JP2003247442A - ハイブリッド車両 - Google Patents

ハイブリッド車両

Info

Publication number
JP2003247442A
JP2003247442A JP2002355851A JP2002355851A JP2003247442A JP 2003247442 A JP2003247442 A JP 2003247442A JP 2002355851 A JP2002355851 A JP 2002355851A JP 2002355851 A JP2002355851 A JP 2002355851A JP 2003247442 A JP2003247442 A JP 2003247442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
motor
torque
output
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002355851A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Yamaguchi
幸蔵 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Equos Research Co Ltd filed Critical Equos Research Co Ltd
Priority to JP2002355851A priority Critical patent/JP2003247442A/ja
Publication of JP2003247442A publication Critical patent/JP2003247442A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Landscapes

  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】搭載されているエンジンを駆動効率の良い状態
で駆動させると共に、蓄電手段の充電量が閾値以下の場
合に蓄電手段を充電する。 【解決手段】走行負荷検出手段によって検出された検出
値に応じて燃焼エンジンに供給される燃料と空気の混合
気体の空燃比を変更することでストイキ状態又はリーン
状態を選択し、選択したストイキ状態又はリーン状態に
おいて、燃焼エンジンの効率特性の高い領域を維持した
トルクを出力する。また、センサで検出した充電量が閾
値以下である場合に、燃焼エンジンをストイキ状態と
し、燃焼エンジンから出力されるトルクによってモータ
で発電される電力を蓄電手段に充電する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド車両
に係り、搭載するエンジンを高効率で稼動させるハイブ
リッド車両に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、エンジンとモータとを併用した駆
動装置を有するハイブリッド型車両が提供されている。
この種のハイブリッド型車両は各種提供されており、エ
ンジンによって発電機を駆動して電気エネルギーを発生
させ、該電気エネルギーによってモータを回転させ、そ
の回転を駆動輪に伝達するシリーズ(直列)式のハイブ
リッド型車両、エンジン及びモータによって駆動輪を直
接回転させるパラレル(並列)式のハイブリッド型車両
等に分類される。 【0003】シリーズ式ハイブリッド車両では、エンジ
ンは高効率域で定点的に運転されている。また、パラレ
ル式ハイブリッド車両では、走行負荷が大きい場合に
は、エンジントルクをモータトルクで補助し、走行負荷
が小さい場合には、エンジントルクの一部をモータが回
生発電するための駆動トルクとして用い、エンジンは常
に高効率域で運転されるように構成されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】搭載されるエンジンを
常時高効率域で稼動させようとすると、次のような問題
が生ずる。車を走行させる際、走行負荷が大きい場合に
は、排気量の大きなエンジンの方が効率が良く、また、
走行負荷が小さい場合には、排気量の小さなエンジンの
方が効率が良い。 【0005】つまり、負荷の大きい高速走行や坂路用に
排気量の大きなエンジンを選択すると、使用頻度の高い
市街地の走行時で、高効率領域を使用することができ
ず、燃費が悪くなる。また、市街地用に排気量の小さな
エンジンを選択すると、高速走行や坂路などの高負荷時
には、高効率領域を使用することができない。この場
合、高負荷時の燃費を犠牲にして設計することはできる
が、エンジンを極めて高回転で維持し続けなければなら
ないので、騒音が大きく、エンジンの寿命を短くする。 【0006】パラレル式のハイブリッド型車両において
は、エンジンの出力が直接駆動輪に伝達されるので、直
接上記のような問題が生ずる。また、このような問題
は、上記シリーズ式のハイブリッド型車両についても同
様に生ずる問題である。つまり、シリーズ式の場合で
は、走行負荷が高くなると、モータの出力を上げる必要
が生じ、そのためにはモータに供給される電力を増やさ
なければならない。間接的には発電機を駆動させるエン
ジンの出力を上げなければならなくなる。従って、シリ
ーズ式の場合であっても、常時、高効率領域でエンジン
を駆動させることは難しいのである。 【0007】本発明の目的は、搭載されているエンジン
を駆動効率の良い状態で駆動させると共に、蓄電手段の
充電量が閾値以下の場合に蓄電手段を充電することので
きるハイブリッド車両を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、エンジントルクを発生し、供給される燃料と空気の
混合気体の空燃比を変更することによりストイキ状態と
リーン状態とを変更可能な燃焼エンジンと、前記燃焼エ
ンジンから出力されるトルクによって発電するととも
に、駆動電力を受けてモータトルクを出力するモータ
と、前記モータに駆動電力を供給する蓄電手段と、前記
蓄電手段の充電量を検出するセンサと、走行負荷を検出
する走行負荷検出手段と、前記走行負荷検出手段によっ
て検出された検出値に応じて前記燃焼エンジンに供給さ
れる燃料と空気の混合気体の空燃比を変更することでス
トイキ状態又はリーン状態を選択し、選択したストイキ
状態又はリーン状態において、前記燃焼エンジンの効率
特性の高い領域を維持したトルクを出力すると共に、前
記センサで検出した充電量が閾値以下である場合に、前
記燃焼エンジンをストイキ状態とし、前記燃焼エンジン
から出力されるトルクによって前記モータで発電される
電力を前記蓄電手段に充電する制御手段と、ハイブリッ
ド車両に具備させて前記目的を達成する。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
添付図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の第
1実施例を示すもので、ハイブリッド車両1の制御系を
示すブロック図である。ハイブリッド車両1は、内燃機
関および外燃機関で構成されるエンジン2と、エンジン
2の発生するエンジントルクによって発電するととも
に、駆動電力を受けてモータトルクを発生する発電機/
モータ3と、発電機/モータ3にモータ駆動電力を供給
する蓄電手段としてのバッテリー4と、エンジンの出力
軸5と、駆動トルクを駆動輪まで最終的に伝達する駆動
出力系6と、発電機/モータ3の出力軸7とエンジン2
の出力軸5との間に介設されたクラッチ8とを備え、さ
らに上記エンジン2や発電機/モータ3の駆動を制御す
る制御系9を有している。 【0010】エンジン2は、高出力時に効率が最大とな
る状態と、低出力時に効率が最大となる状態とに、効率
特性を変更可能なエンジンであって、本実施例の場合に
は、空燃比を変更することによって複数の効率特性を選
択することのできるリーンバーンエンジンが用いられて
いる。本実施例の車両では、燃焼する混合気体(燃料と
