JP2003251507A - 油圧クランプ装置 - Google Patents

油圧クランプ装置

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JP2003251507A
JP2003251507A JP2002055887A JP2002055887A JP2003251507A JP 2003251507 A JP2003251507 A JP 2003251507A JP 2002055887 A JP2002055887 A JP 2002055887A JP 2002055887 A JP2002055887 A JP 2002055887A JP 2003251507 A JP2003251507 A JP 2003251507A
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pneumatic
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piston
pressure
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JP2002055887A
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Kazumasa Nakayasu
和正 中安
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Makino Milling Machine Co Ltd
Original Assignee
Makino Milling Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空油圧変換器を用いた油圧クランプ装置の応
答性と駆動速度を高めること。 【解決手段】 工具やワーク等の被クランプ部材をクラ
ンプ又は/及びアンクランプする油圧クランプ装置にお
いて、被クランプ部材に係合可能に設けられたクランプ
部材と、クランプ部材を駆動するための駆動部材119
と、駆動部材119を駆動する油圧シリンダ35と、空
圧源29からの空圧を蓄圧すると共に、蓄圧した空圧に
より油圧を発生する空油圧変換器11と、空油圧変換器
11と油圧シリンダ35との間に配設された油圧切換弁
33と、空油圧変換器11と空圧源29との間に配設さ
れた空圧切換弁25と、クランプ又は/及びアンクラン
プに応じて油圧切換弁33および空圧切換弁25の切換
タイミングを独立に制御する弁制御手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械、鍛圧機
械、産業用ロボット等の油圧クランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械の工具を主軸へクランプする工
具クランプ装置や、ワークをワーク取付具にクランプし
たり、ワークを固定したパレットをテーブルにクランプ
したり、ハンドをロボットアームにクランプするために
従来から油圧クランプ装置が用いられている。例えば、
特開2000−117515号公報には工作機械の主軸
に工具をクランプする工具クランプ装置が開示されてお
り、特公平8−4981号公報には、ワークの締付具の
油圧駆動装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開2000−117
515号公報には、工具ホルダの後端に設けられたプル
スタッドをコレットとドローバーと皿ばねを用いて引き
込み、該工具ホルダを主軸先端に形成されたテーパ穴に
クランプする工具クランプ装置が開示されている。工具
をアンクランプする場合は、主軸ハウジングの後端に設
けられた油圧シリンダに油圧を作用させ、ピストンでド
ローバーを前方へ押圧し、皿ばね力に抗してコレットと
プルスタッドの係合をはずす構造をとっている。皿ばね
力は例えば2トンとかなり大きく、アンクランプシリン
ダを主軸装置にコンパクトに内蔵させるには高圧力を発
生することのできる油圧を用いるのが好しい。しかし油
圧を発生させる油圧ポンプは一般的には常時稼動させて
おり、エネルギの労費、発熱、騒音の発生、油のもれ等
の問題がある。
【0004】特公平8−4981号公報に開示されたワ
