JP2003258274A - 薄膜太陽電池用下部電極の製造方法 - Google Patents

薄膜太陽電池用下部電極の製造方法

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JP2003258274A JP2002050631A JP2002050631A JP2003258274A JP 2003258274 A JP2003258274 A JP 2003258274A JP 2002050631 A JP2002050631 A JP 2002050631A JP 2002050631 A JP2002050631 A JP 2002050631A JP 2003258274 A JP2003258274 A JP 2003258274A
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Torayoshi Iwata
虎義 岩田
Kazuhiro Tachibana
一洋 橘
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属薄膜のパターニングを容易に行うことが
でき、基板上に絶縁層が形成されていても絶縁性が損な
われることがない薄膜太陽電池用下部電極の製造方法を
提供する。 【解決手段】 絶縁性を有する基板1上に水溶性インキ
からなる線状のパターン層3を形成した後、少なくとも
モリブデンを含む金属薄膜4を全面的に形成し、次いで
水洗を行ってパターン層3とともにパターン層3の上に
位置する金属薄膜4を除去し、金属薄膜4の一部を線状
に除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容易にパターニ
ングすることができる薄膜太陽電池用下部電極の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、Ib族元素、IIIb族元素およ
びVIb族元素からなる化合物半導体膜(カルコパイラ
イト構造化合物半導体膜)であるCuInSe(CI
S)膜あるいはGaを固溶させたCu(In,Ga)S
(CIGS)膜を光吸収層に用いた薄膜太陽電池
(CIS太陽電池またはCIGS太陽電池ともいう)が
ある。薄膜太陽電池は、高いエネルギー変換効率を示
し、光照射等による効率の劣化がないという利点を有し
ている。
【0003】薄膜太陽電池の構成について一例を図4
(e)に示す。薄膜太陽電池は、基板11と、基板11
上に積層された下部電極を構成するMoからなる金属薄
膜12と、CIS膜またはCIGS膜からなる半導体膜
13と、窓層を形成するZnO膜14および上部電極を
構成する透明導電膜15とから構成される。
【0004】このような構成の薄膜太陽電池において
は、基板上に複数のユニットセルを直列接続した集積型
構造が一般的である。
【0005】従来の集積型構造の薄膜太陽電池用下部電
極の製造方法について、図4を参照しながら一例を説明
する。
【0006】まず、図4(a)に示すように、絶縁性を
有する基板11上に、Moからなる金属薄膜12をスパ
ッタリング法によって全面的に形成した後、レーザ光を
照射することによって上記Mo膜を線状に除去して短冊
形状の下部電極を形成する。
【0007】次いで、図4(b)に示すように、蒸着
法、スパッタリング法または化学浴析出法によって、C
IS膜またはCIGS膜からなる半導体膜13と、Zn
O膜14とを順次、全面的に形成する。
【0008】次いで、図4(c)に示すように、レーザ
光を照射することによって、半導体膜13およびZnO
膜14を線状に除去する。
【0009】次いで、図4(d)に示すように、ITO
膜などからなる透明導電膜15を全面的に形成する。
【0010】次いで、図4(e)に示すように、メカニ
カルスクライブ法によって透明導電膜15を線状に除去
して短冊形状の上部電極を形成する。
【0011】このようにして、薄膜太陽電池が形成され
る。図4(e)の薄膜太陽電池では、各ユニットセルの
上部電極が、隣接するユニットセルの下部電極と接続す
ることによって、各ユニットセルが直列接続している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、薄膜太陽電池
用下部電極の製造方法では、レーザ光を金属薄膜に照射
してパターニングをする際に、金属薄膜を構成するMo
膜の硬度が高いため、金属薄膜のパターニングが困難で
あるという問題点があった。
【0013】また、金属薄膜をメカニカルスクライブ法
によってパターニングすることも試みたが、やはり金属
薄膜を構成するMo膜の硬度が高いため、金属薄膜のパ
ターニングが困難であるという問題点があった。
【0014】また、絶縁性を有する基材として金属板表
面にSiO膜などからなる絶縁層を形成したものを使
