JP5370030B2 - 検出回路 - Google Patents

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Description

本発明は、信号が入力されたか否かの入力検出、及び/又はケーブル等の伝送媒体が接続されているか否かの切断検出を行う検出回路に関する。
近年、製品のインタフェースが高速化され高速シリアル通信を使用したシステムの開発が進んでおり、例えばこのような高速シリアル通信としてUSBを使用したものがある。USBの規格としてはUSB1.1規格があったが、該規格よりも高速な480Mbpsの通信速度を得ることができるUSB2.0規格を使用したシステムの開発が進んでいる。このようなシステムでデータを受信する場合、伝送媒体の接続の有無及び受信データの有無を信号の振幅レベルの値で判定するようにしている。
図1は、USB2.0規格に準拠した切断検出回路の従来例を示す回路図である。図1に示す切断検出回路1は、シリアル伝送線路DP及びDMから伝送された、相反する信号レベルを有する1対のシリアルデータ信号を受信し、該シリアルデータ信号の振幅レベルによってケーブル等の伝送媒体が接続されているか否かの検出を行う切断検出用レシーバ2及び3を備えている。切断検出用レシーバ2及び3には、受信した差動信号の振幅レベルが所定の値よりも大きくなったときのみ動作するように閾値にオフセットが設けられている。更に、切断検出回路1は、切断検出用レシーバ2及び3の各出力信号OUT1及びOUT2を積分して出力する積分回路4と、積分回路4から出力された信号S1を波形整形して出力するシュミット回路5を備えている。
図2は、図1に示す各部の信号の例を示すタイミングチャートである。切断検出用レシーバ2及び3は、それぞれ閾値にオフセットが設けられたレシーバをなし、シリアル伝送線路DP及びDMから検出電圧レベルVHSDISCよりも大きい振幅レベルのシリアルデータ信号を受信すると、該受信したシリアルデータ信号に応じたパルス信号をそれぞれ生成して出力信号OUT1及びOUT2として出力する。一方、シリアル伝送線路DP及びDMから検出電圧レベルVHSDISCよりも小さい振幅レベルのシリアルデータ信号を受信しても、切断検出用レシーバ2及び3はそれぞれ反応せず、出力信号OUT1及びOUT2はそれぞれハイ(High)レベルのままである。
出力信号OUT1及びOUT2は、積分回路4で積分された後、シュミット回路5で波形整形されて2値の切断検出信号HSDISCONとして出力される。すなわち、切断検出回路1は、入力されたシリアルデータ信号の振幅レベルの違いによってケーブル等の伝送媒体が接続されているか否かの検出を行う。
図3は、図1に示す切断検出用レシーバの内部回路を例示する回路図である。図3の切断検出用レシーバ2では、Pチャネル型MOSトランジスタ(以下、PMOSトランジスタと呼ぶ)である入力トランジスタ9及び10は、同じサイズのPMOSトランジスタであって差動対をなしている。PMOSトランジスタ9とNチャネル型MOSトランジスタ(以下、NMOSトランジスタと呼ぶ)11との接続部に、定電流i1がPMOSトランジスタ13によって加えられて、閾値にオフセットが設けられている。なお、PMOSトランジスタ13のゲートにはオフセット制御信号offcntが入力されている。
図3の切断検出用レシーバ2において、PMOSトランジスタ9のゲートは、反転入力端をなしてシリアル伝送線路DMが接続され、PMOSトランジスタ10のゲートは、非反転入力端をなしてシリアル伝送線路DPが接続されている。PMOSトランジスタ10とNMOSトランジスタ12の接続部から出力信号V2が出力されNMOSトランジスタ18のゲートに入力される。PMOSトランジスタ9とNMOSトランジスタ11の接続部から出力信号V1が出力されNMOSトランジスタ15のゲートに入力される。PMOSトランジスタ16とNMOSトランジスタ15の接続部がPMOSトランジスタ17のゲートに入力される。PMOSトランジスタ17とNMOSトランジスタ18の接続部から出力信号が出力されインバータ19及び20を通して出力信号OUT1が出力される。図示していないが、切断検出用レシーバ3における切断検出用レシーバ2との相違点は、PMOSトランジスタ9のゲートにシリアル伝送線路DPが接続され、PMOSトランジスタ10のゲートにシリアル伝送線路DMが接続されていることのみであり、回路構成は切断検出用レシーバ2と同じである。
図4は、図1に示すリファレンスレシーバの内部回路を例示する図である。図4において、図3と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図4のリファレンスレシーバ7は、出力が1対の出力電圧Vo1とVo2であることと、PMOSトランジスタ9のゲートとPMOSトランジスタ10のゲートにそれぞれ異なる所定のオフセット電圧VrpとVrmが対応して入力されていること以外は図3の切断検出用レシーバ2と同じ回路構成をなしている。
オフセット電圧生成回路6から出力される、異なる所定のオフセット電圧Vrp及びVrmが入力されたリファレンスレシーバ7の1対の出力電圧Vo1及びVo2が同じ電圧になるように、オペアンプ8を用いてオフセット制御信号offcntを調整し、リファレンスレシーバ7の差動増幅回路部21に対するオフセット調整をオフセット制御回路部22に行わせると共に、リファレンスレシーバ7に対して行わせるオフセット調整と同じオフセット調整を切断検出用レシーバ2と3に対してもそれぞれ行わせて、切断検出用レシーバ2と3のオフセットが一定になるようにしている。