空気の混合気体)の空燃比が、理論空燃比である状態
(以下「ストイキ」という)と、希薄混合気状態(以下
「リーン」という)との2つの状態に変更可能に設定さ
れており、それぞれの状態で異なる効率特性を有する。
以下、供給される混合気体の空燃比がストイキで駆動し
ているエンジンの状態をストイキ状態、リーンで駆動し
ているエンジンの状態をリーン状態と定義する。 【0011】図2に示されているように、本実施例で
は、リーン状態となる混合気体の空燃比は、エンジント
ルクの変動が、許容値を越える直前の、例えば22〜2
3の範囲(A)内に設定されている。以下この範囲をリ
ーン領域と定義し、同様に図2において、空燃比が理論
空燃比付近である領域をストイキ領域と定義する。 【0012】また、図3は、本実施例を構成するエンジ
ン2の最大高率概念図である。エンジン2は、高出力時
には、エンジントルクと回転数が領域(B)内となるよ
うに出力が制御され、低出力時には、エンジントルクと
回転数が領域(C)内となるように出力が制御される。 【0013】発電機/モータ3は、バッテリー4からの
駆動電力の供給によって、モータトルクを発生させ、ま
た出力軸7から駆動力を吸収することによって回生電流
を生じさせる。モータトルクは、例えば、駆動電流の大
きさを変えることにより制御される。 【0014】クラッチ8は、発電機/モータ3の出力軸
7とエンジン2の出力軸5とを、選択的に接続する。エ
ンジントルクが出力され、発電機/モータ3がモータト
ルクを出力している場合には、クラッチ8を連結するこ
とによって、駆動出力系6には、エンジントルクとモー
タトルクとを合計したトルクが出力される。また、クラ
ッチ8が連結されている状態において、発電機/モータ
3が発電機として作用すると、エンジントルクの一部が
出力軸7に入力されて、発電機/モータ3は回生電流を
発生させる。また、クラッチ8が解放された状態では、
モータトルクのみが駆動出力系6へ伝達される。 【0015】次に、制御系9の説明をする。制御系9
は、制御手段である車両制御装置10と、エンジン制御
装置11と、モータ制御装置12とを備えている。各制
御装置10、11、12は、例えばCPU(中央処理装
置)、各種プログラムやデータが格納されたROM(リ
ード・オン・メモリ)、ワーキングエリアとして使用さ
れるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)等を備えた
マイクロコンピュータによって構成されている。 【0016】車両制御装置10は、最終的に駆動出力系
6に伝達される駆動出力を制御する。トルクをアクセル
センサ13から入力されるアクセル開度に基づいて、最
終的に駆動出力系6に伝達される駆動トルクを決定し、
モータ電流指令値IMを上げて決定された駆動トルクを
駆動出力系6に伝達されるように制御する。 【0017】エンジン制御装置11は、車両制御装置1
0から入力されるスロットル開度信号を受けると、信号
に応じたスロットル開度の調整を行い、エンジン出力を
制御する。また、空燃比(A/F)選択指令信号を受け
ると、リーンとストイキのいずれかの空燃比を選択し、
効率特性を制御する。 【0018】モータ制御装置12は、車両制御装置10
から入力されるモータ電流指令値IMを受けると、バッ
テリー4から供給される駆動電流を調整して発電機/モ
ータ3のモータトルクを制御する。また、車両制御装置
10から入力される回生電流指令値を受けると、発電機
/モータ3からバッテリー4に対して回生電流を流す。 【0019】一方、車両制御装置10は、走行負荷検出
手段から入力される走行負荷の検出値が、所定の閾値に
達すると、検出された走行負荷に対応した最適なエンジ
ンの効率特性を選択する。さらに車両制御装置10は、
選択された各効率特性において、最も効率の高いエンジ
ントルクを決定し、効率特性の変更によって生ずるエン
ジントルクの変動分を補正するように、モータトルクを
決定する。 【0020】車両制御装置10は、選択された効率特性
を発揮する空燃比を指示する空燃比選択指令信号と、上
記決定されたエンジントルクに対応するスロットル開度
を指示するスロットル開度信号をエンジン制御装置11
へ出力する。即ち、エンジン2の効率特性は、エンジン
制御装置11を介して、上記空燃比選択指令信号によっ
て変更される。 【0021】さらに車両制御装置10は、上記決定され
たモータトルクに対応するモータ電流指令値IMをモー
タ制御装置12へ出力する。例えば、効率特性を変更し
た結果、エンジントルクが低下した場合には、低下した
分の出力を補正するために、モータ電流指令値IMを上
げる。効率特性を変更した結果、エンジントルクが上昇
した場合には、上昇した分の出力を補正するために、モ
ータ電流指令値IMを下げるといった制御を行う。効率
特性を変更した結果、エンジントルクのみで必要な駆動
出力以上の出力が得られる場合には、余分なエンジント
ルクで発電機/モータ3を駆動して回生電流を生じさせ
るように、回生電流指令値を出力する。このように、エ
ンジン2は、各効率特性において常時最も効率の高い領
域で駆動させられ、かつ最終的に駆動出力系6に伝達さ
れるトルクは変動しない。 【0022】図2に示されているように、本実施例の場
合には、通常走行時には、NOX 排出量が低く、燃費の
良いリーン状態でエンジン2を駆動させ、負荷の大きい
高速走行や坂路走行時には、エンジントルクの大きなス
トイキ状態で駆動させるよう制御される。ストイキ状態
では、エンジンからのNOX 排出量は、増加するが、3
元触媒が作用するので、車両としてのNOX 排出量は低
く抑えられる。そして、エンジン2は、リーンおよびス
トイキの各状態において、最も駆動効率の高い状態を維
持し、各状態において、常時一定のトルクが出力されて
いる。 【0023】以下、上記駆動系の車両制御装置10の制
御動作について、図4のタイムチャートおよび図5ない
し図7のフローチャートに基づいて詳細に説明する。図
4のタイムチャートにおける(0)位置では、平坦路を
低速走行している状態が示されている。アクセル開度α
の値は低く、混合気体の空燃比(A/F)はリーンであ
り、リーン状態で最も効率の高いトルクでエンジン2は
駆動している。この状態のエンジントルクで、駆動出力
系の駆動トルクを十分賄っており、余分なエンジントル
クで発電機/モータ3を駆動させ、発電機/モータ3か
ら回生電流をバッテリー4へ流している。 【0024】また、このような通常走行時では、図5に
示されているように、アクセル応答制御が行われる(ス
テップ101)。図7に基づいて、アクセル応答制御に
ついて説明する。アクセルセンサ13によって、アクセ
ル開度αが入力されると(ステップS11)、アクセル
開度αに応じた駆動力を駆動車輪に与えるために、駆動
出力系に最終的に出力される駆動トルクT0 を決定する
(ステップS12)。従って駆動トルクT0 は、アクセ
ル開度αの値の変化に従って変化する。 【0025】駆動トルクT0 の変化に伴って、モータト
ルクTM の値を変更すべく、駆動トルクT0 からエンジ
ントルクTE を差し引いてモータトルクTM を決定する
(ステップS13)。モータトルクTM0をモータトルク
TM に変更するためにモータ電流指令値IMを出力する
(ステップS14)。 【0026】アクセル応答制御(ステップS11〜S1
4)は、走行中は常時連続して行われる。図4中の
(1)位置に示されているように、アクセルが踏み込ま
れてアクセル開度が増し、α1 からα2 に変化すると、
その変化量に応じて、モータ電流指令値が増し、IM0
からIM1 へ変化する。このようにして、アクセル開度
に応じた駆動トルクが得られる。 【0027】本実施例では、検出される走行負荷は、バ
ッテリー充電量SOCである。走行負荷検出手段である
バッテリーセンサ14から検出された検出値が、閾値a
1 (60%)以下であるか否かを判断する(ステップ1
02)。60%より大きい場合には、アクセル応答制御
を続ける。上記のように駆動トルクT0 の上昇によって
