JP2003247773A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2003247773A
JP2003247773A JP2002049112A JP2002049112A JP2003247773A JP 2003247773 A JP2003247773 A JP 2003247773A JP 2002049112 A JP2002049112 A JP 2002049112A JP 2002049112 A JP2002049112 A JP 2002049112A JP 2003247773 A JP2003247773 A JP 2003247773A
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gas
detection sensor
time
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refrigerator
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JP2002049112A
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English (en)
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Hiroto Nakama
啓人 中間
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D17/00Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces
    • F25D17/04Arrangements for circulating cooling fluids; Arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces for circulating air, e.g. by convection
    • F25D17/042Air treating means within refrigerated spaces
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/06Sensors detecting the presence of a product

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫において、野菜室内に貯蔵される青果
物の腐敗を阻止する管理が行える簡単な構成を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 野菜室7内に野菜や果物などの青果物か
ら発生するガス成分の濃度変化を感知するガス感知セン
サ20を配置し、そのガス感知センサ20の電気的出力
に基づいて野菜室7内の青果物の鮮度状態を判定する判
定手段を設け、前記判定手段の出力側に冷蔵庫外より目
視できる表示手段22を接続し、前記表示手段22によ
り野菜室7内の青果物の鮮度状態を識別して、常に青果
物の鮮度維持管理を行う構成の冷蔵庫とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫の庫内に貯
蔵された食品の貯蔵環境を管理する冷蔵庫に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】生鮮食料品を典型とする食品の鮮度を管
理することは、食品メーカーや外食産業を問わず家庭に
おいても重要である。しかしながら家庭における鮮度管
理の方法は、食品メーカーが指定する賞味期限に基づい
て日数計算を行い、光沢、色、香り等の各人の主観的な
官能評価で腐敗していないかどうかで判断して管理され
ているのが現状である。
【0003】こうした背景の中、食品を貯蔵する冷蔵庫
を視野に入れた鮮度管理装置が提案されてきており、そ
の一例として、特許第2875174号公報に記載され
たものが知られている。
【0004】以下、図面を参照しながら上記従来の鮮度
管理装置を説明する。
【0005】図128は、従来の鮮度管理装置の機能ブ
ロック図である。図128において、401は鮮度管理
装置であり、野菜を貯蔵する貯蔵室402と、貯蔵室4
02内に備えて野菜から発生するガス成分と濃度を感知
して電気信号に変換する感知センサ403と、貯蔵室4
02内のガス環境を回復、維持させる鮮度維持装置40
4と、感知センサ403からの電気信号により鮮度維持
装置404の制御信号を出力するマイクロプロセッサー
405より構成されている。
【0006】以上の様に構成された鮮度管理装置につい
て、以下その動作を説明する。
【0007】使用者が貯蔵室402に野菜を収納する
と、野菜は野菜自体より時間経過に従いエチレンや硫化
水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイド、ジ
メチルジサルファイド等の硫化合物ガス及び還元性ガス
を発生する。このようなガスは感知センサ403の表面
の酸素イオンと結合して伝導電子を発生し、これが電子
信号としてマイクロプロセッサー405に入力され、そ
して制御信号が鮮度維持装置404に送られ、鮮度維持
装置404の動作を調節し、野菜の鮮度を維持するもの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、貯蔵室402内に保存された野菜より発
生するガス成分とその濃度が変化する時には、すでに保
存された野菜は鮮度劣化が進んでいるため、鮮度劣化が
生じる前に鮮度維持装置404を稼動できず、その効果
が十分に発揮できないという欠点があった。また、鮮度
維持装置404を稼動しても、既に野菜自体が鮮度劣化
反応を細胞内で開始されると、その鮮度劣化反応の速度
は鮮度維持装置404の作用で若干は低下するが抑える
ことはできない。
【0009】また、野菜より発生するガス成分や濃度の
変化は、野菜の収納量の違いや野菜を買足した場合な
ど、収納量の変化という鮮度と無関係な因子により影響
を受け、そのため、実際は野菜の保存状態を報知し、一
刻も早くその対象野菜を消費する手段の方が勝っている
という欠点があった。
【0010】本発明は従来の課題を解決するもので、野
菜の鮮度が低下した時に、野菜より発生する特定のガス
濃度の変化をセンサで検知し、野菜の傷みが進行する前
に、事前に冷蔵庫の表示機能で報知する冷蔵庫を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、野菜、果物等の青果物を貯蔵して保存する野
菜室と、前記野菜室内に設けて前記野菜室内の貯蔵青果
物より発生するガス成分において、エチレン、メチルア
ルコール、エチルアルコール、アセトアルデヒド、ジメ
チルサルファイド、ジメチルジサルファイド、メチルメ
ルカプタン、アンモニアの濃度の変化を感知するガス感
知センサと、前記ガス感知センサの電気的出力に基づい
て前記野菜室内の貯蔵青果物の保存状態を判定する判定
手段と、前記判定手段からの信号により前記野菜室内の
貯蔵青果物の保存状態を表示する表示手段を設けたもの
であり、表示手段で野菜室内の貯蔵青果物の保存状態を
確認できるため、収納青果物を野菜室の奥で腐らせるこ
となく保存管理ができるという作用を有する。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記ガス感知センサは、半導体式ガス
センサで構成され、前記ガスセンサ内のヒータに対し直
列または並列に抵抗体を設けたものであり、前記抵抗体
の抵抗値を調整することにより、入力電圧が例えば5V
一定の場合でもヒータ抵抗値がばらついてもこの抵抗体
によりヒータにかかる電圧を調整できるため、ヒータの
温度を一定にすることができる。また、入力電圧は所定
値としているが、この抵抗体を使用することにより入力
電圧を任意の値で使用することができるという作用を有
する。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記ガス感知センサは、半導体式ガス
センサで構成され、前記ガスセンサ内の感応体と出力電
圧を取り出す固定抵抗の回路に更に抵抗体を設けたもの
であり、長期間の使用において感応体の抵抗値が高くな
ってもこの抵抗により出力電圧の変化を少なくすること
ができるという作用を有する。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1から請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記ガス
感知センサは、半導体式ガスセンサで構成され、前記ガ
スセンサ内のヒータ発熱温度を時間に対し変更可能な温
度制御手段を設けたものであり、必要時以外はヒータ温
度を下げておくことによりヒータの寿命を長く保つとと
もに省エネを図ることができるという作用を有する。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記ガス感知センサは、半導体式ガス
センサで構成され、前記ガスセンサ内のヒータ発熱温度
を積算の通電時間に対し最適温度に近づける温度制御手
段を設けたものであり、経時的にガスセンサの出力値が
低下してもヒータ温度を最適値に近づけることにより出
力値の低下を押さえることができるという作用を有す
る。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記ガス感知センサは、半導体式ガス
センサで構成され、積算の通電時間をパラメータとした
値を出力値と演算するセンサ出力算出手段を設けたもの
であり、経時的にガスセンサの出力値が低下してもその
出力値を積算の通電時間をパラメータとした値を出力値
と演算するセンサ出力算出手段により出力値の低下を補
正できるという作用を有する。
【0017】請求項7に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記ガス感知センサは、半導体式ガス
センサで構成され、前記ガスセンサ内のヒータ発熱温度
をセンサ劣化検知手段の信号に基づいて変化させる温度
制御手段を設けたものであり、センサの劣化レベルに合
わせてヒータ温度を制御することにより出力値の低下を
精度良く抑えることができるという作用を有する。
【0018】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記ガス感知センサは、半導体式ガス
センサで構成され、センサ劣化検知手段の信号に基づい
て出力値と演算するセンサ出力算出手段を設けたもので
あり、センサの劣化レベルに応じて出力値を補正するこ
とにより出力値を精度よく補正できるという作用を有す
る。
【0019】請求項9に記載の発明は、請求項7または
請求項8に記載の発明において、前記センサ劣化検知手
段はヒータオフ時のセンサの出力値により算出するもの
であり、簡単に精度良くセンサの劣化レベルを判断でき
るという作用を有する。
【0020】請求項10に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサ内のヒータ及び
感応体への通電を同時に断続とする通電制御手段を設け
たものであり、必要時以外はセンサの感応体及びヒータ
への通電を停止することにより感応体・ヒータの寿命を
長く保つとともに省エネを図ることができるという作用
を有する。
【0021】請求項11に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサ内のヒータ及び
感応体への通電を断続としかつヒータへの通電開始が感
応体への通電開始より所定時間早くなる通電制御手段を
設けたものであり、必要時以外はセンサの感応体及びヒ
ータへの通電を停止することにより感応体・ヒータの寿
命を長く保つとともに省エネを図ることができ、ヒータ
温度が十分に高くなった時点で感応体に通電するため測
定精度の向上を図ることができるという作用を有する。
【0022】請求項12に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、出力チェック中あるいは出力チェッ
クの所定時間前にドア開閉が行われた場合、ガス感知セ
ンサの出力データを採用せず、所定時間経過後に再度出
力チェックを開始するセンサ出力制御手段を設けたもの
であり、測定データの精度向上を図るという作用を有す
る。
【0023】請求項13に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、毎日複数の所定時刻にガス感知セン
サが出力チェックを開始するセンサ出力制御手段を設け
たものであり、測定時等にドアが開けられると出力チェ
ックはキャンセルされるため、1日に複数回出力チェッ
クを行うことにより野菜の状態を正確に表示することが
できるという作用を有する。
【0024】請求項14に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサの出力チェック
が完了すると翌日の出力チェック監視時刻まで出力チェ
ックを行わないセンサ出力制御手段を設けたものであ
り、必要以外チェックを行わないことにより省エネを図
ることができるという作用を有する。
【0025】請求項15に記載の発明は、請求項12か
ら請求項14のいずれか一項に記載の発明において、前
記出力チェックの開始時刻が午前0から午前5時までの
間とするものであり、この時刻はドア開閉がもっとも少
ない時間であるため、ドア開閉による出力チェックのキ
ャンセルの確率が最も少なくなる。
【0026】請求項16に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、野菜室、冷蔵室、冷凍室等のドアの
中でどのドアが開いたかを検知するドア検知手段及びガ
ス濃度測定がドア開閉がなく完了したかどうかを判断す
ると共に開閉したドアの種類によりガス濃度測定開始ま
での時間を決定するセンサ出力制御手段を設けたもので
あり、開かれたドアの種類により素早く次の測定開始時
間を設定し、ガス濃度測定を行えることができるという
作用を有する。
【0027】請求項17に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、野菜室、冷蔵室、冷凍室等のドアの
中でどのドアが開いたかを検知するドア検知手段及びガ
ス濃度測定がドア開閉がなく完了したかどうかを判断す
ると共に開閉したドアの開放時間によりガス濃度測定開
始までの時間を決定するセンサ出力制御手段を設けたも
のであり、ドアの開放時間により素早く次の測定開始時
間を精度良く設定し、ガス濃度測定を行えることができ
るという作用を有する。
【0028】請求項18に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、野菜室、冷蔵室、冷凍室等のドアの
中でどのドアが開いたかを検知するドア検知手段及びガ
ス濃度測定がドア開閉がなく完了したかどうかを判断す
ると共に開閉したドアの種類及び開放時間によりガス濃
度測定開始までの時間を決定するセンサ出力制御手段を
設けたものであり、開かれたドアの種類及び開放時間に
より素早く次の測定開始時間をより精度良く設定し、効
率よくガス濃度測定を行えることができるという作用を
有する。
【0029】請求項19に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサの出力を所定時
間収集を行い、この所定時間に対し所定時間毎に出力値
を取り込むと共に取り込まれた出力値の最大値と最小値
の平均値をガス感知センサの出力値として前記判定手段
に送信する出力演算手段を設けたものであり、この演算
により出力値を1つに固定できるため冷蔵庫内の野菜の
状態を判定しやすくなると共に演算に使用するメモリ、
負荷が小さくできるという作用を有する。
【0030】請求項20に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサの出力を所定時
間収集を行い、この所定時間に対し所定時間毎に出力値
を取り込むと共に取り込まれた出力値の平均値をガス感
知センサの出力値として前記判定手段に送信する出力演
算手段を設けたものであり、この演算により出力値が1
つに固定できるため冷蔵庫内の野菜の状態を判定しやす
くなると共に、センサの出力の平均値より出力値は決定
されているため出力値の精度向上を図ることができると
いう作用を有する。
【0031】請求項21に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサの出力を所定時
間収集を行い、この所定時間に対し所定時間毎に出力値
を取り込むと共に取り込まれた出力値に対し、最大値・
最小値及びこれらの値に近い順より所定個数の出力値を
除いて残りを平均しこれをガス感知センサの出力値とし
て前記判定手段に送信する出力演算手段を設けたもので
あり、この演算により出力値が1つに固定できるため冷
蔵庫内の野菜の状態を判定しやすくなるとともに、この
出力値は出力演算手段へ送信される出力のより最大値・
最小値及びこれらの値に近い順より所定個数の出力を除
いて残りを平均することにより決定されているため出力
値の大幅な精度向上を図ることができるという作用を有
する。
【0032】請求項22に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサの出力は所定時
間収集を行い、この所定時間に対し所定個数に分割しこ
の所定個数毎で出力の平均値を算出すると共に前記平均
値の大きい方及び小さい方より所定個数を除き、残りを
平均しその値をガス感知センサの出力値とする出力演算
手段を設けたものであり、バラツキの大きいデータを削
除することができるため測定精度の向上を図ることがで
きるという作用を有する。
【0033】請求項23に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサの出力は野菜室
内に設けられ温度を検知する温度検知手段からの信号に
基づいて補正を行う出力演算手段を設けたものであり、
温度の影響をキャンセルできるため測定精度の向上を図
ることができるという作用を有する。
【0034】請求項24に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサの出力は野菜室
内に設けられ湿度を検知する湿度検知手段からの信号に
基づいて補正を行う出力演算手段を設けたものであり、
湿度の影響をキャンセルできるため測定精度の向上を図
ることができるという作用を有する。
【0035】請求項25に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサの出力は野菜室
内に設けられ温度を検知する温度検知手段と湿度を検知
する湿度検知手段からの信号に基づいて補正を行う出力
演算手段を設けたものであり、温度と湿度の影響をキャ
ンセルできるため測定精度の向上を図ることができると
いう作用を有する。
【0036】請求項26に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサの出力により作
動するガス吸着剤及びファンよりなるガス除去ユニット
を野菜室に設けたものであり、野菜室で発生し野菜の劣
化を促進するガスの除去をガス感知センサでのガス濃度
値と連動して行えるという作用を有する。
【0037】請求項27に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサの出力によりフ
ァンの作動時間を制御するものであり、野菜室で発生し
野菜の劣化を促進するガスの除去をガス感知センサでの
ガス濃度値と連動して行えると共に、ガス濃度の高低に
よりファンの作動時間を変えることができることにより
吸着剤に導入できる野菜を劣化させるガスを含む空気量
を変えれるため、野菜室内のガス濃度を所定値以下に保
つことができるという作用を有する。
【0038】請求項28に記載の発明は、請求項26に
記載の発明において、前記ガス感知センサの出力により
ファンの回転数を制御するものであり、野菜室で発生し
野菜の劣化を促進するガスの除去をガス感知センサでの
ガス濃度値と連動して行えると共に、ガス濃度の高低に
よりファンの回転数を変えることができることにより吸
着剤に導入できる野菜を劣化させるガスを含む空気量を
変えれるため、野菜室内のガス濃度を所定値以下に保つ
ことができる作用を有する。更に、ファン回転数を変え
れるため、ガス濃度が高い場合でも、短時間で所定値以
下に保持することができるという作用を有する。
【0039】請求項29に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサの出力により作
動するファンを野菜室内の野菜ボックスに設けたもので
あり、野菜室で発生し野菜の劣化を促進するガスの除去
をガス感知センサでのガス濃度値と連動して行えるとい
う作用を有する。また、吸着剤を含まないため設置スペ
ースが小さくて済むと共にファンだけのためメンテナン
スフリーであるという作用も有する。
【0040】請求項30に記載の発明は、請求項29に
記載の発明において、前記ガス感知センサの出力により
ファンの作動時間を制御するものであり、野菜室で発生
し野菜の劣化を促進するガスの除去をガス感知センサで
のガス濃度値と連動して行えるという作用を有する。ま
た、吸着剤を含まないため設置スペースが小さくて済む
と共にファンだけのためメンテナンスフリーであるとい
う作用も有する。更に、ガス濃度の高低によりファンの
作動時間を変えることができることにより野菜ボックス
の外に排出できる野菜を劣化させるガスを含む空気量を
変えれるため、野菜室内のガス濃度を所定値以下に保つ
ことができるという作用を有する。
【0041】請求項31に記載の発明は、請求項29に
記載の発明において、前記ガス感知センサの出力により
ファンの回転数を制御するものであり、野菜室で発生し
野菜の劣化を促進するガスの除去をガス感知センサでの
ガス濃度値と連動して行えるという作用を有する。ま
た、吸着剤を含まないため設置スペースが小さくて済む
と共にファンだけのためメンテナンスフリーであるとい
う作用も有する。更に、ガス濃度の高低によりファンの
回転数を変えることができることにより野菜ボックスの
外に排出できる野菜を劣化させるガスを含む空気量を変
えれるため、野菜室内のガス濃度を所定値以下に保つこ
とができるという作用を有する。更に、ファン回転数を
変えれるため、ガス濃度が高い場合でも、短時間で所定
値以下に保持することができるという作用を有する。
【0042】請求項32に記載の発明は、請求項29に
記載の発明において、前記野菜室の開閉に関わらずファ
ンの作動を行うものであり、野菜室で発生し野菜の劣化
を促進するガスの除去をガス感知センサでのガス濃度値
と連動して行えるという作用を有する。また、吸着剤を
含まないため設置スペースが小さくて済むと共にファン
だけのためメンテナンスフリーであるという作用も有
し、ガス感知センサが野菜ボックス内のガス濃度が高い
と検知した場合にはいつでも野菜ボックスからファンの
作動によりガスを排出することができるという作用を有
する。
【0043】請求項33に記載の発明は、請求項29に
記載の発明において、前記野菜室の開時のみファンの作
動を行うものであり、前記野菜室で発生し野菜の劣化を
促進するガスの除去をガス感知センサでのガス濃度値と
連動して行えるという作用を有する。また、吸着剤を含
まないため設置スペースが小さくて済むと共にファンだ
けのためメンテナンスフリーである作用も有し、野菜室
が開けられた時にファンが回転し野菜ボックス内のガス
を冷蔵庫の外に排出することができる作用を有する。
【0044】請求項34に記載の発明は、請求項29に
記載の発明において、前記野菜室の開時のみファンの作
動を行うと共に野菜室の閉時にはファンの作用を停止す
るものであり、野菜室で発生し野菜の劣化を促進するガ
スの除去をガス感知センサでのガス濃度値と連動して行
えるという作用を有する。また、吸着剤を含まないため
設置スペースが小さくて済むと共にファンだけのためメ
ンテナンスフリーである作用も有し、野菜室が開けられ
た時のみにファンが回転し閉じられるとファンは停止す
るため野菜ボックス内のガスを効率的に冷蔵庫の外に排
出することができるという作用を有する。
【0045】請求項35に記載の発明は、請求項29に
記載の発明において、前記野菜室の開時のみファンの作
動を行い、野菜室の閉時にはファンの作用を停止すると
共にこの動作を次のガス濃度測定時まで繰り返すもので
あり、野菜室で発生し野菜の劣化を促進するガスの除去
をガス感知センサでのガス濃度値と連動して行えるとい
う作用を有する。また、吸着剤を含まないため設置スペ
ースが小さくて済むと共にファンだけのためメンテナン
スフリーである作用も有し、野菜室が開けられた時にフ
ァンが回転し閉じられるとファンは停止することを次の
ガス濃度測定まで繰り返すため、野菜ボックス内のガス
を冷蔵庫の外に排出し、その濃度を大幅に低減できると
いう作用を有する。
【0046】請求項36に記載の発明は、請求項29に
記載の発明において、前記野菜室の開時のみファンの作
動を行い、野菜室の閉時にはファンの作用を停止すると
共にこの動作回数をガス濃度測定結果により算出するも
のであり、野菜室で発生し野菜の劣化を促進するガスの
除去をガス感知センサでのガス濃度値と連動して行える
という作用を有する。また、吸着剤を含まないため設置
スペースが小さくて済むと共にファンだけのためメンテ
ナンスフリーである作用も有し、野菜室が開けられた時
にファンが回転し閉じられるとファンは停止する回数を
野菜室のガス濃度により決定するため、必要以上のファ
ンの作動を抑え野菜室の冷気の冷蔵庫外への放出を抑え
ることができるという作用を有する。
【0047】請求項37に記載の発明は、請求項29に
記載の発明において、ファンを前記野菜ボックスの圧縮
機側に設けたものであり、野菜室で発生し野菜の劣化を
促進するガスの除去をガス感知センサでのガス濃度値と
連動して行えるという作用を有する。また、吸着剤を含
まないため設置スペースが小さくて済むと共にファンだ
けのためメンテナンスフリーであるという作用も有する
と共に、ファンが圧縮機側にあるため野菜ボックスへの
野菜の出し入れに対しほとんどじゃまにならないという
作用を有する。
【0048】請求項38に記載の発明は、請求項29に
記載の発明において、ファンを前記野菜ボックスの側面
に設けたものであり、野菜室で発生し野菜の劣化を促進
するガスの除去をガス感知センサでのガス濃度値と連動
して行えるという作用を有する。また、吸着剤を含まな
いため設置スペースが小さくて済むと共にファンだけの
ためメンテナンスフリーである作用も有すると共に、野
菜室が開けられた時にはファンが側面にあるため野菜ボ
ックス内のガスが効率的に冷蔵庫の外に排出できるとい
う作用を有する。
【0049】請求項39に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサの出力により作
動するガス吸着剤及びファンよりなるガス除去ユニット
とガス感知センサの出力により作動するファンを野菜室
内の野菜ボックスに設けたものであり、野菜室で発生し
野菜の劣化を促進するガスの除去をガス感知センサでの
ガス濃度値と連動して行えるという作用を有する。ま
た、野菜室が開けられた時にはファンが側面にあるため
野菜ボックス内のガスが効率的に冷蔵庫の外に排出でき
るという作用を有し、野菜室が閉じている時には吸着剤
により前記ガスを除去することができるため効果的なガ
ス除去効果が得られるという作用を有する。
【0050】請求項40に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサの出力により作
動する冷陰極ランプ及び光触媒フィルタよりなる光触媒
ガス除去ユニットを野菜室に設けたものであり、野菜室
で発生し野菜の劣化を促進するガスの除去をガス感知セ
ンサでのガス濃度値と連動して行えるとともに、光触媒
を利用しているのでメンテナンスフリーであるという作
用を有する。
【0051】請求項41に記載の発明は、請求項26に
記載の発明において、前記ガス感知センサの出力により
作動する冷陰極ランプ及び光触媒フィルタよりよりなる
光触媒ガス除去ユニットを野菜室に設けると共に前記ガ
ス感知センサの出力により冷陰極ランプの作動時間を制
御するものであり、野菜室で発生し野菜の劣化を促進す
るガスの除去をガス感知センサでのガス濃度値と連動し
て行えるとともに、光触媒を利用しているのでメンテナ
ンスフリーであるという作用を有する。また、判定手段
は野菜室のガス濃度によりガス除去ユニットの冷陰極ラ
ンプの作動時間を設定するためガス濃度を所定値以下に
抑えることができるという作用を有する。
【0052】請求項42に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサのガス濃度測定
時には、測定中を表示するものであり、ガス濃度測定時
にはなるべくドアの開閉を抑制するという作用を有す
る。
【0053】請求項43に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサは、半導体式ガ
スセンサで構成され、コンセント投入時には、所定時間
の間、前記野菜室内の貯蔵青果物の保存状態を表示する
表示手段には青果物の保存状態を表示しないものであ
り、この所定時間を利用することにより、ガス感知セン
サの初期安定の確保、ガス感知センサよりの水分除去等
に活用できるという作用を有する。
【0054】請求項44に記載の発明は、請求項43に
記載の発明において、前記表示手段には、青果物の保存
状態表示までの時間を表示するものであり、ユーザーに
いつ表示するかを知らせ、ガス感知センサに故障等のト
ラブルがないことを知らしめるという作用を有する。
【0055】請求項45に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサは、半導体式ガ
スセンサで構成され、コンセント投入時には、ヒータを
所定時間の間、前記ガス感知センサでのガス濃度測定時
の温度より高い温度になるように通電するものであり、
倉庫等での保管時にガス感知センサに吸着している水分
を除去しガス感知センサの安定を図るという作用を有す
る。
【0056】請求項46に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサは、半導体式ガ
スセンサで構成され、所定時間の間ガス感知センサ温度
をガス感知センサでのガス濃度測定時の温度より高い温
度になるように通電するものであり、ガス感知センサの
使用時に感応体と水分が反応し感度が劣化することを抑
えることができるという作用を有する。
【0057】請求項47に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサは、半導体式ガ
スセンサで構成され、所定時間の間ガス感知センサ温度
をガス感知センサでのガス濃度測定時の温度より高い温
度になると共に、前記ヒータ加熱時間は積算の通電時間
に対し長くするものであり、ガス感知センサは劣化する
に従い水分と反応しやすくなるためこれによるガス感知
センサの更なる劣化を抑えることができるという作用を
有する。
【0058】請求項48に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサは、半導体式ガ
スセンサで構成され、所定時間の間ガス感知センサ温度
をガス感知センサでのガス濃度測定時のガス感知センサ
温度より高い温度になるように通電すると共にガス濃度
