JP2003248794A - 帳票情報処理装置、帳票情報処理システムおよびプログラム - Google Patents

帳票情報処理装置、帳票情報処理システムおよびプログラム

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JP2003248794A JP2002046790A JP2002046790A JP2003248794A JP 2003248794 A JP2003248794 A JP 2003248794A JP 2002046790 A JP2002046790 A JP 2002046790A JP 2002046790 A JP2002046790 A JP 2002046790A JP 2003248794 A JP2003248794 A JP 2003248794A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷データそのままでは、文字の並びが印刷
用になっており、得られた文字列例えば、数字列が何を
意味しているのか、属性の判別が不能である。 【解決手段】 帳票描画様式で現された印刷データの内
容を抽出して属性を付与する。そして、位置座標付きの
文字情報、線情報と枠構造辞書、属性辞書を利用する。
帳票を記述する情報を印刷データとして獲得する手段
と、印刷データから内容欄の位置座標を抽出する手段と
内容欄に含まれる文字列を抽出する手段と、内容に対応
する項目を属性として当該文字列に付与する手段と、を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テキスト、グラフ
ィックス等からなる帳票情報の処理の技術分野に属し、
入力されたデータを処理しその処理データを出力すると
ともに、出力データを復元および属性付与する帳票情報
処理装置、帳票情報処理システムおよびそのプログラム
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、入力されたデータを処理しその
処理データを出力、復元する情報処理装置において、出
力する帳票の枚数が多く、かつ、それら帳票を所定期間
保存が義務付けられている場合がある。例えば、医療分
野における帳票情報処理の流れは、先ず、医療機関にお
いて患者の診療内容を記載したレセプト(診療報酬明細
書)が作成され、次いで、それらレセプトは1ケ月毎に
審査機関に提出され、記載内容の審査が行われる。
【0003】従来、これらの帳票は、医療機関において
コンピュータシステムのプリンタから紙の形で出力さ
れ、紙の形のままで審査機関に提出されることが多い。
特開2001−34627号に、紙の形式で提出された
レセプトを検索、点検するために文字認識を用いること
が記載されている。帳票を紙の形のままで提出する紙方
式では、紙資源の保護の観点からみて資源の浪費とな
り、また、紙の形のままではかさばって広い保管場所の
確保が必要であるという問題がある。また、紙形式で
は、帳票の量が多くなると目的の帳票の検索や閲覧が困
難になるという問題がある。さらに、文字認識を用いる
場合、紙の汚れ等によりデータ読み取りの精度が低くな
ることがあり、文字認識結果を目視で修正するという人
手作業が必要になる。上記問題を解決するため、医療機
関のコンピュータシステムにおいて、診療内容に属性を
付与したデータベースを作成して電子媒体に当該データ
ベースを出力し、電子媒体で審査機関に提出するデータ
ベース方式も一部採用されており、紙若しくは電子媒体
の形式での提出を選択採用することができる。
【0004】診療内容に属性を付与したデータを電子媒
体で提出する上記データベース方式は、単純に帳票を紙
に印刷して紙形式で帳票を提出する紙方式と比べて、医
療機関におけるコンピュータシステムの改造にコストが
かかる可能性がある。また、データベースとして属性を
付与するために、傷病名、治療内容等に対応したコード
をマスタとして医療機関のコンピュータシステムに保持
しておく必要があり、当該マスタの変更等の保守作業に
医療機関の負担がかかる可能性がある。
【0005】従来、電子媒体に診療内容を保存する場合
の別のデータ形式として、帳票描画様式で印刷データを
保管する印刷データ方式がある。この帳票描画様式で印
刷データを保管する印刷データ方式については、出力装
置の仕様の違いに影響されないページ記述言語によって
記述された描画コマンドの集合を記憶しておき、出力装
置の仕様に適合して出力することが、特開平6−162
008号、特開2001−216453号に記載されて
いる。また、特開平7−311778号には、プリンタ
セレクタを用いて、仮想プリンタドライバとプリンタド
ライバを切り替え、紙に印刷するのではなく、仮想プリ
ンタドライバによって帳票データをファイルの形式で保
存することが記載されている。さらに、特開2001−
216453号には通信回線で接続されたクライアント
とサーバ間で、帳票描画形式で保管された印刷データを
伝送し、帳票を画面に表示することが記載されている。
また、特開平7−311778号には、表示のためのブ
ラウザデータを描画コマンドから作成することが記載さ
れている。また、帳票に記載された氏名文字列中の文字
のように、標準の文字コードが決められていない外字を
含む文字列を印刷または画面表示することに関して、特
開2000−250897号には、外字の表現形態の同
一性を保持する目的で、異なる文字コード体系をもつシ
ステム間では、外字の内で類似するフォントについて
は、各システムの外字コードを対応付けしておくことが
記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
帳票描画様式で印刷データを保管する印刷データ方式で
は、次のような課題がある。すなわち、 (1)帳票の内容を審査するためには、帳票の記載内容
である傷病名や治療方法の文字列にコードを付与する必
要がある。コード付与の必要な理由は、予め決められた
マスタにおいて診療内容にはコード(以下、内容コード
