JP2003257037A - 光ディスク記録再生装置の記録制御方法 - Google Patents

光ディスク記録再生装置の記録制御方法

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JP2003257037A
JP2003257037A JP2002053556A JP2002053556A JP2003257037A JP 2003257037 A JP2003257037 A JP 2003257037A JP 2002053556 A JP2002053556 A JP 2002053556A JP 2002053556 A JP2002053556 A JP 2002053556A JP 2003257037 A JP2003257037 A JP 2003257037A
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signal
interruption
disk
buffer ram
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JP2002053556A
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English (en)
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Toru Tanaka
田中  透
Shinko Nakagawa
進公 中川
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学式ピックアップによってディスクに対し
て信号の記録動作を行うことが出来るように構成された
光ディスク記録再生装置の記録制御方法を提供する。 【解決手段】 記録信号が一時的に記憶されるバッファ
用RAMに記憶されている信号の量に基づいて記録中断
動作及び記録再開動作を行うように構成された光ディス
ク記録再生装置において、記録中断動作時記録信号の受
信動作が行われているか否かを検出し、受信動作が行わ
れている場合、光学式ピックアップを記録中断位置より
も後退した所望の位置へ変位させる動作と同時に前記バ
ッファ用RAMへの信号の書き込み動作を開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式ピックアッ
プに組み込まれているレーザー素子より照射される光ビ
ームによってディスクに信号を記録するとともに光ビー
ムによってディスクに記録されている信号の再生動作を
行うように構成された光ディスク記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光学式ピックアップを用いてディスクに
記録されている信号の読み出し動作を行うディスクプレ
ーヤーが普及しているが、最近では、再生機能に加えて
光学式ピックアップに組み込まれているレーザー素子よ
り照射される光ビームによってディスクに信号を記録す
ることが出来るように構成された光ディスク記録再生装
置が商品化されている。
【0003】斯かる光ディスク記録再生装置では、ディ
スクに設けられているウォブルと呼ばれる溝より得られ
るウォブル信号から得られる同期信号と記録用の基準信
号とに基づいて記録動作を行うように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光ディスク記録再生装
置では、ホスト機器であるコンピューター装置側からの
記録命令に従って信号の記録動作を行うように構成され
ているが、斯かる記録動作はディスクに記録する信号を
一旦バッファ用RAMに記憶させ、該バッファ用RAM
に記憶されている信号を読み出すことによってディスク
へ信号の記録動作を行うように構成されている。
【0005】ディスクへの信号の記録動作が正常に行わ
れている状態では、コンピューター装置より出力される
記録信号のバッファ用RAMへの書き込み動作及び該バ
ッファ用RAMからの信号の読み出し動作、そして読み
出された信号のディスクへの記録動作が記録信号の量や
ディスクへの記録状況に対応して行われる。
【0006】ディスクへの信号の記録動作を短時間に行
うために記録速度の高速化が行われており、信号の高速
記録動作を行っている状態において、バッファ用RAM
に記憶されている記録信号の量が不足するとディスクへ
の信号の記録動作が行えない状態、所謂バッファアンダ
ーランと呼ばれる状況が発生することになる。斯かる問
題を解決する方法として、バッフア用RAMに記憶され
ている記録信号の量が所定値、即ち記録中断設定値以下
になると、ディスクへの記録動作を一旦停止させ、バッ
