JP2003254725A - 波面収差測定方法及び波面収差測定装置 - Google Patents

波面収差測定方法及び波面収差測定装置

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JP2003254725A
JP2003254725A JP2002057298A JP2002057298A JP2003254725A JP 2003254725 A JP2003254725 A JP 2003254725A JP 2002057298 A JP2002057298 A JP 2002057298A JP 2002057298 A JP2002057298 A JP 2002057298A JP 2003254725 A JP2003254725 A JP 2003254725A
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light
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spherical wave
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JP2002057298A
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Katsumi Sugizaki
克己 杉崎
Ikusou Shiyu
郁葱 朱
Takashi Genma
隆志 玄間
Katsuhiko Murakami
勝彦 村上
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Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピンホール干渉法による波面収差測定におい
て、ピンホールの径に対する制約を緩和することによ
り、光源の輝度に対する要求を緩和すると共に、測定精
度を向上させる。 【解決手段】 微小なピンホール3aに照明光を当て、
該ピンホール3aから発せられる球面波L2を被検光学
系6に照射し、該被検光学系6から出射される光をシア
リング干渉させ、その干渉縞を測定することにより上記
被検光学系6の波面収差を測定する。この際、上記球面
波L2を上記被検光学系6の手前で分割して別途シアリ
ング干渉させ、その干渉縞を測定することにより上記球
面波そのものの波面収差を測定し、その測定結果を用い
て上記被検光学系6の波面収差測定結果を較正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミラー(反射)型
光学系等における波面収差の精密測定に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体回路素子等のデバイスを製
造する際に用いられる露光装置においては、露光光とし
て、波長が193nm以上の紫外線領域の光が用いられ
ていた。しかしながら、近年、半導体集積回路素子の微
細化に伴い、光の回折限界によって制限される光学系の
解像力を向上させるために、13nm程度の波長を有す
る軟X線のように、紫外線より波長の短いEUV(Extr
eme Ultra Violet)を使用した投影リソグラフィ技術が
開発されている。
【0003】このようなEUVの波長域の光を低吸収で
透過させる材料はないので、EUVは光学レンズを用い
て集光や発散等の光学的制御するのに適さない。このた
め、EUVが用いられる露光装置においては、ミラー
(反射)型光学系が用いられる。このようなミラー型光
学系は、多層膜がコーティングされたEUV反射鏡によ
って構成される。この反射鏡は、多層膜の各界面におけ
る反射光の位相を一致させ、干渉効果によって高い反射
率を得ることができる。さらに、多層膜反射鏡の反射率
は70%弱であるため、通常、EUV露光装置に用いら
れる投影光学系には、収差を低減し、且つ、反射鏡の枚
数を最低限にしながら、広い露光フィールドを確保する
ために、輪帯の一部である円弧状の露光フィールドを持
つ光学系が用いられる。
【0004】このような投影光学系は、精緻な回路パタ
ーンを精確に転写させるため、収差を極限まで低減させ
る必要がある。従って、投影光学系の製作する際には、
投影光学系の収差を精確に測定する測定装置が必要とな
る。この収差測定装置のうちの1つが、波面収差測定装
置である。
【0005】精確に波面収差を測定するための方法とし
て、現在有力と考えられているのは、点回折を利用した
干渉計である。このような干渉計のうちの1つとして、
点回折を利用したシアリング干渉計がある。このシアリ
ング干渉計においては、微小なピンホールに光を入射さ
