JP2003250124A - デジタルカメラおよびそのファイル記録方法 - Google Patents

デジタルカメラおよびそのファイル記録方法

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JP2003250124A
JP2003250124A JP2002046262A JP2002046262A JP2003250124A JP 2003250124 A JP2003250124 A JP 2003250124A JP 2002046262 A JP2002046262 A JP 2002046262A JP 2002046262 A JP2002046262 A JP 2002046262A JP 2003250124 A JP2003250124 A JP 2003250124A
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Kazuyuki Seki
和之 関
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータへの記録ファイル取り込みの使
い勝手を向上させ、デジタルカメラ側とコンピュータ側
の記録ファイルの差異を判別する機能を持たせ、記録フ
ァイルを二重に取り込むことによる時間の浪費、コンピ
ュータの記録エリアの浪費を防止するデジタルカメラお
よびそのファイル記録方法を得る。 【解決手段】 コンピュータとの間でデータのやり取り
が可能。デジタルカメラ本体が、記録ファイル名と記録
ファイルの属性を対応づけたリストファイルを保存する
機能と、記録時に新規の記録ファイルを記録ファイルの
属性に対応づけてリストファイルに登録する機能とを備
え、コンピュータがデジタルカメラから記録ファイルを
取り込むときに、コンピュータ側の記録ファイルとデジ
タルカメラ側のリストファイルの差異を比較し、コンピ
ュータ側の取り込み済み記録ファイルと同じ記録ファイ
ルはその取り込みを拒否する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータとの
間でデータのやり取りが可能なデジタルカメラに関する
もので、デジタルカメラ付きPDA(個人向け携帯情報
通信機器)、デジタルカメラ機能付きパームトップ・パ
ーソナル・コンピュータ(以下、パーソナル・コンピュ
ータを「パソコン」という)、デジタルカメラ機能付き
ノートパソコン、デジタルカメラ機能付き電話機などに
適用可能なものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラの原型は、記録媒体とし
て磁気式フレキシブルディスクを用いた電子スチルカメ
ラである。撮像デバイスであるCCD(電荷結合素子)
の高精細化や低価格化、記録媒体であるカードメモリの
大容量化と小型化、静止画像圧縮符号化方式であるJP
EG半導体チップの出現等によって、より小型で、低価
格、高性能のデジタルカメラに進歩してきている。
【0003】一方では、携帯電話の急激な普及やノート
パソコンの小型化、あるいはPDAの普及によって、移
動中に各種情報の入力機器、通信機器などを使用する環
境が整ってきている。そんな環境の中で、画像入力手段
として普及してきたデジタルカメラが、パソコンやネッ
トワークに結合されることにより、画像だけでなく音
声、動画などあらゆるイメージ情報のキャプチャ(取
得)機能を果たし、マルチメディアシステムの重要な構
成要素になってきている。
【0004】さらに、デジタルカメラは、キャプチャ機
能のみならず、近年研究が活発化してきている身につけ
るコンピュータ(ウェアラブル・コンピュータ)の候補
として、携帯電話、PDA、パームトップパソコンとと
もに、期待が高まってきている。この期待に応えるため
に、インターネットとの接続機能、個人情報管理機能、
プレゼンテーション機能など、より高い機能への対応が
望まれてきている。その一方で、高機能化が進むことに
よって操作が難しくなると普及の障害となることから、
操作の難しさの改善や、使い勝手のさらなる向上を望む
声も多く、早急な対応が望まれている。
【0005】本発明のようなコンピュータとの間でデー
タのやり取りが可能なデジタルカメラに関する従来技術
として、特開平10−341396号公報記載の発明が
