JP2003251107A - 高分子凝集剤 - Google Patents
高分子凝集剤Info
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Abstract
では、その製造がモノマーの高濃度重合で可能なものは
あったが、分子量制御により不溶解分の発生が抑制さ
れ、かつ得られた重合体の最終製品の形態が粉末状のも
ので、製品中に微粉が発生しにくく、従って水への溶解
が容易で、微粉による作業環境の悪化をもたらさないも
のはなかった。 【解決手段】 エチレン性不飽和モノマーを、ラジカル
重合開始剤および特定のラジカル重合用連鎖移動剤の存
在下、逆相懸濁重合させてなる(共)重合体からなる高
分子凝集剤。
Description
る。さらに詳しくは、産業廃水の凝集沈澱用、下水汚泥
の脱水用、石油の3次回収用、製紙工程での濾水歩留向
上用または紙力増強用に有用な高分子凝集剤に関する。
膜重合法、懸濁重合法、沈殿重合法および乳化重合法な
どによりエチレン性不飽和モノマーをラジカル重合させ
て得たノニオン性、アニオン性、カチオン性および両性
の高分子量(共)重合体が知られている。
重合法は重合時の除熱の困難さ等からモノマーの高濃度
重合における分子量の制御が難しく、不溶解分の発生が
避けられなかった。その他の重合方法ではモノマーの高
濃度重合における分子量の制御は容易であるものの、薄
膜重合法、懸濁重合法および沈殿重合法では最終製品の
粉末形態が不定形であることから、微粉が発生しやす
く、作業環境が悪化したり、水溶解に長時間を要するな
どの問題、また乳化重合では最終製品が液状であること
による輸送上の問題があった。
点を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、エチレン性不飽和モノマー(a)
を、ラジカル重合開始剤(b)および下記一般式(1)
で表されるラジカル重合用連鎖移動剤(c)の存在下、
逆相懸濁重合させてなる(共)重合体(A)からなる、
高分子凝集剤;エチレン性不飽和モノマー(a)を構成
単位とする(共)重合体を乾燥させてなる粒子からな
り、粒径180μm未満の粒子の含有量が0.1重量%
以下、かつ1,800μmを超える粒子の含有量が0.
1重量%以下である、高分子凝集剤;エチレン性不飽和
モノマー(a)を構成単位とする(共)重合体を乾燥さ
せてなる粒子からなり、粒子の真球度が1.1〜1であ
る、高分子凝集剤;エチレン性不飽和モノマー(a)を
構成単位とする(共)重合体を乾燥させてなる粒子から
なり、粒子のフラクタル次数が1.9〜2である高分子
凝集剤;並びに、産業廃水の凝集沈澱用、下水汚泥の脱
水用、石油の3次回収用、製紙工程での濾水歩留向上用
または紙力増強用である、上記各高分子凝集剤である。
たはNH;X2はカルボニル基または−CONH−;T
の少なくとも一部は式−(C=O)r−(A2 )t−Zで示さ
れる基であり、残りはHであってもよい;Zは連鎖移動
性基;A1 は炭素数1〜8のアルキレン基または式−
A3−X4−X3−A4−で示される基;A3およびA4は炭
素数2〜20の2価の炭化水素基;X4はカルボニル基
または−NHCO−;A2は炭素数1〜8のアルキレン
基であるか、ZがSHの場合にA2は式−CH2−CH
(X5H)−CH2−で示される基であってもよい(X5は
OまたはS);p、q、r、t、xおよびyはそれぞれ
0または1;mは0または1〜50の整数;nは1〜1
00の整数を表し;複数個ある場合の〔〕内および[]
内はそれぞれ同一でも異なっていてもよい。]
は、活性水素原子含有基を有する有機化合物からn個の
活性水素原子含有基を除いた残基が含まれる。活性水素
原子含有基には水酸基、1級もしくは2級アミノ基、カ
ルボキシル基、チオール基、およびこれらの2種以上の
組合せが含まれ;残基Qとしては、例えば水酸基含有化
合物(1価もしくは多価のアルコールまたは1価もしく
は多価のフェノール)から水酸基を除いた残基、1級も
しくは2級アミノ化合物[1級もしくは2級アミン(モ
ノまたはポリアミン)、アミノアルコールなど]から1
級もしくは2級アミノ基(またはアミノ基および/また
は水酸基)を除いた残基、カルボキシル基含有化合物
[1価もしくは多価のカルボン酸、ヒドロキシ酸、アミ
ノ酸など]からカルボキシル基(またはカルボキシル基
および/または水酸基もしくはアミノ基)を除いた残
基、およびチオール基含有化合物(1価もしくは多価の
チオール、または水酸基,カルボキシル基および/また
はアミノ基を有するチオール)からチオール基(または
チオール基ならびに/または水酸基,カルボキシル基お
よび/もしくはアミノ基)を除いた残基が挙げられる。
これらの2種以上の混合物が挙げられる。 ・1価アルコール 脂肪族アルコール(炭素数1〜8、たとえばメタノー
ル、エタノール、n−およびi−プロパノール、ヘキサ
ノール、2−エチルヘキサノール)、脂環式アルコール
(炭素数5〜10、たとえばシクロペンタノール、シク
ロヘキサノール)、芳香脂肪族アルコール(炭素数7〜
20、たとえばベンジルアルコール、フェニルエチルア
ルコール)、3級アミノ基(1〜10個)を有するモノ
オール[炭素数6〜15のジハイドロカルビルアルカノ
ールアミン(下記2級モノアミンのN−ヒドロキシアル
キル化物:ジエチルエタノールアミンなど)、下記3級
アミノ基を有する脂肪族2級アミンのN−ヒドロキシア
ルキル化物など]。
好ましくは2〜8価)アルコール 2価アルコール[炭素数2〜20(好ましくは2〜8)
の脂肪族グリコール(アルキレングリコール、たとえば
エチレングリコール、1,2−および1,3−プロピレ
ングリコール、1,2−、1,3−および1,4−ブタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチル
グリコール)、炭素数5〜20の脂環式ジオール(シク
ロペンタンジオール、シクロヘキサンジオール、シクロ
ヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールAな
ど)、炭素数8〜16の芳香脂肪族ジオール(ジヒドロ
キシメチルベンゼンなど)];及び3価〜8価またはそ
れ以上のポリオール、例えば(シクロ)アルカンポリオ
ール(アルカンポリオールおよび/またはシクロアルカ
ンポリオールを表す、以下同様の表現を用いる)、その
分子内および分子間脱水物[炭素数3〜12の脂肪族ト
リオール(グリセリン、トリメチロールプロパン、トリ
メチロールエタン、ヘキサントリオールなど)、炭素数
4〜20のテトラオール(ペンタエリスリトール、ジグ
リセリン、ソルビタンなど)、ペンチトール(アドニト
ール、アラビトール、キシリトールなど)、ヘキシトー
ル(ソルビトール、マンニトール、イジトール、タリト
ール、ズルシトールなど)、ポリグリセリン(重合度3
〜10)(トリグリセリン、テトラグリセリンなど)、
ポリペンタエリスリトール(ジペンタエリスリトール、
トリペンタエリスリトールなど)、シクロアルカンポリ
オール〔テトラキス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサ
ノールなど〕]、糖類およびその誘導体(グリコシド
等)[単糖類(グルコース、マンノース、フラクトー
ス、ソルボースなど)、少糖類(ショ糖、クレハロー
ス、ラクトース、ラフィノースなど)、およびグリコシ
ド〔アルキル(炭素数1〜4)グルコシド(メチルグル
コシドなど)、上記アルキレングリコールもしくはアル
カンポリオール(エチレングリコール、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、ヘキサントリオールなど)のグ
ルコシド〕など]、3級アミノ基(1〜10個)を有す