せて得られる理想的な球面波を用いて波面形状を計測す
る。前記球面波を被検光学系を通した後に、被検光学系
から出射する光波面を、回折格子を用いて横ずらし(シ
アリング)し、横ずらしされた波面同士を干渉させる。
この干渉によって生じた干渉縞を観測して解析すること
により、被検光学系において生じた波面収差を検出する
ことができる。
【0006】点回折干渉計において充分に収差の小さい
理想的な球面波を得るには、ピンホールの径は、波長を
λ、マスク側の開口数をNAとして、おおよそλ/2N
A以下が求められる。従って、λ=13.5、NA=
0.0625のEUV露光装置においては、ピンホール
の大きさは約100nm以下となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】点回折を利用した干渉
計において、測定に用いられる光は、全てこの微小なピ
ンホールを通ってくる。このため、測定に十分な光量を
確保するためには、輝度が非常に高い光源を利用するこ
とが必要である。
【0008】このような点回折干渉計において、測定を
現実的な露光時間で終えるためには、例えば、Undulato
r(シンクロトロン)タイプの放射光光源等の強力な光
源が必要とされる。しかしながら、このような放射光光
源は、莫大な設備投資が必要とされる大規模な施設であ
る。既存の放射光施設を利用する場合でも、輝度の高い
Undulatorの数は限られており、頻繁に波面収差を計測
する生産工程に組み入れることは困難である。
【0009】上記の点に鑑み、本発明は、点回折を利用
した干渉法による波面収差測定において、ピンホールの
径に対する制約を緩和することにより、光源の輝度に対
する要求を緩和すると共に、測定精度を一定以上に確保
できる波面収差測定方法、及び、波面収差測定装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る波面収差測定方法は、微小なピンホー
ルに照明光を当て、該ピンホールから発せられる球面波
を被検光学系に照射し、該被検光学系から出射される光
をシアリング干渉させ、その干渉縞を測定することによ
り上記被検光学系の波面収差を測定する方法であって、
上記球面波を上記被検光学系の手前で分割して別途シア
リング干渉させ、その干渉縞を測定することにより上記
球面波そのものの波面収差を測定し、その測定結果を用
いて上記被検光学系の波面収差測定結果を較正する、こ
とを特徴とする。
【0011】本発明によれば、ピンホールから生じた球
面波の波面収差を測定し、その測定結果を用いて被検光
学系の波面収差を較正する。そのため、球面波の無収差
性をそれほど要しないので、ピンホールの径に対する制
約を緩和することができる。従って、多少大きめのピン
ホールを使っても十分に高精度の波面収差測定を行え、
低輝度の光源を用いた実用性の高い波面収差測定を実現
できる。
【0012】本発明の波面収差測定方法においては、上
記球面波を、上記被検光学系の手前に配置した回折格子
で分割し、分割した球面波を上記被検光学系を通してマ
スク部材上に結像させ、該マスク部材に設けた2個の孔
から+1次と−1次回折光を通し、両回折光を干渉させ
ることができる。
【0013】このようなマスク部材を用いることによ
り、0次及び2次以上の高次の回折光を遮断することが
できるので、測定された干渉縞におけるこれらの回折光
の寄与を除去するための複雑な演算処理が不要となる。
【0014】本発明の第1の観点に係る波面収差測定装
置は、光源を含む照明光学系と、該照明光学系からの照
明光を受け、測定用球面波を発生させるピンホールが形
成されたピンホール部材と、上記球面波を分割する第1
の回折格子と、該第1の回折格子を通った球面波を受け
る位置に被検光学系を保持する被検光学系保持装置と、
上記被検光学系からの出射光を受ける位置に配置された
第2の回折格子と、該第2の回折格子から出射される光
を受ける位置に配置された、所定次数の回折光のみを選
択的に透過させる回折光選択手段を有するマスク部材
と、該マスク部材からの回折光の干渉縞を測定する検出
光学系と、からなり、上記第1の回折格子を不使用とし
た状態で、上記マスク部材からの回折光を測定すること
により、上記被検光学系の波面収差を測定し、上記第2
の回折格子を不使用とした状態で、上記マスク部材から
の回折光を測定することにより、上記球面波そのものの
波面収差を測定し、その測定結果を用いて、上記被検光
学系の波面収差を較正することを特徴とする。
【0015】本発明の第1の観点によれば、第1及び第
2の回折格子のいずれかのみを使用することが可能なの
で、球面波そのものの波面収差のみを含む収差測定結果
と、球面波及び被検光学系における波面収差の双方を含
む測定結果とをそれぞれ得ることができる。従って、こ