用した場合、レーザ光照射やメカニカルスクライブ法に
よって確実に下部電極をパターン化しようとすると、絶
縁層までパターン化されてしまい、絶縁性が損なわれて
しまうという問題点があった。
【0015】したがって、この発明は、上記のような問
題点を解消し、金属薄膜のパターニングを容易に行うこ
とができ、基板上に絶縁層が形成されていても絶縁性が
損なわれることがない薄膜太陽電池用下部電極の製造方
法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の薄膜太陽電池
用下部電極の製造方法は、以上の目的を達成するため
に、つぎのように構成した。
【0017】つまり、この発明の薄膜太陽電池用下部電
極の製造方法は、絶縁性を有する基板上に水溶性インキ
からなる線状のパターン層を形成した後、少なくともモ
リブデンを含む金属薄膜を全面的に形成し、次いで水洗
を行ってパターン層とともにパターン層の上に位置する
金属薄膜を除去し、金属薄膜の一部を線状に除去するよ
うに構成した。
【0018】また、上記の発明において、水溶性インキ
が、アクリル系樹脂またはセルロース系樹脂をバインダ
ーとするように構成してもよい。
【0019】また、上記の発明において、パターン層
を、ディスペンサを用いて形成するように構成してもよ
い。
【0020】また、上記の発明において、パターン層
を、スクリーン印刷法によって形成するように構成して
もよい。
【0021】また、上記の発明において、パターン層の
乾燥時の高さが10〜15μmであるように構成しても
よい。
【0022】また、上記の発明において、水洗工程が、
超音波またはブラシによる洗浄を併用したものであるよ
うに構成してもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】図面を参照しながらこの発明の実
施の形態について詳しく説明する。
【0024】図1は、この発明の薄膜太陽電池用下部電
極の製造方法の一工程を示す断面図である。図2は、こ
の発明の薄膜太陽電池用下部電極の製造方法によって得
た薄膜太陽電池用下部電極を用いて薄膜太陽電池を製造
する各工程の一実施例を示す断面図である。図3は、こ
の発明の薄膜太陽電池用下部電極の製造方法によって得
た薄膜太陽電池用下部電極を示す平面図である。図中、
1は基板、2は絶縁層、3はパターン層、4は金属薄
膜、5は半導体膜、6はZnO膜、7は透明導電膜であ
る。
【0025】この発明の薄膜太陽電池用下部電極の製造
方法は、絶縁性を有する基板1上に水溶性インキからな
る線状のパターン層3を形成した後、少なくともモリブ
デンを含む金属薄膜4を全面的に形成し、次いで水洗を
行ってパターン層3とともにパターン層3の上に位置す
る金属薄膜4を除去し、金属薄膜4の一部を線状に除去
する方法である(図1参照)。
【0026】まず、絶縁性を有する基板1上に、水溶性
インキからなる線状のパターン層3を形成する(図1
(a)参照)。
【0027】絶縁性を有する基板1としては、たとえ
ば、ガラス基板、ポリイミド基板などを用いることがで
きる。また、ステンレスなどの金属板の上に、SiO
などの絶縁層2を形成したものを用いることもできる。
【0028】水溶性インキとしては、たとえば、アクリ
ル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリビニルアルコール系
樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、アルキッド系樹脂などをバインダー
とし、硫酸バリウムなどを顔料とし、アルコール系など
の溶剤を用いたものとするとよい。また、必要に応じて
硬化剤、分散剤、消泡剤、レベリング剤などの添加剤な
どを加えてもよい。
【0029】水溶性インキを用いて、基板1上に線状の
パターン層3を形成する。形成方法としては、ディスペ
ンサを用いる方法、スクリーン印刷法、インクジェット
法などを用いるのが好ましい。
【0030】ディスペンサを用いる方法とは、液体材料
をノズル先端から任意の流量で吐出するように制御でき
るとともに、ノズルをXYZ軸方向に移動させることに
よって任意のパターンに塗布できるように制御できる装
置であるディスペンサを用いてインキをパターン状に塗
布する方法である。このようなディスペンサを供給する
メーカとして、たとえば、株式会社サンエイテック、岩
下エンジニアリング株式会社、武蔵エンジニアリングな
どがある。ディスペンサを用いる方法は、直線的なパタ
ーンを形成するのに適している。また、スクリーン印刷
法は、生産性に優れているので、量産を行う場合に適し
ているという利点がある。また、インクジェット法は、
直線だけでなく、種々の形状のパターン化を行うのが容
易であるという利点がある。
【0031】この発明でいう線状のパターンとは、たと
