JP2003249966A - シリアルデータ検出回路及びシリアルデータ検出回路を使用した受信データ信号処理装置 - Google Patents

シリアルデータ検出回路及びシリアルデータ検出回路を使用した受信データ信号処理装置

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JP2003249966A JP2002045933A JP2002045933A JP2003249966A JP 2003249966 A JP2003249966 A JP 2003249966A JP 2002045933 A JP2002045933 A JP 2002045933A JP 2002045933 A JP2002045933 A JP 2002045933A JP 2003249966 A JP2003249966 A JP 2003249966A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オフセット用の電流量をプロセス、温度等に
応じて調整することにより、しきい値のばらつきを低減
し高速動作を可能にしたUSB規格等に準拠したシリア
ルデータ検出回路及びシリアルデータ検出回路を使用し
た受信データ信号処理装置を得る。 【解決手段】 オペアンプ18を用いて、異なる所定の
定電圧が入力されたリファレンスレシーバ17の1対の
出力電圧Vo1及びVo2が、同じ電圧になるように該
リファレンスレシーバ17の差動増幅回路部21に対す
るオフセット調整をオフセット回路部23に行わせると
共に、該リファレンスレシーバ17に対して行わせるオ
フセット調整と同じオフセット調整をレシーバ11に対
しても行わせ、レシーバ11のオフセットが一定になる
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、USB等を使用し
た高速シリアル通信システムに使用するシリアルデータ
検出回路と該シリアルデータ検出回路を使用した受信デ
ータ信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、製品のインタフェースが高速化さ
れており、高速シリアル通信を使用したシステムの開発
が進んでおり、例えば、このような高速シリアル通信と
してUSBを使用したものがある。USBの規格として
は、USB1.1規格があったが、該規格よりも高速な
480Mbpsの通信速度を得ることができるUSB
2.0規格を使用したシステムの開発が進んでいる。こ
のようなシステムでデータを受信する場合、伝送媒体の
接続の有無及び受信データの有無を、信号の振幅レベル
の値で判定し、該値が所定のしきい値を超えている場合
は、受信データに対して所定の信号再生処理を行い、し
きい値を超えていない場合は、受信データに対して該信
号再生処理を行わないようにしている。
【0003】図10は、該USB2.0規格に準拠した
受信データ信号処理装置の従来例を示したブロック図で
ある。図10の受信データ信号処理装置100は、シリ
アル伝送線路DP,DMから伝送された相反する信号レ
ベルを有する1対のシリアルデータ信号を内部でディジ
タル信号に変換する通常の信号処理を行うノーマルレシ
ーバ101と、該ノーマルレシーバ101から出力され
た信号に対して所定の処理を行って出力するディジタル
信号処理回路102と、シリアル伝送線路DP,DMか
らシリアル信号を受信したか否かの検出を行う信号検出
用レシーバ103とを備えている。
【0004】更に、信号検出用レシーバ103の出力信
号OUTbを積分して出力する積分回路104と、該積
分回路104の出力信号を波形整形して、ノーマルレシ
ーバ101のイネーブル制御を行うためのレシーバイネ
ーブル信号REを生成しノーマルレシーバ101に出力
するシュミット回路105とを備えている。信号検出用
レシーバ103、積分回路104及びシュミット回路1
05は、シリアル伝送線路DP,DMからシリアルデー
タ信号が入力されたか否かの検出を行い、該検出結果に
応じてノーマルレシーバ101の駆動制御を行うシリア
ルデータ検出回路106を構成している。
【0005】USB等のシステムでは、アイドル状態の
時にはシリアル伝送線路DP,DMの各ノードがロー
(Low)レベルになる。この時、ノーマルレシーバ1
01の出力は不安定状態になり、ディジタル信号処理回
路102の信号処理で不具合が発生する場合があった。
このような不具合を回避するために、信号検出用レシー
バ103を設け、該信号検出用レシーバ103で信号を
検出した期間のみ、ノーマルレシーバ101が作動する
ように制御する。このため、信号検出用レシーバ103
には、しきい値にオフセットを設けたものを使用する。
【0006】図11は、図10の各部の信号例を示した
タイミングチャートである。信号検出用レシーバ103
は、しきい値にオフセットが設けられたレシーバをな
し、シリアル伝送線路DP,DMからのシリアルデータ
信号の受信を検出すると、該データ信号に応じたパルス
信号を生成し出力信号OUTbとして出力する。該出力
信号OUTbは、積分回路104で積分された後、シュ
ミット回路105で波形整形されて2値の信号に変換さ
れ、レシーバイネーブル信号REとしてノーマルレシー
バ101に出力される。
【0007】すなわち、シリアルデータ検出回路106
は、シリアル伝送線路DP,DMからのシリアルデータ
信号の受信を検出すると、レシーバイネーブル信号RE
をハイ(High)レベルに立ち上げてノーマルレシー
バ101を作動させる。また、シリアルデータ検出回路
106は、シリアルデータ信号の受信を検出していない
場合は、レシーバイネーブル信号REをローレベルにし
てノーマルレシーバ101の動作を停止させる。
【0008】ここで、図12は、図10の信号検出用レ
シーバ103の回路例を示した図である。図12の信号
検出用レシーバ103は、ノーマルタイプのレシーバと
同じ回路構成をなしているが、Pチャネル型MOSトラ
ンジスタ(以下、PMOSトランジスタと呼ぶ)である
入力トランジスタ111と112を異なるサイズのトラ
ンジスタにすることによって、オフセットを設けてい
る。なお、PMOSトランジスタ113のゲートには、
一定のバイアス電圧が印加されている。
【0009】一方、図13は、図10の信号検出用レシ
ーバ103の他の回路例を示した図である。図13の信
号検出用レシーバ103では、PMOSトランジスタで
ある入力トランジスタ121と122は同じサイズのP
MOSトランジスタであって差動対をなしている。入力
トランジスタ121とNチャネル型MOSトランジスタ
(以下、NMOSトランジスタと呼ぶ)との接続部に、
定電流源130による定電流iaがPMOSトランジス
タ131〜133によって加えられ、しきい値にオフセ
ットが設けられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図12及び図
13のような構成では、プロセス、温度等の変動によっ
て、信号検出用レシーバ103内のトランジスタの特性
が変わり、オフセットが変動するという問題があった。
該オフセットのばらつきを小さくするためには、各入力
トランジスタのゲート面積を大きくする方法が考えられ
