JP2003251664A - 射出成形装置及び射出成形方法 - Google Patents
射出成形装置及び射出成形方法Info
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Abstract
て、コアピンが変形、破損するのを防止する。 【解決手段】 上型3と下型15とからなる成形金型2
と、下型15に設けられるコアピン17と、上型3に設
けられるホットノズル7と、ホットノズル7を挿通する
スリーブピン21、及びスリーブピン21を挿通してコ
アピン17に当接するゲートピン22を有するバルブ2
0とを備える。ゲートピン22及びスリーブピン21を
それぞれ独立の駆動源に連結し、各駆動源の作動により
独立に駆動させる。型締めの際に、ゲートピン22とコ
アピン17との間に所定の間隙が形成されるようにゲー
トピン22の初期位置を設定し、ゲートピン22にコア
ピン17が当接して変形、破損するのを防止する。常に
一定の形状のキャビティ71を形成できるので、常に一
定の品質、形状の成形品を成形できる。
Description
射出成形方法に関し、特に、円筒状の成形品を成形する
のに有効な射出成形装置及び射出成形方法に関するもの
である。
図11に示す。この射出成形装置81は、相対的に型締
め型開き可能に設けられる上型83と下型95とを有
し、両型83、95の型締めの際に両型83、95間で
キャビティ110を形成する成形金型82と、下型95
に設けられるとともに、キャビティ110の中心部を挿
通するコアピン97と、上型83に設けられるととも
に、キャビティ110内に成形材料120を射出充填す
るホットノズル87と、ホットノズル87を挿通してホ
ットノズル87を開閉可能なスリーブピン101とスリ
ーブピン101を挿通してコアピン97に当接可能なゲ
ートピン102とを有するバルブ100とを備えてい
る。
用いて円筒状の成形品121を成形するには、図9に示
すように、図8の成形金型82の型開きの状態から成形
金型82の型締めをして、バルブ100のゲートピン1
02をコアピン97に当接させ、上型83と下型95と
の間でコアピン97が中心部に位置する筒状のキャビテ
ィ110を形成する。
示せず)を作動させてバルブ100のスリーブピン10
1を上方に駆動させてホットノズル87を開放させ、ホ
ットノズル87から成形材料120をキャビティ110
内に射出充填し、この後、図11に示すように、駆動源
の作動によりスリーブピン101を下方に駆動させてホ
ットノズル87を閉塞し、成形材料120をキャビティ
110内に封入する。
形材料120が硬化した後に成形金型82の型開きを行
うことで、キャビティ110の形状に合致した成形品1
21を成形することができるものである。
ような構成の射出成形装置81にあっては、種々の成形
条件によってバルブ100のゲートピン102の熱膨張
量が変化するため、成形金型82を型締めした際に、ゲ
ートピン102のコアピン97に対する突き当て荷重が
変化し、過大な突き当て荷重が加わった場合に、コアピ
ン97が座屈して変形したり、破損したりすることがあ
る。このため、キャビティ110の形状が変化し、一定
の形状、品質の成形品121を成形することが困難とな
り、成形品の成形精度が著しく低下したり、成形不良が
発生したりすることがある。
なされたものであって、種々の成形条件によってバルブ
のゲートピンの熱膨張量が変化しても、成形金型の型締
めの際に、バルブのゲートピンのコアピンに対する突き
当て荷重が過大になって、コアピンが座屈して変形した
り、破損したりするようなことはなく、常に一定の形
状、品質の成形品を成形することができ、成形精度を高
めることができるとともに、成形不良が発生することの
ない射出成形装置及び射出成形方法を提供することを目
的とするものである。
課題を解決するために、以下のような手段を採用してい
る。すなわち、請求項1に係る発明は、相対的に型締め
型開き可能に設けられる固定金型と可動金型とを有し、
両型の型締めの際に両型間でキャビティを形成する成形
金型と、前記可動金型に設けられるとともに、前記キャ
ビティの中心部を挿通するコアピンと、前記固定金型に
設けられるとともに、前記キャビティ内に成形材料を射
出充填するホットノズルと、前記ホットノズルを挿通し
て前記ホットノズルを開閉可能なスリーブピンと該スリ