れらの測定結果を用いることにより、被検光学系におけ
る波面収差を含む測定結果を較正し、精度の高い値を得
ることができる。
【0016】本発明の第2の観点に係る波面収差測定装
置は、光源を含む照明光学系と、該照明光学系からの照
明光を受け、測定用球面波を発生させるピンホールが形
成されたピンホール部材と、上記球面波を分割する第1
の回折格子と、該第1の回折格子を通った球面波を受け
る位置に被検光学系を保持する被検光学系保持装置と、
上記被検光学系からの出射光を受ける位置に配置された
第2の回折格子と、回折光の干渉縞を測定する検出光学
系と、該検出光学系に入射する回折光に基づいて、所定
次数の回折光成分のみを選択的に解析する回折光解析手
段と、からなり、上記第1の回折格子を不使用とした状
態で、上記第2の回折格子からの回折光を測定すること
により上記被検光学系の波面収差を測定し、上記第2の
回折格子を不使用とした状態で、上記被検光学系からの
回折光を測定することにより球面波そのものの波面収差
を測定し、その測定結果を用いて、上記被検光学系の波
面収差を較正する。
【0017】本発明の第2の観点によれば、検出光学系
に入射する回折光を、解析手段を用いることによって所
定次数の回折光成分のみを選択的に解析するので、精度
の高い波面収差測定を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明
の実施形態に係る波面収差測定装置の主要部を模式的に
示す図である。この波面収差測定装置は、図の左から右
に向かって、光源1と、ピンホール照明光学系2と、ピ
ンホール部材3と、位相シフト用グレーティング駆動装
置5aの付設された光源側の回折格子(グレーティン
グ)4aと、被検光学系6の保持装置8と、位相シフト
用グレーティング駆動装置5bの付設された反光源側の
回折格子4bと、次数選択マスク7と、干渉縞撮像装置
9とを含んでいる。波面収差測定装置による測定対象で
ある被検光学系6は、グレーティング4aと4bとの間
に配置される。
【0019】光源1は、所定の波長(例えば、13.5
nm)を有するEUVを出射する光源である。このよう
な光源としては、シンクロトロン放射光源、レーザプラ
ズマ光源、放電プラズマ光源等が挙げられる。
【0020】ピンホール照明光学系2は、例えば、凹面
鏡によって構成され、光源から出射したEUVを集光す
ることにより光の強度を上げると共に、光をピンホール
の方向に向ける。
【0021】ピンホール部材3にはピンホール3aが形
成されており、ピンホール照明光学系2によって集光さ
れた光は、ピンホール3aを通過することにより、球面
波となって出射される。
【0022】グレーティング4a及び4bは、該グレー
ティングに入射する光を回折効果により分割して出射す
る。この際に、グレーティングのピッチ方向における位
置に応じて、出射される光の位相はシフトする。位相シ
フト用グレーティング駆動装置5a及び5bは、所定の
量だけ位相シフトするように、これらのグレーティング
4a、4bを駆動して位置を制御する。また、後述する
ように、各グレーティング4a又は4bを光路から外す
こともできる。
【0023】ピンホール3aは物面位置に配置され、次
数選択マスク7は被検光学系6の結像位置に配置されて
おり、波面収差の解析に用いられる所定の次数の光のみ
を通過させる。本実施形態においては、±1次光のみを
通過させるようにしている。ここで、回折光を干渉させ
るのに、±1次光のみを用いるのは、±2次光以上の高
次光は、±1次光に比較して急激に強度が落ちるため、
測定に用いるのに適さないからである。このため、次数
選択マスク7により、0次光及び±2次光以上の高次光
による寄与を遮断している。
【0024】次数選択マスク7に用いられるマスク部材
としては、例えば、タンタル(Ta)薄膜等のEUVを
遮断することができる材料が用いられる。図3に示すよ
うに、マスク部材には、所定の次数の光のみを通過させ
るように、所定の間隔で窓部7a及び7bが形成されて
いる。
【0025】ここで、次数選択マスク7に形成される窓
の間隔は、窓の間隔よりも窓部7aから検出面までの距
離が充分に大きいとすれば、次のようにして決定され
る。窓部7aから干渉縞撮像装置9の検出面までの距離
と、窓部7bから干渉縞撮像装置9の検出面までの距離
との差を光路差OPD(Optical Path Difference)と
すると、OPDと検出面上に投影される回折干渉稿の数
Nとの関係は、次式で与えられる。 OPD=(N/2)λ …(1) また、投影光学系6の開口数NAと、2つの窓の間隔d
と、OPDとの関係は、次式で与えられる。 OPD/d=NA …(2) 式(1)と式(2)からOPDを消去すれば、次の関係
