JP2003257217A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2003257217A
JP2003257217A JP2002056445A JP2002056445A JP2003257217A JP 2003257217 A JP2003257217 A JP 2003257217A JP 2002056445 A JP2002056445 A JP 2002056445A JP 2002056445 A JP2002056445 A JP 2002056445A JP 2003257217 A JP2003257217 A JP 2003257217A
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lamp
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light
lens
reflector
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JP2002056445A
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Satoru Okada
悟 岡田
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 不純物を見え難くして見栄えの向上を図るこ
とができる車輌用灯具を提供する。 【解決手段】 第3レンズ部33のうち意匠面71に対
向しかつ配光に影響がない部分に光屈折素子群34が設
けられているので、光屈折素子群34を透過する光が屈
折することとなる。この結果、光屈折素子群34を通し
て見る意匠面71が見え難くなるので、意匠面71に不
純物が付着していても、光屈折素子群34の作用によ
り、不純物が見え難くなり、その分、見栄えが向上され
ることとなる。光屈折素子群34により意匠面71の不
純物が見え難くなるだけで、意匠面71の金属の高輝度
感は失われない。光屈折素子群34の徐変部により、光
屈折素子群34の末端が素通しに近くなっているので、
光屈折素子群34の末端に境界線が出ず、さらに見栄え
が向上されることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ランプレンズが
素通しでありかつ大きくスラントしており、無効部空間
にこの無効部空間を覆い隠すインナーパネルが配置され
ている車両用灯具、たとえば、ヘッドランプとフロント
ターンランプとが組み合わせられた車両用灯具にかかる
ものである。特に、この発明は、見栄えが向上され、ま
た、配光に対する影響を最小限に抑えることができ、さ
らに、部品の歩留まりがよい車両用灯具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用灯具としては、たとえ
ば、特開平8−212805号公報に記載のもの、ま
た、特開平11−53907号公報に記載のものがあ
る。この車両用灯具においては、素通しのランプレンズ
が使用されており、また、車体デザイン上ランプレンズ
が上下にまたはおよび左右に大きくスラントしている。
【0003】上記の場合において、リフレクタとランプ
ハウジングやランプレンズとの間に無効部空間が形成さ
れる。なお、この無効部空間は、ランプのレイアウト上
や車体デザイン上によって、形成される場所がいろいろ
と変わる。
【0004】前記無効部空間が形成されると、素通しの
ランプレンズを経て無効部空間から内部構造物、たとえ
ば、灯室内のリフレクタの後部に配置されている光軸調
整機構、呼吸機構、配線機構などが良く見えることとな
る。特に、人の目から車両用灯具を見る視線は、斜め上
から斜め下であるから、ランプレンズが上下に大きくス
ラントしている車両用灯具の場合には、前記の内部構造
物が良く見えることとなる。
【0005】そこで、前記車両用灯具においては、前記
無効部空間にインナーパネル(もしくは、インナーハウ
ジングやエクステンション)を配置し、このインナーパ
ネルにより無効部空間を覆い隠して内部構造物が見えな
いように、構成されている。なお、インナーパネルは、
内部構造物の隠蔽のほかに、光源からの光が所定の方向
以外に漏れるのをも防止している。
【0006】また、前記車両用灯具においては、インナ
ーパネルのランプレンズと対向する面にアルミ蒸着や銀
塗装などを施して意匠面を形成している。この意匠面に
外光が入射されると、金属の高輝度感(いわゆる、キラ
キラ感)が得られ、見栄えが向上される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記車両用
灯具においては、素通しのランプレンズが使用されてい
るので、この素通しのランプレンズを経て灯具内部の意
匠面が良く見える。このために、前記意匠面に傷や塵埃
や蒸着たまりや塗装たまりなど不純物があると、その不
純物が目に付く。すると、前記車両用灯具の商品価値が
