JP2003254455A - 切換弁 - Google Patents

切換弁

Info

Publication number
JP2003254455A
JP2003254455A JP2002054785A JP2002054785A JP2003254455A JP 2003254455 A JP2003254455 A JP 2003254455A JP 2002054785 A JP2002054785 A JP 2002054785A JP 2002054785 A JP2002054785 A JP 2002054785A JP 2003254455 A JP2003254455 A JP 2003254455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
raw water
valve body
switching
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002054785A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4050071B2 (ja
Inventor
Hidetake Tanaka
秀武 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANAKA GIKO KK
Original Assignee
TANAKA GIKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TANAKA GIKO KK filed Critical TANAKA GIKO KK
Priority to JP2002054785A priority Critical patent/JP4050071B2/ja
Publication of JP2003254455A publication Critical patent/JP2003254455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4050071B2 publication Critical patent/JP4050071B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multiple-Way Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を低減し、複数の吐出モードの切り
換え動作フィーリングを向上し、シール性を向上するこ
とができる切換弁を提供する。 【解決手段】 切換弁11を構成する弁本体17の内部
に弁室17cを形成する。蛇口12から導入口17a及
び連通路17dを通して原水を弁室17cに導く。弁室
17cの底面に複数の弁孔26aを有する弁座26を収
容する。この弁座26の表面に第1及び第2ポート27
a,27bを有する弁体27を接触する。弁体27の表
面に原水の水圧を作用させ、弁座26と弁体27の接触
界面のシールを図る。弁体27を回動操作軸31及びハ
ンドル33によって回動し、弁座26の複数の弁孔26
aに対する第1ポート27a又は第2ポート27bの連
通位置を切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば水道の蛇口
に用いられ、原水をそのままストレートで吐出したり、
シャワーで放出したり、浄水器或いは湯沸かし器等の水
質改善、加熱装置に供給したりすることができる切換弁
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水道の蛇口に装着される切換弁は、蛇口
から原水をストレートに吐出する原水ストレートモード
と、原水をシャワーモードで放出する原水シャワーモー
ドと、原水を一旦外部に配置した浄水器に供給し浄水を
そのままストレートに吐出する浄水ストレートモードと
の間で切換られるようになっていた。この切換弁として
従来、次のようなものが提案されている。すなわち、弁
本体に形成した収容室の所定位置において往復回動され
る横円柱状のスプールを外部操作可能なハンドルによっ
て往復回動可能に収容する。前記スプールには弁本体に
形成された原水の導入口と、複数の原水通路とをそれぞ
れ連通可能な複数の連通路を形成する。前記各連通路に
は球状の弁体を収容する。そして、前記ハンドルを操作
してスプールを回動すると、複数の球状弁体が原水通路
の始端開口、つまり弁孔を開放又は閉鎖し、前記3つの
モードの間で、択一的な切り換えが行われるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
切換弁は、横円柱状のスプールを回動するようになって
いるので、該スプールの外周面と、収容室の内周面との
間のシールを行うシールリング及び球状弁体が必要で、
部品点数が多くなるという問題があった。又、シールリ
ングを介在した状態でスプールを回動操作する際には、
シールリングによる摩擦抵抗が大きいので、スプールの
切り換え操作に要する力が大きくなり、モードの切り換
え操作上のフィーリングが低下するという問題があっ
た。
【0004】さらに、従来の切換弁は、スプールの連通
路に球状弁体を前記弁孔に接触又は離間可能に収容して
いるので、原水の圧力が低下した場合には、弁孔に対し
球状弁体が適正状態に押圧されない場合もあり、シール