るが、このようにすると信号検出用レシーバ103の動
作スピードが低下するという問題が発生すると共に、抑
えることができるオフセットのばらつき範囲にも限界が
あった。
【0011】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、オフセット用の電流量をプロ
セス、温度等に応じて調整することにより、オフセット
のばらつきを低減し高速動作を可能にした、USB規格
等に準拠したシリアルデータ検出回路及びシリアルデー
タ検出回路を使用した受信データ信号処理装置を得るこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るシリアル
データ検出回路は、相反する信号レベルを有する1対の
シリアルデータ信号が入力されたか否かの検出を行うシ
リアルデータ検出回路において、所定の一方の前記シリ
アルデータ信号に対してオフセットを設け、他方の前記
シリアルデータ信号の電圧が該オフセットを設けたシリ
アルデータ信号の電圧よりも大きくなると、シリアルデ
ータ信号を検出したことを示す所定の信号を出力する、
差動増幅回路を有する信号検出回路部と、異なる所定の
各定電圧を差動増幅して出力する、一方の入力電圧に対
してオフセットを設ける差動増幅回路部と、該差動増幅
回路部の各出力信号の電圧が同じになるように、該差動
増幅回路部のオフセットを制御すると共に前記信号検出
回路部における差動増幅回路のオフセットを制御するオ
フセット制御回路部とを備えるものである。
【0013】具体的には、前記信号検出回路部は、所定
の一方の前記シリアルデータ信号に対してオフセットを
設け、他方の前記シリアルデータ信号の電圧と該オフセ
ットを設けたシリアルデータ信号の電圧との電圧差に応
じた2値の信号を出力する、差動増幅回路を有する1つ
のレシーバと、該レシーバの出力信号を保持して出力
し、出力信号がシリアルデータ信号を検出したか否かを
示す信号をなすフリップフロップと、前記レシーバの出
力信号が所定時間以上一定になると、該フリップフロッ
プを初期値にリセットするリセット回路とを備えるよう
にした。
【0014】また、前記信号検出回路部は、所定の一方
の前記シリアルデータ信号に対してオフセットを設け、
他方の前記シリアルデータ信号の電圧と該オフセットを
設けたシリアルデータ信号の電圧との電圧差に応じた2
値の信号を出力する、差動増幅回路を有する1つのレシ
ーバと、該レシーバの出力信号が入力され、出力信号が
シリアルデータ信号を検出したか否かを示す信号をなす
直列入力・直列出力型のシフトレジスタと、前記レシー
バの出力信号が所定時間以上一定になると、該シフトレ
ジスタに格納されたデータを初期値にリセットするリセ
ット回路とを備えるようにしてもよい。
【0015】また、具体的には、前記信号検出回路部
は、所定の一方の前記シリアルデータ信号である第1シ
リアルデータ信号に対してオフセットを設け、他方の前
記シリアルデータ信号である第2シリアルデータ信号の
電圧と該オフセットを設けた第1シリアルデータ信号の
電圧との電圧差に応じた2値の信号を出力する、差動増
幅回路を有する第1レシーバと、前記第2シリアルデー
タ信号に対してオフセットを設け、前記第1シリアルデ
ータ信号の電圧と該オフセットを設けた第2シリアルデ
ータ信号の電圧との電圧差に応じた2値の信号を出力す
る、差動増幅回路を有する第2レシーバと、前記第1レ
シーバ及び第2レシーバの各出力信号が対応する入力端
に入力されるOR回路と、該OR回路の出力信号を保持
して出力し、出力信号がシリアルデータ信号を検出した
か否かを示す信号をなすフリップフロップと、前記OR
回路の出力信号が所定時間以上一定になると、該フリッ
プフロップを初期値にリセットするリセット回路とを備
えるようにした。
【0016】また、前記信号検出回路部は、所定の一方
の前記シリアルデータ信号である第1シリアルデータ信
号に対してオフセットを設け、他方の前記シリアルデー
タ信号である第2シリアルデータ信号の電圧と該オフセ
ットを設けた第1シリアルデータ信号の電圧との電圧差
に応じた2値の信号を出力する、差動増幅回路を有する
第1レシーバと、前記第2シリアルデータ信号に対して
オフセットを設け、前記第1シリアルデータ信号の電圧
と該オフセットを設けた第2シリアルデータ信号の電圧
との電圧差に応じた2値の信号を出力する、差動増幅回
路を有する第2レシーバと、前記第1レシーバ及び第2
レシーバの各出力信号が対応する入力端に入力されるO
R回路と、該OR回路の出力信号が入力され、出力信号
がシリアルデータ信号を検出したか否かを示す信号をな
す直列入力・直列出力型のシフトレジスタと、前記OR
回路の出力信号が所定時間以上一定になると、該シフト
レジスタに格納されたデータを初期値にリセットするリ
セット回路とを備えるようにしてもよい。
【0017】一方、前記リセット回路は、前記レシーバ
の出力信号を積分して出力する積分回路と、該積分回路
の出力信号を2値の信号に変換して出力するシュミット
回路と、該シュミット回路の出力信号における信号レベ
ルの所定の変化に応じて前記フリップフロップに対する
リセット信号を生成して出力するリセット信号発生回路
とを備えるようにした。
【0018】また、前記リセット回路は、前記第1レシ
ーバ及び第2レシーバの出力信号を合成し積分して出力
する積分回路と、該積分回路の出力信号を2値の信号に
変換して出力するシュミット回路と、該シュミット回路
の出力信号における信号レベルの所定の変化に応じて前
記シフトレジスタに対するリセット信号を生成して出力
するリセット信号発生回路とを備えるようにしてもよ
い。
【0019】一方、前記信号検出回路部は、所定の一方
の前記シリアルデータ信号に対してオフセットを設け、
他方の前記シリアルデータ信号の電圧と該オフセットを
設けたシリアルデータ信号の電圧との電圧差に応じた2
値の信号を出力する、差動増幅回路を有する1つのレシ
ーバと、該レシーバの出力信号を積分して出力する積分
回路と、該積分回路の出力信号を2値の信号に変換して
出力し、出力信号がシリアルデータ信号を検出したか否
かを示す信号をなすシュミット回路とを備えるようにし
てもよい。
【0020】また、前記信号検出回路部は、所定の一方
の前記シリアルデータ信号である第1シリアルデータ信
号に対してオフセットを設け、他方の前記シリアルデー
タ信号である第2シリアルデータ信号の電圧と該オフセ
ットを設けた第1シリアルデータ信号の電圧との電圧差
に応じた2値の信号を出力する、差動増幅回路を有する
第1レシーバと、前記第2シリアルデータ信号に対して
オフセットを設け、前記第1シリアルデータ信号の電圧
と該オフセットを設けた第2シリアルデータ信号の電圧
との電圧差に応じた2値の信号を出力する、差動増幅回
路を有する第2レシーバと、前記第1レシーバ及び第2
レシーバの出力信号を合成し積分して出力する積分回路
と、該積分回路の出力信号を2値の信号に変換して出力
し、出力信号がシリアルデータ信号を検出したか否かを
示す信号をなすシュミット回路とを備えるようにしても
よい。
【0021】また、前記レシーバは、対応する入力端に
前記各シリアルデータ信号が入力される差動増幅回路
と、前記オフセット制御回路部からの制御信号に応じ
て、該差動増幅回路の差動対をなす一方のトランジスタ