測定毎に前記加熱を行うものであり、ガス感知センサを
ガス濃度測定時より高い温度で加熱できるためガス感知
センサに付着した水分を完全に除去しその寿命を長くで
きるという作用を有する。
【0059】請求項49に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、前記ガス感知センサは、半導体式ガ
スセンサで構成され、所定時間の間ガス感知センサ温度
をガス感知センサでのガス濃度測定時のガス感知センサ
温度より高い温度になるように通電すると共に所定回数
のガス濃度測定毎に1回前記加熱を行うものであり、必
要以上に加熱を行うことなくガス感知センサに付着した
水分を除去できると共に、省エネも図れるという作用を
有する。
【0060】請求項50に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、生産から使用開始までの期間を測定
する時刻検知手段と前記期間に合わせてコンセント投入
時には、ヒータを所定時間の間ガス感知センサでのガス
濃度測定時の温度より高い温度になるように通電すると
共に、前記通電時間は前記期間に合わせて設定するもの
であり、生産から使用開始までの期間が長い冷蔵庫はガ
ス感知センサが倉庫保管時に多くの水分を吸着してお
り、この水分を加熱時間を長くすることにより完全に除
去できるためガス感知センサの寿命を延ばすことができ
るという作用を有する。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、本発明による冷蔵庫の実施
形態について、図面を参照にしながら説明する。なお、
従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0062】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による冷蔵庫の断面図である。図2は、同実施の
形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図である。図3
は、同実施の形態の冷蔵庫の野菜室内における野菜類劣
化度と発生ガス濃度を示す特性図である。
【0063】図1において、1は冷蔵庫本体であり、断
熱仕切壁2によって上部に上部貯蔵区画3、下部に下部
貯蔵区画4を区画形成している。5は上部貯蔵区画3内
を上下に仕切る仕切板であり、上部に冷蔵室6、下部に
野菜、果物などを貯蔵する野菜室7を区画形成してい
る。8は野菜室7専用の冷却板で、上部貯蔵区画3を完
全に上下に分割し、冷気の流れを分断している。9は冷
蔵室6の前面開口部に取り付けたヒンジ式のドア、10
は野菜室7の前面開口部に取り付けて収納容器を一体に
引き出す引き出し式のドアである。11は冷凍室用の引
き出し式のドアである。12は冷蔵庫本体1の下部後方
に設けた冷凍サイクルの圧縮機、13は上部貯蔵区画3
内に設けた第1の冷却器、14は第1の冷却器13で生
じた冷気を強制通風する第1の送風機、15は下部貯蔵
区画4内に設けた第2の冷却器、16は第2の冷却器1
5で生じた冷気を強制通風する第2の送風機である。
【0064】また、17は仕切板5の前方に形成した野
菜室7への給気口、18は仕切板5の後方に形成した野
菜室7からの排気口であり、19は野菜室7内において
給気口16から排気口17に通じる通気路である。20
は野菜室7内の上部において通気路19中に配置された
ガス感知センサである。
【0065】図2において、21はマイクロコンピュー
ターからなる判定手段であり、入力側にエチレン、メチ
ルアルコール、エチルアルコール、アセトアルデヒド、
ジメチルサルファイド、ジメチルジサルファイド、メチ
ルメルカプタン、アンモニアのガス成分の濃度により電
気抵抗を変化するガス感知センサ20からの電気信号が
入力され、出力側には表示手段22が接続されている。
【0066】また、表示手段22は液晶パネルなどで構
成されて冷蔵室6のドア9の表面に取り付けられ、野菜
室7内の青果物の保存状態が低下したことを使用者に報
らしめる。
【0067】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図3に示す特性図に基づいて説明する。
【0068】まず新鮮な青果物をa時点で野菜室7に収
納したときにおいては各種ガスは低濃度で存在するが、
エチレンはすぐに発生しb時点付近でピークを迎えその
後減少する。その後時間経過とともにエチレン以外のガ
スは増加を始める。
【0069】c時点を過ぎ青果物の劣化が始まってくる
と、アセトアルデヒドがピークとなり、その後緩やかに
減少するが、ジメチルサルファイド、ジメチルジサルフ
ァイド、メチルメルカプタンの発生量は増大してくる。
さらにd時点になるとアンモニアの発生が始まり野菜は
完全に劣化し、急激なアンモニアの増加とともに腐敗し
てしまう。
【0070】以上の内容を本発明者は、実験的に見いだ
した。
【0071】そこで、青果物の劣化状態を判別するため
には、ガス感知センサ20で感知したエチレン、メチル
アルコール、エチルアルコール、アセトアルデヒド、ジ
メチルサルファイド、ジメチルジサルファイド、メチル
メルカプタン、アンモニアの各ガスに対応した電気信号
の大きさで判定すればよい。具体的には、各ガスからの
電気信号の大きさを順にA、B、C、D、E、F、G、
Hとすると、劣化度Kは(数1)で表すことができる。
【0072】
【数1】
【0073】(但し、a、b、c、d、e、f、g、h
は、それぞれ定数を示す)従って、劣化度Kの値が大き
いほど青果物の劣化は進行しており、判定手段21で予
め設定しておいた値を越えていれば、鮮度が劣化してい
る環境と判断できる。そこで、判定手段21から表示手
段22に表示情報を送り、液晶パネルに例えばイメージ
図やアニメーションなどによって、野菜室7内の青果物
の保存状態が低下したことを使用者に目視で認識させ
る。
【0074】尚、(数1)の定数a、b、c、d、e、
f、g、hは、青果物の種類によって(表1)に示すよ
うに詳細に分類して設定すれば、更に精度よく劣化度を
判定することができる。
【0075】
【表1】
【0076】以上、これらのことにより本実施の形態に
よると、従来例のように野菜室7の収納物自体からその
鮮度の劣化の進行に伴い発生する硫化合物ガス及び還元
性ガスなどの濃度を検知して鮮度維持装置を駆動させる
ものとは異なり、青果物の鮮度が低下した時に、青果物
より発生する特定のガス濃度の変化をセンサで検知し、
青果物の傷みが進行する前に、事前に冷蔵庫の表示機能
で報知することで、使用者にとって経済的な食材貯蔵管
理が行える。
【0077】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2によるガス感知センサ23の断面図であり、23
aはセラミック基板、24はセラミック基板23aに印
刷するベース電極、25はガスを感知する感応体、26
は感応体を加熱するヒータ、27はヒータ26の保護
層、28はヒータ26及び感応体25用の電極、29は
ヒータ26及び感応体25に通電するワイヤであり、ベ
ース電極24、感応体25、ヒータ26、ヒータ26の
保護層27、電極28はセラミック基板23aの表、裏
に各ペーストを印刷した後、約600〜800℃の温度
で焼成される。図5は本発明の実施の形態2によるガス
感知センサ23のヒータ26の簡略した回路図であり、
30はヒータ26に直列に設けられた抵抗体、31はこ
れらの抵抗体に電圧をかける直流電源である。ヒータ2
6及び抵抗体30に直流電源31より、例えば5Vの電
圧がかけられると5Vの電圧はヒータ26及び抵抗体3
0の抵抗が例えばそれぞれ90Ω、10Ωと仮定すれば
ヒータ26には4.5V、抵抗体30には0.5Vの電
圧がそれぞれかかることになり、ヒータ26はかけられ
ている電圧値によりその温度が上昇し所定温度に到達す
ることになる。ヒータ26の抵抗の規格値を例えば85
〜95Ωとした場合、ヒータ26の抵抗値はヒータ26
の焼成、感応体25の焼成、ワイヤ29の焼成後に決定
されるためこの抵抗値を前記したような規格範囲内に収
めることは困難である。この工程で、ヒータ26の抵抗
値が規格値よりずれてしまった場合、これは規格外品と
なり生産効率が悪くなる。これに対し、ヒータ26の抵
抗値が規格よりも低い方にばらついた場合、ヒータ26
に対し直列に抵抗体30を設けると、入力電圧が同じで
あってもこの抵抗体30の抵抗値を選定することにより
ヒータ26の温度を所定値まで上昇させることができ
る。また、ヒータ26に対し抵抗値30を並列に設置す
るとヒータ26の抵抗値が規格よりも高い方にばらつ
き、入力電圧が同じであってもこの抵抗体30の抵抗値
を選定することによりヒータ26の温度を所定値まで上
昇させることができる。
【0078】以上の様に、本実施の形態の冷蔵庫は、ガ
ス感知センサ23のヒータ26に対し抵抗体30が直列
または並列に設けられているため、ヒータ26の抵抗値
がばらついても抵抗体30によりヒータ26にかかる電
圧を調整できるため、ヒータ26の温度を一定にするこ
とができる。また、入力電圧は所定値としているが、こ
の抵抗体26を使用することにより入力電圧を任意の値
で使用することもできる効果が得られる。
【0079】(実施の形態3)図6は、本発明の実施の
形態3によるガス感知センサ32の簡略した回路図であ
り、感応体33、固定抵抗34、抵抗体35は前記ガス
感知センサ32に設けられており、固定抵抗34は直流
電源31のマイナス側と接続されている。
【0080】感応体33、固定抵抗34及び抵抗体35
に直流電源31より、例えば5Vの電圧がかけられると
これらが直列に設置されている場合それぞれの抵抗値の
大きさに比例配分された電圧がかけられる。この時、ガ
ス感知センサ32の出力は固定抵抗34にかかる電圧を
その代表値としている。また、ガス感知センサ32を継
続して使用した場合、感応体33の抵抗値が徐々に増加
することが知られている。このため、固定抵抗34にか
かる電圧値は経時的に低下することになる。この時に、
抵抗体35がない場合、感応体33の抵抗値変化は(感
応体33+固定抵抗34)の抵抗値を上げることになり
固定抵抗34にかかる電圧値すなわち出力電圧を下げる
ことになる。しかし、本発明の回路には感応体33と固
定抵抗34に加え抵抗体35を有しているため、感応体
33の抵抗値の増加による固定抵抗34にかかる電圧の
低下を少なく抑えることができる。
【0081】以上の様に、本実施の形態の冷蔵庫は、ガ
ス感知センサ32の感応体33と固定抵抗34と直流電
源31の回路に対し抵抗体35を設けたものであるた
め、感応体33の抵抗値が経時的に変化しても固定抵抗
34にかかる電圧すなわち出力電圧の変動を少なくする
ことができる効果が得られる。
【0082】(実施の形態4)図7は、本発明の実施の
形態4による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図8
は同実施の形態の動作を示すフローチャートである。3
6は野菜室7に設けられたガス感知センサ37のヒータ
26の温度を検知するヒータ温度検知手段、38は年月
日及び時刻を検知する時刻検知手段、39はヒータ温度
検知手段及び時刻検知手段の信号よりガス感知センサ3
7のヒータ温度を制御するヒータ温度制御手段である。
【0083】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図8のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ガス感知センサ3
7にも通電されるためヒータ26の温度が上昇し、ステ
ップ2に示す様に時刻検知手段38が所定時間毎例えば
1分毎にその時点の日時及び時刻をチェックする。測定
開始時刻になるとステップ4に示す様にヒータ温度制御
手段39は、ヒータ26の温度をガス濃度測定に適した
温度に変更する。その後ステップ5に示されるヒータ温
度検知手段36によるヒータ26の温度のチェックが行
われ、その後ガス感知センサ37によるガス濃度測定が
行われ(ステップ6)、この値が判定手段21に出力さ
れる。このガス濃度測定が終了すると、ステップ7に示
すようにヒータ温度制御手段39は次のガス濃度測定開
始準備時刻までヒータ26の温度が所定値になるよう供
給する電圧を絞る。次に、時刻が前記測定開始準備時刻
になると、前記動作を行いヒータ温度制御手段39はヒ
ータ26の温度をガス濃度測定に適した温度に変更す
る。
【0084】以上の動作により、ガス感知センサ37の
ヒータ26の温度は必要な場合しか高くならないため、
大幅な省エネルギーを図ることができると共に、ヒータ
26の総通電時間は短くなるためヒータ26寿命の長期
化を図ることができる効果が得られる。
【0085】(実施の形態5)図9は、本発明の実施の
形態5による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図1
0は同実施の形態の動作を示すフローチャートである。
図9において40は野菜室7に設けられたガス感知セン
サ41のヒータ26の温度を検知するヒータ温度検知手
段、42は感応体25への積算通電時間及び月日時刻を
検知する積算通電時間検知手段、43はヒータ温度検知
手段40及び積算通電時間検知手段42の信号よりガス
感知センサ41のヒータ26の温度を制御するヒータ温
度制御手段である。
【0086】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図10のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ガス感知センサ4
1にも通電されるためヒータ26の温度が上昇し、ステ
ップ2に示す様に積算通電時間検知手段42が所定時間
毎例えば1分毎にその時点の日時及び時刻をチェックす
る。所定時刻になるとステップ4に示すように、前記積
算通電時間検知手段42は感応体25に通電された積算
通電時間をチェックする。前記積算通電時間が所定値に
なると、ヒータ温度制御手段43は積算通電時間検知手
段42の信号より、ヒータ26の温度をその積算通電時
間でガス濃度測定に適した温度に変更し(ステップ
5)、ヒータ温度検知手段40はヒータ温度を確認する
(ステップ6)。その後、ステップ7に示されるように
ガス感知センサ41による冷蔵庫1内のガス濃度測定が
行われ、この信号を判定手段21に出力する。その後、
ステップ2に示す時刻チェックモードに移行する。ステ
ップ4で示した前記積算通電時間が所定値に達していな
い場合は、ヒータ26の温度変更は行われず、そのヒー
タ温度検知手段40による温度検知のみが行われ(ステ
ップ6)、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始される。
【0087】以上の動作により以下の効果が得られる。
【0088】ガス感知センサ41は長時間通電を行うと
ガス濃度に対する出力電圧が低下する特性がある。ま
た、ガス感知センサ41のガス検知特性はヒータ26の
温度に影響していることが判っているため、前記積算通
電時間に対するヒータ26の温度の値を設定しておき所
定積算通電時間になるとヒータ26の温度を変更する様
にヒータ温度制御手段43が働く。つまり、ガス感知セ
ンサ41を冷蔵庫1に使用する場合積算通電時間が少な
い場合はヒータ26をある温度に設定しておき、ガス感
知センサ41が徐々に劣化してきた場合そのヒータ26
温度を最適値に近づけていくことによりガス感知センサ
41の出力の低下を補うことができる。これにより、常
に安定したガス感知センサ41の出力が得られることが
できる効果が得られる。
【0089】尚、今回の説明ではヒータ26は常に通電
状態の場合について説明を行ったが、ヒータ26が断続
運転の場合であってもガス濃度測定時等にヒータ26の
温度を検知しヒータ26の温度を変更するようにしても
良い。また、ステップ2で示す所定時刻になる毎に、積
算通電時間検知手段42の信号により、ヒータ26の温
度はその度毎に変更しても良い。
【0090】(実施の形態6)図11は、本発明の実施
の形態6による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
12は同実施の形態の動作を示すフローチャートであ
る。図11において44は野菜室7に設けられたガス感
知センサ45の感応体25への積算通電時間及びその時
点の時刻を検知する積算通電時間検知手段、46は時刻
及び積算通電時間検知手段44の信号及びガス感知セン
サ45からの出力信号を受けて前記出力値の演算を行い
その値を出力する出力演算手段である。
【0091】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図12のフローチャートを参照して説明す
る。ステップ1で冷蔵庫1に電源が投入され運転が行わ
れると、ステップ2に示す様に時刻及び積算通電時間検
知手段44が時刻をチェックする。前記時刻が所定時刻
になるとステップ4に示すようにガス感知センサ45は
冷蔵庫1内のガス濃度のチェックを開始する。この検知
が終了すると出力演算手段46はガス感知センサ45か
らの出力信号及び積算通電時間検知手段44より積算通
電時間の信号を受け(ステップ5)、このデータをベー
スにガス感知センサ45の出力値の演算を行い(ステッ
プ6)、その値を判定手段21に出力する(ステップ
7)。その後、ステップ2に示す時刻検知モードに移行
する。 次に、時刻が所定時刻になると、前記と同じ動
作を行い出力演算手段46はガス感知センサ45よりの
出力値に対し積算通電時間をベースに演算を行い出力す
る。
【0092】以上の動作により以下の効果が得られる。
【0093】ガス感知センサ45は長時間通電を行うと
ガス濃度に対する出力電圧が低下する特性がある。ガス
感知センサ45を冷蔵庫1に使用する場合、積算通電時
間に対する演算パラメータを設定し、積算通電時間が決
定されれば演算によりガス感知センサ45の出力値を決
定することにより、ガス感知センサ45が徐々に劣化し
てきた場合でも前記出力演算手段46によりガス感知セ
ンサ45の出力低下を補正劣化できるため、常に安定し
たガス感知センサ45の出力が得られることができる効
果が得られる。更に、演算のみで出力演算手段値の補正
ができるためシステムを簡略化できる効果も得られる。
【0094】(実施の形態7)図13は、本発明の実施
の形態7による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
14は同実施の形態の動作を示すフローチャートであ
る。図13において47は野菜室7に設けられたガス感
知センサ48の劣化レベルを検知するセンサ劣化検知手
段、49はガス感知センサ48のヒータ26の温度を検
知するヒータ温度検知手段、50はセンサ劣化検知手段
47及びヒータ温度検知手段の信号よりガス感知センサ
48のヒータ26の温度を制御するヒータ温度制御手段
である。また、50aは月日時刻を検知する時刻検知手
段である。
【0095】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図14のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ガス感知センサ4
8にも通電されるためヒータ26の温度が上昇し、ステ
ップ2に示す様に時刻検知手段51aが所定時間毎例え
ば1分毎にその時点の日時及び時刻をチェックする。所
定時刻になるとステップ4に示すように、センサ劣化検
知手段47はガス感知センサ48の劣化レベルをチェッ
クする。
【0096】前記レベルが所定値になると、ヒータ温度
制御手段50はセンサ劣化検知手段47の信号より、ヒ
ータ26の温度をその劣化レベルでガス濃度測定に適し
た温度に変更し(ステップ5)、ヒータ温度検知手段4
0はヒータ温度を確認する(ステップ6)。その後、ス
テップ7に示されるようにガス感知センサ48による冷
蔵庫1内のガス濃度測定が行われ、この信号を判定手段
21に出力する。その後、ステップ2に示す時刻チェッ
クモードに移行する。ステップ4で示した劣化レベルが
所定値に達していない場合は、ヒータ26の温度変更は
行われず、そのヒータ温度検知手段49による温度検知
のみが行われ(ステップ6)、冷蔵庫1内のガス濃度測
定が開始される。
【0097】以上の動作により以下の効果が得られる。
【0098】ガス感知センサ48は長時間通電を行うと
ガス濃度に対する出力電圧が低下する特性がある。ま
た、ガス感知センサ48のガス検知特性はヒータ26の
温度に影響していることが判っているため、ガス感知セ
ンサ48を冷蔵庫1に使用する場合ガス感知センサ48
の劣化レベルが小さい場合はヒータ26をある温度に設
定しておき、ガス感知センサ48が徐々に劣化してきた
場合そのヒータ26温度を最適値に近づけていくことに
よりガス感知センサ48の劣化を補うことができるた
め、常に安定したガス感知センサ48の出力が得られる
ことができる効果が得られる。また、ヒータ26の温度
変更はセンサ劣化検知手段47の信号をベース行われる
ためガス感知センサ48の測定精度の低下を低く抑える
ことができる効果が得られる。
【0099】(実施の形態8)図15は、本発明の実施
の形態8による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
16は同実施の形態の動作を示すフローチャートであ
る。図15において51は野菜室7に設けられたガス感
知センサ52の劣化レベルを検知するセンサ劣化検知手
段、53はセンサ劣化検知手段51の信号を受けてガス
感知センサ52の出力値の演算を行いその値を出力する
出力演算手段である。
【0100】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図16のフローチャートを参照して説明す
る。ステップ1で冷蔵庫1に電源が投入され運転が行わ
れると、ステップ2に示す様に時刻検知手段53aが時
刻をチェックする。前記時刻が所定時刻になるとステッ
プ4に示すようにガス感知センサ52は冷蔵庫1内のガ
ス濃度のチェックを開始する。この検知が終了すると出
力演算手段53はガス感知センサ52からの出力信号及
びセンサ劣化検知手段51よりセンサの劣化レベルの信
号を受け(ステップ5)、このデータをベースにガス感
知センサ52の出力値の演算を行い(ステップ6)、そ
の値を判定手段21に出力する(ステップ7)。その
後、ステップ2に示す時刻検知モードに移行する。
【0101】以上の動作により以下の効果が得られる。
【0102】ガス感知センサ52は長時間通電を行うと
ガス濃度に対する出力電圧が低下する特性がある。ガス
感知センサ52を冷蔵庫1に使用する場合、ガス感知セ
ンサ52の劣化レベルに対する演算パラメータを設定
し、劣化レベルが決定されれば演算によりガス感知セン
サ52の出力値を決定することにより、ガス感知センサ
52が徐々に劣化してきた場合でも前記出力演算手段5
3によりガス感知センサ52の出力低下を補正劣化でき
るため、常に安定したガス感知センサ52の出力が得ら
れることができる効果が得られる。更に、演算のみで出
力演算手段値の補正ができるためシステムを簡略化でき
ると共に、ガス感知センサ52の劣化レベルを感知し演
算を行うため、常により安定したガス感知センサ52の
出力を得ることができる効果も得られる。
【0103】(実施の形態9)図17は、本発明の実施
の形態9による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
18は同実施の形態の動作を示すフローチャートであ
る。図17において54は野菜室7に設けられたガス感
知センサ55の劣化レベルを検知するセンサ劣化検知手
段、56はセンサ劣化検知手段54の信号を受けてガス
感知センサ55の出力値の演算を行いその値を出力する
出力演算手段である。また、57はヒータ温度検知手
段、58は時刻検知手段である。
【0104】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図18のフローチャートを参照して説明す
る。ステップ1で冷蔵庫1に電源が投入され運転が行わ
れると、ステップ2に示す様に時刻検知手段58が時刻
をチェックする。前記時刻が所定時刻になるとステップ
4に示すようにヒータ26に通電され、ヒータ温度検知
手段57がヒータ26の温度を検知する(ステップ
5)。ヒータ26の温度が所定値になるとガス感知セン
サ55は冷蔵庫1内のガス濃度のチェックを開始する。
この検知が終了するとセンサ劣化検知手段54が、前回
の測定終了後に実施したガス感知センサ55の劣化レベ
ルの信号を出力演算手段57に送信し、出力演算手段5
6はガス感知センサ55からの出力信号及びセンサ劣化
検知手段57よりセンサの劣化レベルの信号を受けガス
感知センサ55の出力値の演算を行う(ステップ7)。
この演算値を出力演算手段56は判定手段21に出力す
る(ステップ8)。その後、センサ劣化検知手段54は
ヒータ温度制御手段57に信号を送り、ヒータ26の通
電を停止する(ステップ10)と共にヒータ26の通電
がOFF状態でガス感知センサ55の劣化レベルの判断
を行う(ステップ11)。その後、ステップ2に示す時
刻検知モードに移行する。ヒータ26への通電を停止し
た場合にはガスに対するガス感知センサ55の感度はガ
ス濃度が0ppmの場合と同等と見なすことができるた
め、この時の出力値に対するガス感知センサ55の劣化
レベルの相関値により、ガス感知センサ55の劣化レベ
ルを求めることができる。
【0105】以上の動作により以下の効果が得られる。
【0106】ガス感知センサ55は長時間通電を行うと
ガス濃度に対する出力電圧が低下する特性がある。ガス
感知センサ55を冷蔵庫1に使用する場合、ガス感知セ
ンサ55の劣化レベルに対する演算パラメータを設定
し、劣化レベルが決定されれば演算によりガス感知セン
サ55の出力値を決定することにより、ガス感知センサ
55が徐々に劣化してきた場合でも前記出力演算手段5
6によりガス感知センサ55の出力低下を補正劣化でき
るため、常に安定したガス感知センサ55の出力が得ら
れることができる効果が得られる。更に、演算のみで出
力演算手段値の補正ができるためシステムを簡略化でき
る効果も得られると共に、ガス感知センサ55の劣化レ
ベルをガス感知センサ55のヒータ26の温度が所定値
以下の場合の値を採用することによりに精度良く劣化レ
ベルを判定できる効果が得られる。また、ガス感知セン
サ55の劣化レベルをヒータOFF時の出力値で確認す
ることにより、その劣化レベルを簡単に精度良く確認す
ることができる効果が得られる。
【0107】(実施の形態10)図19は、本発明の実
施の形態10による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図20は同実施の形態の動作を示すフローチャート
である。59は野菜室7に設けられたガス感知センサ6
0のヒータ26及び感応体25への通電を制御する通電
制御手段、61は年月日及び時刻を検知する時刻検知手
段である。
【0108】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図20のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段61が所定時間毎例えば1分毎にその
時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になると
ステップ4に示す様に通電制御手段59はガス感知セン
サ60の感応体25及びヒータ26に通電を行う。ま
た、ステップ5に示すように時刻検知手段61は時刻を
検知し、時刻が所定時刻になるとガス感知センサ60は
冷蔵庫内部のガス濃度測定を行い、この値を判定手段2
1に出力し(ステップ7)、その後ガス感知センサ60
への通電を停止する(ステップ8)。また、時刻検知手
段61がステップ2に示す時刻を検知すると、ガス感知
センサ60への通電が再開され、ガス感知センサ60に
よる冷蔵庫1内のガス濃度測定が再度行われることにな
る。
【0109】以上の動作により、ガス感知センサ60の
ヒータ26及び感応体25には必要な場合しか通電を行
わないため、大幅な省エネルギーを図ることができる。
更に、ヒータ26及び感応体25への総通電時間は短く
なるためこれらの寿命の長期化を図ることができる効果
が得られる。
【0110】(実施の形態11)図21は、本発明の実
施の形態11による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図22は同実施の形態の動作を示すフローチャート
である。62は野菜室7に設けられたガス感知センサ6
3のヒータ26及び感応体25への通電を制御する通電
制御手段、64は年月日及び時刻を検知する時刻検知手
段である。
【0111】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図22のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段64が所定時間毎例えば1分毎にその
時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になると
ステップ4に示す様に通電制御手段62はガス感知セン
サ63のヒータ26に通電を行う。
【0112】また、ステップ5に示すように時刻検知手
段64は時刻を検知し、その時刻が次の所定時刻になる
と、通電制御手段62は時刻検知手段64からの信号を
受けガス感知センサ63の感応体25に通電を行う(ス
テップ7)。更に、ステップ8に示すように時刻検知手
段64は時刻を検知し、その時刻が3番目の所定時刻に
なると、ガス感知センサ63は冷蔵庫1内のガス濃度測
定を行い、その出力値を判定手段21に出力し、その後
ガス感知センサ63への通電は通電制御手段62により
停止される(ステップ11)。次に、ステップ2に示す
ように、時刻検知手段64が次の時刻を検知すると、ガ
ス感知センサ63への通電が再開され、ガス感知センサ
63による冷蔵庫1内のガス濃度測定が行われることに
なる。
【0113】以上の動作により、ガス感知センサ63の
ヒータ26及び感応体25には必要な場合しか通電を行
わないため、大幅な省エネルギーを図ることができる。
更に、ヒータ26及び感応体25への総通電時間は短く
なり、それに加え感応体25への通電時間はヒータ26
への通電時間よりも短くなるため、更なる省エネが図れ
る。また、ガス感知センサ63の寿命の長期化、特に感
応体25は前記したように通電時間が更に短くなるため
を寿命の長期化を図ることができる効果が得られる。
【0114】(実施の形態12)図23は、本発明の実
施の形態12による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図24は同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。65は冷蔵庫1のドア開閉を検知するドア開閉検
知手段、66は野菜室7のガス濃度を測定するガス感知
センサ、67は年月日及び時刻を検知する時刻検知手
段、68はドア開閉検知手段65及び時刻検知手段67
の信号よりガス感知センサ66のセンサ出力を制御する
センサ出力制御手段である。また、69はガス感知セン
サ66への通電を制御する通電制御手段である。
【0115】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図22のフローチャートを参照して説明す
る。
【0116】冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ
2に示す様に時刻検知手段67が所定時間毎例えば1分
