JP2003254036A - 特定区域の空気汚染低減方法及び特定区域の空気汚染低減に用いる排気浄化装置 - Google Patents

特定区域の空気汚染低減方法及び特定区域の空気汚染低減に用いる排気浄化装置

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JP2003254036A
JP2003254036A JP2002049643A JP2002049643A JP2003254036A JP 2003254036 A JP2003254036 A JP 2003254036A JP 2002049643 A JP2002049643 A JP 2002049643A JP 2002049643 A JP2002049643 A JP 2002049643A JP 2003254036 A JP2003254036 A JP 2003254036A
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vehicle
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exhaust gas
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Masanori Komori
正憲 小森
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KOMOTETSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定区域に入る車両の所有者等のコスト負担
を軽減し、特定区域における空気汚染低減と作業等の進
展の両立を図る。 【解決手段】 内部に排気通路211が設けられた装置
本体210と、この排気通路211に設けられ内燃機関
の排気に含まれる浮遊粒子状物質を捕集するフィルター
220とを備え、車両100に対して脱着可能となるよ
うに設けられた排気浄化装置200を用いた特定区域の
空気汚染低減方法である。特定区域に入る車両100に
排気浄化装置200を取り付け、車両100の内燃機関
の排気通路110を接続管300により排気浄化装置2
00の排気通路211の入口211aに接続し、特定区
域から出る車両100からは排気浄化装置200及び接
続管300を取り外す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンなどの内燃機関の排気に含まれる浮遊粒子状物質を捕
集する排気浄化の技術分野に属し、特に車両に搭載した
内燃機関に用いられる排気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の排気浄化装置として、ケーシン
グのなかに、内燃機関の排気に含まれる浮遊粒子状物質
を捕集するフィルターと、このフィルターで捕集された
浮遊粒子状物質を燃焼させる電気ヒータとを収納した排
気浄化装置が知られている。この排気浄化装置は、ディ
ーゼルエンジンの排気通路に設けられ、フィルターで浮
遊粒子状物質を捕集し、この捕集した浮遊粒子状物質を
電気ヒータで燃焼してフィルターを再生するようにして
いる(例えば実開平2−135623号公報を参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特定の区域
では一般道路よりも浮遊粒子状物質の許容排出量を厳し
く制限する場合がある。この特定区域としては、例えば
閉鎖性の高いトンネル工事現場がある。他には空気汚染
の低減等を目指す一定の行政区域が考えられる。現状で
は、一般道路を走行するための車両は、このような特定
区域に乗り入れることを諦めるか、車両に排気浄化装置
を取り付ける改造を施してからこの特定区域に乗り入れ
るしかない。
【0004】しかし、僅かでも特定区域に乗り入れる可
能性がある車両の全てに予め排気浄化装置の取り付けを
求めることは合理性に欠けており、排気浄化装置の取り
付けには大きなコストがかかるので、車両所有者等に過
大な負担となる。さりとて、排気浄化装置を取り付けた
車両以外の特定区域への乗り入れを禁止すれば、特定区
域内で本来進めるべき掘削作業、産業活動等が停滞する
といった不都合が生じる。
【0005】本発明はこのような点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、特定区域に入る
車両には排気浄化装置を取り付け、特定区域から出る車
両からは排気浄化装置を取り外し、目詰まりしたフィル
ターの再生を車外で行うことにより、車両所有者等のコ
スト負担を軽減しながら、特定区域における空気汚染低
減と作業等の進展の両立を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の特定区域の空気汚染低減方法は、内部に
排気通路が設けられた装置本体と、この排気通路に設け
られ内燃機関の排気に含まれる浮遊粒子状物質を捕集す
るフィルターとを備え、車両に対して脱着可能となるよ
うに設けられた排気浄化装置を用いた特定区域の空気汚
染低減方法であって、特定区域に入る車両に排気浄化装
置を取り付け、車両の内燃機関の排気通路を接続管によ
り排気浄化装置の排気通路の入口に接続し、特定区域か
