JP2003248161A - レンズ制御システム - Google Patents

レンズ制御システム

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JP2003248161A
JP2003248161A JP2002047398A JP2002047398A JP2003248161A JP 2003248161 A JP2003248161 A JP 2003248161A JP 2002047398 A JP2002047398 A JP 2002047398A JP 2002047398 A JP2002047398 A JP 2002047398A JP 2003248161 A JP2003248161 A JP 2003248161A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可動レンズをモータにより目標位置に移動させ
る際に、その目標位置に対して移動速度の減速を開始す
るブレーキ開始位置までの距離を目標位置に応じて変更
することにより、各位置での可動レンズの止まり難さの
相違にかかわらず、迅速且つ正確に可動レンズを目標位
置に停止させることができるレンズ制御システムを提供
する。 【解決手段】CPU12は、ズームレンズZLの回転速
度をモータ駆動回路14に指令する駆動信号を、操作部
10から指令されたズームレンズZLの目標位置と位置
検出器20により検出された現在位置との差を所定のゲ
インで除算することによって求める。その際にゲインを
目標位置に応じて変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ制御システム
に係り、特にテレビカメラ用のレンズ装置の可動レンズ
をモータにより駆動するレンズ制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】放送用テレビカメラ等に使用されるレン
ズ装置の撮影光学系には、フォーカスレンズやズームレ
ンズ等の可動レンズが配置されおり、これらの可動レン
ズは、例えば、モータによって駆動できるようになって
いる。可動レンズとモータとは、例えばカム機構を介し
て連結されており、可動レンズの保持枠に突設されたカ
ムピンがカム筒のカム溝に係合し、カム筒がモータによ
って回動することによって可動レンズが光軸方向に移動
するようになっている。一方、モータは、可動レンズが
コントローラ等の指示手段から指令された指示位置(目
標位置)や指示速度(目標速度)となるように制御(サ
ーボ制御)される。
【0003】ところで、従来、上述のように可動レンズ
を指示手段によって指令された目標位置に移動させる場
合、可動レンズが目標位置に一定距離まで近づくと減速
(ブレーキ制御)を開始させることにより、可動レンズ
が目標位置をオーバーランしないように制御されてい
る。また、特開平4−212941号公報には、可動レ
ンズの重さや、移動速度によって減速を開始する減速開
始位置(ブレーキ開始位置)を変更し、可動レンズを意
図した位置に素早く正確に停止させるようにしたものが
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように可動レンズとモータとをカム機構により連結した
場合に、カム溝の形状が線形でないために(カム筒の回
転角度と、カム溝に対するカムピンの係合位置との関係
が非線形のために)、可動レンズの止まり難さ又は止ま
り易さが位置によって異なる場合がある。例えば、ズー
ムレンズは、一般に、変倍のための変倍系レンズと、ピ
ント位置を一定に保つための補正系レンズとから構成さ
れ、これらの変倍系レンズと補正系レンズが、同一カム
筒上のそれぞれに対応したカム溝によって所定の位置関
係を持って移動するようになっている。そして、ズーム
倍率がカム筒(モータ)の回転位置変化量(回転量)に
対して適切な割合で変化するように変倍系レンズのカム
溝と補正系レンズのカム溝は非線形に形成されている。
実際に使用されている各カム溝の形状では、テレ側に比
べてワイド側の方がカム筒(モータ)の回転量に対する
レンズの変位量(移動量)の割合が大きくなっており、
ワイド側の方がレンズが止まり難いという場合が多い。
【0005】このため、従来のように可動レンズの減速
を開始するブレーキ開始位置を停止位置(目標位置)に
対して一定距離に固定すると、ある停止位置に対しては
可動レンズが適切に停止しても、他の停止位置に対して
は、減速開始が遅れてハンチング(又はすばやく停止し
