JP2003250015A - 複写機,複写機における複写誤差の修正方法,複写誤差の修正プログラムおよびこのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

複写機,複写機における複写誤差の修正方法,複写誤差の修正プログラムおよびこのプログラムを記録した記録媒体

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JP2003250015A
JP2003250015A JP2002045329A JP2002045329A JP2003250015A JP 2003250015 A JP2003250015 A JP 2003250015A JP 2002045329 A JP2002045329 A JP 2002045329A JP 2002045329 A JP2002045329 A JP 2002045329A JP 2003250015 A JP2003250015 A JP 2003250015A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基準原稿を用いた複写誤差の修正に関する具
体的な技術を提供する。 【解決手段】 制御部が、マークの描かれた基準原稿を
用いて、複写機の読取誤差を修正する。すなわち、制御
部は、基準原稿を読み取って得られる画像データに関
し、各マークの中心位置を求め(S13・S14)、基
準原稿を構成する基準データ上での各マークの中心位置
とを比較することで、読取修正プロセスを導出する(S
15〜S24)。マークの中心位置を用いて読取修正プ
ロセスの取得を行うため、画像データ上でマークの形状
に歪みのある場合でも、読取修正プロセスを容易に取得
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像を読み取
って画像データを生成する読取部と、この読取部から出
力される画像データを印刷する印刷部とを備えた複写
機、および、この複写機における複写誤差の修正方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル複写機には、原稿画像を
読み取って画像データを生成するためのスキャナーと、
画像データに応じたトナー像をシートに印刷するプリン
ターとが備えられている。
【0003】ところで、このようなデジタル複写機で
は、経時的な影響(磨耗・汚染等)を受けることで、複
写誤差の生じることがある。ここで、デジタル複写機に
対する経時的な影響とは、例えば、スキャナーに備えら
れたCCD、レーザー光を照射するための走査ミラー等
に生じる歪み等のことである。また、複写誤差とは、ス
キャナーの読取誤差、および、プリンターの印刷誤差の
複合されたものである。このような複写誤差は、印刷画
像の乱れ・歪み等の原因となる。
【0004】このような複写誤差を修正するための技術
として、例えば、特開平7−38687号公報には、基
準原稿(校正用原稿)を用いてスキャナーやプリンター
を調整する技術が開示されている。
【0005】すなわち、この技術では、基準原稿をスキ
ャナーに読み取らせ、その結果を基準データ(基準原稿
を構成する画像データ;既知)と比較することによっ
て、スキャナーの読取特性を取得する。そして、取得し
た読取特性に応じて、スキャナーの操作パラメータを調
整するように設定されている。
【0006】さらに、この技術では、基準データをプリ
ンターに印刷させ、印刷画像を調整済みのスキャナーで
読み取らせることによって、プリンターの印刷特性を得
る。そして、スキャナーの場合と同様に、プリンターの
印刷特性に応じて、プリンターの操作パラメータを調節
するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−38687号公報には、スキャナーやプリンターの
調整に関する概念については記載されているものの、こ
の概念を実現するための具体的な構成・方法について
は、なんら記載されていない。本発明は、上記のような
従来の問題点を解決するために成されたものである。そ
して、その目的は、基準原稿を用いた複写誤差の修正に
関する具体的な技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の複写機(本複写機)は、原稿画像を読み
取って画像データを生成する読取部と、この読取部から
出力される画像データを印刷する印刷部とを備え、複数
の画素の集合からなる複数のマークが描かれている基準
原稿を読み取ることで得られる読取修正用画像データ上
での各マークの中心位置と、あらかじめ記憶されてい
る、基準原稿を構成する画像データである基準データ上
での各マークの中心位置とを比較することで読取修正プ
ロセスを取得し、この読取修正プロセスに基づいて、原
稿画像から得られる画像データを修正する制御部を有し
ていることを特徴としている。
【0009】本複写機は、原稿載置台などに載置された
原稿の画像を読取部(スキャナー)によって読み取って
画像データを生成し、これを印刷部(プリンター)によ
って印刷するコピー機である。
【0010】そして、特に、本複写機では、制御部が、
基準原稿を用いた読取誤差の修正を行うように設定され
ている。ここで、読取誤差とは、読取部によって生成さ
れた原稿の画像データと、その原稿を構成する画像デー
タ(原稿画像を正確に表現する画像データ;理想的な状
態のスキャナーによって生成される画像データ)との差
のことである。また、基準原稿とは、このような読取誤
差を修正するための原稿であり、それを構成する画像デ
ータの明らかなものである。
【0011】また、特に、本複写機において使用される
基準原稿には、複数の画素の集合からなる複数のマーク
が描かれている。ここで、マークが複数の画素の集合か
らなる、とは、基準原稿を読取部で読み取ったときに、
画像データ上で、マークを構成する画素が複数個ある、
ということである。
【0012】そして、本複写機では、このような基準原
稿を構成する画像データ(基準データ)を記憶装置等に
記憶しており、制御部が、この基準データを用いて、読
取誤差を修正するように設定されている。
【0013】すなわち、制御部は、この基準原稿を読取
部で読み取ることで生成される画像データ(読取修正用
画像データ)に関し、各マークの中心位置を求める。そ
の後、求めた中心位置と、基準データ上での各マークの
中心位置とを比較することで、読取修正プロセスを取得
する。そして、この読取修正プロセスに基づいて、原稿
画像から得られる画像データを修正するように設定され
ている。
【0014】このように、本複写機では、基準原稿にお
けるマークの中心位置を用いて、読取修正プロセスの取
得を行うようになっている。従って、読取修正用画像デ
ータ上でマークの形状に歪みのある場合(例えば、マー
クのエッジにシャギーの発生している場合や、エッジが
ブロードになっている場合)でも、読取修正プロセスを
容易に取得できる。
【0015】また、制御部は、上記した読取誤差に加え
て、印刷誤差を修正する印刷修正プロセスを求め、これ
を用いて画像データを修正するように設定されているこ
とが好ましい。ここで、印刷誤差とは、印刷部によって
出力された印刷画像を構成する画像データと、読取部か
ら印刷部に出力された画像データとの差のことである。
【0016】この場合、制御部は、印刷修正プロセス
を、印刷部から出力された基準データに応じた印刷画像
(基準データの印刷物)を用いて取得する。すなわち、
制御部は、この印刷画像を読取部によって読み取って得
られる画像データ(読取誤差と印刷誤差とを含む画像デ
ータ)に、上記の読取修正プロセスを施すことで印刷修
正用画像データ(読取誤差の修正された画像データ(印
刷誤差を含む画像データ))を生成する。
【0017】そして、制御部は、印刷修正用画像データ
上での各マークの中心位置を求め、この中心位置と、基
準データ上での各マークの中心位置とを比較すること
で、印刷修正プロセスを取得する。そして、この印刷修
正プロセスに基づいて、原稿画像から得られる画像デー
タを修正するようになる。これにより、基準原稿におけ
るマークの中心位置を用いて、印刷修正プロセスの取得
を行うため、印刷修正用画像データにおけるマークの形
状に歪みのある場合でも、印刷修正プロセスを容易に取
得できる。
【0018】また、制御部は、読取あるいは印刷修正用
画像データ(以下、修正用画像データ)上での各マーク
の中心を結ぶ直線と、基準データにおける同様の直線と
の交叉角度を0とするような画像処理を、読取あるいは
印刷修正プロセス(以下、修正プロセス)として設定す
ることが好ましい。これにより、読取誤差・印刷誤差に
よる画像の全体的な回転、および、部分的な回転(歪
み)を修正することが可能となる。
【0019】また、基準原稿には、3つ以上のマークが
描かれていることが好ましい。そして、制御部が、各マ
ークの中心を結ぶ2つ以上の直線を用いて、上記の画像
処理(交叉角度を0とするような画像処理)を求めるよ
うに設定されていることが好ましい。これにより、画像
の全体的な回転および歪みを、より正確に修正できる。
【0020】また、本複写機は、ユーザーに対し、読取
部における基準原稿の載置状態を確認することを求める
確認要求を表示するための表示部を備えていることが好
ましい。そして、制御部は、上記した2つ以上の直線
が、基準データにおける同様の直線とほぼ等しい角度で
交叉していると判断した場合、表示部を制御して、ユー
ザーに対して確認要求を表示させるように設定されてい
てもよい。
【0021】読取修正用画像データにおける2つ以上の