ある。この公報記載の発明は、外部記録媒体に記録され
ているプログラムを受け取ってデジタルカメラの記録媒
体に記録し、このプログラムを記録媒体から読み出して
実行するように構成したもので、これによって、デジタ
ルカメラ内の限られた容量のメモリを有効に利用するこ
とができること、ユーザーは必要な機能のみを追加でき
ること、コンピュータを介さないダイレクトプリントが
可能であることなどの効果を得ることができるものであ
ります。
【0006】また、まだ公知ではないが、パソコンで予
めリストファイルを作成し、それをデジタルカメラに取
り込み、デジタルカメラで記録するときに、選択された
名前に対応して記録ファイルを登録させるように構成す
ることも検討されている。しかし、デジタルカメラで記
録するときに、記録ファイルに対応させて属性を追加し
たリストファイルを作成し、パソコンに記録ファイルを
取り込むときに、上記リストファイルを利用して、取り
込み済みファイルをチェックし、二重取り込みの防止を
図るようにしたものはない。また、記録ファイルの取り
込み時または取り込み後において、記録ファイルの分類
で活用する制御を行うようにしたものもない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来技術に鑑みてなされたもので、デジタルカメラから
コンピュータへの記録ファイル取り込みの使い勝手をさ
らに向上させるために、デジタルカメラ側とコンピュー
タ側の記録ファイルの差異を判別する機能を持たせ、既
にコンピュータに取り込み済みの記録ファイルをさらに
取り込むことによる時間の浪費、あるいは、同一ファイ
ル名のコピーが重ねて作成されることによる、コンピュ
ータの記録エリアの浪費を防止することができるデジタ
ルカメラおよびそのファイル記録方法を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
コンピュータとの間でデータのやり取りが可能なデジタ
ルカメラであって、デジタルカメラ本体が、記録ファイ
ル名と記録ファイルの属性を対応づけたリストファイル
を保存する機能と、記録時に新規の記録ファイルを記録
ファイルの属性に対応づけてリストファイルに登録する
機能とを備え、コンピュータがデジタルカメラから記録
ファイルを取り込むときに、コンピュータ側の記録ファ
イルとデジタルカメラ側のリストファイルの差異を比較
し、コンピュータ側の取り込み済み記録ファイルと同じ
記録ファイルはその取り込みを拒否することを特徴とす
る。
【0009】このように構成することによって、デジタ
ルカメラから余分な記録ファイルを取り込まないように
することが可能になる。したがって、コンピュータに取
り込み済みの記録ファイルがある状態で、その記録ファ
イルをデジタルカメラに残したままさらに記録を続け、
再度コンピュータに記録ファイルを取り込もうとすると
きに、新規の記録ファイルのみを選択し、これを継ぎ足
して取り込むことが可能になる。コンピュータによるフ
ァイル取り込みの時間を節約することができる。
【0010】請求項2記載の発明は、コンピュータとの
間でデータのやり取りが可能なデジタルカメラであっ
て、デジタルカメラ本体が、記録ファイル名と記録ファ
イルの属性を対応づけたリストファイルを解析する機能
を有することによって、コンピュータがデジタルカメラ
から記録ファイルを取り込むときに、コンピュータ側の
記録ファイルと、それに対応づけられたリストファイル
を解析し、差分記録ファイルをコンピュータへ転送する
ことができるように構成したことを特徴とする。請求項
1記載の発明の効果に加えて、コンピュータ側からのリ
ストファイル指示によって、差分記録ファイルのみを転
送させることが可能になる。
【0011】請求項3記載の発明は、コンピュータとの
間でデータのやり取りが可能なデジタルカメラであっ
て、デジタルカメラ本体が、記録ファイル名と記録ファ
イルの属性を対応づけたリストファイルを保存する機能
と、記録時に新規の記録ファイルを記録ファイルの複数
の属性に対応づけてリストファイルに登録する機能とを
有し、コンピュータがデジタルカメラから記録ファイル
を取り込むときに、コンピュータ側の要求を解析する機
能とそれに応じた記録ファイルを選択して転送する機能
を有することによって、コンピュータ側の指示に対応さ