と呼ぶ)が決められており、当該コードに従って、診療
報酬が算出されるためである。帳票では項目とそれに対
応した内容が記載されているため内容に対応する項目と
対応づける、つまりは対応する項目欄記載の文字列を属
性として付与する必要がある。例えば、傷病名という項
目に内容として心不全という文字列が記載されている場
合、内容である心不全に対して傷病名という属性を付与
する必要がある。しかしながら、特開平6−16200
8号、特開2001−216453号においては、描画
コマンドの集合である印刷データを表示することが記載
されているが、記載内容に属性を付与すること又内容を
抽出することが考慮されていない。印刷データ内の文字
列は順番がまちまちであり、項目文字列とそれに対応す
る内容文字列が明示的に区別されていないため、印刷デ
ータそのままでは得られた文字列が何を意味しているの
か、属性の判別が不能である。例えば、レセプトには、
漢字文字列や数字文字列が記載されているが、漢字文字
列が傷病名をあらわすのか、治療方法をあらわすのか、
判別が不能である。特に、数字文字列が記載されている
場合、当該数字文字列が、レセプトの請求点なのか、一
部負担金なのか、属性の判別が不能である。
【0007】(2)印刷データの形式で審査機関に提出
された場合、当該印刷データを画面に表示、あるいは印
刷するとき、医療機関ごとに外字に割り当てられる文字
コードが異なり、外字の取り扱いが不明である。特開2
000−250897号には、外字の対応付けを予め行
うことが記載されているが、多数の医療機関ごとに別々
に割り当てられた外字を対応付けることは、実用上困難
である。
【0008】(3)レセプトには続紙が添付されている
場合があり、当該続紙を印刷データとして扱う方法や続
紙からの内容抽出および内容コード化の方法が不明であ
る。
【0009】(4)印刷データに対する編集の方法が不
明である。レセプトには項目としての決定点を記載する
欄がある。診療内容を審査機関で審査した後、当該決定
点欄に決定点を記入することになるが、印刷データに対
して、決定点を挿入するという編集方法は不明である。
その理由は、印刷データ内に文字列が点在しており、決
定点の文字列の挿入位置が単純には決定できないためで
ある。
【0010】(5)印刷データに対して検索を行う場
合、キー文字列を含む文字列を抽出することは、特開2
001−216453号に記載されているが、属性を利
用した検索について考慮されていない。したがって、例
えば、属性として請求点をもつ数字文字列が所定値より
大きいレセプトを検索する場合、レセプトには多くの数
字文字列が記載されており、所望のレセプトを抽出する
ことは困難である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願において開示される発明のうち代表的なものは
以下の通りである。
【0012】本願は、帳票に記載される文字と該文字の
記載される座標と線情報を有する印刷データの取得手段
と、該印刷データの処理を制御する制御手段とデータ記
憶手段を備え、上記記憶手段は、帳票に印刷される枠の
情報を記憶し、上記制御手段は、上記取得手段から取得
した印刷データから上記枠の情報を用いて帳票の内容欄
と項目欄に記載される文字列を抽出し、上記内容欄に対
応する項目欄中に記載される文字列を該内容欄の文字列
に属性として付与し、上記属性づけられた文字列を上記
データ記憶手段に記憶させる処理を制御することを特徴
とする帳票処理装置を開示する。詳しくは、上記枠情報
を、項目欄は該項目欄中の文字列、内容欄は対応する項
目欄に記載される文字列と対応づけられて辞書として記
憶し、上記制御手段は、上記印刷データから線情報を抽
出して上記辞書に記憶される枠情報と上記抽出された線
情報を照合し、照合結果に基づいて、内容欄内の文字列
に上記辞書に記憶される対応する項目欄の文字列を属性
として付与することを特徴とする。よって、印刷データ
から内容欄の位置座標を検出し、その内容欄に含まれる
文字列に属性を付与するので、印刷データ内の文字列を
項目の文字列とその項目に対応した内容の文字列に選別
することができる。又、予め枠の構造をもつ保持した枠
構造辞書や、項目欄と内容欄の相対的な位置関係を保持
した属性辞書を利用するので、印刷データから抽出した
文字列に対して、項目の文字列と、その項目に対応した
内容の文字列を区別することができる。
【0013】さらに、印刷データの続紙の内容に対して
特定の属性を付与することにより、続紙の印刷データを
1枚目の印刷データと併せて一つの印刷データとしてお
り、また、続紙の内容に特定の属性、例えば、レセプト
では明細欄という属性を付与するので、続紙から内容を
抽出することができる。
【0014】又、取得した描画コマンドの内容を解釈す
るステップと、文字の描画コマンドについて該文字が内
字か外字か判定するステップと、外字と判定された場合
には、該外字のビットマップデータを取得するステップ
と、上記ビットマップデータと上記外字の位置座標を含
む印刷データを出力するステップとをコンピュータに実
行させるためのプログラムを開示する。よって、印刷デ
ータごとに外字のビットマップイメージを保持している
ので、多数の医療機関ごとに別々に割り当てられた外字
が帳票に含まれる場合でも、正確に外字のフォントを画
面に表示したり、プリンタで紙に印刷したりすることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。尚、本願の処理は
コンピュータ等の情報機器に本願処理フローを実行させ
るプログラムをインストールすることによっても実現さ
れる。
【0016】図1は本発明の一実施形態である帳票情報
処理装置の構成図である。通信回線100を介して、医
療機関に設置された帳票作成部101と審査機関に設置
された帳票内容コード化部102とからなる。制御部1
07は帳票作成部101の各部を制御しており、起動さ
れたアプリケーションプログラム108により、例え
ば、診療内容をキーボード等から入力され帳票情報が作