このように、従来ではオフセット用の電流量を、プロセス、温度等に応じてフィードバックして調整することにより、検出電圧レベルのばらつきを低減し精度の高い切断検出回路を得ている。
又、他の従来例としては、差動信号のシリアルデータの信号が入力される第1及び第2の各トランジスタからなる差動回路と、オフセット信号が入力される第3及び第4の各トランジスタからなる差動回路を設けると共に、第1のトランジスタのドレインと第3のトランジスタのドレインとの接続点の電圧と、第2のトランジスタのドレインと第4のトランジスタのドレインとの接続点の電圧とを比較するコンパレータが設けられ、該コンパレータは、シリアルデータ信号が与えられていないときには出力レベルが一定となり、シリアルデータ信号が与えられると、入力データに応じてレベルが変化するような出力が得られるシリアルデータ信号の検出回路が開示されている(例えば、特許文献1又は2参照)。
しかしながら、図4に示す構成ではオフセット電圧生成回路6から出力される、異なる所定のオフセット電圧VrpとVrmの差電圧(Vrp−Vrm)が大きく、リファレンスレシーバ7に設けられた閾値のオフセットが大きい場合に、入力トランジスタ9と10の各ゲート電圧の差が大きくなり、入力トランジスタ9と10に流れる電流i5とi6の差が非常に大きくなる。このため、PMOSトランジスタ13によって加えられるオフセット電流i1が大きくなり、オフセット電流i1が差動増幅回路部21のPMOSトランジスタ14を流れるテール電流(バイアス電流)i4に相当する電流量になってしまう。加えて、図3に示す切断検出用レシーバ2の差動増幅回路部21のような構成では負荷トランジスタ11と12がそれぞれゲートとドレインが共通のダイオード接続を形成しているため、入力トランジスタ9と10の各ゲート電圧の差が変動した時の各出力電圧V1とV2の変動は微小となる、つまり差動増幅回路部21の直流電圧利得は小さくなってしまう。
このような状況下で、プロセスミスマッチにより負荷トランジスタ11と12の閾値電圧に差が生じた場合、差動増幅回路21の出力電圧V1とV2を反転させるのに必要な入力電圧DPとDMの差に大きなずれが発生し切断検出電圧レベルが設計値に対して大きくずれてしまうという問題があった。
実際に、USB2.0規格において、切断検出回路の閾値のオフセットはシリアルデータ検出回路の場合と比較すると5倍程度と非常に大きいため、このような問題が発生する可能性があった。差動増幅回路部21の直流電圧利得を大きくするには入力トランジスタ9及び10の相互コンダクタンス(gm)を大きくすることや、負荷トランジスタ11及び12のゲート長に対するゲート幅の比を小さくし相互コンダクタンス(gm)を小さくする方法が考えられる。しかし、前者の方法はゲート面積が大きくなり切断検出用レシーバ2及び3の動作スピードを低下させるという問題が発生し、後者の方法は切断検出用レシーバ2及び3の同相入力電圧範囲の下限値が制限されてしまうという問題が発生する。
本発明は、上記の点に鑑みて、プロセスミスマッチ等によるサンプルごとの検出電圧レベルのばらつきを低減させることができ、高速動作を行うことが可能な検出回路を提供することを課題とする。
本検出回路は、相反する信号レベルを有する1対のシリアルデータ信号が入力されたか否かの入力検出、及び該1対のシリアルデータ信号が伝送されるケーブル等の伝送媒体が接続されているか否かの切断検出の少なくとも一方を行う検出回路であって、前記1対のシリアルデータ信号の一方が反転入力端に入力され、他方が非反転入力端に入力される第1検出用レシーバ回路部と、前記1対のシリアルデータ信号の前記一方が非反転入力端に入力され、前記他方が反転入力端に入力される第2検出用レシーバ回路部と、前記第1検出用レシーバ回路部及び前記第2検出用レシーバ回路部の各出力信号に基づいて、前記入力検出及び前記切断検出の少なくとも一方を行う検出回路部と、各入力端に入力された電圧にそれぞれオフセット電圧を加えて出力するリファレンスレシーバ回路部と、該リファレンスレシーバ回路部から出力された各出力電圧の電圧比較を行い、該比較結果に応じたオフセット制御信号を生成し出力するオフセット制御信号生成回路部と、前記リファレンスレシーバ回路部から出力された各出力電圧の平均電位を測定する平均電位測定回路と、該平均電位測定回路による前記平均電位の測定結果と所定のコモン・モード電圧と電圧比較を行い、該比較結果に応じたコモン・モード制御信号を生成し出力するコモン・モード制御信号生成回路部と、各入力端に入力された電圧に応じたコモン・モード電圧を生成するコモン・モード電圧生成回路部と、を備え、前記第1検出用レシーバ回路部及び前記第2検出用レシーバ回路部は、それぞれ第1差動入力回路部及び該第1差動入力回路部の負荷となる第1負荷回路部を含む差動増幅回路部と、前記差動増幅回路部の閾値に設けるオフセット電圧を制御する第1オフセット制御回路部と、を有し、前記第1負荷回路部は、ドレインが独立でゲートを共通とし、該ゲートに所定の電圧が印加される1対のMOSトランジスタを含んで構成され、前記第1オフセット制御回路部は、前記オフセット制御信号に応じた第1バイアス電流を生成し前記オフセット電圧を制御し、前記コモン・モード制御信号は、前記第1検出用レシーバ回路部及び前記第2検出用レシーバ回路部の各第1負荷回路部を構成する前記1対のMOSトランジスタの前記ゲートに入力され、前記第1検出用レシーバ回路部及び前記第2検出用レシーバ回路部の各差動増幅回路部の出力コモン・モード電圧を制御し、前記コモン・モード電圧生成回路部で生成された前記コモン・モード電圧は、前記コモン・モード制御信号生成回路部に入力されることを要件とする。
