JP2003248708A - 時計デザイン処理システムおよび時計デザイン処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】より簡単にユーザの嗜好に応じたデザインの時
計を作成することができる時計デザイン処理システムお
よび時計デザイン処理装置を提供する。 【解決手段】時計デザイン処理装置２には、時計の基準
デザインデータを記憶する記憶部と、ユーザ端末装置３
によるデザイン作成要求を受信すると、要求元のユーザ
端末装置３に、記憶部に記憶されている基準デザインデ
ータを送信し、ユーザ端末装置３から基準デザインデー
タに基づいて生成された出力用デザインデータを受信す
ると、受信した出力用デザインデータに応じた出力を行
わせるＣＰＵとを設け、ユーザ端末装置３には、所望の
時計のデザイン作成要求を時計デザイン処理装置２に送
信し、所定の指示に従った処理により所望の出力用デザ
インデータを生成し、生成した出力用デザインデータを
時計デザイン処理装置に送信するＣＰＵを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、通信ネ
ットワークを介して、ユーザにより端末装置等で生成さ
れた所望の時計に関するデザインデータに応じて、所望
の時計のデザインの構成部品を生成し、所望の配送先に
配送する時計デザイン処理システムおよび時計デザイン
処理装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ユーザが時計を購入をする際に
は、たとえば、時計店等において、メーカーで製作され
た多様な既製品の時計の中から、ユーザの好みの時計を
選択して購入していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、ユーザの時計
に対する好みが多様化し、たとえば、ユーザにとって既
製品の時計の形は満足するが、その時計の配色や絵柄等
がユーザの希望と異なるという場合がある。上述した場
合には、従来、たとえばユーザは時計のムーブメントや
指針等を購入し、木板や型紙等に好みのデザインを施し
て文字盤を作成、または、ペイント等により好みの配色
や絵柄を時計の外装にデザインして、オリジナル時計を
作成していた。しかし、上述のように、自分の好みのオ
リジナル時計を作成する際に、ペイント等を行うので非
常に手間がかかるという問題がある。

【０００４】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、より簡単にユーザの嗜好に応じ
たデザインの時計を作成することができる時計デザイン
処理システムおよび時計デザイン処理装置を提供するこ
とにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の時計デザイン処理システムは、通信ネット
ワークを介してデータの送受信を行う通信機能を含む、
端末装置、および時計に関するデザインデータを処理す
る時計デザイン処理装置を有する時計デザイン処理シス
テムであって、前記端末装置は、所望の前記時計のデザ
イン作成要求を前記時計デザイン処理装置に送信し、所
定の指示に従った処理により所望の出力用デザインデー
タを生成し、前記生成した出力用デザインデータを前記
時計デザイン処理装置に送信するデザイン処理手段を含
み、前記時計デザイン処理装置は、前記時計の基準デザ
インデータを記憶する記憶手段と、前記端末装置による
デザイン作成要求を受信すると、前記要求元の端末装置
に、前記記憶手段に記憶されている基準デザインデータ
を送信し、前記端末装置から前記基準デザインデータに
基づいて生成された前記出力用デザインデータを受信す
ると、当該受信した出力用デザインデータに応じた出力
を行う制御手段とを含む。

【０００６】本発明によれば、端末装置において、デザ
イン処理手段では、所望の時計のデザイン作成要求を時
計デザイン処理装置に送信し、所定の指示に従った処理
により所望の出力用デザインデータを生成し、生成した
出力用デザインデータが時計デザイン処理装置に送信さ
れる。時計デザイン処理装置において、記憶手段では、
時計の基準デザインデータが記憶され、制御手段では、
端末装置によるデザイン作成要求を受信すると、要求元
の端末装置に、記憶手段に記憶されている基準デザイン
データを送信し、端末装置から基準デザインデータに基
づいて生成された出力用デザインデータを受信すると、
当該受信した出力用デザインデータに応じた出力が行わ
れる。

【０００７】さらに、前記目的を達成するために、本発
明の時計デザイン処理装置は、端末装置と、通信ネット
ワークを介してデータの送受信を行い、時計に関するデ
ザインデータを処理する時計デザイン処理装置であっ
て、前記時計デザイン処理装置は、前記時計の基準デザ
インデータを記憶する記憶手段と、前記端末装置による
デザイン作成要求を受信すると、前記要求元の端末装置
に、前記記憶手段に記憶されている基準デザインデータ
を送信し、前記端末装置から前記基準デザインデータに
基づいて生成された出力用デザインデータを受信する
と、当該受信した出力用デザインデータに応じた出力を
行う制御手段とを含む。

【０００８】

【発明の実施の形態】第１の実施の形態 図１は、本発明の時計デザイン処理システムに係る第１
の実施の形態の全体の構成を示す図である。本実施に係
る時計デザイン処理システム１は、図１に示すように、
時計デザイン処理装置２、ユーザ端末装置３、および出
力端末装置４を有する。時計デザイン処理装置２は、ユ
ーザ端末装置３、および出力端末装置４と通信ネットワ
ークを介して接続されている。たとえば、通信ネットワ
ークは、ＬＡＮ（Local area network）や、ＷＡＮ（Wi
de area network ）や、インターネット等である。

【０００９】また、図示しないが複数のユーザ端末装置
３が、通信ネットワークを介して接続されていてもよ
い。ユーザ端末装置３は、ユーザの操作に応じて、時計
デザイン処理装置２にアクセスして、所望の時計に関す
るデザインを行う。時計デザイン処理装置２は、ユーザ
端末装置３からの要求に応じて、所望の時計に関するデ
ザインを、ユーザ端末装置３に行わせるサービスを提供
する。

【００１０】時計デザイン処理装置２は、ユーザ端末装
置３から送信された出力用デザインデータを受信する
と、出力端末装置４に出力用デザインデータを送信す
る。たとえば、出力端末装置４はフィルム印刷所に設置
されており、出力用デザインデータを受信すると、受信
した出力用デザインデータに応じた出力を行う。たとえ
ば、出力端末装置４は出力用デザインデータに応じて、
所望の時計の構成部品ｐ、たとえば、時計に貼り付けら
れるフィルムに印刷させる。印刷されたフィルムは、た
とえば配送員によりユーザ宛に配送される。

【００１１】図２は、図１に示した時計デザイン処理装
置の構成を示すブロック図である。時計デザイン処理装
置２は、図２に示すように、通信Ｉ／Ｆ（Interface ）
２１、入力部２２、出力部２３、ＲＡＭ（Random acces
s memory）２４、ＲＯＭ（Read only memory）２５、記
憶部２６、ＣＰＵ（Central processing unit ）２７、
およびバスＢＳを有する。

【００１２】通信Ｉ／Ｆ２１、入力部２２、出力部２
３、ＲＡＭ２４、ＲＯＭ２５、記憶部２６、およびＣＰ
Ｕ２７は、バスＢＳに接続されている。記憶部２６は記
憶手段に相当し、ＣＰＵ２７は制御手段に相当する。

【００１３】通信Ｉ／Ｆ２１は、ＣＰＵ２７の監視の
下、通信ネットワークを介して、ユーザ端末装置３およ
び出力端末装置４とデータ通信を行う。入力部２２は、
たとえば、キーボード等であり、たとえば管理者の操作
により所望のデータが入力されＣＰＵ２７に出力する。

【００１４】出力部２３は、たとえば、ディスプレイ等
であり、ＣＰＵ２７の制御に応じて所望のデータに基づ
いた画像を出力する。ＲＡＭ２４は、ＣＰＵ２７の制御
処理に伴って生成されるデータが格納され、いわゆるワ
ーキングエリアとして用いられる。ＲＯＭ２５には、Ｃ
ＰＵ２７において実行されるプログラムや、初期デー
タ、種々のパラメータ等が格納されている。

【００１５】記憶部２６には、所定のデータが記憶され
る。たとえば、記憶部２６には、対応データｄｓ、デザ
インプログラムｄｐ、および出力用デザインデータｄｄ
が記憶される。また、図示しないが、記憶部２６には、
複数の出力用デザインデータｄｄが記憶される。

【００１６】図３は、図１の時計デザイン処理システム
に記憶されている対応データを模式的に示す図である。
記憶部２６において、対応データｄｓは、図３に示すよ
うに、型番データｄｎと、基準デザインデータｄｚとを
対応付けて記憶する。型番データｄｎは、時計の種類を
識別するためのデータであり、時計の種類毎に異なった
識別情報が割り当てられる。たとえば、型番データｄｎ
は、所定の文字数の英数字である。

【００１７】図４は、図１の記憶部に記憶されている基
準デザインデータを模式的に示す図である。基準デザイ
ンデータｄｚは、たとえば、時計の型番毎の設計図であ
り、たとえば、時計の外装に関する設計図である。基準
デザインデータｄｚは、たとえば、図４に示すように時
計の展開図、たとえば正面図ｄｚ１、左側面図ｄｚ２、
右側面図ｄｚ３、および上側面図ｄｚ４を含む。基準デ
ザインデータｄｚは、上述した形態に限られるものでは
ない。たとえば、正面図、左側面図、右側面図、上側面
図、下側面図、裏面図の６面を含んでいてもよいし、い
ずれか１つを含んでいてもよい。