フア用RAMに記憶されている記録信号の量が所定値、
即ち記録再開設定値より多くなったとき、ディスクへの
記録動作を再開させるようにした技術が開発されてい
る。
【0007】バッファアンダーランの問題を解決する方
法として記録中断動作及び記録再開動作を行う方法があ
るが、記録再開動作は、記録中断前にディスクに記録さ
れている信号を再生し、その再生された信号に含まれる
同期信号と記録用基準信号とを同期させ、その同期化が
行われたとき記録動作を再開させるように構成されてい
る。
【0008】記録動作の中断再開動作を行うことによっ
てバッファアンダーランの問題を解決することが出来る
が、従来の技術は、記録動作の中断後バッファ用RAM
に記憶される記録信号の量が記録再開設定値まで上昇し
たとき光学式ピックアップの位置を記録中断位置より後
退した所望の位置に移動させることによって記録再開の
ための制御動作を行うように構成されていた。そのた
め、記録中断時から記録動作を再開するまでに要する時
間が長くなり、記録動作の高速化に対して支障を来たし
ていた。
【0009】本発明は、斯かる問題を解決することが出
来る光ディスク記録再生装置の記録制御方法を提供しよ
うとするものである。
【0010】
【作用】本発明は、ホスト機器より出力される記録信号
が一時的に記憶されるバッファ用RAMに記憶されてい
る信号の量が記録中断設定値以下になるとディスクへの
記録動作を中断させるとともに該バッファ用RAMに記
憶されている信号の量が記録再開設定値まで増加したと
き中断前にディスク記録された信号を再生させることに
より得られる同期信号と記録用基準信号との同期処理に
基づいて記録中断位置より記録動作を再開させるように
構成された光ディスク記録再生装置において、記録中断
動作時記録信号の受信動作が行われているか否かを検出
し、受信動作が行われている場合、光学式ピックアップ
を記録中断位置よりも後退した所望の位置へ変位させる
動作と同時に前記バッファ用RAMへの信号の書き込み
動作を開始させるように構成されている。
【0011】
【実施例】図1は本発明の動作を説明するためのフロー
チャート、図2は本発明に係る光ディスク記録再生装置
の一実施例を示すブロック回路図、図3は本発明の記録
制御方法を説明するための動作説明図である。
【0012】図2において、Dはスピンドルモーター1
によって回転駆動されるターンテーブル3に載置される
ディスクであり、該ターンテーブル3の回転により回転
駆動されるように構成されている。また。前記ディスク
Dには、位置情報データがウォブルと呼ばれる溝によっ
て記録されており、この溝より得られるウォブル信号に
基づいて信号の記録再生動作が行われるように構成され
ている。3はディスクDに光ビームを照射させるレーザ
ー素子(図示せず)及び該レーザー素子より照射される
光ビームのレベルをモニターするモニター用ダイオード
が組み込まれているとともにディスクDの信号面より反
射される光ビームを受ける光検出器が組み込まれている
光学式ピックアップであり、ピックアップ送り用モータ
ー(図示せず)によってディスクDの径方向に移動せし
められるように構成されている。
【0013】4は前記光学式ピックアップ3に組み込ま
れている光検出器から得られるRF信号を増幅するとと
もに波形成形するRF信号増幅回路、5は前記RF信号
増幅回路4等を介して得られる信号に基づいて前記光学
式ピックアップ3より出力される光ビームをディスクD
の信号面に合焦させるフォーカシング制御動作及び該光
ビームを前記信号面の信号トラックに追従させるトラッ
キング制御動作を行うピックアップ制御回路であり、フ
ォーカスサーボ回路及びトラッキングサーボ回路が組み
込まれている。
【0014】6は前記RF信号増幅回路4より出力され
る信号のデジタル信号処理を行うとともに各種信号の復
調動作を行うデジタル信号処理回路、7は前記デジタル
信号処理回路6にて信号処理されたデジタル信号が入力
される信号再生用回路であり、ディスクDに記録されて
いる情報がオーディオ信号である場合には、アナログ信
号に変換した後増幅器等に出力し、コンピューターソフ
トのようなデータ信号の場合にはデジタル信号のままホ
スト機器として設けられているコンピューター装置8に
出力する作用を成すものである。
【0015】9は前記デジタル信号処理回路6により復
調された信号が入力されるとともに前記コンピューター
装置8から出力される命令信号に応じて種々な制御動作
を行うシステム制御回路である。10はテスト信号や情
報信号等の記録信号が入力されるとともにその信号に対
応させてレーザー駆動回路11によるレーザーの照射動
作を制御することによってデータ信号等を前記ディスク
Dに記録させる信号記録用回路である。また、前記レー