直線が、基準データにおける同様の直線とほぼ等しい角
度で交叉していることは、読取修正用画像データが、基
準データに対して全体的に回転していることを示す。ま
た、画像の全体的な回転は、読取部に既定されている原
稿載置位置に対して正確に原稿を置いていない場合(ユ
ーザーによる載置ミスのある場合)にも生じるものであ
る。上記の構成では、このような載置ミスの有無の確認
をユーザーに促すことで、修正プロセスをより正確に求
めることが可能となる。
【0022】また、制御部は、上記のような画像の回転
に関する画像処理に加えて、修正用画像データ上での各
マークの中心間の距離と、基準データにおける同様の距
離とを一致させるような画像処理を、修正プロセスとし
て設定することが好ましい。これにより、読取誤差・印
刷誤差による画像の拡大・縮小を修正することが可能と
なる。
【0023】また、制御部は、上記のような画像の回転
および拡大・縮小に関する画像処理に加えて、修正用画
像データ上での各マークの中心位置と、基準データにお
ける各マークの中心位置とを一致させるような画像処理
を、修正プロセスとして設定することが好ましい。これ
により、読取誤差・印刷誤差による画像のずれ(オフセ
ット)を修正することが可能となる。
【0024】また、本発明にかかる、複写機における複
写誤差の修正方法(本方法)は、原稿画像を読み取って
画像データを生成する読取部と、この読取部から出力さ
れる画像データを印刷する印刷部とを備えた複写機にお
ける複写誤差の修正方法において、複数の画素の集合か
らなる複数のマークが描かれている基準原稿を読み取る
ことで得られる読取修正用画像データ上での各マークの
中心位置と、基準原稿を構成する画像データである基準
データ上での各マークの中心位置とを比較することで読
取修正プロセスを取得する読取修正プロセス導出工程
と、この読取修正プロセスに基づいて、原稿画像から得
られる画像データを修正する読取誤差修正工程とを有し
ていることを特徴としている。
【0025】本方法は、上記した本複写機における複写
誤差の修正方法であり、基準原稿におけるマークの中心
位置を用いて、読取修正プロセスの取得を行うようにな
っている。従って、読取修正用画像データ上でマークの
形状に歪みのある場合でも、読取修正プロセスを容易の
取得、および、読取誤差の修正を容易に行える。
【0026】また、本方法は、印刷装置から出力された
基準データに応じた印刷画像を読み取って得られる画像
データに、上記の読取修正プロセスを施すことで印刷修
正用画像データを生成し、印刷修正用画像データ上での
各マークの中心位置と、基準データ上での各マークの中
心位置とを比較することで印刷修正プロセスを取得する
印刷修正プロセス導出工程と、この印刷修正プロセスに
基づいて、原稿画像から得られる画像データを修正する
印刷誤差修正工程とを含んでいることが好ましい。これ
により、読取修正プロセスと同様に、印刷修正プロセス
の取得、および、印刷誤差の修正を容易に行える。
【0027】また、本発明の複写誤差の修正プログラム
は、複写機に接続されたコンピューターを、本複写機に
おける制御部として機能させるものである。また、本発
明の複写誤差の修正プログラムを、複写機に接続された
コンピューターに、本方法の各工程(読取誤差修正プロ
セス導出工程,印刷誤差修正プロセス導出工程,読取誤
差修正工程,印刷誤差修正工程)を実行させるためのプ
ログラムである、と表現することもできる。
【0028】複写機に接続されたコンピューターにこれ
らのプログラムを読み取らせることで、本複写機におけ
る制御部(あるいは本方法における各工程)の処理を、
そのコンピューターによって実現することが可能とな
る。
【0029】また、これらのプログラムをコンピュータ
ー読取可能な記録媒体に記録させておくことで、プログ
ラムの保存・流通を容易に行えるようになる。さらに、
この記録媒体を読み込ませることで、複写機に接続され
たコンピューターによって、本複写機における制御部
(あるいは本方法における各工程)の処理を実施でき
る。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について説
明する。図2は、本実施の形態にかかる複写機である、
デジタル複写機30の構成を示す説明図である。デジタ
ル複写機30は、複写機,プリンターおよびファクシミ
リ装置としての機能を有するものであり、この図に示す
ように、スキャナ部31とレーザー記録部32とを備え
ている。
【0031】スキャナ部(読取部)31は、原稿の画像
を読み取るためものであり、透明ガラスからなる原稿載
置台35に加えて、RADF36およびスキャナユニッ
ト(SU)40を有している。そして、原稿載置台35
上に原稿を一枚毎に載置してゆくとともに、その画像を
順次読み取ってゆくように構成されている。
【0032】RADF(Recirculating Automatic Docu
ment Feeder ;両面対応自動原稿送り装置)36は、デ
ジタル複写機30における原稿送り装置であり、所定の
原稿トレイ(図示せず)にセットされた原稿を、一枚毎
に原稿載置台35に搬送するものである。そして、SU
40による原稿画像の読み取りが行われた後、所定の取
り出し位置にまで搬出する機能を有している。
【0033】また、RADF36は、両面自動原稿送り
装置としての機能も有している。すなわち、RADF3
6は、片面の読み取りに用いる片面用搬送路に加えて、
両面の読み取りに使用する両面用搬送路,搬送路を切り
換えるためのガイド,各搬送路における原稿の状態を把
握(確認)・管理するためのセンサー群および制御部等
(全て図示せず)を有している。これにより、SU40
による原稿画像の読み取り後、原稿を裏返し、再び原稿
載置台35に搬送することが可能となっている。
【0034】なお、このRADF36は、ユーザー(オ
ペレーター)によって入力される選択指示に応じて、原
稿の片面読み取りあるいは両面読み取りのいずれかを実
行するように設定されている。また、RADF36にお
ける各部材は周知であるため、本実施の形態において
は、これ以上の説明を省略する。
【0035】SU40は、原稿載置台35に搬送された
原稿の画像を、1ライン毎に読み取る原稿画像読み取り
ユニットである。そして、図2に示すように、第1走査
ユニット40a,第2走査ユニット40b,光学レンズ
43およびCCD44を有している。
【0036】第1走査ユニット40aは、原稿載置台3
5に沿って左から右へと一定速度Vで移動しながら原稿
を露光するものである。そして、図2に示すように、光
を照射するためのランプリフレクターアセンブリ41
と、原稿からの反射光を第2走査ユニット40bに導く
第1の反射ミラー42aとを有している。
【0037】第2走査ユニット40bは、第1走査ユニ
ット40aに追随してV/2の速度で移動するようにな
っている。そして、第1の反射ミラー42aに反射され
る光を光学レンズ43およびCCD44の方向へ導くた
めの、第2・第3の反射ミラー42b・42cを備えて
いる。
【0038】光学レンズ43は、この第3の反射ミラー
42cに反射される光を、CCD44上で結像させるも
のである。CCD(光電変換素子)44は、光学レンズ
43によって結像された光を、電気信号(電気的画像信
号)に変換するためのものである。
【0039】このCCD44によって得られたアナログ
の電気信号は、CCD44を備えたCCDボード(図示
せず)によってデジタル信号の画像データに変換され
る。そして、この画像データは、画像処理部において各
種の画像処理が施された後にメモリーに記憶される(図
示せず)。そして、デジタル複写機30のメインCPU
(図示せず)の出力指示に応じて、レーザー記録部32
に伝達されるように設定されている。
【0040】レーザー記録部(印刷部)32は、画像デ
ータに基づいてシート(記録材)に画像を形成するため
のものである。そして、図2に示すように、レーザー書
き込みユニット(LSU)46,電子写真プロセス部4
7およびシート搬送機構50を備えている。
【0041】LSU46は、スキャナ部31によって読
み取られた画像データや、外部から入力された画像デー
タに基づいて、電子写真プロセス部47における感光体
ドラム48にレーザー光を照射し、静電潜像を形成する
ものである。そして、半導体レーザー光源,レーザー光
を等角速度で偏向するポリゴンミラーおよびf−θレン
ズを有している(全て図示せず)。ここで、f−θレン
ズは、ポリゴンミラーによって偏向されたレーザー光
を、感光体ドラム48の表面において、等角速度で偏向
されるように補正するものである。
【0042】電子写真プロセス部47は、感光体ドラム
48と、その周囲に設けられた帯電器63,現像器6
2,転写・剥離器61,クリーニング器64および除電
器(図示せず)とを備えている。そして、LSU46に
よって形成された感光体ドラム48上の静電潜像を現像
してトナー像を生成し、これをシートに対して静電転写
する機能を有している。なお、LSU46および電子写
真プロセス部47における各構成は周知であるため、本
実施の形態においては、これ以上の説明を省略する。
【0043】シート搬送機構50は、電子写真プロセス
部47にシートを供給するとともに、シートに転写され
た画像を定着させ、さらに、シートを外部に排出する機
能を有している。そして、図2に示すように、搬送部3
3,カセット給紙装置51〜53,手差し給紙装置5
4,定着器49,再供給経路55・56,排紙ローラ5
7および後処理装置34を備えている。
【0044】搬送部33は、電子写真プロセス部47に
