JP2003006987A - 光ディスク記録再生装置の記録制御方法 - Google Patents

光ディスク記録再生装置の記録制御方法

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JP2003006987A
JP2003006987A JP2001190620A JP2001190620A JP2003006987A JP 2003006987 A JP2003006987 A JP 2003006987A JP 2001190620 A JP2001190620 A JP 2001190620A JP 2001190620 A JP2001190620 A JP 2001190620A JP 2003006987 A JP2003006987 A JP 2003006987A
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田中  透
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学式ピックアップより照射されるレーザー
光によってディスクに信号を記録することが出来る光デ
ィスク記録再生装置に関する。 【解決手段】 記録信号が一時的に記憶されるバッファ
用RAMに記憶されている信号の量を検出することによ
って記録中断再開動作を行うことが出来るように構成さ
れている光ディスク記録再生装置において、記録再開動
作をディスクより得られる基準信号と信号を記録する記
録用基準信号との同期合わせ処理に基づいて行い、同期
合わせ処理による同期化が記録開始直前まで正確に維持
されている否かの判定動作を行い、同期化が正確に維持
されていないと判定されたとき記録再開のための制御動
作を再度行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学式ピックアッ
プに組み込まれているレーザー素子より照射される光ビ
ームによってディスクに信号を記録するとともに光ビー
ムによってディスクに記録されている信号の再生動作を
行うように構成された光ディスク記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光学式ピックアップを用いてディスクに
記録されている信号の読み出し動作を行うディスクプレ
ーヤーが普及しているが、最近では、再生機能に加えて
光学式ピックアップに組み込まれているレーザー素子よ
り照射される光ビームによってディスクに信号を記録す
ることが出来るように構成された光ディスク記録再生装
置が商品化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光ディスク記録再生装
置では、ホスト機器であるコンピューター装置側からの
記録命令に従って信号の記録動作を行うように構成され
ているが、斯かる記録動作はディスクに記録する信号を
一旦バッファ用RAMに記憶させ、該バッファ用RAM
に記憶されている信号を読み出すことによってディスク
へ信号の記録動作を行うように構成されている。
【0004】ディスクへの信号の記録動作が正常に行わ
れている状態では、コンピューター装置より出力される
記録信号のバッファ用RAMへの書き込み動作及び該バ
ッファ用RAMからの信号の読み出し動作、そして読み
出された信号のディスクへの記録動作が記録信号の量や
ディスクへの記録状況に対応して行われる。
【0005】信号の記録動作を行っている状態におい
て、バッファ用RAMに記憶されている記録信号の量が
不足するとディスクへの信号の記録動作が行えない状
態、所謂バッファアンダーランと呼ばれる状況になる。
斯かる問題を解決する方法として、バッフア用RAMに
記憶されている記録信号の量が所定値、即ち中断設定値
以下になると、ディスクへの記録動作を一旦停止させ、
バッフア用RAMに記憶されている記録信号の量が所定
値、即ち再開設定値より多くなったとき、ディスクへの
記録動作を再開させるようにした技術が開発されてい
る。
【0006】バッファアンダーランの問題を解決する方
法として記録中断動作及び記録再開動作を行う方法があ
るが、記録再開動作は、記録中断前にディスクに記録さ
れている信号を再生し、その再生された信号に含まれる
基準信号と記録用基準信号とを同期させ、その同期化が
行われたとき記録動作を再開させるように構成されてい
る。しかしながら、前記基準信号と記録用基準信号との
同期がとれたとき直ちに記録動作を再開させることはな
く、同期化後記録信号を構成するフレームの数が所定数
に達したとき記録動作を再開させるように構成されてい
る。
【0007】斯かる構成において、記録動作を再開させ
る場合、同期化が行われた後実際に記録動作を再開させ
るときディスクを回転駆動するスピンドルモーターの暴
れ等によって基準信号と記録用基準信号との同期がずれ
ることがあり、このまま記録動作を開始させると、記録
