ラインLNとの間に、リアクトルL1
を介して並列に接続され、リアクトルL1とコンデンサ
C1とでLCフィルタを構成している。また、直列イン
バータ18の交流出力側は、前記給電ラインLNの前記
コンデンサC1との接続点と出力端子Pout との間に直
列トランス19を介して直列に接続されている。さら
に、前記直列トランス19と出力端子Pout との間に
は、直列トランス19の漏れインダクタンスとLCフィ
ルタを構成するコンデンサC2が、給電ラインLNに並
列に接続されている。
【0005】そして、給電ラインLNの入力端子Pinに
入力される商用電源等からの入力電圧を監視し、これが
予め設定した入力電圧が正常であるとみなすことの可能
な許容範囲内にあるときには入力電圧は正常と判断し、
出力端子Pout の出力電圧が規定電圧となるように直列
インバータ18を制御して、負荷への出力電圧を規定電
圧に保つ。また、並列コンバータ12をアクティブフィ
ルタとして作動させ、入力端子Pinから商用電源等側へ
流出する高調波を低減させると共に、必要に応じて整流
動作を行わせ、バッテリ14への充電を行う。
【0006】一方、商用電源等からの入力電圧がその許
容範囲を越えるとき、つまり、入力電圧が許容範囲を上
回るとき、或いは許容範囲を下回るときには、入力電圧
が異常であると判断し、給電スイッチSWを遮断させて
商用電源側を給電ラインLNから切り離すと共に、並列
コンバータ12をバックアップ動作させる。つまり、並
列コンバータ12をインバータ動作させて商用電源等に
代わって所定電圧の交流電力を生成し、これを負荷に供
給する。また、直列インバータ18を引き続き同様に制
御し、負荷への出力電圧が規定電圧となるように制御を
行う。
【0007】以上の処理を行うことによって、商用電源
等に異常が発生した場合であっても、負荷に継続して所
定の電力供給を行うことができるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述のよう
に、入力電圧がその許容範囲を超えたときに入力電圧が
異常と判断し、給電スイッチSWを遮断するようにして
いるが、実際に入力電圧が異常な値になってから、給電
スイッチSWが実際に遮断状態となり商用電源側が給電
ラインLNから切り離されるまでには数〔ms〕〜十数
〔ms〕の時間遅れが生じる。
【0009】このため、例えば短絡等によって入力電圧
が低下した場合等には、この入力電圧の低下が検出され
たことによって、並列コンバータ12がバックアップ動
作を行うように制御されて並列コンバータ12がインバ
ータとして動作したとしても、給電スイッチSWが実際
に遮断状態となるまでの間は、給電スイッチSWを介し
短絡部を通って過大電流が流れてしまうため、並列コン
バータ12は所定電圧を維持することができなくなる。
このとき、直列インバータ18は、負荷への出力電圧が
規定電圧となるように補正を行っているものの、その補
正可能な範囲には限度があるため、出力電圧を規定電圧
に維持することができず、負荷への出力電圧が低下する
ことになって、電圧が一次的に低下する瞬低状態となっ
てしまうという問題がある。
【0010】また、並列コンバータ12をアクティブフ
ィルタとして動作させる場合、高調波成分を算出するた
めには複雑な演算が必要である。また、アクティブフィ
ルタはその出力電流を急峻に変化させる必要があるた
め、並列コンバータ12及びこれを制御するための制御
装置は、並列コンバータ12の出力電流を急峻に変化さ
せるための指令値に追従し得る、高い電流制御性能を必
要とするという問題がある。
【0011】そこで、この発明は、上記従来の未解決の
問題に着目してなされたものであり、入力電圧の低下に
伴って電圧入力側を切り離す際の出力電圧の瞬低を回避
し、また、制御処理の処理負荷を低減し且つ高度な処理
性能を必要とすることなく高調波成分を除去することの
可能な無停電電源装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る無停電電源装置は、給電ラ
インに介挿され且つ逆並列に接続された二つのサイリス
タで構成される給電スイッチと、当該給電スイッチ及び
前記給電ラインの出力端間に並列に接続された並列コン
バータと、当該並列コンバータと接続される蓄電手段
と、前記給電ラインの前記並列コンバータとの接続点及
び前記出力端間に直列に接続された直列トランスと、当
該直列トランスと接続され且つ前記出力端の交流出力電
圧が所定の値となるように前記蓄電手段をエネルギ源と
して前記交流出力電圧を調整する直列インバータと、前
記給電ラインの入力端に入力される交流電力の入力電圧
異常を検出する電圧異常検出手段と、当該電圧異常検出
手段の検出結果に応じて前記給電スイッチ及び前記並列
コンバータを制御する制御手段と、を備え、当該制御手
段は、前記電圧異常検出手段で異常を検出しないときに
は、前記入力端への入力電圧と同極性の電流を流すサイ
リスタが点弧するように前記給電スイッチを制御すると
共に、前記並列コンバータを制御して前記蓄電手段のエ
ネルギが規定値となり且つ前記入力端に入力される交流
電力の入力力率が1となるように前記並列コンバータを
流れる電流を調整し、前記電圧異常検出手段で異常を検
出したときには、前記給電スイッチを遮断制御すると共
に、前記蓄電手段をエネルギ源として所定電圧の交流電
力を前記給電ラインに出力するように前記並列コンバー
タを制御することを特徴としている。
【0013】この請求項1に係る発明では、交流電力を
負荷に供給するための給電ラインに介挿された給電スイ
ッチは逆並列に接続されたサイリスタで構成され、且つ
給電ラインの入力端への入力電圧の極性と同じ極性の電
流を流すサイリスタがオン状態となるように、入力電圧
の極性に応じて二つのサイリスタが交互にオンオフ制御
され、また、入力電流は、並列コンバータによってその
力率が“1”となるように制御される。なお、この力率
は必ずしも“1”である必要はなく、入力電圧の極性に
応じてオン制御されるサイリスタが、入力電流と電圧と
の位相差が大きいことに起因してオン制御されているの
にも関わらず自動的にオフ状態となることを回避するこ
とのできる程度の力率であればよい。
【0014】したがって、給電ラインの入力端への入力
電圧が許容範囲を超えたとき、これが検出された時点