ら出る車両からは排気浄化装置及び接続管を取り外すこ
とを特徴としている。
【0007】この特定区域の空気汚染低減方法によれ
ば、特定区域に入る車両に対して排気浄化装置が取り付
けられるので、車両が特定区域に入るに先だって予め車
両改造を施して排気浄化装置を取り付けておく必要がな
い。そのため、車両所有者等のコスト負担が軽減され、
しかも、どんな車両でも特定区域に入ることができる。
また、目詰まりしたフィルターは排気浄化装置又はフィ
ルターを車両から取り外したときに再生されるので、フ
ィルター再生作業によって車両の運行が妨げられること
がない。その結果、特定区域への車両の出入りが促進さ
れて、特定区域における空気汚染低減を行いながら作業
等の進展が図られることになる。
【0008】請求項2の特定区域の空気汚染低減方法
は、内部に排気通路が設けられた装置本体と、この排気
通路に設けられ内燃機関の排気に含まれる浮遊粒子状物
質を捕集するフィルターとを備えた排気浄化装置を用い
た特定区域の空気汚染低減方法であって、特定区域に入
って停車した車両の近くに排気浄化装置を置き、車両の
内燃機関の排気通路を接続管により排気浄化装置の排気
通路の入口に接続し、車両が特定区域から出るときには
車両から接続管を取り外すことを特徴としている。
【0009】この特定区域の空気汚染低減方法によれ
ば、特定区域に入った車両に対して排気浄化装置が接続
されるので、車両が特定区域に入るに先だって予め車両
改造を施して排気浄化装置を取り付けておく必要がな
い。そのため、車両所有者等のコスト負担が軽減され、
しかも、どんな車両でも特定区域に入ることができる。
また、目詰まりしたフィルターは排気浄化装置を車両に
接続していないときに再生されるので、フィルター再生
作業によって車両の運行が妨げられることがない。その
結果、特定区域への車両の出入りが促進されて、特定区
域における空気汚染低減を行いながら作業等の進展が図
られることになる。
【0010】請求項3の特定区域の空気汚染低減方法
は、内部に排気通路が設けられた装置本体と、この排気
通路に設けられ内燃機関の排気に含まれる浮遊粒子状物
質を捕集するフィルターとを備えた排気浄化装置を用い
た特定区域の空気汚染低減方法であって、特定区域に入
って停車した車両の近くに排気浄化装置を、排気浄化装
置の排気通路の入口が車両の内燃機関の排気通路の出口
に近づくように置き、排気浄化装置の排気通路における
フィルターよりも出口側に負圧をかけて排気を排気浄化
装置に吸引させることを特徴としている。
【0011】この特定区域の空気汚染低減方法によれ
ば、特定区域に入った車両に対して排気浄化装置が接続
されるので、車両が特定区域に入るに先だって予め車両
改造を施して排気浄化装置を取り付けておく必要がな
い。そのため、車両所有者等のコスト負担が軽減され、
しかも、どんな車両でも特定区域に入ることができる。
また、目詰まりしたフィルターは排気浄化装置を車両か
ら離したときに再生されるので、フィルター再生作業に
よって車両の運行が妨げられることがない。その結果、
特定区域への車両の出入りが促進されて、特定区域にお
ける空気汚染低減を行いながら作業等の進展が図られる
ことになる。また、接続管を双方の排気通路に接続する
手間が省ける。
【0012】請求項4の特定区域の空気汚染低減に用い
る排気浄化装置は、内部に排気通路が設けられた装置本
体と、この排気通路に設けられ内燃機関の排気に含まれ
る浮遊粒子状物質を捕集するフィルターと、この装置本
体を車両に脱着可能に取り付ける脱着手段とを備えたこ
とを特徴としている。
【0013】車両が特定区域に入ると、脱着手段により
排気浄化装置を車両に脱着可能に取り付け、車両の内燃
機関の排気通路に接続管の一端を接続し、この接続管の
他端を排気浄化装置の排気通路の入口に接続すると、車
両の特定区域への乗り入れ準備が完了する。これで車両
が特定区域へ乗り入れると、内燃機関の排気通路からの
排気ガスは接続管を介して排気浄化装置の排気通路に入
り、フィルターで浮遊粒子状物質が捕集されて浄化さ
れ、排気通路の出口から排出される。車両が特定区域か
ら出るときは、車両の内燃機関の排気通路から接続管を
外し、脱着手段により排気浄化装置を車両から取り外せ
ば、車両の特定区域からの退出準備が完了する。目詰ま
りしたフィルターは、排気浄化装置又はフィルターを車
両から取り外したときに再生される。
【0014】請求項5の特定区域の空気汚染低減に用い
る排気浄化装置は、請求項4の排気浄化装置において、
脱着手段が、車両の構成部材に巻き付く巻き付き機構、
車両の構成部材を挟持するクランプ機構、又は車両の構
成部材に係止する係止部材を備えている。
【0015】このようにすれば、排気浄化装置の車両へ
の脱着が簡単である。
【0016】請求項6の特定区域の空気汚染低減に用い
る排気浄化装置は、内部に排気通路が設けられた装置本
体と、この排気通路に設けられ内燃機関の排気に含まれ
る浮遊粒子状物質を捕集するフィルターと、装置本体を
走行可能とする走行手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0017】特定区域で作業する車両のそばまで排気浄
化装置を押して行き、車両の内燃機関の排気通路を接続
