JP2003257434A - 非水電解質電池 - Google Patents
非水電解質電池Info
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Abstract
池を提供する。 【解決手段】 正極活物質にニッケル酸リチウムを用い
たリチウム電池において、正極活物質表面にSn含有酸
化物を被着させたことを特徴とするリチウム電池。
Description
ケル酸リチウム系酸化物を用いた非水電解質電池に関す
る。
水電解質二次電池として、リチウム二次電池が商品化さ
れている。この電池は、正極活物質としてLiCoO2
等のコバルト酸リチウムを、負極活物質として黒鉛質材
料や炭素質材料を、非水電解質としてリチウム塩を溶解
した有機溶媒を用いている(特開平5−151995
号)。
を用いた非水電解質二次電池では、容量の点で限界(現
時点で140mAh/g以下が使用限界)があり、ま
た、構成元素であるコバルトが稀少金属で、高価である
ため、安定供給、コスト面でも大きな問題を抱えてい
る。
酸リチウムのコバルトをニッケルに置換したニッケル酸
リチウムを用いた非水電解質二次電池が注目されている
(特開平9−219199号)。このニッケル酸リチウ
ムを用いることにより、約190mAh/gの高容量化
が可能となり、構成要素であるニッケルが豊富で、経済
的にも優れていることから実用化への期待も大きい。従
来問題にされていた熱安定性の低さに関しても、最近の
研究開発によって、アルミニウム等の微量元素を添加す
ることで飛躍的な改善を見せている(特開平11−13
5123)。
は、現在利用されているコバルト酸リチウムに比べて負
荷放電特性に劣る為、高い電流値で放電すると、得られ
る容量が極端に小さくなってしまうという問題を有して
いた。
ケル酸リチウムは高容量で経済性に優れた材料である
が、負荷放電特性(大電流放電)の改善が望まれてい
る。本発明は、上記事情を考慮してなされたものであ
り、その目的とするところは、ニッケル酸リチウムを正
極活物質に用いたリチウム電池の負荷放電特性を向上さ
せるものである。
および非水電解質を有する非水電解質電池において、前
記負極はリチウムを吸蔵放出可能な炭素質材料、前記正
極活物質はニッケル酸リチウム系酸化物からなり、前記
正極活物質の表面にSn含有酸化物を被着された非水電
解質電池であり、前記正極活物質の表面に被着するSn
含有酸化物の含有量を、リチウムを除いた構成元素に対
してSn濃度を15at%以上、35at%以下とした
ものである。
電解質を有する非水電解質電池において、前記負極はリ
チウムを吸蔵放出可能な炭素質材料、前記正極活物質は
正極活物質の重量に対して0.1重量%以上5重量%以
下のリチウム錫酸化物含有のニッケル酸リチウム系酸化
物からなる非水電解質電池であり、さらには前記リチウ
ム錫酸化物をLi2SnO3でとしたものである。
非水電解液として、γ−ブチロラクトンを含有させたも
のである。
明の実施形態に係る円筒形非水電解液電池を説明する。
テンレス等からなる有底円筒状の容器1と、容器1の底
部に配置される絶縁体2と、正極4とセパレータ5と負
極6とを順に積層した帯状物をセパレータ5が外側に位
置するように渦巻状に捲回した構造である。容器1内に
収容される電極群3の正極4は、正極端子9と正極リー
ド10により電気的に接続される。容器1内の電極群3
の上方には中央部が開口された絶縁紙7を配置し、容器
1の上部開口部に配置されかつ上部開口部付近を内側に
かしめ加工することにより絶縁封口板8が容器1に固定
される。この際、正極端子9は絶縁封口板8の中央に嵌
合され固定される。また、非水電解液は、電極群3内部
の隙間を満たすように、容器1内に適量充填される。
レータ5について詳しく説明する。 (1)正極4 正極4は、正極活物質、導電剤と結着剤を適当な溶媒に
懸濁し、この懸濁物をアルミニウム箔などの集電体に塗
布、乾燥、プレスして帯状電極にすることにより作製さ
れる。
系酸化物を用いるが、ニッケル酸リチウムのニッケルの
一部をCo、Alなどの他の元素で置換したニッケル酸
リチウム系酸化物でも同様の効果が得られる。すなわ
ち、LiNi1-xCoxO2、LiNi1-x-yCoxAlyO
2等の複合酸化物でも同様の効果が得られる。
の負荷放電特性の低さに関して検討を重ねた結果、充電
時に電解液と反応して形成される正極活物質の表面皮膜
に問題があるとの結論に達し、放電負荷特性を改善する
ためには、この正極活物質の表面状態を改質することが
重要であると考えた。そこで本発明では、ニッケル酸リ
