JP2003251376A - 水処理装置 - Google Patents

水処理装置

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JP2003251376A
JP2003251376A JP2002061051A JP2002061051A JP2003251376A JP 2003251376 A JP2003251376 A JP 2003251376A JP 2002061051 A JP2002061051 A JP 2002061051A JP 2002061051 A JP2002061051 A JP 2002061051A JP 2003251376 A JP2003251376 A JP 2003251376A
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water
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ozone concentration
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Tetsuya Tamura
哲也 田村
Kenju Ozawa
建樹 小沢
Kinshiyo Sanada
欣将 真田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理水の水質の急激な変化にも追従して被
処理水を適切に処理可能な水処理装置を提供することを
課題とするものである。 【解決手段】 オゾン発生機3から供給されたオゾンに
より被処理水を処理する、エゼクタ、オゾン溶解ポン
プ、あるいはスタテイックミキサを含むオゾン処理装置
4を有し、オゾン処理装置4から排出されたオゾン処理
済み水をろ過する膜ろ過装置5、および膜ろ過装置5で
ろ過される前のオゾン処理済み水中の残留オゾン濃度が
0.1〜1mg/リットルとなるようにオゾン発生機3
からのオゾン供給量を制御するオゾン濃度制御装置7を
備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水処理装置に関
し、詳しくは被処理水がオゾンにより処理されると共に
膜ろ過される水処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、特開2000−107777号
公報に開示された水処理装置の概略説明図であって、1
は被処理水が収容された原水タンク、2は送水ポンプ、
3はオゾン発生機、4はオゾン処理装置、5は膜ろ過装
置、6はオゾン濃度測定装置、7はオゾン濃度制御装
置、8は処理済み水が収容されるタンクである。
【0003】送水ポンプ2が稼動されて、被処理水は原
水タンク1からオゾン処理装置4に送られ、一方、オゾ
ン発生機3も稼動されてそこで発生したオゾンはオゾン
処理装置4に供給される。オゾン処理装置4において
は、被処理水がオゾンにより処理され、当該被処理水中
の含有汚濁物質はオゾンにより化学的に分解される。オ
ゾン処理装置4において処理された被処理水(以下、オ
ゾン処理済み水)は、いまだ上記含有汚濁物質の分解物
などの固形分を含有しているので、膜ろ過装置5におい
てそれら固形分が膜ろ過され、かく処理された水はタン
ク8に移される。
【0004】上記のオゾン処理済み水が膜ろ過装置5で
ろ過される際、上記含有汚濁物質の分解物などの固形分
は、膜ろ過装置5の膜面に堆積して膜面のろ過機能が低
下する問題がある。この問題を解決するために、図5の
水処理装置においては、オゾン発生機3から供給された
オゾンがオゾン処理装置4において消費され尽くされず
に一部がオゾン処理済み水中に残留するようにし、この
残留オゾンにて膜面の上記堆積物をさらに分解して膜面
のろ過機能を維持することが行われている。またこのた
めに、膜ろ過装置5から排出されるオゾン処理済み水中
の残留オゾン濃度は、膜ろ過装置5の下手に設置された
オゾン濃度測定装置6により測定され、オゾン濃度制御
装置7は、オゾン濃度測定装置6からの測定結果に基づ
いて残留オゾン濃度が所定値を維持するようにオゾン発
生機3の稼動を制御している。
【0005】ところで上記の従来技術では、オゾン処理
済み水中の残留オゾン濃度が膜ろ過装置5の下手におい
て測定されているので、被処理水の水質が変動した場合
の対応が遅れることがしばしばある。即ち水質が例えば
急激に悪化した際には、被処理水に含まれる汚濁物質の
量が増大し、オゾン処理装置4におけるオゾン消費量も