管により排気浄化装置の排気通路の入口に接続すると、
車両の内燃機関を用いた特定区域での作業の開始準備が
完了する。これで車両が作業を開始すると、排気通路か
らの排気ガスは接続管を介して排気浄化装置の排気通路
に入り、フィルターで浮遊粒子状物質が捕集されて浄化
され、排気通路の出口から排出される。作業が終了した
ときは、車両の内燃機関の排気通路から接続管を外す。
目詰まりしたフィルターは、排気浄化装置又はフィルタ
ーを車両から取り外したときに再生される。
【0018】請求項7の特定区域の空気汚染低減に用い
る排気浄化装置は、請求項6の排気浄化装置において、
更に、装置本体又は走行手段を車両に連結し又はこの連
結を解除する連結手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0019】車両が特定区域に入ると、連結手段により
排気浄化装置を車両に連結することで排気浄化装置を車
両に取り付け、車両の内燃機関の排気通路を接続管によ
り排気浄化装置の排気通路の入口に接続すると、車両の
特定区域への乗り入れ準備が完了する。これで車両が特
定区域へ乗り入れると、内燃機関の排気通路からの排気
ガスは接続管を介して、車両に牽引されている排気浄化
装置の排気通路に入り、フィルターで浮遊粒子状物質が
捕集されて浄化され、排気通路の出口から排出される。
車両が特定区域から出るときは、車両の内燃機関の排気
通路から接続管を外し、連結手段により排気浄化装置を
車両から分離することで排気浄化装置を車両から取り外
せば、車両の特定区域からの退出準備が完了する。目詰
まりしたフィルターは、排気浄化装置又はフィルターを
車両から取り外したときに再生される。
【0020】請求項8の特定区域の空気汚染低減に用い
る排気浄化装置は、請求項4ないし請求項7のうちいず
れか1項の排気浄化装置において、装置本体が、基台
と、この基台に連結されたケーシングとを備え、基台及
びケーシングの内部に連続した排気通路が形成されてお
り、排気通路の入口が基台に開口し、出口がケーシング
に開口し、ケーシングの排気通路にフィルターが収容さ
れている。
【0021】このようにすれば、基台に複数のケーシン
グを取り付けることが可能となり、ケーシングの組み合
わせにより多様な排気浄化能力が実現される。基台の排
気通路はサージタンクとして機能する。
【0022】請求項9の特定区域の空気汚染低減に用い
る排気浄化装置は、請求項4ないし請求項8のうちいず
れか1項の排気浄化装置において、更に、フィルターの
排気上流側と排気下流側との間の圧力差を検出する検出
装置を備えたことを特徴としている。
【0023】このようにすれば、検出装置により検出し
た圧力差に基づいてこれが許容限度を超えたときに警告
を出すようにすれば、フィルターの目詰まりが検知され
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。この特定区域の空気汚染低減
方法は、特定区域に入る車両100に排気浄化装置20
0を取り付け、車両100の内燃機関の排気通路110
を接続管300により排気浄化装置200の排気通路2
11の入口211aに接続する作業工程と、特定区域か
ら出る車両100から排気浄化装置200及び接続管3
00を取り外す作業工程とを備える。排気浄化装置20
0は、車両100に対して脱着可能に設けられる。排気
浄化装置200は、内燃機関の排気に含まれる浮遊粒子
状物質を捕集するフィルター220を備えている。この
フィルター220が目詰まりした場合、排気浄化装置2
00を車両100から取り外し、又は車載されている排
気浄化装置200からフィルター220を取り外し、そ
うしておいてからフィルター220を再生する。再生方
法としては、例えば空気流をフィルター220に逆流さ
せて捕集物質を排出させる逆洗による方法、又は加熱に
より捕集物質を燃焼させる方法等が適宜採用される。
【0025】ここでいう特定区域は、一般道路よりも浮
遊粒子状物質の許容排出量を厳しく制限する区域であ
り、例えば閉鎖性の高いトンネル工事現場、空気汚染の
低減等を目指す一定の行政区域等であるが、これに限定
されるものではない。トンネル工事現場においては、堀
削、ずり積み、ロックボルトの取付け、コンクリート等
の吹き付け等で粉塵が発生する。またミキサー車、ダン
プトラック、コンクリートポンプ車など外部から入って
くる建設車両の動力源としてディーゼルエンジンが使用
されており、これからも浮遊粒子状物質が排出される。
これらは人体に有害であるので、厳しく粉塵の濃度管
理が行われなければならない状態である。一方、空気汚
染の低減等を目指す一定の行政区域としては、例えば空
気汚染が進んでいるためにその低減が急務となっている
区、市等が挙げられる。
【0026】図1は排気浄化装置200の第1の実施形
態を示す。ここではトンネル工事現場に入るミキサー車
100に排気浄化装置200を取り付け、ミキサー車1
00の内燃機関の排気通路110を接続管300により
排気浄化装置200の排気通路211の入口211aに
接続している。図2及び図3に示すように、この排気浄
化装置200は、内部に排気通路211が設けられた装
置本体210と、この排気通路211に設けられ内燃機
関の排気に含まれる浮遊粒子状物質を捕集するフィルタ