ークの締付具の油圧駆動装置では、空油圧変換器(エア
ハイドロユニット)で空圧を油圧に変換して油圧シリン
ダへ供給するようにして上記の問題を解決している。同
公報に開示された構成では、空油圧変換器と油圧シリン
ダとの間に油圧切換弁を配設して、該油圧切換弁を空圧
切換弁と同時に動作させるようにしている。空気は圧縮
性流体のために、油圧シリンダへ供給する油圧を迅速に
立ち上げることができず、締付具の駆動速度を高めるこ
とができない問題を生じる。
【0005】本発明は、こうした従来技術の問題点を解
決することを技術課題としており、空油圧変換器を用い
た油圧クランプ装置の応答性と駆動速度を高めることを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、工具やワーク等の被クランプ部材をクランプ又は/
及びアンクランプする油圧クランプ装置において、前記
被クランプ部材に係合可能に設けられたクランプ部材
と、前記クランプ部材を駆動するための駆動部材と、前
記駆動部材を駆動するための油圧シリンダと、空圧源か
らの空圧を蓄圧すると共に、蓄圧した空圧により油圧を
発生する空油圧変換器と、前記空油圧変換器と前記油圧
シリンダとの間に配設された油圧切換弁と、前記空油圧
変換器と前記空圧源との間に配設された空圧切換弁と、
クランプ又は/及びアンクランプに応じて前記油圧切換
弁および空圧切換弁の切換タイミングを独立に制御する
弁制御手段とを具備する油圧クランプ装置を要旨とす
る。
【0007】弁制御手段は、油圧切換弁と空圧切換弁の
切換タイミングを独立に制御できるので、油圧切換弁の
動作に先立って空圧切換弁を動作させて、空油圧変換器
の空圧を予め蓄圧し、その後油圧切換弁を動作させる。
すると圧縮性のある空気が予め収縮して蓄圧されている
ので、油圧切換弁が動作したとき空圧の蓄圧に要する時
間なしに即座に油圧力に変換でき、油圧シリンダにつな
がっているクランプ部材を応答性良く、高速で駆動する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好ましい実施形態を説明する。図1、2は、本発明を
工作機械の主軸装置に工具を固定する油圧式の工具クラ
ンプ装置に適用した第1の実施形態を示している。図
1、2において、油圧クランプ装置は、コンプレッサ等
の空圧源29から空圧を受けて、油圧シリンダ35に油
圧を供給する空油圧変換器11を具備している。空油圧
変換器11は、空圧シリンダ部13と、油圧シリンダ部
23とを有しており、空圧シリンダ部13内には空圧ピ
ストン15が摺動自在に配設され、油圧シリンダ部23
内には油圧ピストン31が摺動自在に配設されており、
空圧ピストン15と油圧ピストン31は連結棒17によ
り互いに連結されている。空圧ピストン15により、空
圧シリンダ部13内は油圧ピストン31に対して遠位の
第1の空圧室19と、油圧ピストン31に対して近位の
第2の空圧室21とに分割される。また、空圧シリンダ
部13は、第1の空圧室19に連通する第1のポート1
3aと、第2の空圧室21に連通する第2のポート13
bと、油圧シリンダ部23内に連通する油圧ポート23
aとを有している。ここで、空圧ピストン15は油圧ピ
ストン31よりも大きな直径を有し、かつ、空圧シリン
ダ部13は油圧シリンダ部23に比較して大きな内容積
を有している。
【0009】空油圧変換器11の空圧シリンダ部13
は、3位置5ポートのソレノイド弁より成る空圧切換弁
25を介して空圧源29に接続されている。空圧切換弁
25は、中立位置(図1に示す位置)と、第1と第2の
作用位置の間で移動可能となっており、該空圧切換弁2
5を図1の中立位置から左方へ移動した第1の位置に向
けて付勢する第1のソレノイド25aおよび第1のばね
25cと、図1の中立位置から右方へ移動した第2の位
置に向けて付勢する第2のソレノイド25bおよび第2
のばね25dを有している。空圧切換弁25が第1の位
置にあるとき、空油圧変換器11の第1のポート13a
が空圧源29に接続され、第2のポート13bがサイレ
ンサ27bを介して外気に開放される。空圧切換弁25
が第2の位置にあるとき、空油圧変換器11の第1のポ
ート13aがサイレンサ27aを介して外気に開放さ
れ、第2のポート13bが空圧源29に接続される。
