JP2003253297A - 洗浄剤及び洗浄剤製品 - Google Patents

洗浄剤及び洗浄剤製品

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スムーズな吐出性を有すると共に、洗浄対象
物がストレーナーや三角コーナー等の網目構造体であっ
ても、網目を通過することなく、洗浄対象物表面の汚れ
を均一に覆うように付着し、優れた付着滞留性、汚れ除
去性能を発揮することが可能な洗浄剤及び洗浄剤製品を
提供する。 【解決手段】 (1)次亜塩素酸アルカリ金属塩、
(2)アルカリ剤、(3)界面活性剤、及び(4)水溶
性化合物を含有する洗浄剤であって、チキソトロピー性
を有するとともに、(4)水溶性化合物が(A)RlO
(EO)nR2、(B)R3O−(AO)p−(EO)
q−R4、(C)R5O−[(AO)s(EO)t]−
R6のいずれかの水溶性化合物又はこれらの混合物であ
る洗浄剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吐出装置を備えた
吐出容器を用いて洗浄対象物に洗浄剤を噴霧したとき
に、スムーズな吐出性が得られると共に、特に、ストレ
ーナーや三角コーナー等の網目構造体に対して、優れた
付着滞留性、汚れ除去性能を示し、台所や浴室等におい
て、好適に使用できる洗浄剤及び洗浄剤製品に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、台所の三角コーナー等に発生する
ヌメリ汚れは、細菌、酵母、カビ等の微生物やそれらが
食物などを分解した時の代謝物で構成されており、経時
によりいわばヌルヌル状のものに変化する為に、消費者
の多くはこうした汚れを実際に手で触ったり、スポンジ
でこすって落す作業はできれば行いたくないと感じてい
る。また、台所周りには夏場などに黄色ブドウ球菌、サ
ルモネラ菌、腸炎ビブリオ菌、病原大腸菌といった食中
毒の原因となる菌が発生する事があり、これらを分解除
去する必要もある。
【0003】そのため、直接こすることなくぬめり汚れ
を除去するとともに、細菌等を1度に分解、除去するた
めに、次亜塩素酸アルカリ金属塩を主基剤とする漂白剤
が多用されている。その際、近年、手軽に使用する為に
トリガー式スプレーヤ等の吐出装置を供えた吐出容器に
漂白洗浄剤を収納し、この吐出装置を用いて漂白洗浄剤
を噴霧する方法が多く採用されている。この場合、洗浄
対象物への付着滞留性を向上させることが求められてい
る。
【0004】付着滞留性を向上させる方法としては、洗
浄剤を増粘化して、付着滞留性を向上させる試みが行わ
れている。増粘化を図る組成としては、特定の架橋型高
分子を配合する組成(特開平06-235000号公報)、ケイ
酸ナトリウムマグネシウムを配合する組成(特開平11-2
17596号公報)、特定の界面活性剤と疎水性有機対イオ
ンを配合する組成(特開平11-279591号公報)が開示さ
れている。
【0005】一方、造泡筒(実公平6−34858号公
報等)や網目状スクリーン(特公昭63−2668号公
報)を設けて、比較的粘度の低い洗浄剤を発泡させるこ
とが行われている。この場合、粘性が低いために吐出性
が良く、洗浄対象物表面を比較的均一に覆うように、洗
浄剤を付着させることが可能である。また、泡により見
かけ上の比重が低下するため、洗浄対象物表面に付着後
に、自重によって直ちに液だれすることがなく、ある程
度同じ位置に滞留させることが可能であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、洗浄剤を増粘
化する方法では、吐出時の粘性が高すぎ、スムーズな吐
出性能が得難く、吐出液が水鉄砲状に直線的に噴射され
るか或いは斑に噴射され、洗浄対象物表面を均一に覆う
ことができないという問題があった。また、自重による
液だれが生じ、付着滞留性も充分とは言えないものであ
った。一方、上記のように、比較的粘度の低い洗浄剤を
発泡させる方法では、発泡を可能とする程度に粘度を低
下させなければならないので、付着滞留性は泡によって
ある程度改善はされるものの、充分とは言えないもので
あった。
【0007】さらに、洗浄対象物がストレーナーや三角
コーナー等の網目構造体である場合、洗浄剤を増粘化す
る方法、洗浄剤を発泡させる方法の何れの場合にも、洗
浄剤が網目の間を通り抜けてしまい、吐出した洗浄剤の
一部しか、洗浄対象物に付着させることができないとい
う問題があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑み、スムーズな吐出
性を有すると共に、洗浄対象物がストレーナーや三角コ
ーナー等の網目構造体であっても、網目を通過すること
なく、洗浄対象物表面の汚れを均一に覆うように付着
し、優れた付着滞留性、汚れ除去性能を発揮することが
可能な洗浄剤及び洗浄剤製品を提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するため、鋭意検討した結果、洗浄剤にチキソトロピ
ー性を持たせることにより、比較的高粘度であっても造
泡が可能となり、かつスムーズな吐出が可能となること
を見出した。また、泡の大きさをある程度粗くすること
により、吐出した洗浄剤が網目を通過しないようにでき
ることを見出した。さらに、このように適度な粗さの泡
を得るために、洗浄剤に特定の水溶性化合物を添加する
ことが有効であることを見出した。
【0010】すなわち、本発明は、(1)次亜塩素酸ア
ルカリ金属塩、(2)アルカリ剤、(3)界面活性剤、
及び(4)水溶性化合物を含有する洗浄剤であって、チ
キソトロピー性を有するとともに、(4)水溶性化合物
が、下記(A)〜(C)の何れかの水溶性化合物又はこ
れらの混合物であることを特徴とする洗浄剤を提供す
る。 (A)下記(I)式で表される水溶性化合物 R1O(EO)n2 (I) (式中、R1、R2、EO、nは次のものを表す。 R1、R2:水素、または炭素数1〜8の分岐あるいは直
鎖のアルキル基 EO:オキシエチレン基 n:エチレンオキサイドの平均付加モル数であり、40
≦n≦1000) (B)下記(II)式で表される末端封鎖型の水溶性化合
物の1種又は2種以上 R3O―(AO)p−(EO)q−R4 (II) (式中、R3、R4、AO、EO、p、qは次のものを表
す。 R3:置換基を含んでも良い炭素数1〜8の1価炭化水
素基 R4:炭素数1〜4のアルキル基又はアルケニル基 AO:炭素数3〜8のオキシアルキレン基から選ばれる
