JP2003250926A - 飲料タンクを用いた消火装置 - Google Patents

飲料タンクを用いた消火装置

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JP2003250926A
JP2003250926A JP2002057684A JP2002057684A JP2003250926A JP 2003250926 A JP2003250926 A JP 2003250926A JP 2002057684 A JP2002057684 A JP 2002057684A JP 2002057684 A JP2002057684 A JP 2002057684A JP 2003250926 A JP2003250926 A JP 2003250926A
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Kazumasa Fujita
一誠 藤田
Yoichi Suga
洋一 菅
Shinji Ayabe
慎治 綾部
Mitsuyuki Nonaka
光之 野中
Koji Kagawa
洸ニ 香川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、建物屋上に設置される飲料用水槽
を消火用水に兼用する消火装置を提供する。 【解決手段】 本発明の消火装置は、飲料用水槽と、前
記水槽と雰囲気とを連絡する消火用配管とを備え、該配
管は、前記水槽と雰囲気とを隔離するための隔離手段が
付与されている。また隔離手段は、消火用配管の一部を
略凸形状又は逆U字形状に形成し、該配管の一部内に空
気を充填させることにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の頂部に設置
される飲料用高架水槽から排出される水を飲料水のみな
らず建物の火災時に必要な消火用水に使用する消火装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ビルには、その火災時にビル内の消火を
するために消火用水供給システムが設置されている。通
常従来の消火用水供給システムでは、水が充填された地
下タンクをビルに併設させ、火災時には地下水槽から水
をポンプでビルの最頂部まで汲み上げ、汲み上げられた
水をビルの下方の階に順番に給水することによって、各
階毎に設置されたスプリンクラー等で消火させる構造を
有している。この場合、ビルの建造時に地下水槽をビル
と別途に建造する必要があり、コストが掛かり、地下水
槽用のスペースの確保も必要となる。また、地下水槽か
ら汲み上げるためのポンプは、特に高層ビルにおいては
水を最頂部まで汲み上げるに足る駆動力を有する必要が
あり、大型化しコスト高となる。さらに、上記ポンプは
通常電動駆動のものが用いられるため、火災時に停電が
生じた場合に対応できない又は停電に対応し得る自家発
電消火装置を別途必要とする。
【0003】この問題を解決するために消火用水供給シ
ステムに地震等の際にビルを制振させるためにビルの頂
部に設置される制振用高架水槽を消火用水槽と兼用する
ことが考えられている(2000年11月7日付建設通
信新聞及び同日付建設産業新聞参照)。制振用高架水槽
はビルの最頂部に設置されるため該水槽内の水を火災時
の消火用水に使用すれば、重力を利用して下方に水を概
ね給水することができる。給水される水の速度が上昇す
るまで、すなわち初動の際及びビルの頂部付近の階への
給水にはポンプを使用する必要があるが、大きな駆動力
は必要でなく小型で安価のもので足りる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、制振用
高架水槽は大型のものであり主として高層ビルの耐震構
造として設置されるものであり、必ずしもビルに設置さ
れるものではなく、特に雑居ビル等には設置されない場
合が多い。一方、ビルの頂部には飲料用水槽が設置され
ており常に一定量の水が充填されている。従って、この
飲料用水槽をビル火災時の消火用水に使用されることが
望ましい。
【0005】しかしながら、飲料用水槽を消火用に兼用
しようとすると該水槽から消火用水を給水するための配
管が雰囲気とを連絡しているため配管内を介して水槽内
に雑菌やゴミ等の不純物が進入するおそれがあり、衛生