開示の技術によれば、プロセスミスマッチ等によるサンプルごとの検出電圧レベルのばらつきを低減させることができ、高速動作を行うことが可能な検出回路を提供することができる。
USB2.0規格に準拠した切断検出回路の従来例を示す回路図である。 図1に示す各部の信号の例を示すタイミングチャートである。 図1に示す切断検出用レシーバの内部回路を例示する回路図である。 図1に示すリファレンスレシーバの内部回路を例示する図である。 本実施の形態に係る検出回路の回路例を示す回路図である。 図5に示す第1検出用レシーバの内部回路を例示する回路図である。 図5に示すリファレンスレシーバの内部回路を例示する回路図である。 図5に示す平均電位測定回路の内部回路を例示する回路図である。 図5に示すコモン・モード電圧生成回路の内部回路を例示する回路図である。 図5に示す積分回路の内部回路を例示する回路図である。
以下、図面を参照して、実施の形態の説明を行う。
図5は、本実施の形態に係る検出回路の回路例を示す回路図である。図5の検出回路23は、USB等を使用した高速シリアル通信システムに使用するシリアルデータ信号が入力されたか否かの入力検出、及び/又はケーブル等の伝送媒体が接続されているか否かの切断検出を行うものである。
検出回路23は、シリアル伝送線路DP及びDMが対応する入力端に接続されて1対のシリアルデータ信号が入力される差動増幅回路を含んで構成された第1検出用レシーバ24と、第1検出用レシーバ24と同じ回路構成である第2検出用レシーバ25とを備えている。又、検出回路23は、第1検出用レシーバ24及び第2検出用レシーバ25の各出力信号OUT1及びOUT2を積分する積分回路26と、積分回路26から出力された信号S1の波形整形を行って2値の検出信号として出力するシュミット回路27と、シュミット回路27から出力された2値の検出信号を反転し、2値の検出信号HSDISCONとして出力するインバータ54とを備えている。
更に、検出回路23は、所定の基準電圧Vrp及びVrmをそれぞれ生成して出力するオフセット電圧生成回路28と、差動増幅回路の非反転入力端と反転入力端に入力された信号に対してオフセットを加えて出力するリファレンスレシーバ29と、リファレンスレシーバ29から出力された1対の出力電圧Vo1及びVo2の電圧比較を行い、該比較結果に応じたオフセット制御信号offcntを生成して第1検出用レシーバ24、第2検出用レシーバ25及びリファレンスレシーバ29にそれぞれ出力するオペアンプ30とを備えている。
なお、第1検出用レシーバ24は本発明における第1検出用レシーバ回路部の代表的な一例であり、第2検出用レシーバ25は本発明における第2検出用レシーバ回路部の代表的な一例である。又、積分回路26及びシュミット回路27は本発明における検出回路部の代表的な一例である。更に、リファレンスレシーバ29は本発明におけるリファレンスレシーバ回路部の代表的な一例であり、オペアンプ30は本発明におけるオフセット制御信号生成回路部の代表的な一例である。
第1検出用レシーバ24の非反転入力端と第2検出用レシーバ25の反転入力端にはシリアル伝送線路DPがそれぞれ接続され、第1検出用レシーバ24の反転入力端と第2検出用レシーバ25の非反転入力端にはシリアル伝送線路DMがそれぞれ接続されている。又、リファレンスレシーバ29において、非反転入力端には基準電圧Vrpが、反転入力端には基準電圧Vrmがそれぞれ入力され、リファレンスレシーバ29は、基準電圧VrpとVrmに所定のオフセット値(Vrp−Vrm)を加えて出力電圧Vo1及びVo2としてオペアンプ30に出力する。オペアンプ30の出力信号は、オフセットを制御する制御信号offcntとして第1検出用レシーバ24、第2検出用レシーバ25及びリファレンスレシーバ29にそれぞれ出力される。
更に、検出回路23は、リファレンスレシーバ29から出力された出力電圧Vo1及びVo2の平均電位を測定する平均電位測定回路31と、平均電位測定回路31で測定された出力電圧Vo1及びVo2の平均電位である平均電位測定結果Vavと所定のコモン・モード電圧Vcmと電圧比較を行い、該比較結果に応じたコモン・モード制御信号cmcntを生成し出力するオペアンプ32とを備え、オペアンプ32の出力信号はコモン・モード制御信号cmcntとして第1検出用レシーバ24、第2検出用レシーバ25及びリファレンスレシーバ29にそれぞれ出力され、第1検出用レシーバ24、第2検出用レシーバ25及びリファレンスレシーバ29の各差動増幅回路の出力コモン・モード電圧を制御する。
差動増幅回路を含んで構成されたコモン・モード電圧生成回路33は、非反転入力端には基準電圧Vrpが、反転入力端には基準電圧Vrmがそれぞれ入力され、そのオフセット値(Vrp−Vrm)に応じた出力信号がコモン・モード電圧Vcmとして前記オペアンプ32に入力される。なお、図5において、オペアンプ32は本発明におけるコモン・モード制御信号生成回路部の代表的な一例である。
図6は、図5に示す第1検出用レシーバの内部回路を例示する回路図である。図6において、第1検出用レシーバ24は、差動増幅回路部47と、オフセット制御回路部46とを有する。