低下するなどの課題がある。
【0008】この発明は、不純物を見え難くして見栄え
の向上を図ることができる車両用灯具を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる発明は、ランプレンズのうち意
匠面に対向しかつ配光に影響がない部分に光屈折素子群
が設けられており、この光屈折素子群からランプレンズ
のうち配光に影響する部分にかけて、光屈折素子群が徐
々に小さくなってランプレンズのうち配光に影響する部
分において素通しに近くなる徐変部が、設けられてい
る、ことを特徴とする。
【0010】この結果、請求項1にかかる発明は、光屈
折素子群を透過する光が屈折するので、この光屈折素子
群を通して見る意匠面が見え難くなる傾向にある。この
ために、請求項1にかかる発明は、意匠面に不純物が付
着していても、光屈折素子群の作用により、不純物が見
え難くなり、その分、見栄えが向上されることとなる。
しかも、請求項1にかかる発明は、光屈折素子群により
意匠面の不純物が見え難くなるだけで、意匠面の金属の
高輝度感は失われない。その上、請求項1にかかる発明
は、光屈折素子群の徐変部により、光屈折素子群の末端
が素通しに近くなっているので、光屈折素子群の末端に
境界線が出ず、さらに見栄えが向上されることとなる。
【0011】また、請求項1にかかる発明は、光屈折素
子群がランプレンズのうち配光に影響がない部分に設け
られているので、配光に対する影響を最小限に抑えるこ
とができる。
【0012】さらに、請求項1にかかる発明は、光屈折
素子群の作用により、不純物が見え難くなるので、意匠
面に多少の不純物が付着しているインナーパネルを使用
することができ、その分、部品の歩留まりが良くなる。
【0013】また、請求項2にかかる発明は、1個のリ
フレクタが複数個のセグメントに分割形成されており、
このセグメントの境界線と光屈折素子群の境界線とがほ
ぼ対応している、ことを特徴とする。
【0014】この結果、請求項2にかかる発明は、セグ
メントの境界線と光屈折素子群の境界線とが一体となっ
て見えるので、見栄えがさらに向上され、かつ、デザイ
ン上好ましいものとなる。
【0015】また、請求項3にかかる発明は、光屈折素
子群がランプレンズのうち上側に設けられており、リフ
レクタおよび光源に光軸調整機構が装備されている、こ
とを特徴とする。
【0016】この結果、請求項3にかかる発明は、ラン
プレンズの上側に光屈折素子群が設けられているので、
斜め上から斜め下に見る視線に対して特に有効である。
しかも、請求項3にかかる発明において、セグメントの
境界線と光屈折素子群の境界線とが対応していると、光
軸調整時において、配光特性の劣化を最小限に抑えるこ
とができる。
【0017】また、請求項4にかかる発明は、光屈折素
子群が凹曲面のシリンドリカルプリズム素子群から構成
されている、ことを特徴とする。
【0018】この結果、請求項4にかかる発明は、凹曲
面のシリンドリカルプリズム素子群の光屈折作用によ
り、像が小さく見え、意匠面に付着している不純物が見
え難くなる。
【0019】また、請求項5にかかる発明は、光屈折素
子群が凸曲面のシリンドリカルプリズム素子群から構成
されている、ことを特徴とする。
【0020】この結果、請求項5にかかる発明は、凸曲
面のシリンドリカルプリズム素子群の光拡散作用によ
り、像がぼけた状態で見え、意匠面に付着している不純
物が見え難くなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる車両用灯
具の実施の形態の1例を添付図面を参照して説明する。
なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるもの
ではない。
【0022】(実施の形態の構成の説明)図において、
符号1は、この実施の形態にかかる車両用灯具である。
前記車両用灯具1は、自動車の前部のうち、自動車の進
行方向であって、ドライバー側から見た右側に搭載され
るものである。なお、左側に搭載される車両用灯具は、
図示の車両用灯具1に対して左右逆となる。
【0023】前記車両用灯具1は、複数個のランプ、こ
の例では、自動車の前部の中央部側に配置されたヘッド
ランプと、サイド側に配置されたフロントターンランプ
とがそれぞれ内蔵されている。前記車両用灯具1は、ラ
ンプハウジング2とランプレンズ3とにより、灯室4が
区画されている。
【0024】前記ランプレンズ3は、図2の横断面図に
示すように、車体デザインに合わせて、前面(正面)が
左右に(自動車の前部の中央部側からサイド側にかけ
て)大きく回り込んでいる。また、前記ランプレンズ3
は、図3の縦断面図に示すように、車体デザインに合わ
せて、前面(正面)が上下に(上側から下側にかけて前
方に広がるように)大きくスラントしている。
【0025】また、前記ランプレンズ3は、図1〜図5
に示すように、ヘッドランプ用の第1レンズ部31と、
フロントターンランプ用の第2レンズ部32と、この第
1レンズ部31と第2レンズ部32との間に配置されて