増大して残留オゾン濃度が減少するので、オゾン発生機
3からのオゾン供給量を遅滞なく増やす必要がある。し
かしオゾン処理済み水中の残留オゾン濃度が膜ろ過装置
5の下手において測定されていては、膜ろ過装置5内、
就中その膜面における残留オゾン濃度の把握ができず、
オゾン濃度制御装置7からのオゾン供給量追加の指示が
遅れて膜ろ過装置5の膜面に堆積する上記固形分の分解
が不十分となって膜面にかかる水圧の過上昇が生じて水
処理装置の稼動の一時停止を余儀なくされる、あるいは
膜面が破断する、などの問題が生じる。例えば、局地へ
の集中的な降雨により、河川水、湖沼水などの濁度が急
上昇した場合に、かかる問題が生じやすい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術に
おける如上の問題に鑑み、被処理水の水質の急激な変化
にも追従して被処理水を適切に処理することが可能な水
処理装置を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
水処理装置は、オゾン供給装置、上記オゾン供給装置か
ら供給されたオゾンにより被処理水を処理するオゾン処
理装置、上記オゾン処理装置から排出されたオゾン処理
済み水をろ過する膜ろ過装置、および上記膜ろ過装置で
ろ過される前の上記オゾン処理済み水中の残留オゾン濃
度が所定値範囲内となるように上記オゾン供給装置から
のオゾン供給量を制御するオゾン濃度制御装置を備えた
ことを特徴とするものである。
【0008】本発明の請求項2に係る水処理装置は、請
求項1において、上記オゾン濃度制御装置は、上記膜ろ
過装置でろ過される前の上記オゾン処理済み水中の残留
オゾン濃度を測定するオゾン濃度測定装置を含むことを
特徴とするものである。
【0009】本発明の請求項3に係る水処理装置は、請
求項1または請求項2において、上記残留オゾン濃度の
所定値範囲は、0.1〜1mg/リットルであることを
特徴とするものである。
【0010】本発明の請求項4に係る水処理装置は、請
求項1において、上記オゾン処理装置は、エゼクタを含
むものであることを特徴とするものである。
【0011】本発明の請求項5に係る水処理装置は、請
求項1において、上記オゾン処理装置は、オゾン溶解ポ
ンプを含むものであることを特徴とするものである。
【0012】本発明の請求項6に係る水処理装置は、請
求項1において、上記オゾン処理装置は、スタテイック
ミキサを含むものであることを特徴とするものである。
【0013】本発明の請求項7に係る水処理装置は、請
求項1において、上記被処理水を上記オゾン処理装置に
送水する送水装置、上記被処理水の水質を検査する水質
検査装置、および上記水質検査装置により検査された上
記被処理水の水質度に応じて上記送水装置の送水量を制
御する送水量制御装置を含むことを特徴とするものであ
る。
【0014】本発明の請求項8に係る水処理装置は、請
求項1において、上記オゾン処理装置の上手に設置され
て、上記被処理水に含まれている濁り成分を除去する除
濁装置を含むことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下において、前記図5における
部位と同じ部位に就いては同じ符号を付して説明を省略
することがある。
【0016】実施の形態1.図1および図2は、本発明
の水処理装置における実施の形態1を説明するものであ
って、図1は実施の形態1の水処理装置の概略説明図で
あり、図2はオゾン処理済み水中の残留オゾン濃度と膜
ろ過装置におけ膜ろ過流束との関係を示すグラフであ
る。
【0017】河川水、湖沼水、井戸水などの水道源水、
工場廃水、あるいはその他の各種被処理水は、原水タン
ク1に一旦収容される。前記送水装置の一例としての送
水ポンプ2および前記オゾン供給装置の一例としてのオ
ゾン発生機3が稼動され、被処理水は前記図5の場合と
同様に原水タンク1からオゾン処理装置4および膜ろ過
装置5を経てタンク8に移される。
【0018】オゾン処理装置4においては、オゾン発生
機3から供給されたオゾン(通常はオゾン含有ガス)
は、被処理水中に注入され、被処理対象物質、例えば有
機汚濁物質、細菌類、クリプトスプリジウムなどの原虫
類、重金属類、などと反応してそれらを分解する。なお
オゾン処理装置4としては、オゾン発生機3から供給さ
れたオゾンが被処理水中に効率よく注入され且つ溶解す
るように、散気装置、エゼクタ、オゾン溶解ポンプ、ス
タテイックミキサなどを含むものが例示される。上記の
オゾン溶解ポンプとしては、例えば通常の渦巻きポンプ
が例示されるが、当該ポンプのケーシング内に被処理水
