JP2003245901A - 切断機 - Google Patents

切断機

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JP2003245901A JP2002046322A JP2002046322A JP2003245901A JP 2003245901 A JP2003245901 A JP 2003245901A JP 2002046322 A JP2002046322 A JP 2002046322A JP 2002046322 A JP2002046322 A JP 2002046322A JP 2003245901 A JP2003245901 A JP 2003245901A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床材の貼り付け作業において、幅木に沿って
最後に貼り付ける床材の切り口には傾斜を付けて、この
最後の床材を幅木に沿って隙間なく貼り付けるようにし
ている。従来、床材の切り口に僅かな傾斜を付けるに
は、切断機本体の傾斜角度を角度目盛りで確認しながら
行っていたので作業効率がよくなかた。本発明では、切
断機本体をワンタッチで僅かな角度だけ傾斜した位置に
位置決めすることができるようにする。 【解決手段】 切断機本体を傾斜位置を位置決めするス
トッパ部材41とストッパ面11caとの間にストッパ
角度切り換え部材31を進退可能に設ける。これによれ
ば、ストッパ角度切り換え部材31の板厚寸法に相当す
るストッパ部材41の移動距離差を利用して切断機本体
を僅かな角度だけ異なる2つの傾斜位置にワンタッチで
位置決めすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば卓上の丸
鋸盤等の切断機であって、切断機本体を僅かな角度だけ
傾斜させて例えば床材の切り口の逃がし切断をする際に
好適な切断機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、丸鋸盤を用いて切断作業をする
場合、切断刃を傾けて切断材の切り口を板厚方向に傾斜
させたい場合がある。例えば、図9および図10に示す
ように化粧面Woを上面側にして多数の床材W〜Wを壁
k側に向かって順次面一に貼り付けていく作業におい
て、壁際の幅木hに隣接する床材Wであって最後に貼り
付ける床材Weは、幅木hとの間に隙間が発生しないよ
う貼り付ける必要があり、このために、最後に貼り付け
る床材Weについてはその幅木h側の端面tに僅かな角
度θだけ傾斜をつけて下側(化粧面とは反対面側)を逃
がしておくことが一般的に行われている。最後に貼り付
ける床材Weの幅木h側の端面tを傾斜させて下側を逃
がしておくことにより、この床材Weを直前に貼り付け
た床材Wと幅木hとの間に隙間なく、かつ容易に嵌め込
むことができる。このように切断材(床材W)の切り口
を傾斜させる切断作業を卓上丸鋸盤を用いて行う場合、
卓上丸鋸盤のテーブル上に切断材を僅かに傾けて固定し
たり、切断後切り口をヤスリで削る等することが考えら
れるがこれでは手間が掛かって作業効率が悪い。一方で
従来から、卓上丸鋸盤には切断機本体をテーブルに対し
て左方または右方または双方へ傾斜可能に支持したもの
(傾斜丸鋸盤)が提供されていた。この傾斜丸鋸盤に関
する技術が、例えば特開平5−318402号公報、特
許第2563866号公報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
傾斜丸鋸盤は、主として45゜の傾斜切りを想定したも
のであったので、切断機本体を45゜に傾斜させる場合
はストッパ機構によりワンタッチで位置決めすることが
できるが、例えば上記のように5゜程度の小角度だけ傾
斜させる場合には、固定レバーを緩めた状態で角度目盛
りを確認しながら作業者が切断機本体を傾動させて、目
的の傾斜角度に切断機を保持しつつ固定レバーを締めて
切断機本体をこの傾斜角度に固定する必要があり、この
点で特に小角度(ストッパ機構によりワンタッチで位置
決めされない傾斜角度)の傾斜切りを行う場合に、目的
の傾斜角度への切断機本体の位置決めを角度目盛りを確
認しながら行わなければならなかったので手間が掛かる
ばかりでなく、位置決めした傾斜角度にバラツキが生ず
る問題があった。そこで、本発明では、前記床材の切り
口を例えば5゜程度以下の僅かな角度(小角度)だけ傾
斜させる場合に、切断機本体の傾斜位置を従来のように
角度目盛りをいちいち確認することなくワンタッチで位
置決めすることができ、これにより小角度の傾斜切り作
業を効率良く行うことができる切断機を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、前
記各請求項に記載した構成の切断機とした。請求項1記
