JP2003247511A - 油圧系統の非常用操作回路装置 - Google Patents

油圧系統の非常用操作回路装置

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JP2003247511A
JP2003247511A JP2002047272A JP2002047272A JP2003247511A JP 2003247511 A JP2003247511 A JP 2003247511A JP 2002047272 A JP2002047272 A JP 2002047272A JP 2002047272 A JP2002047272 A JP 2002047272A JP 2003247511 A JP2003247511 A JP 2003247511A
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hydraulic
emergency
hydraulic system
circuit device
operation circuit
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JP2002047272A
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Takeshi Yamaguchi
毅 山口
Katsuyoshi Nasu
且良 那須
Kimio Iino
公夫 飯野
Takatomi Miyakubo
孝富 宮窪
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安全で使いやすく、安価で装備しやすい油圧系
統の非常用操作回路装置を提供する。 【解決手段】油圧系統に設けた電磁比例減圧弁41A,
41Bと、バッテリ39と、これらを接続する電気配線
47,48,51a,51bと、通常用ヒューズ43
d,43eを格納するヒューズボックス44とを有する
油圧系統の非常用操作回路装置において、ヒューズボッ
クス44に非常用ヒューズ43cを設置するための空き
ポート44Cを設け、空きポート44Cの一方側の端子
44Caをバッテリ39に接続し、空きポート44Cの
他方側の端子44Cbと電磁比例減圧弁41A,41B
とを、電気配線58,62a,62bを介して接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、油圧ショ
ベル等の建設機械に備えられる油圧系統に係わり、特に
その油圧系統に備えられ故障発生時等に操作される油圧
系統の非常用操作回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、建設機械の1つである油圧ショ
ベルは、下部走行体と、この下部走行体に旋回可能に設
けた上部旋回体と、この上部旋回体に俯仰可能に接続さ
れ、ブーム、アーム、及び作業具(例えばバケット、ブ
レーカ、破砕機等)を含む多関節型のフロント装置とを
備えている。これら下部走行体、上部旋回体、及びフロ
ント装置は、この油圧ショベルに備えられた油圧駆動装
置の被駆動部材を構成している。この油圧駆動装置は、
一般に、エンジン等の原動機と、この原動機によって駆
動する少なくとも1つの油圧ポンプと、前記油圧ポンプ
から吐出された圧油により前記ブーム、アーム、作業具
をそれぞれ駆動したり、前記下部走行体を走行させた
り、前記上部旋回体を下部走行体に対し旋回させる複数
の油圧アクチュエータと、上記の油圧ポンプからそれら
複数の油圧アクチュエータへ供給される圧油の流れをそ
れぞれ制御する制御弁手段と、それら制御弁手段をそれ
ぞれ操作する複数の操作レバーとを有している。
【0003】上記操作レバーとしては、大別して油圧パ
イロット方式と電気レバー方式とがある。油圧パイロッ
ト方式は、油圧源(例えばパイロットポンプ)からのパ
イロット元圧を操作レバーの操作量に応じて減圧弁で減
圧することで操作量を油圧パイロット信号に変換し、油
圧パイロット方式の制御弁手段に設けた油圧駆動部へ供
給し制御弁手段を切り換える。電気レバー方式は、操作
レバーの操作量を電気信号に置き換え出力するものであ
り、例えば操作レバーの回転運動を回転式のポテンショ
メータのセンサに連結して操作信号を出力し、この操作
信号に対しコントローラにて所定の演算処理や増幅を行
った後、指令信号としてソレノイド方式の制御弁手段に
設けたソレノイド駆動部へ出力し制御弁手段を切り換え
るようになっている。
【0004】ところで上記電気レバー方式の場合、すべ
てが電気的な制御となることから、例えば何らかの故障
や異常事態がコントローラに発生する可能性がないとは
いえず、このような通常の操作が不可能となった非常時
においても、安全上、必要最小限の動作ができるように
何らかの非常用操作装置を確保する必要がある。
【0005】このような観点から、従来、例えば実公平
5−18369号公報の第2図に記載のように、油圧ア
クチュエータを含む油圧系統に設けられた電気油圧変換
弁と、この電気油圧変換弁とコントローラとを接続する