成される。紙に印刷される場合は、作成した帳票情報は
プリンタセレクタ109により、プリンタドライバ11
0を選択し、プリンタ103に紙の形式で出力される。
一方、印刷データとしてファイルの形式で出力される場
合は、仮想プリンタドライバ111が選択される。本発
明において仮想プリンタドライバは、実際のプリンタに
帳票情報を出力するのではなく、アプリケーションプロ
グラム108から印刷用に出力される描画コマンドを解
釈して帳票情報を電子的なファイルの形式である印刷デ
ータファイル113に出力する。描画コマンドとして
は、グラフィックの印刷・表示用の命令であってもよい
し、帳票を記述するページ記述言語やインタネット向け
の記述言語XMLであってもよい。なお、仮想プリンタ
ドライバに関しては、特開平7−311778に一例が
記載されている。又、帳票作成部101には外字ファイ
ル112が具備されており、帳票情報である文字として
外字が使用された場合、仮想プリンタドライバ111
は、外字情報を印刷データファイル113に出力する。
印刷データファイル113には、位置座標を含む文字情
報、線情報、外字のフォントをあらわすビットマップイ
メージを含む外字情報、および、頁の制御情報が保存さ
れる。印刷データファイル113は、通信回線100を
介して帳票内容コード化部102に伝送される。なお、
当該印刷データファイル113は電子媒体、例えば、フ
レキシブルディスク等、で帳票内容コード化部102に
配送してもよい。また、帳票内容コード化部102と帳
票作成部101とが、同じ計算機内部にある構成であっ
てもよい。
【0017】帳票内容コード化部102では、伝送され
た印刷データを印刷データファイル129に保管すると
ともに、当該印刷データを解析し、内容を抽出するとと
もに、所定のコードに変換する。制御部120によって
各部が制御されている。また、表示装置104、キーボ
ード105、プリンタ106が接続されている。画面表
示・印刷部125では、印刷データからビットマップイ
メージを生成し、表示装置104で画面に帳票を表示す
る。また、プリンタ106によって紙に帳票を印刷す
る。内容抽出部121では、印刷データから帳票の項目
欄と項目に対応した内容欄を抽出する。ここでは、予め
設定している枠の構造や項目名である属性を備えた枠・
属性辞書122を用いて、内容を抽出する。例えば、レ
セプトでは項目として傷病名があり、傷病名に対応した
内容欄に具体的な傷病名、例えば、心不全などが記載さ
れており、当該内容抽出部121で、項目である傷病名
に対応した具体的な内容である心不全などの文字列を抽
出し、属性付き内容ファイル128に格納する。また、
コード変換部123では、傷病名とその内容コードを保
管している変換表124を用いて、抽出した内容文字列
を内容コードに変換し、コード化ファイル127に格納
する。
【0018】編集・検索部126では、印刷データに対
して、指定の属性をもつ内容欄の変更を行うとともに、
属性を含む検索条件に従って、印刷データを検索し、所
望の帳票情報を求める。
【0019】図4に情報処理の対象とする帳票の一例と
して、紙に印刷、または、画面に表示された状態の帳票
を400で示す。帳票は図示のように、文字情報と線情
報からなる。縦線および横線で囲まれた領域が枠であ
る。枠内の文字列410、420、412、421、4
22等と枠外の文字列401、402、403、404
からなる。「氏名」と記載された項目欄410に対応し
て内容文字列420があり、当該欄に「山田次郎」が記
載されている。また、同じように、項目欄412に対応
して内容文字列421、422がある。さらに項目欄4
13に対応して内容文字列424、425がある。項目
の文字列415「請求点」と、それに対応する内容文字
列426「6,655」が同じ枠に記載されている場合
もある。項目の文字列416「決定点」には、対応する
内容文字列の記載がない。「点数」414と記載された
文字列に対して、内容文字列423が記載されている。
また、項目名の文字列417「一部負担金円」に対応す
る内容文字列427「8,445」は、項目の枠と同じ
である。枠外の文字列401、402、403、404
は、それぞれ、内容文字列である。属性「診療年」に対
する内容文字列401として「13」、属性「診療月」
に対する内容文字列402として「10」、属性「県番
号」の内容文字列403として「33」、属性「医療機
関コード」の内容文字列404として「123456」
が記載されている。
【0020】次に図1に示した各部の詳細を説明する。
【0021】図10は仮想プリンタドライバ111によ
り印刷データファイル113を作成する手順の説明図で
ある。仮想プリンタドライバを用いて印刷を実行する
と、ステップ1000で仮想プリンタドライバに送られ
てきた描画コマンドが尽きるまで、ステップ1001、
1002以下の処理を行う。ステップ1001で描画コ
マンドを受信し、ステップ1002で、当該描画コマン
ドが、頁開始制御情報、文字・線・外字情報、頁終了制
御情報、のいずれかを判定する。もし、頁開始制御情報
である場合、ステップ1003で印刷データファイル1
13をオープンする。また、当該描画コマンドが文字・
線・外字情報の場合、ステップ1004で印刷情報を生
成する。さらに、当該描画コマンドが頁終了制御情報で
ある場合、ステップ1005で印刷データファイル11
3をクローズし、ステップ1006で、1007で示す
処理ポイントに移動する。
【0022】図9はステップ1004印刷情報の生成処
理の手順を説明する図である。ステップ900で描画コ
マンドを入力し、ステップ901で当該描画コマンドを
解釈する。ステップ902で描画コマンドの描画対象が
文字か、文字以外、例えば線であるかを判定する。も
し、描画コマンドの描画対象が文字の場合、ステップ9
03で内字か外字かを判定する。ここで、内字とは標準
的に文字にコードが割り当てられている文字であり、工
業規格として文字コードが決められているものである。
