JP2003243159A - チャンバ装置の大気置換方法、チャンバ装置、これを備えた電気光学装置および有機el装置 - Google Patents

チャンバ装置の大気置換方法、チャンバ装置、これを備えた電気光学装置および有機el装置

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JP2003243159A
JP2003243159A JP2002034031A JP2002034031A JP2003243159A JP 2003243159 A JP2003243159 A JP 2003243159A JP 2002034031 A JP2002034031 A JP 2002034031A JP 2002034031 A JP2002034031 A JP 2002034031A JP 2003243159 A JP2003243159 A JP 2003243159A
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    • H05B33/10Apparatus or processes specially adapted to the manufacture of electroluminescent light sources
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10K71/00Manufacture or treatment specially adapted for the organic devices covered by this subclass
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    • H10K71/12Deposition of organic active material using liquid deposition, e.g. spin coating
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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンバルーム内の不活性ガスの雰囲気と大
気とを短時間で効率良く置換することができるチャンバ
装置の大気置換方法、チャンバ装置、これを備えた電気
光学装置および有機EL装置を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 チャンバルーム11内に構成した不活性
ガスの雰囲気と外気とを置換するチャンバ装置3の大気
置換方法であって、チャンバルーム11の排気流路10
2を開放すると共に不活性ガスのガス供給流路138を
閉塞し、チャンバルーム11内に外気を強制送気して、
チャンバルーム11内の不活性ガスと外気とを置換する
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板等のワーク処
理を不活性ガスの雰囲気中で行うことを要するワーク処
理装置を、メンテナンス可能に収容するチャンバ装置の
大気置換方法、チャンバ装置、これを備えた電気光学装
置および有機EL装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ワーク処理を不活性ガスの雰囲気
中で行う半導体製造装置等に用いられるチャンバ装置で
は、ワークの出し入れ等において安全を考慮(作業者の
酸欠等)し、チャンバ内の不活性ガスの雰囲気を大気と
置換するようにしている。チャンバ内における不活性ガ
スと大気との置換は、通常、チャンバ内の不活性ガスを
真空吸引することにより行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような、従来のチ
ャンバ装置では、不活性ガスの大気置換が真空吸引で行
われるため、かなりの時間を要し且つ不活性ガスが残留
し易い問題があった。特に、容積の大きなチャンバ装置
では、大気置換に要する時間が、半導体製造のタクトタ
イムに大きく影響することが想定される。
【0004】本発明は、チャンバルーム内の不活性ガス
の雰囲気と大気とを短時間で効率良く置換することがで
きるチャンバ装置の大気置換方法、チャンバ装置、これ
を備えた電気光学装置および有機EL装置を提供するこ
とを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のチャンバ装置の
大気置換方法は、チャンバルーム内に構成した不活性ガ
スの雰囲気と外気とを置換するチャンバ装置の大気置換
方法であって、チャンバルームの排気流路を開放すると
共に不活性ガスのガス供給流路を閉塞し、チャンバルー
ム内に外気を強制送気して、チャンバルーム内の不活性
ガスと外気とを置換することを特徴とする。
【0006】この構成によれば、チャンバルーム内にお
いて、不活性ガスの雰囲気と外気とを置換するときに、
排気流路を開放しておいて、外気をチャンバルーム内に
強制送気するようにしているため、チャンバルーム内の
流入した外気が、不活性ガスを排気流路に向かって押し
出すように作用する。このため、大気置換を迅速且つ効
率よく行うことができる。しかも、不活性ガスの残留を
抑制することができる。
【0007】この場合、外気の強制送気は、チャンバル
ーム内に不活性ガスを強制送気するファンを用いて行わ
れることが、好ましい。
【0008】この構成によれば、大気置換に際し、チャ
ンバルーム内に不活性ガスを強制送気するファンを活用
することができ、外気導入用の装置構造を単純化するこ
とができる。
【0009】これらの場合、外気は、ガス供給流路を介
してチャンバルーム内に強制送気されることが、好まし
い。
【0010】この構成によれば、大気置換に際し、不活
性ガスのガス供給流路を活用することができ、この点で
も外気導入用の装置構造を単純化することができる。し
かも、チャンバルームに大気導入用の開口部を形成する
必要がなく、チャンバルームのエアータイト構造を単純
化することができる。
【0011】これらの場合、外気は、温度調節装置を通
過させてチャンバルーム内に強制送気されることが、好
ましい。
【0012】この構成によれば、外気で満たされたチャ
ンバルーム内を、所望の温度に保つことができる。例え
ば、チャンバルームに収容した装置において、ワーク導
入前の不活性ガスを要しない試運転などを、設計上の温
度環境のもとで行うことができる。
【0013】本発明のチャンバ装置は、ワーク処理を不
活性ガスの雰囲気中で行うことを要するワーク処理装置
を、メンテナンス可能に収容するチャンバ装置であっ
て、ワーク処理装置を収容するチャンバルームと、チャ
ンバルーム内に不活性ガスを供給すると共にガスダンパ
ーを介設したガス供給流路と、チャンバルーム内の雰囲
気を排気すると共に排気ダンパーを介設した排気流路
と、チャンバルーム内に外気を強制送気するファンと、
を備えたことを特徴とする。
【0014】この構成によれば、ガスダンパーによりガ
ス供給流路を閉塞し且つ排気ダンパーにより排気流路を
開放した状態で、ファンを駆動することにより、チャン
バルーム内の不活性ガスの雰囲気と大気とを容易に置換
することができる。これにより安全性(酸欠防止)を維
持した状態で、ワーク処理装置のメンテナンスが可能に
なる。また、この大気置換において、ファンにより外気
をチャンバルーム内に強制送気するようにしているた
め、チャンバルーム内の流入した外気が、不活性ガスを
排気流路に向かって押し出すように作用する。このた
め、大気置換を迅速且つ効率よく行うことができ、且つ
不活性ガスの残留を抑制することができる。
【0015】この場合、ガスダンパーの下流側のガス供
給流路に合流すると共に外気ダンパーを介設した外気導
入のための外気導入流路を、更に備え、ファンは、外気
導入流路の合流部の下流側のガス供給流路に介設されて
いることが、好ましい。
【0016】この構成によれば、ファンがガス供給流路
に介設されているため、ファンを外気導入と不活性ガス
の導入とで、兼用させることができ、装置構造を単純化
することができる。また、外気導入流路をガス供給流路