式が得られる。 (N/2)λ=d×NA 従って、 d=(N/2)λ/NA …(3)
【0026】入射光としてEUV(λ=13.5nm)
を用いる場合に、干渉縞撮像装置9の検出面上に投影さ
れる干渉稿の本数をN=80、投影光学系6の開口数N
Aを0.25(4倍縮小投影光学)とすると、式(7)
からd=2160nmが得られる。
【0027】また、窓部7a及び7bの1辺の長さにつ
いて、投影光学系6が4倍縮小投影光学である場合に
は、次数選択マスク7上に照射されるスポットの直径
は、ピンホールの直径の1/4となる。先に述べたよう
に、ピンホールの直径を200nmとすると、スポット
の直径は30nm程度となる。しかしながら、これは、
収差のない理想的な球面波である場合の値であり、実際
には収差を含むため、さらに大きくすることが必要であ
る。これらのことを考慮すると、0次光や±2次光以上
の高次光を遮断し、±1次光を十分に通過させるために
は、窓部7a及び7bの1辺の長さLは、250nm程
度であることが望ましい。なお、本実施形態において
は、窓部の形状を正方形としているが、例えば、長さL
を直径とする円形でも良い。
【0028】被検光学系保持装置8は、被検光学系6を
所定の位置に保持する。干渉縞撮像装置9は、次数選択
マスク7から出射した回折光によって生じた干渉縞を撮
像する。干渉縞撮像装置9は、光検出器として、例え
ば、CCD(coupled charge device)を有している。
【0029】図2は、被検光学系6(一例)を概略的に
示している。被検光学系6は、EUVを用いて半導体リ
ソグラフィを行う露光装置に適用される投影光学系であ
る。図2に示すように、被検光学系6は、2枚の凸面鏡
6a及び6cと、2枚の凹面鏡6b及び6dとを含んで
いる。ピンホール3を通過することによって球面波を為
すEUVは、凸面鏡6a、凹面鏡6b、凸面鏡6c、凹
面鏡6dによって順に反射される。これにより、EUV
は、被検光学系6の内部情報、即ち、反射鏡6a〜6d
の歪み等の情報を含むようになる。
【0030】次に、本実施形態に係る波面収差測定方法
について説明する。図4は、本実施形態に係る波面収差
測定方法を示すフローチャートである。
【0031】まず、ステップS1において、測定の基準
となる測定用球面波の波面形状を測定する。図5は、ス
テップS1における測定の様子を示す図である。また、
図6は、光が図5に示す各位置を通過するときの波面形
状等を模式的に示している。ステップS1は、光源側の
グレーティング4aをピンホール部材3と被検光学系6
との間に挿入した状態で行われ、反光源側のグレーティ
ング4bは光路外に移動させて使用しない。グレーティ
ング4aは、通過する光の位相がシフトするように、ピ
ッチ方向に移動する。グレーティング4aの移動量につ
いては、後で詳しく述べる。
【0032】光源1から出射した光L1は、ピンホール
照明光学系2及びピンホール部材3に形成されたピンホ
ール3aを通過することにより、球面波L2となる。こ
のとき、図6の(a)に示すように、実際の球面波L2
は微小な波面収差wを含む(図は誇張してある)。な
お、図6の(a)には、比較として、理想的な球面波の
波面が細い実線で示してある。
【0033】図5に示すように、波面収差を含む球面波
L2は、グレーティング4aを通過することにより分割
及びシアされて、複数の分割光を含む光L3となる。図
5においては、グレーティング4aによって分割された
分割光の内、±1次光が示されている。また、図6の
(b)に示すように、光L3に含まれる分割光の内、+
1次光は波面収差w+1を含み、−1次光は波面収差w-1
を含んでいる。なお、図5及び図6(b)において、後
にマスクで除去する0次光及び2次以上の高次光は省略
されている。
【0034】光L3は、図6の(c)に示すように、被
検光学系6を通過することにより、被検光学系6におい
て生じた波面収差w’を含む。さらに、光L3は、次数
選択マスク7上に結像する。図6の(d)に示すよう
に、この次数選択マスク7により、光L3に含まれる複
数の分割光の内、+1次光L4と−1次光L5とが選択
されて通過する。光L4と光L5とは、互いに干渉し、
これにより生じた干渉縞は干渉縞撮像装置9によって撮
像される。
【0035】このようにして得られた干渉縞の画像を解
析することにより、測定用球面波L2の波面形状が測定
される。この解析方法としては、例えば、位相シフト法
が用いられる。位相シフト法については、後で詳しく説
明する。
【0036】ステップS1において生じた干渉光の波動
関数Ψは、次のように表される。 Ψ=Ψ+1+Ψ-1 =a+1exp{ik(w+1+w’)} +a-1exp{ik(w-1+w’)} …(4) Ψ+1とΨ-1は、+1次光L4と−1次光L5とをそれぞ
れ示す波動関数であり、a+1とa-1は、Ψ+1とΨ-1の振
