JP2003244701A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JP2003244701A JP2002044168A JP2002044168A JP2003244701A JP 2003244701 A JP2003244701 A JP 2003244701A JP 2002044168 A JP2002044168 A JP 2002044168A JP 2002044168 A JP2002044168 A JP 2002044168A JP 2003244701 A JP2003244701 A JP 2003244701A
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Yuusuke Monobe
祐亮 物部
Toshiharu Kurosawa
俊晴 黒沢
Akio Kojima
章夫 小嶋
Tatsumi Watanabe
辰巳 渡辺
康浩 ▲くわ▼原
Yasuhiro Kuwabara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非可逆圧縮符号化方式の符号化データから別
の符号化データに変換された場合にも、非可逆圧縮符号
化方式の符号化で用いた量子化テーブル等の情報を必要
とする画像復元処理が適用できるようにする。 【解決手段】 非可逆圧縮符号化方式で符号化された符
号化データ(以下、符号化データA)から別の符号化デ
ータ(以下、符号化データB)に変換する画像処理装置
において、符号化データAの符号化時に用いた量子化テ
ーブル等の符号化情報を、符号化データAから抽出する
符号化情報抽出手段と、前記符号化情報を符号化データ
Bとともに格納する符号化手段を具備することにより、
符号化データBに変換した後も、符号化データAに関す
る符号化情報を保持できるようにした画像処理装置を提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データをブロ
ックに分割した後、直交変換、量子化、可変長符号化を
行う非可逆圧縮符号化方式によって得られた第一の符号
化データから別の第二の符号化データに変換する画像処
理装置、および、第一の符号化データの符号化時に生じ
たノイズを第二の符号化データの復号化時に低減する画
像処理装置および画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像データの圧縮符号化技術は著
しく進歩してきており、記憶媒体の効率的な使用や、ネ
ットワークを介した画像データ送受信の高速化などの目
的で広く用いられている。通常、画像データを高圧縮す
る必要がある場合には、非可逆圧縮符号化方式が用いら
れるが、これらの多くは図1に示す符号化処理が用いら
れる。
【0003】図1は多くの非可逆圧縮符号化方式におけ
る符号化処理のブロック図である。
【0004】まず、符号化直交変換部11では、画像デ
ータに対して、M×N画素単位で分割されたブロック毎
に直交変換を行って、直交変換係数を算出する。直交変
換としては2次元フーリエ変換、Karhunen−L
oeve変換、離散コサイン変換(DCT)等、様々な
変換が利用できるが、JPEG(Joint Phot
ographic Experts Group)等で
広く用いられている8×8画素単位のDCTの場合、変
換後の直交変換係数(DCT係数)をDCT[v]
[u]、変換前の画像データをF[y][x]とする
と、変換式は(数1)のように表される。なお、(x,
y)は変換前の画像データにおける各ブロック内での座
標値、(u,v)はDCT係数における周波数成分の次
数を表すものとする。
【0005】 DCT[v][u]=1/4×Cu・Cv・ΣΣF[y][x]・cos{( 2x+1)uπ/16}・cos{(2y+1)vπ/16} Cu,Cv=1/√2(u,v=0),1(otherwise)・・・(数 1) 次に、量子化部12では、符号化直交変換部11におい
て算出された直交変換係数の量子化を行う。一般に、各
ブロックで算出されるM×Nサイズの直交変換係数に対
して、M×Nサイズの量子化テーブルを用いて量子化が
行われる。参考として、JPEGにおける8×8サイズ
の量子化テーブルの一例を図6に示す。一般に、量子化
テーブルの設定値が圧縮レベルを決定する最大の要因と
なるため、量子化テーブル設定部13において、所望の
圧縮レベルに応じた量子化テーブルが設定される。ここ
で、量子化後の直交変換係数をQDCT[v][u]、
量子化テーブルの値をQtable[v][u]とする
と、量子化は(数2)のように表される。ただし、IN
T{a}は値aを超えない最大の整数値を表すものとす
る。
【0006】 QDCT[v][u]=INT{DCT[v][u]/Qtable[v][ u]+0.5}・・・(数2) 最後に、可変長符号化部14では、量子化部12におい
て量子化された直交変換係数が可変長符号化されて、符
号化データが生成される。可変長符号化としては、ハフ