えば、幅100±10μm程度の線状のものをいう。線
幅は小さくするほど、薄膜太陽電池の効率を高めること
ができるが、あまり線幅を小さくすると、下部電極間の
導通が生じるおそれがある。
【0032】パターン層3は、膜厚5〜30μm程度で
形成するのが好ましい。膜厚が5μmに満たないと、後
の水洗工程においてパターン層3を除去することが困難
になる。また、30μmを越えると、パターン層3の精
度を保つことが困難になる。特に、膜厚が10〜15μ
mであるのが好ましい。この範囲にあると、パターン層
3を精度よく形成することができるとともに後の水洗工
程においてパターン層3を完全に除去することが容易に
できる。
【0033】次いで、少なくともモリブデンを含む金属
薄膜4を全面的に形成する(図1(b)参照)。金属薄
膜4を形成するには、真空蒸着法、スパッタリング法、
イオンプレーティング法などで形成するとよい。金属薄
膜4は、膜厚400〜500nmで形成するのが一般的
である。
【0034】次いで、水洗を行ってパターン層3ととも
にパターン層3の上に位置する金属薄膜4を除去する
(図1(c)参照)。水洗工程は、流水によって水溶性
インキからなるパターン層3を膨潤させ、パターン層3
を溶解することによって、パターン層3とパターン層3
の上に位置する金属薄膜4を除去し、金属薄膜4を複数
の帯状パターンとすることによって互いの導通が失われ
るようにする工程である。水洗は、単に流水によってパ
ターン層3を膨潤・除去する方法のほか、超音波を併用
して膨潤に要する時間を短縮する方法、あるいは、ブラ
シなどの機械的応力を併用してパターン層3の除去を促
進する方法などがある。パターン層3および金属薄膜4
が除去されれば、純水によってすすぎを行い、続いて乾
燥を行うとよい。
【0035】以上のようにして、金属薄膜4の一部を線
状に除去し、薄膜太陽電池用下部電極を得ることができ
る。
【0036】このようにして得た薄膜太陽電池用下部電
極の上には、通常、半導体膜5、ZnO膜6、透明導電
膜7などを順次形成して薄膜太陽電池を得ることができ
る。これらの層を形成するには、たとえば、次のように
して行うことができる(図2参照)。
【0037】まず、下部電極4上に、半導体膜5を形成
する(図2(d)参照)。半導体膜5は、たとえば、蒸
着法、スパッタリング法、化学析出法などによって形成
することができる。
【0038】半導体膜5としては、たとえば組成式がA
BC(ただし、AはIb族元素、BはIIIb族元
素、CはVIb族元素)で表される半導体膜を用いるこ
とができる。ここで、Ib族元素であるAとしては、C
uなどを用いることができる。また、IIIb族元素で
あるBとしては、In、Gaなどを用いることができ
る。また、VIb族元素であるCとしては、Se、Sな
どを用いることができる。具体的には、半導体膜5に
は、たとえば、CuInSe薄膜や、これにさらにG
aが固溶したCu(In,Ga)Se膜を用いること
ができる。なお、半導体膜5として、基板1側からCu
InSe膜(またはCu(In,Ga)Se 膜)と
CuInSe膜(またはCu(In,Ga)Se
薄膜)とが積層された薄膜を用いてもよい。この場合
には、CuInSe膜(またはCu(In,Ga)
Se膜)がさらにII族元素を含んでもよい。
【0039】また、必要に応じて、バッファ層(図示せ
ず)を半導体膜5上に形成してもよい。バッファ層とし
ては、たとえば、CdS薄膜やZn(O,S)薄膜を用
いることができる。
【0040】また、必要に応じて、ZnO膜6を形成し
てもよい(図2(d)参照)。
【0041】次いで、半導体膜5の一部を線状に除去す
る(図2(e)参照)。除去方法としては、通常のレー
ザパターニング法やメカニカルスクライブ法を用いると
よい。バッファ層やZnO膜6を形成した場合は、半導
体膜5の除去とともにバッファ層やZnO膜6を除去
し、パターニングするとよい。
【0042】このようにして、半導体膜5を分割するこ
とにより、光吸収層を形成することができる。ここで、
半導体膜5の一部を線状に除去して形成される溝5a
は、半導体膜5を分割して光吸収層を形成するととも
に、溝5aによって下部電極を構成する金属薄膜4の一
部が露出するようにする。
【0043】次いで、透明導電膜7を、半導体膜5また
はZnO膜6上、および、半導体膜5が除去されて露出
している下部電極を構成する金属薄膜4上に全面的に形
成する(図2(f)参照)。ここで、透明導電膜7は、
溝5aの部分にも形成され、この溝5aの部分を通じて
下部電極を構成する金属薄膜4と電気的に接続する。
【0044】透明導電膜7としては、たとえばITO
(Indium Tin Oxide)を用いることが
できる。透明導電膜7を形成するには、真空蒸着法、ス
パッタリング法、イオンプレーティング法などで形成す
るとよい。
【0045】次いで、透明導電膜7の一部を線状に除去