ない)状態になったり、又は、減速開始が早すぎて停止
までに無駄な時間を要する等の不具合があった。特にズ
ームレンズの移動速度は、操作者のズーム操作に対する
追従性を向上させるため高速化の傾向にあり、これに伴
って上記不具合が顕著になっている。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、可動レンズの停止位置にかかわらず、意図した
位置に素早く正確に可動レンズを停止させることができ
るレンズ制御システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、モータにより移動可能な
可動レンズと、前記モータと前記可動レンズとを動力伝
達可能に連結する動力伝達機構であって、前記モータの
一定回転量に対する前記可動レンズの移動量が前記可動
レンズの位置によって異なる構造を有する動力伝達機構
と、前記可動レンズを設定すべき目標位置を指令する指
示手段と、前記モータを駆動して前記可動レンズを移動
させ、前記指示手段により指令された目標位置に対して
前記可動レンズが所定距離まで近づくと、前記可動レン
ズの移動速度を徐々に減速させて前記可動レンズを前記
目標位置で停止させる制御手段とを備えたレンズ制御シ
ステムにおいて、前記制御手段は、前記可動レンズが前
記目標位置に対して所定の距離まで近づくと、前記可動
レンズの移動速度の減速を開始すると共に、前記所定の
距離を前記目標位置に基づいて変更することを特徴とし
ている。
【0008】本発明によれば、可動レンズを移動させて
所定の目標位置に停止させる場合に、その目標位置に対
して移動速度の減速を開始するブレーキ開始位置までの
距離を目標位置に基づいて変更するようにしたため、各
目標位置での可動レンズの止まり難さの程度に応じてブ
レーキ開始位置を適切に設定することができ、意図した
位置に素早く正確に停止させることができるようにな
る。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、前記可動
レンズの位置を検出する位置検出手段を備え、前記制御
手段は、前記位置検出手段により検出される前記可動レ
ンズの位置と、前記指示手段により指令された目標位置
との差を所定のゲインで割った値に比例する回転速度に
より所定の最大回転速度を限度として前記モータを駆動
すると共に、前記ゲインの値を前記目標位置に基づいて
変更することにより、前記目標位置から前記減速を開始
する位置までの前記所定の距離を変更することを特徴し
ている。即ち、本請求項2は、目標位置からブレーキ開
始位置までの距離を目標位置に基づいて変更するための
処理を具体的に示したものである。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、前記制御
手段は、前記可動レンズの種類、又は、前記モータを駆
動する電源の状態に応じて前記所定の距離を変更するこ
とを特徴としている。即ち、可動レンズの止まり難さ
は、目標位置だけでなく、可動レンズの種類(重さ等)
やモータの最大回転速度に影響する電源の状態により変
化するため、これらの条件の変化にも適切に対応できる
ようにしたものである。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、前記動力
伝達手段は、カム機構を介して前記モータの動力を前記
可動レンズに伝達することを特徴としている。即ち、上
記請求項1乃至請求項3に記載の発明は、動力伝達手段
としてカム機構が使用されている場合に特に有効である
旨を示したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るレンズ制御システムの好ましい実施の形態について詳
説する。
【0013】図1は、本発明に係るレンズ制御システム
の全体構成を示した図であり、特にテレビカメラ用レン
ズ装置の撮影光学系に移動可能に配置されるズームレン
ズをモータ駆動するためのシステム構成を示した図であ
る。同図に示すズームレンズZLは、撮影光学系の光軸
方向に移動して焦点距離を変更するための変倍系レンズ
VLと、同様に光軸方向に移動してピント位置が変化し
ないようにするための補正系レンズCLとから構成され
る。変倍系レンズVLと補正系レンズCLとは、後述の
カム機構16により一定の位置関係で連動して移動する
ようになっており、これらの変倍系レンズVLと補正系
レンズCLの位置は、位置検出器20により1つの位置
変数の値として検出されると共に、後述のCPU12等