とオゾンとを高速攪拌してオゾンの溶解を促進する作用
をなすインペラーを備えたものが好ましい。オゾン処理
装置4における被処理水の処理所要時間は、被処理の種
類や水質によって異なるが、一般的には30秒〜5分程
度である。
【0019】オゾン処理装置4において、被処理水に溶
解したオゾンの一部は、上記被処理対象物質の分解によ
り消費されるが、本発明においては、オゾン処理装置4
から排出されたオゾン処理済み水中の、膜ろ過装置5で
ろ過される前の残留オゾン濃度が所定範囲内となるよう
にオゾン濃度制御装置7により制御される。このオゾン
濃度制御装置7は、オゾン処理済み水の残留オゾン濃度
を測定するオゾン濃度測定装置6を含み、オゾン濃度測
定装置6は、オゾン処理装置4と膜ろ過装置5を繋ぐ管
路に設置されて当該管路内を流れるオゾン処理済み水中
の残留オゾン濃度が測定できるようになっている。オゾ
ン濃度制御装置7は、オゾン濃度測定装置6からの測定
結果に基づいて残留オゾン濃度が上記所定範囲内に収ま
るようにオゾン発生機3を稼動させる。
【0020】膜ろ過装置5としては、斯界で従来から周
知あるいは公知のものを制限なく用いてよく、例えばP
VDFなどのフッ素樹脂のような耐オゾン性の有機材料
やセラミックスのような耐オゾン性無機材料から形成さ
れた、孔径が0.1μm程度の微細孔を多数有するチュ
−ブ状のメンブレン(膜)から構成されたものが例示さ
れる。
【0021】実施の形態1においては、オゾン処理済み
水の残留オゾン濃度が、前記従来技術の場合と異なっ
て、オゾン濃度測定装置6により膜ろ過装置5でろ過さ
れる前の値が測定される。しかして実質的に、膜ろ過装
置5の膜面における残留オゾン濃度が把握され、その結
果がオゾン濃度制御装置7によるオゾン発生機3の制御
に反映されるので、局地への集中的な降雨、あるいはそ
の他の理由で河川水、湖沼水などの濁度が急上昇して被
処理水の水質が急激に悪化するような事態が発生して
も、オゾン濃度制御装置7が素早く対応して必要は制御
が達成される。この結果、膜ろ過装置5の膜面の目詰ま
り、当該目詰まりに基づくろ過水圧の急上昇、膜破断、
あるいは水処理装置の運転停止などの忌むべき事態が回
避される。
【0022】図1の水処理装置を用い、且つオゾン濃度
制御装置7によるオゾン処理済み水の残留オゾン濃度を
変化させたフィールドテストの結果を図2に示す。図2
において横軸は、オゾン濃度測定装置6にて下記の方法
により測定された残留オゾン濃度(mg/リットル)で
あり、縦軸は、膜ろ過流束(m3/m2/日)であって、
その値が大きいほど膜ろ過装置5の膜の流動抵抗が小さ
いこと、換言すると膜面の目詰まりが少ないことを表
す。
【0023】[残留オゾン濃度の測定方法]オゾン濃度
測定装置6によりオゾン処理済み水の一定量を採取し、
エアレーションにより当該採取水に含まれている残留オ
ゾンを気中に放出させてそれを一定容積のセル中に導
く。ついでセルの外から紫外線照射してセル中のオゾン
による紫外線吸収量からオゾンを定量し、オゾン処理済
み水中の残留オゾン濃度に換算する。
【0024】図2から明らかな通り、膜ろ過流束値は、
残留オゾン濃度が0.1mg/リットル程度で増大傾向
が見られ、1mg/リットル程度以上では飽和する。こ
の結果、残留オゾン濃度は、0.1〜1mg/リットル
程度が好ましいことが分かる。しかして残留オゾン濃度
を上記の範囲内に制御することにより、必要最小限のオ
ゾン供給量で膜ろ過装置5を安全且つ安定して稼動させ
ることが可能となり、水処理装置の運転コスト削減の効
果もある。
【0025】実施の形態2.図3は、本発明の水処理装
置における実施の形態2の概略説明図であって、9は前
記水質検査装置の一例としての濁度計であり、10は前
記送水量制御装置の一例としてのポンプ制御装置であ
る。濁度計9は、原水タンク1と送水ポンプ2との間に
設けられて原水タンク1から排出される被処理水の濁度
を検査する機能をなし、ポンプ制御装置10は、濁度計
9による濁度検査の結果に応じて送水ポンプ2の送水量
の増減や運休の要否などを制御する機能をなす。よって
実施の形態2は、前記実施の形態1とは濁度計9とポン
プ制御装置10とが追加された点において異なり、その
他の構成は同じである。
【0026】被処理水は、オゾン処理装置4に供給され
る前に濁度計9によりその濁度が検査され、被処理水の
濁度の上昇などによりその水質が悪化した場合、ポンプ
制御装置10により送水ポンプ2の例えば送水量が低減
され、かくして膜ろ過装置5の膜面でのろ過水圧の過度
上昇が回避される。しかして実施の形態2では、膜ろ過