に合流させるようにしているため、ガス供給流路の一部
を外気導入流路として活用することができると共に、チ
ャンバルームに大気導入用の開口部を形成する必要がな
くなる。
【0017】この場合、外気導入流路の合流部とファン
との間のガス供給流路に介設した温度調節装置を、更に
備えることが好ましい。
【0018】この構成によれば、外気で構成したチャン
バルーム内の雰囲気を、所望の温度に保つことができ
る。このため、チャンバルームに収容したワーク処理装
置において、ワーク導入前の不活性ガスを要しない試運
転(例えば精度確認のための試運転)などを、設計上の
温度環境のもとで行うことができる。
【0019】これらの場合、ファンの下流側のガス供給
流路に介設したフィルタを、更に備えることが好まし
い。
【0020】この構成によれば、導入する不活性ガスは
元より、導入する外気(大気)もフィルタで濾過するこ
とができ、大気導入時にあっても、塵や埃のチャンバル
ーム内への侵入を阻止することができる。なお、フィル
タには、HEPAフィルタを用いることが好ましい。
【0021】これらの場合、外気ダンパーは、2つの開
閉ダンパーで構成されていることが、好ましい。
【0022】ワーク処理装置の定常運転時には、不活性
ガスの雰囲気を良好に維持すべく外気ダンパーは常時
「閉」となっている。しかし、外気ダンパーのダンパブ
レードの隙間からチャンバルーム内に外気が侵入するお
それがある。この構成によれば、外気ダンパーを2つの
開閉ダンパーで構成することで、外気導入流路を二重に
閉塞することができ、上記定常運転時におけるチャンバ
ルーム内への外気の侵入を確実に防止することができ
る。なお、この2つの開閉ダンパーに開閉バルブを加え
て、外気導入流路を三重に閉塞することが、より好まし
い。
【0023】これらの場合、チャンバルームには、メン
テナンス用の着脱パネル体が設けられ、着脱パネル体
は、空隙を存して対峙する外パネルおよび内パネルで構
成されていることが、好ましい。
【0024】この構成によれば、着脱パネル体を外すこ
とにより、チャンバルームの一部を開放することができ
るため、ワーク処理装置のメンテナンスに支障を生ずる
ことがない。また、着脱パネル体を、外パネルおよび内
パネルの二重構造とすることにより、チャンバルーム内
からの不活性ガスのリークを極力防止することができる
と共に、チャンバルーム内への水分の透過を極力防止す
ることができる。
【0025】この場合、一方の端部が内外両パネルの空
隙に連通すると共に、他方の端部が排気ダンパーの上流
側の排気流路に連通するパネル体排気流路と、パネル体
排気流路に介設したパネル体排気ダンパーとを、更に備
えることが好ましい。
【0026】この構成によれば、内パネルから不活性ガ
スがリークして外パネルとの間の空隙に溜まることがあ
っても、このリークした不活性ガスは、大気置換時にパ
ネル体排気流路を介して排気流路に流れるため、内外両
パネルの空隙においても不活性ガスの残留を防止するこ
とができる。
【0027】これらの場合、着脱パネル体を閉塞ロック
する電磁ロック機構と、チャンバルーム内の酸素濃度を
計測する酸素濃度計測手段とを、更に備え、電磁ロック
機構は、濃度計測手段の検出結果に基づいて、着脱パネ
ル体をロック・アンロックすることが、好ましい。
【0028】この構成によれば、チャンバルーム内が不
活性ガスで満たされている場合は元より、大気置換時に
不活性ガスが残留している場合に、着脱パネル体が閉塞
ロックされているため、誤って着脱パネル体が開放され
てしまうのを、確実に防止することができる。
【0029】これらの場合、ガスダンパー、排気ダンパ
ーおよび外気ダンパーを開閉制御する制御手段を、更に
備え、制御手段は、不活性ガス運転時には、ガスダンパ
ーおよび排気ダンパーを「開」に制御すると共に外気ダ
ンパーを「閉」に制御し、外気導入時には、ガスダンパ
ーを「閉」に制御すると共に排気ダンパーおよび外気ダ
ンパーを「開」に制御することが、好ましい。
【0030】この構成によれば、不活性ガス運転時に、
ガスダンパーおよび排気ダンパーを「開」に制御するよ
うにしているため、チャンバルームに対し、不活性ガス
の補給と排気とが連続して行われる。このため、チャン
バルーム内の不活性ガスの雰囲気を常に新鮮に保つこと
ができ、且つワーク処理により発生する気体を適宜排気
することができる。また、チャンバルーム内における酸
素濃度等の制御を容易に行うことができる。
【0031】これらの場合、チャンバルームに隣接して
機械室が設けられ、ガス供給流路および外気導入流路
は、機械室内を隔壁で仕切って構成されていることが、
好ましい。
【0032】この構成によれば、不活性ガスおよび外気
のダクト(ガス供給流路および外気導入流路)を、機械
室内に直接作り込むことができ、専用ダクトを設ける必
要が無く、機械室を単純な構造で且つコンパクトに形成
することができる。
【0033】この場合、少なくともガス供給流路は、上
下方向に延在していることが、好ましい。
【0034】この構成によれば、機械室の機能を損なう
ことなく、機械室の占有面積を極力小さくすることがで
きる。
【0035】本発明の電気光学装置は、上記したチャン
バ装置と、チャンバ装置に収容した前記ワーク処理装置
と、を備えたことを特徴とする。そして、前記ワーク処
理装置が、有機EL装置の製造装置であることが、好ま
しい。
【0036】この構成によれば、良好な不活性ガスの雰
囲気中でワーク処理を行うことができ、且つ安全な大気
の雰囲気中でワーク処理装置のメンテナンス等を行うこ
とができる。また、大気置換を短時間で行うことができ
るため、タクトタイム(ワーク処理)への影響を極力少
なくすることができる。
【0037】この場合、有機EL装置の製造装置が、ワ
ークである基板に対し、発光機能材料を導入した機能液
滴吐出ヘッドを相対的に走査し、発光機能材料を選択的
に吐出して基板上の多数の画素領域に有機EL機能層を
形成する液滴吐出装置を有していることが、好ましい。
【0038】この構成によれば、発光機能材料の吐出し
て有機EL機能層を形成する工程を、良好な不活性ガス
の雰囲気中で行うことができるため、発光機能材料の変
質や損傷を有効に防止することができる。また、良好な
大気置換により、液滴吐出装置のメンテナンス性を損な
うことがない。
【0039】この場合、有機EL機能層が、EL発光層
および正孔注入層のうち少なくともEL発光層であるこ
とが、好ましい。
【0040】この構成によれば、有機EL装置における
発光機能の主体を為す部分を、機能液滴吐出ヘッドで形
成することができるため、より微小な画素を且つ精度良
く形成することができ、高解像で且つ高画質の有機EL
装置を製造することができる。
【0041】本発明の有機EL装置は、上記した電気光
学装置により製造されたことを特徴とする。
【0042】この構成によれば、高い品質と高い歩留ま
りの有機EL装置を、低コストで提供することができ
る。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の実施形態について説明する。インクジェットプリ
ンタのインクジェットヘッド(機能液滴吐出ヘッド)
は、微小なインク滴(液滴)をドット状に精度良く吐出
することができることから、例えば機能液滴(吐出対象
液)に特殊なインクや、発光性或いは感光性の樹脂等を
用いることにより、各種部品の製造分野への応用が期待
されている。
【0044】本実施形態の電気光学装置は、例えば有機
EL装置等の、いわゆるフラットディスプレイの製造装
置に適用され、不活性ガスの雰囲気中において、その複
数の機能液滴吐出ヘッドから発光材料等の機能液を吐出
して(インクジェット方式)、有機EL装置の発光機能
を為す各画素のEL発光層および正孔注入層を形成する
ものである。
【0045】そこで、本実施形態では、有機EL装置の
製造装置に適用した電気光学装置について説明すると共
に、これにより製造される有機EL装置の構造および製
造方法(製造プロセス)について説明する。
【0046】図1に示すように、実施形態の電気光学装
置1は、描画装置2と描画装置2を収容するチャンバ装
置3から成り、描画装置2に搭載した機能液滴吐出ヘッ