上の問題が懸念された。従って、従来の消火用水供給シ
ステムではビル建造のおける設計段階から飲料用水槽を
消火用に兼用することは全く考慮されていなかった。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】本発明によれば、上記
飲料用水槽を消火用として使用する場合に生じる衛生上
の問題を解決し、簡単且つ安価に火災時のビルを消火す
るための消火装置を提供することを目的とする。
【0007】請求項1によれば、本発明は建物の頂部に
設置される飲料用水槽からの排水を消火用水に使用する
消火装置であって、飲料用水槽と、前記水槽と雰囲気と
を連絡する配管とを備え、該配管は、前記水槽と雰囲気
とを隔離するための隔離手段が付与された消火装置を提
供することを目的とする。
【0008】本消火装置は、建物の頂部に設置される飲
料用水槽と建物内とを連絡する配管内に建物内と隔離す
る手段が設けられている。従って、建物内又はその他の
雰囲気から雑菌等が進入することが回避される。本消火
装置によれば、建物の頂部に設置される飲料用水槽を使
用することができるため、高層ビルのみならず雑居ビル
等においても地下水槽等の専用の消火用水槽を別途設置
する必要がない。さらに、地下水槽からの水の汲み上げ
に使用するポンプを備える必要がなく、火災時に停電が
生じた場合にポンプを駆動させるための大型自家発電消
火装置を備える必要もない。従って、ビルの建造費を大
幅に削減することができる。
【0009】請求項2によれば、本発明は請求項1に記
載の消火装置であって、前記隔離手段は、前記配管内に
空気のみ充填される区間を付与することを特徴とする消
火装置を提供することを目的とする。
【0010】本消火装置は、飲料用水槽への雑菌等の流
入を防止するために飲料用水槽と雰囲気とを隔離する手
段として、該水槽と建物の各階とを連絡する配管の内部
に空気層20を介在させることとしている。通常、該配
管内には全域に亙って水が充填されている。これは火災
時に迅速に消火活動を行うためにも望ましい。しかしな
がら、この配管内の水により、雰囲気と飲料用水槽とは
流体的にも接続された状態となっており、雑菌等の進入
を回避することができない。本消火装置では、配管内の
一定区画に亙って水を排除し空気のみを充填させること
により、飲料用水槽と雰囲気とを流体的に接続させない
ことができる。従って、単に空気層20を配管内に介在
させるだけで飲料用水槽内への雑菌等の進入を防止する
ことができる。
【0011】請求項3によれば、本発明は請求項2に記
載の消火装置であって、前記配管の進行経路の一部は、
前記配管の進行経路の一部は、進行経路の他の部分より
上方に配置され、前記区画は、前記上方に配置された進
行経路の一部に付与されることを特徴とする消火装置を
提供することを目的とする。
【0012】本消火装置によれば、飲料用水槽と雰囲気
とを隔離するために配管内の介在される空気層20を、
飲料用水槽内の水面に対して下方に介在させないことと
している。例えば凸状、逆U字状の配管内に水を充填さ
せ、一方の端部を水槽に接続させ他方の端部を開放させ
た場合、水は流出され続ける。この場合、配管の最頂部
で最も水の流速が減少する。また、配管の最上部を水槽
の水面よりも高く位置させていくにつれて水の流速は減
少する。本消火装置の配管は消火時以外は閉経路であっ
て、流速は生じないが、配管の進行経路の一部を折り曲
げて略凸状等に形成させ、流速が最も小さくなり得る該
配管の頂部付近に空気層20を介在させることにより、
容易且つ安定した空気層20を形成させることが可能と
なる。
【0013】請求項4によれば、本発明は請求項1に記
載の消火装置であって、前記隔離手段は、前記配管に逆
止弁を付与することを特徴とする消火装置を提供するこ
とを目的とする。
【0014】本消火装置によれば、飲料用水槽と雰囲気
とを連絡する配管に飲料用水槽から雰囲気に向かっての
み水が流れるように逆止弁を取付けている。すなわち、
逆止弁より雰囲気側に存在する配管内の水が飲料用水槽
内に流入することはなく、消火時には雰囲気側方向のみ
に水が流れる。従って、雑菌等が配管内の水を介して飲
料用水槽内に進入することを回避することができる。
【0015】請求項5によれば、本発明は請求項1に記
載の消火装置であって、前記隔離手段は、前記配管にラ
プチャーハッチを付与することを特徴とする消火装置を