第1レンズ部31と第2レンズ部32とをつなぐ第3レ
ンズ部33とが一体に構成されているものである。
【0026】前記第1レンズ部31は、素通しのレンズ
である。前記第2レンズ部32の内面には、光拡散系の
プリズム素子群30が設けられている。この光拡散系の
プリズム素子群30は、たとえば、凸曲面のシリンドリ
カルプリズム素子群、または、球面のプリズム素子群
(いわゆる、魚眼プリズム素子群)などから構成されて
いる。
【0027】前記第3レンズ部33のうち、後記意匠面
71に対向しかつ配光に影響がない部分、この例では、
主に前記ランプレンズ3のうち上側には、光屈折素子群
34が設けられている。この光屈折素子群34は、この
例では、凹曲面のシリンドリカルプリズム素子群から構
成されている。
【0028】前記第3レンズ部33のうち、前記光屈折
素子群34から前記ランプレンズ3のうち配光に影響す
る部分にかけて徐変部35が設けられている。この徐変
部35は、図6および図7に示すように、前記光屈折素
子群34の高さh(この例では、約0.5mm)が徐々
に小さくなって前記ランプレンズ3のうち配光に影響す
る部分において0となって素通しとなる。なお、前記徐
変部35の末端は、0設定の素通しでなく、素通しに近
い状態であっても良い。
【0029】前記車両用灯具1の灯室4内には、ヘッド
ランプ用の光源5と、フロントターンランプ用の光源5
0とがそれぞれ配置されている。ヘッドランプ用の光源
5は、この例では、ハロゲンランプ(H4バルブ)が使
用されている。このハロゲンランプ5は、ダブルフィラ
メントから構成されているので、ロービーム(すれ違い
用ビーム)と、ハイビーム(走行用ビーム)とが切替可
能に得られるものである。また、このハロゲンランプ5
とランプハウジング2との間には、ゴムキャップ20が
介在されている。一方、フロントターンランプ用の光源
50は、ウエッジタイプのバルブであって、アンバー色
の光を発光する。
【0030】また、前記車両用灯具1の灯室4内には、
ヘッドランプ用のリフレクタ6と、フロントターンラン
プ用のリフレクタ7とがそれぞれ配置されている。前記
リフレクタ6は、上下方向用の光軸調整機構(図示せ
ず)および左右方向用の光軸調整機構(図示せず)を介
して上下方向および左右方向に光軸調整可能に構成され
ている。前記リフレクタ6は、ランプハウジング2と別
個のものである。前記リフレクタ6には、ハロゲンラン
プ5が着脱可能に取り付けられている。
【0031】前記リフレクタ6の正面には、ハロゲンラ
ンプ5からの光を所定の方向に反射させる反射面60が
形成されている。前記反射面60は、図4(C)に示す
ように、主に縦長の複数個のセグメントに分割形成され
ている。前記セグメントの境界線61と前記光屈折素子
群34の境界線36とは、図1に示すように、ほぼ対応
している。前記反射面60は、すれ違い用の配光パター
ンと走行用の配光パターンとを制御するものである。
【0032】前記フロントターンランプ用のリフレクタ
7には、フロントターンランプ用の光源50が着脱可能
に取り付けられている。前記リフレクタ7は、前記光源
50からの光を反射させて第2レンズ部32を経て外部
に目的とする配光パターンで照射するものである。
【0033】前記リフレクタ7には、インナーパネル
(もしくは、インナーハウジングやエクステンション)
70が一体に設けられている。前記インナーパネル70
は、前記2個のリフレクタ6、7の間の空間や前記リフ
レクタ6と前記ランプハウジング2や前記ランプレンズ
3との間に形成される無効部空間を覆い隠すものであ
る。
【0034】この結果、前記インナーパネル70は、ラ
ンプレンズ3から内部構造物、たとえば、灯室4内のリ
フレクタ6の後部に配置されている光軸調整機構、呼吸
機構、配線機構などを見えないように隠蔽するものであ
る。また、光が所定の方向以外に漏れるのを防止するも
のである。前記インナーパネル70は、ヘッドランプと
フロントターンランプとがそれぞれ内蔵されているこの
例の車両用灯具1の場合前記無効部空間が大きくなる傾
向にあるので、特に有効である。
【0035】前記インナーパネル70の前記ランプレン
ズ3と対向する面には、アルミ蒸着や銀色塗装などの意
匠面71が形成されている。なお、前記インナーパネル
70は、前記リフレクタ7と別個に設けても良い。
【0036】(実施の形態の作用効果の説明)この実施
の形態にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成から
なり、以下、その作用効果について説明する。
【0037】ハロゲンランプ5を点灯する。すると、ハ
ロゲンランプ5からの光は、反射面60で反射されると
共にすれ違い用の配光パターンと走行用の配光パターン
とに制御され、素通しの第1レンズ部31を透過して自
動車の前方を目的とする配光パターンで照明する。ま
た、フロントターンランプ用の光源50を点灯する。す
ると、光源50からの光は、リフレクタ7で反射されて
第2レンズ部32を経て外部に目的とする配光パターン
