JP2003252640A - ガラス物品の延伸装置および方法 - Google Patents

ガラス物品の延伸装置および方法

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JP2003252640A
JP2003252640A JP2002057151A JP2002057151A JP2003252640A JP 2003252640 A JP2003252640 A JP 2003252640A JP 2002057151 A JP2002057151 A JP 2002057151A JP 2002057151 A JP2002057151 A JP 2002057151A JP 2003252640 A JP2003252640 A JP 2003252640A
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Japan
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gripping device
glass article
measurement
stretching
glass
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JP2002057151A
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Kentaro Takeda
健太郎 武田
Yuichi Oga
裕一 大賀
Motonori Nakamura
元宣 中村
Toshihiro Oishi
敏弘 大石
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/01205Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments starting from tubes, rods, fibres or filaments
    • C03B37/01225Means for changing or stabilising the shape, e.g. diameter, of tubes or rods in general, e.g. collapsing
    • C03B37/0124Means for reducing the diameter of rods or tubes by drawing, e.g. for preform draw-down
    • C03B37/01242Controlling or regulating the down-draw process

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦型又は横型延伸装置を用いてガラス物品を
外径精度良く制御して延伸できるガラス物品の延伸方法
及び延伸装置を提供する。 【解決手段】 延伸される母材の外径を第一乃至第四の
測定点のうち、少なくとも第二測定点および第四測定点
を含む二以上の測定点で測定し、得られた測定値D1
4 と各測定点での設定値S1 〜S4 の偏差△D1 〜D
4 を求め、該偏差に重み関数係数を掛けた値で上下把持
装置の移動速度を制御する。また、このように測定およ
び制御できるように構成された延伸装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガラス物品を加熱延
伸する装置および方法に関し、延伸されたガラス母材の
外径制御精度を向上できる延伸装置および方法に関す
る。本発明は各種ガラス加工品製造における棒状ガラス
の延伸工程、例えば光ファイバ製造工程等に非常に有利
に適用できる。
【0002】
【従来の技術】ガラスロッド(出発母材)を所定の外径
に延伸する方法としては、把持装置(チャック)で出発
母材の両端を把持し、回転させることなく、或いは回転
させながら加熱し、かつ前記両チャックが相対的に遠ざ
かるように移動させることにより延伸する。出発母材が
大型の場合、縦型の装置で延伸する方法が採用される。
【0003】図8は従来の縦型の延伸装置による延伸方
法を説明する概略図であり、有効部分平均外径Rの出発
母材を外径r(延伸径という)に延伸して延伸体を製造
する場合、上部チャックAの延伸初期の移動速度(送り
速度)をVA0,下部チャックの延伸初期の移動速度(引
き取り速度)をVC0とすると、数5に示す式(7),(6)が
成立する。
【数5】 R2 /r2 =VC0/VA0 ・・・・(7) VC0=(R2 /r2 )VA0 ・・・・(6)
【0004】チャックの移動速度を調整することにより
延伸精度を向上する方法として、延伸開始後、図8中に
I として示す位置で延伸外径を測定し、測定値DI とこ
の位置における外径の設計値SI の偏差△DI に重み関