チウムの表面にSn含有酸化物を被着させることで、充
電時に生成する正極活物質の表面皮膜の性質を変えるこ
とに成功し、この結果、負荷放電特性を改善することが
可能となった。
法は特に限定されるものではないが、例えば以下の方法
で実施することができる。
に所定量の酢酸スズを溶解させる。この溶液に活物質で
あるニッケル酸リチウム系酸化物を投じて攪拌する。攪
拌を続けたまま、エタノールを蒸発させて、酢酸スズが
被覆されたニッケル酸リチウム系酸化物を得る。得られ
た物質を400℃〜1000℃で熱処理すれば、Sn含
有酸化物を被覆したニッケル酸リチウムが作製できる。
とが好ましいが、活物質表面に被着形成されていること
によりその効果を達成することは出来る。なお、被覆層
を形成する際の厚さは、酢酸スズの溶解量と熱処理条件
で制御することが可能であり、その厚さは0.1μm以
上、3μm以下であることが好ましい。被覆層の厚さが
0.1μm未満であると本発明の十分な効果が得られな
い場合があり、また3μmを超えると被覆層自体の抵抗
が大きくなり、負荷放電特性を低下させてしまうことが
ある。電池容量の観点から、被覆層の厚さは薄い方が有
利であり、更に好ましい厚さは1μm以下である。
ウムを除いた構成元素に対するSn濃度が15at%以
上、35at%以下とする必要がある。Sn濃度が15
at%未満であると正極活物質表面に安定な皮膜を得る
ことが困難となる。一方、35at%を超えると皮膜層
が高抵抗となり放電負荷特性が低下してしまう。また、
本発明では、正極活物質表面のSn含有酸化物被着層の
最表面にSnの酸化物が存在すれば十分な効果が得られ
るため、被着層の最表面のSn濃度が上記範囲に設定さ
れ、粒子内部に進むにしたがって、濃度を減少させるよ
うな濃度勾配があっても十分な効果が得られる。実際に
前記した方法で被着層を形成する場合、Sn濃度は粒子
内部に進むにしたがって低下する。
酸リチウム系酸化物にリチウム錫酸化物を含有させたも
のである。この発明ではリチウム錫酸化物を含有させる
ことにより、上述の正極活物質に被着させたSn含有酸
化物層と同様な役割を果たし、同様の効果が得られる。
リチウム錫酸化物としては特に限定されないが、Li 2
SnO3を用いることが好ましく、Li2SnO3の含有
量は正極活物質の重量に対して0.1重量%以上、5重
量%以下である。0.1重量%未満であると正極活物質
表面に良好な皮膜が形成されない。一方、5重量%を超
えると、添加物自体の抵抗が大きくなり過ぎて、負荷放
電特性を低下させてしまう。電池容量の観点から、含有
量は少ない方が有利であり、更に好ましい含有量は3重
量%以下である。
料、ジスルフィド系ポリマー材料などの有機材料を混入
させても良い。
ク、カーボンブラック、黒鉛等を挙げることができる。
ロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PV
dF)、フッ素系ゴムなどが挙げられる。
配合比は、良好な導電性と高いエネルギー密度を実現で
きる非水電解質電池とする為に、正極活物質を約80〜
95重量%、導電剤を約3〜20重量%、結着剤を約2
〜7重量%の範囲にすることが好ましい。正極活物質の
配合比が上述した範囲より低い場合には、エネルギー密
度が低下し、導電剤及び結着剤の配合比が上述した範囲
より低い場合には、良好な導電性が得られない場合があ
る。 (2)セパレータ5 セパレータ5としては、例えば合成樹脂製不織布、ポリ
エチレン多孔質フィルム、ポリプロピレン多孔質フィル
ムなどを挙げることができる。 (3)負極6 負極6は、リチウムを吸蔵放出可能な炭素質材料、導電
剤と結着剤を適当な溶媒に懸濁し、銅箔などの金属箔を
集電体とし、この懸濁物を集電体に塗布、乾燥、プレス
して帯状電極にすることにより作製される。
等方性黒鉛、コークス、炭素繊維、球状炭素、樹脂焼成
炭素、熱分解気相成長炭素などを挙げることができる。
中でも、メソフェーズピッチを原料とした炭素繊維や、
球状炭素を含む負極は、充電効率が高いためにサイクル
寿命を向上することができ、好適である。さらに、メソ
フェーズピッチを原料とした炭素繊維や、球状炭素の黒
鉛結晶の配向は、放射状であることが好ましい。メソフ
ェーズピッチを原料とした炭素繊維や、球状炭素は、例
えば、石油ピッチ、コールタール、樹脂などの原料を5
50℃〜2000℃で熱処理することにより炭素化する
か、あるいは2000℃以上の熱処理で黒鉛化すること
によって作製することができる。
られる黒鉛結晶の(002)面の面間隔d002が0.