マン符号化や算術符号化などが用いられる。
【0007】以上が、画像データから符号化データを得
るまでの符号化処理の概要である。逆に、符号化データ
から画像データへの復号化処理については、図2に示す
ように、基本的に符号化処理を逆順に行うことによって
実現できる。
【0008】図2は多くの非可逆圧縮符号化方式におけ
る復号化処理のブロック図である。
【0009】まず、可変長復号化部21では、符号化デ
ータに対して可変長復号化を行う。
【0010】次に、量子化テーブル抽出部22では、符
号化時に用いた量子化テーブルの情報を符号化データか
ら抽出する。
【0011】次に、逆量子化部23では、量子化テーブ
ル抽出部22で抽出された量子化テーブルの情報を用い
て、可変長復号化部21で復号化された直交変換係数の
逆量子化を行う。ここで、逆量子化された直交変換係数
をRDCT[v][u]とすると、逆量子化は(数3)
のように表される。
【0012】 RDCT[v][u]=QDCT[v][u]×Qtable[v][u]・ ・・(数3) 最後に、復号化逆直交変換部24において、逆量子化部
23において逆量子化された直行変換係数が逆直交変換
されて、画像データに復号化される。8×8画素単位の
DCTの場合、復号化される画像データをG[v]
[u]とすると、変換式は(数4)のように表される。
【0013】 G[y][x]=1/4・ΣΣCu・Cv・RDCT[v][u]・cos{ (2x+1)uπ/16}・cos{(2y+1)vπ/16} Cu,Cv=1/√2(u,v=0),1(otherwise)・・・(数 4) 以上が、多くの非可逆圧縮符号化方式で用いられている
符号化処理、復号化処理の概要であるが、この処理過程
の中で、直交変換係数の量子化が行われるため、信号の
劣化が生じる。この信号の劣化は復号化された画像デー
タにおける画質劣化として現れ、原画像には存在しなか
ったノイズが発生する。ここで生じるノイズのうち、特
に視覚的に悪影響を及ぼすノイズとして、ブロック歪お
よびモスキートノイズがある。ブロック歪とは、M×N
画素単位のブロック単位で符号化処理が行われることに
起因するノイズであり、復号化された画像データのブロ
ック境界において画素値が階段状になる現象のことを言
う。また、モスキートノイズとは、量子化により高周波
成分が欠落したことに起因するノイズであり、原画像に
存在していた強いエッジが正確に再現されず、エッジ周
辺に蚊が飛んでいるように見えるノイズのことを言う。
【0014】これらのノイズを除去し、復号化された画
像データの画質改善を図る処理は、一般に、画像復元処
理と呼ばれるが、この有力な従来手法に凸射影法(A.
Zakhor,"Iterative procedu
res for reduction of bloc
king effects in transform
image coding,"IEEE Tran
s.CircuitsSyst.Video Tech
nol.,vol.2,pp.91−95,Mar.1
992)がある。以下では、この凸射影法の概要につい
て説明する。
【0015】一般に、画像中のノイズを低減するには平
滑化処理が有効であるが、単純なフィルタ処理によって
画像全体を平滑化すると、ノイズが低減される代わり
に、原画像に存在していた本来のエッジが大きくボケる
という課題があった。これに対し、凸射影法では、平滑
化処理と制約条件に基づく射影処理を繰り返し交互に行
うことによりエッジのボケを最小限に抑える改良がなさ
れている。ここで、制約条件に基づく射影処理とは、画
像復元処理後の直交変換係数が、原画像と同一量子化ス
テップ内の値となるように平滑化処理の影響を制限する
処理のことを言う。これは、非可逆圧縮符号化方式の符
号化処理において、直交変換係数が量子化されて原画像
の直交変換係数とは異なる値に変化するが、その誤差
は、高々、量子化ステップの範囲内であり、原画像の直
交変換係数は、少なくとも、復号化された画像データの
直交変換係数と同一量子化ステップ内、すなわち、(数
5)で表される下限値dDCT[v][u]以上、且
つ、上限値pDCT[v][u]未満であることが保証
されるという性質を利用している。
【0016】 dDCT[v][u]=RDCT[v][u]−0.5×Qtable[v] [u] pDCT[v][u]=RDCT[v][u]+0.5×Qtable[v] [u]・・・(数5) すなわち、平滑化処理後の直交変換係数が、この範囲外
に変化していた場合は、原画像からの変化が非常に大き
く、過度のボケが発生していると判断できる。ここで、
平滑化処理後の直交変換係数が下限値dDCT[v]
[u]未満であれば下限値dDCT[v][u]への射
影処理を行い、一方、上限値pDCT[v][u]以上
であれば上限値pDCT[v][u]への射影処理を行
う。これにより、過度のボケを防ぎながらノイズを低減
することができる。
【0017】凸射影法を適用する場合の具体的な処理の
流れを図3に示す。図3は凸射影法による画像復元処理