数係数を掛けた値をVC0に加えてチャックCの引き取り
速度(VC )を調整する方法が知られており、DI が設
計値より太い場合にはVC を速く(大きく)し、DI
設計値より細い場合にはVC を遅く(小さく)して、調
整していた。このとき、上部チャックの速度(VA )は
固定しており(VA =VA0)、一点で測定したDI に対
応して下部チャックの速度を増減する調整法であった。
【0005】上記方法の改良法として特開平5−147
971号公報には、図9に示すように、ヒータを多段に
してヒータの間隙から、延伸テーパ部(外径Rの出発母
材が延伸によりRより小さい外径になりはじめ延伸径r
に至る部分)が始まった直後の位置IIと、延伸テーパ部
が終わる直前(延伸径rになる直前)の位置III の外径
IIとDIII を測定し、DIIから位置III における外径
目標値を予め算出しておき、この算出値と実測値DIII
との偏差を算出し、この偏差に応じてVA 及びVC を調
整する方法が提案されている。
【0006】さらに、特開2001−10839号公報
には図10に示すように、まだ延伸されていない母材有
効部に対応する位置IVにおける外径DIV、延伸テーパ部
の位置V での外径DV 及び延伸が終了して延伸体となっ
ている位置VIでの外径DVIを測定し、それぞれの設定値
からの偏差△DIV,△DV 及び△DVIを求め、DV ,D
VIの偏差に重み関数係数を掛けた値の和からVC を調整
し、DIVの偏差に重み関数係数を掛けた値からVA を調
整し、さらに延伸時の張力Fの偏差から加熱炉温度
(T、初期温度はT0 )を調整する方法が提案されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来法よりも更に精密に延伸外径を設計値に制御できる延
伸装置および方法を提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は下記 1) 〜12)
の構成により、上記課題を解決するものである。 1) ガラス物品の上流側端部および下流側端部をそれぞ
れ把持する第一把持装置および第二把持装置の間で該ガ
ラス物品を加熱しながら該第一把持装置と該第二把持装
置を相対的に遠ざけることにより該ガラス物品を延伸す
る方法において、ガラス溶融部内であってガラス移動速
度の変化量が最大である箇所の上流又は下流にある位置
と、該ガラス溶融部の終了部分位置においてガラスの外
径を測定し、前記両位置における外径測定値と外径設定
値との偏差を得て、各偏差に重み関数係数を掛けた値に
より第一把持装置および第二把持装置の引き取り速度を
調整することを特徴とするガラス物品の延伸方法。 2) ガラス物品の上流側端部および下流側端部をそれぞ
れ把持する第一把持装置および第二把持装置の間で該ガ
ラス物品を加熱しながら該第一把持装置と該第二把持装
置を相対的に遠ざけることにより該ガラス物品を延伸す
る方法において、[1] 該ガラス物品の外径を、第一乃至
第四の測定点で測定し、ここで前記第一測定点はガラス
溶融部内又は該ガラス溶融部の上流に位置し、第二測定
点はガラス溶融部内であってガラス移動速度変化量が最
大の箇所の上流又は下流に位置し、第三測定点は溶融部
より少なくとも下流に位置し、第四測定点は延伸テーパ
部の終了部分近傍に位置しており、[2] 上記第一乃至第
四測定点で得た測定値と各測定点における設定値から、
第二把持装置の速度VC を数6の式(1) に従い制御し、
【数6】 VC =VC0(1+c・△D1)+a(D2 −(S2 −e・△D4)) +g・d △D2/dt =VC0(1+c・△D1)+a(△D2 +e・△D4)+g・ d△D2/dt ……(1) ここで VA は第一把持装置の速度 VA0は第一把持装置の初速度 △D1 =D1 −S11 は第一測定点での測定値 S1 は第一測定点での設定値 △D2 =D2 −S22 は第二測定点での測定値 S2 は第二測定点での設定値 △D4 =D4 −S44 は第四測定点での測定値 S4 は第四測定点での設定値 a,c,eおよびgは重み関数係数であり、c,eおよ
びgは互いに独立に0であってよいが、a≠0である、
かつ[3] 第一把持装置の速度VA を数7の式(2)
【数7】VA =VA0−b・△k …(2) ここで VA0=(r2 /R2 )VC0 …(3) VA は第一把持装置の速度 VA0は第一把持装置の初速度 R は延伸前のガラス物品外径 r はガラス物品が延伸されてなる延伸体の外径 k =D3 −D40 =S3 −S4 △k=k−k0 =△D3 −△D4 △D3 =D3 −S33 は第三測定点での測定値 S3 は第三測定点での設定値 △D4 =D4 −S44 は第四測定点での測定値 S4 は第四測定点での設定値 bは重み関数係数であり0であってもよい、を満足する
ものとすることを特徴とするガラス物品の延伸方法。 3) 前記第三測定点において測定を行わないことを特徴