【００１８】デザインプログラムｄｐは、出力用デザイ
ンデータｄｄを生成するプログラムである。たとえば、
デザインプログラムｄｐは、ユーザ端末装置３に送信さ
れ、ユーザ端末装置３で実行されてもよいし、時計デザ
イン処理装置２で実行され、ユーザ端末装置３からの所
望の要求に応じて出力用デザインデータｄｄを生成して
もよい。また、ユーザ端末装置３の情報処理能力に関す
る性能データｄｅに応じて、所望の処理を行う複数のデ
ザインプログラムｄｐを用意してもよい。たとえば、Ｃ
ＰＵ２７は、受信された性能データｄｅに応じたデザイ
ンプログラムｄｐを、ユーザ端末装置３に送信する。た
とえば、性能データｄｅは、ユーザ端末装置３の情報処
理能力、具体的には、情報処理速度、通信速度、情報処
理環境、ＯＳ（Operating system）等に関するデータを
含む。

【００１９】出力用デザインデータｄｄは、所望の時計
のデザインに関するデータであり、ユーザ端末装置３に
より生成される。また、出力用デザインデータｄｄは、
たとえば、宛先データｄａを含む。宛先データｄａは、
たとえば、出力用デザインデータｄｄに応じて出力され
る時計の構成部品の配送物の配送先に関するデータであ
り、郵便番号、住所、および氏名等を含む。

【００２０】ＣＰＵ２７は、ＲＡＭ２４をワークスペー
スとして、ＲＯＭ２５および記憶部２６に記憶している
所定のプログラム等に応じた所定の処理を行う。ＣＰＵ
２７は、通信Ｉ／Ｆ２１でユーザ端末装置３からデザイ
ン作成要求を受信すると、受信したデザイン作成要求に
応じて、所定の処理を行う。たとえば、具体的には、Ｃ
ＰＵ２７は通信Ｉ／Ｆ２１でユーザ端末装置３からデザ
インプログラムｄｐのダウンロード要求を受信すると、
要求元のユーザ端末装置３に、記憶部２６に記憶されて
いるデザインプログラムｄｐを、通信Ｉ／Ｆ２１に送信
させる。

【００２１】また、ＣＰＵ２７は、通信Ｉ／Ｆ２１でユ
ーザ端末装置３から、所望の時計に関する基準デザイン
データｄｚ、たとえば、時計の型番データｄｎに応じた
基準デザインデータｄｚのダウンロード要求を受信する
と、要求元のユーザ端末装置３に、記憶部２６に記憶さ
れている、対応データｄｓに基づいて、受信された型番
データｄｎに応じた基準デザインデータｄｚを、通信Ｉ
／Ｆ２１に送信させる。

【００２２】ＣＰＵ２７は、通信Ｉ／Ｆ２１で、ユーザ
端末装置３から出力用デザインデータｄｄが受信される
と、所望の処理を行う。たとえば、具体的には、ＣＰＵ
２７は、ユーザ端末装置３から出力用デザインデータｄ
ｄが受信されると、出力用デザインデータｄｄを記憶部
２６に記憶し、出力用デザインデータに応じた画像を生
成し、生成した画像を要求元のユーザ端末装置３に通信
Ｉ／Ｆ２１に送信させる。ユーザ端末装置３では、その
画像を完成予想図として表示し、ユーザに所望のデザイ
ンであるか否かを確認させる。

【００２３】ＣＰＵ２７では、性能データｄｅに基づい
て、ユーザ端末装置３の情報処理能力に応じた画像を生
成する。具体的には、たとえば、ＣＰＵ２７は、性能デ
ータｄｅに基づいて、ユーザ端末装置３の情報処理能力
が高いと判別した場合には、出力用デザインデータｄｄ
に応じて所望の時計の高解像度の３次元画像を生成し
て、要求元のユーザ端末装置３に送信する。

【００２４】また、ＣＰＵ２７は、性能データｄｅに基
づいて、ユーザ端末装置３の情報処理能力が低いと判別
した場合には、出力用デザインデータｄｄに応じて、た
とえば、所望の時計の低解像度の３次元画像を生成し、
要求元のユーザ端末装置３に送信してもよいし、出力用
デザインデータｄｄに応じて所望の時計の展開図の画像
を生成し、要求元のユーザ端末装置３に送信してもよ
い。

【００２５】図５は、図１の時計デザイン処理装置によ
り生成した３次元画像を模式的に示す図である。ＣＰＵ
２７は、たとえば、図５に示すように、出力用デザイン
データｄｄに基づいて３次元画像ｄｄ３を生成する。ま
た、たとえば、ＣＰＵ２７は、所望の要求に応じて、時
計をオブジェクトとして、ｘ，ｙ，ｚ軸に所望の量だけ
平行移動、およびｘ，ｙ，ｚ軸方向に所望の角度だけ回
転した３次元画像を生成する。

【００２６】ＣＰＵ２７は、ユーザ端末装置３の確認処
理結果に応じた処理を行う。たとえば、ＣＰＵ２７で
は、通信Ｉ／Ｆ２１で受信した、ユーザ端末装置３から
の確認処理結果に出力用デザインデータが適正である、
たとえば画像が所望の時計の完成予想画像である旨を示
すデータが含まれているか否かを判別する。

【００２７】ＣＰＵ２７では、確認処理結果に出力用デ
ザインデータｄｄが適正である旨を示すデータが含まれ
ていない、または適正でない旨を示すデータが含まれて
いると判別した場合には、ユーザ端末装置３に出力用デ
ザインデータｄｄの再送要求を、通信Ｉ／Ｆ２１に送信
させる。

【００２８】また、ＣＰＵ２７では、確認処理結果に出
力用デザインデータｄｄが適正である旨を示すデータが
含まれていると判別した場合には、出力端末装置４に出
力用デザインデータｄｄを通信Ｉ／Ｆ２１に送信させ
る。出力端末装置４は、出力用デザインデータｄｄに応
じた出力を行う。

【００２９】図６は、図１に示した時計デザイン処理装
置の動作を説明するためのフローチャートである。時計
デザイン処理装置２の動作を図６を参照しながら、ＣＰ
Ｕ２７の動作を中心に説明する。

【００３０】ステップＳＴ１において、ＣＰＵ２７で
は、通信Ｉ／Ｆ２１を監視し、通信Ｉ／Ｆ２１で、所定
の要求が受信された場合には、後述する所望の処理を行
う。ステップＳＴ２において、ＣＰＵ２７では、通信Ｉ
／Ｆ２１で、ユーザ端末装置３からデザインプログラム
ｄｐのダウンロード要求が受信されたか否かが判別され
る。ＣＰＵ２７では、デザインプログラムｄｐのダウン
ロード要求が受信されたと判別した場合には、ユーザ端
末装置３から送信された、ユーザ端末装置３の情報処理
能力に関する性能データｄｅが通信Ｉ／Ｆ２１で受信さ
れる（ＳＴ３）。

【００３１】また、ステップＳＴ２およびステップＳＴ
３において、性能データｄｅは、ユーザ端末装置３から
のダウンロード要求に含まれていてもよいし、ダウンロ
ード要求の後に送信されてもよい。

【００３２】ステップＳＴ４において、ＣＰＵ２７で
は、記憶部２６に記憶されているデザインプログラムｄ
ｐを要求元のユーザ端末装置３に通信Ｉ／Ｆ２１に送信
させる。たとえば、具体的には、ＣＰＵ２７は、通信Ｉ
／Ｆ２１で受信されたユーザ端末装置３の性能データｄ
ｅに応じたデザインプログラムｄｐを要求元のユーザ端
末装置３に通信Ｉ／Ｆ２１に送信させ、ステップＳＴ５
の処理に進む。一方、ステップＳＴ２の判別において、
プログラムダウンロード要求でないと判別された場合に
は、ステップＳＴ５の処理に進む。

【００３３】ステップＳＴ５において、ＣＰＵ２７で
は、通信Ｉ／Ｆ２１で基準デザインデータｄｚのダウン
ロード要求が受信されたか否かが判別される。たとえ
ば、具体的には、通信Ｉ／Ｆ２１で、型番データｄｎに
応じた基準デザインデータｄｚのダウンロード要求が受
信されたか否かが判別される。ＣＰＵ２７では、型番デ
ータｄｎに応じた基準デザインデータｄｚのダウンロー
ド要求が受信されたと判別された場合には、記憶部２６
に記憶している対応データｄｓに基づいて、型番データ
ｄｎに応じた基準デザインデータｄｚを、要求元のユー
ザ端末装置３に、通信Ｉ／Ｆ２１に送信させ（ＳＴ
６）、ステップＳＴ７の処理に進む。一方、ステップＳ
Ｔ５の処理において、基準デザインデータｄｚのダウン
ロード要求でないと判別された場合には、ステップＳＴ
７の処理に進む。