るポリオール[炭素数6〜15のトリアルカノールアミ
ン(トリエタノールアミンなど)、モノハイドロカルビ
ルジアルカノールアミン(下記1級モノアミンのN,N
−ジヒドロキシアルキル化物:エチルジエタノールアミ
ン、N,N−ジヒドロキシエチルアニリンなど)、下記
ポリアミンのポリN−ヒドロキシアルキル置換体(N,
N,N´,N´−テトラヒドロキシエチルエチレンジア
ミンなど)]、重合度100までの不飽和アルコール
[炭素数2〜4またはそれ以上、例えばビニルアルコー
ル、(メタ)アリルアルコール]の重合体(ポリビニル
アルコールなど)。
ポリオール 1個または2〜100個(好ましくは2〜8個)の活性
水素原子を有する化合物(上記の1価アルコール、多価
アルコール、下記の1価もしくは多価のフェノール、1
級もしくは2級アミン、カルボキシル基含有化合物およ
びチオール基含有化合物の1種または2種以上の混合
物)のアルキレンオキシド付加物、および上記の多価ア
ルコールおよび/またはそのアルキレンオキシド付加
物)のメチレンクロライド−カップリング体(メチレン
エーテル基を介して結合させてなるもの)。アルキレン
オキシドとしては、炭素数2〜4のアルキレンオキシド
(以下AOと略記)が使用でき、エチレンオキシド(以
下EOと略記)、プロピレンオキシド(以下POと略
記)、1,2−、2,3−、1,3−および1,4−ブ
チレンオキシド、これらの2種以上の併用(ランダムお
よび/またはブロック付加)が含まれる。付加モル数
は、活性水素原子1個当り、通常1〜50好ましくは1
〜10である。
らの2種以上の混合物が挙げられる。 ・1価フェノール 単環[炭素数6〜20、例えば(アルキル)フェノール
(クレゾール、エチルフェノール、ブチルフェノール、
オクチルフェノール、ノニルフェノール、ジノニルフェ
ノールなど)、アルコキシもしくはアミノ置換フェノー
ル(メトキシエチルフェノール、グアヤコール、アミノ
フェノールなど)]、および多環[炭素数10〜20、
例えばフェニルフェノール、スチレン化フェノール、ヒ
ドロキシビフェニル、ナフトール]。 ・多価フェノール 2価フェノール[単環(炭素数6〜16、例えばハイド
ロキノン、レゾルシン)、多環〔炭素数13〜20、例
えばビスフェノール類(ビスフェノールF、ビスフェノ
ールA、ビスフェノールSなど)〕]、3価〜4価また
はそれ以上の多価フェノール[単環(炭素数6〜16、
例えば1,2,3−トリヒドロキシベンゼン、1,3,
5−トリヒドロキシベンゼン)、多環〔炭素数13〜2
0またはそれ以上、例えば2,3,4−トリヒドロキシ
ベンゾフェノン、フェノールとホルムアルデヒドとの縮
合物(ノボラック)、ポリフェノールなど〕]。
記のものおよびこれらの2種以上の混合物が挙げられ
る。 ・1級または2級モノアミン 1級アミン[脂肪族アミン(炭素数1〜22、アルキル
もしくはアルケニルアミン、例えばメチルアミン、エチ
ルアミン、プロピルアミン、ペンチルアミン、2,2−
ジメチルプロピルアミン、2−エチルブチルアミン、
2,2−ジメチルブチルアミン、ヘキシルアミン、オク
チルアミン、2−エチルヘキシルアミン、n−およびi
−デシルアミン、ラウリルアミン、オレイルアミン)、
脂環式アミン(炭素数4〜10、例えばシクロペンチル
アミン、シクロヘキシルアミン)、芳香族アミン(炭素
数5〜12、例えばアニリン、トルイジン、アニシジ
ン、アミノアセトアニリド、ナフチルアミン)、芳香脂
肪族アミン(炭素数7〜15、例えばベンジルアミン、
フェニルエチルアミン)、3級アミノ基(1〜10個)
を有する炭素数4〜20の脂肪族1級アミン〔N,N−
ジアルキルアルキレンジアミン(例えばN,N−ジメチ
ルエチレンジアミン、N,N−ジエチルエチレンジアミ
ン、N,N−ジエチルプロピレンジアミン、N,N−ジ
メチルヘキサメチレンジアミンなど)、N,N,N´−
トリアルキルジアルキレンジアミン(例えば1,1,4
−トリメチルジエチレントリアミン)、テトラアルキル
トリアルキレンテトラミン(例えば1,1,4,7−テ
トラメチルトリエチレンテトラミン)など〕];及び2
級アミン[脂肪族アミン(炭素数2〜15、ジアルキル
アミン、例えばジメチルアミン、メチルブチルアミン、
メチル−t−ブチルアミン、メチル−2−エチルヘキシ
ルアミン、メチルイソデシルアミン、ジブチルアミン、
ジイソブチルアミン、ジ−t−ブチルアミン、ブチルペ
ンチルアミン、ジペンチルアミン)、脂環式アミン(炭
素数5〜20、ジシクロアルキルもしくはアルキルシク
ロアルキルアミン、例えばメチルシクロヘキシルアミ
ン)、芳香族アミン(炭素数5〜20、例えばピロー
ル、メチルピロール)、複素環式アミン(炭素数5〜1
0、例えばピペリジン、ピペコリン、モルホリン)、3
級アミノ基(1〜10個)を有する炭素数5〜20の脂
肪族2級アミン(N,N,N’−トリエチルエチレンジ
アミン、N,N,N´,N´−テトラメチルジエチレン
トリアミンなど)など]。
は2〜6、アルキレンジアミン、例えばエチレンジアミ
ン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン)、
ポリ(重合度2〜10)アルキレン(炭素数2〜4)ポ
リアミン(ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミンなど)]、脂環式ポリアミン[ジアミン(炭素数5
〜20、例えばシクロヘキサンジアミン、イソホロンジ
アミン、シクロヘキシレンジアミン、ジシクロヘキシル
メタンジアミン)など]、芳香族ポリアミン(炭素数6
〜20、例えばフェニレンジアミン、トルイレンジアミ
ン、メチレンジアニリン、ジフェニルエーテルジアミ
ン)、芳香脂肪族ポリアミン(炭素数7〜15、例えば
キシリレンジアミン)、複素環含有ポリアミン(炭素数
4〜10、例えばピペラジン、アミノエチルピペラジ
ン)、これらのポリアミンの部分アルキル(炭素数1〜
4)化物、および(ポリ)アミドポリアミン[下記ジカ
ルボン酸(脂肪族ジカルボン酸および/またはダイマー
酸)と過剰の上記ポリアミン(アルキレンジアミン、ポ
リアルキレンポリアミンなど)との反応生成物]など。 ・(ポリ)オキシアルキレンモノ−およびポリアミン 上記アルコール[1価アルコール、多価アルコール、
(ポリ)オキシアルキレンモノ−およびポリオール]の
アミノアルキルエーテル[例えばアクリロニトリルを反
応させてシアノエチル化したのち水素添加してアミノプ
ロピルエーテル化したもの] ・アミノアルコール 炭素数2〜12のモノ−およびジアルカノールアミン
(モノエタノールアミン、ジエタノールアミンなど)。
ものおよびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。 ・1価カルボン酸 脂肪族カルボン酸(炭素数1〜20、例えばギ酸、酢
酸、プロピオン酸、2−エチルヘキサン酸、ラウリル
酸、オレイン酸、ステアリン酸)、脂環式カルボン酸
(炭素数6〜20、例えばシクロペンタンカルボン酸、
シクロヘキサンカルボン酸)、芳香族カルボン酸(炭素
数7〜20、例えば安息香酸、ジフェニルカルボン酸)
など。
カルボン酸 ジカルボン酸[脂肪族ジカルボン酸〔炭素数2〜40、
例えばマレイン酸、フマール酸、コハク酸、アジピン
酸、セバチン酸、マロン酸、アゼライン酸、メサコン
酸、シトラコン酸、グルタコン酸、側鎖に炭素数4〜3
5の炭化水素基を有するアルキルもしくはアルケニルコ
ハク酸(イソドデセニルコハク酸、n−ドデセニルコハ
ク酸など)〕、脂環式ジカルボン酸(炭素数6〜40、
例えば1,3−シクロブタンジカルボン、1,2−およ
び1,4−シクロヘキサンジカルボン酸1,3−および
1,4−ジカルボキシメチルシクロヘキサン、メチルメ
ジック酸、ダイマー酸)、芳香族ジカルボン酸(炭素数