せて記録ファイルの取り込みができるようにしたことを
特徴とする。コンピュータ側からの指示によって選択的
に記録ファイルの取り込みができるため、必要な記録フ
ァイルのみを取り込むことができ、ファイルの取り込み
時点で分類し、整理することができる。
【0012】請求項4記載の発明は、コンピュータとの
間でデータのやり取りが可能なデジタルカメラであっ
て、デジタルカメラ本体が、記録ファイル名と記録ファ
イルの属性を対応づけたリストファイルを保存する機能
と、記録時に新規の記録ファイルを記録ファイルの複数
の属性に対応づけてリストファイルに登録する機能とを
有し、コンピュータがデジタルカメラから記録ファイル
を取り込むときに、コンピュータ側へリストファイルを
転送することによって、コンピュータ側へ記録ファイル
取り込み後の、記録ファイルの分類、整理ができること
を特徴とする。記録ファイルの属性を対応づけたリスト
ファイルも同時に取り込むことができるので、取り込み
時または取り込み後に、コンピュータでの分類、整理を
簡単に行うことができる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれかに記載の発明において、デジタルカメラ本体
が、記録ファイルの消去、移動、コピー等に対応してリ
ストファイルを変更する機能をさらに有することを特徴
とする。
【0014】請求項6記載の発明は、コンピュータとの
間でデータのやり取りが可能なデジタルカメラのファイ
ル記録方法であって、デジタルカメラ本体は、記録ファ
イル名と記録ファイルの属性を対応づけたリストファイ
ルを保存することができるとともに、記録時に新規の記
録ファイルを記録ファイルの属性に対応づけてリストフ
ァイルに登録することができ、コンピュータがデジタル
カメラから記録ファイルを取り込むときに、コンピュー
タ側の記録ファイルとデジタルカメラ側のリストファイ
ルの差異を比較し、コンピュータ側の取り込み済み記録
ファイルと同じ記録ファイルである場合はその取り込み
を拒否することを特徴とする。請求項1記載の発明と同
様の効果を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかるデジタルカメラおよびそのファイル記録方法の
実施形態について説明する。なお、実施形態では、コン
ピュータとしてパソコンを用いている。デジタルカメラ
の代表的な基本構成例を図1に示す。図1において、被
写体像は図示されない撮影レンズによって撮像デバイス
であるCCD10の撮像面に結像され、CCD10によ
り電気信号に変換される。この電気信号は、例えば8ビ
ット(256階調)から12ビット(4096階調)の
A−D変換器11でデジタル信号に変換された後、デジ
タル信号処理部12に入力される。信号処理部12で実
行される主な処理は、(1)オートフォーカス(AF)、
自動絞り制御(AE)、オートホワイトバランス(AW
B)のために必要な測光演算、(2)解像度ならびに色再
現性を高めるための輝度と色の信号処理、(3)符号化
である。信号処理部12で処理された画像データは、圧
縮/伸張部13によって、画像データの記録ならびに再
生に必要なデータ圧縮と伸張が行われる。符号化され圧
縮されたデータは記録媒体であるメモリ14に書き込ま
れる。記録されたデータは、圧縮/伸張部13によって
伸張され、D−A変換器15によりラスターデータに変
換された後、TVモニター用のビデオ信号として出力さ
れ、モニターに画像が表示される。
【0016】本発明にかかるデジタルカメラの内部回路
例を図2に示す。図2において、パソコンとのデータ伝
送は、パソコンI/F制御部22を通して行われる。外
部メモリ21に格納された記録ファイルを、メモリ制御
部20を経由してカメラ内部に取り込み、取り込んだ記
録ファイルをパソコンI/F制御部22を経由して図示
されないパソコンに送る。パソコンとのデータ伝送処理
は、プログラムROM18に書き込まれたプログラムに
よって実行される。パソコンI/Fとしては任意のもの
を選択してよいが、例えば、USB(ユニバーサル・シ
リアル・バス)を採用してもよい。
【0017】外部メモリ21内のファイルシステムは、
DCF(Design rulefor Camera
File system)に準じて構成される。DC