で、給電ラインに並列に接続された並列コンバータは所
定電圧の交流電力を出力するように動作し、また、給電
ラインに直列トランスを介して接続された直列インバー
タは負荷への交流出力電圧が所定の値となるように動作
し、さらに、これ以前に入力電圧の低下に伴ってサイリ
スタに逆バイアスが印加される状態となった時点でサイ
リスタが自動的にオフ状態となるから、例えば、停電等
によって入力電圧の低下が生じた場合であっても、負荷
への出力電圧が瞬低状態となることが回避され、出力電
圧は所定の値に維持されることになる。
【0015】また、請求項2に係る無停電電源装置は、
給電ラインに介挿された給電スイッチと、前記給電スイ
ッチ及び前記給電ラインの出力端間に並列に接続された
並列コンバータと、当該並列コンバータと接続される蓄
電手段と、前記給電ラインの前記並列コンバータとの接
続点及び前記出力端間に直列に接続された直列トランス
と、当該直列トランスに接続され且つ前記出力端の交流
出力電圧が所定の値となるように前記蓄電手段をエネル
ギ源として前記交流出力電圧を調整する直列インバータ
と、前記給電ラインの前記並列コンバータとの接続点及
び前記給電スイッチ間に介挿された入力リアクトルと、
前記給電ラインの入力端に入力される交流電力の入力電
圧異常を検出する電圧異常検出手段と、当該電圧異常検
出手段の検出結果に応じて前記給電スイッチ及び前記並
列コンバータを制御する制御手段と、を備え、前記制御
手段は、前記電圧異常検出手段で異常を検出しないとき
には、前記給電スイッチを導通制御すると共に、前記並
列コンバータを制御して前記蓄電手段のエネルギが規定
値となるように前記入力リアクトルを流れる電流を調整
し、前記電圧異常検出手段で異常を検出したときには、
前記給電スイッチを遮断制御すると共に、前記蓄電手段
をエネルギ源として所定電圧の交流電力を前記給電ライ
ンに出力するように前記並列コンバータを制御すること
を特徴としている。
【0016】この請求項2に係る発明では、並列コンバ
ータを、例えば入力リアクトルを流れる電流が正弦波状
の電流となるように制御すると共に、商用電源等からの
交流電力が、負荷に供給する電力と釣り合うように前記
正弦波状の電流の振幅を調整することによって、蓄電手
段のエネルギが規定値となるように入力リアクトルを流
れる電流が制御される。このとき入力リアクトルを流れ
る電流は、正弦波状となるように制御されるため負荷へ
の出力電流が高調波成分を含んでいる場合には高調波電
流は並列コンバータへと流れることになり、商用電源等
側へは流出しない。
【0017】また、停電等によって、給電ラインの入力
端への入力電圧がその許容範囲を超えた場合には、並列
コンバータがインバータとして動作して交流電力を生成
する。このとき、給電ラインの並列コンバータと給電ス
イッチとの間には入力リアクトルが介挿されているか
ら、並列コンバータで生成した交流電流が商用電源等側
に流れることが抑制される。また、直列インバータによ
って出力電圧が指令値となるように補正されるから、負
荷への出力電圧が瞬低状態となることはなく、出力電圧
は指令値に維持されることになる。
【0018】さらに、請求項3に係る無停電電源装置
は、給電ラインに介挿され且つ逆並列に接続された二つ
のサイリスタで構成される給電スイッチと、前記給電ス
イッチ及び前記給電ラインの出力端間に並列に接続され
た並列コンバータと、当該並列コンバータと接続される
蓄電手段と、前記給電ラインの前記並列コンバータとの
接続点及び前記出力端間に直列に接続された直列トラン
スと、当該直列トランスに接続され且つ前記出力端の交
流出力電圧が所定の値となるように前記蓄電手段をエネ
ルギ源として前記出力電圧を調整する直列インバータ
と、前記給電ラインの前記並列コンバータとの接続点及
び前記給電スイッチ間に介挿された入力リアクトルと、
前記給電ラインの入力端に入力される交流電力の入力電
圧異常を検出する電圧異常検出手段と、当該電圧異常検
出手段での検出結果に応じて前記給電スイッチ及び前記
並列コンバータを制御する制御手段と、を備え、前記制
御手段は、前記電圧異常検出手段で異常を検出しないと
きには、前記入力端への入力電圧と同極性の電流を流す
サイリスタが点弧するように前記給電スイッチを制御す
ると共に、前記並列コンバータを制御して前記蓄電手段
のエネルギが規定値となり且つ前記入力リアクトルを流
れる電流が力率1となるように前記入力リアクトルを流
れる電流を調整し、前記電圧異常検出手段で異常を検出
したときには、前記給電スイッチを遮断制御すると共
に、前記蓄電手段をエネルギ源として所定電圧の交流電
力を前記給電ラインに出力するように前記並列コンバー
タを制御することを特徴としている。
【0019】この請求項3に係る発明では、並列コンバ
ータを、例えば入力リアクトルを流れる電流がほぼ力率
“1”の正弦波状の電流となるように制御すると共に、
商用電源等からの交流電力が、負荷に供給する電力と釣
り合うように前記正弦波状の電流の振幅を調整すること
によって、蓄電手段のエネルギが規定値となるように入
力リアクトルを流れる電流が制御される。このとき入力
リアクトルを流れる電流は、正弦波状となるように制御
されるため負荷への出力電流が高調波成分を含んでいる
場合には高調波電流は並列コンバータへと流れることに
なり、商用電源等側へは流出しない。
【0020】また、交流電力を負荷に供給するための給
電ラインに介挿された給電スイッチは逆並列に接続され
たサイリスタで構成され、且つ給電ラインの入力端への
入力電圧の極性と同じ極性の電流を流すサイリスタがオ
ン状態となるように、前記入力電圧の極性に応じて、二
つのサイリスタが交互にオンオフ制御され、また、この
とき、入力リアクトルを流れる電流は並列コンバータに
よって力率が“1”となるように制御される。なお、こ
の力率は必ずしも“1”である必要はなく、入力電圧の
極性に応じてオン制御されるサイリスタが入力電流と電
圧との位相差が大きいことに起因してオン制御されてい
るのにも関わらず自動的にオフ状態となることを回避す
ることのできる程度の力率であればよい。
【0021】したがって、給電ラインへの入力端への入
力電圧が許容範囲を超えた時点で、給電ラインに並列に
接続された並列コンバータは所定電圧の交流電力を出力