8〜20、例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸、トルエンジカルボン酸、ナフタレンジカルボン酸)
など]、3価以上のポリカルボン酸[脂肪族ポリカルボ
ン酸〔炭素数7〜20、例えば1,2,4−ブタントリ
カルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、
1,3−ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレンカ
ルボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボキシル)メ
タン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸〕、
脂環式ポリカルボン酸(炭素数9〜20、例えば1,
2,4−シクロヘキサントリカルボン酸)、芳香族ポリ
カルボン酸(炭素数9〜20、例えば1,2,4−およ
び1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−
および2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、トリメ
リット酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸)など〕、重合度100までの不飽和カルボン酸
〔後述の(a12−1)、例えば(メタ)アクリル酸〕
の重合物、3級アミノ基(1〜10個)を有する脂肪族
カルボン酸〔上記ポリアミン(アルキレンジアミンな
ど)のカルボキシメチル化物(例えばエチレンジアミン
四酢酸)〕など]。 ・(ポリ)オキシアルキレンモノ−およびポリカルボン
酸 上記アルコール[1価アルコール、多価アルコール、
(ポリ)オキシアルキレンモノ−およびポリオール]の
カルボキシアルキルエーテル[例えばアルカリの存在下
にハロカルボン酸(モノクロル酢酸など)を反応させて
カルボキシメチル化したもの]
ル酸、乳酸、タルトロン酸、グリセリン酸、リンゴ酸、
酒石酸、リシノール酸、およびω−オキシカルボン酸
(ω−オキシカプロン酸、ω−オキシエナント酸、ω−
オキシカプリル酸、ω−オキシペラルゴン酸、ω−オキ
シカプリン酸、ω−オキシウンデカン酸、ω−オキシド
デカン酸など)]、芳香族ヒドロキシ酸(炭素数7〜2
0、例えばサリチル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、トロ
パ酸、ベンジル酸、ジ−およびトリ−ヒドロキシ安息香
酸)。 ・アミノ酸 炭素数2〜20、脂肪族、複素環および芳香族アミノ
酸、例えばグリシン、ロイシン、アラニン、グルタミン
酸、アスパラギン酸、アルギニン、シトルリン、スレオ
ニン、シスチン、アルギニン、ロイシン、イソロイシ
ン、リジン、セリン、チロシン、バリン、プロリン、ヒ
ドロキシプロリン、トレオニン、バリン、メチオニン、
リジン、オルニチン、チロシン、フェニルアラニン、ト
リプトファン、フェニルグリシン、アントラニル酸(こ
れらのアミノ酸はD体,L体がそれぞれ単独でも任意の
混合比の混合物でもよい)、およびω−アミノカルボン
酸(ω−アミノカプロン酸、ω−アミノエナント酸、ω
−アミノカプリル酸、ω−アミノペラルゴン酸、ω−ア
ミノカプリン酸、ω−アミノウンデカン酸、ω−アミノ
ドデカン酸など)。
およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。 ・1価チオール 脂肪族チオール(炭素数1〜20、例えばメタンチオー
ル、エタンチオール、プロパンチオール、n−オクタン
チオール、n−ドデカンチオール、ヘキサデカンチオー
ル、n−オクタデカンチオール);脂環式チオール(炭
素数5〜20、例えばシクロペンタンチオール、シクロ
ヘキサンチオール);芳香脂肪族チオール(炭素数7〜
20、例えばトルエンチオール、キシレンチオール);
芳香族チオール(炭素数6〜12、例えばベンゼンチオ
ール、チオクレゾール、チオキシレノール)。 ・多価チオール ジチオール[脂肪族ジチオール(炭素数2〜40、例え
ばエタンジチオール、n−、i−およびsec−プロパ
ンジチオール、1,3−および1,4−ブタンジチオー
ル、1,6−ヘキサンジチオール、ネオペンタンジチオ
ール)、脂環式ジチオール(炭素数5〜20、例えばシ
クロペンタンジチオール、シクロヘキサンジチオー
ル)、芳香族ジチオール(炭素数6〜16、例えばベン
ゼンジチオール、ビフェニルジチオール)]など。
アミノ基を有するチオール 炭素数2〜20、例えばメルカプトアルコール(エチレ
ンチオグリコールなど)、メルカプトフェノール(チオ
カテコール、メルカプトナフトール等)、メルカプトカ
ルボン酸(メルカプト安息香酸、チオサリチル酸、チオ
グリコール酸、システインなど)]。
してはSH、SR1、SSR1、CG 3などが挙げられ
る。ここにおいて、R1は炭素数1〜20(好ましくは
1〜4)の、[水酸基、カルボキシル基、アミノ基、シ
アノ基、ニトロ基および/またはハロゲン(Cl、Br
など)で置換されていてもよい]、(シクロ)アルキル
基、(アルキル)アリール基、アラルキル基、アルコキ
シ基またはアリロキシ基を表し;Gはハロゲン(Cl、
Brなど)を表す。これらの連鎖移動性基のうち、得ら
れる(共)重合体の分子量制御の観点から好ましいのは
SHである。一般式(1)において、Tの全てが式−
(C=O)r−(A2)t−Zで示される基であるのが好まし
いが、Tの一部(好ましくは2個以上)が式−(C=O)
r−(A2)t−Zで示される基で残りがHであってもよ
い。
ン基としては、炭素数2〜8のアルキレン基、例えばエ
チレン基、1,2−および1,3−プロピレン基、1,
2−、2,3−、1,3−および1,4−ブチレン基、
イソブチレン基、炭素数5〜8の1,2−アルキレン
基、ペンタ−〜オクタ−メチレン基、および上記ω−オ
キシカルボン酸もしくはω−アミノカルボン酸の残基
(カルボキシル基と水酸基もしくはアミノ基を除いた
基)、上記メルカプトアルコール、メルカプトフェノー
ルもしくはメルカプトカルボン酸の残基(チオール基と
水酸基もしくはカルボキシル基を除いた基)、並びにこ
れらの2種以上の併用が挙げられる。ZがSHの場合、
A2は−CH2−CH(OH)−CH2−または−CH2−C
H(SH)−CH2−であってもよい。A1のうち式−A3
−X4−X3−A4−で示される基には、式−A3−CO−
O−A4−、−A3−CO−S−A4−、−A3−CO−N
H−A4−、−A3−NH−CO−O−A4−、−A3−N
H−CO−S−A4−、および−A3−NH−CO−NH
−A4−で示される基が含まれる。2価の炭化水素基A3
およびA4には、炭素数2〜20のアルキレン基、
(ジ)シクロアルキレン基およびアリーレン基が含まれ
る。A3としては、上記ジカルボン酸の残基(2個のカ
ルボキシル基を除いた基)および下記ジイソシアネート
の残基(2個のイソシアネート基を除いた基);A4と
しては、上記ジオールもしくは2価フェノールの残基
(2個の水酸基を除いた基)、上記ジチオールの残基
(2個のチオール基を除いた基)および上記ジアミンの
残基(2個のアミノ基を除いた基)が挙げられる。−A
3−CO−NH−A4−としてはナイロン6・6、6・1
0、6・12、11・6、11・10、11・12、1
2・6、12・10、12・12などのナイロン塩にお
けるアミド結合含有基、−A3−CO−O−A4−として
はこれらのアミド結合含有基に相当する(NHがOに置
き換わった)エステル結合含有基が挙げられる。
素数(NCO基中の炭素を除く;以下同様)2〜10の
脂肪族ジイソシアネート(1,6−ヘキサンジイソシア