電気配線とを有する油圧系統の非常用操作回路装置にお
いて、前記電気配線の途中に選択スイッチを設けるとと
もに、この選択スイッチから分岐して異常用操作スイッ
チを接続する構成が提唱されている。
【0006】この従来技術においては、通常時には選択
スイッチはコントローラ側に切り換えられており、操作
レバーの操作信号に基づきコントローラで生成された指
令信号が電気油圧変換弁に導かれ、この結果操作レバー
の操作に応じて油圧アクチュエータが駆動される。一
方、コントローラの故障時には選択スイッチが異常用操
作スイッチ側に切り換えられ、異常用操作スイッチによ
る操作信号が電気油圧変換弁に導かれ、この結果異常用
操作スイッチの操作に応じて油圧アクチュエータが駆動
されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、以下の課題が存在する。すなわち、
上述したように、上記従来技術では、通常時におけるコ
ントローラからの指令信号と、異常時における異常用操
作スイッチからの操作信号とを、選択的に電気油圧変換
弁に導くために、電気配線の途中に選択スイッチを設け
てこれを切り換えることで信号伝達経路をつなぎ変える
構成となっている。この結果、この選択スイッチが通常
時においてコントローラ側に切り換えられた状態を維持
するため(言い換えれば誤操作等によって誤って異常用
操作スイッチ側に切り換えられるのを防止するため)
に、例えば厳重なカバー等で覆い安易に操作できないよ
うにする必要があり、非常に使いにくいものとなる。
【0008】また、このような選択スイッチを専用部品
として新たに追加配置しなければならず、コスト高を招
くと共に、設置のためのスペースも新たに必要となる。
特に、例えば比較的小型の建設機械にあっては運転室内
のスペースに余裕がないため、そのような選択スイッチ
を装備すること自体が容易ではない。
【0009】本発明の目的は、安全で使いやすく、安価
で装備しやすい油圧系統の非常用操作回路装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、油圧系統に設けられた電気的負荷
と、電源と、前記電気的負荷と前記電源とを接続する通
常用電気配線と、この通常用電気配線を保護するための
通常用ヒューズを格納するヒューズボックスとを有する
油圧系統の非常用操作回路装置において、前記ヒューズ
ボックスに非常用ヒューズを設置するための空きポート
を設け、この空きポートの一方側の端子を前記電源に接
続するとともに前記空きポートの他方側の端子と前記電
気負荷とを、前記通常用電気配線とは別系統の非常用電
気配線を介して接続する。
【0011】例えば建設機械の油圧系統において電気レ
バー方式で油圧アクチュエータを操作するような場合、
電気レバーの操作信号に基づきコントローラで指令信号
を生成し、この指令信号を制御弁手段へ出力して油圧ア
クチュエータへの圧油を制御する。このとき、コントロ
ーラ及び制御弁手段は電源と電気配線を介して接続され
ることとなるが、通常、回路を保護し安全を確保するた
めに、この電気配線中にヒューズが組み込まれている。
なお、この電気配線のヒューズは、これ以外の系統の電
気配線のヒューズと一括してヒューズボックスの形でま
とめられていることが多い。すなわち、上記コントロー
ラ及び制御弁手段に係わる電気配線についてみると、ヒ
ューズボックスのうち対応する箇所に設けた一対のポー
トにその電気配線用のヒューズが設置されており、そし
て一対のポートのうち一方側の端子に電源が接続される
とともに他方側の端子にコントローラが接続され、さら
にこのコントローラに電気負荷としての制御弁手段が接
続される構成となる。
【0012】一方、例えば建設機械の油圧系統におい
て、油圧源からの1次パイロット圧を元にコントロール
バルブ駆動用の2次パイロット圧を生成する構成におい
て、運転室に設けた遮断操作手段の操作に応じて開閉す
る油圧遮断弁を配置し、これによって油圧源からの1次
パイロット圧を遮断する場合がある。このときも、上記
同様、油圧遮断弁は電源と電気配線を介して接続され、
通常、その電気配線中に、ヒューズボックスの一対のポ
ートに設置されたヒューズが組み込まれている。この場
合も、上記一対のポートのうち一方側の端子に電源が接
続されるとともに他方側の端子に油圧遮断弁への駆動電
源をON・OFFする遮断操作手段が接続される構成と
なる。
【0013】以上のような構成に対して、電気レバーや
コントローラ又は遮断操作手段の故障時においてコント
ローラ又は遮断操作手段を介さず非常用操作を確保する
ための回路を構築するにあたり、本発明においては、上
記ヒューズボックスに非常用ヒューズを設置するための
空きポートを設け、この空きポートの一方側の端子を上
記の電源に接続するとともに、空きポートの他方側の端
子に前述の通常時に使用する電気配線(通常用電気配
線)とは別系統の非常用電気配線を接続し、この非常用
電気配線を電気負荷に接続する。このようにすること
で、例えば電気レバーやコントローラ又は遮断操作手段
が故障した場合には、ヒューズボックスの通常用電気配