提供することを目的とする。
【0016】本消火装置によれば、上記配管内にラプチ
ャーハッチ(「ラプチャーディスク」とも称す:内部圧
力の異常上昇で破れて、流体を一気に放出する板状の安
全消火装置を言う)を取付けることにより配管内の水を
ラプチャーハッチを境界として物理的に隔離分離してい
る。従って、飲料用水槽内に雑菌等が進入することはな
い。なお、消火時にはラプチャーハッチは破られ、配管
内の水は流体的に接続され、雰囲気側に流れることとな
る。
【0017】本発明は、添付図面を参照しつつ本発明の
消火装置の実施の形態について以下説明することによ
り、さらに明白に理解できるであろう。
【0018】
【発明の実施の形態】図1を参照すれば、本発明の消火
装置を備える消火システム全体の概略を略示している。
通常、図示するように飲料用水槽10には飲料用配管1
2が接続され、ビルの各階へ飲料水を提供し、水槽内へ
は減少した水量に応じて給水管14から補充される。従
って、ビルの屋上に設置された飲料用水槽10には常
時、一定量以上の水が充填されている。
【0019】上記飲料用水槽10には消火用配管16が
接続される。詳細には、配管16の一方の端部が水槽の
底部に設けられた開口(図示せず)に接続され、他方の
端部はビル内の消火システム、例えば各階に設置された
複数のスプリンクラー等(図示せず)に接続され、ビル
内の雰囲気に開放されている。また、消火用配管16
は、水槽の底部に設けられた開口付近に排水弁18が取
付けられている。
【0020】さらに、配管16は水槽10からビル内の
消火システムへの進行途中において水槽10内の水面よ
りも上昇し、一定距離進行した後、下降する。すなわち
消火時における飲料用水槽10から排出された水は、水
槽底部の開口から流出し、配管内を一定距離流れた後、
流速を落としながら一旦上昇し、水槽内の水面の高さよ
り上方に到達した後、再び流速を上げながら元の高さ付
近まだ下降する工程を辿ることとなる。
【0021】非消火時には配管16のビル内の消火シス
テム側の端部と排水弁18とは、共に閉鎖されており、
配管内の水は静止している。しかしながらこの閉鎖は配
管内の水の流れを静止させることを目的とするものであ
り、完全な密閉状態を確保することはできない。従っ
て、ビル内の消火システム側から雰囲気内に含有する雑
菌やごみ等が配管を介して水槽10内に進入する可能性
を否定できない。これは、静止状態において配管の全域
に亙って水が充填され、消火システムと水槽との間が流
体的に接続されているからである。従って、配管内の水
を水槽側と消火システム側との間で遮断する手段が必要
とされる。
【0022】図1に示す実施形態では、遮断手段の1つ
を例示している。本実施形態は配管16内に空気層20
を介在させることにより遮断する手段を提供している。
上述するように配管16は、その進行途中で一旦、水槽
内の水面の高さよりも上方に上昇し、再び元の高さまで
下降している。すなわち、配管の一部が略凸形状又は逆
U字形状を形成している。この配管の上昇した部分に空
気を流入させる。例えば、配管の頂部22に弁24を設
置し、水が静止した状態でこの弁を開放させることによ
り空気を流入させる。この際、流入させる空気は雑菌等
が混入されていない清浄空気である必要がある。
【0023】流入させる空気の量は図1に示すように配
管内の水面が水槽16内の水面の高さまで到達する程度
であることが好ましい。なぜなら、弁24を完全に開放
した状態で釣り合う高さが水槽水面と配管内水面とが同
じ高さである場合であるからである、すなわち、大気圧
と同じ圧力の空気を流入させた場合だからである。従っ
て、この場合、弁24から流入させる清浄空気を圧縮空
気等を使用する必要なく、容易に流入させることがで
き、また流入後の弁24に大きな負荷を与えない。さら
に、水槽内水面と配管内水面とが大気圧で釣り合うため
空気層20を容易に静止させることができ安定した状態
を確保することが可能となる。
【0024】このように配管内の一部に空気が充填され
た部分すなわち空気層20を形成させた場合、仮にビル
の消火システム側から配管16内に雑菌やごみ等の不純
物が進入した場合でも空気層20で遮断され、それ以降
の進入を回避することができる。
【0025】なお、参考までに本実施形態における消火
時にビル内の消火システムに水を送出させる方法につい
