JP2003253011A - 繊維補強プラスチック成形体 - Google Patents

繊維補強プラスチック成形体

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JP2003253011A JP2002059555A JP2002059555A JP2003253011A JP 2003253011 A JP2003253011 A JP 2003253011A JP 2002059555 A JP2002059555 A JP 2002059555A JP 2002059555 A JP2002059555 A JP 2002059555A JP 2003253011 A JP2003253011 A JP 2003253011A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて簡単な構造で竹繊維を補強繊維に使用
してその強度を著しく向上する。 【解決手段】 繊維補強プラスチック成形体は、補強繊
維をプラスチックに埋設している。繊維補強プラスチッ
ク成形体は、補強繊維として、加熱加圧状態から瞬時に
非加圧状態とする爆砕処理で繊維に分離してなる爆砕竹
繊維を使用している。 【効果】 加熱加圧状態から瞬時に非加圧状態とする爆
砕処理で竹を分離することによって、プラスチックに埋
設される補強繊維として理想的な爆砕竹繊維を製作でき
る。補強繊維として理想的な爆砕竹繊維を使用すること
によって、極めて簡単な構造でその強度を著しく向上で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、補強繊維を埋設し
ている繊維補強プラスチック成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】FRPは、ガラス繊維を補強繊維として
埋設している繊維補強プラスチックである。プラスチッ
クに埋設されるガラス繊維は、プラスチックの引張強度
を向上して、FRPの強度を著しく向上する。さらに改
良された繊維補強プラスチックとして、補強繊維にカー
ボン繊維を使用するFRPも開発されている。カーボン
繊維のFRPは、ガラス繊維のFRPよりもさらに強靭
で、軽量にできる特長がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、補強繊
維としてガラス繊維やカーボン繊維等の無機繊維を使用
するFRPは、成形工程において、微細な無機繊維の破
片が空気中に飛散して、作業者の健康を害する弊害があ
る。無機繊維は、極めて微細な繊維で破損されやすく、
しかもこれが空気中に飛散すると空気中を浮遊して簡単
に回収できず、作業者が空気と一緒に吸入して健康に極
めて悪い影響を与える。
【0004】本発明者等は、この弊害を解消するため
に、ガラス繊維やカーボン繊維等の無機繊維に代わっ
て、竹繊維を補強繊維に使用するFRPを試作した。竹
繊維は、ガラス繊維等の無機繊維のように、成形工程で
微細な破片となって空気中に飛散することがない。それ
は、竹繊維が優れた可撓性を有するために、無機繊維の
ようには簡単に破損されないからである。また、1本の
繊維が極めて長いことも、空気中への飛散を少なくする
ことに効果がある。
【0005】ただ、竹繊維を補強繊維に使用する繊維補
強プラスチックは、必ずしも充分な強度を実現するのが
難しい。繊維補強プラスチック成形体は、軽くて強靭な
ことが特長であるから、竹繊維を埋設していかに強靭に
できるかは極めて大切である。本発明者等は、このこと
を実現することを目的として、膨大な実験と竹の業界で
は推測もできなかった極めて特異な技術を利用すること
で、竹繊維を埋設して極めて強靭な繊維補強プラスチッ
ク成形体を実用化することに成功した。
【0006】したがって、本発明の大切な目的は、極め
て簡単な構造で竹繊維を補強繊維に使用してその強度を
著しく向上できる繊維補強プラスチック成形体を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の繊維補強プラス