3354nm〜0.40nmの範囲にあることが好まし
い。前記炭素質材料は、BET法による比表面積が0.
5m2/g以上であることが好ましい。前記比表面積の
より好ましい範囲は、1m2/g以上である。前記結着
剤としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PT
FE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エチレン
−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、スチレン
−ブタジエンゴム(SBR)、カルボキシメチルセルロ
ース(CMC)等を用いることができる。 (4)非水電解質 前記非水電解質は、非水溶媒に電解質を溶解することに
より調製される液体状電解液または、高分子材料に前記
非水溶媒と前記電解質を含有した高分子ゲル状電解質、
前記電解質だけを含有した高分子固体電解質、リチウム
イオン伝導性を有する無機固体電解質が挙げられる。
溶媒に電解質としてリチウム塩を溶解したもので公知の
非水溶媒を用いることができ、エチレンカーボネート
(EC)やプロピレンカーボネート(PC)などの環状
カーボネートや、環状カーボネートと環状カーボネート
より低粘度の非水溶媒(以下第2の溶媒)との混合溶媒
を主体とする非水溶媒を用いることが好ましい。
ボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボ
ネートなどの鎖状カーボネート、γ−ブチロラクトン、
アセトニトリル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エ
チル、環状エーテルとしてテトラヒドロフラン、2−メ
チルテトラヒドロフランなど、鎖状エーテルとしてジメ
トキシエタン、ジエトキシエタンなどが挙げられる。
が、とくにリチウム塩が挙げられる。リチウム塩とし
て、六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)、ホウフッ
化リチウム(LiBF4)、六フッ化ヒ素リチウム(L
iAsF6)、過塩素酸リチウム(LiClO4)、トリ
フルオロメタスルホン酸リチウム(LiCF3SO3)な
どが挙げられる。特に、六フッ化リン酸リチウム(Li
PF6)、ホウフッ化リチウム(LiBF4)が好まし
い。前記電解質の前記非水溶媒に対する溶解量は、0.
5〜2.0モル/lとすることが好ましい。
ラクトンを含む電解液を用いたときに尚一層の高い効果
を示す。このことは、充電状態のニッケル酸リチウムと
γ−ブチロラクトンとの間で厚い高抵抗の皮膜が形成さ
れやすいことに起因すると推察される。本発明のように
Sn含有酸化物を正極活物質表面に被着、あるいは正極
活物質にリチウム錫酸化物を含有させることで、正極活
物質とγ−ブチロラクトンとの反応が抑制され、優れた
負荷放電特性を示すものと考えられる。特に、γ−ブチ
ロラクトンが溶媒の50体積%以上を占める電解液では
本発明の効果が顕著に表れる。
を高分子材料に溶解しゲル状にしたもので、高分子材料
としてはポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポ
リフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリエチレンオキシ
ド(PECO)などの単量体の重合体または他の単量体
との共重合体が挙げられる。
材料に溶解し、固体化したものである。高分子材料とし
てはポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン(P
VdF)、ポリエチレンオキシド(PEO)などの単量
体の重合体または他の単量体との共重合体が挙げられ
る。また、無機固体電解質として、リチウムを含有した
セラミック材料が挙げられる。なかでもLi3N、Li3
PO4−Li2S−SiS 2ガラスなどが挙げられる。
電解質電池に適用した例を説明したが、角型非水電解質
電池、ボタン型非水電解質電池等他の形状の電池にも同
様に適用できる。また、前記電池の容器内に収納される
電極群は、渦巻形に限らず、正極、セパレータ及び負極
をこの順序で複数積層した形態にしてもよい。
明するが、本発明の主旨を逸脱しない限り、本発明は実
施例に限定されるものではない。 (実施例1) (正極の作成)正極活物質にはニッケル酸リチウム(L
iNiO2)粉末を用いた。Sn/(Sn+Ni)×1
00=3となるように酢酸スズを溶解したエタノールに
ニッケル酸リチウムを投じ、攪拌させながらエタノール
を蒸発させ、得られた混合物を400℃において10時
間熱処理した。得られた焼成物の表面に形成されたSn
含有酸化物のSn濃度<Sn/(Sn+Ni+O)×1
00[at%]>を測定したところ、20[at%]で
あった。得られた正極活物質90重量部と、導電剤とし
て用いるアセチレンブラックを3重量部、導電剤として
用いられるグラファイトを3重量部、結着剤として用い
られるポリフッ化ビニリデン(PVdF)を4重量部と
を、N−メチルピロリドン(NMP)溶液中で混合し、
厚さ約15μmのアルミニウム箔の集電体に塗布し、乾
燥後、プレスすることにより電極密度約3.0g/cm3
の正極を作製した。
℃で熱処理したメソフェーズピッチ系炭素繊維(繊維径
が8μm、平均繊維長が20μm、平均面間隔(d00
2)が0.3360nm)の粉末を100重量部と結着
剤としてポリフッ化ビニリデン(PVdF)10重量部
とを混合し、厚さ約12μmの銅箔の集電体に塗布し、
乾燥後、プレスすることにより電極密度約1.4g/c
m3の負極を作製した。
レン製多孔質フィルムからなるセパレータ、上述した負
極、及びポリエチレン製多孔質フィルムからなるセパレ
ータをそれぞれこの順序で積層した後、負極が最外周に
位置するように渦巻状に捲回して電極群を作製した。
C)とγ−ブチロラクトン(γ−BL)とを混合体積比
率が1:3となるよう混合し、これらを溶媒として1.