【0010】空油圧変換器11の油圧シリンダ部23
は、2位置2ポートのソレノイド弁より成る油圧切換弁
33を介して、後述するドローバー119を駆動するた
めの油圧シリンダ35に接続されている。油圧切換弁3
3は、遮断位置(図1に示す位置)と、連通位置との間
で移動可能となっており、該油圧切換弁33を連通位置
に向けて付勢するソレノイド33aと、遮断位置に向け
て付勢するばね33bとを有している。
【0011】ここで、特に図2を参照すると、本実施形
態による油圧クランプ装置は、工作機械の主軸107の
先端部に形成されたテーパ穴107aに工具ホルダ(図
示せず)を固定する工具クランプ装置となっている。該
クランプ装置は、クランプ部材としてのコレット12
1、該コレット121を駆動するための駆動部材として
のドローバー119を具備しており、該ドローバー11
9は、ベアリング109、111により主軸ハウジング
103内に回転可能に支持された主軸107の中心穴1
15内に延設されている。コレット121は、工具ホル
ダの後端に取り付けられた被クランプ部材としてのプル
スタッド(図示せず)に係合可能なようにドローバー1
19の先端に取り付けられている。また、ドローバー1
19には、その先端側と後端側にカラー部材113が嵌
合されており、ドローバー119の周囲においてカラー
部材113の間には、該ドローバー119を主軸107
の後端方向(図2において上方)へ付勢する皿ばね11
7が配設されている。コレット121を工具ホルダのプ
ルスタッドに係合させた状態で、皿ばね117によりド
ローバー119を主軸107の後端方向に引き込むこと
により、該工具ホルダのテーパ部(図示せず)がテーパ
穴107aに嵌合し、該工具ホルダが主軸107の先端
にクランプされる。
【0012】主軸ハウジング103の後端には、ドロー
バー119を駆動するための油圧シリンダ35が配設さ
れている。油圧シリンダ35は、シリンダ37内に摺動
可能に配設されたピストン39、ピストン39に連結さ
れドローバー119へ向けてシリンダ37を貫通して延
びるピストン棒41、ピストン39およびピストン棒4
1をドローバー119から離反する方向に付勢するばね
45を具備している。ピストン39によりシリンダ37
内においてピストン棒41の反対側に油圧室43が画成
され、該油圧室43はシリンダ37に形成された油圧ポ
ート37aを介して油圧切換弁33に接続されている。
ピストン39およびピストン棒41は、ドローバー11
9の動作方向、つまり、主軸107の中心軸線に沿っ
て、前進(図2において下方移動)、後退(図2におい
て上方移動)可能となっている。
【0013】以下、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態において、工作機械の切削プロセスを開始するに
先立って、ドローバー119が皿ばね117により後端
方向に引き込まれ、コレット121により工具ホルダが
主軸107のテーパ穴107aにクランプされる。次い
で、油圧切換弁33のソレノイド33aが消勢され、油
圧切換弁33はばね33bにより図1に示す遮断位置に
移動する。これにより、クランプ装置の油圧シリンダ3
5の油圧室43は、空油圧変換器11の油圧シリンダ部
23から遮断される。次いで、空圧切換弁25のソレノ
イド25aを付勢することにより、空圧切換弁25が第
1の位置に移動し、空圧源29からの空気圧が空圧シリ
ンダ部13の第1の空圧室19に供給され、第2の空圧
室21は外気に開放される。該油圧クランプ装置は、こ
の状態で次の工具交換指令まで待機する。既述したよう
に、空圧シリンダ部13は比較的大きな内容積を有して
いるので、工具交換指令の待機中に第1の空圧室19内
に駆動圧力が蓄圧される。
【0014】弁制御手段(図示せず)は、例えば、工作
機械の機械制御装置(図示せず)内に設けられる。NC
装置(図示せず)から工具交換指令が発せられると、弁
制御手段によってソレノイド33aが付勢されて、油圧
切換弁33が連通位置に移動する。これにより、空圧シ
リンダ部13の第1の空圧室19に蓄圧された駆動圧力
を以て、油圧ピストン31が図1において左方へ押し込
まれる。このとき、油圧ピストン25の直径が空圧ピス
トン15の直径よりも小さいために、空油圧変換器11
は倍力装置として作用して、空圧源29の元圧よりも大