ネート、2,2,4−トリメチルヘキサンジイソシアネ
ート、リジンジイソシアネートなど)、炭素数6〜16
の脂環式ジイソシアネート(4,4´−ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサンジ
イソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネートなど)、炭素数8〜12の芳香
脂肪族ジイソシアネート(キシリレンジイソシアネー
ト、α,α,α´,α´−テトラメチルキシリレンジイ
ソシアネートなど)、炭素数6〜16の芳香族ジイソシ
アネート(1,3−および1,4−フェニレンジイソシ
アネート、2,4−および2,6−トリレンジイソシア
ネート、2,4´−および4,4´−ジフェニルメタン
ジイソシアネート、ナフチレン−1,5−ジイソシアネ
ートなど)、およびこれらの2種以上の混合物が含まれ
る。
たはq=1のときはyは0、q=1のときはr=0であ
る。mは、好ましくは0または1〜30、さらに好まし
くは0または1〜10(とくに1〜5);また、nは、
好ましくは1〜70、さらに好ましくは1〜50とくに
2〜10である。本発明に用いるに適した連鎖移動剤
(c)には、一般式(1)中の各記号が下記1)〜6)
のものが含まれる。 1)m、t、p、x、rが0のもの:Q[−Z]n[例
えば下記連鎖移動剤4]。 2)mが0、tが1で、p+r≦1を満たすもの:Q
(X1−A2−Z)n[例えばメルカプトアルキル(チオ)
エーテル(下記連鎖移動剤1等)、およびメルカプトア
ルキルアミン];Q(X1−CO−A2−Z)n[例えばメ
ルカプトアルカン酸とアルコールもしくはチオールとの
(チオ)エステル、およびメルカプトアルカン酸とアミ
ンとのアミド];Q(CO−X1−A2−Z)n[例えばカ
ルボン酸とメルカプトアルカノールもしくはアルカンジ
チオールとの(チオ)エステル(下記連鎖移動剤2
等)、およびメルカプトアルキルアミンのカルボン酸ア
ミド];Q[CO−A2−Z]n[例えばメルカプトケト
ン(メルカプトアルカノン等)]。
1およびp+q+r−x≦1を満たすもの[p=x=y
=q=r=0、p=q=r=0でx=y=1、p=q=
0でx=y=r=1(下記連鎖移動剤3等)、p=r=
0でx=y=q=1、p=x=y=r=0でq=1、p
=x=y=q=0でr=1、p=y=r=0でx=q=
1、p=y=q=r=0でx=1、p=x=q=r=0
でy=1、p=x=q=0でy=r=1、p=x=r=
0でy=q=1、p=1でx=y=q=r=0、p=x
=q=1でy=r=0、p=x=1でy=q=r=0、
およびp=x=r=1でy=q=0]。 4)m≧2、tが1、yが0で、q+r≦1およびp+
q+r−x≦1を満たすもの[例えばp=x=q=r=
0、p=x=r=0でq=1、p=x=q=0でr=
1、p=r=0でx=q=1、p=q=r=0でx=
1、p=1でx=q=r=0、p=x=q=1でr=
0、p=x=1でq=r=0、p=x=r=1でq=
0、およびp=q=0でx=r=1]。 5)m≧2、tが1、yが1、pが0、X3がOもしく
はS、X2がカルボニル基で、q+r≦1およびq+r
−x≦1のものを満たすもの[q=r=0でx=1、q
=0でx=r=1、r=0でx=q=1、x=q=r=
0、x=q=0でr=1、およびx=r=0でq=
1]。 6)m≧2、tが1、yが1、pが0、qが0、X3が
NHで、r−x≦1を満たすもの[r=0でx=1、x
=r=1、x=r=0、およびx=0でr=1]。
移動基Z当りの分子量(数平均)]は、通常1,000
以下、好ましくは500以下、とくに90〜300であ
る。(c)は、チオール基以外の活性水素原子含有基
(水酸基、アミノ基、カルボキシル基)を有する前駆体
[一般式(1)においてTの全てがHであるもの、例え
ば上記の1価もしくは多価のアルコール、(ポリ)オキ
シアルキレンモノ−もしくはポリオール、1価もしくは
多価のフェノール、1級もしくは2級アミン、アミノア
ルコール、1価もしくは多価のカルボン酸、ヒドロキシ
酸またはアミノ酸、それらのエステル化物[ラクトン
(下記)付加物、上記ジオールおよびジカルボン酸との
重縮合物]、アミド化物[ラクタム(下記)付加物、上
記ジカルボン酸とジアミンもしくはジイソシアネートと
の重縮合物)]、ウレタンおよび/またはウレア化物
[上記ジイソシアネートとジオール〔2価アルコールも
しくは(ポリ)オキシアルキレンジオール〕および/ま
たはジアミンとの重付加物]にアルキレンスルフィド
(上記AOに相当するスルフィド、例えばエチレンスル
フィド)付加する、水酸基を有する上記前駆体の水酸基
をチオール基に変換する[ハロゲン化(たとえばチオニ
ルクロライド等で塩素化)したのち水硫化アルカリと反
応させる、五硫化二リンと反応させる等]、上記前駆体
にエピハロヒドリン(エピクロルヒドリンなど)を反応
させてグリシジル化し次いで硫化水素を反応させてグリ
シジル基を式−CH2−CH(OH)−CH2−SHに変換
するか必要により更にその水酸基をチオール基に変換す
る、反応性基(水酸基、カルボキシル基、アミノ基な
ど)を有するチオールもしくはジチオールをそれと反応
性の基(水酸基,カルボキシル基、アミノ基など)を有
する上記前駆体と反応[(チオ)エステル化、(チオ)
アミド化]させる、上記反応性基を有するチオールもし
くはジチオールと上記前駆体とを両者と反応性のカップ
リング剤(上記ジイソシアネート、ジオール、ジカルボ
ン酸、ジアミン、下記ジハライドなど)と反応[(チ
オ)ウレタン結合および/または(チオ)ウレア結合、
(チオ)エステル結合、(チオ)アミド結合、エーテル
結合などを形成]させてカップリングさせる等の方法に
より、連鎖移動性基Zを導入することによって、製造す
ることができる。
酸に相当するラクトン(ω−オキシカプロン酸、ω−オ
キシエナント酸、ω−オキシカプリル酸、ω−オキシペ
ラルゴン酸、ω−オキシカプリン酸、ω−オキシウンデ
カン酸、ω−オキシドデカン酸など)、ラクタムとして
は上記ω−アミノカルボン酸に相当するラクタム(カプ
ロラクタム、エナントラクタム、カプリルラクタム、ラ
ウロラクタムなど)、ジハライドとしては炭素数1〜8
のアルキレンジハライドG−A1 −G、例えばメチレ
ンクロライドが挙げられる。
子量制御の観点から、好ましいのは、連鎖移動性基がS
Hで一般式(1)中の他の各記号が下記のものである。 ・連鎖移動剤1[p、m、rが0、t、xが1、X1が
酸素原子の場合] Q[O−A2−SH]n[水酸基含有化合物Q(OH)nの
メルカプトアルキルエーテル] 具体例としては、エチレングリコール−ジ−2−メルカ
プトエチルエーテル、トリメチロールプロパン−トリ−
2−メルカプトエチルエーテル、ペンタエリスリトール
−テトラ−2−メルカプトエチルエーテル等が挙げられ
る。これらの製造方法としては、水酸基含有化合物(1
価もしくは多価アルコールまたは1価もしくは多価フェ
ノール)の水酸基をチオニルクロライド等で塩素化した
後、水硫化アルカリと反応させるか、または水酸基含有
化合物(多価アルコールなど)をω−メルカプト−アル
キルアルコールと反応させてエーテル化する方法が挙げ
られる。
が1、X1が酸素原子の場合] Q[COO−A2Z]n[カルボキシル基含有化合物Q
(COOH)nのメルカプトアルキルエステル] 具体例としては、マレイン酸−ジ−2−メルカプトエチ
ルエステル、フマル酸−ジ−2−メルカプトエチルエス
テル、アジピン酸−ジ−2−メルカプトエチルエステ
ル、テレフタル酸−ジ−2−メルカプトエチルエステル
等が挙げられる。これらの製造方法としては、カルボキ
シル基含有化合物(1価もしくは多価カルボン酸、ヒド
ロキシ酸またはアミノ酸)もしくはそのエステル形成性
