JP2003257358A - イオン注入方法及びイオン注入装置 - Google Patents

イオン注入方法及びイオン注入装置

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JP2003257358A JP2002052884A JP2002052884A JP2003257358A JP 2003257358 A JP2003257358 A JP 2003257358A JP 2002052884 A JP2002052884 A JP 2002052884A JP 2002052884 A JP2002052884 A JP 2002052884A JP 2003257358 A JP2003257358 A JP 2003257358A
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    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • H01J37/3171Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation for ion implantation
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    • H01J2237/004Charge control of objects or beams
    • H01J2237/0041Neutralising arrangements
    • H01J2237/0044Neutralising arrangements of objects being observed or treated

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマシャワーからの電子引出しがイオン
ビーム径変化の影響を受けずに済むようなイオン注入方
法を提供する。 【解決手段】 イオン源から引き出されたイオンビーム
52を輸送してウエハ55に注入するに際し、該イオン
ビームをウエハの手前の輸送区間においてプラズマシャ
ワーを経由させるようにしたイオン注入方法であり、ア
ークチャンバー10とシャワーチューブ11とによるプ
ラズマシャワーをリゾルビングアパチャー体54の下流
側の直近位置に配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイオン注入装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5を参照して、イオン注入装置の一般
的な構成について説明する。図5において、イオン源5
0から引出し電極51を通して引き出されたイオンビー
ム52は質量分析磁石53により質量分析され、選別さ
れたイオン種のイオンが質量分析スリットであるリゾル
ビングアパチャー体54を経由してウエハ55に注入さ
れる。リゾルビングアパチャー体54とウエハ55との
間のビームラインにはプラズマシャワー用のシャワーチ
ューブ56が配置されている。シャワーチューブ56に
はアークチャンバー57が設置されている。アークチャ
ンバー57はビームライン側に向けた開口を有する。ま
た、ビームラインに対して出没自在にビーム電流測定用
のファラデーカップ58が設けられる。つまり、ファラ
デーカップ58はビームセットアップ時にはビームライ
ン上(図5の一点鎖線の位置)に置かれ、イオン注入中
はビームラインから外れた図5の実線位置に置かれるよ
うになっている。ウエハ55の後方にもファラデーカッ
プ59が配置され、イオン注入中の計測を行うことがで
きるようにされている。
【0003】図6は、図5におけるリゾルビングアパチ
ャー体54から下流側の構成を拡大して示している。図
5では図示を省略したが、図5に示された構成要素は図
6に示すように真空容器60内に配置されている。アー
クチャンバー57はフィラメント57−1を内蔵してお
り、フィラメント57−1にはフィラメント電源57−
2とアーク電源57−3とが接続されている。アークチ
ャンバー57内にはまた、ガス供給系57−4から所定
のガスが導入可能にされている。シャワーチューブ5
6、アークチャンバー57、アーク電源57−3はそれ
ぞれアースに接続されている。尚、ここではリゾルビン
グアパチャー体54の直近の下流に一つ以上のアパチャ
ー体61が配置されている。また、ファラデーカップ5
8は、真空容器60の外に設置された駆動装置63によ
りビームラインに対して出没自在にされる。
【0004】ここで、プラズマシャワーからの電子引出
しの方法について説明する。プラズマシャワーからの電
子の引出しは、以下のように行われる。
【0005】(1)アークの生成 フィラメント57−1に高電流を流すと、フィラメント
57−1は2000℃以上に熱せられ、熱電子を放出す
る。ここにガス供給系57−4からAr等のガスを供給
し、フィラメント57−1とアークチャンバー57の間
に数十ボルトのアーク電圧をかけると、熱電子がアーク
電圧によって加速され、ガス原子と衝突すると共に新た
な電子を生成する。この電子増幅作用によって、フィラ
メント57−1とアークチャンバー57の間にプラズマ
が生成される。
【0006】(2)ビームポテンシャルによる電子の引
出し プラズマシャワーのアークチャンバー57の中で安定に
アークが立った状態で、アークチャンバー57の開口の
外側をイオンビームが通過すると、イオンビームの持つ
正のポテンシャルによって、アークチャンバー57内の
プラズマから電子が引き出され、イオンビームに向かっ
て加速される。この電子と、アークチャンバー57内で
イオン化されずにアークチャンバー57の開口から噴出
する中性ガス原子とが衝突し、アークチャンバー57と
イオンビームとの間に再びプラズマが形成される。これ