おける所定の転写位置(転写・剥離器61が配置されて
いる位置)にシートを搬送するためのものである。カセ
ット給紙装置51〜53は、転写にかかるシートを蓄積
しておくとともに、転写時に、シートを搬送部33に送
り込むためのものである。また、手差し給紙装置54
は、カセット給紙装置51〜53に蓄積されていない型
・種類のシートを、搬送部33に供給するための装置で
ある。
【0045】定着器49は、シートに転写されたトナー
像を定着させるものである。再供給経路55・56は、
トナー像の定着後、シートの裏面に画像を形成するため
に、シートを搬送部33に再供給するための経路であ
る。また、定着器49の下流側における排紙ローラ57
の外部には、後処理装置34が設けられている。この後
処理装置34は、排出されたシートに対してステープル
処理等の後処理を施すためのものである。
【0046】図2に示すように、後処理装置34は、第
1排出トレイ341および第2排出トレイ342を有し
ている。
【0047】また、後処理装置34内には、シート受け
取りローラ343,第1搬送経路344,第2搬送経路
345,第1切り換えゲート346,第2切り換えゲー
ト347,第3搬送経路(反転経路)348,第1排出
ローラ349,第2排出ローラ350などが配置されて
おり、各種排出モードに対応している。ここで、後処理
装置34における排出モードについて説明する。
【0048】(第1排出モード)シート受け取りローラ
343に排出されたシートは、第1排出ローラ349に
より、直接、第1搬送経路344から第1排出トレイ3
41に排出される。
【0049】(第2排出モード)シート受け取りローラ
343に排出されたシートは、第1切り換えゲート34
6により第2搬送経路345へと導かれ、その後、第2
切り換えゲート347により第2排出ローラ350側へ
と案内される。そして、第2排出ローラ350から第2
排出トレイ342に排出される。
【0050】(第3排出モード)シート受け取りローラ
343に排出されたシートは、第1切り換えゲート34
6により第2搬送経路345へと導かれ、その後、第2
切り換えゲート347により第3搬送経路348へと案
内される。そして、シートの後端が第2切り換えゲート
347を通過すると、シートがスイッチバック搬送され
る。すなわち、シートは、第2切り換えゲート347か
ら第2排出ローラ350側へと案内され、第2排出トレ
イ342に排出される。このスイッチバックにより、第
2排出トレイ342に排出されるシートの排紙態様(フ
ェイスダウンあるいはフェイスアップ)を切り換えられ
る。
【0051】次に、デジタル複写機30における制御構
成について説明する。図3は、デジタル複写機30にお
ける制御構成を示すブロック図である。この図に示すよ
うに、デジタル複写機30は、上記したスキャナ部3
1,レーザー記録部32に加えて、制御部11,記憶部
12,ROM13,RAM14,操作パネル15を備え
ている。
【0052】制御部11は、MPU(高速超小型演算処
理装置)やCPU(Central Processing Unit )等から
なる制御装置であり、デジタル複写機30における全動
作を制御する、デジタル複写機30の中枢部である。記
憶部12は、後述する複写誤差の修正に関するデータ
(基準データや修正プロセスデータ;後述)を記憶する
機能を有しており、ハードディスク等から構成されるも
のである。ROM(Read Only Memory)13は、制御部
11によって使用される各種プログラムを記憶するため
のメモリである。
【0053】RAM(Random Access Memory)14は、
制御部11によって使用される一時記憶部であり、スキ
ャナ部31によって生成された画像データ等を一時的に
記憶するものである。また、制御部11は、ROM13
に記憶されたプログラムや、記憶部12に記憶されてい
る修正プロセスデータ等を使用する際に、これらをRA
M14に読み込ませる(一時的に記憶させる)ように設
定されている。
【0054】操作パネル15は、各種の操作キー,スイ
ッチ,キーボード等を備えた操作部16と、LCD(Li
quid Crystal Display)からなる表示部17とを備えて
いる。そして、これらを用いて、ユーザーの指示を受け
付けるとともに、デジタル複写機30の動作状態(複写
状態)や、各種の複写エラー(シートジャム等)をユー
ザーに示す機能を有している。
【0055】次に、デジタル複写機30における特徴的
な構成である、制御部11による複写誤差の修正処理に
ついて説明する。
【0056】デジタル複写機30では、基準原稿を用い
て、複写誤差を修正するための修正プロセスを求めるよ
うに設定されている。ここで、デジタル複写機30にお
ける複写誤差とは、スキャナ部31の読取誤差、およ
び、レーザー記録部32の印刷誤差の複合されたもので
ある。また、読取誤差・印刷誤差を修正する、とは、複
写処理の際に読み取った画像データを、これらの誤差に
応じて修正する、ということである。
【0057】また、読取誤差とは、スキャナ部31によ
って生成された原稿の画像データと、その原稿における
正確な画像データ(原稿画像を正確に表現する画像デー
タ;理想的な状態のスキャナーによって生成される画像
データ)との差のことである。また、印刷誤差とは、レ
ーザー記録部32によって出力された印刷画像を構成す
る画像データと、スキャナ部31からレーザー記録部3
2に出力された画像データとの差のことである。
【0058】また、デジタル複写機30において修正さ
れるスキャナ部31の読取誤差は、主に、 (A1)走査ユニット40a・40b(走行系)の速度
誤差、ミラー42a〜cおよび光学レンズ43(光学
系)の倍率誤差に起因する画像サイズの変動 (A2)走行系におけるスライドシャフト(図示せず)
の組立誤差(傾き等)、光学系の設置誤差(傾き等)に
よる画像の歪み・回転 (A3)スキャナ部31の読取領域と、デジタル複写機
30によって既定されている原稿載置領域(原稿載置台
35に書き込まれている領域)との誤差に起因する、印
刷画像のずれ(シート上でのずれ;オフセット)等であ
る。
【0059】さらに、デジタル複写機30によって修正
されるレーザー記録部32の印刷誤差は、主に、 (B1)シートの搬送速度(送り量)の誤差、および、
LSU46(半導体レーザー光源,ポリゴンミラーおよ
びf−θレンズを含む)による潜像形成速度の誤差に起
因する画像サイズの変動 (B2)LSU46の組立誤差,シートの搬送誤差によ
る画像の歪み・回転 (B3)LSU46による感光体ドラム48上での潜像
形成位置と、感光体ドラム48に搬送されるシートの位
置との誤差に起因する印刷画像のずれ(シート上でのず
れ;オフセット)等である。
【0060】図14(a)〜(d)は、上記の(A2)
(B2)に示したような画像の歪みの例(読取画像およ
び印刷画像の例)を示す説明図である。すなわち、複写
誤差のない状態で長方形の枠を読み取り、印刷した場合
(スキャン方向はY方向)、図14(a)に示すような
読取画像ならびに印刷画像を得られる。
【0061】これに対し、ドラム軸に対して露光の平行
が出ていなくて、かつ、シートが斜行した場合などで
は、印刷画像は、図14(b)に示すような状態とな
る。また、反射ミラー42a,42b,42c、若しく
はCCD44、あるいはLSU46に組立誤差のある場
合(レーザー光の走査方向が歪んでいる場合)等では、
例えば、図14(c)に示すような画像となる。さら
に、シートが斜めに搬送されてきた場合等では、印刷画
像は、図14(d)に示すような状態となる。
【0062】そして、デジタル複写機30では、制御部
11が、複写誤差(読取誤差・印刷誤差)を修正するた
めの専用の原稿である基準原稿(校正原稿)を用いて、
修正プロセスを導出するようになっている。
【0063】すなわち、デジタル複写機30では、記憶
部12が、基準原稿の画像データ(基準データ)を予め
記憶している。そして、まず、基準原稿をスキャナ部3
1に読み取らせて、画像データを生成させる。その後、
制御部11が、その画像データと基準データとを比較し
て、読取誤差を取得し、この誤差を解消するような画像
データの修正プロセス(読取修正プロセス)を導出す
る。その後、制御部11は、他の原稿に関する複写処理
の際、スキャナ部31によって生成された画像データ
を、導出した読取修正プロセスに従って修正するように
なっている。
【0064】また、読取修正プロセスの導出後、デジタ
ル複写機30では、基準データに応じた画像をレーザー
記録部32に印刷させる。さらに、印刷画像をスキャナ
部31に再び読み取らせて、読取誤差の修正された画像
データを再生成する。そして、制御部11が、この画像
データと基準データとを比較して印刷誤差を取得した
後、この誤差を解消するような画像データの修正プロセ
ス(印刷修正プロセス)を導出するようになっている。
なお、制御部11は、導出した読取・印刷修正プロセス
を実行するためのデータ(読取・印刷修正プロセスデー
タ)を、記憶部12に記憶させるように設定されてい
る。
【0065】以下に、上記した修正プロセスの導出処理
を含む、デジタル複写機30の動作について詳細に説明
する。図1は、デジタル複写機30における動作の流れ
を示すフローチャートである。この図に示すように、デ
ジタル複写機30は、電源(図示せず)の投入後(開
始)、操作部16に対するユーザーの複写指示、あるい
は、修正プロセス導出の指示のあるまで、待機状態とな
っている(S1〜S3)。
【0066】そして、待機状態において修正プロセス導
出の指示を受けた場合、制御部11は、ユーザーによっ