ー220と、この装置本体210を車両100に脱着可
能に取り付ける脱着手段とを備えている。フィルター2
20は、一方の端面から入った排気を他方の端面から出
し、この間に排気から浮遊粒子状物質を捕集する機能を
発揮する。一般的に、フィルター220の主要部は、例
えば、隔壁で区画された複数のセルを有する、いわゆる
セラミックスハニカム体であって、一方の端面で各セル
の端面がシール材によって交互に市松模様状に塞がれて
おり、他方の端面では、上記一方の端面で塞がれたセル
は開口し、上記一方の端面で開口していたセルはシール
材によって塞がれた構造をしている。しかし、本発明は
フィルターの構造をこれに限定するものではない。
【0027】装置本体210は、基台212と、この基
台212に連結されたケーシング213とを備えてい
る。基台212及びケーシング213の内部には連続し
た排気通路211が形成されている。排気通路211の
入口211aは基台212の外壁に開口しており、排気
通路211の出口211bはケーシング213の外壁に
開口している。上記フィルター220は、ケーシング2
13の排気通路211に収容されている。このケーシン
グ213は例えば筒形の胴体と、胴体の開放端を閉じる
蓋とを備えており、この蓋を開けることでフィルター2
20の装填及び取り外しを行うことができる。装置本体
210の排気通路211の入口211aへの接続管30
0の接続は、例えばロック機構付きの継手により行られ
るが、脱着がワンタッチで行えるものが作業性の面から
好ましい。内燃機関の排気通路110への接続管300
の接続は、例えば接続管300を排気通路110の末端
に嵌合することで行われる。他には、例えば内燃機関の
排気通路110を途中で分岐させて排気をいずれに流す
かを選択できる切替弁を設け、通常は切替弁により閉じ
られている分岐側に接続管300を接続し、切替弁を切
り替えて分岐側に排気を流すようにしてもよい。
【0028】脱着手段は、排気浄化装置200を車両1
00に追加的な加工を施すことなく車両100に取り付
け、また車両100から取り外すことができるようにす
るための装置、機構又は部材である。ただし、簡単な孔
あけ、フックの溶接など現場で簡単に行いうる加工を施
すようにした実施形態は本発明に含まれる。この程度の
加工は通常、必要に応じて現場で簡単に行えることが多
いからである。
【0029】脱着手段は、例えば車両の構成部材に巻き
付く巻き付き機構、車両の構成部材を挟持するクランプ
機構、又は車両の構成部材に係止する係止部材である。
図2及び図3は脱着手段としての巻き付き機構231を
示している。この巻き付き機構231は可撓性を有する
巻き付き部材231aを備え、この巻き付き部材231
aの両端が基台212に連結されている。巻き付き部材
231aは長手方向の中途部で分離され、この双方の分
離端には操作により連結・分離が自在に行えるバックル
231bを構成する両部材がそれぞれ取り付けられてい
る。バックル231bの少なくとも一方の部材は巻き付
き部材231aに対してその長手方向に沿った取り付け
位置を変えることができるようにすることが好ましい。
この構成により、排気浄化装置200の車両100への
取り付け時は、バックル231bを分離しておいて排気
浄化装置200を車両100に載せる。この場合、車両
100のなかで巻き付き部材231aが周回できる構成
部材120を選び、この構成部材120に排気浄化装置
200をその基台212で接触するように当てがう。図
2及び図3に例示したものは、ミキサー車100の後輪
を覆うフェンダーを構成部材120として選び、この構
成部材120の上に排気浄化装置200をその基台21
2を下にして置いている。このフェンダーは水平に張り
出しており、上面が足場として利用される部位である。
そして、巻き付き部材231aを構成部材120に周回
させてからバックル231bを連結し、取り付けを終わ
る。バックル231bの部材の巻き付き部材231aへ
の取り付け位置を可変としたときは、必要に応じてこの
取り付け位置を変えて締め付け力を増しておく。一方、
排気浄化装置200の車両100からの取り外し時は、
バックル231bを分離することで、これを行う。
【0030】これとは別に、脱着手段として車両の構成
部材を挟持するクランプ機構を備えた実施形態がある。
図4に示すように、このクランプ機構232は、隙間が
可変となるように基台212に設けられたクランプ部材
232aと、このクランプ部材232aの隙間量を調整
するためのボルト等を利用した締め付け部材232bと
を備えている。この構成により、排気浄化装置200の
車両100への取り付け時は、締め付け部材232bを
緩めてクランプ部材232aの隙間を広げておいて排気
浄化装置200を車両100に載せる。この場合、車両
100のなかでクランプ部材232aの隙間で挟持でき
る構成部材120を選び、この構成部材120に排気浄
化装置200をその基台212で接触するようにあてが
う。図4に例示したものは、先の場合と同様にミキサー
車100の後輪フェンダーを構成部材120として選
び、この構成部材120の上に排気浄化装置200をそ
の基台212を下にして置いている。そして、クランプ
部材232aの隙間に構成部材120が入るように位置
づけ、締め付け部材232bを締め付け、取り付けを終