するように動作し、また、給電ラインに直列トランスを
介して接続された直列インバータは負荷への出力電圧が
所定の値となるように動作し、入力電圧が低下した場合
には、これ以前に入力電圧の低下に伴ってサイリスタに
逆バイアスが印加される状態となった時点でサイリスタ
が自動的にオフ状態となるから、停電等によって入力電
圧の低下が生じた場合であっても、負荷への出力電圧が
瞬低状態となることが回避され、出力電圧は所定の値に
維持されることになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。まず、第1の実施の形態を説明する。図1は、
第1の実施の形態における無停電電源装置の一例を示す
回路図である。
【0023】図1に示すように、商用電源等と接続され
る入力端子Pinと、負荷と接続される出力端子Pout と
の間の給電ラインLNにACスイッチ5が設けられ、A
Cスイッチ5と出力端子Pout との間に補償回路10が
接続されている。前記ACスイッチ5は、逆並列に接続
された一対のサイリスタ5a及び5bで構成されてい
る。
【0024】前記補償回路10は、前述の図8に示す従
来の無停電電源装置と同様に、並列コンバータ12と、
バッテリ14と、コンデンサ16と、直列インバータ1
8とがこの順に並列に接続されて構成されている。そし
て、前記並列コンバータ12及び直列インバータ18
は、例えば、スイッチング素子とこれと逆並列に接続さ
れたダイオードとが、二個ずつ直列に接続された公知の
フルブリッジ回路で構成されている。
【0025】そして、前記並列コンバータ12の交流電
力側は、給電ラインLNに並列に接続されたコンデンサ
C1及び給電ラインLNのコンデンサC1との接続点間
に、リアクトルL1を介して接続され、このリアクトル
L1と前記コンデンサC1とでLCフィルタを構成して
いる。また、前記直列インバータ18の交流出力側は、
二次巻線が前記給電ラインLNの前記コンデンサC1と
の接続点と出力端子Pout との間に介挿された絶縁トラ
ンスからなる直列トランス19を介して前記給電ライン
LNに接続されている。また、前記直列トランス19と
出力端子Pout との間の給電ラインLNにコンデンサC
2が並列に接続され、このコンデンサC2と前記直列ト
ランス19の漏れインダクタンスとで、LCフィルタを
構成している。
【0026】そして、前記ACスイッチ5、並列コンバ
ータ12及び直列インバータ18は、制御回路20によ
って駆動制御されるようになっている。この制御回路2
0は、前記ACスイッチ5を駆動制御するACスイッチ
制御部22、前記並列コンバータ12を制御する並列コ
ンバータ制御部24、前記直列インバータ18を制御す
る直列インバータ制御部26とを備えている。
【0027】図2は、前記ACスイッチ制御部22の機
能構成を示すブロック図であって、ACスイッチ制御部
22は、比較器22aと、比較器22aの出力信号の立
ち上がりエッジを検出する立上りエッジ検出器22b
と、比較器22aの出力信号の立ち下がりエッジを検出
する立下りエッジ検出器22cとを備えている。前記比
較器22aの非反転入力端子には、入力端子PinとAC
スイッチ5との間の給電ラインLNに接続され且つ商用
電源等からの入力電圧を検出する入力電圧検出器32で
検出された入力電圧Vinが印加され、また、反転入力端
子には前記入力電圧Vinの位相を検出するための基準電
圧が印加される。そして、比較器22aは、入力電圧が
前記基準電圧よりも高いときHIGHレベルの信号を出
力し、入力電圧が前記基準電圧よりも低いときにLOW
レベルの信号を出力する。
【0028】一方、前記立ち上がりエッジ検出器22b
は、前記比較器22aの出力信号の立ち上がりエッジを
検出したとき、前記ACスイッチ5の、入力端子Pinか
ら出力端子Pout 側への電流の流れを許容するサイリス
タ5aをオン状態に制御する。逆に、立ち下がりエッジ
検出器22cは、前記比較器22aの出力信号の立ち下
がりエッジを検出したとき、前記ACスイッチ5の、出
力端子Pout から入力端子Pin側への電流の流れを許容
するサイリスタ5bをオン状態に制御する。つまり、A
Cスイッチ制御部22では、各サイリスタ5a及び5b
を入力電圧Vinの極性に応じて交互にオンオフさせるよ
うになっている。
【0029】図3は、並列コンバータ制御部24の機能
構成を示すブロック図である。図3に示すように、コン
デンサ16の両端電圧の目標値である直流電圧指令値E
dc*と充電電圧検出器34で検出されたコンデンサ16
の両端の直流電圧Edcとの差分値が演算器41で検出さ
れ、電圧調節器42において、例えばPI制御等の電圧
調整演算が行われ、その演算結果と基準正弦波信号 sin
ωtとが演算器43で乗算される。
【0030】なお、この基準正弦波信号 sinωtは、位
相が入力電圧Vinと同期する信号であり、その振幅は任
意に設定され、例えば、商用電源等から供給される入力
電圧の定格電圧の振幅に相当する値に設定される。そし
て、前記演算器43での演算結果と高調波成分抽出演算
部44での演算結果との差分値が演算器45で算出され
る。前記高調波成分抽出演算部44では、前記直列トラ
ンス19と出力端子Pout との間に接続された出力電流
電圧検出器36で検出した出力電流Iout に基づき、公
知の手順にしたがって高調波成分を抽出する。そして、
前記演算器45で算出された差分値と並列コンバータ電
流検出器38で検出された並列コンバータ12を流れる
電流である並列コンバータ電流Iparaとの差分値が演算
器46で算出される。次いで、この差分値を零とするた
めの電流調整演算が電流調節器47で行われ、その演算
結果が、遮断スイッチ48を介して演算器49に入力さ
れ、これと基準正弦波信号 sinωtとが加算される。な
お、この基準正弦波信号 sinωtは、位相が入力電圧V
inと同期する信号であり、その振幅は、例えば、負荷へ
の定格電圧に応じて設定される。
【0031】そして、この加算結果に基づきPWM制御
部50においてパルス信号が生成される。このとき、前
記並列コンバータ12を整流動作及びアクティブフィル
タ動作させ、直流電圧Edcが直流電圧指令値Edc* と一
致するように、また、入力力率がほぼ“1”となるよう
にするためのパルス信号が生成され、このパルス信号に