はプラズマブリッジ(図6に65で示す)と呼ばれ、空
間電荷制限電流をはるかに上回る量の電子をイオンビー
ムに供給する働きがある。
【0007】次に、プラズマシャワーからの電子引出し
の特徴について説明する。例えば、ビーム電流量が大き
くなった場合、イオンビームの持つ正のポテンシャルが
大きくなるので、アークチャンバー57から引き出され
る電子量が増え、イオンビームに供給される電子量も増
加する。プラズマシャワーシステムでは、このような自
律制御性により、イオンビームの持つ正電荷を中和する
のに十分な量の電子がプラズマシャワーから引き出さ
れ、ウエハ55の正帯電を抑制している。つまり、シャ
ワーチューブ56とアークチャンバー57とによるプラ
ズマシャワーシステムは帯電抑制装置として作用する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以下に、上記の従来技
術の問題点について説明する。
【0009】(1)イオンビーム径の影響 イオン注入装置では、様々なイオン種、エネルギー、及
びビーム電流のイオンビームを使用する。イオンビーム
の径は、ビーム条件やビーム生成条件によって異なって
いる。
【0010】アークチャンバー57は、設計上の最大径
を持つイオンビームがアークチャンバー57に当たらな
い位置に設置される。これは、イオンビームがアークチ
ャンバー57に当たると、注入されるビーム電流量の減
少やパーティクル発生等の問題が起きるためである。
【0011】アークチャンバー57の位置でのビーム径
D1が変わると、アークチャンバー57の開口とイオン
ビームとの間の距離が変わり、この間の電界も変化す
る。このため、ビーム径D1が変化すると、イオンビー
ムに供給される電子量が変化してしまう。例えば、ビー
ム径D1が小さくなり易いビーム条件を適用した場合に
は、プラズマシャワーから供給される電子量が不足し、
ウエハ55の正帯電を十分に抑制できなくなることがあ
る。これを解消するために、ビーム径D1に合せてプラ
ズマシャワー出力を変更する手法が考えられるが、この
手法ではビーム径計測機構、フィードバック回路等が必
要になり、プラズマシャワーシステムが不必要に複雑に
なってしまう。
【0012】(2)アークチャンバー57の位置の影響 プラズマシャワーは、ウエハ55とサプレッション電
極、つまりアパチャー体61との間に設置されるが、通
常、イオンビームが収束されるリゾルビングアパチャー
体54より下流に設置される。また、ウエハ55への電
子供給が容易になるように、ウエハの直近に設置される
場合もある。
【0013】プラズマシャワー位置でのビーム径D1の
変化量d1は、プラズマシャワーがリゾルビングアパチ
ャー体54からビーム軸方向に離れているほど大きくな
る。このため、アークチャンバー57の位置がリゾルビ
ングアパチャー体54から離れていて、アークチャンバ
ー57とイオンビームとの間の距離が大きくなると、プ
ラズマシャワーから供給される電子量が不足し、ウエハ
55の正帯電を十分に抑制できなくなることがある。
【0014】次に、ファラデーカップ58について説明
する。
【0015】(1)ビームラインでの機器配置 前述したように、リゾルビングアパチャー体54の下流
に、ビームセットアップ時のビーム電流を測定するファ
ラデーカップ58が配置されている。このファラデーカ
ップ58でビーム電流をモニターしてイオン源パラメー
タを調整し、所望のイオンビームを得るようにされてい
る。そして、ファラデーカップ58の下流、つまりウエ
ハ55との間に、帯電抑制装置であるプラズマシャワー
用のシャワーチューブ56が設置されている。
【0016】ビームセットアップが終了すると、ファラ
デーカップ58はビームラインから外れるように移動
し、イオンビームはプラズマシャワー内を通過してウエ
ハ55へと輸送され、イオンがウエハ55に注入され
る。
【0017】ところで、リゾルビングアパチャー体54
通過後、イオンビームは発散するので、リゾルビングア
パチャー体54とウエハ55との距離が長くなるとイオ
ンビームがシャワーチューブ56等に当たることによる
イオンビームの損失が多くなる。この損失は、特に低エ
ネルギービームで大きくなり、注入ビーム電流減少によ
るスループットの低下、イオンビームがシャワーチュー
ブ56等に当たることによるパーティクル発生等の問題
を生じることがある。
【0018】リゾルビングアパチャー体54とウエハ5
5との距離を長くする要因の一つに、ビームライン中の
ファラデーカップ58の配置の問題がある。ファラデー
カップ58はビームセットアップ中のみ使用され、イオ
ン注入中はビームラインから外れるように移動してい
る。ビームラインにおけるファラデーカップ58の存在
領域はイオン注入が行われている間、空白領域となって
いて、ビームラインを長くしてしまう。
【0019】そこで、本発明の課題は、プラズマシャワ
ーからの電子引出しがイオンビーム径変化の影響を受け
ずに済むようなイオン注入方法及びイオン注入装置を提
供することにある。
【0020】本発明の他の課題は、特に低エネルギーで
のビームの損失を抑制できるようなイオン注入方法及び
イオン注入装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の形態によ
るイオン注入方法は、イオン源から引き出されたイオン
ビームを輸送して被処理基板に注入するに際し、該イオ
ンビームを前記被処理基板の手前の輸送区間において帯
電抑制手段を経由させるようにしたイオン注入方法にお
いて、前記帯電抑制手段によるイオンビームの中和を、
該イオンビームに最も近付けた位置で行うようにするこ
とを特徴とする。
【0022】本イオン注入方法においては、前記イオン
ビームに最も近付けた位置を、ビーム径が最も小さくな
る位置またはその下流側の直近位置とする。
【0023】本イオン注入方法においてはまた、前記イ
