JP2003248504A - 制御プログラムのデバッグ方法 - Google Patents

制御プログラムのデバッグ方法

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JP2003248504A JP2002046156A JP2002046156A JP2003248504A JP 2003248504 A JP2003248504 A JP 2003248504A JP 2002046156 A JP2002046156 A JP 2002046156A JP 2002046156 A JP2002046156 A JP 2002046156A JP 2003248504 A JP2003248504 A JP 2003248504A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターゲットシステム10中の入力デバイス1
2と出力デバイス14が接続された制御装置16内に格
納され、各デバイス12・14間の関係を規制する制御
プログラム18のデバッグ時にあって、ターゲットシス
テム10の機械を何度も動作させる危険な作業を現場に
つきっきりで行う必要がなく、機械装置と切り離したデ
ータ上でのデバッグ作業が簡易に行える様にする。 【解決手段】 制御プログラム18の動作時における履
歴情報20を保存しておき、その履歴情報20を使用
し、オフライン状態で制御プログラム18を使用したタ
ーゲットシステム10の動作確認を、表示手段20上で
繰り返し行うことを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、PLCの様な制
御装置用の制御プログラムをデバッグする方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の制御プログラムは、例えば
PLCにおけるラダープログラムにあっては、センサや
スイッチ接点の様な入力デバイスと、リレーやランプの
様な出力デバイスの接続状態に対応するラダー回路図を
描くことにより作成される。
【0003】また、作成される制御プログラムが複雑な
場合、バグを含むことは避けられないので、タイミング
チャートを作成して各回路部品間の動作タイミングを調
べたり、制御機械の制御を繰り返し実行したりすること
によって、デバッグが行われることが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たタイミングチャートを作成してデバッグする方法は、
作成したアプリケーションプログラムに回路のイメージ
を直接結びつけることが難しく、デバッグには熟練を要
する。
【0005】一方、実際に機械を動かしてその制御状態
を検証する方法では、不具合箇所を含む可能性が高いプ
ログラムで機械装置を動作させる結果、ともすると機械
を破壊する恐れが強く危険も大きいとともに、プログラ
マがつきっきりでその動作状態を監視する必要があるな
ど、問題が多い。
【0006】本発明者はかかる不都合について考察した
結果、PLC用の制御プログラムは一般に、ラダー回路
図の様に具体的な回路部品あるいは同等の部材を組み合
わせ、作図の要領でグラフィカルにプログラミングする
ものが多く、その制御プログラムによる実際の制御タイ
ミングを履歴情報として記憶しておけば、画面上で視覚
的にその制御状態を繰り返し再現でき、不具合の箇所を
容易に見つけることができることを知見した。
【0007】本発明はかかる知見に基づいてなされたも
のであって、制御プログラムの動作時における履歴情報
を保存し、その履歴情報を使用してオフライン状態で制
御プログラムの動作確認を繰り返し行うことを可能とす
ることにより、機械を何度も動作させる危険な作業を現
場につきっきりで行う必要がなく、機械装置と切り離し
たデータ上でのデバッグ作業が行える制御プログラムの
デバッグ方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるデバッグ
方法が実施される制御プログラム18は、図1にその構
成を概略的に示すごとく、ターゲットシステム10中に
備えた複数の入力デバイス12と出力デバイス14が接
続された制御装置16内にあって、両デバイス12・1
4間の関係を規制するためのものである。