のブロック図である。ただし、図3における可変長復号
化部21’、量子化テーブル抽出部22’、逆量子化部
23’、復号化逆直交変換部24’の処理は、それぞれ
図2における可変長復号化部21、量子化テーブル抽出
部22、逆量子化部23、復号化逆直交変換部24の処
理と同一であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0018】まず、制約条件設定部31では、量子化テ
ーブル抽出部22’で得られた量子化テーブルの情報
と、逆量子化部23’で得られた逆量子化後の直交変換
係数から、原画像の直交変換係数と同一量子化ステップ
範囲となる下限値dDCT[v][u]、および、上限
値pDCT[v][u]を算出する。
【0019】次に、平滑化処理部32では、復号化逆直
交変換部24’で復号化された画像データをフィルタ処
理によって平滑化する。
【0020】直交変換部33では、符号化直交変換部1
1と同一の直交変換を行って、平滑化処理部32におい
て平滑化された画像データから直交変換係数を算出す
る。
【0021】射影処理部34では、直交変換部33にお
いて算出された直交変換係数に対して、制約条件設定部
31で算出した直交変換係数の下限値dDCT[v]
[u]、および、上限値pDCT[v][u]に基づい
て射影処理を行う。
【0022】逆直交変換部35では、復号化逆直交変換
部24と同一の逆直交変換を行って、射影処理された直
交変換係数から新しい画像データに復号化する。
【0023】なお、終了判定部36では、画像復元処理
を終了するか、さらに継続するかを判定する。画像復元
処理を継続する場合には、平滑化処理部32から逆直交
変換部35の処理を再度繰り返す。この処理を繰り返し
行うことにより、復号化された画像データのノイズはよ
り低減されるが、本来のエッジのボケも徐々に大きくな
る。このため、終了判定条件の設定方法としては、あら
かじめ設定された所定回数だけ画像復元処理を繰り返し
た時点で終了するように設定する方法や、また、画質に
関して何らかの評価値を算出し、この評価値が特定の条
件を満たした時点で終了するように設定する方法などが
あげられる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】このような画像復元処
理を適用することにより、非可逆圧縮符号化方式で生じ
たブロック歪やモスキートノイズを低減し、画質を改善
することができる。しかし、凸射影法のような画像復元
処理では、非可逆圧縮符号化方式の符号化時に使用した
量子化テーブル等の情報が必要となる。このため、一
旦、非可逆圧縮符号化方式の符号化データが復号化され
た後、別の符号化データに変換された場合には、非可逆
圧縮方式の符号化時に用いた量子化テーブル等の情報が
失われるため、凸射影法のような画像復元処理が適用で
きなくなるという課題があった。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、非可逆圧縮符号化方式の符号化デー
タ(以下、符号化データA)から別の符号化データ(以
下、符号化データB)に変換する画像処理装置におい
て、符号化データAの符号化時に用いた量子化テーブル
等の符号化情報を、符号化データAの復号化時に抽出す
る符号化情報抽出手段、および、この符号化情報抽出手
段で抽出された符号化情報を符号化データBとともに格
納する手段を具備することにより、符号化データBに変
換した後も、符号化データAに関する符号化情報を保持
できるようにする画像処理装置を提供する。
【0026】さらに、上記の画像処理装置は、符号化デ
ータAの符号化方式を自動的に判定する符号化方式判定
手段を具備することにより、この符号化方式判定手段で
判定された符号化方式の種類に応じて、符号化情報抽出
手段で抽出する符号化情報を決定できるようにする画像
処理装置を提供する。
【0027】また、符号化データBから符号化データA
に関する量子化テーブル等の符号化情報を抽出する前符
号化情報抽出手段、および、この符号化情報を用いて画
像復元処理を行う画像復元手段を具備することにより、
符号化データAの符号化時に生じたノイズを低減するこ
とが可能な画像処理装置を提供する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。図4非可逆圧縮符号化
方式の符号化データに関する符号化情報を保持したまま
別の符号化データへ変換する処理のブロック図を示して
いる。
【0029】まず、符号化方式判定部101では、符号
化データAに用いられている符号化方式の種類を判定す
る。
【0030】次に、符号化情報抽出部102では、符号
化データAの符号化時に用いられた量子化テーブル等の
符号化情報を抽出する。ここで抽出された符号化情報
は、後述の処理によって符号化データBにおいて保持さ
れることになるが、保持しておくべき符号化情報の種類
は、符号化データAに用いられていた符号化方式の種類
に応じて異なる。このため、符号化情報抽出部102に