ド4により、発光材料を吐出して有機EL装置のEL発
光層および正孔注入層を形成する一方、この機能液滴吐
出ヘッド4の吐出動作を含む一連の製造工程を、チャン
バ装置3で構成する不活性ガス(窒素ガス)の雰囲気中
で行うようにしている。
【0047】詳細は後述するが、描画装置2は、液滴吐
出装置6とこれに付随する各種の装置から成る付帯装置
7とを備えている。チャンバ装置3は、チャンバルーム
11に、電気室12および機械室13を併設した、いわ
ゆるクリーンルームの形態を有している。チャンバルー
ム11には、不活性ガスである窒素ガスが導入され、こ
れに収容した上記の液滴吐出装置6および付帯装置7
は、全体として窒素ガスの雰囲気に曝され、窒素ガスの
雰囲気中で稼動する。
【0048】図2ないし図5に示すように、液滴吐出装
置6は、床上に設置した架台15と、架台15上に設置
した石定盤16と、石定盤16上に設置したX軸テーブ
ル17およびこれに直交するY軸テーブル18と、Y軸
テーブル18に吊設するように設けたメインキャリッジ
19と、メインキャリッジ19に搭載したヘッドユニッ
ト20とを有している。
【0049】X軸テーブル17は、X軸方向の駆動系が
構成するX軸エアースライダ22およびX軸リニアモー
タ23を有し、これにθテーブル24および基板Wをエ
アー吸引する吸着テーブル25を搭載して、構成されて
いる。また、Y軸テーブル18は、Y軸方向の駆動系を
構成する一対のY軸スライダ27,27、Y軸ボールね
じ28およびY軸モータ(サーボモータ)29を有し、
これに上記のメインキャリッジ19を吊設するブリッジ
プレート30を搭載して、構成されている。
【0050】そして、メインキャリッジ19に搭載した
ヘッドユニット20には、サブキャリッジを介して、複
数の機能液滴吐出ヘッド4が搭載されている。特に詳細
は図示しないが、サブキャリッジには、12個の機能液
滴吐出ヘッド4が搭載されており、これら機能液滴吐出
ヘッド4は、6個づつに二分され(図6では前後に二
分)、主走査方向に対し所定の角度傾けて配設されてい
る(図6参照)。
【0051】本実施形態の液滴吐出装置6では、機能液
滴吐出ヘッド4の駆動(機能液滴の選択的吐出)に同期
して基板Wが移動する構成であり、機能液滴吐出ヘッド
4のいわゆる主走査は、X軸テーブル17のX軸方向へ
の往復動作により行われる。また、これに対応して、い
わゆる副走査は、Y軸テーブル18により機能液滴吐出
ヘッド4のY軸方向への往動動作により行われる。
【0052】一方、ヘッドユニット20のホーム位置
は、図1における後側の位置となっており、且つこの液
滴吐出装置6の後方からヘッドユニット20の運び込み
或いは交換が行われる(詳細は後述する)。また、同図
示の左側には、基板搬送装置(図示省略)が臨んでお
り、基板Wはこの左方から搬入・搬出される。そして、
この液滴吐出装置6の同図手前側には、上記付帯装置7
の主な構成装置が、一体的に添設されている。
【0053】付帯装置7は、上記の架台15および石定
盤16に隣接するように配置したキャビネット形式の共
通機台32と、共通機台32内の一方の半部に収容した
エアー供給装置33および真空吸引装置34と、共通機
台32内の一方の半部に主要装置を収容した機能液供給
回収装置35と、共通機台32上に主要装置を収容した
メンテナンス装置36とを備えている。なお、図中の符
号37は、メインタンク(図示省略)とヘッドユニット
20との間の機能液流路に介設した、機能液供給回収装
置35の中間タンクである。
【0054】エアー供給装置33、機能液供給回収装置
35の圧力供給源を構成すると共に、メンテナンス装置
36等におけるエアー圧アクチュエータの駆動源として
用いられる。真空吸引装置34は、上記の吸着テーブル
25に接続され、基板Wをエアー吸引により吸着セット
する。機能液供給回収装置35は、機能液滴吐出ヘッド
4に機能液を供給すると共に、メンテナンス装置36等
から不要となった機能液を回収する。
【0055】メンテナンス装置36は、機能液滴吐出ヘ
ッド4の定期的なフラッシング(全吐出ノズルからの機
能液の捨て吐出)を受けるフラッシングユニット41
と、機能液滴吐出ヘッド4の機能液吸引および保管を行
うクリーニングユニット42と、機能液滴吐出ヘッド4
のノズル形成面をワイピングするワイピングユニット4
3とを有している。クリーニングユニット42およびワ
イピングユニット43は、上記の共通機台32上に配設
され、フラッシングユニット41は、基板Wの近傍にお
いて、X軸テーブル(θテーブル24)17上に搭載さ
れている。
【0056】ここで、図6の模式図を参照して、チャン
バ装置3内において窒素ガスの雰囲気中で稼動する描画
装置2の一連の動作を簡単に説明する。先ず、準備段階
として、ヘッドユニット20が液滴吐出装置6に運び込
まれ、これがメインキャリッジ19にセットされる。ヘ
ッドユニット20がメインキャリッジ19にセットされ
ると、Y軸テーブル18がヘッドユニット20を図外の
ヘッド認識カメラの位置に移動させ、ヘッドユニット2
0の位置認識が行われる。ここで、この認識結果に基づ
いて、ヘッドユニット20がθ補正され、且つヘッドユ
ニット20のX軸方向およびY軸方向の位置補正がデー
タ上で行われる。位置補正後、ヘッドユニット(メイン
キャリッジ19)20はホーム位置に戻る。
【0057】一方、X軸テーブル17の吸着テーブル2
5上に基板(この場合は、導入される基板毎)Wが導入
されると、導入位置において図外の基板認識カメラが基
板Wを位置認識する。ここで、この認識結果に基づい
て、吸着テーブル25を支持するθテーブル24により
基板Wがθ補正され、且つ基板WのX軸方向およびY軸
方向の位置補正がデータ上で行われる。
【0058】このようにして準備が完了すると、実際の
液滴吐出作業では、先ずX軸テーブル17が駆動し、基
板Wを主走査方向に往復動させると共に複数の機能液滴
吐出ヘッド4を駆動して、機能液滴の基板Wへの選択的
な吐出動作が行われる。基板Wが復動した後、こんどは
Y軸テーブル18が駆動し、ヘッドユニット20を1ピ
ッチ分、副走査方向に移動させ、再度基板Wの主走査方
向への往復移動と機能液滴吐出ヘッド4の駆動が行われ
る。そしてこれを、数回繰り返すことで、基板Wの端か
ら端まで(全領域)液滴吐出が行われる。これにより、
有機EL装置の発光層等が形成される。
【0059】一方、上記の動作に並行し、液滴吐出装置
6のヘッドユニット(機能液滴吐出ヘッド4)20に
は、エアー供給装置33を圧力供給源として機能液供給
回収装置35から機能液が連続的に供給され、また吸着
テーブル25では、基板Wを吸着すべく、真空吸引装置
34によりエアー吸引が行われる。また、液滴吐出作業
の直前には、ヘッドユニット20がクリーニングユニッ
ト42およびワイピングユニット43に臨んで、機能液
滴吐出ヘッド4の全吐出ノズルからの機能液吸引と、こ
れに続くノズル形成面の拭取りが行われる。液滴吐出作
業中には、適宜ヘッドユニット20がフラッシングユニ
ット41に臨んで、機能液滴吐出ヘッド4のフラッシン
グが行われる。
【0060】なお、本実施形態では、ヘッドユニット2
0に対し、その吐出対象物である基板Wを主走査方向
(X軸方向)に移動させるようにしているが、ヘッドユ
ニット20を主走査方向に移動させる構成であってもよ
い。また、ヘッドユニット20を固定とし、基板Wを主
走査方向および副走査方向に移動させる構成であっても
よい。
【0061】次に、図7の系統図、および図8ないし図
13の構造図を参照して、チャンバ装置3について説明
する。なお、チャンバ装置の説明では、図8における紙
面の下側を「前」、上側「後」、左側を「左」、右側を
「右」して説明する。
【0062】チャンバ装置3は、上記の描画装置2を収
容するチャンバルーム11と、チャンバルーム11の右
前部に併設した電気室12と、チャンバルーム11の右
後部に併設した機械室13とを備えている。なお、チャ
ンバルーム11に充填する不活性ガスとしては、窒素、
二酸化炭素、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプト
ン、キセノンおよびラドンのいずれかを用いることが好