ーブピンを挿通して前記コアピンに当接可能なゲートピ
ンとを有するバルブとを備えた射出成形装置において、
前記ゲートピン及びスリーブピンをそれぞれ独立の駆動
源に連結し、各駆動源の作動により独立に駆動可能とし
たことを特徴とする。この発明による射出成形装置によ
れば、バルブのゲートピンとスリーブピンとを独立の駆
動源により独立して駆動させることができるので、固定
金型と可動金型とからなる成形金型の型締めの際に、ゲ
ートピンとコアピンとの間に所定の間隙が形成されるよ
うにゲートピンの初期位置を設定しておくことにより、
種々の成形条件によってゲートピンの熱膨張量に変化が
生じても、成形金型の型締めの際にゲートピンがコアピ
ンに当接するようなことはなく、コアピンの変形等を防
止できることになる。
射出成形装置であって、前記駆動源はアクチュエータの
独立して駆動する2つのプランジャーであり、一方のプ
ランジャーに前記ゲートピンを連結し、他方のプランジ
ャーに前記スリーブピンを連結したことを特徴とする。
この発明による射出成形装置によれば、一方のプランジ
ャーの作動によりゲートピンが駆動し、他方のプランジ
ャーの作動によりスリーブピンが駆動することになる。
射出成形装置であって、前記コアピンの径を前記ゲート
ピンの径よりも小さく設定したことを特徴とする。この
発明による射出成形装置によれば、バルブのスリーブピ
ンを駆動させるときに、スリーブピンがコアピンに当接
することはなく、コアピンの変形等を防止できることに
なる。
開き可能に設けられる固定金型と可動金型とを有し、両
型の型締めの際に両型間でキャビティを形成する成形金
型と、前記可動金型に設けられるとともに、前記キャビ
ティの中心部を挿通するコアピンと、前記固定金型に設
けられるとともに、前記キャビティ内に成形材料を射出
充填するホットノズルと、前記ホットノズルを挿通して
前記ホットノズルを開閉可能なスリーブピンと該スリー
ブピンを挿通して前記コアピンに当接可能なゲートピン
とを有するバルブとを備えた射出成形装置を使用し、前
記キャビティの形状に合致した成形品を成形する射出成
形方法において、前記ゲートピン及びスリーブピンをそ
れぞれ独立の駆動源に連結して、各駆動源の作動により
独立に駆動可能とし、前記成形金型の型締めの際に、前
記コアピンと前記ゲートピンとの間に所定の間隙を形成
し、この後、一方の駆動源の作動により前記ゲートピン
を駆動させて前記コアピンに当接させ、この後、他方の
駆動源の作動により前記スリーブピンを作動させて前記
ホットノズルを開いて前記キャビティ内に成形材料を射
出充填し、この後、他方の駆動源の作動により前記スリ
ーブピンを作動させて前記ホットノズルを閉じて前記キ
ャビティ内に成形材料を封入することを特徴とする。こ
の発明による射出成形方法によれば、固定金型と可動金
型とからなる成形金型の型締めの際に、ゲートピンとコ
アピンとの間に所定の間隙が形成されるようにゲートピ
ンの初期位置を設定しておくことにより、種々の成形条
件によってゲートピンの熱膨張量が変化しゲートピンが
コアピンに当接するようなことはなく、コアピンの変形
等を防止できることになる。
形態について説明する。図1から図7には、本発明によ
る射出成形装置の一実施の形態が示されていて、この射
出成形装置1は、相対的に型締め型開き可能に設けられ
る上型3(固定金型)と下型15(可動金型)とを有す
る成形金型2と、下型15に設けられるコアピン17
と、上型3に設けられるホットノズル7と、ホットノズ
ル7を開閉するバルブ20と、バルブ20を駆動させる
アクチュエータ30とを備えている。
成形装置1の型締め機構(図示せず)に装着され、型締
め機構の作動により上型3に対して下型15が相対的に
可動することにより、型締め又は型開きが行われるよう
になっている。
ように、上下方向に貫通した状態で孔6が設けられ、こ
の孔6内に上方からホットノズル7が嵌合されるように
なっている。ホットノズル7は、中心部に成形材料72
の供給孔8が貫通した状態で設けられる略円筒状をなす
ものであって、供給孔8の中心部を上方からバルブ20
が上下方向に駆動可能に挿通するようになっている。供
給孔8の下端部には径が細く絞られた射出孔9が設けら
れるようになっている。ホットノズル7の射出孔9の延
長線上に位置する上型3の部分には、ホットノズル7の