てスキャナ部31に載置(セット)された基準原稿を用
いて、後述する読取・印刷修正プロセスの導出処理を実
行し(S4・S5)、待機状態に戻る。
【0067】また、複写指示を受け付けた場合、制御部
11は、図2に示したデジタル複写機30のスキャナ部
31を制御して、原稿載置台35に載置されている原稿
(あるいはRADF36の原稿トレイにセットされた原
稿)の画像を読み取らせて画像データを生成させる(S
6)。
【0068】その後、制御部11は、記憶部12に記憶
されている読取・印刷修正プロセスデータ(過去に導出
してあるもの)を記憶部12から読み出して、後述する
読取・印刷修正プロセス(読取誤差修正工程・印刷誤差
修正工程)を実行して画像データを修正する(S7・S
8)。そして、レーザー記録部32を制御して、修正後
の画像データを印刷させ(S9)、待機状態に戻る。
【0069】次に、図1においてS4として示した、基
準原稿を用いた読取修正プロセスの導出処理について説
明する。図4は、この処理の流れを示すフローチャート
である。この図に示すように、制御部11は、まず、こ
の処理に用いる定数CKを0に設定し(S11)、スキ
ャナ部31を制御して、原稿載置台35に載置された基
準原稿(あるいはRADF36の原稿トレイにセットさ
れた基準原稿)を読み取らせ、画像データを生成させる
(S12)。
【0070】ここで、基準原稿について説明する。図9
は、基準原稿の構成を示す説明図である。この図に示す
ように、基準原稿は、長方形のシートPにおける3つの
角部に1個ずつ、3つのマークM1〜M3を描いたもの
である。これらマークM1〜M3は、複数の画素の集合
からなるものであり、その4辺をシートPの4辺と平行
に配置した正方形で、均一な黒色を有している。ここ
で、マークM1〜M3が複数の画素の集合からなる、と
は、基準原稿をスキャナ部31で読み取ったときに、画
像データ上で、マークM1〜M3を構成する画素が複数
個ある、ということである。
【0071】また、上記したように、デジタル複写機3
0では、この基準原稿の画像データである基準データ
を、記憶部12に記憶させている。そして、制御部11
が、各処理工程を実行する際、基準データを、適宜、読
み出すようになっている。
【0072】また、以下の処理では、図9に示すよう
に、マークM1〜M3の中心の座標を、シートPの直交
する2辺に平行な、X軸・Y軸を用いて示す。ここで、
スキャナ部31によって基準原稿を読み込んだ場合にお
ける、マークM1〜M3の中心の座標値を、それぞれ、
M1;(X1,Y1),M2;(X2,Y3),M3;
(X3,Y2)とする。
【0073】さらに、基準原稿においてあらかじめ既定
されているこれらの座標値を、M1;(Xo 1,Y
o 1),M2;(Xo 2,Yo 3),M3;(Xo 3,
o 2)とする。なお、基準原稿では、これらの座標値
は、Xo 1=Xo 2,Yo 1=Y o 2の関係にある。ま
た、基準原稿上でのマークM1・M3間の距離(|Xo
3−Xo 1|)をLX,マークM1・M2間の距離(|
o 3−Yo 1|)をLYとする。
【0074】このような基準原稿を読み取って画像デー
タを生成させた後、制御部11は、生成した画像データ
から、各マークM1〜M3の中心における座標X1〜X
3,Y1〜Y3を取得する(S13・S14)。そし
て、これらの値から、X・Y両方向に関する回転角度
(画像の傾斜角度)a・bを算出する(S15)。
【0075】図5は、S15における回転角度a・bの
算出処理を示すフローチャートである。この図に示すよ
うに、制御部11は、マークM1の中心のX座標と、マ
ークM2の中心のX座標とのずれ(X中心の誤差;Δ
X)、および、マークM1の中心のY座標と、マークM
3の中心のY座標とのずれ(Y中心の誤差;ΔY)を、
X・Y軸の双方に関して算出する(S31・S32)。
【0076】そして、これらΔX・ΔYと、基準データ
にあらかじめ定められているLX・LYとを用いて、逆
正接関数(arctan;式・図中ではAtan)を含む以下の式
(1)(2)によって、回転角度a・bを算出する(S
33・S34)。 a=Atan(ΔY/LX) … (1) b=Atan(ΔX/LY) … (2) 回転角度a・bの算出後、制御部11は、図4のS16
に進む。
【0077】そして、回転角度a・bの差Cを求め(S
16)、この値が所定の許容値より小さいか否かを判断
する(S17)。なお、この判断は、画像データの歪み
(画像の位置に応じて程度の異なる歪み)の程度を検知
するための措置である。また、このような歪み、およ
び、後述する画像データの回転は、読取誤差として前述
した(A2)に示したような、走行系におけるスライド
シャフトの組立誤差、光学系の設置誤差などに起因する
ものである。そして、回転角度a・bは、このような歪
み・回転を補正するための修正プロセスデータである。
【0078】S16において、制御部11は、上記の差
Cが許容値以上であると判断した場合、画像データの歪
みが大きいと判断する。そして、後述する画像データの
位置補正処理を実行する(S19)。
【0079】一方、差Cが許容値より小さいと判断した
場合、制御部11は、スキャナ部31によって生成され
た画像データの歪み(画像の位置に応じて程度の異なる
歪み)は十分に小さいと認識する。そして、次に、制御
部11は、回転角度aの値が所定の許容値より小さいか
否かを判断する。なお、この判断は、画像データの回転
(画像の全体的な回転)の程度を検知するための措置で
ある。
【0080】すなわち、回転角度aの値が許容値より小
さい場合、制御部11は、画像データの回転は十分に小
さいと判断し、後述する倍率補正値・オフセット値の取
得を行う(S20)。
【0081】一方、aの値が許容値以上である場合、制
御部11は、画像データが大きく回転していると判断す
る。そして、この回転の原因が、スキャナ部31の読取
誤差によるものであるのか、あるいは、ユーザーによる
基準原稿の載置具合によるものなのかを確認するため
に、制御部11は、上記のCKを1つ増やす(S2
2)。
【0082】そして、制御部11は、CKが1である場
合には、操作パネル15における表示部17を用いて、
ユーザーに対して基準原稿の置き直し(載置状態の修正
・確認)を要求し(S23・S24)、S12に戻る。
【0083】一方、CKが1でない場合(1より大きい
場合)には、制御部11は、基準原稿は原稿載置台35
にきちんと載置されている(ユーザーによって既に載置
状態が修正されている)と認識する。そして、制御部1
1は、画像データの回転がスキャナ部31の読取誤差に
起因していると判断し、画像データの位置補正処理を実
行する(S19)。
【0084】図7は、この処理の流れを示すフローチャ
ートである。この処理は、画像データの歪み・回転を修
正するための処理である。また、以下では、画像データ
におけるX・Y座標上での各画素の値を、G(X,Y)
とする。また、各X,Yの値を、整数m,nを用いてX
(m),Y(n)のように示す。
【0085】図7に示すように、画像データの位置補正
処理では、制御部11は、まず、演算に使用する上記の
m,nを0に設定する(S51)。そして、制御部11
は、m,nの値をそれぞれの最大値となるまで(X・Y
座標の終了まで)順次的に変更しながら、以下の式
(3)〜(5)を利用して、G(X,Y)の値を更新す
る(すなわち、他の画素値と入れ換える;S51〜S6
3)。
【0086】 X’(m)=X(m)−Y(n)・Tan(b) … (3) Y’(n)=Y(n)−X(m)・Tan(a) … (4) G(X(m),Y(n))=G(X’(m),Y’(n)) … (5) これにより、画像データの歪みを矯正することが可能と
なる。その後、制御部11は、歪みの矯正された画像デ
ータに基づいて、各マークM1〜M3の中心における座
標X1〜X3,Y1〜Y3を再取得する(S64・S6
5)。
【0087】次に、図4に示すように、制御部11は、
上記のように歪み・回転の矯正された画像データ、ある
いは、もともと歪み・回転の小さかった画像データを用
いて、倍率補正値・オフセット値の算出・取得を実行す
る(S20)。
【0088】ここで、倍率補正値とは、読取誤差の1つ
として前述した(A1)に示したような、走査ユニット
40a・40bの速度誤差、ミラー42a〜cおよび光
学レンズ43の倍率誤差を補正するための修正プロセス
データである。
【0089】また、オフセット値とは、前述の(A3)
に示したような、スキャナ部31の読取領域と、デジタ
ル複写機30において既定されている原稿載置領域との
誤差に起因する、印刷画像のずれ(シート上でのずれ;
オフセット)を補正するための修正プロセスデータであ
る。
【0090】図6は、倍率補正値・オフセット値の算出
・取得に関する処理の流れを示すフローチャートであ
る。この図に示すように、この処理では、制御部11
が、以下の(6)〜(9)式を用いて、倍率補正値およ
びオフセット値を、X・Y両方向に関して算出する(S
41〜44)。
【0091】 X方向の倍率補正値SX =LX/(X3−X1) … (6) Y方向の倍率補正値SY =LY/(Y3−Y1) … (7) X方向のオフセット値OX =XO 1−X1 … (8) Y方向のオフセット値OY =YO 1−Y1 … (9) その後、制御部11は、算出した倍率補正値SX
Y ,オフセット値OX ・OY を、修正プロセスデータ
として記憶部12に保存する(S45)。
【0092】そして、図4に示すように、制御部11
は、S20の後、S15において算出した回転角度a・
bを、修正プロセスデータとして記憶部12に記憶さ