チック成形体は、補強繊維をプラスチックに埋設してい
る。繊維補強プラスチック成形体は、補強繊維として、
加熱加圧状態から瞬時に非加圧状態とする爆砕処理で繊
維に分離してなる爆砕竹繊維を使用している。
【0008】補強繊維は、複数の爆砕処理で繊維に分離
された爆砕竹繊維とすることができる。補強繊維は、予
備処理された竹を爆砕処理して繊維に分離された爆砕竹
繊維とすることもできる。予備処理は、竹を苛性ソーダ
水溶液に浸漬する工程とすることができる。繊維の平均
長さは、好ましくは1cmよりも長くする。プラスチッ
クは、ポリエステル、ポリプロピレンおよびポリエチレ
ンのいずれかとすることができる。竹繊維の平均太さ
は、0.1〜0.5mmとすることができる。竹繊維の
含有量は、20重量%以上とすることができる。さら
に、竹繊維の含有量は、50重量%以上とすることがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための繊維補強プラスチック成
形体を例示するものであって、本発明は繊維補強プラス
チック成形体を下記のものに特定しない。
【0010】補強繊維を爆砕竹繊維とする本発明の繊維
補強プラスチック成形体は、ガラス繊維やカーボン繊維
を補強繊維として充填する従来のFRPと同じようにし
て成形される。爆砕竹繊維は、ネット状に集合され、あ
るいは網状に編み組みされ、あるいはまた短く裁断して
プラスチックに混合して、繊維補強プラスチック成形体
として成形される。
【0011】爆砕竹繊維は、竹を所定の長さに切断し
て、加熱加圧状態から瞬時に非加圧状態とする爆砕処理
で繊維に分離して製作される。加熱加圧状態とするため
に、竹は気密の圧力容器に充填される。この圧力容器に
加熱加圧された水蒸気を供給して、竹を加熱加圧状態と
する。水蒸気で圧力容器の内部を加熱する温度は、14
0〜200℃、好ましくは150℃〜185℃、さらに
好ましくは160〜180℃とする。水蒸気を圧力容器
に供給して加熱する方法は、温度で圧力が特定される。
すなわち、温度と圧力は一定の関係となる。温度と圧力
の関係を図1に示す。この図に示すように、たとえば、
圧力容器の内部温度を140〜200℃とすれば、内部
圧力は0.36MPa〜1.55MPaとなり、内部温
度を150℃〜185℃とすれば内部圧力は0.48M
Pa〜1.13MPaとなり、さらに内部温度を160
〜180℃とすれば内部圧力は0.62MPa〜1.0
0MPaとなる。
【0012】圧力容器は、外部からヒータやバーナー、
あるいは金属製の圧力容器を誘導加熱する種々の外部加
熱器で加熱することもできる。この場合、圧力容器の内
部に、あるいは竹に水を添加することもできる。水を添
加して圧力容器を加熱すると、水蒸気を添加して加熱加
圧するのと同じような状態となる。水が沸騰して水蒸気
となるからである。したがって、この方法は、圧力容器
の内部温度と内部圧力が前述の温度と圧力に同じにな
る。したがって、この方法も水蒸気を供給するのと同じ
ように圧力容器の内部温度と内部圧力を設定する。
【0013】水を添加しないで圧力容器を外部加熱して
も、竹に含まれる水が沸騰して内部の圧力が上昇する。
ただ、圧力容器の内容積に比較して、水が少ないと、沸
騰する水と沸騰しない水とが平衡状態となる、水蒸気で
加熱する温度と圧力の関係とはならなず、圧力容器の内
圧は多少低くなる。ただ、加熱温度を高くすると気化し
た水蒸気と空気とが膨張して内部の圧力も上昇する。し
たがって、圧力容器の内部と竹の両方には水を添加しな
いで、圧力容器の内部で加熱加圧することができる。こ
の場合、水量が少ないと、圧力容器の内圧が水を添加す
る方法に比較して多少は低くなるので、加熱温度を高く
して効率よく竹を爆砕する。
【0014】竹を圧力容器で加熱加圧する時間は、竹の
内部まで均一に加熱される時間とする。このため、加熱
時間は、竹の太さと肉厚、また種類によって最適値とす
る。ただし、圧力容器に水蒸気を供給し、あるいは外部
から加熱して、圧力容器の内部温度と圧力をゆっりと上
昇させるとき、内部の温度と圧力が設定温度と圧力にな