1種又は2種以上 EO:オキシエチレン基 p:アルキレンオキサイドの平均付加モル数であり、0
≦p≦10 q:エチレンオキサイドの平均付加モル数であり、0≦
q≦15 p+q=1〜15) (C)下記(III)式で表される末端封鎖型の水溶性化
合物の1種又は2種以上 R5O―[(AO)s(EO)t]−R6 (III) (式中、R5、R6、AO、EO、s、tは次のものを表
す。 R5:置換基を含んでも良い炭素数1〜8の1価炭化水
素基 R6:炭素数1〜4のアルキル基又はアルケニル基 AO:炭素数3〜8のオキシアルキレン基から選ばれる
1種又は2種以上 EO:オキシエチレン基 s:アルキレンオキサイドの平均付加モル数であり、0
≦s≦10 t:エチレンオキサイドの平均付加モル数であり、0≦
t≦15 s+t=1〜15)
【0011】なお、上記一般式(III)において、
[(AO)s(EO)t]は、アルキレンオキサイドとエ
チレンオキサイドとが、ランダムに混在して重合した状
態を示すものである。(B)と(C)とは、付加モル数
が小さい場合に同一となる場合があり、明確には区別で
きないものである。
【0012】本発明の洗浄剤はチキソトロピー性を有す
るため、静置時に高い粘性を備えていても、吐出時には
高い剪断応力を受けて流動性が増すため、吐出液が水鉄
砲状に直線的に噴射されたり、斑に噴射されたりして、
洗浄対象物表面を均一に覆うことができないという問題
を解消することができる。また、吐出後、洗浄対象物表
面に達すると剪断応力が消滅するので、再度粘性が増
す。さらに、吐出時には高い剪断応力を受けて流動性が
増すため、洗浄剤中に泡を含ませて吐出することもでき
るので、見かけ上の比重を低下させることができる。し
たがって、洗浄対象物表面に付着後に、自重によって直
ちに液だれすることを防止できる。すなわち、洗浄対象
物表面に達した際の高い粘性と、見かけ上の比重低下と
が相俟って、付着滞留性、汚れ除去性能を確保すること
ができる。
【0013】さらに、本発明の洗浄剤は、適度な粗さの
泡状に吐出することが可能であり、洗浄対象物が網目構
造体である場合に網目を通過することを防止することが
できる。そのため、吐出した洗浄剤を効率的に洗浄対象
物に付着させ、洗浄することができる。本発明の洗浄剤
を適度な粗さの泡状に吐出することができる理由は明確
ではないが、上記特定の水溶性化合物が泡膜の中に入り
込むことによって、安定した泡の形成を可能にしている
ものと推測される。
【0014】したがって、本発明の洗浄剤は、洗浄対象
物表面において高い粘性を示すと共に泡によって見かけ
上の比重を低下させることができ、かつ適度な粗さの泡
を形成するので、垂直面や傾斜面のみならず、ストレー
ナー、三角コーナー等の網目構造体に対しても優れた付
着滞留性を示し、結果として汚れの主成分であるヌメリ
の除去や除菌力に高い効果を得ることができる。
【0015】本発明において、前記(2)アルカリ剤の
含有量が0.1〜5質量%、前記(3)界面活性剤の含
有量が0.1〜10質量%、前記(4)水溶性化合物の
含有量が0.05〜5質量%であることが望ましい。な
お、前記(1)次亜塩素酸アルカリ金属塩の好ましい含
有量は0.1〜10質量%である。
【0016】本発明において、前記洗浄剤の、Haak
e RS−100粘度計を用いて25℃において測定し
た粘度が、3000sec-1の剪断速度域では0.1〜1
00mPa・sであり、0.5sec-1の剪断速度域では100
〜1×105mPa・sであることが望ましい。ここで、30
00sec-1の剪断速度域での粘度とは、剪断速度を0.
5sec-1から3000sec-1まで、10分間で上昇したと
きの往路時に3000sec-1に達したときの粘度であ
る。同様に、0.5sec-1の剪断速度域での粘度とは、
剪断速度を3000sec-1から0.5sec-1まで10分間
で下降したときの帰路時に0.5sec-1に達したときの
粘度である。本発明によれば、洗浄剤がトリガー式スプ
レーヤー等の吐出装置から噴霧する際の高せん断速度域
では低い粘性を有し、壁面などに付着した際の低せん断
速度域では高い粘性を有するので、吐出性と付着滞留性
とを両立させることができる。
【0017】本発明はまた、洗浄剤を収納する容器本体
と、該容器本体内に収納された洗浄剤を吐出させる吐出
装置とを有する吐出容器と、前記容器本体内に収納され
た洗浄剤とを備える洗浄剤製品であって、前記吐出装置
が造泡機構を有すると共に、前記洗浄剤が前記本発明に
係る洗浄剤であることを特徴とする洗浄剤製品を提供す
る。
【0018】本発明によれば、洗浄対象物に洗浄剤を噴
霧したときに、洗浄剤を適度な粗さの泡状にして吐出す
ることができ、特に、ストレーナーや三角コーナー等の
網目構造体に対して、優れた付着滞留性、汚れ除去性能
を示し、台所や浴室等における使用に好適な洗浄剤製品
とすることができる。
【0019】本発明においては、前記造泡機構として、
洗浄剤の飛翔通路上に設けられた造泡筒を有する構成が
好適に採用できる。なお、造泡筒は、洗浄剤の飛翔方向
中心軸と略同一の中心軸を有するように配置されること
が望ましい。この場合、洗浄剤は、造泡筒内壁に衝突し
つつ造泡筒内部で空気を巻き込むので、効果的に泡を含
ませることができる。造泡筒を設ける場合、その内壁の
最小径は2〜8mmとすることが望ましい。最小径が8m
mよりも大きいと、洗浄剤が造泡筒内壁に衝突しにくく
なり、洗浄剤に充分な泡を含ませることができなくなる
からである。一方、最小径が2mmよりも小さいと、製
作が困難であると共に、目詰まり等が生じやすく、ま
た、適度なパターンに広がらないためである。また、造
泡筒を設ける場合、その内壁面に凹凸面部を形成しても
良い。これにより、より効果的に泡を含ませることがで
きる。
【0020】本発明においては、前記造泡機構として、
洗浄剤の飛翔通路上に設けられた網目状スクリーンを有
する構成も好適に採用できる。なお、スクリーンは、洗
浄剤の飛翔方向中心軸と略直交して配置されることが望
ましい。この場合、飛翔する洗浄剤が、スクリーンに達
するまで周囲の部材と接触しないようにして構成しても
よいが、スクリーンと前記造泡筒とを組み合わせた構
成、特に、前記造泡筒の出口近傍に設ける構成とするこ
とが望ましい。この場合、洗浄剤は、造泡筒内壁に衝突
しつつ造泡筒内部で空気を巻き込み、さらに、スクリー
ン通過時にもスクリーン面で空気を巻き込むので、より
効果的に泡を含ませることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の洗浄剤製品の実施