おいて抽出する符号化情報の種類は、符号化方式判定部
101で判定された符号化データAの符号化方式の種類
に応じて決定されるようにする。
【0031】次に、復号化部103では、符号化データ
Aから画像データへの復号化処理を行う。この復号化部
103で行う復号化処理は、図2における可変長復号化
部21、逆量子化部23、および、復号化逆直交変換部
24の処理と同様である。
【0032】最後に、符号化部104では、復号化部1
03で復号化された画像データを、別の符号化データB
に変換する。このとき、符号化データBには、符号化情
報抽出部102で抽出された符号化データAに関する符
号化情報も一緒に格納する。ここで、符号化データBに
おける符号化情報の格納方法としては、例えば、PNG
(Portable Network Graphic
s)やTIFF(Tag Image File Fo
rmat)などのように、画像の符号化データとともに
任意のテキスト文字列を格納できる仕様が定められてい
る場合には、この仕様を利用して符号化情報を格納する
ことができる。また、このようにテキスト文字列を格納
できない仕様の場合には、特定の名称の別ファイルを用
いる方法等により、符号化情報を格納することができ
る。
【0033】以上の処理が、非可逆圧縮符号化方式の符
号化データAに関する符号化情報を保持したまま、別の
符号化データBに変換する処理の実施の一形態である。
【0034】次に、符号化データBの復号化時に、符号
化データAに関する符号化情報を抽出して画像復元処理
を適用する処理の流れを図5に示し、詳細な説明を行
う。
【0035】図5は符号化データから以前の符号化デー
タに関する符号化情報を抽出して凸射影法による画像復
元処理を適用する処理のブロック図である。
【0036】まず、第二復号化部201では、符号化デ
ータBから画像データへの復号化処理を行う。
【0037】次に、前符号化情報抽出部202では、符
号化データAに関する符号化情報を符号化データBから
抽出する。
【0038】第二直交変換部203では、第二復号化部
201で復号化された画像データに対して直交変換を行
い、直交変換係数を算出する。
【0039】次に、制約条件設定部31’では、第二直
交変換部203で算出された直交変換係数、および、前
符号化情報抽出部202で抽出された符号化データAに
関する符号化情報から、射影処理部34’で直交変換係
数を射影する範囲の下限値dDCT[v][u]および
上限値pDCT[v][u]を算出する。
【0040】以下、第二復号化部201において復号化
された画像データに対して凸射影法による画像復元を行
う処理は、前述した図3における通常の凸射影法の処理
と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0041】以上の処理により、一旦、別の符号化デー
タに変換された後にも、以前の非可逆圧縮符号化方式の
符号化時に用いた量子化テーブルなどの符号化情報を用
いて画像復元処理を行うことが可能となる。
【0042】なお、符号化データAに関する符号化情報
として、直交変換を行った色空間の情報を符号化データ
Bに格納することも可能である。カラー画像を符号化し
て生成された符号化データを復号化する場合には、直交
変換された時の色空間の情報が必要となる。このため、
符号化データAの符号化処理に関して、直交変換された
時点の色空間の情報を符号化データBにおいて保持して
おくことにより、任意の色空間で直交変換されたカラー
画像の符号化データAに対しても、符号化データBの復
号化時に画像復元処理を適用することが可能となる。
【0043】また、符号化データAに関する符号化情報
として、情報の間引きを示すサブサンプリングの情報を
符号化データBに格納することも可能である。一般に、
輝度成分に対して色差成分のデータを間引いて符号化す
ることが多い。このため、符号化データAの符号化処理
に関して、直交変換された時点のサブサンプリングの情
報を保持しておくことにより、任意にサブサンプリング
して符号化された符号化データAに対しても、符号化デ
ータBの復号化時に画像復元処理を適用することが可能
となる。
【0044】なお、符号化データAを復号化した時点
で、画像データを不図示の表示装置で閲覧できるように
し、不図示の入力装置から符号化データBへの符号化処
理が支持された場合のみ、それ以降の処理を行うような
形で実現することもできる。
【0045】なお、符号化データAから符号化データB
に変換された後、さらに、符号化データBから別の符号
化データ(以下、符号化データC)へ変換する場合に
は、符号化データBに格納されている符号化データAに
関する符号化情報についても、符号化データBに関する
符号化情報とともに符号化データCに格納できるように
することによって、以前に符号化された符号化情報の履
歴を保持することが可能となる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明で提案した画像処
理装置および画像処理方法を適用することにより、非可