れば、竹は内部までほぼ均一に加熱される。したがっ
て、ゆっくりと加熱する場合は、設定温度と圧力になれ
ば、圧力容器を開放して瞬時に非加圧状態して竹を爆砕
することができる。温度と圧力を急激に上昇するとき
は、竹の内部まで均一に加熱するために、好ましくは設
定温度と圧力に数分〜数十分保持し、その後圧力容器を
開放して竹を爆砕する。
【0015】竹は、1回の爆砕で爆砕竹繊維となる。た
だし、爆砕竹繊維をさらに爆砕して、すなわち、竹を複
数の爆砕処理で繊維に分離してより細い繊維に分離でき
る。また、複数の爆砕処理で竹を爆砕する方法は、竹の
加熱温度と圧力を低くして、爆砕竹繊維とすることもで
きる。温度と圧力を高くして爆砕された爆砕竹繊維は、
1回の爆砕で細い繊維となる。爆砕竹繊維は、平均太さ
が0.1〜0.5mm、好ましくは0.2〜0.4mm
となるように竹を爆砕する。爆砕竹繊維が細すぎると充
分な強度にできず、また太すぎると、繊維補強プラスチ
ック成形体とする状態で繊維が表面に突出して外観が悪
くなり、また重量に対する繊維の全長が短くなって補強
繊維としての作用が低下する。
【0016】さらに、爆砕竹繊維は、竹を予備処理して
から爆砕処理して製作することもできる。予備処理は、
爆砕処理で繊維をより分離しやすくする処理である。予
備処理は、竹を苛性ソーダ水溶液に浸漬する処理、ある
いは竹を煮沸する処理である。竹を浸漬するする苛性ソ
ーダ水溶液は、好ましくは100リットルの水に2〜2
0kgの苛性ソーダを添加する。竹は、この苛性ソーダ
水溶液に1〜48時間、好ましくは2〜24時間、さら
に好ましくは2〜12時間浸漬される。苛性ソーダ水溶
液から取り出した竹を水で洗浄した後、乾燥することな
く圧力容器に入れて爆砕する。苛性ソーダ水溶液に浸漬
した後、爆砕された爆砕竹繊維は、爆砕処理で効率よく
繊維に分離される。この方法で製作された爆砕竹繊維
は、苛性ソーダ水溶液の浸漬時間を最適値として、引張
強度を向上できる。ただ、苛性ソーダ水溶液の浸漬時間
が短すぎても、また長すぎても引張強度は低下する。爆
砕竹繊維の引張強度を強くするために、竹を苛性ソーダ
水溶液に浸漬する時間は前述の範囲に設定される。
【0017】竹を熱湯に浸漬した後、爆砕する方法は、
予備処理として竹を2〜48時間煮沸する。この方法
は、煮沸された竹を洗浄することなく、また乾燥するこ
となく圧力容器に入れて速やかに温度上昇できる。ま
た、煮沸して軟化された竹を効率よく爆砕して繊維に分
離できる。
【0018】爆砕竹繊維は、孟宗竹が最適である。それ
は、孟宗竹が太くて多量の繊維があるために、能率よく
多量の爆砕竹繊維を製作できるからである。ただし、他
の種類の竹も使用できるのはいうまでもない。
【0019】竹は、数十cm〜数メートルに切断して、
圧力容器に入れて爆砕される。竹は節がある。節の部分
で爆砕竹繊維の強度が低下する。したがって、より好ま
しくは、節を除いた長さに竹を切断して爆砕すると理想
的な爆砕竹繊維が得られる。ただ、節の部分の強度も充
分に使用できる範囲にあるので、節を含む長さに切断し
て、爆砕竹繊維とすることができる。この爆砕竹繊維
は、相当に長くできる。爆砕竹繊維は、好ましくは1c
mよりも長くする。長い爆砕竹繊維が繊維補強プラスチ
ック成形体をより強靭に補強するからである。また、長
い爆砕竹繊維は、ネット状や網状に効率よく集合できる
特長がある。爆砕竹繊維は、プラスチックに混合して成
形することもできる。この場合、プラスチックに均一に
分散できるように、短く裁断する。プラスチックに混合
する爆砕竹繊維は、好ましくはその長さを1〜5cmと
し、ネットや網状に重合する爆砕竹繊維は、好ましくは
長さを3cm〜3mとする。
【0020】繊維補強プラスチック成形体は、金型の表
面にプラスチックと爆砕竹繊維を付着して成形され、あ
るいはプラスチックに添加して金型に注入して成形され
る。金型表面に付着して成形される繊維補強プラスチッ
ク成形体は、爆砕竹繊維を複数の層に積層して、すなわ
ち複数プライに爆砕竹繊維を積層してより強靭にでき