基づいて前記並列コンバータ12の各スイッチング素子
が制御される。
【0032】つまり、直流電圧Edcと直流電圧指令値E
dc* とを一致させるために必要な並列コンバータ12を
流れる電流値と、出力電流の高調波成分を打ち消すため
に必要な並列コンバータ12の電流値との和を算出し、
これと並列コンバータ電流Iparaとが一致するように、
フィードバック制御を行う。なお、前記入力力率は
“1”であることが望ましいが、必ずしも“1”でなく
ともよい。つまり、ACスイッチ5の各サイリスタ5a
及び5bは、入力電圧の極性に応じて制御しているた
め、入力力率が“1”でない場合、オン制御されている
サイリスタを流れる電流が零となった時点でサイリスタ
は自動的にオフ状態となってしまい、これ以後、電流が
流れなくなってしまう。したがって、これを回避するこ
とができる程度の力率であればよく、入力電圧と入力電
流との位相差が30°程度、つまり、力率が0.866
程度以上であればよい。
【0033】前記遮断スイッチ48は、入力電圧検出器
32で検出された入力電圧Vinが、予め設定された、前
記入力電圧が正常であるとみなすことの可能な許容範囲
内にあるときには導通状態に制御され、前記入力電圧が
前記許容範囲を越えるとき、つまり、許容範囲を上回る
とき又は下回るとき、電圧異常として、遮断状態に制御
される。
【0034】そして、入力電圧検出器32で検出された
入力電圧Vinに基づき、入力電圧が電圧異常と判定さ
れ、前記遮断スイッチ48が遮断状態に制御されたとき
には、前記PWM制御部50では、例えば負荷への定格
電圧に応じた基準正弦波信号 sinωtに基づいて、前記
並列コンバータ12をインバータ動作させるためのパル
ス信号を生成し、これに基づいて前記並列コンバータ1
2の各スイッチング素子を制御する。つまり、基準正弦
波信号 sinωtにしたがってフィードフォワード制御を
行う。
【0035】図4は、直列インバータ制御部26の機能
構成を示すブロック図である。図4に示すように、予め
設定された負荷への出力電圧の指令値Vout * と出力電
流電圧検出器36で検出した負荷への出力電圧Vout と
の差分値が演算器51で算出され、この差分値に基づき
例えば、PI制御等の電圧調整演算が電圧調節器52で
行われ、これに基づきPWM制御部53において前記直
列インバータ18をインバータ動作させるためのパルス
信号が生成されて、前記直列インバータ18の各スイッ
チング素子が制御される。つまり、出力電圧Vout が出
力電圧指令値Vout * となるようにフィードバック制御
を行う。
【0036】なお、直列インバータ制御部26では、前
記入力電圧の異常の有無に関わらず、前記インバータ動
作を行う。次に、上記第1の実施の形態の動作を説明す
る。今、商用電源等からの入力電圧が正常であれば、入
力電圧検出器32で検出される入力電圧Vinは許容範囲
内に納まるから、制御回路20では、商用電源からの入
力電圧は正常であると判断する。したがって、ACスイ
ッチ制御部22では、入力電圧Vinの位相に応じて前記
サイリスタ5a及び5bを交互に導通状態に制御する。
【0037】よって、商用電源等からの供給電力は、A
Cスイッチ5を介して負荷に供給されると共に、直列イ
ンバータ制御部26は、負荷への出力電圧Vout が出力
電圧指令値Vout * となるように直列インバータ18を
インバータ動作させるから、バッテリ14及びコンデン
サ16の直流電力が交流電力に変化されてこれが直列ト
ランス19を介して給電ラインLNに直列に印加され、
負荷への出力電圧Vout は出力電圧指令値Vout * に維
持されることになる。
【0038】また、並列コンバータ制御部24では、入
力電圧が正常であることから、負荷への出力電流Iout
に含まれる高調波成分を抽出すると共に、並列コンバー
タ電流Iparaが、出力電流Iout の高調波成分に相当す
る電流であり、且つコンデンサ16の両端電圧Edcを直
流電圧指令値Edc* にし得る電流値となるように、並列
コンバータ12を整流動作させると共にアクティブフィ
ルタ動作させる。これによって、バッテリ14への充電
が行われると共に、負荷で発生した高調波成分が並列コ
ンバータ12で吸収され、商用電源側に高調波電流が流
出することが抑制される。
【0039】この状態から、商用電源側で短絡等が発生
し、入力電圧Vinが低下すると、導通制御されている方
のサイリスタ5a又は5bに逆バイアスが印加される状
態となった時点で、導通制御されている方のサイリスタ
は自動的に遮断状態となる。また、制御回路20では、
入力電圧Vinが許容範囲を超えた時点で、入力電圧の電
圧異常と判断する。前記直列インバータ制御部26では
引き続きこれまでと同様に直列インバータ18を制御
し、出力電圧Vout を出力電圧指令値Vout *に保つた
めのインバータ動作を行わせる。また、並列コンバータ
制御部24においては、入力電圧の電圧異常が検出され
たことから、遮断スイッチ48を遮断状態に制御し、基
準正弦波信号 sinωtに基づいて、正常時の入力電圧に
相当する規定電圧を生成するように並列コンバータ12
を制御する。これによって、バッテリ14及びコンデン
サ16の直流電力が交流電力に変換され給電ラインLN
を介して負荷に供給される。
【0040】ここで、入力電圧が低下すると、ACスイ
ッチ5を構成するサイリスタのうち導通制御されている
方のサイリスタは、入力電圧の低下に伴って逆バイアス
が印加される状態となった時点で自動的に遮断状態とな
り、その後、入力電圧が許容範囲を越えたときに電圧異
常が検出されて並列コンバータ12がインバータ動作す
るよう制御されることになる。このとき、他方のサイリ
スタは遮断制御されているから、導通制御されているサ
イリスタに逆バイアスが印加される状態となった時点
で、ACスイッチ5の入力端子Pin側は、給電ラインL
Nから切り離されることになる。
【0041】したがって、その後、並列コンバータ12
が、整流動作及びアクティブフィルタ動作から、バック
アップ動作するように切り換えられると、入力端子Pin
側は、既に給電ラインLNから切り離されているから、
短絡部を通して過大な電流が流れることはなく、並列コ
ンバータ12で所定電圧の交流電力が生成されて負荷側
に供給されることになる。よって、負荷への出力電圧V