射出孔9と上型3の下面との間を連通する略円柱状の射
出孔4が設けられ、この射出孔4の下端部により後述す
るキャビティ71の上端部が構成されるようになってい
る。ホットノズル7の下端面側には上型3の射出孔4に
連通する略椀形状の貯留室5が設けられ、この貯留室5
内に所定量の成形材料72が貯留されるようになってい
る。
ように、ホットノズル7の上部に位置するマニホールド
10の供給孔11に連通し、マニホールド10の供給孔
11はマニホールド10の上部に位置するスプルーブッ
シュ12の供給孔13に連通し、スプルーブッシュ12
の上部には射出機構の射出ノズル14が当接するように
なっている。従って、射出ノズル14からマニホールド
10の供給孔11及びホットノズル7の供給孔8を介し
て後述するキャビティ71内に成形材料72が射出充填
されるものである。
に、ホットノズル7の供給孔8の中心部を上下方向に駆
動可能に挿通し、ホットノズル7の射出孔9を開閉可能
な筒状のスリーブピン21と、スリーブピン21の内周
側を上下方向に駆動可能に挿通し、後述する下型15側
のコアピン17に当接可能な棒状のゲートピン22とか
ら構成されている。バルブ20の上端部はホットノズル
7の上方に位置するアクチュエータ30に連結されるよ
うになっている。
に、独立して駆動する2つのプランジャー31、61を
有する2段シリンダ30であって、一方のプランジャー
31にゲートピン22の上端部が一体に連結され、他方
のプランジャー61にスリーブピン21の上端部が一体
に連結され、各プランジャー31、61を駆動源として
上下方向に駆動するようになっている。
状のシリンダチューブ40と、シリンダチューブ40の
上端開口部を閉塞する蓋47と、シリンダチューブ40
内に設けられるとともに、シリンダチューブ40内を上
下方向に第1室59と第2室60の2室に区画する第1
リーブ50及び第2スリーブ54と、第1スリーブ50
の内周側に形成される第1室59内に往復動自在に設け
られる第1プランジャー31と、第2スリーブ54の内
周側に形成される第2室60内に往復動自在に設けられ
る第2プランジャー61とを備えている。
ストン部32と、ピストン部32の上面中央部に一体に
設けられる筒状の上部ロッド34と、ピストン部32の
下面中央部に一体に設けられる円柱状の下部ロッド35
とから構成されている。
が上部ロッド34の内周側に開口し、下端が下部ロッド
35の下端側に開口するゲートピン挿通用の孔37が貫
通した状態で設けられ、このゲートピン挿通用の孔37
内を前述したゲートピン22が挿通するようになってい
る。この場合、ゲートピン22の上端部には他の部分よ
りも大径の頭部23が一体に設けられ、この頭部23を
上部ロッド34の内周側の底部に位置し、この状態で頭
部23の上部にスペーサー24を介してプラグ25を螺
着させることで、ゲートピン22が第1プランジャー3
1に一体に固定されるようになっている。
られている孔48内に摺動自在に挿着され、下部ロッド
35は、後述する第2プランシャー61の上部ロッド6
7の内周側に摺動自在に挿着され、ピストン部32は、
第1スリーブ50の内周側に形成される第1室59内に
摺動自在に挿着されるようになっている。
4との間をシールするOリング49が装着され、ピスト
ン部32の周面には第1室59の内周面との間をシール
するOリング33が装着され、下部ロッド35の周面に
は後述する第2プランジャー61の上部ロッド67の内
周面との間をシールするOリング36が装着されるよう
になっている。
9内外を貫通する流入孔51が設けられ、この流入孔5
1の内周側はピストン部32の上面側に開口し、外周側
はシリンダチューブ40内外を貫通する第1流入孔41
に連通するようになっている。
9内外を貫通する流入孔52が設けられ、この流入孔5
2の内周側はピストン部32の下面側に開口し、外周側
はシリンダチューブ40内外を貫通する第4流入孔44
に連通するようになっている。
ストン部62と、ピストン部62の上面中央部に一体に
設けられる上部ロッド67と、ピストン部62の下面中
央部に一体に設けられる下部ロッド69とから構成され
ている。
と、上半部63の下面側にボルト64によって一体に連
結される円板状の下半部65とからなるものであって、
上半部64の上面中央部に上部ロッド63が一体に設け