【００３４】ステップＳＴ７の処理において、ＣＰＵ２
７では、通信Ｉ／Ｆ２１でアップロード要求が受信され
たか否かが判別される。たとえば、ＣＰＵ２７では、ユ
ーザ端末装置３により送信された出力用デザインデータ
ｄｄが受信されたか否かが判別される。ＣＰＵ２７で
は、アップロード要求であると判別された場合には、所
定のアップロード処理が行われる。具体的には、たとえ
ば、ＣＰＵ２７では、ユーザ端末装置３から送信された
出力用デザインデータｄｄが受信されると、受信した出
力用デザインデータｄｄを記憶部２６に記憶する。

【００３５】ステップＳＴ８において、ＣＰＵ２７で
は、通信Ｉ／Ｆ２１でユーザ端末装置３から性能データ
ｄｅが受信される。また、ステップＳＴ７およびステッ
プＳＴ８において、性能データｄｅは、ユーザ端末装置
３からのアップロード要求に含まれていてもよいし、ア
ップロード要求の後に送信されてもよい。

【００３６】ステップＳＴ９において、ＣＰＵ２７で
は、受信された出力用デザインデータｄｄをユーザ端末
装置３に確認させる処理が行われる。たとえば、ＣＰＵ
２７では、通信Ｉ／Ｆ２１で受信された性能データｄｅ
に基づいて、受信された出力用デザインデータｄｄに応
じた所望の時計に関する画像、たとえば、完成予想画像
が生成され、要求元のユーザ端末装置３に生成した画像
を通信Ｉ／Ｆ２１に送信させる。ユーザ端末装置３では
受信されたその画像が表示される。たとえば、ユーザ
は、表示された画像を見て所望の時計のデザインである
か否かを判断する。

【００３７】より具体的には、ＣＰＵ２７では、性能デ
ータｄｅに基づいて、ユーザ端末装置３の情報処理能力
が高いと判別された場合には、出力用デザインデータｄ
ｄに応じて所望の時計に関する高解像度の３次元画像を
生成して、通信Ｉ／Ｆ２１に要求元のユーザ端末装置３
に送信させる。また、ＣＰＵ２７では、性能データｄｅ
に基づいて、ユーザ端末装置３の情報処理能力が低いと
判別された場合には、出力用デザインデータｄｄに応じ
て、たとえば、所望の時計に関する低解像度の３次元画
像を生成して、通信Ｉ／２１に要求元のユーザ端末装置
３に送信させてもよいし、出力用デザインデータｄｄに
応じて所望の時計に関する展開図の画像を生成し、通信
Ｉ／Ｆ２１に要求元のユーザ端末装置３に送信してもよ
い。

【００３８】ステップＳＴ１０では、ＣＰＵ２７では、
ユーザ端末装置３の確認処理結果に応じた処理が行われ
る。具体的には、ＣＰＵ２７では、通信Ｉ／Ｆ２１で受
信した、ユーザ端末装置３からの確認処理結果に出力用
デザインデータが適正である、たとえば画像が所望の時
計の完成予想画像である旨を示すデータが含まれている
か否かが判別される。

【００３９】ステップＳＴ１０の判別において、ＣＰＵ
２７では、確認処理結果に出力用デザインデータｄｄが
適正である旨を示すデータが含まれていない、または適
正でない旨を示すデータが含まれていると判別された場
合には、ユーザ端末装置３に出力用デザインデータｄｄ
の再送要求を、通信Ｉ／Ｆ２１に送信させ（ＳＴ１
１）、ステップＳＴ１の処理に戻る。

【００４０】一方、ステップＳＴ１０の判別において、
ＣＰＵ２７では、確認処理結果に出力用デザインデータ
ｄｄが適正である旨を示すデータが含まれていると判別
された場合には、出力端末装置４に出力用デザインデー
タｄｄを通信Ｉ／Ｆ２１に送信させる。出力端末装置４
では、出力用デザインデータｄｄに応じた出力が行われ
る（ＳＴ１２）。そして、ステップＳＴ１の処理に戻
る。

【００４１】一方、ステップＳＴ７の判別において、Ｃ
ＰＵ２７では、アップロード要求が受信されていないと
判別された場合には、所望のデータが受信されていない
と判別し、ステップＳＴ１の処理に戻る。

【００４２】上述したように、本実施の形態の時計デザ
イン処理装置２には、ユーザ端末装置３および出力端末
装置４とデータ通信を行う通信Ｉ／Ｆ２１と、時計の型
番データｄｎと、時計の基準デザインデータｄｚとを関
連付ける対応データｄｓ、および時計の構成部品に関す
る出力用デザインデータｄｄを作成させるデザインプロ
グラムｄｐを記憶する記憶部２６と、通信Ｉ／Ｆ２１で
ユーザ端末装置３からデザインプログラムｄｐのダウン
ロード要求を受信すると、要求元のユーザ端末装置３
に、記憶部２６に記憶されているデザインプログラムｄ
ｐを通信Ｉ／Ｆ２１に送信させ、通信Ｉ／Ｆ２１でユー
ザ端末装置３から型番データｄｎに応じた基準デザイン
データｄｚのダウンロード要求を受信すると、要求元の
ユーザ端末装置３に、記憶部２６に記憶されている対応
データｄｓに基づいて、型番データｄｎに対応する基準
デザインデータｄｚを通信Ｉ／Ｆ２１に送信させ、通信
Ｉ／Ｆ２１で、出力用デザインデータｄｄ、性能データ
ｄｅが受信された場合には、出力用デザインデータｄｄ
を記憶部２６に記憶させ、性能データｄｅに基づいて、
出力デザインデータｄｄに応じた画像を生成して送信
し、ユーザ端末装置３に確認処理を行わせ、確認処理結
果が適正であった場合には、出力端末装置４に受信され
た出力用デザインデータｄｄを、通信Ｉ／Ｆ２１に送信
させ、出力端末装置４に出力用デザインデータｄｄに応
じた出力を行わせるＣＰＵ２７とを設けたので、ユーザ
端末装置３に所望の時計の構成部品に関するデザインを
行わせ、所定の出力端末装置４に、ユーザの出力用デザ
インデータｄｄに応じた出力を行わせることができる。

【００４３】図７は、図１に示したユーザ端末装置の構
成を示すブロック図である。ユーザ端末装置３は、図７
に示すように、通信Ｉ／Ｆ３１、入力部３２、出力部３
３、ＲＡＭ３４、ＲＯＭ３５、記憶部３６、ＣＰＵ３
７、およびバスＢＳを有する。通信Ｉ／Ｆ３１、入力部
３２、出力部３３、ＲＡＭ３４、ＲＯＭ３５、記憶部３
６、およびＣＰＵ３７は、バスＢＳに接続されている。

【００４４】ユーザ端末装置３は、ユーザの操作に応じ
て所定の出力用デザインデータを生成し、生成した出力
用デザインデータを時計デザイン処理装置に送信する。
通信Ｉ／Ｆ３１は、ＣＰＵ３７の監視の下、通信ネット
ワークを介して、時計デザイン処理装置２とデータ通信
を行う。

【００４５】入力部３２は、たとえば、キーボード３２
１や、マウス３２２等であり、たとえば、ユーザの操作
により所望のデータが入力されＣＰＵ３７に出力する。
入力部３２には、たとえば、ユーザの操作に応じて所望
の時計の型番データ、宛先データｄａ等が入力される。
出力部３３は、たとえば、ディスプレイ３３１等であ
り、ＣＰＵ３７から所望のデータに応じた画像を出力す
る。

【００４６】ＲＡＭ３４は、ＣＰＵ３７の制御処理に伴
って生成されるデータが格納され、いわゆるワーキング
エリアとして用いられる。ＲＯＭ３５には、ＣＰＵ３７
において、実行されるプログラムや、初期データ、種々
のパラメータ等が格納されている。記憶部３６には、所
定のデータが記憶される。たとえば、記憶部３６には、
性能データｄｅ、およびダウンロードされたデザインプ
ログラムｄｐ、出力用デザインデータｄｄ等が記憶され
る。

【００４７】ＣＰＵ３７は、所望の時計のデザイン作成
要求を時計デザイン処理装置２に送信する。具体的に
は、ＣＰＵ３７は、たとえば、ユーザの操作により入力
部３２に入力された、デザインプログラムｄｐをダウン
ロードさせる要求に応じて、時計デザイン処理装置２
に、デザインプログラムｄｐをダウンロードさせる要求
を通信Ｉ／Ｆ３１に送信させる。

【００４８】また、ＣＰＵ３７は、たとえば、ユーザの
操作により入力部３２に入力された型番データｄｎに応
じた基準デザインデータｄｚをダウンロードさせる要求
に応じて、時計デザイン処理装置２に、型番データｄｎ
に応じた基準デザインデータｄｚをダウンロードさせる
要求を通信Ｉ／Ｆ３１送信させる。

