JP2003246051A - 印刷物の印刷後処理装置、印刷装置、印刷後処理方法、及び印刷方法 - Google Patents

印刷物の印刷後処理装置、印刷装置、印刷後処理方法、及び印刷方法

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JP2003246051A JP2002049390A JP2002049390A JP2003246051A JP 2003246051 A JP2003246051 A JP 2003246051A JP 2002049390 A JP2002049390 A JP 2002049390A JP 2002049390 A JP2002049390 A JP 2002049390A JP 2003246051 A JP2003246051 A JP 2003246051A
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Atsushi Yanaka
厚志 矢仲
Tomio Ando
富雄 安藤
Masaru Masuda
勝 増田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、印刷物上のUV硬化型インクにUV
光を照射して硬化させるときに印刷物および印刷物表面
付近に発生するガス状分解生成物等の異臭原因物質を熱
分解することで臭気を低減させ、さらには前記UV光の
照射後でも未重合となっているインクをその後の加熱に
よる熱重合により完全硬化させ、良好な環境で良好な印
刷物を得ることを可能とする印刷物の印刷後処理装置、
印刷装置、印刷後処理方法、および印刷方法の提供を目
的とする。 【解決手段】UV硬化型インクで描画された印刷物にU
V光を照射することによりUV硬化型インクを硬化さ
せ、そしてUV光の照射された印刷物を今度は加熱する
ことにより印刷物及びその表面付近のガス状分解生成物
等を熱分解し、さらにはUV光照射後も未重合のUV硬
化型インクを熱重合させて完全硬化させる。加熱に当た
ってはUVランプで加熱された温風を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷物上のUV硬
化型インクにUV光を照射して硬化させるときに印刷物
およびその表面付近に発生するガス状分解生成物等の悪
臭原因物質を加熱により熱分解することで臭気を低減さ
せ、さらには前記UV光の照射後でも未重合となってい
るインクをその後の加熱による熱重合により完全硬化さ
せ、良好な環境で良好な印刷物を得ることを可能とする
印刷物の印刷後処理装置、印刷装置、印刷後処理方法、
および印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】UV硬化型インクにより印刷を施された
印刷物にはその被印刷媒体上のUVインクを硬化させる
ためにUV光の照射を行う。このUV光照射に当たって
は、印刷物及びその表面付近にガス状分解生成物等が発
生し、悪臭の原因となっている。そこで、従来は、この
悪臭が外に漏れ出さないようにエアカーテンを用いた
り、さらには発生したガス状分解生成物等を含む気体を
吸引し、その過程で悪臭原因物質を吸着させることによ
り漏れ出さないようにするような工夫が種々なされてい
る。また、このUV光を照射することにより発生する印
刷物およびその表面付近の悪臭の原因であるガス状分解
生成物等の発生を低減させるため、被印刷媒体のインク
による画像を描画する部分、例えば受像層などの成分を
変えるような工夫がされていた。
【0003】ところがこのように受像層に臭気低減のた
めの成分を用いる場合、使用できる被印刷媒体が限定さ
れてしまうという問題点があった。さらに、普通に使用
する受像層の材料の他に被印刷媒体に臭気低減のための
成分を用いなければならないため、被印刷媒体のコスト
も増大し非常に不経済であるという問題があった。また
被印刷媒体が浸透性のものである場合、インクがこれら
の被印刷媒体内に直ぐに浸透してしまうことにより、描
画された画像がにじみ、印刷物の品質が落ちてしまった
り、さらには使用するインクがUV硬化型インクである
と、被印刷媒体内に浸透したインクに硬化のために照射
したUV光が到達しにくいため、結果としてインクの未
重合による硬化不良という問題までを引き起こしてしま
う。また未重合状態のUV硬化型インクは皮膚刺激性が
あるなど、人体に対して有害となることが多く、普通の