から出力される電流にオフセット電流を加えるオフセッ
ト回路とを備え、前記差動増幅回路部は、前記レシーバ
の差動増幅回路と同じ回路構成で同じ特性を有する差動
増幅回路、及び前記レシーバのオフセット回路と同じ回
路構成で同じ特性を有するオフセット回路を備えるよう
にした。
【0022】一方、前記第1レシーバ及び第2レシーバ
は、対応する入力端に前記各シリアルデータ信号が入力
される差動増幅回路と、前記オフセット制御回路部から
の制御信号に応じて、該差動増幅回路の差動対をなす一
方のトランジスタから出力される電流にオフセット電流
を加えるオフセット回路とをそれぞれ備え、第1レシー
バ、第2レシーバ及び前記差動増幅回路部は、同じ回路
構成で同じ特性を有する差動増幅回路と、同じ回路構成
で同じ特性を有するオフセット回路とをそれぞれ備える
ようにした。
【0023】また、この発明に係る受信データ信号処理
装置は、シリアル伝送線路から入力される相反する信号
レベルを有する1対のシリアルデータ信号を2値の信号
に変換して出力するレシーバ回路と、該レシーバ回路か
ら出力されるディジタル信号に対して所定の処理を行っ
て出力するディジタル信号処理回路と、前記1対のシリ
アルデータ信号が入力されたか否かの検出を行い、該シ
リアルデータ信号の入力が検出されると前記レシーバ回
路を作動させるシリアルデータ検出回路とを備える、U
SB等を使用した高速シリアル通信システムにおける受
信データ信号処理装置において、前記シリアルデータ検
出回路は、所定の一方の前記シリアルデータ信号に対し
てオフセットを設け、他方の前記シリアルデータ信号の
電圧が該オフセットを設けたシリアルデータ信号の電圧
よりも大きくなると、シリアルデータ信号を検出したこ
とを示す所定の信号を出力する、差動増幅回路を有する
信号検出回路部と、異なる所定の各定電圧を差動増幅し
て出力する、一方の入力電圧に対してオフセットを設け
る差動増幅回路部と、該差動増幅回路部の各出力信号の
電圧が同じになるように、該差動増幅回路部のオフセッ
トを制御すると共に前記信号検出回路部における差動増
幅回路のオフセットを制御するオフセット制御回路部と
を備えるものである。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す実施の形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。 第1の実施の形態.図1は、本発明の第1の実施の形態
におけるシリアルデータ検出回路の例を示した回路図で
ある。なお、図1では、USB2.0規格に準拠する受
信データ信号処理装置に使用した場合を例にして示して
いる。図1において、受信データ信号処理装置1は、シ
リアル伝送線路DP,DMから伝送された相反する信号
レベルを有する1対のシリアルデータ信号を内部でディ
ジタル信号に変換する、通常の信号処理を行うノーマル
レシーバ2と、該ノーマルレシーバ2から出力された信
号に対して所定の処理を行って出力するディジタル信号
処理回路3と、シリアル伝送線路DP,DMからシリア
ルデータ信号が入力されたか否かの検出を行うシリアル
データ検出回路4とで構成されている。
【0025】シリアルデータ検出回路4は、シリアル伝
送線路DP,DMからシリアルデータ信号が入力された
ことを検出すると、レシーバイネーブル信号REをハイ
レベルに立ち上げてノーマルレシーバ2を作動させる。
また、シリアルデータ検出回路4は、シリアルデータ信
号が入力されたことを検出していない場合は、レシーバ
イネーブル信号REをローレベルにしてノーマルレシー
バ2の動作を停止させる。
【0026】シリアルデータ検出回路4は、シリアル伝
送線路DP,DMが対応する入力端に接続されて1対の
シリアルデータ信号が入力される差動増幅回路で構成さ
れたレシーバ11と、該レシーバ11の出力信号がクロ
ック信号入力端に入力されたDフリップフロップ12と
を備えている。レシーバ11は、しきい値に所定のオフ
セットを有している。Dフリップフロップ12の出力端
Qからノーマルレシーバ2の動作制御を行うためのレシ
ーバイネーブル信号REが出力され、Dフリップフロッ
プ12のD入力端には電源電圧VDDが印加されてい
る。
【0027】また、シリアルデータ検出回路4は、レシ
ーバ11の出力信号を積分する積分回路13と、該積分
回路13から出力された信号の波形整形を行って出力す
るシュミット回路14と、シュミット回路14から入力
される信号に応じてパルスを生成しDフリップフロップ
12のリセット信号入力端Rに出力するパルス発生回路
15とを備えている。
【0028】更に、シリアルデータ検出回路4は、所定
の基準電圧Vrを生成して出力する基準電圧発生回路1
6と、反転入力端に入力された信号に対してオフセット
を設けた差動増幅器をなすリファレンスレシーバ17
と、該リファレンスレシーバ17からの出力電圧Vo1
及びVo2の電圧比較を行い、該比較結果に応じた電圧
をレシーバ11とリファレンスレシーバ17にそれぞれ
出力するオペアンプ18とを備えている。なお、パルス
発生回路15はリセット信号発生回路をなし、基準電圧
発生回路16及びリファレンスレシーバ17は差動増幅
回路部をなし、オペアンプ18はオフセット制御回路部
をなす。
【0029】レシーバ11において、非反転入力端には
シリアル伝送線路DPが、反転入力端にはシリアル伝送
線路DMがそれぞれ接続され、出力端はDフリップフロ
ップ12と積分回路13にそれぞれ接続されている。リ
ファレンスレシーバ17において、反転入力端には基準
電圧Vrが入力され、非反転入力端には接地電圧が入力
されている。リファレンスレシーバ17の出力電圧Vo
1は、オペアンプ18の反転入力端に入力され、リファ
レンスレシーバ17の出力電圧Vo2は、オペアンプ1
8の非反転入力端に入力される。オペアンプ18の出力
信号は、オフセットを制御する制御信号Scとしてレシ
ーバ11とリファレンスレシーバ17にそれぞれ出力さ
れる。
【0030】ここで、図2は、レシーバ11の内部回路
例を示した図である。図2において、レシーバ11は、
差動増幅回路部21と、出力回路部22と、オフセット
回路部23とで構成されている。差動増幅回路部21
は、PMOSトランジスタ31〜33とNMOSトラン
ジスタ34,35で構成されており、電源電圧VDDと
接地電圧との間にPMOSトランジスタ31,32及び
NMOSトランジスタ34が直列に接続されている。
【0031】また、PMOSトランジスタ33とNMO
Sトランジスタ35の直列回路が、PMOSトランジス
タ32とNMOSトランジスタ34の直列回路と並列に
接続されている。NMOSトランジスタ34及び35
は、それぞれゲートとドレインが接続されてダイオード
をなしている。PMOSトランジスタ31のゲートには
所定の定電圧が印加されてバイアスされており、PMO
Sトランジスタ31は定電流源をなしている。PMOS
トランジスタ32のゲートは、非反転入力端をなしてシ
リアル伝送線路DPが接続され、PMOSトランジスタ
33のゲートは、反転入力端をなしてシリアル伝送線路
DMが接続されている。
【0032】出力回路部22は、PMOSトランジスタ
37,38及びNMOSトランジスタ39,40で構成
されており、PMOSトランジスタ37及び38はカレ