ましいが、本実施形態では、コストおよび安全性を考慮
し窒素(窒素ガス)を用いている。
【0063】不活性ガス(窒素ガス)は、図外のガス製
造装置からガス導入ユニット101を介して機械室13
に導入され、ここで調和処理されてチャンバルーム11
に導入される。また、チャンバルーム11内の不活性ガ
スは、チャンバルーム11の左前部に添設した排気ダク
ト(排気流路)102から適宜は排気され、図外のガス
処理装置に送られる。実際の運転では、チャンバルーム
11に対し、不活性ガスの補給と排気とが連続して行わ
れ、わずかに流れる不活性ガスにより、チャンバルーム
11内の雰囲気が構成されるようになっている。
【0064】チャンバルーム11は、左側壁111、右
側壁112、前部着脱パネルユニット113、後部着脱
パネルユニット114、床壁115および天壁116
を、エアータイト材で相互にシールして組み上げたプレ
ハブ形式のものである。一方、チャンバルーム11の内
部に収容される液滴吐出装置6は、前後方向をY軸方向
とし、左右方向をX軸方向とした姿勢で収容されている
(図1参照)。すなわち、メンテナンス等を考慮して、
描画装置2の付帯装置7は前部着脱パネルユニット11
3に面し、ヘッドユニット20の運び込み等を考慮し
て、ヘッドユニット20のホーム位置側が後部着脱パネ
ルユニット114に面している。また、左側壁111に
は、基板Wの搬入搬出を行うためのシャッタ付き受渡し
開口117が形成されている(図11参照)。
【0065】前部着脱パネルユニット113および後部
着脱パネルユニット114は、いずれも内パネルユニッ
ト121および外パネルユニット122の二重構造を有
している。内パネルユニット121は、左右の中間に縦
枠123aを有する枠体123と、縦枠123aにより
構成した左右の開口部(メンテナンス開口)にそれぞれ
着脱自在に装着した窓付きの一対の内パネル124,1
24とで構成されている(図13参照)。各内パネル1
24には、左右のハンドルの他、複数のロックレバーが
設けられており(いずれも図示省略)、内パネル124
は、けんどん形式で枠体123に当てがわれ且つこの複
数のロックレバーにより枠体123に気密に装着されて
いる。
【0066】同様に、外パネルユニット122は、左右
の中間に縦枠125aを有する枠体125と、縦枠12
5aにより構成した左右の開口部(メンテナンス開口)
にそれぞれ着脱自在に装着した窓付きの一対の外パネル
126,126とで構成されている(図13参照)。各
外パネル126には、左右のハンドル127,127の
他、複数のロックレバー128が設けられており、この
場合も外パネル126は、けんどん形式で枠体に当てが
われ且つこの複数のロックレバー128により枠体12
5に気密に装着されている。そして、外パネルユニット
122は、内パネルユニット121よりに幾分幅広に且
つ幾分丈が長く形成されていて、内外両パネル121,
122の着脱作業に支障を生じないようになっている
(図13参照)。
【0067】また、内外各パネル124,126には、
その上側に複数の電磁ロック装置129が組み込まれて
おり、チャンバルーム11内の酸素濃度に応じて、内外
各パネル124,126をロック・アンロックできるよ
うになっている(詳細は後述する)。すなわち、前部着
脱パネルユニット113および後部着脱パネルユニット
114は、電磁ロック装置129によりインターロック
されている。
【0068】右側壁112の後上部には、機械室13に
連なる送気口131が形成され、これに対応して左側壁
111の前下部には、排気ダクト102に連なる排気口
132が形成されている。また、チャンバルーム11の
天井部分には、送気口131に連なるフィルタチャンバ
133が形成されている。フィルタチャンバ133は、
天井部分を格子状のフィルタ装着枠134で水平に仕切
って構成され、このフィルタ装着枠134に複数(4
つ)のフィルタ(HEPAフィルタ)135が装着され
ている(図8参照)。
【0069】送気口131から流入した不活性ガスはフ
ィルタチャンバ133に流入し、複数のフィルタ135
を通過して液滴吐出装置6の上部に流入する。この場
合、送気口131から流入した不活性ガスは、フィルタ
(フィルタチャンバ133)135を通過するものの、
その気流の主体は、チャンバルーム11内をほぼ対角方
向に流れて排気口132に至るようになっている。そし
て、この対角方向の気流の主流路上には、液滴吐出装置
6の液滴吐出動作を行う領域、すなわち吐出エリアが臨
んでいる。
【0070】すなわち、チャンバルーム11内では、不
活性ガスの主気流が吐出エリアを包み込むように流れ、
且つ気流全体としはフィルタからダウンフローした後、
排気口132に向かって流れる。これにより、吐出エリ
アは、常に新鮮な不活性ガスの雰囲気に曝されることに
なる。なお、この場合の気流の流速は、機能液滴吐出ヘ
ッド4から吐出した機能液滴に飛行曲がりが生じない程
度に調整されていることは、言うまでもない。
【0071】機械室13の上部には、図外のガス製造装
置に連なるガス導入ユニット101が設けられており、
また機械室11の内部は、適宜隔壁137で仕切られ、
ガス導入ユニット101から上記の送気口131に至る
ガス流路138が形成されている。すなわち、機械室1
3の内部には、ガス流路138となるダクトが一体的に
形成されている。
【0072】ガス導入ユニット101には、上流側から
順に、ガス開閉バルブ(電磁弁)142、ガス調整ダン
パー(電動弁:高密度モータダンパー)143およびガ
ス開閉ダンパー(高密度モータダンパー)144から成
るガスダンパーユニット141が組み込まれている(図
7参照)。上述したように、実施形態のチャンバ装置3
では、不活性ガスの補給と排気とを連続して行う運転形
態をとっており、ガス開閉バルブ142およびガス開閉
ダンパー144を「開」とした状態で、ガス調整ダンパ
ー143により不活性ガスの補給流量が調整される。ま
た、後述する大気置換運転では、ガス開閉バルブ14
2、ガス調整ダンパー143およびガス開閉ダンパー1
44は、いずれも「閉」に制御される。
【0073】機械室13の内部に構成したガス流路13
8は、ガス導入ユニット101から機械室13の下部ま
で延び、ここでUターンして上部の送気口131に至る
ようになっている。そして、このガス流路138のう
ち、上方に向かう流路部分に、後述するガス調和機器1
55が組み込まれている。
【0074】また、ガス流路138は、図7に示すよう
に、ガス導入ユニット101の下流側で分岐しており、
ガス導入ユニット101からガス調和機器155を通過
して送気口131に至る一方の主ガス流路147と、ガ
ス導入ユニット101から直接送気口131に至る他方
のバイパス流路148とで構成されている。主ガス流路
147およびバイパス流路148には、それぞれ流路切
替え用の手動ダンパー149,150が設けられてお
り、この両手動ダンパー149,150は、チャンバ装
置3を設置した初期調整時にのみ調整される。
【0075】なお、図7にのみ示すが、チャンバルーム
11にはリターン流路(リターン口)151が形成され
ており、チャンバルーム11のリターンガスは、このリ
ターン流路151を介して機械室13に戻され、ガス調
和機器155の上流側において主ガス流路147に合流
する。但し、このリターンは予備的なものであり、通常
運転時にはリターン運転は行わない。
【0076】主ガス流路147には、クーラ(チーリン
グユニット)156、ヒータ(電気ヒータ)157およ
び2台のファン(シロッコファン)158,158から
成るガス調和機器155が介設されている。クーラ15
6およびヒータ157は、機械室の上下中間位置に隣接
して配置されており、温度調節装置を構成している。こ
れにより、チャンバルーム11内の不活性ガスの雰囲気
が、所定の温度、例えば実施形態のものでは20℃±
0.5℃に維持されるようになっている。
【0077】ファン158は、機械室13の上部にあっ
て、送気口131に近接して設けられている。ガス導入
ユニット101から導入した不活性ガスは、このファン
158により、送気口131を介してチャンバルーム1
1内に強制的に送気される。そして、このファン158