きな油圧が油圧シリンダ35の油圧室43に作用する。
油圧シリンダ35のピストン39およびピストン棒41
は、油圧シリンダ35のばね45および皿ばね117の
ばね力に対抗してドローバー119を先端方向(図2に
おいて下方)へ押し出し、工具ホルダを主軸107のテ
ーパ穴107aからアンクランプする。アンクランプが
完了すると、ソレノイド33aが消勢されて、油圧切換
弁33はばね33bにより図1に示す遮断位置に復帰す
る。油圧切換弁33が遮断位置に移動すると、ソレノイ
ド25cが消勢されると共に、ソレノイド25dが付勢
されて空圧切換弁25が第2の位置に移動する。これに
より、空油圧変換器11の第1の空圧室19が外気に開
放されると共に、第2の空圧室21が空圧源29に連通
し、第2の空圧室21に駆動圧力が蓄圧される。
【0015】新工具が、工具交換装置(図示せず)によ
り主軸107のテーパ穴107aに装着されると、ソレ
ノイド33aが付勢されて油圧切換弁33が連通位置に
移動する。これにより、油圧シリンダ35の油圧室43
が空油圧変換器11の油圧シリンダ部23に連通し、ば
ね45および皿ばね117によりピストン39が後退し
(図1、2において上方へ移動する)、油圧室43内の
作動油が空油圧変換器11の油圧シリンダ部23内に流
出する。これにより、ドローバー119は、皿ばね11
7により後端方向へ引き込まれ、新工具が主軸107の
テーパ穴107aにクランプされる。このとき、空圧シ
リンダ部13の第2の空圧室21内に駆動圧力が蓄圧さ
れているために、ピストン31はピストン15により図
1において右方へ引き込まれる。そしてソレノイド33
aを付勢して油圧切換弁33を連通位置に移動する。こ
うして油圧シリンダ35の油圧室43からの作動油の流
出が円滑に行われクランプ動作速度を高めることが可能
となる。すると一連の工具交換時間を短縮することがで
きる。
【0016】次に図3を用いて本発明の第2の実施形態
を説明する。図3は、図1と類似の工作機械の工具クラ
ンプ装置の空油圧回路図であり、空油圧変換器51、油
圧切換弁73、油圧シリンダ75が図1の場合と異な
る。すなわち、油圧シリンダ75において、シリンダ7
7に内蔵したピストン79を上昇させるばねをなくし、
油圧ポート77bから油圧室85に作動油を供給するこ
とによって、より強い力でピストン79を上昇させる構
成にしている。油圧ポート77aから油圧室83に作動
油を供給することによってピストン79を下降させ、ピ
ストン棒81でドローバー119を押圧して工具をアン
クランプする構成は第1の実施形態と同じである。
【0017】また、空油圧変換器51は、空圧シリンダ
部53の両側に油圧シリンダ部63a,63bを有し、
空圧シリンダ部53に内蔵されたピストン55と油圧シ
リンダ部63aに内蔵されたピストン71aと油圧シリ
ンダ部63bに内蔵されたピストン71bの3者は同軸
状に連結棒57で連結されている。油圧シリンダ部63
a,63bにはそれぞれ油圧ポート65a,65bが設
けられ、油圧切換弁73を介して油圧シリンダ75に接
続されている。油圧切換弁73は、2位置4ポートのソ
レノイド弁より成り、連通位置に付勢するソレノイド7
3aと、遮断位置に向けて付勢するばね73bとを有し
ている。
【0018】図3に図示している状態は、ピストン79
が上昇してドローバー119とピストン棒81とが非接
触の状態であり、工具は皿ばね力で主軸にクランプされ
ている。空圧切換弁25のソレノイド25aを付勢する
ことにより、空圧切換弁25が第1の位置に移動し、空
圧源29からの空気圧が空圧シリンダ部53の第1の空
圧室59に供給され、第2の空圧室61は外気に開放さ
れる。油圧クランプ装置は、この状態で工具交換指令ま
で待機し、待機中空圧室59内に駆動圧力が蓄圧され
る。
【0019】工具交換指令が発せられると弁制御手段に
よってソレノイド73aが付勢されて、油圧切換弁73
が連通位置に移動する。これにより、油圧ポート77a
から油圧室83内へ加圧された作動油が供給され、ピス
トン79が下降し、ピストン棒81でドローバー119
を押圧して工具がアンクランプされる。図示しない自動
工具交換装置によって新しい工具が主軸に装着される工
程が実行されるのと並行して、ソレノイド73aが消勢