中断位置と記録再開位置とがずれることになり、記録さ
れた信号の連続性が悪化するという問題がある。
【0008】本発明は、斯かる問題を解決することが出
来る光ディスク記録再生装置の記録制御方法を提供しよ
うとするものである。
【0009】
【作用】本発明は、記録信号が一時的に記憶されるバッ
ファ用RAMに記憶されている信号の量がディスクへの
記録動作を行っているとき中断設定値以下になるとディ
スクへの記録動作を中断させるとともに該バッファ用R
AMに記憶されている信号の量が再開設定値まで増加し
たとき中断前にディスク記録された信号を再生させ、そ
の再生された信号に基づいて記録動作を再開させるよう
に構成されている光ディスク記録再生装置において、記
録再開動作をディスクより得られる基準信号と信号を記
録する記録用基準信号との同期合わせ処理に基づいて行
い、同期合わせ処理による同期化が記録開始直前まで正
確に維持されている否かの判定動作を行い、同期化が正
確に維持されていないと判定されたとき記録再開のため
の制御動作を再度行うように構成されている。
【0010】
【実施例】図1は本発明に係る光ディスク記録再生装置
の一実施例を示すブロック回路図である。同図におい
て、1はスピンドルモーターMによって回転駆動される
ターンテーブル(図示せず)に載置されるディスクであ
り、該ターンテーブルの回転により回転駆動されるよう
に構成されている。また。前記ディスク1には、位置情
報データがウォブルと呼ばれる溝によって記録されてお
り、この溝より得られるウォブル信号に基づいて信号の
記録再生動作が行われるように構成されている。2はデ
ィスク1に光ビームを照射させるレーザー素子(図示せ
ず)及び該レーザー素子より照射される光ビームのレベ
ルをモニターするモニター用ダイオードが組み込まれて
いるとともにディスク1の信号面より反射される光ビー
ムを受ける光検出器が組み込まれている光学式ピックア
ップであり、ピックアップ送り用モーター(図示せず)
によってディスク1の径方向に移動せしめられるように
構成されている。
【0011】3は前記光学式ピックアップ2に組み込ま
れている光検出器から得られるRF信号を増幅するとと
もに波形成形するRF信号増幅回路、4は前記RF信号
増幅回路3を介して得られる信号に基づいて前記光学式
ピックアップ2より出力される光ビームをディスク1の
信号面に合焦させるフォーカシング制御動作及び該光ビ
ームを前記信号面の信号トラックに追従させるトラッキ
ング制御動作を行うピックアップ制御回路であり、フォ
ーカスサーボ回路及びトラッキングサーボ回路が組み込
まれている。
【0012】5は前記RF信号増幅回路3より出力され
る信号のデジタル信号処理を行うとともに各種信号の復
調動作を行うデジタル信号処理回路、6は前記デジタル
信号処理回路5にて信号処理されたデジタル信号が入力
される信号再生用回路であり、ディスク1に記録されて
いる情報がオーディオ信号である場合には、アナログ信
号に変換した後増幅器等に出力し、コンピューターソフ
トのようなデータ信号の場合にはデジタル信号のままホ
スト機器として設けられているコンピューター装置7に
出力する作用を成すものである。
【0013】8は前記デジタル信号処理回路5により復
調された信号が入力されるとともに前記コンピューター
装置7から出力される命令信号に応じて種々な制御動作
を行うシステム制御回路である。9はテスト信号や情報
信号等の記録信号が入力されるとともにその信号に対応
させてレーザー駆動回路10によるレーザーの照射動作
を制御することによってデータ信号等を前記ディスク1
に記録させる信号記録用回路である。また、前記レーザ
ー駆動回路10は前記光学式ピックアップ2に組み込ま
れているモニター用ダイオードより得られる信号に基づ
いてレーザー出力を制御するサーボ回路が組み込まれて
いる。
【0014】11はディスク1に記録される信号が一旦
記憶されるバッファ用RAMであり、前記コンピュータ
ー装置7より出力される信号が書き込まれるとともにシ
ステム制御回路8の制御動作によって信号の記憶動作及
び読み出し動作が制御されるように構成されている。そ
して、前記バッファ用RAM11へ記憶された信号は、
ディスク1に記録するべく読み出された後も記憶保持さ
れた状態にあり、その後コンピューター装置7より出力
される新しい信号がその位置に記憶されることによって
順次上書き消去されるように構成されている。
【0015】12は前記システム制御回路8によって動
作が制御されるスピンドルモーター駆動回路であり、デ
ィスク1を回転駆動させるスピンドルモーターMを記録
再生動作を行うための速度にて回転駆動制御する作用を
有している。13はディスク1に信号を記録するために
使用される記録用基準信号を生成する基準信号生成回
路、14はディスク1より再生される基準信号と前記基
準信号生成回路13より生成される記録用基準信号とが
同期化されているか否かを検出する同期検出回路であ
る。