インクと比較し一般に臭気が強いため、UV硬化型イン
クの硬化不良も極めて重要な問題である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来の技術が有する問題点を解決すべくなされ、その
課題とするところは、印刷物上のUV硬化型インクにU
V光を照射して硬化させるときに印刷物およびその表面
付近に発生するガス状分解生成物等の悪臭原因物質を加
熱により熱分解することで臭気を低減させ、さらには前
記UV光の照射によってもまだ未重合となっているイン
クをその後の加熱により熱重合させて完全硬化させ、良
好な環境で良好な印刷物を得ることを可能とする印刷物
の印刷後処理装置、印刷装置、印刷後処理方法、および
印刷方法の提供にある。
【0005】
【課題を解決しようとするための手段】本発明は以上の
ような課題を解決すべくなされ、請求項1に記載の発明
は、UV硬化型インクで描画された印刷物にUV光を照
射することによりUV硬化型インクを硬化させるための
UV光照射手段、及び、該UV光照射手段によりUV光
が照射された印刷物を加熱することにより印刷物及びそ
の表面付近のガス状分解生成物等を熱分解し、さらにU
V光照射後でも未重合のUV硬化型インクを熱重合させ
て完全硬化させるための加熱手段を少なくとも具備する
ことを特徴とする印刷物の印刷後処理装置である。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の印刷後処理装置において、前記加熱手段は、温
度の高い気体により前記印刷物を加熱するものであるこ
とを特徴とする。
【0007】さらにまた、請求項3に記載の発明は、請
求項2に記載の印刷後処理装置において、前記加熱手段
は、前記UV光照射手段のUVランプ冷却用ブロワによ
り送られ、UVランプの熱で高温になった気体を給排気
するための印刷物加熱用温風ブロワとこの前後に連設す
る給気通路と排気通路とを少なくとも有し、高温の気体
を該排気通路の開口部から加熱部分に向けて吹き出すよ
うになっているUVランプ冷却用気体再利用機構を備え
ることを特徴とする。
【0008】さらにまた、請求項4に記載の発明は、U
V硬化型インクを使用するUV硬化型インク印刷手段、
及び、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の印刷後
処理装置を少なくとも具備することを特徴とする印刷装
置である。
【0009】さらにまた、請求項5に記載の発明は、請
求項4に記載の印刷装置において、前記UV硬化型イン
ク印刷手段が、インクジェット印刷方式を使用している
ことを特徴とする。
【0010】さらにまた、請求項6に記載の発明は、U
V硬化型インクで描画された印刷物にUV光を照射する
UV光照射工程、しかる後に、該印刷物を加熱すること
により該印刷物及びその表面付近のガス状分解生成物等
を熱分解し、さらにUV光照射後でも未重合のUV硬化
型インクを熱重合させて完全硬化させるための加熱工程
を少なくとも経ることを特徴とする印刷後処理方法であ
る。
【0011】さらにまた、請求項7に記載の発明は、請
求項6に記載の印刷後処理方法において、前記加熱工程
では、温度の高い気体を用いて前記印刷物を加熱するこ
とを特徴とする。
【0012】さらにまた、請求項8に記載の発明は、請
求項7に記載の印刷後処理方法において、前記UV光照
射工程では、UVランプ冷却用ブロワにより吹き付ける
気体でUVランプを冷却し、前記加熱工程では、前記U
V光照射工程におけるUVランプの冷却によりその温度
が上昇して高温になった気体を印刷物を加熱するための
温度の高い気体として流用することを特徴とする。
【0013】さらにまた、請求項9に記載の発明は、請
求項8に記載の印刷後処理方法において、前記印刷物
は、表面にインクの浸透を良好にするための受像層が施
された被印刷媒体にUV硬化型インクにて描画がされて
いることを特徴とする。
【0014】さらにまた、請求項10に記載の発明は、
UV硬化型インクで描画された印刷物にUV光を照射す
るUV光照射工程と、しかる後に、該UV光照射工程を
経ることにより印刷物から発生しているガス状分解生成
物等を加熱により熱分解し、さらにUV光照射後でも未
重合のUV硬化型インクを熱重合させて完全硬化させる
ための加熱工程を少なくとも経ることを特徴とする印刷
後処理方法である。
【0015】さらにまた、請求項11に記載の発明は、