載の切断機によれば、切断機本体を直角切り位置から小
角度傾斜切り位置に向けて傾動させると、切断機本体が
小角度傾斜切り位置で位置決めされるので、従来のよう
に作業者は角度目盛りを確認することなく切断機本体を
小角度傾斜切り位置に位置決めすることができ、これに
より約5゜程度あるいはそれ以下の小角度の傾斜切り作
業を迅速かつ正確に行うことができる。この明細書にお
いて、小角度とは概ね10゜以下の角度であって、例え
ば前記床材の幅木側端面に逃がしを付ける際の傾斜角度
に相当する角度をいう。この床材端面の傾斜切りを考慮
すれば小角度は2゜〜5゜程度に設定される。請求項2
記載の切断機によれば、付勢力によりストッパ角度切り
換え部材を小角度ストッパ面に整合するストッパ位置に
移動させた状態で、切断機本体を傾動させるとストッパ
部材がストッパ角度切り換え部材に当接して切断機本体
が直角切り位置に位置決めされ、ストッパ角度切り換え
部材をその付勢力に抗して上記小角度ストッパ位置から
退避させた状態で、切断機本体を傾動させるとストッパ
部材が上記ストッパ角度切り換え部材ではなく小角度ス
トッパ面に当接して切断機本体が小角度傾斜切り位置に
位置決めされる。このことから、従来のように作業者は
角度目盛りを確認することなく切断機本体を小角度傾斜
切り位置に迅速かつ正確に位置決めすることができるの
で小角度の傾斜切り作業を効率よく行うことができる。
【0005】請求項3記載の切断機によれば、切断機本
体の直角切り位置と小角度傾斜切り位置との間の角度
(すなわち小角度)は、ストッパ部材がストッパ角度切
り換え部材に当接する位置と小角度ストッパ面に当接す
る位置との距離差すなわちストッパ角度切り換え部材の
板厚に相当する。このため、ストッパ角度切り換え部材
に板厚に小さな薄板材を用いることにより、小角度とし
て5゜程度あるいはそれ以下の小さな角度を確保しつ
つ、当該ストッパ角度切り換え部材を傾動ベースの回転
中心すなわち切断機本体の左右傾動中心に近い位置に配
置することができる。また、ストッパ角度切り換え部材
を傾動中心に接近させることにより、小角度ストッパ面
およびストッパ部材を同じく傾動中心に近い部位に配置
することができ、これによりストッパ角度切り換え部
材、小角度ストッパ面およびストッパ部材を有する小角
度ストッパ機構を傾動支持ベースと傾動ベースとの間に
コンパクトに組み込むことができる。ここで、ストッパ
角度切り換え部材に板厚の薄い板材を用い、これにより
当該ストッパ角度切り換え部材自体の面剛性が小さなも
のであって、そのストッパ機能はなんら損なわれない。
すなわち、ストッパ角度切り換え部材にストッパ部材が
当接する段階(直角切り位置への位置決め時)では、該
ストッパ角度切り換え部材が小角度ストッパ面に整合す
る状態(重ね合わせられた状態)となるため、ストッパ
部材が当接することにより付加されるストッパ角度切り
換え部材を変形させる外力は、小角度ストッパ面により
受けられることとなる。このことから、ストッパ部材の
ストッパ角度切り換え部材に当接する位置(すなわち、
直角切り位置)がばらつくことはなく常時一定した位置
に位置決めすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1〜
図8に基づいて説明する。図1および図2は、第1実施
形態の切断機1を示している。この切断機1は、ベース
2と、ベース2上に回転可能に支持されたテーブル3
と、テーブル3の上方に位置する切断機本体50を備え
ている。テーブル3の上面側に切断材Wが載置される。
切断材Wは、図示省略したクランプ装置により一定位置
に固定される。また、図2に示すようにベース2の、テ
ーブル3の左右側部に位置する台座部2a,2aには切
断材位置決め用のフェンス4がテーブル3の上方を跨っ
て取り付けられている。テーブル3の上面とベース2の
台座部2a,2aの上面は相互に面一に設定されてい
る。テーブル3の後部(図1において左端部)には、相
互に平行な2本の下側スライドバー5,5を介して傾動
支持部10が取り付けられている。下側スライドバー
5,5はそれぞれ軸受け6を介して図示左右方向にスラ
イド可能に支持されている。両下側スライドバー5,5
のスライド位置は、テーブル3の後部に設けた固定ねじ
7を締め込むことにより固定される。次に、傾動支持部
10の内部構造が図3に示されている。この傾動支持部
10は、下側スライドバー5,5に固定された傾動支持
ベース11とこの傾動支持ベース11に対して回動可能
に支持された傾動ベース12を備えている。傾動支持ベ
ース11と傾動ベース12との間には傾動軸13が貫通
して取り付けられている。この傾動軸13を中心にして
傾動ベース12が傾動支持ベース11に対して回動す
る。また、図示するように傾動支持ベース11と傾動ベ
ース12は、それぞれ椀形を有しており、それぞれの口