る。この繊維補強プラスチック成形体は、爆砕竹繊維を
積層する工程と、ペーストないし液状で未硬化状態のプ
ラスチックを塗布する塗布工程とを繰り返して製作され
る。この繊維補強プラスチック成形体は、ポリエステ
ル、ポリプロピレンおよびポリエチレンの成形に適して
いる。
【0021】プラスチックに爆砕竹繊維を混合して成形
される繊維補強プラスチック成形体は、プラスチックの
ペレットに短く切断した爆砕竹繊維を均一に混合し、こ
れを金型の成形室に圧入して成形される。この繊維補強
プラスチック成形体は、熱可塑性プラスチックの成形に
適している。
【0022】プラスチックに混合される爆砕竹繊維の比
率は、繊維補強プラスチック成形体の用途や使用目的に
応じて種々に変更される。ただ、爆砕竹繊維が少なすぎ
ると、補強繊維として充分な効果が得られなくなり、逆
に、爆砕竹繊維が多すぎても強度が低下すると共に、プ
ラスチックの特性が生かされなくなる。したがって、爆
砕竹繊維の含有量は、繊維補強プラスチック成形体全体
の重量に対して、20〜80重量%、好ましくは30〜
70重量%とする。とくに、爆砕竹繊維の含有量を50
重量%以上とする繊維補強プラスチック成形体は、竹製
品として分類されるので、簡単に廃棄処分できる特長が
ある。
【0023】
【実施例】[実施例1]以下の工程で爆砕竹繊維を製作
する。 (1) 2mに切断した孟宗竹を圧力容器に入れて密閉す
る。 (2) 圧力容器に加熱された蒸気を供給し、蒸気でもっ
て圧力容器の内部温度を173℃まで上昇させる。この
状態で圧力容器の内部圧力は0.86MPaとなる。 (3) 温度を173℃に上昇させて、この温度に5分保
持した後、圧力容器を開放して、非加圧状態として爆砕
する。この工程で竹は爆砕竹繊維となる。 (4) 爆砕竹繊維を再び圧力容器に入れて、(2)と(3)の
工程で再び爆砕する。その後、(2)〜(4)の工程を繰り返
し、7回爆砕して充分に細く爆砕された爆砕竹繊維とす
る。
【0024】以上の工程で得られた爆砕竹繊維の引張強
度を測定すると、竹の先端部で得られた爆砕竹繊維の引
張強度が586MPa、竹の根元部で得られた引張強度
が602MPaとなった。
【0025】この爆砕竹繊維とポリプロピレンを使用し
て、繊維補強プラスチック成形体を製作すると、その引
張強度は121MPaとなった。ただし、繊維補強プラ
スチック成形体は、外形を20×20cmの四角形と
し、厚さを3mmとし、ポリプロピレンの使用重量を7
0g、爆砕竹繊維の使用重量を70gとした。
【0026】[実施例2]以下の工程で爆砕竹繊維を製
作する。圧力容器の内部温度を173℃から178℃と
し、爆砕する回数を7回から4回とする以外、実施例1
と同様にして爆砕竹繊維を製作した。この工程で得られ
た爆砕竹繊維の引張強度を測定すると、竹の先端部で得
られた爆砕竹繊維の引張強度が910MPa、竹の根元
部で得られた引張強度が926MPaとなった。
【0027】この爆砕竹繊維とポリプロピレンを使用し
て、繊維補強プラスチック成形体を製作すると、その引
張強度は154MPaとなった。ただし、繊維補強プラ
スチック成形体は、外形を20×20cmの四角形と
し、厚さを3mmとし、ポリプロピレンの使用重量を7
0g、爆砕竹繊維の使用重量を70gとした。
【0028】[実施例3]以下の工程で爆砕竹繊維を製
作する。圧力容器の内部温度を173℃から182℃と
し、爆砕する回数を7回から1回とする以外、実施例1
と同様にして爆砕竹繊維を製作した。この工程で得られ
た爆砕竹繊維の引張強度を測定すると、竹の先端部で得
られた爆砕竹繊維の引張強度が681MPa、竹の根元
部で得られた引張強度が640MPaとなった。
【0029】この爆砕竹繊維とポリプロピレンを使用し
て、繊維補強プラスチック成形体を製作すると、その引
張強度は129MPaとなった。ただし、繊維補強プラ
スチック成形体は、外形を20×20cmの四角形と
し、厚さを3mmとし、ポリプロピレンの使用重量を7
0g、爆砕竹繊維の使用重量を70gとした。
【0030】[実施例4]以下の工程で爆砕竹繊維を製
作する。 (1) 2mに切断した孟宗竹を苛性ソーダ水溶液に2時