られ、下半部65の下面中央部に下部ロッド69が一体
に設けられるようになっている。
端中央部を貫通する孔53及び第2スリーブ54の上端
中央部を貫通する孔57内に摺動自在に挿着される筒状
をなすものであって、この上部ロッド67の内周側に前
述した第1プランジャー31の下部ロッド35が摺動自
在に挿着されるようになっている。
の下端中央部を貫通する孔45内に摺動自在に挿着され
る筒状をなすものであって、この下部ロッド69の内周
側に前述したバルブ20のスリーブピン21の上端部が
一体に固定されるようになっている。スリーブピン21
内周側には前述したバルブ20のゲートピン22が上下
動自在に挿通するようになっている。
周側(第1プランジャー31の下部ロッド35の下端と
上部ロッド67の内周面との間に形成される空間68)
とシリンダチューブ40の外部との間を連通する連通孔
70が上下方向に貫通した状態で少なくとも1箇所に設
けられ、この連通孔70を介して前記空間68とシリン
ダチューブ40の外部との間で空気を流通させることに
より、第1プランジャー31の上下動を許容することが
できるものである。
側には上部ロッド67との間をシールするOリング58
が装着され、ピストン部62の下半部65の周面には第
2室60の内周面との間をシールするOリング66が装
着され、シリンダチューブ40の下端部の孔45の内周
面には下部ロッド69の周面との間をシールするOリン
グ46が装着されるようになっている。
0内外を貫通する流入孔55が設けられ、この流入孔5
5の内周側はピストン部62の上面側に開口し、外周側
はシリンダチューブ40内外を貫通する第3流入孔43
に連通するようになっている。
0内外を貫通する流入孔56が設けられ、この流入孔5
6の内周側はピストン部62の下面側に開口し、外周側
はシリンダチューブ40内外を貫通する第2流入孔42
に連通するようになっている。
面側の部分には、図1及び図3から図7に示すように、
略円柱状の空所16が設けられ、上型3との型締めの際
にこの空所16の上端開口部に上型3側の射出孔4の下
端開口部が合致するようになっている。この場合、下型
15の空所16の中心部には下方から棒状のコアピン1
7が挿通し、このコアピン17の上端部は上型3側の射
出孔4の中央部に挿入されるようになっている。そし
て、このコアピン17の上端面にバルブ20のゲートピ
ン22を当接させ、スリーブピン21で上型3側の射出
孔4の上端開口部を閉塞することで、上型3と下型15
との間に略筒状のキャイビティ71が形成されるもので
ある。この場合、コアピン17の径をゲートピン22の
径よりも小さく設定しておくことにより、スリーブピン
31をコアピン17に当接させることを避けることがで
きるものである。
形態による射出成形装置1を用いてこの発明による射出
成形方法を実施し、略円筒状の成形品を成形するには、
図3に示すように、下型15を上型3から離間させて成
形金型2を型開き状態とする。そして、2段シリンダ3
0の第4流入孔44にエアー供給源(図示せず)からエ
アーを供給し、第1スリーブ50の流入孔52を介して
第1プランジャー31のピストン部32の下面側にエア
ーを供給し、第1プランジャー31を上方に駆動させて
第1室59の上端部に位置させ、第1プランジャー31
に連結されているゲートピン22の下端を上型3の射出
孔4の上端部よりも上方に位置させる。そして、2段シ
リンダ30の第3流入孔43にエアー供給源からエアー
を供給し、第2スリーブ54の流入孔55を介して第2
プランジャー61のピストン部62の上面側にエアーを
供給し、第2プランジャー61を下方に駆動させて第2
室60の下端部に位置させ、第2プランジャー61に連
結されているスリーブピン21の下端を上型3の射出孔
4の上端部に位置させる。
(図示せず)を作動させて上型3の下面に下型15の上
面を当接させて成形金型2の型締めをし、コアピン17
の上端部を上型3の射出孔4の中心部に挿入させる。こ
の場合、コアピン17の上端面とゲートピン22の下端
面との間には所定の間隙19が形成されるので、ゲート
ピン22がコアピン17に当接するようなことはない。
また、コアピン17の径はゲートピン22の径よりも小
さく設定されているので、スリーブピン21の下端がコ
アピン17の上端に当接するようなこともない。
30の第1流入孔41にエアー供給源からエアーを供給