装置5の膜は、オゾン濃度制御装置7とポンプ制御装置
10との両方から一層安全に保護され、被処理水のあり
得べき幅広い水質変化に対応して常に安定したろ過機能
を奏することができる。なおポンプ制御装置10は、オ
ゾン濃度制御装置7による制御のみでは水質悪化の対応
が困難あるいは対応不可の場合に一層有効であって、送
水ポンプ2の稼動を一時的に停止することもできる。
【0027】実施の形態3.図4は、本発明の水処理装
置における実施の形態3の概略説明図であり、11は除
濁装置であって、実施の形態3は、前記実施の形態2と
はポンプ制御装置10に代えて除濁装置11が採用さ
れ、且つ濁度計9と除濁装置11と送水ポンプ2とは図
示する通りに直列に接続された点において異なり、その
他の構成は同じである。除濁装置11は、被処理水に含
まれている濁り成分の含有量を除去あるいは少なくとも
低減する作用をなすものであって、例えば砂層、スクリ
ーン、スポンジ、あるいはその他のろ過作用を有するろ
過材を備えたろ過装置類、遠心分離機、沈殿槽、あるい
はその他の比重差を利用した濁り成分分離装置類が例示
される。
【0028】被処理水は、オゾン処理装置4に供給され
る前に濁度計9によりその水質が検査される。被処理水
の濁度の上昇などによりその水質が悪化した場合には除
濁装置11が稼動され、被処理水中の濁り成分が除去さ
れる。被処理水は、かくして水質が向上した状態でオゾ
ン処理装置4に供給されるので、オゾン処理装置4にお
けるオゾン処理の負担が軽減し、膜ろ過装置5の膜の目
詰まり、膜面でのろ過水圧の過度上昇などの問題が回避
される。
【0029】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る水処理装置は、
以上説明した通り、オゾン供給装置、上記オゾン供給装
置から供給されたオゾンにより被処理水を処理するオゾ
ン処理装置、上記オゾン処理装置から排出されたオゾン
処理済み水をろ過する膜ろ過装置、および上記膜ろ過装
置でろ過される前のオゾン処理済み水中の残留オゾン濃
度が所定範囲内、特に0.1〜1mg/リットルとなる
ように上記オゾン供給装置からのオゾン供給量を制御す
るオゾン濃度制御装置を備えたことを特徴とするもので
あり、上記オゾン濃度制御装置は、上記膜ろ過装置でろ
過される前のオゾン処理済み水中の残留オゾン濃度を測
定するオゾン濃度測定装置を含むものである。よってオ
ゾン処理済み水の残留オゾン濃度は、前記従来技術の場
合と異なって、オゾン濃度測定装置により膜ろ過装置で
ろ過される前の値が測定され、しかして実質的に膜ろ過
装置の膜面における残留オゾン濃度の把握が可能となっ
てその結果がオゾン濃度制御装置によるオゾン供給装置
の制御に反映される。この結果、局地への集中的な降
雨、あるいはその他の理由で河川水、湖沼水などの濁度
が急上昇して被処理水の水質が急激に悪化するような事
態が発生しても、オゾン濃度制御装置が素早く対応して
必要な制御が達成され、膜ろ過装置の膜面の目詰まり、
当該目詰まりに基づくろ過水圧の異常上昇や膜破断、水
処理装置の運転停止などの忌むべき事態が回避される効
果がある。
【0030】また、上記オゾン処理装置は、エゼクタを
含むもの、オゾン溶解ポンプを含むもの、あるいはスタ
テイックミキサを含むものであると、上記オゾン処理装
置を小型化し得て、しかもオゾン供給装置から供給され
るオゾンを効率よく被処理水中に注入溶解させて、被処
理対象物質のオゾン処理を短時間で行うことができる効
果がある。
【0031】また、上記被処理水を上記オゾン処理装置
に送水する送水装置、上記被処理水の水質を検査する水
質検査装置、および上記水質検査装置により検査された
上記被処理水の水質度に応じて上記送水装置の送水量を
制御する送水量制御装置を含むものであると、被処理水
は、オゾン処理装置に供給される前に水質検査装置によ
りその水質が検査され、被処理水の濁度の上昇などによ
りその水質が悪化した場合、送水量制御装置により送水
装置の送水量が低減され、膜ろ過装置の膜面でのろ過水
圧の過度上昇を回避することができる。よって、膜ろ過
装置の膜は、オゾン濃度制御装置と送水量制御装置との
両面から一層安全に保護され、被処理水のあり得べき幅
広い水質変化に対応して常に安定したろ過機能を奏する
ことができる。なお送水量制御装置は、オゾン濃度制御
装置による制御のみでは水質悪化に対応が困難あるいは
対応不可の場合に一層有効であって、送水装置の稼動を
一時的に停止することもできる。
【0032】また、上記オゾン処理装置の上手に設置さ