性が問題となる。
【0005】本発明は、上記従来の技術に存する問題点
を解消して、部品点数を低減し、モードの切り換え動作
フィーリング及びシール性を向上することができる切換
弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、原水の導入口、弁室及
び複数の原水通路を形成した弁本体の前記弁室に対し、
前記複数の原水通路にそれぞれ連通される複数の弁孔を
有する弁座を設け、該弁座に対し前記弁孔に連通可能な
少なくとも1つのポートを有する弁体を回動して位置の
切換可能に接触し、該弁体の上流側の表面に原水の圧力
を受ける受圧面を設け、前記弁座と弁体の接触界面のシ
ールを前記受圧面に作用する原水の圧力によって行い、
前記弁本体と前記弁体との間に該弁体の回動操作を行う
回動操作機構を設けたことを要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記弁座には第1〜第3の弁孔が設けられ、前記弁
体には第1及び第2のポートが設けられ、該弁体を回動
操作することにより前記第1〜第3の弁孔が前記第1又
は第2のポートと択一的に連通されるように構成されて
いることを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
において、前記弁座は前記弁室を構成する弁本体と別の
部材により形成され、弁室内の所定位置に嵌入されてい
ることを要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項において、前記弁座の弁孔の周縁には、前
記弁体の受圧面と反対側の裏面に接触されるシールリン
グ部が形成されていることを要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか1項において、前記弁体は付勢部材によって弁
座側に所定の付勢力で押圧されていることを要旨とす
る。請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか
1項において、前記回動操作機構は前記弁本体の所定位
置において前記弁室の開口部に嵌合固定された軸受と、
該軸受の軸受孔に対し所定位置において往復回動可能に
貫通支持された回動操作軸と、該回動操作軸を前記弁体
に同期回動可能に連係することと、前記回動操作軸の外
端部に連結されたハンドルとにより構成されていること
を要旨とする。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか1項において、前記導入口は原水を水道等の蛇
口から導入するようになっており、前記複数の原水通路
は、原水を浄水器側へ供給する第1原水通路、原水をシ
ャワーで放出する第2原水通路及び原水をストレートに
吐出する第3原水通路であることを要旨とする。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項7におい
て、前記第1原水通路には、熱水防止弁及び定量栓が設
けられていることを要旨とする。請求項9に記載の発明
は、請求項8において、前記第1原水通路には該通路内
の圧力が所定値以上になった場合にその圧力を前記第2
原水通路又は第3原水通路に放出する安全弁が設けられ
ていることを要旨とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した切換弁
の一実施形態を図1〜図8に従って説明する。
【0014】図5に示すように、切換弁11は蛇口12
の先端開口部に取り付けられ、蛇口12に設けた開閉弁
13を回動操作することにより原水を第1導管14を介
して浄水器15に導くようになっている。又、この浄水
器15により浄化された浄水を切換弁11に導入し、こ
の浄水をストレートで吐出するようになっている。又、
切換弁11は原水をストレートで吐出するモードと、同
じく原水をシャワーで放出するシャワーモードとの間で
も切換可能に構成されている。
【0015】切換弁11を構成する弁本体17は、その
上部に図1,3に示すように前記蛇口12から原水を導
入する導入口17aを形成したボス部17bが一体に形
成されている。前記ボス部17bの内周面にはパッキン
18が嵌入され、蛇口12の先端縁をパッキン18の開
口に貫通した状態で、前記ボス部17bの外周に形成し
た雄ネジ部に締付けナット19を螺合することにより切
換弁11を蛇口12に装着している。
【0016】前記弁本体17内には、有底横円筒状をな
す弁室17cが形成され、その右端部は外部に開口され
ている。この弁室17cは前記導入口17aと連通路1
7dによって連通されている。この弁室17cの底面
(図1,2,4の左端内頂面)には、図7に示すように
第1〜第3開口17e,17f,17gが弁室17cの
水平方向に指向する中心軸線を中心とする同一円周上に
おいて所定等間隔(この実施形態では120°毎に3箇
所)に形成されている。前記第1開口17eには第1原
水通路17hが連通されている。第2開口17fには第
2原水通路17iが連通され、第3開口17gには第3
原水通路17jが連通されている。前記第1原水通路1
7hの中間部には弁収容室17kが形成され、この弁収
容室17kには熱水防止弁20が収容されている。この
熱水防止弁20は図2に示すように弁収容室17k内に
収容されたスプール弁21Aと、弁収容室17k内の温
度を検知して伸縮する形状記憶合金バネ21Bと、バイ