【0016】斯かる構成において、ディスク1への信号
の記録動作時、バッファ用RAM11にはコンピュータ
ー装置7から出力される信号が記憶され、その記憶され
ている信号の読み出し動作を制御することによってディ
スク1への信号の記録動作を制御するように構成されて
いる。そして、ディスク1への信号の記録動作が中断さ
れた後、再度記録動作を再開させる場合には、前記バッ
ファ用RAM11に記憶保持されている信号とディスク
1に中断前に記録された信号との比較動作を行い、中断
前に記録されていた信号に連続して信号が記録されるよ
うに、即ちシームレスと呼ばれる方式にて信号が記録さ
れるように構成されている。
【0017】また、ディスク1への信号の記録動作が行
われている間、システム制御回路8内に設けられている
メモリー回路に正常記録動作が行われた位置の最終アド
レスが記憶されるように構成されている。記録動作時に
バッフア用RAMに記憶されている記録信号の量が不足
するバッファアンダーラン状態になり、記録動作が中断
された場合には、前記メモリー回路に記憶されている最
終アドレスに基づいて中断した位置より信号をシームレ
スにて記録動作を行うことが出来るように構成されてい
る。
【0018】以上の如く、本発明に係る光ディスク記録
再生装置は構成されているが、次に斯様に構成された回
路における再生動作について説明する。コンピューター
装置7よりドライブ装置を構成するシステム制御回路8
に対して再生動作を行うための命令信号が出力される
と、該システム制御回路8による再生動作のための制御
動作が開始される。斯かる再生動作が行われる場合に
は、光学式ピックアップ2に組み込まれているレーザー
素子には、信号の読み出し動作を行うためのレーザー出
力が得られる駆動電流がレーザー駆動回路10より供給
されるように設定されている。
【0019】斯かる再生動作のための制御動作が開始さ
れると、スピンドルモーター駆動回路12によるスピン
ドルモーターMの回転制御動作が行われるが、斯かるス
ピンドルモーターMの回転制御動作は、ウォブル信号を
デコードして得られる同期信号とシステム制御回路8内
に設けられている基準信号生成回路(図示せず)より出
力される基準信号とを比較することによりディスク1を
線速度一定にて回転駆動するように行われる。斯かるス
ピンドルモーターMの回転制御動作は、後述する信号の
記録動作時にも同様に行われる。
【0020】スピンドルモーターMの回転制御動作は、
以上の如く行われるが、信号の読み出し動作を行う光学
式ピックアップ2では、フォーカシング制御動作及びト
ラッキング制御動作が開始されて該光学式ピックアップ
2によるディスク1からの信号の読み出し動作が開始さ
れるが、再生動作に先だってディスク1の最初のセッシ
ョンを構成するリードイン領域に記録されているTOC
データの読み出し動作が行われる。
【0021】ディスク1に記録されている最初のセッシ
ョンの信号記録領域に記録されている信号の読み出し再
生動作は、リードイン領域に記録されているTOCデー
タに基づいて行われることになる。前記光学式ピックア
ップ2によって読み出された信号は、RF信号増幅回路
3を通して増幅及び波形成形された後デジタル信号処理
回路5に入力されて信号の復調動作が行われる。前記デ
ジタル信号処理回路5により信号処理が行われて情報デ
ータが抽出されると、該情報データは誤り訂正等の信号
処理が行われた後、信号再生用回路6に印加される。
【0022】そして、前記信号再生用回路6は、ディス
ク1から読み出された情報データがオーディオ信号であ
る場合には、アナログ信号に変換した後増幅器等に出力
し、コンピューターソフトのようなデータ信号の場合に
はデジタル信号のままコンピューター装置7に出力する
ことになる。
【0023】以上に説明したように本実施例における再
生動作は行われるが、次にディスク1への信号の記録動
作について説明する。
【0024】ディスク1に信号を記録する動作は、まず
ディスク1に設けられている試し書き領域にテスト信号
を記録することによってディスク1の特性に最も適した
レーザー出力を設定するための動作が行われる。斯かる
設定動作は、レーザー出力を変化させながらテスト信号
を記録するとともにその記録された信号を再生すること
により行われる。
【0025】斯かるレーザー出力の設定動作が行われる
と、ディスク1のバッファと呼ばれる領域に記録されて
いる情報データ、即ち信号記録領域に記録されている信
号の位置情報等を読み出す動作が行われる。そして、こ
のようにして読み出された情報データに基づいてディス
ク1に設けられている信号記録領域にデータ信号の記録
動作が可能であるか、また、記録動作を行う位置は何処
か等の認識動作が行われる。
【0026】斯かる認識処理動作が終了すると、光学式
ピックアップ2をディスク1上の記録動作を開始する位
置まで移動させるとともにバッファ用RAM11への記
録信号の書き込み動作が行われる。前記バッファ用RA
