JP2003254452A - 流路にセラミックライニングをしたバルブ - Google Patents

流路にセラミックライニングをしたバルブ

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JP2003254452A
JP2003254452A JP2002060026A JP2002060026A JP2003254452A JP 2003254452 A JP2003254452 A JP 2003254452A JP 2002060026 A JP2002060026 A JP 2002060026A JP 2002060026 A JP2002060026 A JP 2002060026A JP 2003254452 A JP2003254452 A JP 2003254452A
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Japan
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ball
lining
valve
ceramic
flow path
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JP2002060026A
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English (en)
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Masayoshi Matsuda
征孝 松田
Katsuto Imai
勝人 今井
Kozo Nomura
浩三 野村
Toyonori Kanbara
豊範 神原
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Hisaka Works Ltd
Original Assignee
Hisaka Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ボールシートの磨耗を軽減し、流路に設けたラ
イニングの剥離が生じないバルブを提供する。 【解決手段】ボール3を内装したバルブ1において、流
体の流入側(ボディキャップ2側)内壁でライニングの
厚みを薄くし、流出側のボール位置までを徐々に厚くし
て一体的にセラミックライニング6を設けた流路にセラ
ミックライニングをしたバルブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体が粉体やスラリ
ー流体であって、流速が速い、角がある等によりバルブ
が磨耗する懸念がある場合などに使用される流路にセラ
ミックライニングをしたバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、内壁面にセラミックライニン
グをしたバルブは存在するが、セラミックのチップを内
壁面に接着剤で隙間なく貼り付ける構造としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
構造では、バルブが開状態で流体が流れている際に、ボ
ールシートの内径部が流路に晒されているので流体と接
触して磨耗し易い難点があった。またセラミックのチッ
プは接着剤で一枚一枚ずつ貼り付けているため剥離が生
じ易く、接着の際には手作業で貼り付ける必要があるた
め、手間と熟練が必要であり長時間を必要とした。
【0004】セラミックのチップは、例えば 10mm x 5m
m x 3mm のものを接着剤で隙間なく貼り付ける構造をと
っており(図3参照)、接着材として例えばエポキシ樹
脂系2液性接着剤を使用している。
【0005】本発明の目的は、上記のような難点を解消
し、セラミック部分をバルブの流路内壁面へ一体成形す
ることにより剥離の心配がなく、短時間に成形でき、流
体の流れがボールシート部に直接接触して磨耗を生じさ
せるのを制御できるセラミックライニングをしたバルブ
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明はボールを内装
したバルブにおいて、流体の流入側(ボディキャップ
側)内壁でライニングの厚みを薄くし、流出側のボール
位置までを徐々に厚くして一体的にセラミックライニン
グを設けた流路にセラミックライニングをしたバルブと
した。
【0007】第2発明はボールを内装したバルブにおい
て、流体の流入側(ボディキャップ側)の内壁でライニ
ングの厚みを薄くし、流出側のボール位置までを徐々に
厚くして一体的とすると共にボール内の流路内壁で流入
側を薄くし、流出側を徐々に厚くして一体的にしたセラ
ミックライニングを設けたボールを内装したバルブボー
ルとした。第3発明はボディキャップ側又はボール内の
流路内壁にセラミックライニングをする場合、充填材を
介して一体的にライニングした流路にセラミックライニ
ングをしたバルブとした。
【0008】(作用)第1発明では、流体の流入側(ボ
ディキャップ側)内壁でライニングの厚みを薄くし、流
出側のボール位置までを徐々に厚くなるように、一体的
にセラミックライニングを設けたので、流路は厚みの差
分だけ流入側からテーパ状になっている。例えばライニ
ング後、流入側の口径を62mmとし、流出側を58m
mとした場合、4mm差があるテーパとした。
【0009】流体はこのテーパに沿うように流れるの
で、ボールを支持しシールをしているボールシート部に
流体が流れ込みにくい構造となって、ボールシートの磨
耗が軽減され、剥離も生じないようになった。
【0010】第2発明では、流体の流入側(ボディキャ
ップ側)の内壁でライニングの厚みを薄くし、流出側の
ボール位置までを徐々に厚くして一体的とするテーパ状
の流路の加えて、ボール内の流路内壁で流入側を薄く
し、流出側を徐々に厚くして一体的にしたセラミックラ
イニングを設けたので、ボールを出た流体による流出側
のボールシート部も流体の流れ込みが制御され、ボール
シートは流入側と流出側の両側で保護されるようになっ
た。
【0011】第3発明では、セラミックライニングに充
填材を介して一体化を図っているので、ライニングが容