アス用のバネ21Cとにより構成されている。同じく弁
収容室17kの先端部には定量栓ホルダー22を介して
原水の流量を定量化する定量栓23が取り付けられてい
る。前記定量栓23にはフランジ24を介して前記第1
導管14が接続されている。
【0017】又、弁本体17には浄水導入口17lが形
成され、この浄水導入口17lにはフランジ25を介し
て、前記第2導管16が接続されている。前記浄水導入
口17lには図3に示すように浄水通路17nが連通さ
れ、浄水をストレートで下方に吐出するようになってい
る。前記第2原水通路17iは原水を下方に導き、シャ
ワーモードで下方に放出する。第3原水通路17jは原
水を下方に導き、ストレートモードで下方に吐出する。
【0018】前記弁室17cの底面には例えばEPDM
(エチレン・プロピレン・ジェン・ラバー)ゴム等のゴ
ム材よりなる円盤状の弁座26が所定位置において回動
不能に収容されている。この弁座26には図7に示すよ
うに前記第1〜第3開口17e,17f,17gと対応
するように、第1〜第3弁孔26a,26b,26cが
形成されている。前記第1〜第3弁孔26a,26b,
26cの周縁にはシールリング部26dが形成されてい
る。前記各第1〜第3弁孔26a,26b,26cの裏
面(図1,2,7において左)側には前記第1〜第3開
口17e,17f,17gの周辺に一体形成した環状の
係合突条17o〜17oを係合するための係合凹部26
e(図1参照)が形成されている。そして、弁室17c
の底部において弁座26が回動しないようにしている。
【0019】前記弁座26と対応するように、前記弁室
17c内には、円盤状の弁体27が収容されている。こ
の弁体27には前記第1〜第3弁孔26a,26b,2
6cのいずれか1つと連通可能な第1及び第2ポート2
7a,27bが180°隔てて等間隔に形成されてい
る。この弁体27の外周面にはリング部27cが一体的
に形成され、弁室17cの内周面に軽く接触するように
している。弁体27の上流側の表面は導入口17aから
弁室17c内に導かれた原水の水圧を受けるようになっ
ていて、この水圧により弁体27の裏面がシールリング
部26dに押し付けられシールを行うようになってい
る。前記受圧面27dにはボス部27eが複数箇所に一
体に形成されている。この弁体27を回動することによ
り弁室17cの原水を弁座26の第1〜第3弁孔26
a,26b,26cのいずれか1つに供給するようにな
っている。
【0020】次に、前記弁体27の往復回動操作機構に
ついて説明する。前記弁室17cの内周面には図1,2
に示すように、軸受28が嵌入され、この軸受28の中
心部に形成した軸受孔28aには回動操作軸31が所定
の角度範囲内において往復回動可能に支持されている。
前記軸受28の外周面に形成した環状係合溝28bに
は、シールリング29が係合され、軸受28の外周面と
弁室17cの内周面との間のシールを行うようになって
いる。前記軸受28の外周面には複数箇所に位置規制突
起28cが一体的に外方に向かって突出形成され、前記
弁室17cの内周面に形成した係合凹部に係合されてい
る。そして、弁室17c内において、軸受28が回動し
ないようになっている。前記軸受28の外周面にはネジ
孔28dが形成され、図2に示すように弁本体17のボ
ス部17mに外周からビス30を内側に貫通して前記ネ
ジ孔28dに螺合することにより軸受28を弁室17c
内の所定位置に固定している。
【0021】前記回動操作軸31の軸本体31aは横円
柱状に形成され、その先端部には、フランジ部31bが
一体に形成されている。このフランジ部31bには前記
弁体27の複数のボス部27eの係合孔に進退可能に挿
入される係合ピン31cが一体に突出形成されている。
前記フランジ部31bの中心部にはバネ保持部31dが
前記弁体27に向かって一体的に突出形成されている。
このバネ保持部31dの外周面にはコイル状をなす付勢
部材としてのバネBが支持され、バネBの先端が前記弁
体27に一体形成したバネ保持用のボス部27fに保持
されている。このバネBにより前記弁体27を常には弁
座26側に付勢するようになっている。
【0022】前記回動操作軸31の外周面と前記軸受2
8の軸受孔28a内周面との間にはシールリング32が
介在されている。前記回動操作軸31の外端部にはハン
ドル33がビス34によって締め付け固定されている。
前記ビス34は前記ハンドル33の小孔33aから前記
回動操作軸31のネジ孔31eに螺合されている。ハン
ドル33には操作レバー33bが一体に形成されてい
る。
【0023】次に、前記ハンドル33を回動操作するこ
とにより前述した3つのモードにハンドル33を保持す
ることができるモード保持機構について説明する。前記
軸受28の外面(図2,7において右側面)側には第1
〜第3係合凹部28e,28f,28gが前記回動操作
軸31の回動軸線を中心とする同一円周上に所定の間隔
(この実施形態では60°)をおいて形成されている。
これらの第1〜第3係合凹部28e,28f,28gの
いずれか一つと対応するように、前記ハンドル33の内
側壁部にはバネ収容凹部33cが形成されている。この
バネ収容凹部33cに収容された付勢バネ36によって
係合ボール35を前記第1〜第3係合凹部28e,28
f,28gのいずれか一つに押圧し、弁体27、回動操
作軸31及びハンドル33等を選択されたモードに保持
するようになっている。