オンビームに最も近付けた位置を、前記ビーム径が最も
小さくなる位置の下流側の直近位置とし、しかも前記帯
電抑制手段の位置をビーム径に応じて可変とする。
【0024】本イオン注入方法においては更に、前記帯
電抑制手段の上流側にはビーム収束及び分離用のリゾル
ビングアパチャー体が配置されており、前記ビーム径が
最も小さくなる位置の下流側の直近位置を、前記リゾル
ビングアパチャー体の下流側の直近位置とする。
【0025】本イオン注入方法においては更に、前記帯
電抑制手段はシャワーチューブとこれに組合わされたア
ークチャンバーとを含み、前記シャワーチューブはビー
ム軸方向の長さを短くされている。
【0026】本イオン注入方法においては更に、前記シ
ャワーチューブは必要な最小限の内径を持つ。
【0027】本イオン注入方法においては更に、前記シ
ャワーチューブと前記被処理基板との間のビームライン
に、前記シャワーチューブに連続するように中間チュー
ブを配置するようにしても良い。
【0028】本イオン注入方法においては更に、ビーム
径またはビーム強度に応じて前記アークチャンバーのビ
ーム軸と直角な方向の位置を可変とするようにしても良
い。
【0029】本イオン注入方法においては更に、ビーム
径またはビーム強度に応じて前記アークチャンバーのビ
ーム軸と同じ方向の位置を可変として前記イオンビーム
に最も近付けた位置に配置するようにしても良い。
【0030】本イオン注入方法においては更に、ビーム
形状、ビーム位置、ビームの大きさに応じて前記シャワ
ーチューブの径を可変とするようにしても良い。
【0031】本イオン注入方法においては更に、ビーム
形状、ビーム位置、ビームの大きさに応じて前記シャワ
ーチューブの長さを可変とするようにしても良い。
【0032】本イオン注入方法においては更に、ビーム
形状、ビーム位置、ビームの大きさに応じて前記シャワ
ーチューブのビーム軸と同じ方向の位置を可変とするよ
うにしても良い。
【0033】本イオン注入方法においては更に、前記被
処理基板の手前の輸送区間にはビーム測定手段が配置さ
れ、しかも該ビーム測定手段と前記帯電抑制手段とをビ
ームライン上における同じ位置に入れ替え可能にしても
良い。
【0034】本イオン注入方法においては更に、前記帯
電抑制手段の上流側にはビーム収束及び分離用のリゾル
ビングアパチャー体が配置されており、前記イオンビー
ムに最も近付けた位置を、前記リゾルビングアパチャー
体内とするようにしても良い。この場合、前記リゾルビ
ングアパチャー体の下流側にはイオンビームライン上に
出没可能にビーム測定手段が設けられる。この場合には
また、前記リゾルビングアパチャー体の下流側に更に中
間チューブを配置するようにしても良い。
【0035】本発明の第2の形態によるイオン注入装置
は、イオン源から引き出されたイオンビームを輸送して
被処理基板に注入するに際し、該イオンビームを前記被
処理基板の手前の輸送区間において帯電抑制手段を経由
させるようにしたイオン注入装置において、前記帯電抑
制手段を、該イオンビームに最も近付けた位置に配置し
たことを特徴とする。
【0036】本イオン注入装置においては、前記イオン
ビームに最も近付けた位置を、ビーム径が最も小さくな
る位置またはその下流側の直近位置とする。
【0037】本イオン注入装置においてはまた、前記イ
オンビームに最も近付けた位置を、前記ビーム径が最も
小さくなる位置の下流側の直近位置とし、しかも前記帯
電抑制手段の位置をビーム径に応じて可変とする駆動手
段を備える。
【0038】本イオン注入装置においては更に、前記帯
電抑制手段の上流側にはビーム収束及び分離用のリゾル
ビングアパチャー体が配置されており、前記ビーム径が
最も小さくなる位置の下流側の直近位置を、前記リゾル
ビングアパチャー体の下流側の直近位置とする。
【0039】本イオン注入装置においては更に、前記帯
電抑制手段はシャワーチューブとこれに組合わされたア
ークチャンバーとを含み、前記シャワーチューブはビー
ム軸方向の長さを短くされている。
【0040】本イオン注入装置においては更に、前記シ
ャワーチューブは必要な最小限の内径を持つ。
【0041】本イオン注入装置においては更に、前記シ
ャワーチューブと前記被処理基板との間のビームライン
に、前記シャワーチューブに連続するように中間チュー
ブを配置するようにしても良い。
【0042】本イオン注入装置においては更に、前記駆
動手段は、ビーム径またはビーム強度に応じて前記アー
クチャンバーのビーム軸と直角な方向の位置を可変とす
る駆動機構を含む。
【0043】本イオン注入装置においては更に、前記駆
動手段は、ビーム径またはビーム強度に応じて前記アー
クチャンバーのビーム軸と同じ方向の位置を可変とする
駆動機構を含んで前記アークチャンバーを前記イオンビ
ームに最も近付けた位置に配置することができる。
【0044】本イオン注入装置においては更に、前記シ
ャワーチューブはビーム軸と同じ方向に関して分割され
た少なくとも2つの分割部材から成り、該少なくとも2
つの分割部材は一方の断面形状が他方の断面形状よりや
や小さくされており、前記駆動手段は、ビーム形状、ビ
ーム位置、ビームの大きさに応じて前記少なくとも2つ
の分割部材を互いに接近、離反させて前記シャワーチュ
ーブの径を可変とする駆動機構を含むようにしても良
い。
【0045】本イオン注入装置においては更に、前記シ
ャワーチューブはビーム軸に垂直な方向に関して分割さ
れた少なくとも2つの長さ方向分割部材から成り、該少
なくとも2つの長さ方向分割部材は一方の径が他方の径
よりやや小さくされており、前記駆動手段は、ビーム形
状、ビーム位置、ビームの大きさに応じて前記少なくと
も2つの分割部材の少なくとも一方をビーム軸方向に移
動させて前記シャワーチューブの長さを可変とする駆動
機構を含むようにしても良い。
【0046】本イオン注入装置においては更に、前記駆