Fとは、デジタルスチルカメラのファイルシステム規格
で、日本電子工業振興協会(電子協)が1999年1月
に策定したものである。DCFで規定しているのは、 1.基本ファイルとしてのExifの使用範囲 2.ファイルを記録するディレクトリ構造とファイル名
のルール 3.画素数、小画面(サムネイル)の利用など画像再生
に関する規定 4.非圧縮画像や動画ファイルを記録するための拡張仕
様 5.画像に関連する音声ファイルを記録・移動する際の
ファイル操作 である。
【0018】DCFに準じた記録ファイルのファイルシ
ステムの例を図3に示す。図3の例において、DCFデ
ィレクトリ、例えば100RICOHの中に、DCFオ
ブジェクトになる記録ファイルが格納される。本実施形
態では、DCFディレクトリ内に1つのリストファイル
を作成し、記録時、または一括変換コマンドによって、
記録ファイルの属性と関連づけを行う。
【0019】図4に、上記リストファイルの例を示す。
図4の例では、属性をExif形式に準じたタグのフィ
ールド名を使って区別している。図4の例では、撮影時
刻と、ファイル名とを対応させた例を示している。リス
トファイルに、[LISTTITLE]を定義すると、
同一ディレクトリ内で複数のリストファイルを持ったと
きに、容易に区別ができるようになり、また、図4に示
すように、ディレクトリ名をつけておくと管理が容易に
なる。Exifとは、デジタルスチルカメラの画像ファ
イルフォーマット規格で、日本電子工業振興協会が19
95年10月に策定している。リストファイルは、記録
ファイルの消去、移動、コピー等によって、DCFディ
レクトリ内の記録ファイル構成に変化があった場合に、
それに応じて変更される。
【0020】パソコンとデジタルカメラのUSB接続
は、ストレージクラスとコミュニケーションクラスでの
2通りの接続が考えられる。ストレージクラスで接続し
た場合は、パソコンからデジタルカメラが記録デバイス
として見える。図5に、ストレージクラスで接続した場
合の処理フローを示す。コミュニケーションクラスでの
接続例についてはあとで説明する。なお、処理フローの
各動作ステップは、S1,S2,・・のように表す。
【0021】図5において、S1:リストファイル読み
込みにおいて、デジタルカメラのディレクトリ内のリス
トファイルをパソコン側で読み込む。S2:属性の読み
込みにおいて、上記リストファイル内の属性を読み込
む。S3:同一属性ファイルか?において、パソコンの
ディレクトリ内に同一属性ファイルがあるかを比較して
判定し、同一属性ファイルがなければ、S4:記録ファ
イル読み込みにおいて、パソコンのディレクトリ内に異
なる属性の記録ファイルを読み込み、S5に進む。上記
S3において、同一属性ファイルがあればS5に進む。
S5:属性読み込み完了か?において、属性読み込み完
了でなければS2に戻り、属性読み込み完了であれば終
了する。図5に示す処理フロー例によれば、パソコンは
デジタルカメラ側のリストファイルの内容と、パソコン
側ディレクトリ内の記録ファイル属性を比較していくこ
とによって、同一内容の記録ファイルを二重に取り込む
ことのないようにすることができる。
【0022】図5の例では、パソコン側にリストファイ
ルが無い場合の例を述べたが、図6に示す処理フローの
ように、パソコン側でもディレクトリ内にリストファイ
ルを持っておくことによって、リストファイルの差分に
よって、取り込むファイルを決定することもできる。図
6において、S1,S2,S3,S4までは図5に示す
処理フローと同じである。S4においてパソコンのディ
レクトリ内に異なる属性の記録ファイルを読み込んだ
後、S5:パソコン内リストファイルの変更処理におい
て、記録ファイルの読み込みに対応させてリストファイ
ルを変更し、S6にいく。S6は図5に示す例のS5に
相当するもので、S3において、同一属性ファイルがあ
ればS6:属性読み込み完了か?に進み、属性読み込み
完了でなければS2に戻り、属性読み込み完了であれば
終了する。
【0023】パソコン側で前述のようにリストファイル
を作成し、パソコンとデジタルカメラとを接続したとき
に、パソコンからデジタルカメラにリストファイルを送
り、デジタルカメラ側でリストファイルを解析して差分
記録ファイルのみをパソコンに転送するようにするとよ