一方、外字とは工業規格として文字コードの決められて
いないものをいう。内字の場合、描画コマンドの解釈結
果からステップ904でフォントを指定し、さらに、ス
テップ905で文字位置を指定し、ステップ906で文
字情報を生成し、ステップ907で文字情報を印刷デー
タファイル113に格納する。文字情報の例を303に
示す。一方、もし、ステップ903で外字と判定された
場合、ステップ908で外字のフォントをビットマップ
形式で格納している外字ファイル112のビットマップ
画像にアクセスし、ステップ909で当該外字の画像を
読み込む。そして、ステップ910で文字の位置座標を
指定し、ステップ911で外字情報305を生成し、ス
テップ912で外字情報305を印刷データファイル1
13に格納する。外字情報305の一例を800に示
す。ステップ902で描画コマンドの描画対象が文字以
外であると判定された場合、ステップ913で線の始点
と終点の位置座標を指定し、ステップ914で線情報3
04を生成し、ステップ915で線情報304を印刷デ
ータファイル113に格納する。最後にステップ916
で描画コマンドからの印刷情報の生成終了を送信する。
【0023】図2は内容抽出部121の処理の流れ図で
ある。文字情報と線情報、外字情報を含む印刷データに
対して、ステップ200で先ず、各文字の位置座標を文
字情報として抽出する。そして、ステップ201で外字
情報、ステップ202で線情報を抽出する。線情報とし
ては、線の始点座標と終点座標を備えており、縦線と横
線がある。ステップ203で、線情報を用い、縦線と横
線で囲まれた枠を抽出する。ステップ204で抽出した
各枠に対して、枠・属性辞書122を用いて属性を付け
る。ステップ204の属性付けの詳細処理は図15で説
明する。図15は、ステップ204の属性付けの処理手
順を示す図である。先ず、ステップ1500で予め備え
ている1300、1400で示す枠・属性辞書を入力す
る。また、印刷データからステップ203で抽出した枠
抽出結果をステップ1501で入力する。次いで、ステ
ップ1502で枠・属性辞書と枠抽出結果の照合を行
い、辞書に設定されている枠に対応する枠を決定する。
そして、ステップ1503で属性辞書1400を用い、
抽出した枠に対して属性を付与する。
【0024】ステップ205では文字情報を用いて、文
字の並びである文字列を抽出する。図5はステップ20
3で示す枠抽出の結果とステップ205で示す文字列抽
出の結果を示す。印刷データの500で示す帳票から、
枠内の文字列が文字列を囲む長方形の座標として抽出さ
れる。枠510内の文字列530、枠511内の文字列
531、枠512内の文字列532、枠513内の複数
の文字列533、枠514内の文字列534、枠515
内の文字列535、枠516内の文字列536、枠51
7の複数の文字列557、枠518内の複数の文字列5
58、枠519内の文字列559、枠520内の複数の
文字列560が、それぞれ抽出されている。
【0025】次に、ステップ206で文字列が尽きるま
で、ステップ207以下の処理を繰り返す。ステップ2
07では、当該文字列が枠の内部か外部かを判定し、も
し、枠の内部であれば、ステップ208で枠内部の内容
抽出を行う。一方、当該文字列が枠の外部であれば、ス
テップ209で枠外部文字列への属性付けと内容抽出を
行う。
【0026】枠内部の内容抽出ステップ208の詳細を
図17で説明する。先ず、ステップ1700で抽出した
枠の座標と文字列の座標を入力する。そして、ステップ
1701で、枠と内部の文字列との対応付けを行う。ス
テップ1702で枠の属性を入力し、ステップ1703
で文字列に当該枠の属性を付与する。
【0027】次に、図19はステップ209の枠外部の
属性付け内容抽出処理の流れ図である。枠・属性辞書1
800が読み込まれている状態で、ステップ1900で
枠外の文字列が入力される。そして、ステップ1901
で枠・属性辞書1800に保管されている属性が尽きる
まで、ステップ1902、1903以下の処理を行う。
ステップ1902では、枠・属性辞書1800の属性に
対応した項目文字列を設定し、ステップ1903で入力
された文字列と項目文字列の照合を行う。そして、ステ
ップ1904で、もし、入力文字列と項目文字列が一致
すれば、ステップ1905で、当該属性を一時的に登録
する。ステップ1906で一時的に登録した属性があれ
ば、ステップ1907で枠・属性辞書1800の当該属
性に対応する探索方向を設定するとともに、ステップ1
980で探索範囲を設定する。そして、ステップ190
9で属性に対応する内容文字列を探索する。入力された
文字列に照合する項目文字列が照合されない場合には入
力された文字列に照合する項目文字列が照合されない場
合には探索をリジェクトとすればよい。なお、帳票に元
々、枠が無い印刷データの場合は、ステップ209の枠
外部の属性付け・内容抽出処理を行えばよい。また、紙
に枠や項目が予め印刷されているレセプト専用用紙を用
いて印刷するアプリケーションプログラム108の場
合、作成した印刷データには枠と項目が両方とも無い。
このような枠の線情報と項目の文字情報が両方とも無い
印刷データの場合、存在する文字情報から抽出した文字
列に600で示す枠構造辞書と同様な仮想的な枠を設定
し、その仮想的な枠を用いて内容文字列を抽出して属性
を付与してもよい。
【0028】図7はステップ209の枠外部の属性付け
・内容抽出の処理結果を説明する図である。400で示
す入力帳票に対するステップ209の処理結果を700
に示す。ステップ209により枠内の文字列の中から、
内容に対応する文字列が抽出される。ステップ203で
抽出された710から720に示した枠が、予め備えら
れている図6で示す辞書600と照合され、ステップ2
04で各枠に枠の種類、属性が付与される。入力帳票に
対して、太い実線で示した枠711、713、715、
717、718、719、720内の文字列731、7
33、734、736、739、720、744、74
5が内容を表す文字列である。なお、枠718、71