元11g,12aが傾動軸13を中心とする円形に形成
されて相互に嵌め合わされている。この傾動軸13の後
端部(図3において右端部)にはロックナット14を介
して傾斜位置固定レバー15が取り付けられている。こ
の傾斜位置固定レバー15を緩み方向に回転させると、
ロックナット14が傾動軸13のねじ部13aに対して
緩められて傾動ベース12が傾動支持ベース11に対し
て回動可能となる。傾斜位置固定レバー15を固定方向
に回転させると、ロックナット14が傾動軸13のねじ
部13aに対して締め付けられ、これにより傾動ベース
12が傾動支持ベース11に対して回転不能に固定され
る。
【0007】傾動ベース12の上部にはスライド支持部
16が一体に設けられている。このスライド支持部16
には軸受け17、17を介して相互に平行な2本の上側
スライドバー18,18がその軸方向にスライド可能に
支持されている。図2に示すようにスライド支持部16
の側部に固定ねじ19が取り付けられている。この固定
ねじ19を締め込むと両上側スライドバー18,18が
スライド不能に固定される。この2本の上側スライドバ
ー18,18の先端側に切断機本体50が上下に傾動可
能に取り付けられている。切断機本体50は、円形の切
断刃51とこれを回転させるための駆動モータ52と、
作業者が当該切断機本体50を移動操作する際に把持す
るためのハンドル部53を備えている。切断刃51の上
側ほぼ半分はブレードケース54内に収容されている。
切断刃51の下側ほぼ半分に対してセーフティカバー5
5が開閉可能に設けられている。このセーフティカバー
55は、当該切断機本体1の傾動動作に連動して開閉さ
れる。
【0008】このように構成された切断機1の傾動支持
部10において、傾動支持ベース11に対して傾動ベー
ス12を回動させることにより切断機本体50を左右
(図2において左右方向)に傾動させることができ、こ
れにより切断材Wの切り口を傾斜させることができる。
本実施形態の切断機1では、図2において左側へ45
゜、右側(駆動モータ52側)へ5゜の範囲で切断機本
体50を傾斜させることができるようになっている。図
2において、左側へ45゜傾斜した切断機本体50が符
号50に添字L45を付して二点鎖線で示され、右側へ
5゜傾斜した切断機本体50が符号50に添字R5を付
して同じく二点鎖線で示されている。右側へ5゜傾斜し
た位置が、特許請求の範囲に記載した小角度傾斜切り位
置に相当する。従って、本実施形態において小角度は5
゜で例示されている。また、図2中実線で示す切断機本
体50は、切断刃51をテーブル3に対して直交させる
位置に位置しており、この位置が特許請求の範囲に記載
した直角切り位置に相当する。前記したように傾斜位置
固定レバー15を緩み方向に回転操作して傾動支持ベー
ス11に対して傾動ベース12を回転可能な状態とする
ことにより、切断機本体50をテーブル3に対して左側
へ45゜、右側へ5゜の範囲で傾動させることができ
る。しかも、本実施形態の傾動支持部10には、切断機
本体50を左側へ45゜傾斜した位置(45゜傾斜位
置)に位置決めするための45゜ストッパ機構20と、
右側へ5゜傾斜させた位置(小角度傾斜切り位置)に位
置決めするための小角度ストッパ機構30を備えてい
る。
【0009】以下、この両ストッパ機構20,30につ
いて説明する。傾動ベース12の側部であって、傾動軸
13に対して上下対称の2箇所にはストッパ部材40,
41が取り付けられている。両ストッパ部材40,41
は、傾動ベース12の外側から内側に貫通して取り付け
られている。図4〜図6に示すように本実施形態ではこ
のストッパ部材40,41に六角ボルトが用いられてい
る。このため、ストッパ部材40,41は、それぞれ傾
動ベース12に対してねじ込むことにより傾動ベース1
2の内側への突き出し量を大きくすることができ、緩み
方向に回転させることによりその突き出し量を小さくす
ることができる。一方、図4〜図6に示すように傾動支
持ベース11の内部には6枚のリブ11a〜11fが傾
動軸13を中心とする放射状に設けられている。6枚の
リブ11a〜11fのうち、図示右側のリブ11a〜1
1cの高さは他のリブ11d,11e,11fよりも高
く形成され、かつリブ11a,11cの肉厚は他のリブ
11b,11d,11e,11fよりも厚く形成されて
いる。これにより、傾動支持ベース11に対して傾動ベ
ース12が回転した際における、上記ストッパ部材4
0,41の他のリブ11d,11e,11fに対する干
渉が回避される一方、リブ11a,11cにはストッパ
部材40,41が当接することに対する十分な強度が確
保されている。
【0010】図5に示すように切断機本体50の左側へ
の傾動に伴って上側のストッパ部材40がリブ11aの
右側面(図4〜図6では左側面)に当接することによ
り、切断機本体50が左側へ45゜だけ傾斜した位置