【0024】前記弁本体17の下端部には図1に示すよ
うにボス部17pが一体に形成され、このボス部17p
の内周面には、整流板40が嵌入されている。この整流
板40には図8に示すように多数の整流孔40aが形成
され、前記第3原水通路17j及び浄水通路17nの下
端開口と連通するように開口40b,40cが形成され
ている。前記整流板40の下面側にはシャワープレート
41がシールリング42を介して接合されている。この
シャワープレート41には小孔41aが多数箇所に形成
され、前記第2原水通路17iから原水をシャワー状態
にして外部に放出するようになっている。前記ボス部1
7pの外周面に形成した雄ネジ部には、ジョイントリン
グ43が螺合され、整流板40及びシャワープレート4
1を所定位置に締め付け固定している。
【0025】図8に示すように、前記シャワープレート
41には浄水を下方に吐出するための案内筒41bが形
成されている。又、前記シャワープレート41には原水
をそのまま外部に吐出するための案内筒41cが形成さ
れている。前記浄水の案内筒41bには図3に示すよう
にストレーナ44が設けられている。前記原水の案内筒
41cには水切り45及びストレーナー46が設けられ
ている。
【0026】前記弁本体17の内部には安全装置50が
設けられている。この安全装置50は図1に示すよう
に、弁収容室17qに収容された弁51と、この弁51
を上方に付勢するコイル状のバネ52と、このバネ52
を保持するホルダーとにより構成されている。そして、
第1原水通路17h内の原水の圧力が設定圧力以上にな
ったときに、第1原水通路17h内の原水を第3原水通
路17j(シャワー通路)に導くようになっている。
【0027】次に、前記のように構成した切換弁11に
ついて、その動作を説明する。図9(a)は弁座26の
第2弁孔26bに対し弁体27の第2ポート27bが対
応して、第1ポート27aは第1弁孔26aと第3弁孔
26cの間に保持された状態を示す。この状態において
は弁室17cから原水が第2ポート27b、第2弁孔2
6b,第2開口17f、第2原水通路17iを流れ、整
流板40の整流孔40a、シャワープレート41の小孔
41aを通って、外部にシャワー状態で放出される。
【0028】前記弁体27が図9(a)に示す状態にお
いて、ハンドル33の操作レバー33bによって、時計
回り方向に60度回動されると、弁体27の第2ポート
27bは第2弁孔26bから離隔し、第1ポート27a
が第1弁孔26aに連通される。このため原水が第1ポ
ート27a,第1弁孔26a,第1開口17e,第1原
水通路17hを通る。その後、熱水防止弁20及び定量
栓23を通りフランジ24から第1導管14によって浄
水器15に導かれる。従って、原水から浄水に変化され
た浄水が浄水導入口17l、浄水通路17n、案内筒4
1bを通し、外部に吐出される。前記弁収容室17k内
の温度が所定の温度以上になると、前記形状記憶合金バ
ネ21Bが作動されて、スプール弁21Aにより定量栓
23が閉塞され、熱水の逆流が阻止される。
【0029】さらに、前記弁体27が図9(b)に示す
状態において、ハンドル33の操作レバー33bの回動
により時計回り方向に60°だけ回動されると、第1ポ
ート27aが第1弁孔26aから離隔され、第2ポート
27bが第3弁孔26cに連通される。このため弁室1
7c内の原水は第2ポート27b、第3弁孔26c,第
3開口17g、第3原水通路17j及び案内筒41cを
通って原水がストレートに放出される。
【0030】上記実施形態の切換弁によれば、以下のよ
うな特徴を得ることができる。 (1)上記実施形態では、弁本体17の弁室17cに対
し第1〜第3開口17e,17f,17gを形成した。
弁室17cの底部に弁座26を接合し、この弁座26に
対し弁体27を接触させ、この弁体27を回動操作軸3
1及びハンドル33によって回動操作するようにした。
又、前記弁室17c内には導入口17aから弁室17c
内に導かれた原水の圧力が作用し、この圧力によって弁
体27を弁座26に押圧し、弁座26と弁体27の接触
界面のシールを図るようにした。このため、前記弁体2
7を回動操作するための操作力を低減し、前述した三つ
のモードの切り換え動作のフィーリングを向上すること
ができる。
【0031】(2)上記実施形態では、弁座26の第1
〜第3弁孔26a,26b,26cに対し、シールリン
グ部26dを一体的に形成し、弁体27の裏面を接触す
るようにした。このため、弁座26の表面全体に弁体2
7の裏面を接触させるのと比較し、第1〜第3弁孔26
a,26b,26cの周りのシール性を向上することが
できる。
【0032】(3)上記実施形態では、弁体27と回動
操作軸31の間に付勢部材としてのバネBを介在させ、
弁体27を弁座26の表面に押圧するようにした。この
ため、水圧が低下したときにも弁座26に対し弁体27
を適正に接触させて、弁座26と弁体27の接触界面の
シール性を向上することができる。
【0033】(4)上記実施形態では、弁室17cの底
面に対し弁座26を収容し、この弁座26をEPDM等
のゴムにより形成したので、弁座26が摩耗したとき容
易に取り換えを行うことができる。弁座26に対しシー
ルリング部26dを型成形により容易に形成することが
でき、製造を安価に行うことができる。
【0034】(5)上記実施形態では、弁座26に対し
3つの第1〜第3弁孔26a,26b,26cを形成
し、弁体27に対し第1及び第2ポート27a,27b