線に対応するポート間に設置されていたヒューズ(通常
用ヒューズ)を取り外し、これを非常用ヒューズとして
流用し上記空きポートに移設することにより、電源→ヒ
ューズボックスの空きポートの一方側端子→移設したヒ
ューズ→空きポートの他方側端子→電気負荷(例えば制
御弁手段や油圧遮断弁等)という非常用電気配線を完成
させ、当該電気負荷に通電することができる。したがっ
て、例えば予めヒューズボックスの空きポートの他方側
端子と電気負荷との間に簡易な操作スイッチ機構を設け
ておくことで、電気レバーやコントローラ又は遮断操作
手段の故障時にもこのスイッチ機構の操作によって電気
負荷を駆動し例えば油圧アクチュエータに必要な駆動を
行わせることができる。
【0014】以上のようにして、本発明においては、通
常時におけるコントローラからの指令信号の伝達経路
(通常用電気配線)と異常時における操作信号の伝達経
路(非常用電気配線)との切り替え、あるいは通常時に
おける電源から油圧遮断弁への通電回路と異常時におけ
る電源から油圧遮断弁への通電回路との切り替えを、も
ともと回路内に組み込まれているヒューズのつなぎ替え
によって行う。通常時においてはヒューズボックスの空
きポートには何らヒューズは設けられず通電されること
はないため、上記したように空きポートの他方側端子と
電気負荷との間にスイッチ機構(非常用操作スイッチ機
構)を設ける場合も、前述の選択スイッチを設ける従来
構造のような誤操作の心配は一切なく、この結果、この
スイッチ機構を特にカバー等で覆う必要はなくなる。す
なわち、安全で使いやすいスイッチとすることができ
る。
【0015】また、上述のように既に設けられているヒ
ューズボックスを流用して電気配線のつなぎ替えを行う
構成であることから、従来構造のように別途新たに専用
部品としての選択スイッチを設ける必要もなくなる。こ
の結果、コスト高を防止でき、また選択スイッチ設置ス
ペースも不要となり、装備しやすい非常用操作回路装置
を実現することができる。
【0016】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記電気負荷は、建設機械に設けた前記油圧系統に備え
られた油圧ポンプから、対応する建設機械の油圧アクチ
ュエータへ供給する圧油の流れを制御する制御弁手段で
ある。
【0017】(3)上記(1)において、また好ましく
は、前記電気負荷は、前記油圧系統に設けられ、建設機
械の運転室に設けた遮断手段の操作に応じて開閉する油
圧遮断弁である。
【0018】(4)上記(1)〜(3)のいずれか1つ
において、好ましくは、、前記空きポートの前記他方側
の端子に、警報手段を接続する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照しつつ説明する。
【0020】図1は、本実施形態による油圧系統の非常
用操作回路装置の適用対象である小型の油圧ショベル
(ミニショベル)の全体構造を表す側面図であり、図2
は、本実施形態による油圧系統の非常用操作回路装置の
適用対象である油圧ショベルの全体構造を表す上面図で
ある。なお、以降、油圧ショベルが図1及び図2に示す
状態にて操作者が運転席に着座した場合における操作者
の前側(図1中左側)、後側(図1中右側)、左側(図
1中紙面に向かって手前側)、右側(図1中紙面に向か
って奥側)を、単に前側、後側、左側、右側と称する。
【0021】これら図1及び図2において、この油圧シ
ョベルは、走行手段としての左・右の無限軌道履帯(ク
ローラ)1L,1Rを備えた下部走行体2と、この下部
走行体2の上部に旋回可能に搭載された上部旋回体3
と、この上部旋回体3の基礎下部構造をなす旋回フレー
ム4に垂直ピン(図示せず)を中心にして水平方向に回
動可能に取り付けられたスイングポスト5と、このスイ
ングポスト5に上下方向に回動可能に(伏仰可能に)取
り付けられた多関節型の作業フロント(フロント装置)
6と、旋回フレーム4上に設けられたいわゆるキャノピ
ータイプの運転室7と、旋回フレーム4上の運転室7以
外の大部分を覆う上部カバー8とを備えている。
【0022】下部走行体2は、略H字形状のトラックフ
レーム9と、このトラックフレーム9の左・右両側の後
端近傍に回転自在に支持された駆動輪10L,10R
(但し10Lのみ図1に図示)と、駆動輪10L,10
Rをそれぞれ駆動する左・右走行用油圧モータ11L,
11R(但し11Lのみ図1に図示)と、トラックフレ
ーム9の左・右両側の前端近傍に回転自在に支持され、
履帯1L,1Rを介し駆動輪10L,10Rの駆動力で
それぞれ回転される従動輪(アイドラ)12L,12R
(但し12Lのみ図1に図示)と、トラックフレーム9
の前方側に上下動可能に設けられ、ブレード用油圧シリ
ンダ13により上下動する排土用のブレード14とを備
えている。また下部走行体2の中央部には旋回台軸受
(旋回輪)15が配置され、この旋回輪15の中心近傍
に、下部走行体2に対し旋回フレーム4を旋回させる旋
回用油圧モータ(図示せず)が内蔵されている。
【0023】作業フロント6は、ブーム16と、ブーム