ザー駆動回路11は前記光学式ピックアップ3に組み込
まれているモニター用ダイオードより得られる信号に基
づいてレーザー出力を制御するレーザーサーボ回路が組
み込まれている。
【0016】12はディスクDに記録される信号が一旦
記憶されるバッファ用RAMであり、前記コンピュータ
ー装置8より出力される信号が書き込まれるとともにシ
ステム制御回路9の制御動作によって信号の記憶動作及
び読み出し動作が制御されるように構成されている。そ
して、前記バッファ用RAM12へ記憶された信号は、
ディスクDに記録するべく読み出された後も記憶保持さ
れた状態にあり、その後コンピューター装置8より出力
される新しい信号がその位置に記憶されることによって
順次上書き消去されるように構成されている。
【0017】13は前記システム制御回路9によって動
作が制御されるスピンドルモーター駆動回路であり、デ
ィスクDを回転駆動させるスピンドルモーター1を記録
及び再生動作を行うための速度にて回転駆動制御する作
用を有している。14はディスクDに信号を記録するた
めに使用される記録用基準信号を生成する基準信号生成
回路、15はディスクDより再生される同期信号と前記
基準信号生成回路14より生成される記録用基準信号と
が同期化されているか否かを検出する同期検出回路であ
る。
【0018】斯かる構成において、ディスクDへの信号
の記録動作時、バッファ用RAM12にはコンピュータ
ー装置8から出力される信号が記憶され、その記憶され
ている信号の読み出し動作を制御することによってディ
スクDへの信号の記録動作を制御するように構成されて
いる。そして、ディスクDへの信号の記録動作が中断さ
れた後、再度記録動作を再開させる場合には、前記バッ
ファ用RAM12に記憶保持されている信号とディスク
Dに記録中断前に記録された信号との比較動作を行い、
中断前に記録されていた信号に連続して信号が記録され
るように、即ちシームレスと呼ばれる方式にて信号が記
録されるように構成されている。
【0019】また、ディスクDへの信号の記録動作が行
われている間、システム制御回路9内に設けられている
メモリー回路に正常記録動作が行われた位置の最終アド
レスが記憶されるように構成されている。記録動作時に
バッフア用RAM12に記憶されている記録信号の量が
不足するバッファアンダーラン状態になり、記録動作が
中断された場合には、前記メモリー回路に記憶されてい
る最終アドレスに基づいて中断した位置より信号をシー
ムレスにて記録動作を行うことが出来るように構成され
ている。
【0020】以上の如く、本発明に係る光ディスク記録
再生装置は構成されているが、次に斯様に構成された回
路における再生動作について説明する。コンピューター
装置8よりドライブ装置を構成するシステム制御回路9
に対して再生動作を行うための命令信号が出力される
と、該システム制御回路9による再生動作のための制御
動作が開始される。斯かる再生動作が行われる場合に
は、光学式ピックアップ3に組み込まれているレーザー
素子には、信号の読み出し動作を行うためのレーザー出
力が得られる駆動電流がレーザー駆動回路11より供給
されるように設定されている。
【0021】斯かる再生動作のための制御動作が開始さ
れると、スピンドルモーター駆動回路13によるスピン
ドルモーター1の回転制御動作が行われるが、斯かるス
ピンドルモーター1の回転制御動作は、ウォブル信号を
デコードして得られる同期信号とシステム制御回路9内
に設けられている基準信号生成回路(図示せず)より出
力される基準信号とを比較することによりディスクDを
線速度一定にて回転駆動するように行われる。斯かるス
ピンドルモーター1の回転制御動作は、後述する信号の
記録動作時にも同様に行われる。
【0022】スピンドルモーター1の回転制御動作は、
以上の如く行われるが、信号の読み出し動作を行う光学
式ピックアップ3では、ピックアップ制御回路5による
フォーカシング制御動作及びトラッキング制御動作が開
始されて該光学式ピックアップ3によるディスクDから
の信号の読み出し動作が開始されるが、再生動作に先だ
ってディスクDの最初のセッションを構成するリードイ
ン領域に記録されているTOCデータの読み出し動作が
行われる。
【0023】ディスクDに記録されている最初のセッシ
ョンの信号記録領域に記録されている信号の読み出し再
生動作は、リードイン領域に記録されているTOCデー
タに基づいて行われることになる。前記光学式ピックア
ップ3によって読み出された信号は、RF信号増幅回路
4を通して増幅及び波形成形された後デジタル信号処理
回路6に入力されて信号の復調動作が行われる。前記デ
ジタル信号処理回路6により信号処理が行われて情報デ