走行負荷が増すと、バッテリー充電量SOCが減少す
る。 【0028】図4中(2)位置に示されているように、
バッテリー充電量SOCが60%以下となると、エンジ
ン2に供給される空燃比をストイキに変更するとともに
(図4中(3)位置)、エンジン2がストイキ状態で駆
動した際に最も効率の高いエンジントルクTE2が出力で
きるように、エンジンのスロットル開度を決定する(ス
テップ103)。ステップ103の決定に基づいて、空
燃比選択指令信号とスロットル開度信号を、エンジン制
御装置11へ出力し、エンジン2の効率特性をリーンか
らストイキへ変更させるとともに、エンジントルクをT
E1からTE2へ変更させる(ステップ104)。 【0029】一方、エンジントルクの増加によって、駆
動トルクT0 が増加しないように、即ち、アクセル開度
に応じて決定されなければならない駆動トルクT0 が、
エンジンの効率特性の変更によって変動しないようにモ
ータトルクTM1の値を減少させる補正をする。 【0030】即ち、駆動トルクT0 からストイキ状態で
のエンジントルクTE2を差し引いた値を、補正したモー
タトルクTM2として決定する(ステップ105)。そし
て、モータトルクをTM2に変更するように設定されたモ
ータ電流指令値IM2 を出力する(ステップ106)
(図4中(4)位置)。モータトルクTM1の補正方法と
しては、エンジントルクTE1の変化量ΔTE をモータト
ルクTM1から差し引く方法(TM2=TM1−ΔTE )とし
てもよい。 【0031】アクセル開度がα2 からα1 へ減少する
と、アクセル応答制御(ステップ107)により、モー
タトルクTM2が減少して駆動トルクT0 が減少する。こ
の時、車両制御装置10は、モータ電流指令値をIM2
からIM3 へ減少させてモータトルクTM2を制御する
(図4中(5)位置)。モータトルクTM2の減少によっ
て、発電機/モータ3からバッテリー4へ放電が行わ
れ、バッテリー充電量SOCが増加する。 【0032】一方、ストイキ状態の場合では、バッテリ
ー充電量SOCが閾値a2 (70%)以上となっている
か否かを判断する(ステップ108)。70%以下の場
合には、アクセル応答制御(ステップ107)を繰り返
す。図4中(6)位置に示されているように、バッテリ
ー充電量SOCが70%以上となると、エンジン2に供
給される空燃比をリーンに変更するとともに、エンジン
2がリーン状態で駆動した際に最も効率の高いエンジン
トルクTE1が出力できるように、エンジン2のスロット
ル開度を決定する(ステップ109)。ステップ109
の決定に基づいて、空燃比選択指令信号とスロットル開
度信号を、エンジン制御装置11へ出力し、エンジン2
の効率特性をストイキからリーンへ変更させるととも
に、エンジントルクをTE2からTE1へ変更させる(ステ
ップ110)(図4中(7)位置)。 【0033】一方、エンジントルクの減少によって、駆
動トルクT0 が減少しないように、即ち、アクセル開度
に応じて決定されなければならない駆動トルクT0 が、
エンジンの効率特性の変更によって変動しないようにモ
ータトルクTM2の値を増加させる補正をする。 【0034】即ち、駆動トルクT0 からリーンでのエン
ジントルクTE3を差し引いた値を、補正したモータトル
クTM3として決定する(ステップ111)。そして、モ
ータトルクをTM3に変更するように設定されたモータ電
流指令値IM4 を出力する(ステップ112)(図4中
(8)位置)。 【0035】なお、上述のように、走行負荷として検出
されるバッテリー充電量SOCは、ヒステリシスを有
し、減少した時と、増加したときで異なる閾値a1 ,a
2 (a1 <a2 )が設定され、ハンチングが防止されて
いる。 【0036】以上のような制御動作によって、エンジン
は、走行負荷の大小にかかわりなく、各効率特性におい
て、常に最も駆動効率の良い状態て駆動することができ
る。次に、以上のような制御動作は、例えば次に説明す
るようなハイブリッド車両の駆動系に対して作用する。
以下、図8に基づいて説明する。 【0037】図8には、FF(フロントエンジン・フロ
ントドライブ)式の車両の駆動系の一例が示されてい
る。従来、FF式の車両には、回転軸が横方向になるよ
うにエンジンを搭載した横置FF車両と、回転軸が縦方
向になるようにエンジンを搭載した縦置FF車両とがあ
る。前記横置FF車両には、エンジンの回転をカウンタ
ドライブギヤとカウンタドリブンギヤから成るカウンタ
ギヤを介してディファレンシャル装置に伝達するカウン
タギヤ式のものと、エンジンの回転をチェーンを介して
ディファレンシャル装置に伝達するチェーン式のものが
あり、前記カウンタギヤ式のものは、更にカウンタギヤ
を中間部に設けた中間部配置型のものと、カウンタギヤ
を後部に設けた後部配置型のものがある。 【0038】図8に示されている構成は、回転軸が横方
向になるようにエンジン2を搭載した横置FF車両であ
り、エンジン2の回転をカウンタギヤを介してディファ
レンシャル装置21に伝達するカウンタギヤ式であり、
かつ、カウンタギヤを中間部に設けた中間部配置型の車
両である。なお、本発明は、上述の他の型の車両に適用
することもできる。 【0039】エンジン2以外の駆動系は、駆動装置ケー
ス22内に収容されており、駆動装置ケース22内に
は、発電機/モータ3と、ディファレンシャル装置21
と、トルクコンバータ23と、前進時に常時係合するク
ラッチ8と、プラネタリギヤユニット24と、ブレーキ
B1と、ワンウェイクラッチF1とが設けられている。 【0040】発電機/モータ3は、駆動装置ケース22
に固定されたステータ3aと、伝動軸25に連結された
ロータ3bとを有している。ステータ3aにはコイル3
cが巻装されていて、該コイル3cに駆動電流を流すこ
とによってロータ3bを回転させることができる。そし
て、前記エンジン2および/または発電機/モータ3の
回転は、前記伝動軸25に固定されたカウンタドライブ
ギヤ26に伝達される。 【0041】ディファレンシャル装置21からは、ディ
ファレンシャル装置21によって減速され、差動させら
れた回転を左右の駆動輪に伝達するための駆動軸27が
突設されている。 【0042】プラネタリギヤユニット24はシンプルプ
ラネタリ型のものであり、リングギヤ24aと、ピニオ
ンギヤ24bと、サンギヤ24cと、ピニオンギヤ24
bを支持するキャリヤ24dとを備えている。 【0043】エンジン2の出力軸5は、トルクコンバー
タ23の入力側に接続され、トルクコンバータ23の出
力軸28は、クラッチ8の入力側に接続されている。ク
ラッチ8の出力側は、プラネタリギヤユニット24の入
力軸29に接続され、入力軸29は、キャリヤ24dに
接続されている。サンギヤ24cの回転は、ブレーキB
1によって選択的に止められる。また、ワンウェイクラ
ッチF1は、サンギヤ24cとキャリヤ24dの間に設
けられている。リングギヤ24aには、伝動軸25の一
端が接続され、他端にはカウンタドライブギヤ26が固
定されている。 【0044】伝動軸25の近傍には、伝動軸25と平行
となる位置にカウンタドライブシャフト31が配設され
ていて、該カウンタドライブシャフト31には、カウン
タドリブンギヤ32と出力ギヤ33が設けられる。該カ
ウンタドリブンギヤ32は前記カウンタドライブギヤ2
6と噛合しており、該カウンタドライブギヤ26の回転
は、出力ギヤ33に伝達される。 【0045】そして、該出力ギヤ33の回転は、該出力
ギヤ33と噛合する出力大歯車34に伝達される。前記
出力ギヤ33の歯数に対して前記出力大歯車34の歯数
は多く、前記出力ギヤ33及び出力大歯車34で最終減
速機を構成する。該最終減速機によって減速された前記
出力大歯車34の回転は、ディファレンシャル装置21
に伝達され、差動させられて左右の駆動軸27に伝達さ
れる。上記構成において、駆動出力系6は、カウンタド
ライブシャフト31と、カウンタドリブンギヤ32と、
出力ギヤ33と、出力大歯車34と、ディファレンシャ
ル装置21とによって構成される。 【0046】上記構成の駆動系において、前記発電機/
