JP2003250688A - 装置壁掛用器具 - Google Patents

装置壁掛用器具

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JP2003250688A
JP2003250688A JP2002053002A JP2002053002A JP2003250688A JP 2003250688 A JP2003250688 A JP 2003250688A JP 2002053002 A JP2002053002 A JP 2002053002A JP 2002053002 A JP2002053002 A JP 2002053002A JP 2003250688 A JP2003250688 A JP 2003250688A
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JP
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hanging
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mounting
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Tsunaki Iwasaki
津奈己 岩崎
Hiroyuki Miyazawa
博之 宮澤
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Fujitsu I Network Systems Ltd
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Fujitsu I Network Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パーテーションなどの比較的低く、薄い壁に
も電話機等の装置を設置することが可能で、設置および
設置箇所の変更の自由度も高く、しかも設置に際しての
壁面の損傷を回避し得る装置壁掛用器具を提案する。 【解決手段】 装置を壁面の所望の箇所に設置するため
の壁掛用器具であって、弾性を有する断面略コ字型の基
部と、前記基部の二つの自由端にそれぞれ回転自在に取
り付けた二枚の装置取付板とを具え、前記断面略コ字型
の基部で壁を挟持し、前記装置取付板で前記装置を取り
付け支持することにより該装置を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機等の装置を
パーテーションなどの壁面に設置するための壁掛用器具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は従来の方法を用いて電話機を壁面
に設置した状態を示すものである。図では電話機1を壁2
に設置するに際し、取付台座3を壁2に釘またはボルト4
に直接取り付けている。
【0003】しかしながらこうした方法は、例えばパー
テーションなどの比較的低く、かつ厚さの薄い壁に設置
する場合には必ずしも適切なものではなかった。なぜな
らば、取付台座3を壁2に取り付ける際に壁面を傷つける
こととなり、また薄い壁に対しては壁面に十分な深さの
穴を開けることが困難な場合があるからである。
【0004】また、設置箇所を自由に選ぶことも、一旦
設置した後に装置の設置箇所を移動することも、上述し
た従来の方法では困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題点を解決し、パーテーションなどの比較的低く、
薄い壁にも電話機等の装置を設置することが可能で、設
置および設置箇所の変更の自由度も高く、しかも設置に
際しての壁面の損傷を回避し得る装置壁掛用器具を提案
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による装置壁掛用
器具は、装置を壁面の所望の箇所に設置するための壁掛
用器具であって、弾性を有する断面略コ字型の基部と、
前記基部の二つの自由端にそれぞれ回転自在に取り付け
た二枚の装置取付板とを具え、前記断面略コ字型の基部
で壁を挟持し、前記装置取付板で前記装置を取り付け支
持することにより該装置を設置することを特徴とするも
のである。
【0007】また本発明による装置壁掛用器具は、前記
装置取付板が、前記基部に回転自在に支持される第一の
部材と、この第一の部材に対して、その長さ方向に相対
変位可能な第二の部材とを具え、これら第一および第二
の部材に、それぞれ互いに位置合わせ可能となるように
これら各部材の長さ方向に一列に形成した複数の装置取
付用ねじ孔を設けたことを特徴とするものである。
【0008】さらに本発明による装置壁掛用器具は、前
記装置取付板の前記壁面と対面する側の表面に複数の突
起を形成したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の効果】本発明による装置壁掛用器具は、弾性を
有する断面略コ字型の基部と、この基部に回転自在に取
り付けた二枚の装置取付板とを具え、基部で壁を挟むよ
うにしてこの器具を壁に取り付け、装置取付板に電話機
等の装置を取り付けることにより、装置を壁面に設置す
るものとしている。
【0010】それによって、パーテーションなどの比較
的低くて薄い壁にも電話機等を容易に設置することが可
能となり、また設置箇所や位置の自由度も高くなり、し
かも壁面に取付穴等を形成すること無く設置することが
できる。加えて、装置の設置箇所の変更も容易に行うこ
とが可能である。
【0011】また本発明による装置壁掛用器具は、電話
機等を取り付けるための装置取付板が、基部に回転自在
に支持された第一の部材と、この第一の部材に対して、
その長さ方向に相対変位可能な第二の部材からなるもの