毎にその時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻
になるとステップ4に示す様に通電制御手段69はガス
感知センサ66に通電を行う。しかし、ステップ5で示
すように、ガス感知センサ66への通電中にドア開閉検
知手段65が冷蔵庫1のドアが開かれたことを検知する
と通電制御手段69はガス感知センサ66への通電を停
止し(ステップ11)、ステップ2で示す時刻検知モー
ドに戻る。冷蔵庫1のドアが開かれなかった場合は、ス
テップ6に示すように時刻検知手段67はその時点の日
時及び時刻をチェックし、次の所定時間がくるとセンサ
出力制御手段68がガス感知センサ66の信号を受け始
める。しかし、この過程でドア開閉検知手段65が冷蔵
庫1のドアの開閉を検知すると通電制御手段69はガス
感知センサ66への通電を停止し(ステップ11)、ス
テップ2で示す時刻検知モードに戻る。冷蔵庫1のドア
が開かれなかった場合は、ステップ10に示すようにセ
ンサ出力制御手段68はガス感知センサ66による冷蔵
庫1内のガス濃度測定を完了し出力値を判定手段21に
出力する。その後、モードはステップ2で示す時刻検知
モードに戻り、前記動作を繰り返す。
【0117】以上の動作により、冷蔵庫1内のガス濃度
測定時及びガス感知センサ66のガス濃度測定までの安
定時に冷蔵庫1のドアが開かれた場合には冷蔵庫1内に
室内の空気が流れ込みガス濃度が変動するが、センサ出
力制御手段68はガス濃度測定をキャンセルすることが
できるためガス濃度測定の精度を大幅に改善することが
できる効果が得られる。
【0118】(実施の形態13)図25は、本発明の実
施の形態13による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図26は同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。70は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知
センサ、午前0から午前5時まで71は年月日及び時刻
を検知する時刻検知手段、71aは時刻検知手段71の
信号を受けてガス感知センサ70への通電を制御する通
電制御手段、72はガス感知センサ70の出力チェック
を制御するセンサ出力制御手段である。
【0119】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図26のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段71が所定時間毎例えば1分毎にその
時点の日時及び時刻をチェックする。その日の第1の所
定時刻になるとステップ4、5に示す様に通電制御手段
72はガス感知センサ70に通電を行ない、安定状況を
確認後、センサ出力制御手段72はガス感知センサ70
より冷蔵庫1内のガス濃度測定結果を受信し、その値を
判定手段21に出力する。その後、その日の第2の所定
時刻になると(ステップ7)、ステップ8,9に示す様
に通電制御手段72はガス感知センサ70に通電を行
い、ガス感知センサ70の安定確認後、ガス感知センサ
70よりガス濃度測定結果を受信し、その値を判定手段
21出力し、その日のガス濃度測定を終了して、ステッ
プ2に示す時刻チェックモードに移行する。次の日にな
ると、時刻検知手段71がその日の第1の所定時刻、そ
の日の第2の所定時刻を検知しガス感知センサ70は測
定したガス濃度をセンサ出力制御手段72にデータして
出力することを繰り返す。
【0120】以上の動作により、冷蔵庫1内のガス濃度
測定が一日2回行われるため、どちらか一方のガス濃度
測定時に冷蔵庫1のドアが開けられてももう一方の値を
採択することにより冷蔵庫1内のガス濃度を性格に測定
することができる効果が得られる。尚、上記説明では一
日に2回ガス濃度測定を行う場合について説明を行った
が、この回数は2回以上であれば何回でも良い。
【0121】(実施の形態14)図27は、本発明の実
施の形態14による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図28は同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。73は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知
センサ、74は年月日及び時刻を検知する時刻検知手
段、75は時刻検知手段74の信号を受けてガス感知セ
ンサ73への通電を制御する通電制御手段、76は冷蔵
庫1のドアの開閉を検知するドア開閉検知手段、77は
冷蔵庫1のガス濃度測定がドア開閉がなく完了したかど
うかを判断すると共にドア開閉がなく完了した場合には
その日にはガス濃度測定を行わないことを指示するセン
サ出力制御手段である。
【0122】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図28のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段74が所定時間毎例えば1分毎にその
時点の日時及び時刻をチェックする。その日の第1の所
定時刻になるとステップ4に示す様に通電制御手段75
はガス感知センサ73に通電を行い、ガス感知センサ7
3の出力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定
が行われ、その測定値がセンサ出力制御手段77に信号
として送信される。ステップ5で示すように、ガス感知
センサ73への通電中にドア開閉検知手段76が冷蔵庫
1のドアが開かれたことが検知するとセンサ出力制御手
段77は通電制御手段75に信号を送りガス感知センサ
73への通電を停止させ、ステップ7で示す時刻検知モ
ードに移る。冷蔵庫1のドアが開かれなかった場合は、
通電制御手段75によるガス感知センサ73への通電は
継続され冷蔵庫1内のガス濃度測定が完了すると、セン
サ出力制御手段77は通電制御手段75に信号を送りガ
ス感知センサ73への通電を停止させると共に、測定し
たガス濃度を判定手段21に出力し、ステップ2に示す
時刻検知モードに戻る。このステップ2では、第1の時
刻にしかガス濃度測定を行わないため、次のガス濃度は
翌日となる。ステップ7示す時刻検知モードに移った場
合、時刻がその日の第2の所定時刻になるとステップ9
に示す様に通電制御手段75はガス感知センサ73に通
電を行い前記と同じ動作が繰り返される。つまり、ガス
濃度測定が完了した場合にはセンサ出力制御手段77が
ガス濃度を出力してステップ2に示す時刻検知モードに
戻り、翌日の所定時刻までガス濃度測定は待機すること
となる。 以上の動作により、冷蔵庫1内のガス濃度測
定が一日数回行われるが、どれか測定が完了した時点
で、ガス濃度測定は停止し、翌日の時刻までガス濃度測
定が停止されるため、大幅な省エネを図ることができる
と共にガス感知センサ73への通電時間が短くなりガス
感知センサ73の寿命が長くなる効果が得られ、また野
菜室7の正確な情報が得られる。
【0123】(実施の形態15)図29は、本発明の実
施の形態15による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図30は同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。78は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知
センサ、79は年月日及び時刻を検知する時刻検知手
段、80は時刻検知手段79の信号を受けてガス感知セ
ンサ78への通電を制御する通電制御手段、81は冷蔵
庫1のドアの開閉を検知するドア開閉検知手段、82は
冷蔵庫1のガス濃度測定がドア開閉がなく完了したかど
うかを判断すると共に冷蔵庫1のドア開閉がなく完了し
た場合にはその日にはガス濃度測定を行わないことを指
示するセンサ出力制御手段である。
【0124】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図28のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段79が所定時間毎例えば1分毎にその
時点の日時及び時刻をチェックする。その日の第1の所
定時刻である午前0から午前5時まで時刻になるとステ
ップ4に示す様に通電制御手段80はガス感知センサ7
8に通電を行い、ガス感知センサ78の出力の安定性を
確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が行われ、その測定
値がセンサ出力制御手段82に信号として送信される。
ステップ5で示すように、ガス感知センサ78への通電
中にドア開閉検知手段81が冷蔵庫1のドアが開かれた
ことが検知するとセンサ出力制御手段82は通電制御手
段80に信号を送りガス感知センサ78への通電を停止
させ、ステップ7で示す時刻検知モードに移る。冷蔵庫
1のドアが開かれなかった場合は、通電制御手段80に
よるガス感知センサ78への通電は継続され冷蔵庫1内
のガス濃度測定が完了すると、センサ出力制御手段82
は通電制御手段80に信号を送りガス感知センサ78へ
の通電を停止させると共に、測定したガス濃度を判定手
段21に出力し、ステップ2に示す時刻検知モードに戻
る。このステップ2では、第1の所定時刻である午前0
から午前5時まで時刻にしかガス濃度測定を行わないた
め、次のガス濃度は翌日となる。ステップ7示す時刻検
知モードに移った場合、時刻がその日の第2の所定時刻
になるとステップ9に示す様に通電制御手段80はガス
感知センサ78に通電を行い前記と同じ動作が繰り返さ
れる。つまり、ガス濃度測定が完了した場合にはセンサ
出力制御手段82がガス濃度を出力してステップ2に示
す時刻検知モードに戻り、翌日の所定時刻である午前0
から午前5時まで所定時刻までガス濃度測定は待機する
こととなる。
【0125】以上の動作により、冷蔵庫1内のガス濃度
測定が一日数回行われるが、どれか測定が完了した時点
で、ガス濃度測定は停止し、翌日の時刻までガス濃度測
定が停止されるため大幅な省エネを図ることができると
共にガス感知センサ78への通電時間が短くなりガス感
知センサ78の寿命が長くなる効果が得られる。更に、
第1の所定時刻は午前0から午前5時までの時刻に設定
されており、この時刻は真夜中で多くの人は睡眠中であ
るため冷蔵庫1のドアが開けられる可能性が低くなり、
ガス感知センサ78によるガス濃度測定は非常に効率的
に行うことができる。
【0126】(実施の形態16)図31は、本発明の実
施の形態16による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図32は同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。83は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知
センサ、84は年月日及び時刻を検知する時刻検知手
段、85は時刻検知手段84の信号を受けてガス感知セ
ンサ83への通電を制御する通電制御手段、86は冷蔵
庫1のどのドアが開閉したかを検知するドア開閉検知手
段、87は冷蔵庫1のガス濃度測定がドア開閉がなく完
了したかどうかを判断すると共に冷蔵庫1のドア開閉が
なく完了した場合にはその日にはガス濃度測定を行わな
いことを指示し、更に開閉したドアの種類により次の測
定開始までの時間を決定するセンサ出力制御手段であ
る。
【0127】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図28のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段84が所定時間毎例えば1分毎にその
時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になると
ステップ4に示す様に通電制御手段85はガス感知セン
サ83に通電を行い、ガス感知センサ83の出力の安定
性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が行われ、その
測定値がセンサ出力制御手段87に信号として送信され
る。ステップ5で示すように、ガス感知センサ83への
通電中にドア開閉検知手段86が冷蔵庫1のどのドアが
開かれたことが検知するとセンサ出力制御手段87は通
電制御手段85に信号を送りガス感知センサ83への通
電を停止させ、ステップ7で示す待ち時間計算モードに
移る。冷蔵庫1のドアが開かれなかった場合は、通電制
御手段85によるガス感知センサ83への通電は継続さ
れ冷蔵庫1内のガス濃度測定が完了すると、センサ出力
制御手段87は通電制御手段85に信号を送りガス感知
センサ83への通電を停止させると共に、測定したガス
濃度を判定手段21に出力し、ステップ2に示す時刻検
知モードに戻る。ステップ7示す待ち時間計算モードに
移った場合、センサ劣化検知手段87はドア開閉検知手
段86が検知したドア情報の信号をベースに次の測定開
始までの待ち時間の計算を行い、このデータを時刻検知
手段84に送信する(ステップ8)。これを受けた時刻
検知手段84はステップ9に示す時刻検知モードにはい
る。時刻が所定時刻になるとステップ11に示す様に通
電制御手段85はガス感知センサ83に通電を行い前記
と同じ動作が繰り返される。つまり、ガス濃度測定が完
了した場合にはセンサ出力制御手段87がガス濃度を出
力してステップ2に示す時刻検知モードに戻ることにな
る。
【0128】以上の動作により、冷蔵庫1内のガス濃度
測定時に冷蔵庫1のドアが開かれた場合、開かれたドア
の種類により次のガス濃度測定開始時刻をセンサ劣化検
知手段87が設定するため、ガス濃度測定中に冷蔵庫1
のドアが開かれガス濃度測定が失敗した場合でも、素早
く次の測定開始時間を設定し、ガス濃度測定を行えるこ
とができる効果が得られる。
【0129】(実施の形態17)図33は、本発明の実
施の形態17による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図34は同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。88は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知
センサ、89は年月日及び時刻を検知する時刻検知手
段、90は時刻検知手段89の信号を受けてガス感知セ
ンサ88への通電を制御する通電制御手段、91は冷蔵
庫1のどのドアが開閉したかを検知するドア開閉検知手
段、92は冷蔵庫1のガス濃度測定がドア開閉がなく完
了したかどうかを判断すると共にドア開閉がなく完了し
た場合にはその日にはガス濃度測定を行わないことを指
示し、更に開閉した冷蔵庫1のドアの種類により次の測
定開始までの時間を決定するセンサ出力制御手段であ
る。
【0130】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図34のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段89が所定時間毎例えば1分毎にその
時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になると
ステップ4に示す様に通電制御手段90はガス感知セン
サ88に通電を行い、ガス感知センサ88の出力の安定
性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が行われ、その
測定値がセンサ出力制御手段92に信号として送信され
る。ステップ5で示すように、ガス感知センサ88への
通電中にドア開閉検知手段91が冷蔵庫1のドアが開か
れたことを検知するとその開かれた時間を計測し、セン
サ出力制御手段92は通電制御手段90に信号を送りガ
ス感知センサ88への通電を停止させ、ステップ7で示
す待ち時間計算モードに移る。冷蔵庫1のドアが開かれ
なかった場合は、通電制御手段90によるガス感知セン
サ88への通電は継続され冷蔵庫1内のガス濃度測定が
完了すると、センサ出力制御手段92は通電制御手段9
0に信号を送りガス感知センサ88への通電を停止させ
ると共に、測定したガス濃度を判定手段21に出力し、
ステップ2に示す時刻検知モードに戻る。ステップ7示
す待ち時間計算モードに移った場合、積算通電時間検知
手段92はドア開閉検知手段91が検知した冷蔵庫1の
ドアの開放時間の信号をベースに次の測定開始までの待
ち時間の計算を行い、このデータを時刻検知手段89に
送信する(ステップ8)。これを受けた時刻検知手段8
9はステップ9に示す時刻検知モードにはいる。時刻が
所定時刻になるとステップ11に示す様に通電制御手段
89はガス感知センサ88に通電を行い前記と同じ動作
が繰り返される。つまり、ガス濃度測定が完了した場合
にはセンサ出力制御手段87がガス濃度を出力してステ
ップ2に示す時刻検知モードに戻ることになる。
【0131】以上の動作により、冷蔵庫1内のガス濃度
測定時に冷蔵庫1のドアが開かれた場合、開かれたドア
の開放時間により次のガス濃度測定開始時刻をセンサ劣
化検知手段87が設定するため、ガス濃度測定中に冷蔵
庫1のドアが開かれガス濃度測定が失敗した場合でも、
素早く次の測定開始時間を精度良く設定し、ガス濃度測
定を行えることができる効果が得られる。
【0132】(実施の形態18)図35は、本発明の実
施の形態18による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図36は同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。93は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知
センサ、94は年月日及び時刻を検知する時刻検知手
段、94は時刻検知手段94の信号を受けてガス感知セ
ンサ93への通電を制御する通電制御手段、96は冷蔵
庫1のどのドアが開閉したかを検知するドア開閉検知手
段、97は冷蔵庫1のガス濃度測定がドア開閉がなく完
了したかどうかを判断すると共にドア開閉がなく完了し
た場合にはその日にはガス濃度測定を行わないことを指
示し、更に開閉した冷蔵庫1のドアの種類及び時間によ
り次の測定開始までの時間を決定するセンサ出力制御手
段である。
【0133】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図34のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段94が所定時間毎例えば1分毎にその
時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になると
ステップ4に示す様に通電制御手段95はガス感知セン
サ93に通電を行い、ガス感知センサ93の出力の安定
性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が行われ、その
測定値がセンサ出力制御手段97に信号として送信され
る。ステップ5で示すように、ガス感知センサ93への
通電中にドア開閉検知手段96が冷蔵庫1のドアが開か
れたことを検知するとその開かれた時間を計測し、セン
サ出力制御手段87は通電制御手段85に信号を送りガ
ス感知センサ93への通電を停止させ、ステップ7で示
す待ち時間計算モードに移る。冷蔵庫1のドアが開かれ
なかった場合は、通電制御手段95によるガス感知セン
サ93への通電は継続され冷蔵庫1内のガス濃度測定が
完了すると、センサ出力制御手段97は通電制御手段9
5に信号を送りガス感知センサ93への通電を停止させ
ると共に、測定したガス濃度を判定手段21に出力し、
ステップ2に示す時刻検知モードに戻る。ステップ7示
す待ち時間計算モードに移った場合、センサ出力制御手
段は97はドア開閉検知手段96が検知した冷蔵庫1の
ドアの種類及び開放時間の信号をベースに次の測定開始
までの待ち時間の計算を行い、このデータを時刻検知手
段94に送信する(ステップ8)。これを受けた時刻検
知手段94はステップ9に示す時刻検知モードにはい
る。時刻が所定時刻になるとステップ11に示す様に通
電制御手段95はガス感知センサ93に通電を行い前記
と同じ動作が繰り返される。つまり、ガス濃度測定が完
了した場合にはセンサ出力制御手段97がガス濃度を出
力してステップ2に示す時刻検知モードに戻ることにな
る。
【0134】以上の動作により、冷蔵庫1内のガス濃度
測定時に冷蔵庫1のドアが開かれた場合、開かれたドア
の開放時間により次のガス濃度測定開始時刻をセンサ劣
化検知手段87が設定するため、ガス濃度測定中にドア
が開かれガス濃度測定が失敗した場合でも、素早く次の
測定開始時間をより精度良く設定し、効率よくガス濃度
測定を行えることができる効果が得られる。
【0135】(実施の形態19)図37は、本発明の実
施の形態19による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図38は同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。98は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知
センサ、99は年月日及び時刻を検知する時刻検知手
段、100は時刻検知手段9の信号を受けてガス感知セ
ンサ98への通電を制御する通電制御手段、101はガ
ス感知センサ98からの出力信号を受け演算を行う出力
演算手段である。
【0136】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図38のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段99が所定時間毎例えば1分毎にその
時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になると
ステップ4に示す様に通電制御手段100はガス感知セ
ンサ98に通電を行い、ガス感知センサ98の出力の安
定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始され
る。
【0137】この時、ガス感知センサ98は所定時間毎
にその出力値を出力演算手段101に送信する。出力演
算手段101は所定時間の間ガス感知センサ98の出力
値を収集しその最大値と最小値の平均値を算出する(ス
テップ5、6)。その後、出力演算手段は前記計算値を
判定手段21に送信し、通電制御手段100に信号を送
りガス感知センサ98への通電を停止させると共に、ス
テップ2に示す時刻検知モードに戻る。
【0138】以上の動作により、ガス感知センサ98の
出力値は出力演算手段101により測定時間内での出力
の最大値と最小値をベースに演算されることにより出力
値が1つに固定できるため判定手段21は冷蔵庫1内の
野菜の状態を判定しやすくなると共に演算に使用するメ
モリ、負荷が小さくてできる効果が得られる。
【0139】(実施の形態20)図39は、本発明の実
施の形態20による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図40は同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。102は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感
知センサ、103は年月日及び時刻を検知する時刻検知
手段、104は時刻検知手段9の信号を受けてガス感知
センサ102への通電を制御する通電制御手段、105
はガス感知センサ102からの出力信号を受け演算を行
う出力演算手段である。
【0140】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図40のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段103が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段104はガス感知
センサ102に通電を行い、ガス感知センサ102の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。
【0141】この時、ガス感知センサ102は所定時間
毎にその出力値を出力演算手段105に送信する。出力
演算手段105は所定時間の間ガス感知センサ102の
出力値を収集し、前記所定時間の間に収集したデータの
平均値を算出する(ステップ5、6)。その後、出力演
算手段は前記計算値を判定手段21に送信し、通電制御
手段104に信号を送りガス感知センサ102への通電
を停止させると共に、ステップ2に示す時刻検知モード
に戻る。
【0142】以上の動作により、ガス感知センサ102
の出力値は出力演算手段105により測定時間内での出
力の平均値を求め、この値を判定手段21に送信するガ
ス感知センサ102出力値としていることにより、出力
値が1つに固定できるため判定手段21は冷蔵庫1内の
野菜の状態を判定しやすくなる。また、測定時間に送信
される出力値の平均値より前記出力値は決定されている
ため出力値の精度向上を図ることができる。
【0143】(実施の形態21)図41は、本発明の実
施の形態21による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図42は同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。106は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感
知センサ、107は年月日及び時刻を検知する時刻検知
手段、108は時刻検知手段107の信号を受けてガス
感知センサ106への通電を制御する通電制御手段、1
09はガス感知センサ106からの出力信号を受け演算
を行う出力演算手段である。
【0144】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図42のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段107が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段108はガス感知
センサ106に通電を行い、ガス感知センサ106の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ106は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段109に送信する。出力演算
手段106は所定時間の間ガス感知センサ106の出力
値を収集し、前記所定時間の間に収集したデータの最大
値・最小値及びこれらの値に近い順より所定個数の出力
を除いた残りのデータの平均値を算出する(ステップ
5、6)。その後、出力演算手段109は前記計算値を
判定手段21に送信し、通電制御手段108に信号を送
りガス感知センサ106への通電を停止させると共に、
ステップ2に示す時刻検知モードに戻る。
【0145】以上の動作により、ガス感知センサ106
の出力値は出力演算手段109により測定時間内での出
力値よりその最大値・最小値及びこれらの値に近い順よ
り所定個数の出力を除き残りの出力値の平均値を求め、
この値を判定手段21に送信するガス感知センサ106
の出力値としていることにより、出力値が1つに固定で
きるため判定手段21は冷蔵庫1内の野菜の状態を判定
しやすくなる。また、測定時間に送信される出力値の前
記平均値より前記出力値は決定されているため出力値の
大幅な精度向上を図ることができる。
【0146】(実施の形態22)図43は、本発明の実
施の形態22による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図44は同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。110は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感
知センサ、111は年月日及び時刻を検知する時刻検知
手段、112は時刻検知手段111の信号を受けてガス
感知センサ110への通電を制御する通電制御手段、1
13はガス感知センサ110からの出力信号を受け演算
を行う出力演算手段である。
【0147】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図44のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段111が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段112はガス感知
センサ110に通電を行い、ガス感知センサ110の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ110は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段113に送信する。出力演算
手段113は所定時間の間ガス感知センサ110の出力
値を収集し、前記所定時間の間に収集したデータに対し
以下の演算を行う(ステップ5、6)。つまり、前記所
定時間の間に収集したデータを所定個数に分割しこの所
定個数毎で出力の平均値を算出すると共に前記平均値の
大きい方及び小さい方より所定個数を除き、残りを平均
する。その後、出力演算手段113は前記計算値を判定
手段21に送信し、通電制御手段112に信号を送りガ
ス感知センサ110への通電を停止させると共に、ステ
ップ2に示す時刻検知モードに戻る。
【0148】以上の動作により、ガス感知センサ110
の出力値は出力演算手段113により測定時間内での出
力値よりその最大値及び最小値側より所定数を除き残り
の出力値の平均値を求め、この値を判定手段21に送信
するガス感知センサ110の出力値としていることによ
り、出力値が1つに固定できるため判定手段21は冷蔵
庫1内の野菜の状態を判定しやすくなる。また、前記平
均値より前記出力値は決定されていることによりバラツ
キの大きいデータを削除することができるため出力値の
大幅な精度向上を図ることができる。
【0149】(実施の形態23)図45は、本発明の実
施の形態23による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図46は同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。114は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感
知センサ、115は年月日及び時刻を検知する時刻検知
手段、116は時刻検知手段115の信号を受けてガス
感知センサ114への通電を制御する通電制御手段、1
17はガス感知センサ114からの出力信号を受け演算
を行う出力演算手段である。また、118はガス感知セ
ンサ114の近傍に設けられた野菜室7内の温度を検知
する温度検知手段である。
【0150】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図46のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段115が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段112はガス感知
