JP2003244717A - 液晶プロジェクタ - Google Patents

液晶プロジェクタ

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JP2003244717A JP2002040995A JP2002040995A JP2003244717A JP 2003244717 A JP2003244717 A JP 2003244717A JP 2002040995 A JP2002040995 A JP 2002040995A JP 2002040995 A JP2002040995 A JP 2002040995A JP 2003244717 A JP2003244717 A JP 2003244717A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、キーストーン補正のための操作
性が向上する液晶プロジェクタを提供することを目的と
する。 【解決手段】 上下左右方向に対してキーストーン補正
を行う機能を備えた液晶プロジェクタにおいて、現在の
キーストーン補正の状態に基づいて、キーストーン補正
の補正量を増大させることが可能な方向と不可能な方向
とを判定する判別手段、および判別手段による判別結果
に基づいて、キーストーン補正の補正量を増大させるこ
とが可能な方向と不可能な方向とを識別しうるような識
別画像を表示させる識別画像表示手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液晶プロジェクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクタなどを用いてプレゼン
テーションを行うとき、スクリーンに対して正面から映
像を投影できない場合がある。このような場合、スクリ
ーンに投影された画像が台形状に歪んでしまう。そこ
で、台形歪み補正(以下、キーストーン補正という)を
行うことによって、スクリーンに対して正面から投影さ
れたような映像を生成している。
【0003】キーストーン補正を行う手法の1つとし
て、画像データを1度メモリに取り込んで、変換処理を
加えてから、再度メモリに格納する方法がある。このメ
モリを使用する方法では、入力される映像信号の解像度
およびメモリの容量によってキーストーン補正の限界値
が異なる。一般的には解像度が高いほど、メモリの使用
量が多くなるのでキーストーン補正の限界値が小さくな
る。
【0004】たとえば、XGAパネルサイズ(1024
×768)の信号より、SXGAパネルサイズ(128
0×1024)の信号の方が、キーストーン補正量の限
界値が小さくなる。
【0005】また、最近では、縦方向のキーストーン補
正に加え、横方向のキーストーン補正も行うモデルが増
えている。この場合、縦方向のキーストーン補正量によ
って、横方向のキーストーン補正量の限界値が変化す
る。
【0006】図7はキーストーン補正を行っていない状
態の映像とすると、図8は図7の映像に対し、限界値ま
で縦方向キーストーン補正のみを行った場合の映像を示
している。縦方向キーストーン補正には、画面の上側の
幅が狭くなる上方向キーストーン補正と、画面の下側の
幅が狭くなる下方向キーストーン補正との2種類がある
が、図8は画面の上側の幅が狭くなる上方向キーストー
ン補正の例を示している。
【0007】また、図9は、図7の映像に対し、限界値
まで横キーストーン補正のみを行った場合の映像を示し
ている。横方向キーストーン補正には、画面の右側の幅
が狭くなる右方向キーストーン補正と、画面の左側の幅
が狭くなる左方向キーストーン補正との2種類がある
が、図9は画面の右側の幅が狭くなる右方向キーストー
ン補正の例を示している。
【0008】図10は、縦方向キーストーン補正をある
程度行った上で、横キーストーン補正を限界まで行った
の場合の映像を示している。図9と図10とを比較する
と、縦キーストーン補正を行うことによって横キースト
ーン補正の限界値αが小さくなっていることがわかる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】キーストーン補正の限
界値は、上述したように、入力映像の解像度、キースト
ーン補正に用いられるメモリの容量、縦方向と横方向の
キーストーン補正の補正量によって変化する。
【0010】ところで、キーストーン補正は、ユーザに
よる操作に基づいて行われる。たとえば、リモコン等の
操作部に設けられたキーストーン補正キーが操作された
後、カーソルキーのいずれかが操作された場合に、操作
されたカーソルキーに応じた方向のキーストーン補正が
行われる。
【0011】しかしながら、ある方向に対するキースト
ーン補正量が限界値に達していても、ユーザはそのこと
を認識できないため、その方向に応じたカーソルキーを
押し続けるといった無駄な操作を行うという問題があ
る。さらに、このような場合、カーソルキーを押し続け