い。この処理フローを図7、図8に示す。図7に示す処
理フローにおいて、S1:リストファイル読み込み処理
で、パソコンからカメラにリストファイルを読み込み、
S2:記録ファイル属性の読み込みで、カメラディレク
トリ内の記録ファイルの属性を読み込む。次に、S3:
同一属性あるか?において、パソコンのディレクトリ内
に同一属性ファイルがあるかを比較して判定する。同一
属性ファイルがなければ、S4:記録ファイルパソコン
への転送処理において、パソコンへ記録ファイルを転送
し、S5:記録ファイル属性読み込み完了か?にいく。
S3において同一属性がある場合もS5にいく。S5で
記録ファイル属性読み込み完了であれば終了し、記録フ
ァイル属性読み込み完了でなければS2に戻る。
【0024】図8に示す処理フローでは、S1:リスト
ファイル転送処理において、パソコンからカメラにディ
レクトリ内のリストファイルを転送する。次にS2:記
録ファイルの読み込みにおいて、カメラから記録ファイ
ルを読み込む。次にS3:パソコン内のリストファイル
の変更において、記録ファイルの読み込みに対応させて
リストファイルを変更する。次にS4において読み込み
完了かどうかを判定し、読み込み完了であれば終了し、
読み込み完了でなければS2に戻る。
【0025】以上、パソコンとデジタルカメラは、US
Bのコミュニケーションクラスで接続した例について説
明した。コミュニケーションクラスで接続した場合、パ
ソコンからカメラはシリアルデバイスとして見える。こ
の場合、デジタルカメラ内にもリストファイルを作成し
ておいて、リストファイルの比較によって差分記録ファ
イルを送ることができる。また、逆にパソコン側にリス
トファイルを送ってパソコン側で比較し、差分記録ファ
イルをデジタルカメラ側に要求することもできる。これ
によって、リストファイルによる指示によって取り込み
済みの記録ファイルを再度取り込むことのないようにす
ることができる。
【0026】図5に示す例で説明したリストファイルを
デジタルカメラ内に作成しておくことによって、パソコ
ン側から記録ファイル属性の指示を受けたときに、その
指示に応じて記録ファイルを選択的に転送することがで
きる。その処理フロー例を図9、図10に、記録ファイ
ルを複数の属性に対応づけたリストファイル例を図12
に示す。
【0027】図9において、S1:指定属性取り込み処
理で、パソコンからデジタルカメラに指定属性を取り込
む。S2:記録ファイルは指定属性か?で、パソコンか
ら指定された属性がカメラ内のリストファイルにあるか
どうかを記録ファイルごとに比較し判定する。S2にお
いて指定の属性があれば、S3:記録ファイルのパソコ
ンへの転送処理を行い、S4に進む。S2において指定
の属性がなければS4に進む。S4では属性の比較完了
かどうかを判断し、完了であれば動作終了、完了してい
なければS2に戻る。
【0028】図10に示す処理フローは以下のとおりで
ある。S1:記録ファイル属性指定処理で、パソコンか
らデジタルカメラに、取り込む記録ファイル属性の指定
を行う。S2:記録ファイルの読み込みで、パソコンが
カメラから記録ファイルを読み込む。S3:パソコン内
リストファイルの変更処理で、記録ファイルの読み込み
に対応させてリストファイルを変更する。ただし、この
リストファイルの変更は、リストファイル有りの場合の
みである。次に、S4で読み込み完了かどうかを判断
し、完了であれば動作終了、完了していなければS2に
戻る。
【0029】図9、図10におけるリストファイルの例
を図12に示す。図12において、DateTime=
2001:08:20の属性指定の場合は、RIMG0
003.JPGとRIMG0004.JPGがパソコン
に転送される。また、Artist=John Smi
th:Photo−grapherの場合は、RIMG
0002.JPGとRIMG0003.JPGがパソコ
ンに転送される。さらに、DateTime=200
1:08:20と、Artist=John Smit
h:Photographerの両属性指定の場合は、
RIMG0003.JPGがパソコンに転送される。そ
れによって、記録ファイル取り込み時点で予め分類する
ことができる。例えば、既に市販されている通信機能付
きデジタルカメラの場合には、遠隔地から必要な記録フ
ァイルのみを迅速に取り込む場合に有効な手段になる。