誘導体[酸無水物または低級(炭素数1〜4)アルキル
エステル]をω−メルカプト−アルキルアルコールと反
応させてエステル化する方法が挙げられる。
t、x、yが1、X1が酸素原子、X2がカルボニル基、
X3が酸素原子もしくはNHの場合] Q[OCO−A1−OCO−A2−SH]n[水酸基含有
化合物Q(OH)nのラクトン付加物のメルカプトカルボ
ン酸エステル]、およびQ[OCO−A1−NH−CO
−A2−SH]n[水酸基含有化合物Q(OH)nのラクタ
ム付加物のメルカプトカルボン酸アミド] 具体例としては、トリエタノールアミン−ε−カプロラ
クトン付加物−トリ−3−メルカプトプロピオン酸エス
テル、トリエタノールアミン−ε−カプロラクタム付加
物−トリ−3−メルカプトプロピオン酸アミドなどが挙
げられる。これらの製造方法としては、水酸基含有化合
物(1価もしくは多価アルコールまたは1価もしくは多
価フェノール)にラクトンまたはラクタムを付加した
後、ω−メルカプト−カルボン酸でエステル化またはア
ミド化する方法が挙げられる。
の場合] Q(SH)n[チオール基含有化合物] 具体例としては、システイン等が挙げられる。
ー(a)には、次のものが含まれる。 (a1) 親水性ビニルモノマー 下記(a11)〜(a14)、およびこれらの混合物: (a11) ノニオン性モノマー ・(a11−1) 水酸基および/またはオキシエチレ
ン基を有する(メタ)アクリレート系モノマー:(メ
タ)アクリル酸(アクリル酸および/またはメタクリル
酸を表す、以下同様の表現を用いる)と、多価(2価〜
12価またはそれ以上)アルコール(前述のもの)また
はポリオキシアルキレンモノ−もしくはポリ−オール
(前述のもの、重合度2〜100またはそれ以上、オキ
シエチレン基含有量50%以上、1価もしくは2価〜1
2価またはそれ以上)とのエステル、例えばヒドロキシ
アルキル(炭素数2〜4)(メタ)アクリレート[ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレートなど]、及び(ポ
リ)グリセリン(重合度1〜10)モノ(メタ)アクリ
レート、ポリエチレングリコール(以下PEGと略記)
もしくはそのモノアルキル(炭素数1〜4)エーテルの
モノ(メタ)アクリレート[ジエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、PEG(重合度51〜100)
モノ(メタ)アクリレート、ω−メトキシPEG(重合
度2〜100)(メタ)アクリレートなど]; ・(a11−2) (メタ)アクリルアミド系モノマ
ー:(メタ)アクリルアミド、およびその誘導体[N−
アルキル(炭素数1〜4)もしくはヒドロキシアルキル
(炭素数1〜4)置換体]、例えばN−メチル(メタ)
アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミ
ドなど; ・(a11−3) 不飽和アルコール:アルケノール
(炭素数2〜6またはそれ以上)およびその(ポリ)オ
キシアルキレンエーテル(アルキレン基の炭素数2〜
4、重合度1〜100)]、例えばビニルアルコール、
(メタ)アリルアルコールなど; ・(a11−4) 窒素原子含有ノニオン性ビニルモノ
マー:N−ビニルラクタム(N−ビニル−2−ピロリド
ンなど)、N−ビニルジカルボン酸イミド(N−ビニル
スクシンイミドなど)、2−シアノエチル(メタ)アク
リレートなど。
金属塩、アンモニウム塩およびアミン(炭素数1〜2
0)塩、4級アンモニウム塩など]、およびこれらの混
合物: ・(a12−1) 不飽和カルボン酸:モノカルボン酸
[(メタ)アクリル酸、(イソ)クロトン酸、ビニル安
息香酸、ケイヒ酸など]、ジカルボン酸(無水物)[マ
レイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサ
コン酸など、及びそれらの無水物(無水マレイン酸な
ど)]; ・(a12−2) 不飽和スルホン酸:炭素数2〜20
の脂肪族不飽和スルホン酸(ビニルスルホン酸など)、
炭素数6〜20の芳香族不飽和スルホン酸(スチレンス
ルホン酸など)、スルホン酸基含有(メタ)アクリレー
ト[スルホアルキル(アリール)(炭素数4〜23)
(メタ)アクリレート、例えばスルホプロピル(メタ)
アクリレート、スルホエチル(メタ)アクリレート、2
−(メタ)アクリロイルオキシ−2,2−ジメチルエタ
ンスルホン酸、p−(メタ)アクリロイルオキシメチル
ベンゼンスルホン酸]、スルホン酸基含有(メタ)アク
リルアミド[スルホアルキル(アリール)(炭素数4〜
23)(メタ)アクリルアミド、例えばN−スルホプロ
ピル(メタ)アクリルアミド、N−スルホエチル(メ
タ)アクリルアミド、2−アクリロイルアミノ−2−メ
チルプロパンスルホン酸、p−(メタ)アクリロイルア
ミノメチルベンゼンスルホン酸など]、アルキル(炭素
数1〜20)(メタ)アリルスルホコハク酸エステル
[メチル(メタ)アリルスルホコハク酸エステルなど]
など; ・(a12−3) ポリオキシアルキレンポリオール
(アルキレン基の炭素数2〜6、重合度2〜100また
はそれ以上、2価〜12価またはそれ以上)の不飽和カ
ルボン酸[(メタ)アクリル酸など]モノエステルの硫
酸もしくは燐酸エステル:例えば(メタ)アクリロイル
ポリオキシアルキレン硫酸エステル[(メタ)アクリロ
イルポリオキシエチレン(重合度2〜50)硫酸エステ
ルなど]。
び4級化物(メチルクロライド塩、ジメチル硫酸塩、ベ
ンジルクロライド塩など)、並びにこれらの混合物: ・(a13−1) アミノ基含有アクリル系モノマー:
アミノ基含有(メタ)アクリレート、例えばアミノアル
キル(炭素数2〜6)(メタ)アクリレートおよびその
N−アルキルもしくはN,N−ジアルキル(炭素数1〜
4)置換体[N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)
アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メ
タ)アクリレートなど]、および複素環アミノ基含有
(メタ)アクリレート[モルホリノ−もしくはピペリジ
ノ−アルキル(炭素数2〜4)(メタ)アクリレート:
モルホリノエチル(メタ)アクリレートなど];並びに
アミノ基含有(メタ)アクリルアミド、例えばアミノア
ルキル(炭素数2〜6)(メタ)アクリルアミドおよび
そのN−アルキルもしくはN,N−ジアルキル(炭素数
1〜4)置換体[N,N−ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリルアミドなど]; ・(a13−2) アミノ基含有ビニル化合物:例えば
アルケニルアミン[(メタ)アリルアミンなど]、アミ
ノ基含有芳香族ビニル化合物(ビニルアニリンなど)、
複素環アミノ基含有ビニル化合物(N−ビニルカルバゾ
ール、ビニルイミダゾール、2−ビニルピリジン、ビニ
ルモルホリンなど)。 (a14) アミンイミド基含有化合物:例えば1,
1,1−トリメチルアミン(メタ)アクリルイミド、
1,1−ジメチル−1−エチルアミン(メタ)アクリル
イミド、1,1−ジメチル−1−(2’−フェニル−
2’−ヒドロキシエチル)アミン(メタ)アクリルイミ
ド、1,1,1−トリメチルアミン(メタ)アクリルイ
ミドなど。
物: ・(a21) 炭素数4〜23の(メタ)アクリル酸エ
ステル:炭素数1〜20の脂肪族、脂環式、芳香族また
はエポキシ基含有アルコール(アルカノール、アルケノ
ール、シクロアルカノール、ベンジルアルコール、グリ
シドール、テトラヒドロフルフリルアルコールなど)の
(メタ)アクリレート、例えば、メチル(メタ)アクリ
レート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)
アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、オクタ
デシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)
アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレートなど;
オール(前述のもの、重合度2〜100またはそれ以
上、オキシエチレン基含有量50%未満)(2価〜12
価またはそれ以上)もしくはその部分ハイドロカルビル
エーテル[モノアルキル(炭素数1〜20)エーテル、
モノシクロアルキル(炭素数3〜12)エーテル、モノ
アラルキル(炭素数7〜20)エーテルもしくはモノア
リール(炭素数6〜20)エーテル]の不飽和カルボン
酸[(メタ)アクリル酸など]モノエステル:例えばポ
リオキシプロピレンジオール(重合度2〜50)[ポリ
プロピレングリコール(以下PPGと略記)、2価アル
コール(エチレングリコールなど)もしくは2価フェノ
ール(ビスフェノールAなど)のPO付加物]のモノ
(メタ)アクリレート、およびポリオキシプロピレンモ
ノオール(重合度2〜50)[1価アルコール(炭素数
1〜20のアルカノール、炭素数3〜12のシクロアル
カノール、ベンジルアルコールなど)もしくは1価フェ
ノール(フェノール、炭素数7〜20アルキルフェノー
ルなど)のPO付加物]、例えばω−メトキシPPGモ
ノ(メタ)アクリレート、ω−エトキシPPGモノ(メ
タ)アクリレート、ω−プロポキシPPGモノ(メタ)
アクリレート、ω−ブトキシPPGモノ(メタ)アクリ
レート、ω−シクロヘキシルオキシPPGモノ(メタ)
アクリレート、ω−フェノキシPPGモノ(メタ)アク
リレートなど;
トリル:(メタ)アクリロニトリルなど; ・(a24) 炭素数2〜30の不飽和炭化水素:脂肪
族不飽和炭化水素[例えばアルケン(エチレン、プロピ
レン、ノネンなど)、アルカジエン(ブタジエンな
ど)]、および芳香族不飽和炭化水素[スチレン、およ
びその同族体(1−メチルスチレンなど)]; ・(a25) 不飽和アルコール[上記(a11−
3):ビニルアルコール、(メタ)アリルアルコールな
ど]とカルボン酸(炭素数2〜20の脂肪酸、安息香酸
など)とのエステル:例えば酢酸ビニル; ・(a26) ハロゲン含有モノマー:例えば塩化ビニ
ル。
(共)重合体の水溶性の観点から好ましいのは、(a
1)であり、さらに好ましいのは(a11)のうちの
(a11−1)および(a11−2)、(a12)のう
ちの(a12−1)、(a12−2)およびそれらの
塩、並びに(a13)のうちの(a13−1)およびそ
れらの塩からなる群から選ばれる1種または2種以上で
ある。とくに好ましいのは、アクリルアミドを50モル
%以上含有するものである。
のモノマーを併用してもよい。その場合の全モノマー中
の他のモノマーの割合は、通常50モル%以下であり、
好ましくは40モル%以下、0.5モル%以上とくに1
モル%以上である。
としては、公知のもの、例えば水溶性アゾ開始剤[アゾ
ビスアミジノプロパン(塩)、アゾビスシアノバレリン
酸(塩)等]、油溶性アゾ開始剤(アゾビスシアノバレ
ロニトリル、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスシ
クロヘキサンカルボニトリル等)、水溶性過酸化物(過
酸化水素、過酢酸等)、油溶性過酸化物(ベンゾイルパ
ーオキシド、クメンヒドロキシパーオキシド等)、およ
び無機過酸化物(過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウ
ム等)が挙げられる。上記の過酸化物は還元剤と組み合
わせてレドックス開始剤として用いてもよい。還元剤の
例としては重亜硫酸塩(重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸
カリウム、重亜硫酸アンモニウム等)、3級アミン[ジ
メチルアミノ安息香酸(塩)、ジメチルアミノエタノー
ル等]、および遷移金属塩のアミン錯体[塩化コバルト
(III)のペンタメチレンヘキサミン錯体、塩化銅
(II)のジエチレントリアミン錯体等]が挙げられ
る。また、アゾ開始剤、過酸化物開始剤およびレドック
ス開始剤は、それぞれ単独で用いてもよいし、併用して
もよい。
の観点から、モノマー(a)の重量に基づいて、好まし
くは0.01〜100,000ppm、さらに好ましく
は0.05〜50,000ppmである。
(共)重合体の分子量制御の観点から、エチレン性不飽
和モノマー(a)の重量に基づいて、好ましくは0.0
01〜100,000ppm、さらに好ましくは0.0
1〜50,000ppm、特に好ましくは0.1〜3
0,000ppmである。
しては、とくに限定されないが、重合時の除熱の容易
さ、分子量分布のシャープ性、(共)重合体を乾燥させ
てなる粒子の粒径の均一性、真球度(粒子の長径/短径
比)、粒子表面の滑らかさ(後述するフラクタル次数で
表される)、および(共)重合体の乾燥工程の簡素化も
しくは省略、などの観点から、好ましいのは逆相懸濁重
合である。
からなり、水相は主としてモノマーおよび水からなり、
油相は主として分散媒から構成される。水相/油相の重
量比は、通常70/30〜9/91、好ましくは65/
35〜20/80である。
ノマー濃度は、分散系の維持の観点から、好ましくは5
〜65%、さらに好ましくは15〜60%、とくに25
〜55%である。また、水相中のモノマー濃度は、生産
効率の観点から、好ましくは20〜98%、さらに好ま
しくは30〜95%である。上記および以下において%
は重量%を表す。
溶媒、例えば脂肪族炭化水素(炭素数5〜12、例えば
n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、n−ドデ
カン)、脂環式炭化水素(炭素数5〜12、例えばシク
ロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン、メチル
シクロヘキサン、シクロオクタン)、芳香族炭化水素
(炭素数6〜12、例えばベンゼン、トルエン、キシレ
ン、エチルベンゼン)などが挙げられる。分散媒の使用
量は、懸濁粒子分散系の安定化の観点からモノマーの重
量に基づいて、好ましくは40〜1,000%、さらに
好ましくは55〜400%である。
常用いられる分散剤、例えばセルロース系(エチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキ
シエチルセルロース、セルロースアセテートブチレート
など)、油溶性界面活性剤[ソルビタン脂肪酸エステル
(ソルビタンステアレート、ソルビタンオレートなど)
など]が挙げられる。分散剤の使用量は、懸濁粒子の分
散安定化の観点から分散媒の重量に基づいて、好ましく
は0.01〜10%、とくに0.1〜5%である。
合体の性能の観点から、好ましくは2〜10、とくに3
〜8である。pHの調整は通常鉱酸(硫酸、リン酸、硝
酸、塩酸など)、苛性アルカリ(水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムなど)、アミン(トリエタノールアミンな
ど)などを用いて行うことができる。
は例えば以下の手順で行うことができる。すなわち、分
散剤を溶解させた分散媒に不活性ガス(窒素など)を通
じて容器内の不活性ガス置換を行うとともに、通常10
〜80℃、好ましくは30〜70℃の温度に予め調整
し、重合開始剤(b)が水溶性の場合は、ここにモノマ
ー(a)、(b)および連鎖移動剤(c)の水溶液[モ
ノマー濃度は通常20〜95%好ましくは40〜90
%、(b)の濃度は通常0.1〜30%好ましくは0.