わる。一方、排気浄化装置200の車両100からの取
り外し時は、締め付け部材232bを緩めることで、こ
れを行う。
【0031】更に、これとは別に脱着手段として車両の
構成部材に係止する係止部材を備えた実施形態がある。
図5に示すように、この係止部材233は車両100の
構成部材120に引っかかる形状に形成されて基台21
2に設けられている。すなわち、図5に示すように全体
としてフック形又はかぎ形に形成し、又は先端のみをフ
ック形又はかぎ形に形成する。この構成により、排気浄
化装置200の車両100への取り付け時は、係止部材
233を車両100の構成部材120に引っかけること
で行う。図5に例示したものは、ダンプ車100の荷台
後端の揺動可能になった縦板を構成部材120として選
び、この構成部材120の上端に排気浄化装置200の
係止部材233を引っかけることで取り付けを終わる。
一方、排気浄化装置200の車両100からの取り外し
は、排気浄化装置200を持ち上げるなどして係止部材
233を構成部材120から外すことで、これを行う。
【0032】排気浄化装置200には、更に、フィルタ
ー220の排気導入側と排気導出側との間の圧力差を検
出する検出装置を備えている(図示省略)。この検出装
置は、圧力差が一定値を超えたときに出力信号が変動す
る。この検出装置の出力信号を受けて作動する警告装置
を設ければ、フィルター220の目詰まりを知ることが
出来る。検出装置と警告装置との間の信号の伝送は有線
で行ってもよいし無線で行ってもよい。警告装置は例え
ば車両100の運転席等に設けられるが、無線伝送とし
たときは、警告装置を車外の事務所等に設けることもで
きるし、警告装置を小型化すれば携帯することもでき
る。警告装置を事務所等に設ければ、多くの車両の集中
管理が可能となる。警告装置を携帯可能とすれば、車両
から離れていてもフィルターの目詰まりを知ることがで
きる。
【0033】従って、第1実施形態の特定区域の空気汚
染低減方法によれば、特定区域に入る車両100に対し
て排気浄化装置200が取り付けられるので、車両10
0が特定区域に入るに先だって予め車両改造を施して排
気浄化装置200を取り付けておく必要がない。そのた
め、車両所有者等のコスト負担が軽減され、しかも、ど
んな車両100でも特定区域に入ることができる。ま
た、目詰まりしたフィルター220は排気浄化装置20
0又はフィルター220を車両100から取り外したと
きに再生されるので、フィルター220の再生作業によ
って車両100の運行が妨げられることがない。その結
果、特定区域への車両100の出入りが促進されて、特
定区域における空気汚染低減を行いながら作業等の進展
が図られることになる。
【0034】第1実施形態の排気浄化装置200は、内
部に排気通路211が設けられた装置本体210と、こ
の排気通路211に設けられ内燃機関の排気に含まれる
浮遊粒子状物質を捕集するフィルター220と、この装
置本体210を車両100に脱着可能に取り付ける脱着
手段とを備えている。このようにすれば、図1に示すよ
うに、車両100が特定区域に入ると、脱着手段により
排気浄化装置200を車両100に脱着可能に取り付
け、車両100の内燃機関の排気通路110に接続管3
00の一端を接続し、この接続管300の他端を排気浄
化装置200の排気通路211の入口211aに接続す
ると、車両100の特定区域への乗り入れ準備が完了す
る。これで車両100が特定区域へ乗り入れると、内燃
機関の排気通路110からの排気ガスは接続管300を
介して排気浄化装置200の排気通路211に入り、フ
ィルター220で浮遊粒子状物質が捕集されて浄化さ
れ、排気通路211の出口211bから排出される。車
両100が特定区域から出るときは、車両100の内燃
機関の排気通路110から接続管300を外し、脱着手
段により排気浄化装置200を車両100から取り外せ
ば、車両100の特定区域からの退出準備が完了する。
目詰まりしたフィルター220は、排気浄化装置200
又はフィルター220を車両100から取り外したとき
に再生される。
【0035】第1実施形態の排気浄化装置200は脱着
手段を、車両100の構成部材120に巻き付く巻き付
き機構231、車両100の構成部材120を挟持する
クランプ機構232、又は車両100の構成部材120
に係止する係止部材233とした。このようにすれば、
排気浄化装置200の車両100への脱着が簡単であ
る。
【0036】本発明の排気浄化装置は、装置本体が基台
を備えていない実施形態を含む。そのときには装置本体
は、内部に排気通路が設けられたケーシングにより構成
され、このケーシングの排気通路にフィルターが設けら
れる。そして、脱着手段である巻き付き機構、クランプ
機構、係止部材等は直接にケーシングに設けられ、接続
管はケーシングの外壁に開口した排気通路の入口に接続
される。その接続も、例えばロック機構付きの継手のよ
うに脱着がワンタッチで行えるものが作業性の面から好
ましい。これに対し、上記第1実施形態の排気浄化装置
は、装置本体210が基台212を有し、この基台21
2にケーシング213を連結するので、基台212に複
数のケーシング213を取り付けることが可能となり、
ケーシング213の組み合わせにより多様な排気浄化能