差動増幅回路部47は、差動対をなすPMOSトランジスタ34と35、電流源負荷を形成して該差動対の負荷をなすNMOSトランジスタ36と37、差動増幅回路部47のバイアス電流であるテール電流を生成するPMOSトランジスタ39とを含んで構成されている。差動増幅回路部47において、PMOSトランジスタ34とNMOSトランジスタ36が直列に接続され、PMOSトランジスタ35とNMOSトランジスタ37が直列に接続されている。又、NMOSトランジスタ36と37の各ゲートは接続され、該接続部にはコモン・モード制御信号cmcntが入力されており、NMOSトランジスタ36及び37の各ソースは接続され、該接続部は接地電圧VSSに接続されている。PMOSトランジスタ34のゲートは反転入力端をなしており、シリアル伝送線路DMが接続されている。又、PMOSトランジスタ35のゲートは非反転入力端をなしており、シリアル伝送線路DPが接続されている。
PMOSトランジスタ34と35の各サブストレートゲート(基板端子ともいう)は電源電圧VDDに接続されており、NMOSトランジスタ36と37の各サブストレートゲートはそれぞれ接地電圧VSSに接続されている。PMOSトランジスタ35とNMOSトランジスタ37との接続部が差動増幅回路部47の出力としてNMOSトランジスタ43のゲートに接続されており、同様にPMOSトランジスタ34とNMOSトランジスタ36との接続部が差動増幅回路部47のもう一方の出力としてNMOSトランジスタ40のゲートに接続されている。PMOSトランジスタ41とNMOSトランジスタ40が直列に接続され、PMOSトランジスタ42とNMOSトランジスタ43が直列に接続されている。
PMOSトランジスタ41はドレインとゲートが接続されたカレントミラー回路を形成しており、PMOSトランジスタ41とNMOSトランジスタ40の接続部はPMOSトランジスタ42のゲートに接続される。PMOSトランジスタ42とNMOSトランジスタ43の接続部はインバータ44と45を通って出力され、その出力端が第1検出用レシーバ24の出力端をなし、該出力端から出力信号OUT1が出力される。
オフセット制御回路部46は、オフセット制御信号offcntに応じた第1バイアス電流を生成するPMOSトランジスタ38を含んで構成され、PMOSトランジスタ38において、ゲートにはオフセット制御信号offcntが入力され、サブストレートゲート及びソースは電源電圧VDDに接続されている。
以上、図6を参照しながら、図5に示す第1検出用レシーバ24の内部回路例について説明したが、図5に示す第2検出用レシーバ25の内部回路も第1検出用レシーバ24の内部回路と同様の回路構成とすることができる。ただし、第2検出用レシーバ25は、PMOSトランジスタ34のゲートにシリアル伝送線路DPが接続され、PMOSトランジスタ35のゲートにシリアル伝送線路DMが接続されている点のみが、第1検出用レシーバ24と相違する。
なお、第1検出用レシーバ24及び第2検出用レシーバ25のPMOSトランジスタ34及び35は本発明における第1差動入力回路部の代表的な一例であり、第1検出用レシーバ24及び第2検出用レシーバ25のNMOSトランジスタ36及び37は本発明における第1負荷回路部の代表的な一例である。又、第1検出用レシーバ24及び第2検出用レシーバ25のオフセット制御回路部46は、本発明における第1オフセット制御回路部の代表的な一例である。
図6に示す回路構成において、PMOSトランジスタ39のドレイン電流をi10、PMOSトランジスタ34のドレイン電流をi8とし、PMOSトランジスタ35のドレイン電流をi9とする。更に、オフセット制御回路部46からNMOSトランジスタ36に流れるPMOSトランジスタ38のドレイン電流をi7とする。なお、電流i7は本発明における第1バイアス電流の代表的な一例である。電流i10は、電流i8とi9との和であり、電流i7は、第1検出用レシーバ24の閾値にオフセットを設けるためのものである。PMOSトランジスタ34とNMOSトランジスタ36の接続部の電圧をV5、PMOSトランジスタ35とNMOSトランジスタ37の接続部の電圧をV6とする。
電流i8及びi9は、シリアル伝送線路DP及びDMからの入力電圧の電圧値で決まる。入力電圧がDP>DMの時には電流i8>電流i9、入力電圧がDP<DMの時には電流i8<電流i9、入力電圧がDP=DMの時には電流i8=電流i9となる。入力電圧がDP=DMの時、電流i7が0[A]ならばNMOSトランジスタ36のドレインに流れる電流i8とNMOSトランジスタ37のドレインに流れる電流i9は等しくなるため、電圧V5は電圧V6と等しくなる。入力電圧がDP=DMの時、電流i7が0[A]より大きいならば、NMOSトランジスタ36のドレインに流れる電流(i7+i8)と、NMOSトランジスタ37のドレインに流れる電流i9との関係は、電流(i7+i8)>電流i9となるため、電圧V5はV6より大きくなる。
すなわち、電流i7の電流値に比例して第1検出用レシーバ24の閾値のオフセットが大きくなり、該オフセット値はオペアンプ30から入力されるオフセット制御信号offcntの電圧で調整することができる。具体的には、オペアンプ30からのオフセット制御信号offcntの電圧が小さくなるほど電流i7は大きくなって電圧V5が大きくなる。このとき電圧V6は一定であるため、第1検出用レシーバ24の閾値のオフセットは大きくなる。
一方、オペアンプ30からのオフセット制御信号offcntの電圧が大きくなるほど電流i7は小さくなって電圧V5が小さくなる。このとき電圧V6は一定であるため、第1検出用レシーバ24のきい値のオフセットは小さくなる。このように、オペアンプ30の出力信号であるオフセット制御信号offcntに応じて、第1検出用レシーバ24のオフセットを調整することができる。