することによって透明導電膜7を短冊形状に分割し、上
部電極を形成する。透明導電膜7の一部を除去する方法
としては、通常のレーザパターニング法やメカニカルス
クライブ法がある。透明導電膜7の一部を線状に除去し
て溝7aを形成し、透明導電膜7を短冊形状に分割す
る。溝7aは、溝5aに隣接するように形成される。な
お、このとき透明導電膜7の一部とともに、半導体膜5
の一部も線状に除去してもよい。
【0046】このようにして、直列接続された2以上の
太陽電池ユニットセルが基板1上に形成された薄膜太陽
電池を形成できる。各太陽電池ユニットセルの上部電極
は、隣接する太陽電池ユニットセルの下部電極と接続さ
れ、隣接する太陽電池ユニットセルが直列接続されるこ
ととなる。
【0047】
【実施例】厚さ0.7mmのステンレス板を基板とし、
その上に厚さ1〜2μmのSiO 膜を絶縁層として形
成して、絶縁性を有する基板とした。その上に、アクリ
ル系樹脂をバインダーとし硫酸バリウムを顔料とした水
溶性インキを、ノズル内径100μm、速度100mm
/秒、接触角度30°の条件でディスペンサを用い、乾
燥時の幅0.1mm、高さ10μmの線状のパターン層
を形成した。
【0048】次いで、モリブデンを主成分とする金属薄
膜をスパッタリング法で全面的に形成した。
【0049】次いで、超音波を併用して水洗を約3分間
行ってパターン層とともにパターン層の上に位置する金
属薄膜を除去し、金属薄膜の一部を線状に除去し、下部
電極を形成した。
【0050】このようにして得た下部電極は、パターン
層の上に位置する金属薄膜が完全に除去され、各下部電
極間およびステンレス板との間の絶縁性が確実に確保さ
れるものであった。
【0051】
【発明の効果】この発明は、前記した構成からなるの
で、次のような効果を有する。
【0052】この発明の薄膜太陽電池用下部電極の製造
方法は、絶縁性を有する基板上に水溶性インキからなる
線状のパターン層を形成した後、少なくともモリブデン
を含む金属薄膜を全面的に形成し、次いで水洗を行って
パターン層とともにパターン層の上に位置する金属薄膜
を除去し、金属薄膜の一部を線状に除去するように構成
したので、下部電極膜のパターニングを容易に行うこと
ができ、基板上に絶縁層が形成されていても絶縁性が損
なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の薄膜太陽電池用下部電極の製造方法
の一工程を示す断面図である。
【図2】この発明の薄膜太陽電池用下部電極の製造方法
によって得た薄膜太陽電池用下部電極を用いて薄膜太陽
電池を製造する各工程の一実施例を示す断面図である。
【図3】この発明の薄膜太陽電池用下部電極の製造方法
によって得た薄膜太陽電池用下部電極を示す平面図であ
る。
【図4】従来の薄膜太陽電池用下部電極の製造方法の各
工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 絶縁層 3 パターン層 4 金属薄膜 5 半導体膜 6 ZnO膜 7 透明導電膜 11 基板 12 金属薄膜 13 半導体膜 14 ZnO膜 15 透明導電膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性を有する基板上に水溶性インキか
    らなる線状のパターン層を形成した後、少なくともモリ
    ブデンを含む金属薄膜を全面的に形成し、次いで水洗を
    行ってパターン層とともにパターン層の上に位置する金
    属薄膜を除去し、金属薄膜の一部を線状に除去すること
    を特徴とする薄膜太陽電池用下部電極の製造方法。
  2. 【請求項2】 水溶性インキが、アクリル系樹脂または
    セルロース系樹脂をバインダーとするものである請求項
    1記載の薄膜太陽電池用下部電極の製造方法。
  3. 【請求項3】 パターン層を、ディスペンサを用いて形
    成する請求項1記載の薄膜太陽電池用下部電極の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 パターン層を、スクリーン印刷法によっ
    て形成する請求項1〜2のいずれかに記載の薄膜太陽電
    池用下部電極の製造方法。
  5. 【請求項5】 パターン層の乾燥時の高さが10〜15
    μmである請求項1〜4のいずれかに記載の薄膜太陽電
    池用下部電極の製造方法。
  6. 【請求項6】 水洗工程が、超音波またはブラシによる
    洗浄を併用したものである請求項1〜5のいずれかに記
    載の薄膜太陽電池用下部電極の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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