動手段は、ビーム形状、ビーム位置、ビームの大きさに
応じて前記シャワーチューブのビーム軸と同じ方向の位
置を可変とする駆動機構を含むようにしても良い。
【0047】本イオン注入装置においては更に、前記被
処理基板の手前の輸送区間にはビーム測定手段が配置さ
れ、しかも該ビーム測定手段と前記帯電抑制手段とをビ
ームライン上における同じ位置に入れ替え可能にする入
替え駆動装置が備えられる。
【0048】本イオン注入装置においては更に、前記帯
電抑制手段の上流側にはビーム収束及び分離用のリゾル
ビングアパチャー体が配置されており、前記イオンビー
ムに最も近付けた位置を、前記リゾルビングアパチャー
体内とするようにしても良い。この場合、前記リゾルビ
ングアパチャー体の下流側にはイオンビームライン上に
出没可能にビーム測定手段が設けられても良い。この場
合にはまた、前記リゾルビングアパチャー体の下流側に
更に中間チューブを配置しても良い。
【0049】
【発明の実施の形態】本発明によるイオン注入装置は、
ビーム径の変化量はビーム収束位置に近いほど小さくな
ることに着目し、プラズマシャワー用のアークチャンバ
ーをイオンビームが収束されるリゾルビングアパチャー
体内あるいはその下流側の直近に設置して、プラズマシ
ャワーからイオンビームに供給される電子量がビーム径
変化の影響を受けないようにしたものである。
【0050】図1を参照して、本発明の第1の実施の形
態によるイオン注入装置について説明する。図1におい
て、図6に示されたものと同じ機能を持つ部分には図6
のものと同じ番号を付している。
【0051】図1において、イオン源から引出し電極を
通して引き出されたイオンビームは質量分析磁石により
質量分析され、選別されたイオン種のイオンがリゾルビ
ングアパチャー体54を経由してウエハ55に注入され
る。リゾルビングアパチャー体54通過後、ビーム径は
大きくなっていく。そして、ビーム径Dの変化量dは、
リゾルビングアパチャー体54に近い位置ほど小さくな
る。
【0052】本形態では、リゾルビングアパチャー体5
4の下流に電子をブロックするサプレッション電極等の
アパチャー体61がある等の理由によってアークチャン
バーをリゾルビングアパチャー体54内に設置すること
は容易ではないことから、リゾルビングアパチャー体5
4の下流側の直近、ここではアパチャー体61の下流側
直近にアークチャンバー10を設置して、アークチャン
バー10の開口とイオンビームとの距離を近づけるよう
にしている。イオンビームのポテンシャルは、リゾルビ
ングアパチャー体54の内部よりもリゾルビングアパチ
ャー体54を通過直後の方が大きくなるため、この配置
の方が、アークチャンバー10から電子を引き出しやす
くなる。
【0053】この場合、アークチャンバー10を組み合
わせるためのシャワーチューブ11は、従来型のシャワ
ーチューブ56(図6参照)に比べ、ビーム軸方向の長
さが短くなるようにしている。これは、アークチャンバ
ー10とイオンビームとの間隔を適切に近づけたとき、
シャワーチューブ11にイオンビームが当たらないよう
にするためである。また、シャワーチューブ11のビー
ムライン用の開口径も従来型のシャワーチューブ56に
比べて小さくなるようにしている。
【0054】本形態ではまた、アークチャンバー10と
シャワーチューブ11との組合わせ体とファラデーカッ
プ58とを図示しない入替え駆動装置によりビームライ
ン上に入れ替え可能にしている。つまり、ビームセット
アップに際してはアークチャンバー10とシャワーチュ
ーブ11との組合わせ体をビームラインから外してファ
ラデーカップ58がビームライン上に位置するようにし
ている。一方、イオン注入中には図1に示されるように
ファラデーカップ58をビームラインから外してアーク
チャンバー10とシャワーチューブ11との組合わせ体
がビームライン上に位置するようにしている。尚、図1
は平面図であり、アークチャンバー10とシャワーチュ
ーブ11との組合わせ体とファラデーカップ58はガイ
ドレール等の案内部材に沿って水平方向に移動される
が、上下方向に移動するように構成されても良い。この
場合、図1を側面図として見れば良いことになる。
【0055】上記のように、アークチャンバー10とシ
ャワーチューブ11は位置を固定しておく必要はないの
で、以下に説明するように、ビーム径に応じてアークチ
ャンバー10の位置やシャワーチューブ11の長さ、及
び開口径をも可変とするように構成した方が、アークチ
ャンバー10の開口とイオンビームとの距離を近づけや
すくなる。
【0056】図2(a)、(b)に示されたシャワーチ
ューブ11は、断面コ字形状の第1の部材11−1と、
これよりやや小さい目の同じ形状の第2の部材11−2
とによる2つの分割部材で筒状体を構成するようにされ
ている。第2の部材11−2には開口が設けられてお
り、この開口を通してアークチャンバー10の開口がシ
ャワーチューブ11内を望むようにアークチャンバー1
0をシャワーチューブ11の側面側に設置している。第
1の部材11−1は図示しない第1の駆動機構によりビ
ーム軸と直角の水平方向に移動可能である。同様に、ア
ークチャンバー10も第2の部材11−2と共に、図示
しない第2の駆動機構によりビーム軸と直角の水平方向
に移動可能である。
【0057】図2(a)はビーム径が最小の場合、図2
(b)はビーム径が最大の場合を示しているが、ビーム
軸の位置は変わらないので第1の部材11−1と第2の
部材11−2の移動量は同じにする必要がある。第1、
第2の駆動機構は、ビーム径が小さい場合には第1の部
材11−1と、第2の部材11−2とによる開口を小さ
くするように移動させ、ビーム径が大きい場合には第1
の部材11−1と、第2の部材11−2とによる開口を
大きくするように移動させる。
【0058】尚、図2(a)、(b)に示したシャワー
チューブ11は、これを90度回転させた形態、つまり