モータ3に駆動電流を供給せず、エンジン2を作動させ
ると、エンジン2の回転は出力軸5を介してトルクコン
バータ23に伝達され、さらに出力軸28を介してクラ
ッチ8に伝達される。そして、該クラッチ8が係合され
ると出力軸28に伝達された回転は入力軸29を介して
プラネタリギヤユニット24のキャリヤ24dに伝達さ
れる。 【0047】前記プラネタリギヤユニット24において
は、ブレーキB1が解放されると、キャリヤ24dに入
力された回転によってワンウェイクラッチF1がロック
されて直結状態になる。したがって、入力軸29の回転
がそのまま伝動軸25に伝達される。また、ブレーキB
1が係合されると、サンギヤ24cが固定され、リング
ギヤ24aから増速された回転が出力され、伝動軸25
を介してカウンタドライブギヤ26に伝達される。 【0048】そして、前述したようにカウンタドライブ
ギヤ26に伝達された回転は、カウンタドリブンギヤ3
2を介してカウンタドライブシャフト31に伝達され、
出力ギヤ33及び出力大歯車34で構成される最終減速
機によって減速されてディファレンシャル装置21に伝
達される。この時、エンジン2のみによって車両を走行
させることができ、発電機/モータ3において回生電流
Iを発生させるようにすることができる。 【0049】次に、クラッチ8を解放し、発電機/モー
タ3を駆動すると、該発電機/モータ3においてモータ
トルクTM が発生する。該モータトルクTM は、伝動軸
25に出力され、同様にカウンタドライブギヤ26に伝
達される。この時、発電機/モータ3のみによって車両
を走行させることも可能である。また、前記エンジン2
を作動させ、クラッチ8を係合し、発電機/モータ3を
駆動すると、エンジン2及び発電機/モータ3によって
車両を走行させることができる。 【0050】次に、第2実施例のハイブリッド車両の構
成について説明する。本実施例では、制御系の制御動作
のみが異なり、他の構成は上記第1実施例と同様である
ため、制御動作のみを説明し、他の説明は省略する。こ
の実施例の駆動制御においては、第1の負荷として蓄積
走行負荷を検出し、瞬時走行負荷または第1の負荷とは
異なる蓄積走行負荷の中から、第2の負荷として2つの
負荷を検出する。そして、第2の負荷の検出値の少なく
とも1つが閾値を越えた時に、エンジンの効率特性の変
更を行うように制御される。 【0051】そして、この閾値は、第1の負荷の検出値
に基づいて、逐次変動する。本実施例では、第1の負荷
として蓄積走行負荷としてバッテリー充電量(%)を検
出し、第2の負荷として、各時刻におけるアクセル開度
(%)と車速(km/h)とを検出している。 【0052】図9と図10は、バッテリー充電量SOC
と、アクセル開度αおよび車速Vの各閾値b,cとの関
係を示すグラフである。この関数は、予め車両制御装置
10内に記憶されており、検出されたバッテリー充電量
SOCが入力されると、その都度、アクセル開度閾値b
と車速閾値cとが決定される。図11は、バッテリー充
電量SOCが、ある値を示した時の閾値を示す図であ
る。図中o−k−l−mで示された領域の内側にアクセ
ル開度と車速が位置すればリーン状態、外側に位置すれ
ばストイキ状態となる。そして、領域o−k−l−mの
面積は、バッテリー充電量SOCが少なくなるに応じて
小さくなり、バッテリー充電量SOCが多くなると大き
くなる。 【0053】以下、第2実施例の制御系の制御動作につ
いて、図12のタイムチャート、図13ないし図15の
フローチャートに基づいて詳細に説明する。通常走行時
では、図13に示されているように、アクセル応答制御
(ステップ201)と閾値制御(ステップ202)が行
われる。アクセル応答制御については、第1実施例にお
ける動作と同様であるため説明を省略し、図15に基づ
いて閾値制御について説明する。走行負荷検出手段であ
るバッテリセンサ14から検出された検出値が入力され
ると(ステップS21)、図9、図10に示されている
グラフに基づいて、アクセル開度閾値bと車速閾値cが
決定される。 【0054】アクセル応答制御(ステップS11〜S1
4)および閾値制御(ステップS21〜S22)は、走
行中は常時連続して行われる。図12中の(1)位置に
示されているように、アクセルが踏み込まれてアクセル
開度が増すと、その増加量に応じて、モータ電流指令値
IMが増す。 【0055】アクセルセンサ13から検出されたアクセ
ル開度αの値が、閾値制御において決定された閾値b1
以上であるか否かを判断する(ステップ203)。閾値
b1以下である場合には、さらに車速センサ15から検
出された車速Vの値が閾値c1 以上であるか否かを判断
する(ステップ204)。閾値c1 以下である場合に
は、アクセル応答制御と閾値制御とが続けられる。 【0056】ステップ203およびステップ204にお
いて、アクセル開度が閾値b1 以上であった場合、また
は車速が閾値c1 以上であった場合には、エンジン2に
供給される空燃比をストイキに変更するとともに(図1
2中(2)位置)、エンジン2がストイキ状態で駆動し
た際に最も効率の高いエンジントルクTE2が出力できる
ように、エンジンのスロットル開度を決定する(ステッ
プ205)。ステップ205の決定に基づいて、空燃比
選択指令信号とスロットル開度信号を、エンジン制御装
置11へ出力し、エンジン2の効率特性をリーンからス
トイキへ変更させるとともに、エンジントルクをTE1か
らTE2へ変更させる(ステップ206)(図12中
(3)位置)。 【0057】一方、エンジントルクの増加によって、駆
動トルクT0 が増加しないように、即ち、アクセル開度
に応じて決定されなければならない駆動トルクT0 が、
エンジンの効率特性の変更によって変動しないようにモ
ータトルクTM1の値を減少させる補正をする。 【0058】即ち、駆動トルクT0 からストイキでのエ
ンジントルクTE2を差し引いた値を、補正したモータト
ルクTM2として決定する(ステップ207)。そして、
モータトルクをTM2に変更するように設定されたモータ
電流指令値IM2 を出力する(ステップ208)(図1
2中(4)位置)。 【0059】アクセルの踏み込みを解除して、アクセル
開度が減少すると、アクセル応答制御(ステップ20
9)により、モータトルクTM2が減少して(図12中
(5)位置)駆動トルクT0 が減少する。同時に閾値制
御(ステップ210)によりバッテリー充電量SOCに
基づき各閾値が決められる。 【0060】ストイキ状態では、アクセルセンサ13か
ら検出されたアクセル開度αの値が、閾値制御において
決定された閾値b2 以下であるか否かが判断される(ス
テップ211)。閾値b2 以上である場合には、さらに
車速が閾値c2 以下であるか否かを判断する(ステップ
212)。閾値c2 以上である場合には、アクセル応答
制御と閾値制御とが続けられる。 【0061】ステップ211およびステップ212にお
いて、アクセル開度が閾値b2 以下であった場合、また
は車速が閾値c2 以下であった場合には、図12中
(6)位置に示されているように、エンジン2に供給さ
れる空燃比をリーンに変更するとともに、エンジン2が
リーン状態で駆動した際に最も効率の高いエンジントル
クTE1が出力できるように、エンジン2のスロットル開
度を決定する(ステップ213)。 【0062】ステップ213の決定に基づいて、空燃比
選択指令信号とスロットル開度信号を、エンジン制御装
置11へ出力し、エンジン2の効率特性をストイキから
リーンへ変更させるとともに、エンジントルクをTE2か
らTE1へ変更させる(ステップ214)(図12中
(7)位置)。 【0063】一方、モータトルクTM2は、既述のよう
に、アクセル開度の減少速度に応じた速度で減少する
が、エンジントルクTE の減少に伴って、駆動トルクT
0 の減少速度が変動しないように、モータトルクTM3が
決定される。 【0064】駆動トルクT0 からリーンでのエンジント
ルクTE3を差し引いた値を、補正したモータトルクTM3
として決定する(ステップ215)。そして、モータト