M11への信号の書き込み動作が行われと、該バッファ
用RAM11に記憶される信号の記憶量が次第に上昇す
ることになる。その記憶量が所定量を越えると、前記バ
ッファ用RAM11に記憶されている信号を読み出し、
その読み出された信号を前記信号記録用回路9に入力せ
しめる。その結果、前記信号記録用回路9によるレーザ
ー駆動回路10の制御動作が行われ、ディスク1に信号
が記録されることになる。
【0027】斯かる動作によってディスク1への信号の
記録動作は行われるが、前記バッファ用RAM11への
信号の書き込み動作は、該バッファ用RAM11からの
信号の読み出し動作に応じて行われるように構成されて
いる。そして、記録動作が正常に行われている状態で
は、ディスク1への信号の記録動作が行われる毎にその
位置を示すアドレス、即ち最終アドレスをメモリー回路
に記憶する動作が行われている。
【0028】そして、ディスク1への信号の記録動作を
行っている状態において、コンピューター装置7より出
力されてバッファ用RAM11に書き込まれる信号の量
がディスク1に記録されるために読み出される信号の量
に比較して少なくなると、該バッファ用RAM11に記
憶されている記録信号の量が次第に減少することにな
る。前記バッファ用RAM11に記憶されている記録信
号の量が減少して所定の量になると、即ち、バッファア
ンダーラン状態になると、ディスク1への記録動作を中
断させる制御動作が行われる。斯かる中断動作が行われ
ると、前記バッファ用RAM11からの信号の読み出し
動作も中断されることになる。
【0029】斯かる状態において、コンピューター装置
7より記録信号が出力されると、その記録信号を前記バ
ッファ用RAM11に書き込む制御動作が行われること
になり、該バッファ用RAM11に記憶されている記録
信号の量が次第に増加することになる。前記バッファ用
RAM11に記憶されている記録信号の量が増加し、そ
の量が所定量に達すると、記録動作を再開させるための
制御動作が行われる。
【0030】斯かる記録再開動作は、まず、光学式ピッ
クアップ2を記録動作を開始させる位置、即ち記録動作
を中断した位置より後退させた位置に変位させた後、そ
の位置より再生動作を行うことより行われる。記録を中
断させた位置は、正常記録動作が行われる毎にメモリー
回路に記憶されている最終アドレスより容易に認知する
ことが出来るとともに光学式ピックアップ2を所望の位
置に移動させることが出来る。
【0031】斯かる再生動作によって再生される信号
は、記録動作を中断させる直前に記録されていた信号で
あり、斯かる再生信号と前記バッファ用RAM11に記
憶保持されている信号との比較動作を行う。斯かる比較
動作によって、両者が同一信号であると判定された場合
には、前記バッファ用RAM11に記憶されているとと
もに前述した比較動作の対象となった信号に続けて記憶
されている信号の読み出し動作が行われるとともにその
信号が信号記録用回路9に入力されてディスク1への信
号の記録動作が開始される。前述した動作によって信号
のディスク1への記録中断動作及び記録再開動作を行う
ことが出来、斯かる動作を行うことによってディスク1
には、記録動作を中断させたにも関わらず信号を連続し
て記録する動作、所謂シームレス記録動作を行うことが
出来る。
【0032】以上に説明したように記録中断再開動作時
における信号の制御動作は行われるが、次に記録中断位
置から記録動作を再開させるための制御動作について説
明する。斯かる制御動作は、中断前にディスク1に記録
されている信号の読み出し動作を行い、その読み出され
た信号の中から基準信号を検出する。一方基準信号生成
回路13より生成される記録用基準信号と前述した基準
信号、即ちディスク1より得られる基準信号との同期合
わせ処理動作が行われる。そして、斯かる同期合わせ処
理動作に伴う両基準信号間の同期がとれたか否かの検出
動作は同期検出回路14によって行われる。
【0033】前記同期検出回路14によって両基準信号
間の同期がとれたことが検出されると、同期化後記録信
号を構成するフレーム数が所定数に達したときディスク
1への記録動作が開始される。斯かるフレーム数は、記
録中断位置と記録開始のための処理動作が完了するまで
に要する時間を考慮して設定される。そして、本発明で
は、同期化後も同期検出回路14が基準信号生成回路1
3より生成される記録用基準信号とディスク1より得ら
れる基準信号との同期ずれが発生しないか否かの検出動
作を行っており、同期ずれが発生しない場合に記録動作
を再開させるが、同期ずれが発生していると認識した場
合には、記録動作を再開させないで、再度記録再開のた
めの制御動作を行うように構成されている。
【0034】同期検出回路14による同期化完了の検出
動作が行われた後記録動作が開始される直前に同期ずれ
が発生する原因としてはスピンドルモーターMの暴れ等
が考えられるが、斯かる暴れは記録再開のための制御動