【００４９】ＣＰＵ３７は、通信Ｉ／Ｆ３１で、型番デ
ータｄｎに応じた基準デザインデータｄｚおよびデザイ
ンプログラムｄｐが受信されると、受信された基準デザ
インデータｄｚおよびデザインプログラムｄｐに応じ
て、出力用デザインデータｄｄを生成する。たとえば、
具体的には、デザインプログラムｄｐは、基準デザイン
データｄｚ、およびユーザの操作により入力部３２に入
力されたデータに応じて、出力用デザインデータｄｄを
生成する。

【００５０】また、デザインプログラムｄｐは、生成さ
れた出力用デザインデータｄｄに応じて、３次元画像を
生成し、生成された３次元画像を出力部３３に表示させ
る。

【００５１】図８は、図１に示したユーザ端末装置に表
示される画像の一具体例を説明する図である。ＣＰＵ３
７は、デザインプログラムｄｐにより、たとえば、出力
部３３のディスプレイ３３１に、図８に示すように、デ
ザイン作成画像ｖｄを表示させる。デザイン作成画像ｖ
ｄは、図８に示すように、デザイン表示部ｖｄ１、コン
トロール部ｖｄ２、およびポインタｖｄ３を有する。

【００５２】デザイン表示部ｖｄ１には、所望の時計の
基準デザインデータｄｚに応じた画像、たとえば、図８
に示すように時計の展開図や、３次元画像が表示され
る。コントロール部ｖｄ２には、たとえば、ユーザによ
るマウス３２２の操作により入力部３２に入力されるデ
ータに応じて動作するポインタｖｄ３が所定の領域にあ
り、マウス３２２のスイッチがクリックされると所定の
処理を行うメニューが表示されている。

【００５３】たとえば、コントロール部ｖｄ２には、線
の書き込み、図形の書き込み、文字の書き込み、画像の
書き込み、色の選択、３次元画像の表示、２次元画像の
表示等の所望の処理に関連付けられたアイコンが表示さ
れている。具体的には、ＣＰＵ３７は、ユーザにより入
力部３２のマウス３２２等によりクリックされると、ポ
インタｖｄ３の位置にあるアイコンに関連付けられた所
定の処理を行う。

【００５４】ＣＰＵ３７は、ユーザの操作に応じて入力
部３２に入力されたデータに応じて宛先データｄａを生
成する。たとえば、ＣＰＵ３７は、出力用デザインデー
タｄｄに生成した宛先データｄａを含める。本実施の形
態では、出力用デザインデータｄｄに宛先データｄａが
含まれる形態で説明したがこの形態に限られるものでは
ない。また、ＣＰＵ３７は、時計デザイン処理装置２
に、上述の処理により生成した出力用デザインデータｄ
ｄを、通信Ｉ／Ｆ３１に送信させる。

【００５５】図９は、図１に示したユーザ端末装置の動
作を説明するためのフローチャートである。ユーザ端末
装置３の動作をＣＰＵ３７の動作を中心に簡単に説明す
る。ステップＳＴ２１において、ＣＰＵ３７では、所望
の時計に関するデザイン作成要求を時計デザイン処理装
置２に送信する。具体的には、まず、デザインプログラ
ムｄｐのダウンロード要求を行う。

【００５６】たとえば、ＣＰＵ３７では、ユーザの操作
により入力部３２に入力された、デザインプログラムｄ
ｐをダウンロードさせる要求に応じて、時計デザイン処
理装置２に、デザインプログラムｄｐをダウンロードさ
せる要求を通信Ｉ／Ｆ３１に送信させる。

【００５７】また、ＣＰＵ３７では、時計デザイン処理
装置２に、ユーザ端末装置３の情報処理能力に関する性
能データｄｅを通信Ｉ／Ｆ３１に送信させる。この際、
ＣＰＵ３７では、デザインプログラムｄｐのダウンロー
ド要求に性能データｄｅを含めて、通信Ｉ／Ｆ３１に送
信させてもよい。

【００５８】時計デザイン処理装置２では、デザインプ
ログラムｄｐのダウンロード要求および性能データｄｅ
が受信されると、性能データｄｅに応じたデザインプロ
グラムｄｐがユーザ端末装置２に送信される。ユーザ端
末装置３では、通信Ｉ／Ｆ３１で、時計デザイン処理装
置２から送信されたデザインプログラムｄｐが受信され
ると、記憶部３６に記憶させる。

【００５９】ステップＳＴ２２において、ＣＰＵ３７で
は、たとえば、ユーザの操作により入力部３２に入力さ
れた型番データｄｎに応じた基準デザインデータｄｚを
ダウンロードさせる要求に応じて、時計デザイン処理装
置２に、型番データｄｎに応じた基準デザインデータｄ
ｚをダウンロードさせる要求を通信Ｉ／Ｆ３１に送信さ
せる。

【００６０】時計デザイン処理装置２では、ユーザ端末
装置３からの要求に応じて、所望の時計の型番データｄ
ｎに応じた基準デザインデータｄｚがユーザ端末装置３
に送信される。ユーザ端末装置３では、時計デザイン処
理装置２から送信された、基準デザインデータｄｚが通
信Ｉ／Ｆ３１で受信されると、記憶部３６に記憶させ
る。

【００６１】ステップＳＴ２３において、ＣＰＵ３７で
は、基準デザインデータｄｚおよびデザインプログラム
ｄｐに応じて、出力用デザインデータｄｄが生成され
る。たとえば、具体的には、ＣＰＵ３７では、デザイン
プログラムｄｐを実行し、基準デザインデータｄｚに応
じて、ユーザの操作に応じて入力部３２に入力された所
望のデータに応じて、出力用デザインデータｄｄが生成
される。また、ＣＰＵ３７では、デザインプログラムｄ
ｐにより、生成された出力用デザインデータｄｄに応じ
て、３次元画像を生成し、生成された３次元画像に応じ
た画像を出力部３３に表示させる。

【００６２】ステップＳＴ２４において、ＣＰＵ３７で
は、ユーザの操作に応じて入力部３２に入力されたデー
タに応じて宛先データｄａを生成する。たとえば、ＣＰ
Ｕ３７では、出力用デザインデータｄｄに生成した宛先
データｄａを含める。そして、ＣＰＵ３７では、時計デ
ザイン処理装置２に、生成した出力用デザインデータｄ
ｄ、宛先データ、および性能データｄｅを、通信Ｉ／Ｆ
３１に送信させる。

【００６３】ステップＳＴ２５において、時計デザイン
処理装置２から送信された、先に送信した出力用デザイ
ンデータｄｄに応じて生成された所望の時計の画像、た
とえば完成予想図が、通信Ｉ／Ｆ３１で受信される。ス
テップＳＴ２６において、ＣＰＵ３７では、受信した画
像を出力部３３に出力させ、ユーザに出力デザインデー
タｄｄの完成予想図の確認を行わせ、入力部３２にユー
ザの操作により、出力用デザインデータｄｄに応じた完
成予想図が適正である旨を示すデータが入力されたか否
かが判別される。

【００６４】ステップＳＴ２６において、ＣＰＵ３７で
は、入力部３２に適正ではない旨を示すデータが入力さ
れたと判別された場合には、時計デザイン処理装置２
に、その旨を示すデータを、通信Ｉ／Ｆ３１に送信させ
る。一方、ステップＳＴ２６の処理において、ＣＰＵ３
７では、入力部３２に適正である旨を示すデータが入力
されたと判別された場合には、時計デザイン処理装置２
に、その旨を示すデータを送信し（ＳＴ２７）、一連の
処理を終了する。

【００６５】上述したように、ユーザ端末装置３では、
データ通信を行う通信Ｉ／Ｆ３１と、時計デザイン処理
装置２に、所望の時計の型番データｄｎを含むデザイン
作成要求、具体的には、デザインプログラムｄｐのダウ
ンロード要求、および型番データｄｎに対応する基準デ
ザインデータｄｚのダウンロード要求を通信Ｉ／Ｆ３１
に送信させ、デザイン作成要求に応じて時計デザイン処
理装置２から送信された、基準デザインデータｄｚ、お
よび時計の構成部品に関する出力用デザインデータｄｄ
を作成するデザインプログラムｄｐを通信Ｉ／Ｆ３１で
受信すると、基準デザインデータｄｚおよびデザインプ
ログラムｄｐに応じて出力用デザインデータｄｄを生成
し、時計デザイン処理装置２に、生成した出力用デザイ
ンデータｄｄを通信Ｉ／Ｆ３１に送信させるＣＰＵ３７
とを設けたので、所望の時計の構成部品の出力用デザイ
ンデータｄｄを生成し、時計デザイン処理装置２に送信
することで、所望のデザインの時計の構成部品を生成さ
せることができる。

【００６６】図１０は、図１に示した出力端末装置の構
成を示すブロック図である。出力端末装置４は、たとえ
ば、図１０に示すように、通信Ｉ／Ｆ４１、入力部４
２、出力部４３、ＲＡＭ４４、ＲＯＭ４５、ＣＰＵ４
７、およびバスＢＳを有する。通信Ｉ／Ｆ４１、入力部
４２、出力部４３、ＲＡＭ４４、ＲＯＭ４５、およびＣ
ＰＵ４７は、バスＢＳに接続されている。