2〜20%、(c)の使用量はモノマー重量に基づく前
述した量]を不活性ガス置換の後、滴下することにより
重合させることができる。また、(b)が油溶性の場合
は、(b)の分散媒溶液[(b)の濃度は通常0.1〜
30%好ましくは0.2〜20%]、並びに(a)およ
び(c)の水溶液[(a)の濃度および(c)の使用量
は前記に同じ]をそれぞれ不活性ガス置換の後、これら
を同時に分散剤溶液に滴下することにより重合させるこ
とができる。ここで(a)および(b)の溶液(水溶液
もしくは分散媒溶液)の滴下に際し、(a)と(b)を
一括して滴下してもよいし、(a)と(b)を別々の溶
液とした上で、滴下直前で混合してもよいし、また別々
に同時滴下してもよい。滴下時間は(a)の濃度、およ
び重合反応発熱量により異なるが、通常0.5〜10時
間、好ましくは1〜5時間である。
中のモノマー含量をガスクロマトグラフィーなどを用い
て測定することにより確認できる。
〜2mmの含水ゲルとして得られる。該含水ゲルは通常
ロ過または遠心分離により固液分離させた後、加熱乾燥
(乾燥温度は通常30〜150℃好ましくは35〜13
0℃)させるが、重合時に用いられた分散媒が水と共沸
するものの場合は、これらの加熱乾燥は必要なく、固液
分離後における溶媒除去を行うだけでもかまわない。含
水ゲルの乾燥法としては、熱風乾燥、赤外線乾燥、間接
加熱乾燥(真空乾燥、スクリューコンベア、ドラムドラ
イヤー)および溶媒除去などが挙げられる。伝熱速度の
速さと粒子の粒径の観点から好ましいのは、間接加熱乾
燥、とくにスクリューコンベアおよびドラムドライヤー
である。スクリューコンベアおよびドラムドライヤーに
よる乾燥の場合の乾燥温度は特に限定されないが、60
〜130℃とくに70〜110℃が好ましい。乾燥後の
(共)重合体粒子の水分は、通常0.1〜15%、好ま
しくは0.1〜10%である。
への溶解性の観点から好ましくは、粒径50μm未満の
ものが全粒子の0.1%以下、かつ粒径2,000μm
を超えるものが全粒子の0.1%以下、さらに好ましく
は粒径180μm未満のものが全粒子の0.1%以下、
かつ粒径1,800μmを超えるものが全粒子の0.1
%以下である。上記の粒径分布は篩を用いて確認でき
る。該(共)重合体粒子の真球度は、微粉抑制の観点か
ら、好ましくは1.1〜1、とくに1.06〜1であ
る。ここで、真球度とは、粒子の長径(μm)と短径
(μm)の比[長径/短径]を表し、完全な真球では1
となる。また、該(共)重合体粒子のフラクタル次数
は、微粉抑制の観点から好ましくは1.9〜2とくに
1.95〜2である。ここで、フラクタル次数とは、後
述する方法で得られる、粒子表面の滑らかさを表す数値
であり、完全平滑表面では2となる。
ノマー(a)を構成単位とする(共)重合体を乾燥させ
てなる粒子は、粒径50μm未満のものが全粒子の0.
1%以下、かつ粒径2,000μmを超えるものが全粒
子の0.1%以下である。粒径180μm未満のものが
全粒子の0.1%以下、かつ粒径1,800μmを超え
るものが全粒子の0.1%以下であるのが好ましい。
ノマー(a)を構成単位とする(共)重合体を乾燥させ
てなる粒子は、真球度が1.1〜1のものであり、1.
06〜1のものが好ましい。また、本発明(請求項4に
係る発明)におけるモノマー(a)を構成単位とする
(共)重合体を乾燥させてなる粒子は、フラクタル次数
が1.9〜2のものであり、1.95〜2のものが好ま
しい。本発明(請求項2〜4に係る発明)における
(共)重合体は、モノマー(a)を、重合開始剤(b)
および連鎖移動剤(c)の存在下、逆相懸濁重合させる
ことにより、製造することができる。
る(共)重合体の分子量は、固有粘度で表され、該固有
粘度は、ノニオン性およびアニオン性(共)重合体で
は、通常15〜32dl/g、好ましくは18〜30d
l/g、カチオン性(共)重合体では、通常3〜20d
l/g、好ましくは4〜15dl/g、両性(共)重合
体では、通常3〜15dl/g、好ましくは4〜12d
l/gである。ここで固有粘度は、30℃で1Nの硝酸
ソーダ水溶液中で測定される値である。
長で表され、数値が小さいほど分子量分布が狭いことを
示す。ノニオン性およびアニオン性(共)重合体では、
通常60〜120mm、好ましくは60〜100mm、
カチオン性(共)重合体では、通常5〜90mm、好ま
しくは5〜80mmである。ここにおいて、曳糸長は後
述する方法で測定される値(単位mm)である。
を有することから、産業廃水の凝集沈澱用、下水汚泥の
脱水用、石油の3次回収用、製紙工程での濾水歩留向上
用または紙力増強用として幅広く用いられる。
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中
の部は重量部である。また、曳糸長、不溶解分、フラク
タル次数、発塵度は下記の方法により測定した。
学(株)製]による。具体的な測定方法は次の通り。
(共)重合体をイオン交換水に溶かして0.2%水溶液
(液温25℃)とし、これにガラス球の下底が深さ11
mmとなるようにガラス球(直径7mm)を浸漬する。
約3秒間浸漬後、16mm/秒の速度でガラス球を引き
上げた時、ガラス球と液面の間で形成される(共)重合
体水溶液の糸(曳糸)が切れるまでの引き上げ距離を測
定し、これを曳糸長(mm)とする。なお、該ガラス球
は引き上げ用の糸が取り付けられた、約10mmのガラ
ス棒付きのガラス球である。
化ナトリウム水溶液500gを入れ、これを長さ50m
m、幅20mmの撹拌翼を取り付けたモーターにて
〜 r.p.m.で撹拌下、該水溶液中に2.5gの試料
[(共)重合体、以下同じ]を加えて、2時間かけて溶
解させる。予め秤量した100μmのステンレス製金網
にて溶解液をろ過する。残渣を金網とともにアルミ皿に
載せて、120℃の恒温槽で2時間乾燥させる。乾燥後
の残渣を金網とともにデシケータ内で室温まで冷却後、
秤量してステンレス製金網重量を差し引いた重量を[乾
燥後の残渣量]とし、下記の式から不溶解分を求める。 不溶解分(%)=[乾燥後の残渣量(g)/溶解時の試料量
(g)]×100%
型電子顕微鏡写真を、20、40、80、150および
300倍の各倍率で撮影する。これらの各写真について
粒子輪郭長および粒子投影面積を求める。次に粒子輪郭
長の常用対数をX軸、粒子投影面積の常用対数をY軸と
するX−Y座標に、各写真から求めた点(5点)をプロ
ットし、その点を最小二乗法により直線を描く。無作為
に取出したさらに5個の樹脂粒子の各々について上記と
同様にして直線を描き、その傾きの平均値をフラクタル
次数とする。
ル発塵計(柴田科学製:MODEL P−5)の吸入口
とを内径7mm、長さ10cmのガラス管でつなぐ(接
続部はゴム管)。吸引瓶の上部の注ぎ口から、ロート
(直径120mm、足部内径15mm、足部長さ50m
m)を用いて試料20gを吸引瓶中に落下させる。落下
させた試料から1分間に発塵した微粒子の個数をデジタ
ル発塵計を用いて測定し、この値を発塵度(単位CP
M、1CPM=0.001mg/m3、測定範囲0.0
1〜100mg/m3)とした。
次に示す。 連鎖移動剤1−1 エチレングリコール−ジ−2−メル
カプトエチルエーテル 連鎖移動剤2−1 マレイン酸−ジ−2−メルカプトエ
チルエステル 連鎖移動剤3−1 トリエタノールアミン−ε−カプロ
ラクトン付加物−トリ−3−メルカプトプロピオン酸エ
ステル 連鎖移動剤4−1 システイン
ロース1.04部(0.5%/分散媒)を反応容器に仕
込み、窒素ガスを通気して容器内を十分窒素置換すると
ともに、液温を50℃に調整した。表1に示すモノマー
(部)、連鎖移動剤[モノマーに対する量(ppm)]
およびイオン交換水の合計311部をpH7に調整し、
該水溶液にアゾビスアミジノプロパン塩酸塩0.070
部を溶解し、滴下漏斗により2時間かけて分散媒に全量
投入した。重合終了後、重合液を撹拌下のアセトン中に
注ぎ込み、さらにデカンテーションして(共)重合体を
取り出した。得られた(共)重合体をアルミ皿の上に均
一に広げ、循風乾燥機内(40℃)で2時間乾燥させ
て、重量平均粒径0.8mm、含水率8.5%の(共)
重合体からなる高分子凝集剤を得た。
よびイオン交換水の合計455部を断熱反応容器に仕込
み、20℃で液中に窒素ガスを20分間吹き込んだ。つ
いで順次アゾビスアミジノプロパン塩酸塩10%水溶液
0.5部、過酸化水素10%水溶液0.02部、アスコ
ルビン酸10%水溶液0.01部を添加した。添加後窒
素の吹き込みを停止した。約10分後に液温上昇が始ま
り、反応系は次第に増粘しブロック状の(共)重合物に
なった。7時間後に得られたブロックを細断し、75℃
の循風乾燥機内で5時間乾燥した後、ミキサーにて粉砕
し、粉末状の(共)重合体からなる高分子凝集剤を得
た。
全系中のモノマー濃度(%)および重合時の最高到達温
度(℃)と、実施例および比較例で得られた高分子凝集
剤の固有粘度(dl/g)、曳糸長(mm)、不溶解分
(%)、粒径分布[粒径180μm未満の粒子の含有量
(%)および1,800μmを超える粒子の含有量
(%)]、フラクタル次数、真球度および発塵度(CP
M)を表2に示す。
は、それぞれ対応する比較例1〜3の(共)重合体と比
較して、不溶解分の発生がほとんどなく、高い固有粘度
で、曳糸長が小さいことがわかる。また水溶液重合と比
較した場合は、同程度の固有粘度でありながら、曳糸長
が小さく分子量分布が狭いこと、さらに粒径分布、フラ
クタル次数、真球度および発塵度の結果から微粉発生が
極めて少ないことがわかる。
て、K砂利洗浄場廃水(懸濁物質0.35%、pH6.