の処理において1つの位置変数の値により処理される。
尚、本明細書ではその1つの位置変数により表される位
置をズームレンズZLの位置というものとする。
【0014】同図に示す操作部10には、例えば、操作
者がズーム操作を行うための操作部材が設けられてお
り、そのズーム操作に従ってズームレンズZLの設定位
置(目標位置)を指令する指令信号が操作部10からC
PU12に与えられる。その指令信号に基づいてCPU
12は、ズームレンズZLの位置が指令信号により指令
された目標位置に移動してその目標位置で適切に停止す
るようにモータMの回転速度を指令する駆動信号を生成
する。CPU12によって生成された駆動信号はCPU
12からD/A変換器13を介してモータ駆動回路14
に与えられる。
【0015】ここで、CPU12において駆動信号を生
成する際には、詳細を後述するように、ズームレンズZ
Lの位置、ズームレンズZLの種類(重さ等)、後述の
カム機構16の構造、及び、モータMを駆動する電源1
8の状態等が考慮される。
【0016】そこで、ズームレンズZLの位置は、上記
位置検出器20により検出され、その位置を示す検出信
号(位置信号)が位置検出器20からCPU12に与え
られている。
【0017】また、ズームレンズZLの種類及びカム機
構16の構造等の本システムが適用されるレンズ装置に
関わる情報は、撮影光学系のレンズ倍率(最大ズーム倍
率)によって特定することが可能であるため、レンズ倍
率を選択するレンズ選択スイッチ22が設けられ、その
レンズ選択スイッチ22からレンズ倍率情報がCPU1
2に与えられるようになっている。
【0018】尚、レンズ選択スイッチ22によるレンズ
倍率の選択は、ユーザの切替操作によって行えるように
してもよいし、レンズ選択スイッチ22を特別に設ける
ことなく、本システムが適用されるレンズ装置に内蔵の
CPU等からレンズ倍率情報を上記CPU12に与える
ようにしてもよい。また、レンズ倍率情報の代わりにレ
ンズ装置の種類(機種)の情報をCPU12に与えるよ
うにしてもよい。更に、本実施の形態のレンズ制御シス
テムは、レンズ装置に対して着脱可能で、且つ、複数の
機種のレンズ装置に対して互換性のあるサーボモジュー
ルと呼ばれるサーボ駆動用のユニットを含むことを前提
としており、上記CPU12は、そのサーボモジュール
に搭載されているのに対し、上記CPU12と同様の処
理をレンズ装置に搭載されたCPUで行うことも可能で
ある。この場合には、レンズ装置の種類は、自己のレン
ズ装置に限られるため、レンズ倍率情報を外部から取得
しなくてもよい。
【0019】また、上記電源18の状態(電圧)は、電
源検出器24により検出されており、その状態を示す検
出信号が電源検出器24からCPU12に与えられてい
る。
【0020】更に、同図に示すメモリ26には、駆動信
号を生成する際に必要なゲインデータが予め記憶されて
いる。
【0021】上述のようにCPU12からモータ駆動回
路14に駆動信号が与えられると、モータ駆動回路14
により電源18からモータMに印加される電圧及び電流
が制御され、モータMがCPU12から与えられた駆動
信号の電圧値に対応する回転速度で回転する。尚、駆動
信号は、例えば、ある基準電圧を回転速度0とし、その
基準電圧から決まった電圧範囲内の値に比例させて回転
速度0から最大回転速度までを指令する。これに対し
て、モータ駆動回路14により実際に駆動されるモータ
Mの最大回転速度は、電源18の状態(電圧)によって
異なり、電源18の電圧が高い程、大きくなる。したが
って、CPU12からの駆動信号が最大回転速度を示す
電圧値であっても、実際の駆動されるモータMの最大回
転速度は電源18の状態によって異なる。
【0022】モータMは、上記ズームレンズZLの変倍
系レンズVLと補正系レンズCLにカム機構16を介し
て動力伝達可能に連結されており、モータMが回動する
ことによって変倍系レンズVL及び補正系レンズCLが
一定の位置関係をもって撮影光学系の光軸方向に移動す
る。以上の構成によりズームレンズZLは、移動速度の
制御と共に操作部10から指令された目標位置に移動
し、その目標位置で停止する。
【0023】次に、上記カム機構16の構成を図2に示
す。同図において、モータMの出力軸は、ベルト30を
介してズームカム筒32に連結されており、モータMが
回動するとベルト30を介してズームカム筒32が回動
する。ズームカム筒32には、変倍系レンズVL用のカ
ム溝34Vと補正系レンズCL用のカム溝34Cが形成