易で且つセラミックが剥離したり、分離するような危険
が全くなく安定したバルブが提供できた。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明ではボールを内装したバル
ブにおいて、バルブ本体に装填されたボールを支持し回
転可能に保護するボールシートに対して、流体の流入に
晒されて直接に物理的、化学的な接触による磨耗を生じ
させないような構造を提供するものである。
【0013】従って、流路の内壁に一体的に設けたセラ
ミックライニングの厚みを流体の流入側から流出側へ向
かって厚くし、流路をテーパ状とすることにより、流体
の流れがボールシート部を飛び越えるようにして流体が
接触しない構造とした。
【0014】このテーパ状のセラミックライニングは、
ボディの流路において、流体の流れで上流側を薄く、下
流側を厚くしたテーパ状としたので、ボディキャップ側
から流入する場合、この流路にライニングを設けると流
入側のボールシート部が保護され、ボール内の流路にも
設けることにより流入側と流出側の両方でボールシート
が保護されるようになる。
【0015】
【実施例】以下、図面に示した実施例につき説明する。
図1は1実施例を示すもので、1はバルブ、2はボディ
キャップ、3はボール、4はボールシートである。ボデ
ィ本体1及びボール3の流路内壁面には、充填材5を介
してセラミックライニング6、7を設けた。
【0016】本実施例では、ボディキャップ2の流路に
設けたセラミックライニングを、流入側内壁でライニン
グの厚みを薄くし、流出側のボール位置までを徐々に厚
くなるよう一体的に設けた。例えば、ライニング後の口
径差を4mmとした場合、流体の性質及び流速にもよる
が、ボールを支持しているボールシート部にはほとんど
流入しない状態となった。口径差は上記の例に限定する
ものではない。
【0017】図1において、流路は流入側から流出側へ
テーパ状となり、流体はボディキャップ2側からボール
3側へ飛び越えるように流れ、両者間の隙間に流入し難
くボールシート4が流体に晒されるのを軽減し保護され
るようになった。
【0018】図2は、ボディキャップ2の流路に設けた
セラミックライニングの厚みを、流入側に対して流出側
を厚くすると共にボール3の内壁面の流路においてセラ
ミックライニング7の厚みを流入側に対して流出側を厚
く形成したので、ボール3の流入側と流出側の両方にあ
るボールシート4に流体が接触するのを制御して保護す
るようになった。
【0019】ライニングは充填材を介して行われ、充填
材として例えばエポキシ樹脂系2液性接着剤を使用する
が、これに限定されない。
【0020】従来のセラミックライニングをしたバルブ
では、セラミックのチップ8(10mmx 5mm x 3mm) を一
枚一枚接着していたので、各チップ8の継ぎ目が流路に
面して流体と直接接触して剥離の原因になっていたのに
対して、本発明では一体として継ぎ目がなくライニング
されているので、剥離する虞が全くなくなった。
【0021】なお、セラミックライニングを一体的に形
成するには、バルブボディの成形時に金型を作成して一
体成形するようにすれば、簡易敏速にライニング操作が
できる。
【発明の効果】本発明では、ボールバルブの流路に流入
側を薄く、流出側を厚くした一体的なセラミックライニ
ングを設けたので、ボールシート部に流体が流入し難く
ボールシートの磨耗が軽減され、従来例のようなチップ
の剥離もなく、長期に亘り使用できるバルブを提供する
ことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す断面図
【図2】 他実施例を示す断面図
【図3】 従来例を示す断面図
【符号の説明】
1: バルブ 2: ボディキャップ 3: ボール 4: ボールシート 5: 充填材 6、7: セラミックライニング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 浩三 大阪府大阪市中央区伏見町4丁目2番14号 株式会社日阪製作所内 (72)発明者 神原 豊範 大阪府大阪市中央区伏見町4丁目2番14号 株式会社日阪製作所内 Fターム(参考) 3H054 AA03 BB06 BB12 CA23 CC09 GG05 GG06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボールを内装したバルブにおいて、流体
    の流入側(ボディキャップ側)内壁でライニングの厚み
    を薄くし、流出側のボール位置までを徐々に厚くして一
    体的にセラミックライニングを設けたことを特徴とする
    流路にセラミックライニングをしたバルブ。
  2. 【請求項2】 ボールを内装したバルブにおいて、流体
    の流入側(ボディキャップ側)の内壁でライニングの厚
    みを薄くし、流出側のボール位置までを徐々に厚くして
    一体的とすると共にボール内の流路内壁で流入側を薄く
    し、流出側を徐々に厚くして一体的にしたセラミックラ
    イニングを設けたことを特徴とする流路にセラミックラ
    イニングをしたバルブ。
  3. 【請求項3】 ボディキャップ側又はボール内の流路内
    壁にセラミックライニングをする場合、充填材を介して
    一体的にライニングした請求項1又は請求項2記載の流
    路にセラミックライニングをしたバルブ。
JP2002060026A 2002-03-06 2002-03-06 流路にセラミックライニングをしたバルブ Pending JP2003254452A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104455537A (zh) * 2014-11-26 2015-03-25 东莞信柏结构陶瓷有限公司 中心带孔的陶瓷阀球的加工方法及该陶瓷阀球加工装置
CN105065704A (zh) * 2015-07-29 2015-11-18 浙江有氟密阀门有限公司 钢衬氟塑料陶瓷球阀
CN105465399A (zh) * 2015-12-19 2016-04-06 重庆市万通仪器仪表有限公司 带陶瓷保护唇的阀门

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