間浸漬する。苛性ソーダ水溶液は、100リットルの水
に8kgの苛性ソーダを添加している。 (2) 孟宗竹を苛性ソーダ水溶液から取り出し、水洗し
た後、圧力容器に入れて圧力容器を密閉する。 (3) 圧力容器に加熱された蒸気を供給し、蒸気でもっ
て圧力容器の内部温度を160℃まで上昇させる。この
状態で圧力容器の内部圧力は0.62MPaとなる。 (3) 温度を160℃に上昇させて、この温度に5分保
持した後、圧力容器を開放して、非加圧状態として爆砕
する。この工程で、竹は爆砕竹繊維となる。
【0031】以上の工程で得られた爆砕竹繊維の引張強
度を測定すると、竹の先端部と根元部で得られた爆砕竹
繊維の引張強度の平均値が1216MPaと極めて優れ
ていた。
【0032】この爆砕竹繊維とポリプロピレンを使用し
て、繊維補強プラスチック成形体を製作すると、その引
張強度は198MPaとなった。ただし、繊維補強プラ
スチック成形体は、外形を20×20cmの四角形と
し、厚さを3mmとし、ポリプロピレンの使用重量を7
0g、爆砕竹繊維の使用重量を70gとした。
【0033】[実施例5]孟宗竹を浸漬する苛性ソーダ
水溶液に、100リットルの水に16kgの苛性ソーダ
を添加したものを使用する以外、実施例4と同様にして
爆砕竹繊維を製作した。この爆砕竹繊維の引張強度の平
均値は943MPaと極めて優れていた。
【0034】さらに、この爆砕竹繊維を使用して実施例
4と同じようにして繊維補強プラスチック成形体を製作
すると、引張強度は165MPaとなった。
【0035】[実施例6]孟宗竹を苛性ソーダ水溶液に
浸漬する時間を2時間から24時間とする以外、実施例
4と同様にして爆砕竹繊維を製作した。この爆砕竹繊維
の引張強度の平均値は543MPaと優れていた。
【0036】さらに、この爆砕竹繊維を使用して実施例
4と同じようにして繊維補強プラスチック成形体を製作
すると、引張強度は99MPaとなった。
【0037】[実施例7]孟宗竹を苛性ソーダ水溶液に
浸漬する時間を2時間から24時間とする以外、実施例
5と同様にして爆砕竹繊維を製作した。この爆砕竹繊維
の引張強度の平均値は684MPaと優れていた。
【0038】さらに、この爆砕竹繊維を使用して実施例
4と同じようにして繊維補強プラスチック成形体を製作
すると、引張強度は131MPaとなった。
【0039】[比較例]2mに切断した孟宗竹を水洗し
た後、解繊機で機械的に解繊する。解繊機は、ローラー
で竹を押しつぶし、強制的に竹を解繊する。このように
して、竹の繊維を分離して竹繊維を製作する。
【0040】以上の工程で得られた竹繊維の引張強度を
測定すると、竹の先端部と根元部で得られた竹繊維の引
張強度の平均値は310MPaであった。
【0041】この竹繊維とポリプロピレンを使用して、
繊維補強プラスチック成形体を製作すると、その引張強
度は51MPaとなった。ただし、繊維補強プラスチッ
ク成形体は、外形を20×20cmの四角形とし、厚さ
を3mmとし、ポリプロピレンの使用重量を70g、竹
繊維の使用重量を70gとした。
【0042】以上の実施例1〜7で製作された繊維補強
プラスチック成形体の引張強度を、比較例の繊維補強プ
ラスチック成形体の引張強度と比較すると、実施例1で
は比較例の2.3倍、実施例2では3倍、実施例3では
2.5倍、実施例4では3.8倍、実施例5では3.2
倍、実施例6では1.9倍、実施例7では2.5倍とな
り、全てにおいて優れた結果が得られた。以上のよう
に、補強繊維として爆砕竹繊維を使用する本発明の繊維
補強プラスチック成形体は、従来の竹繊維を使用する繊
維補強プラスチック成形体に比較して、優れた強度を実
現できることがわかる。
【0043】
【発明の効果】本発明の繊維補強プラスチック成形体
は、極めて簡単な構造で竹繊維を補強繊維に使用してそ
の強度を著しく向上できる特長がある。それは、本発明
の繊維補強プラスチック成形体が、プラスチックに埋設
する補強繊維として、加熱加圧状態から瞬時に非加圧状
態とする爆砕処理で繊維に分離された爆砕竹繊維を使用