せ、読取修正プロセスの導出処理を終了する(S2
1)。
【0093】次に、図1においてS5として示した、基
準原稿を用いた印刷修正プロセスの導出処理について説
明する。図10は、この処理の流れを示すフローチャー
トである。この図に示すように、この処理は、図4に示
した読取修正プロセスの導出処理において、S11の前
にS91が実行され、さらに、S12における基準原稿
の読取工程に代えてS92・S93が実行される処理で
ある。すなわち、この処理では、S93以降の工程が、
図4に示した処理と同様となっている。
【0094】この処理では、まず、制御部11が、レー
ザー記録部32を制御して、記憶部12に記憶されてい
る基準データを印刷させる(S91)。そして、CKを
0とした後、スキャナ部31を制御して、原稿載置台3
5に載置された印刷原稿(あるいはRADF36の原稿
トレイにセットされた印刷原稿)を読み取らせ、画像デ
ータを生成させる(S92)。ここで、印刷原稿とは、
S91において印刷された基準データの画像(すなわ
ち、基準原稿に応じたもの)の印刷されたシートであ
る。
【0095】その後、制御部11は、印刷原稿の画像デ
ータに対して、後述する読取修正プロセスを施し、読取
誤差の解消された画像データを生成する(S93)。そ
して、制御部11は、この画像データに対して、上記し
たS13〜S24の工程を施し、修正プロセスデータと
しての回転角度a・b,倍率補正値SX ・SY ,オフセ
ット値OX ・OY を取得・保存する。
【0096】なお、以下では、読取に関する修正プロセ
スデータと、印刷に関する修正プロセスデータとを区別
するために、前者をaS ・bS ,SSX・SSY,OSX・O
SYとするとともに、後者をaP ・bP ,SPX・SPY,O
PX・OPYとする。
【0097】ここで、回転角度aP ・bP は、印刷誤差
として前述した(B2)に示したような、LSU46の
組立誤差・シートの搬送誤差による画像の歪み・回転を
補正するための修正プロセスデータである。
【0098】また、倍率補正値SPX・SPYは、同様に前
述した(B1)に示したような、シートの搬送速度(送
り量)の誤差、および、LSU46による潜像形成速度
の誤差に起因する画像サイズの変動を修正するための修
正プロセスデータである。
【0099】さらに、オフセット値OPX・OPYは、前述
の(B3)に示したような、LSU46による感光体ド
ラム48上での潜像形成位置と、感光体ドラム48に搬
送されるシートの位置との誤差に起因する印刷画像のず
れ(シート上でのずれ;オフセット)を補正するための
修正プロセスデータである。
【0100】次に、図1においてS7、図10において
S93として示した、読取修正プロセス処理、および、
図1においてS8に示した印刷修正プロセスについて説
明する。なお、これらの処理は、実質的に同一である。
従って、回転角度aS ・bS およびaP ・bP をともに
a・b、倍率補正値SSX・SSYおよびSPX・SPYをとも
にSX ・SY 、オフセット値OSX・OSY,OPX・OPY
ともにOPX・OPYとし、これらの処理を同時に説明す
る。
【0101】図8は、これらの処理の流れを示すフロー
チャートである。この図に示すように、これらの処理で
は、まず、制御部11が、基準原稿を用いて取得した修
正プロセスデータa, b, SX , SY , OX , OY を記
憶部12から読み出す(S71)。その後、制御部11
は、図7に示した画像データの位置補正処理と同様に、
演算に使用するm,nを0に設定する(S72)。
【0102】そして、制御部11は、m,nの値をそれ
ぞれの最大値となるまで(X・Y座標の終了まで)順次
的に変更しながら、以下の式(10)〜(12)を利用
して、G(X,Y)の値を更新する(S73〜S8
4)。 X’(m)={X(m)−Y(n)・Tan(b)}×SX +OX …(10) Y’(n)={Y(n)−X(m)・Tan(a)}×SY +OY …(11) G(X(m),Y(n))=G(X’(m),Y’(n)) …(12) このように、制御部11は、これら(10)〜(12)
式に示した演算を行うことで、読取修正プロセスにおけ
るS73〜S84の処理によって読取誤差を、また、印
刷修正プロセスにおけるS73〜S84の処理によって
印刷誤差を解消するようになっている。
【0103】以上のように、デジタル複写機30では、
制御部11が、複数の画素の集合からなる複数のマーク
M1〜M3の描かれた基準原稿を構成する画像データ
(基準データ)を用いて、読取誤差を修正するように設
定されている。
【0104】すなわち、制御部11は、この基準原稿を
スキャナ部31で読み取ることで生成される画像データ
(読取修正用画像データ;図1のS12において取得さ
れる)に関し、各マークM1〜M3の中心位置を求め
る。その後、求めた中心位置と、基準データ上での各マ
ークM1〜M3の中心位置とを比較することで、読取修
正プロセスを導出(取得)する。そして、この読取修正
プロセスに基づいて、原稿画像から得られる画像データ
を修正するように設定されている。
【0105】このように、デジタル複写機30では、基
準原稿におけるマークM1〜M3の中心位置を用いて、
読取修正プロセスの取得を行うようになっている。従っ
て、読取修正用画像データ上でマークM1〜M3の形状
に歪みのある場合(例えば、マークM1〜M3のエッジ
にシャギーの発生している場合や、エッジがブロードに
なっている場合)でも、読取修正プロセスを容易に取得
できる。
【0106】また、制御部11は、上記した読取誤差に
加えて、印刷誤差を修正する印刷修正プロセスを求め、
これを用いて画像データを修正するように設定されてい
る。そして、制御部11は、印刷修正プロセスを、レー
ザー記録部32から出力された基準データに応じた印刷
画像(基準データの印刷物)を用いて取得するようにな
っている。
【0107】すなわち、制御部11は、この印刷画像を
スキャナ部31によって読み取って得られる画像データ
(読取誤差と印刷誤差とを含む画像データ)に、上記の
読取修正プロセスを施すことで印刷修正用画像データ
(読取誤差の修正された画像データ(印刷誤差を含む画
像データ))を生成する。
【0108】そして、制御部11は、印刷修正用画像デ
ータ上での各マークM1〜M3の中心位置を求め、この
中心位置と、基準データ上での各マークM1〜M3の中
心位置とを比較することで、印刷修正プロセスを取得す
る。そして、この印刷修正プロセスに基づいて、原稿画
像から得られる画像データを修正するようになってい
る。
【0109】これにより、基準原稿におけるマークM1
〜M3の中心位置を用いて、印刷修正プロセスの取得を
行うため、印刷修正用画像データにおけるマークM1〜
M3の形状に歪みのある場合でも、印刷修正プロセスを
容易に取得できる。
【0110】また、制御部11は、読取あるいは印刷修
正用画像データ(以下、修正用画像データ)上での画像
の回転角度a・bを算出し、これを0とするような画像
処理((10)(11)式における中括弧内の演算)
を、読取あるいは印刷修正プロセス(以下、修正プロセ
ス)として設定している。これにより、読取誤差・印刷
誤差による画像の全体的な回転、および、部分的な回転
(歪み)を修正することが可能となる。
【0111】また、デジタル複写機30は、ユーザーに
対し、スキャナ部31における基準原稿の載置状態を確
認することを求める確認要求(図4のS24)を表示す
るための表示部17を備えている。そして、回転角度a
・bがほぼ等しい(許容値より小さい)と判断した場
合、表示部17を制御して、ユーザーに対して、原稿の
置き直しを要求するように設定されている。
【0112】回転角度a・bがほぼ等しいことは、読取
修正用画像データが、基準データに対して全体的に回転
していることを示す。
【0113】また、画像の全体的な回転は、スキャナ部
31の原稿載置台35に既定されている原稿載置位置に
対して正確に原稿を置いていない場合(ユーザーによる
載置ミスのある場合)にも生じるものである。従って、
このような載置ミスの有無の確認をユーザーに促すこと
で、修正プロセスをより正確に求めることが可能とな
る。
【0114】また、制御部11は、上記のような画像の
回転に関する画像処理に加えて、修正用画像データ上で
の各マークM1〜M3の中心間の距離と、基準データに
おける同様の距離とを一致させるような画像処理(倍率
補正値に関する画像処理)を、修正プロセスとして設定
するようになっている。これにより、読取誤差・印刷誤
差による画像の拡大・縮小を修正することが可能とな
る。
【0115】また、制御部11は、上記のような画像の
回転および拡大・縮小に関する画像処理に加えて、修正
用画像データ上での各マークM1〜M3の中心位置と、
基準データにおける各マークM1〜M3の中心位置とを
一致させるような画像処理(オフセット値に関する画像
処理)を、修正プロセスとして設定している。これによ
り、読取誤差・印刷誤差による画像のずれ(オフセッ
ト)を修正することが可能となっている。
【0116】なお、図1に示した処理において、原稿画
像と印刷画像との画像サイズを変更したい場合(印刷倍
率を変更したい場合)には、S8の後に、ユーザーによ
って指定された倍率値に基づいて、S8において得られ
た画像データを変更することとなる。
【0117】また、本実施の形態では、読取修正プロセ
スと印刷修正プロセスとを、ほぼ同一の工程を有するよ
うに記載している。しかしながら、これに限らず、印刷
修正プロセスにおいて用いる演算式として、(10)
(11)式に代えて、以下に示す(13)(14)式を