【0030】図5に示す例で説明したリストファイルを
デジタルカメラ内に作成しておくことによって、パソコ
ンとデジタルカメラを接続したときに、記録ファイルと
リストファイルの両方を送ることにより、パソコン側
で、リストファイルを元に、記録ファイルを整理、分類
することができる。記録ファイルのみを取り込み後に新
たに分類するよりも効率的に、また、記録時に情報が付
加されるので、細かに分類することができる。この処理
フローの例を図11に示す。図11において、S1:リ
ストファイル読み込み処理で、デジタルカメラ内のリス
トファイルをパソコンに読み込む。S2:記録ファイル
の読み込みで、デジタルカメラからパソコンに、記録フ
ァイルを読み込む。S3:記録ファイルの分類処理で、
リストファイルの属性に応じて記録ファイルを分類す
る。次に、S4で読み込み完了かどうかを判断し、完了
であれば動作終了、完了していなければS2に戻る。
【0031】図11に示す例では、記録ファイルを取り
込みながら分類するようになっている。かかる処理に代
えて、リストファイルと、全ての記録ファイルをパソコ
ン側に取り込んでから、一括して分類処理することもで
きる。分類の仕方は任意で、図12に示すリストファイ
ルの例では、DateTime別や、撮影者別の分類を
可能にしている。パソコン側のアプリケーションによっ
ては、属性毎に、別ディレクトリに分類整理することが
可能であり、あるいは、遠隔地に自動転送するというよ
うな応用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルカメラの基本構成例を示す回路ブロッ
ク図である。
【図2】本発明にかかるデジタルカメラおよびそのファ
イル記録方法の実施形態を示す回路ブロック図である。
【図3】記録ファイルのファイルシステムの例を示す図
である。
【図4】DCFディレクトリ内に作成される1つのリス
トファイルの例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態においてストレージクラスで
接続した場合の処理フロー例を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の実施形態においてストレージクラスで
接続した場合の別の処理フロー例を示すフローチャート
である。
【図7】本発明の実施形態においてデジタルカメラ側で
リストファイルを解析して差分記録ファイルのみをパソ
コンに転送するようにした処理フロー例を示すフローチ
ャートである。
【図8】本発明の実施形態においてデジタルカメラ側で
リストファイルを解析して差分記録ファイルのみをパソ
コンに転送するようにした別の処理フロー例を示すフロ
ーチャートである。
【図9】本発明の実施形態においてパソコン側から記録
ファイル属性の指示を受けたとき指示に応じて記録ファ
イルを選択的に転送するようにした処理フロー例を示す
フローチャートである。
【図10】本発明の実施形態においてパソコン側から記
録ファイル属性の指示を受けたとき指示に応じて記録フ
ァイルを選択的に転送するようにした別の処理フロー例
を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態においてパソコン側でリス
トファイルを元に記録ファイルを整理分類する処理フロ
ー例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態において記録ファイルを複
数の属性に対応づけたリストファイル例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 雑像デバイス 11 A−D変換器 12 信号処理部 13 信号圧縮/伸張部 14 メモリ 15 D−A変換器 17 CPU 21 外部メモリ 22 パソコンI/F制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/765 H04N 5/91 L Fターム(参考) 5B082 GA04 HA05 5C052 AA00 AB05 CC01 DD02 5C053 FA07 FA27 GB06 KA01 KA24 KA26 LA01 LA11 LA14 5D044 AB08 BC08 CC09 DE17 DE49 EF05 FG18 GK11 HL07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータとの間でデータのやり取り