(図2において添字L45を付した位置)に位置決めさ
れる。この上側のストッパ部材40とリブ11aが上記
45゜ストッパ機構20を構成している。一方、上記リ
ブ11cの右側面(図4〜図6では左側面、すなわち小
角度ストッパ面11ca)には、比較的板厚の薄い平板
を素材として形成されたストッパ角度切り換え部材31
が回動軸32を中心にして該リブ11cの右側面に沿っ
て重ね合わせ状態で回動可能に取り付けられている。こ
のストッパ角度切り換え部材31は、捩りばね33によ
り図3において反時計回り方向に付勢されている。スト
ッパ角度切り換え部材31の反時計回り方向の位置は、
リブ11cに設けた段差部11cbに規制部31aが当
接することにより規制される。図4に示すように下側の
ストッパ部材41がストッパ角度切り換え部材31に当
接することにより切断機本体50が直角切り位置に位置
決めされる。切断機本体50が直角切り位置に位置決め
されると、切断刃51がテーブル3ひいては切断材Wに
対して直角に位置され、これによりいわゆる直角切りを
行うことができる。直角切りされた切断材Wの切り口
(端面)は、その下面(テーブル3上面に当接する面)
に対して直角になる。また、図6に示すようにストッパ
角度切り換え部材31が下側のストッパ部材41に当接
しないストッパ退避位置に退避され、この状態で切断機
本体50が使用者から見て右側(駆動モータ52側)へ
5゜だけ傾動されると、下側ストッパ部材41がリブ1
1cの右側面(小角度ストッパ面11ca)に直接当接
され、これにより切断機本体50が右側へ5゜だけ傾斜
した小角度傾斜切り位置に位置決めされる。このことか
ら、下側のストッパ部材41とリブ11cが小角度スト
ッパ機構30を構成している。また、ストッパ角度切り
換え部材31の回動位置に関して、捩りばね33により
移動して下側のストッパ部材41が当接される位置(図
3において実線で示した位置)が特許請求の範囲に記載
したストッパ位置に相当する。切断機本体50の直角切
り位置と左側45゜傾斜位置と右側5゜傾斜位置は、そ
れぞれストッパ部材40,41の傾動ベース12に対す
るねじ込み量を調整することにより微調整することがで
きる。
【0011】次に、図3に示すように傾動ベース12の
裏面側下部(傾動軸13の下側)には、ストッパ角度切
り換え部材31をストッパ退避位置に移動させ、これに
より切断機本体50の小角度傾斜切り位置への傾動操作
を可能とするための操作ロッド45が設けられている。
この操作ロッド45は、軸形状を有するもので、傾動ベ
ース12の裏面側から内部に貫通して軸方向に移動可能
に支持されている。また、この操作ロッド45は、傾動
軸13と平行に配置されている。この操作ロッド45の
後端には、その軸方向への移動操作を行う際に使用者が
把持するためのツマミ部45aが設けられている。一
方、この操作ロッド45の先端(傾動ベース12の内部
側の端部)には、係合板47が取り付けられている。こ
の係合板47は、傾動軸13を中心とする約50゜の範
囲の円弧形状を有している。このため、切断機本体50
を直角切り位置に位置させた状態、直角切り位置から左
側へ45゜傾斜させた状態または右側へ5゜傾斜させた
状態のいずれの状態であっても常時、この係合板47に
はストッパ角度切り換え部材31の係合部31bが当接
されるようになっている。前記したようにストッパ角度
切り換え部材31は捩りばね33により図3において反
時計回り方向に付勢されている。このため、係合板47
に対する係合部31bの当接状態を経て操作ロッド45
には上記捩りばね33の間接作用により傾動ベース12
から抜き出される方向(図3において右方)の付勢力が
作用している。捩りばね33の間接作用に抗して操作ロ
ッド45を図3において左方へ押し込み操作すると、係
合板47に対する係合部31bの当接状態を経てストッ
パ角度切り換え部材31が図示時計回り方向に回動して
図3において二点鎖線で示すストッパ退避位置まで移動
する。
【0012】このように構成した操作ロッド45の押し
込み操作によって、ストッパ角度切り換え部材31がス
トッパ退避位置に移動した状態では、ストッパ角度切り
換え部材31のストッパ部31cが、ストッパ部材41
が当接する位置から当接しない位置に退避され、これに
よりストッパ部材41を小角度ストッパ面11caに当
接させて切断機本体50を使用者から見て右側(図では
左側)へ5゜だけ傾動させた小角度傾斜切り位置に位置
決めすることができる。切断機本体50を小角度傾斜切
り位置に位置決めした状態で、前記傾斜位置固定レバー
15を締め付けることにより切断機本体50が小角度傾
斜切り位置に固定され、これにより前記切断材W(床材
W)の端面逃がし加工等を効率よく行うことができる。
上記したように下側のストッパ部材41が小角度ストッ