アークチャンバー10が下側あるいは上側に位置するよ
うな形態で使用されても良いことは言うまでもない。
【0059】図2(c)、(d)に示されたシャワーチ
ューブ11は、筒形の第1の部材11−3と、これより
やや小さい目の径の筒形の第2の部材11−4とによる
2つの長さ方向分割部材で構成されている。第1の部材
11−3、第2の部材11−4の下面側にはそれぞれ、
アークチャンバー10の開口をシャワーチューブ11内
を望ませるようにするための切り欠きが設けられてい
る。つまり、ここではアークチャンバー10はシャワー
チューブ11の下面側に設置されるが、図2(a)、
(b)と同様、シャワーチューブ11の側面側あるいは
上側に設置されても良い。第1の部材11−3は図示し
ない第3の駆動機構によりビーム軸と同方向に移動可能
である。同様に、第2の部材11−4も図示しない第4
の駆動機構によりビーム軸と同方向に移動可能である
が、本例の場合には駆動装置の数を減らすために、第1
の部材11−3、第2の部材11−4のいずれか一方の
みを移動させるようにしても良い。また、本例では、ア
ークチャンバー10は図示しない第5の駆動機構によ
り、ビーム軸と同方向及びビーム軸に直角の垂直方向に
も移動可能にしている。
【0060】図2(c)はチューブ長が最小の場合、図
2(d)はチューブ長が最大の場合を示している。第
3、第4の駆動機構は、ビーム径が大きい場合には第1
の部材11−3と、第2の部材11−4とによるチュー
ブ長を短くするように移動させ、ビーム径が小さい場合
には第1の部材11−3と、第2の部材11−4とによ
るチューブ長を長くするように移動させる。
【0061】尚、第1の部材11−1、11−3、第2
の部材11−2、11−4、アークチャンバー10を移
動させるための第1〜第5の駆動機構は、ビームライン
の途中に設けたプローブまたは複数のファラデーを用い
たセンサによるビーム径測定手段の測定結果に基づいて
移動量を自動設定もしくはフィードバック制御するもの
である。勿論、前述した入替え駆動装置によりアークチ
ャンバー10とシャワーチューブ11との組合わせ体が
移動される場合には、上記の第1〜第5の駆動機構も共
に移動するように構成されている。
【0062】図1に戻って、アークチャンバー10のフ
ィラメント10−1に対する電源の接続は、図6と同じ
である。つまり、フィラメント10−1にはフィラメン
ト電源(図6の57−2)とアーク電源(図6の57−
3)とが接続される。アークチャンバー10内にはま
た、ガス供給系(図6の57−4)から所定のガスが導
入可能にされる。アークチャンバー10、シャワーチュ
ーブ11、アーク電源はそれぞれアースに接続される。
【0063】本例では更に、シャワーチューブ11とウ
エハ55との間のビームラインにビーム発散防止用の中
間チューブ12が設置されている。尚、この中間チュー
ブ12を設置しない場合には、この領域にビームライン
への進退式のファラデーカップ58を図6と同様の構成
で配設するようにしても良い。この場合、アークチャン
バー10とシャワーチューブ11との組合わせ体が固
定、あるいは図2で説明したような移動可能な構成で図
1のシャワーチューブ11の位置に設置される。
【0064】図3は、本発明の第2の実施の形態による
イオン注入装置を示し、アークチャンバー10をリゾル
ビングアパチャー体54内に設置することにより、プラ
ズマシャワーからイオンビームに供給される電子量が、
ビーム径変化の影響をほとんど受けないようにしたもの
である。このため、図1で説明したシャワーチューブ1
1に相当する部材は無い。
【0065】本形態では、ファラデーカップ58は図6
と同様の駆動装置によりビームラインに出没自在にされ
る。また、アークチャンバー10のフィラメント10−
1に対する電源の接続は、図6と同じである。つまり、
フィラメント10−1にはフィラメント電源(図6の5
7−2)とアーク電源(図6の57−3)とが接続され
る。アークチャンバー10内にはまた、ガス供給系(図
6の57−4)から所定のガスが導入可能にされる。ア
ークチャンバー10、アーク電源はそれぞれアースに接
続される。本例では、アパチャー体61とウエハ55と
の間のビームラインにビーム発散防止用の中間チューブ
12が設置される。
【0066】本形態によるイオン注入装置においては、
イオン源から輸送されたイオンビームは、リゾルビング
アパチャー体54で収束される。リゾルビングアパチャ
ー体54を通過後、ビーム径は再び広がり、ウエハ55
へ注入される。もともと、リゾルビングアパチャー体5
4の開口は小さく作られているので、リゾルビングアパ
チャー体54でのビーム径の変化量は極めて小さい。そ
して、アークチャンバー10は、リゾルビングアパチャ
ー体54内、またはその直近に設置されているので、ア
ークチャンバー10とイオンビームとの距離の変化量は
従来の場合より小さくなり、プラズマシャワーからイオ
ンビームに供給される電子量がビーム径の影響を受けな
くなる。
【0067】特に、第1の実施の形態によるイオン注入
装置においては、ビームセットアップ中は、ファラデー
カップ58でイオンビームを受けている。ビームセット
アップ終了後、ファラデーカップ58が移動してビーム
ラインから外れるとイオンビームは下流に輸送され、ウ
エハ55へのイオン注入が開始される。この時、ファラ
デーカップ58の移動によりプラズマシャワーがビーム
ラインに配置され、帯電抑制装置として機能する。つま
り、ビームライン中の空間をプラズマシャワーとファラ
デーカップ58が共有し、プラズマシャワーとファラデ
ーカップの良い条件の位置において切り替えて使用する
ことができ、リゾルビングアパチャー体54とウエハ5
5との距離を短縮することができるから、特に低エネル
ギービームの損失を抑制することが可能となるものであ
る。
【0068】更に、アークチャンバー10やシャワーチ