ルクをTM3に変更するように設定されたモータ電流指令
値IM3 を出力する(ステップ216)。タイムチャー
ト上では、モータトルクTM の減少速度が緩やな減少速
度に変化する(図12中(8)位置)。 【0065】なお、上述のように、第2の走行負荷とし
て検出されるアクセル開度および車速は、ヒステリシス
を有し、増加した時と、減少した時とで異なる閾値b1
,b2 (b1 >b2 )、c1 ,c2 (c1 >c2 )が
設定され、ハンチングが防止されている。 【0066】以上のような制御動作により、バッテリー
充電量SOCが少ない場合には、ストイキ領域が広がっ
て、バッテリー充電量SOCを早期に回復させるように
作動し、バッテリー充電量SOCが十分な場合には、リ
ーン領域が広がって、エンジンは主として燃費の良いリ
ーン領域で駆動するように制御される。このような制御
動作によって、ハイブリッド車両全体のエネルギー効率
が、一層向上する。なお、図12中、点線で示されてい
るのは、上記のような制御を行わなかった場合を示すも
のである。 【0067】以上説明した第1および第2実施例では、
エンジンの効率特性が、リーンとストイキの2種類であ
ったが、エンジンに供給される混合気体の空燃比を複数
種類設け、走行負荷に応じて、最も効率の良い効率特性
を逐次選択するように制御してもよく、さらには、走行
負荷の変化に応じて空燃比を連続的に変化させるように
制御してもよい。この場合には、さらに高効率でエンジ
ンを稼動させることができる。 【0068】また、検出される走行負荷には、瞬時走行
負荷と、蓄積走行負荷とがある。瞬時走行負荷とは、各
時刻における走行負荷として検出できる量であって、例
えば車速(km/h)、アクセル開度(%)、モータと
して駆動している時の発電機/モータ3の出力値(k
w)、バッテリ出力値(kw,I,V)などが挙げられ
る。また、蓄積走行負荷とは、走行負荷の蓄積量として
検出できる量であって、これには、バッテリー充電量の
他に、例えばモータ出力の積算値(kwh)、バッテリ
ー出力の積算値(kwh,Ah)などが挙げられる。 【0069】また、上記第2実施例における第1の負荷
として検出されるものには、バッテリー充電量の他に、
モータとして駆動している時の発電機/モータのモータ
出力の積算値(kwh)やバッテリー出力の積算値(k
wh,Ah)などであってもよい。さらに、第2の負荷
として検出されるものには、アクセル開度(%)や車速
(km/h)の他、モータとして駆動している時の発電
機/モータのモータ出力値(kw)、蓄電手段出力値
(kw,I,V)、モータ出力の積算値(kwh)、バ
ッテリー出力の積算値(kwh,Ah)などであっても
よい。 【0070】これらの走行負荷を検出する走行負荷検出
手段としては、次のようなものが挙げられる。バッテリ
ー充電量を検出する手段としてはバッテリセンサ、アク
セル開度を検出する手段としてはアクセルセンサ、車速
を検出する手段としては車速センサ、モータの出力を検
出する手段としては、モータ電流センサ、バッテリー出
力を検出する手段としては、バッテリ電流・電圧センサ
などが挙げられる。 【0071】ガソリン機関で構成されるエンジン2とし
ては、上記リーンバーンエンジンの他、気筒の一部を休
止させることができる可変気筒エンジンを用いても良
い。例えば、走行負荷が低い場合には、一部気筒を休止
し、走行負荷が高い場合には、全気筒を運転するように
制御する。 【0072】この他、可変弁機構を持つ高膨張比エンジ
ン(ミラーサイクルエンジン)を用いることもできる。
例えば、エンジンの弁機構を改造して、圧縮比と膨張比
との比率を複数設定可能とし、設定された各比率におい
て最も効率の良いエンジントルクで駆動させるように制
御する。具体的には、走行負荷が低い時は、膨張比に対
して圧縮比を下げ、走行負荷が高い時は、圧縮比を上げ
るように制御する。 【0073】発電機/モータ3としては、直流モータの
他、交流誘導モータや交流マグネットモータを用いるこ
とができる。さらに、蓄電手段としては、上記各実施例
で用いられているバッテリーの他、キャパシタ、フライ
ホイール・バッテリー、油圧(空圧)アキュムレータな
どが挙げられる。キャパシタは、大容量コンデンサであ
り、残存電力容量は、キャパシタの電圧を検出すること
で知ることができる。フライホイール・バッテリーは、
フライホイールに同軸に配置されたモータでフライホイ
ールを駆動・回生させることにより、電力を出し入れす
るバッテリーであり、残存電力容量は、フライホイール
の回転数を検出することにより知ることができる。油圧
(空圧)アキュムレータは、アキュムレータに連結され
た油圧(空圧)ポンプによりアキュムレータに油圧(空
圧)を出し入れすることにより、電力を出し入れするバ
ッテリーであり、残存電力容量は、油圧(空圧)を検出
することにより知ることができる。また、バッテリーの
種類としては、鉛電池、ニッケル・カドミウム電池、ニ
ッケル・鉄電池、ニッケル・亜鉛電池、リチウム電池な
どが挙げられる。 【0074】次に、上記第1および第2実施例と異なる
駆動系を有する実施例について説明する。図16は本発
明の第3の実施例におけるハイブリッド型車両の駆動系
を示す概念図である。 【0075】図において、2はエンジン(EG)、41
は前記エンジン2を駆動することによって発生させられ
た回転を出力する出力軸、42は前記出力軸41を介し
て入力された回転に対して変速を行う差動歯車装置とし
てのプラネタリギヤユニット、43は前記プラネタリギ
ヤユニット42における変速後の回転が出力される出力
軸、44は前記出力軸43に固定された第1カウンタド
ライブギヤ、45は伝達軸46を介して前記プラネタリ
ギヤユニット42と連結された発電機(G)である。な
お、前記出力軸43はスリーブ形状を有し、前記出力軸
41を包囲して配設される。また、前記第1カウンタド
ライブギヤ44はプラネタリギヤユニット42よりエン
ジン2側に配設される。 【0076】前記プラネタリギヤユニット42は、サン
ギヤS、該サンギヤSと噛合するピニオンP、該ピニオ
ンPと噛合するリングギヤR、及び前記ピニオンPを回
転自在に支持するキャリヤCRから成る。また、前記サ
ンギヤSは前記伝達軸46を介して発電機45と、リン
グギヤRは出力軸43を介して第1カウンタドライブギ
ヤ44と、キャリヤCRは出力軸41を介してエンジン
2と連結される。 【0077】さらに、前記発電機45は前記伝達軸46
に固定され、回転自在に配設されたロータ47、該ロー
タ47の周囲に配設されたステータ48、及び該ステー
タ48に巻装されたコイル49から成る。前記発電機4
5は、伝達軸46を介して伝達される回転によって電力
を発生させる。前記コイル49は図示しないバッテリに
接続され、該バッテリに電流を供給して蓄電する。 【0078】また、50は前記バッテリからの電流を受
けて回転を発生させるモータ(M)、51は前記モータ
50の回転が出力される出力軸、52は前記出力軸51
に固定された第2カウンタドライブギヤである。前記モ
ータ50は、前記出力軸51に固定され、回転自在に配
設されたロータ53、該ロータ53の周囲に配設された
ステータ54、及び該ステータ54に巻装されたコイル
55から成る。前記モータ50は、コイル55に供給さ
れる電流によってトルクを発生させる。そのために、前
記コイル55は図示しないバッテリに接続され、該バッ
テリから電流が供給されるようになっている。 【0079】そして、前記エンジン2の回転と同じ方向
に図示しない駆動輪を回転させるために、カウンタシャ
フト56が配設され、該カウンタシャフト56にカウン
タドリブンギヤ57が固定される。また、該カウンタド
リブンギヤ57と前記第1カウンタドライブギヤ44と
が、及びカウンタドリブンギヤ57と第2カウンタドラ
イブギヤ52とが噛合させられ、前記第1カウンタドラ
イブギヤ44の回転及び第2カウンタドライブギヤ52
の回転が反転されてカウンタドリブンギヤ57に伝達さ
れるようになっている。 【0080】さらに、前記カウンタシャフト56には前
記カウンタドリブンギヤ57より歯数が小さなデフピニ