UV硬化型インクを使用して被印刷物に印刷する印刷工
程と、しかる後に、請求項6乃至請求項10のいずれか
に記載の印刷後処理方法を施す後処理工程を少なくとも
経ることを特徴とする印刷方法である。
【0016】さらにまた、請求項12に記載の発明は、
請求項11に記載の印刷方法において、前記インク印刷
工程が、インクジェット印刷方式を使用していることを
特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照にして説明する。図1は本発明に係る印刷物
の印刷後処理装置の概略の構成を示している。図中、2
はUV硬化型インクで描画された印刷物8にUV光Aを
照射することによってUV硬化型インクを硬化させるた
めのUV光照射手段であり、11はこのUV光照射手段
2による印刷物へのUV光照射によって印刷物及びその
表面付近に発生したガス状分解生成物等の悪臭原因物質
を加熱して熱分解し、さらにUV光照射手段2でのUV
光照射によってもまだ未重合のUV硬化型インクを熱重
合させて完全硬化させるための加熱手段である。
【0018】UV光照射手段2は、UV光Aを発光する
UVランプ3とこのUVランプ3が発光するUV光Aを
UV硬化型インキが印刷された印刷物8に対して効率的
に照射できるようにするためのリフレクター4、並びに
UV光照射時に高温になっているUVランプ3や印刷物
18を冷却して適正な温度に保つようにするための気体
を吹き付けるためのUVランプ冷却用ブロワ15とこの
UVランプ冷却用ブロア15に連設し冷却用の気体を給
気するための給気通路1を少なくとも有する。
【0019】また、加熱手段11は、UV光照射手段2
のUVランプ冷却用ブロワ15により送られ、UVラン
プ3の熱で高温になった熱風Cをその加熱部分12へ送
るための印刷物加熱用温風ブロワ7とこの前後に連設す
る給気通路5と排気通路6とを少なくとも有するもので
ある。排気通路6の一端の開口部からは印刷物加熱用温
風ブロワ7を経由して送風されてきた印刷物加熱用の温
風Dが吹き出すようになっており、加熱部分12で印刷
物28が加熱されるようになっている。
【0020】以上のような構成のUV光照射手段2及び
加熱手段11を少なくとも有する印刷物の印刷後処理装
置においては、UV硬化型インクを使用して被印刷媒体
上に所望の画像を印刷された印刷物8が搬送手段9によ
りUV光照射手段2の下部に送られてくると、その未乾
燥のUV硬化型インクからなる画像の部分に対してUV
ランプ3からのUV光Aが順次照射されいく。UV光A
が照射されるとUV硬化型インク中の重合開始剤に作用
し、インクが硬化していく。このとき、被印刷媒体中に
深く浸透しているインクにまでにはUV光Aが到達しに
くく、印刷物18上の全てのインクが完全硬化するまで
には至っていない。また、このUV光照射時には、UV
光Aが照射された印刷物18及びその表面付近でガス状
分解生成物等の悪臭原因物質が発生し、異臭を放つよう
になる。そこで、本発明の印刷物の印刷後処理装置にお
いては、上記したような印刷物を印刷物の搬送手段9に
てその加熱手段11の加熱部分12まで搬送し、そこで
加熱を行うことにより、印刷物28及びその表面付近の
ガス状分解生成物等の悪臭原因物質を熱分解し、さらに
未重合のUV硬化型インクを熱重合させてインクの完全
硬化を図る。この加熱に際しては、UV光照射手段2の
UVランプ冷却用ブロワ15により送られた後にUVラ
ンプ3の熱で高温になり、さらに印刷物加熱用温風ブロ
ワ7とこの前後に連設する給気通路5と排気通路6を経
由して送られてくる温風Dを加熱部分12に搬送されて
きた印刷物28に対して吹き付けることによって行う。
もちろん、UV照射後にヒートローラーやセラミックヒ
ーターを利用し、未重合状態のインクの熱重合をより効
率的に行うようにすることも可能である。ヒートローラ
ーの場合、印刷面に密着させるため、効率のよい加熱行
えるという面でも有効である。
【0021】図2は本発明に係る印刷装置の概略の構成
を示している。この印刷装置は、前記したような構成の
印刷後処理装置とUV硬化型インクを使用するUV硬化
型インク印刷手段13を少なくとも備えてなるものであ
る。図2に示す印刷手段は、UV硬化型インク印刷手段
の一つであるUV硬化型インクを使用するインクジェッ
ト印刷方式に係るもので示してある。このような構成の
印刷装置においては、まず、UV硬化型インク印刷手段
13で被印刷媒体に対してインクジェット印刷が行わ