16に回動可能に結合されたアーム17と、アーム17
に回動可能に結合されたバケット18とを備えている。
そして、ブーム16、アーム17、及びバケット18
は、それぞれブーム用油圧シリンダ19、アーム用油圧
シリンダ20、及びバケット用油圧シリンダ21により
動作する。
【0024】スイングポスト5は、垂直ピン(図示せ
ず)を介し旋回フレーム4に対し水平に回動可能となっ
ている。またスイングポスト5は、旋回フレーム4に設
けられたスイング用油圧シリンダ22に、連結ピン(図
示せず)を介して連結されており、スイング用油圧シリ
ンダ22の伸縮でスイングポスト5全体が鉛直方向の軸
心まわりに回動することによって、作業フロント6が左
・右にスイングするようになっている。
【0025】運転室7は、上記した旋回フレーム4上の
左側に設けられており、操作者が着座する座席(運転
席)23と、この座席23の上方に設けられたルーフ2
4と、このルーフ24を支持する支柱25とを有してい
る。
【0026】上記運転室7内の操作者が着座する座席2
3より前方には、左・右走行用油圧モータ11L,11
Rをそれぞれ駆動し油圧ショベルの前進又は後進走行等
をさせるための手でも足でも操作可能な左・右走行用操
作レバー26L,26R(但し26Lのみ図1に図示)
をそれぞれ備えた操作レバー装置(図示せず)が設けら
れている。
【0027】左走行用操作レバー26Lのさらに左側足
元部分には、オプション用油圧アクチュエータ(例えば
ブレーカ用油圧モータ)を駆動するためのオプション用
操作ペダル27Lを備えた操作レバー装置(図示せず)
が設けられている。右走行用操作レバー26Rのさらに
右側足元部分には、スイング用油圧シリンダ22を駆動
しスイングポスト5(言い換えれば作業フロント6全
体)を左・右にスイングさせるためのスイング用操作ペ
ダル27Rを備えた操作レバー装置(図示せず)が設け
られている。それら左・右走行用操作レバー26L,2
6R及び操作ペダル27L,27Rの前側には、操作者
の前方への転落防止のための前ステー28が設けられて
いる。
【0028】座席23の左側には、操作者の左側への転
落防止のためのサイドステー29と、左コンソール(図
示せず)とが設けられ、座席23の右側には、前側又は
後側に操作することでブレード用油圧シリンダ13を駆
動しブレード14を上下動させるためのブレードレバー
30と、キースイッチ31(後述の図3参照)等のスイ
ッチ類及びモニター等を備えた右コンソール(図示せ
ず)とが設けられている。
【0029】そして、座席23の左側には、左側又は右
側に操作することで旋回用油圧モータ(図示せず)を駆
動し上部旋回体3を左側又は右側に旋回させるとともに
前側又は後側に操作することでアーム用油圧シリンダ2
0を駆動しアーム17をダンプ又はクラウドさせる十字
操作式の旋回・アーム用手動操作レバー32Lを備えた
操作レバー装置(図示せず)が設けられている。また座
席23の右側には、左側又は右側に操作することでバケ
ット用油圧シリンダ21を駆動しバケット18をクラウ
ド又はダンプさせるとともに前側又は後側に操作するこ
とでブーム用油圧シリンダ19を駆動しブーム16を下
げ又は上げる十字操作式のバケット・ブーム用手動操作
レバー32R(後述の図3参照)を備えた操作レバー装
置33(後述の図3参照)が設けられている。
【0030】十字操作式の手動操作レバー32L,32
Rのさらに左・右両側にはパイロットポンプ34(後述
の図3参照)等の油圧源からの元圧を遮断させる誤操作
防止用の例えばゲートロックレバー35L,35R(図
1中では35Lのみ図示)をそれぞれ備えたゲートロッ
クスイッチ36L,36R(後述の図3参照)が設けら
れている。また、座席23の下側には、後述するコント
ローラ37(図3参照)が収納されている。
【0031】上部カバー8は、その内部に、エンジン
(図示せず)、このエンジンに駆動される油圧ポンプ3
8(後述の図3参照)、エンジンの燃料を貯留する燃料
タンク(図示せず)、及び油圧ポンプ38の圧油源とな
る作動油タンク(図示せず)、バッテリ39(電源、後
述の図3参照)等の機器を収納している。
【0032】以上説明した構成において、左・右無限軌
道履帯1L,1R、上部旋回体3、スイングポスト5、
ブレード14、ブーム16、アーム17、及びバケット
18は、この油圧ショベルに備えられた油圧駆動装置に
より駆動される被駆動部材を構成している。
【0033】図3は、上記油圧駆動装置の要部構成を本
発明の油圧系統の非常用操作回路装置の一実施形態とと
もに表す油圧回路図である。
【0034】図3において、エンジン(原動機)により
駆動される油圧ポンプ38と、この油圧ポンプ38から
吐出される圧油によって駆動される油圧アクチュエー
タ、例えば上記ブーム用油圧シリンダ19と、上記した
油圧源としてのパイロットポンプ34と、油圧ポンプ3
8から上記ブーム用油圧シリンダ19に供給される圧油
の流量を制御するコントロールバルブ40、及びパイロ
ットポンプ34の吐出圧に基づいた操作パイロット圧を
それぞれ出力する電磁比例減圧弁41A,41Bを備え
