JP2003245568A - 竪型ミル - Google Patents

竪型ミル

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JP2003245568A
JP2003245568A JP2002047757A JP2002047757A JP2003245568A JP 2003245568 A JP2003245568 A JP 2003245568A JP 2002047757 A JP2002047757 A JP 2002047757A JP 2002047757 A JP2002047757 A JP 2002047757A JP 2003245568 A JP2003245568 A JP 2003245568A
Authority
JP
Japan
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scraper
rotary table
air chamber
thin plates
vertical
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002047757A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Mizuno
良章 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 落下物の噛み込みによる回転テーブルの過負
荷を防止できるスクレーパを、簡単な取り付け構造で取
り付けることである。 【解決手段】 空気室6内を旋回するスクレーパ11
を、回転テーブル3の下面側へ下向きに取り付け、この
スクレーパ11を複数枚の薄板11aを重ね合わせたも
のとすることにより、薄板11aの可撓性を利用して、
空気室6の底面との隙間に落下物を噛み込んだときに、
スクレーパ11の下端側をその進行方向に対して後側へ
撓ませ、噛み込まれた落下物を隙間から逃がすようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転テーブルと
粉砕ローラ間で被砕物を粉砕する竪型ミルに関し、特
に、回転テーブルの下側に設けた空気室への落下物を排
出するスクレーパを備えた竪型ミルに関する。
【0002】
【従来の技術】無機鉱物や石炭等の被砕物を回転テーブ
ルと粉砕ローラ間で粉砕する竪型ミルには、鉛直軸回り
に回転駆動される回転テーブルの下側に環状の空気室を
設け、この空気室からの上昇気流で粉砕物を吹き上げ、
ミルの上方に設けた気流式分級機等を通過させて粉砕物
を外部に取り出すようにしたものがある。
【0003】この種の竪型ミルでは、ミルに投入される
原料のごく一部が未粉砕のまま回転テーブルの外周から
空気室に落下する。また、ミルの運転を緊急停止する場
合は、浮遊している粉砕物が回転テーブル上に堆積して
粉砕層の層厚が過大となることがあるので、このような
場合は、ミルの再起動の際に粉砕ローラを持ち上げた状
態で回転テーブルを回転させ、回転テーブル上に堆積し
た粉砕物や被砕物を遠心力で空気室へ落下させている。
さらに、原料に混入したボルト等の異物が空気室に落下
することもある。
【0004】このような空気室への落下物は、空気室へ
の空気供給ダクトを閉塞したりする不具合の原因となる
ので、環状の空気室には回転テーブルと一緒に旋回駆動
されるスクレーパが設けられ、これらの落下物を空気室
の底面に設けた排出口から排出するようにしている。通
常、排出される未粉砕物は、原料としてミルに再投入さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
竪型ミルでは、環状の空気室を旋回駆動されるスクレー
パと空気室底面との隙間に落下物が噛み込まれ、スクレ
ーパと一緒に回転駆動される回転テーブルが、この噛み
込みによる過負荷で停止する恐れがある。
【0006】この落下物の噛み込みを防止するために
は、スクレーパを回動可能に軸支して後面側をばね等で
支えることにより、落下物を噛み込んだときにスクレー
パを後面側へ逃がすように回動させることが考えられる
が、スクレーパの取り付け構造が複雑になり、粉砕物の
付着による作動不良が生じたり、その取り付け部品がミ
ルの振動で脱落したりする可能性が高くなる。
【0007】そこで、この発明の課題は、落下物の噛み
込みによる回転テーブルの過負荷を防止できるスクレー
パを、簡単な取り付け構造で取り付けることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、鉛直軸回りに回転駆動される回転テ
ーブルの上面側に粉砕ローラを設け、この回転テーブル
の下側に設けた環状の空気室への落下物を排出するスク
レーパを備えた竪型ミルにおいて、前記スクレーパを前
記回転テーブルの下面側へ下向きに取り付け、このスク
レーパを複数枚の薄板を重ね合わせて形成した構成を採
用した。
【0009】すなわち、スクレーパを回転テーブルの下
面側へ下向きに取り付け、このスクレーパを複数枚の薄
板を重ね合わせたものとすることにより、薄板の可撓性
を利用して、空気室底面との隙間に落下物を噛み込んだ
ときに、スクレーパの下端側をその進行方向に対して後
側へ撓ませ、噛み込まれた落下物を隙間から逃がすよう
にした。なお、薄板を複数枚重ね合わせたのは、1枚の
薄板では落下物を掻くための剛性が不足するからであ
る。
【0010】前記薄板の重ね合わせ枚数を、前記スクレ
ーパの取り付け基端側ほど多くすることにより、落下物