オンギヤ58が固定される。そして、前記カウンタシャ
フト56に平行な軸線上にデフリングギヤ59が配設さ
れ、該デフリングギヤ59と前記デフピニオンギヤ58
とが噛合させられる。また、前記デフリングギヤ59に
ディファレンシャル装置60が固定され、デフリングギ
ヤ59に伝達された回転が前記ディファレンシャル装置
60によって差動させられ、駆動輪に伝達される。以上
の構成において、駆動出力系6は、カウンタシャフト5
6と、カウンタドリブンギヤ57と、デフピニオンギヤ
58と、デフリングギヤ59と、ディファレンシャル装
置60によって構成されている。 【0081】このように、エンジン2によって発生させ
られた回転をカウンタドリブンギヤ57に伝達すること
ができるだけでなく、モータ50によって発生させられ
た回転をカウンタドリブンギヤ57に伝達することがで
きるので、エンジン2だけを駆動するエンジン駆動モー
ド、モータ50だけを駆動するモータ駆動モード、並び
にエンジン2及びモータ50を駆動するエンジン・モー
タ駆動モードでハイブリッド型車両を走行させることが
できる。また、発電機45によってエンジン2を始動さ
せることもできる。 【0082】このような駆動系において、図1に示され
ているような制御系9で制御を行う場合には、モータ
(M)50のモータトルクとエンジン(EG)2が制御
される。つまり、エンジン2の効率特性の変更によって
変動するトルクの補正は、モータ50のモータトルクを
調整することにより行われる。 【0083】次に、第4実施例のハイブリッド車両の駆
動系について説明する。図17は本実施例のシリーズ型
ハイブリッド車両の駆動系を示す概念図である。この駆
動系は、エンジン2と、該エンジン2の駆動力によって
発電する発電機71と、モータ72とを備え、モータ7
2の出力軸73は、ディファレンシャル装置74に連結
されている。そして、モータ72の駆動力のみが、ディ
ファレンシャル装置74を介して、駆動輪75に伝達さ
れる構成となっている。 【0084】発電機71で発電された電力は、コンバー
タ76を介してバッテリ77に充電される。また、バッ
テリ77に蓄えられている電力は、インバータ78を介
してモータ72の駆動電力として供給される。この上記
構成の実施例では、エンジントルクは駆動輪に伝達され
ないため、エンジンの効率特性を変更することによる、
駆動出力系のトルクの変動を考慮する必要がない。この
ため、モータ3の制御は、アクセル開度に応じて駆動ト
ルクを得るためのアクセル応答制御のみが行われ、エン
ジントルクの変動を補正する制御は行われない。他の制
御動作は、第1実施例で説明した内容と同様であるた
め、説明を省略する。 【0085】このような制御によって、走行負荷に応じ
て最適な効率特性を選択することができ、どのような走
行負荷がかかった状態でも、常にエンジンを最も効率の
良い状態で駆動させ続けることが可能となる。 【0086】以上説明した本発明のハイブリッド車両
は、上記構成に限定されるものではなく、他の構成、例
えばシリーズ・パラレル型ハイブリッド車両などにも適
用することも可能である。シリーズ・パラレル型ハイブ
リッド車両の構成としては、例えば、発電機とトランス
ミッションの間にあるクラッチを切り離すことによりシ
リーズ型ハイブリッド車両となり、クラッチを結合する
ことによりパラレル型ハイブリッド車両となるようなも
のが挙げられる。 【0087】なお、ハイブリッド車両を次のように構成
することも可能である。 (1) エンジントルクを発生し、異なる複数の効率特
性を指令信号に応じて変更可能な燃焼エンジンと、駆動
電力を受けてモータトルクを発生するモータと、前記モ
ータの駆動電力を供給する蓄電手段と、走行負荷を検出
する走行負荷検出手段と、前記エンジントルクおよび/
またはモータトルクが伝達される駆動出力系と、前記燃
焼エンジンの効率特性と、前記モータのモータトルクと
を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記走
行負荷検出手段によって検出された検出値に応じて燃焼
エンジンの効率特性を変更するとともに、前記効率特性
の変更によって生じたエンジントルクの変動量を、前記
モータトルクの制御により補正するものであることを特
徴とするハイブリッド車両。 (2) 前記モータは、さらに回転を受けて回生電流を
発生する発電機/モータであり、前記蓄電手段に前記回
生電流が蓄えられる上記(1)に記載のハイブリッド車
両。 (3) さらに、前記エンジントルクの一部が伝達され
る発電機を有し、該発電機によって発電された電力が前
記蓄電手段に蓄えられる上記(1)に記載のハイブリッ
ド車両。 (4) 異なる複数の効率特性を指令信号に応じて変更
可能な燃焼エンジンと、該燃焼エンジンの出力によって
モータの駆動電力を供給する発電機と、駆動電力を受け
て出力軸の駆動力を出力するモータと、前記モータの駆
動電力を供給し、および/または前記発電機で発電され
た電力を充電する蓄電手段と、走行負荷を検出する走行
負荷検出手段と、前記燃焼エンジンの効率特性を制御す
る制御手段とを有し、前記制御手段は、前記走行負荷検
出手段によって検出された検出値に応じて燃焼エンジン
の効率特性を変更するものであることを特徴とするハイ
ブリッド車両。 (5) 前記検出値は、蓄電手段の充電量、車速、アク
セル開度、モータ出力、蓄電手段出力の内の少なくとも
1つであり、前記制御手段は前記該検出値が閾値を越え
た時に前記燃焼エンジンの効率特性を変更するものであ
る上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のハイブリ
ッド車両。 (6) 前記走行負荷検出手段は、第1の負荷として蓄
電手段の充電量を検出し、第2の負荷として車速、アク
セル開度、モータ出力、蓄電手段出力、モータ出力の積
算値、蓄電手段出力の積算値の内の少なくとも1つとを
検出し、前記制御手段は、前記第2の負荷の検出値が閾
値を越えた時に前記燃焼エンジンの効率特性を変更する
とともに、前記第1の負荷の検出値に基づいて前記閾値
を制御する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の
ハイブリッド車両。 (7) 前記燃焼エンジンは、供給される燃料と空気の
混合気体の空燃比を変更することにより効率特性を変更
できるものである上記(1)ないし(6)のいずれかに
記載のハイブリッド車両。 【0088】このように構成したハイブリッド車両の作
用は以下の通りである。燃焼エンジンは各効率特性にお
いて、最も効率の高い状態で駆動している。燃焼エンジ
ンの駆動によって発生するエンジントルクと、モータの
駆動によって発生するモータトルクは、それぞれ同時
に、または選択的に一方が駆動出力系へ伝達される。 【0089】走行負荷に応じて変動させる駆動出力系の
駆動トルクの制御は、主としてモータトルクの制御によ
って行われる。モータの駆動電力は蓄電手段により供給
される。制御手段は、走行負荷検出手段から入力される
検出値に基づいて、指令信号を発信し、燃焼エンジンの
効率特性を選択する。さらに、燃焼エンジンの効率特性
の変更に伴って変動するエンジントルクの変動分を、モ
ータトルクを制御することにより補正し、最終的に駆動
出力系に伝達される駆動トルクの変動を防止する。 【0090】モータを発電機/モータとすることによっ
て、燃焼エンジンの余分な出力で回生電流を発生させ、
蓄電手段の蓄電量を回復させるように作用させることも
できる。 【0091】さらに、エンジントルクの一部が伝達され
る発電機を、モータとは別個に設けることにより、この
発電機によって発電された電力で蓄電手段の充電量を回
復させるように作用させることもできる。 【0092】一方、燃焼エンジンの駆動出力によって発
電する発電機を設け、この発電機から供給される駆動電
力によってモータを駆動する構成とした場合には、走行
負荷の検出値に基づいて、燃焼エンジンの効率特性を選
択し、モータへ供給される電力を変更し走行負荷の変動
に対応することができる。この場合、エンジントルクは