力が実現される。基台212の排気通路211はサージ
タンクとして機能するので、ここで排気の動圧の影響が
緩和されることから、それぞれのフィルター220に入
る排気の流量を均等にすることができる。
【0037】本発明の排気浄化装置には、検出装置を備
えていない実施形態も含まれる。そのなかで、上記第1
実施形態の排気浄化装置は、更に、フィルター220の
排気導入側と排気導出側との間の圧力差を検出する検出
装置を備えている。このようにすれば、検出装置により
検出した圧力差に基づいてこれが許容限度を超えたとき
に警告を出すようにすれば、フィルター220の目詰ま
りが自動的に検知される。
【0038】図6〜図8は、排気浄化装置の第2の実施
形態を説明する。第1実施形態と同一の機能を発揮する
部材には同一の符合を付してその説明を省略する。第1
実施形態の排気浄化装置200は、車両100に対して
脱着可能に設けるために脱着手段を用いた。これに対し
て第2実施形態の排気浄化装置200は、この脱着手段
に代えて、装置本体210を走行可能とする走行手段2
40を備えている。すなわち、この排気浄化装置200
は、内部に排気通路211が設けられた装置本体210
と、この排気通路211に設けられ内燃機関の排気に含
まれる浮遊粒子状物質を捕集するフィルター220と、
装置本体210を走行可能とする走行手段240とを備
えている。走行手段240は、例えば車輪、キャスター
付き車輪等である。この排気浄化装置200は、車両1
00が一旦特定区域に入って定位置に着くと、長期にわ
たって停車して内燃機関を可動させて作業を行う場合、
その排気浄化を行うのに好適である。ここではトンネル
工事現場に入って停車し、コンクリートを圧送するコン
クリートポンプ車100に用いた場合を例示している。
走行手段240を備えるため、装置本体210を人力等
で押せば走行可能である。この実施形態では装置本体2
10の基台212に走行手段240としての車輪を設け
ているが、走行手段を台車とし、この台車の上に装置本
体を搭載するようにしてもよい。先に説明した検出装置
を設けるようにしてもよい。
【0039】従って、第2実施形態の場合、特定区域に
入って停車した車両100の近くに排気浄化装置200
を置き、車両100の内燃機関の排気通路110を接続
管300により排気浄化装置200の排気通路211の
入口211aに接続し、車両100が特定区域から出る
ときには車両100から接続管300を取り外す。この
第2実施形態の排気浄化装置200によっても第1実施
形態のときと同様の特定区域の空気汚染低減方法を実施
することができ、この方法によって同様の作用及び効果
を得ることができる。
【0040】第2実施形態の場合、特定区域で作業する
車両100のそばまで排気浄化装置200を押して行
き、車両100の内燃機関の排気通路110を接続管3
00により排気浄化装置200の排気通路211の入口
211aに接続すると、車両100の内燃機関を用いた
特定区域での作業の開始準備が完了する。これで車両1
00が作業を開始すると、排気通路110からの排気ガ
スは接続管300を介して排気浄化装置200の排気通
路211に入り、フィルター220で浮遊粒子状物質が
捕集されて浄化され、排気通路211の出口211bか
ら排出される。作業が終了したときは、車両100の内
燃機関の排気通路110から接続管300を外す。目詰
まりしたフィルター220は、排気浄化装置200又は
フィルター220を車両100から取り外したときに再
生される。
【0041】本発明の排気浄化装置は、装置本体が基台
を備えていない実施形態を含む。そのときには装置本体
は、内部に排気通路が設けられたケーシングにより構成
され、このケーシングの排気通路にフィルターが設けら
れる。そして、ケーシングに走行手段を設ける。接続管
はケーシングの外壁に開口した排気通路の入口に接続さ
れる。その接続も、例えばロック機構付きの継手のよう
に脱着がワンタッチで行えるものが作業性の面から好ま
しい。これに対し、上記第2実施形態の排気浄化装置
は、装置本体210が基台212を有し、この基台21
2にケーシング213を連結するので、基台212に複
数のケーシング213を取り付けることが可能となり、
ケーシング213の組み合わせにより多様な排気浄化能
力が実現される。基台212の排気通路211はサージ
タンクとして機能するので、ここで排気の動圧の影響が
緩和されることから、それぞれのフィルター220に入
る排気の流量を均等にすることができる。
【0042】本発明の排気浄化装置には、検出装置を備
えていない実施形態も含まれる。第2実施形態の排気浄
化装置に検出装置を備えたときには、検出装置により検
出した圧力差に基づいてこれが許容限度を超えたときに
警告を出すようにすれば、フィルター220の目詰まり
が自動的に検知される。
【0043】図9は、排気浄化装置の第3の実施形態を
説明する。第1実施形態及び第2実施形態と同一の機能
を発揮する部材には同一の符合を付してその説明を省略
する。第3実施形態の排気浄化装置200は、第2実施
形態の排気浄化装置において、更に、装置本体210又
は走行手段240を車両100に連結し又はこの連結を
解除する連結手段250を備えている。連結手段250
は、例えば一端が装置本体210に連結され、他端が車