とする前記2)に記載のガラス物品の延伸方法。 4) 前記式(1) においてe=0であることを特徴とする
前記2)または3)に記載のガラス物品の延伸方法。 5) 前記第四測定点において測定を行わないことを特徴
とする前記2)または3)に記載のガラス物品の延伸方法。 6) 前記(2) 式においてb=0とすることを特徴とする
前記2)ないし5)のいずれかに記載のガラス物品の延伸方
法。 7) ガラス物品の上流側端部および下流側端部をそれぞ
れ把持する第一把持装置および第二把持装置の間で該ガ
ラス物品を加熱しながら該第一把持装置と該第二把持装
置を相対的に遠ざけることにより該ガラス物品を延伸す
る方法において、[1] 該ガラス物品の外径を、第一乃至
第四の測定点で測定し、ここで前記第一測定点はガラス
溶融部内又は該ガラス溶融部の上流に位置し、第二測定
点はガラス溶融部中のガラス移動速度変化量が最大の箇
所のすぐ上流側に位置し、第三測定点は溶融部より少な
くとも下流側に位置し、第四測定点は延伸テーパ部の終
了部分に位置しており、[2] 上記第一乃至第四測定点で
得た測定値と各測定点における設定値から、第一把持装
置の速度VA を数8の式(4) に従い制御し、
【数8】 VA =VA0(1−c・△D1)−a(D2 −(S2 −e・△D4)) −g・d △D2/dt =VA0(1−c・△D1)−a(△D2 +e・△D4)−g・d △D2/dt ……(4) ここで VA は第一把持装置の速度 VA0は第一把持装置の初速度 △D1 =D1 −S11 は第一測定点での測定値 S1 は第一測定点での設定値 △D2 =D2 −S22 は第二測定点での測定値 S2 は第二測定点での設定値 △D4 =D4 −S44 は第四測定点での測定値 S4 は第四測定点での設定値 a,c,eおよびgは重み関数係数であり、c,eおよ
びgは互いに独立に0であってよいが、a≠0である、
かつ[3] 第二把持装置の速度VC を数9の式(5)
【数9】VC =VC0+b・△k …(5) ここで VC0=(R2 /r2 )VA0 …(6) VC は第二把持装置の速度 VC0は第二把持装置の初速度 R は延伸前のガラス物品外径 r はガラス物品が延伸されてなる延伸体の外径 k =D3 −D40 =S3 −S4 △k=k−k0 =△D3 −△D4 △D3 =D3 −S33 は第三測定点での測定値 S3 は第三測定点での設定値 △D4 =D4 −S44 は第四測定点での測定値 S4 は第四測定点での設定値 bは重み関数係数であり0であってもよい、を満足する
ものとすることを特徴とするガラス物品の延伸方法。 8) 前記第三測定点において測定を行わないことを特徴
とする前記7)に記載のガラス物品の延伸方法。 9) 前記式(4) においてe=0であることを特徴とする
前記7)または8)に記載のガラス物品の延伸方法。 10) 前記第四測定点において測定を行わないことを特
徴とする前記7)または8)に記載のガラス物品の延伸方
法。 11) 前記(5) 式においてb=0とすることを特徴とす
る前記7)ないし10) のいずれかに記載のガラス物品の延
伸方法。
【0009】12) ガラス物品の上流側端部および下流
側端部をそれぞれ把持する第一把持装置および第二把持
装置、該第一把持装置と該第二把持装置の間で該ガラス
物品を加熱する加熱装置、及び該第一把持装置と該第二
把持装置を相対的に遠ざける装置を有するガラス物品の
延伸装置において、延伸中のガラス物品外径を測定する
装置として、第一測定装置が上記加熱装置の中心より上
流側0〜200mmの範囲内に、第二測定装置が上記加
熱装置の中心より上流又は下流側に150mmの範囲内
に、第三測定装置が上記加熱装置の中心より下流側70
〜120mmの範囲内に、そして第四測定装置が上記加
熱装置の中心より下流側120〜400mmの範囲内に
それぞれ設けられており、且つ前記第一ないし第四測定
装置により得られた測定値と外径設定値の偏差に従い延
伸速度を調整する制御装置を有することを特徴とするガ
ラス物品の延伸装置。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、縦型又は横型延伸装置
で延伸する際の、延伸時の母材外径測定を特定の位置で
行い、得られた測定値から延伸速度にフィードバックす
る式を新規なものとすることにより、精密な延伸径制御
を実現したものである。また、本発明はこの新規な制御
方式による制御を実現できる延伸装置を提供する。
【0011】以下、図1(A)及び(B)を参照し本発
明を具体的に説明する。図1(A)において出発母材1
が、延伸装置の加熱装置(ヒータ)2により加熱される
とともに第一把持装置3及び第二把持装置4が相対的に
遠ざかるように移動することにより延伸されて延伸体5
とされるが、該出発母材の有効部分の外径Rが小さくな
りはじめ延伸体外径rに至る部分を延伸テーパ部6、該
