JP2003244811A - アーク対応難燃衣 - Google Patents
アーク対応難燃衣Info
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Abstract
者等の作業者を、アークやそれに伴うスパッタ或いは紫
外線等から保護する。 【解決手段】 限界酸素指数及び1平方メートル当りの
重量を適切化し、アラミド等難燃繊維製布地による難燃
層の表面又は裏面或いは中間に耐火層を介在させて12
500A×20cmアーク対応の難燃衣を構成する。ま
た、耐火層を断熱層に代え12500A×30cmのア
ーク対応難燃衣と、8000A×30cmのアーク対応
難燃衣を構成した。さらに、これらに併用されるポリオ
レフィン系の絶縁衣に皺が寄り、絶縁破壊されるのを防
止した。
Description
の活線作業を行う電気工事作業者を線路短絡により発生
するアークから保護することができる等、スパッタや紫
外線を伴っての熱流吐出から人体を保護することができ
るアーク対応難燃衣に関する。
電工事が要求され、6600V活線作業が実行されてい
る。具体的には、6600V送配電線の活線作業や、高
圧受配電設備のトランス回りの修理点検保守作業等がこ
れに相当する。
労働省告示第144号により電気安全衣の着用が義務づ
けられており、電気安全帽の着用はもとより、JIS−
T8010により1分間2万Vの高電圧に耐える絶縁長
ぐつ、絶縁手袋、絶縁上着の着用が義務づけられてお
り、これら安全衣に関しては年2回の点検で1万Vで1
分間の耐電圧テストが実施されている。
の絶縁上着は、例えば塩化ビニールや酢酸ビニール製
で、表生地として厚めのビニール製膜を作り、ビニール
製裏地との中間に多層の薄い塩化ビニール製フィルムを
配置し、絶縁性を図って設計されたものである。また、
最近では、塩化ビニールを焼却処分するとダイオキシン
が発生するので処分困難であることに鑑みて、ポリオレ
フィン系の絶縁衣が研究されている。
ての統計によると、上記電気安全衣の着用を行っての電
気工事にあっても200件近くの電気災害事故が報告さ
れており、うち40名近くの死亡事故が発生している。
電気災害は、充電路への直接接触による感電や電撃傷
と、充電路短絡により発生するアークのふかれや火花
(併せてファイアボールと呼ぶ)への接触による直接的
火傷と、前記ふかれによる着衣への着火による間接的火
傷とがある。
ら線路接触による感電事故防止用の絶縁衣として構成さ
れていたため、可燃性であり、上記ファイアボールの発
生に伴う着衣への着火により間接火傷が発生する恐れが
あった。塩化ビニール製フィルムに着火すると、フィル
ムは溶けながら燃え上がり、人体はたちまち火だるまと
なる。また、電気安全帽と絶縁上着との間には、作業者
の後頭部及び頸部(併せて頭部と呼ぶ)が曝露されてお
り、この部分が全く無防備で、この曝露部分に対して感
電及び直接的火傷が発生する恐れもあった。
止する手段として長さ2mのスティックと呼ばれる棒状
部材を介して間接的活線作業が行なわれているが、この
場合でも作業範囲はアーク発生地点から1m以内に入る
ので、線間短絡が発生すれば当然にアーク被害が発生す
る。また、この場合、器具を使用しての活線作業である
ので、短絡回数は余計に可能性が高くなる。
にあっては、高圧充電路の短絡によるアークほどではな
いがこれに準ずるアークが発生している。これらアーク
は、電流量は低いものの多量の火花(スパッタ)や紫外
線を伴うものであり、これら作業着にもアークに対する
対応が必要である。
放射に暴露される作業現場で使用されていたものは、主
として綿100%の作業服であった。しかし綿は紫外放
射に対して、布地の強度劣化が著しく、また透過率も高
く紫外放射から皮膚を保護する事はほとんど出来なかっ
た。普通、自然界に存在する紫外光は大陽からのものが
ほとんどであり波長の短い紫外光の一部は大気上層圏の
オゾン層で吸収され地表に到達しない。しかし人工光源
からはUV−A波(315〜400nm)、UV−B波
(280〜315nm)、UV−C波(100〜280
nm)が至近距離で発生し、作業者は目を保護されてい
るにしても、皮膚は何の保護もないまま作業時間内その