直接駆動出力系に伝達されないので、制御手段は、検出
された走行負荷の値に応じて、燃焼エンジンの効率特性
を選択するのみで、モータトルクの補正制御は行わな
い。 【0093】走行負荷の検出値に基づく、制御手段によ
る制御は、少なくとも1つの検出値について閾値を設定
し、該閾値を越えた時に、燃焼エンジンの効率特性を変
更するようにすることができる。 【0094】特にこの閾値は、蓄電手段の充電量に基づ
いて決定されるように制御させることもできる。例え
ば、充電量が少ない場合には、直ちに大トルクを出す効
率特性を選択して、蓄電手段の充電量を回復させ、充電
量が十分である場合には、燃費の良い効率特性を選択す
るように設定することができる。 【0095】燃焼エンジンとして、供給される燃料と空
気の混合気体の空燃比を変更することで効率特性を変更
することのできるリーンバーンエンジンを採用すると、
市街地走行などの低負荷走行時には、リーン領域で走行
し、高速走行や山岳走行などの高負荷走行時にはストイ
キ領域で走行するように選択することで、燃料効率を向
上させることができる。 【0096】以上説明したように、これらのハイブリッ
ド車両によれば、検出された走行負荷の変動に応じて、
最も効率の良い効率特性を選択することができるため、
エンジンは常時最も効率の高い駆動状態を維持すること
ができる。特にパラレル型のハイブリッド車両の場合に
は、エンジンの効率特性の変更によって生ずるエンジン
トルクの変動を、モータトルクによって補正するため、
走行フィーリングが良好に保たれる。また、モータを発
電機/モータとした場合には、停車中や、エンジントル
クが駆動トルクを十分賄っている場合などで、余分なト
ルクで回生電力を発生させることができ、この回生電力
を蓄電手段に蓄えることができる。このため、蓄電手段
の充電量の消費を抑制することができる。また、発電機
を別個に設けて、エンジントルクの一部で発電する構成
とした場合には、発電機を常時作動させることができる
ので、蓄電手段の充電量を安定させることができる。ま
た、シリーズ式ハイブリッド車両の場合においては、走
行負荷に応じて効率特性を変更することにより、各効率
特性において常時高効率の駆動を維持しながら、蓄電手
段の充電量を早期かつ迅速に回復させることができる。 【0097】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のハイブリ
ッド車両によれば、走行負荷検出手段によって検出され
た検出値に応じて前記燃焼エンジンに供給される燃料と
空気の混合気体の空燃比を変更することでストイキ状態
又はリーン状態を選択し、選択したストイキ状態又はリ
ーン状態において、前記燃焼エンジンの効率特性の高い
領域を維持したトルクを出力するので、搭載されている
エンジンを駆動効率の良い状態で駆動させることができ
る。また、センサで検出した充電量が閾値以下である場
合に、燃焼エンジンをストイキ状態とし、燃焼エンジン
から出力されるトルクによってモータで発電される電力
を蓄電手段に充電するので、蓄電手段の充電量が閾値以
下の場合に蓄電手段を充電することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】ハイブリッド車両の制御系の構成を示すブロッ
ク図である。 【図2】空燃比とエンジントルク、トルク変動等の関係
を示すグラフである。 【図3】エンジンの最大高率概念図である。 【図4】制御系の制御動作を示すタイムチャートであ
る。 【図5】制御系の制御動作を示すフローチャートであ
る。 【図6】制御系の制御動作を示すフローチャートであ
る。 【図7】サブルーチンであるアクセル応答制御の制御動
作を示すフローチャートである。 【図8】本発明のハイブリッド車両の駆動系の構成例を
示す図である。 【図9】バッテリー充電量SOCとアクセル開度αの閾
値b1 (b2 )との関係を示すグラフである。 【図10】バッテリー充電量SOCと車速Vの閾値c1
(c2 )との関係を示すグラフである。 【図11】バッテリー充電量SOCが或る値であった時
のアクセル開度と車速の閾値を示す図である。 【図12】第2実施例における制御動作を示すタイムチ
ャートである。 【図13】制御系の制御動作を示すフローチャートであ
る。 【図14】制御系の制御動作を示すフローチャートであ
る。 【図15】サブルーチンである閾値制御の制御動作を示
すフローチャートである。 【図16】第3実施例の駆動系の構成を示す概念図であ
る。 【図17】シリーズ式ハイブリッド車両の駆動系の構成
を示す概念図である。 【符号の説明】 1 ハイブリッド車両 2 エンジン 3 発電機/モータ 3a ステータ 3b ロータ 3c コイル 4 バッテリー 5 エンジン出力軸 6 駆動出力軸 7 発電機/モータの出力軸 8 クラッチ 9 制御系 10 車両制御装置(制御手段) 11 エンジン制御装置 12 モータ制御装置 13 アクセルセンサ 14 バッテリセンサ 15 車速センサ 21 ディファレンシャル装置 22 駆動装置ケース 23 トルクコンバータ 24 プラネタリギヤユニット 24a リングギヤ 24b ピニオンギヤ 24c サンギヤ 24d キャリア 25 伝動軸 26 カウンタドライブギヤ 27 駆動軸 28 出力軸 29 入力軸 31 カウンタドライブシャフト 32 カウンタドリブンギヤ 33 出力ギヤ 34 出力大歯車 B1 ブレーキ F1 ワンウェイクラッチ 41 出力軸 42 プラネタリギヤユニット 43 出力軸 44 第1カウンタドライブギヤ 45 発電機(G) 46 伝達軸 47 ロータ 48 ステータ 49 コイル 50 モータ 51 出力軸 52 第2カウンタドライブギヤ 53 ロータ 54 ステータ 55 コイル 56 カウンタシャフト 57 カウンタドリブンギヤ 58 デフピニオンギヤ 59 デフリングギヤ 60 ディファレンシャル装置 71 発電機 72 モータ 73 出力軸 74 ディファレンシャル装置 75 駆動輪 76 コンバータ 77 バッテリ 78 インバータ S サンギヤ P ピニオン R リングギヤ CR キャリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 326 F02D 45/00 326 Fターム(参考) 3G084 BA05 BA09 EB12 FA05 FA10 3G093 AA01 AA07 BA19 CA05 DA01 DA06 DB05 DB19 EA04 EC02 3G301 HA01 JA02 KA06 MA01 ND03 PA11Z PF01Z PF03Z PG01Z 5H115 PA12 PC06 PG04 PI22 PI29 PO02 PO06 PO17 PU01 PU23 PU25 PV09 QI04 QN03 QN04 RE02 RE03 RE05 SE05 SE06 TB01 TE02 TE05 TE06 TI01 TO02 TO12 TO21

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジントルクを発生し、供給される燃
    料と空気の混合気体の空燃比を変更することによりスト
    イキ状態とリーン状態とを変更可能な燃焼エンジンと、 前記燃焼エンジンから出力されるトルクによって発電す
    るとともに、駆動電力を受けてモータトルクを出力する
    モータと、 前記モータに駆動電力を供給する蓄電手段と、 前記蓄電手段の充電量を検出するセンサと、 走行負荷を検出する走行負荷検出手段と、 前記走行負荷検出手段によって検出された検出値に応じ
    て前記燃焼エンジンに供給される燃料と空気の混合気体
    の空燃比を変更することでストイキ状態又はリーン状態
    を選択し、選択したストイキ状態又はリーン状態におい
    て、前記燃焼エンジンの効率特性の高い領域を維持した
    トルクを出力すると共に、前記センサで検出した充電量
    が閾値以下である場合に、前記燃焼エンジンをストイキ