ータが抽出されると、該情報データは誤り訂正等の信号
処理が行われた後、信号再生用回路7に印加される。
【0024】そして、前記信号再生用回路7は、ディス
クDから読み出された情報データがオーディオ信号であ
る場合には、アナログ信号に変換した後増幅器等に出力
し、コンピューターソフトのようなデータ信号の場合に
はデジタル信号のままコンピューター装置8に出力する
ことになる。
【0025】以上に説明したように本実施例における再
生動作は行われるが、次にディスクDへの信号の記録動
作について説明する。
【0026】ディスクDに信号を記録する動作は、まず
ディスクDに設けられている試し書き領域にテスト信号
を記録することによってディスクDの特性に最も適した
レーザー出力を設定するための動作が行われる。斯かる
設定動作は、レーザー出力を変化させながらテスト信号
を記録するとともにその記録された信号を再生すること
により行われるが、斯かる動作は周知であるのでその説
明は省略する。
【0027】斯かるレーザー出力の設定動作が行われる
と、ディスクDのバッファと呼ばれる領域に記録されて
いる情報データ、即ち信号記録領域に記録されている信
号の位置情報等を読み出す動作が行われる。そして、こ
のようにして読み出された情報データに基づいてディス
クDに設けられている信号記録領域にデータ信号の記録
動作が可能であるか、また、記録動作を行う位置は何処
か等の認識動作が行われる。
【0028】斯かる認識処理動作が終了すると、光学式
ピックアップ3をディスクD上の記録動作を開始する位
置まで移動させるとともにバッファ用RAM12への記
録信号の書き込み動作が行われる。前記バッファ用RA
M12への信号の書き込み動作が行われと、該バッファ
用RAM12に記憶される信号の記憶量が次第に上昇す
ることになる。その記憶量が所定量を越えると、前記バ
ッファ用RAM12に記憶されている信号を読み出し、
その読み出された信号を前記信号記録用回路10に入力
せしめる。その結果、前記信号記録用回路10によるレ
ーザー駆動回路11の制御動作が行われ、ディスクDに
信号が記録されることになる。
【0029】斯かる動作によってディスクDへの信号の
記録動作は行われるが、前記バッファ用RAM12への
信号の書き込み動作は、該バッファ用RAM12からの
信号の読み出し動作に応じて行われるように構成されて
いる。そして、記録動作が正常に行われている状態で
は、ディスクDへの信号の記録動作が行われる毎にその
位置を示すアドレス、即ち最終アドレスをメモリー回路
に記憶する動作が行われている。
【0030】そして、ディスクDへの信号の記録動作を
行っている状態において、コンピューター装置8より出
力されてバッファ用RAM12に書き込まれる信号の量
がディスクDに記録されるために読み出される信号の量
に比較して少なくなると、該バッファ用RAM12に記
憶されている記録信号の量が次第に減少することにな
る。前記バッファ用RAM12に記憶されている記録信
号の量が減少して所定の量になると、即ち、バッファア
ンダーラン状態になると、ディスクDへの記録動作を中
断させる制御動作が行われる。斯かる中断動作が行われ
ると、前記バッファ用RAM12からの信号の読み出し
動作も中断されることになる。
【0031】記録動作中にバッファアンダーラン状態に
なる原因としては、ディスクDへ記録動作を行うために
バッファ用RAM12に記憶されている記録信号の読み
出し速度に対してコンピューター装置8より出力される
記録信号の該バッファ用RAM12への書き込み速度が
遅くなることが挙げられるが、コンピューター装置8か
ら記録信号が出力されているにも関わらずその転送速度
が遅いことに起因する場合と転送速度は速いもののコン
ピューター装置8のマルチタスクと呼ばれる動作に伴っ
て記録信号が間欠的に送信されることに起因する場合と
がある。
【0032】バッファアンダーランが発生した場合の動
作について、図1に示したフローチャートに基づいて説
明する。バッファ用RAM12に記憶されている記録信
号の量の変化を監視し、その記憶量が記録中断設定値ま
で低下すると、バッファアンダーラン状態になったと判
断し、記録動作を中断させる(ステップA)。
【0033】ディスクDへの記録動作が中断されると、
まずその状態において記録信号の受信動作が行われてい
るか否かの判定動作が行われる(ステップB)。ステップ
Bにて記録信号の受信動作が行われていると判定された
場合には、光学式ピックアップ3を記録中断位置より後
退した所望の位置に変位させる動作とバッファ用RAM
12への信号の書き込み動作とを併行して行う動作が行
われる(ステップC)。
【0034】ここで、ステップCの動作について説明す
る。ディスクDへの信号の記録動作が中断されると、光