センサ114に通電を行い、ガス感知センサ114の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ114は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段117に送信する。また、温
度検知手段118も野菜室7の温度を検知しそのデータ
を出力演算手段117に送信する。出力演算手段117
は所定時間の間ガス感知センサ114の出力値及び温度
検知手段118の出力値を収集し、前記所定時間の間に
収集したガス感知センサ114の出力値に対し温度検知
手段118のデータより補正を行う。具体的には、野菜
室7で発生するガスの温度特性データより、温度係数を
温度のパラメータとして設定し、温度が決定されれば補
正係数が決定され、この補正係数をガス感知センサ11
4の出力値に乗する演算を行うように設定している。そ
の後、出力演算手段117は前記補正値を判定手段21
に送信し、通電制御手段116に信号を送りガス感知セ
ンサ114への通電を停止させると共に、ステップ2に
示す時刻検知モードに戻る。
【0151】以上の動作により、ガス感知センサ114
の出力値は出力演算手段117により野菜室7での温度
による補正を行っているため、判定手段21に送信する
データの精度アップを図ることができ、野菜の状態をよ
り正確にユーザーに報知できる効果が得られる。
【0152】(実施の形態24)図47は、本発明の実
施の形態24による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図48は同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。119は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感
知センサ、120は年月日及び時刻を検知する時刻検知
手段、121は時刻検知手段120の信号を受けてガス
感知センサ119への通電を制御する通電制御手段、1
22はガス感知センサ119からの出力信号を受け演算
を行う出力演算手段である。また、123はガス感知セ
ンサ119の近傍に設けられた野菜室7内の湿度を検知
する温度検知手段である。
【0153】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図48のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段120が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段121はガス感知
センサ119に通電を行い、ガス感知センサ119の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ119は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段122に送信する。また、湿
度検知手段123も野菜室7の温度を検知しそのデータ
を出力演算手段122に送信する。出力演算手段122
は所定時間の間ガス感知センサ119の出力値及び湿度
検知手段123の出力値を収集し、前記所定時間の間に
収集したガス感知センサ119の出力値に対し湿度検知
手段123のデータより補正を行う。具体的には、野菜
室7で発生するガスの湿度特性データより、温度係数を
温度のパラメータとして設定し、湿度が決定されれば補
正係数が決定され、この補正係数をガス感知センサ11
9の出力値に乗する演算を行うように設定している。そ
の後、出力演算手段122は前記補正値を判定手段21
に送信し、通電制御手段121に信号を送りガス感知セ
ンサ119への通電を停止させると共に、ステップ2に
示す時刻検知モードに戻る。
【0154】以上の動作により、ガス感知センサ119
の出力値は出力演算手段122により野菜室7での温度
による補正を行っているため、判定手段21に送信する
データの精度アップを図ることができ、野菜の状態をよ
り正確にユーザーに報知できる効果が得られる。
【0155】(実施の形態25)図49は、本発明の実
施の形態25による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図50は同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。124は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感
知センサ、125は年月日及び時刻を検知する時刻検知
手段、126は時刻検知手段125の信号を受けてガス
感知センサ124への通電を制御する通電制御手段、1
27はガス感知センサ124からの出力信号を受け演算
を行う出力演算手段である。また、128はガス感知セ
ンサ124の近傍に設けられた野菜室7内の温度を検知
する温度検知手段、129はガス感知センサ124の近
傍に設けられた野菜室7内の湿度を検知する温度検知手
段である。
【0156】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図50のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段125が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段126はガス感知
センサ124に通電を行い、ガス感知センサ124の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ124は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段127に送信する。また、温
度検知手段128、湿度検知手段129も野菜室7の温
度・湿度を検知しそのデータを出力演算手段127に送
信する。出力演算手段127は所定時間の間ガス感知セ
ンサ124の出力値及び温度検知手段128の出力値及
び湿度検知手段129の出力値を収集し、前記所定時間
の間に収集したガス感知センサ124の出力値に対し温
度検知手段128及び湿度検知手段129のデータより
補正を行う。具体的には、野菜室7で発生するガスの温
度・湿度特性データより、補正係数を温度・湿度のパラ
メータとして設定し、温度及び湿度が決定されれば補正
係数が決定され、この補正係数をガス感知センサ124
の出力値に乗する演算を行うように設定している。その
後、出力演算手段127は前記補正値を判定手段21に
送信し、通電制御手段126に信号を送りガス感知セン
サ124への通電を停止させると共に、ステップ2に示
す時刻検知モードに戻る。
【0157】以上の動作により、ガス感知センサ124
の出力値は出力演算手段127により野菜室7での温度
・湿度による補正を行っているため、判定手段21に送
信するデータを大幅に精度のアップを図ることができ、
野菜の状態をより正確にユーザーに報知できる効果が得
られる。
【0158】(実施の形態26)図51は、本発明の実
施の形態26による冷蔵庫の要部の構成図、図52は、
同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
53は同実施形態の動作を示すフローチャートである。
130は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知セン
サ、131は年月日及び時刻を検知する時刻検知手段、
132は時刻検知手段131の信号を受けてガス感知セ
ンサ130への通電を制御する通電制御手段、133は
ガス感知センサ130からの出力信号を受け演算を行う
出力演算手段である。また、134は野菜室7に設けら
れたガス除去用のユニットであり、このガス除去ユニッ
ト134はガスを除去する吸着剤135、ガスを導入す
るファン136、前記ファンの制御を行うファン制御手
段137より構成されており、ファン制御手段137は
判定手段138よりの信号により作動する。
【0159】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図52のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段131が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段132はガス感知
センサ130に通電を行い、ガス感知センサ130の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ130は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段133に送信する。出力演算
手段133は所定時間の間ガス感知センサ130の出力
値を収集し(ステップ5)、前記所定時間の間に収集し
たガス感知センサ130の出力値に対しこれらの平均値
の算出等の演算を行う(ステップ6)。その後、出力演
算手段133は通電制御手段132に信号を送りガス感
知センサ130への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段138に送信し(ステップ7)する。ガス
濃度が所定値以下の場合は、ステップ2に示す時刻検知
モードに戻る。ガス濃度測定が所定値よりも大きい場合
は、判定手段138はファン制御手段137に信号を送
りファン136を作動させると共に作動開始からの時間
を検出する。この時、野菜室7内の野菜を劣化させるガ
スはファン136によりガス除去ユニット134に送ら
れ、前記ガスは吸着剤135に吸着されるため野菜室7
内のガス濃度は除々に低下する。所定時間が経過する
と、ファン制御手段137はファン136を停止させ、
その後、判定手段138にファン制御手段137からフ
ァン136が停止した信号が送られると、ステップ2に
示す時刻検知モードに戻る。
【0160】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガス濃度をガス感知センサ
130が測定し、その濃度によりガス除去ユニット13
4に設けられているファン136の制御を行うため野菜
室7内のガス濃度の制御を行うことができる。
【0161】尚、吸着剤135は野菜を劣化させるガス
の吸着剤としているが、前記ガスが複数ある場合は単品
あるいは複数の吸着剤、更には野菜室7の脱臭用の吸着
剤を充填しても良い。
【0162】(実施の形態27)図54は、本発明の実
施の形態27による冷蔵庫の要部の構成図、図55は、
同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
56は同実施形態の動作を示すフローチャートである。
139は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知セン
サ、140は年月日及び時刻を検知する時刻検知手段、
141は時刻検知手段140の信号を受けてガス感知セ
ンサ139への通電を制御する通電制御手段、142は
ガス感知センサ139からの出力信号を受け演算を行う
出力演算手段である。また、143は野菜室7に設けら
れたガス除去用のユニットであり、このガス除去ユニッ
ト143はガスを除去する吸着剤144、ガスを導入す
るファン145、前記ファン145の制御を行うファン
制御手段146より構成されており、ファン制御手段1
46は判定手段147よりの信号により作動する。
【0163】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図56のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段140が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段141はガス感知
センサ139に通電を行い、ガス感知センサ139の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ139は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段142に送信する。出力演算
手段142は所定時間の間ガス感知センサ139の出力
値を収集し(ステップ5)、前記所定時間の間に収集し
たガス感知センサ139の出力値に対しこれらの平均値
の算出等の演算を行う(ステップ6)。その後、出力演
算手段142は通電制御手段141に信号を送りガス感
知センサ139への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段147に送信し(ステップ7)する。ガス
濃度が所定値以下の場合は、ステップ2に示す時刻検知
モードに戻る。ガス濃度測定が所定値よりも大きい場合
は、判定手段147はファン制御手段146に信号を送
りガス除去ユニット143のファン145を作動させる
と共に野菜室7のガス濃度測定値よりファン145の作
動時間の計算を行い、作動開始からの時間を検出する。
(ステップ9)この時、野菜室7内の野菜を劣化させる
ガスはファン145によりガス除去ユニット143に送
られ、前記ガスは吸着剤134に吸着されるため野菜室
7内のガス濃度は除々に低下する(ステップ10)。所
定時間が経過すると、ファン制御手段146はファン1
45を停止させ、その後、判定手段147にファン制御
手段146からファン145が停止した信号が送られる
と、ステップ2に示す時刻検知モードに戻る。
【0164】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガス濃度をガス感知センサ
139が測定し、その濃度によりガス除去ユニット14
3に設けられているファン145の制御を行うため野菜
室7内のガス濃度の制御を行うことができる。更に、判
定手段147は野菜室7のガス濃度によりガス除去ユニ
ット143のファン145の作動時間を設定するためガ
ス濃度を所定値以下に抑えることができる。
【0165】尚、吸着剤144は野菜を劣化させるガス
の吸着剤としているが、前記ガスが複数ある場合は単品
あるいは複数の吸着剤、更には野菜室7の脱臭用の吸着
剤を充填しても良い。
【0166】(実施の形態28)図57は、本発明の実
施の形態28による冷蔵庫の要部の構成図、図58は、
同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
59は同実施形態の動作を示すフローチャートである。
148は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知セン
サ、149は年月日及び時刻を検知する時刻検知手段、
150は時刻検知手段149の信号を受けてガス感知セ
ンサ148への通電を制御する通電制御手段、151は
ガス感知センサ148からの出力信号を受け演算を行う
出力演算手段である。また、152は野菜室7に設けら
れたガス除去用のユニットであり、このガス除去ユニッ
ト152はガスを除去する吸着剤153、ガスを導入す
るファン154、前記ファン154の制御を行うファン
制御手段155より構成されており、ファン制御手段1
55は判定手段156よりの信号により作動する。
【0167】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図59のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段149が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段150はガス感知
センサ148に通電を行い、ガス感知センサ148の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ148は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段151に送信する。出力演算
手段151は所定時間の間ガス感知センサ148の出力
値を収集し(ステップ5)、前記所定時間の間に収集し
たガス感知センサ148の出力値に対しこれらの平均値
の算出等の演算を行う(ステップ6)。その後、出力演
算手段151は通電制御手段150に信号を送りガス感
知センサ148への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段156に送信し(ステップ7)する。ガス
濃度が所定値以下の場合は、ステップ2に示す時刻検知
モードに戻る。ガス濃度測定が所定値よりも大きい場合
は、判定手段156はファン制御手段155に信号を送
りガス除去ユニット152のファン154を作動させる
と共に野菜室7のガス濃度測定値よりファン154の回
転数の計算を行い、作動開始からの時間を検出する。
(ステップ9)この時、野菜室7内の野菜を劣化させる
ガスはファン154によりガス除去ユニット152に送
られ、前記ガスは吸着剤153に吸着されるため野菜室
7内のガス濃度は除々に低下する(ステップ10)。所
定時間が経過すると、ファン制御手段155はファン1
54を停止させ、その後、判定手段156にファン制御
手段155からファン154が停止した信号が送られる
と、ステップ2に示す時刻検知モードに戻る。
【0168】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガス濃度をガス感知センサ
148が測定し、その濃度によりガス除去ユニット15
2に設けられているファン154の制御を行うため野菜
室7内のガス濃度の制御を行うことができる。更に、判
定手段156は野菜室7のガス濃度によりガス除去ユニ
ット152のファン154の回転数を設定するためガス
濃度を所定値以下に抑え、かつファン154の作動時間
を短時間で終了することができる。
【0169】尚、吸着剤153は野菜を劣化させるガス
の吸着剤としているが、前記ガスが複数ある場合は単品
あるいは複数の吸着剤、更には野菜室7の脱臭用の吸着
剤を充填しても良い。
【0170】(実施の形態29)図60は、本発明の実
施の形態29による冷蔵庫の要部の構成図、図61は、
同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
62は同実施形態の動作を示すフローチャートである。
157は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知セン
サ、158は年月日及び時刻を検知する時刻検知手段、
159は時刻検知手段158の信号を受けてガス感知セ
ンサ157への通電を制御する通電制御手段、160は
ガス感知センサ157からの出力信号を受け演算を行う
出力演算手段である。また、161は野菜室7に設けら
れたファンであり、野菜室7内の空気を野菜室7の野菜
ボックス162と冷蔵庫の内箱163の間に送るもので
ある。また、このファン161の作動はファン制御手段
162により制御されており、ファン制御手段162は
判定手段163よりの信号により作動する。
【0171】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図62のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段158が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段159はガス感知
センサ157に通電を行い、ガス感知センサ157の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ157は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段160に送信する。出力演算
手段160は所定時間の間ガス感知センサ157の出力
値を収集し(ステップ5)、前記所定時間の間に収集し
たガス感知センサ157の出力値に対しこれらの平均値
の算出等の演算を行う(ステップ6)。その後、出力演
算手段160は通電制御手段159に信号を送りガス感
知センサ157への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段165に送信(ステップ7)する。ガス濃
度が所定値以下の場合は、ステップ2に示す時刻検知モ
ードに戻る。ガス濃度測定が所定値よりも大きい場合
は、判定手段165はファン制御手段164に信号を送
りファン161を作動させると共に、作動開始からの時
間を検出する。(ステップ9)この時、野菜室7内の野
菜を劣化させるガスはファン154により野菜室7の外
の野菜室ボックス162と冷蔵庫1の内箱163の間の
スペースに送られ、野菜室7内のガス濃度は除々に低下
する(ステップ10)。所定時間が経過すると、ファン
制御手段164はファン161を停止させ、その後、判
定手段165にファン制御手段164からファン161
が停止した信号が送られると、ステップ2に示す時刻検
知モードに戻る。
【0172】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガス濃度をガス感知センサ
157が測定し、野菜室7に設けられているファン16
1の制御を行うため野菜室7内のガス濃度の制御を行う
ことができる。更に、本発明では、野菜室7にファン1
61が取り付けられており、構成が非常に簡単であり野
菜室7の野菜保管スペースを大幅に損なうことはないと
共に吸着剤等の交換が不必要でありメンテナンスが不要
である。
【0173】(実施の形態30)図63は、本発明の実
施の形態30による冷蔵庫の要部の構成図、図64は、
同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
65は同実施形態の動作を示すフローチャートである。
166は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知セン
サ、167は年月日及び時刻を検知する時刻検知手段、
168は時刻検知手段167の信号を受けてガス感知セ
ンサ166への通電を制御する通電制御手段、169は
ガス感知センサ166からの出力信号を受け演算を行う
出力演算手段である。また、170は野菜室7に設けら
れたファンであり、野菜室7内の空気を野菜室7の野菜
ボックス162と冷蔵庫の内箱163の間に送るもので
ある。また、このファン170の作動はファン制御手段
171により制御されており、ファン制御手段171は
判定手段172よりの信号により作動する。
【0174】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図65のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段167が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段168はガス感知
センサ166に通電を行い、ガス感知センサ166の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ166は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段169に送信する。出力演算
手段169は所定時間の間ガス感知センサ166の出力
値を収集し(ステップ5)、前記所定時間の間に収集し
たガス感知センサ166の出力値に対しこれらの平均値
の算出等の演算を行う(ステップ6)。その後、出力演
算手段169は通電制御手段168に信号を送りガス感
知センサ166への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段172に送信(ステップ7)する。ガス濃
度が所定値以下の場合は、ステップ2に示す時刻検知モ
ードに戻る。ガス濃度測定が所定値よりも大きい場合
は、判定手段172はファン制御手段171に信号を送
りファン170を作動させると共に、野菜室7のガス濃
度測定値よりファン170の作動時間の計算を行い、作
動開始からの時間を検出する(ステップ9)。この時、
野菜室7内の野菜を劣化させるガスはファン170によ
り野菜室7の外の野菜室ボックス162と冷蔵庫1の内
箱163の間のスペースに送られ、野菜室7内のガス濃
度は除々に低下する(ステップ10)。所定時間が経過
すると、ファン制御手段164はファン161を停止さ
せ、その後、判定手段165にファン制御手段164か
らファン161が停止した信号が送られると、ステップ
2に示す時刻検知モードに戻る。
【0175】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガス濃度をガス感知センサ
157が測定し、野菜室7に設けられているファン16
1の制御を行うため野菜室7内のガス濃度の制御を行う
ことができる。更に、本発明では、野菜室7にファン1
61が取り付けられており、構成が非常に簡単であり野
菜室7の野菜保管スペースを損なうことはないと共に吸
着剤等の交換が不必要でありメンテナンスが不要であ
る。また、判定手段172は野菜室7のガス濃度により
ファン170の回転数を設定するためガス濃度を所定値
以下に抑え、かつファン170の作動時間を短時間で終
了することができる。
【0176】(実施の形態31)図66は、本発明の実
施の形態31による冷蔵庫の要部の構成図、図67は、
同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
68は同実施形態の動作を示すフローチャートである。
173は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知セン
サ、174は年月日及び時刻を検知する時刻検知手段、
175は時刻検知手段174の信号を受けてガス感知セ
ンサ173への通電を制御する通電制御手段、176は
ガス感知センサ173からの出力信号を受け演算を行う
出力演算手段である。また、177は野菜室7に設けら
れたファンであり、野菜室7内の空気を野菜室7の野菜
ボックス162と冷蔵庫の内箱163の間に送るもので
ある。また、このファン177の作動はファン制御手段
178により制御されており、ファン制御手段178は
判定手段179よりの信号により作動する。
【0177】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図68のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段174が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段175はガス感知
センサ173に通電を行い、ガス感知センサ173の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ173は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段176に送信する。出力演算
手段176は所定時間の間ガス感知センサ173の出力
値を収集し(ステップ5)、前記所定時間の間に収集し
たガス感知センサ173の出力値に対しこれらの平均値
の算出等の演算を行う(ステップ6)。その後、出力演
算手段176は通電制御手段175に信号を送りガス感
知センサ173への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段179に送信(ステップ7)する。ガス濃
度が所定値以下の場合は、ステップ2に示す時刻検知モ
ードに戻る。ガス濃度測定が所定値よりも大きい場合
は、判定手段179はファン制御手段178に信号を送
りファン177を作動させると共に、野菜室7のガス濃
度測定値よりファン170の回転数の計算を行い、作動
開始からの時間を検出する(ステップ9)。この時、野
菜室7内の野菜を劣化させるガスはファン177により
野菜室7の外の野菜室ボックス162と冷蔵庫1の内箱
163の間のスペースに送られ、野菜室7内のガス濃度
は除々に低下する(ステップ10)。所定時間が経過す
ると、ファン制御手段178はファン177を停止さ
せ、その後、判定手段179にファン制御手段178か
らファン177が停止した信号が送られると、ステップ
2に示す時刻検知モードに戻る。
【0178】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガス濃度をガス感知センサ
173が測定し、野菜室7に設けられているファン17
7の制御を行うため野菜室7内のガス濃度の制御を行う
ことができる。更に、本発明では、野菜室7にファン1
77が取り付けられており、構成が非常に簡単であり野
菜室7の野菜保管スペースを損なうことはないと共に吸
着剤等を使用しないため交換が不必要でありメンテナン
スが不要である。また、判定手段179は野菜室7のガ
ス濃度によりファン177の回転数を設定するためガス
濃度を所定値以下に抑え、かつファン177の作動時間
を短時間で終了することができる。
【0179】(実施の形態32)図69は、本発明の実
施の形態32による冷蔵庫の要部の構成図、図70は、
同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
71は同実施形態の動作を示すフローチャートである。
180は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知セン
サ、181は年月日及び時刻を検知する時刻検知手段、
182は時刻検知手段180の信号を受けてガス感知セ
ンサ180への通電を制御する通電制御手段、183は
ガス感知センサ180からの出力信号を受け演算を行う
出力演算手段である。また、184は野菜室7に設けら
れたファンであり、野菜室7内の空気を野菜室7の野菜
ボックス162と冷蔵庫の内箱163の間に送るもので
ある。また、このファン184の作動はファン制御手段
185により制御されており、ファン制御手段185は
判定手段186よりの信号により作動する。
【0180】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図71のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段181が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段182はガス感知
センサ180に通電を行い、ガス感知センサ180の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ180は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段183に送信する。出力演算
手段183は所定時間の間ガス感知センサ180の出力
値を収集し(ステップ5)、前記所定時間の間に収集し
たガス感知センサ180の出力値に対しこれらの平均値
の算出等の演算を行う(ステップ6)。その後、出力演
算手段183は通電制御手段182に信号を送りガス感
知センサ180への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段186に送信(ステップ7)する。ガス濃
度が所定値以下の場合は、ステップ2に示す時刻検知モ
ードに戻る。ガス濃度測定が所定値よりも大きい場合
は、野菜室7が開かれているか閉じているかに関わらず
判定手段186はファン制御手段185に信号を送りフ
ァン184を作動させると共に、作動開始からの時間を
検出する(ステップ9)。この時、野菜室7内の野菜を
劣化させるガスはファン184により野菜室7の外の野