形態を説明する。まず、本実施形態に係る洗浄剤につい
て説明する。本実施形態の洗浄剤は、(1)次亜塩素酸
アルカリ金属塩、(2)アルカリ剤、(3)界面活性剤
に加えて、(4)特定の水溶性化合物を含有する塩素系
漂白剤である。
【0022】本実施形態で用いられる(1)成分の次亜
塩素酸アルカリ金属塩としては、次亜塩素酸ナトリウ
ム、次亜塩素酸カリウムが挙げられ、特に次亜塩素酸ナ
トリウムが好ましい。本実施形態の洗浄剤における
(1)成分中の次亜塩素酸アルカリ金属塩の含有量は、
通常、組成物全体の0.1〜10質量%、好ましくは1〜
5質量%の範囲である。(1)成分の含有量が0.1%
質量%未満であると漂白力が不足し、また10質量%を
超えても漂白力は特に向上しない。
【0023】本実施形態に使用される(2)成分のアル
カリ剤としては、特に制限はないが、苛性アルカリや珪
酸塩等が挙げられる。苛性アルカリとしては水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等が、珪酸塩としてはメタ珪酸
ナトリウム等が使用されるが、これらのうち水酸化ナト
リウムが好ましく使用される。本実施形態の洗浄剤中に
おける(2)成分のアルカリ剤の含有量は、通常、組成
物全体の0.1〜5質量%、好ましくは0.5〜3質量
%の範囲である。(2)成分の含有量が0.1質量%未
満になると経時による安定性が劣化し、5質量%を超え
ると皮膚や眼の粘膜による影響が考えられ、配合による
効果が発揮できない。
【0024】本実施形態に使用される(3)成分の界面
活性剤としては特に制限されないが、陰イオン界面活性
剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界
面活性剤等の洗浄用途として一般に用いられる界面活性
剤が挙げられる。この中で、(a)脂肪酸のアルカリ金
属塩、(b)アミンオキサイド、(c)アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩から選ばれる少なくとも1種を使用する
ことが好ましく、また、(a)〜(c)成分を含む界面
活性剤混合物として使用することが最も望ましい。
【0025】上記の好ましい界面活性剤、及び界面活性
剤混合物について、更に詳細に説明する。(a)成分で
ある脂肪酸のアルカリ金属塩としては、特に制限されな
いが、炭素数が8〜20の直鎖または分岐鎖の不飽和を
含む脂肪酸のアルカリ金属塩が好適である。適当な不飽
和を含む脂肪酸のアルカリ金属塩としては、例えば、平
均約12個の炭素を含むヤシ脂肪酸(ヤシ油に由来)、
平均約18個の炭素原子を含む獣脂脂肪酸(獣脂類脂肪
に由来)、オレイン酸、リノール酸等のナトリウム塩、
カリウム塩などが挙げられる。これら不飽和脂肪酸のア
ルカリ金属塩は、単独で使用してもよいが、例えば、オ
レイン酸、リノール酸等の不飽和脂肪酸とラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の飽和脂
肪酸との混合物のナトリウム塩、カリウム塩などを使用
してもよい。この不飽和脂肪酸塩の割合は、(a)成分
中に2質量%以上、特に7質量%以上であることが望ま
しい。不飽和脂肪酸の占める割合が少なすぎると系の粘
度が低下し、結果として付着滞留性が劣化するので好ま
しくない。
【0026】本実施形態の洗浄剤中における(a)成分
の含有量は特に制限されないが、好ましくは組成物全体
の0.01〜3質量%、より好ましくは0.1〜2質量
%の範囲である。(a)成分の含有量が0.01質量%
未満になると付着滞留性が劣り、3質量%を越えると系
の安定性が劣化する。
【0027】(b)成分のアミンオキサイドとしては、
特に制限されないが、第三級アミンオキサイドであるこ
とが好ましく、一般式R789N→Oで表される第三
級アミンオキサイドであることが更に好ましい。前記一
般式において、R7の炭素数8〜20のアルキル基とし
ては、例えば、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テ
トラデシル基、ヘキサデシル基、及び天然物から誘導さ
れた炭素数の異なるアルキル基の混合物等が挙げられ
る。これらの中では、ドデシル基、ヤシ油由来のアルキ
ル基が好ましい。R8、R9は炭素数1〜3のアルキル基
であり、メチル基、エチル基、プロピル基等が挙げられ
るが、好ましくはメチル基である。第三級アミンオキサ
イドの具体的な例としては、ヤシジメチルアミンオキサ
イド、ラウリルジメチルアミンオキサイド等が挙げられ
る。
【0028】本実施形態の洗浄剤中における(b)成分
の含有量は特に制限されないが、好ましくは組成物全体
の0.01〜5質量%、より好ましくは0.1〜3質量
%の範囲である。(b)成分の含有量が0.01質量%
未満になると付着滞留性が劣り、5質量%を越えると経
時による次亜塩素酸アルカリ金属塩の安定性が劣化す
る。
【0029】(c)成分のアルキルベンゼンスルホン酸
塩としては特に制限されないが、ベンゼン環に置換する
アルキル基の炭素数が8〜20、好ましくは12〜14
であり、しかも直鎖状のものが好適である。本実施形態
の洗浄剤中における(c)成分の含有量は特に制限され
ないが、好ましくは組成物全体の0.01〜0.5質量
%、より好ましくは0.05〜0.3質量%の範囲であ
る。(c)成分の含有量が0.01質量%未満になると
付着滞留性が劣り、0.5質量%を越えると系の安定性
が劣化する。
【0030】(a)〜(c)成分以外の界面活性剤とし
ては、α-オレフィンスルホン酸、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル等を挙げることができる。これらの界面活性剤
は、主に次亜塩素酸アルカリ金属塩による高電解質溶液
中に分散させた場合、静置状態や低せん断速度域におい
てはひも状ミセルが絡み合って高粘度化が図られ、吐出
容器ノズルから吐出される高せん断速度域では流れに対
して絡まりが解けるか或いはひも状ミセルが平行に配列
するために粘性が極度に低下すると考えられる。また、
静置状態に戻ると再びランダムな絡まりが形成され、再
び粘性が高くなる準粘性流動のチキソトロピー性を示す
ものと考えられる。
【0031】本実施形態においては、組成物が上記のよ
うな構造粘性を有することが重要であり、洗浄剤がトリ
ガー式スプレーヤー等の吐出装置から噴霧する際の高せ
ん断速度域では低い粘性を有し、壁面などに付着した際