作を再度行うと再度発生しないことが多くあり、その結
果記録再開動作を正常に行うことが出来る。
【0035】前述したように同期検出回路14による同
期化完了の検出動作が行われた後記録動作が開始される
直前に同期ずれが発生すると記録再開のための制御動作
が再度行われるが、記録再開のための制御動作を所定回
数行っても同期ずれが発生して記録動作を再開させるこ
とが出来ない場合には、システム制御回路8よりコンピ
ューター装置7に対して記録再開動作を行うことが出来
ないことを報知する信号を出力させる。その結果、コン
ピューター装置7より記録動作を終了させる処理動作、
即ち異常処理動作を行い光ディスク記録再生装置の記録
動作は終了せしめられる。
【0036】また、記録再開のための制御動作によって
ディスク1より得られる基準信号と基準信号生成回路1
3より生成される記録用基準信号との同期化が行われた
後、記録動作が再開されるまでに両基準信号間に同期ず
れが発生すると記録再開のための制御動作を再度行う
が、この場合前回行われた記録再開のための制御動作を
開始した時点よりも早く記録再開のための制御動作を開
始させるようにすることも出来る。このようにすると、
同期化を行った後、記録再開動作を行う時点までの時間
を長くすることが出来るので、スピンドルモーターMの
回転状態を安定させることが出来、その結果記録再開動
作を開始させる可能性を高くすることが出来る。
【0037】
【発明の効果】本発明は、記録信号が一時的に記憶され
るバッファ用RAMに記憶されている信号の量がディス
クへの記録動作を行っているとき中断設定値以下になる
とディスクへの記録動作を中断させるとともに該バッフ
ァ用RAMに記憶されている信号の量が再開設定値まで
増加したとき中断前にディスク記録された信号を再生さ
せ、その再生された信号に基づいて記録動作を再開させ
るように構成されている光ディスク記録再生装置におい
て、記録再開動作をディスクより得られる基準信号と信
号を記録する記録用基準信号との同期合わせ処理に基づ
いて行い、同期合わせ処理による同期化が記録開始直前
まで正確に維持されている否かの判定動作を行い、同期
化が正確に維持されていないと判定されたとき記録再開
のための制御動作を再度行うようにしたので、記録再開
位置を記録中断位置に合わせることが出来る。
【0038】また、本発明は、記録再開のための制御動
作が所定回数行われたとき、異常処理動作を行うように
したので、無駄な動作が繰り返し行われることを防止す
ることが出来る。
【0039】そして、本発明は、同期化が正確に維持さ
れていないと判定されたとき、記録再開のための制御動
作を前回の制御動作より早く開始させるようにしたの
で、記録中断再開動作を行うことが出来る確率を上げる
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク記録再生装置の一実施
例を示すブロック回路図である。
【符号の説明】 1 ディスク 2 光学式ピックアップ 4 ピックアップ制御回路 5 デジタル信号処理回路 7 コンピューター装置 8 システム制御回路 11 バッファ用RAM 13 基準信号生成回路 14 同期検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録信号が一時的に記憶されるバッファ
    用RAMに記憶されている信号の量がディスクへの記録
    動作を行っているとき中断設定値以下になるとディスク
    への記録動作を中断させるとともに該バッファ用RAM
    に記憶されている信号の量が再開設定値まで増加したと
    き中断前にディスク記録された信号を再生させ、その再
    生された信号に基づいて記録動作を再開させるように構
    成されている光ディスク記録再生装置において、記録再
    開動作をディスクより得られる基準信号と信号を記録す
    る記録用基準信号との同期合わせ処理に基づいて行い、
    同期合わせ処理による同期化が記録開始直前まで正確に
    維持されている否かの判定動作を行い、同期化が正確に
    維持されていないと判定されたとき記録再開のための制
    御動作を再度行うようにしたことを特徴とする光ディス
    ク記録再生装置の記録制御方法。
  2. 【請求項2】 記録再開のための制御動作が所定回数行
    われたとき、異常処理動作を行うようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載の記録制御方法。
  3. 【請求項3】 同期化が正確に維持されていないと判定
    されたとき、記録再開のための制御動作を前回の制御動
    作より早く開始させるようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の記録制御方法。
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