により、チャンバルーム11内への不活性ガスの補給量
およびチャンバルーム11内の気流の流速等が制御され
る。
【0078】排気流路を構成する排気ダクト102は、
排気口132の近傍に排気チャンバ161を有してお
り、この排気チャンバ161から立ち上がり、さらにチ
ャンバルーム11の上面に沿って水平に延在している。
排気ダクト102の下流側(チャンバルーム11の上面
に位置する部分)には、排気調整ダンパー163および
排気開閉ダンパー164から成る排気ダンパーユニット
162が介設され(図7参照)、この排気調整ダンパー
163により排気流量が調整される。
【0079】また、排気チャンバ161には、上記の前
部着脱パネルユニット113および後部着脱パネルユニ
ット114からそれぞれ延びる2本の排気パイプ(パネ
ル体排気流路)166,166が接続されている(図
8、図9および図11参照)。各排気パイプの上流端
は、内パネルユニット121と外パネルユニット122
との間の空隙130に連通しており、また各排気パイプ
166には排気バルブ(パネル体排気ダンパー)167
が介設されている。これにより、内外両パネルユニット
113,114の空隙130部分にリークした不活性ガ
スを排気できるようになっている(詳細は後述する)。
【0080】一方、ガス調和機器155の上流側におい
て主ガス流路147には、隔壁137により機械室内1
3に構成した外気流路171が合流している(図7参
照)。外気流路171の外気取入れ口172は、機械室
13の下部側面に開口しており、外気流路171の下流
端は、クーラ156の上流側で主ガス流路147に合流
している。また、外気流路171には、外気取入れ口1
72側から順に、外気開閉ダンパー174、外気調整ダ
ンパー175および外気開閉バルブ176から成る外気
ダンパーユニット173が介設されている。
【0081】この場合、外気開閉ダンパー174および
外気調整ダンパー175は高気密ダンパーで構成され、
外気開閉バルブ176は電磁弁(または電動二方弁)で
構成されている。詳細は後述するが、外気置換運転を行
う場合には、外気開閉ダンパー174、外気調整ダンパ
ー175および外気開閉バルブ176はいずれも「開」
に制御され、外気調整ダンパー175により外気の流量
調整が行われる。また通常運電時には、これらダンパー
174,175およびバルブ176はいずれも「閉」に
制御され、これらの高気密性と個数とにより、外気の侵
入を確実に遮断する。
【0082】次に、チャンバ装置3の運転方法について
簡単に説明する。チャンバルーム11に不活性ガスを導
入する通常運転時では、外気ダンパーユニット173を
「閉」とした状態で、ガスダンパーユニット141およ
び排気ダンパーユニット162を「開」とし、ファン1
58により、チャンバルーム11内に不活性ガスの補給
および排気を行って、その雰囲気を構成する。
【0083】ガス調整バルブ143には、コントローラ
181を介して、チャンバルーム11内に設けた酸素濃
度計(低濃度)182および水分計183が接続されて
おり、これらの計測結果に基づいて、不活性ガスの補給
流量が調整される。より具体的には、ガス調整バルブ1
43により、チャンバルーム11内の酸素濃度および水
分濃度がいずれも10ppm以下に維持されるように、
制御される。なお、図中の符号184は、酸素濃度を表
示するスケーリングメータである。
【0084】一方、排気調整ダンパー163には、コン
トローラ186を介して圧力計187が接続されてお
り、圧力計187の計測結果に基づいて、不活性ガスの
排気流量が調整される。すなわち、排気調整ダンパー1
63により、大気圧に対しチャンバルーム11内が幾分
正圧になるように、制御される。これにより、チャンバ
ルーム11から不活性ガスが漏れることはあっても、外
気の侵入は防止される。また、ガスダンパーユニット1
41の下流側近傍、および排気ダンパーユニット162
の上流側近傍には、それぞれ風速モニター188a,1
88bが設けられており、この風速モニター188a,
188bの風力差の変化により、ファン158の故障や
不活性ガスのリークが確認できるようになっている。
【0085】さらに、チャンバルーム11内には、温度
調節計(温度計)189が設けられており、温度調節計
189は、リレー190を介してヒータ157に接続さ
れている。この場合、温度調節装置のクーラ156は常
時定格運転となっており、ヒータ157により、チャン
バルーム11内が20℃±0.5℃になるように制御さ
れる。
【0086】一方、チャンバルーム11内の不活性ガス
追い出して外気を導入する大気置換運転では、ガスダン
パーユニット141を「閉」とし、外気ダンパーユニッ
ト173および排気ダンパーユニット162を「開」と
して、ファン158により、チャンバルーム11内に外
気を強制的に導入する。すなわち、チャンバルーム11
内に外気を強制送気し、チャンバルーム11内の不活性
ガスを押し出すようにする。また、両排気バルブ16
7,167を「開」とし、内外両パネルユニット12
1,122の空隙130部分にリークした不活性ガスも
排気する。
【0087】描画装置2のメンテナンス(着脱パネルユ
ニット113,114の開放)を前提とする大気置換運
転では、ヒータ157をOFFとすると共に、外気調整
ダンパー175および排気調整ダンパー163を「全
開」として、流量調整は行わない。これにより、最短時
間で大気置換が行われる。そして、チャンバルーム11
内に設けた酸素濃度計(高濃度)191の計測結果に基
づいて、大気置換の完了が確認され、且つ上記の電磁ロ
ック装置129のロック状態が解除される。これによ
り、前後両着脱パネルユニット113,114が開放可
能状態となる。
【0088】また、描画装置(液滴吐出装置6)2の精
度確認に関する試験運転を前提とする大気置換運転で
は、ヒータ157をONとすると共に、外気調整ダンパ
ー175および排気調整ダンパー163が流量調整さ
れ、チャンバルーム11内が所望の温度(20℃±0.
5℃)の雰囲気(大気)に置換される。
【0089】このように、描画装置2をチャンバルーム
11に収容し、液滴吐出装置6による液滴吐出作業を新
鮮な不活性ガスの雰囲気中で行うようにしているため、
基板W上に着弾した機能液滴(発光材料)が変質したり
損傷したりすることがなく、有機EL装置を安定に製造
することができる。また、大気置換を行う場合に、ファ
ン158を用いて外気をチャンバルーム11内に強制的
送り込むようにしているため、短時間で外気置換を行う
ことができる共に、不活性ガスの残留を極力防止するこ
とができる。
【0090】次に、上記実施形態の電気光学装置1を用
いた有機EL装置の製造方法について説明する。
【0091】図14ないし図26は、有機EL装置の製
造プロセスと共にその構造を表している。この製造プロ
セスは、バンク部形成工程と、プラズマ処理工程と、正
孔注入/輸送層形成工程及び発光層形成工程からなる発
光素子形成工程と、対向電極形成工程と、封止工程とを
具備して構成されている。
【0092】バンク部形成工程では、基板501に予め
形成した回路素子部502上及び電極511(画素電極
ともいう)上の所定の位置に、無機物バンク層512a
と有機物バンク層512bを積層することにより、開口
部512gを有するバンク部512を形成する。このよ
うに、バンク部形成工程には、電極511の一部に、無
機物バンク層512aを形成する工程と、無機物バンク
層の上に有機物バンク層512bを形成する工程が含ま
れる。
【0093】まず無機物バンク層512aを形成する工
程では、図14に示すように、回路素子部502の第2
層間絶縁膜544b上及び画素電極511上に、無機物
バンク層512aを形成する。無機物バンク層512a
を、例えばCVD法、コート法、スパッタ法、蒸着法等
によって層間絶縁層514及び画素電極511の全面に
SiO2、TiO2等の無機物膜を形成する。
【0094】次にこの無機物膜をエッチング等によりパ
ターニングして、電極511の電極面511aの形成位
置に対応する下部開口部512cを設ける。このとき、
無機物バンク層512aを電極511の周縁部と重なる