されており、これらのカム溝34V、34Cには、それ
ぞれ変倍系レンズVLの保持枠36Vに突設されたカム
ピン38Vと、補正系レンズCLの保持枠36Cに突設
されたカムピン38Cが係合される。尚、図示しないが
変倍系レンズVLと補正系レンズCLは光軸方向への直
進移動のみに規制されている。
【0024】これによって、モータMによりズームカム
筒32が回動すると、カム溝34V、34Cとカムピン
38V、38Cとの係合位置が光軸方向に変位し、それ
に伴って変倍系レンズVL及び補正系レンズCLが光軸
方向に移動する。尚、カム機構16の構成は図2と異な
る場合であってもよい。
【0025】ところで、図3に示すように上記ズームカ
ム筒32のカム溝34V、34Cを平面上に展開して示
すと、いずれのカム溝34V、34Cも、ワイド側の方
がテレ側よりもレンズの移動方向(光軸方向)に対して
緩やかな勾配の曲線状に形成されている。このため、ズ
ームカム筒32の一定の回転位置変化量(回転量)に対
する各変倍系レンズVL及び補正系レンズCLの光軸方
向への位置変化量(移動量)がテレ側よりもワイド側の
方が大きくなる。即ち、カム溝34Vに対して示した図
中矢印A、Bは、各矢印A、Bの基点位置にカムピン3
8Vが係合している状態からズームカム筒32が同一の
回転量だけ回転したことを示し、図中矢印C、Dは、矢
印A、Bのそれぞれの回転に対する変倍系レンズVLの
移動量を示しており、矢印C、Dの大きさの比較からわ
かるように、ズームカム筒32の一定回転量に対する変
倍系レンズVLの移動量は、テレ側よりもワイド側の方
で大きくなる。補正系レンズCLについても同様であ
る。
【0026】したがって、モータMが同一の回転速度で
回転した場合でも、変倍系レンズVL及び補正系レンズ
CLの実際の移動速度は、テレ側よりもワイド側の方が
速くなり、その分、所定の目標位置で停止させる際の止
まりやすさがワイド側の方がテレ側よりも悪い。即ち、
テレ側よりもワイド側の方がレンズが止まり難く、オー
バランによってハンチング等の現象を起こしやすい。
【0027】そこで、CPU12は、操作部10からの
指令信号により指令された目標位置に対して、その目標
位置でのレンズの止まり難さを考慮して、モータMの回
転速度を指令する駆動信号を以下のように生成すること
により、オーバーランすることなく迅速且つ正確に変倍
系レンズVL及び補正系レンズCLを目標位置に停止さ
せるようにしている。
【0028】次に、CPU12における駆動信号の生成
処理の内容について説明する。CPU12により生成さ
れる駆動信号は、上述のようにモータMの回転速度を指
令する信号であり、指令する回転速度に対応した値(電
圧値)としてモータ駆動回路14に与えられる。その駆
動信号の値をVとすると、駆動信号Vは原則として次
式、
【0029】
【数1】V=(X−XP)/g … により表される。ここで、Xは、位置検出器20により
検出されるズームレンズZLの現在位置、XPは、操作
部10からの指令信号により与えられるズームレンズZ
Lの目標位置、gは後述のゲインを示す。この式によ
れば、ズームレンズZLの現在位置Xが目標位置XPに
対して離れている程、駆動信号Vの絶対値は大きくモー
タMの回転速度が速くなり、ズームレンズZLの現在位
置Xが目標位置XPに近づいていくと、駆動信号Vの絶
対値が小さくなりモータMの回転速度が徐々に遅くな
る。尚、上式では、回転速度0を指令する駆動信号V
の値(基準値)を0とし、正負によって回転方向を反転
させる場合を示しているが、基準値は0でなくてもよ
く、所望の基準値(0以外の定数)を上式の右辺に加
算した式によって、基準値からの差の絶対値で回転速度
(速さ)を示し、基準値より大きいか小さいかで回転方
向を示すようにしてもよい。
【0030】また、上式において駆動信号Vの絶対値
がモータMの最大回転速度を指令する所定の最大値Vm
ax(正の値)を超える場合、そのときの駆動信号Vの
値は、上式で求めた値が正であればVmax、負であ
れば−Vmaxに制限される。尚、駆動信号Vmax又
は−Vmaxをモータ駆動回路14に与えた場合、モー
タMの回転速度は最大回転速度となるが、その最大回転
速度は上述のように電源18の状態(電圧)によって異
なる。
【0031】以上の前提によりCPU12で生成される
駆動信号V(モータの回転速度)の変化の様子に図4に
示す。同図の駆動信号Vは、所定の位置に設定されてい
るズームレンズZLが、操作部10からの指令信号によ
り指令された目標位置(目標停止位置)に移動し、停止