で照射する。
【0038】この実施の形態にかかる車両用灯具1は、
第3レンズ部33のうち意匠面71に対向しかつ配光に
影響がない部分に光屈折素子群34が設けられているの
で、光屈折素子群34を透過する光が屈折することとな
る。この結果、光屈折素子群34を通して見る意匠面7
1が見え難くなるので、意匠面71に不純物が付着して
いても、光屈折素子群71の作用により、不純物が見え
難くなり、その分、見栄えが向上されることとなる。
【0039】特に、この実施の形態にかかる車両用灯具
1は、光屈折素子群34が凹曲面のシリンドリカルプリ
ズム素子群から構成されているので、この凹曲面のシリ
ンドリカルプリズム素子群の光屈折作用により、像が小
さく見え、意匠面71に付着している不純物が見え難く
なる。
【0040】また、この実施の形態にかかる車両用灯具
1は、光屈折素子群34により意匠面71の不純物が見
え難くなるだけで、意匠面71の金属の高輝度感は失わ
れない。その上、この実施の形態にかかる車両用灯具1
は、光屈折素子群34の徐変部35により、光屈折素子
群34の末端が0設定となっているので、光屈折素子群
34の末端に境界線が出ず、さらに見栄えが向上される
こととなる。
【0041】また、この実施の形態にかかる車両用灯具
1は、光屈折素子群34がランプレンズ3のうち配光に
影響がない部分に設けられているので、配光に対する影
響を最小限に抑えることができる。
【0042】また、この実施の形態にかかる車両用灯具
1は、光屈折素子群34の作用により、不純物が見え難
くなるので、意匠面71に多少の不純物が付着している
インナーパネル70(リフレクタ7と一体)を使用する
ことができ、その分、部品の歩留まりが良くなる。
【0043】また、この実施の形態にかかる車両用灯具
1は、ヘッドランプ用のリフレクタ6のセグメントの境
界線61と光屈折素子群34の境界線36とがほぼ対応
しているので、セグメントの境界線61と光屈折素子群
34の境界線36とが一体となって見えるので、見栄え
がさらに向上され、かつ、デザイン上好ましいものとな
る。
【0044】また、この実施の形態にかかる車両用灯具
1は、ランプレンズ3の上側に光屈折素子群34が設け
られているので、斜め上から斜め下に見る視線に対して
特に有効である。しかも、この実施の形態にかかる車両
用灯具1は、セグメントの境界線61と光屈折素子群3
4の境界線36とが対応しているので、光軸調整時にお
いて、配光特性の劣化を最小限に抑えることができる。
特に、この例のように、セグメントが主に縦長の場合に
おいては、上下方向の光軸調整時の配光特性の劣化がさ
らに確実にかつ最小限に抑えることができる。
【0045】(実施の形態の変形例の説明)図8は、光
屈折素子群の変形例を示す断面図である。この変形例の
光屈折素子群37は、凸曲面のシリンドリカルプリズム
素子群から構成されている。この変形例の光屈折素子群
37は、凸曲面のシリンドリカルプリズム素子群の光拡
散作用により、像がぼけた状態で見え、意匠面71に付
着している不純物が見え難くなる。
【0046】(実施の形態以外の例の説明)なお、この
実施の形態にかかる車両用灯具1は、ヘッドランプとフ
ロントターンランプとが一緒に内蔵されたものである
が、この発明は、その他のランプを2個以上組み合わせ
たもの、または、1個のランプであっても良い。
【0047】
【発明の効果】以上から明らかなように、この発明にか
かる車両用灯具(請求項1)によれば、光屈折素子群を
透過する光が屈折するので、この光屈折素子群を通して
見る意匠面が見え難くなる傾向にある。このために、請
求項1にかかる発明は、意匠面に不純物が付着していて
も、光屈折素子群の作用により、不純物が見え難くな
り、その分、見栄えが向上されることとなる。しかも、
請求項1にかかる発明は、光屈折素子群により意匠面の
不純物が見え難くなるだけで、意匠面の金属の高輝度感
は失われない。その上、請求項1にかかる発明は、光屈
折素子群の徐変部により、光屈折素子群の末端が素通し
に近くなっているので、光屈折素子群の末端に境界線が
出ず、さらに見栄えが向上されることとなる。
【0048】また、この発明にかかる車両用灯具(請求
項1)によれば、光屈折素子群がランプレンズのうち配
光に影響がない部分に設けられているので、配光に対す
る影響を最小限に抑えることができる。
【0049】さらに、この発明にかかる車両用灯具(請
求項1)によれば、光屈折素子群の作用により、不純物
が見え難くなるので、意匠面に多少の不純物が付着して
いるインナーパネルを使用することができ、その分、部
品の歩留まりが良くなる。
【0050】また、この発明にかかる車両用灯具(請求
項2)によれば、セグメントの境界線と光屈折素子群の
境界線とが一体となって見えるので、見栄えがさらに向
上され、かつ、デザイン上好ましいものとなる。
【0051】また、この発明にかかる車両用灯具(請求
項3)によれば、ランプレンズの上側に光屈折素子群が
設けられているので、斜め上から斜め下に見る視線に対
して特に有効である。しかも、請求項3にかかる発明に