た制御弁手段70と、ブーム16の動作を指示する上記
十字操作式の手動操作レバー32Rを備えた操作レバー
装置33と、コントローラ37と、上記ゲートロックレ
バー35L,35Rを備えたゲートロックスイッチ36
L,36Rと、パイロットポンプ34からの元圧を遮断
可能とするゲートロックバルブ42と、上記バッテリ3
9と、このバッテリ39に接続される電気配線(詳細は
後述)を保護するための通常用ヒューズ43b,43
d,43eを格納するヒューズボックス44とが設けら
れている。
【0035】操作レバー装置33は、上記した十字操作
式の手動操作レバー32Rと、その変位を検出するレバ
ー変位量検出器(図示せず)とを備えており、レバー変
位検出器は手動操作レバー32Rの変位方向(ブーム1
6の操作では前後方向のいずれの方向であるか)及び変
位量(操作量)をそれぞれ検出し、これに応じた作動指
令信号(操作信号)をコントローラ37に出力するよう
になっている。
【0036】ヒューズボックス44は、例えば5個のポ
ート44A,44B,44C,44D,44Eが設けら
れており、上記した通常用ヒューズ43b,43d,4
3eが設置されていない空きポート44A,44Cが存
在する。
【0037】コントローラ37は、その演算部45及び
出力回路46がそれぞれ、電気配線47,48、ヒュー
ズボックス44のポート44D又は44Eに臨んで設け
られた一対の端子44Da,44Db又は44Ea,4
4Ebの間に取り付けられた通常用ヒューズ43d又は
43e、電気配線49、キースイッチ31、電気配線5
0を介して、バッテリ39に接続されている。そして、
コントローラ37は、上記レバー変位量検出器からの操
作信号を演算部45に入力して所定の演算を行い、そし
て増幅等して生成した制御信号(駆動指令信号)を出力
回路46から電気配線51a,51bを介して上記電磁
比例減圧弁41A,41Bのソレノイド駆動部41A
a,41Baへそれぞれ出力するようになっている。
【0038】電磁比例減圧弁41A,41Bは、出力回
路46からの制御信号に基づき、パイロットポンプ34
から配管52a,52bを介して導入された1次パイロ
ット圧を減圧して操作パイロット圧を生成する。そし
て、この生成した操作パイロット圧を配管52c,52
dを介しコントロールバルブ40のパイロット受圧部4
0a,40bへそれぞれ出力し、これによってコントロ
ールバルブ40を切り換え位置40A又は40Bに切り
換え、油圧ポンプ38の吐出管路53を介した圧油を管
路54a又は54bを介しブーム用油圧シリンダ19に
導くようになっている。
【0039】ゲートロックバルブ42は、電気配線5
5、ゲートロックスイッチ36L又は36R、電気配線
56、ヒューズボックス44のポート44Bに臨んで設
けられた一対の端子44Ba,44Bbの間に取り付け
られた通常用ヒューズ43b、上記電気配線49、キー
スイッチ31、上記電気配線50を介して、バッテリ3
9に接続されている。そして、このゲートロックバルブ
42は、パイロットポンプ34の吐出管路57と上記電
磁比例減圧弁41A,41Bに接続された上記配管52
a,52bとの間に設けられ、ゲートロックレバー35
L,35Rの操作により油圧管路を連通・遮断可能とす
るものである。すなわち、ゲートロックレバー35L又
は35Rを下降位置(下げた状態)に引き下げると、ゲ
ートロックスイッチ36L又は36Rが閉じ状態となり
電気配線56と55とが連通される。これにより、バッ
テリ39からの電力がゲートロックバルブ42のソレノ
イド駆動部42aへ通電され、ゲートロックバルブ42
が図3中に示す連通位置42Lに切り換えられ、パイロ
ットポンプ34からの1次パイロット圧が吐出管路5
7、管路52a,52bを介し上記電磁比例減圧弁41
A,41Bへ導かれるようになっている。
【0040】一方、ゲートロックレバー35L又は35
Rを上昇位置(上げた状態)に引き上げると、ゲートロ
ックスイッチ36L又は36Rが開き状態となり電気配
線56と55とが遮断されて、ゲートロックバルブ42
のソレノイド駆動部42aへの通電が停止し、ゲートロ
ックバルブ42が図3中右側に示す遮断位置42Rに切
り換えられて上記1次パイロット圧が遮断されるように
なっている。
【0041】本発明の要部は、以上のような基本構成の
操作回路において、ヒューズボックス44に上記空きポ
ート44A,44Cを設けたことと、これら空きポート
44A,44Cに係わる電気配線の接続関係にある。す
なわち、これら空きポート44A及び44Cに臨んで設
けられた一対の端子44Aa,44Ab及び44Ca,
44Cbの一方側(図3中上側)の端子44Aa,44
Caは、他のポート44B,44D,44Eの一方側端
子44Ba,44Da,44Eaと同様、電気配線4
9、キースイッチ31、電気配線50を介してバッテリ
39に接続されるとともに、空きポート44Cの他方側
(図3中下側)の端子44Cbはコントローラ37及び
操作レバー装置33の故障時に通電するための電気配線
58が接続され、空きポート44Aの他方側(図3中下