紫外放射に被曝している。この様な有害光線を浴びる作
業現場に携わる作業者を保護する事は非常に急務であ
る。
の研究では、12500A、或いは8000Aの如き高
度のアークに加えて、溶接アークやレーザ加工等に伴う
スパッタ及び又は紫外線混じりのアークにも対応可能の
よう、総合的な研究が必要とされていたのである。
記従来技術に鑑みて、高圧充電路の線路短絡により発生
する12500A又は8000Aのアークを基準とし
て、各基準に応じて人体を保護することができる第1〜
3種のアーク対応難燃衣を構成することを目的とする。
また、高圧充電路の活線作業に用いるアーク対応難燃衣
において、その内部に位置する絶縁衣の構成を適切化す
ることを目的とする。
め、本発明者等は、高圧充電路の短絡により発生するア
ークたるファイアボールの特性とこれに対応できる繊
維、布地及びその組合わせ等について鋭意研究を行った
結果、特許請求の範囲に記載の通りの第1〜3種のアー
ク対応難燃衣及びこれらアーク対応難燃衣に用いること
のできる絶縁衣を開発した。
衣は、12500Aの電流が0.4秒間連続して流れる
一対の電極から20cm離れた距離で受けるアークに対
応し、裏面に位置する絶縁衣又は及び人体を前記アーク
の熱流吐出及びスパッタ並びに紫外線から保護すること
ができるアーク対応難燃衣であって、限界酸素指数(以
下、LOIとも呼ぶ)26以上、1平方メートル当りの
重量(以下、目付とも呼ぶ)160g以上の布地で構成
される難燃層と、前記難燃層の表面又は裏面或いは中間
に位置され難燃性の柔軟樹脂中に耐火性微粉末を混入し
て成る耐火層と、を備えたことを特徴とする。
ることが可能である。このLOIは本規格の上で最も重
要な値の1つである。この値を29以上とし、目付をよ
り向上させれば耐火層を省略可である。ただし、この場
合、後加工によるものでは無く、素材本来の特性として
LOI29を特定する必要がある。また、難燃性として
は、規格に合格できるのみで無く、安全率を加味したも
のでなければならない。そこで、本発明では、アーク対
応難燃性に関しては、LOI26以上で、目付160g
以上とし、これに安全率をも加味して耐火層を特定し
た。
しては、充電路短絡より発生するファイアボールから作
業者を保護するため、次表1に示す国際電気標準機構
(IEC61482−2(アーク電流熱被害から作業者
を防護する衣服素材の試験方法)の条件がクリアされな
ければならない。日本工業規格(JIS)は、このIE
Cに準拠して近々設定されると考えられる。
アーク電流12.5kA、特に試料と電極との距離を2
00mmとするテスト基準を作り、鋭意研究を行って、
この基準をクリアできる第1種のアーク対応難燃衣を構
成したものである。言い換えれば、本発明の第1種のア
ーク対応難燃衣は、IEC61482−2の基準を十分
クリアできるのみならず、それ以上に強度の高いファイ
アボールに対応できる。
(LOI)26以上が適用可能で、好適には30以上で
ある。1平方メートル当りの重量(目付)は、160g
以上が適用可能で、好適には200g以上である。これ
らの条件に適合できる難燃性布地としては、防炎加工を
施した綿プロパンや、アラミド繊維、PBI、PBO等
が挙げられる。これらの繊維のうちアラミド繊維、PB
I、PBOの耐アーク特性については略同等であると評
価できるが、価格的にはアラミド繊維、PBI、PBO
の順で高く、衣服生地としての柔軟性についてはアラミ
ド繊維が優れる点、又熱伝導率も低い等の点からメタ型
アラミド繊維が最良であると考えられる。
いアミド結合で芳香族環を結んだものであり、構造上対
称性が良く、安全で、融解エントロピーが小さく、分解
温度が既存の有機繊維に対し著しく高く、非常に燃えに
くく、自己消火性を有し、次表2に示すように難燃性に
優れたものである。
布地は、表2に示す性質を有し、かつ実用性の条件であ
る柔軟性、屈曲性、強度、軽量性、加工性、取扱性、耐
低温性、低摩擦音性等を満足し、本発明の難燃層を構成
できる。難燃層を構成するための布地としては、熱収縮
を防止し強度を高めるため、5〜40重量%の高強度及
び高弾性のバラ型アラミド、PBO、PEEK等繊維の
混紡とする。
たとき、難燃層から絶縁層へ向かう熱流吐出を完全に遮