延伸テーパ部においてヒータに近い位置にあってガラス
が軟化温度(1700〜1900℃)に達している部分
を溶融部7という。出発母材1の両端には支持棒を接続
し、各把持装置は支持棒を把持するように構成した。第
一把持装置(上部チャックA)の送り出し初期速度
A0、第二把持装置(下部チャックC)の引き取り初期
速度VC0とするとき、数10の(7),(6) 式が成立する。
【数10】 R2 /r2 =VC0/VA0 ・・・・(7) VC0=(R2 /r2 )VA0 ・・・・(6)
【0012】初期速度VA0とVCOで延伸を開始し、VA
を一定とし、第二把持装置のメイン制御として、加熱中
心付近(溶融部)にある第二測定点における延伸テーパ
部の外径D2 と設定値S2 の偏差△D2 に重み関数係数
を掛けた値a・△D2 を用いる。すなわち、VA =VA0
かつVC0=VC +a・△D2 という制御(I) であるが、
この制御では外径の精度が上がるものの中心値がずれる
ことが判明した。
【0013】そこで、制御(I) に他の測定点の外径と測
定値の偏差をフィードバックする制御を加えた。
【数11】 VC =VC0(1+c・△D1 )+a(△D2 +e・△D4 )・・・(8) VA =VA0−b(△D3 −△D4 ) ・・・(9) 上記式(8), (9)において、a,b,c,eが全て0でな
い場合、測定点は4点である。第一測定点はガラス溶融
部内又は該ガラス溶融部の上流に位置し、第一測定点で
外径を測定する第一測定装置は、加熱装置の中心より上
流側0〜200mmの範囲内に設ける。第二測定点はガ
ラス溶融部内であってガラス移動速度変化量が最大の箇
所の上流又は下流に位置し、第二測定点で外径を測定す
る第二測定装置は、加熱装置の中心より上流又は下流側
に〜150mmの範囲内に設ける。第三測定点は溶融部
より少なくとも下流に位置し、第三測定点で外径を測定
する第三測定装置は、加熱装置の中心より下流側に70
〜120mmの範囲内に設ける。第四測定点は延伸テー
パ部の終了部分近傍に位置し、第四測定点で外径を測定
する第二測定装置は、加熱装置の中心より下流側に12
0〜400mmの範囲内に設ける。また、前記第一ない
し第四測定装置により得られた測定値と外径設定値の偏
差に従い延伸速度を調整する制御装置を設けてある。
【0014】上記式(8), (9)において、c=0のときは
第一測定点での測定は行わなくてよい。b=0のときは
第二測定点での測定は行わなくてよい。e=0のときは
第四測定点での測定は行わなくてよい。
【0015】第四測定点での測定値によるVC の制御 第四測定点における外径測定値D4 と設定値S4 から得
られる偏差△D4 に重み関数係数eを掛けた値で第二把
持装置の引き取り速度VC を数12に示す式(11)に従い
調整する。
【数12】 第一把持装置速度: VA =VA0 ・・・(10) 第二把持装置速度: VC =VCO+a(D2 −(S2 −e(D4 −S4)) =VCO+a(△D2 +e・△D4 ) ・・・(11) ここで △D2 =D2 −S2 △D4 =D4 −S4 a,eは重み関数係数であり、この式においてはa≠
0,e≠0である。
【0016】このとき、第二測定点の位置が重要であ
り、図1(B)に示すように延伸テーパ部においてガラ
ス速度変化量が最も大きい点(ヒータの中心)より上流
または下流側に150mmの範囲内とする。ガラス速度
とは、ガラスが実際に動いている速度であり、溶融部の
ガラスは第一把持装置速度と第二把持装置速度の間の速
度で移動している。なお、本発明においては下流側とは
ガラスが細径にされてゆく方向、上流側とは延伸されて
いない出発母材側である。また、第四測定点の位置は、
図1(B)に示すように、仕上がり径近傍であり加熱中
心位置から下流に120〜400mmの範囲内である。
【0017】第一測定点での測定値によるVC の制御 出発母材の径変動が特に大きい場合、D2 のみの制御を
行うと、制御がハンチングし、延伸された径変動は大き
くなる。これを防ぐために、本発明では数13の式(12)
のように第一測定点での測定値D1 で事前に外径変動を
察知し、D2 制御前よりチャック速度を制御してD2
よる制御の負担を軽くする。第一測定点の位置はヒータ
中心より上流側に0〜200mmの範囲内とする。この
位置は溶融部あるいは溶融部より上流側となる。図1
(B)に示した一実施態様では第一測定点はガラス物品
の延伸テーパ部が開始する部分のすぐ上流に位置してい
る。
【数13】 第一把持装置速度: VA =VA0 ・・・(10) 第二把持装置速度: VC =VCO(1+c・△D1 )+a△D2 ・・・(12) ここで △D1 =D1 −S1 △D2 =D2 −S2 a,cは重み関数係数であり、a≠0かつc≠0であ
る。
【0018】なお、第一測定点は実際にはヒータより上
流に位置させるので、D1 による制御は時間遅れτを持
たせることが好ましい。これはD1 によりすぐに制御を