【００６７】ユーザ端末装置３の構成要素と、同様な機
能を有する構成要素の説明は省略する。出力部４３は、
ＣＰＵ４７の制御に応じた出力を行う。出力部４３は、
プリンタ４３１を有する。

【００６８】ＣＰＵ４７は、通信Ｉ／Ｆ４１で出力用デ
ザインデータｄｄが受信されると、所望の処理、たとえ
ば、出力用デザインデータｄｄの確認処理等を行い、受
信された出力用デザインデータｄｄに応じた出力を行わ
せる制御信号を、出力部４３のプリンタ４３１に出力す
る。プリンタ４３１では、入力された制御信号に応じた
出力を行う。

【００６９】また、ＣＰＵ４７は、出力用デザインデー
タｄｄに含まれる宛先データｄａに応じた出力を出力部
４３に行わせる。出力部４３は、たとえば、宛先データ
ｄａに応じて、たとえば、住所、郵便番号、氏名等を印
刷する。

【００７０】図１１は、図１に示した出力端末装置の動
作を説明するためのフローチャートである。出力端末装
置の動作を図１１を参照しながら、ＣＰＵ４７の処理を
中心に説明する。

【００７１】ステップＳＴ３１において、ＣＰＵ４７で
は、通信Ｉ／Ｆ４１を監視する。ＣＰＵ４７では、通信
ネットワークを介して、時計デザイン処理装置２から送
信された出力用デザインデータｄｄが、通信Ｉ／Ｆ４１
で受信されると、所望の処理、たとえば、出力用デザイ
ンデータｄｄの確認処理を行う。

【００７２】ステップＳＴ３２において、ＣＰＵ４７で
は、通信Ｉ／Ｆ４１で受信された出力用デザインデータ
ｄｄに応じた出力を出力部４３に行わせる。たとえば、
具体的には、ＣＰＵ４７では、出力部４３のプリンタ４
３１に、時計の構成部品、たとえば時計の外装に貼り付
けられるシール等に、出力用デザインデータｄｄに応じ
た印刷、たとえばカラフルな模様等の印刷を行わせる。

【００７３】また、ＣＰＵ４７では、出力部４３のプリ
ンタ４３１に、出力用デザインデータｄｄに含まれる宛
先データｄａに応じて、住所、郵便番号、および氏名等
を所定の媒体に印刷させる。そして、出力された時計の
構成部品、たとえば、時計に貼り付けられる外装シール
等が所定の宛先に、たとえば配送員により配送される。

【００７４】上述したように、出力端末装置４では、デ
ータ通信を行う通信Ｉ／Ｆ４１と、制御信号に応じて出
力を行う出力部４３と、通信Ｉ／Ｆ４１で出力用デザイ
ンデータｄｄが受信されると、受信された出力用デザイ
ンデータｄｄに応じた出力を行わせる制御信号を出力部
４３に出力するＣＰＵ４７とを設けたので、所望の出力
用デザインデータに応じた出力を行うことができる。

【００７５】図１２および図１３は、図１に示した時計
デザイン処理システムの動作の一具体例を説明するため
のフローチャートである。時計デザイン処理システム１
の動作を、図１２および図１３を参照しながら説明す
る。本具体例では、たとえば、時計デザイン処理装置２
にＷｅｂサーバを設け、時計の外装デザインに関するサ
ービスを、Ｗｅｂページを用いて提供する。たとえば、
ユーザは所望の時計に関する型番データを知っており、
ユーザ端末装置３を操作して、その時計の構成部品に関
するデザインを行う。

【００７６】ステップＳＴ１０１において、ユーザ端末
装置３は、ユーザの操作により、通信ネットワークを介
して、時計デザイン処理装置２にアクセスする。時計デ
ザイン処理装置２では、たとえば、記憶部２６に記憶さ
れている時計の構成部品のデザインに関するＷｅｂペー
ジを要求に応じて提供する。

【００７７】ステップＳＴ１０２において、ユーザ端末
装置３において、出力部３３のディスプレイ３３１に、
デザインプログラムｄｐ（画像ソフトとも言う）があり
ますかと表示され、入力部３２に、画像ソフトがある旨
を示すデータが入力されるか否かが判別される。

【００７８】ステップＳＴ１０２の判別において、画像
ソフトがある旨を示すデータが入力されない場合には、
出力部３３のディスプレイ３３１に、準備できますかと
表示され、入力部３２に画像ソフトが準備できる旨を示
すデータが入力されるか否かが判別される（ＳＴ１０
３）。

【００７９】ステップＳＴ１０３の判別において、画像
ソフトが準備できる旨を示すデータが入力されないと判
別された場合には、処理を中止する。一方、ステップＳ
Ｔ１０３の判別において、入力部３２に、画像ソフトが
準備できる旨を示すデータが入力されたと判別された場
合には、出力部３３のディスプレイ３３１にソフトをダ
ウンロードしますと表示させ、ダウンロード処理が行わ
れ、ステップＳＴ１０５の処理に進む。

【００８０】ダウンロード処理は、たとえば、ユーザ端
末装置３から、通信ネットワークを介してダウンロード
要求が、時計デザイン処理装置２に送信される。時計デ
ザイン処理装置２では、ダウンロード要求が通信Ｉ／Ｆ
２１で受信されると、要求に応じて、記憶部２６に記憶
しているデザインプログラム（画像作成ソフトとも言
う）ｄｐを、通信ネットワークを介して、要求元のユー
ザ端末装置３に送信する。また、ユーザ端末装置３から
性能データｄｅが、時計デザイン処理装置２に送信され
てもよい。この場合、時計デザイン処理装置２のＣＰＵ
２７では、受信された性能データに応じたデザインプロ
グラムｄｐが、要求元のユーザ端末装置３に送信され
る。

【００８１】一方、ステップＳＴ１０２の判別におい
て、ＣＰＵ３７では、画像ソフトがある旨を示すデータ
が入力されたと判別された場合には、出力部３３のディ
スプレイ３３１に、基準デザインデータｄｚ（外装図面
とも言う）をダウンロードしますかと表示させ、入力部
３２に外装図面をダウンロードする旨を示すデータが入
力されるか否かが判別される（ＳＴ１０５）。

【００８２】ステップＳＴ１０５の判別において、ＣＰ
Ｕ３７では、入力部３２に、基準デザインデータｄｚ
（外装図面）をダウンロードする旨を示すデータが入力
されないと判別された場合には、ステップＳＴ１０１の
処理に戻る。

【００８３】一方、ステップＳＴ１０５の判別におい
て、ＣＰＵ３７では、外装図面をダウンロードする旨を
示すデータが入力された場合には、外装図面のダウンロ
ード処理を行い、出力部３３のディスプレイ３３１に、
外装図面がダウンロードされましたと表示させる。たと
えば、外装図面のダウンロード処理は、ユーザ端末装置
３では、通信ネットワークを介して、時計デザイン処理
装置２に基準デザインデータｄｚ（外装図面）のダウン
ロード要求が送信される。

【００８４】時計デザイン処理装置２では、基準デザイ
ンデータｄｚ（外装図面）のダウンロード要求が受信さ
れると、要求に応じて記憶部２６に記憶されている基準
デザインデータｄｚが、通信ネットワークを介してユー
ザ端末装置３に送信される（ＳＴ１０６）。たとえば、
要求には、時計の型番データｄｎの情報を含む。

【００８５】ステップＳＴ１０７において、ユーザ端末
装置３では、ユーザにより時計の展開図面がデザインさ
れ、絵柄・配色の変更、郵便番号、住所、および氏名等
が入力される。具体的には、ＣＰＵ３７では、ユーザの
操作に応じて入力部３２に入力された所望のデータに応
じた、所望の時計のデザインに関する処理が行われ、出
力用デザインデータｄｄが生成される。展開図面として
は、正面図、左側面図、右側面図、上側面図の４面のデ
ザインが行われる。また、下側面図、裏面図を作成して
もよい。

【００８６】ステップＳＴ１０８においては、ユーザ端
末装置３では、ユーザに、立体図にて全体図を確認させ
る。具体的には、所望の操作、たとえば、所定の３次元
ボタンを操作すると、２次元の展開図面において作成し
たデザインが、たとえば、３次元グラフィックスの画像
を作成し、出力部３３のディスプレイ３３１に表示させ
る。

【００８７】ステップＳＴ１０９において、ＣＰＵ３７
では、出力部３３のディスプレイ３３１に、確認結果は
どうですか変更はありますかと表示させ、入力部３２
に、変更がある旨を示すデータが入力されたか否かが判
別される。

【００８８】ステップＳＴ１０９の判別において、ＣＰ
Ｕ３７では、入力部３２に変更がある旨を示すデータが
入力されたと判別された場合には、変更しますかと出力
部３３のディスプレイ３３１に表示させて、再度、変更
をするかの確認が行われ、変更を行う旨を示すデータが
入力部３２に入力されたか否かが判別される（ＳＴ１１
０）。