out が瞬低状態となることを回避することができる。
【0042】また、上記第1の実施の形態においては、
ACスイッチ5をサイリスタで構成し、これらを入力電
圧Vinの極性と同期して交互にオンオフ制御しているた
め、進み電流や遅れ電流を流すことはできないが、並列
コンバータ12をアクティブフィルタとして動作させ、
入力力率を“1”となるように制御しているため、商用
電源側への高調波電流の流出を抑制することができると
共に、入力力率が“1”でないことに起因して停電が発
生していないにも関わらずサイリスタがオフ状態となり
ACスイッチ5が遮断状態となってしまうことを回避す
ることができる。
【0043】次に、第2の実施の形態を説明する。図5
は、第2の実施の形態における無停電電源装置の一例を
示す回路図である。第2の実施の形態では、給電ライン
LNには、リレースイッチ6が介挿され、入力端子Pin
へ入力された交流電力は、リレースイッチ6を介して出
力端子Pout から負荷に供給されるようになっている。
また、給電ラインLNのリレースイッチ6と出力端子P
out との間に入力リアクトルLinが介挿され、この入力
リアクトルLinとリレースイッチ6との間の給電ライン
LNにコンデンサC1が並列に接続され、入力リアクト
ルLinとコンデンサC1とでLCフィルタを構成してい
る。
【0044】また、前記入力リアクトルLinと出力端子
Pout との間の給電ラインLNには、上記第1の実施の
形態と同様に構成された補償回路10が接続され、補償
回路10の並列コンバータ12の交流電力側が前記入力
リアクトルLinと出力端子Pout との間に接続され、ま
た、直列インバータ18の交流電力側は、上記第1の実
施の形態と同様に直列トランス19を介して給電ライン
LNに接続されている。また、直列トランス19と出力
端子Pout との間の、給電ラインLNにコンデンサC2
が並列に接続され、直列トランス19の漏れインダクタ
ンスとコンデンサC2とでLCフィルタを構成してい
る。
【0045】そして、前記リレースイッチ6、並列コン
バータ12及び直列インバータ18は制御回路20によ
って駆動制御されるようになっている。第2の実施の形
態における制御回路20は、前記リレースイッチ6を駆
動制御するリレースイッチ制御部23、前記並列コンバ
ータ12を制御する並列コンバータ制御部24a、及び
前記直列インバータ18を、前記第1の実施の形態と同
様に制御する直列インバータ制御部56を備えている。
【0046】前記リレースイッチ制御部23は、商用電
源等からの入力電圧及び入力電流を検出する入力電流電
圧検出器32aで検出された入力電圧Vinが、予め設定
した前記許容範囲内にある場合には、前記リレースイッ
チ6を導通状態に制御し、入力電圧Vinが、前記許容範
囲を越えるとき、入力電圧の電圧異常とみなし、前記リ
レースイッチ6を遮断状態に制御する。
【0047】図6は、前記並列コンバータ制御部24a
の機能構成を示すブロック図である。図6に示すよう
に、コンデンサ16の両端の直流電圧の目標値である直
流電圧指令値Edc* と充電電圧検出器34で検出された
コンデンサ16の両端電圧との差分値が演算器61で検
出される。そして、この差分値に基づき、電圧調節器6
2において例えばPI制御等の電圧調整演算が行われ、
その演算結果と基準正弦波信号 sinωtとが演算器63
で乗算される。なお、この基準正弦波信号 sinωtは、
上記第1の実施の形態と同様に、位相が入力電圧Vinと
同期する信号であり、その振幅は例えば商用電源等から
供給される入力電圧の定格電圧の振幅に相当する値に設
定される。
【0048】そして、前記演算器63での乗算結果と、
前記入力電流電圧検出器32aで検出された入力電流I
inとの差分値が演算器64で算出され、この差分値を零
とするための電流調整演算が電流調節器65で行われ、
その演算結果が、遮断スイッチ66を介して演算器67
に入力され、これと基準正弦波信号sin ωtとが加算さ
れる。この基準正弦波信号sin ωtは、上記第1の実施
の形態と同様に位相が入力電圧Vinと同期する信号であ
り、その振幅は例えば負荷への定格電圧に応じて設定さ
れる。
【0049】そして、演算器67での演算結果に基づき
PWM制御部68において前記並列コンバータ12を整
流動作させるためのパルス信号が生成されて前記並列コ
ンバータ12の各スイッチング素子が制御される。つま
り、入力電流Iinが直流電圧Edcと直流電圧指令値Edc
* との差分値に応じた電流値となるように且つ入力電流
Iinの力率が“1”となるようにフィードバック制御を
行う。
【0050】なお、第2の実施の形態においては、入力
電流Iinの力率は必ずしも“1”である必要はないが、
高調波成分が商用電源側に流出するのを防止するために
は、“1”であることが望ましい。前記遮断スイッチ6
6は、入力電圧が、予め設定された前記入力電圧が正常
であるとみなすことの可能な許容範囲内にあるときに
は、導通状態に制御され、前記入力電圧が前記許容範囲
の下限値を下回るとき、電圧異常として、遮断状態に制
御される。
【0051】そして、入力電流電圧検出器32aで検出
された入力電圧Vinに基づき、入力電圧が電圧異常と判
定され、前記遮断スイッチ66が遮断状態に制御された
ときには、前記PWM制御部68では、基準正弦波信号
sinωtに基づいて、前記並列コンバータ12をインバ
ータ動作させるためのパルス信号を生成し、これに基づ
いて前記並列コンバータ12の各スイッチング素子を制
御する。つまり、前記基準正弦波信号 sinωtに基づい
てフィードフォワード制御を行う。
【0052】なお、入力電圧低下時に前記並列コンバー
タ12をインバータ動作させた場合、入力電圧と並列コ
ンバータ12の出力電圧との電圧差が前記入力リアクト
ルLinにかかり、入力リアクトルLinに流れる電流が時
間と共に増加するため、このリアクトル電流を、許容さ
れる範囲に抑えることができるように、入力リアクトル
Linのインダクタンス値を設定する。
【0053】次に、上記第2の実施の形態の動作を説明
する。今、商用電源等からの入力電圧が正常であれば、
入力電流電圧検出器32aで検出される入力電圧Vin
は、予め設定された許容範囲内に収まるから、制御回路
20では、入力電圧は正常であると判断し、リレースイ