側)の端子44Abはゲートロックスイッチ36L,3
6R故障時に通電するための電気配線59がそれぞれ接
続されている。なお、これら空きポート44A,44C
には非常用空きポートであることを明示する銘板を貼り
付けている。
【0042】上記電気配線58は、電流値を制限する抵
抗60が設けられ、切り替え操作が可能な例えば公知の
トグルスイッチ61の入力側端子61aに接続してい
る。トグルスイッチ61の一方側出力側端子61bは電
気配線62aを介して電磁比例減圧弁41Aのソレノイ
ド駆動部41Aaに接続され、他方側出力側端子61c
は電気配線62bを介して電磁比例減圧弁41Bのソレ
ノイド駆動部41Baに接続されている。そして、上記
空きポート44Cに臨む端子44Ca,44Cb間に非
常用ヒューズ43cが設置されると(同時に上記ポート
44D,44Eにそれぞれ臨む端子44Da,44Db
間又は44Ea,44Eb間に設けられた通常用ヒュー
ズ43d,43eが外されることが好ましい)、トグル
スイッチ61の操作により電磁比例式減圧弁41A,4
1Bのソレノイド駆動部41Aa,41Baのいずれか
一方に必要最小限の電力が供給されて駆動し、上記した
ようにコントロールバルブ40を切り換え位置40A又
は40Bに切り換え可能になっている。
【0043】上記電気配線59はゲートロックバルブ4
2のソレノイド駆動部42aに接続しており、空きポー
ト44に臨む端子44Aa,44Ab間に非常用ヒュー
ズ43aが設置されると(同時に上記ポート44Bに臨
む端子44Ba,44Bb間に設けられた通常用ヒュー
ズ43bが外されることが好ましい)、ゲートロックバ
ルブ42のソレノイド駆動部42aに通電されて、ゲー
トロックバルブ42が連通位置42Lに切り換えられ、
パイロットポンプ34からの1次パイロット圧が吐出管
路57及び管路54a,54bを介し電磁比例減圧弁4
1A,41Bへ導かれるようになっている。
【0044】また、それぞれ上記電気配線58,59
は、ダイオード63を介してランプ64及びブザー65
に接続しており、上記したように空きポート44Aに臨
む端子44Aa,44Ab間又は空きポート44Cに臨
む端子44Ca,44Cb間のいずれか一方に非常用ヒ
ューズ43a又は43cが設置されると、ランプ64及
びブザー65は同時に駆動するようになっている。
【0045】なお、上記において、電気配線50,4
9,47,48,51a,51b及び56,55が請求
項1記載の電気負荷と電源を接続する通常用電気配線を
構成し、電気配線58,62a,62b,59が請求項
1記載の通常用電気配線とは別系統の非常用電気配線を
構成する。
【0046】また、ゲートロックレバー35L,35R
及びゲートロックスイッチ36L,36Rは建設機械の
運転室に設けた遮断操作手段を構成し、ゲートロックバ
ルブ42は、油圧系統に設けられ、建設機械の運転室に
設けた遮断操作手段の操作に応じて開閉する油圧遮断弁
を構成する。また、ランプ64及びブザー65は空きポ
ートの他方側の端子に接続された警報手段を構成する。
【0047】次に、本実施形態の動作及び作用効果を以
下に説明する。
【0048】例えば掘削作業等を行うために操作者が油
圧ショベルのブーム16を上下動作させるとき、十字操
作式の手動操作レバー32Rを操作すると、操作レバー
装置33からの操作信号に基づきコントローラ37で制
御信号を生成し、この制御信号を電磁比例減圧弁41
A,41Bに出力し、これに応じてコントロールバルブ
40の受圧部40a,40bへ操作パイロット圧(2次
パイロット圧)を出力する。これによってコントロール
バルブ40が切り換えられ、ブ−ム用油圧シリンダ19
が駆動する。
【0049】このような動作の作業中に、何らかの理由
により操作レバー装置33やコントローラ37等が故障
し、正常な制御信号が電磁比例減圧弁41A,41Bの
ソレノイド駆動部41Aa,41Baに出力されなくな
るような可能性が全くないとはいえない。このような非
常時において、例えばブーム16を上方に動作する等の
必要最小限の一時的な操作を行いたい場合がある。
【0050】一方、上記の掘削作業を開始する際、操作
者が運転席7に着座した後、ゲートロックレバー35
L,35Rを下降位置にすることにより、ゲートロック
バルブ42のソレノイド駆動部42aに通電されてゲー
トロックバルブ42が連通位置42Lに切り換えられ、
電磁比例減圧弁41a,41bによるコントロールバル
ブ40の切り換えが可能となる。掘削作業が終了して運
転席7から降りるときは、操作者がゲートロックレバー
35L,35Rを上昇位置にすることにより、ゲートロ
ックバルブ42のソレノイド駆動部42aへの通電が停
止して、ゲートロックバルブ42がバネ42bの付勢力
で42Rに復帰し、電磁比例減圧弁41A,41Bによ
るコントロールバルブ40の切り換えが不能となって、
第三者による誤操作が阻止される。
【0051】このような構成のゲートロックスイッチ3
6L,36Rにおいても、何らかの理由によりゲートロ
ックレバー35L,35Rを下降位置にしてもスイッチ
がONにならず、電気配線55と56とが連通状態にな