れて、被処理水に含まれている濁り成分を除去する除濁
装置を含むものであると、被処理水は、オゾン処理装置
に供給される前に除濁装置により濁り成分の含有量が少
なくとも低減せしめられて水質が向上した状態でオゾン
処理装置に供給される。かくすることによりオゾン処理
装置におけるオゾン処理の負担が軽減し、膜ろ過装置の
膜の目詰まり、膜面でのろ過水圧の過度上昇などの問題
が回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の概略説明図。
【図2】 実施の形態1におけるオゾン処理済み水中の
残留オゾン濃度と膜ろ過流束との関係を示すグラフ。
【図3】 実施の形態2の概略説明図。
【図4】 実施の形態3の概略説明図。
【図5】 従来の水処理装置の概略説明図。
【符号の説明】
1 原水タンク、2 送水ポンプ、3 オゾン発生機、
4 オゾン処理装置、5 膜ろ過装置、6 オゾン濃度
測定装置、7 オゾン濃度制御装置、8 タンク、9
濁度計、10 ポンプ制御装置、11 除濁装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01F 5/12 B01F 5/12 15/02 15/02 A 15/04 15/04 D C02F 1/44 C02F 1/44 A 1/50 510 1/50 510A 510E 520 520B 520P 531 531R 540 540A 550 550B 550C 550D 550H 550L 560 560E 560Z (72)発明者 真田 欣将 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 4D006 GA02 HA21 HA95 JA02Z KA01 KA41 KB14 KB15 KC16 KD21 KE30Q MA02 MA22 MC03X MC29X PA05 PB04 PB05 PB06 PB08 PB24 4D050 AA02 AA04 AA12 AB06 AB07 AB52 BB02 BD03 BD04 BD06 BD08 CA09 CA15 4G035 AA01 AB04 AB20 AB27 AC01 AC23 AC33 AE02 AE13 4G037 AA04 AA11 BC03 BD06 EA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾン供給装置、上記オゾン供給装置か
    ら供給されたオゾンにより被処理水を処理するオゾン処
    理装置、上記オゾン処理装置から排出されたオゾン処理
    済み水をろ過する膜ろ過装置、および上記膜ろ過装置で
    ろ過される前の上記オゾン処理済み水中の残留オゾン濃
    度が所定範囲内となるように上記オゾン供給装置からの
    オゾン供給量を制御するオゾン濃度制御装置を備えたこ
    とを特徴とする水処理装置。
  2. 【請求項2】 上記オゾン濃度制御装置は、上記膜ろ過
    装置でろ過される前の上記オゾン処理済み水中の残留オ
    ゾン濃度を測定するオゾン濃度測定装置を含むことを特
    徴とする請求項1記載の水処理装置。
  3. 【請求項3】 上記残留オゾン濃度の所定範囲は、0.
    1〜1mg/リットルであることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の水処理装置。
  4. 【請求項4】 上記オゾン処理装置は、エゼクタを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の水処理装置。
  5. 【請求項5】 上記オゾン処理装置は、オゾン溶解ポン
    プを含むことを特徴とする請求項1記載の水処理装置。
  6. 【請求項6】 上記オゾン処理装置は、スタテイックミ
    キサを含むことを特徴とする請求項1記載の水処理装
    置。
  7. 【請求項7】 上記被処理水を上記オゾン処理装置に送
    水する送水装置、上記被処理水の水質を検査する水質検
    査装置、および上記水質検査装置により検査された上記
    被処理水の水質度に応じて上記送水装置の送水量を制御
    する送水量制御装置を含むことを特徴とする請求項1記
    載の水処理装置。
  8. 【請求項8】 上記オゾン処理装置の上手に設置され
    て、被処理水に含まれている濁り成分を除去する除濁装
    置を含むことを特徴とする請求項1記載の水処理装置。
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