ッチ制御部23は、前記リレースイッチ6を導通状態に
制御する。よって、商用電源等から供給された電力は、
リレースイッチ6を介して負荷に供給されると共に、前
記直列インバータ制御部26は、負荷への出力電圧Vou
t が出力電圧指令値Vout * となるように直列インバー
タ18をインバータ動作させるから、バッテリ14及び
コンデンサ16の直流電力が交流電力に変換されてこれ
が、直列トランス19を介して給電ラインLNに直列に
印加され、負荷への出力電圧Vout は出力電圧指令値V
out * に維持されることになる。
【0054】また、並列コンバータ制御部24aでは、
入力電圧が正常であることから、コンデンサ16の両端
電圧を直流電圧指令値Edc* に維持するために必要な電
流値に応じて入力リアクトルLinを流れる電流の指令値
を決定し、且つ、入力電流検出器33で検出された入力
電流Iinがこの指令値と一致しさらに、この入力電流I
inが力率1となるように、並列コンバータ12をフィー
ドバック制御する。
【0055】このため、バッテリ14及びコンデンサ1
6のエネルギが負荷への供給電流として並列コンバータ
12を経て負荷に供給され、これに伴って直流電圧Edc
が低下すると、直流電圧指令値Edc* と実際の直流電圧
Edcとの差分に応じた電流が入力リアクトルLinを流れ
ることになり、このとき、入力電流Iinは力率1となる
ように制御されるから、出力電流Iout に高調波成分等
無効分が含まれる場合には、この無効分は並列コンバー
タ12に流れここで吸収されることになる。つまり、並
列コンバータ2は、結果的にアクティブフィルタとして
機能することになる。
【0056】この状態から、商用電源側で短絡等が発生
し、入力電圧Vinが許容範囲を越えると、リレースイッ
チ制御部23がこれを検出した時点でリレースイッチ6
が遮断状態に制御される。また、直列インバータ制御部
26では引き続きこれまでと同様に、出力電圧Vout を
一定に保つためのインバータ動作を行わせるが、並列コ
ンバータ12においては、入力電圧の電圧異常が検出さ
れたことから、遮断スイッチ66を作動させて遮断状態
とし、基準正弦波信号 sinωtに基づいて、バッテリ1
4及びコンデンサ16の直流電力から商用電源1の供給
電圧に応じた規定電圧の交流電力を生成するように並列
コンバータ12を制御する。これによって、バッテリ1
4及びコンデンサ16の直流電力が交流電力に変換さ
れ、給電ラインLNを介して負荷に供給される。
【0057】ここで、入力電圧の電圧異常が検出される
と、リレースイッチ6は遮断状態に制御され、また、並
列コンバータ12がインバータ動作することになるが、
リレースイッチ6が実際に遮断状態となるまでにある程
度時間がかかることから、リレースイッチ6が遮断状態
となる前に並列コンバータ12のインバータ動作が開始
することになる。
【0058】このとき、並列コンバータ12及び給電ラ
インLNの接続点とリレースイッチ6との間に入力リア
クトルLinが介挿されこの入力リアクトルLinが限流リ
アクトルとして作用することになるから、並列コンバー
タ12から商用電力側に流れる短絡電流が抑制される。
したがって、所定電圧の交流電力が給電ラインLNに供
給され、さらに、直列インバータ18によって、負荷へ
の出力電圧Vout が出力電圧指令値Vout * となるよう
に補正されて、負荷への電力供給が行われることになる
から、短絡等によって入力電圧に電圧異常が生じたため
に、並列コンバータ12の動作をインバータ動作に切り
換える場合であっても、負荷へは、継続して電圧値が、
出力電圧指令値Vout * である交流電力が出力されるこ
とになる。
【0059】このとき、並列コンバータ12がインバー
タ動作を開始すると、入力リアクトルL1の商用電源側
と並列コンバータ側とで電圧差が生じ、この電圧差が入
力リアクトルL1の両端にかかるため、入力リアクトル
L1に流れる電流は時間と共に増加することになるが、
このリアクトル電流を考慮して入力リアクトルL1のイ
ンダクタンス値を設定しているから問題ない。
【0060】したがって、この場合も、上記第1の実施
の形態と同様に瞬低を防止することができると共に、こ
の第2の実施の形態においては、入力電流Iinが所定の
電流値となるように且つ力率が1となるように制御を行
っているから、高調波電流が商用電源側に流出すること
を回避することができる。また、上記第1の実施の形態
のように、高調波成分を抽出する必要がないから、高調
波成分抽出のための複雑な演算を行う必要がなく、簡易
な演算で制御することができ、処理時間の短縮を行うこ
とができると共に、前記並列コンバータ12を流れる電
流を急峻に変化させる必要がないから、高度な処理性能
を必要とすることなく実現することができる。
【0061】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。この第3の実施の形態は、上記第1及び第2の実施
の形態を組み合わせたものである。すなわち、図7に示
すように、第3の実施の形態における無停電電源装置
は、図5に示す上記第2の実施の形態における無停電電
源装置において、リレースイッチ6に代えて、上記第1
の実施の形態におけるACスイッチ5が介挿され、ま
た、補償回路10のリレースイッチ制御部23に代え
て、上記第1の実施の形態におけるACスイッチ制御部
22が設けられている。なお、並列コンバータ制御部2
4aでは、入力電流Iinの力率が“1”となるように並
列コンバータ12を制御するが、この場合の力率は必ず
しも“1”である必要はないが、上記第1の実施の形態
と同様に、入力力率が“1”でないことに起因して入力
電圧が低下していないにも関わらず、サイリスタが自動
的にオフ状態となることを回避することができる程度の
力率であればよい。
【0062】したがって、この第3の実施の形態では、
商用電源等からの入力電圧Vinが正常であれば、入力電
圧Vinの極性に応じて前記サイリスタ5a及び5bが交
互に導通状態に制御され、商用電源等から供給された入
力電力は、ACスイッチ5を介して負荷に供給されると
共に、負荷への出力電圧Vout が規定電圧となるように
直列インバータ18がインバータ動作し、これによって
負荷への出力電圧Vout は規定電圧に維持される。