らない可能性が全くないとはいえない。このような場
合、そのままでは例えばブーム16等の操作を全く行え
なくなるため、上記誤操作防止の機能を捨てても少なく
ともブーム16等の動作だけは確保したい場合がある。
【0052】以上のニーズに対し、本実施形態の非常用
操作回路装置においては、ヒューズボックス44に非常
用ヒューズ43a,43cを設置するための空きポート
44A,44Cを設け、この空きポート44A,44C
の一方側の端子44Aa,44Caをバッテリ39に接
続する。そして、空きポート44Cの他方側の端子44
Cbは電気配線47,48,51a,51b(コントロ
ーラ37を介した電気配線)とは別系統の電気配線5
8,62a,62b(トグルスイッチ61を介した電気
配線)を介して電磁比例減圧弁41A,41Bに接続す
るとともに、空きポート44Aの他方側の端子44Ab
は電気配線55,56(ゲートロックスイッチ36L,
36Rを介した電気配線)とは別系統の電気配線59を
介しゲートロックバルブ42に接続する。この様な構成
とすることにより、それまでに使用していたヒューズボ
ックス44の通常用ヒューズ43b又は43d,43e
を取り外し、これを非常用ヒューズ43a又は43cと
して流用し、上記空きポート44A又は44Cに移設す
ることにより、非常用電気回路を完成させ電磁比例減圧
弁41A,41B又はゲートロックバルブ42に通電す
ることができる。これにより、上記操作レバー装置33
及びコントローラ37等故障時のニーズやゲートロック
スイッチ36L,36R故障時のニーズに対応すること
ができる。
【0053】以上のようにして、本実施形態において
は、通常時における電気信号の伝達経路(通常用電気配
線)と、異常時における操作信号の伝達経路(非常用電
気配線)との切り換えを、もともと回路内に組み込まれ
ている通常用ヒューズ43b,43d,43eのつなぎ
換えによって行う。通常時においてはヒューズボックス
44の空きポート44A,44Cには何ら非常用ヒュー
ズ43a,43cは設けられず通電されることはないた
め、トグルスイッチ61による誤操作の心配は一切な
く、よって従来構造と異なりトグルスイッチ61等を特
にカバー等で覆う必要はなくなる。すなわち、トグルス
イッチ61を安全で使いやすいスイッチとすることがで
きる。
【0054】また、既設のヒューズボックス44の空き
ポート44A,44Cを流用した非常用操作回路である
ことから、従来構造のように別途新しく専用部品として
の選択スイッチを設ける必要もなくなる。この結果、コ
スト高を防止でき、また選択スイッチの設置スペースも
不要となり、装備しやすい非常用操作回路装置を実現す
ることができる。
【0055】また、上記ヒューズボックス44の空きポ
ート44A,44Cには非常用ヒューズポートであるこ
とを明示する銘板を貼り付けており、メンテナンス時等
におけるヒューズの誤挿入を防止するとともに、非常時
には作業者自身が上記ヒューズのつなぎ換えを行うので
非常時としての意識が強くなる。さらに、本実施形態で
は、非常時にランプ64及びブザー65を駆動すること
により、非常時であることを作業者に確実に知らせて、
より安全に非常時の操作を行うことができる。
【0056】なお、上記本発明の一実施形態では、油圧
アクチュエータとしてブーム用油圧シリンダ19を例に
取りそれに係わる操作回路構成を例にとって説明した
が、走行用油圧モータ11L,11R、旋回用油圧モー
タ、ブレード用油圧シリンダ13、アーム用油圧シリン
ダ20、バケット用油圧シリンダ21、スイング用油圧
シリンダ22、ブレーカ用油圧モータ等に係わる構成に
適用してもよいことは言うまでもない。また、その際、
本発明を複数の油圧アクチュエータに係わる構成につい
て適用する場合は、別途空きポートを設けずに、適用す
る油圧アクチュエータの個数に応じて、例えば図3に破
線で示すように、トグルスイッチ61と同様のトグルス
イッチ69を上記電気配線58に並列に接続するように
すれば足りる。
【0057】また、上記本発明の一実施形態では、電気
レバー方式の操作レバー装置33からの操作信号に基づ
き、コントローラ37及び電磁比例減圧弁41A,41
Bを介して、コントロールバルブ40を切り換える例に
ついて説明したが、油圧パイロット方式の操作レバー装
置を設けて、その減圧弁内の油圧を例えば圧力センサ等
で検出し、その検出信号に基づきコントローラ37で指
令信号を生成し、この指令信号で駆動する電磁比例減圧
弁41A,41Bを介してコントロールバルブ40を切
り換えるようにしてもよい。この場合も本発明を適用す
ることで同様の効果を得る。
【0058】さらに、上記本発明の一実施形態では、ソ
レノイド型のゲートロックバルブ42を設けたが、これ
に代えて、図4に示すような、油圧パイロット操作式ゲ
ートロックバルブ66と、ゲートロックスイッチ36
L,36Rからの入力信号に応じて、油圧源67からの
吐出圧に基づき生成した操作パイロット圧を油圧パイロ
ット操作式ゲートロックバルブ66に出力する電磁弁6
8とを設けてもよい。この場合も本発明を適用すること