ューブ11が可動式にされているので、ファラデーカッ
プ58により各注入毎にビーム径を計測し、アークチャ
ンバー10の位置やシャワーチューブ11の位置を制御
してビーム径に近い位置に配置することができる。
【0069】図4は、プラズマシャワーの引出し電流の
ビーム径依存性を示す。ビーム条件は同一で、ビーム径
をイオン源パラメータの変更によって調整している。引
出し電流は、ビーム径が大きい時のものを1とした時の
割合で表している。また、ビーム径は、ウエハ位置での
ものである。
【0070】従来型では、破線で示すようにビーム径が
小さくなると引出し電流も小さくなるのに対し、本発明
のものは、実線で示すようにビーム径が変化しても引出
し電流はほとんど変化していない。つまり、アークチャ
ンバー10とイオンビームとの距離を近づけることによ
り、ビーム径の影響を受けない安定した引出し電流を得
ることができる。
【0071】以上、本発明を2つの実施の形態について
説明したが、本発明はこれらの実施の形態に制限される
ものではなく、さまざまな変更や追加が可能である。例
えば、プラズマチャンバー10の先端の部分にカーボン
系素材等による保護プレートを装着することにより、イ
オンビームが万一プラズマチャンバー10にあたる方向
となっても、保護プレートによりプラズマチャンバー1
0の先端部分を保護することができる。
【0072】また、帯電抑制装置としては、電子の引出
しあるいは電子をイオンビームに供給する際に、イオン
ビームの特性(正のポテンシャル)を使うものであれ
ば、プラズマシャワー以外の手段、例えばエレクトロン
シャワーを用いても良い。
【0073】更に、ビーム測定手段としては、ファラデ
ーカップの他に、周知のビームプロファイラー、(螺旋
穴あきウエハディスク+ディスクファラデー)、ディス
ク電流測定手段等を用いても良い。これは、上記した第
1〜第5の駆動機構が、ビーム径のみならず、イオンビ
ームの強度や、イオンビームの断面形状、イオンビーム
の位置、更にはイオンビームの飛行容積ボリュームの大
きさに応じて制御されるようにしても良いことを意味す
る。
【0074】更に、リゾルビングアパチャー体54の
穴、つまりアパチャー形状は、丸形、楕円形、方形等が
あり、その縦横比の異なるものでは、帯電抑制装置を
縦、横いずれの側に配置しても良い。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、プラズマシャワーのア
ークチャンバー開口をビーム収束位置、つまりリゾルビ
ングアパチャー体内またはその下流側の直近に配置する
構成としたことにより以下のような効果が得られる。
【0076】リゾルビングアパチャー体の開口は小さ
く作られているので、イオン注入装置の状態に起因する
変動からビーム状態が変化しても、リゾルビングアパチ
ャー体でのビーム径の変化量は極めて小さいため、リゾ
ルビングアパチャー体内あるいはその近傍にプラズマシ
ャワーを配置すれば安定した作用が得られる。
【0077】プラズマシャワーのアークチャンバー開
口とイオンビームとの距離を近づけることにより、ビー
ム径の影響を受けない安定した引出し電流を得ることが
できる。
【0078】プラズマシャワーのアークチャンバー
は、リゾルビングアパチャー体内、またはその直近に設
置されているので、プラズマシャワーのアークチャンバ
ーとイオンビームとの距離の変化量は従来のものより小
さくなり、プラズマシャワーからイオンビームに供給さ
れる電子量がビーム径の影響を受けなくなる。
【0079】ビーム径が変化しても、最終的にプラズ
マシャワーの引出し電流はほとんど変化しない。
【0080】本発明によればまた、プラズマシャワーと
ビーム測定手段とをビームライン上において同じ位置で
入替え可能としたことにより、以下のような効果が得ら
れる。
【0081】ビーム焦点、つまりリゾルビングアパチ
ャー体とウエハとの間の距離を短縮できる。つまり、ビ
ームライン中の空間をプラズマシャワーとビーム測定手
段とが共有し、切り替えて使用することにより、リゾル
ビングアパチャーとウエハとの間の距離を短縮すること
ができ、その結果、特に低エネルギービームの損失が抑
制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるイオン注入装
置を、リゾルビングアパチャーから下流側の構成につい
て示した図である。
【図2】図1に示されたイオン注入装置における移動可
能なシャワーチューブ及びアークチャンバーの移動を説
明するための図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態によるイオン注入装
置を、リゾルビングアパチャーから下流側の構成につい
て示した図である。
【図4】イオン注入装置における引出し電流のビーム径
依存性を説明するための特性図である。
【図5】イオン注入装置の一般的な構成を示した図であ
る。
【図6】図5におけるリゾルビングアパチャーから下流
側の構成を拡大して示した図である。
【符号の説明】
10、57 アークチャンバー 10−1、57−1 フィラメント 11、56 シャワーチューブ 12 中間チューブ 50 イオン源 51 引出し電極 52 イオンビーム 53 質量分析器 54 リゾルビングアパチャー体 55 ウエハ 57−2 フィラメント電源 57−3 アーク電源 57−4 ガス供給系 58、59 ファラデーカップ 60 真空容器 61 アパチャー体 65 プラズマブリッジ D、D1 ビーム径 d、d1 ビーム径変化量

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン源から引き出されたイオンビーム
    を輸送して被処理基板に注入するに際し、該イオンビー
    ムを前記被処理基板の手前の輸送区間において帯電抑制