かけると測定点より下流の母材の径を変動させてしまう
からである。τは数14の式(13)で定義される。
【数14】 (L/VC )< τ <(L/VA ) ・・・ (13) ここで、LはD1 からヒータ中心までの距離である。
【0019】第三測定点および第四測定点での測定値に
よる補正制御 第三測定点は図1(B)に示すように少なくとも溶融部
7より下流に位置し、例えば加熱装置(ヒータ)2の中
心から下流側に70〜120mm以内の位置である。該
第三測定点で外径を測定し、得られた測定値D3 と第三
測定点での設定値S3 の偏差△D3 を求める。また、第
四測定点は前記のようにヒータ中心より下流に120〜
400mmの範囲内に位置する。例えばヒータ長が10
0mm程度の場合には、延伸テーパ部6の終了部分(延
伸体3との境目)から上方50mmまであたりの位置、
で測定した測定値D4 から設定値S4 との偏差△D4
求める。図1(B)に示すように第三測定点と第四測定
点での各測定値D3 とD4 の差は、テーパ部の勾配に対
応する。そこで数15の式(2) のように測定された勾配
の値kと勾配の設定値k0 を定義するとき、偏差△kに
重み関数係数bを掛けた値を、VA0に加えて送り出し速
度VA を補正する〔式(2′) 〕。このようにVAを補正
すると、外乱(支持棒接続部のび、ガラス温度の変化に
よる溶融テーパ部の形状変化等)の影響を受けずに延伸
することが可能となる。
【数15】 VA =VA0−b△k ・・・・ (2) ここで k =D3 −D40 =S3 −S4 △k =k−k0 =(D3 −S3 )−(D4 −S4 ) △D3 =D3 −S3 従ってVA =VA0−b(△D3 −△D4 )・・・(2′) bは重み関数係数である。
【0020】△D2 の微分制御 さらに、VC については△D2 の微分値に重み関数係数
gを掛けた値をさらに足すことにより、精密な制御がで
きる。すなわち、数16に示す式(14)〜(17)のように制
御する。
【数15】 VC =VC0+a△D2 +g・d △D2/dt ・・・(14) VC =VC0(1+c・△D1 )+a・△D2 +g・d △D2/dt ・・・(15) VC =VC0+a(D2 −(S2 −e・△D4)) +g・d △D2/dt ・・・(16) VC =VC0(1+c・△D1)+a(D2 −(S2 −e・△D4)) +g・d △D2/dt =VC0(1+c・△D1)+a(△D2 +e・△D4)+g・d △D2/dt・・(17)
【0021】本発明において第一から第四測定点のすべ
てで測定を行った場合の制御方法をまとめると、数17
の式(1) および(2) のように表せる。
【数17】 VC =VC0( 1+c・△D1)+a(D2 −( S2 −e△D4)) +g・d △D2/dt =VC0( 1+c・△D1)+a(△D2 +e△D4)+g・d △D2/dt・・ (1) かつ、VA =VA0−b△k =VA0−b(△D3 −△D4 ) ・・・・ (2)
【0022】ところで、以上では第一,第二及び第四測
定点での測定値の設定値に対する偏差で第二把持装置の
速度VC を制御し、第三測定点(及び第四測定点)での
測定値の設定値に対する偏差で第一把持装置の速度VA
を制御する方法を説明したが、本発明においては、上記
においてVC とVA を入れ換えて制御してもよい。その
とき、VC とVA は数18に示す式(4),(5) 及び(6) の
ようになる。この式(4) は前述した式(1) に対応するも
のであり、第一から第四測定点での測定値の偏差をすべ
て利用して制御した例を示している。
【数18】 VA =VA0( 1−c・△D1)−a(D2 −( S2 −e△D4)) −g・d △D2/dt =VA0( 1−c・△D1)−a(△D2 +e△D4)−g・d △D2/dt・・ (4) かつ、VC =VC0+b△k =VC0+b(△D3 −△D4 ) ・・・・ (5) ここでVC0=(R2 /r2 )VA0 ・・・・ (6) また以上の説明をまとめて表1,表2に示す。表2にお
いて制御はイ)とロ)の組合せ、制御はハ)とニ)
の組合せを意味する。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】本発明の装置は図1(A)及び(B)で説
明したように第一乃至第四の測定点でD1 〜D4 を測定
し、設定値S1 〜S4 との偏差△D1 〜D4 並びにd△
2/dtを得て、これに重み関数係数a,b,c,
e,g を掛けた値で、前記した各式により第一把持装
置及び第二把持装置の速度VA 及びVC を制御できるよ
うにしたものである。各測定点での測定はヒータに間隙
を設けて測定する。ヒータを分割して設けて測定するこ
ともできるが、隙間を設けて測定する方が電極数を増や
さなくて済む点で有利である。また、ヒータ上下を測定
し、その演算値(例えば平均値)から計算で求めてもよ