又、NMOSトランジスタ36と37のゲート端子の電圧値に応じて差動増幅回路部47の出力する電圧V5と電圧V6のコモン・モード電圧を調整することができる。具体的には、オペアンプ32からのコモン・モード制御信号cmcntの電圧が小さくなるほど電圧V5と電圧V6は大きくなる。一方、コモン・モード制御信号cmcntの電圧が大きくなるほど電圧V5と電圧V6は小さくなる。このように、オペアンプ32の出力信号であるコモン・モード制御信号cmcntに応じて、第1検出用レシーバ24における差動増幅回路部47の出力コモン・モード電圧を調整することができる。
図7は、図5に示すリファレンスレシーバの内部回路を例示する回路図である。なお、図7において、図6と同一構成部分については同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図7に例示するリファレンスレシーバ29の内部回路において、PMOSトランジスタ34のドレイン電流をi11とし、PMOSトランジスタ35のドレイン電流をi12とする。
図7において、リファレンスレシーバ29は、差動増幅回路部47と、オフセット制御回路部46とを有する。なお、リファレンスレシーバ29のPMOSトランジスタ34及び35は本発明における第2差動入力回路部の代表的な一例であり、リファレンスレシーバ29のNMOSトランジスタ36及び37は本発明における第2負荷回路部の代表的な一例である。又、リファレンスレシーバ29のオフセット制御回路部46は、本発明における第2オフセット制御回路部の代表的な一例である。
差動増幅回路部47において、PMOSトランジスタ34のゲートには基準電圧Vrpが、PMOSトランジスタ35のゲートには基準電圧Vrmがそれぞれ入力され、入力された基準電圧VrpとVrmは所定のオフセット値(Vrp−Vrm)が与えられてリファレンスレシーバ29から出力される。PMOSトランジスタ35とNMOSトランジスタ37との接続部から出力電圧Vo1が出力され、PMOSトランジスタ34とNMOSトランジスタ36との接続部からは出力電圧Vo2が出力される。
リファレンスレシーバ29から出力された差動の出力電圧Vo1及びVo2はオペアンプ30の対応する入力端にそれぞれ入力され、リファレンスレシーバ29には、オペアンプ30からの比較結果を示す電圧がフィードバックされ、オフセット制御信号offcntによりオフセットの調整が行われる。
オペアンプ30は、リファレンスレシーバ29の出力電圧Vo1と出力電圧Vo2が同じ値になるように、すなわち、電流(i7+i11)と電流i12が同じになるようにリファレンスレシーバ29のオフセットを調整する。このとき、第1検出用レシーバ24及び第2検出用レシーバ25も、リファレンスレシーバ29と同様のオフセット調整がなされるため、第1検出用レシーバ24、第2検出用レシーバ25及びリファレンスレシーバ29の各閾値は一定になる。
このように、第1検出用レシーバ24、第2検出用レシーバ25及びリファレンスレシーバ29は、基準電圧VrpとVrmとの差であるオフセット値(Vrp−Vrm)に応じた閾値となり、プロセス、温度、電源電圧等が変化しても第1検出用レシーバ24、第2検出用レシーバ25及びリファレンスレシーバ29の各閾値は一定になる。
図8は、図5に示す平均電位測定回路の内部回路を例示する回路図である。図8に示す平均電位測定回路31にはリファレンスレシーバ29の出力電圧Vo1及びVo2が入力され、平均電位測定回路31からは平均電位測定結果Vavが出力される。具体的には、平均電位測定回路31において、リファレンスレシーバ29の出力電圧Vo1及びVo2を同じ抵抗値を持つ2つの抵抗48と49で直列接続している。2つの抵抗48と49の接続部の電圧はリファレンスレシーバ29の出力電圧Vo1と出力電圧Vo2の平均電圧となり、この電圧が平均電位測定結果Vavとして出力される。
図9は、図5に示すコモン・モード電圧生成回路の内部回路を例示する回路図である。図9において、図6と同一構成部分については同一符号を付し、その説明を省略する場合がある。図9に示すコモン・モード電圧生成回路33は、差動増幅回路を含んで構成されている。コモン・モード電圧生成回路33のPMOSトランジスタ34及び35は本発明における第3差動入力回路部の代表的な一例であり、コモン・モード電圧生成回路33のNMOSトランジスタ36及び37は本発明における第3負荷回路部の代表的な一例である。
コモン・モード電圧生成回路33において、PMOSトランジスタ34とNMOSトランジスタ36が直列に接続され、PMOSトランジスタ35とNMOSトランジスタ37が直列に接続されている。又、NMOSトランジスタ36と37はそれぞれゲートとドレインが接続されており、NMOSトランジスタ36と37お互いはゲートとドレインともに独立している。NMOSトランジスタ36及び37の各ソースは接続され、該接続部は接地電圧VSSに接続されている。
コモン・モード電圧生成回路33において、PMOSトランジスタ34のドレイン電流をi11とし、PMOSトランジスタ35のドレイン電流をi12とする。電流i10は、電流i11と電流i12との和である。NMOSトランジスタ36のゲートとドレインの接続部の電圧をV9、NMOSトランジスタ37のゲートとドレインの接続部の電圧をVcmとする。