を180°隔てて形成した。このため、原水ストレート
モード、原水シャワーモード、浄水ストレートモードの
間で択一的に切り換える動作を弁体27の回動操作を小
さい角度(120°)で行うことができ、モードの切り
換え動作を容易に行うことができる。
【0035】なお、本実施形態は以下のように変更して
もよい。 ○ 前記弁座26に対し2つの第1及び第2弁孔26
a,26bのみを形成してもよい。又、弁体27の第1
及び第2ポート27a,27bを1つにしてもよい。さ
らに、第1〜第3弁孔26a,26b,26cを四つ以
上にしてもよい。
【0036】○ 弁座26を省略し弁体27の裏面を第
1〜第3開口17e,17f,17gに接触させるよう
にしてもよい。 ○ 安全装置50は前記第1原水通路の圧力が所定値以
上になった場合にその圧力を第3原水通路17jに放出
するようにしてもよい。
【0037】○ 浄水器15に代えて、湯沸かし器ある
いは蓄熱装置等の加熱手段を用いてもよい。 ○ 前記弁座26及び第1〜第3開口17e〜17gの
周囲に形成した係合突条17oを省略し、これに代えて
第1〜第3開口17e〜17gの周囲に環状溝を形成
し、その内部に円環状のシールリングを係合する。この
シールリングに前記弁体27の裏面を接触させてもよ
い。
【0038】(定義)この明細書において、原水は水道
の蛇口から吐出される水の他、液体供給源から吐出され
る液体も含む原液を意味する。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は部品点
数を低減し、複数の吐出モードの切り換え動作フィーリ
ングを向上し、シール性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の切換弁の一実施形態を示す中央部
縦断面図。
【図2】 切換弁の中央部平断面図。
【図3】 切換弁の縦断面図。
【図4】 弁体の中央部平断面図。
【図5】 切換弁の使用状態を示す斜視図。
【図6】 切換弁の底面図。
【図7】 切換弁の要部を分解して示す斜視図。
【図8】 整流板、シャワープレート、ジョイントリン
グの分解斜視図。
【図9】 (a)〜(c)は切換弁の切り換え動作を示
す説明図。
【符号の説明】
12…蛇口、15…浄水器、17…弁本体、17a…導
入口、17c…弁室、17e〜17g…第1〜第3開
口、17h…第1原水通路、17i…第2原水通路、1
7j…第3原水通路、20…熱水防止弁、23…定量
栓、26…弁座、26a〜26c…第1〜第3弁孔、2
6d…シールリング部、27…弁体、27a…第1ポー
ト、27b…第2ポート、27d…受圧面、28…軸
受、28a…軸受孔、31…回動操作軸、33…ハンド
ル。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水の導入口、弁室及び複数の原水通路
    を形成した弁本体の前記弁室に対し、前記複数の原水通
    路にそれぞれ連通される複数の弁孔を有する弁座を設
    け、該弁座に対し前記弁孔に連通可能な少なくとも1つ
    のポートを有する弁体を回動して位置の切換可能に接触
    し、該弁体の上流側の表面に原水の圧力を受ける受圧面
    を設け、前記弁座と弁体の接触界面のシールを前記受圧
    面に作用する原水の圧力によって行い、前記弁本体と前
    記弁体との間に該弁体の回動操作を行う回動操作機構を
    設けたことを特徴とする切換弁。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記弁座には第1〜
    第3の弁孔が設けられ、前記弁体には第1及び第2のポ
    ートが設けられ、該弁体を回動操作することにより前記
    第1〜第3の弁孔が前記第1又は第2のポートと択一的
    に連通されるように構成されている切換弁。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記弁座は前
    記弁室を構成する弁本体と別の部材により形成され、弁
    室内の所定位置に嵌入されている切換弁。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記弁座の弁孔の周縁には、前記弁体の受圧面と反対側
    の裏面に接触されるシールリング部が形成されている切
    換弁。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、
    前記弁体は付勢部材によって弁座側に所定の付勢力で押
    圧されている切換弁。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1項において、
    前記回動操作機構は前記弁本体の所定位置において前記
    弁室の開口部に嵌合固定された軸受と、該軸受の軸受孔
    に対し所定位置において往復回動可能に貫通支持された
    回動操作軸と、該回動操作軸を前記弁体に同期回動可能
    に連係することと、前記回動操作軸の外端部に連結され
    たハンドルとにより構成されている切換弁。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項において、
    前記導入口は原水を水道等の蛇口から導入するようにな
    っており、前記複数の原水通路は、原水を浄水器側へ供