【0009】ここで、制御プログラム18中における実
行位置と、前記入力デバイス12と出力デバイス14に
おける状態変化との関係を、時系列的な履歴情報20と
して保存可能とする一方、その保存された履歴情報20
に基づいて、制御プログラム18による制御状態をオフ
ライン状態で繰り返し再現して表示可能としたことを特
徴とする。
【0010】制御装置16内には、入力デバイス12が
接続されてその入力デバイス12の現在状態に対応した
検出情報を個別に保存可能とする入力デバイス用メモリ
22と、出力デバイス14が接続されてその出力デバイ
ス14の制御状態に対応した制御情報を保存可能とする
出力デバイス用メモリ24と、履歴情報20の格納用メ
モリ26とを備えている。
【0011】そして、制御プログラム18の実行位置に
対応させて、入力デバイス用メモリ22と出力デバイス
用メモリ24のデータ変化を履歴情報格納用メモリ26
内に格納する。
【0012】履歴情報20は、基本となるデータから入
出力状態が変化する毎に、その変化内容を記録すること
によって、格納データの圧縮を図ることができる。
【0013】また制御プログラム18による制御動作の
再現は、制御プログラム18のトレース機能を有するデ
バッグ装置28上に履歴情報20をダウンロードする。
そして、そのデバッグ装置28の表示手段30上で制御
プログラム18を表示するとともに、履歴情報20に基
づいて、制御プログラム18中の実行位置をトレースす
ることにより行われる。
【0014】ここで制御プログラム18は、図4で例示
する如く、表示画面上で作図することにより構成される
リレーラダー図の様なグラフィカルなロジック記述言語
で記述されている。
【0015】制御プログラム18による制御動作の再現
は、その再現範囲および再現速度あるいはそのトレース
終了条件を、任意に設定可能とすることが好ましい。ま
た制御プログラム18による制御動作の再現時に制御プ
ログラム18の修正を行うと、履歴情報20に基づく制
御プログラム18のシミュレート動作が行われる様に構
成することもできる。
【0016】履歴情報20は、インターネット回線の様
な通信回線を介して遠隔地に送られ、ターゲットシステ
ム10が稼動される場所とは異なった箇所で、制御プロ
グラム18による制御タイミングの再現動作が行われる
様に構成することも可能である。
【0017】
【発明の効果】以上の如く、制御プログラム18の動作
時における履歴情報20を保存しておき、その履歴情報
20を使用して、オフライン状態で制御プログラム18
を使用したターゲットシステム10の動作確認を繰り返
し行うことを可能とすることにより、ターゲットシステ
ム10の機械を何度も動作させる危険な作業を現場につ
きっきりで行う必要がなく、機械装置と切り離したデー
タ上でのデバッグ作業が簡易に行える。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図2に例示する如
く、制御装置としてPLC32を使用するとともに、P
LC用の制御プログラム18としてラダープログラムを
適用して実施した一例に基づいて具体的に説明する。し
かしながらこれに限らず、ターゲットシステム10に備
えた入力デバイス12と出力デバイス14との間に一定
の関係を有する所定の制御動作を可能とする各種の制御
装置、およびその制御装置に使用する制御プログラムに
対しても略同様に実施できる。
【0019】PLC32は、CPUユニット34やメモ
リユニット36などの必要とする個別の機能毎に回路が
ユニット化され、各ユニットを必要に応じてバスライン
を介して適宜追加することにより、PLC全体として達
成される機能を増減可能とする、従来と略同様な構成を
基本とする。
【0020】この実施例にあっては、PLC32の全体
を制御するCPUユニット34と、ターゲットシステム
10の入力デバイス12から送られる検知信号の直接的
な取り込みを可能とする入力ユニット38と、ターゲッ
トシステム10の出力デバイス14に向けて所定の制御
信号の出力を可能とする出力ユニット40と、各種デー
タを保存するメモリユニット36と、プログラム式表示
装置42との間で所定のデータ通信を可能とする計算機
リンクユニット44とを基本ユニットとして備える。
【0021】そして、CPUユニット34で常時に入出