断するため、難燃性のシリコーンゴム等の柔軟性樹脂中
にシリカ、石灰、アッシュ等の耐火性微粉末を混入して
成る耐火層を膠着する。膠着により、難燃層及び耐火層
の一体化が図れて、両者一体の目付が上昇し、これによ
る熱流吸収効果も期待できる。
は、シリコーンゴムの他、クロロプレンゴム、フッ素ゴ
ム等の例がある。ゴムは未加流状態、あるいは半加流状
態とし、アーク放射線により、又は表面側難燃層よりの
加熱によって発泡を瞬時的に行うものの、その内部に混
入した耐火性の微粉末により、耐火材として機能し高温
熱流が内部へ侵入するのを略完全に遮断することができ
る。
火機能の具現のためには大なる程良いが、衣服としての
柔軟性を阻害することなく膠着できる範囲は30重量%
以上80重量%以下で、40〜65重量%程度とするの
が好ましい。耐火層の厚みは同様の理由で100μm〜
200μm程度とする。
示す発泡剤、気化剤や昇華剤を混入することも可能であ
る。かく吸熱剤を混入して吸熱作用を具現すれば、ファ
イアボールの吐出熱を吸収し、耐火力を格別高くし、そ
の内部の温度上昇を格別低く抑えることができる。
中間に位置させることができる。いずれの位置において
も、耐火層は難燃層に一体化されるので全体目付は変化
せず、ファイアボールの熱流を燃焼することなく受け止
めることができる。ただし、難燃層に膠着した柔軟性樹
脂に粘りがあり、衣服としての仕上げに問題がある場合
には、耐火層を難燃層の裏面又は中間に位置させること
になる。裏面に位置させる場合に同様の問題が有る場合
には裏面に別途裏地を設けることもできる。この場合の
裏地としては、例えば作業者と快適に接触するよう考慮
された断熱層としての難燃性裏地とする。中間に位置さ
せる場合には、難燃性素材に挟まれたサンドイッチ構造
となる。
0A×0.4秒のアークから20cm離れた位置で、底
面温度の上昇を40℃以下に抑えることができ、IEC
−61482−2を十分にクリアできる。本発明では、
このようにして構成された難燃衣を、縫製し、頭巾、難
燃上着、ズボン、その他ファイアボール以外の熱流を遮
蔽するための衣類等の製品とすることができる。
ば、難燃層の裏面に耐火層を配置した場合、20cm離
れた位置からの12500Aの強烈なアークに対し、難
燃層の表面1部は炭化し黒色化するが、耐火層には穴も
あかず、その内部の絶縁フィルム及び裏地には影響を与
えず、裏地表面の上昇温度も70℃以下(実験値40℃
以下)に抑制されることが実証された。特に耐火層及び
絶縁層の間に断熱層を介在させたものにあっては、絶縁
層表面の検出上昇温度は20℃以下であった。
難燃衣によれば、12500Aの強烈なファイアボール
を耐火層付難燃層で受け止めて、その内部に位置する絶
縁層や人体を保護することができる。
着衣できるもので、電気安全帽から後頭部及び頸部にか
けて垂下させ、覆面状に形成したタレ形のものや、電気
安全帽を含めて顔面を残し頭部を覆う形のドーム形のも
の等の例がある。
用した上で、その上に重ねて着ることにより耐アーク性
及び耐絶縁性のある安全衣とすることができる。
のアーク対応難燃衣を分離可能な形で同時に一体化して
設計し、両者含めて一つの難燃絶縁衣を構成することが
できる。一体化の方式としては、マジックテープ(登録
商標)や雌雄のドットボタン等、重装のための接合手段
を介して両者を一体的に接合したものと、接合手段なし
で絶縁衣及び難燃衣を夫々別途に制作し、これらを重ね
着する方式のものとがある。本、一体化方式の難燃絶縁
衣によれば、難燃衣を必要とするときのみ絶縁衣の上か
ら難燃衣を重ね着すれば良い。また、絶縁衣が絶縁不良
となった場合には、絶縁衣のみを交換すればよく、経済
的な利点もある。さらに、年2回の点検時、難燃衣を除
いた形で絶縁衣のみの点検を行うことができる。
2500Aの電流が0.4秒間連続して流れる一対の電
極から20cm離れた距離で受けるアークに対応し、裏
面に位置する絶縁衣又は及び人体を前記アークから保護
することができるアーク対応難燃衣であって、限界酸素
指数28以上、1平方メートル当りの重量240g以上
の布地で構成した難燃層と、その裏面に位置し、前記ア
ークが照射されて後前記絶縁衣又は及び人体側の表面温
度が20℃以上上昇するのを抑制する厚さ0.1〜0.