パ面11caに当接して切断機本体50が小角度傾斜切
り位置に位置決めされたならば、操作ロッド45の押し
込み操作を解除することができる。操作ロッド45の押
し込み操作を解除した状態で、切断機本体50を小角度
傾斜切り位置から一旦直角切り位置を通過して、使用者
から見て左側へ僅かに傾動させると、この段階でストッ
パ角度切り換え部材31が捩りばね33によりストッパ
位置に戻される。このため、その後、切断機本体50を
左側へ僅かに傾動した位置から直角切り位置に戻すと、
下側のストッパ部材41がストッパ角度切り換え部材3
1のストッパ部31cに当接して、切断機本体50が直
角切り位置に位置決めされる。
【0013】以上のように構成した第1実施形態の切断
機1によれば、傾斜位置固定レバー15を緩めると、傾
動支持部10を介して切断機本体50を直角切り位置か
ら左右に傾動させることができ、使用者から見て左側へ
45゜傾斜させると、45゜ストッパ機構20により切
断機本体50が左側へ45゜傾斜した位置に位置決めさ
れ、この状態で傾斜位置固定レバー15を締め付ければ
切断機本体50ひいては切断刃51をテーブル3に対し
て45゜傾斜させた位置に固定することができ、これに
よりいわゆる45゜傾斜切りを行うことができる。45
゜傾斜位置から傾斜位置固定レバー15を再度緩めて切
断機本体50を直角切り位置に戻すと、傾動支持部10
の下側ストッパ部材41がストッパ角度切り換え部材3
1のストッパ部31cに当接し、これにより切断機本体
50が直角切り位置に位置決めされ、この状態で傾斜位
置固定レバー15を締め付ければ切断機本体50ひいて
は切断刃51がテーブル3に直交する直角切り位置に固
定されていわゆる直角切りを行うことができる。一方、
この直角切り位置または前記45゜傾斜位置において、
傾斜位置固定レバー15を緩め、かつ操作ロッド45を
押し込み操作した状態で、切断機本体50を直角切り位
置または45゜傾斜位置から右側(駆動モータ52側)
へ傾動させると、切断刃51がテーブル3に対して右側
へ5゜だけ傾斜した位置(小角度傾斜切り位置)で、傾
動支持部10の下側ストッパ部材41が小角度ストッパ
面11caに当接し、これにより当該切断機本体50が
5゜傾斜位置に位置決めされる。この位置決め状態で傾
斜位置固定レバー15を締め込めば、当該切断機本体5
0が駆動モータ52側へ5゜だけ傾斜した位置に固定さ
れ、これにより前記床材W等の端面逃がし加工を行うこ
とができる。
【0014】このことから、例えば前記床材Wの端面t
の傾斜切りを行うために、僅かな角度だけ切断機本体5
0を傾斜させる場合に、操作ロッド45を押し込み操作
しつつ切断機本体50を右側へ傾斜させれば、小角度ス
トッパ機構30により切断機本体50を小角度傾斜切り
位置に簡単に位置決めすることができ、従来のように角
度目盛りを確認しながら切断機本体の傾斜角度を調整す
る必要がない。このように、切断機本体50を小角度傾
斜切り位置に向けて傾動させると切断機本体50が自動
的に小角度傾斜切り位置で位置決めされるので、この種
の傾斜切りを手間を掛けることなく迅速かつ正確に行う
ことができる。また、小角度ストッパ機構30のストッ
パ角度切り換え部材31が板厚の小さな平板を素材とし
て形成されており、その板厚をストッパ部材41の当接
位置の距離差として利用することにより小角度傾斜切り
位置を実現する構成であるので、このストッパ角度切り
換え部材31を傾動中心(傾動軸13)の近傍に配置す
ることができ、これにより小角度ストッパ機構30およ
び45゜ストッパ機構20を傾動支持ベース11と傾動
ベース12との間、すなわち傾動支持部10内にコンパ
クトに組み込むことができる。また、45゜ストッパ機
構20および小角度ストッパ機構30を、それぞれ椀型
をなす傾動支持ベース11と傾動ベース12との間に組
み込むことができるので、これら両ストッパ機構20,
30の防塵機能を高めることができる。さらに、ストッ
パ角度切り換え部材31として比較的板厚の薄い平板を
用いる構成であっても、このストッパ角度切り換え部材
31が傾動ベース11の補強用リブとして機能するリブ
11cに対して重ね合わせ状態に支持されているので、
直角切り位置の位置決め時において、このストッパ角度
切り換え部材31にストッパ部材41が当接することに
より当該ストッパ角度切り換え部材31に付加される外
力はリブ11cにより受けられる構成となっている。こ
のことから、ストッパ角度切り換え部材31自体は面剛
性の低い薄板であっても、ストッパ部材41の当接によ
り変形等の問題を発生することがない。
【0015】以上説明した第1実施形態には種々変更を
加えることができる。例えば、操作ロッド45の先端に
円弧形状の係合板47を取り付けて、この係合板47に
ストッパ角度切り換え部材31の係合部31bが切断機
本体50の傾斜位置に関係なく常時当接する構成を例示