するまでを示しており、初期の段階では、上式により
算出される駆動信号Vの値が上記最大値Vmaxを超え
ているため最大値Vmaxに制限されている。即ち、駆
動信号VmaxがCPU12からモータ駆動回路14に
与えられ、モータMが最大回転速度となるように駆動さ
れる。尚、駆動信号Vmaxをモータ駆動回路14に与
えても停止しているモータMが実際に最大回転速度に達
するまでにはある程度の時間を要する。
【0032】続いて、ズームレンズZLの現在位置Xが
目標停止位置XPに近づくと、上式により算出される
駆動信号Vの値が上記最大値Vmaxと等しくなり、そ
の時点から上式により算出される駆動信号Vの値がそ
のままモータ駆動回路14に与えられる。したがって、
ズームレンズZLの現在位置Xが目標停止位置XPに更
に近づいていくと、上述のように上式により算出され
る駆動信号Vの値は小さくなりモータMの回転速度が減
速していく。尚、上式により算出される駆動信号Vの
値が上記最大値Vmaxと等しくなる点、即ち、モータ
Mの回転速度が減速を開始する位置をブレーキ開始位置
XBという。
【0033】ブレーキ開始位置XBからの減速によって
ズームレンズZLの位置Xが目標停止位置XPに到達す
ると、駆動信号Vは0となり、モータMの回転が停止す
る。これによって、操作部10からの指令信号によって
与えられた目標停止位置XPにズームレンズZLが停止
する。
【0034】次に、上式のゲインgについて説明する
と、ゲインgは次式、
【0035】
【数2】g=a・XP+b … により表される。ここで、a、bは定数、XPは上述と
同様に操作部10からの指令信号により与えられるズー
ムレンズZLの目標停止位置を示す。この式によれ
ば、ゲインgは、目標停止位置XPによって異なる。ゲ
インgが目標停止位置XPによって異なると、上式か
らわかるように、図4に示したブレーキ開始位置XBか
ら目標停止位置XPまでの駆動信号Vの傾き(減速時の
速度変化率)が目標停止位置XPによって変化する。即
ち、目標停止位置XPに対して減速を開始するブレーキ
開始位置XBまでの距離が目標停止位置XPによって変
化する。
【0036】ここで、図2、図3のカム機構16の説明
中に記載したように、ズームレンズZLは、テレ側より
もワイド側の方が止まり難くいという特性がある。即
ち、モータMの同一回転速度(最大回転速度)に対して
実際のズームレンズZL(変倍系レンズVL及び補正系
レンズCL)の移動速度は、目標停止位置XPがワイド
側になる程大きくなり、レンズの慣性等によって速い速
度で目標停止位置XPに停止させることが困難となる。
一方、テレ側ではワイド側よりも速い速度で目標停止位
置XPに停止させることが可能である。
【0037】このことから、ゲインgは、目標停止位置
XPがワイド側になる程、目標停止位置XPからブレー
キ開始位置XBまでの距離が長くなるように決定され
る。即ち、ゲインgが大きくなる程、目標停止位置XP
からブレーキ開始位置XBまでの距離が長くなるため、
ワイド端のゲインgW がテレ端のゲインgT より大きい
値となるように上式の定数a、bの値が決定される。
【0038】具体的には、ワイド端を目標停止位置XP
とする場合に設定すべきゲインgWの値と、テレ端を目
標停止位置XPとする場合に設定すべきゲインgT の値
とがメモリ26にゲインデータとして事前に記憶されて
おり、CPU12によってそれらの値がメモリ26から
読み出される。
【0039】そして、ワイド端の位置XをXW 、テレ端
の位置XをXT とすると、次の方程式、
【0040】
【数3】gW =a・XW +b … gT =a・XT +b … が成り立ち、この方程式を解くと、
【0041】
【数4】 a=(gW −gT )/(XW −XT ) … b=(gW ・XT −gT ・XW )/(XT −XW ) … となることから、この式、により定数a、bが決定
される。これによってズームレンズZLの各位置を目標
停止位置XPとする場合のゲインgが上式から算出で
きるようになる。
【0042】図5には、目標停止位置XPがワイド側に
なる程、目標停止位置XPからブレーキ開始位置XBま
での距離が長くなるように定数a、bを決定した場合に
おける目標停止位置XPに対するゲインgの値が示され
ており、例えば、ワイド端でのゲインgW の値を10
0、テレ端でのゲインgT の値を50として例示されて
いる。
【0043】このようにズームレンズZLの各位置を目
標停止位置XPとする場合のゲインgを決定すると、駆
動信号Vは、図6に示すように、目標停止位置XPがワ