5mmの難燃性の断熱層と、を備えたことを特徴とす
る。
記第1種のものに対し、LOIを28以上とした点、目
付を200以上とした点、耐火層に代えて厚さ0.1〜
0.5mmの難燃性の断熱層とし、これを難燃層の裏面
に位置させた点が異なる。難燃性の断熱層としては、難
燃層と同様の難燃材による織布又は不織布で構成でき
る。LOI28以上、目付240以上とすれば、125
00A×30cmのアークによって破壊されず、その裏
面に位置する断熱層の裏面温度上昇を20℃以下に抑制
することができる。
000Aの電流が0.4秒間連続して流れる一対の電極
から30cm離れた位置で受けるアークに対応し、裏面
に位置する絶縁衣又は及び人体を前記アークから保護す
ることができるアーク対応難燃衣であって、限界酸素指
数26以上、1平方メートル当りの重量150g以上の
難燃性布地で構成した難燃層と、その裏面に位置し前記
アークが照射されて後前記絶縁衣又は及び人体側の表面
温度が20℃以上上昇するのを抑制する厚さ0.1〜
0.4mmの難燃性の断熱層と、を備えたことを特徴と
する。
1に示すIEC61482−2のアーク電流8kAの評
価に合格できる難燃衣であって、高圧活線作業の他、レ
ーザ加工作業、或いは溶接加工作業、その他の高温、高
放射線下での過酷な条件下で使用できる作業衣として開
発された難燃衣である。8kA×30cmの条件による
アークは、12.5kAのアークに対し約1/3の強度
であり、難燃層は、LOI26以上、目付160g以上
で破壊されることがなく、その裏面に厚さ0.1〜0.
4mmの難燃性の断熱層を位置させることにより、その
裏面の表面温度の上昇を20℃以下に抑制できる。断熱
性能及び衣服としての性能は、不織布が織布に優る。
縮、強度増加を目的として、難燃維には5〜40重量%
の高強度及び高弾性の難燃繊維を混紡することもでき
る。
維や、PBO、PEEKを用いることができる。以上に
述べた本発明の第1〜第3種のアーク対応難燃衣をまと
めると、次表3の通りである。
るアーク対応難燃衣は、アメリカ労働衛生専門官会議の
勧告による基準値(TLV)をクリアできることを意味
する。即ち、TLVは、波長200〜400nmの紫外
線において、例えば270nmの平均放射エネルギー密
度が3μW/cm2 の条件下で100時間に耐え、かつ
透過率0.017%以下であることを期待している。本
願発明に係るアーク対応難燃衣は、いずれもこれらをク
リアできる。難燃層をメタ型アラミド65重量%以上と
した実験では、透過率0.01%以下とすることができ
た。
絶縁衣は、ポリオレフィン系樹脂を主体とするフィルム
で構成され、このポリオレフィン系樹脂には、掘曲によ
り折り目が形成されるのを防止するのに必要な量の酢酸
ビニールが添加されることを特徴とする。
ムで構成される絶縁衣は、絶縁性が高く、焼却時にダイ
オキシンを発生することがない。また、柔軟性を持たせ
るため、所定量の酢酸ビニールが添加されるので、掘曲
により折り目が形成されず、難燃衣との併用によって絶
縁性が阻害されることがなく、長期使用に耐えることが
できる。
の実施の形態を次説明する。図1は、本発明の一実施の
形態に係る第1種アーク対応難燃衣の素材構成例を示す
断面図である。図示のように、高圧充電路(電極)1
A,1Bが短絡するとアークが発生し、直径1mm以下
のスパッタ2が放射状に飛散すると共に放射線としての
ふかれ(熱流吐出)3が放散する。通常のアークは、温
度7000℃程度とされるが、6600V高圧充電路の
短絡では、温度2万℃に達すると言われている。但し、
高圧充電路の短絡では、遮断器が設けられているので、
アーク持続時間は0.4秒以内に制限される。このと
き、スパッタ2及びふかれ3を加え合わせた熱流火炎の
玉がファイアボールであると総称される。ファイアボー
ルの威力は絶大で、通常衣類は瞬時にして燃え上がり炭
化してしまう。従来絶縁衣に使用されているビニール製
のフィルムは、瞬時にして溶けて燃え上る。
1A,1Bに対峙する表面側に、裏面に50重量%のシ