学式ピックアップ3を記録動作を開始させる位置、即ち
記録動作が中断された位置より後退させた位置に変位さ
せる動作が行われるが、斯かる変位動作を行うときバッ
ファ用RAM12への信号の書き込み動作は開始された
状態にある。そして、このとき光学式ピックアップ3が
後退される位置は、コンピューター装置8より出力され
る記録信号の転送速度に基づいてバッファ用RAM12
に記憶される記録信号の量が記録再開設定値に達するま
でに要する時間に基づいて決定されるように構成されて
いる。
【0035】斯かる動作について、図3を参照にして説
明する。同図において、T0点が記録動作を中断させた
位置であり、T1点及びT2点が光学式ピックアップ3
が後退動作によって変位せしめられる位置である。T1
点に対してT2点は、後退量が大きくなっており、これ
はT2点に後退させる場合の方が、バッファ用RAM1
2に記憶される記録信号の量が記録再開設定値に達する
までに要する時間が長い、即ちコンピューター装置8よ
り出力される記録信号の転送速度が遅いことを意味して
いる斯かる動作が行われて光学式ピックアップ3が所望
の位置まで後退せしめられるが、該位置まで後退せしめ
られたとき、前記バッファ用RAM12に記憶されてい
る記録信号の量が所定量である記録再開設定値に達する
ので、記録動作を再開させるための制御動作が行われ
る。
【0036】斯かる記録再開動作は、前述した動作によ
って記録動作を中断した位置より後退させた所望の位置
に光学式ピックアップ3を変位させた後、その位置より
再生動作を行うことにより行われる。記録を中断させた
位置は、正常記録動作が行われる毎にメモリー回路に記
憶されている最終アドレスより容易に認知することが出
来るとともに光学式ピックアップ3をこの中断位置を基
点として所望の位置に移動させることが出来る。
【0037】ステップCの動作が行われると、光学式ピ
ックアップ3が所望の位置に後退したか否かの判定が行
われる(ステップD)。ステップDにて所望の位置に後退
したと判定されると、ディスクDに記録されている信号
の再生動作を行うとともに再生された信号を利用して同
期処理が行われる(ステップE)。
【0038】ステップEの動作は次のように行われる。
即ち、光学式ピックアップ3を所望の位置に後退させて
再生動作が開始されるが、斯かる再生動作によって再生
される信号は、記録動作を中断させる直前に記録されて
いた信号であり、斯かる再生信号と前記バッファ用RA
M12に記憶保持されている信号との比較動作を行うこ
とによって同期処理が行われることになる。斯かる比較
動作によって、両者が同一信号であると判定された場合
には、前記バッファ用RAM12に記憶されているとと
もに前述した比較動作の対象となった信号に続けて記憶
されている信号の読み出し動作が行われ、その信号が信
号記録用回路10に入力されてディスクDへの信号の記
録動作が開始される。前述した動作によって信号のディ
スクDへの記録中断動作及び記録再開動作を行うことが
出来、斯かる動作を行うことによってディスクDには、
記録動作を中断させたにも関わらず信号を連続して記録
する動作、所謂シームレス記録動作を行うことが出来
る。
【0039】以上に説明したように記録中断再開動作時
における信号の制御動作は行われるが、次に記録中断位
置から記録動作を再開させるための同期制御動作につい
て説明する。斯かる制御動作は、中断前にディスクDに
記録されている信号の読み出し動作を行い、その読み出
された信号の中から基準信号である同期信号を検出す
る。一方基準信号生成回路14より生成される記録用基
準信号と前述したディスクDより得られる同期信号との
同期合わせ処理動作が行われる。そして、斯かる同期合
わせ処理動作に伴う両基準信号間の同期がとれたか否か
の検出動作は同期検出回路15によって行われる。
【0040】前記同期検出回路15によって両基準信号
間の同期がとれたことが検出されると、同期化後記録信
号を構成するフレーム数が所定数に達したときディスク
Dへの記録動作が開始される。斯かるフレーム数は、記
録中断位置と記録開始のための処理動作が完了するまで
に要する時間を考慮して設定される。そして、同期化後
も同期検出回路15が基準信号生成回路14より生成さ
れる記録用基準信号とディスクDより得られる基準信号
との同期ずれが発生しないか否かの検出動作を行ってお
り、同期ずれが発生しない場合に記録動作を再開させる
ように構成されている。
【0041】前述したように記録中断位置T0より光学
式ピックアップ3を所望の位置であるT1点及びT2点
に後退させることによって記録再開動作が行われるが、
T2点より再生動作を開始させる場合には、記録再開地
点であるT0までの時間がT1の場合と比較して長くな