9、720は、枠種類が1439、1440、1441
で示すように項目・内容が同枠であり、項目の文字列と
内容の文字列が含まれており、それらの文字列から配置
情報をもとに内容文字列を選択する。
【0029】図3は入力データおよび処理結果のデータ
の説明図である。印刷データ300は、1頁分のデータ
を示す。頁開始制御情報302、文字情報303、線情
報304、外字情報305、頁終了制御情報306から
なる。頁開始制御情報302は、頁の開始を示す制御情
報である。文字情報303には文字コードとその文字の
位置座標を含む。例えば、文字「傷」には、位置座標と
してx座標の値171、y座標の値1692が保管され
ている。また、文字情報として、外字の場合は、外字情
報305で当該外字に割り当てられて文字コードとその
文字の位置情報を有している。線情報304は、線の始
点座標と終点座標の情報を含んでいる。例えば、ある線
の始点のx座標200、y座標500であり、終点のx
座標200、y座標4000である。この例では、座標
値から縦線であることがわかる。なお、次頁の印刷デー
タを301に示す。外字情報305は外字の文字コード
と外字の文字フォントのビットマップイメージからな
る。図8は外字情報305の詳細を説明する図である。
800で示す外字情報には、外字のコードとその外字の
ビットマップイメージが含まれている。図中、801、
802、803で示す外字データに、外字のコード、例
えば、801の外字データでは16進数f040で示す
文字コードが割り当てられ、その次にビットマップイメ
ージが0,1の並びで保管されている。128で示す属
性付き内容ファイルの文字列データを310に示す。な
お、311は、属性付き文字列データの次頁を示す。文
字列データ312、313、314は、属性とその内容
を示す文字列が保管されている。例えば、文字列データ
312には、属性として「傷病名」、対応する内容文字
列として「心不全」が保存されている。コード化ファイ
ル127に保存されるコード化データを320、321
に示す。320は1頁分のコード化データであり、32
1は次頁分のコード化データである。312に示した内
容文字列「心不全」が322で示す内容コード「100
0」に変換される。また、313に示す「高脂血症」が
内容コード323「1010」に、314に示す「ホウ
酸0.4g」が内容コード324「2000」に変換さ
れる。
【0030】図21は続紙を有するレセプトの印刷デー
タの形式を説明する図である。印刷データ2100は1
ページ目の印刷データ2101、続紙である2ページ目
の印刷データ2102、その次のページの印刷データ2
103からなる。各ページには頁開始制御情報211
0、2120、頁終了制御情報2114、2124が設
定されている。文字情報2111、2122、線情報2
112、2122、外字情報2113、2123が30
0で示す1ページの印刷データと同様に設定されてい
る。2ページ目以降の続紙に対応する印刷データ210
2の内容に対する属性は例えば、レセプトでは1455
で示す「摘要」を固定的に付与すればよい。あるいは、
続紙むけの枠・属性辞書122を別途具備しておき、内
容抽出部121で続紙に相当する印刷データに対して内
容を抽出してもよい。このように、レセプトの続紙に相
当する印刷データに対しても内容文字列に属性を付与し
てコード化することができるという効果がある。
【0031】図6は枠・属性辞書122を説明する図で
ある。600で示す標準的な帳票に対して、枠610、
811,612、613、614、615、616,6
17、618、619、620を辞書として保管してお
く。その内、太い実線で示した枠611、613、61
5、617、618、619、620は内容文字列が記
載されることになる内容欄である。一方、枠610、6
12、614、616は項目、即ち、内容欄の属性を示
す項目枠である。予め、枠が内容欄であるか、項目欄で
あるかの情報を当該辞書内に備えている。枠・属性辞書
122は、図13に示す枠構造辞書1300と図14に
示す枠属性辞書1400からなる。図13は枠構造辞書
の構成を説明する図である。枠構造辞書1300のデー
タ形式は、枠番号1301、枠中心座標1302、枠高
さ1303、枠幅1304の各値を備えた形式である。
本実施形態では、枠が1311から1321まで11個
の枠があり、それぞれ、枠番号1301、枠中心座標1
302、枠高さ1303、枠幅1304の各値を備え
る。例えば、1311で示す枠番号1では、枠中心座標
が1330で示すように、x座標150、y座標150
0である。また、当該枠の枠高さは1331に示すよう
に「100」、枠幅は1332で示すように「500」
である。また、図14は枠属性辞書1400の構成を説
明する図である。枠属性辞書1400のデータ形式は、
枠番号1401、枠種類1402、属性1403の各値
を備えた形式である。枠番号が1411から1421ま
で11個あり、図13の1311から1321で示す枠
番号と同じである。1402に示す枠の種類としては、
項目が記載された枠、内容が記載された枠、項目と内容
が同じ個所に記載された枠がある。各枠番号に対応して
枠種類が1411から1421まで設定されている。さ
らに、各枠番号に対して、属性が1451から1461
まで設定されている。例えば、1411で示す枠番号1
の枠は、枠610に対応しており、枠の種類は1431
に示す項目であり、属性は1451「氏名」である。1
412の枠番号2は、枠611に対応しており、枠の種
類は1432内容であり、属性は1452「氏名」であ
る。このように、610に示した枠1に対応した内容欄
が611の枠2であるという対応関係が、当該枠属性辞
書に保管されている。また、1421で示す枠番号11
の枠は、枠620に対応しており、枠の種類は1441
に示す項目・内容であり、その属性は1461に示す
「一部負担金」である。
【0032】図18はステップ209の枠外部の属性付
け。内容抽出処理で用いる枠・属性辞書の一例1800