リカを混入したシリコーンゴム5を膠着したアラミド繊
維製布地(難燃層)6を配置する。シリコーンゴム5を
膠着したアラミド繊維製布地6を全体で耐火層付難燃層
7と呼ぶ。耐火層付難燃層7のLOIは26以上、目付
は160g以上とする。
しては、テイジン(株)のメタ型アラミド繊維であるコ
ーネックスCX2940,CO3942,CX362,
CX4310等を用いることができる。うち耐電圧特性
は乾燥状態においてCX2940が最良であり、耐アー
ク特性ではCX3942が最良である。
越化学(株)製のIFEL601シリーズを用いた。こ
のゴムは、その中に25〜67重量%以上のシリカ及び
適宜の発泡剤を含み、膠着可能のよう液状ゴムとして形
成されている。即ち、膠着のため液状とされ、水分又は
酸素の化合で重合反応し柔軟性のあるゴムフィルムとな
るよう構成されている。又はその内部に混入した揮発剤
の発散により柔軟性のあるゴムフィルムとなるよう構成
されている。フィルム厚みは100μm以上とするのが
好ましい。
に、衣類としての性能を持たせるため、また裏面の温度
を更に低下させ、絶縁衣8の温度上昇を極力低下させる
ため、ポリアミド等難燃性の織布又は不織布による断熱
層9を介在させている。
瞬時に高温化された耐火層付難燃層7の保有熱量が絶縁
衣8に移行するのが阻止され、アーク:12500A、
距離20cmの条件において絶縁衣8が100℃以上に
温度上昇するのを抑制できる。具体的には、断熱層9が
無い場合は絶縁衣8の表面温度を60〜80℃(上昇温
度40〜60℃)程度とすることができ、断熱層9を設
けた場合には、絶縁衣8の表面温度を40℃以下(上昇
温度20℃以下)とすることができる。
ある絶縁上着やズボンと同一又は類似の形状の難燃上着
又は難燃ズボンとして通常の絶縁衣とは別途に制作し、
アーク対応の難燃衣とすることができる。このように仕
立てられた難燃衣は、通常の販売されている絶縁衣に対
し、適宜重ね着させることでアーク対応難燃絶縁衣とし
て利用することもできる。高圧活線作業以外の作業で
は、難燃衣単独で使用することもできる。
内側から後頭部及び頸部に垂下させることにより、難燃
性タレとすることができる。頭部全体を覆うドーム形の
難燃衣とすることもできる。さらに、本発明の難燃衣4
で手袋や長ぐつ表面をカバーすることにより、難燃性の
手袋や長ぐつを構成することもできる。この他、各種難
燃グッズを制作することができる。図1に示す難燃層6
について、波長200〜400nmの紫外線透過率は、
0.0016%であった。
し、分離可能な形の難燃絶縁衣を構成することもでき
る。本例の難燃衣4及び絶縁衣8は、図1で示したもの
と全く同一である場合と、ドットボタン等の接合手段
(図示せず)が追加される場合の2例がある。接合手段
は、例えば難燃衣4側の接合手段を雌型のドットボタン
で、絶縁衣8側の接合手段を同じく雄型のドットボタン
で構成することもできる。
エチレン製の表地、裏地を有し、その間に複数のポリエ
チレン製フィルムを介在させて成る。このように構成さ
れる絶縁衣8の耐絶縁性は、次表4に示す規格電圧に耐
え、高圧充電路の活線作業を行う電気工事作業者を線路
接触による感電事故から防止することができる。
性、難燃性、加工性を改善するために、5〜20重量%
程度のEVA、EMNA等改善剤を加えるのが望まし
い。ポリエチレンは硬く、使用中に皺が寄り、その部分
の絶縁値が低下する恐れがあるからである。絶縁性を保
障するためには、表面に凹凸を作らず、平滑に仕上げら
れなければならない。加えて、フィルム面への汚れの付
着は絶対禁物である。裏地には、アラミド繊維製布地の
他、難燃処理を行った綿布、化繊、皮布等を用いること
ができる。
が分離可能な形で一体構成され、両者合わせて一つの難
燃絶縁衣10が構成される。本例の難燃絶縁衣10は、
高圧充電路の活線作業を行う電気工事作業者を感電事故
及びアーク火傷から共に防止するための安全衣として利
用できる。具体的には、難燃絶縁上着又はズボンの例が
ある。また、難燃絶縁頭巾として制作できる。これらの