【0063】また、コンデンサ16の両端電圧Edcと直
流電圧指令値Edc* との差分値に応じて入力電流Iinの
指令値が設定され、且つリアクトルLinを流れる電流の
力率が1となるように、入力電流Iinの電流の指令値が
決定され、この指令値と、入力電流Iinとが一致するよ
うに、並列コンバータ12が制御されることによって、
バッテリ14及びコンデンサ16から並列コンバータ1
2を経て負荷への電流供給が行われると共に、これによ
り直流電圧Edcが低下すると直流電圧指令値Edc* との
差分に応じた入力電流IinがリアクトルLinを流れ、こ
のとき、入力電流Iinは力率が1となるように制御され
るから、出力電流Iout に含まれる高調波成分が並列コ
ンバータ12に流れることになって高調波電流が商用電
源側へ流出することはない。
【0064】この状態から、商用電源1側で短絡等が発
生すると、入力電圧Vinが低下することによって導通制
御されている方のサイリスタ5a又は5bに逆バイアス
が印加される状態となった時点でこのサイリスタは自動
的に遮断状態となり、このとき導通制御されていない方
のサイリスタは遮断状態であるから、この時点で商用電
源側は給電ラインLNから切り離されることになる。そ
して、入力電圧Vinが低下し許容範囲を超えると、並列
コンバータ12が基準正弦波信号 sinωtに基づいて、
バッテリ14及びコンデンサ16の直流電力から交流電
力を生成するバックアップ動作を行うが、この時点で
は、ACスイッチ5は遮断状態でありまた入力リアクト
ルLinが挿入されているから、並列コンバータ12から
商用電源側へ短絡電流が流れることが抑制される。よっ
て、並列コンバータ12で所定電圧の交流電圧が生成さ
れこれが直列インバータ18で規定電圧に補正されるか
ら、負荷へは継続して規定電圧の電圧が供給されること
になる。
【0065】したがって、上記第1及び第2の実施の形
態と同等の作用効果を得ることができると共に、入力電
圧の低下に伴って自動的に遮断するACスイッチ5を用
いているから、入力リアクトルLinのリアクトル値を、
より小さな値に設定することができる。なお、上記各実
施の形態においては、並列コンバータ12及び直列イン
バータ18を、スイッチング素子及びこれと逆並列に接
続したダイオードからなるフルブリッジ回路で構成した
場合について説明したが、これに限るものではなく、例
えば、ハーフブリッジ回路であっても適用することがで
きる。
【0066】ここで、上記各実施の形態において、AC
スイッチ5又はリレースイッチ6が給電スイッチに対応
し、並列コンバータ12が並列コンバータに対応し、バ
ッテリ14及びコンデンサ16が蓄電手段に対応し、直
列インバータ18及び直列インバータ制御部26が直列
インバータに対応し、入力電圧検出器32が電圧異常検
出手段に対応し、ACスイッチ制御部22又はリレース
イッチ制御部23及び並列コンバータ制御部24又は2
4aが制御手段に対応している。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る無停電電源装置によれば、給電ラインに介挿され
る給電スイッチを、逆並列に接続された二つのサイリス
タで構成して、給電ラインの入力端への入力電圧の極性
に応じて交互にオンオフし、交流電力の入力力率が1と
なるように力率を制御するようにしたから、停電等によ
り入力電圧が低下したときには、並列コンバータがイン
バータ動作を開始する前の、サイリスタに逆バイアスが
かかる状態となった時点で給電スイッチを自動的にオフ
状態にすることができる。また、このとき、直列インバ
ータは、蓄電手段をエネルギ源として交流出力電圧が指
令値となるように動作するから、交流出力の電圧値を指
令値に維持することができ、出力電圧が瞬低状態となる
ことを回避することができる。
【0068】また、請求項2に係る無停電電源装置によ
れば、並列コンバータによって、蓄電手段のエネルギが
規定値となるように入力リアクトルを流れる電流を制御
するようにしたから、結果的に並列コンバータに出力電
流の高周波成分が流れることになり、簡易な制御で高周
波成分を並列コンバータで吸収することができ、また、
高性能な処理装置を必要とすることなく実現することが
できる。また、給電ラインの並列コンバータと給電スイ
ッチとの間に入力リアクトルを設けたから、停電等によ
って給電ラインの入力端への入力電圧が低下した場合で
あっても、並列コンバータで生成した交流電流が電力入
力側に流れることを抑制し、また、直列インバータは、
蓄電手段をエネルギ源として交流出力電圧が指令値とな
るように動作するから、交流出力の電圧値を指令値に維
持することができ、出力電圧が瞬低状態となることを回
避することができる。
【0069】また、請求項3に係る無停電電源装置によ
れば、給電ラインに介挿される給電スイッチを、逆並列
に接続された二つのサイリスタで構成して、入力電圧の
極性に応じて交互にオンオフし、且つ入力リアクトルを
流れる電流を力率1となるように制御するようにしたか
ら、停電等により入力電圧が低下したときには、並列コ
ンバータがインバータ動作を開始する前の、サイリスタ
に逆バイアスがかかる状態となった時点で給電スイッチ
を自動的にオフ状態にすることができる。また、このと
き直列インバータは、蓄電手段をエネルギ源として交流
出力電圧が所定の値となるように動作するから、交流出
力を所定の電圧値に維持することができ、出力電圧が瞬
低状態となることを回避することができる。また、蓄電
手段のエネルギが規定値となり且つ交流電力の入力力率
が1となるように並列コンバータが動作するようにした
から、結果的に並列コンバータに出力電流の高周波成分
が流れることになり、簡易な制御で高周波成分を並列コ
ンバータで吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における無停電電源
装置の一例を示す回路図である。
【図2】図1のACスイッチ制御部22の機能構成を示
すブロック図である。
【図3】図1の並列コンバータ制御部24の機能構成を
示すブロック図である。
【図4】図1の直列インバータ制御部26の機能構成を
示すブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における無停電電源