るため、同期化処理を正確に行う場合に有利となる。
【0042】前述したように後退位置であるT1点とT
2点の後退量の相違は、コンピューター装置8より出力
される記録信号の転送速度の相違により生じるが、バッ
ファ用RAM12の容量の差によっても生じる。即ち、
コンピューター装置8からの転送速度が同一であっても
バッファ用RAM12の容量が相違した場合には、該バ
ッファ用RAM12に記憶される記録信号の量が記録再
開設定値に達するまでに要する時間が相違するからであ
る。斯かる相違は、同一構成の光ディスク記録再生装置
であっても組み込まれるバッファ用RAM12の容量を
変更することによって生じるが、本発明では、その容量
に対応して記録中断再開動作を行う場合の光学式ピック
アップの後退位置を決定するようにしたので、記録中断
再開動作を短時間にて行うことが出来る。
【0043】バッファアンダーランの検出に伴って記録
動作が中断されたとき、記録信号の受信動作が行われて
いる場合の制御動作は以上の如く行われるが、次に記録
動作が中断されたとき、記録信号の受信動作が行われて
いない場合の制御動作について説明する。
【0044】ステップBにおいて、記録信号の受信動作
が行われていないと判定された場合には、記録信号が送
信されてきたか否かの判定が行われる(ステップF)。ス
テップFにおいて、記録信号が送信されてくると、バッ
ファ用RAM12への記録信号の書き込み動作が行われ
るが、該バッファ用RAM12に記憶される記録信号の
量が記録再開設定値まで上昇したとき光学式ピックアッ
プ3を所望の位置に後退させる動作が行われる(ステッ
プG)。
【0045】斯かる動作が行われると、ステップD及び
ステップEの動作が行われて記録中断位置から記録動作
が再開されるが、斯かる場合に行われる後退位置は、図
3においてT3点になるように設定されている。斯かる
T3点は、ディスクDより再生される信号に含まれる同
期信号と基準信号生成回路14より出力される記録用基
準信号との同期処理動作を行うために必要な最小時間に
なるように設定されている。このようにすることによっ
て、記録再開動作を可及的速やかに再開させることが出
来る。
【0046】
【発明の効果】本発明は、ホスト機器より出力される記
録信号が一時的に記憶されるバッファ用RAMに記憶さ
れている信号の量が記録中断設定値以下になるとディス
クへの記録動作を中断させるとともに該バッファ用RA
Mに記憶されている信号の量が記録再開設定値まで増加
したとき中断前にディスク記録された信号を再生させる
ことにより得られる同期信号と記録用基準信号との同期
処理に基づいて記録中断位置より記録動作を再開させる
ように構成された光ディスク記録再生装置において、記
録中断動作時記録信号の受信動作が行われているか否か
を検出し、受信動作が行われている場合には、光学式ピ
ックアップを記録中断位置よりも後退した所望の位置へ
変位させる動作と同時に前記バッファ用RAMへの信号
の書き込み動作を開始させるようにしたので、即ち光学
式ピックアップの後退動作とバッファ用RAMへの信号
の記憶動作とを併行して行うようにしたので、記録中断
再開動作を短時間にて行うことが出来、バッファアンダ
ーランと呼ばれる現象が頻繁に発生する場合に非常に大
きな効果を奏するものである。
【0047】また、本発明は、バッファ用RAMの記憶
容量に基づいて光学式ピックアップを後退させる位置を
変更するようにしたので、バッファ用RAMとして使用
されるメモリー素子として種々な容量の素子を使用する
光ディスク記録再生装置に実施する場合に大きな効果を
奏するものである。
【0048】そして、本発明は、バッファ用RAMに記
憶される記録信号の容量が記録再開設定値に達するまで
に要する時間に基づいて光学式ピックアップを後退させ
る位置を設定するようにしたので、光学式ピックアップ
の後退位置を最適な位置に設定することが出来る。
【0049】また、本発明は、バッファ用RAMの記憶
容量が記録再開設定値に達するまでに要する時間を記録
信号の転送速度に基づいて決定するようにしたので、記
録中断動作が行われた状態において最も適した位置に光
学式ピックアップを後退させることが出来る。そして、
本発明は、ホスト機器より出力される記録信号が一時的
に記憶されるバッファ用RAMに記憶されている信号の
量が記録中断設定値以下になるとディスクへの記録動作
を中断させるとともに該バッファ用RAMに記憶されて
いる信号の量が記録再開設定値まで増加したとき中断前
にディスク記録された信号を再生させることにより得ら
れる同期信号と記録用基準信号との同期処理に基づいて
記録中断位置より記録動作を再開させるように構成され
た光ディスク記録再生装置において、記録中断動作時記