    手段を経由させるようにしたイオン注入方法において、 前記帯電抑制手段によるイオンビームの中和を、該イオ
    ンビームに最も近付けた位置で行うようにすることを特
    徴とするイオン注入方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のイオン注入方法におい
    て、前記イオンビームに最も近付けた位置を、ビーム径
    が最も小さくなる位置またはその下流側の直近位置とす
    ることを特徴とするイオン注入方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のイオン注入方法におい
    て、前記イオンビームに最も近付けた位置を、前記ビー
    ム径が最も小さくなる位置の下流側の直近位置とし、し
    かも前記帯電抑制手段の位置をビーム径に応じて可変と
    することを特徴とするイオン注入方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のイオン注入方法におい
    て、前記帯電抑制手段の上流側にはビーム収束及び分離
    用のリゾルビングアパチャー体が配置されており、前記
    ビーム径が最も小さくなる位置の下流側の直近位置を、
    前記リゾルビングアパチャー体の下流側の直近位置とす
    ることを特徴とするイオン注入方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のイオン注入方法におい
    て、前記帯電抑制手段は、シャワーチューブと、該シャ
    ワーチューブに組合わされたアークチャンバーとを含
    み、前記シャワーチューブは、ビーム軸方向の長さをイ
    オンビームに接しないように短く構成したことを特徴と
    するイオン注入方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のイオン注入方法におい
    て、前記シャワーチューブは必要な最小限の内径を持つ
    ことを特徴とするイオン注入方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載のイオン注入方
    法において、前記シャワーチューブと前記被処理基板と
    の間のビームラインに、前記シャワーチューブに連続す
    るように中間チューブを配置することを特徴とするイオ
    ン注入方法。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のいずれかに記載のイオン
    注入方法において、ビーム径またはビーム強度に応じて
    前記アークチャンバーのビーム軸と直角な方向の位置を
    可変とすることを特徴とするイオン注入方法。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8のいずれかに記載のイオン
    注入方法において、ビーム径またはビーム強度に応じて
    前記アークチャンバーのビーム軸と同じ方向の位置を可
    変として前記イオンビームに最も近付けた位置に配置す
    ることを特徴とするイオン注入方法。
  10. 【請求項10】 請求項5〜9のいずれかに記載のイオ
    ン注入方法において、ビーム形状、ビーム位置、ビーム
    の大きさに応じて前記シャワーチューブの径を可変とす
    ることを特徴とするイオン注入方法。
  11. 【請求項11】 請求項5〜10のいずれかに記載のイ
    オン注入方法において、ビーム形状、ビーム位置、ビー
    ムの大きさに応じて前記シャワーチューブの長さを可変
    とすることを特徴とするイオン注入方法。
  12. 【請求項12】 請求項5〜11のいずれかに記載のイ
    オン注入方法において、ビーム形状、ビーム位置、ビー
    ムの大きさに応じて前記シャワーチューブのビーム軸と
    同じ方向の位置を可変とすることを特徴とするイオン注
    入方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかに記載のイ
    オン注入方法において、前記被処理基板の手前の輸送区
    間にはビーム測定手段が配置され、しかも該ビーム測定
    手段と前記帯電抑制手段とをビームライン上における同
    じ位置に入れ替え可能にしていることを特徴とするイオ
    ン注入方法。
  14. 【請求項14】 請求項2に記載のイオン注入方法にお
    いて、前記帯電抑制手段の上流側にはビーム収束及び分
    離用のリゾルビングアパチャー体が配置されており、前
    記イオンビームに最も近付けた位置を、前記リゾルビン
    グアパチャー体内とすることを特徴とするイオン注入方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のイオン注入方法に
    おいて、前記リゾルビングアパチャー体の下流側にはイ
    オンビームライン上に出没可能にビーム測定手段が設け
    られることを特徴とするイオン注入方法。
  16. 【請求項16】 請求項14または15に記載のイオン
    注入方法において、前記リゾルビングアパチャー体の下
    流側には更に中間チューブを配置することを特徴とする
    イオン注入方法。
  17. 【請求項17】 イオン源から引き出されたイオンビー
    ムを輸送して被処理基板に注入するに際し、該イオンビ
    ームを前記被処理基板の手前の輸送区間において帯電抑
    制手段を経由させるようにしたイオン注入装置におい
    て、 前記帯電抑制手段を、該イオンビームに最も近付けた位
    置に配置したことを特徴とするイオン注入装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のイオン注入装置に