したが、この円弧形状の長い係合板47に代えてより円
弧方向に関して小さな係合板を用い、これにより切断機
本体50が直角切り位置と小角度傾斜切り位置との間に
位置する時にのみ係合部31bが当接する構成としても
よい。この場合、捩りばね33の間接作用を利用して操
作ロッド45を抜き出し方向(図3において右方)へば
ね付勢するのではなく、例えば傾動ベース12の外面と
操作ロッド45のツマミ部45aとの間に圧縮ばねを介
装して操作ロッド45を抜き出し方向に直接付勢する構
成とすることにより、切断機本体50を例えば45゜傾
斜位置に移動させることによりストッパ角度切り換え部
材31の後方から係合板が外れた状態となっても、操作
ロッド45が独自のばね付勢力により確実に抜き出し方
向に戻されるので、その後切断機本体50を直角切り位
置に戻す際に係合板がストッパ角度切り換え部材31の
係合部31bに対して板厚方向から干渉することを確実
に回避できる。
【0016】また、図7および図8には、第2実施形態
の切断機60の傾動支持部61が示されている。この傾
動支持部61も、切断機本体50を直角切り位置と、右
側(駆動モータ52側)へ小角度(約5゜)だけ傾斜さ
せた小角度傾斜切り位置とに位置決めするための小角度
ストッパ機構66と、切断機本体50を左側へ45゜傾
斜させた45゜傾斜切り位置に位置決めするための45
゜ストッパ機構20を備えている。第2実施形態におけ
る小角度ストッパ機構66の構成が前記第1実施形態と
は異なっている。45゜ストッパ機構20は、リブ11
fに上側のストッパ部材40が当接することにより切断
機本体50を位置決めする構成となっており、前記第1
実施形態と同じ構成を備えている。第2実施形態の小角
度ストッパ機構66は、ストッパ角度切り換え部材62
の位置を切り換えるための操作ロッド64の位置が第1
実施形態とは大きく異なっている。ストッパ角度切り換
え部材62は、帯板材の両端部をクランク形状に折り曲
げて形成したもので、その長手方向ほぼ中央において支
軸63を介して前後方向(図7において左右方向)に傾
動可能に支持されている。図8に示すように支軸63
は、傾動支持ベース11に設けた支持凹部11h,11
iにその端部を嵌め込んで取り付けられている。このス
トッパ角度切り換え部材62の支軸63よりも下側と傾
動支持ベース11との間には圧縮ばね65が介装されて
いる。このため、ストッパ角度切り換え部材62は、支
軸63を中心にして図示反時計回り方向に付勢されてい
る。
【0017】ストッパ角度切り換え部材62の後部側端
部(支軸63に対して下側端部)にはストッパ部62a
が設けられている。このストッパ部62aは、傾動支持
ベース11のリブ11cの右側面(図8では左側面、す
なわち小角度ストッパ面11ca)に重ね合わせ状態に
配置されている。一方、ストッパ角度切り換え部材62
の前部(支軸63に対して上部)は傾動ベース11の上
部前側に延びており、その先端側の係合部62bには操
作ロッド64の先端が突き当てられている。操作ロッド
64は、傾動支持ベース11の使用者から見て前面上部
において、傾動支持ベース11の外部から内部に貫通し
た状態で軸方向移動可能に支持されている。この操作ロ
ッド64には、その先端がストッパ角度切り換え部材の
係合部62bに突き当てられていることにより圧縮ばね
65の付勢力が間接的に作用している。このため、操作
ロッド64は、図7において左方へ移動する方向に付勢
されている。第1実施形態と同様、この操作ロッド64
の、傾動支持ベース11から突き出された側の端部に
も、使用者が把持するためのツマミ部64aが設けられ
ている。
【0018】このように構成された第2実施形態の小角
度ストッパ機構66によれば、操作ロッド64を押し込
み操作しない状態では、ストッパ角度切り換え部材62
が圧縮ばね65により図7において実線で示すストッパ
位置に保持される。このため、傾斜位置固定レバー15
を緩めて切断機本体50を例えば45゜傾斜切り位置か
ら直角切り位置に向けて傾動させると、ストッパ部62
aに下側のストッパ部材41が当接して切断機本体50
が自動的に直角切り位置に位置決めされる。これに対し
て、操作ロッド64を圧縮ばね65の間接作用に抗して
押し込み操作すると、この操作ロッド64が図7におい
て二点鎖線で示す位置に移動し、これによりストッパ角
度切り換え部材62が支軸63を中心にして図示時計回
り方向に回動して図7において実線で示すストッパ位置
から図中二点鎖線で示すストッパ退避位置に移動する。
ストッパ角度切り換え部材62がストッパ退避位置に移
動させた状態で、傾斜角度固定レバー15を緩めて切断
機本体50を例えば45゜傾斜位置から小角度傾斜切り
位置に向けて傾動させると、下側のストッパ部材41は
ストッパ角度切り換え部材62のストッパ部62aには
当接せず、リブ11cの右側面(小角度ストッパ面11