幅をそれぞれ示している。また、w+1とw-1は、ピンホ
ールにおいて生じた波面収差wが分割されたものであ
る。さらに、w’は、被検光学系6において生じた波面
収差であり、これは、光L2が分割された後に生じた成
分なので、Ψ+1及びΨ-1のそれぞれに共通に付加されて
いる。また、kは、波数を示している。
【0037】次に、ステップS2において、被検光学系
の波面収差を含む被検用球面波の波面形状を測定する。
図7は、ステップS2における測定の様子を示す図であ
る。また、図8は、光が図7に示す各位置を通過すると
きの波面形状等を模式的に示している。ステップS2
は、反光源側のグレーティング4bを被検光学系6と次
数選択マスク7との間に挿入した状態で行われ、光源側
のグレーティング4aは光路外に移動させて使用しな
い。グレーティング4bは、通過する光の位相がシフト
するように、ピッチ方向に移動する。グレーティング4
bの移動量についても、後で詳しく述べる。
【0038】ステップS1と同様に、光源から出射した
光L1は、ピンホール照明光学系2及びピンホール部材
3に形成されたピンホール3aを通過することにより、
球面波L2となる。このとき、図8の(a)に示すよう
に、球面波L2は波面収差wを含む。
【0039】球面波L2は、被検光学系6を通過するこ
とにより、図2の(b)に示すように、被検光学系6の
内部において生じた波面収差w’を含む光L2’とな
る。
【0040】さらに、図7に示すように、光L2’は、
グレーティング4bを通過することにより分割及びシア
されて、複数の分割光を含む光L3’となる。図7にお
いては、グレーティング4bによって分割された分割光
の内、±1次光が示されている。また、図8の(c)に
示すように、光L3’に含まれる分割光の内、+1次光
は波面収差w+1及びw’+1を含み、−1次光は波面収差
-1及びw’-1を含んでいる。なお、図7及び図8の
(c)においても、後にマスクで除去する0次光及び2
次以上の高次光は省略されている。
【0041】光L3’は、次数選択マスク7上に結像す
る。図8の(d)に示すように、この次数選択マスク7
により、光L3’に含まれる複数の分割光の内、+1次
光L4’と−1次光L5’とが選択されて通過する。光
L4’と光L5’とは互いに干渉し、これにより生じた
干渉縞は、干渉縞撮像装置9によって撮像される。この
ようにして得られた干渉縞の画像を解析することによ
り、被検用球面波L2’の波面形状が測定される。この
解析方法についても、後で詳しく説明する。
【0042】ステップS2において生じた干渉光の波動
関数Ψ’は、次のように表される。 Ψ’=Ψ+1’+Ψ-1’ =a+1exp{ik(w+1+w+1’)} +a-1exp{ik(w-1+w-1’)} …(5) ここで、Ψ+1’とΨ-1’は、+1次光L4’と−1次光
L5’とをそれぞれ示す波動関数である。ステップS2
においては、被検光学系6において生じた波面収差w’
は、これが生じた後に反光源側のグレーティング4bに
よって分割及びシアされるので、w+1’及びw-1’とし
てΨ+1’及びΨ-1’にそれぞれ付加されている。
【0043】次に、ステップS3において、測定用球面
波L2の波面形状と被検用球面波L2’の波面形状とを
用いて演算処理を行うことにより、被検光学系において
生じた波面収差を算出する。
【0044】先に述べたように、ステップS1において
得られた測定用球面波L2の波面形状は、ピンホールに
よって生じた波面収差を含み、ステップS2において得
られた被検用球面波L2’の波面形状は、ピンホール及
び被検光学系において生じた波面収差を含んでいる。し
たがって、これらの間で差を取ることにより、被検用球
面波L2’に含まれる被検光学系以外の要因によって生
じた収差等を除去し、被検光学系において生じた波面収
差のみを抽出することができる。
【0045】以下、ステップS1及びS2において波面
形状を取得する際に用いられる位相シフト法について、
詳しく説明する。位相シフト法においては、干渉させる
光同士の位相差を変えて得られた複数枚の干渉縞画像が
使用される。干渉させる光同士に所定量の位相差を与え
るためには、グレーティング4a、4bを所定量だけ移
動させる。この移動量は、次のようにして決定される。
【0046】グレーティング4a又は4bをピッチ方向
に移動させる移動量をΔxとすると、各次数光の0次光
に対する位相シフト量Δφは、移動量Δxに対応して次
のように表される。 Δφ=2πm・Δx/p ここで、pは回折格子のピッチ、mは回折光の次数をそ
れぞれ表している。図9に、グレーティングをΔx=p
/8ずつ移動させた場合における±1次光の位相シフト
量を示す。
【0047】一方、ステップS1において生じた干渉縞