おいて、セグメントの境界線と光屈折素子群の境界線と
が対応していると、光軸調整時において、配光特性の劣
化を最小限に抑えることができる。
【0052】また、この発明にかかる車両用灯具(請求
項4)によれば、凹曲面のシリンドリカルプリズム素子
群の光屈折作用により、像が小さく見え、意匠面に付着
している不純物が見え難くなる。
【0053】また、この発明にかかる車両用灯具(請求
項5)によれば、凸曲面のシリンドリカルプリズム素子
群の光拡散作用により、像がぼけた状態で見え、意匠面
に付着している不純物が見え難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる車両用灯具の実施の形態を示
す正面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】(A)は、ランプレンズの正面図、(B)は、
フロントターンランプのリフレクタとインナーパネルの
正面図、(C)は、ヘッドランプのリフレクタの正面図
である。
【図5】図4(A)におけるV−V線拡大断面図であ
る。
【図6】図4(A)におけるVI−VI線断面図であ
る。
【図7】(A)は、図6におけるA−A線断面図、
(B)は、図6におけるB−B線断面図、(C)は、図
6におけるC−C線断面図である。
【図8】(A)は、光屈折素子群の変形例を示す図6に
おけるA−A線断面図、(B)は、光屈折素子群の変形
例を示す図6におけるB−B線断面図、(C)は、光屈
折素子群の変形例を示す図6におけるC−C線断面図で
ある。
【符号の説明】
1 車両用灯具 2 ランプハウジング 20 ゴムキャップ 3 ランプレンズ 30 光拡散系のプリズム素子群 31 ヘッドランプ用の第1レンズ部 32 フロントターンランプ用の第2レンズ部 33 第3レンズ部 34、37 光屈折素子群 35 徐変部 36 境界線 4 灯室 5 ハロゲンランプ(ヘッドランプ用の光源バルブ) 50 フロントターンランプの光源バルブ 6 ヘッドランプ用のリフレクタ 60 反射面 61 境界線 7 フロントターンランプ用のリフレクタ 70 インナーパネル 71 意匠面 h 光屈折素子群の高さ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F21W 101:10 F21M 3/18 101:12 F21Q 1/00 G F21Y 101:00 H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプハウジングおよび素通しでかつ大
    きくスラントしたランプレンズにより灯室が区画され、
    前記灯室内には、光源および前記光源からの光を反射さ
    せて前記ランプレンズを経て外部に目的とする配光パタ
    ーンで照射するリフレクタがそれぞれ配置されており、
    前記リフレクタと前記ランプハウジングや前記ランプレ
    ンズとの間の無効部空間には、前記無効部空間を覆い隠
    すインナーパネルが配置されており、前記インナーパネ
    ルの前記ランプレンズと対向する面には、意匠面が形成
    されている車両用灯具において、 前記ランプレンズのうち前記意匠面に対向しかつ配光に
    影響がない部分には、光屈折素子群が設けられており、
    前記光屈折素子群から前記ランプレンズのうち配光に影
    響する部分にかけては、徐変部が設けられており、前記
    徐変部は、前記光屈折素子群が徐々に小さくなって前記
    ランプレンズのうち配光に影響する部分において素通し
    に近くなる、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 【請求項2】 前記リフレクタは、複数個のセグメント
    に分割形成されており、前記セグメントの境界線と前記
    光屈折素子群の境界線とは、ほぼ対応している、ことを
    特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 【請求項3】 前記光屈折素子群は、前記ランプレンズ
    のうち上側に設けられており、前記リフレクタおよび前
    記光源には、光軸調整機構が装備されている、ことを特
    徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 【請求項4】 前記光屈折素子群は、凹曲面のシリンド
    リカルプリズム素子群から構成されている、ことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用灯
    具。
  5. 【請求項5】 前記光屈折素子群は、凸曲面のシリンド
    リカルプリズム素子群から構成されている、ことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用灯
    具。
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