5mol/lとなるようホウフッ化リチウム(LiBF
4)を溶解して、非水電解液を調製した。
ステンレス製の有底円筒状容器内に夫々収納して、図1
に示す円筒形リチウム電池を組み立て、実施例1のリチ
ウム電池を完成させた。 (比較例1)正極活物質にSn含有酸化物を被着させな
いニッケル酸リチウムを用いること以外は実施例1と同
様にして、比較例1のリチウム電池を作製した。 (実施例2〜4、比較例2〜4)エタノールに溶解させ
る酢酸スズの濃度をSn/(Sn+Ni)×100=
0.1、0.5、1、5、10、20にする以外は実施
例1と同様にして、実施例2〜4、および比較例2〜4
のリチウム電池を作製した。なお、このとき、得られた
活物質の表面Sn濃度は各々2、10、15、25、3
5、50[at%]であった。
電池を、約0.5CmAで約4.2Vまで5時間充電し
た後、0.2CmA、および2CmAで3.0Vまで放
電を行うことにより各放電レートでの容量を求め、0.
2CmA放電容量に対する2CmA放電容量の比を算出
した。以上の結果を(表1)にまとめた。
iNiO2)粉末を用いた。正極活物質87重量部と、
Li2SnO3を3重量部、導電剤として用いるアセチレ
ンブラックを3重量部、導電剤として用いられるグラフ
ァイトを3重量部、結着剤として用いられるポリフッ化
ビニリデン(PVdF)を4重量部とを、N−メチルピ
ロリドン(NMP)溶液中で混合し、厚さ約15μmの
アルミニウム箔の集電体に塗布し、乾燥後、プレスする
ことにより電極密度約3.0g/cm3の正極を作製し
た。
同様にして実施例5のリチウム電池を作製した。 (比較例5)正極活物質にリチウム錫酸化物としてのL
i2SnO3含有させないニッケル酸リチウムを用いるこ
と以外は実施例5と同様にして、比較例5のリチウム電
池を作製した。 (実施例6〜9、および比較例6〜8)正極活物質に含
有させるLi2SnO3量を、表2に示す値にする以外
は、実施例5と同様にして実施例6〜9、および比較例
5〜8のリチウム電池を作製した。得られた実施例5〜
9及び比較例5〜9の電池を、約0.5CmAで約4.
2Vまで5時間充電した後、0.2CmA、および2C
mAで3.0Vまで放電を行うことにより各放電レート
での容量を求め、0.2CmA放電容量に対する2Cm
A放電容量の比を算出した。以上の結果を(表2)にま
とめた。
とを比較することにより、ニッケル酸リチウム系酸化物
を正極活物質として用い負荷放電特性を向上させるため
には、本発明が有効であることが確認された。
ニッケル酸リチウム系酸化物を適用した非水電解質電池
において、負荷放電特性を改善して高い電流であっても
十分な容量を維持できる。
を示す部分断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】負極、正極、および非水電解質を有する非
水電解質電池において、前記負極はリチウムを吸蔵放出
可能な炭素質材料、前記正極活物質はニッケル酸リチウ
ム系酸化物からなり、前記正極活物質の表面にリチウム
を除いた構成元素に対するSn濃度が15at%以上、
35at%以下であるSn含有酸化物を被着させたこと
を特徴とする非水電解質電池。 - 【請求項2】負極、正極、および非水電解質を有する非
水電解質電池において、前記負極はリチウムを吸蔵放出
可能な炭素質材料、前記正極活物質は正極活物質の重量
に対して0.1重量%以上5重量%以下のリチウム錫酸
化物含有のニッケル酸リチウム系酸化物からなることを
特徴とする非水電解質電池。 - 【請求項3】 前記正極活物質中に含有するリチウム錫
酸化物が、Li2SnO3であることを特徴とする請求項
2に記載の非水電解質電池。 - 【請求項4】 前記非水電解液が、γ−ブチロラクトン
を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項
に記載の非水電解質電池。
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JP2002058197A JP2003257434A (ja) | 2002-03-05 | 2002-03-05 | 非水電解質電池 |
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