録信号の受信動作が行われているか否かを検出し、受信
動作が行われていない場合には、前記バッファ用RAM
に記憶される記録信号の量が記録再開設定値まで上昇し
たとき、光学式ピックアップを記録中断位置よりも後退
した所定の位置へ変位させるようにしたので、ホスト機
器からの記録信号の出力動作が間欠的に行われることに
よって発生するバッファアンダーランに対しても支障な
く記録中断再開動作を行うことが出来る。
【0050】また、本発明は、光学式ピックアップを後
退させる位置を同期処理を行うために必要な最小時間に
なるように設定したので、記録中断再開動作を可及的速
やかに行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録制御方法を説明するためのフロー
チャートである。
【図2】本発明に係る光ディスク記録再生装置の一実施
例を示すブロック回路図である。
【図3】本発明の記録制御方法を説明するための動作説
明図である。
【符号の説明】
1 ディスク 3 光学式ピックアップ 5 ピックアップ制御回路 6 デジタル信号処理回路 8 コンピューター装置 9 システム制御回路 12 バッファ用RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 BC04 BC05 CC04 EF03 HH02 5D090 AA01 BB03 BB04 CC01 CC05 DD03 DD05 FF30 FF33 HH02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト機器より出力される記録信号が一
    時的に記憶されるバッファ用RAMに記憶されている信
    号の量が記録中断設定値以下になるとディスクへの記録
    動作を中断させるとともに該バッファ用RAMに記憶さ
    れている信号の量が記録再開設定値まで増加したとき中
    断前にディスク記録された信号を再生させることにより
    得られる同期信号と記録用基準信号との同期処理に基づ
    いて記録中断位置より記録動作を再開させるように構成
    された光ディスク記録再生装置において、記録中断動作
    時記録信号の受信動作が行われているか否かを検出し、
    受信動作が行われている場合、光学式ピックアップを記
    録中断位置よりも後退した所望の位置へ変位させる動作
    と同時に前記バッファ用RAMへの信号の書き込み動作
    を開始させるようにしたことを特徴とする光ディスク記
    録再生装置の記録制御方法。
  2. 【請求項2】 バッファ用RAMの記憶容量に基づいて
    光学式ピックアップを後退させる位置を変更するように
    したことを特徴とする請求項1に記載の記録制御方法。
  3. 【請求項3】 バッファ用RAMに記憶される記録信号
    の容量が記録再開設定値に達するまでに要する時間に基
    づいて光学式ピックアップを後退させる位置を設定する
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の記録制御
    方法。
  4. 【請求項4】 バッファ用RAMの記憶容量が記録再開
    設定値に達するまでに要する時間を記録信号の転送速度
    に基づいて決定するようにしたことを特徴とする請求項
    3に記載の記録制御方法。
  5. 【請求項5】 ホスト機器より出力される記録信号が一
    時的に記憶されるバッファ用RAMに記憶されている信
    号の量が記録中断設定値以下になるとディスクへの記録
    動作を中断させるとともに該バッファ用RAMに記憶さ
    れている信号の量が記録再開設定値まで増加したとき中
    断前にディスク記録された信号を再生させることにより
    得られる同期信号と記録用基準信号との同期処理に基づ
    いて記録中断位置より記録動作を再開させるように構成
    された光ディスク記録再生装置において、記録中断動作
    時記録信号の受信動作が行われているか否かを検出し、
    受信動作が行われていない場合、前記バッファ用RAM
    に記憶される記録信号の量が記録再開設定値まで上昇し
    たとき、光学式ピックアップを記録中断位置よりも後退
    した所定の位置へ変位させるようにしたことを特徴とす
    る光ディスク記録再生装置の記録制御方法。
  6. 【請求項6】 光学式ピックアップを後退させる位置を
    同期処理を行うために必要な最小時間になるように設定
    したことを特徴とする請求項5に記載の記録制御方法。
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