力デバイス12・14の変化状態を監視しておき、新規
データ入力等のデータ変化が認められると、必要な演算
処理を施したあとメモリユニット36上における該当の
アドレスにアクセスして内容を読み書きし、あるいは出
力ユニット40に向けてデータを送出する。
【0022】また、ターゲットシステム10に対して直
接入出力され、あるいはその制御などに用いる状態デー
タの格納場所が、制御あるいは表示すべきターゲットシ
ステム10上に備えたセンサやスイッチの様な入力デバ
イス12、リレーやモータの様な出力デバイス14毎に
メモリユニット36上に確保される。
【0023】ここで、入出力されるデータが数値の様な
ワードデータに対してはワードデバイスが、オンオフ情
報の様なビットデータに対してはビットデバイスが、そ
の機種固有の例えば「X001」のようなデバイス名な
いしはアドレスを指定することによって格納場所を特定
可能に、メモリユニット36内に設定されている。
【0024】従って、PLC32の内部または外部から
メモリユニット36内における任意のワードデバイスあ
るいはビットデバイスをデバイス名で特定してアクセス
するだけで、ターゲットシステム10の対応する出力デ
バイス14を制御し或いは入力デバイス12における動
作状態に関する情報が個別に取り出せる。
【0025】更にPLC32には、ターゲットシステム
10の制御動作時にはプログラム式の表示装置42が接
続され、PLC32内のメモリユニット36に設定され
た入出力デバイス12・14内の状態情報の変化に対応
した表示を可能とすることにより、ターゲットシステム
10に対する制御盤として使用される。
【0026】また定常状態での動作に先立って、CPU
ユニット34にはプログラミングツール46が接続さ
れ、制御プログラム18の作成および保守管理動作がな
される。なお、以下の実施例では、PLC32とプログ
ラム式表示装置42とプログラミングツール46とが互
いに独立して動作可能な装置の場合を例示するがこれに
限らず、例えばプログラム式表示装置42中に、上記し
た制御装置16としての機能と以下のプログラミングツ
ール46としての機能の一部または全部を同時に備える
など、その構成は適宜変更して実施できることは勿論で
ある。
【0027】プログラミングツール46は、図3にその
構成を概略的に示す如く、PLC32用の制御プログラ
ム18のコーディング、デバッグ、PLC32に対する
ダウンロードあるいはモニタの様な制御プログラム18
の作成に必要な各種の機能を備えたものであって、専用
のパソコン応用装置あるいは汎用のパソコン装置に専用
のプログラムをインストールして構成される。
【0028】ここで制御プログラム18のコーディング
は、図4(a)の如く、プログラミングツール46にお
ける表示部48に開いた作画面50上に、リレーシンボ
ル52を用いてリレーラダー図54を描くことにより作
成するラダー図方式が採用されている。したがって、図
3に例示するプログラミングツール46にはラダー図作
成部56を備えるが、フローチャート、SFC、FB
D、ニモニック、STあるいは他のグラフィカルなロジ
ック記述言語を用いた方式にあっては、その方式に対応
したコーディング手段が用意される。
【0029】また本実施例にあっては、上記した一般的
なリレーシンボル52に加え、予め設定した所定の動作
をする図5の様な制御機能部品58を備え、その制御機
能部品58を使用して制御プログラム18をコーディン
グ可能とする制御機能部品選択部60を備えている。
【0030】制御機能部品58は、図5(b)に例示す
る如く、汎用的に繰り返して使用されることが多い機能
プログラム62を予め1つにまとめて使用可能としたも
のであって、複数種類の制御機能部品58を予め用意
し、使用する制御機能部品58を選択使用することによ
り、制御プログラム18の作成の簡易化を図るものであ
る。
【0031】各制御機能部品58には入出力として少数
の固定した入出力端子(図示例では入力がIP1〜IP
8の8つ、出力がOP1〜OP4の4つ)を持つととも
に、制御機能部品58を構成する機能プログラム62中
の各デバイス名をローカルなデバイス名を用いて記載す
る。
【0032】そして図4(a)で例示するリレーラダー
図54中において、1または複数の制御機能部品58を