【００８９】ステップＳＴ１１０の判別において、ＣＰ
Ｕ３７では、入力部３２に変更を行う旨を示すデータが
入力されたと判別された場合には、ステップＳＴ１０７
の処理に戻る。

【００９０】一方、ステップＳＴ１０９の判別におい
て、ＣＰＵ３７では、入力部３２に変更がある旨を示す
データが入力されないと判断された場合、および、ステ
ップＳＴ１１０において、変更を行う旨を示すデータが
入力されないと判別された場合には、製作を完了するか
否かが判別される。具体的には、たとえば、出力部３３
のディスプレイ３３１に製作を完了しますかと表示さ
せ、入力部３２に製作を完了する旨を示すデータが入力
されたか否かが判別される（ＳＴ１１１）。

【００９１】ステップＳＴ１１１の判別において、製作
を完了する旨を示すデータが入力されないと判別された
場合には、ステップＳＴ１０７の処理に戻る。一方、ス
テップＳＴ１１１の判別において、ＣＰＵ３７では、製
作を完了する旨を示すデータが入力された場合には、通
信Ｉ／Ｆ３１から出力用デザインデータが時計デザイン
処理装置２に送信される（ＳＴ１１２）。

【００９２】ステップＳＴ１１３において、時計デザイ
ン処理装置２では、出力用デザインデータｄｄが立体に
て、バーチャル的に製作される。具体的には、時計デザ
イン処理装置２のＣＰＵ２７では、通信Ｉ／Ｆ２１で出
力用デザインデータｄｄが受信されると、受信した出力
用デザインデータｄｄに基づいて画像を生成する。ま
た、ユーザ端末装置３は、性能データｄｅを時計デザイ
ン処理装置２に送信してもよい。この場合、時計デザイ
ン処理装置２のＣＰＵ２７では、性能データに基づいて
出力用デザインデータｄｄに応じた画像、たとえば、３
次元画像が生成される。

【００９３】ステップＳＴ１１４において、時計デザイ
ン処理装置２のＣＰＵ２７では、ユーザ端末装置３に、
生成した３次元画像を通信Ｉ／Ｆ２１に送信させる。ス
テップＳＴ１１５において、ユーザ端末装置３では、通
信Ｉ／Ｆ３１に、３次元画像が受信されたか否かが判別
される。３次元画像が受信されないと判別された場合に
は、３次元画像の再送信要求が時計デザイン処理装置２
に送信され、ステップＳＴ１１４に戻る。

【００９４】ステップＳＴ１１５の判別において、ユー
ザ端末装置３では、通信Ｉ／Ｆ３１に、３次元画像が受
信されたと判別された場合には、出力部３３のディスプ
レイ３３１に３次元画像に応じた表示が行われる。ユー
ザは出力部３３のディスプレイ３３１に表示された３次
元画像を見て所望の完成予想図であるか否かの確認を行
う（ＳＴ１１６）。そして、ユーザ端末装置３のＣＰＵ
３７では、通信Ｉ／Ｆ３１に、所望のデータである場合
には確認がとれた旨を示すデータを、または所望のデー
タでない場合には確認がとれない旨を示すデータを、時
計デザイン処理装置３に送信させる。

【００９５】ステップＳＴ１１７において、時計デザイ
ン処理装置２では、データの確認はＯ．Ｋ．であるか否
かが判別される。具体的には、ＣＰＵ２７では、通信Ｉ
／Ｆ２１で、確認がとれた旨を示すデータが受信された
か否かが判別される。データの確認がＯ．Ｋ．ではない
と判別された場合には、ステップＳＴ１１４の処理に戻
る。

【００９６】一方、ステップＳＴ１１７の判別で、デー
タの確認がＯ．Ｋ．であると判別された場合には、時計
デザイン処理装置２では、再度データを送付してくださ
いと表示させる旨を示すデータが、ユーザ端末装置３に
送信される。ユーザ端末装置３では、受信されたデータ
に応じて、出力部３３のディスプレイ３３１に、再度デ
ータを送信してくださいと表示される（ＳＴ１１８）。

【００９７】ステップＳＴ１１９では、時計デザイン処
理装置２では、ユーザ端末装置３から送信された出力用
デザインデータｄｄが受信され、記憶部２６に記憶され
る。

【００９８】図１４は、図１に示した時計デザイン処理
システムに関する動作の一具体例を説明するためのフロ
ーチャートである。時計デザイン処理システム１の印刷
からプリントサービスの動作の一具体例を図１４を参照
しながら説明する。

【００９９】ステップＳＴ１２１において、時計デザイ
ン処理装置２のＣＰＵ２７では、受信された出力用デザ
インデータｄｄが、通信Ｉ／Ｆ２１、通信ネットワーク
を介して出力端末装置４に送信する際の初期処理が行わ
れる。ステップＳＴ１２２において、時計デザイン処理
装置２のＣＰＵ２７では、たとえば、印刷所に設置され
た出力端末装置４に、出力用デザインデータｄｄを送信
するか否かが判別される。

【０１００】ステップＳＴ１２２の判別において、ＣＰ
Ｕ２７では、出力用デザインデータｄｄに応じてプリン
トアウトさせるか否かが判別され、送信すると判別され
た場合には、ＣＰＵ２７では、記憶部２６に記憶されて
いる出力用デザインデータｄｄを、通信Ｉ／Ｆ２１に、
通信ネットワークを介して、出力端末装置４に送信させ
る。

【０１０１】一方、ステップＳＴ１２２の判別におい
て、時計デザイン処理装置２では、出力用デザインデー
タｄｄを送信しないと判別された場合には、出力用デザ
インデータｄｄに関して再検討され（ＳＴ１２３）、ス
テップＳＴ１２１の処理に戻る。

【０１０２】ステップＳＴ１２４において、出力端末装
置４のＣＰＵ４７では、出力用デザインデータｄｄが確
認できたか否かが判別される。たとえば、具体的には、
出力端末装置４のＣＰＵ４７では、通信Ｉ／Ｆ４１で、
時計デザイン処理装置２から送信された出力用デザイン
データｄｄを受信できたか否かが判別される。

【０１０３】ステップＳＴ１２４において、ＣＰＵ４７
では、出力用デザインデータｄｄが確認できないと判別
された場合には、たとえば、出力用デザインデータｄｄ
が正常に伝送されなかった場合などに、通信Ｉ／Ｆ４１
に、その出力用デザインデータｄｄを、時計デザイン処
理装置２に送信させる。

【０１０４】ステップＳＴ１２５において、時計デザイ
ン処理装置２のＣＰＵ２７では、その出力端末装置４か
ら送信された出力用デザインデータｄｄの確認が行われ
る。ステップＳＴ１２６において、時計デザイン処理装
置２のＣＰＵ２７では、たとえば、出力端末装置４から
送信された出力用デザインデータｄｄと、そのデータに
対応し、以前に出力端末装置４に送信した出力用デザイ
ンデータｄｄが一致するか否かが判別される。一致しな
いと判別された場合には、ＣＰＵ２７では、通信Ｉ／Ｆ
２１に、再度出力用デザインデータｄｄを、出力端末装
置４に送信させ、ステップＳＴ１２４の処理に戻る。

【０１０５】一方、ステップＳＴ１２６の判別におい
て、ＣＰＵ２７では、出力用デザインデータｄｄが一致
すると判別した場合には、出力用デザインデータが正常
である旨を示すデータが、出力端末装置４に送信され、
ステップＳＴ１２７の処理に進む。

【０１０６】一方、ステップＳＴ１２４の判別におい
て、出力端末装置４のＣＰＵ４７では、データの確認が
行えたと判別された場合には、ステップＳＴ１２７の処
理に進む。

【０１０７】ステップＳＴ１２７において、出力端末装
置４では、出力用デザインデータｄｄが正常に受信され
たと判別して、出力用デザインデータに応じてプリント
アウトを行う初期処理が行われる。ステップＳＴ１２８
において、出力端末装置４のＣＰＵ４７では、出力部４
３に、受信した出力用デザインデータｄｄに応じた出力
を行わせる。具体的には、ＣＰＵ４７では、出力部４３
のプリンタ４３１に、時計の構成部品、たとえば時計の
外装に貼り付けられるシール等に、出力用デザインデー
タｄｄに応じた印刷、たとえばカラフルな模様等の印刷
を行わせる。

【０１０８】また、ＣＰＵ４７では、出力部４３のプリ
ンタ４３１に、出力用デザインデータｄｄに含まれる宛
先データｄａに応じて、住所、郵便番号、および氏名等
を所定の媒体に印刷させる。ステップＳＴ１２９におい
て、紙焼き図を作成する。具体的には、たとえば、出力
端末装置４のＣＰＵ４７では、完成品の仕上がりとし
て、出力用デザインデータに応じた３次元画像を生成
し、３次元画像に応じた印刷が行われる。この３次元画
像は、所望の時計の完成予想図である。