用いるようにしてもよい。 X’(m)=X(m)−Y(n)・Tan(b)+OX … (13) Y’(n)=Y(n)−X(m)・Tan(a)+OY … (14) この場合、制御部11は、印刷修正プロセスの後、記憶
部12から倍率補正値SPX・SPYを読み出し、画像デー
タに対する印刷倍率の設定の際に、ユーザーに指示され
た印刷倍率における縦倍率にSPYを、同じく横倍率にS
PXを乗じる措置をとることが好ましい。これにより、通
常の画像処理である縦倍率設定処理および横倍率設定処
理において、印刷修正プロセスを実行できる。
【0118】また、本実施の形態では、図4のS13・
S14において、制御部11が、マークM1〜M3の中
心座標を取得するとしているが、ここで、制御部11に
よる中心座標の取得方法について説明する。図11は、
原稿画像の一部と、この画像に関する画像データ上での
ビットマッピングの状態(CCD44の画素配列に応じ
たもの)との例を示す説明図である。この図に示すよう
に、この例では、CCD44の各画素を、X・Y方向に
関する座標によって示している。
【0119】そして、制御部11は、画像のX方向での
中心位置を取得する場合、まず、図12に示すように、
所定範囲内(Y;1〜10)において、同一のX座標を
有する全ての画素値を累積し、各X座標に関する累積画
素値H(X)を算出する。
【0120】その後、制御部11は、この累積画素値を
X方向にも累積し、以下の式に示すようなX累積値F
(X)を算出する。 F(X)=ΣH(α);α=1〜X この式により、例えば、F(1)=H(1),F(2)
=H(1)+H(2),…,F(N)=H(1)+H
(2)+…+H(n)のようなF(X)を得られる(図
13参照)。
【0121】そして、制御部11は、最大のF(X)に
おける半値(半分の値)となるF(X)に応じたXの値
を、X方向の中心位置として取得するようになっている
(図13の例では、X=3を中心と認識する)。また、
制御部11は、上記と同様の方法で、Y方向の中心位置
も取得するように設定されている。
【0122】また、本実施の形態では、図9に示したよ
うなマークM1〜M3を有する基準原稿を用いるとして
いる。しかしながら、デジタル複写機30において使用
できる基準原稿はこれに限らず、例えば、長方形の描か
れた画像を基準画像としてもよい。
【0123】また、本実施の形態では、基準原稿におけ
るマークM1〜M3の中心の座標値が、Xo 1=X
o 2,Yo 1=Yo 2の関係にあるとしている。しかし
ながら、基準原稿における各マークM1〜M3の中心の
座標値は、上記の関係にある必要はない。各マークM1
〜M3の中心の座標値(および中心間の距離)を知って
おきさえすれば、上記した(1)〜(14)式にかかる
演算を行うことが可能である。
【0124】この場合、制御部11は、修正プロセスと
して、各マークM1〜M3の中心を結ぶ直線と、基準デ
ータにおける同様の直線との交叉角度を0とするような
画像処理を行うことが好ましい。これにより、画像の回
転に関する読取・印刷誤差を解消できる。
【0125】また、制御部11は、上記した2つ以上の
直線が、基準データにおける同様の直線とほぼ等しい角
度で交叉していると判断した場合、表示部を制御して、
ユーザーに対して確認要求を表示させるように設定され
ていてもよい。
【0126】また、本実施の形態では、基準原稿に3個
のマークM1〜M3が描かれているとしている。しかし
ながら、基準原稿に描かれているマークの数を、2個あ
るいは4個以上としてもよい。マークの数を増やすこと
で、修正プロセスを、より正確に導出できる。
【0127】また、本実施の形態では、表示部17をL
CDからなるとしている。しかしながら、これに限ら
ず、表示部17を、有機ELやLED等の他の表示装置
から構成するようにしてもよい。また、この表示部を、
基準原稿の置き直しを求める専用の警報灯のような、簡
単なものとしてもよい。
【0128】また、本実施の形態では、制御部11を、
デジタル複写機30における全動作を制御する、デジタ
ル複写機30の中枢部であるとしている。しかしなが
ら、これに限らず、制御部11を、複写特性の修正に関
する処理だけを制御する部材とするようにしてもよい。
この場合、この処理以外の処理(印刷処理等)を行うた
めの別の制御装置を、デジタル複写機30に設けること
が好ましい。
【0129】また、本実施の形態では、デジタル複写機
30における修正プロセスの導出処理および修正プロセ
スを、制御部11の制御により行うとしている。しかし
ながら、これに限らず、これらの処理を行うためのプロ
グラムを記録媒体に記録し、このプログラムを読み出す
ことのできる情報処理装置を、制御部11に代えて用い
るようにしてもよい。
【0130】この構成では、情報処理装置の演算装置
(CPUやMPU)が、記録媒体に記録されているプロ
グラムを読み出し、修正プロセスの導出処理および修正
プロセスを実行する。従って、このプログラム自体が、
これらの処理を実現するといえる。
【0131】ここで、上記の情報処理装置としては、一
般的なコンピューター(ワークステーションやパソコ
ン)の他に、コンピューターに装着される、機能拡張ボ
ードや機能拡張ユニットを用いることができる。
【0132】また、上記のプログラムとは、修正プロセ
スの導出処理および修正プロセスを実現するソフトウェ
アのプログラムコード(実行形式プログラム,中間コー
ドプログラム,ソースプログラム等)のことである。こ
のプログラムは、単体で使用されるものでも、他のプロ
グラム(OS等)と組み合わせて用いられるものでもよ
い。また、このプログラムは、記録媒体から読み出され
た後、装置内のメモリ(RAM等)にいったん記憶さ
れ、その後再び読み出されて実行されるようなものでも
よい。
【0133】また、プログラムを記録させる記録媒体
は、情報処理装置と容易に分離できるものでもよいし、
装置に固定(装着)されるものでもよい。さらに、外部
記憶機器として装置に接続するものでもよい。
【0134】このような記録媒体としては、ビデオテー
プやカセットテープ等の磁気テープ、フロッピー(登録
商標)ディスクやハードディスク等の磁気ディスク、C
D−ROM,MO,MD,DVD,CD−R等の光ディ
スク(光磁気ディスク)、ICカード,光カード等のメ
モリカード、マスクROM,EPROM,EEPRO
M,フラッシュROM等の半導体メモリなどを適用でき
る。また、ネットワーク(イントラネット・インターネ
ット等)を介して情報処理装置と接続されている記録媒
体を用いてもよい。この場合、情報処理装置は、ネット
ワークを介するダウンロードによりプログラムを取得す
る。すなわち、上記のプログラムを、ネットワーク(有
線回線あるいは無線回線に接続されたもの)等の伝送媒
体(流動的にプログラムを保持する媒体)を介して取得
するようにしてもよい。なお、ダウンロードを行うため
のプログラムは、装置内にあらかじめ記憶されているこ
とが好ましい。
【0135】また、本発明の画像読取装置を、基準原稿
と、基準原稿の正確な画像データである基準データとを
用いることで、自身の読取誤差を修正するための修正プ
ロセスを取得し、この修正プロセスに基づいて、原稿画
像から得られる画像データを修正する画像読取装置にお
いて、上記基準原稿に、中心位置の定められた複数のマ
ークが描かれており、基準原稿を読み取って得られる画
像データ上での各マークの位置を、基準データ上での各
マークの位置に合わせるような画像処理を修正プロセス
とする制御部を有している構成である、と表現すること
もできる。
【0136】また、本発明の複写機を、原稿画像を読み
取って画像データを生成する読取部と、この読取部から
出力される画像データを印刷する印刷部とを備え、基準
原稿を読み取って得られる読取修正用データと、基準原
稿を構成する画像データ(基準原稿の正確な画像デー
タ)である基準データとを比較することで、読取部の読
取誤差を修正するための読取修正プロセスを取得し、こ
の読取修正プロセスに基づいて、原稿画像から得られる
画像データを修正する複写機において、上記基準原稿
に、中心位置の定められた複数のマークが描かれてお
り、読取部によって得られる読取修正用データ上での各
マークの中心位置を、基準データ上での各マークの中心
位置に合わせるような画像処理を読取修正プロセスとし
て取得する制御部を有している構成である、と表現する
こともできる。
【0137】また、特開平7−38687号公報の技術
は、校正用原稿をスキャナーで読み取り、期待値と比較
しスキャナーを修正すし、その後、原稿をコピーして、
コピー画像をスキャナーで読み取り、期待値と比較しプ
リンターを修正するものであるともいえる。
【0138】また、デジタル複写機30におけるスキャ
ナ部31は、RADF36とSU40の関連した動作に
より、原稿載置台35上に読み取るべき原稿を順次載置
させながら、原稿載置台35の下面に沿ってスキャナユ
ニット40を移動させて原稿画像を読み取るように構成
されているともいえる。
【0139】また、本発明を、以下の第1〜第10画像
形成装置として表現することもできる。すなわち、第1
画像形成装置は、校正用原稿を電子データとして本体に
保持しており、そのデータに基づいて印刷を行った後、
その印刷画像をスキャナーで読み取り、プリンターの補
正量を求める画像形成装置において、読取画像の重心
(中心)を3つ以上求め、求めた重心に基づき補正量を
決定する構成である。この構成では、複数の画素から重
心を求めることによってブロードなエッジ、線幅のバラ
ツキなの影響を解消できる。
【0140】また、第2画像形成装置は、校正用原稿を