ても、画像が変形しないので、ユーザは液晶プロジェク
タに故障が発生したと勘違するという問題がある。
【0012】この発明は、上記のような問題を解消で
き、キーストーン補正のための操作性が向上する液晶プ
ロジェクタを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上下左右方向に対してキーストーン補正を行う機能
を備えた液晶プロジェクタにおいて、現在のキーストー
ン補正の状態に基づいて、キーストーン補正の補正量を
増大させることが可能な方向と不可能な方向とを判定す
る判別手段、および判別手段による判別結果に基づい
て、キーストーン補正の補正量を増大させることが可能
な方向と不可能な方向とを識別しうるような識別画像を
表示させる識別画像表示手段を備えていることを特徴と
する。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、識別画像表示手段は、上下左右の方向
を示す4つのマークを表示しうる機能を有しており、キ
ーストーン補正の補正量を増大させることが不可能な方
向に対応するマークが省略され、キーストーン補正の補
正量を増大させることが可能な方向に対応するマークの
みからなる識別画像を表示することを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、識別画像表示手段は、識別画像を表示
する際に、キーストーン補正の補正量を増大させること
が可能な方向のうち、キーストーン補正が現在行われて
いる方向と、キーストーン補正が現在行われていない方
向とを識別できるように、キーストーン補正の補正量を
増大させることが可能な方向に対応するマークを表示さ
せる手段を備えていることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
【0017】図1は、液晶プロジェクタの構成を示して
いる。
【0018】液晶プロジェクタの制御は、電源関連の制
御と、信号処理関連の制御とに分けることができる。
【0019】まず、電源関連の制御から説明する。AC
コンセント1から入力された交流電圧は、アクティブフ
ィルタ2によって直流電圧に変換される。アクティブフ
ィルタ2によって得られた直流電圧は、メイン電源回路
3に送られるとともに、ランプ用電源スイッチ5を介し
てランプ用電源回路6にも送られる。
【0020】メイン電源回路3はCPU用電源と、CP
U以外の回路用電源とを生成する。メイン電源回路3に
よって生成されたCPU用電源はCPU30に供給され
る。メイン電源回路3によって生成された回路用電源
は、回路用電源スイッチ4を介して、各回路の電源端子
に供給される。
【0021】ランプ用電源スイッチ5および回路用電源
スイッチ4は、CPU30によってオン・オフ制御され
る。ランプ用電源スイッチ5がオンするとランプ(バッ
クライト光源用ランプ)7に電圧が与えられ、ランプ7
が点灯する。回路電源スイッチ4がオンされると、各回
路に電源が供給される。
【0022】次に、信号処理関連の制御について説明す
る。この液晶プロジェクタは、コンピュータからのアナ
ログRGB信号(コンピュータ入力信号)を入力するた
めの映像信号入力端子11と、AV入力信号(コンポジ
ットビデオ信号)を入力するための映像信号入力端子1
2とを備えている。映像信号入力端子11に入力された
RGB信号は、入力切替スイッチ15に送られる。
【0023】映像信号入力端子12に入力されたAV入
力信号は、Y/C分離回路13で輝度信号と色信号に分
離され、ビデオデコーダ14に入力される。CPU30
は、ビデオデコーダ14から、信号の有無、カラーシス
テムなどを受信し、それに応じた制御データをビデオデ
コーダ14に送信する。ビデオデコーダ14は、入力信
号をRGB信号に変換して出力する。ビデオデコーダ1
4からのRGB信号は、入力切替スイッチ15に送られ
る。
【0024】CPU30は、リモコン35からリモコン
受光器34を介して入力される入力切替信号に基づい
て、入力切替スイッチ15を制御することにより、コン
ピュータ入力またはAV入力を選択させる。入力切替ス
イッチ15によって選択された信号はA/Dコンバータ
16に送られる。
【0025】VCO22は、CPU30からの制御デー
タに基づいて入力信号に応じたサンプリング周波数を生
成して、A/Dコンバータ16に出力する。A/Dコン
バータ16は、VCO22から入力されるサンプリング
周波数に同期して、入力信号をサンプリングし、得られ
たデジタル信号をスケーラ17に出力する。
【0026】DRAM18は、映像信号を格納したり、
映像信号以外の表示、いわゆるオンスクリーン表示を行
うため等に使用される。
【0027】スケーラ17は、A/Dコンバータ16か
ら入力される映像データをDRAM18に一旦格納し、
キーストーン補正、走査線変換等の処理を行うととも
に、必要な場合には得られた映像信号にオンスクリーン