て、説明する。
【0026】図1を参照すれば、配管16は上記空気層
20が形成された部分からさらに進行し、配管が元の高
さに下降した後、一定距離離間した位置に存在する加圧
ポンプ26に接続している。さらに加圧ポンプ26はチ
ャンバ28に所定の配管を介して接続される。
【0027】ビルの火災時、すなわち消火時にはまず加
圧空気が排水弁18と加圧ポンプ26とに付与される。
排水弁18は一定以上の圧力が作用すると開放される機
構を有する。また、加圧ポンプ26は加圧空気(圧縮空
気)が付与されると作動する機構を有する。従って、上
述するように加圧空気が排水弁18と加圧ポンプ26と
に付与されると排水弁18が開放され、加圧ポンプ26
が配管内の水を吸引し、チャンバ28方向に水を送出
し、最終的には水槽10内の水をビル内の消火システム
に送出することとなる。
【0028】加圧ポンプ26は、空気駆動式であること
が好ましい。圧縮空気のみで駆動し電力を必要としない
ためビルの火災時に停電となった場合にも容易に対応で
きる、すなわち自家発電消火装置や蓄電池を要しないか
らである。
【0029】再び図1を参照すれば、上記加圧ポンプ2
6は脈動しながら水を送出するため、ビル内の消火シス
テムに送出する場合、該脈動を消失させる必要がある。
この脈動の消失はチャンバ28によって達成される。
【0030】以上、図1を参照しつつ本発明の1つの実
施形態について説明してきたが、配管16内の流体的接
続を遮断する手段は、空気層20を介在させること以外
にも考えられる。
【0031】図3を参照すれば、図1に示すような配管
の一部を上昇・下降させ、該部分に空気層20を介在さ
せる替りに、加圧ポンプ26と排水弁18との間に逆止
弁200が取付けられている。逆止弁200は、水槽1
0から消火システム方向への水の流れは自由であるが、
逆方向すなわち消火システムから水槽10方向への水の
流れは閉鎖される構造を有する。従って、配管16を介
してビル内の消火システムから雑菌やゴミ等の不純物が
進入することはない。
【0032】上記逆止弁は、図3に示す加圧ポンプ26
の替りに図4に示すような加圧ポンプ内に逆止弁が内蔵
された逆止弁内臓加圧ポンプ300を取付けたものであ
っても良い。この逆止弁内蔵加圧ポンプ300は、エア
駆動式ダイヤフラムポンプ(商品名:エアクッションポ
ンプ)が好ましい。
【0033】図2は上記ダイヤフラムポンプの構造の断
面図を示している。まず加圧空気が空気吸入口100か
ら吸入され、センターブロック108に内蔵されたエア
切替弁(図示せず)により空気が左側の空気室102-
Lに送出され、左側のダイヤフラム106-Lがポンプ
室104-L方向に押出される。その結果、左側のポン
プ室104-Lは加圧され、左上方のチャッキ弁110-
L1が開放され左上方のチャッキ弁110-L2は、該チ
ャッキ弁110-L2前後の圧力差により閉じられ、ポン
プ室104-L内の水が吐出口112に給水される。さ
らに、上記ダイヤフラム106-Lが左側に押出される
動作に対応して連結棒113を介して機械的に連結され
た右側のダイヤフラム106-Rも左側に引張られる。
その結果、右側のポンプ室104-Rが減圧され、右下
方のチャッキ弁110-R2が開放され同時に右上のチ
ャッキ弁110-R1が圧閉されて水吸入口114から
水がポンプ室104-R内に給水される。次に上記セン
ターブロック108に内蔵するエア切替弁が切替わり、
加圧空気が右側の空気室102-Rに送出され、同時に
左側の空気室102-L内の空気は大気へ排出される。
その後は上述の工程と同様の工程を反復して行う。この
一連の工程を反復することにより加圧ポンプは空気吸引
口100に加圧空気を付与し続けるだけで水を脈動しな
がら送出し続けることとなる。
【0034】図5を参照すれば、図3に示す逆止弁20
0の替りにラプチャーハッチ400が取付けられても良
い。ラプチャーハッチ400は、配管16内の排水弁1
8と加圧ポンプ26との間に設置される。このラプチャ
ーハッチ400は、通常閉鎖され、配管16内に一定以
上の圧力が付与されると破れ、水を一気に放出する構造
を有する。従って、静水時すなわち非火災時には排水弁
18が閉鎖され且つ加圧ポンプ26が駆動していないた
め閉鎖されており水槽10内に雑菌等が進入することを
回避できるが、火災時には排水弁18が開放され水槽1