PMOSトランジスタ34のゲートには基準電圧Vrpが、PMOSトランジスタ35のゲートには基準電圧Vrmがそれぞれ入力され、入力された基準電圧Vrp及びVrmは所定のオフセット値(Vrp−Vrm)が与えられてコモン・モード電圧生成回路33から出力される。具体的には、所定のオフセット値として(Vrp−Vrm)>0を与えた場合、電流i11<(電流i10/2)、電流i12>(電流i10/2)となり、NMOSトランジスタ37には電流i12が流れ込み、出力端VcmにはNMOSトランジスタ37が電流i12を流すのに必要なゲート電圧又はドレイン電圧が出力される。PMOSトランジスタ35とNMOSトランジスタ37との接続部からオフセット値(Vrp−Vrm)に応じた出力電圧としてコモン・モード電圧Vcmが出力される。
このように、平均電位測定回路31から出力された電圧である平均電位測定結果Vavとコモン・モード電圧生成回路33から出力された電圧であるコモン・モード電圧Vcmはオペアンプ32の対応する入力端にそれぞれ入力され、第1検出用レシーバ24、第2検出用レシーバ25及びリファレンスレシーバ29の各差動増幅回路47には、オペアンプ32からの比較結果を示す電圧がフィードバックされ、コモン・モード制御信号cmcntにより出力コモン・モード電圧の制御が行われる。このため、第1検出用レシーバ24、第2検出用レシーバ25及びリファレンスレシーバ29の各差動増幅回路47の出力は、基準電圧VrpとVrmとの差であるオフセット値(Vrp−Vrm)に応じたコモン・モード電圧となり、プロセス、温度、電源電圧等が変化しても第1検出用レシーバ24、第2検出用レシーバ25及びリファレンスレシーバ29の各差動増幅回路47の出力コモン・モード電圧は一定になる。
更に、第1検出用レシーバ24及び第2検出用レシーバ25の各差動増幅回路47のNMOSトランジスタ36及び37は、従来のようなゲートとドレインが接続された構成ではなくゲートとドレインが分離し、お互いのゲートは接続され所定の電圧を加えられるような構成となっている。そのため、USB2.0規格における切断検出回路のように閾値のオフセットが大きい場合でも差動増幅回路47の直流電圧利得は大きくなり、結果として、検出回路23はプロセスミスマッチ等により負荷トランジスタ36と37の閾値電圧に差が生じた場合でも、サンプルごとの検出電圧レベルのばらつきを低減させることができる。
又、検出回路23は従来のように第1検出用レシーバ24及び第2検出用レシーバ25の各差動増幅回路部47の直流電圧利得を大きくするため入力トランジスタ34と35の相互コンダクタンス(gm)を大きくし、かつ負荷トランジスタ36と37のゲート長に対するゲート幅の比を小さくし相互コンダクタンス(gm)を小さくする必要がない。そのため、第1検出用レシーバ24及び第2検出用レシーバ25の動作スピードは低下せず、かつ同相入力電圧範囲の下限値が制限されることもなく、高速動作を行うことができる。
USB2.0規格で規定されたシリアルデータ信号の振幅は、シリアル伝送線路DP,DMが接続されているときで400mV、シリアル伝送線路DP,DMが切断されているときで800mVであり、USB1.1規格で規定された3.3Vよりもかなり小さい値になっている。
このように、シリアルデータ信号の振幅が小さくなってデータ受信を判定することが難しくなった場合においても、図5で示した検出回路23は、シリアル伝送線路DP及びDMからの1対のシリアルデータ信号の振幅判定を正確に行うことができ、該1対のシリアルデータ信号が入力されたか否かの入力検出、及び/又は該1対のシリアルデータ信号が伝送されるケーブル等の伝送媒体が接続されているか否かの切断検出を正確に行うことができる。
ここで、図10は、図5に示す積分回路の内部回路を例示する回路図である。図10において、積分回路26は、PMOSトランジスタ50と51、NMOSトランジスタ52及びローパスフィルタ53を有する。電源電圧VDDと接地電圧VSSとの間には、PMOSトランジスタ50とNMOSトランジスタ52が直列に接続され、PMOSトランジスタ50と並列にPMOSトランジスタ51が接続されている。NMOSトランジスタ52のゲートは電源電圧VDDに接続され、PMOSトランジスタ50のゲートには第1検出用レシーバ24からの出力信号OUT1が入力され、PMOSトランジスタ51のゲートには第2検出用レシーバ25からの出力信号OUT2が入力されている。NMOSトランジスタ52、PMOSトランジスタ50と51の接続部がローパスフィルタ53の入力端に接続されている。ローパスフィルタ53の出力信号が積分回路26の出力信号S1をなしている。
ここで、PMOSトランジスタ50と51の各電流駆動能力は、NMOSトランジスタ52よりもそれぞれ大きくし、NMOSトランジスタ52のオン抵抗に対してPMOSトランジスタ50と51の各オン抵抗は十分に小さいものとする。このようにすることにより、PMOSトランジスタ50と51の各ゲートに対応して入力された出力信号OUT1及びOUT2は、信号レベルが反転されてローパスフィルタ53に入力され、ローパスフィルタ53で積分されてシュミット回路27に出力される。
又、出力信号OUT1が立ち上がると共に出力信号OUT2が立ち下がるとき、又は出力信号OUT1が立ち下がると共に出力信号OUT2が立ち上がるときに、出力信号OUT1と出力信号OUT2が同じ電圧になることがある。このように、出力信号OUT1と出力信号OUT2の信号レベルが遷移する短い期間、積分回路26の出力信号S1には小さいパルスが発生する可能性がある。シュミット回路27は、入力された2値の信号S1の立ち上がりと立ち下がりに対して、それぞれ異なる閾値を有しており、これによって前記小さいパルスを有する2値の信号を波形整形して出力することができる。