のデータ形式を説明する図である。当該辞書のデータ
は、属性1801、項目文字列1802、探索方向18
03、探索範囲1804からなる。属性1801をもつ
内容文字列を抽出するため、項目文字列1802で示さ
れた文字列を手がかりにして、所定の探索方向かつ探索
範囲にある内容文字列を探索する。属性1810「診療
年」として、項目文字列1820「年」が設定されてお
り、対応する内容文字列を探索する方向1830が「左
方」であり、1834で示す探索範囲において、内容文
字列を探す。同じく、属性1811「診療月」に対し
て、項目文字列1821「月分」、探索方向1803
「左方」、探索範囲が設定されている。属性1813
「医療機関コード」に対して、項目文字列1823「医
コ」、探索方向1833「右方」、探索範囲が設定され
ている。
【0033】図11は属性付き内容ファイル128の一
例を説明する図である。属性付き内容ファイル128の
データ形式は1100に示すように、属性に対応した項
目とその項目に対応した内容欄の文字列からなる。11
01から1112までの項目に対して、それぞれ、11
21から1132までの内容文字列が抽出され属性付き
内容ファイル128に保管される。例えば、属性「診療
年」に対応した項目名1101「年」に関連付け内容文
字列「13」が保管される。また、1111に示す項目
名「請求点」に対して、内容文字列「6,655」が保
管される。
【0034】図16は内容文字列をコードに変換する変
換表124のデータ形式の説明図である。変換表124
の一例として傷病名の変換表を1600に示す。変換表
としては、薬剤名の変換表、診療行為の変換表が含まれ
る。データは1601に示す傷病名と1602で示す内
容コードからなる。一例を示すと、傷病名である「心不
全」1611は、コードとして1621に示す「100
0」が割り当てられている。また、1612「高脂血
症」には内容コード1622「1010」、1613
「腰痛症」には内容コード1623「1020」、16
14「関節痛」には内容コード「1624」が、それぞ
れ割り当てられている。
【0035】図12は画面表示・印刷部125での印刷
データのビットマップイメージへの復元手順の説明図で
ある。復元されたビットマップイメージが表示装置10
4やプリンタ106に出力される。先ず、ステップ12
00で印刷データファイル129をオープンし、ステッ
プ1201で、印刷データ内の描画コマンドが尽きるま
で、ステップ1204以下の処理を行い、最後にステッ
プ1203で当該印刷データファイル129をクローズ
する。ステップ1204で、印刷データ内の描画コマン
ドを入力し、ステップ1205で描画コマンドを解釈す
る。そして、ステップ1206で当該描画コマンドの描
画対象が文字か線かを判定する。もし、文字の場合、ス
テップ1207で内字か外字かを判定する。内字の場
合、ステップ1210でフォントを設定し、ステップ1
211で位置座標を設定する。そして、ステップ121
2で文字画像をビットマップイメージに描画する。一
方、描画対象が外字の場合、ステップ1213で印刷デ
ータファイルに格納されている外字情報800の外字ビ
ットマップデータにアクセスし、ステップ1214で当
該外字画像を読み込む。そして、ステップ1215で位
置座標を設定し、ステップ1216で外字画像をビット
マップイメージに描画する。一方、描画対象が線の場
合、ステップ1208で始点と終点の位置座標を設定
し、ステップ1209で線をビットマップイメージに描
画する。印刷データ内に保存されている外字情報を用い
て印刷データから帳票を復元するため、レセプトを作成
する医療機関ごとに外字の割り当てが異なっていても、
審査機関で当該外字を含む印刷データを正確に復元し
て、画面に表示・印刷ができるという効果がある。
【0036】図20は編集・検索部126における印刷
データに対する編集処理の手順を説明する図である。先
ず、内容の更新等、編集したい帳票内容欄の属性をステ
ップ2000で指定する。そして、ステップ2001で
更新する内容文字列を例えば、キーボード105から入
力する。ステップ2002で編集対象である印刷データ
ファイル129を読み込む。ステップ2003で印刷デ
ータから指定された属性に対応する内容枠を抽出する。
内容枠の抽出処理は図15に示す内容枠を抽出して属性
付けを行う処理と同様の処理で実現可能である。ステッ
プ2004で当該内容枠内の文字列を抽出する。ステッ
プ2005で、当該枠内に文字があるかどうかの判定を
行い、もし、編集対象の文字列があれば、ステップ20
06で該当文字情報を印刷データから削除する。ステッ
プ2007で、位置座標付きの文字情報を生成する。こ
こでは、入力された内容文字列に当該枠の座標から算出
された位置座標を付加して、303に示すような文字情
報を生成する。そして、ステップ2008で編集された
文字情報を印刷データファイル129に書き込む。この
ように、描画コマンドの形式からなる印刷データの編集
ができるため、例えば、空欄となっているレセプト40
0の決定点欄416に点数を書き込むことができる。ま
た、検索処理では、検索条件として、属性と内容文字列
に関する条件を指定する。例えば、検索条件として、属
性として「請求点」、内容文字列に関する条件として
「6000点以上」と指定する。ステップ2003で示
した処理と同様に指定した属性に対応する内容枠を抽出
し、当該内容枠に含まれる文字列をステップ2004と
同様の処理で抽出する。当該内容文字列に対して、先に
設定した検索条件「6000点以上」を満たす帳票を探
索する。このように、属性を指定して所定の条件をもつ
内容文字列を探索することができるため、数字文字列の
ように、印刷データに多数含まれている内容文字列であ
っても、指定の属性を有する文字列をもつ帳票を求める
ことができるため、単純に印刷データ内の数字文字列を
検索する場合と比べて、印刷データに対する検索精度を
高める効果がある。
【0037】上述のように、本願発明の帳票情報処理装
置は、入力された帳票データの処理において、帳票を記