0からの水圧が負荷されると共に、加圧ポンプ26が作
動し配管内の水が消火システム方向に吸引されるため、
ラプチャーハッチ400に消火システム方向への強い圧
力が作用し、破れ、水槽内の大量の水が消火システム方
向に放出されることとなる。
【0035】以上、本発明の消火装置に関する種々の実
施形態について説明してきたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の
概念及び精神を逸脱することない範囲で種々の変形例と
改良例とが存在し得ることが明白であろう。
【0036】
【発明の効果】本発明の消火装置によれば、ビルの頂部
に設置された飲料用水槽をビル内の消火用水供給システ
ムに使用する水に兼用させることにより、別途消火用水
供給システム用の地下水槽を設置する必要をなくすこと
ができる。また、火災時に地下水槽からビル頂部にまで
水を汲み上げる大型の電動ポンプを設置する必要をなく
すことができる。従って、本発明は、ビルの建設に伴う
コストを大幅に削減することができるという効果を奏す
る。
【0037】さらに、本発明の消火装置によれば、ビル
内のスプリンクラー等の消火システムへ水を送出するた
めに空気式駆動のポンプを使用することができ、電動ポ
ンプ等を使用する必要がないため火災時における停電等
にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の消火装置の第1の実施形態を示す概略
図である。
【図2】加圧ポンプの1例を示す断面図である。
【図3】本発明の消火装置の第2の実施形態を示す概略
図である。
【図4】本発明の消火装置の第3の実施形態を示す概略
図である。
【図5】本発明の消火装置の第4の実施形態を示す概略
図である。
【符号の説明】
10…飲料用水槽 16…消火用配管 18…排水弁 20…空気層 24…弁 26…加圧ポンプ 28…チャンバ 200…逆止弁 300…逆止弁内蔵加圧ポンプ 400…ラプチャーハッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅 洋一 長崎県長崎市旭町8−20 株式会社パル構 造内 (72)発明者 綾部 慎治 長崎県長崎市旭町8−20 株式会社パル構 造内 (72)発明者 野中 光之 長崎県長崎市深堀町5丁目717番地1 長 菱エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 香川 洸ニ 福岡県糟屋郡新宮町桜山手3丁目16−16 Fターム(参考) 2E189 CA04 CB10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の頂部に設置される飲料用水槽から
    の排水を消火用水に使用する消火装置であって、 飲料用水槽と、 前記水槽と雰囲気とを連絡する配管とを備え、該配管
    は、前記水槽と雰囲気とを隔離するための隔離手段が付
    与された消火装置。
  2. 【請求項2】 前記隔離手段は、前記配管内に空気のみ
    充填される区間を付与することを特徴とする請求項1に
    記載の消火装置。
  3. 【請求項3】 前記配管の進行経路の一部は、進行経路
    の他の部分より上方に配置され、 前記区画は、前記上方に配置された進行経路の一部に付
    与されることを特徴とする請求項2に記載の消火装置。
  4. 【請求項4】 前記隔離手段は、前記配管に逆止弁を付
    与することを特徴とする請求項1に記載の消火装置。
  5. 【請求項5】 前記隔離手段は、前記配管にラプチャー
    ハッチを付与することを特徴とする請求項1に記載の消
    火装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102145213A (zh) * 2011-03-31 2011-08-10 钟仕贵 高楼楼顶灭火装置
GB2509520A (en) * 2013-01-04 2014-07-09 Andrew David George Sutton Triangular water tank for domestic hot water and fire extinguishing sprinkler system

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