い。測定値(モニター値)をから偏差を求め、制御式に
従って制御信号を出して延伸速度を変化させる手段はこ
の種技術分野の公知手段によればよい。
【0026】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるところはない。
【0027】(比較例)図1に示した装置を用いて、数
19に示す式に従い制御して〔制御(I) 〕、コアにGe
が添加された光ファイバ用ガラス母材を延伸した。ヒー
タは内径160mmφ、長さ100mmであり、各測定
点位置は、図2において、D1:ヒータ中心より上流側
700mmの位置、D2:ヒータ中心(0mm)、D
3:ヒータ中心より下流に70mm、D4 :ヒータ中心
より下流150mmとし、ヒータ温度は1900℃とし
た。該ガラス母材は直径100mmφ、長さ400m
m、延伸目標径は40mmφであった。
【数19】 延伸されたガラス母材の完全に仕上がった部分の外径を
延伸外径として測定した。測定結果を図2に示す。図2
において縦軸は延伸外径(mm)、横軸は長手方向の位
置(mm)を示し、延伸されたガラス母材として有効に
使用できる部分(コアにGeが所定量添加されている部
分)の上流端を0としている。制御方式Iでは、目標径
φ40mmに開始、延伸外径中心値は40.5mmとず
れてしまった。中心がこのようにはずれたため、歩留り
は0%であった。
【0028】(実施例1)比較例1の制御(I) に、仕上
がり径近くの外径(第四測定点の測定値)をフィードバ
ックする制御を加え数20に示す式による制御(II)とし
た以外は比較例と同様に行った。
【数20】 制御(II) VA =VA0 かつVC =VC0+a(D2 −(S2 −e(D4 −S4 )) =VC0+a(△D2 +e・△D4 ) 結果を図3に実線で示す。図3に示すように制御(II)で
は中心値40±0.1mmに歩留り50%で延伸でき
た。(歩留りは中心値40±0.1mmに延伸できた割
合)
【0029】(実施例2)実施例1の制御(II)に△D2
の微分制御を加え、数21に示す制御(III) とした以外
は実施例1と同様に行った。
【数21】 制御(III) VA =VA0 かつVC =VC0+a(D2 −(S2 −e(D4 −S4 ))+g・d △D2/dt =VC0+a(△D2 +e・△D4 )+g・d △D2/dt 結果を図4に実線で示す。図4に示すように制御(III)
では口出し開始のハンチング(図4中のオーバーシュー
トしている部分)が小さくなり、中心値40±0.1m
mに歩留り60%で延伸できた。なお、オーバーシュー
トとは、比例制御により細い部分を無理に太くしようと
して太くなりすぎる現象である。
【0030】(実施例3)実施例2の制御(III) にVA
制御を加え、数22に示す制御(IV)とした以外は実施例
2と同様に行った。
【数22】 制御(IV) VA =VA0−b・△k かつVC =VC0+a(D2 −(S2 −e(D4 −S4 ))+g・d △D2/dt =VC0+a(△D2 +e・△D4 )+g・d △D2/dt 結果を図5に実線で示す。図5に示すように延伸終了時
における支持棒接続部伸びによる太径化が小さくなり、
中心値40mm±0.1mmに歩留り70%で延伸でき
た。
【0031】(実施例4)実施例3の制御(IV)に出発母
材の変動を予測する制御(第一測定点の偏差)を加え、
数23に示す制御(V) とした以外は実施例3と同様に行
った。出発母材の開始端では径が急峻に変動している場
合が多く、(II)の制御では制御遅れがどうしても起き
る。それを回避する制御である。
【数23】 制御(V) VA =VA0−b・△k かつ VC =VC0(1+c・△D1)+a(D2 −(S2 −e(D4 −S4)) +g・d △D2/dt =VC0(1+c・△D1)+a(△D2 +e・△D4 )+g・d △D2/dt 結果を図6に実線で示す。図6に示すように制御(V) に
より出発母材の径変動に速やかに制御が効き、口出しで
のハンチング量が小さくなり、中心値40mm±0.1
mmに延伸できた歩留りは、80%と非常に向上した。
なお、図7は比較例の制御(I) による延伸結果と、本発
明の実施例4の制御(V) による延伸結果とを比較して示
したグラフ図である。
【0032】上記の実施例,比較例から明らかなよう
に、従来法によれば外径制御の精度は±1%(例えば延
伸径を40mmに設定した場合で40mm±0.4m
m)程度であったが、本発明によれば精度0.25%
(40±0.1mm)でしかも50〜80%という非常
に高い歩留りで延伸することが可能となった。
【0033】
【発明の効果】以上説明のとおり、本発明はガラス物品
を寸法精度良好に、しかも高い歩留りで延伸することが
できる方法であり、縦型延伸、横型延伸のいずれにも適
用できる。また本発明装置は本発明の方法を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を説明する概略説明図であり、図