ca)に直接当接し、これにより切断機本体50が使用
者から見て右側(駆動モータ52側)へ小角度(約5
゜)だけ傾斜した小角度傾斜切り位置に位置決めされ
る。然る後、傾斜角度固定レバー15を締め付けること
により切断機本体50が小角度傾斜切り位置に固定さ
れ、これにより前記床材Wの端面傾斜切りを迅速かつ正
確に行うことができる。下側のストッパ部材41がリブ
11cの小角度ストッパ面11caに当接して切断機本
体50の小角度傾斜切り位置への位置決めがなされたな
らば、操作ロッド64の押し込み操作を止めることがで
きる。
【0019】切断機本体50を上記小角度傾斜切り位置
から例えば直角切り位置に戻すには、傾斜位置固定レバ
ー15を緩めて使用者から見て左方へ傾動させ、切断機
本体50を一旦直角切り位置を通過した位置まで傾動さ
せる。これにより下側のストッパ部材41とリブ11c
の小角度ストッパ面11caとの間に、ストッパ角度切
り換え部材62のストッパ部62aが入り込むための隙
間が発生し、この隙間に、図7において反時計回り方向
にばね付勢されたストッパ角度切り換え部材62のスト
ッパ部62aが進入する。このため、一旦直角切り位置
を通過させた後切断機本体50を再び直角切り位置に向
けて傾動させると、下側のストッパ部材41がストッパ
角度切り換え部材62のストッパ部62aに当接し、こ
れにより切断機本体50が直角切り位置に位置決めされ
る。以上説明したように、第2実施形態の小角度ストッ
パ機構66によっても、切断機本体50を直角切り位置
から僅かに傾斜させた小角度傾斜切り位置への位置決め
をワンタッチで行うことができるので、従来のように角
度目盛りを確認することなく、切断機本体50を小角度
傾斜切り位置に迅速かつ正確に位置決めすることがで
き、従って例えば前記した床材Wの端面tの小角度傾斜
切りを効率よく行うことができる。また、第2実施形態
においても、ストッパ角度切り換え部材62のストッパ
部62aがリブ11cに重ね合わせ状態で配置されてい
るので、当該ストッパ部62aにストッパ部材41が当
接することにより付加される外力がリブ11cにより受
けられる、このため、ストッパ角度切り換え部材62の
板厚を薄くしても切断機本体50の直角切り位置への位
置決めが常時安定して正確になされる。ストッパ角度切
り換え部材62の板厚を薄くすることができるので、当
該ストッパ角度切り換え部材62を傾動軸13の近傍に
配置して小角度の位置決めを実現することができ、これ
により小角度位置決め機構20を傾動支持ベース11と
傾動ベース12との間にコンパクトに組み込むことがで
きる。さらに、第2実施形態の小角度ストッパ機構66
によれば、ストッパ角度切り換え部材62をストッパ退
避位置へ移動させるための操作ロッド64が使用者から
見て傾動支持部61の手前側(傾動支持ベース11の前
面側)に配置されている。これに対して前記第1実施形
態の小角度ストッパ機構30によれば、操作ロッド45
が傾動支持部10の背面側(傾動ベース12の後面側)
に配置されている。このため、第2実施形態によれば、
第1実施形態よりも操作ロッド64の操作性をよくする
ことができる。
【0020】以上説明した第1および第2実施形態で
は、小角度として5゜に設定した場合を例示した必要に
応じて2゜、3゜等の小角度に設定することもできる。
例示した構成から明らかなように、ストッパ角度切り換
え部材のストッパ部の板厚寸法に相当する傾動角度が小
角度となる構成であるので、ストッパ部の板厚を適切に
増減することにより小角度を任意に設定することができ
る。ストッパ角度切り換え部材のストッパ部の板厚を薄
くするほど、小角度を小さく設定することができる。ま
た、ストッパ部材41の傾動軸13からの距離を変更す
ることによっても傾斜角度を変更することができる。ま
た、使用者から見て右側(駆動モータ52側)へ小角度
(5゜)傾斜させる構成を例示したが、必要に応じて左
側へ小角度傾斜させる構成、あるいは双方へ小角度傾斜
可能な構成としてもよい。さらに、45゜傾斜機能は省
略してもよい。また、持ち運び可能な携帯形の丸鋸盤を
例示したが、大型のテーブルに切断機本体を支持した据
え付け形の切断機にも同様に適用することができる。さ
らに、切断刃を回転させて切断する丸鋸盤を例示した、
切断刃を往復動させて切断する形態の切断機(いわゆる
ジグソー)に適用することもできる。また、鋸刃ではな
く砥石を備えたグラインダ等の切断機に適用することも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す図であり、スライ
ド式の卓上丸鋸盤の全体側面図である。
【図2】図1のスライド式卓上丸鋸盤を矢印(2)方向
から見た全体正面図である。本図では、直角切り位置に
位置する切断機本体が実線で示され、向かって左側へ4