されて油圧切換弁73が遮断位置に移動し、次いでソレ
ノイド25aが消勢されてソレノイド25bが付勢さ
れ、空圧切換弁25は第2の位置に移動する。すると空
気圧が第2の空圧室61に供給され、第1の空圧室59
は外気に開放され、空圧室61内に駆動圧力が蓄圧され
る。新しい工具が主軸に装着されるとソレノイド73a
が付勢され、油圧切換弁73は連通位置に移動し、作動
油は油圧室85に供給されると共に油圧室83の作動油
は流出する。これによってピストン79は上昇し、ピス
トン棒81によるドローバー119の押圧は解除され、
新しい工具が皿ばね力によって主軸にクランプされる。
そしてソレノイド73a及びソレノイド75dは消勢さ
れ、油圧切換弁73は遮断位置に、空圧切換弁25は中
立位置に復帰する。このように油圧切換弁73の切換に
先立って空圧切換弁25を作動して空油圧変換器51の
第1又は第2の空圧室59,61に蓄圧するので、油圧
切換弁73を連通位置に移動した時直ちに油圧室83,
85の圧力が変化し、実質上空圧室59,61の蓄圧時
間をゼロにすることができ、迅速な工具交換が実現す
る。
【0020】本第1及び第2の実施形態では、工作機械
の主軸に工具をクランプする油圧クランプ装置の例を述
べたが、本実施形態に限らず、ワークを主軸にクランプ
したり、ワークをワーク取付具にクランプしたり、ワー
クを固定したパレットをテーブルにクランプする油圧ク
ランプ装置に本発明を適用することができる。また、産
業用ロボットのアームにハンドをクランプする油圧クラ
ンプ装置等にも本発明を適用することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、油圧切換弁および空圧
切換弁の切換タイミングを独立に制御する弁制御手段に
よって、空油圧変換器に十分な空圧を蓄圧することが可
能となり、これにより、駆動部材を駆動するための油圧
シリンダの動作速度を高めることが可能となる。そして
油圧クランプ装置の応答性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による油圧クランプ装
置の空油圧回路図である。
【図2】図1の油圧クランプ装置を工作機械の工具クラ
ンプ装置に適用した場合の該工作機械の主軸装置の断面
図である。
【図3】本発明の第2の実施形態による油圧クランプ装
置の空油圧回路図である。
【符号の説明】
11…空油圧変換器 13…空圧シリンダ部 13a…第1のポート 13b…第2のポート 15…空圧ピストン 17…連結棒 19…第1の空圧室 21…第2の空圧室 23a…油圧ポート 23…油圧シリンダ部 25…空圧切換弁 29…空圧源 31…油圧ピストン 33…油圧切換弁 35…油圧シリンダ 37…シリンダ 37a…油圧ポート 39…ピストン 41…ピストン棒 43…油圧室 103…主軸ハウジング 107…主軸 107a…テーパ穴 109…ベアリング 111…ベアリング 115…中心穴 117…皿ばね 119…ドローバー 121…コレット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具やワーク等の被クランプ部材をクラ
    ンプ又は/及びアンクランプする油圧クランプ装置にお
    いて、 前記被クランプ部材に係合可能に設けられたクランプ部
    材と、 前記クランプ部材を駆動するための駆動部材と、 前記駆動部材を駆動するための油圧シリンダと、 空圧源からの空圧を蓄圧すると共に、蓄圧した空圧によ
    り油圧を発生する空油圧変換器と、 前記空油圧変換器と前記油圧シリンダとの間に配設され
    た油圧切換弁と、 前記空油圧変換器と前記空圧源との間に配設された空圧
    切換弁と、 クランプ又は/及びアンクランプに応じて前記油圧切換
    弁および空圧切換弁の切換タイミングを独立に制御する
    弁制御手段と、 を具備することを特徴とした油圧クランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記弁制御手段は、前記油圧切換弁の動
    作に先立って、前記空圧切換弁を動作させるようにした
    請求項1に記載の油圧クランプ装置。
  3. 【請求項3】 前記空油圧変換器は、空圧シリンダ部と
    油圧シリンダ部とを具備しており、前記空圧シリンダ部