れ、しかる後搬送手段19によりUV硬化型インクで描
画された印刷物8が印刷後処理装置まで搬送され、それ
以降は前述したようなUV光の照射とUVランプの熱で
高温になった気体による加熱がUV光照射手段2と加熱
手段11において施される。このような装置により所望
の工程を経た印刷物はインクが完全硬化し、しかも悪臭
が認められないようになる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照にして説
明する。先ず、コート紙の表面にインクの浸透性が良好
な受像層を下記組成のコーティング剤で設けてなる被印
刷媒体21に対してインクジェット印刷方式により黒色
のUV硬化型インク(インク重合開始剤の光吸収波長:
365nm)により画像を印刷し、印刷物8を得た。
【0023】[コーティング剤の組成] 黒色顔料 6重量部 アクリル樹脂 6重量部 アクリルモノマー 2重量部 光重合開始剤 0.5重量部 水 88.5重量部
【0024】次に、このインクジェット印刷された印刷
物8を印刷後処理装置にその搬送手段9にてUV光照射
手段2へ25m/分の搬送速度で送り込んだ。そして、
搬送中の印刷物18に対しては、UVランプ(フュージ
ョンUVシステムズ・ジャパン株式会社製の無電極ラン
プ)3の制御出力を70%にしてUV光Aの照射を行
い、UV硬化型インクの硬化を行った。この硬化の際に
使用されるUVランプ3の発熱は、印刷物18や搬送手
段9(搬送用ベルト)に悪影響を与えるため、UVラン
プ3を冷却する目的でUVランプ冷却用ブロワ15によ
り冷気を吹きかけた。このとき、UVランプ冷却用ブロ
ワ15からUVランプ3に吹きかける気体Bの温度は常
温であり、UVランプ3の熱によって加熱された熱風C
の温度は170℃であった。
【0025】次に、UV光照射後の印刷物の官能試験を
行った。その結果、この印刷物は、薬品ぽい臭いやPC
H(フェニルシクロヘキサン)を含んだ受像層の臭い、
さらには変質した甘ったるい臭い等が認められた。これ
らの臭いの原因としては、UV光を印刷物の表面に照射
することにより、その被印刷媒体表面の受像層を構成す
るコーティング剤の材料に使用されている成分やUV硬
化型インクの成分が、ある帯域のUV光と化学反応を起
こし、印刷物およびその表面付近に悪臭の原因であるガ
ス状分解生成物等を発生させていることが予想された。
そこでUVランプ3により加熱され温度の上昇した熱風
を加熱手段11の印刷物加熱用温風ブロワ7により給気
通路5から吸入し、排気通路6からUV照射後の印刷物
28に対して加熱部分12において吹きかけることによ
り、印刷物28及びその表面付近の悪臭の原因であるガ
ス状分解生成物等を被印刷媒体の受像層の材料を変える
ことなく、また新規熱源を必要としないで、熱分解さ
せ、臭気を低減せしめ、さらにUV光照射工程の後でも
未重合状態のインクを加熱により熱重合させて完全硬化
させることができた。
【0026】
【発明の効果】被印刷媒体表面の受像層の材料に使用さ
れている成分が、UV硬化型インクの硬化のために照射
されるUV光のある帯域部分とで化学反応を起こし、印
刷物及びその表面付近に悪臭の原因物質と予想されるガ
ス状分解生成物等を発生させるが、本発明によれば、被
印刷媒体の受像層の材料を変えることもなく、また新規
熱源も必要とすることなく、UVランプの熱で温度の上
昇した気体を加熱手段での加熱用温風として利用するこ
とにより、前記悪臭の原因物質を熱分解して悪臭を効率
よく低減せしめることが可能となる。また、UV照射工
程の後でも未重合で残っているUV硬化型インクを前記
温風の熱で熱重合させることにより完全硬化させること
が可能となり、良好な印刷環境にて良好な印刷物を得こ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷後処理装置の概略構成説明図
である。
【図2】本発明に係る印刷装置の概略構成説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ・・・給気通路 2 ・・・UV光照射手段 3 ・・・UVランプ 4 ・・・リフレクター 5 ・・・給気通路 6 ・・・排気通路 7 ・・・印刷物加熱用温風ブロワ 8 ・・・印刷物 9、19 ・・・搬送手段 11 ・・・加熱手段 13 ・・・印刷手段 15 ・・・UVランプ冷却用ブロワ 18 ・・・UV光照射中の印刷物 28 ・・・加熱中の印刷物 A ・・・UV光 B ・・・ランプ冷却用の気体 C ・・・熱風 D ・・・印刷物加熱用の温風