菜室ボックス162と冷蔵庫1の内箱163の間のスペ
ースに送られ、野菜室7内のガス濃度は除々に低下する
(ステップ10)。所定時間が経過すると、ファン制御
手段185はファン184を停止させ、その後、判定手
段186にファン制御手段185からファン184が停
止した信号が送られると、ステップ2に示す時刻検知モ
ードに戻る。
【0181】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガス濃度をガス感知センサ
180が測定し、野菜室7に設けられているファン18
4の制御を行うため野菜室7内のガス濃度の制御を行う
ことができる。更に、本発明では、野菜室7にファン1
84が取り付けられており、構成が非常に簡単であり野
菜室7の野菜保管スペースを損なうことはないと共に吸
着剤等を使用しないため交換が不必要でありメンテナン
スが不要である。また、野菜室7が開かれているいない
に関わらずガス感知センサ180が野菜ボックス162
内のガス濃度が高いと検知した場合にはいつでも野菜ボ
ックス162からファン184の作動によりガスを排出
しガス濃度を低減することができる。
【0182】(実施の形態33)図72は、本発明の実
施の形態33による冷蔵庫の要部の構成図、図73は、
同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
74は同実施形態の動作を示すフローチャートである。
187は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知セン
サ、188は年月日及び時刻を検知する時刻検知手段、
189は時刻検知手段187の信号を受けてガス感知セ
ンサ187への通電を制御する通電制御手段、190は
ガス感知センサ187からの出力信号を受け演算を行う
出力演算手段である。また、191は野菜室7に設けら
れたファンであり、野菜室7内の空気を野菜室7の野菜
ボックス162の外に送るものである。また、このファ
ン184の作動はファン制御手段185により制御され
ており、ファン制御手段185は判定手段186よりの
信号及び野菜室7が開いているかいないかを検知する野
菜室開閉検知手段194の信号により作動する。
【0183】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図74のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段188が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段189はガス感知
センサ187に通電を行い、ガス感知センサ187の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ187は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段190に送信する。出力演算
手段190は所定時間の間ガス感知センサ187の出力
値を収集し(ステップ5)、前記所定時間の間に収集し
たガス感知センサ187の出力値に対しこれらの平均値
の算出等の演算を行う(ステップ6)。その後、出力演
算手段190は通電制御手段189に信号を送りガス感
知センサ187への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段193に送信する(ステップ7)。ガス濃
度が所定値以下の場合は、ステップ2に示す時刻検知モ
ードに戻る。ガス濃度測定が所定値よりも大きい場合
は、野菜室7が開かれているか閉じているを野菜室開閉
検知手段194が検知し(ステップ10)、開いている
場合には判定手段193はファン制御手段192に信号
を送りファン191を作動させると共に、作動開始から
の時間を検出する(ステップ11)。野菜室7が開いて
いない場合には、判定手段193はファン制御手段19
2に信号を送らず、野菜室7が開かれるまで待機し、野
菜室7が開かれたことを検知するとファン制御手段19
2に信号を送りファン191を作動させると共に、作動
開始からの時間を検出する(ステップ11)。この時、
野菜室7は開いているため野菜室7内の野菜を劣化させ
るガスはファン191により冷蔵庫1の外に排出され、
野菜室7内のガス濃度は除々に低下する。所定時間が経
過すると、ファン制御手段192はファン191を停止
させ(ステップ13)、その後、判定手段193にファ
ン制御手段192からファン191が停止した信号が送
られると、ステップ2に示す時刻検知モードに戻る。
【0184】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガス濃度をガス感知センサ
187が測定し、野菜室7に設けられているファン19
1の制御を行うため野菜室7内のガス濃度の制御を行う
ことができる。更に、本発明では、野菜室7にファン1
91が取り付けられており、構成が非常に簡単であり野
菜室7の野菜保管スペースを損なうことはないと共に吸
着剤等を使用しないため交換が不必要でありメンテナン
スが不要である。また、ガス感知センサ187が野菜ボ
ックス162内のガス濃度が高いと検知し、かつ野菜室
7が開かれている場合には野菜ボックス162からファ
ン191の作動によりガスを冷蔵庫1より排出しガス濃
度を効率的に低減することができる。
【0185】(実施の形態34)図75は、本発明の実
施の形態34による冷蔵庫の要部の構成図、図76は、
同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
77は同実施形態の動作を示すフローチャートである。
195は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知セン
サ、196は年月日及び時刻を検知する時刻検知手段、
197は時刻検知手段196の信号を受けてガス感知セ
ンサ195への通電を制御する通電制御手段、198は
ガス感知センサ195からの出力信号を受け演算を行う
出力演算手段である。また、200は野菜室7に設けら
れたファンであり、野菜室7内の空気を野菜室7の野菜
ボックス162の外に送るものである。また、このファ
ン199の作動はファン制御手段200により制御され
ており、ファン制御手段200は判定手段201よりの
信号及び野菜室7が開いているかいないかを検知する野
菜室開閉検知手段202の信号により作動する。
【0186】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図77のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段186が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段197はガス感知
センサ195に通電を行い、ガス感知センサ195の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ195は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段198に送信する。出力演算
手段1908所定時間の間ガス感知センサ195の出力
値を収集し(ステップ5)、前記所定時間の間に収集し
たガス感知センサ195の出力値に対しこれらの平均値
の算出等の演算を行う(ステップ6)。その後、出力演
算手段198は通電制御手段197に信号を送りガス感
知センサ195への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段201に送信(ステップ7)する。ガス濃
度が所定値以下の場合は、ステップ2に示す時刻検知モ
ードに戻る。ガス濃度測定が所定値よりも大きい場合
は、野菜室7が開かれているか閉じているを野菜室開閉
検知手段202が検知し(ステップ10)、開いている
場合には判定手段201はファン制御手段200に信号
を送りファン199を作動させる(ステップ11)。野
菜室7が開いていない場合には、判定手段201はファ
ン制御手段200に信号を送らず、野菜室7が開かれる
まで待機し、野菜室7が開かれたことを検知するとファ
ン制御手段200に信号を送りファン199を作動させ
る(ステップ11)。この時、野菜室7は開いているた
め野菜室7内の野菜を劣化させるガスはファン199に
より冷蔵庫1の外に排出され、野菜室7内のガス濃度は
除々に低下する。判定手段201が野菜室開閉検知手段
202が野菜室7のドアが閉じられたことを検出すると
ファン制御手段200に信号を送りファン199の作動
を停止させ(ステップ13)、その後判定手段201に
ファン制御手段200からファン199が停止した信号
が送られると、ステップ2に示す時刻検知モードに戻
る。
【0187】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガス濃度をガス感知センサ
195が測定し、野菜室7に設けられているファン19
9の制御を行うため野菜室7内のガス濃度の制御を行う
ことができる。更に、本発明では、野菜室7にファン1
99が取り付けられており、構成が非常に簡単であり野
菜室7の野菜保管スペースを損なうことはないと共に吸
着剤等を使用しないため交換が不必要でありメンテナン
スが不要である。また、ガス感知センサ195が野菜ボ
ックス162内のガス濃度が高いと検知し、かつ野菜室
7が開かれている場合に野菜ボックス162からファン
199の作動によりガスを冷蔵庫1より排出しすること
によりガス濃度を効率的に低減することができる。
【0188】(実施の形態35)図78は、本発明の実
施の形態35による冷蔵庫の要部の構成図、図79は、
同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
80は同実施形態の動作を示すフローチャートである。
203は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知セン
サ、204は年月日及び時刻を検知する時刻検知手段、
205は時刻検知手段204の信号を受けてガス感知セ
ンサ203への通電を制御する通電制御手段、206は
ガス感知センサ203からの出力信号を受け演算を行う
出力演算手段である。また、208は野菜室7に設けら
れたファンであり、野菜室7内の空気を野菜室7の野菜
ボックス162の外に送るものである。また、このファ
ン207の作動はファン制御手段208により制御され
ており、ファン制御手段208は判定手段209よりの
信号及び野菜室7が開いているかいないかを検知する野
菜室開閉検知手段210の信号により作動する。
【0189】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図78のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段204が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段205はガス感知
センサ203に通電を行い、ガス感知センサ203の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ203は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段206に送信する。出力演算
手段206は所定時間の間ガス感知センサ203の出力
値を収集し(ステップ5)、前記所定時間の間に収集し
たガス感知センサ203の出力値に対しこれらの平均値
の算出等の演算を行う(ステップ6)。その後、出力演
算手段206は通電制御手段205に信号を送りガス感
知センサ203への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段209に送信(ステップ7)する。ガス濃
度が所定値以下の場合は、ステップ2に示す時刻検知モ
ードに戻る。ガス濃度測定が所定値よりも大きい場合
は、野菜室7が開かれているか閉じているを野菜室開閉
検知手段210が検知し(ステップ10)、開いている
場合には判定手段209はファン制御手段208に信号
を送りファン207を作動させると共に、作動開始から
の時間を検出する(ステップ11)。野菜室7が開いて
いない場合には、判定手段209はファン制御手段20
8に信号を送らず、野菜室7が開かれるまで待機し、野
菜室7が開かれたことを検知するとファン制御手段20
8に信号を送りファン207を作動させる(ステップ1
1)。この時、野菜室7は開いているため野菜室7内の
野菜を劣化させるガスはファン207により冷蔵庫1の
外に排出され、野菜室7内のガス濃度は除々に低下す
る。判定手段209が野菜室開閉検知手段210が野菜
室7のドアが閉じられたことを検出するとファン制御手
段208に信号を送りファン207の作動を停止させる
(ステップ13)。この時に時刻検知手段204が時刻
をチェックし、ステップ3で示す測定時刻の所定時間前
かどうかを確認する(ステップ14)。この時刻でない
場合は、ステップ9で示すフローに戻り、野菜室7のド
アが開閉する毎にファン207は作動する。前記時刻が
測定時刻の所定時間前の場合はステップ2に示す時刻検
知モードに戻る。
【0190】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガス濃度をガス感知センサ
203が測定し、野菜室7に設けられているファン20
7の制御を行うため野菜室7内のガス濃度の制御を行う
ことができる。更に、本発明では、野菜室7にファン1
99が取り付けられており、構成が非常に簡単であり野
菜室7の野菜保管スペースを損なうことはないと共に吸
着剤等を使用しないため交換が不必要でありメンテナン
スが不要である。また、ガス感知センサ203が野菜ボ
ックス162内のガス濃度が高いと検知し、かつ野菜室
7が開かれている場合に野菜ボックス162からファン
207の作動により野菜室7が開閉される度に野菜の劣
化を促進するガスを冷蔵庫1より排出することによりガ
ス濃度を大幅に低減し、野菜の保管期間の長期化を図る
ことができる。
【0191】(実施の形態36)図81は、本発明の実
施の形態36による冷蔵庫の要部の構成図、図82は、
同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
83は同実施形態の動作を示すフローチャートである。
211は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知セン
サ、212は年月日及び時刻を検知する時刻検知手段、
213は時刻検知手段212の信号を受けてガス感知セ
ンサ211への通電を制御する通電制御手段、214は
ガス感知センサ211からの出力信号を受け演算を行う
出力演算手段である。また、216は野菜室7に設けら
れたファンであり、野菜室7内の空気を野菜室7の野菜
ボックス162の外に送るものである。また、このファ
ン215の作動はファン制御手段216により制御され
ており、ファン制御手段216は判定手段217よりの
信号及び野菜室7が開いているかいないかを検知する野
菜室開閉検知手段218の信号により作動する。
【0192】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図83のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段212が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段213はガス感知
センサ211に通電を行い、ガス感知センサ211の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ211は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段214に送信する。出力演算
手段214は所定時間の間ガス感知センサ211の出力
値を収集し(ステップ5)、前記所定時間の間に収集し
たガス感知センサ211の出力値に対しこれらの平均値
の算出等の演算を行う(ステップ6)。その後、出力演
算手段214は通電制御手段213に信号を送りガス感
知センサ211への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段217に送信(ステップ7)する。ガス濃
度が所定値以下の場合は、ステップ2に示す時刻検知モ
ードに戻る。ガス濃度測定が所定値よりも大きい場合
は、野菜室7が開かれているか閉じているを野菜室開閉
検知手段218が検知し(ステップ10)、開いている
場合には判定手段218はファン制御手段216に信号
を送りファン215を作動させると共に、測定したガス
濃度により、野菜室7の開閉に対し何回までファン21
5を作動させるかを計算する(ステップ10)。野菜室
7が開いていない場合には、判定手段217はファン制
御手段216に信号を送らず、野菜室7が開かれるまで
待機し、野菜室7が開かれたことを検知するとファン制
御手段216に信号を送りファン215を作動させると
共に測定したガス濃度により、野菜室7の開閉に対し何
回までファン215を作動させるかを計算する(ステッ
プ11)。ファン215の作動時には、野菜室7は開い
ているため野菜室7内の野菜を劣化させるガスはファン
215により冷蔵庫1の外に排出され、野菜室7内のガ
ス濃度は除々に低下する(ステップ11)。判定手段2
17が野菜室開閉検知手段218が野菜室7のドアが閉
じられたことを検出するとファン制御手段216に信号
を送りファン215の作動を停止させる(ステップ1
3)。この時に野菜室開閉検知手段218は野菜室7の
開閉回数を確認し、この回数が所定回数に達した場合は
ステップ2に示す時刻検知モードに戻る。前記回数が所
定回数に達していない場合は、ステップ9に示す野菜室
7のドアの確認モードに戻り、所定回数だけステップ9
からステップ14までを繰り返し、この回数が所定回数
に到達した場合はステップ2に示す時刻検知モードに戻
る。この時、野菜室7の開閉回数が少なく所定回数に到
達しない場合でもガス濃度測定時刻の所定時間前かどう
かを確認し、この時刻に到達するとステップ2に戻る動
作を追加しても良い。
【0193】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガス濃度をガス感知センサ
211が測定し、野菜室7に設けられているファン21
5の制御を行うため野菜室7内のガス濃度の制御を行う
ことができる。更に、本発明では、野菜室7にファン2
15が取り付けられており、構成が非常に簡単であり野
菜室7の野菜保管スペースを損なうことはないと共に吸
着剤等を使用しないため交換が不必要でありメンテナン
スが不要である。また、ガス感知センサ211が野菜ボ
ックス162内のガス濃度が高いと検知し、かつ野菜室
7が開かれている場合に野菜ボックス162からファン
215の作動によりガスを冷蔵庫1より排出しすること
によりガス濃度を効率的に低減することができると共
に、ガス濃度に合わせたファン215の作動は数回の野
菜室7の開閉で終了するため、ファン215の作動時に
発生する野菜室7内の冷機の放出を抑えることができる
効果が得られる。
【0194】(実施の形態37)図84は、本発明の実
施の形態37による冷蔵庫の要部の構成図、図85は、
同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
86は同実施形態の動作を示すフローチャートである。
219は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知セン
サ、220は年月日及び時刻を検知する時刻検知手段、
221は時刻検知手段220の信号を受けてガス感知セ
ンサ219への通電を制御する通電制御手段、222は
ガス感知センサ219からの出力信号を受け演算を行う
出力演算手段である。また、161は野菜室7の圧縮機
12側の面に設けられたファンであり、野菜室7内の空
気を野菜室7の野菜ボックス162と冷蔵庫の内箱16
3の間に送るものである。また、このファン223の作
動はファン制御手段226により制御されており、ファ
ン制御手段226は判定手段227よりの信号により作
動する。
【0195】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図86のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段220が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段221はガス感知
センサ219に通電を行い、ガス感知センサ219の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ219は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段222に送信する。出力演算
手段222は所定時間の間ガス感知センサ219の出力
値を収集し(ステップ5)、前記所定時間の間に収集し
たガス感知センサ219の出力値に対しこれらの平均値
の算出等の演算を行う(ステップ6)。その後、出力演
算手段222は通電制御手段221に信号を送りガス感
知センサ219への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段227に送信(ステップ7)する。ガス濃
度が所定値以下の場合は、ステップ2に示す時刻検知モ
ードに戻る。ガス濃度測定が所定値よりも大きい場合
は、判定手段227はファン制御手段226に信号を送
りファン223を作動させると共に、作動開始からの時
間を検出する。(ステップ9)この時、野菜室7内の野
菜を劣化させるガスはファン223により野菜室7の外
の野菜室ボックス162と冷蔵庫1の内箱163の間の
スペースに送られ、野菜室内のガス濃度は除々に低下す
る(ステップ10)。所定時間が経過すると、ファン制
御手段226はファン223を停止させ(ステップ1
1)、その後、判定手段227にファン制御手段226
からファン223が停止した信号が送られると、ステッ
プ2に示す時刻検知モードに戻る。
【0196】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガス濃度をガス感知センサ
219が測定し、野菜室7に設けられているファン22
3の制御を行うため野菜室7内のガス濃度の制御を行う
ことができる。更に、本発明では、野菜室7にファン2
23が取り付けられており、構成が非常に簡単であり野
菜室7の野菜保管スペースを大幅に損なうことはないと
共に吸着剤等の交換が不必要でありメンテナンスが不要
であり、ファン223が野菜ボックス224の圧縮機1
2側の面に装着されており、野菜ボックス224への野
菜の出し入れに対しほとんどじゃまにならないとするこ
とができる。
【0197】(実施の形態38)図87は、本発明の実
施の形態38による冷蔵庫の要部の構成図、図88は、
同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
89は同実施形態の動作を示すフローチャートである。
228は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知セン
サ、229は年月日及び時刻を検知する時刻検知手段、
230は時刻検知手段229の信号を受けてガス感知セ
ンサ228への通電を制御する通電制御手段、231は
ガス感知センサ228からの出力信号を受け演算を行う
出力演算手段である。また、232は野菜ボックス23
3の左右あるいはその一方に設けられたファンであり、
野菜室7内の空気を野菜室7の野菜ボックス233の外
に送るものである。また、このファン232の作動はフ
ァン制御手段234により制御されており、ファン制御
手段234は判定手段235よりの信号及び野菜室7が
開いているかいないかを検知する野菜室開閉検知手段2
36の信号により作動する。
【0198】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図87のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段229が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段230はガス感知
センサ228に通電を行い、ガス感知センサ228の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ228は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段231に送信する。出力演算
手段231は所定時間の間ガス感知センサ228の出力
値を収集し(ステップ5)、前記所定時間の間に収集し
たガス感知センサ228の出力値に対しこれらの平均値
の算出等の演算を行う(ステップ6)。その後、出力演
算手段231は通電制御手段230に信号を送りガス感
知センサ228への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段235に送信(ステップ7)する。ガス濃
度が所定値以下の場合は、ステップ2に示す時刻検知モ
ードに戻る(ステップ8)。ガス濃度測定が所定値より
も大きい場合は、野菜室7が開かれているか閉じている
を野菜室開閉検知手段236が検知し(ステップ9)、
開いている場合には判定手段235はファン制御手段2
34に信号を送りファン232を作動させる(ステップ
11)。野菜室7が開いていない場合には、判定手段2
35はファン制御手段234に信号を送らず、野菜室7
が開かれるまで待機し、野菜室7が開かれたことを検知
するとファン制御手段234に信号を送りファン232
を作動させる(ステップ11)。この時、野菜室7は開
いているため野菜室7内の野菜を劣化させるガスはファ
ン232により冷蔵庫1の外に排出され、野菜室7内の
ガス濃度は除々に低下する(ステップ11)。判定手段
201が野菜室開閉検知手段236が野菜室7のドアが
閉じられたことを検出するとファン制御手段234に信
号を送りファン232の作動を停止させ(ステップ1
3)、その後判定手段235にファン制御手段234か
らファン232が停止した信号が送られると、ステップ
2に示す時刻検知モードに戻る。
【0199】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガス濃度をガス感知センサ
228が測定し、野菜室7に設けられているファン23
2の制御を行うため野菜室7内のガス濃度の制御を行う
ことができる。更に、本発明では、野菜室7にファン2
32が取り付けられており、構成が非常に簡単であり野
菜室7の野菜保管スペースを損なうことはないと共に吸
着剤等を使用しないため交換が不必要でありメンテナン
スが不要である。また、ガス感知センサ228が野菜ボ
ックス233内のガス濃度が高いと検知し、かつ野菜室
7が開かれている場合に野菜ボックス233から野菜ボ
ックス233の側面に設けられているファン232によ
り野菜ボックス233内の空気を排出するため、野菜ボ
ックス233のガス濃度を効率的に低減することができ
る効果が得られる。
【0200】(実施の形態39)図90、91は、本発
明の実施の形態39による冷蔵庫の要部の構成図、図9
2は、同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図93は同実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。237は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感
知センサ、238は年月日及び時刻を検知する時刻検知
手段、239は時刻検知手段238の信号を受けてガス
感知センサ237への通電を制御する通電制御手段、2
40はガス感知センサ237からの出力信号を受け演算
を行う出力演算手段である。また、241は野菜ボック
ス242の左右あるいはその一方に設けられたファンで
あり、野菜室7内の空気を野菜室7の野菜ボックス24
2の外に送るものである。また、このファン241の作
動はファン制御手段243により制御されており、ファ
ン制御手段243は判定手段244よりの信号及び野菜
室7が開いているかいないかを検知する野菜室開閉検知
手段245の信号により作動する。また、246は野菜
室7に設けられたガス除去用のユニットであり、このガ
ス除去ユニット246はガスを除去する吸着剤247、
ガスを導入するファン248より構成されており、前記
ファン248は前記のファン制御手段243により制御
される。このファン制御手段243は判定手段244よ
りの信号により作動する。
【0201】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図93のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段238が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段239はガス感知
センサ237に通電を行い、ガス感知センサ237の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される(ステップ4)。この時、ガス感知センサ237
は所定時間毎にその出力値を出力演算手段240に送信
する。出力演算手段240は所定時間の間ガス感知セン
サ237の出力値を収集し(ステップ5)、前記所定時
間の間に収集したガス感知センサ237の出力値に対し
これらの平均値の算出等の演算を行う(ステップ6)。
その後、出力演算手段240は通電制御手段239に信
号を送りガス感知センサ237への通電を停止させると
共に、前記演算値を判定手段245に送信(ステップ
7)する。
【0202】ガス濃度が所定値以下の場合は、ステップ
2に示す時刻検知モードに戻る(ステップ8)。ガス濃
度測定が所定値よりも大きい場合は、野菜室7が開かれ
ているか閉じているを野菜室開閉検知手段245が検知
し(ステップ10)、野菜室7が開いている場合には、
判定手段244はファン制御手段243に信号を送りは
ファン248を作動させる(ステップ11)。この時、
野菜室7は開いているため野菜室7内の野菜を劣化させ
るガスは野菜ボックス242の側面に設けられているフ
ァン241により効率的に冷蔵庫1の外に排出され、野
菜室7内のガス濃度は低下する。判定手段244が野菜
室開閉検知手段245が野菜室7のドアが閉じられたこ
とを検出するとファン制御手段248に信号を送りファ
241の作動を停止させる(ステップ13)。また、ガ
ス濃度測定が所定値よりも大きい場合は判定手段244
はファン制御手段243に信号を送りガス除去ユニット
246のファン248を作動させると共に、ファン24
8の作動開始からの時間を計測する(ステップ14)。
この時、冷蔵庫1内の野菜を劣化させるガスはガス除去
ユニット246に送られ、前記ガスはガス除去ユニット
246に充填されている吸着剤247に吸着されるため
野菜室7内のガス濃度は除々に低下する。所定時間が経
過すると、ファン制御手段243はファン248を停止
させる(ステップ16)。上記2つのステップの中で、
遅いほうが終了した時点で、モードはステップ2に示す
時刻検知モードに移行する。
【0203】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガスをガス感知センサ23
7が測定し、野菜室7に設けられているファン241及
びガス除去ユニット246のファン248の制御を行う