で同様の効果を得る。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、安全で使いやすく、安
価で装備しやすい油圧系統の非常用操作回路装置を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧系統の非常用操作回路装置の適用
対象である油圧ショベルの全体構造を表す側面図であ
る。
【図2】本発明の油圧系統の非常用操作回路装置の適用
対象である油圧ショベルの全体構造を表す上面図であ
る。
【図3】油圧駆動装置の要部構成を本発明の油圧系統の
非常用操作回路装置の一実施形態とともに表す油圧回路
図である。
【図4】ソレノイド型ゲートロックバルブに代えて油圧
パイロット操作式のゲートロックバルブを設けた変形例
を表す部分油圧回路図である。
【符号の説明】
19 ブーム用油圧シリンダ(油圧アクチュエータ) 35L ゲートロックレバー(遮断操作手段) 35R ゲートロックレバー(遮断操作手段) 36L ゲートロックスイッチ(遮断操作手段) 36R ゲートロックスイッチ(遮断操作手段) 38 油圧ポンプ 39 バッテリ(電源) 40 コントロールバルブ 41A 電磁比例減圧弁 41B 電磁比例減圧弁 42 ゲートロックバルブ(油圧遮断弁) 43a 非常用ヒューズ 43b 通常用ヒューズ 43c 非常用ヒューズ 43d 通常用ヒューズ 43e 通常用ヒューズ 44 ヒューズボックス 44A 空きポート 44C 空きポート 51a 電気配線(通常用電気配線) 51b 電気配線(通常用電気配線) 47 電気配線(通常用電気配線) 48 電気配線(通常用電気配線) 55 電気配線(通常用電気配線) 56 電気配線(通常用電気配線) 58 電気配線(非常用電気配線) 59 電気配線(非常用電気配線) 62a 電気配線(非常用電気配線) 62b 電気配線(非常用電気配線) 64 ランプ(警報手段) 65 ブザー(警報手段) 70 制御弁手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯野 公夫 滋賀県甲賀郡水口町笹ヶ丘1−2 株式会 社日立建機ティエラ滋賀工場内 (72)発明者 宮窪 孝富 滋賀県甲賀郡水口町笹ヶ丘1−2 株式会 社日立建機ティエラ滋賀工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB07 BA07 CA02 DA03 DA04 EA04 3H082 AA01 CC02 DA08 DA32 DB28 DE05 EE02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧系統に設けられた電気的負荷と、電源
    と、前記電気的負荷と前記電源とを接続する通常用電気
    配線と、この通常用電気配線を保護するための通常用ヒ
    ューズを格納するヒューズボックスとを有する油圧系統
    の非常用操作回路装置において、 前記ヒューズボックスに非常用ヒューズを設置するため
    の空きポートを設け、 この空きポートの一方側の端子を前記電源に接続すると
    ともに、 前記空きポートの他方側の端子と前記電気負荷とを、前
    記通常用電気配線とは別系統の非常用電気配線を介して
    接続したことを特徴とする油圧系統の非常用操作回路装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の油圧系統の非常用操作回路
    装置において、前記電気負荷は、建設機械に設けた前記
    油圧系統に備えられた油圧ポンプから、対応する建設機
    械の油圧アクチュエータへ供給する圧油の流れを制御す
    る制御弁手段であることを特徴とする油圧系統の非常用
    操作回路装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の油圧系統の非常用操作回路
    装置において、前記電気負荷は、前記油圧系統に設けら
    れ、建設機械の運転室に設けた遮断操作手段の操作に応
    じて開閉する油圧遮断弁であることを特徴とする油圧系
    統の非常用操作回路装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項記載の油圧系
    統の非常用操作回路装置において、前記空きポートの前
    記他方側の端子に、警報手段を接続したことを特徴とす
    る油圧系統の非常用操作回路装置。
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Cited By (2)

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WO2012087012A3 (ko) * 2010-12-24 2012-09-07 두산인프라코어 주식회사 전자유압펌프용 비상 제어부를 포함하는 건설기계의 유압 시스템

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