ントミラー回路を形成している。また、NMOSトラン
ジスタ39はNMOSトランジスタ34と、NMOSト
ランジスタ40はNMOSトランジスタ35とそれぞれ
カレントミラー回路を形成している。電源電圧VDDと
接地電圧との間には、PMOSトランジスタ37とNM
OSトランジスタ39の直列回路と、PMOSトランジ
スタ38とNMOSトランジスタ40の直列回路がそれ
ぞれ並列に接続されている。PMOSトランジスタ37
とNMOSトランジスタ39の接続部がレシーバ11の
出力端をなし、出力信号OUT1が出力される。
【0033】PMOSトランジスタ37及び38の各ゲ
ートは接続されてPMOSトランジスタ38のドレイン
に接続されている。NMOSトランジスタ39のゲート
はNMOSトランジスタ34のゲートに接続され、該接
続部がNMOSトランジスタ34のドレインに接続され
ている。同様に、NMOSトランジスタ40のゲートは
NMOSトランジスタ35のゲートに接続され、該接続
部がNMOSトランジスタ35のドレインに接続されて
いる。
【0034】次に、オフセット回路部23は、PMOS
トランジスタ41及び42で構成されており、電源電圧
VDDと、NMOSトランジスタ35のドレインとの間
に、PMOSトランジスタ41と42の直列回路が接続
されている。PMOSトランジスタ41のゲートは接地
電圧に接続され、PMOSトランジスタ42のゲートに
は、オペアンプ18からの制御信号Scが入力されてい
る。
【0035】このようなレシーバ11の構成において、
NMOSトランジスタ34のドレイン電流をi1とし、
NMOSトランジスタ35のドレイン電流をi2とす
る。更に、オフセット回路部23からNMOSトランジ
スタ35のドレインに流れる電流をi3とし、PMOS
トランジスタ33のドレイン電流をi4とする。電流i
2は電流i3と電流i4との和であり、電流i3は、レ
シーバ11のしきい値にオフセットを設けるためのもの
である。
【0036】電流i1は、シリアル伝送線路DPからの
入力電圧の電圧値で決まり、電流i4は、シリアル伝送
線路DMからの入力電圧の電圧値で決まる。電流i3の
電流値に比例して、レシーバ11のしきい値のオフセッ
トが大きくなり、該オフセット値は、オペアンプ18か
ら入力される制御信号Scの電圧で調整することができ
る。すなわち、オペアンプ18からの入力電圧が小さく
なるほど電流i3は大きくなってオフセットが大きくな
り、オペアンプ18からの入力電圧が大きくなるほど電
流i3は小さくなってオフセットが小さくなる。このよ
うに、オペアンプ18の出力信号Scに応じて、レシー
バ11のオフセットを調整することができる。
【0037】一方、図3は、リファレンスレシーバ17
の内部回路例を示した図である。なお、図3では、図2
と同じものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略
する。図3において、リファレンスレシーバ17は、差
動増幅回路部21と、オフセット回路部23とで構成さ
れている。差動増幅回路部21において、PMOSトラ
ンジスタ32のゲートには接地電圧が入力され、PMO
Sトランジスタ33のゲートには基準電圧Vrが入力さ
れている。PMOSトランジスタ32とNMOSトラン
ジスタ34の接続部からは出力電圧Vo1が出力され、
PMOSトランジスタ33とNMOSトランジスタ35
の接続部からは出力電圧Vo2が出力される。
【0038】このように、リファレンスレシーバ17か
ら出力された差動出力はオペアンプ18の対応する入力
端にそれぞれ入力され、リファレンスレシーバ17は、
オペアンプ18からの比較結果を示す電圧がフィードバ
ックされてオフセットの調整が行われる。オペアンプ1
8は、リファレンスレシーバ17の出力電圧Vo1及び
Vo2が同じになるようにリファレンスレシーバ17の
オフセットを調整する。このため、レシーバ11及びリ
ファレンスレシーバ17は、基準電圧Vrに応じたしき
い値となり、プロセス、温度、電源電圧等が変化しても
レシーバ11及びリファレンスレシーバ17のしきい値
は一定になる。
【0039】一方、USB2.0規格で規定されたシリ
アルデータ信号の振幅は400mVであり、USB1.
1規格で規定された3.3Vからかなり小さい値になっ
ている。このようにシリアルデータ信号の振幅が小さく
なってデータ受信を判定することが難しくなった場合に
おいても、図1〜図3で示したシリアルデータ検出回路
4は、シリアル伝送線路DP,DMからのシリアルデー
タ信号の受信判定を正確に行うことができる。また、シ
リアルデータ検出回路4は、従来のようにオフセットの
ばらつきを抑制するために入力トランジスタのゲート面
積を大きくする必要がなく、高速動作を行うことができ
る。
【0040】次に、図4は、図1〜図3で示したシリア
ルデータ検出回路4の各部の波形例を示したタイミング
チャートであり、図4を用いてシリアルデータ検出回路
4におけるレシーバイネーブル信号REの生成動作例に
ついて説明する。なお、VPは図2のPMOSトランジ
スタ32とNMOSトランジスタ34との接続部の電圧
を示し、VMは図2のPMOSトランジスタ33とNM
OSトランジスタ35との接続部の電圧を示している。
また、V1は差動出力のオフセット電圧を示しており、
該オフセット電圧V1は基準電圧Vrに比例した電圧に
なる。
【0041】レシーバ11の出力信号OUT1がDフリ
ップフロップ12のクロック信号となり、Dフリップフ
ロップ12は、D入力端に電源電圧VDDが印加されて
いることから該クロック信号が立ち上がると出力端Qか
らハイレベルのレシーバイネーブル信号REが出力さ
れ、ノーマルレシーバ2を作動させる。レシーバ11か
ら出力された信号OUT1は、同時に積分回路13にも
入力され、積分回路13で積分されてシュミット回路1
4に出力される。
【0042】シュミット回路14は、入力された信号を
2値の信号に波形整形した信号S1をパルス発生回路1
5に出力する。シリアル伝送線路DP,DMからシリア
ルデータが入力されている間は、レシーバ11からパル
ス信号が出力され、この間はパルス発生回路15の出力
端からはローレベルの信号が出力される。シリアル伝送
線路DP,DMからシリアルデータが入力されなくなる
と、レシーバ11の出力信号OUT1はローレベルとな
りパルス発生回路15の出力端からはハイレベルのパル
ス信号Srが出力される。
【0043】パルス発生回路15は、入力された信号S
1がハイレベルからローレベルに立ち下がると、所定の
ワンショットパルスを信号SrとしてDフリップフロッ
プ12のリセット信号入力端Rに出力する。Dフリップ
フロップ12は、リセット信号入力端Rにハイレベルの
パルスが入力されると、該パルスの立ち下がりと同時に
出力端Qからのレシーバイネーブル信号REをハイレベ
ルからローレベルに立ち下げ、ノーマルレシーバ2の動
作を停止させる。
【0044】このように、本第1の実施の形態における
シリアルデータ検出回路は、オペアンプ18を用いて、
異なる所定の定電圧が入力されたリファレンスレシーバ
17の1対の出力電圧Vo1及びVo2が、同じ電圧に
なるように該リファレンスレシーバ17の差動増幅回路
部21に対するオフセット調整をオフセット回路部23