し、第1スリーブ50の流入孔51を介して第1プラン
ジャー31のピストン部32の上面側にエアーを供給
し、第1プランジャー31を下方に駆動させて第1室5
9の下端部に位置させ、第1プランジャー31に連結さ
れているゲートピン22の下端をコアピン17の上端に
当接させる。
30の第2流入孔42にエアー供給源からエアーを供給
し、第2スリーブ54の流入孔56を介して第2プラン
ジャー61のピストン部62の下面側にエアーを供給
し、第2プランジャー61を上方に駆動させて第2室6
0の上端部に位置させ、第2プランジャー61に連結さ
れているスリーブピン21の下端をホットノズル7の供
給孔8内に位置させ、ホットノズル7の射出孔9及び貯
留室5の内周側開口部を開放させ、ホットノズル7の供
給孔8側からホットノズル7の射出孔9及び上型3の射
出孔4を介してキャビティ71内に成形材料72を射出
充填する。
30の第3流入孔43にエアー供給源からエアーを供給
し、第2スリーブ54の流入孔55を介して第2プラン
ジャー61のピストン部62の上面側にエアーを供給
し、第2プランジャー61を下方に駆動させて第2室6
0の下端部に位置させ、第2プランジャー61に連結さ
れているスリーブピン21の下端を上型3の射出孔4の
上端開口部に位置させ、ホットノズル7の供給孔8及び
貯留室5の内周側開口部を閉塞し、キャビティ71内に
成形材料72を封入する。そして、この状態を所定の時
間保持し、キャビティ71内の成形材料72が硬化した
後に下型15を上型3から離間させて成形金型2の型開
きを行うことにより、キャビティ71の形状に合致した
略筒状の成形品73が成形されるものである。
る射出成形装置及び射出成形方法にあっては、バルブ2
0のゲートピン22を2段シリンダ30の第1のプラン
ジャー31に連結し、スリーブピン21を第2のプラン
ジャー61に連結して、それぞれ独立に駆動可能とした
ことにより、下型15を上型3に当接させて成形金型2
の型締めを行う際に、下型15側のコアピン17とゲー
トピン22との間に所定の間隙19が形成されるよう
に、ゲートピン22の初期位置を設定しておくことがで
きることになる。
ン22の熱膨張量が変化しても、成形金型2の型締めの
際にゲートピン22がコアピン17に当接するようなこ
とはないので、コアピン17に過大な突き当て荷重が作
用して座屈して変形したり、破損したりするようなこと
はなくなる。この結果、型締めの際に常に一定の形状の
キャビティ71を形成することがきるので、常に一定の
形状、品質の成形品73を成形することができ、成形精
度を高めることができるとともに、成形不良の発生を低
減させることができることになる。
のゲートピン22及びスリーブピン21の駆動源とし
て、2段シリンダ30の2つのプランジャー31、61
を利用したが、これに限定することなく、同様の機能を
有するものであれば良いものである。
求項1に記載の射出成形装置によれば、バルブのゲート
ピン及びスリーブピンをそれぞれ独立の駆動源に連結
し、各駆動源の作動により独立に駆動させるようにした
ことにより、バルブのゲートピンと可動金型側のコアピ
ンとの間に所定の間隙が形成されるように、ゲートピン
の初期の位置を予め設定しておくことにより、固定金型
と可動金型との型締めの際に、コアピンにゲートピンが
当接するのを避けることができることになる。従って、
種々の成形条件によってゲートピンの熱膨張量が変化し
ても、ゲートピンがコアピンに当接するようなことはな
いので、コアピンに過大な突き当て荷重が作用し、コア
ピンが座屈して変形したり、破損したりするようなこと
はなく、常に一定の形状のキャビティを形成できること
になる。この結果、常に一定の形状、品質の成形品を成
形できるので、成形精度を高めることができるととも
に、成形不良の発生を低減させることができることにな
る。
れば、アクチュエータの一方のプランジャーの作動によ
ってゲートピンが駆動し、他方のプランジャーの作動に
よってスリーブピンが駆動することになるので、一方の
プランジャー及び他方のプランジャーによって、バルブ
のゲートピンと可動金型側のコアピンとの間に所定の間
隙が形成されるように、ゲートピンの初期の位置を予め
設定しておくことにより、固定金型と可動金型との型締
めの際に、コアピンにゲートピンが当接するのを避ける