スキャナーで読み取りスキャナーに対する補正量を求め
た後、校正原稿をコピーして、そのコピー画像をスキャ
ナーで読み取り、プリンターの補正量を求める画像形成
装置において、読取画像の重心を3つ以上求め、求めた
重心に基づき補正量を決定する構成である。この構成で
は、複数の画素から重心を求めることによってブロード
なエッジ、線幅のバラツキなの影響を解消できる。
【0141】また、第3画像形成装置は、第1あるいは
第2画像形成装置において、3点のなす角度よりパター
ンより光学系もしくは走行系の不良を検出する構成であ
る。この構成では、角度を検知することにより、原稿設
置の傾きを判別できる。
【0142】また、第4画像形成装置は、第1〜第3画
像形成装置のいずれかにおいて、斜めの正常画像を検知
したときに警告を発し、原稿の設置し直し再度、確認す
る構成である。この構成では、原稿の設置が正しいこと
を確認することにより、斜行とミラーの組合せによる不
良を判別できる。
【0143】また、第5画像形成装置は、第1〜第4画
像形成装置のいずれかにおいて、補正量が走行系の倍率
である構成である。これにより、スキャナ、もしくはプ
リンターの送り量の誤差を補正できる。また、第6画像
形成装置は、第1〜第4画像形成装置のいずれかにおい
て、補正量が光学系の倍率である構成である。これによ
り、レンズ倍率の誤差もしくはプリンタの書込み系を補
正できる。
【0144】また、第7画像形成装置は、第1〜第4画
像形成装置のいずれかにおいて、補正量が走行系の傾き
である構成である。これにより、スキャナのスライドシ
ャフトの組立て誤差を補正できる。また、第8画像形成
装置は、第1〜第4画像形成装置のいずれかにおいて、
補正量が光学系の傾きである構成である。これにより、
スキャナ、もしくはプリンタのミラーやCCDなどの組
立て誤差を補正できる。
【0145】また、第9画像形成装置は、第7画像形成
装置において、補正量が走行系の傾きを補正した後の走
行系の倍率である構成である。これにより、プリンタの
縦倍率処理を流用できる。また、第10画像形成装置
は、第8画像形成装置において、補正量が光学系の傾き
を補正した後の光学系の倍率である構成である。これに
より、プリンタの横倍率処理を流用できる。また、第1
1画像形成装置は、第1〜第4画像形成装置のいずれか
において、補正量が画像のX方向、もしくはY方向のオ
フセット量である構成である。これにより、スキャナ、
もしくはプリンタの画像領域の誤差を補正できる。ま
た、第12画像形成装置は、第1〜第4画像形成装置の
いずれかにおいて、補正量が画像の回転角度である構成
である。これにより、スキャナ、もしくはプリンタの画
像を回転させることにより回転誤差を修正できる。
【0146】
【発明の効果】以上のように、本発明の複写機(本複写
機)は、原稿画像を読み取って画像データを生成する読
取部と、この読取部から出力される画像データを印刷す
る印刷部とを備え、複数の画素の集合からなる複数のマ
ークが描かれている基準原稿を読み取ることで得られる
読取修正用画像データ上での各マークの中心位置と、あ
らかじめ記憶されている、基準原稿を構成する画像デー
タである基準データ上での各マークの中心位置とを比較
することで読取修正プロセスを取得し、この読取修正プ
ロセスに基づいて、原稿画像から得られる画像データを
修正する制御部を有している構成である。
【0147】本複写機では、制御部が、複数の画素の集
合からなる複数のマークの描かれた基準原稿を構成する
画像データ(基準データ)を用いて、読取誤差を修正す
るように設定されている。
【0148】すなわち、制御部は、この基準原稿を読取
部で読み取ることで生成される画像データ(読取修正用
画像データ)に関し、各マークの中心位置を求める。そ
の後、求めた中心位置と、基準データ上での各マークの
中心位置とを比較することで、読取修正プロセスを取得
する。そして、この読取修正プロセスに基づいて、原稿
画像から得られる画像データを修正するように設定され
ている。
【0149】このように、本複写機では、基準原稿にお
けるマークの中心位置を用いて、読取修正プロセスの取
得を行うようになっている。従って、読取修正用画像デ
ータ上でマークの形状に歪みのある場合(例えば、マー
クのエッジにシャギーの発生している場合や、エッジが
ブロードになっている場合)でも、読取修正プロセスを
容易に取得できる。
【0150】また、制御部は、上記した読取誤差に加え
て、印刷誤差を修正する印刷修正プロセスを求め、これ
を用いて画像データを修正するように設定されているこ
とが好ましい。
【0151】この場合、制御部は、印刷修正プロセス
を、印刷部から出力された基準データに応じた印刷画像
(基準データの印刷物)を用いて取得する。すなわち、
制御部は、この印刷画像を読取部によって読み取って得
られる画像データ(読取誤差と印刷誤差とを含む画像デ
ータ)に、上記の読取修正プロセスを施すことで印刷修
正用画像データ(読取誤差の修正された画像データ(印
刷誤差を含む画像データ))を生成する。
【0152】そして、制御部は、印刷修正用画像データ
上での各マークの中心位置を求め、この中心位置と、基
準データ上での各マークの中心位置とを比較すること
で、印刷修正プロセスを取得する。そして、この印刷修
正プロセスに基づいて、原稿画像から得られる画像デー
タを修正するようになる。これにより、基準原稿におけ
るマークの中心位置を用いて、印刷修正プロセスの取得
を行うため、印刷修正用画像データにおけるマークの形
状に歪みのある場合でも、印刷修正プロセスを容易に取
得できる。
【0153】また、制御部は、読取あるいは印刷修正用
画像データ(以下、修正用画像データ)上での各マーク
の中心を結ぶ直線と、基準データにおける同様の直線と
の交叉角度を0とするような画像処理を、読取あるいは
印刷修正プロセス(以下、修正プロセス)として設定す
ることが好ましい。これにより、読取誤差・印刷誤差に
よる画像の全体的な回転、および、部分的な回転(歪
み)を修正することが可能となる。
【0154】また、基準原稿には、3つ以上のマークが
描かれていることが好ましい。そして、制御部が、各マ
ークの中心を結ぶ2つ以上の直線を用いて、上記の画像
処理(交叉角度を0とするような画像処理)を求めるよ
うに設定されていることが好ましい。これにより、画像
の全体的な回転および歪みを、より正確に修正できる。
【0155】また、本複写機は、ユーザーに対し、読取
部における基準原稿の載置状態を確認することを求める
確認要求を表示するための表示部を備えていることが好
ましい。そして、制御部は、上記した2つ以上の直線
が、基準データにおける同様の直線とほぼ等しい角度で
交叉していると判断した場合、表示部を制御して、ユー
ザーに対して確認要求を表示させるように設定されてい
てもよい。
【0156】読取修正用画像データにおける2つ以上の
直線が、基準データにおける同様の直線とほぼ等しい角
度で交叉していることは、読取修正用画像データが、基
準データに対して全体的に回転していることを示す。
【0157】また、画像の全体的な回転は、読取部に既
定されている原稿載置位置に対して正確に原稿を置いて
いない場合(ユーザーによる載置ミスのある場合)にも
生じるものである。上記の構成では、このような載置ミ
スの有無の確認をユーザーに促すことで、修正プロセス
をより正確に求めることが可能となる。
【0158】また、制御部は、上記のような画像の回転
に関する画像処理に加えて、修正用画像データ上での各
マークの中心間の距離と、基準データにおける同様の距
離とを一致させるような画像処理を、修正プロセスとし
て設定することが好ましい。これにより、読取誤差・印
刷誤差による画像の拡大・縮小を修正することが可能と
なる。
【0159】また、制御部は、上記のような画像の回転
および拡大・縮小に関する画像処理に加えて、修正用画
像データ上での各マークの中心位置と、基準データにお
ける各マークの中心位置とを一致させるような画像処理
を、修正プロセスとして設定することが好ましい。これ
により、読取誤差・印刷誤差による画像のずれ(オフセ
ット)を修正することが可能となる。
【0160】また、本発明にかかる、複写機における複
写誤差の修正方法(本方法)は、原稿画像を読み取って
画像データを生成する読取部と、この読取部から出力さ
れる画像データを印刷する印刷部とを備えた複写機にお
ける複写誤差の修正方法において、複数の画素の集合か
らなる複数のマークが描かれている基準原稿を読み取る
ことで得られる読取修正用画像データ上での各マークの
中心位置と、基準原稿を構成する画像データである基準
データ上での各マークの中心位置とを比較することで読
取修正プロセスを取得する読取修正プロセス導出工程
と、この読取修正プロセスに基づいて、原稿画像から得
られる画像データを修正する読取誤差修正工程とを有し
ていることを特徴としている。
【0161】本方法は、上記した本複写機における複写
誤差の修正方法であり、基準原稿におけるマークの中心
位置を用いて、読取修正プロセスの取得を行うようにな
っている。従って、読取修正用画像データ上でマークの
形状に歪みのある場合でも、読取修正プロセスを容易の
取得、および、読取誤差の修正を容易に行える。
【0162】また、本方法は、印刷装置から出力された
基準データに応じた印刷画像を読み取って得られる画像
データに、上記の読取修正プロセスを施すことで印刷修
正用画像データを生成し、印刷修正用画像データ上での
各マークの中心位置と、基準データ上での各マークの中
心位置とを比較することで印刷修正プロセスを取得する