【０１０９】ステップＳＴ１３０において、出力端末装
置４では、宛先が印刷される。具体的には、ステップＳ
Ｔ１３１において、出力端末装置４のＣＰＵ４７では、
宛先データｄａに応じて、本人宛の配送であるか否かが
判別され、本人宛でないと判別された場合には宛先デー
タｄａに応じて、たとえば配送先の住所、郵便番号、お
よび氏名等が印刷される（ＳＴ１３２）。一方、ステッ
プＳＴ１３１の判別において、本人宛の配送の場合に
は、本人宛の住所、郵便番号、および氏名等が印刷さ
れ、ステップＳＴ１３３の処理に進む。

【０１１０】ステップＳＴ１３３において、生成された
所望のデザインの時計の構成部品、たとえば時計に貼り
付ける外装シールが、配送員により、所定の顧客宛に配
送され、一連のプリントサービスの処理が終了する。ユ
ーザは、配送された時計の構成部品、たとえば外装シー
ルを所望の時計に貼り付けることで、ユーザの好みのデ
ザインの時計を作成することができる。

【０１１１】また、一連のプリントサービスの課金方法
としては、生成された所望のデザインの時計の構成部
品、たとえば、時計に貼り付ける外装シールが、顧客宛
に届いた際に、一連のプリントサービスの代金を着払い
として配送業者や宅配業者が回収し、上述の時計デザイ
ン処理システムの運営会社に振り込むようにしてもよ
い。

【０１１２】以上、説明したように、時計デザイン処理
装置２には、通信Ｉ／Ｆ２１と、時計の基準デザインデ
ータｄｚ、および所望の時計に関する出力用デザインデ
ータｄｄを作成させるデザインプログラムｄｐを記憶す
る記憶部２６と、通信Ｉ／Ｆ２１でユーザ端末装置３か
らデザインプログラムｄｐのダウンロード要求を受信す
ると、要求元のユーザ端末装置３に、記憶部２６に記憶
されているデザインプログラムｄｐを通信Ｉ／Ｆ２１に
送信させ、通信Ｉ／Ｆ２１でユーザ端末装置３から型番
データｄｎに応じた基準デザインデータｄｚのダウンロ
ード要求を受信すると、要求元のユーザ端末装置３に、
記憶部２６に記憶されている対応データｄｓに基づい
て、型番データｄｎに対応する基準デザインデータｄｚ
を通信Ｉ／Ｆ２１に送信させ、通信Ｉ／Ｆ２１で、出力
用デザインデータｄｄ、性能データｄｅが受信された場
合には、出力用デザインデータｄｄを記憶部２６に記憶
させ、性能データｄｅに基づいて、出力データに応じた
画像を生成してユーザ端末装置３に送信させて確認処理
を行わせ、確認処理結果が適正である場合には、出力端
末装置４に受信された出力用デザインデータｄｄを、通
信Ｉ／Ｆ２１に送信させ、出力端末装置４に出力用デザ
インデータｄｄに応じた出力を行わせるＣＰＵ２７とを
設け、ユーザ端末装置３には、通信Ｉ／Ｆ３１と、時計
デザイン処理装置２に、所望の時計の型番データｄｎを
含むデザイン作成要求、具体的には、デザインプログラ
ムｄｐのダウンロード要求、および型番データｄｎに対
応する基準デザインデータｄｚのダウンロード要求を通
信Ｉ／Ｆ３１に送信させ、基準デザインデータｄｚ、お
よび時計の構成部品に関する出力用デザインデータｄｄ
を作成するデザインプログラムｄｐを通信Ｉ／Ｆ３１で
受信すると、基準デザインデータｄｚおよびデザインプ
ログラムｄｐに応じて出力用デザインデータｄｄを生成
し、時計デザイン処理装置２に、生成した出力用デザイ
ンデータｄｄを通信Ｉ／Ｆ３１に送信させるＣＰＵ３７
とを設け、出力端末装置４には、データ通信を行う通信
Ｉ／Ｆ４１と、制御信号に応じて出力を行う出力部４３
と、通信Ｉ／Ｆ４１で出力用デザインデータｄｄが受信
されると、受信された出力用デザインデータｄｄに応じ
た出力を行わせる制御信号を出力部４３に出力するＣＰ
Ｕ４７とを設けたので、ユーザは、配送された時計の構
成部品、たとえば外装シールを所望の時計に貼り付ける
ことで、簡単にユーザの好みのデザインの時計を作成す
ることができる。また、通信ネットワークを介して、所
望の時計のデザインを行い、所望のデザインされた構成
部品が配送されるので、ユーザは短い時間で所望のデザ
インの時計を手にすることができる。

【０１１３】第２の実施の形態 図１５は、本発明の時計デザイン処理システムに係る第
２の実施の形態の全体の構成を示す図である。本実施に
係る時計デザイン処理システムは、図１５に示すよう
に、時計デザイン処理装置２ｂ、ユーザ端末装置３ｂ、
および出力端末装置４を有する。

【０１１４】本実施の形態の時計デザイン処理システム
１ｂでは、デザインプログラムｄｐを時計デザイン処理
装置２ｂで実行し、ユーザ端末装置３ｂの所望の要求に
応じて、出力用デザインデータｄｄを作成する。第１の
実施の形態と同様な構成要素については、説明を省略す
る。

【０１１５】時計デザイン処理装置２ｂでは、図示しな
いが、通信Ｉ／Ｆ２１、入力部２２、出力部２３、ＲＡ
Ｍ２４、ＲＯＭ２５、記憶部２６、ＣＰＵ２７ｂ、およ
びバスＢＳを有する。第１の実施の形態の時計デザイン
処理装置２との相違点のみ説明する。

【０１１６】ＣＰＵ２７ｂは、通信Ｉ／Ｆ２１でユーザ
端末装置３ｂから所望の時計のデザイン作成要求（たと
えば、型番データｄｎを含む）を受信すると、要求元の
ユーザ端末装置３ｂに、記憶部２６で記憶されている対
応データｄｓに基づいて、受信したデザイン作成要求に
応じて時計の構成部品に関する出力用デザインデータｄ
ｄを生成し、出力端末装置４に、生成した出力用デザイ
ンデータｄｄを通信Ｉ／Ｆ２１に送信させ、出力端末装
置４に出力用デザインデータｄｄに応じた出力を行わせ
る。具体的には、たとえば、ＣＰＵ２７ｂは、デザイン
プログラムｄｐに応じて出力用デザインデータｄｄを生
成する。

【０１１７】ユーザ端末装置３ｂでは、図示しないが、
通信Ｉ／Ｆ３１、入力部３２、出力部３３、ＲＡＭ３
４、ＲＯＭ３５、記憶部３６、ＣＰＵ３７ｂ、およびバ
スＢＳを有する。第１の実施の形態のユーザ端末装置３
との相違点のみ説明する。

【０１１８】ＣＰＵ３７ｂは、時計デザイン処理装置２
ｂに、所望の時計の型番データｄｎを含むデザイン作成
要求を、通信Ｉ／Ｆ３１に送信させる。たとえば、具体
的には、ＣＰＵ３７ｂは、ユーザの操作により入力部３
２に入力された所望のデータに応じて、型番データｄｎ
を含むデザイン生成要求を生成し、生成したデザイン生
成要求を、通信Ｉ／Ｆ３１に、時計デザイン処理装置２
ｂに送信させる。

【０１１９】上述した構成の時計デザイン処理システム
１ｂの処理の動作の一具体例を簡単に説明する。ユーザ
端末装置３ｂでは、時計デザイン処理装置２ｂにアクセ
スして、時計の構成部品のデザインを作成する。

【０１２０】具体的には、時計デザイン処理装置２ｂの
ＣＰＵ２７ｂでは、ユーザにより操作されるユーザ端末
装置３ｂからのデザイン作成要求に応じて、たとえば、
デザインプログラムｄｐを実行し、出力用デザインデー
タｄｄが生成される。ＣＰＵ２７ｂでは、出力端末装置
４に、生成した出力用デザインデータｄｄを通信Ｉ／Ｆ
２１に送信させる。出力端末装置４では、受信された出
力用デザインデータｄｄに応じた出力を行う。

【０１２１】上述したように、本実施の形態では、時計
デザイン処理装置２ｂのＣＰＵ２７ｂでは、ユーザによ
り操作されるユーザ端末装置３ｂからのデザイン作成要
求に応じて、たとえば、デザインプログラムｄｐを実行
し出力用デザインデータｄｄを生成し、ＣＰＵ２７ｂで
は、出力端末装置４に、生成した出力用デザインデータ
ｄｄを通信Ｉ／Ｆ２１に送信させ、出力端末装置４で
は、受信された出力用デザインデータｄｄに応じた出力
を行うので、たとえば、ユーザは、デザインプログラム
ｄｐを、ユーザ端末装置３ｂにダウンロードすることな
く、出力用デザインデータｄｄを作成することができ
る。

【０１２２】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、任意好適な種々の改変が可能である。たと
えば、本実施の形態では、時計の構成部品として、時計
の外装に貼り付けるシールとして説明したが、この形態
に限られるものではない。たとえば、時計の文字盤や、
腕時計のバンド等であってもよい。この場合には、出力
端末装置では、それに応じた出力、たとえば時計の文字
盤に貼り付けるシールや、腕時計のベルトに貼り付ける
シールであってもよい。また、シールでなくてもよい。