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA13 EA19 EC13 EC21 EC29 FD20 HA46 HA47 KD10 2H086 BA05 BA51

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】UV硬化型インクで描画された印刷物にU
    V光を照射することによりUV硬化型インクを硬化させ
    るためのUV光照射手段、及び、該UV光照射手段によ
    りUV光が照射された印刷物を加熱することにより印刷
    物及びその表面付近のガス状分解生成物等を熱分解し、
    さらにUV照射後でも未重合のUV硬化型インクを熱重
    合させて完全硬化させるための加熱手段を少なくとも具
    備することを特徴とする印刷物の印刷後処理装置。
  2. 【請求項2】前記加熱手段は、温度の高い気体により前
    記印刷物を加熱するものであることを特徴とする請求項
    1に記載の印刷後処理装置。
  3. 【請求項3】前記加熱手段は、前記UV光照射手段のU
    Vランプ冷却用ブロワにより送られ、UVランプの熱で
    高温になった気体を給排気するための印刷物加熱用温風
    ブロワとこの前後に連設する給気通路と排気通路とを少
    なくとも有し、高温の気体を該排気通路の開口部から加
    熱部分に向けて吹き出すようになっているUVランプ冷
    却用気体再利用機構を備えることを特徴とする請求項2
    に記載の印刷物の印刷後処理装置。
  4. 【請求項4】UV硬化型インクを使用するUV硬化型イ
    ンク印刷手段、及び、請求項1乃至3のいずれかに記載
    の印刷後処理装置を少なくとも具備することを特徴とす
    る印刷装置。
  5. 【請求項5】前記UV硬化型インク印刷手段が、インク
    ジェット印刷方式を使用していることを特徴とする請求
    項4に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】UV硬化型インクで描画された印刷物にU
    V光を照射するUV光照射工程、しかる後に、該印刷物
    を加熱することにより該印刷物及びその表面付近のガス
    状分解生成物等を熱分解し、さらにUV光照射後でも未
    重合のUV硬化型インクを熱重合させて完全硬化させる
    ための加熱工程を少なくとも経ることを特徴とする印刷
    後処理方法。
  7. 【請求項7】前記加熱工程では、温度の高い気体を用い
    て前記印刷物を加熱することを特徴とする請求項6に記
    載の印刷後処理方法。
  8. 【請求項8】前記UV光照射工程では、UVランプ冷却
    用ブロワにより吹き付ける気体でUVランプを冷却し、
    前記加熱工程では、前記UV光照射工程におけるUVラ
    ンプの冷却によりその温度が上昇して高温になった気体
    を印刷物を加熱するための温度の高い気体として流用す
    ることを特徴とする請求項7に記載の印刷後処理方法。
  9. 【請求項9】前記印刷物は、表面にインクの浸透性を良
    好にするための受像層が設けられている被印刷媒体にU
    V硬化型インクにて描画がされていることを特徴とする
    請求項6及至請求項8のいずれかに記載の印刷後処理方
    法。
  10. 【請求項10】UV硬化型インクで描画された印刷物に
    UV光を照射するUV光照射工程と、しかる後に、該U
    V光照射工程を経ることにより印刷物から発生している
    ガス状分解生成物等を加熱により熱分解し、さらにUV
    光照射後にも未重合のUV硬化型インクを熱重合させて
    完全硬化させるための加熱工程を少なくとも経ることを
    特徴とする印刷後処理方法。
  11. 【請求項11】UV硬化型インクを使用して被印刷物に
    印刷する印刷工程と、しかる後に、請求項6乃至請求項
    10のいずれかに記載の印刷後処理方法を施す後処理工
    程を少なくとも経ることを特徴とする印刷方法。
  12. 【請求項12】前記印刷工程が、インクジェット印刷方
    式を使用していることを特徴とする請求項11に記載の
    印刷方法。
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