を掻くためのモーメントが大きく作用するスクレーパの
基端側の剛性を高くすることができる。
【0011】前記スクレーパを形成する薄板の下端側
を、その進行方向に対して後側へ傾斜させて折り曲げる
ことにより、空気室底面との隙間に噛み込まれる落下物
を、より逃がしやすくすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、この発明の
実施形態を説明する。この竪型ミルは、図1に示すよう
に、被砕物をケーシング1内に投入する供給機2が側壁
の中ほどに挿入され、ケーシング1内の下部に、投入さ
れた被砕物を粉砕する回転テーブル3と粉砕ローラ4が
設けられ、回転テーブル3の下側に、空気供給ダクト5
が接続された環状の空気室6が形成されている。また、
ケーシング1の上部には、空気室6からの上昇気流で吹
き上げられる粉砕物を分級する気流式分級機7が設けら
れ、分級機7で分級された粉砕物が、排出口8から空気
とともに外部へ取り出されるようになっている。
【0013】前記回転テーブル3は、モータ9により減
速機10を介して鉛直軸回りに回転駆動され、その上面
側に配置された粉砕ローラ4との間で被砕物が粉砕され
る。このとき、ごく一部の被砕物は未粉砕のまま回転テ
ーブル3の外周から空気室6に落下する。この空気室6
には、原料に混入したボルト等の異物が落下することも
ある。
【0014】前記回転テーブル3の下面側にはスクレー
パ11が取り付けられ、このスクレーパ11が回転テー
ブル3と一緒に環状の空気室6内を旋回し、空気室6に
落下した未粉砕物や異物を、その底面に設けられた排出
口12から排出するようになっている。なお、排出され
た未粉砕物は供給機2に戻されて、ケーシング1内に再
投入される。
【0015】図2(a)、(b)に示すように、前記ス
クレーパ11は、複数枚の薄板11aを重ね合わせて形
成され、取り付け金具13で回転テーブル3の下面側へ
下向きに取り付けられている。重ね合わされた薄板11
aは、図2(b)中に矢印で示すスクレーパ11の進行
方向に対して、その下端側が後側へ傾斜するように折り
曲げられ、その重ね合わせ枚数は、上方の基端側ほど多
くなっている。
【0016】したがって、前記スクレーパ11は落下物
を掻くための十分な剛性を有するとともに、空気室6底
面との隙間に硬い落下物が噛み込まれたときは、可撓性
を有する薄板11aが後側へ撓み、噛み込まれた落下物
がスクレーパ11の後方へ逃がされる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明の竪型ミルは、
空気室内を旋回するスクレーパを、回転テーブルの下面
側へ下向きに取り付け、このスクレーパを複数枚の薄板
を重ね合わせたものとしたので、薄板の可撓性を利用し
て、空気室底面との隙間に落下物を噛み込んだときに、
スクレーパの下端側をその進行方向に対して後側へ撓ま
せ、噛み込まれた落下物を隙間から逃がして、回転テー
ブルの駆動に過負荷が生じるのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】竪型ミルの実施形態を示す縦断面図
【図2】aは図1の要部拡大縦断面図、bはaのII−II
線に沿った断面図
【符号の説明】
1 ケーシング 2 供給機 3 回転テーブル 4 粉砕ローラ 5 空気供給ダクト 6 空気室 7 分級機 8 排出口 9 モータ 10 減速機 11 スクレーパ 11a 薄板 12 排出口 13 取り付け金具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直軸回りに回転駆動される回転テーブ
    ルの上面側に粉砕ローラを設け、この回転テーブルの下
    側に設けた環状の空気室への落下物を排出するスクレー
    パを備えた竪型ミルにおいて、前記スクレーパを前記回
    転テーブルの下面側へ下向きに取り付け、このスクレー
    パを複数枚の薄板を重ね合わせて形成したことを特徴と
    する竪型ミル。
  2. 【請求項2】 前記薄板の重ね合わせ枚数を、前記スク
    レーパの取り付け基端側ほど多くした請求項1に記載の
    竪型ミル。
  3. 【請求項3】 前記スクレーパを形成する薄板の下端側
    を、その進行方向に対して後側へ傾斜させて折り曲げた
    請求項1または2に記載の竪型ミル。
JP2002047757A 2002-02-25 2002-02-25 竪型ミル Pending JP2003245568A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100835274B1 (ko) 2006-12-29 2008-06-09 한국남동발전 주식회사 석탄 분쇄기용 미분쇄탄 배출 스크래퍼
JP2012197952A (ja) * 2011-03-07 2012-10-18 Miike Iron Works Co Ltd 炉床構造及び燃焼炉
JP2017170411A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 Jx金属株式会社 竪型粉砕装置及び竪型粉砕装置の操業方法
JP2019147100A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 Jx金属株式会社 スクレーパー、竪型粉砕装置及び竪型粉砕装置の操業方法

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