逆圧縮符号化方式による第一の符号化データから別の第
二の符号化データに変換された場合にも、第一の符号化
データに関する符号化情報を用いて画像復元処理を行う
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】多くの非可逆圧縮符号化方式における符号化処
理のブロック図
【図2】多くの非可逆圧縮符号化方式における復号化処
理のブロック図
【図3】凸射影法による画像復元処理のブロック図
【図4】非可逆圧縮符号化方式の符号化データに関する
符号化情報を保持したまま別の符号化データへ変換する
処理のブロック図
【図5】符号化データから以前の符号化データに関する
符号化情報を抽出して凸射影法による画像復元処理を適
用する処理のブロック図
【図6】量子化テーブルの一例
【符号の説明】
101 符号化方式判定部 102 符号化情報抽出部 103 復号化部 104 符号化部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小嶋 章夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渡辺 辰巳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 ▲くわ▼原 康浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK03 KK04 KK41 MA00 MA23 MC14 MC38 ME01 PP14 RC11 RC14 SS06 SS11 TA00 TA68 TB08 TC06 TC41 TD11 UA02 UA05 UA39 5C078 AA04 BA57 CA12 CA22 DA01 DA02 5J064 AA02 BA09 BA16 BB07 BB13 BC16 BC21 BD02 BD03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データをM×N画素単位のブロック毎
    に直交変換した後、量子化および可変長符号化を行う非
    可逆圧縮符号化方式を用いて符号化した第一の符号化デ
    ータから、別の第二の符号化データに変換する画像処理
    装置において、第一の符号化データに関する符号化情報
    を第一の符号化データから抽出する符号化情報抽出手段
    と、前記第一の符号化データを画像データに復号化する
    復号化手段と、前記復号化手段において復号化された画
    像データを第二の符号化データに符号化し、前記符号化
    情報抽出手段において抽出された第一の符号化データに
    関する符号化情報とともに格納する符号化手段とを有
    し、前記第二の符号化データに変換した後も、前記第一
    の符号化データに関する符号化情報が保持されるように
    変換することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記符号化情報抽出手段において抽出され
    る第一の符号化データに関する符号化情報が、前記第一
    の符号化データの符号化時に用いた量子化テーブルの情
    報であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】前記符号化情報抽出手段において抽出され
    る第一の符号化データに関する符号化情報が、前記第一
    の符号化データの符号化時に用いた色空間の情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記符号化情報抽出手段において抽出され
    る第一の符号化データに関する符号化情報が、前記第一
    の符号化データの符号化時に行ったデータの間引きを示
    すサブサンプリングの情報であることを特徴とする請求
    項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】さらに、請求項1に記載の画像処理装置
    は、前記第一の符号化データに関する符号化方式の種類
    を判定する符号化方式判定手段を有し、前記符号化方式
    判定手段において判定された符号化方式の種類に応じ
    て、前記符号化情報抽出手段で抽出する符号化情報の種
    類を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処
    理装置。
  6. 【請求項6】前記第一の符号化データに関する符号化情
    報とともに格納されている前記第二の符号化データを画
    像データに復号化する画像処理装置に関して、前記第二
    の符号化データから、前記第一の符号化データに関する
    符号化情報を抽出する前符号化情報抽出手段と、前記第
    二の符号化データを画像データに復号化する第二復号化
    手段と、前記第一の符号化データに関する符号化情報を
    用いて前記第二復号化手段において復号化された画像デ