ように形成しておく必要がある。このように、電極51
1の周縁部(一部)と無機物バンク層512aとが重な
るように無機物バンク層512aを形成することによ
り、発光層510の発光領域を制御することができる。
【0095】次に有機物バンク層512bを形成する工
程では、図15に示すように、無機物バンク層512a
上に有機物バンク層512bを形成する。有機物バンク
層512bをフォトリソグラフィ技術等によりエッチン
グして、有機物バンク層512bの上部開口部512d
を形成する。上部開口部512dは、電極面511a及
び下部開口部512cに対応する位置に設けられる。
【0096】上部開口部512dは、図15に示すよう
に、下部開口部512cより広く、電極面511aより
狭く形成することが好ましい。これにより、無機物バン
ク層512aの下部開口部512cを囲む第1積層部5
12eが、有機物バンク層512bよりも電極511の
中央側に延出された形になる。このようにして、上部開
口部512d、下部開口部512cを連通させることに
より、無機物バンク層512a及び有機物バンク層51
2bを貫通する開口部512gが形成される。
【0097】次にプラズマ処理工程では、バンク部51
2の表面と画素電極の表面511aに、親インク性を示
す領域と、撥インク性を示す領域を形成する。このプラ
ズマ処理工程は、予備加熱工程と、バンク部512の上
面(512f)及び開口部512gの壁面並びに画素電
極511の電極面511aを親インク性を有するように
加工する親インク化工程と、有機物バンク層512bの
上面512f及び上部開口部512dの壁面を、撥イン
ク性を有するように加工する撥インク化工程と、冷却工
程とに大別される。
【0098】まず、予備加熱工程では、バンク部512
を含む基板501を所定の温度まで加熱する。加熱は、
例えば基板501を載せるステージにヒータを取り付
け、このヒータで当該ステージごと基板501を加熱す
ることにより行う。具体的には、基板501の予備加熱
温度を、例えば70〜80℃の範囲とすることが好まし
い。
【0099】つぎに、親インク化工程では、大気雰囲気
中で酸素を処理ガスとするプラズマ処理(O2プラズマ
処理)を行う。このO2プラズマ処理により、図16に
示すように、画素電極511の電極面511a、無機物
バンク層512aの第1積層部512e及び有機物バン
ク層512bの上部開口部512dの壁面ならびに上面
512fが親インク処理される。この親インク処理によ
り、これらの各面に水酸基が導入されて親インク性が付
与される。図16では、親インク処理された部分を一点
鎖線で示している。
【0100】つぎに、撥インク化工程では、大気雰囲気
中で4フッ化メタンを処理ガスとするプラズマ処理(C
4プラズマ処理)を行う。CF4プラズマ処理により、
図17に示すように、上部開口部512d壁面及び有機
物バンク層の上面512fが撥インク処理される。この
撥インク処理により、これらの各面にフッ素基が導入さ
れて撥インク性が付与される。図17では、撥インク性
を示す領域を二点鎖線で示している。
【0101】次に、冷却工程では、プラズマ処理のため
に加熱された基板501を室温、またはインクジェット
工程(液滴吐出工程)の管理温度まで冷却する。プラズ
マ処理後の基板501を室温、または所定の温度(例え
ばインクジェット工程を行う管理温度)まで冷却するこ
とにより、次の正孔注入/輸送層形成工程を一定の温度
で行うことができる。
【0102】次に発光素子形成工程では、画素電極51
1上に正孔注入/輸送層及び発光層を形成することによ
り発光素子を形成する。発光素子形成工程には、4つの
工程が含まれる。即ち、正孔注入/輸送層を形成するた
めの第1組成物を各前記画素電極上に吐出する第1液滴
吐出工程と、吐出された前記第1組成物を乾燥させて前
記画素電極上に正孔注入/輸送層を形成する正孔注入/
輸送層形成工程と、発光層を形成するための第2組成物
を前記正孔注入/輸送層の上に吐出する第2液滴吐出工
程と、吐出された前記第2組成物を乾燥させて前記正孔
注入/輸送層上に発光層を形成する発光層形成工程とが
含まれる。
【0103】まず、第1液滴吐出工程では、インクジェ
ット法(液滴吐出法)により、正孔注入/輸送層形成材
料を含む第1組成物を電極面511a上に吐出する。な
お、この第1液滴吐出工程以降は、水、酸素の無い窒素
雰囲気、アルゴン雰囲気等の不活性ガス雰囲気で行うこ
とが好ましい。(なお、画素電極上にのみ正孔注入/輸
送層を形成する場合は、有機物バンク層に隣接して形成
される正孔注入/輸送層は形成されない)
【0104】図18に示すように、インクジェットヘッ
ド(機能液滴吐出ヘッド)Hに正孔注入/輸送層形成材
料を含む第1組成物を充填し、インクジェットヘッドH
の吐出ノズルを下部開口部512c内に位置する電極面
511aに対向させ、インクジェットヘッドHと基板5
01とを相対移動させながら、吐出ノズルから1滴当た
りの液量が制御された第1組成物滴510cを電極面5
11a上に吐出する。
【0105】ここで用いる第1組成物としては、例え
ば、ポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)等のポリ
チオフェン誘導体とポリスチレンスルホン酸(PSS)等の
混合物を、極性溶媒に溶解させた組成物を用いることが
できる。極性溶媒としては、例えば、イソプロピルアル
コール(IPA)、ノルマルブタノール、γ−ブチロラクト
ン、N−メチルピロリドン(NMP)、1,3−ジメチル−
2−イミダゾリジノン(DMI)及びその誘導体、カルビト
−ルアセテート、ブチルカルビト−ルアセテート等のグ
リコールエーテル類等を挙げることができる。なお、正
孔注入/輸送層形成材料は、R・G・Bの各発光層51
0bに対して同じ材料を用いても良く、発光層毎に変え
ても良い。
【0106】図18に示すように、吐出された第1組成
物滴510cは、親インク処理された電極面511a及
び第1積層部512e上に広がり、下部、上部開口部5
12c、512d内に満たされる。電極面511a上に
吐出する第1組成物量は、下部、上部開口部512c、
512dの大きさ、形成しようとする正孔注入/輸送層
の厚さ、第1組成物中の正孔注入/輸送層形成材料の濃
度等により決定される。また、第1組成物滴510cは
1回のみならず、数回に分けて同一の電極面511a上
に吐出しても良い。
【0107】次に正孔注入/輸送層形成工程では、図1
9に示すように、吐出後の第1組成物を乾燥処理及び熱
処理して第1組成物に含まれる極性溶媒を蒸発させるこ
とにより、電極面511a上に正孔注入/輸送層510
aを形成する。乾燥処理を行うと、第1組成物滴510
cに含まれる極性溶媒の蒸発が、主に無機物バンク層5
12a及び有機物バンク層512bに近いところで起
き、極性溶媒の蒸発に併せて正孔注入/輸送層形成材料
が濃縮されて析出する。
【0108】これにより図19に示すように、乾燥処理
によって電極面511a上でも極性溶媒の蒸発が起き、
これにより電極面511a上に正孔注入/輸送層形成材
料からなる平坦部510aが形成される。電極面511
a上では極性溶媒の蒸発速度がほぼ均一であるため、正
孔注入/輸送層の形成材料が電極面511a上で均一に
濃縮され、これにより均一な厚さの平坦部510aが形
成される。
【0109】次に第2液滴吐出工程では、インクジェッ
ト法(液滴吐出法)により、発光層形成材料を含む第2
組成物を正孔注入/輸送層510a上に吐出する。この
第2液滴吐出工程では、正孔注入/輸送層510aの再
溶解を防止するために、発光層形成の際に用いる第2組
成物の溶媒として、正孔注入/輸送層510aに対して
不溶な非極性溶媒を用いる。
【0110】しかしその一方で正孔注入/輸送層510
aは、非極性溶媒に対する親和性が低いため、非極性溶
媒を含む第2組成物を正孔注入/輸送層510a上に吐
出しても、正孔注入/輸送層510aと発光層510b
とを密着させることができなくなるか、あるいは発光層
510bを均一に塗布できないおそれがある。そこで、
非極性溶媒ならびに発光層形成材料に対する正孔注入/
輸送層510aの表面の親和性を高めるために、発光層
を形成する前に表面改質工程を行うことが好ましい。