矩形の様なシンボルを用いて表現可能とするとともに、
制御機能部品58を構成する機能プログラム62を独立
して動作可能としている。また、制御機能部品58中に
タイマーやカウンタの様な設定値を必要とする部品が含
まれる場合にあっては、カウントアップ数の様な設定値
を変数とし、実際の設計時に任意に設定変更できる様に
している。
【0033】ここでリレーラダー図54のコーディング
にあっては、図4(a)に例示するごとく、制御プログ
ラム作成用として開いた作画面50上に、従来のラダー
図と略同様に、ラダー図作成部56を使用してリレーシ
ンボル52をもって必要なリレーラダー図54を描いて
行く。
【0034】更に、作画用のシンボルとして制御機能部
品58を選択した場合にあっては、図5の様に入力IP
1〜IP8および出力OP1〜OP4に対して具体的な
入出力デバイス名を設定するとともに、変数に値を設定
することにより、制御機能部品58の設定動作は完了す
る。例えば図5(a)の図示例では、入力のIP1〜I
P5と出力のOP1のみが使用された例が示されてい
る。
【0035】また、リレーラダー図54中に書き込まれ
た制御機能部品58の具体的な構成を示す図5(b)の
様な機能プログラム62は、画面上で制御機能部品58
をクリックするなどの所定指示動作をすることにより、
図4(b)の様にサブウインドウ64が開き、そのサブ
ウインドウ64上に表示されて確認が可能となる。
【0036】この様にして作成されたリレーラダー図5
4は、データ合成部66により所定の制御プログラム1
8に変換される。そして、データ通信部68を介して制
御プログラム18をPLC32にローディング後には、
制御プログラム18を全体として動作させた場合にあっ
ても、個別の制御機能部品58を構成する機能プログラ
ム62毎にその動作を開始および停止させ、更に後記す
るデバッグを可能とする。
【0037】本発明は上記した構成にあって更に、上記
した制御プログラム18をPLC32側にダウンロード
し、ターゲットシステム10を実際に動かした際の動作
タイミングに関する履歴情報20を、PLC32内のメ
モリユニット36上に時系列状態で記憶可能とする一
方、この記憶された履歴情報20を利用し、制御プログ
ラム18ひいてはターゲットシステム10の動作状況を
再現可能とすることを特徴とする。
【0038】すなわち、CPUユニット34の基本機能
として、制御プログラム18に従ったターゲットシステ
ム10の制御を可能とするとともに、制御プログラム1
8が実行されて入力および出力状態が変化する毎に、そ
の入出力状態の変化に対応するデータを制御プログラム
18の実行位置に対応させ、時系列的に履歴情報20と
して記憶することを可能としている。
【0039】ここでPLC32における制御は、通常は
入力デバイス12の状態変化を監視しておき、例えばス
イッチがオンされるなどの入力変化を開始条件としてラ
ダープログラムが順次に実行されたあと、ランプ等の対
応する出力デバイス14に対する制御動作が行われるの
が一般的である。
【0040】そこで、特定の入力デバイス12や出力デ
バイス14が変化するなどの開始条件と終了条件を設定
し、開始条件が成立してから終了条件が成立するまでの
入出力データの変化を、制御プログラム18中における
実行位置に対応させて順次に記録して行くことにより、
履歴情報20の収集がおこなわれる。
【0041】ここで履歴情報20の収集は、各ステップ
毎のデータを全て収集することも可能であるが、入出力
デバイス12・14における状態変化があった箇所のみ
を選択的に記録することにより、データの圧縮を可能と
している。またデータの収集サイクルは、1または数サ
イクルの少数のサイクル分、あるいは数百サイクル分な
ど、適宜変更して設定できる。また連続して記録した
り、制御プログラム18を例えば100回実行する毎に
記録したりするなど、そのトレース条件は任意に変更し
て実施できる。
【0042】また、入出力デバイス12・14の状態変
化の順序のみが問題となる場合にあっては、入出力デバ
イス12・14のデータを時系列的に記録することで足
りる。しかしながら、各入出力デバイス12・14ごと
に動作する時間間隔が問題となるシステムにあっては、
時間データも同時に記録することが必要となる。その