画像を合成する。スケーラ17から出力されたデジタル
映像信号はD/Aコンバータ19に送られる。
【0028】D/Aコンバータ19に入力されたデジタ
ル信号はアナログ変換され、色信号ドライバ20に入力
される。色信号ドライバ20は、CPU30から受信し
た制御データに基づいて、明るさなどの色信号補正と、
パネルの特性に応じたDCカーブの変換などを行う。色
信号ドライバ20から出力された信号は、サンプル&ホ
ールド回路21に送られ、液晶パネルに出力するための
サンプリングが行われる。
【0029】液晶パネルに対しては通常6相、つまり6
ドット単位で一括書き込みが行われるので、サンプル&
ホールド回路21は、6ドット分のデータ取り込みと一
括出力を行う。サンプル&ホールド回路21から、RG
Bそれぞれの液晶パネル23、24、25に対して、対
応したデータが送られる。
【0030】タイミングコントローラ26は、CPU3
0から受信した制御データに基づいて、サンプル&ホー
ルド21および各液晶パネル23、24、25のタイミ
ング制御を行う。
【0031】CPU30は、そのプログラム、データ等
を記憶するROM31、必要なデータを記憶するRAM
32、現在設定されているキーストーン補正に関する設
定内容を記憶する不揮発性メモリ33を備えている。現
在設定されているキーストーン補正に関する設定内容と
は、現在設定されているキーストーン補正の各方向と各
方向についての補正量をいう。
【0032】また、CPU30には、リモコン受光器3
4が接続されており、リモコン35からのリモコン信号
がリモコン受光器34を介して入力される。リモコン3
5には、キーストーン補正のために用いられるキースト
ーン補正キーおよび左右上下の4つのキーからなるカー
ソルキーが設けられている。
【0033】各方向のカーソルキーは、カーソルに応じ
た方向に対するキーストーン補正量を増大させるために
用いられ他、カーソルに応じた方向の反対方向に対する
キーストーン補正が行われている場合には、当該反対方
向の補正量を減少させるためにも用いられる。たとえ
ば、右方向にキーストーン補正が行われている場合に、
左方向のカーソルキーが操作された場合には、右方向の
キーストーン補正の補正量が所定量だけ減少せしめられ
る。
【0034】図2は、CPU30によるキーストーン補
正用の制御処理手順を示している。
【0035】スタンバイ状態(CPU30にのみ電源が
与えられている状態)において、リモコン35の操作に
よって映像表示指令が入力されると(ステップ1)、不
揮発性メモリ33から現在設定されているキーストーン
補正に関する設定内容をRAM32に読み込む(ステッ
プ2)。
【0036】そして、読み込んだキーストーン補正に関
する設定内容に応じたキーストーン補正がスケーラ17
によって行われるように、スケーラ17にキーストーン
補正を行うべき方向と補正量とを設定する(ステップ
3)。
【0037】この後、リモコン35上のキーストーン補
正キーが操作されると(ステップ4)、キーストーン補
正モードに入り、現在設定されているキーストーン補正
に関する設定内容と入力映像の解像度とに基づいて、キ
ーストーン補正の補正量を増大させることが可能な方向
と不可能な方向とを判別し、キーストーン補正の補正量
を増大させることが可能な方向と不可能な方向とを識別
しうるような識別画像をオンスクリーン表示する(ステ
ップ5)。また、この際、キーストーン補正の補正量を
増大させることが可能な方向のうち、キーストーン補正
が現在行われている方向と、キーストーン補正が現在行
われていない方向とを識別できるように、識別画像を表
示する。
【0038】キーストーン補正の補正量を増大させるこ
とが可能な方向とは、その方向にキーストーン補正が行
われていないかあるいはその方向にキーストーン補正が
行われているがそのキーストーン補正の補正量が限界値
に達していない方向をいう。さらにキーストーン補正の
補正量を増大させることが可能な方向には、その方向と
反対方向にキーストーン補正が行われている場合も含ま
れる。キーストーン補正の補正量を増大させることが不
可能な方向とは、キーストーン補正が行われておりかつ
その補正量が限界値に達している方向をいう。
【0039】識別画像としては、図3〜図5に示すよう
に、上下左右方向を表す三角マークのうち、キーストー
ン補正の補正量を増大させることが可能な方向の三角マ
ークのみを表示するとともに、キーストーン補正の補正
量を増大させることが可能な方向に対応する三角マーク
のうち、キーストーン補正が現在行われている方向に対
応する三角マークを黒の三角マークで表示し、キースト
ーン補正が現在行われていない方向に対応する三角マー
クを白の三角マークで表示する。
【0040】図3は、全ての方向に対してキーストーン
補正処理が現在行われていない場合の識別画像の例を示
しており、4つのカーソルキー(上方向キー、下方向キ
ー、左方向キー、右方向キー)に対応する白の三角マー