    が可能なデジタルカメラであって、 デジタルカメラ本体が、記録ファイル名と記録ファイル
    の属性を対応づけたリストファイルを保存する機能と、
    記録時に新規の記録ファイルを記録ファイルの属性に対
    応づけてリストファイルに登録する機能とを備え、 コンピュータがデジタルカメラから記録ファイルを取り
    込むときに、コンピュータ側の記録ファイルとデジタル
    カメラ側のリストファイルの差異を比較し、コンピュー
    タ側の取り込み済み記録ファイルと同じ記録ファイルの
    取り込みを拒否する機能を有することを特徴とするデジ
    タルカメラ。
  2. 【請求項2】 コンピュータとの間でデータのやり取り
    が可能なデジタルカメラであって、 デジタルカメラ本体が、記録ファイル名と記録ファイル
    の属性を対応づけたリストファイルを解析する機能を有
    することによって、コンピュータがデジタルカメラから
    記録ファイルを取り込むときに、コンピュータ側の記録
    ファイルと、それに対応づけられたリストファイルを解
    析し、差分記録ファイルをコンピュータへ転送すること
    ができるように構成したことを特徴とするデジタルカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 コンピュータとの間でデータのやり取り
    が可能なデジタルカメラであって、 デジタルカメラ本体が、記録ファイル名と記録ファイル
    の属性を対応づけたリストファイルを保存する機能と、
    記録時に新規の記録ファイルを記録ファイルの複数の属
    性に対応づけてリストファイルに登録する機能とを有
    し、 コンピュータがデジタルカメラから記録ファイルを取り
    込むときに、コンピュータ側の要求を解析する機能とそ
    れに応じた記録ファイルを選択して転送する機能を有す
    ることによって、コンピュータ側の指示に対応させて記
    録ファイルの取り込みができることを特徴とするデジタ
    ルカメラ。
  4. 【請求項4】 コンピュータとの間でデータのやり取り
    が可能なデジタルカメラであって、 デジタルカメラ本体が、記録ファイル名と記録ファイル
    の属性を対応づけたリストファイルを保存する機能と、
    記録時に新規の記録ファイルを記録ファイルの複数の属
    性に対応づけてリストファイルに登録する機能とを有
    し、 コンピュータがデジタルカメラから記録ファイルを取り
    込むときに、コンピュータ側へリストファイルを転送す
    ることによって、コンピュータ側へ記録ファイル取り込
    み後の、記録ファイルの分類、整理ができることを特徴
    とするデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 デジタルカメラ本体が、記録ファイルの
    消去、移動、コピー等に対応してリストファイルを変更
    する機能をさらに有することを特徴とする請求項1から
    4のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  6. 【請求項6】 コンピュータとの間でデータのやり取り
    が可能なデジタルカメラのファイル記録方法であって、 デジタルカメラ本体は、記録ファイル名と記録ファイル
    の属性を対応づけたリストファイルを保存することがで
    きるとともに、記録時に新規の記録ファイルを記録ファ
    イルの属性に対応づけてリストファイルに登録すること
    ができ、 コンピュータがデジタルカメラから記録ファイルを取り
    込むときに、コンピュータ側の記録ファイルとデジタル
    カメラ側のリストファイルの差異を比較し、コンピュー
    タ側の取り込み済み記録ファイルと同じ記録ファイルで
    ある場合はその取り込みを拒否することを特徴とするデ
    ジタルカメラのファイル記録方法。
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