しているからである。加熱加圧状態から瞬時に非加圧状
態とする爆砕処理で分離された爆砕竹繊維は、竹の繊維
方向に無理な力を与えることなく分離できるので、極め
て優れた引張強度を実現できる。さらに、爆砕処理で分
離された爆砕竹繊維は、爆砕の衝撃によって、その表面
に極めて微細な凹凸が形成される状態で分離される。こ
のため、プラスチックに埋設する状態で、この凹凸のア
ンカー効果によって、プラスチックに強固に連結され
て、極めて優れた引張強度を実現できる。このように、
爆砕処理された爆砕竹繊維は、竹繊維の持つ特性を低下
させることなく、プラスチックに埋設される補強繊維と
して極めて理想的な竹繊維とすることができる。したが
って、本発明の繊維補強プラスチック成形体は、補強繊
維として理想的な爆砕竹繊維を使用して、極めて簡単な
構造でその強度を著しく向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水蒸気圧と温度の関係を示すグラフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101:00 B29C 67/14 X (71)出願人 502080678 長船 昭 徳島県小松島市神田瀬町9番5号 (71)出願人 595170317 西岡 守 徳島県那賀郡那賀川町大字北中島15番地の 5 (71)出願人 301018670 バン株式会社 徳島県徳島市津田海岸町1−98 ハイタク ビル2F (72)発明者 阪井 茂美 徳島県阿南市見能林町境12−2 (72)発明者 近藤 隆行 徳島県徳島市中吉野町1丁目50番地の1 (72)発明者 大西 和男 徳島県徳島市通町2丁目15番地 (72)発明者 西岡 守 徳島県那賀郡那賀川町大字北中島15番地の 5 Fターム(参考) 4F072 AA01 AA09 AB03 AB14 AB15 AC01 AC02 AC04 AC05 AD04 AD37 AJ36 AJ37 AJ40 4F205 AA04 AA11 AA24 AB25 AD16 HA19 HA35 HB01 HC12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強繊維をプラスチックに埋設してなる
    繊維補強プラスチック成形体において、 補強繊維として、加熱加圧状態から瞬時に非加圧状態と
    する爆砕処理で繊維に分離してなる爆砕竹繊維を使用し
    てなることを特徴とする繊維補強プラスチック成形体。
  2. 【請求項2】 補強繊維が、複数の爆砕処理で繊維に分
    離された爆砕竹繊維である請求項1に記載される繊維補
    強プラスチック成形体。
  3. 【請求項3】 補強繊維が、予備処理された竹を爆砕処
    理して繊維に分離された爆砕竹繊維である請求項1に記
    載される繊維補強プラスチック成形体。
  4. 【請求項4】 予備処理が竹を苛性ソーダ水溶液に浸漬
    する工程である請求項3に記載される繊維補強プラスチ
    ック成形体。
  5. 【請求項5】 繊維の平均長さが1cmよりも長い請求
    項1に記載される繊維補強プラスチック成形体。
  6. 【請求項6】 プラスチックがポリエステル、ポリプロ
    ピレンおよびポリエチレンのいずれかである請求項1に
    記載される繊維補強プラスチック成形体。
  7. 【請求項7】 竹繊維の平均太さが0.1〜0.5mm
    である請求項1に記載される繊維補強プラスチック成形
    体。
  8. 【請求項8】 竹繊維の含有量が20重量%以上である
    請求項1に記載される繊維補強プラスチック成形体。
  9. 【請求項9】 竹繊維の含有量が50重量%以上である
    請求項8に記載される繊維補強プラスチック成形体。
JP2002059555A 2002-03-05 2002-03-05 繊維補強プラスチック成形体 Expired - Fee Related JP3581869B2 (ja)

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