0)にて凝沈試験を行った。結果を表3に示す。凝沈試
験は廃水300mlを栓付き300mlメスシリンダー
(沈降管)に入れ、これに凝集剤の0.1%イオン交換
水溶液を室温にて所定量添加した。次にこの沈降管を1
0回転倒させて廃水と凝集剤水溶液とを混合させ、フロ
ックを形成させた後、沈降管を静置してフロック層の界
面の沈降速度を測定した。凝沈速度はm/時間で表す。
表3から、本発明の凝集剤は比較例の凝集剤に比較し
て、低添加量で高い凝沈速度(凝沈性)が得られること
がわかる。
用いて、T下水処理場混合生汚泥(固形分濃度1.1
%、pH6.9、有機分78%)にて脱水試験を行っ
た。結果を表4に示す。なお、脱水試験は汚泥200m
lを300mlビーカーにとり、これに凝集剤の0.1
%イオン交換水溶液を室温にて所定量加え、ジャーテス
ターにて180rpmで1分間撹拌してフロックを形成
させた。これを小型遠心脱水機(1,500G)で脱水
して、得られた脱水ケーキの含水率を測定した。ケーキ
含水率は%で表す。表4から、本発明の凝集剤は比較例
の凝集剤に比較して、低添加量で高い脱水率(低いケー
キ含水率)が得られることがわかる。
奏することから極めて有用である。 (1)高モノマー濃度の重合条件で得られるにも拘わら
ず、水への不溶解分が極めて少ない。 (2)高モノマー濃度の重合条件で得られるため乾燥が
容易で、後の乾燥工程の簡略化が図れる。 (3)粒径分布が狭く、しかも微粉が極めて少ないた
め、水への溶解が容易であり、また微粉による作業環境
の悪化をもたらすこともない。 (4)真球状で、表面が滑らかであるため、輸送時や取
り扱い時に微粉を生じる可能性が低く、上記の微粉によ
る弊害をもたらすことがない。 (5)高分子量かつ狭い分子量分布を有するため、低添
加量で優れた凝集効果を発揮する。
Claims (11)
- 【請求項1】 エチレン性不飽和モノマー(a)を、ラ
ジカル重合開始剤(b)および下記一般式(1)で表さ
れるラジカル重合用連鎖移動剤(c)の存在下、逆相懸
濁重合させてなる(共)重合体(A)からなる、高分子
凝集剤。 Q[(C=O)p(X1)x〔(X2)y−A1−(C=O)q−X3〕m−T]n (1) [式中、Qはn価の有機基;X1 およびX3はO、Sま
たはNH;X2はカルボニル基または−CONH−;T
の少なくとも一部は式−(C=O)r−(A2 )t−Zで示さ
れる基であり、残りはHであってもよい;Zは連鎖移動
性基;A1 は炭素数1〜8のアルキレン基または式−
A3−X4−X3−A4−で示される基;A3およびA4は炭
素数2〜20の2価の炭化水素基;X4はカルボニル基
または−NHCO−;A2は炭素数1〜8のアルキレン
基であるか、ZがSHの場合にA2は式−CH2−CH
(X5H)−CH2−で示される基であってもよい(X5は
OまたはS);p、q、r、t、xおよびyはそれぞれ
0または1;mは0または1〜50の整数;nは1〜1
00の整数を表し;複数個ある場合の〔〕内および[]
内はそれぞれ同一でも異なっていてもよい。] - 【請求項2】 エチレン性不飽和モノマー(a)を構成
単位とする(共)重合体を乾燥させてなる粒子からな
り、粒径180μm未満の粒子の含有量が0.1重量%
以下、かつ1,800μmを超える粒子の含有量が0.
1重量%以下である、高分子凝集剤。 - 【請求項3】 エチレン性不飽和モノマー(a)を構成
単位とする(共)重合体を乾燥させてなる粒子からな
り、粒子の真球度が1.1〜1である、高分子凝集剤。 - 【請求項4】 エチレン性不飽和モノマー(a)を構成
単位とする(共)重合体を乾燥させてなる粒子からな
り、粒子のフラクタル次数が1.9〜2である、高分子
凝集剤。 - 【請求項5】 (共)重合体が、エチレン性不飽和モノ
マー(a)を、ラジカル重合開始剤(b)および下記一
般式(1)で表されるラジカル重合用連鎖移動剤(c)
の存在下、逆相懸濁重合させてなる(共)重合体(A)
である、請求項2〜4いずれか記載の高分子凝集剤。 Q[(C=O)p(X1)x〔(X2)y−A1−(C=O)q−X3〕m−T]n (1) [式中、Qはn価の有機基;X1 およびX3はO、Sま
たはNH;X2はカルボニル基または−CONH−;T
の少なくとも一部は式−(C=O)r−(A2 )t−Zで示さ
れる基であり、残りはHであってもよい;Zは連鎖移動
性基;A1 は炭素数1〜8のアルキレン基または式−
A3−X4−X3−A4−で示される基;A3およびA4は炭
素数2〜20の2価の炭化水素基;X4はカルボニル基
または−NHCO−;A2は炭素数1〜8のアルキレン
基であるか、ZがSHの場合にA2は式−CH2−CH
(X5H)−CH2−で示される基であってもよい(X5は
OまたはS);p、q、r、t、xおよびyはそれぞれ
0または1;mは0または1〜50の整数;nは1〜1
00の整数を表し;複数個ある場合の〔〕内および[]
内はそれぞれ同一でも異なっていてもよい。] - 【請求項6】 一般式(1)中のZがSHである、請求
項1または5記載の高分子凝集剤。 - 【請求項7】 一般式(1)中の各記号が、 1)p=m=r=0、t=x=1、X1が酸素原子; 2)m=r=0、p=t=x=1、X1が酸素原子; 3)p=q=0、m=r=t=x=y=1、X1が酸素
原子、X2がカルボニル基、X3が酸素原子もしくはN
H;および 4)p=m=r=t=x=0 からなる群から選ばれる、請求項1、5または6記載の
高分子凝集剤。 - 【請求項8】 連鎖移動剤(c)の量が、不飽和モノマ
ー(a)に対して、0.001〜100,000ppm
である、請求項1、5、6または7記載の高分子凝集
剤。 - 【請求項9】 モノマー(a)の水相中の濃度が20〜
98重量%、および/またはモノマー(a)の全系中の
モノマー濃度が5〜65重量%である請求項1、5、
6、7または8記載の高分子凝集剤。 - 【請求項10】 モノマー(a)が、水酸基および/ま
たはオキシエチレン基を有する(メタ)アクリレート系
モノマー、(メタ)アクリルアミド系モノマー、不飽和
カルボン酸(塩)、不飽和スルホン酸(塩)およびアミ
ノ基含有アクリル系モノマーからなる群から選ばれる1
種または2種以上からなる、請求項1〜9の何れか記載
の高分子凝集剤。 - 【請求項11】 産業廃水の凝集沈澱用、下水汚泥の脱
水用、石油の3次回収用、製紙工程での濾水歩留向上用
または紙力増強用である、請求項1〜10の何れか記載
の高分子凝集剤。
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