5゜傾斜させた切断機本体が二点鎖線で示されるととも
に符号50(L45)が付され、向かって右側へ約5゜
の小角度で傾斜させた切断機本体が二点鎖線で示される
とともに符号50(R5)が付されて相互に区別されて
いる。
【図3】第1実施形態の傾動支持部を図2中矢印(3)
方向から見た縦断面図である。
【図4】図3中(4)−(4)線矢視図であって、第1
実施形態の傾動支持部の内部構造を後方から見た図であ
る。本図は、切断機本体が直角切り位置に位置決めされ
た段階を示している。
【図5】図3中(4)−(4)線矢視図であって、第1
実施形態の傾動支持部の内部構造を後方から見た図であ
る。本図は、切断機本体が使用者から見て左側へ45゜
傾斜した位置に位置決めされた段階を示している。
【図6】図3中(4)−(4)線矢視図であって、第1
実施形態の傾動支持部の内部構造を後方から見た図であ
る。本図は、切断機本体が使用者から見て右側へ小角度
だけ傾斜した位置に位置決めされた段階を示している。
【図7】第2実施形態の傾動支持部の縦断面図である。
【図8】図7の(8)−(8)線矢視図であって、第2
実施形態の傾動支持部の内部構造を後方から見た図であ
る。本図は、切断機本体が直角切り位置に位置決めされ
た段階を示している。
【図9】切り口が化粧面側から僅かな角度で逃がされた
切断材の側面図である。
【図10】複数の床材を幅木に向かって順次貼り付けて
いく様子を示す図である。
【符号の説明】
1…切断機 5…スライドバー 10…傾動支持部 11…傾動支持ベース、11a〜11f…リブ 11ca…小角度ストッパ面 12…傾動ベース 13…傾動軸 15…傾斜位置固定レバー 20…45゜ストッパ機構 30…小角度ストッパ機構 31…ストッパ角度切り換え部材、31c…ストッパ部 40…上側のストッパ部材 41…下側のストッパ部材 45…操作ロッド、47…係合板 50…切断機本体 52…駆動モータ 61…傾動支持部(第2実施形態) 62…ストッパ角度切り換え部材、62a…ストッパ部 64…操作ロッド 66…小角度ストッパ機構(第2実施形態) W…切断材(床材) t…床材の端面(切り口)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断材を載置するテーブルと、切断刃を
    備えた切断機本体を備え、前記切断機本体が前記テーブ
    ルに対して、前記切断刃が前記テーブルに対して直交す
    る直角切り位置と、前記切断刃が前記テーブルに対して
    僅かな角度だけ傾斜する小角度傾斜切り位置との間を傾
    動可能に支持された切断機であって、 前記切断機本体を前記直角切り位置から前記小角度傾斜
    切り位置へ向けて傾動させると、該切断機本体を前記小
    角度傾斜切り位置で位置決めする小角度ストッパ機構を
    備えた切断機。
  2. 【請求項2】 切断材を載置するテーブル側に設けた傾
    動支持ベースに対して、切断刃を備えた切断機本体側に
    設けた傾動ベースを回転可能に設けて、前記切断機本体
    が前記テーブルに対して、前記切断刃が前記テーブルに
    対して直交する直角切り位置と、前記切断刃が前記テー
    ブルに対して僅かな角度だけ傾斜する小角度傾斜切り位
    置との間を傾動可能に支持された切断機であって、 前記切断機本体を前記小角度傾斜切り位置で位置決めす
    る小角度ストッパ機構を備え、 該小角度ストッパ機構は、前記傾動支持ベースに設けた
    小角度傾斜切り用の小角度ストッパ面と、前記傾動支持
    ベースに設けられ、該小角度ストッパ面に対して進退可
    能かつ該小角度ストッパ面に整合するストッパ位置側に
    付勢されたストッパ角度切り換え部材と、前記傾動ベー
    スに設けたストッパ部材を備え、 前記ストッパ角度切り換え部材を前記小角度ストッパ面
    に整合するストッパ位置に移動させて、該ストッパ角度
    切り換え部材に前記ストッパ部材を当接させることによ
    り前記切断機本体を前記直角切り位置に位置決めし、 前記ストッパ角度切り換え部材を前記ストッパ位置から
    退避させて、前記小角度ストッパ面に前記ストッパ部材
    を当接させることにより前記切断機本体を前記小角度傾
    斜切り位置に位置決めする構成とした切断機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の切断機であって、ストッ
    パ角度切り換え部材に板材を用いて該ストッパ角度切り
    換え部材を傾動ベースの回転中心近傍に配置するととも
    に、小角度ストッパ面とストッパ部材を前記傾動ベース
    と傾動支持ベースとの間に組み込んだ構成とした切断
    機。
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