【0111】そこでまず、表面改質工程について説明す
る。表面改質工程は、発光層形成の際に用いる第1組成
物の非極性溶媒と同一溶媒またはこれに類する溶媒であ
る表面改質用溶媒を、インクジェット法(液滴吐出
法)、スピンコート法またはディップ法により正孔注入
/輸送層510a上に塗布した後に乾燥することにより
行う。
【0112】例えば、インクジェット法による塗布は、
図20に示すように、インクジェットヘッドHに、表面
改質用溶媒を充填し、インクジェットヘッドHの吐出ノ
ズルを基板(すなわち、正孔注入/輸送層510aが形
成された基板)に対向させ、インクジェットヘッドHと
基板501とを相対移動させながら、吐出ノズルHから
表面改質用溶媒510dを正孔注入/輸送層510a上
に吐出することにより行う。そして、図21に示すよう
に、表面改質用溶媒510dを乾燥させる。
【0113】次に第2液滴吐出工程では、インクジェッ
ト法(液滴吐出法)により、発光層形成材料を含む第2
組成物を正孔注入/輸送層510a上に吐出する。図2
2に示すように、インクジェットヘッドHに、青色
(B)発光層形成材料を含有する第2組成物を充填し、
インクジェットヘッドHの吐出ノズルを下部、上部開口
部512c、512d内に位置する正孔注入/輸送層5
10aに対向させ、インクジェットヘッドHと基板50
1とを相対移動させながら、吐出ノズルから1滴当たり
の液量が制御された第2組成物滴510eとして吐出
し、この第2組成物滴510eを正孔注入/輸送層51
0a上に吐出する。
【0114】発光層形成材料としては、ポリフルオレン
系高分子誘導体や、(ポリ)パラフェニレンビニレン誘
導体、ポリフェニレン誘導体、ポリビニルカルバゾー
ル、ポリチオフェン誘導体、ペリレン系色素、クマリン
系色素、ローダミン系色素、あるいは上記高分子に有機
EL材料をドープして用いる事ができる。例えば、ルブ
レン、ペリレン、9,10-ジフェニルアントラセン、
テトラフェニルブタジエン、ナイルレッド、クマリン
6、キナクリドン等をドープすることにより用いること
ができる。
【0115】非極性溶媒としては、正孔注入/輸送層5
10aに対して不溶なものが好ましく、例えば、シクロ
へキシルベンゼン、ジハイドロベンゾフラン、トリメチ
ルベンゼン、テトラメチルベンゼン等を用いることがで
きる。このような非極性溶媒を発光層510bの第2組
成物に用いることにより、正孔注入/輸送層510aを
再溶解させることなく第2組成物を塗布できる。
【0116】図22に示すように、吐出された第2組成
物510eは、正孔注入/輸送層510a上に広がって
下部、上部開口部512c、512d内に満たされる。
第2組成物510eは1回のみならず、数回に分けて同
一の正孔注入/輸送層510a上に吐出しても良い。こ
の場合、各回における第2組成物の量は同一でも良く、
各回毎に第2組成物量を変えても良い。
【0117】次に発光層形成工程では、第2組成物を吐
出した後に乾燥処理及び熱処理を施して、正孔注入/輸
送層510a上に発光層510bを形成する。乾燥処理
は、吐出後の第2組成物を乾燥処理することにより第2
組成物に含まれる非極性溶媒を蒸発して、図23に示す
ような青色(B)発光層510bを形成する。
【0118】続けて、図24に示すように、青色(B)
発光層510bの場合と同様にして、赤色(R)発光層
510bを形成し、最後に緑色(G)発光層510bを
形成する。なお、発光層510bの形成順序は、前述の
順序に限られるものではなく、どのような順番で形成し
ても良い。例えば、発光層形成材料に応じて形成する順
番を決める事も可能である。
【0119】次に対向電極形成工程では、図25に示す
ように、発光層510b及び有機物バンク層512bの
全面に陰極503(対向電極)を形成する。なお,陰極
503は複数の材料を積層して形成しても良い。例え
ば、発光層に近い側には仕事関数が小さい材料を形成す
ることが好ましく、例えばCa、Ba等を用いることが
可能であり、また材料によっては下層にLiF等を薄く
形成した方が良い場合もある。また、上部側(封止側)
には下部側よりも仕事関数が高いものが好ましい。これ
らの陰極(陰極層)503は、例えば蒸着法、スパッタ
法、CVD法等で形成することが好ましく、特に蒸着法
で形成することが、発光層510bの熱による損傷を防
止できる点で好ましい。
【0120】また、フッ化リチウムは、発光層510b
上のみに形成しても良く、更に青色(B)発光層510
b上のみに形成しても良い。この場合、他の赤色(R)
発光層及び緑色(G)発光層510b、510bには、
LiFからなる上部陰極層503bが接することとな
る。また陰極12の上部には、蒸着法、スパッタ法、C
VD法等により形成したAl膜、Ag膜等を用いること
が好ましい。また、陰極503上に、酸化防止のために
SiO2、SiN等の保護層を設けても良い。
【0121】最後に、図26に示す封止工程では、窒
素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガス雰囲気中で、有
機EL素子504上に封止用基板505を積層する。封
止工程は、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガス雰
囲気で行うことが好ましい。大気中で行うと、陰極50
3にピンホール等の欠陥が生じていた場合にこの欠陥部
分から水や酸素等が陰極503に侵入して陰極503が
酸化されるおそれがあるので好ましくない。そして最後
に、フレキシブル基板の配線に陰極503を接続すると
ともに、駆動ICに回路素子部502の配線を接続する
ことにより、本実施形態の有機EL装置500が得られ
る。
【0122】
【発明の効果】以上のように、本発明のチャンバ装置の
大気置換方法およびチャンバ装置によれば、チャンバル
ーム内の大気置換において、外気をチャンバルーム内に
強制送気するようにしているため、不活性ガスの残留を
抑制しつつ、チャンバルーム内の不活性ガスの雰囲気と
大気とを短時間で効率良く置換することができる。
【0123】また、本発明の電気光学装置および有機E
L装置によれば、良好な不活性ガスの雰囲気中でワーク
処理を行うことができ、且つ安全な大気の雰囲気中でワ
ーク処理装置のメンテナンス等を行うことができる。ま
た、大気置換を短時間で行うことができる。さらに、高
品質で且つ信頼性の高い有機EL装置を、低コストで提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る電気光学装置の外観斜
視図である。
【図2】実施形態に係る描画装置の外観斜視図である。
【図3】実施形態に係る描画装置の外観正面図である。
【図4】実施形態に係る描画装置の外観側面図である。
【図5】実施形態に係る描画装置の外観平面図である。
【図6】実施形態に係る描画装置の液滴吐出装置の模式
図である。
【図7】実施形態に係るチャンバ装置のシステム系統図
である。
【図8】実施形態に係るチャンバ装置の平面図である。
【図9】実施形態に係るチャンバ装置の正面図である。
【図10】実施形態に係るチャンバ装置の右側面図であ
る。
【図11】実施形態に係るチャンバ装置の左側面図であ
る。
【図12】実施形態に係るチャンバ装置の背面図であ
る。
【図13】実施形態に係るチャンバ装置の着脱パネルユ
ニットの横断面図(a)および横断面図(b)である。
【図14】実施形態に係る有機EL装置の製造方法にお
けるバンク部形成工程(無機物バンク)の断面図であ
る。
【図15】実施形態に係る有機EL装置の製造方法にお
けるバンク部形成工程(有機物バンク)の断面図であ
る。
【図16】実施形態に係る有機EL装置の製造方法にお
けるプラズマ処理工程(親水化処理)の断面図である。
【図17】実施形態に係る有機EL装置の製造方法にお
けるプラズマ処理工程(撥水化処理)の断面図である。
【図18】実施形態に係る有機EL装置の製造方法にお
ける正孔注入層形成工程(液滴吐出)の断面図である。
【図19】実施形態に係る有機EL装置の製造方法にお
ける正孔注入層形成工程(乾燥)の断面図である。
【図20】実施形態に係る有機EL装置の製造方法にお