両100の牽引フック130等に嵌合する連結棒であ
る。そうすれば、排気浄化装置200を車両100に追
加的な加工を施すことなく車両100に連結し、また車
両100から連結を解除することができて好ましい。た
だし、簡単な孔あけ、フックの溶接など現場で簡単に行
いうる加工を施すようにした実施形態は本発明に含まれ
る。この程度の加工は通常、必要に応じて現場で簡単に
行えることが多いからである。
【0044】第3実施形態の排気浄化装置200によっ
ても第1実施形態のときと同様の特定区域の空気汚染低
減方法を実施することができ、この方法によって同様の
作用及び効果を得ることができる。第3実施形態の排気
浄化装置200の場合、車両100が特定区域に入る
と、連結手段250により排気浄化装置200を車両1
00に連結することで排気浄化装置200を車両100
に取り付け、車両100の内燃機関の排気通路110を
接続管300により排気浄化装置200の排気通路21
1の入口211aに接続すると、車両100の特定区域
への乗り入れ準備が完了する。これで車両100が特定
区域へ乗り入れると、内燃機関の排気通路110からの
排気ガスは接続管300を介して、車両100に牽引さ
れている排気浄化装置200の排気通路211に入り、
フィルター220で浮遊粒子状物質が捕集されて浄化さ
れ、排気通路211の出口211bから排出される。車
両100が特定区域から出るときは、車両100の内燃
機関の排気通路110から接続管300を外し、連結手
段250により排気浄化装置200を車両100から分
離することで排気浄化装置200を車両100から取り
外せば、車両100の特定区域からの退出準備が完了す
る。目詰まりしたフィルター220は、排気浄化装置2
00又はフィルター220を車両100から取り外した
ときに再生される。基台を備えていない実施形態を含む
こと、検出装置を備えた実施形態を含むことも第2実施
形態と同様である。
【0045】本発明は、更に接続管を用いることなく車
両の内燃機関の排気通路からの排気を排気浄化装置の排
気通路に導入する実施形態を含む。これは、内燃機関の
排気通路からの排気を排気浄化装置の排気通路に吸引す
るものである。すなわち、特定区域に入って停車した車
両の近くに排気浄化装置を、排気浄化装置の排気通路の
入口が車両の内燃機関の排気通路の出口に近づくように
置き、排気浄化装置の排気通路におけるフィルターより
も出口側に負圧をかけて排気を排気浄化装置に吸引させ
ることである。排気浄化装置の排気通路に負圧をかける
方法としては、排気通路にブロワ等を接続し、このブロ
ワ等を作動させる態様がある。このようにすれば、接続
管を双方の排気通路に接続する手間が省ける。
【0046】
【発明の効果】請求項1の特定区域の空気汚染低減方法
を用いれば、車両所有者等のコスト負担を軽減しなが
ら、特定区域における空気汚染低減と作業等の進展の両
立を図ることができる。
【0047】請求項2の特定区域の空気汚染低減方法を
用いれば、車両所有者等のコスト負担を軽減しながら、
特定区域における空気汚染低減と作業等の進展の両立を
図ることができる。
【0048】請求項3の特定区域の空気汚染低減方法を
用いれば、車両所有者等のコスト負担を軽減しながら、
特定区域における空気汚染低減と作業等の進展の両立を
図ることができる。また、接続管を双方の排気通路に接
続する手間が省ける。
【0049】請求項4により、請求項1の特定区域の空
気汚染低減方法を実施するために好適な排気浄化装置を
提供することができた。
【0050】請求項5により、車両への脱着が簡単な脱
着手段を提供することができた。
【0051】請求項6により、車両に搭載するのではな
く車両のそばに置いて排気を浄化する排気浄化装置を提
供することができた。
【0052】請求項7により、車両に搭載するのではな
く車両で牽引して排気を浄化する排気浄化装置を提供す
ることができた。
【0053】請求項8により、ケーシングの組み合わせ
により多様な排気浄化能力が実現される排気浄化装置を
提供することができた。
【0054】請求項9により、フィルターの目詰まりが
自動的に検知される排気浄化装置を提供することができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の排気浄化装置を取り付けた車両
を示す斜視図である。
【図2】車両に取り付けた状態での第1実施形態の排気
浄化装置の正面図である。排気浄化装置の一部を取り去
って内部をみせている。
【図3】車両に取り付けた状態での第1実施形態の排気
浄化装置の側面図である。車両の構成部材は断面してい
る。
【図4】車両に取り付けた状態での第1実施形態の排気
浄化装置の変形例の側面図である。車両の構成部材は断
面している。
【図5】車両に取り付けた状態での第1実施形態の排気
浄化装置の別の変形例の側面図である。車両の構成部材
は断面している。
【図6】第2実施形態の排気浄化装置と、これを取り付
けた車両とを示す斜視図である。
【図7】第2実施形態の排気浄化装置の正面図である。
【図8】第2実施形態の排気浄化装置の側面図である。
【図9】第3実施形態の排気浄化装置と、これを取り付
けた車両とを示す斜視図である。
【符号の説明】