に行わせると共に、該リファレンスレシーバ17に対し
て行わせるオフセット調整と同じオフセット調整をレシ
ーバ11に対しても行わせ、レシーバ11のオフセット
が一定になるようにした。このようにすることにより、
USB規格等に規定されたシリアルデータ検出用のレシ
ーバにおけるオフセットのばらつきを低減させることが
でき、USB2.0規格等のような振幅が小さいシリア
ルデータ信号の検出を正確かつ高速に行うことができ
る。
【0045】第2の実施の形態.USB規格において
は、シリアル伝送線路からの1対のシリアルデータ信号
が所定のビット長以上ハイレベル又はローレベルである
状態を禁止している。しかし、前記第1の実施の形態で
は、このような状態が発生するとシリアルデータ信号が
検出できなかったとしてノーマルレシーバ2の動作を停
止させるため、前記のような異常状態の発生を検出する
ことができない。そこで、シリアル伝送線路からの1対
のシリアルデータ信号が所定のビット長以上ハイレベル
又はローレベルである状態が発生してもノーマルレシー
バ2の動作を停止させないようにしたものを本発明の第
2の実施の形態とする。
【0046】図5は、本発明の第2の実施の形態におけ
るシリアルデータ検出回路の例を示した回路図である。
なお、図5では、図1と同じものは同じ符号で示してお
り、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点
のみ説明する。また、図5においても、USB2.0規
格に準拠する受信データ信号処理装置に使用した場合を
例にして示している。図5における図1との相違点は、
レシーバ51及びOR回路52を追加したことと、レシ
ーバ51の追加に伴って図1の積分回路13の回路構成
を変えて積分回路53にしたことにあり、これらのこと
から図1のシリアルデータ検出回路4をシリアルデータ
検出回路4aに、図1の受信データ信号処理装置1を受
信データ信号処理装置1aにしたことにある。
【0047】図5において、受信データ信号処理装置1
aは、ノーマルレシーバ2と、ディジタル信号処理回路
3と、シリアル伝送線路DP,DMからシリアルデータ
信号が入力されたか否かの検出を行うシリアルデータ検
出回路4aとで構成されている。シリアルデータ検出回
路4aは、シリアル伝送線路DP,DMからシリアルデ
ータ信号が入力されたことを検出すると、レシーバイネ
ーブル信号REをハイレベルに立ち上げてノーマルレシ
ーバ2を作動させる。また、シリアルデータ検出回路4
aは、シリアルデータ信号が入力されたことを検出して
いない場合は、レシーバイネーブル信号REをローレベ
ルにしてノーマルレシーバ2の動作を停止させる。
【0048】シリアルデータ検出回路4aは、レシーバ
11と、シリアル伝送線路DP,DMが対応する入力端
に接続され、1対のシリアルデータ信号が入力される差
動増幅回路で構成されたレシーバ51と、該レシーバ1
1及び51の各出力信号OUT1,OUT2に対してO
R演算を行うOR回路52と、該OR回路52の出力信
号がクロック信号入力端に入力されたDフリップフロッ
プ12とを備えている。
【0049】なお、この場合、レシーバ11は第1レシ
ーバを、レシーバ51は第2レシーバをそれぞれなす。
レシーバ51は、レシーバ11と同様、しきい値に所定
のオフセットを有している。また、シリアルデータ検出
回路4aは、レシーバ11及び51の各出力信号を合成
して積分する積分回路53と、該積分回路53から出力
された信号の波形整形を行って出力するシュミット回路
14と、パルス発生回路15と、基準電圧発生回路16
と、リファレンスレシーバ17と、オペアンプ18とを
備えている。
【0050】レシーバ11の出力端は、OR回路52の
一方の入力端と積分回路53にそれぞれ接続されてい
る。また、レシーバ51において、非反転入力端にはシ
リアル伝送線路DMが、反転入力端にはシリアル伝送線
路DPがそれぞれ接続され、出力端はOR回路52の他
方の入力端と積分回路53にそれぞれ接続されている。
一方、オペアンプ18の出力信号は、オフセットを制御
する制御信号Scとして、レシーバ11,51及びリフ
ァレンスレシーバ17にそれぞれ出力される。なお、レ
シーバ51の内部回路例は、図2のレシーバ11と同じ
であることからその説明を省略する。ただし、レシーバ
51の場合、図2のPMOSトランジスタ32のゲート
にシリアル伝送線路DMが接続され、図2のPMOSト
ランジスタ33のゲートにシリアル伝送線路DPが接続
されている。
【0051】次に、図6は、図5で示したシリアルデー
タ検出回路4aの各部の波形例を示したタイミングチャ
ートであり、図6を用いてシリアルデータ検出回路4a
におけるレシーバイネーブル信号REの生成動作例につ
いて説明する。なお、図6では、レシーバ11及び51
の差動出力の各オフセット電圧は、それぞれV1とな
る。レシーバ11及び51の各出力信号OUT1,OU
T2がOR回路52でOR演算されて得られた信号がD
フリップフロップ12のクロック信号となる。また、レ
シーバ11及び51から出力された各信号OUT1,O
UT2は、同時に積分回路53にも入力され、積分回路
53で合成し積分されてシュミット回路14に出力され
る。
【0052】ここで、図7は、図5で示した積分回路5
3の内部回路例を示した図であり、図7において、積分
回路53は、PMOSトランジスタ61、NMOSトラ
ンジスタ62,63及びローパスフィルタ64で構成さ
れている。電源電圧VDDと接地電圧との間には、PM
OSトランジスタ61とNMOSトランジスタ62が直
列に接続されている。更に、NMOSトランジスタ62
と並列にNMOSトランジスタ63が接続され、PMO
Sトランジスタ61のゲートは接地電圧に接続されてい
る。NMOSトランジスタ62のゲートにレシーバ11
からの出力信号OUT1が入力され、NMOSトランジ
スタ63のゲートにレシーバ51からの出力信号OUT
2が入力されている。PMOSトランジスタ61、NM
OSトランジスタ62及び63の接続部がローパスフィ
ルタ64の入力端に接続されている。
【0053】ここで、NMOSトランジスタ62及び6
3の各電流駆動能力は、PMOSトランジスタ61より
もそれぞれ大きくし、PMOSトランジスタ61のオン
抵抗に対してNMOSトランジスタ62及び63の各オ
ン抵抗は十分に小さいものとする。このようにすること
により、NMOSトランジスタ62及び63の各ゲート
に入力されたそれぞれの信号OUT1,OUT2は、信
号レベルが反転されてローパスフィルタ64に入力さ
れ、ローパスフィルタ64で積分されてシュミット回路
14に出力される。
【0054】シュミット回路14は、入力された信号を
2値の信号に波形整形し信号レベルを反転させてパルス
発生回路15に出力することから、図5の場合、シュミ
ット回路14はインバータ回路をなしている。なお、図
1で示した積分回路13は、図7のNMOSトランジス
タ63をなくした構成にしてもよく、このようにした場
合、図1のシュミット回路14においてもインバータ回
路をなすようにすればよい。
【0055】シリアル伝送線路DP,DMからシリアル
データ信号が入力されている間は、レシーバ11及び5
1からそれぞれパルス信号が出力され、この間はパルス