クU、D、L、Rがオンスクリーン表示される。
【0041】図4は、右方向に対するキーストーン補正
処理が現在行われておりかつその補正量が限界に達して
おらず、他の方向に対するキーストーン補正処理が行わ
れていない場合の識別画像の例を示しており、上方向キ
ー、下方向キー、左方向キーに対応する内部が白の三角
マークU、D、Lと、右方向キーに対応する黒の三角マ
ークRがオンスクリーン表示される。
【0042】図5は、右方向に対するキーストーン補正
が現在行われておりかつその補正量が限界に達してお
り、他の方向についてキーストーン補正処理が行われて
いない場合の識別画像の例を示しており、上方向キー、
下方向キー、左方向キーに対応する白の三角マークU、
D、Lのみがオンスクリーン表示され、右方向キーに対
応する三角マークRはオンスクリーン表示されない。
【0043】つまり、識別画像の内容は、次のように定
義される。 白の三角マーク:その方向に対するキーストーン補正が
現在行われてないことを示す。 黒の三角マーク:その方向に対するキーストーン補正が
現在行われているが、その補正量が限界値に達していな
いことを示す。 三角マークの表示なし:その方向に対するキーストーン
補正が現在行われておりかつその補正量が限界値に達し
ていることを示す。
【0044】キーストーン補正の補正量を増大させるこ
とが可能な方向と不可能な方向の判別は、たとえば、入
力映像の解像度毎に予め用意された、現在の各方向のキ
ーストーン補正量に対する各方向の移動量の限界値を示
すテーブルに基づいて決定される。このテーブルは、た
とえば、図6に示すような、各方向相互の移動量の限界
値の関係を表すグラフに基づいて作成される。このよう
なグラフは、入力映像の解像度、キーストーン補正に用
いられるDRAM18の容量に基づいて予め作成され
る。
【0045】図6において、縦軸は縦方向のキーストー
ン補正量を、横軸は横方向のキーストーン補正量をそれ
ぞれ示している。縦方向キーストーン補正量のプラス側
は上方向キーストーン補正量を、マイナス側は下方向キ
ーストーン補正量をそれぞれ示している。同様に、横方
向キーストーン補正量のプラス側は右方向キーストーン
補正量を、マイナス側は左方向キーストーン補正量をそ
れぞれ示している。
【0046】識別画像が表示された後に、リモコン35
上のカーソルキーが操作されると(ステップ6)、操作
されたカーソルキーに応じた方向が補正量を増大させる
ことが可能な方向であるか否かを判定する(ステップ
7)。操作されたカーソルキーに応じた方向が補正量を
増大させることが不可能な方向である場合、つまり、操
作されたカーソルキーに応じた方向のキーストーン補正
の補正量が限界値に達している場合には、その方向に対
するキーストーン補正量を変化させることなく、ステッ
プ6に戻る。
【0047】操作されたカーソルキーに応じた方向が補
正量を増大させることが可能な方向である場合、つま
り、操作されたカーソルキーに応じた方向に対するキー
ストーン補正が行われていない場合、操作されたカーソ
ルキーに応じた方向に対するキーストーン補正が行われ
ているがその補正量が限界値に達していない場合、ある
いは操作されたカーソルキーに応じた方向と反対方向に
対するキーストーン補正が行われている場合には、操作
されたカーソルキーに応じた方向に対するキーストーン
補正量を所定量だけ増大させるとともに、これに応じて
不揮発性メモリ33に格納されているキーストーン補正
に関する設定内容を変更させる(ステップ8)。なお、
操作されたカーソルキーに応じた方向と反対方向のキー
ストーン補正が行われている場合には、操作されたカー
ソルキーに応じた方向に対するキーストーン補正量を所
定量だけ増大させるとは、当該反対方向の補正量を減少
させることを意味する。
【0048】また、ステップ5と同様な方法で、変更後
のキーストーン補正に関する設定内容と入力映像の解像
度とに基づいて、キーストーン補正の補正量を増大させ
ることが可能な方向と不可能な方向を判別し、上記定義
に従った識別画像をオンスクリーン表示する(ステップ
9)。そして、ステップ6に戻る。
【0049】なお、ステップ4でキーストーン補正キー
が操作された後において、キーストーン補正キーが再度
操作された場合(ステップ10でYES)、ステップ4
でキーストーン補正キーが操作された後にカーソルキー
が操作されないまま所定時間が経過した場合(ステップ
11でYES)、またはステップでカーソルキーが操作
された後にカーソルキーが操作されないまま所定時間が
経過した場合(ステップ11でYES)には、ステップ
4に戻る。
【0050】上記実施の形態では、キーストーン補正の
補正量を増大させることが不可能な方向、言い換えれば
キーストーン補正の補正量が限界に達している方向を、
ユーザが認識できるようになるので、ある方向に対する
キーストーン補正量が限界値に達している場合にその方
向に応じたカーソルキーを押し続けるといった無駄な操