100 車両 110 排気通路 120 構成部材 130 牽引フック 200 排気浄化装置 210 装置本体 211 排気通路 212 基台 213 ケーシング 220 フィルター 231 巻き付き機構(脱着手段) 232 クランプ機構(脱着手段) 233 係止部材(脱着手段) 240 走行手段 250 連結手段 300 接続管

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に排気通路が設けられた装置本体
    と、この排気通路に設けられ内燃機関の排気に含まれる
    浮遊粒子状物質を捕集するフィルターとを備え、車両に
    対して脱着可能となるように設けられた排気浄化装置を
    用いた特定区域の空気汚染低減方法であって、特定区域
    に入る車両に排気浄化装置を取り付け、車両の内燃機関
    の排気通路を接続管により排気浄化装置の排気通路の入
    口に接続し、特定区域から出る車両からは排気浄化装置
    及び接続管を取り外すことを特徴とする特定区域の空気
    汚染低減方法。
  2. 【請求項2】 内部に排気通路が設けられた装置本体
    と、この排気通路に設けられ内燃機関の排気に含まれる
    浮遊粒子状物質を捕集するフィルターとを備えた排気浄
    化装置を用いた特定区域の空気汚染低減方法であって、
    特定区域に入って停車した車両の近くに排気浄化装置を
    置き、車両の内燃機関の排気通路を接続管により排気浄
    化装置の排気通路の入口に接続し、車両が特定区域から
    出るときには車両から接続管を取り外すことを特徴とす
    る特定区域の空気汚染低減方法。
  3. 【請求項3】 内部に排気通路が設けられた装置本体
    と、この排気通路に設けられ内燃機関の排気に含まれる
    浮遊粒子状物質を捕集するフィルターとを備えた排気浄
    化装置を用いた特定区域の空気汚染低減方法であって、
    特定区域に入って停車した車両の近くに排気浄化装置
    を、排気浄化装置の排気通路の入口が車両の内燃機関の
    排気通路の出口に近づくように置き、排気浄化装置の排
    気通路におけるフィルターよりも出口側に負圧をかけて
    排気を排気浄化装置に吸引させることを特徴とする特定
    区域の空気汚染低減方法。
  4. 【請求項4】 内部に排気通路が設けられた装置本体
    と、この排気通路に設けられ内燃機関の排気に含まれる
    浮遊粒子状物質を捕集するフィルターと、この装置本体
    を車両に脱着可能に取り付ける脱着手段とを備えたこと
    を特徴とする特定区域の空気汚染低減に用いる排気浄化
    装置。
  5. 【請求項5】 脱着手段が、車両の構成部材に巻き付く
    巻き付き機構、車両の構成部材を挟持するクランプ機
    構、又は車両の構成部材に係止する係止部材を備えてい
    る請求項4の特定区域の空気汚染低減に用いる排気浄化
    装置。
  6. 【請求項6】 内部に排気通路が設けられた装置本体
    と、この排気通路に設けられ内燃機関の排気に含まれる
    浮遊粒子状物質を捕集するフィルターと、装置本体を走
    行可能とする走行手段とを備えたことを特徴とする特定
    区域の空気汚染低減に用いる排気浄化装置。
  7. 【請求項7】 請求項6の特定区域の空気汚染低減に用
    いる排気浄化装置において、更に、装置本体又は走行手
    段を車両に連結し又はこの連結を解除する連結手段を備
    えていることを特徴とする特定区域の空気汚染低減に用
    いる排気浄化装置。
  8. 【請求項8】 装置本体が、基台と、この基台に連結さ
    れたケーシングとを備え、基台及びケーシングの内部に
    連続した排気通路が形成されており、排気通路の入口が
    基台に開口し、出口がケーシングに開口し、ケーシング
    の排気通路にフィルターが収容されている請求項4ない
    し請求項7のうちいずれか1項の特定区域の空気汚染低
    減に用いる排気浄化装置。
  9. 【請求項9】 請求項4ないし請求項8のうちいずれか
    1項の特定区域の空気汚染低減に用いる排気浄化装置に
    おいて、更に、フィルターの排気上流側と排気下流側と
    の間の圧力差を検出する検出装置を備えたことを特徴と
    する特定区域の空気汚染低減に用いる排気浄化装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2462743A (en) * 2009-07-25 2010-02-24 William Gallacher A vehicle exhaust carbon filter system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2462743A (en) * 2009-07-25 2010-02-24 William Gallacher A vehicle exhaust carbon filter system
GB2462743B (en) * 2009-07-25 2010-07-28 William Gallacher Carbon control

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