の低せん断速度域では高い粘性を有する必要がある。
【0032】すなわち、25℃におけるHakke R
S−100粘度計で測定した粘度が、3000sec-1
高せん断速度域では0.1〜100mPa・s、好ましくは
1〜50mPa・s、更に好ましくは1〜10mPa・sであり、
0.5sec-1の低せん断速度域では100〜1×105mP
a・s、好ましくは5×102〜1×105mPa・s、更に好ま
しくは1×103mPa・s〜1×105mPa・sであることが
望ましい。
【0033】3000sec-1の高せん断速度域における
粘度が上記値より高くなると、トリガー式スプレーヤー
等の吐出装置から組成物を噴霧し難くなるので好ましく
ない。また、0.5sec-1の低せん断速度域における粘
度が上記値よりも低くなると、洗浄対象物における付着
滞留性が低下し、また、上記より高くなると後述のトリ
ガー式スプレーヤー等の吐出装置におけるディップチュ
ーブから組成物を連続的にくみ上げにくくなるので好ま
しくない。
【0034】本実施形態の洗浄剤中における(3)成分
の界面活性剤の全体の含有量は特に制限されないが、好
ましくは組成物全体の0.1〜10質量%、より好まし
くは0.5〜5質量%の範囲である。(3)成分の含有
量が0.1質量%未満になると、壁面等の網目構造体に
おける付着滞留性が劣化し、10質量%を越えると組成
物の粘度が高くなりすぎ、トリガー式スプレーヤー等の
吐出装置を用いた場合に組成物が噴霧し難くなると共
に、ディップチューブから組成物を連続的にくみ上げる
ことができにくくなるので好ましくない。
【0035】本実施形態に使用される(4)成分の水溶
性化合物は、下記(A)〜(C)の何れかの水溶性化合
物又はこれらの混合物である。(A)下記(I)式で表
される水溶性化合物 R1O(EO)n2 (I) (式中、R1、R2、EO、nは次のものを表す。 R1、R2:水素、または炭素数1〜8の分岐あるいは直
鎖のアルキル基 EO:オキシエチレン基 n:エチレンオキサイドの平均付加モル数であり、40
≦n≦1000)
【0036】(B)下記(II)式で表される末端封鎖型
の水溶性化合物の1種又は2種以上 R3O―(AO)p−(EO)q−R4 (II) (式中、R3、R4、AO、EO、p、qは次のものを表
す。 R3:置換基を含んでも良い炭素数1〜8の1価炭化水
素基 R4:炭素数1〜4のアルキル基又はアルケニル基 AO:炭素数3〜8のオキシアルキレン基から選ばれる
1種又は2種以上 EO:オキシエチレン基 p:アルキレンオキサイドの平均付加モル数であり、0
≦p≦10 q:エチレンオキサイドの平均付加モル数であり、0≦
q≦15 p+q=1〜15)
【0037】(C)下記(III)式で表される末端封鎖
型の水溶性化合物の1種又は2種以上 R5O―[(AO)s(EO)t]−R6 (III) (式中、R5、R6、AO、EO、s、tは次のものを表
す。 R5:置換基を含んでも良い炭素数1〜8の1価炭化水
素基 R6:炭素数1〜4のアルキル基又はアルケニル基 AO:炭素数3〜8のオキシアルキレン基から選ばれる
1種又は2種以上 EO:オキシエチレン基 s:アルキレンオキサイドの平均付加モル数であり、0
≦s≦10 t:エチレンオキサイドの平均付加モル数であり、0≦
t≦15 s+t=1〜15)
【0038】上記の(A)〜(C)の水溶性化合物につ
いて、更に詳細に説明する。(A)の水溶性化合物にお
いて、前記一般式(I)のR1、R2は水素、または炭素
数1〜8の分岐あるいは直鎖のアルキル基であり、アル
キル基の具体例としては、メチル、エチル、プロピル、
ブチル、ブチル、ペンチル、ヘキシル等が挙げられる。
また、エチレンオキサイドの平均付加モル数であるn
は、40≦n≦1000の数、好ましくは80≦n≦5
00である。nが40未満では、充分な付着性が得られ
ず、nが1000を超えると、組成中への溶解性が劣化
し、特に低温保存下で析出が生じ好ましくない。
【0039】なお、(A)の水溶性化合物は、(B)、
(C)の水溶性化合物のように、末端封鎖型でなくとも
良い。これは、(A)の水溶性化合物が比較的高分子で
あるため、末端が未封鎖であって経時により多少分解が
生じても、効果を維持できるためと考えられる。
【0040】(B)の水溶性化合物において、前記一般
式(II)のR3は置換基を含んでも良い炭素数1〜8の
1価の炭化水素基であり、具体例としては、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、ブチル、ペンチル、ヘキシル
等が挙げられる。R4は炭素数1〜4のアルキル基又は
アルケニル基であり、具体例としては、メチル、エチ
ル、ビニル、アリル等が挙げられる。AOは炭素数3〜
8のオキシアルキレン基から選ばれる1種又は2種以上
であり、具体例としては、オキシプロピレン、オキシブ
チレン等が挙げられる。アルキレンオキサイドの平均付
加モル数であるpは、0≦p≦10の数、好ましくは0
≦p≦3である。また、EOはオキシエチレン基であ
り、エチレンオキサイドの平均付加モル数であるqは、
0≦q≦15の数、好ましくは0≦q≦5で、p+qは
1〜15の数、好ましくは1〜5である。
【0041】(C)の水溶性化合物が(B)の水溶性化
合物と相違する点は、アルキレンオキサイドとエチレン
オキサイドとがランダムに混在して重合している点であ
る。すなわち、前記一般式(III)において、R5は置換
基を含んでも良い炭化水素数1〜8の1価炭化水素であ
り、具体例しては、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル等が挙げられる。R6は炭素数
1〜4のアルキル基又はアルケニル基であり、メチル、
エチル、ビニル、アリル等が挙げられる。AOは炭素数
3〜8のオキシアルキレン基から選ばれる1種又は2種
以上であり、具体例としては、オキシプロピレン、オキ
シブチレン等が挙げられる。アルキレンオキサイドの平
均付加モル数であるsは0≦s≦10の数、好ましくは
0≦s≦3である。また、EOはオキシエチレン基であ
り、エチレンオキサイドの平均付加モル数であるtは0
≦t≦15の数、好ましくは0≦t≦5で、s+tは1
〜15の数、好ましくは1〜5である。
【0042】上記(B)、(C)の水溶性化合物の具体
的例としては、エチレングリコールエーテルジメチルエ
ーテル、トリエチレングリコールエーテル、ジエチレン
グリコールジプロピレングリコールジメチルエーテル、
トリエチレングリコールブチレングリコールジメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、
トリエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエ
チレングリコールジプロピレンメチルエチルエーテル、
テトラエチレングリコールブチレングリコールメチルエ
チルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテ
ル、トリエチレングリコールジエチルエーテル、トリエ
チレングリコールジプロピレングリコールジエチルエー
テル、テトラエチレングリコールブチレングリコールジ
エチルエーテル、ジエチレングリコールメチルプロピル
エーテル、トリエチレングリコールメチルプロピルエー
テル、テトラエチレングリコールプロピレングリコール
メチルプロピルエーテル、ペンタエチレングリコールブ
チレングリコールメチルプロピルエーテル、トリエチレ
ンメチルブチルエーテル、ペンタエチレングリコールプ
ロピレングリコールメチルブチルエーテル、テトラエチ
レングリコールメチルペンチルグリコール、ペンタエチ
レングリコールプロピレングリコールメチルペンチルエ
ーテル、ペンタエチレングリコールメチルヘキシルエー
テル、ヘキサエチレングリコールプロピレングリコール
メチルヘキシルエーテル、ジプロピレングリコールジメ
チルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエチルエ
ーテル、ジプロピレングリコールジエチルエーテル等が
挙げられ、この中で好ましくはジエチレングリコールジ
メチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチ
レングリコールメチルエチルエーテル、ジエチレングリ
コールジエチルエーテル、ジプロピレングリコールジメ
チルエーテル等が挙げられる。
【0043】なお、(B)、(C)の水溶性化合物は、
末端封鎖型とする必要がある。これは、(B)、(C)
の水溶性化合物が比較的低分子であるため、末端が未封
鎖であると、(1)成分の次亜塩素酸アルカリ金属塩に
よって分解が生じ、良好な付着滞留性付与の効果を維持
できないからである。
【0044】本実施形態の洗浄剤中における(4)の水
溶性化合物の含有量は通常0.05%〜5質量%、好ま
しくは0.1%〜3質量%の範囲である。(4)の水溶
性化合物の量が少なすぎると、粘調な内溶液中に粗い気
泡が形成せず、結果として、網目構造を有する構造体へ
の付着性が得られない。一方、多すぎると漂白基材であ
る次亜塩素酸アルカリ金属塩の分解が促進され好ましく
ない。上記(4)の水溶性化合物は、その1種を単独
で、又は2種以上を組み合わせて使用される。
【0045】これらの水溶性化合物を含有することによ
り、吐出物内に粗い泡が形成され、その結果、洗浄対象
物が網目構造であつても、その網目を通過することな
く、効率良く付着することができる。
【0046】本実施形態の洗浄剤は、上記(1)〜
(4)成分を必須成分とするが、その他に洗浄性能を向
上させるビルダーとしてトルエンスルホン酸塩、キシレ
ンスルホン酸塩等の芳香族スルホン酸塩、溶剤、色素、
香料等の任意成分を配合することも可能である。これら
任意成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で通
常量とすることができる。また、本実施形態の洗浄剤
は、上記の必須成分及びそれ以外の任意成分にバランス
量の水を加えて常法により調整することができる。
【0047】次に、本実施形態に係る洗浄剤製品につい
て説明する。本実施形態に係る洗浄剤製品は、上記本実
施形態に係る洗浄剤を吐出装置を備える吐出容器に充填
したものである。本実施形態では、吐出装置としてトリ
ガーポンプを用いたトリガー式の吐出容器に洗浄剤を充
填して洗浄剤製品とした場合について説明する。図1
は、本発明の実施形態の洗浄剤製品を示す概略構成図で
ある。本実施形態の洗浄剤製品は、吐出容器1と洗浄剤
70とからなり、吐出容器1は、頸部13aを有して、
洗浄剤70が充填された容器本体13と、頸部13aの
上部に取り付けられたトリガーポンプ20(吐出装置)
とから構成されている。なお、洗浄剤70は、上記で説
明した本実施形態の洗浄剤である。
【0048】トリガーポンプ20は、射出筒14と、ト
リガーレバー11と、キャップ16と、容器本体内13
内に挿入され、射出筒14の上流側に連結したディップ
チューブ17と、射出筒14の先端側に取り付けられ、
射出筒14の下流側に連結した噴射ノズル15とから概
略構成されており、噴射ノズル15に造泡機構が設けら
れている。射出筒14内部の詳細な説明と図示は省略す
るが、トリガーレバー11により動作するピストン部1
2が組み込まれ、このピストン部12の上流側の吸入弁
と、下流側の噴出弁とを備えている。そして、このピス
トン部12を動作させることによって、ディップチュー
ブ17から導入された洗浄剤70を、噴射ノズル15に
高圧で送液するようになっている。なお、各部材の材質
に特に限定はないが、トリガーレバー11、キャップ1
6、噴射ノズル15、容器本体内13とは、ポリプロピ
レン製とすることが好ましい。また、ピストン部は、S
US316からなるスプリングを組み込み、軟質ポリエ
チレンで形成することが好ましい。また、吸入弁や噴出
弁は、軟質ポリエチレン製のバルブやポリエチレン製の
ボール等を用いて構成することができる。また、ディッ
プチューブ17は軟質ポリエチレン等により形成され、
ポリプロピレン等からなるインテイク(図示せず)を介
してキャップ16内部に固定されており、キャップ16
は、発砲ポリエチレン等からなるパッキン(図示せず)
を介して、容器本体13に水密に螺合するようになって
いる。
【0049】洗浄剤70に泡を含ませるための造泡機構
は、噴射ノズル15に設けられている。噴射ノズル15
では、泡モード、閉モードの何れかを選択できるように
なっている。そして、泡モードが選択された場合は、噴
射ノズル15内の造泡機構(造泡筒39及びスクリーン
42)によって、洗浄剤70に泡が生成され、この泡を
含んだ洗浄剤70が、噴射液として洗浄対象物に向けて
噴射されるようになっている。以下、各モード毎に、噴
射ノズル15の構成及び作用を詳述する。
【0050】図2は、泡モードにおける噴射ノズル15
を示す縦断面図である。図2において、符号31は射出
筒14の先端部において、ピストン部12の下流側の端
部12b内部に内嵌固定された洗浄剤ガイド体である。