装置の一例を示す回路図である。
【図6】図2の並列コンバータ制御部24aの機能構成
を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態における無停電電源
装置の一例を示す回路図である。
【図8】従来の無停電電源装置の一例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
5 ACスイッチ 5a、5b サイリスタ 6 リレースイッチ 10 補償回路 12 並列コンバータ 14 バッテリ 16 コンデンサ 18 直列インバータ 19 直列トランス 20 制御回路 22 ACスイッチ制御部 23 リレースイッチ制御部 24、24a 並列コンバータ制御部 26 直列インバータ制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G015 FA12 GA01 JA01 JA09 JA11 JA24 JA32 JA53 JA55 5G066 DA07 5H007 AA17 BB05 CA01 CB02 CB05 CC07 CC12 CC32 DA06 DB01 DC02 DC05 FA02 FA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給電ラインに介挿され且つ逆並列に接続
    された二つのサイリスタで構成される給電スイッチと、 当該給電スイッチ及び前記給電ラインの出力端間に並列
    に接続された並列コンバータと、 当該並列コンバータと接続される蓄電手段と、 前記給電ラインの前記並列コンバータとの接続点及び前
    記出力端間に直列に接続された直列トランスと、 当該直列トランスと接続され且つ前記出力端の交流出力
    電圧が所定の値となるように前記蓄電手段をエネルギ源
    として前記交流出力電圧を調整する直列インバータと、 前記給電ラインの入力端に入力される交流電力の入力電
    圧異常を検出する電圧異常検出手段と、 当該電圧異常検出手段の検出結果に応じて前記給電スイ
    ッチ及び前記並列コンバータを制御する制御手段と、を
    備え、 当該制御手段は、前記電圧異常検出手段で異常を検出し
    ないときには、前記入力端への入力電圧と同極性の電流
    を流すサイリスタが点弧するように前記給電スイッチを
    制御すると共に、前記並列コンバータを制御して前記蓄
    電手段のエネルギが規定値となり且つ前記入力端に入力
    される交流電力の入力力率が1となるように前記並列コ
    ンバータを流れる電流を調整し、 前記電圧異常検出手段で異常を検出したときには、前記
    給電スイッチを遮断制御すると共に、前記蓄電手段をエ
    ネルギ源として所定電圧の交流電力を前記給電ラインに
    出力するように前記並列コンバータを制御することを特
    徴とする無停電電源装置。
  2. 【請求項2】 給電ラインに介挿された給電スイッチ
    と、 前記給電スイッチ及び前記給電ラインの出力端間に並列
    に接続された並列コンバータと、 当該並列コンバータと接続される蓄電手段と、 前記給電ラインの前記並列コンバータとの接続点及び前
    記出力端間に直列に接続された直列トランスと、 当該直列トランスに接続され且つ前記出力端の交流出力
    電圧が所定の値となるように前記蓄電手段をエネルギ源
    として前記交流出力電圧を調整する直列インバータと、 前記給電ラインの前記並列コンバータとの接続点及び前
    記給電スイッチ間に介挿された入力リアクトルと、 前記給電ラインの入力端に入力される交流電力の入力電
    圧異常を検出する電圧異常検出手段と、 当該電圧異常検出手段の検出結果に応じて前記給電スイ
    ッチ及び前記並列コンバータを制御する制御手段と、を
    備え、 前記制御手段は、前記電圧異常検出手段で異常を検出し
    ないときには、前記給電スイッチを導通制御すると共
    に、前記並列コンバータを制御して前記蓄電手段のエネ
    ルギが規定値となるように前記入力リアクトルを流れる
    電流を調整し、 前記電圧異常検出手段で異常を検出したときには、前記
    給電スイッチを遮断制御すると共に、前記蓄電手段をエ
    ネルギ源として所定電圧の交流電力を前記給電ラインに
    出力するように前記並列コンバータを制御することを特
    徴とする無停電電源装置。
  3. 【請求項3】 給電ラインに介挿され且つ逆並列に接続
    された二つのサイリスタで構成される給電スイッチと、 前記給電スイッチ及び前記給電ラインの出力端間に並列
    に接続された並列コンバータと、 当該並列コンバータと接続される蓄電手段と、 前記給電ラインの前記並列コンバータとの接続点及び前
    記出力端間に直列に接続された直列トランスと、 当該直列トランスに接続され且つ前記出力端の交流出力
    電圧が所定の値となるように前記蓄電手段をエネルギ源
    として前記出力電圧を調整する直列インバータと、 前記給電ラインの前記並列コンバータとの接続点及び前
    記給電スイッチ間に介挿された入力リアクトルと、 前記給電ラインの入力端に入力される交流電力の入力電
    圧異常を検出する電圧異常検出手段と、 当該電圧異常検出手段での検出結果に応じて前記給電ス
    イッチ及び前記並列コンバータを制御する制御手段と、
    を備え、 前記制御手段は、前記電圧異常検出手段で異常を検出し
    ないときには、前記入力端への入力電圧と同極性の電流
    を流すサイリスタが点弧するように前記給電スイッチを
    制御すると共に、前記並列コンバータを制御して前記蓄
    電手段のエネルギが規定値となり且つ前記入力リアクト
    ルを流れる電流が力率1となるように前記入力リアクト
    ルを流れる電流を調整し、 前記電圧異常検出手段で異常を検出したときには、前記
    給電スイッチを遮断制御すると共に、前記蓄電手段をエ
    ネルギ源として所定電圧の交流電力を前記給電ラインに
    出力するように前記並列コンバータを制御することを特
    徴とする無停電電源装置。
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