    内に空圧ピストンが配設され、前記油圧シリンダ部内に
    油圧ピストンが配設されており、前記空圧ピストンと前
    記油圧ピストンとは連結棒により互いに連結されて同一
    軸線に沿って往復可能となっており、 前記空圧ピストンにより前記空圧シリンダ部は、前記油
    圧ピストンに対して遠位の第1の空圧室と、前記油圧ピ
    ストンに対して近位の第2の空圧室に分割され、 前記空圧切換弁は少なくとも第1と第2の位置の間で移
    動可能となっており、前記空圧切換弁が第1の位置にあ
    るとき、前記第1の空圧室が前記空圧源に連通しかつ前
    記第2の空圧室が外気に開放されて、前記油圧シリンダ
    部内の容積を低減する方向に前記油圧ピストンが付勢さ
    れ、前記空圧切換弁が第2の位置にあるとき、前記第1
    の空圧室が外気に開放されかつ前記第2の空圧室が前記
    空圧源に連通して、前記油圧シリンダ部内の容積を増加
    する方向に前記油圧ピストンが付勢されるようになって
    おり、 前記駆動部材の駆動用の油圧シリンダを動作させるため
    に前記油圧切換弁を作動させる前に、前記空圧切換弁を
    前記被クランプ部材の駆動用油圧シリンダの移動方向に
    従って第1の位置から第2の位置へ、または、第2の位
    置から第1の位置へ移動させるようにした請求項1また
    は2に記載の油圧クランプ装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動部材の駆動用の油圧シリンダ
    は、シリンダと、該シリンダ内に配設されたピストン
    と、該ピストンに連結され前記駆動部材を押圧するピス
    トン棒とを具備して、前記ピストンおよびピストン棒は
    前記シリンダ内において前記駆動部材の移動方向に前進
    後退の直線移動可能に配設されており、 前記ピストンにより前記シリンダ内において前記ピスト
    ン棒の反対側に油圧室が形成され、前記シリンダは前記
    油圧室に連通する油圧ポートを有しており、 前記油圧切換弁は前記油圧ポートに接続されており、開
    放位置と遮断位置との間で移動可能となっており、前記
    駆動部材を動作させるときに、遮断位置から開放位置へ
    移動して、前記油圧シリンダの油圧室を前記空油圧変換
    器の油圧シリンダ部に連通させるようになっている請求
    項1から3の何れか1項に記載の油圧クランプ装置。
  5. 【請求項5】 前記ピストン棒を前記駆動部材の移動方
    向に沿って前進させる場合には、前記油圧切換弁が遮断
    位置にある間に前記空圧切換弁を第1の位置に移動させ
    て前記空油圧変換器の第1の空圧室内に空圧を蓄圧し、
    次いで、前記油圧切換弁を開放位置に移動させて、前記
    第1の空圧室内の空圧を以て前記油圧シリンダ部の油圧
    ピストンを前進させることにより、前記空油圧変換器の
    油圧シリンダ部から前記油圧シリンダの油圧室内に作動
    油を供給し、 前記ピストン棒を前記駆動部材の移動方向に沿って後退
    させる場合には、前記油圧切換弁が遮断位置にある間に
    前記空圧切換弁を第2の位置に移動させて前記空油圧変
    換器の第2の空圧室内に空圧を蓄圧し、次いで、前記油
    圧切換弁を開放位置に移動させて、前記第2の空圧室内
    の空圧を以て前記油圧シリンダ部の油圧ピストンを後退
    させて、前記前記油圧シリンダの油圧室から作動油を前
    記空油圧変換器の油圧シリンダ部内へ流出させるように
    した請求項4に記載の油圧クランプ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009297885A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Daiya Seiki Co Ltd スピンドル装置
KR101235486B1 (ko) * 2005-12-29 2013-02-20 두산인프라코어 주식회사 공작기계의 스핀들 클램프 압력자동 조정장치를 이용한 압력자동 조정방법

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