述する情報を印刷データとして獲得する手段と、当該印
刷データから内容欄の位置座標を抽出する手段と内容欄
に含まれる文字列を抽出する手段と、内容に対応する項
目を属性として当該文字列に付与する手段を有すること
を特徴とする。上記内容欄の位置座標を抽出する手段
は、予め帳票の枠の構造を辞書として保持する手段と線
情報から枠を抽出する手段と、辞書内の枠と抽出した枠
を照合し内容欄に相当する枠を決定する手段とを有する
ことを特徴とする。又、予め帳票の項目欄と内容欄の相
対位置と項目欄の文字列を属性辞書として保持する手段
と、属性辞書内の文字列と帳票内の文字列とを照合し項
目欄の文字列を抽出する手段とを有し、項目欄と内容欄
の相対位置を用いて内容欄の位置座標を算出してもよ
い。
【0038】さらに、印刷データを獲得する手段は、帳
票の続紙に記載の印刷データを当該帳票の印刷データと
併せて獲得することを特徴とし、続紙の内容に対して特
定の属性を付与することを特徴とする。
【0039】又、属性を指定を受けた場合には、印刷デ
ータに対して当該指定属性に対応する内容欄の位置座標
を抽出する手段と、当該内容欄に含まれる内容文字列を
印刷データ中に新規生成または変更する編集手段を有
し、検索条件として属性と内容文字列に関する条件を指
定する手段と、当該印刷データから指定属性に対応する
内容欄の位置座標を抽出する手段と、内容欄に含まれる
文字列を抽出する手段と、内容欄の文字列が所定の条件
を満たす帳票を探索する手段とを有することを特徴とす
る。よって、指定した属性に対応する内容欄の位置座標
を抽出できるので、印刷データに対して、当該内容欄に
文字列の挿入や修正等の編集処理をすることができる。
【0040】又、入力された帳票を表現する印刷データ
の内部に保管されている文字のビットマップイメージを
含む外字情報にアクセスする手段と当該外字のビットマ
ップイメージを用いて文字フォントを描画して帳票を画
面に表示、もしくはプリンタに印刷する手段を有するこ
とを特徴とし、このために上記印刷データを獲得する手
段は、文字情報を獲得する手段と線情報を獲得する手段
と文字のビットマップイメージを含む外字情報を獲得す
る手段とを有することを特徴とする。
【0041】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の帳票情
報処理装置によれば、描画コマンドからなる印刷データ
に対して、項目を属性として内容に相当する文字列を抽
出することができるため、数字文字列のように多数の文
字列が印刷データに含まれていても内容文字列に対して
コードを付与することができる。例えば、数字文字列
が、レセプトの請求点なのか、一部負担金なのか、属性
の判別ができ、正確にコードを付与することができる。
【0042】また、医療機関ごとに外字に割り当てられ
る文字コードが異なっていても、印刷データ内部に外字
フォントのビットマップイメージを保管しているため、
外字を含む印刷データから、正しく復元でき、審査機関
において色々な医療機関から提出されたレセプトを正し
く画面に表示、あるいは印刷することができる。
【0043】また、仮想プリンタドライバを医療機関に
設置された帳票作成部に設定するだけで、印刷データの
獲得ができるので、安価な装置構成でレセプトの電子媒
体を作成できるという効果がある。
【0044】また、レセプトには続紙が添付されている
場合があり、当該続紙を印刷データとして扱うことがで
き、続紙からの内容抽出および内容コード化が可能であ
る。
【0045】さらに、印刷データに対する編集操作が実
現できる。例えば、レセプトには項目としての決定点を
記載する欄がある。診療内容を審査機関で審査した後、
当該決定点欄に決定点を記入することになるが、印刷デ
ータに対して、決定点を挿入することができ、決定点を
保存する別のデータ形式を用意する必要がなく、取り扱
いが容易になる。
【0046】また、印刷データに対して検索を行う場
合、属性を利用した検索が実現できる。例えば、属性と
して請求点をもつ数字文字列が所定値より大きいレセプ
トを検索する場合、レセプトには多くの数字文字列が記
載されていても、所望のレセプトを抽出することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である帳票情報処理装置の
構成図である。
【図2】内容抽出部121の処理の流れ図である。
【図3】入力データおよび処理結果のデータの説明図で
ある。
【図4】情報処理の対象とする帳票の一例である。
【図5】ステップ203で示す枠抽出の結果とステップ
205で示す文字列抽出の結果を示す図である。
【図6】枠・属性辞書122を説明する図である。
【図7】ステップ209の枠外部の属性付け・内容抽出
の処理結果を説明する図である。
【図8】外字情報305の詳細を説明する図である。
【図9】ステップ1004印刷情報の生成処理の手順を
説明する図である。
【図10】仮想プリンタドライバ111により印刷デー
タファイル113を作成する手順の説明図である。
【図11】属性付き内容ファイル128の一例を説明す
る図である。
【図12】画面表示・印刷部125での印刷データのビ
ットマップイメージへの復元手順の説明図である。
【図13】枠構造辞書の構成を説明する図である。
【図14】枠属性辞書1400の構成を説明する図であ
る。
【図15】ステップ204の属性付けの処理手順を示す
図である。
【図16】内容文字列をコードに変換する変換表124
のデータ形式の説明図である。
【図17】枠内部の内容抽出ステップ208の処理手順
を説明する図である。
【図18】ステップ209の枠外部の属性付け・内容抽
出処理で用いる枠・属性辞書の一例である。
【図19】ステップ209の枠外部の属性付け・内容抽
出処理の流れ図である。
【図20】編集・検索部126における印刷データに対
する編集処理の手順を説明する図である。
【図21】続紙を有するレセプトの印刷データの形式を
説明する図である。
【符号の説明】