    おいて、前記イオンビームに最も近付けた位置を、ビー
    ム径が最も小さくなる位置またはその下流側の直近位置
    としたことを特徴とするイオン注入装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のイオン注入装置に
    おいて、前記イオンビームに最も近付けた位置を、前記
    ビーム径が最も小さくなる位置の下流側の直近位置と
    し、しかも前記帯電抑制手段の位置をビーム径に応じて
    可変とする駆動手段を備えたことを特徴とするイオン注
    入装置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のイオン注入装置に
    おいて、前記帯電抑制手段の上流側にはビーム収束及び
    分離用のリゾルビングアパチャー体が配置されており、
    前記ビーム径が最も小さくなる位置の下流側の直近位置
    を、前記リゾルビングアパチャー体の下流側の直近位置
    としたことを特徴とするイオン注入装置。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載のイオン注入装置に
    おいて、前記帯電抑制手段は、シャワーチューブと該シ
    ャワーチューブに組合わされたアークチャンバーとを含
    み、前記シャワーチューブはビーム軸方向の長さをイオ
    ンビームに接しないように短く構成されていることを特
    徴とするイオン注入装置。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載のイオン注入装置に
    おいて、前記シャワーチューブは必要な最小限の内径を
    持つことを特徴とするイオン注入装置。
  23. 【請求項23】 請求項21または22に記載のイオン
    注入装置において、前記シャワーチューブと前記被処理
    基板との間のビームラインに、前記シャワーチューブに
    連続するように中間チューブを配置したことを特徴とす
    るイオン注入装置。
  24. 【請求項24】 請求項21〜23のいずれかに記載の
    イオン注入装置において、前記駆動手段は、ビーム径ま
    たはビーム強度に応じて前記アークチャンバーのビーム
    軸と直角な方向の位置を可変とする駆動機構を含むこと
    を特徴とするイオン注入装置。
  25. 【請求項25】 請求項21〜24のいずれかに記載の
    イオン注入装置において、前記駆動手段は、ビーム径ま
    たはビーム強度に応じて前記アークチャンバーのビーム
    軸と同じ方向の位置を可変とする駆動機構を含んで前記
    アークチャンバーを前記イオンビームに最も近付けた位
    置に配置することを特徴とするイオン注入装置。
  26. 【請求項26】 請求項21〜25のいずれかに記載の
    イオン注入装置において、前記シャワーチューブはビー
    ム軸と同じ方向に関して分割された少なくとも2つの分
    割部材から成り、該少なくとも2つの分割部材は一方の
    断面形状が他方の断面形状よりやや小さくされており、
    前記駆動手段は、ビーム形状、ビーム位置、ビームの大
    きさに応じて前記少なくとも2つの分割部材を互いに接
    近、離反させて前記シャワーチューブの径を可変とする
    駆動機構を含むことを特徴とするイオン注入装置。
  27. 【請求項27】 請求項21〜26のいずれかに記載の
    イオン注入装置において、前記シャワーチューブはビー
    ム軸に垂直な方向に関して分割された少なくとも2つの
    長さ方向分割部材から成り、該少なくとも2つの長さ方
    向分割部材は一方の径が他方の径よりやや小さくされて
    おり、前記駆動手段は、ビーム形状、ビーム位置、ビー
    ムの大きさに応じて前記少なくとも2つの分割部材の少
    なくとも一方をビーム軸方向に移動させて前記シャワー
    チューブの長さを可変とする駆動機構を含むことを特徴
    とするイオン注入装置。
  28. 【請求項28】 請求項21〜27のいずれかに記載の
    イオン注入装置において、前記駆動手段は、ビーム形
    状、ビーム位置、ビームの大きさに応じて前記シャワー
    チューブのビーム軸と同じ方向の位置を可変とする駆動
    機構を含むことを特徴とするイオン注入装置。
  29. 【請求項29】 請求項17〜28のいずれかに記載の
    イオン注入装置において、前記被処理基板の手前の輸送
    区間にはビーム測定手段が配置され、しかも該ビーム測
    定手段と前記帯電抑制手段とをビームライン上における
    同じ位置に入れ替え可能にする入替え駆動装置を備えた
    ことを特徴とするイオン注入装置。
  30. 【請求項30】 請求項18に記載のイオン注入装置に
    おいて、前記帯電抑制手段の上流側にはビーム収束及び
    分離用のリゾルビングアパチャー体が配置されており、
    前記イオンビームに最も近付けた位置を、前記リゾルビ
    ングアパチャー体内とすることを特徴とするイオン注入
    装置。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載のイオン注入装置に
    おいて、前記リゾルビングアパチャー体の下流側にはイ
    オンビームライン上に出没可能にビーム測定手段が設け
    られていることを特徴とするイオン注入装置。
  32. 【請求項32】 請求項30または31に記載のイオン
    注入装置において、前記リゾルビングアパチャー体の下
    流側には更に中間チューブを配置したことを特徴とする
    イオン注入装置。
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