洗浄剤ガイド体31の先端部は、周方向複数箇所の母線
方向に浅溝60,60が形成された栓体32となってい
る。
【0051】また、符号28はノズル本体で、略筒状の
嵌合壁25においてピストン部12の端部12bに回動
可能に嵌合されている。嵌合壁25の下流側端面には遮
蔽壁26が形成されており、その中央には、栓体32の
先端部に近接してノズル孔27が形成されている。この
ノズル孔27と栓体32との間の空隙は、スピン領域6
3となっている。また、ノズル本体28には、遮蔽壁2
6から上流側に向かって内筒部33が形成されており、
内筒部33の突出端部61には、周方向複数箇所の母線
方向に内溝24,24が形成されている。そして、図2
の泡モードの場合、この内溝24,24と浅溝60,6
0の位置が周方向で一致し、これらの溝が連絡して形成
される内筒部33と洗浄剤ガイド体31との間の空隙及
びスピン領域63とが、ピストン部12からノズル穴2
7に通じる流路62となっている。
【0052】また、ノズル本体28の周壁50は、下流
側に突出壁51を有しておりこの突出壁51には、スク
リーン42及び造泡筒39と共に一体成形された取付筒
41が内嵌固定されている。造泡筒39は、取付筒41
と同軸上に下流側端面を揃えて配置されている。また、
造泡筒39は取付筒41より小径かつ短く形成され、造
泡筒39と遮蔽壁26との間に空隙34が形成されるよ
うになっている。また、スクリーン42は造泡筒39と
取付筒41との下流側端面に位置しており、このスクリ
ーン42によって、造泡筒39の取付筒41に対する位
置が保たれている。なお、遮蔽壁26の下流側には、造
泡筒39側に突出する液垂れ防止機構80が形成されて
いる。造泡筒39の内壁40は平坦な円筒状に形成され
ているが、泡の形成をさらに促進させる必要がある場合
には、種々のパターンでリング状の突条を形成しても差
し支えない。また、スクリーン42には、種々のパター
ンで複数の網穴43…が形成されている。この網穴43
…から造泡筒39と取付筒41との間を経由して空隙3
4に至る経路が、造泡筒39内部への空気導入路52と
なっている。
【0053】上述のように、図2に示す泡モードでは、
内溝24,24と浅溝60,60の位置が周方向で一致
し、これらの溝が連絡して形成される内筒部33と洗浄
剤ガイド体31との間の空隙及びスピン領域63とが、
ピストン部12からノズル穴27に通じる流路62とな
っている。この場合流路62は、浅溝60,60の位置
で幅狭であり、スピン領域63に入る位置で急激な曲が
り角を有するものとなっている。したがって、ピストン
部12によって高圧化された洗浄剤70が供給される
と、この高圧の洗浄剤70がスピン領域63の周囲から
中心部に向かって急激に流入し、高速回転される。そし
て、ノズル孔27から回転しつつ円錐流形に射出され、
これが造泡筒39の内壁40に衝突しなからスクリーン
42に到達し、さらに、スクリーン42に衝突しつつ、
噴射口39aの網穴43、43から噴射液Fとして吐出
される。
【0054】このように、洗浄剤70が流路62を経て
ノズル孔27を通過する過程では、ノズル15の各部材
から剪断応力を受けて粘度が低下するので、使用者の強
い握力を要することなく、射出できる。また、高粘度の
洗浄剤を強制的に吐出したときのように斑になることも
なく、ノズル孔27から均一に射出される。一方、適度
な粘性を保っているので、造泡筒39の内壁40やスク
リーン42に衝突する過程で、空気Gを細かい気泡とし
て、適度に取り込むことができる。
【0055】そして、噴射液Fは洗浄対象物に達する
と、急激に剪断応力が低下し、直ちに高粘度を取り戻
す。このように高粘度を取り戻すと共に、取り込んだ気
泡により見かけの比重が低下しているため、噴射液F
は、高い付着滞留性を有するものである。また、ノズル
孔27から均一に射出されているので、洗浄対象物にも
均一に付着することができる。
【0056】図3は、閉モードにおける噴射ノズル15
を示す縦断面図である。図3において、図2と同一の構
成部材には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
なお、図2に示す泡モードから図3閉モードへの切り替
えは、ノズル本体28を120度回転させることにより
なされるが、説明の便宜のため、図3では、洗浄剤ガイ
ド体31側を120度回転させた状態を示している。
【0057】そして、図3の閉モードの場合、内溝2
4,24に連絡べき周方向には、栓体32の浅溝60が
形成されていない箇所が位置し、流路62は、栓体32
によりノズル孔27まで到達せずに塞がれるようになっ
ている。したがって、ピストン部12によって高圧化さ
れた洗浄剤70が供給されてもノズル15から洗浄剤7
0は噴射されることはない。
【0058】なお、本実施形態では造泡筒39等をノズ
ル本体28とは別体として独立に形成しているが、ノズ
ル本体28と一体に形成してもよい。例えば、空気導入
路52を確保しつつ、内筒部33に連続させて形成して
もよい。また、本実施形態では、トリガーポンプを用い
たトリガー式の吐出容器に洗浄剤を充填して洗浄剤製品
としたが、フォーマーポンプディスペンサーを用いるこ
とも可能である。
【0059】図4は、本実施形態の洗浄剤製品によって
本実施形態の洗浄剤をストレーナーにスプレーした約1
0秒後の状態を示す写真である。図4に示すように、ス
トレーナーW周壁の網目Mを通過させることなく周囲を
覆うようにして洗浄剤の粗い泡Bを付着させ、その後も
滞留させることが可能である。したがって、本実施形態
によれば、ストレーナー等の網目構造を有する洗浄対象
物に対して、優れた汚れ除去性能を発揮することができ
る。
【0060】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって
制限されるものではない。表1〜3に示す組成の実施例
1〜10、比較例1〜5の洗浄剤を調製した。これらの
表に示すように、各実施例等において、(1)成分の次
亜塩素酸アルカリ金属塩としては、次亜塩素酸ナトリウ
ムを用いた。また、(2)成分のアルカリ剤としては、
水酸化ナトリウムを用いた。
【0061】また、(3)成分の界面活性剤について
は、(a)脂肪酸のアルカリ金属塩としてヤシ脂肪酸ナ
トリウムを、(b)アミンオキサイドとしてヤシジメチ
ルアミンオキサイドを、(c)アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩としてラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウムを
各々用いた。なお、実施例1〜10では、ヤシ脂肪酸ナ
トリウムとして椰子脂肪酸(日本油脂製)を、比較例1
〜5では、ヤシ脂肪酸ナトリウムとしてNAA−415
(日本油脂製)を、各々用いた。
【0062】また、各実施例等の(4)成分の水溶性化
合物としては、下記の化合物1〜6の何れかの水溶性化
合物を用いた。 化合物1:HO(EO)100H 化合物2:HO(EO)400H 化合物3:HO(EO)200CH3 化合物4:ジエチレングリコールジメチルエーテル 化合物5:ジプロピレングリコールジメチルエーテル 化合物6:ジエチレングリコールジブチルエーテル
【0063】得られた実施例1〜10、比較例1〜5の
各洗浄剤について、HAAKE FISONS社製の粘度計(Rho Str
ess RS-100)を用いて粘度を測定した。コーンプレート
はC35/4゜を用い、試料量は約0.5mlとした。せん断
速度は0〜3000sec-1/10分、3000〜0sec-1
/10分で変化させ、往路時における3000sec-1
粘度と帰路時における0.5sec-1の粘度を測定した結
果を表1〜3に示した。
【0064】得られた実施例1〜10、比較例1〜5の
各洗浄剤について、吐出性、付着滞留性、ヌメリ除去性
を下記のように評価した。
【0065】<吐出性の評価>トリガー式スプレーヤー
(吉野工業所製)に各実施例等の洗浄剤を充填した。そ
して、メッシュNo.16(呼び寸法1mm)を水平面に対し
て垂直になるように立て、その中央部分に、距離が10
cmになる位置から、メッシュNo.16に対する法線の上
側30度の角度でストロークして噴霧した。初期の空打
ちによる影響等を除くため1〜4回のストロークは除
き、5回から10回までのストロークについて、5人の
パネラーにより下記の基準に従って官能評価した。結果
を表1〜3に示す。
【0066】評価基準; ○:抵抗なくストロークでき、均一に洗浄剤を吐出でき
る。 △:ストロークに若干抵抗があり、連続噴霧がしにく
い。 ×:ストロークにかなり抵抗があり、連続噴霧できな
い。
【0067】<付着滞留性の評価>付着滞留性は、付着
滞留率の測定、及び目視観察で評価した。 1.付着滞留率の測定 トリガー式スプレーヤー(吉野工業所製)に各実施例等
の洗浄剤を充填した。そして、メッシュNo.16(呼び寸法
1mm)を水平面に対して垂直になるように立て、その
中央部分に、距離が10cmになる位置から、メッシュ
No.16に対する法線の上側30度の角度で噴霧し、噴霧
前と噴霧後(直後)の重量及び噴霧量から下記[数1]
の式より付着滞留率を算出した。結果を表1〜3に示
す。
【0068】
【数1】
【0069】2.目視観察 トリガー式スプレーヤー(吉野工業所製)に各実施例等
の洗浄剤を充填した。そして、金属製ストレーナーを、
その周壁が水平面に対して垂直になるように置き、この
周壁に対して、距離が10cmになる位置から、周壁に
対する法線の上側30度の角度で噴霧し、これによって
ストレーナーに付着した泡の状態、及びストレーナーの
網目を抜けて飛散した飛沫の状態を観察した。
【0070】図5に実施例1の洗浄剤を噴霧した結果を
写真で示す。図5(a)は噴霧中の様子を斜め上方から
撮影した写真、図5(b)は噴霧直後のストレーナーの
周壁に付着した泡を、内側から撮影した写真である。図
5(a)に示すように、洗浄剤の泡b1は、ストレーナ
ーWの周壁内側に大部分が留まり、飛沫s1は、ごく僅
かしかストレーナーWの外側に飛散しなかった。また、
図5(b)に示すように、泡b1は比較的粗い泡状であ
り、ストレーナーWの周壁に液だれすることなく留まっ
ていた。実施例2〜10についても、同様の状態が観察
された。
【0071】図6に比較例1の洗浄剤を噴霧した結果を
写真で示す。図6(a)は噴霧中の様子を斜め上方から
撮影した写真、図6(b)は噴霧直後のストレーナーの
周壁に付着した泡を、内側から撮影した写真である。図
6(a)に示すように、洗浄剤の泡b2は、ストレーナ
ーWの周壁の外側にはみ出たところである程度留まった
か、かなりの量の飛沫s2がストレーナーWの外側に飛
散した。また、図6(b)に示すように、ストレーナー
Wの周壁に付着した泡b2は比較的細かい泡状であっ
た。比較例2〜4についても、同様の状態が観察され
た。
【0072】図7に比較例5の洗浄剤を噴霧した結果を
写真で示す。図7(a)は噴霧中の様子を斜め上方から
撮影した写真、図7(b)は噴霧直後のストレーナーの
周壁に付着した泡を、内側から撮影した写真である。図
7(a)に示すように、洗浄剤の泡b3は、ストレーナ
ーWの周壁内側にある程度留まったが、かなりの量の飛
沫s3がストレーナーWの外側に飛散した。また、図7
(c)に示すように、泡b3は充分に空気を含んだ状態
には形成されておらず、ストレーナーWの周壁で液だれ
が観察された。
【0073】<ヌメリ除去性の評価>トリガー式スプレ
ーヤー(吉野工業所製)に各実施例等の洗浄剤を充填し
た。そして、2ヵ月間家庭で使用してヌメリがほぼ全面
に付着したストレーナーに、20平方cm当たり1回ス
プレーし(噴霧量1ml)、10分放置後の汚れの落ち
具合を目視で観察し、以下の基準で評価した。 評価基準; ○:よく落ちる △:やや落ちる ×:全く落ちない
【0074】
【表1】
【0075】
【表2】
【0076】
【表3】
【0077】以上の結果に示すように、いずれの実施例
の洗浄剤についても、せん断速度3000sec-1におけ
る粘度は充分に低く、良好な吐出性を示した。また、ス
トレーナーW周壁の網目を通過しにくく、75%以上の
高い付着滞留率を示した。また、せん断速度0.5sec
-1における粘度が充分に高く、良好な付着滞留性を示
し、高いヌメリ除去性が得られた。
【0078】一方、せん断速度0.5sec-1における粘
度が10以下の比較例1〜4の洗浄剤では、細かい泡が
ストレーナーW周壁の網目を通過してしまい、ストレー
ナーW周壁の網目を通過した多量の飛沫が観察され、付
着滞留率が低かった。その結果、比較例1〜4の洗浄剤
では、ヌメリの除去ができなかった。さらに、比較例5
の洗浄剤では、せん断速度0.5sec-1における粘度は
実施例と同等であったが、充分な泡を含まず、ストレー
ナーW周壁の網目を通過してしまい、ストレーナーW周
壁の網目を通過した多量の飛沫が観察され、付着滞留率
が低かった。また、ストレーナーWの周壁に留まった泡
も充分に空気を含まないため、液だれが観察された。そ