1(A)は本発明の装置構成の概略を説明する図、図1
(B)は本発明の各測定点位置を説明する図である。
【図2】比較例の延伸結果を示すグラフ図である。
【図3】本発明の実施例1の延伸結果を示すグラフ図で
ある。
【図4】本発明の実施例2の延伸結果を示すグラフ図で
ある。
【図5】本発明の実施例3の延伸結果を示すグラフ図で
ある。
【図6】本発明の実施例4の延伸結果を示すグラフ図で
ある。
【図7】本発明の実施例4の延伸結果と比較例の延伸結
果を示すグラフ図である。
【図8】従来法の一例の概略説明図である。
【図9】従来法の他の一例の概略説明図である。
【図10】従来法のさらに他の一例の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1 出発母材、 2 加熱装置(ヒータ)、 3
第一把持装置、4 第二把持装置、 5 延伸体、
6 延伸テーパ部、 7 溶融部、R 出発母材外
径、 r 延伸体外径。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 元宣 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 大石 敏弘 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 4G021 BA00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス物品の上流側端部および下流側端
    部をそれぞれ把持する第一把持装置および第二把持装置
    の間で該ガラス物品を加熱しながら該第一把持装置と該
    第二把持装置を相対的に遠ざけることにより該ガラス物
    品を延伸する方法において、ガラス溶融部内であってガ
    ラス移動速度の変化量が最大である箇所の上流又は下流
    にある位置と、該ガラス溶融部の終了部分位置において
    ガラスの外径を測定し、前記両位置における外径測定値
    と外径設定値との偏差を得て、各偏差に重み関数係数を
    掛けた値により第一把持装置および第二把持装置の引き
    取り速度を調整することを特徴とするガラス物品の延伸
    方法。
  2. 【請求項2】 ガラス物品の上流側端部および下流側端
    部をそれぞれ把持する第一把持装置および第二把持装置
    の間で該ガラス物品を加熱しながら該第一把持装置と該
    第二把持装置を相対的に遠ざけることにより該ガラス物
    品を延伸する方法において、[1] 該ガラス物品の外径
    を、第一乃至第四の測定点で測定し、ここで前記第一測
    定点はガラス溶融部内又は該ガラス溶融部より上流に位
    置し、第二測定点はガラス溶融部内であってガラス移動
    速度変化量が最大の箇所の上流又は下流に位置し、第三
    測定点は溶融部より少なくとも下流に位置し、第四測定
    点は延伸テーパ部の終了部分近傍に位置しており、[2]
    上記第一乃至第四測定点で得た測定値と各測定点におけ
    る設定値から、第二把持装置の速度VC を数1の式(1)
    に従い制御し、 【数1】 VC =VC0(1+c・△D1)+a(D2 −(S2 −e・△D4)) +g・d △D2/dt =VC0(1+c・△D1)+a(△D2 +e・△D4)+g・d △D2/dt ……(1) ここで VC は第二把持装置の速度 VC0は第二把持装置の初速度 △D1 =D1 −S11 は第一測定点での測定値 S1 は第一測定点での設定値 △D2 =D2 −S22 は第二測定点での測定値 S2 は第二測定点での設定値 △D4 =D4 −S44 は第四測定点での測定値 S4 は第四測定点での設定値 a,c,eおよびgは重み関数係数であり、c,eおよ
    びgは互いに独立に0であってよいが、a≠0である、
    かつ[3] 第一把持装置の速度VA を数2の式(2) 【数2】VA =VA0−b・△k …(2) ここで VA0=(r2 /R2 )VC0 …(3) VA は第一把持装置の速度 VA0は第一把持装置の初速度 R は延伸前のガラス物品外径 r はガラス物品が延伸されてなる延伸体の外径 k =D3 −D40 =S3 −S4 △k=k−k0 =△D3 −△D4 △D3 =D3 −S33 は第三測定点での測定値 S3 は第三測定点での設定値 △D4 =D4 −S44 は第四測定点での測定値 S4 は第四測定点での設定値 bは重み関数係数であり0であってもよい、を満足する
    ものとすることを特徴とするガラス物品の延伸方法。
  3. 【請求項3】 前記第三測定点において測定を行わない
    ことを特徴とする請求項2に記載のガラス物品の延伸方
    法。
  4. 【請求項4】 前記式(1) においてe=0であることを