の強度gは、式(4)より、次のように表される。 g=ΨΨ*=(Ψ+1+Ψ-1)(Ψ+1 *+Ψ-1 *) =a+1 2+a-1 2 +a+1-1exp{ik(w+1−w-1)} +a+1-1exp{−ik(w+1−w-1)} =a+1 2+a-1 2+2a+1-1cos{k(w+1−w-1)} …(6)
【0048】この干渉縞強度gは、グレーティング4a
を移動させることにより、以下のg 2〜g5のように変化
する。ここで、g2、g3、g4、g5は、+1次光と−1
次光との間の位相差がπ/2、π、3/2π、2πの場
合における干渉縞強度をそれぞれ示している。
【0049】(1)グレーティング4aをΔx=p/8
だけ移動した場合 図9より、+1次光と−1次光との間の位相差は、次の
ようになる。 (π/4)−(−π/4)=π/2
【0050】従って、この位相差を式(6)に与える
と、干渉縞強度は次のように変化する。 g2=a+1 2+a-1 2+2a+1-1cos{k(w+1−w-1)+π/2}} =a+1 2+a-1 2−2a+1-1sin{k(w+1−w-1)} …(7)
【0051】同様に、グレーティング4aをΔx=2p
/8、3p/8、4p/8だけ移動した場合における+
1次光と−1次光との間の位相差を、式(6)に与え
る。 (2)Δx=2p/8、即ち、位相差πの場合 g3=a+1 2+a-1 2+2a+1-1cos{k(w+1−w-1)+π} =a+1 2+a-1 2−2a+1-1cos{k(w+1−w-1)} …(8)
【0052】 (3)Δx=3p/8、即ち、位相差3π/2の場合 g4=a+1 2+a-1 2 +2a+1-1cos{k(w+1−w-1)+3π/2} =a+1 2+a-1 2+2a+1-1sin{k(w+1−w-1)} …(9)
【0053】 (4)Δx=4p/8、即ち、位相差2πの場合 g5=a+1 2+a-1 2+2a+1-1cos{k(w+1−w-1)+2π} =a+1 2+a-1 2+2a+1-1cos{k(w+1−w-1)} …(10)
【0054】上記の式(7)、(9)より、次式が導か
れる。 g4−g2=4a+1-1sin{k(w+1−w-1)} …(11) また、式(8)、(10)より、次式が導かれる。 g5−g3=4a+1-1cos{k(w+1−w-1)} …(12)
【0055】従って、式(11)、(12)より、 (g4−g2)/(g5−g3)=tan{k(w+1−w-1)} よって、 k(w+1−w-1)=tan-1{(g4−g2)/(g5−g3)} Δw=w+1−w-1=(1/k)tan-1{(g4−g2)/(g5−g3)} …(13)
【0056】このようにして得られた値Δwは、ピンホ
ールから生じた波面収差wの微分値とみなすことができ
るから、これに基づいて球面波L2の波面形状を取得す
ることができる。
【0057】このような位相シフト法を用いることによ
り、ステップS1における波面形状を取得することがで
きる。なお、この説明においては、一例として、位相差
をπ/2ずつ4ステップに渡って変更する方法を用いた
が、与える位相差の量やステップ数を変更することは可
能である。
【0058】次に、ステップS2において生じた干渉縞
の強度g’は、式(5)より、次のように表される。 g’=Ψ’Ψ’*=(Ψ+1’+Ψ-1’)(Ψ+1*+Ψ-1*) =a+1 2+a-1 2 +a+1-1exp{ik(w+1−w-1+w+1’−w+1’)} +a+1-1exp{−ik(w+1−w-1+w+1’−w+1’)} =a+1 2+a-1 2 +2a+1-1cos{k(w+1−w-1+w+1’−w+1’)} …(14)
【0059】式(14)に対して、所定量の位相差を与
えることにより、式(7)〜(13)におけるのと同様
の位相シフト法を用いると、次式が導かれる。 k(w+1−w-1+w+1’−w+1’) =tan-1{(g4’−g2’)/(g5’−g3’)} Δw+Δw’=(w+1−w-1)+(w+1’−w+1’) =(1/k)tan-1{(g4’−g2’)/(g5’−g3’)} …(15) ここで、g2’、g3’、g4’、g5’は、+1次光と−
1次光との間の位相差がπ/2、π、3/2π、2πの
場合における干渉縞強度をそれぞれ示している。
【0060】この値Δw+Δw’は、ピンホール及び被
検光学系から生じた波面収差w+w’の微分値とみなす
ことができるから、これに基づいて球面波L2’の波面
形状を取得することができる。
【0061】このようにして取得された球面波L2’の
波面形状と球面波L2の波面形状との差を取ることによ
り、求めるべき波面収差w’を検出することができる。
【0062】或いは、ステップS1及びS2において波
面形状を取得する前の微分値の段階で、両者の差を取っ