詳細については、図4以下で詳述する。
衣の素材構成の一例を示す断面図である。図中、図1に
示した機能部材と同一機能を果す部材については同一参
照符号を付けて示している。
応難燃衣11は、LOI28以上と、目付240g以上
の難燃層12の裏面に厚さ0.1〜0.5mmの断熱層
13を位置して成る。難燃層12としては、例えば、テ
イジン(株)のメタ型アラミド繊維を主体として構成で
きる。断熱層13は、同様のメタ型アラミド繊維の不織
布で構成できる。
は、12500A×30cm×0.4秒のアークに耐
え、破壊されず断熱層13の裏面の温度上昇を20℃以
下に抑え、その裏面に位置する絶縁衣8又は人体を保護
することができる。IEC61482−2の3段階評価
において、12500Aでは、表面炭化するも貫通せ
ず、断熱層13の表面を損傷することもない。8000
A×30cmでは、難燃層12の表面表層部が極薄く炭
化し黒色化する程度である。
衣14の一実施の形態を示す断面図である。図示のよう
に、本例のアーク対応難燃衣14は、LOI26以上、
目付150以上の難燃層15の裏面に、同一表材繊維で
作成した厚さ0.1〜0.4mmの不織布製断熱層16
を位置させて成る。難燃層としては、例えばテイジン
(株)のメタ型アラミド繊維を主体として構成できる。
一般的な作業衣として利用するための補強を目的として
いるため、5〜40重量%の高強度、高弾性の難燃繊維
を混紡することもできる。
は、8000A×30cm×0.4秒のアークに耐え、
破壊されず、断熱層16の裏面の温度上昇を20℃如何
に抑えることができる。一時的な作業衣として利用する
ための補強を目的として、5〜40重量%の高強度、高
弾性の難燃繊維を混紡することもできる。
〜200μmポリオレフィンフィルムを積層して成る。
JIS−T8010に基づく試験結果を表4に示す。J
IS−8010では、平板上の上部電極(25φ×25
H)及び下部電極(75φ×25H)を有する試験装置
を用い、両電極間に交流電圧を印加し、20kVで1分
間絶縁破壊しないことを規定している。表5に示すよう
に、本例のポリエチレンフィルムでは、3枚以上の積層
で安全規定電圧を確保できる。
全規定電圧を確保することができるので、これに更なる
安全を見て、フィルム積層枚数を、例えば6枚と定め
る。前記酢酸ビニールの添加は、かくして定まる積層枚
数を考慮して全体の柔軟性、加工性を検討し、その配合
量を定め、さらなる耐圧試験を行って、最終構成を定め
る。前記絶縁層の最内側には、難燃性で着心地の良い裏
地を位置させ、絶縁層を保護すると共に衣服としての性
能を持たせる。裏地には、アラミド繊維製布地の他、難
燃処理を行った綿布、化繊、皮布等を用いることができ
る。
ク対応難燃衣4、11、14は、単独で夫々アーク対応
難燃衣として各種作業衣に利用することができる。ま
た、絶縁衣8と組合わせ、高圧充電路の活線作業に用い
る難燃絶縁衣10等に利用することができる。
ついて耐スパッタ性能を示すと、いずれも、平面配置さ
れた布の上からその表面に温度800〜1000℃の2
mm以下のスパッタを受けたとき、貫通せず、自ら消火
し、部分的な炭化に止めることができる。
として、例えば図1に示す難燃衣4又は難燃絶縁衣10
を用いて制作したドーム形の頭部プロテクタPTRの構
成例を示す正面図である。
は、作業者の顔面を残して頭部を覆う覆面部17と、そ
の下方に位置し、肩部にかけて垂下される裾部18と、
前記顔面を覆う透明窓19とで構成されている。電気安
全帽は、これらと一体的に制作することもできる。
ート等を用いることができる。透明窓19の裏面は、作
業者の呼吸によって曇らないよう、界面活性剤等を含む
曇り止めを施している。覆面部17及び裾部18の素材
は、図1に示した難燃衣4又は難燃絶縁衣10で構成さ
れる。図2、図3で示した難燃衣4、11、14で作ら
れることもある。
は、高圧充電路の活線作業は勿論のこと、火花2を含め
たアークが発生する溶接作業や高温電気炉の点検作業等
に用いることができる。作業者は頭部プロテクタ16を