印刷修正プロセス導出工程と、この印刷修正プロセスに
基づいて、原稿画像から得られる画像データを修正する
印刷誤差修正工程とを含んでいることが好ましい。これ
により、読取修正プロセスと同様に、印刷修正プロセス
の取得、および、印刷誤差の修正を容易に行える。
【0163】また、本発明の複写誤差の修正プログラム
は、複写機に接続されたコンピューターを、本複写機に
おける制御部として機能させるものである。また、本発
明の複写誤差の修正プログラムを、複写機に接続された
コンピューターに、本方法の各工程(読取誤差修正プロ
セス導出工程,印刷誤差修正プロセス導出工程,読取誤
差修正工程,印刷誤差修正工程)を実行させるためのプ
ログラムである、と表現することもできる。
【0164】複写機に接続されたコンピューターにこれ
らのプログラムを読み取らせることで、本複写機におけ
る制御部(あるいは本方法における各工程)の処理を、
そのコンピューターによって実現することが可能とな
る。
【0165】また、これらのプログラムをコンピュータ
ー読取可能な記録媒体に記録させておくことで、プログ
ラムの保存・流通を容易に行えるようになる。さらに、
この記録媒体を読み込ませることで、複写機に接続され
たコンピューターによって、本複写機における制御部
(あるいは本方法における各工程)の処理を実施でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるデジタル複写機に
おける動作の流れを示すフローチャートである。
【図2】上記したデジタル複写機の構成を示す説明図で
ある。
【図3】図2に示したデジタル複写機における制御構成
を示すブロック図である。
【図4】図1においてS4として示した、基準原稿を用
いた読取修正プロセスの導出処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図5】図4においてS15として示した回転角度の算
出処理を示すフローチャートである。
【図6】図4においてS20として示した倍率補正値・
オフセット値の算出・取得に関する処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図7】図4においてS19として示した、画像データ
の位置補正処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】図1においてS7として読取修正プロセス処
理、および、図1においてS8に示した印刷修正プロセ
ス処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】基準原稿の構成を示す説明図である。
【図10】図1においてS5として示した、基準原稿を
用いた印刷修正プロセスの導出処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図11】原稿画像の一部と、この画像に関する画像デ
ータ上でのビットマッピングの状態との例を示す説明図
である。
【図12】図11に示した画像に基づいて、各X座標に
関する累積画素値を算出した結果を示すグラフである。
【図13】図11に示した画像に基づいて、X累積値を
算出した結果を示すグラフである。
【図14】図14(a)〜(d)は、画像の歪みの例を
示す説明図である。
【符号の説明】
11 制御部 12 記憶部 13 ROM 14 RAM 15 操作パネル 16 操作部 17 表示部 30 デジタル複写機(複写機) 31 スキャナ部(読取部) 32 レーザー記録部(印刷部) 35 原稿載置台 M1〜M3 マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 真理子 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 渡邉 公子 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 小笠原 健二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA05 AB02 AB05 AB22 AB23 AB41 AB42 AC66 AF16 5C072 AA01 BA02 BA04 BA20 RA04 RA07 RA18 UA13 XA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像を読み取って画像データを生成す
    る読取部と、この読取部から出力される画像データを印
    刷する印刷部とを備え、 複数の画素の集合からなる複数のマークが描かれている
    基準原稿を読み取ることで得られる読取修正用画像デー
    タ上での各マークの中心位置と、あらかじめ記憶されて
    いる、基準原稿を構成する画像データである基準データ
    上での各マークの中心位置とを比較することで読取修正
    プロセスを取得し、 この読取修正プロセスに基づいて、原稿画像から得られ
    る画像データを修正する制御部を有していることを特徴
    とする複写機。
  2. 【請求項2】上記制御部は、上記印刷装置から出力され
    た基準データに応じた印刷画像を読み取って得られる画
    像データに、上記の読取修正プロセスを施すことで印刷
    修正用画像データを生成し、 印刷修正用画像データ上での各マークの中心位置と、基
    準データ上での各マークの中心位置とを比較することで
    印刷修正プロセスを取得し、 この印刷修正プロセスに基づいて、原稿画像から得られ
    る画像データを修正するように設定されていることを特
    徴とする請求項1に記載の複写機。
  3. 【請求項3】上記制御部が、 読取あるいは印刷修正用画像データ上での各マークの中
    心を結ぶ直線と、基準データにおける同様の直線との交
    叉角度を0とするような画像処理を、読取あるいは印刷
    修正プロセスとして設定することを特徴とする請求項2
    に記載の複写機。
  4. 【請求項4】上記基準原稿に3つ以上のマークが描かれ
    ており、 上記制御部は、各マークの中心を結ぶ2つ以上の直線を
    用いて、上記の画像処理を求めるように設定されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の複写機。
  5. 【請求項5】ユーザーに対し、読取部における基準原稿
    の載置状態を確認することを求める確認要求を表示する
    表示部を備えており、 上記制御部は、上記した2つ以上の直線が、基準データ
    における同様の直線とほぼ等しい角度で交叉していると
    判断した場合、上記表示部を制御して、ユーザーに対し
    て確認要求を表示させることを特徴とする請求項4に記
    載の複写機。
  6. 【請求項6】上記制御部が、 読取あるいは印刷修正用画像データ上での各マークの中
    心間の距離と、基準データにおける同様の距離とを一致
    させるような画像処理を、読取あるいは印刷修正プロセ
    スとして設定することを特徴とする請求項3に記載の複
    写機。
  7. 【請求項7】上記制御部が、 読取あるいは印刷修正用画像データ上での各マークの中
    心位置と、基準データにおける各マークの中心位置とを
    一致させるような画像処理を、読取あるいは印刷修正プ
    ロセスとして設定することを特徴とする請求項6に記載
    の複写機。
  8. 【請求項8】原稿画像を読み取って画像データを生成す
    る読取部と、この読取部から出力される画像データを印
    刷する印刷部とを備えた複写機における複写誤差の修正
    方法において、 複数の画素の集合からなる複数のマークが描かれている
    基準原稿を読み取ることで得られる読取修正用画像デー
    タ上での各マークの中心位置と、基準原稿を構成する画
    像データである基準データ上での各マークの中心位置と
    を比較することで読取修正プロセスを取得する読取修正
    プロセス導出工程と、 この読取修正プロセスに基づいて、原稿画像から得られ
    る画像データを修正する読取誤差修正工程とを有してい
    ることを特徴とする、複写機における複写誤差の修正方
    法。
  9. 【請求項9】上記印刷部から出力された基準データに応
    じた印刷画像を読み取って得られる画像データに、上記
    の読取修正プロセスを施すことで印刷修正用画像データ
    を生成し、印刷修正用画像データ上での各マークの中心
    位置と、基準データ上での各マークの中心位置とを比較
    することで印刷修正プロセスを取得する印刷修正プロセ
    ス導出工程と、 この印刷修正プロセスに基づいて、原稿画像から得られ
    る画像データを修正する印刷誤差修正工程とを含むこと
    を特徴とする請求項8に記載の複写機における複写誤差
    の修正方法。
  10. 【請求項10】複写機に接続されたコンピューターを、
    請求項1〜7のいずれかに記載の複写機における制御部
    として機能させるための複写誤差の修正プログラム。
  11. 【請求項11】複写機に接続されたコンピューターに、
    請求項8あるいは9に記載の複写機における複写誤差の
    修正方法の各工程を実行させるための複写誤差の修正プ
    ログラム。
  12. 【請求項12】請求項10あるいは11に記載の複写誤
    差の修正プログラムを記録した記録媒体。
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