ても良い。即ち、式(13)、(15)より、 Δw’=(Δw+Δw’)−Δw …(16) これは、被検光学系6において生じた波面収差w’の微
分値とみなすことができるから、これにより、求めるべ
き被検光学系6の波面収差w’を検出することができ
る。
【0063】次に、本発明の実施形態に係る波面収差測
定方法について、より詳しく説明する。本実施形態にお
いて測定用球面波及び被検用球面波の波面形状を測定す
る際に、0次光の成分を除去するものである。±1次光
による干渉縞を生成させるために、次数選択マスクによ
って±1次光のみを選択するが、このとき、0次光の強
度が高いと、これを遮断しきれないことがある。このよ
うな場合には、次のような演算を行う解析手段を付加す
ることにより、0次光の成分を除去することができる。
以下、この演算方法について説明する。
【0064】まず、次数選択マスク7を通過した回折光
に含まれる0次光及び±1次光は、近似的に次のように
表される。
【数1】
【数2】
【数3】 ここで、ψ-1、ψ0、ψ+1は、−1次、0次、+1次の
回折光の波動関数をそれぞれ示している。また、a-1
0及びa+1は振幅、kは波数、wは波面収差をそれぞ
れ示している。
【0065】このとき、実際に観測される干渉縞の強度
1は、次式のように表される。
【数4】
【0066】今、回折格子をピッチ方向にp/8ずつず
らして測定を行う場合を考える。なお、このような間隔
で測定を行う方法は、9ステップにて位相が元に戻るた
め、9バケット法と呼ばれる。図9に示すΔx=0、p
/8、p/4、・・・の場合における0次及び±1次の
位相シフト量Δφを、式(17)における位相部分に加
えることにより、第nステップにおける干渉縞強度gn
が得られる。
【数5】 ここで、Nは回折格子の移動量Δxを決定する際の回折
格子周期pの分割数であり、9バケット法による場合に
はN=8である。
【0067】式(18)に、表1の値を代入すると、次
のように干渉縞強度g2〜g9が得られる。
【数6】
【0068】
【数7】
【0069】
【数8】
【0070】
【数9】
【0071】
【数10】
【0072】
【数11】
【0073】
【数12】
【0074】
【数13】
【0075】上記の式(17)及び(19)〜(26)
より、式(27)、(28)が導かれる。
【数14】
【数15】
【0076】式(27)、(28)から、9バケット法
(8分割)による0次光を除いた位相k(w+1−w-1
を求める式(29)が得られる。
【数16】
【0077】また、g1=g9であることを考慮する
と、9バケット法による0次光を除いた位相k(w+1
-1)を求める式(30)が得られる。
【数17】
【0078】上記の式(29)、(30)から、+1次
光の波面収差w+1と、−1次光の波面収差w-1との差Δ
w=w+1−w-1が算出される。この差Δwを波面収差の
微分値とみなし、被検光学系6の波面収差を検出するこ
とができる。
【0079】本実施形態においては、回折格子周期を8
分割する9バケット法について説明したが、この他に
も、回折格子周期を6分割する7バケット法等、様々な
分割方法によって演算を行うことができる。
【0080】本実施形態によれば、次数選択マスクを用
いて干渉させる光の次数を選択すると共に、測定結果に
対してさらに演算処理を行うことによって余分な次数の
成分を除去するので、波面収差の測定精度をさらに上げ
ることができる。なお、本実施形態においては、干渉光
の次数を選択する際に、次数選択マスクと、このような
演算を行う解析手段とを組み合わせたが、解析手段によ
る演算のみによって処理しても良い。
【0081】
【発明の効果】以上述べたように、被検光学系の波面収
差の測定結果を測定用球面波の測定結果を用いて較正す
ることにより、被検光学系の波面収差の測定結果から、
ピンホールによる波面収差等の影響を除去することがで
きる。これより、ピンホールの径に対する制約が緩和さ
れるので、光源の強度に対する制約も緩和される。従っ
て、被検光学系の評価にあたって、例えば、レーザプラ
ズマX線装置等、生産工場における使用に適した汎用の
小型の光源(スタンドアロンタイプ等)を使用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る波面収差測定装置の
主要部を概略的に示す図である。
【図2】図1に示す波面収差測定装置の測定対象である
被検光学系の内部を示す図である。
【図3】図1に示す次数選択マスクの形状を示す図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る波面収差測定方
法を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る波面収差測定方