発生回路15の出力端からはローレベルの信号Srが出
力される。シリアル伝送線路DP,DMからシリアルデ
ータ信号が入力されなくなると、レシーバ11及び51
の各出力信号OUT1,OUT2はそれぞれローレベル
となりパルス発生回路15の出力端からはハイレベルの
パルス信号Srが出力される。
【0056】また、例えば、シリアル伝送線路DPから
規格で定められた以上の長さのローレベルの信号が入力
されると、シリアル伝送線路DMから該ローレベルの長
さと同じ長さのハイレベルの信号が入力される。この
間、レシーバ11の出力端からはローレベルの信号OU
T1が出力されるのに対して、レシーバ51の出力端か
らはハイレベルの信号OUT2が出力されるため、シュ
ミット回路14の出力信号S1はハイレベルを維持し、
パルス発生回路15からパルス信号が出力されることは
なく、Dフリップフロップ12からはハイレベルのレシ
ーバイネーブル信号REが出力される。
【0057】なお、シリアル伝送線路DMから規格で定
められた以上の長さのローレベルの信号が入力される場
合も同様である。このようにして、シリアル伝送線路D
P,DMから規格で定められた以上の時間、信号レベル
が反転しない場合が生じても、シリアルデータ検出回路
4aによってノーマルレシーバ2の動作を停止させるこ
とをなくすことができる。
【0058】このように、本第2の実施の形態における
シリアルデータ検出回路は、シリアル伝送線路DPをレ
シーバ11の非反転入力端とレシーバ51の反転入力端
にそれぞれ接続すると共にシリアル伝送線路DMをレシ
ーバ11の反転入力端とレシーバ51の非反転入力端に
それぞれ接続し、オペアンプ18を用いて、異なる所定
の定電圧が入力されたリファレンスレシーバ17の1対
の出力電圧Vo1及びVo2が、同じ電圧になるように
該リファレンスレシーバ17の差動増幅回路部21に対
するオフセット調整をオフセット回路部23に行わせる
と共に、該リファレンスレシーバ17に対して行わせる
オフセット調整と同じオフセット調整をレシーバ11及
び51に対してもそれぞれ行わせ、レシーバ11及び5
1のオフセットがそれぞれ一定になるようにした。
【0059】このようにすることにより、前記第1の実
施の形態と同様の効果を得ることができると共に、シリ
アル伝送線路からの1対のシリアルデータが所定のビッ
ト長以上ハイレベル又はローレベルである異常状態が発
生してもノーマルレシーバを作動させることができ、後
段の回路に該異常状態のデータを出力することができる
ため、該後段の回路によって該異常状態に対する処理を
行うことができる。
【0060】なお、前記第1及び第2の各実施の形態で
は、Dフリップフロップ12は1段である場合を例にし
て説明したが、該Dフリップフロップ12の後段に少な
くとも1つのDフリップフロップを直列に接続して、直
列入力・直列出力型のシフトレジスタを形成するように
してもよい。例えば3つのDフリップフロップ12,1
2a,12bを使用して該シフトレジスタを形成する場
合、Dフリップフロップ12の出力端QをDフリップフ
ロップ12aのクロック信号入力端に接続し、Dフリッ
プフロップ12aの出力端QをDフリップフロップ12
bのクロック信号入力端に接続する。
【0061】Dフリップフロップ12bの出力端Qから
出力される信号がレシーバイネーブル信号REとしてノ
ーマルレシーバ2に出力される。また、Dフリップフロ
ップ12,12a,12bにおいて、各D入力端にはそ
れぞれ電源電圧VDDが印加され、各リセット信号入力
端Rにはそれぞれパルス発生回路15からの信号Srが
それぞれ入力されている。このようにすることにより、
シリアルデータ信号の検出に要する時間が長くなるが、
ノイズ等の要因でレシーバが反応した時にレシーバイネ
ーブル信号REを誤って出力することが発生しにくくな
る。また、Dフリップフロップの段数は、受信データ信
号処理装置を使用するシステムに応じた数にすればよ
い。
【0062】また、前記第1及び第2の実施の形態で
は、Dフリップフロップ12を使用したが、該Dフリッ
プフロップを使用せずにシュミット回路14の出力信号
S1をレシーバイネーブル信号REにすることもでき
る。このようにした場合、図1は図8のように、図5は
図9のようにそれぞれなり、シリアルデータ信号の検出
に要する時間が長くなり、プロセス等の変動でも該時間
が変わるが、回路規模を小さくすることができる。
【0063】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
のシリアルデータ検出回路によれば、差動増幅回路部と
オフセット制御回路部のフィードバック信号を用いて、
信号検出回路部のオフセット値を決めている。このこと
から、プロセス、温度等が変動した場合においても、該
オフセット値の変動を低減させることができ、USB規
格等に準拠した安定したシステムを提供することができ
ると共に、シリアルデータを受信した時にシリアルデー
タ信号を検出したことを示す信号を高速に生成すること
ができる。
【0064】具体的には、信号検出回路部に、レシーバ
の出力信号を保持して出力し、出力信号がシリアルデー
タ信号を検出したか否かを示す信号をなすフリップフロ
ップを使用することにより、シリアルデータ信号の検出
を正確に行うことができると共に該検出に要する時間を
短くすることができる。
【0065】また、信号検出回路部に、レシーバの出力
信号が入力され、出力信号がシリアルデータ信号を検出
したか否かを示す信号をなす直列入力・直列出力型のシ
フトレジスタを使用することによって、ノイズ等の混入
に起因するシリアルデータ信号の誤検出を防止すること
ができる。
【0066】また、具体的には、信号検出回路部に、第
1レシーバ及び第2レシーバの各出力信号のOR演算が
行われた結果を示す信号を保持して出力し、出力信号が
シリアルデータ信号を検出したか否かを示す信号をなす
フリップフロップを使用するようにした。このことか
ら、シリアルデータ信号の検出を正確に行うことができ
ると共に該検出に要する時間を短くすることができ、1
対のシリアルデータ信号の信号レベルが所定レベルで一
定になる時間が所定値を超える異常状態が発生しても後
段の回路に該異常状態のデータを出力することができる
ため、該後段の回路によって該異常状態に対する処理を
行わせることができる。
【0067】また、信号検出回路部に、第1レシーバ及
び第2レシーバの各出力信号のOR演算が行われた結果
を示す信号を順次保持して出力し、出力信号がシリアル
データ信号を検出したか否かを示す信号をなす直列入力
・直列出力型のシフトレジスタを使用するようにした。
このことから、シリアルデータ信号の検出を正確に行う
ことができ、1対のシリアルデータ信号の信号レベルが
所定レベルで一定になる時間が所定値を超える異常状態
が発生しても後段の回路に該異常状態のデータを出力す
ることができるため、該後段の回路によって該異常状態
に対する処理を行わせることができる。更に、ノイズ等
の混入に起因するシリアルデータ信号の誤検出を防止す
ることができる。
【0068】一方、信号検出回路部において、レシーバ
の出力信号を積分し該積分して得られた信号を2値の信
号に変換してシリアルデータ信号を検出したか否かを示
す信号を生成するようにした。このことから、回路規模