ける表面改質工程(液滴吐出)の断面図である。
【図21】実施形態に係る有機EL装置の製造方法にお
ける表面改質工程(乾燥)の断面図である。
【図22】実施形態に係る有機EL装置の製造方法にお
けるB発光層形成工程(液滴吐出)の断面図である。
【図23】実施形態に係る有機EL装置の製造方法にお
けるB発光層形成工程(乾燥)の断面図である。
【図24】実施形態に係る有機EL装置の製造方法にお
けるR・G・B発光層形成工程の断面図である。
【図25】実施形態に係る有機EL装置の製造方法にお
ける対向電極形成工程の断面図である。
【図26】実施形態に係る有機EL装置の製造方法にお
ける封止工程の断面図である。
【符号の説明】 1 電気光学装置 2 描画装置 3 チャンバ装置 4 機能液滴
吐出ヘッド 6 液滴吐出装置 11 チャンバ
ルーム 12 電気室 13 機械室 17 X軸テーブル 18 Y軸テ
ーブル 20 ヘッドユニット 101 ガス導
入ユニット 102 排気ダクト 113 前部
着脱パネルユニット 114 後部着脱パネルユニット 121 内パ
ネルユニット 122 外パネルユニット 124 内パ
ネル 126 外パネル 129 電磁
ロック装置 130 空隙 131 送気
口 132 排気口 133 フィ
ルタチャンバ 135 フィルタ 137 隔壁 138 ガス流路 141 ガス
ダンパーユニット 142 ガス開閉バルブ 143 ガス
調整バルブ 144 ガス開閉ダンパー 147 主ガ
ス流路 155 ガス調和機器 156 クー
ラ 157 ヒータ 158 ファ
ン 161 排気チャンバ 162 排気
ダンパーユニット 163 排気調整ダンパー 164 排気
開閉ダンパー 166 排気パイプ 167 排気
バルブ 171 外気流路 172 外気
取入れ口 173 外気ダンパーユニット 174 外気
開閉ダンパー 175 外気調整ダンパー 176 外気
開閉バルブ 500 有機EL装置 501 基板 504 有機EL素子 510a 正孔
注入/輸送層 510b 発光層 W 基

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバルーム内に構成した不活性ガス
    の雰囲気と外気とを置換するチャンバ装置の大気置換方
    法であって、 前記チャンバルームの排気流路を開放すると共に不活性
    ガスのガス供給流路を閉塞し、前記チャンバルーム内に
    外気を強制送気して、前記チャンバルーム内の不活性ガ
    スと外気とを置換することを特徴とするチャンバ装置の
    大気置換方法。
  2. 【請求項2】 前記外気の強制送気は、前記チャンバル
    ーム内に不活性ガスを強制送気するファンを用いて行わ
    れることを特徴とする請求項1に記載のチャンバ装置の
    大気置換方法。
  3. 【請求項3】 前記外気は、前記ガス供給流路を介して
    前記チャンバルーム内に強制送気されることを特徴とす
    る請求項1または2に記載のチャンバ装置の大気置換方
    法。
  4. 【請求項4】 前記外気は、温度調節装置を通過させて
    前記チャンバルーム内に強制送気されることを特徴とす
    る請求項1、2または3に記載のチャンバ装置の大気置
    換方法。
  5. 【請求項5】 ワーク処理を不活性ガスの雰囲気中で行
    うことを要するワーク処理装置を、メンテナンス可能に
    収容するチャンバ装置であって、 前記ワーク処理装置を収容するチャンバルームと、 前記チャンバルーム内に不活性ガスを供給すると共にガ
    スダンパーを介設したガス供給流路と、 前記チャンバルーム内の雰囲気を排気すると共に排気ダ
    ンパーを介設した排気流路と、 前記チャンバルーム内に外気を強制送気するファンと、
    を備えたことを特徴とするチャンバ装置。
  6. 【請求項6】 前記ガスダンパーの下流側の前記ガス供
    給流路に合流すると共に外気ダンパーを介設した外気導
    入のための外気導入流路を、更に備え、 前記ファンは、前記外気導入流路の合流部の下流側の前
    記ガス供給流路に介設されていることを特徴とする請求
    項5に記載のチャンバ装置。
  7. 【請求項7】 前記外気導入流路の合流部と前記ファン
    との間の前記ガス供給流路に介設した温度調節装置を、
    更に備えたことを特徴とする請求項6に記載のチャンバ
    装置。
  8. 【請求項8】 前記ファンの下流側の前記ガス供給流路
    に介設したフィルタを、更に備えたことを特徴とする請
    求項6または7に記載のチャンバ装置。
  9. 【請求項9】 前記外気ダンパーは、2つの開閉ダンパ
    ーで構成されていることを特徴とする請求項6、7また
    は8に記載のチャンバ装置。
  10. 【請求項10】 前記チャンバルームには、メンテナン
    ス用の着脱パネル体が設けられ、 前記着脱パネル体は、空隙を存して対峙する外パネルお
    よび内パネルで構成されていることを特徴とする請求項
    6ないし9のいずれかに記載のチャンバ装置。
  11. 【請求項11】 一方の端部が前記内外両パネルの前記
    空隙に連通すると共に、他方の端部が前記排気ダンパー
    の上流側の前記排気流路に連通するパネル体排気流路
    と、 前記パネル体排気流路に介設したパネル体排気ダンパー
    とを、更に備えたことを特徴とする請求項10に記載の
    チャンバ装置。
  12. 【請求項12】 前記着脱パネル体を閉塞ロックする電
    磁ロック機構と、前記チャンバルーム内の酸素濃度を計
    測する酸素濃度計測手段とを、更に備え、 前記電磁ロック機構は、前記濃度計測手段の検出結果に
    基づいて、前記着脱パネル体をロック・アンロックする
    ことを特徴とする請求項10または11に記載のチャン
    バ装置。
  13. 【請求項13】 前記ガスダンパー、前記排気ダンパー
    および前記大気ダンパーを開閉制御する制御手段を、更
    に備え、 前記制御手段は、不活性ガス運転時には、前記ガスダン
    パーおよび前記排気ダンパーを「開」に制御すると共に
    前記外気ダンパーを「閉」に制御し、 外気導入時には、前記ガスダンパーを「閉」に制御する
    と共に前記排気ダンパーおよび前記外気ダンパーを
    「開」に制御することを特徴とする請求項6ないし12
    のいずれかに記載のチャンバ装置。
  14. 【請求項14】 前記チャンバルームに隣接して機械室
    が設けられ、 前記ガス供給流路および前記外気導入流路は、前記機械
    室内を隔壁で仕切って構成されていることを特徴とする
    請求項6ないし13のいずれかに記載のチャンバ装置。
  15. 【請求項15】 少なくとも前記ガス供給流路は、上下
    方向に延在していることを特徴とする請求項14に記載
    のチャンバ装置。
  16. 【請求項16】 請求項5ないし15のいずれかに記載
    のチャンバ装置と、前記チャンバ装置に収容した前記ワ
    ーク処理装置と、を備えたことを特徴とする電気光学装
    置。
  17. 【請求項17】 前記ワーク処理装置が、有機EL装置
    の製造装置であることを特徴とする請求項16に記載の
    電気光学装置。
  18. 【請求項18】 前記有機EL装置の製造装置が、ワー
    クである基板に対し、発光機能材料を導入した機能液滴
    吐出ヘッドを相対的に走査し、前記発光機能材料を選択
    的に吐出して前記基板上の多数の画素領域に有機EL機
    能層を形成する液滴吐出装置を有していることを特徴と
    する請求項17に記載の電気光学装置。
  19. 【請求項19】 前記有機EL機能層が、EL発光層お
    よび正孔注入層のうち少なくとも前記EL発光層である
    ことを特徴とする請求項18に記載の電気光学装置。
  20. 【請求項20】 請求項17、18または19に記載の
    電気光学装置により製造されたことを特徴とする有機E
    L装置。
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