法を説明するための図である。
【図6】図5に示す各位置における光の波面を模式的に
示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る波面収差測定方
法を説明するための図である。
【図8】図7に示す各位置における光の波面を模式的に
示す図である。
【図9】グレーティングの移動量と位相シフト量との関
係を示す表である。
【符号の説明】
1 光源 2 ピンホール照明光学系 3 ピンホール部材 3a ピンホール 4a、4b グレーティング 5a、5b 位相シフト用グレーティング駆動装置 6 被検光学系 6a、6c 凹面鏡 6b、6d 凸面鏡 7 次数選択マスク 7a、7b 窓部 8 被検光学系保持装置 9 干渉縞撮像装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玄間 隆志 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 (72)発明者 村上 勝彦 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 Fターム(参考) 2F065 AA53 BB25 CC21 DD03 FF53 GG22 JJ03 JJ26 LL19 LL30 LL42 PP11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微小なピンホールに照明光を当て、該ピ
    ンホールから発せられる球面波を被検光学系に照射し、
    該被検光学系から出射される光をシアリング干渉させ、
    その干渉縞を測定することにより前記被検光学系の波面
    収差を測定する方法であって、 前記球面波を前記被検光学系の手前で分割して別途シア
    リング干渉させ、 その干渉縞を測定することにより前記球面波そのものの
    波面収差を測定し、 その測定結果を用いて前記被検光学系の波面収差測定結
    果を較正する、ことを特徴とする波面収差測定方法。
  2. 【請求項2】 前記球面波を、前記被検光学系の手前に
    配置した回折格子で分割し、分割した球面波を前記被検
    光学系を通してマスク部材上に結像させ、該マスク部材
    に設けた2個の孔から+1次と−1次回折光を通し、両
    回折光を干渉させる、ことを特徴とする請求項1記載の
    波面収差測定方法。
  3. 【請求項3】 光源を含む照明光学系と、 該照明光学系からの照明光を受け、測定用球面波を発生
    させるピンホールが形成されたピンホール部材と、 前記球面波を分割する第1の回折格子と、 該第1の回折格子を通った球面波を受ける位置に被検光
    学系を保持する被検光学系保持装置と、 前記被検光学系からの出射光を受ける位置に配置された
    第2の回折格子と、 該第2の回折格子から出射される光を受ける位置に配置
    された、所定次数の回折光のみを選択的に透過させる回
    折光選択手段を有するマスク部材と、 前記マスク部材からの回折光の干渉縞を測定する検出光
    学系と、からなり、 前記第1の回折格子を不使用とした状態で、前記マスク
    部材からの回折光を測定することにより、前記被検光学
    系の波面収差を測定し、 前記第2の回折格子を不使用とした状態で、前記マスク
    部材からの回折光を測定することにより、前記球面波そ
    のものの波面収差を測定し、 その測定結果を用いて、前記被検光学系の波面収差を較
    正する、ことを特徴とする波面収差測定装置。
  4. 【請求項4】 光源を含む照明光学系と、 該照明光学系からの照明光を受け、測定用球面波を発生
    させるピンホールが形成されたピンホール部材と、 前記球面波を分割する第1の回折格子と、 該第1の回折格子を通った球面波を受ける位置に被検光
    学系を保持する被検光学系保持装置と、 前記被検光学系からの出射光を受ける位置に配置された
    第2の回折格子と、 回折光の干渉縞を測定する検出光学系と、 該検出光学系に入射する回折光に基づいて、所定次数の
    回折光成分のみを選択的に解析する回折光解析手段と、
    からなり、 前記第1の回折格子を不使用とした状態で、前記第2の
    回折格子からの回折光を測定することにより、前記被検
    光学系の波面収差を測定し、 前記第2の回折格子を不使用とした状態で、前記被検光
    学系からの回折光を測定することにより、前記球面波そ
    のものの波面収差を測定し、 その測定結果を用いて、前記被検光学系の波面収差を較
    正する、ことを特徴とする波面収差測定装置。
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