ことができることになる。従って、種々の成形条件によ
ってゲートピンの熱膨張量が変化しても、ゲートピンが
コアピンに当接するようなことはないので、コアピンに
過大な突き当て荷重が作用し、コアピンが座屈して変形
したり、破損したりするようなことはなくなり、常に一
定の形状のキャビティを形成できることになる。この結
果、常に、一定の形状、品質の成形品を成形できるの
で、成形精度を高めることができるとともに、成形不良
の発生を低減させることができることになる。
よれば、コアピンの径はバルブのゲートピンの径よりも
小さく設定されているので、バルブのゲートピンを駆動
させてホットノズルを開閉する際に、ゲートピンがコア
ピンに当接するのを避けることができることになる。従
って、ゲートピンがコアピンに当接してコアピンに過大
な突き当て荷重が作用し、コアピンが座屈して変形した
り、破損したりするようなことはないので、常に一定の
形状のキャビティを形成できることになる。この結果、
常に一定の形状、品質の成形品を成形できるので、成形
精度を高めることができるとともに、成形不良の発生を
低減させることができることになる。
よれば、バルブのゲートピン及びスリーブピンをそれぞ
れ独立の駆動源に連結し、各駆動源の作動により独立に
駆動させるようにしたことにより、バルブのゲートピン
と可動金型側のコアピンとの間に所定の間隙が形成され
るように、ゲートピンの初期の位置を予め設定しておく
ことにより、固定金型と可動金型との型締めの際に、コ
アピンにゲートピンが当接するのを避けることができる
ことになる。従って、種々の成形条件によってゲートピ
ンの熱膨張量が変化しても、ゲートピンがコアピンに当
接するようなことはないので、コアピンに過大な突き当
て荷重が作用し、コアピンが座屈して変形したり、破損
したりするようなことはなく、常に一定の形状のキャビ
ティを形成できることになる。この結果、常に一定の形
状、品質の成形品を成形できるので、成形精度を高める
ことができるとともに、成形不良の発生を低減させるこ
とができることになる。
示した概略断面図である。
作動状態を示した説明図であって、成形金型の型開き状
態を示した説明図である。
作動状態を示した説明図であって、成形金型の型締め状
態を示した説明図である。
作動状態を示した説明図であって、成形金型の型締め後
にゲートピンを駆動させてコアピンに当接させた状態を
示した説明図である。
作動状態を示した説明図であって、キャビティ内に成形
材料を射出充填した状態を示した説明図である。
作動状態を示した説明図であって、キャビティ内に成形
材料を封入した状態を示した説明図である。
た説明図であって、成形金型の型開き状態を示した説明
図である。
明図であって、成形金型の型締め状態を示した説明図で
ある。
説明図であって、成形材料をキャビティ内に射出充填し
た状態を示した説明図である。
説明図であって、成形材料をキャビティ内に封入した状
態を示した説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 相対的に型締め型開き可能に設けられる
固定金型と可動金型とを有し、両型の型締めの際に両型
間でキャビティを形成する成形金型と、前記可動金型に
設けられるとともに、前記キャビティの中心部を挿通す
るコアピンと、前記固定金型に設けられるとともに、前
記キャビティ内に成形材料を射出充填するホットノズル
と、前記ホットノズルを挿通して前記ホットノズルを開
閉可能なスリーブピンと該スリーブピンを挿通して前記
コアピンに当接可能なゲートピンとを有するバルブとを
備えた射出成形装置において、前記ゲートピン及びスリ
ーブピンをそれぞれ独立の駆動源に連結し、各駆動源の
作動により独立に駆動可能としたことを特徴とする射出
成形装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の射出成形装置であっ
て、前記駆動源はアクチュエータの独立して駆動する2
つのプランジャーであり、一方のプランジャーに前記ゲ
ートピンを連結し、他方のプランジャーに前記スリーブ
ピンを連結したことを特徴とする射出成形装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の射出成形装置であっ
て、前記コアピンの径を前記ゲートピンの径よりも小さ