ため、野菜室7内のガス濃度の制御を行うことができる
と共に前記2つのファンの働きにより非常に効率的に野
菜室7内のガス濃度の低減を行うことができる。
【0204】(実施の形態40)図94は、本発明の実
施の形態40による冷蔵庫の要部の構成図、図95は同
実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図9
6は同実施形態の動作を示すフローチャートである。2
49は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知セン
サ、250は年月日及び時刻を検知する時刻検知手段、
251は時刻検知手段250の信号を受けてガス感知セ
ンサ249への通電を制御する通電制御手段、261は
ガス感知センサ249からの出力信号を受け演算を行う
出力演算手段である。また、253は野菜室7に設けら
れたガス除去用のユニットであり、このガス除去ユニッ
ト253は光触媒254と、冷陰極ランプ255、前記
冷陰極ランプの制御を行う冷陰極ランプ制御手段256
より構成されており、冷陰極ランプ制御手段256は判
定手段257よりの信号により作動する。
【0205】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図96のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段250が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段251はガス感知
センサ249に通電を行い、ガス感知センサ249の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ249は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段252に送信する。出力演算
手段252は所定時間の間ガス感知センサ249の出力
値を収集し(ステップ5)、前記所定時間の間に収集し
たガス感知センサ249の出力値に対しこれらの平均値
の算出等の演算を行う(ステップ6)。その後、出力演
算手段252は通電制御手段251に信号を送りガス感
知センサ249への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段257に送信し(ステップ7)する。ガス
濃度が所定値以下の場合は、ステップ2に示す時刻検知
モードに戻る。ガス濃度が所定値よりも大きい場合は、
判定手段257は冷陰極ランプ制御手段256に信号を
送り冷陰極ランプ255を作動させると共に作動開始か
らの時間を検出する。この時、野菜室7内の野菜を劣化
させるガスは光触媒に分散している活性炭や光触媒中に
担持されてる酸化亜鉛等に吸着された後分解され、野菜
室7内のガス濃度は除々に低下する。所定時間が経過す
ると、冷陰極ランプ制御手段256は冷陰極ランプ25
5を停止させ、その後、判定手段257に冷陰極ランプ
制御手段256から冷陰極ランプ255が停止した信号
が送られると、ステップ2に示す時刻検知モードに戻
る。
【0206】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガス濃度をガス感知センサ
249が測定し、その濃度によりガス除去ユニット25
3に設けられている冷陰極ランプ255の制御を行うた
め野菜室7内のガス濃度の制御を行うことができる。ま
た、光触媒254は野菜室7の野菜の劣化を促進するガ
スを分解するだけでなくその他の臭気成分を分解できる
効果も得られ、メンテナンスもフリー化できる。
【0207】(実施の形態41)図97は、本発明の実
施の形態41による冷蔵庫の要部の構成図、図98は同
実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図9
9は同実施形態の動作を示すフローチャートである。2
58は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス感知セン
サ、259は年月日及び時刻を検知する時刻検知手段、
260は時刻検知手段259の信号を受けてガス感知セ
ンサ258への通電を制御する通電制御手段、270は
ガス感知センサ258からの出力信号を受け演算を行う
出力演算手段である。また、262は野菜室7に設けら
れたガス除去用のユニットであり、このガス除去ユニッ
ト262は光触媒263と、冷陰極ランプ264、前記
冷陰極ランプの制御を行う冷陰極ランプ制御手段265
より構成されており、冷陰極ランプ制御手段265は判
定手段266よりの信号により作動する。
【0208】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図96のフローチャートを参照して説明す
る。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に示す
様に時刻検知手段259が所定時間毎例えば1分毎にそ
の時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻になる
とステップ4に示す様に通電制御手段260はガス感知
センサ258に通電を行い、ガス感知センサ258の出
力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が開始
される。この時、ガス感知センサ258は所定時間毎に
その出力値を出力演算手段261に送信する。出力演算
手段261は所定時間の間ガス感知センサ258の出力
値を収集し(ステップ5)、前記所定時間の間に収集し
たガス感知センサ258の出力値に対しこれらの平均値
の算出等の演算を行う(ステップ6)。その後、出力演
算手段261は通電制御手段260に信号を送りガス感
知センサ258への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段266に送信し(ステップ7)する。ガス
濃度が所定値以下の場合は、ステップ2に示す時刻検知
モードに戻る。ガス濃度が所定値よりも大きい場合は、
判定手段266は冷陰極ランプ制御手段265に信号を
送り冷陰極ランプ264を作動させると共に野菜室7の
ガス濃度測定値より冷陰極ランプ264の作動時間の計
算を行い、作動開始からの時間を検出する。この時、野
菜室7内の野菜を劣化させるガスは光触媒に分散してい
る活性炭や光触媒中に担持されてる酸化亜鉛等に吸着さ
れた後分解され、野菜室7内のガス濃度は除々に低下す
る。所定時間が経過すると、冷陰極ランプ制御手段26
5は冷陰極ランプ264を停止させ、その後、判定手段
266に冷陰極ランプ制御手段265から冷陰極ランプ
264が停止した信号が送られると、ステップ2に示す
時刻検知モードに戻る。
【0209】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガス濃度をガス感知センサ
258が測定し、その濃度によりガス除去ユニット26
2に設けられている冷陰極ランプ264の制御を行うた
め野菜室7内のガス濃度の制御を行うことができる。ま
た、光触媒263は野菜室7の野菜の劣化を促進するガ
スを分解するだけでなくその他の臭気成分を分解できる
効果も得られ、メンテナンスもフリー化できる。更に、
判定手段266は野菜室7のガス濃度によりガス除去ユ
ニット143の冷陰極ランプ264の作動時間を設定す
るためガス濃度を所定値以下に抑えることができる。
【0210】(実施の形態42)図100、101は、
本発明の実施の形態42による冷蔵庫及び要部の構成
図、図102は、同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機
能ブロック図、図103は同実施形態の動作を示すフロ
ーチャートである。267は野菜室7内のガス濃度測定
を行うガス感知センサ、268は年月日及び時刻を検知
する時刻検知手段、269は時刻検知手段268の信号
を受けてガス感知センサ267への通電を制御する通電
制御手段、270はガス感知センサ267からの出力信
号を受け演算を行う出力演算手段である。また、271
は野菜室7に設けられたガス除去用のユニットであり、
このガス除去ユニット271はガスを除去する吸着剤2
72、ガスを導入するファン273、前記ファンの制御
を行うファン制御手段274より構成されており、ファ
ン制御手段274は判定手段275よりの信号により作
動する。276は冷蔵庫1の冷蔵室6のドアに設けられ
た表示手段であり、ガス濃度を測定している場合はこの
表示手段276にて表示する。
【0211】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図102のフローチャートを参照にして説
明する。冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ2に
示す様に時刻検知手段268が所定時間毎例えば1分毎
にその時点の日時及び時刻をチェックする。所定時刻に
なるとステップ4に示す様に通電制御手段269はガス
感知センサ267に通電を行い、ガス感知センサ267
の出力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測定が
開始される(ステップ4)。この時、ガス感知センサ2
67は所定時間毎にその出力値を出力演算手段270に
送信し、判定手段275が表示手段276に信号を送り
表示手段276には例えば『野菜室のガス濃度測定中』
が表示される(ステップ5)。出力演算手段270は所
定時間の間ガス感知センサ267の出力値を収集し(ス
テップ6)、前記所定時間の間に収集したガス感知セン
サ267の出力値に対しこれらの平均値の算出等の演算
を行う(ステップ7)。この時点で、表示手段276に
表示されていた前記測定中の表示は消える(ステップ
8)。その後、出力演算手段270は通電制御手段26
9に信号を送りガス感知センサ267への通電を停止さ
せると共に、前記演算値を判定手段275に送信し(ス
テップ9)する。ガス濃度が所定値以下の場合は、ステ
ップ2に示す時刻検知モードに戻る。ガス濃度測定が所
定値よりも大きい場合は、判定手段275はファン制御
手段274に信号を送りファン273を作動させると共
に作動開始からの時間を検出する(ステップ11)。こ
の時、野菜室7内の野菜を劣化させるガスはファン27
3によりガス除去ユニット271に送られ、前記ガスは
吸着剤272に吸着されるため野菜室7内のガス濃度は
除々に低下する。所定時間が経過すると(ステップ1
2)、ファン制御手段274はファン273を停止させ
(ステップ13)、その後、判定手段275にファン制
御手段274からファン273が停止した信号が送られ
ると、ステップ2に示す時刻検知モードに戻る。
【0212】以上の動作により、冷蔵庫1の野菜室7で
発生し野菜の劣化を促進するガス濃度をガス感知センサ
267が測定し、その濃度によりガス除去ユニット27
1に設けられているファン273の制御を行うため野菜
室7内のガス濃度の制御を行うことができる。また、表
示手段22にはガス濃度測定中に例えば『野菜室のガス
濃度測定中』が表示されるため、ガス濃度測定中にユー
ザーが不必要に冷蔵庫の扉を開けるのを防止することが
でき、常に最新の野菜室7の情報をユーザーに提供でき
ることが可能になる。
【0213】(実施の形態43)図104は、本発明の
実施の形態43による冷蔵庫及び要部の構成図、図10
5は、同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図106は同実施形態の動作を示すフローチャート
である。277は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス
感知センサ、278は年月日及び時刻を検知する時刻検
知手段、279は時刻検知手段278の信号を受けてガ
ス感知センサ277への通電を制御する通電制御手段、
280はガス感知センサ277からの出力信号を受け演
算を行う出力演算手段である。281は前記出力演算手
段280の演算結果を受けて野菜室7の青果物の保存状
態を判断する判定手段、282は冷蔵庫1の冷蔵室6の
ドアに設けられた表示手段であり、判定手段281によ
りその表示は制御される。
【0214】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図106のフローチャートを参照にして説
明する。冷蔵庫1のプラグを電源コンセントに入れるこ
とにより冷蔵庫1に初めて電源が投入されると、ステッ
プ2に示す様に時刻検知手段278が所定時間毎例えば
1分毎にその時点の日時及び時刻をチェックする。その
後ステップ4に示す様に通電制御手段279はガス感知
センサ277に通常のガス濃度測定の時よりも高い電圧
で通電を行う(ステップ4)。この時、ガス感知センサ
277はそれに合わせての出力値を出力演算手段280
に送信する。出力演算手段280は受信した出力値に対
し平均等の演算を行い、この値を判定手段281に送る
(ステップ6)。判定手段281は表示手段282に対
し青果物の保存状態表示までの残り時間を送信し(ステ
ップ7)、表示手段282は前記時間をリアルタイムに
表示する(ステップ8)。その後、時刻検知手段278
が所定時間毎例えば1分毎にその時点の日時及び時刻を
チェックする。青果物の保存状態表示時刻の所定時間前
になると、ステップ10に示す様に通電制御手段279
はガス感知センサ277に通電を行い、ガス感知センサ
277の出力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度
測定が開始される。この時、ガス感知センサ277は所
定時間毎にその出力値を出力演算手段280に送信す
る。出力演算手段280は所定時間の間ガス感知センサ
277の出力値を収集し、前記所定時間の間に収集した
ガス感知センサ277の出力値に対しこれらの平均値の
算出等の演算を行う(ステップ11)。その後、出力演
算手段280は通電制御手段279に信号を送りガス感
知センサ277への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段281に送信し(ステップ12)、判定手
段281はこの信号より青果物の保存状態を判断し、表
示手段282に青果物の保存状態を表示させた(ステッ
プ13)後、ステップ2に示す時刻検知モードに戻る。
尚、青果物の保存状態の表示までの過程においては、表
示手段282は所定時間毎に青果物の保存状態の表示ま
での残り時間の表示を行う(ステップ14)。
【0215】以上の動作により、冷蔵庫1のプラグを電
源コンセントに入れる時には所定時間の間前記前記野菜
室7内の貯蔵青果物の保存状態を表示する表示手段28
2には青果物の保存状態を表示しないものであり、青果
物の保存状態を表示までの時間を有するため、この間に
例えば前記した様にガス感知センサ277に通常のガス
濃度測定の時よりも高い電圧で通電を行うことにより倉
庫等の保管時にガス感知センサ277の感応体に吸着し
ている水分を除去しガス感知センサ277の出力値の安
定を図る等の動作を行うことができる等の動作を行う時
間を確保できる効果が得られる。尚、ここでは、ガス感
知センサ277のヒータ温度を高くするとして説明を行
ったが、前記した様にこの時間内においては、任意の動
作を行うことができる。
【0216】(実施の形態44)図107は、本発明の
実施の形態44による冷蔵庫及び要部の構成図、図10
8は、同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図109は同実施形態の動作を示すフローチャート
である。283は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス
感知センサ、284は年月日及び時刻を検知する時刻検
知手段、285は時刻検知手段284の信号を受けてガ
ス感知センサ283への通電を制御する通電制御手段、
286はガス感知センサ283からの出力信号を受け演
算を行う出力演算手段である。287は前記出力演算手
段286の演算結果を受けて野菜室7の青果物の保存状
態を判断する判定手段、288は冷蔵庫1の冷蔵室6の
ドアに設けられた表示手段であり、判定手段287によ
りその表示は制御される。
【0217】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図109のフローチャートを参照にして説
明する。冷蔵庫1のプラグを電源コンセントに入れるこ
とにより冷蔵庫1に初めて電源が投入されると、ステッ
プ2に示す様に時刻検知手段284が所定時間毎例えば
1分毎にその時点の日時及び時刻をチェックする。その
後ステップ4に示す様に通電制御手段285はガス感知
センサ283に通常のガス濃度測定の時よりも高い電圧
で通電を行う(ステップ4)。この時、ガス感知センサ
283はそれに合わせての出力値を出力演算手段286
に送信する。出力演算手段286は受信した出力値に対
し平均等の演算を行い、この値を判定手段287に送る
(ステップ6)。判定手段287は表示手段288に対
し青果物の保存状態表示までの残り時間を送信し(ステ
ップ7)、表示手段288は前記時間をリアルタイムに
表示する(ステップ8)。その後、時刻検知手段284
が所定時間毎例えば1分毎にその時点の日時及び時刻を
チェックする。青果物の保存状態表示時刻の所定時間前
になると、ステップ10に示す様に通電制御手段285
はガス感知センサ283に通電を行い、ガス感知センサ
283の出力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度
測定が開始される。この時、ガス感知センサ283は所
定時間毎にその出力値を出力演算手段286に送信す
る。出力演算手段286は所定時間の間ガス感知センサ
283の出力値を収集し、前記所定時間の間に収集した
ガス感知センサ283の出力値に対しこれらの平均値の
算出等の演算を行う(ステップ11)。その後、出力演
算手段286は通電制御手段285に信号を送りガス感
知センサ283への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段287に送信し(ステップ12)、判定手
段287はこの信号より青果物の保存状態を判断し、表
示手段288に青果物の保存状態を表示させた(ステッ
プ13)後、ステップ2に示す時刻検知モードに戻る。
尚、青果物の保存状態の表示までの過程においては、表
示手段288は所定時間毎に青果物の保存状態の表示ま
での残り時間の表示を行う(ステップ14)。
【0218】以上の動作により、前記表示手段288に
は、青果物の保存状態表示までの時間を表示することが
できるため、これによりユーザーに青果物の保存状態を
いつ表示するかを知らせると共にガス感知センサ283
に故障等のトラブルがないことを知らしめることができ
る効果が得られる。
【0219】(実施の形態45)図110は、本発明の
実施の形態45による冷蔵庫及び要部の構成図、図11
1は、同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図112は同実施形態の動作を示すフローチャート
である。289は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス
感知センサ、290は年月日及び時刻を検知する時刻検
知手段、291は時刻検知手段290の信号を受けてガ
ス感知センサ289への通電を制御する通電制御手段、
292はガス感知センサ289からの出力信号を受け演
算を行う出力演算手段である。293は前記出力演算手
段292の演算結果を受けて野菜室7の青果物の保存状
態を判断する判定手段、294は冷蔵庫1の冷蔵室6の
ドアに設けられた表示手段であり、判定手段293によ
りその表示は制御される。
【0220】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図112のフローチャートを参照にして説
明する。冷蔵庫1のプラグを電源コンセントに入れるこ
とにより冷蔵庫1に初めて電源が投入されると、ステッ
プ2に示す様に時刻検知手段284が所定時間毎例えば
1分毎にその時点の日時及び時刻をチェックする。その
後ステップ4に示す様に通電制御手段291はガス感知
センサ289に通常のガス濃度測定の時よりも高い電圧
で通電を行う(ステップ4)。この時、ガス感知センサ
289はそれに合わせての出力値を出力演算手段292
に送信する。出力演算手段292は受信した出力値に対
し平均等の演算を行い、この値を判定手段293に送る
(ステップ6)。判定手段293は表示手段294に対
し青果物の保存状態表示までの残り時間を送信し(ステ
ップ7)、表示手段294は前記時間をリアルタイムに
表示する(ステップ8)。その後、時刻検知手段290
が所定時間毎例えば1分毎にその時点の日時及び時刻を
チェックする。青果物の保存状態表示時刻の所定時間前
になると、ステップ10に示す様に通電制御手段291
はガス感知センサ289に通電を行い、ガス感知センサ
289の出力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度
測定が開始される。この時、ガス感知センサ289は所
定時間毎にその出力値を出力演算手段292に送信す
る。出力演算手段292は所定時間の間ガス感知センサ
289の出力値を収集し、前記所定時間の間に収集した
ガス感知センサ289の出力値に対しこれらの平均値の
算出等の演算を行う(ステップ11)。その後、出力演
算手段292は通電制御手段291に信号を送りガス感
知センサ289への通電を停止させると共に、前記演算
値を判定手段293に送信し(ステップ12)、判定手
段287はこの信号より青果物の保存状態を判断し、表
示手段294に青果物の保存状態を表示させた(ステッ
プ13)後、ステップ2に示す時刻検知モードに戻る。
尚、青果物の保存状態の表示までの過程においては、表
示手段294は所定時間毎に青果物の保存状態の表示ま
での残り時間の表示を行う(ステップ14)。
【0221】以上の動作により、コンセント投入時に
は、ヒータを所定時間の間ガス感知センサ289でのガ
ス濃度測定時の温度より高い温度になるように通電する
ものであり、倉庫等での保管時にガス感知センサ289
に吸着している水分を除去しガス感知センサ289のガ
ス濃度測定時の安定を図ることができる効果が得られ
る。
【0222】更に、この時点で水分を除去することによ
りガス感知センサ289の感応体との反応による水酸基
の生成を抑えることにより、ガス感知センサ289の劣
化を防止することができる効果が得られる。
【0223】(実施の形態46)図113は、本発明の
実施の形態46による冷蔵庫の構成図、図114は同実
施の形態による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
115は同実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。295は野菜室7に設けられたガス感知センサ29
6の温度を検知する温度検知手段、297は年月日及び
時刻を検知する時刻検知手段、298は温度検知手段2
95の信号よりガス感知センサ296の温度を制御する
通電制御手段である。299はガス感知センサ296か
らの出力信号を受け演算を行う出力演算手段である。3
00は前記出力演算手段299の演算結果を受けて野菜
室7の青果物の保存状態を判断する判定手段、301は
冷蔵庫1の冷蔵室6のドアに設けられた表示手段であ
り、判定手段300によりその表示は制御される。
【0224】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図115のフローチャートを参照して説明
する。
【0225】冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ
2に示す様に時刻検知手段296が所定時間毎例えば1
分毎にその時点の日時及び時刻をチェックする。所定時
刻になるとステップ4に示す様に通電制御手段298は
ガス感知センサ296に通電を行い、ガス感知センサ2
96の出力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測
定が開始される。この時、ガス感知センサ296は所定
時間毎にその出力値を出力演算手段299に送信する
(ステップ5)。出力演算手段299は所定時間の間ガ
ス感知センサ296の出力値を収集し、前記所定時間の
間に収集したガス感知センサ296の出力値に対しこれ
らの平均値の算出等の演算を行い(ステップ6)、前記
演算値を判定手段300に送信する(ステップ7)。続
いて、判定手段300は送信されたデータより野菜室7
に保管されている青果物の保存状態を表示手段301に
表示させる(ステップ8)。その後、温度検知手段29
5はガス感知センサ296の温度を検知し、その温度値
を通電制御手段298に送信する。
【0226】通電制御手段298はガス感知センサ29
6の温度がガス濃度測定時の温度より高い所定温度にな
るように温度検知手段295のデータを受けながら通電
量の制御を行う(ステップ9)。ガス感知センサ296
の温度が所定値に到達すると、時刻検知手段297は時
間のチェックを開始し(ステップ10)、所定時間が経
過すると、このデータを通電制御手段298に送信する
(ステップ12)。これを受けた通電制御手段298
は、ガス感知センサ296への通電を停止する(ステッ
プ13)。その後ステップ2に示す時刻検知モードに戻
る。
【0227】以上の動作により、所定時間の間ガス感知
センサ296の温度をガス感知センサ296でのガス濃
度測定時の温度より高い温度になるように通電できるた
め、ガス感知センサ296と水分が反応して水酸基を生
成しガス感知センサ296の感度が劣化することを抑え
ることができる効果が得られる。
【0228】(実施の形態47)図116は、本発明の
実施の形態46による冷蔵庫の構成図、図117は同実
施の形態による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
118は同実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。302は野菜室7に設けられたガス感知センサ30
3の温度を検知する温度検知手段、304は年月日及び
時刻を検知する時刻検知手段、305は温度検知手段3
02の信号よりガス感知センサ303の温度を制御する
通電制御手段である。306はガス感知センサ303か
らの出力信号を受け演算を行う出力演算手段である。3
07は前記出力演算手段306の演算結果を受けて野菜
室7の青果物の保存状態を判断する判定手段、308は
冷蔵庫1の冷蔵室6のドアに設けられた表示手段であ
り、判定手段307によりその表示は制御される。
【0229】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図118のフローチャートを参照して説明
する。
【0230】冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ
2に示す様に時刻検知手段303が所定時間毎例えば1
分毎にその時点の日時及び時刻をチェックする。所定時
刻になるとステップ4に示す様に通電制御手段305は
ガス感知センサ303に通電を行い、ガス感知センサ3
03の出力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測
定が開始される。この時、ガス感知センサ303は所定
時間毎にその出力値を出力演算手段306に送信する
(ステップ5)。出力演算手段306は所定時間の間ガ
ス感知センサ303の出力値を収集し、前記所定時間の
間に収集したガス感知センサ303の出力値に対しこれ
らの平均値の算出等の演算を行い(ステップ6)、前記
演算値を判定手段307に送信する(ステップ7)。続
いて、判定手段307は送信されたデータより野菜室7
に保管されている青果物の保存状態を表示手段308に
表示させる(ステップ8)。その後、温度検知手段30
2はガス感知センサ303の温度を検知し、その温度値
を通電制御手段305に送信する。通電制御手段305
はガス感知センサ303の温度がガス濃度測定時の温度
より高い所定温度になるように温度検知手段302のデ
ータを受けながら通電量の制御を行う(ステップ9)。
この時、通電制御手段305は冷蔵庫1のプラグが電源
コンセントに接続されてからの積算時間を別途計測して
いる時刻検知手段304よりの信号を受け、この積算時
間に対応する通電時間を算出する(ステップ9a)して
おく。ガス感知センサ303の温度が所定値に到達する
と、時刻検知手段304は時間のチェックを開始し(ス
テップ10)、前記積算時間に対する通電時間が経過す
ると、このデータを通電制御手段305に送信する(ス
テップ12)。これを受けた通電制御手段305は、ガ
ス感知センサ303への通電を停止する(ステップ1
3)。その後ステップ2に示す時刻検知モードに戻る。
【0231】以上の動作により、所定時間の間ガス感知
センサ303の温度をガス感知センサ303でのガス濃
度測定時の温度より高い温度になると共に冷蔵庫1の積
算の通電時間に合わせてその通電時間をより長くできる
ものであり、ガス感知センサ303と水分が反応して水
酸基を生成しガス感知センサ303の感度が劣化するこ
とを抑えることができる効果が得られると共に、ガス感
知センサ303は劣化するに従い水分と反応しやすくな
るため、これによるガス感知センサ303の更なる劣化
を抑えることができる作用を有する。
【0232】(実施の形態48)図119は、本発明の
実施の形態48による冷蔵庫の構成図、図120は同実
施の形態による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
121は同実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。309は野菜室7に設けられたガス感知センサ31
0の温度を検知する温度検知手段、311は年月日及び
時刻を検知する時刻検知手段、312は温度検知手段3
09の信号よりガス感知センサ310の温度を制御する
通電制御手段である。313はガス感知センサ310か
らの出力信号を受け演算を行う出力演算手段である。3
14は前記出力演算手段313の演算結果を受けて野菜
室7の青果物の保存状態を判断する判定手段、315は
冷蔵庫1の冷蔵室6のドアに設けられた表示手段であ
り、判定手段314によりその表示は制御される。
【0233】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図121のフローチャートを参照して説明
する。
【0234】冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ
2に示す様に時刻検知手段311が所定時間毎例えば1
分毎にその時点の日時及び時刻をチェックする。所定時
刻になるとステップ4に示す様に通電制御手段312は
ガス感知センサ310に通電を行い、ガス感知センサ3
10の出力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測
定が開始される。この時、ガス感知センサ310は所定
時間毎にその出力値を出力演算手段313に送信する
(ステップ5)。出力演算手段313は所定時間の間ガ
ス感知センサ310の出力値を収集し、前記所定時間の
間に収集したガス感知センサ310の出力値に対しこれ
らの平均値の算出等の演算を行い(ステップ6)、前記
演算値を判定手段314に送信する(ステップ7)。続