【０１２３】

【発明の効果】本発明によれば、簡単にユーザの嗜好に
応じたデザインの時計を作成することができる時計デザ
イン処理システムおよび時計デザイン処理装置を提供す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の時計デザイン処理システムに係る第１
の実施の形態の全体の構成を示す図である。

【図２】図１に示した時計デザイン処理装置の構成を示
すブロック図である。

【図３】図１の時計デザイン処理システムに記憶されて
いる対応データを模式的に示す図である。

【図４】図１の記憶部に記憶されている基準デザインデ
ータを模式的に示す図である。

【図５】図１の時計デザイン処理装置により生成した３
次元画像を模式的に示す図である。

【図６】図１に示した時計デザイン処理装置の動作を説
明するためのフローチャートである。

【図７】図１に示したユーザ端末装置の構成を示すブロ
ック図である。

【図８】図１に示したユーザ端末装置に表示される画像
の一具体例を説明する図である。

【図９】図１に示したユーザ端末装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。

【図１０】図１に示した出力端末装置の構成を示すブロ
ック図である。

【図１１】図１に示した出力端末装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。

【図１２】図１に示した時計デザイン処理システムの動
作の一具体例を説明するためのフローチャートである。

【図１３】図１に示した時計デザイン処理システムの動
作の一具体例を説明するためのフローチャートである。

【図１４】図１に示した時計デザイン処理システムに関
する動作の一具体例を説明するためのフローチャートで
ある。

【図１５】本発明の時計デザイン処理システムに係る第
２の実施の形態の全体の構成を示す図である。

【符号の説明】

１…時計デザイン処理システム、２…時計デザイン処理
装置、３…ユーザ端末装置、４…出力端末装置、２１…
通信Ｉ／Ｆ、２２…入力部、２３…出力部、２４…ＲＡ
Ｍ、２５…ＲＯＭ、２６…記憶部、２７…ＣＰＵ、３１
…通信Ｉ／Ｆ、３２…入力部、３３…入力部、３３…出
力部、３４…ＲＡＭ、３５…ＲＯＭ、３６…記憶部、３
７…ＣＰＵ、４１…通信Ｉ／Ｆ、４２…入力部、４３…
出力部、４４…ＲＡＭ、４５…ＲＯＭ、４７…ＣＰＵ、
３２１…キーボード、３２２…マウス、３３１…ディス
プレイ、４３１…プリンタ、ＢＳ…バス、ｄａ…宛先デ
ータ、ｄｄ…出力用デザインデータ、ｄｄ３…３次元画
像、ｄｎ…型番データ、ｄｐ…デザインプログラム、ｄ
ｓ…対応データ、ｄｚ…基準デザインデータ、ｄｚ１…
正面図、ｄｚ２…左側面図、ｄｚ３…右側面図、ｄｚ４
…上側面図、ｖｄ…デザイン作成画像、ｖｄ１…デザイ
ン表示部、ｖｄ２…コントロール部、ｖｄ３…ポイン
タ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平川 とも子 東京都墨田区錦糸１丁目２番１号 リズム 時計工業株式会社内 (72)発明者 中村 徳彦 東京都墨田区錦糸１丁目２番１号 リズム 時計工業株式会社内 Ｆターム(参考） 5B046 AA00 CA06

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】通信ネットワークを介してデータの送受信
   を行う通信機能を含む、端末装置、および時計に関する
   デザインデータを処理する時計デザイン処理装置を有す
   る時計デザイン処理システムであって、 前記端末装置は、所望の前記時計のデザイン作成要求を
   前記時計デザイン処理装置に送信し、所定の指示に従っ
   た処理により所望の出力用デザインデータを生成し、前
   記生成した出力用デザインデータを前記時計デザイン処
   理装置に送信するデザイン処理手段を含み、 前記時計デザイン処理装置は、前記時計の基準デザイン
   データを記憶する記憶手段と、 前記端末装置によるデザイン作成要求を受信すると、前
   記要求元の端末装置に、前記記憶手段に記憶されている
   基準デザインデータを送信し、前記端末装置から前記基
   準デザインデータに基づいて生成された前記出力用デザ
   インデータを受信すると、当該受信した出力用デザイン
   データに応じた出力を行う制御手段とを含む時計デザイ
   ン処理システム。
2. 【請求項２】前記制御手段は、前記端末装置から送信さ
   れた前記出力用デザインデータに基づいて前記時計に関
   する画像を生成し、前記生成した画像を前記要求元の端
   末装置に送信し、前記端末装置から前記画像に基づいて
   行われた前記出力用デザインデータの確認処理結果を受
   信すると、前記受信した確認処理結果に応じた処理を行
   う請求項１に記載の時計デザイン処理システム。
3. 【請求項３】前記制御手段は、前記受信した確認処理結
   果に、前記出力用デザインデータが適正である旨を示す
   データが含まれているときは、前記受信した出力用デザ
   インデータに応じた出力を行う請求項２に記載の時計デ
   ザイン処理システム。
4. 【請求項４】前記制御手段は、前記受信された確認処理
   処理結果に、前記出力用デザインデータが適正でない旨
   を示すデータが含まれているときは、前記端末装置に出
   力用デザインデータの再送要求を送信する請求項３に記
   載の時計デザイン処理システム。
5. 【請求項５】前記端末装置は、当該端末装置の情報処理
   能力に関する性能データを、前記時計デザイン処理装置
   に送信する性能データ処理手段を有し、 前記制御手段は、前記受信した性能データに基づいて、
   前記出力デザインデータに応じた画像処理を行い、前記
   画像処理結果を、前記要求元の端末装置に送信する請求
   項３または４に記載の時計デザイン処理システム。
6. 【請求項６】前記出力用デザインデータは、宛先データ
   を含み、 前記制御手段は、配送可能な媒体に前記宛先データを出
   力する請求項１〜５のいずれかに記載の時計デザイン処
   理システム。
7. 【請求項７】前記制御手段は、前記受信した出力用デザ
   インデータに応じて、前記時計に貼り付け可能な媒体に
   出力する請求項１〜６のいずれかに記載の時計デザイン
   処理システム。
8. 【請求項８】制御信号に応じた出力を行う出力端末装置
   を有し、 前記制御手段は、前記出力端末装置に、前記出力用デザ
   インデータに応じた前記制御信号を出力する請求項１〜
   ７のいずれかに記載の時計デザイン処理システム。
9. 【請求項９】端末装置と、通信ネットワークを介してデ
   ータの送受信を行い、時計に関するデザインデータを処
   理する時計デザイン処理装置であって、 前記時計デザイン処理装置は、前記時計の基準デザイン
   データを記憶する記憶手段と、 前記端末装置によるデザイン作成要求を受信すると、前
   記要求元の端末装置に、前記記憶手段に記憶されている
   基準デザインデータを送信し、前記端末装置から前記基
   準デザインデータに基づいて生成された出力用デザイン
   データを受信すると、当該受信した出力用デザインデー
   タに応じた出力を行う制御手段とを含む時計デザイン処
   理装置。
10. 【請求項１０】前記制御手段は、前記端末装置から送信
    された前記出力用デザインデータに基づいて前記時計に
    関する画像を生成し、前記生成した画像を前記要求元の
    端末装置に送信し、前記端末装置から前記画像に基づい
    て行われた前記出力用デザインデータの確認処理結果を
    受信すると、前記受信した確認処理結果に応じた処理を
    行う請求項９に記載の時計デザイン処理装置。
11. 【請求項１１】前記制御手段は、前記受信された確認処
    理結果に、前記出力用デザインデータが適正である旨を
    示すデータを含むときは、前記受信した出力用デザイン
    データに応じた出力を行う請求項１０に記載の時計デザ
    イン処理装置。
12. 【請求項１２】前記制御手段は、前記受信された確認処
    理結果に、前記出力用デザインデータが適正でない旨を
    示すデータを含むときは、前記端末装置に出力用デザイ
    ンデータの再送要求を送信する請求項１０または１１に
    記載の時計デザイン処理装置。
13. 【請求項１３】前記制御手段は、前記端末装置により、
    当該端末装置の情報処理能力に関する性能データを受信
    すると、前記受信した性能データに基づいて、前記出力
    デザインデータに応じた画像処理を行い、前記画像処理
    結果を前記端末装置に送信する請求項９〜１２のいずれ
    かに記載の時計デザイン処理装置。
14. 【請求項１４】前記出力用デザインデータは、宛先デー
    タを含み、 前記制御手段は、配送可能な媒体に前記宛先データを出
    力する請求項９〜１３のいずれかに記載の時計デザイン
    処理装置。
15. 【請求項１５】前記制御手段は、前記受信した出力用デ
    ザインデータに応じて、前記時計に貼り付け可能な媒体
    に出力する請求項９〜１４のいずれかに記載の時計デザ
    イン処理装置。