作を行ってしまうといったことが回避される。
【0051】また、キーストーン補正の補正量を増大さ
せることが可能な方向とキーストーン補正が現在行われ
ている方向とをユーザが認識できるようになるので、キ
ーストーン補正を行うための操作性が向上する。
【0052】
【発明の効果】この発明によれば、キーストーン補正を
行うための操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶プロジェクタの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】CPU30によるキーストーン補正用の制御処
理手順を示すフローチャートである。
【図3】全ての方向に対してキーストーン補正処理が現
在行われていない場合の識別画像の例を示す模式図であ
る。
【図4】右方向に対するキーストーン補正処理が現在行
われておりかつその補正量が限界に達しておらず、他の
方向に対するキーストーン補正処理が行われていない場
合の識別画像の例を示す模式図である。
【図5】右方向に対するキーストーン補正が現在行われ
ておりかつその補正量が限界に達しており、他の方向に
ついてキーストーン補正処理が行われていない場合の識
別画像の例を示す模式図である。
【図6】キーストーン補正の補正量を増大させることが
可能な方向と不可能な方向とを判別するために用いられ
るテーブルの内容を説明するためのグラフである。
【図7】キーストーン補正を説明するための模式図であ
る。
【図8】縦方向キーストーン補正の限界値を示す模式図
である。
【図9】横方向キーストーン補正の限界値を示す模式図
である。
【図10】縦方向キーストーン補正が行われている場合
における横キーストーン補正の限界値を示す模式図であ
る。
【符号の説明】 30 CPU 31 ROM 32 RAM 17 スケーラ 18 DRAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 680 G09G 3/20 680C 3/36 3/36 Fターム(参考) 2H088 EA12 HA06 MA20 2H093 NA06 NC71 NC90 ND60 NE10 NG02 5C006 AA01 AA09 AF45 AF46 BC16 BF01 EC11 5C060 BE05 BE10 EA01 GD08 HB26 HB27 JA01 JB06 5C080 AA10 BB05 DD13 EE27 EE32 JJ01 JJ02 JJ06 KK43

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下左右方向に対してキーストーン補正
    を行う機能を備えた液晶プロジェクタにおいて、 現在のキーストーン補正の状態に基づいて、キーストー
    ン補正の補正量を増大させることが可能な方向と不可能
    な方向とを判別する判別手段、および判別手段による判
    別結果に基づいて、キーストーン補正の補正量を増大さ
    せることが可能な方向と不可能な方向とを識別しうるよ
    うな識別画像を表示させる識別画像表示手段、 を備えていることを特徴とする液晶プロジェクタ。
  2. 【請求項2】 識別画像表示手段は、上下左右の方向を
    示す4つのマークを表示しうる機能を有しており、キー
    ストーン補正の補正量を増大させることが不可能な方向
    に対応するマークが省略され、キーストーン補正の補正
    量を増大させることが可能な方向に対応するマークのみ
    からなる識別画像を表示することを特徴とする請求項1
    に記載の液晶プロジェクタ。
  3. 【請求項3】 識別画像表示手段は、識別画像を表示す
    る際に、キーストーン補正の補正量を増大させることが
    可能な方向のうち、キーストーン補正が現在行われてい
    る方向と、キーストーン補正が現在行われていない方向
    とを識別できるように、キーストーン補正の補正量を増
    大させることが可能な方向に対応するマークを表示させ
    る手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載の
    液晶プロジェクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007072360A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Canon Inc 投射型映像表示装置

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JP2007072360A (ja) * 2005-09-09 2007-03-22 Canon Inc 投射型映像表示装置

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