の結果、比較例5の洗浄剤では、ヌメリの除去が不充分
であった。
【0079】
【発明の効果】本発明の洗浄剤は、特定の水溶性化合物
を含有し、かつチキソトロピー性を有することから、ト
リガー式スプレーヤー等の吐出装置から吐出させる際
に、何ら抵抗なく良好に吐出すると共に、吐出液が比較
的粗い泡を形成し、特にストレーナー、三角コーナー等
に見られる垂直面、傾斜面の網目構造体への付着力に優
れ、その結果、主な汚れであるヌメリに対する除去力が
短時間で得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の洗浄剤製品を示す概略
構成図である。
【図2】 図1の洗浄剤製品の泡モードにおける噴射
ノズルを示す縦断面図である。
【図3】 図1の洗浄剤製品の閉モードにおける噴射
ノズルを示す縦断面図である。
【図4】 本実施形態の洗浄剤製品によって本実施形
態の洗浄剤をストレーナーにスプレーした約10秒後の
状態を示す写真である。
【図5】 実施例1の洗浄剤を噴霧した結果の写真
で、図5(a)は噴霧中の様子を斜め上方から撮影した
写真、図5(b)は噴霧直後のストレーナーの周壁に付
着した泡を、内側から撮影した写真である。
【図6】 比較例1の洗浄剤を噴霧した結果の写真
で、図6(a)は噴霧中の様子を斜め上方から撮影した
写真、図6(b)は噴霧直後のストレーナーの周壁に付
着した泡を、内側から撮影した写真である。
【図7】 比較例5の洗浄剤を噴霧した結果の写真
で、図7(a)は噴霧中の様子を斜め上方から撮影した
写真、図7(b)は噴霧直後のストレーナーの周壁に付
着した泡を、内側から撮影した写真である。
【符号の説明】
1・・・吐出容器、11・・・トリガーレバー、12・・・ピス
トン部、13・・・容器本体、13a・・・頸部、14・・・射
出筒、17・・・ディップチューブ、15・・噴射ノズル、
20・・・トリガーポンプ、27・・・ノズル孔、28・・・ノ
ズル本体、31・・・洗浄剤ガイド体、32・・・栓体、33
・・・内筒部、39・・・造泡筒、39a・・・噴射口、40・・・
内壁、41・・・取付筒、42・・・スクリーン、43・・・網
穴、50・・・周壁、52・・・空気導入路、60・・・浅溝、
70・・・洗浄剤、W・・・ストレーナー、B・・・30、M・・・
網目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 7/06 C11D 7/26 7/26 7/54 7/54 17/04 17/04 17/08 17/08 B65D 83/00 K (72)発明者 村松 美香 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 藤津 雅子 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 3E014 PA01 PB01 PB04 PD12 PE16 PE17 PF10 4H003 AB04 AB19 AC15 BA12 BA20 BA21 DA17 EA21 EB36 ED02 ED29 EE08 FA30 FA31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)次亜塩素酸アルカリ金属塩、
    (2)アルカリ剤、(3)界面活性剤、及び(4)水溶
    性化合物を含有する洗浄剤であって、チキソトロピー性
    を有するとともに、(4)水溶性化合物が、下記(A)
    〜(C)の何れかの水溶性化合物又はこれらの混合物で
    あることを特徴とする洗浄剤。(A)下記(I)式で表
    される水溶性化合物 R1O(EO)n2 (I) (式中、R1、R2、EO、nは次のものを表す。 R1、R2:水素、または炭素数1〜8の分岐あるいは直
    鎖のアルキル基 EO:オキシエチレン基 n:エチレンオキサイドの平均付加モル数であり、40
    ≦n≦1000) (B)下記(II)式で表される末端封鎖型の水溶性化合
    物の1種又は2種以上 R3O―(AO)p−(EO)q−R4 (II) (式中、R3、R4、AO、EO、p、qは次のものを表
    す。 R3:置換基を含んでも良い炭素数1〜8の1価炭化水
    素基 R4:炭素数1〜4のアルキル基又はアルケニル基 AO:炭素数3〜8のオキシアルキレン基から選ばれる
    1種又は2種以上 EO:オキシエチレン基 p:アルキレンオキサイドの平均付加モル数であり、0
    ≦p≦10 q:エチレンオキサイドの平均付加モル数であり、0≦
    q≦15 p+q=1〜15) (C)下記(III)式で表される末端封鎖型の水溶性化
    合物の1種又は2種以上 R5O―[(AO)s(EO)t]−R6 (III) (式中、R5、R6、AO、EO、s、tは次のものを表
    す。 R5:置換基を含んでも良い炭素数1〜8の1価炭化水
    素基 R6:炭素数1〜4のアルキル基又はアルケニル基 AO:炭素数3〜8のオキシアルキレン基から選ばれる
    1種又は2種以上 EO:オキシエチレン基 s:アルキレンオキサイドの平均付加モル数であり、0
    ≦s≦10 t:エチレンオキサイドの平均付加モル数であり、0≦
    t≦15 s+t=1〜15)
  2. 【請求項2】 前記(2)アルカリ剤の含有量が0.
    1〜5質量%、前記(3)界面活性剤の含有量が0.1
    〜10質量%、前記(4)水溶性化合物の含有量が0.
    05〜5質量%であることを特徴とする請求項1に記載
    の洗浄剤。
  3. 【請求項3】 前記洗浄剤の、Haake RS−10
    0粘度計を用いて25℃において測定した粘度が、30
    00sec-1の剪断速度域では0.1〜100mPa・sであ
    り、0.5sec-1の剪断速度域では100〜1×105mP
    a・sであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の洗浄剤。
  4. 【請求項4】 洗浄剤を収納する容器本体と、該容器
    本体内に収納された洗浄剤を吐出させる吐出装置とを有
    する吐出容器と、前記容器本体内に収納された洗浄剤と
    を備える洗浄剤製品であって、前記吐出装置が造泡機構
    を有すると共に、前記洗浄剤が前記請求項1から請求項
    3の何れかに記載の洗浄剤であることを特徴とする洗浄
    剤製品。
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