頭部から被り頭部をアークから保護することができる。
燃絶縁衣10を用いて制作した作業上着20の正面図で
ある。図示のように、本例の上着20は、図1に示す難
燃衣4又は難燃絶縁衣10を用いて胴部21及び袖部2
2並びに首部23を有する衣服として仕立てられる。見
かけは、通常の上着と同様である。腹部の合わせ目に
は、合わせ部分を接合するために、例えばマジックテー
プ(登録商標)が用いられる。
として絶縁衣8を含め、かつ上前21Aに持ち出し部
(ヨーク)を設ける場合、この持ち出し部分を含めて絶
縁衣4を延長させておくのが好ましい。絶縁性を確実化
するためである。また、図5の状態において、左方から
放射された火花2やふかれ3(プラズマジェット)が胸
元に侵入するのを防止するため、下前21Bの上前21
Aとの合わせ部分には、一点鎖線で示すプラズマジェッ
ト防止膜21Cを設けておくのが望ましい。プラズマジ
ェット防止膜21Cは、難燃衣4と同一素材で作ること
ができる。難燃層6、12、15と同一素材でも構わ無
い。2層織に折り畳ある構造とし、折り畳んだときの開
放方向をプラズマジェット2、3の侵入方向に一致させ
ておくのが、より好ましい。
制作した場合、通常の絶縁上着(図示せず)の上に重ね
て着ることができる。難燃絶縁衣10を用いて制作した
場合には、必要に応じ、絶縁衣8又は難燃衣4を使い分
けることができる。
て、いずれの場合も裾部において離反可能としておくこ
とが好ましい。フィルムの破損を視認するために、絶縁
衣8の絶縁テストのとき、絶縁衣8のみを分離してテス
トできるからである。
難燃絶縁衣の素材を、電気安全衣に仕立て、作業者24
に着用させた状態を示す正面図である。図示のように、
作業者24は、電気安全衣として、ゴム製長ぐつ25
と、ゴム製手袋26と、難燃絶縁上着20と、難燃絶縁
ズボン27と、電気安全帽内蔵の頭部プロテクタPTR
とを身につけている。これら安全衣の装着により、作業
者24は、高圧充電路の活線作業において、線路接触に
よる感電事故から保護されると共に、線路短絡により発
生したアークから保護される。即ち、アーク発生に伴い
発生するスパッタ2及びふかれ3を難燃衣4で受止め
て、絶縁衣8の裏面温度が20℃以上上昇するのが防止
される。作業者24は直接的及び間接的アーク火傷から
共に保護される。ゴム製絶縁長ぐつ25は、底部を除い
た表面を難燃衣4で覆っている。ゴム製絶縁手袋26に
ついては、作業性を悪化することのないよう手の内側部
分を除いて難燃衣4で外張りしている。
路の短絡により発生するアークから電気工事作業者を保
護する例を多く示したが、本発明はアーク発生源が他の
ものであっても同様に適用できる。即ち、アーク発生源
が溶接アークであっても同様である。また、アークでな
くとも火花であっても同様である。高圧充電路の短絡に
より発生するアークを対象とする本発明によれば、各種
アーク類似の火花や熱流源から各種作業者を保護でき
る。本発明は、上記実施の形態に限定されるものではな
く、適宜の設計的変更を行うことにより、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で各種変形して実施できる。
当りの重量160g以上の布地で構成される難燃層と、
前記難燃層の表面又は裏面或いは中間に位置され難燃性
の柔軟樹脂中に耐火性微粉末を混入して成る耐火層と、
を備えたことを特徴とする第1種アーク対応難燃衣によ
れば、12500Aの電流が0.4秒間連続して流れる
一対の電極から20cm離れた距離で受けるアークに対
応し、裏面に位置する絶縁衣又は及び人体を前記アーク
の熱流吐出及びスパッタ並びに紫外線から保護すること
ができる。
りの重量240g以上の布地で構成した難燃層と、その
裏面に位置し、前記アークが照射されて後前記絶縁衣又
は及び人体側の表面温度が20℃以上上昇するのを抑制
する厚さ0.1〜0.5mmの難燃性の断熱層と、を備
えたことを特徴とする第2種アーク対応難燃衣によれ
ば、12500Aの電流が0.4秒間連続して流れる一