本実施の形態に係る検出回路23において、第1検出用レシーバ24及び第2検出用レシーバ25は、閾値にオフセットが設けられたレシーバをなしており、シリアル伝送線路DP及びDMから閾値VHSDISCよりも大きい振幅レベルのシリアルデータ信号を受信すると、該データ信号に応じたパルス信号を生成して出力信号OUT1及びOUT2として出力する。一方、シリアル伝送線路DP及びDMから閾値VHSDISCより小さい振幅レベルのシリアルデータ信号を受信しても、第1検出用レシーバ24及び第2検出用レシーバ25は反応せず、出力信号OUT1及びOUT2はそれぞれハイ(High)レベルのままである。
出力信号OUT1及びOUT2は、積分回路26で積分された後、シュミット回路27で波形整形され、インバータ54を通り2値の検出信号HSDISCONとして出力される。すなわち、本実施の形態に係る検出回路23は、入力されたシリアルデータ信号の振幅レベルの違いによって、相反する信号レベルを有する1対のシリアルデータ信号が入力されたか否かの入力検出、及び/又はケーブル等の伝送媒体が接続されているか否かの切断検出を行う。本実施の形態に係る検出回路23の基本動作は図2に示すタイミングチャートのとおりである。
以上のように、本実施の形態に係る検出回路は、従来とは異なり、検出用レシーバの差動増幅回路部における一対の負荷トランジスタのゲートとドレインを分離し、お互いのゲートを接続し所定の電圧を加えられるような構成としている。これにより、USB2.0規格における切断検出回路のように閾値のオフセットが大きい場合でも差動増幅回路の直流電圧利得は大きくなり、結果として、検出回路はプロセスミスマッチ等により一対の負荷トランジスタの閾値電圧に差が生じた場合でも、サンプルごとの検出電圧レベルのばらつきを低減させることができる。
又、本実施の形態に係る検出回路は、従来のように検出用レシーバの差動増幅回路の直流電圧利得を大きくするため差動入力トランジスタの相互コンダクタンス(gm)を大きくし、かつ負荷トランジスタの相互コンダクタンス(gm)を小さくする必要がないため、検出用レシーバの動作スピードが低下せず、かつ同相入力電圧範囲の下限値が制限されることもなく、高速動作を行うことができる。
更に、本実施の形態に係る検出回路は、シリアル伝送線路DP及びDMからの1対のシリアルデータ信号の振幅判定を正確に行うことができる。その結果、該1対のシリアルデータ信号が入力されたか否かの入力検出、及び/又は該1対のシリアルデータ信号が伝送されるケーブル等の伝送媒体が接続されているか否かの切断検出を正確かつ高速に行うことができ、USB規格等に準拠した安定したシステムを提供することができる。
以上、好ましい実施の形態について詳説したが、上述した実施の形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
23 検出回路
24 第1検出用レシーバ
25 第2検出用レシーバ
26 積分回路
27 シュミット回路
28 オフセット電圧生成回路
29 リファレンスレシーバ
30、32 オペアンプ
31 平均電位測定回路
33 コモン・モード電圧生成回路
34、35、38、39、41、42、50、51 PMOSトランジスタ
36、37、40、43、52 NMOSトランジスタ
44、45、54 インバータ
46 オフセット制御回路部
47 差動増幅回路部
48、49 抵抗
53 ローパスフィルタ
DP、DM シリアル伝送線路
HSDISCON 検出信号
OUT1、OUT2 出力信号
S1 信号
V5、V6 電圧
Vav 平均電位測定結果
Vcm コモン・モード電圧
HSDISC 検出電圧レベル
Vo1、Vo2 出力電圧
Vrp、Vrm 基準電圧
VDD 電源電圧
VSS 接地電圧
cmcnt コモン・モード制御信号
i7、i8、i9、i10、i11、i12 ドレイン電流
offcnt オフセット制御信号
特開2001−102878号公報 特開2001−103098号公報

Claims (9)

  1. 相反する信号レベルを有する1対のシリアルデータ信号が入力されたか否かの入力検出、及び該1対のシリアルデータ信号が伝送されるケーブル等の伝送媒体が接続されているか否かの切断検出の少なくとも一方を行う検出回路であって、
    前記1対のシリアルデータ信号の一方が反転入力端に入力され、他方が非反転入力端に入力される第1検出用レシーバ回路部と、
    前記1対のシリアルデータ信号の前記一方が非反転入力端に入力され、前記他方が反転入力端に入力される第2検出用レシーバ回路部と、
    前記第1検出用レシーバ回路部及び前記第2検出用レシーバ回路部の各出力信号に基づいて、前記入力検出及び前記切断検出の少なくとも一方を行う検出回路部と、
    各入力端に入力された電圧にそれぞれオフセット電圧を加えて出力するリファレンスレシーバ回路部と、
    該リファレンスレシーバ回路部から出力された各出力電圧の電圧比較を行い、該比較結果に応じたオフセット制御信号を生成し出力するオフセット制御信号生成回路部と、
    前記リファレンスレシーバ回路部から出力された各出力電圧の平均電位を測定する平均電位測定回路と、
    該平均電位測定回路による前記平均電位の測定結果と所定のコモン・モード電圧と電圧比較を行い、該比較結果に応じたコモン・モード制御信号を生成し出力するコモン・モード制御信号生成回路部と、
    各入力端に入力された電圧に応じたコモン・モード電圧を生成するコモン・モード電圧生成回路部と、を備え、
    前記第1検出用レシーバ回路部及び前記第2検出用レシーバ回路部は、
    それぞれ第1差動入力回路部及び該第1差動入力回路部の負荷となる第1負荷回路部を含む差動増幅回路部と、