イド側になる程、目標停止位置XPからブレーキ開始位
置XBまでの距離が長くなり、目標停止位置XPがどの
位置であったとしても迅速且つ正確にズームレンズZL
が目標停止位置で停止するようになる。
【0044】ところで、ズームレンズZLの各位置にお
ける止まり難さは、本システムが適用されるレンズ装置
の種類(ズームレンズZLの種類、カム機構16の構造
等)、電源18の状態等によっても異なる。
【0045】このため、図1に示したようにCPU12
には、上述のようにズームレンズZLの種類及びカム機
構16の構造等を特定するための情報としてレンズ倍率
情報がレンズ選択スイッチ22から与えられると共に、
電源18の状態(電圧)を知るための電源情報(電源電
圧)が電源検出器24から与えられるようになってい
る。
【0046】尚、レンズの止まり難さがズームレンズZ
Lの種類によって異なるのは、例えばズームレンズZL
の重さが種類によって異なるためであり、カム機構16
の構造によって異なるのは、例えば上述のようにカム溝
の形状が異なるためである。また、レンズの止まり難さ
が電源18の状態によって異なるのは、モータMの最大
回転速度が異なるためである。例えば、電源18の電圧
が高い程、モータMの最大回転速度が大きくなるため、
レンズは止まり難くなる。したがって、電源18の電圧
が高い程、目標停止位置XPからブレーキ開始位置XB
までの距離がより長くなるようにゲインgを大きくする
ことが適切である。
【0047】一方、メモリ26には、変更され得るレン
ズ倍率情報及び電源情報の幾つかの態様を考慮して、C
PU12に与えられるレンズ倍率情報及び電源情報に適
合するワイド端でのゲインgW の値とテレ端でのゲイン
T の値とがゲインデータとして事前に記憶されてい
る。
【0048】そこで、CPU12は、レンズ選択スイッ
チ22から与えられたレンズ倍率情報、及び、電源検出
器24から与えられた電源情報に適合するゲインgW
Tの値をメモリ26から読み出し、上述のように上式
の定数a、bを決定するようにしている。これによっ
て、本システムが適用されるレンズ装置の種類や電源の
状態にかかわらずズームレンズZLが意図した位置に適
切に停止するようになる。
【0049】尚、上記説明では、ゲインgの定数a、b
の値を、ワイド端でのゲインgW の値とテレ端でのゲイ
ンgT の値により決定するようにしたが、所望の2点で
のゲインにより決定することもできる。また、ワイド端
−テレ端の途中の位置に一番カーブの急な点が存在する
場合もあるが、その場合は、その急な点を1点加えて所
望の3点でのゲインにより決定することもできる。ま
た、レンズ倍率情報及び電源情報に対応する定数a、b
の値をメモリ26に記憶しておくようにしてもよい。
【0050】また、ゲインgの式や、駆動信号Vの式
は一例であって、他の式によりゲインgや駆動信号V
を決定するようにしてもよい。更に、各目標停止位置に
対応したゲインgを式のような演算式によって求める
のではなく、各目標停止位置に対応したゲインgのデー
タをメモリ26に記憶させておき、そのデータを単に読
み出してゲインgを決定するようにしてもよい。
【0051】次に、上記駆動信号Vを生成する際のCP
U12における処理手順について図7のフローチャート
を用いて説明する。まず、CPU12は、レンズ選択ス
イッチ22からレンズ倍率情報を取得する(ステップS
10)。続いて、電源検出器24から電源18の状態を
取得する(ステップS12)。そして、これらのステッ
プS10、ステップS12により取得した情報に対応す
るゲインデータをメモリ26から取得する(ステップS
14)。尚、ゲインデータは、上述のようにワイド端を
目標停止位置とした場合におけるゲインgW の値とテレ
端を目標停止位置とした場合におけるゲインgT の値で
ある。
【0052】次に、操作部10から指令信号を取得する
(ステップS16)。そして、ステップS14で取得し
たゲインデータと、操作部10からの指令信号により指
令された目標停止位置XPとからゲインgを上式によ
り計算する(ステップS18)。
【0053】次に、位置検出器20からズームレンズZ
Lの現在位置Xを取得する(ステップS20)。そし
て、この現在位置Xと、上記ステップS18において計
算したゲインgと、上記目標停止位置XPとから上式
により駆動信号Vを算出する(ステップS22)。そし
て、算出した駆動信号Vをモータ駆動回路14に出力す
る(ステップS 24)。以上の処理を繰り返すことによ
り、ズームレンズZLを目標停止位置に移動させること