    特徴とする請求項2または3に記載のガラス物品の延伸
    方法。
  5. 【請求項5】 前記第四測定点において測定を行わない
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のガラス物品
    の延伸方法。
  6. 【請求項6】 前記(2) 式においてb=0とすることを
    特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載のガラス物品
    の延伸方法。
  7. 【請求項7】 ガラス物品の上流側端部および下流側端
    部をそれぞれ把持する第一把持装置および第二把持装置
    の間で該ガラス物品を加熱しながら該第一把持装置と該
    第二把持装置を相対的に遠ざけることにより該ガラス物
    品を延伸する方法において、[1] 該ガラス物品の外径
    を、第一乃至第四の測定点で測定し、ここで前記第一測
    定点はガラス溶融部内又は該ガラス溶融部より上流に位
    置し、第二測定点はガラス溶融部内であってガラス移動
    速度が最大の箇所のすぐ上流側に位置し、第三測定点は
    溶融部より少なくとも下流側に位置し、第四測定点は延
    伸テーパ部の終了部分に位置しており、[2] 上記第一乃
    至第四測定点で得た測定値と各測定点における設定値か
    ら、第一把持装置の速度VA を数3の式(4) に従い制御
    し、 【数3】 VA =VA0(1−c・△D1)−a(D2 −(S2 −e・△D4))-g・d △D2 /dt =VA0(1−c・△D1)−a(△D2 +e・△D4)−g・d △D2 /dt ……(4) ここで VA は第一把持装置の速度 VA0は第一把持装置の初速度 △D1 =D1 −S11 は第一測定点での測定値 S1 は第一測定点での設定値 △D2 =D2 −S22 は第二測定点での測定値 S2 は第二測定点での設定値 △D4 =D4 −S44 は第四測定点での測定値 S4 は第四測定点での設定値 a,c,eおよびgは重み関数係数であり、c,eおよ
    びgは互いに独立に0であってよいが、a≠0である、
    かつ[3] 第二把持装置の速度VC を数4の式(5) 【数4】VC =VC0+b・△k …(5) ここで VC0=(R2 /r2 )VA0 …(6) VC は第二把持装置の速度 VC0は第二把持装置の初速度 R は延伸前のガラス物品外径 r はガラス物品が延伸されてなる延伸体の外径 k =D3 −D40 =S3 −S4 △k=k−k0 =△D3 −△D4 △D3 =D3 −S33 は第三測定点での測定値 S3 は第三測定点での設定値 △D4 =D4 −S44 は第四測定点での測定値 S4 は第四測定点での設定値 bは重み関数係数であり0であってもよい、を満足する
    ものとすることを特徴とするガラス物品の延伸方法。
  8. 【請求項8】 前記第三測定点において測定を行わない
    ことを特徴とする請求項7に記載のガラス物品の延伸方
    法。
  9. 【請求項9】 前記式(4) においてe=0であることを
    特徴とする請求項7または8に記載のガラス物品の延伸
    方法。
  10. 【請求項10】 前記第四測定点において測定を行わな
    いことを特徴とする請求項7または8に記載のガラス物
    品の延伸方法。
  11. 【請求項11】 前記(5) 式においてb=0とすること
    を特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載のガラス
    物品の延伸方法。
  12. 【請求項12】 ガラス物品の上流側端部および下流側
    端部をそれぞれ把持する第一把持装置および第二把持装
    置、該第一把持装置と該第二把持装置の間で該ガラス物
    品を加熱する加熱装置、及び該第一把持装置と該第二把
    持装置を相対的に遠ざける装置を有するガラス物品の延
    伸装置において、延伸中のガラス物品外径を測定する装
    置として、第一測定装置が上記加熱装置の中心より上流
    側0〜200mmの範囲内に、第二測定装置が上記加熱
    装置の中心より上流又は下流側に150mmの範囲内
    に、第三測定装置が上記加熱装置の中心より下流側70
    〜120mmの範囲内に、そして第四測定装置が上記加
    熱装置の中心より下流側120〜400mmの範囲内に
    それぞれ設けられており、且つ前記第一ないし第四測定
    装置により得られた測定値と外径設定値の偏差に従い延
    伸速度を調整する制御装置を有することを特徴とするガ
    ラス物品の延伸装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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