    給する第1原水通路、原水をシャワーで放出する第2原
    水通路及び原水をストレートに吐出する第3原水通路で
    ある切換弁。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記第1原水通路に
    は、熱水防止弁及び定量栓が設けられている切換弁。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記第1原水通路に
    は該通路内の圧力が所定値以上になった場合にその圧力
    を前記第2原水通路又は第3原水通路に放出する安全弁
    が設けられている切換弁。
JP2002054785A 2002-02-28 2002-02-28 切換弁 Expired - Lifetime JP4050071B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002054785A JP4050071B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 切換弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002054785A JP4050071B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 切換弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003254455A true JP2003254455A (ja) 2003-09-10
JP4050071B2 JP4050071B2 (ja) 2008-02-20

Family

ID=28665838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002054785A Expired - Lifetime JP4050071B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 切換弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4050071B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114096773A (zh) * 2020-04-08 2022-02-25 株式会社水生活制作所 一种切换装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114096773A (zh) * 2020-04-08 2022-02-25 株式会社水生活制作所 一种切换装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4050071B2 (ja) 2008-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8573512B2 (en) Handheld water discharging device
CN107218410B (zh) 一种多功能阀芯及淋浴龙头
CA2475126C (en) Multi-port diverter valve assembly with integral detent
KR100433034B1 (ko) 용수 공급을 위한 매니폴드
US20090095361A1 (en) Control value unit for faucet assembly with hot and cold water provided
JP2003254455A (ja) 切換弁
CN210106676U (zh) 一种龙头
KR20110003858U (ko) 절수장치
US4889162A (en) Fluid control valve
JP4288078B2 (ja) 切換弁における弁体の切換操作機構
CN206918311U (zh) 管路开关阀
JP3635417B2 (ja) 処理水シャワー付切り替え弁装置
JP5153595B2 (ja) 湯水混合水栓
CN212407665U (zh) 一种按压切换阀
CN211756075U (zh) 一种花洒
JP2739467B2 (ja) シングルレバー式の混合栓
KR100503739B1 (ko) 연수의 온도 세분화가 가능한 연수기 및 그 연수기용전환밸브
KR100760355B1 (ko) 수도꼭지
JP3712216B2 (ja) 湯水混合水栓
JP4137456B2 (ja) 通路切替バルブ、及びその通路切替バルブを備えた軟水化装置
JP3179378B2 (ja) 切換弁
CN113631780A (zh) 冷热水混合器水龙头
KR200460406Y1 (ko) 샤워기 부착형 급수밸브
JP2004218652A (ja) 切換弁における安全装置
JP4879695B2 (ja) 混合栓および混合栓用止水栓

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4050071

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131207

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term