他、ターゲットシステム10の動作履歴の特定に必要で
あれば、同時に記録されるデータの種類および形式は、
適宜変更して実施できることは勿論である。
【0043】一方、プログラミングツール46上には履
歴情報20のトレース部70を備え、PLC32側から
データ通信部68を介してデータ記憶部69にダウンロ
ードされた履歴情報20に基づき、制御プログラム18
の制御状態をオフライン状態で再現することを可能とし
ている。
【0044】かかる構成により、作成された制御プログ
ラム18の動作手順と、その制御プログラム18で制御
されるターゲットシステム10における実際の動作タイ
ミングとの関係が、表示部48の画面上に表示された制
御プログラム18に対応させて、視覚的に表示可能とし
ている。
【0045】より具体的には、例えば図6の様にデバッ
グ画面74上において制御プログラム18を表示した状
態でトレース動作を開始すると、履歴情報20に従って
対応する制御プログラム18上におけるリレーシンボル
52の表示図形の形状や色が変化して行くことにより、
入出力デバイス12・14の動作タイミングあるいは制
御プログラム18による制御手順が図形の変化としてビ
ジュアルに表示されるのである。
【0046】なお上記した履歴情報20に基づく制御状
態のトレース動作は、履歴情報20の全体を一体として
実行することも可能であるし、制御プログラム18上で
指示した特定範囲、例えば、特定のデバイス、ビット、
画面あるいは制御機能部品58などを限定してトレース
および表示をさせることもできる。かかる目的のため、
検索機能を備えて制御プログラム18中における該当の
箇所を選択的に表示あるいは実行できる様に構成するこ
とが好ましい。
【0047】また、実行をステップ単位で段階的に実行
し、あるいは実行速度を現実の動作速度の複数分の1の
任意速度に減速して実行させることも可能である。ま
た、特定のビットが立った時点でトレース実行を中断さ
せることも可能で、かかる構成を採用することにより、
不具合のデバイス位置を特定することが容易になる。
【0048】更に、履歴情報20のトレース機能のみを
単独で備え、制御プログラム18の不具合位置を特定す
る目的のためのみの装置として構成することもできる。
【0049】更にまた、LANあるいはインターネット
を利用して遠隔地に履歴情報20その他の必要なデータ
を送ることにより、ターゲットシステム10が配置され
た箇所から離間した場所でアプリケーションの検証、す
なわち現場で実際に起こったことを順番に再現すること
が可能となり、伝送速度や距離の差が不問となる。なお
履歴情報20の伝送は、所定のタイミングで予め設定さ
れたアドレスに対して自動的に行うことも可能である
し、遠隔地からPLC32にアクセスし、手動で必要な
データを取り出すことも可能である。
【0050】更に、記録された履歴情報20から制御プ
ログラム18中の不具合箇所を推定し、画面74上で指
摘させることもできる。すなわち、機械が実際に動いた
情報である履歴情報20を制御プログラム18にフィー
ドバックし、機械の傾向性を考慮した制御プログラム1
8のデバッグを可能とするのである。
【0051】また制御プログラムの修正部72を備え、
制御プログラム18を変更した際、入出力デバイス12
・14がどの様なタイミングで動作するかを履歴情報2
0から推定し、ターゲットシステム10中における機械
の動作をシミュレートさせることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成を示す説明図である。
【図2】制御装置をPLCに実施した一例を示すブロッ
ク図である。
【図3】プログラミングツールの一例を示すブロック図
である。
【図4】制御プログラムと機能プログラムのプログラミ
ングツール上における表示例を示す説明図である。
【図5】制御プログラムと機能プログラムの関係を示す
説明図である。