ができる。
【0054】以上、上記実施の形態では、ズームレンズ
ZLを駆動するレンズ制御システムについて説明した
が、本発明は、可動レンズであれば、ズームレンズZL
に限らず適用できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
制御システムによれば、可動レンズを移動させて所定の
目標位置に停止させる場合に、その目標位置に対して移
動速度の減速を開始するブレーキ開始位置までの距離を
目標位置に基づいて変更するようにしたため、各目標位
置での可動レンズの止まり難さの程度に応じてブレーキ
開始位置を適切に設定することができ、意図した位置に
素早く正確に停止させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るレンズ制御システムの全
体構成を示した図であり、特にテレビカメラ用レンズ装
置の撮影光学系に移動可能に配置されるズームレンズを
モータ駆動するためのシステム構成を示した図である。
【図2】図2は、本発明に係るレンズ制御システムにお
けるカム機構の構成を示した図である。
【図3】図3は、図のズームカム筒のカム溝を平面上に
展開して示した図である。
【図4】図4は、CPUで生成される駆動信号Vの説明
に使用した図である。
【図5】図5は、駆動信号Vを生成する際のゲインの説
明に使用した図である。
【図6】図6は、CPUで生成される駆動信号Vの説明
に使用した図である。
【図7】図7は、駆動信号を生成する際のCPUにおけ
る処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10…操作部、12…CPU、14…モータ駆動回路、
16…カム機構、18…電源、20…位置検出器、22
…レンズ選択スイッチ、24…電源検出器、26…メモ
リ、32…ズームカム筒、34V、34C…カム溝、M
…モータ、ZL…ズームレンズ、VL…変倍係レンズ、
CL…補正系レンズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより移動可能な可動レンズと、
    前記モータと前記可動レンズとを動力伝達可能に連結す
    る動力伝達機構であって、前記モータの一定回転量に対
    する前記可動レンズの移動量が前記可動レンズの位置に
    よって異なる構造を有する動力伝達機構と、前記可動レ
    ンズを設定すべき目標位置を指令する指示手段と、前記
    モータを駆動して前記可動レンズを移動させ、前記指示
    手段により指令された目標位置に対して前記可動レンズ
    が所定距離まで近づくと、前記可動レンズの移動速度を
    徐々に減速させて前記可動レンズを前記目標位置で停止
    させる制御手段とを備えたレンズ制御システムにおい
    て、 前記制御手段は、前記可動レンズが前記目標位置に対し
    て所定の距離まで近づくと、前記可動レンズの移動速度
    の減速を開始すると共に、前記所定の距離を前記目標位
    置に基づいて変更することを特徴とするレンズ制御シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記可動レンズの位置を検出する位置検
    出手段を備え、前記制御手段は、前記位置検出手段によ
    り検出される前記可動レンズの位置と、前記指示手段に
    より指令された目標位置との差を所定のゲインで割った
    値に比例する回転速度により所定の最大回転速度を限度
    として前記モータを駆動すると共に、前記ゲインの値を
    前記目標位置に基づいて変更することにより、前記目標
    位置から前記減速を開始する位置までの前記所定の距離
    を変更することを特徴とする請求項1のレンズ制御シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記可動レンズの種
    類、又は、前記モータを駆動する電源の状態に応じて前
    記所定の距離を変更することを特徴とする請求項1又は
    請求項2のレンズ制御システム。
  4. 【請求項4】 前記動力伝達手段は、カム機構を介して
    前記モータの動力を前記可動レンズに伝達することを特
    徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1に記載
    のレンズ制御システム。
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