    ータのノイズの低減を図る画像復元処理を行う画像復元
    処理手段とを有し、前記第一の符号化データの符号化時
    に生じたノイズが低減された画像データに復号化するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】画像データをM×N画素単位のブロック毎
    に直交変換した後、量子化および可変長符号化を行う非
    可逆圧縮符号化方式を用いて符号化した第一の符号化デ
    ータから、別の第二の符号化データに変換する画像処理
    方法において、第一の符号化データに関する符号化情報
    を第一の符号化データから抽出する符号化情報抽出ステ
    ップと、前記第一の符号化データを画像データに復号化
    する復号化ステップと、前記復号化ステップにおいて復
    号化された画像データを第二の符号化データに符号化
    し、前記符号化情報抽出ステップにおいて抽出された第
    一の符号化データに関する符号化情報とともに格納する
    符号化ステップとを有し、前記第二の符号化データに変
    換した後も、前記第一の符号化データに関する符号化情
    報が保持されるように変換することを特徴とする画像処
    理方法。
  8. 【請求項8】さらに、請求項7に記載の画像処理方法
    は、前記第一の符号化データに関する符号化方式の種類
    を判定する符号化方式判定ステップを有し、前記符号化
    方式判定ステップにおいて判定された符号化方式の種類
    に応じて前記符号化情報抽出ステップで抽出する前記符
    号化情報の種類を決定することを特徴とする請求項7に
    記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】前記第一の符号化データに関する符号化情
    報とともに格納されている前記第二の符号化データを画
    像データに復号化する画像処理方法に関して、前記第二
    の符号化データから、前記第一の符号化データに関する
    符号化情報を抽出する前符号化情報抽出ステップと、前
    記第二の符号化データを画像データに復号化する第二復
    号化ステップと、前記第一の符号化データに関する符号
    化情報を用いて前記第二復号化ステップにおいて復号化
    された画像データのノイズの低減を図る画像復元処理を
    行う画像復元処理ステップとを有し、前記第一の符号化
    データの符号化時に生じたノイズが低減された画像デー
    タに復号化することを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】画像データをM×N画素単位のブロック
    毎に直交変換した後、量子化および可変長符号化を行う
    非可逆圧縮符号化方式を用いて符号化した第一の符号化
    データから、別の第二の符号化データに変換する画像処
    理装置を、第一の符号化データに関する符号化情報を第
    一の符号化データから抽出する符号化情報抽出手段と、
    前記第一の符号化データを画像データに復号化する復号
    化手段と、前記復号化手段において復号化された画像デ
    ータを第二の符号化データに符号化し、前記符号化情報
    抽出手段において抽出された第一の符号化データに関す
    る符号化情報とともに格納する符号化手段とを有し、前
    記第二の符号化データに変換した後も、前記第一の符号
    化データに関する符号化情報が保持されるように変換す
    る処理を機能させることを特徴とする画像処理プログラ
    ム。
  11. 【請求項11】さらに、請求項10に記載の画像処理プ
    ログラムは、前記第一の符号化データに関する符号化方
    式の種類を判定する符号化方式判定手段を有し、前記符
    号化方式判定手段において判定された符号化方式の種類
    に応じて前記符号化情報抽出手段で抽出する前記符号化
    情報の種類を決定する処理を機能させることを特徴とす
    る画像処理プログラム。
  12. 【請求項12】前記第一の符号化データに関する符号化
    情報とともに格納されている前記第二の符号化データを
    画像データに復号化する画像処理装置を、前記第二の符
    号化データから、前記第一の符号化データに関する符号
    化情報を抽出する前符号化情報抽出手段と、前記第二の
    符号化データを画像データに復号化する第二復号化手段
    と、前記第一の符号化データに関する符号化情報を用い
    て前記第二復号化手段において復号化された画像データ
    のノイズの低減を図る画像復元処理を行う画像復元処理
    手段とを有し、前記第一の符号化データの符号化時に生
    じたノイズを低減した画像データに復号化する処理を機
    能させることを特徴とする画像処理プログラム。
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