としている。
【0012】それによって、装置取付板の長さを可変と
し、電話機等を取り付ける位置(高さ)を決定する自由
度を高めることができるようになり、使用者が任意の位
置(高さ)に装置を取り付けることが可能となる。
【0013】さらに本発明による装置壁掛用器具は、装
置取付板の壁面と向かい合う側の面に複数の突起を形成
し、この突起と壁面とが互いに接触するようにしてい
る。
【0014】それによって、本装置壁掛用器具と壁面と
が接触する箇所を増加させて壁面に対する装置取付板の
位置ずれを効果的に防止することができ、本器具自体の
壁に対する不所望の位置ずれや、壁から外れてしまうこ
とが回避できるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施形態について説明する。
【0016】図2は本発明による装置壁掛用器具の第一
の実施形態の外観を示す斜視図である。図示の装置壁掛
用器具11は、断面略コ字型の基部12と、二枚の装置取付
板13,14とを具える。また基部12は弾性を有するように
プラスチック、ばね鋼などの弾性体から製造するものと
する。
【0017】基部12はさらに平坦部12a、この平坦部12a
から下方へ延在する挟持部12b,12cからなり、これら各
挟持部の各自由端12d,12eにおいて前記装置取付板13,
14はそれぞれ回転軸15,16を介して回転自在に支持され
ている。さらに各装置取付板13,14には、これらに電話
機等を取り付けるための複数(図では4個)の装置取付
孔17が縦方向、すなわち装置取付板の長さ方向に一列に
なるように形成している。
【0018】図3〜図6は、本装置壁掛用器具11をパーテ
ーションなどの壁に取り付ける手順を示すものである。
次に、この手順について説明する。
【0019】本装置壁掛用器具11の取り付けに際して
は、まず、図3に示すように装置取付板13,14を回転軸1
5,16周りに上方に回転させ、次いで図4に示すように装
置取付板13,14の回転軸15,16側とは反対側の端部が互
いに近づくように両者に力を加える。ここで、基部12は
弾性を有しているため、この力によって基部12は、図示
のように挟持部12b,12cが互いに離れる、換言すれば基
部が開くように変形する。その状態で基部12を壁18の上
方から被せるように取り付ける。
【0020】その後装置取付板13,14に加えていた力を
解除すると、図5に示すように、本装置壁掛用器具11は
基部12で壁18を挟む、より詳細には基部12の平坦部12a
および自由端12d,12eで壁面を挟むように壁18に固定さ
れることとなる。その後、図16に示すように装置取付板
13,14を下方に回転させて取り付けが完了する。以上の
手順による装置壁掛用器具11の取り付けが完了した後、
各装置取付板13,14に電話機等の装置を取り付けること
ができるようになる。
【0021】図7は本発明による装置壁掛用器具の第二
の実施形態を示すものであり、図7(a)は本器具を壁面に
取り付けた状態で示す断面図であり、図7(b)は図7(a)の
円で囲んだ部分を拡大して示すものである。本装置壁掛
用器具21もまた、前述の第一の実施形態と基本的に同じ
構成を取るものであるが、ここでは装置取付板23,24の
壁25の面と対面する側に複数の突起26を形成し、図7(b)
に示すように、これら突起が壁面と接触するようにして
いる。
【0022】こうした形態とすることにより、装置壁掛
用器具21と壁25との接触、特に装置取付板23,24と壁面
との接触がより確実になり、装置取付板の壁面に対する
位置ずれや、それに起因して器具21自体が壁25から外れ
てしまうような事態を防ぐことが可能となる。なお、突
起26はそれぞれ装置取付板23,24と一体成型しても良
く、あるいはゴム製のものを取り付けることとしても良
い。
【0023】図8〜図10は本発明による装置壁掛用器具
の第三の実施形態を示すものである。図示の装置壁掛用
器具31においては、装置取付板がそれぞれ二つの部材か
ら構成されている。すなわち、基部32に回転自在に支持
されている第一の取付板33,34および、特に図9に示す
ように第一の取付板33,34の外側に、これら第一の取付
板と相対変位可能に設けた第二の取付板37,38である。
【0024】図10に詳細に示すように、第一の取付板33
の長手方向の両側面33a,33bが第二の取付板37の長手方
向両側面に形成した案内溝37a,37bに嵌り込み、一方、
第二の取付板34の長手方向の両側面34a,34bが第二の取
付板38の長手方向両側面に形成した案内溝38a,38bに嵌
り込み、それによって第二の取付板37,38はそれぞれ第
一の取付板33,34に対して長手方向(上下方向)に相対
変位が可能となっている。また、これら取付板には、そ
れぞれ電話機等を取り付けるための複数の装置取付孔3
9,40が縦方向に一列に形成されており、これら取付孔
は相互に位置合わせ可能となっている。
【0025】そのため、第二の取付板38,39を第一の取
付板33,34に対して相対変位させることにより、電話機
等の装置を任意の高さに取り付けることが可能となり、
結果として装置を壁面に取り付ける際の設置箇所の自由
度を向上させることができるようになる。なお、本装置
壁掛用器具31においても、第二の取付板37,38に突起41
を形成し、この突起41と壁面とが接触するようにしてい
る。
【0026】図11は本発明による装置壁掛用器具31を用
いて壁面に電話機を設置した状態を示す図である。本装
置壁掛用器具31を、この器具31で壁42を挟持するように
取り付け、装置取付板37,38それぞれに電話機取付台座
43,44をねじ45を用いて固定し、これら取付台座に電話
機46,47を取り付けている。
【0027】図示のように、本装置壁掛用器具により、
壁の両側に装置(図では電話機)を設置することができ