いて、判定手段314は送信されたデータより野菜室7
に保管されている青果物の保存状態を表示手段315に
表示させる(ステップ8)。その後、温度検知手段30
9はガス感知センサ310の温度を検知し、その温度値
を通電制御手段312に送信する。通電制御手段312
はガス感知センサ310の温度がガス濃度測定時の温度
より高い所定温度になるように温度検知手段309のデ
ータを受けながら通電量の制御を行う(ステップ9)。
ガス感知センサ310の温度が所定値に到達すると、時
刻検知手段311は時間のチェックを開始し(ステップ
10)、所定時間が経過すると、このデータを通電制御
手段312に送信する(ステップ12)。これを受けた
通電制御手段312は、ガス感知センサ310への通電
を停止する(ステップ13)。その後ステップ2に示す
時刻検知モードに戻る。
【0235】以上の動作により、ガス濃度測定後に必ず
1回所定時間の間ガス感知センサ310の温度をガス感
知センサ310でのガス濃度測定時の温度より高い温度
になるように通電できるため、ガス感知センサ310と
水分が反応して水酸基を生成しガス感知センサ310の
感度が劣化することを抑えることができる効果が得られ
る。
【0236】(実施の形態49)図122は、本発明の
実施の形態49による冷蔵庫の構成図、図123は同実
施の形態による冷蔵庫の要部を示す機能ブロック図、図
124は同実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。316は野菜室7に設けられたガス感知センサ31
7の温度を検知する温度検知手段、318は年月日及び
時刻を検知する時刻検知手段、319は温度検知手段3
16の信号よりガス感知センサ317の温度を制御する
通電制御手段である。320はガス感知センサ317か
らの出力信号を受け演算を行う出力演算手段である。3
21は前記出力演算手段320の演算結果を受けて野菜
室7の青果物の保存状態を判断する判定手段、322は
冷蔵庫1の冷蔵室6のドアに設けられた表示手段であ
り、判定手段321によりその表示は制御される。ま
た、323はガス濃度測定回数をチェックするガス濃度
測定回数チェック手段である。
【0237】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図124のフローチャートを参照して説明
する。
【0238】冷蔵庫1に電源が投入されると、ステップ
2に示す様に時刻検知手段318が所定時間毎例えば1
分毎にその時点の日時及び時刻をチェックする。所定時
刻になるとステップ4に示す様に通電制御手段319は
ガス感知センサ317に通電を行い、ガス感知センサ3
17の出力の安定性を確認し、冷蔵庫1内のガス濃度測
定が開始される。この時、ガス感知センサ317は所定
時間毎にその出力値を出力演算手段320に送信する
(ステップ5)。出力演算手段320は所定時間の間ガ
ス感知センサ317の出力値を収集し、前記所定時間の
間に収集したガス感知センサ317の出力値に対しこれ
らの平均値の算出等の演算を行い(ステップ6)、前記
演算値を判定手段321に送信し(ステップ7)、ガス
濃度測定回数チェック手段323がガス濃度測定回数を
チェックする(ステップ8)。続いて、判定手段321
は送信されたデータより野菜室7に保管されている青果
物の保存状態を表示手段322に表示させる(ステップ
9)。その後、判定手段321ガス感知センサ317に
対し行われた通電の回数を所定回数で割る(ステップ1
0)。この値が整数であれば温度検知手段316はガス
感知センサ317の温度を検知し、その温度値を通電制
御手段319に送信し、通電制御手段319はガス感知
センサ317の温度がガス濃度測定時の温度より高い所
定温度になるように温度検知手段316のデータを受け
ながら通電量の制御を行う(ステップ11)。ガス感知
センサ317の温度が所定値に到達すると、時刻検知手
段318は時間のチェックを開始する(ステップ1
3)。所定時間が経過すると、このデータを通電制御手
段319に送信する(ステップ15)し、これを受けた
通電制御手段319は、ガス感知センサ317への通電
を停止する(ステップ16)。その後ステップ2に示す
時刻検知モードに戻る。また、前記ステップ10での前
記割算の値が整数でない場合は、ステップ9に戻ること
になる。
【0239】以上の動作により、ガス濃度測定後に所定
回数に1度、所定時間の間ガス感知センサ317の温度
をガス感知センサ317でのガス濃度測定時の温度より
高い温度になるように通電できるため、ガス感知センサ
317と水分が反応して水酸基を生成しガス感知センサ
317の感度が劣化することを抑えることができる効果
が得られる。また、必要以上に加熱を行うことなくガス
感知センサに付着した水分を除去できると共に、省エネ
も図れる効果が得られる。
【0240】(実施の形態50)図125は、本発明の
実施の形態50による冷蔵庫及び要部の構成図、図12
6は、同実施の形態の冷蔵庫の要部を示す機能ブロック
図、図127は同実施形態の動作を示すフローチャート
である。324は野菜室7内のガス濃度測定を行うガス
感知センサ、325は年月日及び時刻を検知する時刻検
知手段、326は時刻検知手段325の信号を受けてガ
ス感知センサ324への通電を制御する通電制御手段、
327はガス感知センサ324からの出力信号を受け演
算を行う出力演算手段である。328は前記出力演算手
段327の演算結果を受けて野菜室7の青果物の保存状
態を判断する判定手段、329は冷蔵庫1の冷蔵室6の
ドアに設けられた表示手段であり、判定手段328によ
りその表示は制御される。
【0241】以上の様に構成された冷蔵庫について、以
下その動作を図127のフローチャートを参照にして説
明する。冷蔵庫1のプラグを電源コンセントに入れるこ
とにより冷蔵庫1に初めて電源が投入されると、時刻検
知手段325は冷蔵庫1の生産時点から通電までの保管
期間をチェックを行い(ステップ2)、前記保管期間よ
り、ガス感知センサ324の加熱時間を決定する(ステ
ップ3)と共に所定時間毎例えば1分毎にその時点の日
時及び時刻をチェックする(ステップ4)。前記期間を
チェックする方法としては、例えば冷蔵庫1の製造され
通電状態での検査の時点においてその月日を記憶し、電
源投入時にその時点の月日を確認すると共に製造から電
源投入までの期間の計算を行う方法がある。所定時刻に
なるとステップ6に示す様に通電制御手段326はガス
感知センサ324に通常のガス濃度測定の時よりも高い
電圧で通電を行う。この時、ガス感知センサ324はそ
れに合わせての出力値を出力演算手段327に送信する
(ステップ7)。出力演算手段327は受信した出力値
に対し平均等の演算を行い、この値を判定手段328に
送る(ステップ8)。判定手段328は表示手段329
に対し青果物の保存状態表示までの残り時間を送信し
(ステップ9)、表示手段329は前記時間をリアルタ
イムに表示する(ステップ10)。その後、時刻検知手
段325が所定時間毎例えば1分毎にその時点の日時及
び時刻をチェックする。青果物の保存状態表示時刻の所
定時間前になると、ステップ12に示す様に通電制御手
段329はガス感知センサ324に通電を行い、ガス感
知センサ324の出力の安定性を確認し、冷蔵庫1内の
ガス濃度測定が開始される。この時、ガス感知センサ3
24は所定時間毎にその出力値を出力演算手段327に
送信する(ステップ13)。出力演算手段327は所定
時間の間ガス感知センサ324の出力値を収集し、前記
所定時間の間に収集したガス感知センサ324の出力値
に対しこれらの平均値の算出等の演算を行う(ステップ
14)。その後、出力演算手段327は通電制御手段3
26に信号を送り(ステップ15)、ガス感知センサ3
24への通電を停止させると共に、前記演算値を判定手
段328に送信し(ステップ12)、判定手段328は
この信号より青果物の保存状態を判断し、表示手段32
9に青果物の保存状態を表示させた(ステップ16)
後、ステップ2に示す時刻検知モードに戻る。尚、青果
物の保存状態の表示までの過程においては、表示手段3
29は所定時間毎に青果物の保存状態の表示までの残り
時間の表示を行う(ステップ17)。
【0242】以上の動作により、コンセント投入時に
は、ヒータを所定時間の間ガス感知センサ324でのガ
ス濃度測定時の温度より高い温度でかつその倉庫等での
保管期間に合わせて通電時間を変更するものであり、倉
庫等での保管時にガス感知センサ324に吸着している
水分を完全に除去しガス感知センサ324のガス濃度測
定時の安定を図ると共にガス感知センサの寿命を延ばす
ことができる効果も得られる。
【0243】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、野菜、果物等の青果物を貯蔵して保存する野菜室
と、前記野菜室内に設けて前記野菜室内の貯蔵青果物よ
り発生するガス成分において、エチレン、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、アセトアルデヒド、ジメチル
サルファイド、ジメチルジサルファイド、メチルメルカ
プタン、アンモニアの濃度の変化を感知するガス感知セ
ンサと、前記ガス感知センサの電気的出力に基づいて前
記野菜室内の貯蔵青果物の保存状態を判定する判定手段
と、前記判定手段からの信号により前記野菜室内の貯蔵
青果物の保存状態を表示する表示手段を設けものであ
り、表示手段で野菜室内の貯蔵青果物の保存状態を確認
できるため、収納青果物を野菜室の奥で腐らせることな
く保存管理ができる。
【0244】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、ガス感知センサは、半導体式ガ
スセンサで構成され、前記ガスセンサ内のヒータに対し
直列または並列に抵抗体を設けたものであり、前記抵抗
体の抵抗値を調整することにより、入力電圧が例えば5
V一定の場合でもヒータ抵抗値がばらついてもこの抵抗
体によりヒータにかかる電圧を調整できるため、ヒータ
の温度を一定にすることができる。また、入力電圧は所
定値としているが、この抵抗体を使用することにより入
力電圧を任意の値で使用することができる。
【0245】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の発明において、ガス感知センサ
は、半導体式ガスセンサで構成され、前記ガスセンサ内
の感応体と出力電圧を取り出す固定抵抗の回路に更に抵
抗体を設けたものであり、長期間の使用において感応体
の抵抗値が高くなってもこの抵抗により出力電圧の変化
を少なくすることができる。
【0246】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
から請求項4のいずれか一項に記載の発明において、ガ
ス感知センサは、半導体式ガスセンサで構成され前記ガ
スセンサ内のヒータ発熱温度を時間に対し変更可能な温
度制御手段を設けたものであり、必要時以外はヒータ温
度を下げておくことによりヒータの寿命を長く保つとと
もに省エネを図ることができる。
【0247】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、ガス感知センサは、半導体式ガ
スセンサで構成され、前記ガスセンサ内のヒータ発熱温
度を積算の通電時間に対し最適温度に近づける温度制御
手段を設けたものであり、経時的にガスセンサの出力値
が低下してもヒータ温度を最適値に近づけることにより
出力値の低下を押さえることができる。
【0248】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、ガス感知センサは、半導体式ガ
スセンサで構成され、積算の通電時間をパラメータとし
た値を出力値と演算するセンサ出力算出手段を設けたも
のであり、経時的にガスセンサの出力値が低下してもそ
の出力値を積算の通電時間をパラメータとした値を出力
値と演算するセンサ出力算出手段により出力値の低下を
補正できるという作用を有する。
【0249】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、ガス感知センサは、半導体式ガ
スセンサで構成され、前記ガスセンサ内のヒータ発熱温
度をセンサ劣化検知手段の信号に基づいて変化させる温
度制御手段を設けたものであり、センサの劣化レベルに
合わせてヒータ温度を制御することにより出力値の低下
を精度良く抑えることができる。
【0250】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、ガス感知センサは、半導体式ガ
スセンサで構成され、センサ劣化検知手段の信号に基づ
いて出力値と演算するセンサ出力算出手段を設けたもの
であり、センサの劣化レベルに応じて出力値を補正する
ことにより出力値を精度よく補正できるという作用を有
する。
【0251】また、請求項9に記載の発明は、請求項7
または請求項8に記載の発明において、前記センサ劣化
検知手段はヒータオフ時のセンサの出力値により算出す
るものであり、簡単に精度良くセンサの劣化レベルを判
断できるという作用を有する。
【0252】また、請求項10に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサ内のヒータ及
び感応体への通電を同時に断続とする通電制御手段を設
けたものであり、必要時以外はセンサの感応体及びヒー
タへの通電を停止することにより感応体・ヒータの寿命
を長く保つとともに省エネを図ることができる。
【0253】また、請求項11に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサ内のヒータ及
び感応体への通電を断続としかつヒータへの通電開始が
感応体への通電開始より所定時間早くなる通電制御手段
を設けたものであり、必要時以外はセンサの感応体及び
ヒータへの通電を停止することにより感応体・ヒータの
寿命を長く保つとともに省エネを図ることができると共
にヒータ温度が十分に高くなった時点で感応体に通電す
るため測定精度の向上を図ることができる。
【0254】また、請求項12に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、出力チェック中あるいは出力
チェックの所定時間前にドア開閉が行われた場合、ガス
感知センサの出力データを採用せず、所定時間経過後に
再度出力チェックを開始するセンサ出力制御手段を設け
たものであり、測定データの精度向上を図ることができ
る。
【0255】また、請求項13に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、毎日複数の所定時刻にガス感
知センサが出力チェックを開始するセンサ出力制御手段
を設けたものであり、測定時等にドアが開けられると出
力チェックはキャンセルされるため、1日に複数回出力
チェックを行う事により野菜の状態を正確に表示するこ
とができる。
【0256】また、請求項14に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサの出力チェッ
クが完了するとを翌日の出力チェック監視時刻まで出力
チェックを行わないセンサ出力制御手段を設けたもので
あり、必要以外チェックを行わないことにより省エネを
図ることができる。
【0257】また、請求項15に記載の発明は、請求項
12から請求項14のいずれか一項に記載の発明におい
て、前記出力チェックの開始時刻が午前0から午前5時
までの間とするものであり、この時刻はドア開閉がもっ
とも少ない時間であるため出力チェックのドア開閉によ
る出力チェックのキャンセルの確率が最も少なくなる。
【0258】また、請求項16に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、野菜室、冷蔵室、冷凍室等の
ドアの中でどのドアが開いたかを検知するドア検知手段
及びガス濃度測定がドア開閉がなく完了したかどうかを
判断すると共に開閉したドアの種類によりガス濃度測定
開始までの時間を決定するセンサ出力制御手段を設けた
ものであり、開かれたドアの種類により素早く次の測定
開始時間を設定し、ガス濃度測定を行えることができる
効果が得られる。
【0259】また、請求項17に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、野菜室、冷蔵室、冷凍室等の
ドアの中でどのドアが開いたかを検知するドア検知手段
及びガス濃度測定がドア開閉がなく完了したかどうかを
判断すると共に開閉したドアの開放時間によりガス濃度
測定開始までの時間を決定するセンサ出力制御手段を設
けたものであり、ドアの開放時間により素早く次の測定
開始時間を精度良く設定し、ガス濃度測定を行えること
ができる効果が得られる。
【0260】また、請求項18に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、野菜室、冷蔵室、冷凍室等の
ドアの中でどのドアが開いたかを検知するドア検知手段
及びガス濃度測定がドア開閉がなく完了したかどうかを
判断すると共に開閉したドアの種類及び開放時間により
ガス濃度測定開始までの時間を決定するセンサ出力制御
手段を設けたものであり、開かれたドアの種類及び開放
時間により素早く次の測定開始時間をより精度良く設定
し、効率よくガス濃度測定を行えることができる効果が
得られまた、請求項19に記載の発明は、請求項1に記
載の発明において、ガス感知センサの出力を所定時間収
集を行い、この所定時間に対し所定時間毎に出力値を取
り込むと共に取り込まれた出力値の最大値と最小値の平
均値をガス感知センサの出力値として前記判定手段に送
信する出力演算手段を設けたものであり、この演算によ
り出力値を1つに固定できるため冷蔵庫内の野菜の状態
を判定しやすくなると共に演算に使用するメモリ、負荷
が小さくてできる効果が得られる。
【0261】また、請求項20に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサの出力を所定
時間収集を行い、この所定時間に対し所定時間毎に出力
値を取り込むと共に取り込まれた出力値の平均値をガス
感知センサの出力値として前記判定手段に送信する出力
演算手段を設けたものであり、この演算により出力値が
1つに固定できるため冷蔵庫内の野菜の状態を判定しや
すくなると共に、センサの出力の平均値より出力値は決
定されているため出力値の精度向上を図ることができ
る。
【0262】また、請求項21に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサの出力を所定
時間収集を行い、この所定時間に対し所定時間毎に出力
値を取り込むと共に取り込まれた出力値に対し、最大値
・最小値及びこれらの値に近い順より所定個数の出力値
を除いて残りを平均しこれをガス感知センサの出力値と
して前記判定手段に送信する出力演算手段を設けたもの
であり、この演算により出力値が1つに固定できるため
冷蔵庫内の野菜の状態を判定しやすくなる。また、この
出力値は出力演算手段へ送信される出力のより最大値・
最小値及びこれらの値に近い順より所定個数の出力を除
いて残りを平均することにより決定されているため出力
値の大幅な精度向上を図ることができる。
【0263】また、請求項22に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサの出力は所定
時間収集を行い、この所定時間に対し所定個数に分割し
この所定個数毎で出力の平均値を算出すると共に前記平
均値の大きい方及び小さい方より所定個数を除き、残り
を平均しその値をガス感知センサの出力値とする出力演
算手段を設けたものであり、バラツキの大きいデータを
削除することができるため測定精度の向上を図ることが
できる。
【0264】また、請求項23に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサの出力は野菜
室内に設けられ温度を検知する温度検知手段からの信号
に基づいて補正を行う出力演算手段を設けたものであ
り、温度の影響をキャンセルできるため測定精度の向上
を図ることができる。
【0265】また、請求項24に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサの出力は野菜
室内に設けられ湿度を検知する湿度検知手段からの信号
に基づいて補正を行う出力演算手段を設けたものであ
り、湿度の影響をキャンセルできるため測定精度の向上
を図ることができる。
【0266】また、請求項25に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサの出力は野菜
室内に設けられ温度を検知する温度検知手段と湿度を検
知する湿度検知手段からの信号に基づいて補正を行う出
力演算手段を設けたものであり、温度と湿度の影響をキ
ャンセルできるため測定精度の向上を図ることができ
る。
【0267】また、請求項26に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサの出力により
作動するガス吸着剤及びファンよりなるガス除去ユニッ
トを野菜室に設けたものであり、野菜室で発生し野菜の
劣化を促進するガスの除去をガス感知センサでのガス濃
度値と連動して行える。
【0268】また、請求項27に記載の発明は、請求項
26に記載の発明においてガス感知センサの出力により
ファンの作動時間を制御するものであり、野菜室で発生
し野菜の劣化を促進するガスの除去をガス感知センサで
のガス濃度値と連動して行えると共に、ガス濃度の高低
によりファンの作動時間を変えることができることによ
り吸着剤に導入できる野菜を劣化させるガスを含む空気
量を変えれるため、野菜室内のガス濃度を所定値以下に
保つことができる。
【0269】また、請求項28に記載の発明は、請求項
26に記載の発明においてガス感知センサの出力により
ファンの回転数を制御するものであり、野菜室で発生し
野菜の劣化を促進するガスの除去をガス感知センサでの
ガス濃度値と連動して行えると共に、ガス濃度の高低に
よりファンの回転数を変えることができることにより吸
着剤に導入できる野菜を劣化させるガスを含む空気量を
変えれるため、野菜室内のガス濃度を所定値以下に保つ
ことができる作用を有する。更に、ファン回転数を変え
れるため、ガス濃度が高い場合でも、短時間で所定値い
かに保持することができる。
【0270】また、請求項29に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサの出力により
作動するファンを野菜室内の野菜ボックスに設けたもの
であり、ガス感知センサの出力により作動するファンを
野菜室に設けたものであり、野菜室で発生し野菜の劣化
を促進するガスの除去をガス感知センサでのガス濃度値
と連動して行えるという作用を有する。また、吸着剤を
含まないため設置スペースが小さくて済むと共にファン
だけのためメンテナンスフリーである。
【0271】また、請求項30に記載の発明は、請求項
29に記載の発明において、ガス感知センサの出力によ
りファンの作動時間を制御するものであり、野菜室で発
生し野菜の劣化を促進するガスの除去をガス感知センサ
でのガス濃度値と連動して行えるという作用を有する。
また、吸着剤を含まないため設置スペースが小さくて済
むと共にファンだけのためメンテナンスフリーである。
更に、ガス濃度の高低によりファンの作動時間を変える
ことができることにより野菜ボックスの外に排出できる
野菜を劣化させるガスを含む空気量を変えれるため、野
菜室内のガス濃度を所定値以下に保つことができる。
【0272】また、請求項31に記載の発明は、請求項
29に記載の発明においてガス感知センサの出力により
ファンの回転数を制御するものであり、野菜室で発生し
野菜の劣化を促進するガスの除去をガス感知センサでの
ガス濃度値と連動して行えるという作用を有する。ま
た、吸着剤を含まないため設置スペースが小さくて済む
と共にファンだけのためメンテナンスフリーである。更
に、ガス濃度の高低によりファンの作動時間を変えるこ
とができることにより野菜ボックスの外に排出できる野
菜を劣化させるガスを含む空気量を変えれるため、野菜
室内のガス濃度を所定値以下に保つことができる。更
に、ファン回転数を変えれるため、ガス濃度が高い場合
でも、短時間で所定値以下に保持することができる。
【0273】また、請求項32に記載の発明は、請求項
29に記載の発明において野菜室の開閉に関わらずファ
ンの作動を行うものであり、野菜室で発生し野菜の劣化
を促進するガスの除去をガス感知センサでのガス濃度値
と連動して行えるという作用を有する。また、吸着剤を
含まないため設置スペースが小さくて済むと共にファン
だけのためメンテナンスフリーであり、ガス感知センサ
が野菜ボックス内のガス濃度が高いと検知した場合には
いつでも野菜ボックスからファンの作動によりガスを排
出することができる。
【0274】また、請求項33に記載の発明は、請求項
29に記載の発明において野菜室の開時のみファンの作
動を行うものであり、野菜室で発生し野菜の劣化を促進
するガスの除去をガス感知センサでのガス濃度値と連動
して行える。また、吸着剤を含まないため設置スペース
が小さくて済むと共にファンだけのためメンテナンスフ
リーであり、野菜室が開けられた時にファンが回転し野
菜ボックス内のガスを冷蔵庫の外に排出することができ
る。
【0275】また、請求項34に記載の発明は、請求項
29に記載の発明において野菜室の開時のみファンの作
動を行うと共に野菜室の閉時にはファンの作用を停止す
るものであり、野菜室で発生し野菜の劣化を促進するガ
スの除去をガス感知センサでのガス濃度値と連動して行
えるという作用を有する。また、吸着剤を含まないため
設置スペースが小さくて済むと共にファンだけのためメ
ンテナンスフリーである作用も有し、野菜室が開けられ
た時のみにファンが回転し閉じられるとファンは停止す
るため野菜ボックス内のガスを効率的に冷蔵庫の外に排
出することができる作用を有する。
【0276】また、請求項35に記載の発明は、請求項
29に記載の発明において野菜室の開時のみファンの作
動を行い、野菜室の閉時にはファンの作用を停止すると
共にこの動作を次のガス濃度測定時まで繰り返すもので
あり、野菜室で発生し野菜の劣化を促進するガスの除去
をガス感知センサでのガス濃度値と連動して行えるとい
う作用を有する。また、吸着剤を含まないため設置スペ
ースが小さくて済むと共にファンだけのためメンテナン
スフリーである作用も有し、野菜室が開けられた時にフ
ァンが回転し閉じられるとファンは停止することを次の
ガス濃度測定まで繰り返すため、野菜ボックス内のガス
を冷蔵庫の外に排出し、その濃度を大幅に低減できる作
用を有する。
【0277】また、請求項36に記載の発明は、請求項
29に記載の発明において野菜室の開時のみファンの作
動を行い、野菜室の閉時にはファンの作用を停止すると
共にこの動作回数をガス濃度測定結果により算出するも
のであり、野菜室で発生し野菜の劣化を促進するガスの
除去をガス感知センサでのガス濃度値と連動して行える
という作用を有する。また、吸着剤を含まないため設置
スペースが小さくて済むと共にファンだけのためメンテ
ナンスフリーである作用も有し、野菜室が開けられた時
にファンが回転し閉じられるとファンは停止する回数を
野菜室のガス濃度により決定するため、必要以上のファ
ンの作動を抑え野菜室の冷気の冷蔵庫外への放出を抑え
ることができる効果が得られる。
【0278】また、請求項37に記載の発明は、請求項
29に記載の発明においてファンを前記野菜ボックスの
圧縮機側に設けたものであり、野菜室で発生し野菜の劣
化を促進するガスの除去をガス感知センサでのガス濃度
値と連動して行えるという作用を有する。また、吸着剤
を含まないため設置スペースが小さくて済むと共にファ
ンだけのためメンテナンスフリーでありに、ファンが圧
縮機側にあるため野菜ボックスへの野菜の出し入れに対
しほとんどじゃまにならないとすることができる。
【0279】また、請求項38に記載の発明は、請求項
29に記載の発明においてファンを前記野菜ボックスの
側面に設けたものであり、野菜室で発生し野菜の劣化を
促進するガスの除去をガス感知センサでのガス濃度値と
連動して行えるという作用を有する。また、吸着剤を含
まないため設置スペースが小さくて済むと共にファンだ
けのためメンテナンスフリーである作用も有り、野菜室
が開けられた時にはファンが側面にあるため野菜ボック
ス内のガスが効率的に冷蔵庫の外に排出できる作用を有
する。
【0280】また、請求項39に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサの出力により
作動するガス吸着剤及びファンよりなるガス除去ユニッ
トとガス感知センサの出力により作動するファンを野菜
室内の野菜ボックスに設けたものであり、野菜室で発生
し野菜の劣化を促進するガスの除去をガス感知センサで
のガス濃度値と連動して行えるという作用を有する。ま
た、野菜室が開けられた時にはファンが側面にあるため
野菜ボックス内のガスが効率的に冷蔵庫の外に排出でき
る作用を有し、野菜室が閉じている時には吸着剤により
前記ガスを除去することができるため効果的なガス除去
効果が得られる。
【0281】また、請求項40に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサの出力により
作動する冷陰極ランプ及び光触媒フィルタよりなる光触
媒ガス除去ユニットを野菜室に設けたものであり、野菜
室で発生し野菜の劣化を促進するガスの除去をガス感知
センサでのガス濃度値と連動して行えると共光触媒を利
用しているメンテナンスフリーである。
【0282】また、請求項41に記載の発明は、請求項
26に記載の発明においてガス感知センサの出力により
作動する冷陰極ランプ及び光触媒フィルタよりよりなる
光触媒ガス除去ユニットを野菜室に設けると共に前記ガ
ス感知センサの出力により冷陰極ランプの作動時間を制
御するものであり、冷蔵庫の野菜室で発生し野菜の劣化
を促進するガス濃度をガス感知センサが測定し、その濃
度によりガス除去ユニットに設けられている冷陰極ラン
プの制御を行うため野菜室内のガス濃度の制御を行うこ
とができる。また、光触媒は野菜室の野菜の劣化を促進
するガスを分解するだけでなくその他の臭気成分を分解
できる効果も得られ、メンテナンスもフリー化できる。
更に、判定手段は野菜室のガス濃度によりガス除去ユニ
ットの冷陰極ランプの作動時間を設定するためガス濃度
を所定値以下に抑えることができる。
【0283】また、請求項42に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサのガス濃度測
定時には、測定中を表示するものであり、ガス濃度測定
時にドアの開閉を抑制する効果を有する。
【0284】また、請求項43に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサは、半導体式
ガスセンサで構成され、コンセント投入時には、所定時
間の間、前記野菜室内の貯蔵青果物の保存状態を表示す
る表示手段には青果物の保存状態を表示しないものであ
り、この所定時間を利用することにより、ガス感知セン
サの初期安定の確保、ガス感知センサよりの水分除去等
に活用できる効果を有する。
【0285】また、請求項44に記載の発明は、請求項
43に記載の発明において、表示手段には、青果物の保
存状態表示までの時間を表示するものであり、ユーザー
にいつ表示するかを知らせ、ガス感知センサに故障等の
トラブルがないことを知らしめる作用を有する。