【図6】制御プログラムのトレース状況を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10 ターゲットシステム 12 入力デバイス 14 出力デバイス 16 制御装置 18 制御プログラム 20 履歴情報 22 入力デバイス用メモリ 24 出力デバイス用メモリ 26 履歴情報格納用メモリ 28 デバッグ装置 30 表示手段 32 PLC 34 CPUユニット 36 メモリユニット 38 入力ユニット 40 出力ユニット 42 プログラム式表示装置 44 計算機リンクユニット 46 プログラミングツール 48 表示部 50 作画面 52 リレーシンボル 54 リレーラダー図 56 ラダー図作成部 58 制御機能部品 60 制御機能部品選択部 62 機能プログラム 64 サブウインドウ 66 データ合成部 68 データ通信部 69 データ記憶部 70 履歴情報のトレース部 72 制御プログラムの修正部 74 デバッグ画面

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲットシステム(10)中の入力デ
    バイス(12)と出力デバイス(14)が接続された制
    御装置(16)内で前記デバイス(12)・(14)間
    の関係を規制する制御プログラム(18)のデバッグ方
    法であって、 前記制御プログラム(18)中における実行位置と、前
    記入力デバイス(12)と出力デバイス(14)におけ
    る状態変化との関係を、時系列的な履歴情報(20)と
    して保存可能とする一方、 該保存された履歴情報(20)に基づいて、制御プログ
    ラム(18)によるターゲットシステム(10)の制御
    状態をオフライン状態で繰り返し再現して表示可能とし
    たことを特徴とする制御プログラムのデバッグ方法。
  2. 【請求項2】 前記制御装置(16)内には、 前記入力デバイス(12)が接続されて該入力デバイス
    (12)の現在状態に対応した検出情報を個別に保存可
    能とする入力デバイス用メモリ(22)と、 前記出力デバイス(14)が接続されて該出力デバイス
    (14)の制御状態に対応した制御情報を保存可能とす
    る出力デバイス用メモリ(24)と、 前記履歴情報(20)の格納用メモリ(26)とを備
    え、 前記制御プログラム(18)の実行位置に対応させて、
    前記入力デバイス用メモリ(22)と出力デバイス用メ
    モリ(24)内のデータ変化を前記履歴情報格納用メモ
    リ(26)内に格納することを特徴とする請求項1記載
    のデバッグ方法。
  3. 【請求項3】 前記履歴情報(20)は、 基本となるデータから入出力状態が変化する毎に、その
    変化内容を記録することにより、格納データの圧縮が図
    られている請求項1または2記載のデバッグ方法。
  4. 【請求項4】 前記制御プログラム(18)による制御
    動作の再現は、 該制御プログラム(18)のトレース機能を有するデバ
    ッグ装置(28)上に、前記履歴情報(20)をダウン
    ロードし、 該デバッグ装置(28)の表示手段(30)上に制御プ
    ログラム(18)を表示するとともに、前記履歴情報
    (20)に基づいて、制御プログラム(18)中の実行
    位置をトレースすることにより行われる請求項1記載の
    デバッグ方法。
  5. 【請求項5】 前記制御プログラム(18)は、表示画
    面上で作図することにより構成されるグラフィカルなロ
    ジック記述言語で記述されている請求項4記載のデバッ
    グ方法。
  6. 【請求項6】 前記制御プログラム(18)による制御
    動作の再現は、その再現範囲および再現速度を任意に設
    定可能とする請求項4または5記載のデバッグ方法。
  7. 【請求項7】 前記制御プログラム(18)による制御
    動作の再現は、そのトレース終了条件を任意に設定可能
    とする請求項4乃至6の何れかに記載のデバッグ方法。
  8. 【請求項8】 前記制御プログラム(18)による制御
    動作の再現時に制御プログラム(18)の修正を行う
    と、前記履歴情報(20)に基づく制御プログラム(1
    8)のシミュレート動作が行われる請求項4記載のデバ
    ッグ方法。
  9. 【請求項9】 前記履歴情報(20)は、通信回線を介
    して遠隔地に送られて前記制御プログラム(18)によ
    る制御動作の再現が行われる請求項1記載のデバッグ方
    法。
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