    状態とし、前記燃焼エンジンから出力されるトルクによ
    って前記モータで発電される電力を前記蓄電手段に充電
    する制御手段と、を具備することを特徴とするハイブリ
    ッド車両。
JP2002355851A 2002-12-06 2002-12-06 ハイブリッド車両 Withdrawn JP2003247442A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002355851A JP2003247442A (ja) 2002-12-06 2002-12-06 ハイブリッド車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002355851A JP2003247442A (ja) 2002-12-06 2002-12-06 ハイブリッド車両

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11937295A Division JP3534271B2 (ja) 1995-04-20 1995-04-20 ハイブリッド車両

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003247442A true JP2003247442A (ja) 2003-09-05

Family

ID=28672766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002355851A Withdrawn JP2003247442A (ja) 2002-12-06 2002-12-06 ハイブリッド車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003247442A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007100639A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Toyota Motor Corp 車両および動力出力装置並びに車両の制御方法、動力出力装置の制御方法
JP2012066623A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Suzuki Motor Corp 内燃機関の出力制御装置
JP2014156221A (ja) * 2013-02-18 2014-08-28 Mazda Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置
JP2020002775A (ja) * 2016-03-12 2020-01-09 高砂建設株式会社 浚渫機を用いた浚渫方法
CN113715796A (zh) * 2021-07-23 2021-11-30 东风汽车集团股份有限公司 车辆的控制方法、装置、混动车辆和混动车辆的存储介质

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007100639A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Toyota Motor Corp 車両および動力出力装置並びに車両の制御方法、動力出力装置の制御方法
JP4566110B2 (ja) * 2005-10-06 2010-10-20 トヨタ自動車株式会社 車両および動力出力装置並びに車両の制御方法、動力出力装置の制御方法
JP2012066623A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Suzuki Motor Corp 内燃機関の出力制御装置
JP2014156221A (ja) * 2013-02-18 2014-08-28 Mazda Motor Corp ハイブリッド車両の制御装置
JP2020002775A (ja) * 2016-03-12 2020-01-09 高砂建設株式会社 浚渫機を用いた浚渫方法
CN113715796A (zh) * 2021-07-23 2021-11-30 东风汽车集团股份有限公司 车辆的控制方法、装置、混动车辆和混动车辆的存储介质
CN113715796B (zh) * 2021-07-23 2023-07-25 东风汽车集团股份有限公司 车辆的控制方法、装置、混动车辆和混动车辆的存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3534271B2 (ja) ハイブリッド車両
US7632212B2 (en) Hybrid vehicle and control method of the same
US7565942B2 (en) Vehicle drive control system and method
US7108088B2 (en) Hybrid vehicle and control method of hybrid vehicle
US6837215B2 (en) Automobile and controlling method for automobile
US8146692B2 (en) Hybrid vehicle, and hybrid-vehicle control method
US6116363A (en) Fuel consumption control for charge depletion hybrid electric vehicles
CN101797880B (zh) 混合动力车辆
US7865287B2 (en) Method and apparatus for controlling power flow in a hybrid powertrain system
US7377344B2 (en) Hybrid drive system for a motor vehicle
JP3852402B2 (ja) ハイブリッド駆動装置の制御装置
US8002057B2 (en) Hybrid drive system
US7555373B2 (en) Hybrid vehicle and control method of hybrid vehicle
US7426973B2 (en) Hybrid power unit
US7766788B2 (en) Drive force output apparatus, method for controlling same apparatus, and vehicle
US7291093B2 (en) Power output apparatus, control system for power output apparatus, and control method of power output apparatus
US7431111B2 (en) Hybrid power output apparatus and control method
US8204639B2 (en) Hybrid vehicle and control method thereof
US20100250042A1 (en) Vehicle and method of controlling the vehicle
JP4229105B2 (ja) ハイブリッド車およびその制御方法
US20090163317A1 (en) Power Output Apparatus, Vehicle Provided With the Same, and Method of Controlling the Same
CN104684784A (zh) 用于混合动力车辆的控制系统
CN103517842B (zh) 混合动力车辆的驱动控制装置
JP3799646B2 (ja) ハイブリッド車両
JP4016897B2 (ja) 蓄電装置の充放電制御装置および自動車

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20040217