の増大を小さくして回路のレイアウト面積の増加を小さ
くすることができる。
【0069】また、信号検出回路部において、第1レシ
ーバ及び第2レシーバの各出力信号を合成して積分し該
積分して得られた信号を2値の信号に変換してシリアル
データ信号を検出したか否かを示す信号を生成するよう
にした。このことから、回路規模の増大を小さくして回
路のレイアウト面積の増加を小さくすることができる。
【0070】また、前記差動増幅回路部及びレシーバ
は、同じ回路構成で同じ特性を有する差動増幅回路、及
び同じ回路構成で同じ特性を有するオフセット回路をそ
れぞれ備えるようにした。このことから、プロセス、温
度等が変動した場合においても、レシーバのオフセット
値の変動を更に低減させることができる。
【0071】一方、前記差動増幅回路部、第1レシーバ
及び第2レシーバは、同じ回路構成で同じ特性を有する
差動増幅回路、及び同じ回路構成で同じ特性を有するオ
フセット回路をそれぞれ備えるようにした。このことか
ら、プロセス、温度等が変動した場合においても、各レ
シーバのオフセット値の変動を更に低減させることがで
きる。
【0072】また、本発明の受信データ信号処理装置
は、シリアルデータ検出回路において、差動増幅回路部
とオフセット制御回路部のフィードバック信号を用い
て、信号検出回路部のオフセット値を決めている。この
ことから、プロセス、温度等が変動した場合において
も、該オフセット値の変動を低減させることができ、U
SB規格等に準拠する安定したシステムを提供すること
ができると共に、シリアルデータを受信した時にシリア
ルデータ信号を検出したことを示す信号を高速に生成す
ることができるため、シリアルデータ信号の受信を正確
に検出することができ、受信した信号に対する正確な信
号処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態におけるシリアル
データ検出回路の例を示した回路図である。
【図2】 図1におけるレシーバ11の内部回路例を示
した図である。
【図3】 図1におけるリファレンスレシーバ17の内
部回路例を示した図である。
【図4】 図1〜図3で示したシリアルデータ検出回路
4の各部の波形例を示したタイミングチャートである。
【図5】 本発明の第2の実施の形態におけるシリアル
データ検出回路の例を示した回路図である。
【図6】 図5で示したシリアルデータ検出回路4aの
各部の波形例を示したタイミングチャートである。
【図7】 図5で示した積分回路53の内部回路例を示
した図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態におけるシリアル
データ検出回路の他の例を示した回路図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態におけるシリアル
データ検出回路の他の例を示した回路図である。
【図10】 従来の受信データ信号処理装置の例を示し
たブロック図である。
【図11】 図10の各部の信号例を示したタイミング
チャートである。
【図12】 図10における信号検出用レシーバ103
の回路例を示した図である。
【図13】 図10における信号検出用レシーバ103
の他の回路例を示した図である。
【符号の説明】
1,1a 受信データ信号処理装置 2 ノーマルレシーバ 3 ディジタル信号処理回路 4,4a シリアルデータ検出回路 11,51 レシーバ 12 Dフリップフロップ 13,53 積分回路 14 シュミット回路 15 パルス発生回路 16 基準電圧発生回路 17 リファレンスレシーバ 18 オペアンプ 21 差動増幅回路部 22 出力回路部 23 オフセット回路部 52 OR回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相反する信号レベルを有する1対のシリ
    アルデータ信号が入力されたか否かの検出を行うシリア
    ルデータ検出回路において、 所定の一方の前記シリアルデータ信号に対してオフセッ
    トを設け、他方の前記シリアルデータ信号の電圧が該オ
    フセットを設けたシリアルデータ信号の電圧よりも大き
    くなると、シリアルデータ信号を検出したことを示す所
    定の信号を出力する、差動増幅回路を有する信号検出回
    路部と、 異なる所定の各定電圧を差動増幅して出力する、一方の
    入力電圧に対してオフセットを設ける差動増幅回路部
    と、 該差動増幅回路部の各出力信号の電圧が同じになるよう
    に、該差動増幅回路部のオフセットを制御すると共に前
    記信号検出回路部における差動増幅回路のオフセットを
    制御するオフセット制御回路部と、を備えることを特徴
    とするシリアルデータ検出回路。
  2. 【請求項2】 前記信号検出回路部は、 所定の一方の前記シリアルデータ信号に対してオフセッ
    トを設け、他方の前記シリアルデータ信号の電圧と該オ
    フセットを設けたシリアルデータ信号の電圧との電圧差
    に応じた2値の信号を出力する、差動増幅回路を有する
    1つのレシーバと、 該レシーバの出力信号を保持して出力し、出力信号がシ
    リアルデータ信号を検出したか否かを示す信号をなすフ
    リップフロップと、 前記レシーバの出力信号が所定時間以上一定になると、
    該フリップフロップを初期値にリセットするリセット回
    路と、を備えることを特徴とする請求項1記載のシリア
    ルデータ検出回路。
  3. 【請求項3】 前記信号検出回路部は、 所定の一方の前記シリアルデータ信号に対してオフセッ
    トを設け、他方の前記シリアルデータ信号の電圧と該オ
    フセットを設けたシリアルデータ信号の電圧との電圧差
    に応じた2値の信号を出力する、差動増幅回路を有する
    1つのレシーバと、 該レシーバの出力信号が入力され、出力信号がシリアル
    データ信号を検出したか否かを示す信号をなす直列入力
    ・直列出力型のシフトレジスタと、 前記レシーバの出力信号が所定時間以上一定になると、
    該シフトレジスタに格納されたデータを初期値にリセッ
    トするリセット回路と、を備えることを特徴とする請求
    項1記載のシリアルデータ検出回路。
  4. 【請求項4】 前記信号検出回路部は、 所定の一方の前記シリアルデータ信号である第1シリア
    ルデータ信号に対してオフセットを設け、他方の前記シ
    リアルデータ信号である第2シリアルデータ信号の電圧
    と該オフセットを設けた第1シリアルデータ信号の電圧
    との電圧差に応じた2値の信号を出力する、差動増幅回
    路を有する第1レシーバと、 前記第2シリアルデータ信号に対してオフセットを設
    け、前記第1シリアルデータ信号の電圧と該オフセット
    を設けた第2シリアルデータ信号の電圧との電圧差に応
    じた2値の信号を出力する、差動増幅回路を有する第2
    レシーバと、 前記第1レシーバ及び第2レシーバの各出力信号が対応
    する入力端に入力されるOR回路と、 該OR回路の出力信号を保持して出力し、出力信号がシ
    リアルデータ信号を検出したか否かを示す信号をなすフ