    前記差動増幅回路部の閾値に設けるオフセット電圧を制御する第1オフセット制御回路部と、を有し、
    前記第1負荷回路部は、ドレインが独立でゲートを共通とし、該ゲートに所定の電圧が印加される1対のMOSトランジスタを含んで構成され
    前記第1オフセット制御回路部は、前記オフセット制御信号に応じた第1バイアス電流を生成し前記オフセット電圧を制御し、
    前記コモン・モード制御信号は、前記第1検出用レシーバ回路部及び前記第2検出用レシーバ回路部の各第1負荷回路部を構成する前記1対のMOSトランジスタの前記ゲートに入力され、前記第1検出用レシーバ回路部及び前記第2検出用レシーバ回路部の各差動増幅回路部の出力コモン・モード電圧を制御し、
    前記コモン・モード電圧生成回路部で生成された前記コモン・モード電圧は、前記コモン・モード制御信号生成回路部に入力されることを特徴とする検出回路。
  2. 相反する信号レベルを有する1対のシリアルデータ信号が入力されたか否かの入力検出、及び該1対のシリアルデータ信号が伝送されるケーブル等の伝送媒体が接続されているか否かの切断検出の少なくとも一方を行う検出回路であって、
    前記1対のシリアルデータ信号の一方が反転入力端に入力され、他方が非反転入力端に入力される第1検出用レシーバ回路部と、
    前記1対のシリアルデータ信号の前記一方が非反転入力端に入力され、前記他方が反転入力端に入力される第2検出用レシーバ回路部と、
    前記第1検出用レシーバ回路部及び前記第2検出用レシーバ回路部の各出力信号に基づいて、前記入力検出及び前記切断検出の少なくとも一方を行う検出回路部と、
    各入力端に入力された電圧にそれぞれオフセット電圧を加えて出力するリファレンスレシーバ回路部と、
    前記リファレンスレシーバ回路部から出力された各出力電圧の平均電位を測定する平均電位測定回路と、
    該平均電位測定回路による前記平均電位の測定結果と前記リファレンスレシーバ回路部の前記各入力端に入力された電圧の差に応じた出力信号であるコモン・モード電圧と電圧比較を行い、該比較結果に応じたコモン・モード制御信号を生成し出力するコモン・モード制御信号生成回路部と、を備え、
    前記第1検出用レシーバ回路部及び前記第2検出用レシーバ回路部は、
    それぞれ第1差動入力回路部及び該第1差動入力回路部の負荷となる第1負荷回路部を含む差動増幅回路部と、
    前記差動増幅回路部の閾値に設けるオフセット電圧を制御する第1オフセット制御回路部と、を有し、
    前記第1負荷回路部は、ドレインが独立でゲートを共通とし、該ゲートに所定の電圧が印加される1対のMOSトランジスタを含んで構成され
    前記コモン・モード制御信号は、前記第1検出用レシーバ回路部及び前記第2検出用レシーバ回路部の各第1負荷回路部を構成する前記1対のMOSトランジスタの前記ゲートに入力され、前記第1検出用レシーバ回路部及び前記第2検出用レシーバ回路部の各差動増幅回路部の出力コモン・モード電圧を制御することを特徴とする検出回路。
  3. 前記リファレンスレシーバ回路部から出力された各出力電圧の電圧比較を行い、該比較結果に応じたオフセット制御信号を生成し出力するオフセット制御信号生成回路部を備え、
    前記第1オフセット制御回路部は、前記オフセット制御信号に応じた第1バイアス電流を生成し前記オフセット電圧を制御することを特徴とする請求項記載の検出回路。
  4. 各入力端に入力された電圧に応じたコモン・モード電圧を生成するコモン・モード電圧生成回路部を備え、
    前記コモン・モード電圧生成回路部で生成された前記コモン・モード電圧は、前記コモン・モード制御信号生成回路部に入力されることを特徴とする請求項2又は3記載の検出回路。
  5. 前記コモン・モード電圧生成回路部は、
    第3差動入力回路部及び該第3差動入力回路部の負荷となる第3負荷回路部を有し、
    前記第3負荷回路部は、ドレインとゲートが共通のMOSトランジスタを2つ含んで構成されることを特徴とする請求項1又は4記載の検出回路。
  6. 前記リファレンスレシーバ回路部は、
    第2差動入力回路部及び該第2差動入力回路部の負荷となる第2負荷回路部を含む差動増幅回路部と、
    該第2差動入力回路部の各入力端に入力された電圧にそれぞれオフセットを加えて出力するように制御する第2オフセット制御回路部と、を有し、
    前記第2負荷回路部は、ドレインが独立でゲートを共通とし、該ゲートに所定の電圧が印加される1対のMOSトランジスタを含んで構成されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項記載の検出回路。
  7. 前記第2オフセット制御回路部は、前記オフセット制御信号に応じた第2バイアス電流を生成することを特徴とする請求項記載の検出回路。
  8. 前記コモン・モード制御信号は、前記リファレンスレシーバ回路部の前記第2負荷回路部を構成する前記1対のMOSトランジスタの前記ゲートに入力され、前記リファレンスレシーバ回路部の前記差動増幅回路部の出力コモン・モード電圧を制御することを特徴とする請求項6又は7記載の検出回路。
  9. 前記平均電位測定回路は2つの入力と1つの出力を有し、前記2つの入力同士を同じ抵抗値を持つ2つの抵抗で直列接続し、前記2つの抵抗間の電圧を前記2つの入力の平均電圧として出力することを特徴とする請求項乃至8の何れか一項記載の検出回路。
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