111 仮想プリンタドライバ 112 外字ファイル 113 印刷データファイル 121 内容抽出 128 属性付内容ファイル 204 属性付けステップ 208 枠内部の内容抽出ステップ 209 枠外部の属性付け・内容抽出ステップ 300 印刷データ 303 文字情報 304 線情報 305 外字情報 400 対象帳票 510 抽出枠 530 抽出文字列 800 外字情報 909 外字画像読み込みステップ 1216 外字画像描画ステップ 1502 枠辞書との枠照合ステップ 1803 探索方向 1804 探索範囲 2007 位置座標付きの文字情報の生成ステップ 2100 続紙に対応した印刷データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 19/00 G06F 19/00 300L (72)発明者 新庄 広 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 永崎 健 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5B029 CC26 CC28 CC29

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帳票に記載される文字と該文字の記載さ
    れる座標と線情報を有する印刷データの取得手段と、該
    印刷データの処理を制御する制御手段とデータ記憶手段
    を備え、 上記記憶手段は、帳票に印刷される枠の情報を記憶し、 上記制御手段は、上記取得手段から取得した印刷データ
    から上記枠の情報を用いて帳票の内容欄と項目欄に記載
    される文字列を抽出し、上記内容欄に対応する項目欄中
    に記載される文字列を該内容欄の文字列に属性として付
    与し、上記属性づけられた文字列を上記データ記憶手段
    に記憶させる処理を制御することを特徴とする帳票処理
    装置。
  2. 【請求項2】 上記記憶手段は上記枠情報を、項目欄は
    該項目欄中の文字列、内容欄は対応する項目欄に記載さ
    れる文字列と対応づけて辞書として記憶し、上記制御手
    段は、上記印刷データから線情報を抽出し、 上記辞書に記憶される枠情報と上記抽出された線情報を
    照合し、 上記照合結果に基づいて、内容欄内の文字列に上記辞書
    に記憶される対応する項目欄の文字列を属性として付与
    することを特徴とする請求項1記載の帳票処理装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、印刷データの続紙の内
    容に対して特定の属性を付与することを特徴とする請求
    項1又は2のいずれかに記載の帳票情報処理装置。
  4. 【請求項4】 帳票に記載される文字と該文字の記載さ
    れる座標と線情報を有する印刷データ取得手段と、帳票
    に印刷された枠情報を記憶するデータ記憶手段を有する
    コンピュータに帳票処理を実行させるためのプログラム
    であって、 上記印刷データ取得手段を用いて印刷データを取得する
    ステップと、 上記記憶手段にアクセスして記憶される枠情報を取得す
    るステップと、 該枠情報を用いて上記印刷データから内容欄と項目欄に
    記載される文字列を抽出するステップと、 上記内容欄に対応する項目欄に記載される文字列を当該
    文字列に属性として付与して上記記憶手段に記憶させる
    ステップと、を有することを特徴とするプログラム。
  5. 【請求項5】 検索条件として属性と内容欄に記載され
    る文字列に関する条件を入力するステップと、 当該印刷データから上記指定属性に対応する内容欄の位
    置座標を抽出するステップと、 上記内容欄に含まれる文字列を抽出する手段と、 上記内容欄の文字列が上記検索条件を満たす帳票を探索
    し出力するステップとをコンピュータに実行させるため
    の請求項4記載のプログラム。
  6. 【請求項6】 描画コマンドを取得するステップと、 上記描画コマンドの内容を解釈するステップと、 文字の描画コマンドについて該文字が内字か外字か判定
    するステップと、外字と判定された場合には、該外字の
    ビットマップデータを取得するステップと、 上記ビットマップデータと上記外字の位置座標を含む印
    刷データを出力するステップとをコンピュータに実行さ
    せるためのプログラム。
  7. 【請求項7】 印刷データを取得する手段と、該印刷デ
    ータを表示する表示装置と、該印刷データの処理を制御
    する制御装置を備え、 上記印刷データ取得手段によって取得される印刷データ
    は外字についてはビットマップデータを有し、 上記制御装置は、上記ビットマップデータを用いて外字
    のフォントを上記表示装置に表示することを特徴とする
    帳票情報処理装置。
  8. 【請求項8】 帳票作成装置と帳票情報処理装置を有す
    る帳票情報処理システムであって、 上記帳票作成装置と上記帳票情報処理装置はネットワー
    クを介して接続され、上記帳票作成装置は、描画コマン
    ドを取得する手段と該描画コマンド処理を制御する制御
    手段を有し、上記制御手段は、上記描画コマンドの内容
    を解釈して印刷データを出力するステップを制御し、 上記帳票情報処理装置は、帳票に印刷された枠情報を記
    憶する記憶手段と、上記ネットワークを介して印刷デー
    タを受け取る手段と該印刷データ処理を制御する制御手
    段を有し、上記制御手段は、上記取得した印刷データか
    ら上記枠情報を用いて内容欄と項目欄を抽出するステッ
    プと、帳票に記載される文字列を抽出するステップと、
    上記内容欄に対応する項目欄中に記載される文字列を該
    内容欄の文字列に属性として付与するステップとを制御
    することを特徴とする帳票情報処理システム。
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