    リップフロップと、 前記OR回路の出力信号が所定時間以上一定になると、
    該フリップフロップを初期値にリセットするリセット回
    路と、を備えることを特徴とする請求項1記載のシリア
    ルデータ検出回路。
  5. 【請求項5】 前記信号検出回路部は、 所定の一方の前記シリアルデータ信号である第1シリア
    ルデータ信号に対してオフセットを設け、他方の前記シ
    リアルデータ信号である第2シリアルデータ信号の電圧
    と該オフセットを設けた第1シリアルデータ信号の電圧
    との電圧差に応じた2値の信号を出力する、差動増幅回
    路を有する第1レシーバと、 前記第2シリアルデータ信号に対してオフセットを設
    け、前記第1シリアルデータ信号の電圧と該オフセット
    を設けた第2シリアルデータ信号の電圧との電圧差に応
    じた2値の信号を出力する、差動増幅回路を有する第2
    レシーバと、 前記第1レシーバ及び第2レシーバの各出力信号が対応
    する入力端に入力されるOR回路と、 該OR回路の出力信号が入力され、出力信号がシリアル
    データ信号を検出したか否かを示す信号をなす直列入力
    ・直列出力型のシフトレジスタと、 前記OR回路の出力信号が所定時間以上一定になると、
    該シフトレジスタに格納されたデータを初期値にリセッ
    トするリセット回路と、を備えることを特徴とする請求
    項1記載のシリアルデータ検出回路。
  6. 【請求項6】 前記リセット回路は、 前記レシーバの出力信号を積分して出力する積分回路
    と、 該積分回路の出力信号を2値の信号に変換して出力する
    シュミット回路と、 該シュミット回路の出力信号における信号レベルの所定
    の変化に応じて前記フリップフロップに対するリセット
    信号を生成して出力するリセット信号発生回路と、を備
    えることを特徴とする請求項2又は4記載のシリアルデ
    ータ検出回路。
  7. 【請求項7】 前記リセット回路は、 前記第1レシーバ及び第2レシーバの出力信号を合成し
    積分して出力する積分回路と、 該積分回路の出力信号を2値の信号に変換して出力する
    シュミット回路と、 該シュミット回路の出力信号における信号レベルの所定
    の変化に応じて前記シフトレジスタに対するリセット信
    号を生成して出力するリセット信号発生回路と、を備え
    ることを特徴とする請求項3又は5記載のシリアルデー
    タ検出回路。
  8. 【請求項8】 前記信号検出回路部は、 所定の一方の前記シリアルデータ信号に対してオフセッ
    トを設け、他方の前記シリアルデータ信号の電圧と該オ
    フセットを設けたシリアルデータ信号の電圧との電圧差
    に応じた2値の信号を出力する、差動増幅回路を有する
    1つのレシーバと、 該レシーバの出力信号を積分して出力する積分回路と、
    該積分回路の出力信号を2値の信号に変換して出力し、
    出力信号がシリアルデータ信号を検出したか否かを示す
    信号をなすシュミット回路と、を備えることを特徴とす
    る請求項1記載のシリアルデータ検出回路。
  9. 【請求項9】 前記信号検出回路部は、 所定の一方の前記シリアルデータ信号である第1シリア
    ルデータ信号に対してオフセットを設け、他方の前記シ
    リアルデータ信号である第2シリアルデータ信号の電圧
    と該オフセットを設けた第1シリアルデータ信号の電圧
    との電圧差に応じた2値の信号を出力する、差動増幅回
    路を有する第1レシーバと、 前記第2シリアルデータ信号に対してオフセットを設
    け、前記第1シリアルデータ信号の電圧と該オフセット
    を設けた第2シリアルデータ信号の電圧との電圧差に応
    じた2値の信号を出力する、差動増幅回路を有する第2
    レシーバと、 前記第1レシーバ及び第2レシーバの出力信号を合成し
    積分して出力する積分回路と、 該積分回路の出力信号を2値の信号に変換して出力し、
    出力信号がシリアルデータ信号を検出したか否かを示す
    信号をなすシュミット回路と、を備えることを特徴とす
    る請求項1記載のシリアルデータ検出回路。
  10. 【請求項10】 前記レシーバは、対応する入力端に前
    記各シリアルデータ信号が入力される差動増幅回路と、
    前記オフセット制御回路部からの制御信号に応じて、該
    差動増幅回路の差動対をなす一方のトランジスタから出
    力される電流にオフセット電流を加えるオフセット回路
    とを備え、前記差動増幅回路部は、前記レシーバの差動
    増幅回路と同じ回路構成で同じ特性を有する差動増幅回
    路、及び前記レシーバのオフセット回路と同じ回路構成
    で同じ特性を有するオフセット回路を備えることを特徴
    する請求項2、4又は8記載のシリアルデータ検出回
    路。
  11. 【請求項11】 前記第1レシーバ及び第2レシーバ
    は、対応する入力端に前記各シリアルデータ信号が入力
    される差動増幅回路と、前記オフセット制御回路部から
    の制御信号に応じて、該差動増幅回路の差動対をなす一
    方のトランジスタから出力される電流にオフセット電流
    を加えるオフセット回路とをそれぞれ備え、第1レシー
    バ、第2レシーバ及び前記差動増幅回路部は、同じ回路
    構成で同じ特性を有する差動増幅回路と、同じ回路構成
    で同じ特性を有するオフセット回路とをそれぞれ備える
    ことを特徴する請求項3、5又は9記載のシリアルデー
    タ検出回路。
  12. 【請求項12】 シリアル伝送線路から入力される相反
    する信号レベルを有する1対のシリアルデータ信号を2
    値の信号に変換して出力するレシーバ回路と、該レシー
    バ回路から出力されるディジタル信号に対して所定の処
    理を行って出力するディジタル信号処理回路と、前記1
    対のシリアルデータ信号が入力されたか否かの検出を行
    い、該シリアルデータ信号の入力が検出されると前記レ
    シーバ回路を作動させるシリアルデータ検出回路とを備
    える、USB等を使用した高速シリアル通信システムに
    おける受信データ信号処理装置において、 前記シリアルデータ検出回路は、 所定の一方の前記シリアルデータ信号に対してオフセッ
    トを設け、他方の前記シリアルデータ信号の電圧が該オ
    フセットを設けたシリアルデータ信号の電圧よりも大き
    くなると、シリアルデータ信号を検出したことを示す所
    定の信号を出力する、差動増幅回路を有する信号検出回
    路部と、 異なる所定の各定電圧を差動増幅して出力する、一方の
    入力電圧に対してオフセットを設ける差動増幅回路部
    と、 該差動増幅回路部の各出力信号の電圧が同じになるよう
    に、該差動増幅回路部のオフセットを制御すると共に前
    記信号検出回路部における差動増幅回路のオフセットを
    制御するオフセット制御回路部と、を備えることを特徴
    とする受信データ信号処理装置。
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