【0286】また、請求項45に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサは、半導体式
ガスセンサで構成され、コンセント投入時には、ヒータ
を所定時間の間ガス感知センサでのガス濃度測定時の温
度より高い温度になるように通電するものであり、倉庫
等での保管時にガス感知センサに吸着している水分を除
去しガス感知センサの安定を図る作用を有する。
【0287】また、請求項46に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサは、半導体式
ガスセンサで構成され、所定時間の間、ガス感知センサ
温度をガス感知センサでのガス濃度測定時の温度より高
い温度になるように通電するものであり、ガス感知セン
サの使用時に感応体と水分が反応し感度が劣化すること
を抑えることができる作用を有する。
【0288】また、請求項47に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサは、半導体式
ガスセンサで構成され、所定時間の間ガス感知センサ温
度をガス感知センサでのガス濃度測定時の温度より高い
温度になると共に、前記ヒータ加熱時間は積算の通電時
間に対し長くするものであり、ガス感知センサは劣化す
るに従い水分と反応しやすくなるためこれによるガス感
知センサの更なる劣化を抑えることができる作用を有す
る。
【0289】また、請求項48に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサは、半導体式
ガスセンサで構成され、所定時間の間ガス感知センサ温
度をガス感知センサでのガス濃度測定時のガス感知セン
サ温度より高い温度になるように通電すると共にガス濃
度測定毎に前記加熱を行うものであり、ガス感知センサ
をガス濃度測定時より高い温度で加熱できるためガス感
知センサに付着した水分を完全に除去しその寿命を長く
できる作用を有する。
【0290】また、請求項49に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、ガス感知センサは、半導体式
ガスセンサで構成され、所定時間の間ガス感知センサ温
度をガス感知センサでのガス濃度測定時のガス感知セン
サ温度より高い温度になるように通電すると共に所定回
数のガス濃度測定毎に1回前記加熱を行うものであり、
必要以上に加熱を行うことなくガス感知センサに付着し
た水分を除去できると共に、省エネも図れる作用を有す
る。
【0291】また、請求項50に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、生産から使用開始までの期間
を測定する時刻検知手段と前記期間に合わせてコンセン
ト投入時には、ヒータを所定時間の間ガス感知センサで
のガス濃度測定時の温度より高い温度になるように通電
すると共に、前記通電時間は前記期間に合わせて設定す
るものであり、生産から使用開始までの期間が長い冷蔵
庫はガス感知センサが倉庫保管時に多くの水分を吸着し
ており、この水分を加熱時間を長くすることにより完全
に除去できるためガス感知センサの寿命を延ばすことが
できる作用を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の実施の形態1の断面図
【図2】同実施の形態の冷蔵庫の機能ブロック図
【図3】同実施の形態の冷蔵庫の野菜室内における野菜
類劣化度と発生ガス濃度を示す特性図
【図4】本発明による冷蔵庫の実施の形態2のガス感知
センサの断面図
【図5】同実施の形態のガス感知センサの構成図
【図6】本発明による冷蔵庫の実施の形態3のガス感知
センサの構成図
【図7】本発明による冷蔵庫の実施の形態4の機能ブロ
ック図
【図8】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチャ
ート
【図9】本発明による冷蔵庫の実施の形態5の機能ブロ
ック図
【図10】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図11】本発明による冷蔵庫の実施の形態6の機能ブ
ロック図
【図12】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図13】本発明による冷蔵庫の実施の形態7の機能ブ
ロック図
【図14】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図15】本発明による冷蔵庫の実施の形態8の機能ブ
ロック図
【図16】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図17】本発明による冷蔵庫の実施の形態9の機能ブ
ロック図
【図18】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図19】本発明による冷蔵庫の実施の形態10の機能
ブロック図
【図20】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図21】本発明による冷蔵庫の実施の形態11の機能
ブロック図
【図22】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図23】本発明による冷蔵庫の実施の形態12の機能
ブロック図
【図24】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図25】本発明による冷蔵庫の実施の形態13の機能
ブロック図
【図26】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図27】本発明による冷蔵庫の実施の形態14の機能
ブロック図
【図28】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図29】本発明による冷蔵庫の実施の形態15の機能
ブロック図
【図30】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図31】本発明による冷蔵庫の実施の形態16の機能
ブロック図
【図32】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図33】本発明による冷蔵庫の実施の形態17の機能
ブロック図
【図34】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図35】本発明による冷蔵庫の実施の形態18の機能
ブロック図
【図36】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図37】本発明による冷蔵庫の実施の形態19の機能
ブロック図
【図38】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図39】本発明による冷蔵庫の実施の形態20の機能
ブロック図
【図40】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図41】本発明による冷蔵庫の実施の形態21の機能
ブロック図
【図42】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図43】本発明による冷蔵庫の実施の形態22の機能
ブロック図
【図44】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図45】本発明による冷蔵庫の実施の形態23の機能
ブロック図
【図46】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図47】本発明による冷蔵庫の実施の形態24の機能
ブロック図
【図48】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図49】本発明による冷蔵庫の実施の形態25の機能
ブロック図
【図50】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図51】本発明による冷蔵庫の実施の形態26の要部
構成図
【図52】同実施の形態の機能ブロック図
【図53】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図54】本発明による冷蔵庫の実施の形態27の要部
構成図
【図55】同実施の形態の機能ブロック図
【図56】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図57】本発明による冷蔵庫の実施の形態28の要部
構成図
【図58】同実施の形態の機能ブロック図
【図59】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図60】本発明による冷蔵庫の実施の形態29の要部
構成図
【図61】同実施の形態の機能ブロック図
【図62】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図63】本発明による冷蔵庫の実施の形態30の要部
構成図
【図64】同実施の形態の機能ブロック図
【図65】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図66】本発明による冷蔵庫の実施の形態31の要部
構成図
【図67】同実施の形態の機能ブロック図
【図68】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図69】本発明による冷蔵庫の実施の形態32の要部
構成図
【図70】同実施の形態の機能ブロック図
【図71】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図72】本発明による冷蔵庫の実施の形態33の要部
構成図
【図73】同実施の形態の機能ブロック図
【図74】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図75】本発明による冷蔵庫の実施の形態34の要部
構成図
【図76】同実施の形態の機能ブロック図
【図77】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図78】本発明による冷蔵庫の実施の形態35の要部
構成図
【図79】同実施の形態の機能ブロック図
【図80】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図81】本発明による冷蔵庫の実施の形態36の要部
構成図
【図82】同実施の形態の機能ブロック図
【図83】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図84】本発明による冷蔵庫の実施の形態37の要部
構成図
【図85】同実施の形態の機能ブロック図
【図86】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図87】本発明による冷蔵庫の実施の形態38の要部
構成図
【図88】同実施の形態の機能ブロック図
【図89】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図90】本発明による冷蔵庫の実施の形態39の要部
構成図
【図91】同実施の形態の要部構成図
【図92】同実施の形態の機能ブロック図
【図93】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図94】本発明による冷蔵庫の実施の形態40の要部
構成図
【図95】同実施の形態の機能ブロック図
【図96】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図97】本発明による冷蔵庫の実施の形態41の要部
構成図
【図98】同実施の形態の機能ブロック図
【図99】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフローチ
ャート
【図100】本発明による冷蔵庫の実施の形態42の構
成図
【図101】同実施の形態42の要部構成図
【図102】同実施の形態の機能ブロック図
【図103】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフロー
チャート
【図104】本発明による冷蔵庫の実施の形態44の要
部構成図
【図105】同実施の形態の機能ブロック図
【図106】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフロー
チャート
【図107】本発明による冷蔵庫の実施の形態44の要
部構成図
【図108】同実施の形態の機能ブロック図
【図109】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフロー
チャート
【図110】本発明による冷蔵庫の実施の形態45の要
部構成図
【図111】同実施の形態の機能ブロック図
【図112】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフロー
チャート
【図113】本発明による冷蔵庫の実施の形態46の要
部構成図
【図114】同実施の形態の機能ブロック図
【図115】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフロー
チャート
【図116】本発明による冷蔵庫の実施の形態47の要
部構成図
【図117】同実施の形態の機能ブロック図
【図118】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフロー
チャート
【図119】本発明による冷蔵庫の実施の形態47の要
部構成図
【図120】同実施の形態の機能ブロック図
【図121】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフロー
チャート
【図122】本発明による冷蔵庫の実施の形態47の要
部構成図
【図123】同実施の形態の機能ブロック図
【図124】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフロー
チャート
【図125】本発明による冷蔵庫の実施の形態47の要
部構成図
【図126】同実施の形態の機能ブロック図
【図127】同実施の形態の冷蔵庫の動作を示すフロー
チャート
【図128】従来の鮮度管理装置の機能ブロック図
【符号の説明】
1 冷蔵庫 7 野菜室 20,32,37,41,45,48,52,55,6
0,63,70,73,78,83,88,93,9
8,102,106,110,114,119,12
4,130,139,148,157,166,17
3,211,219,228,237,249,25
8,267,277,283,289,296,30
3,310,317,324 ガス感知センサ 21,147 判定手段 22,276,282,288 表示手段 25 感応体 26 ヒータ 30,35 抵抗体 33 感応体 34 固定抵抗 39,43 ヒータ温度制御手段 46,53,101,105,109,113 出力演
算手段 47,51,54 センサ劣化検知手段 50 ヒータ温度制御手段 61,325 時刻検知手段 62 通電制御手段 65,86,91,96 ドア開閉検知手段 68,72,77,82,87,92,97 センサ出
力制御手段 118,128 温度検知手段 123,129 湿度検知手段 135,247 吸着剤 136,145,154,161,170,177,1
84,191,199,207,215,223,23
2,241,248 ファン 137,146,155,164,171,178,1
85,192,200,208,216 ファン制御手
段 162,224,233,242 野菜ボックス 253,262 ガス除去ユニット 254,263 光触媒 255,264 冷陰極ランプ

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 野菜、果物等の青果物を貯蔵して保存す
    る野菜室と、前記野菜室内に設けて前記野菜室内の貯蔵
    青果物より発生するガス成分において、エチレン、メチ
    ルアルコール、エチルアルコール、アセトアルデヒド、
    ジメチルサルファイド、ジメチルジサルファイド、メチ
    ルメルカプタン、アンモニアの濃度の変化を感知するガ
    ス感知センサと、前記ガス感知センサの電気的出力に基
    づいて前記野菜室内の貯蔵青果物の保存状態を判定する
    判定手段と、前記判定手段からの信号により前記野菜室
    内の貯蔵青果物の保存状態を表示する表示手段を設けた
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記ガス感知センサは、半導体式ガスセ
    ンサで構成され、前記ガスセンサ内のヒータに対し直列
    または並列に抵抗体を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記ガス感知センサは、半導体式ガスセ
    ンサで構成され、前記ガスセンサ内の感応体と出力電圧
    を取り出す固定抵抗の回路に更に抵抗体を設けたことを
    特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記ガス感知センサは、半導体式ガスセ
    ンサで構成され、前記ガスセンサ内のヒータ発熱温度を
    時間に対し変更可能な温度制御手段を設けたことを特徴
    とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷
    蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記ガス感知センサは、半導体式ガスセ
    ンサで構成され、前記ガスセンサ内のヒータ発熱温度を
    積算の通電時間に対し最適温度に近づける温度制御手段
    を設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記ガス感知センサは、半導体式ガスセ
    ンサで構成され、積算の通電時間をパラメータとした値
    を出力値と演算するセンサ出力算出手段を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記ガス感知センサは、半導体式ガスセ
    ンサで構成され、前記ガスセンサ内のヒータ発熱温度を
    センサ劣化検知手段の信号に基づいて変化させる温度制
    御手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵
    庫。
  8. 【請求項8】 前記ガス感知センサは、半導体式ガスセ
    ンサで構成され、センサ劣化検知手段の信号に基づいて
    値を出力値と演算するセンサ出力算出手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 前記センサ劣化検知手段はヒータオフ時
    のセンサの出力値により算出することを特徴とする請求
    項7または8に記載の冷蔵庫
  10. 【請求項10】 前記ガス感知センサ内のヒータ及び感
    応体への通電を同時に断続とする通電制御手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  11. 【請求項11】 前記ガス感知センサ内のヒータ及び感
    応体への通電を断続としかつヒータへの通電開始が感応
    体への通電開始より所定時間早くなる通電制御手段を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  12. 【請求項12】 出力チェック中あるいは出力チェック
    の所定時間前にドア開閉が行われた場合、ガス感知セン
    サの出力データを採用せず、所定時間経過後に再度出力
    チェックを開始するセンサ出力制御手段を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  13. 【請求項13】 毎日複数の所定時刻にガス感知センサ
    が出力チェックを開始するセンサ出力制御手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  14. 【請求項14】 ガス感知センサの出力チェックが完了
    すると翌日の出力チェック監視時刻まで出力チェックを
    行わないセンサ出力制御手段を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の冷蔵庫
  15. 【請求項15】 前記出力チェックの開始時刻が午前0
    から午前5時までの間とすることを特徴とする請求項1
    2から請求項14のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  16. 【請求項16】 野菜室、冷蔵室、冷凍室等のドアの中
    でどのドアが開いたかを検知するドア検知手段及びガス
    濃度測定がドア開閉がなく完了したかどうかを判断する
    と共に開閉したドアの種類によりガス濃度測定開始まで
    の時間を決定するセンサ出力制御手段を設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  17. 【請求項17】 野菜室、冷蔵室、冷凍室等のドアの中
    でどのドアが開いたかを検知するドア検知手段及びガス
    濃度測定がドア開閉がなく完了したかどうかを判断する
    と共に開閉したドアの開放時間によりガス濃度測定開始
    までの時間を決定するセンサ出力制御手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  18. 【請求項18】 野菜室、冷蔵室、冷凍室等のドアの中
    でどのドアが開いたかを検知するドア検知手段及びガス
    濃度測定がドア開閉がなく完了したかどうかを判断する
    と共に開閉したドアの種類及び開放時間によりガス濃度
    測定開始までの時間を決定するセンサ出力制御手段を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  19. 【請求項19】 前記ガス感知センサの出力を所定時間
    収集を行い、この所定時間に対し所定時間毎に出力値を
    取り込むと共に取り込まれた出力値の最大値と最小値の
    平均値をガス感知センサの出力値として前記判定手段に
    送信する出力演算手段を設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の冷蔵庫。
  20. 【請求項20】 前記ガス感知センサの出力を所定時間
    収集を行い、この所定時間に対し所定時間毎に出力値を
    取り込むと共に取り込まれた出力値の平均値をガス感知
    センサの出力値として前記判定手段に送信する出力演算
    手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵
    庫。
  21. 【請求項21】 前記ガス感知センサの出力を所定時間
    収集を行い、この所定時間に対し所定時間毎に出力値を
    取り込むと共に取り込まれた出力値に対し、最大値・最
    小値及びこれらの値に近い順より所定個数の出力値を除
    いて残りを平均し、これをガス感知センサの出力値とし
    て前記判定手段に送信する出力演算手段を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  22. 【請求項22】 前記ガス感知センサの出力は所定時間
    収集を行い、この所定時間に対し所定個数に分割しこの
    所定個数毎で出力の平均値を算出すると共に前記平均値
    の大きい方及び小さい方より所定個数を除き、残りを平
    均しその値をガス感知センサの出力値とする出力演算手
    段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  23. 【請求項23】 前記ガス感知センサの出力は野菜室内
    に設けられ温度を検知する温度検知手段からの信号に基
    づいて補正を行う出力演算手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の冷蔵庫。
  24. 【請求項24】 前記ガス感知センサの出力は野菜室内
    に設けられ湿度を検知する湿度検知手段からの信号に基
    づいて補正を行う出力演算手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の冷蔵庫。
  25. 【請求項25】 前記ガス感知センサの出力は野菜室内
    に設けられ温度を検知する温度検知手段と湿度を検知す
    る湿度検知手段からの信号に基づいて補正を行う出力演
    算手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵
    庫。
  26. 【請求項26】 前記ガス感知センサの出力により作動
    するガス吸着剤及びファンよりなるガス除去ユニットを
    野菜室に設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵
    庫。
  27. 【請求項27】 前記ガス感知センサの出力によりファ
    ンの作動時間を制御することを特徴とする請求項26に
    記載の冷蔵庫。
  28. 【請求項28】 前記ガス感知センサの出力によりファ
    ンの回転数を制御することを特徴とする請求項26に記
    載の冷蔵庫。
  29. 【請求項29】 前記ガス感知センサの出力により作動
    するファンを野菜室内の野菜ボックスに設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  30. 【請求項30】 前記ガス感知センサの出力によりファ
    ンの作動時間を制御することを特徴とする請求項29に
    記載の冷蔵庫。
  31. 【請求項31】 前記ガス感知センサの出力によりファ
    ンの回転数を制御することを特徴とする請求項29に記
    載の冷蔵庫。
  32. 【請求項32】 前記野菜室の開閉に関わらずファンの
    作動を行うことを特徴とする請求項29に記載の冷蔵
    庫。
  33. 【請求項33】 前記野菜室の開時のみファンの作動を
    行うことを特徴とする請求項29に記載の冷蔵庫。
  34. 【請求項34】 前記野菜室の開時のみファンの作動を
    行うと共に前記野菜室の閉時にはファンの作用を停止す
    ることを特徴とする請求項29に記載の冷蔵庫。
  35. 【請求項35】 前記野菜室の開時のみファンの作動を
    行い、野菜室の閉時にはファンの作用を停止すると共に
    この動作を次のガス濃度測定時まで繰り返すことを特徴
    とする請求項29に記載の冷蔵庫。
  36. 【請求項36】 前記野菜室の開時のみファンの作動を
    行い、前記野菜室の閉時にはファンの作用を停止すると
    共にこの動作回数をガス濃度測定結果により算出するこ
    とを特徴とする請求項29に記載の冷蔵庫。
  37. 【請求項37】 前記ファンを前記野菜ボックスの圧縮
    機側に設けたことを特徴とする請求項29に記載の冷蔵
    庫。
  38. 【請求項38】 前記ファンを前記野菜ボックスの側面
    に設けたことを特徴とする請求項29に記載の冷蔵庫。
  39. 【請求項39】 前記ガス感知センサの出力により作動
    するガス吸着剤及びファンよりなるガス除去ユニットと
    ガス感知センサの出力により作動するファンを野菜室内
    の野菜ボックスに設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の冷蔵庫。
  40. 【請求項40】 前記ガス感知センサの出力により作動
    する冷陰極ランプ及び光触媒フィルタよりよりなる光触
    媒ガス除去ユニットを野菜室に設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  41. 【請求項41】 前記ガス感知センサの出力により作動
    する冷陰極ランプ及び光触媒フィルタよりよりなる光触
    媒ガス除去ユニットを野菜室に設けると共に前記ガス感
    知センサの出力により冷陰極ランプの作動時間を制御す
    る事を特徴とする請求項26に記載の冷蔵庫。
  42. 【請求項42】 前記ガス感知センサのガス濃度測定時
    には、測定中を表示することを特徴とする請求項1に記
    載の冷蔵庫。
  43. 【請求項43】 ガス感知センサは、半導体式ガスセン
    サで構成され、コンセント投入時には、所定時間の間、
    前記野菜室内の貯蔵青果物の保存状態を表示する表示手
    段には青果物の保存状態を表示しないことを特徴とする
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  44. 【請求項44】 前記表示手段には、青果物の保存状態
    表示までの時間を表示することを特徴とする請求項43
    に記載の冷蔵庫。
  45. 【請求項45】 ガス感知センサは、半導体式ガスセン
    サで構成され、コンセント投入時には、ヒータを所定時
    間の間、前記ガス感知センサでのガス濃度測定時の温度
    より高い温度になるように通電することを特徴とする請
    求項1に記載の冷蔵庫。
  46. 【請求項46】 前記ガス感知センサは、半導体式ガス
    センサで構成され、所定時間の間、ヒータ温度を前記ガ
    ス感知センサでのガス濃度測定時の温度より高い温度に
    なるように通電することを特徴とする請求項1に記載の
    冷蔵庫。
  47. 【請求項47】 前記ガス感知センサは、半導体式ガス
    センサで構成され、所定時間の間ガス感知センサ温度を
    ガス感知センサでのガス濃度測定時の温度より高い温度
    になると共に、前記ヒータ加熱時間は積算の通電時間に
    対し長くなることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵
    庫。
  48. 【請求項48】 前記ガス感知センサは、半導体式ガス
    センサで構成され、所定時間の間ガス感知センサ温度を
    ガス感知センサでのガス濃度測定時のガス感知センサ温
    度より高い温度になるように通電すると共にガス濃度測
    定毎に前記加熱を行うことを特徴とする請求項1に記載
    の冷蔵庫。
  49. 【請求項49】 前記ガス感知センサは、半導体式ガス
    センサで構成され、所定時間の間ガス感知センサ温度を
    ガス感知センサでのガス濃度測定時のガス感知センサ温
    度より高い温度になるように通電すると共に所定回数の
    ガス濃度測定毎に1回前記加熱を行うことを特徴とする
    請求項1に記載の冷蔵庫。
  50. 【請求項50】 生産から使用開始までの期間を測定す
    る時刻検知手段と前記期間に合わせてコンセント投入時
    には、ヒータを所定時間の間ガス感知センサでのガス濃
    度測定時の温度より高い温度になるように通電すると共
    に、前記通電時間は前記期間に合わせて設定することを
    特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
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