対の電極から20cm離れた距離で受けるアークに対応
し、裏面に位置する絶縁衣又は及び人体を前記アークか
ら保護することができる。
りの重量150g以上の難燃性布地で構成した難燃層
と、その裏面に位置し前記アークが照射されて後前記絶
縁衣又は及び人体側の表面温度が20℃以上上昇するの
を抑制する厚さ0.1〜0.4mmの難燃性の断熱層
と、を備えたことを特徴とする第3種アーク対応難燃衣
によれば、8000Aの電流が0.4秒間連続して流れ
る一対の電極から30cm離れた位置で受けるアークに
対応し、裏面に位置する絶縁衣又は及び人体を前記アー
クから保護することができる。
ムで構成し、このポリオレフィン系樹脂には、掘曲によ
り折り目が形成されるのを防止するのに必要な量の酢酸
ビニールを添加したことを特徴とする絶縁衣によれば、
絶縁性が高く、焼却してもダイオキシンを発生すること
がない。また、柔軟性を持たせるため所要量の酢酸ビニ
ールが添加されるので、掘曲により折り目が形成され
ず、難燃衣との併用による使用によって絶縁性が破壊さ
れることがない。
難燃衣の構成を示す断面図である。
難燃衣の構成を示す断面図である。
難燃衣の構成を示す断面図である。
成例を示す正面図である。
縁上着を示す正面図である。
衣を身につけた状態を示す作業者の正面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 12500Aの電流が0.4秒間連続し
て流れる一対の電極から20cm離れた距離で受けるア
ークに対応し、裏面に位置する絶縁衣又は及び人体を前
記アークの熱流吐出及びスパッタ並びに紫外線から保護
することができるアーク対応難燃衣であって、 限界酸素指数26以上、1平方メートル当りの重量16
0g以上の布地で構成される難燃層と、前記難燃層の表
面又は裏面或いは中間に位置され難燃性の柔軟樹脂中に
耐火性微粉末を混入して成る耐火層と、を備えたことを
特徴とする第1種アーク対応難燃衣。 - 【請求項2】 12500Aの電流が0.4秒間連続し
て流れる一対の電極から20cm離れた距離で受けるア
ークに対応し、裏面に位置する絶縁衣又は及び人体を前
記アークから保護することができるアーク対応難燃衣で
あって、 限界酸素指数28以上、1平方メートル当りの重量24
0g以上の布地で構成した難燃層と、その裏面に位置
し、前記アークが照射されて後前記絶縁衣又は及び人体
側の表面温度が20℃以上上昇するのを抑制する厚さ
0.1〜0.5mmの難燃性の断熱層と、を備えたこと
を特徴とする第2種アーク対応難燃衣。 - 【請求項3】 8000Aの電流が0.4秒間連続して
流れる一対の電極から30cm離れた位置で受けるアー
クに対応し、裏面に位置する絶縁衣又は及び人体を前記
アークから保護することができるアーク対応難燃衣であ
って、 限界酸素指数26以上、1平方メートル当りの重量15
0g以上の難燃性布地で構成した難燃層と、その裏面に
位置し前記アークが照射されて後前記絶縁衣又は及び人
体側の表面温度が20℃以上上昇するのを抑制する厚さ
0.1〜0.4mmの難燃性の断熱層と、を備えたこと
を特徴とする第3種アーク対応難燃衣。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のアーク
対応難燃衣であって、前記絶縁衣は、ポリオレフィン系
樹脂を主体とするフィルムで構成され、このポリオレフ
ィン系樹脂には、掘曲により折り目が形成されるのを防
止するのに必要な量の酢酸ビニールが添加されることを
特徴とするアーク対応難燃衣。
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---|---|---|---|
JP2002040334A JP4132862B2 (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | アーク対応難燃絶縁衣 |
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