く設定したことを特徴とする射出成形装置。 - 【請求項4】 相対的に型締め型開き可能に設けられる
固定金型と可動金型とを有し、両型の型締めの際に両型
間でキャビティを形成する成形金型と、前記可動金型に
設けられるとともに、前記キャビティの中心部を挿通す
るコアピンと、前記固定金型に設けられるとともに、前
記キャビティ内に成形材料を射出充填するホットノズル
と、前記ホットノズルを挿通して前記ホットノズルを開
閉可能なスリーブピンと該スリーブピンを挿通して前記
コアピンに当接可能なゲートピンとを有するバルブとを
備えた射出成形装置を使用し、前記キャビティの形状に
合致した成形品を成形する射出成形方法において、前記
ゲートピン及びスリーブピンをそれぞれ独立の駆動源に
連結して、各駆動源の作動により独立に駆動可能とし、
前記成形金型の型締めの際に、前記コアピンと前記ゲー
トピンとの間に所定の間隙を形成し、この後、一方の駆
動源の作動により前記ゲートピンを駆動させて前記コア
ピンに当接させ、この後、他方の駆動源の作動により前
記スリーブピンを作動させて前記ホットノズルを開いて
前記キャビティ内に成形材料を射出充填し、この後、他
方の駆動源の作動により前記スリーブピンを作動させて
前記ホットノズルを閉じて前記キャビティ内に成形材料
を封入することを特徴とする射出成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002055012A JP2003251664A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 射出成形装置及び射出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002055012A JP2003251664A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 射出成形装置及び射出成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003251664A true JP2003251664A (ja) | 2003-09-09 |
Family
ID=28665962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002055012A Abandoned JP2003251664A (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 射出成形装置及び射出成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003251664A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006297718A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Yamauchi Corp | 電池用封口体並びにその射出成形金型および射出成形方法 |
JP2007144657A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 樹脂成形方法及び金型装置 |
-
2002
- 2002-02-28 JP JP2002055012A patent/JP2003251664A/ja not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006297718A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Yamauchi Corp | 電池用封口体並びにその射出成形金型および射出成形方法 |
JP2007144657A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 樹脂成形方法及び金型装置 |
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A762 | Written abandonment of application |
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