るようになる。また、図8〜図10に示したように本装置
壁掛用器具31においては第一の取付板に対して第二の取
付板を上下方向に相対変位させることができるので、装
置の取り付け高さを任意に設定することも可能である。
加えて、本装置壁掛用器具は壁への取り付けおよび壁か
らの取り外しが容易に行えることから、装置の設置箇所
の変更にも柔軟かつ迅速に対応することが可能である。
【0028】以上説明したように、本発明による装置壁
掛用器具は、パーテーションなどの比較的低くて薄い壁
にも電話機等を容易に設置することが可能となり、また
設置箇所や位置の自由度も高くなり、しかも壁面に取付
穴等を形成すること無く設置することができる。加え
て、装置の設置箇所の変更も容易に行うことが可能であ
る。
【0029】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、他の形態を取ることも可能である。
例えば、図8〜図11に示す装置壁掛用器具31において、
第二の取付板を、第一の取付板全体を収容するような箱
形とすることも可能であり、また第一の取付板が外側
に、第二の取付板が内側になるような配置とすることも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の方法を用いて電話機を壁面に設置した
状態を示す図である。
【図2】 本発明による装置壁掛用器具の第一の実施形
態の外観を示す斜視図である。
【図3】 図2の装置壁掛用器具を壁に取り付ける前の
状態を示す図である。
【図4】 図2の装置壁掛用器具を壁に取り付けるため
に基部を変形させた状態を示す図である。
【図5】 図2の装置壁掛用器具を壁に取り付けた直後
の状態を示す図である。
【図6】 図2の装置壁掛用器具の壁への取り付けが完
了した状態を示す図である。
【図7】 本発明による装置壁掛用器具の第二の実施形
態を示すものであり、図7(a)は本器具を壁面に取り付け
た状態で示す断面図であり、図7(b)は図7(a)の円で囲ん
だ部分を拡大して示すものである。
【図8】 本発明による装置壁掛用器具の第三の実施形
態の外観を示す斜視図である。
【図9】 図8の装置壁掛用器具において、第二の取付
板を第一の取付板に対して相対変位させた状態を示す斜
視図である。
【図10】 図8の装置壁掛用器具において、装置取付
板を上方に回転させて持ち上げた状態を示す斜視図であ
る。
【図11】 図8の装置壁掛用器具を用いて壁の両側に
電話機を設置した状態を示す図である。
【符号の説明】
1,46,47 電話機 2,18,25 壁 3,43,44 取付台座 4 釘 11,21,31 装置壁掛用器具 12,22,32 装置壁掛用器具の基部 13,14,23,24 装置壁掛用器具の装置取付板 15,16,35,36 回転軸 17,39,40 装置取付孔 26 突起 33,34 装置壁掛用器具31の第一の取付板 37,38 装置壁掛用器具31の第二の取付板 45 ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮澤 博之 神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目403番 地 富士通アイ・ネットワークシステムズ 株式会社内 Fターム(参考) 3K100 AA12 AD07 AE20 AF11 AH30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置を壁面の所望の箇所に設置するため
    の壁掛用器具であって、 弾性を有する断面略コ字型の基部と、 前記基部の二つの自由端にそれぞれ回転自在に取り付け
    た二枚の装置取付板とを具え、 前記断面略コ字型の基部で壁を挟持し、前記装置取付板
    で前記装置を取り付け支持することにより該装置を設置
    することを特徴とする装置壁掛用器具。
  2. 【請求項2】 前記装置取付板が、前記基部に回転自在
    に支持される第一の部材と、この第一の部材に対して、
    その長さ方向に相対変位可能な第二の部材とを具え、 これら第一および第二の部材に、それぞれ互いに位置合
    わせ可能となるようにこれら各部材の長さ方向に一列に
    形成した複数の装置取付用ねじ孔を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の装置壁掛用器具。
  3. 【請求項3】 前記装置取付板の前記壁面と対面する側
    の表面に複数の突起を形成したことを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項記載の装置壁掛用器具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019033314A (ja) * 2017-08-04 2019-02-28 サクサ株式会社 取付用ブラケット
JP2021078641A (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 ベロス株式会社 クリップフック

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019033314A (ja) * 2017-08-04 2019-02-28 サクサ株式会社 取付用ブラケット
JP2021078641A (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 ベロス株式会社 クリップフック
JP7132626B2 (ja) 2019-11-18 2022-09-07 ベロス株式会社 クリップフック

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