JP2003243137A - 誘導加熱装置 - Google Patents

誘導加熱装置

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JP2003243137A
JP2003243137A JP2002038369A JP2002038369A JP2003243137A JP 2003243137 A JP2003243137 A JP 2003243137A JP 2002038369 A JP2002038369 A JP 2002038369A JP 2002038369 A JP2002038369 A JP 2002038369A JP 2003243137 A JP2003243137 A JP 2003243137A
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heating
heating coil
capacitance
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heated
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Yukinobu Nakamura
行延 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の加熱コイルへの印加電力を個別に微調
整することにより、各加熱コイルに所望の電力を供給し
て被加熱材を最適に加熱できる誘導加熱装置を得ること
を目的とする。 【解決手段】 各電流検出器6a、6b、6cによって
各加熱コイル4a、4b、4cに流れる電流が検出され
て、その値が制御装置10に入力される。制御装置10
では、各加熱コイル4a、4b、4cに実際に流れてい
る電流値と各被加熱材9a、9b、9cを加熱するため
に必要な電力から求めた基準電流値との大小関係に応じ
て、各直列可変コンデンサ8a、8b、8cの静電容量
を個別に微調整して各加熱コイル4a、4b、4cに流
れる電流を増減することにより、各加熱コイル4a、4
b、4cに流れる電流が基準電流値と等しくなるように
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被加熱材を複数
の加熱コイルで同時に誘導加熱する誘導加熱装置におい
て、特に加熱コイルに対する電力の印加方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4は、例えば特公昭63−29953
号公報に示されたものと同様の誘導加熱装置の概略構成
図である。図4において、1は高周波の交流電源を発生
するインバータ装置、2a、2b、2cは整合用の変圧
器、3a、3b、3cは整合用のコンデンサ、4a、4
b、4cは加熱コイル、5は加熱コイル4a、4b、4
cに同時に挿入された一本の棒状の被加熱材、6a、6
b、6cはそれぞれ各加熱コイル4a、4b、4cに流
れる電流を検出する、たとえばCT(計器用変流器)な
どの電流検出器である。
【0003】次に、動作について説明する。図4におい
て、被加熱材5は静止状態で、加熱コイル4a、4b、
4cにより同時に誘導加熱される。インバータ装置1か
ら発生する交流電源は整合用変圧器2a、2b、2cを
通じて加熱コイル4a、4b、4cに供給され、被加熱
材5を所定の温度まで加熱、昇温させる。電流検出器6
a、6b、6cでは、各加熱コイル4a、4b、4cに
流れる電流を実測して、図示しない制御装置にて各加熱
コイル4a、4b、4cの発生電力を計算し、所要の電
力が得られるようにインバータ装置1に対して発生する
電力を指令する。なお、インバータ装置1に対して実際
に指令されるのは、出力する電圧である。通常、被加熱
材5は長手方向に均一な加熱が要求されるが、そのため
には各加熱コイル4a、4b、4cに印加する電力を等
しくする必要がある。ここで、インバータ装置1から各
加熱コイル4a、4b、4cまで給電するために必要な
ブスバーやケーブルなどの長さや配置は、装置の構成上
の制約から、各加熱コイル4a、4b、4cごとに全く
同じにすることができず、いくらか異なる。そのため、
インバータ装置1が発生する電圧が各加熱コイル4a、
4b、4cに均一に印加されなくなり、各加熱コイル4
a、4b、4cに発生する電力も異なってくる。そこ
で、整合用変圧器2a、2b、2cの電圧タップを適宜
選択して、各加熱コイル4a、4b、4cに実際に印加
される電力ができるだけ等しくなるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の誘
導加熱装置においては、整合用変圧器2a、2b、2c
の電圧タップは、おおまかな電圧調整しかできない構造
であり、また電力損失も大きいため、各加熱コイル4
a、4b、4cに実際に印加される電力が等しくなら
ず、被加熱材5を均一に加熱するのが困難な場合がある
という問題点があった。また、この従来例の図4におい
ては、1本の被加熱材5を加熱する場合であったが、複
数の被加熱材5を複数の加熱コイル4a、4b、4cで
それぞれ加熱する場合においても、加熱コイル4a、4
b、4cごとに被加熱材5の昇温値が異なる場合がある
という問題があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、複数の加熱コイルへの印加電
力を個別に微調整できるようにすることにより、各加熱
コイルに所望の電力を印加して被加熱材を最適に加熱で
きる誘導加熱装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、高周波電力
を供給するインバータ装置と、インバータ装置とそれぞ
れ並列に接続され被加熱材を誘導加熱する複数の加熱コ
イルと、各加熱コイルと並列に接続した整合用コンデン
サと、各加熱コイルに流れる電流を検出する電流検出器
と、各加熱コイルとそれぞれ直列に接続され外部から静
電容量が調整可能な直列可変コンデンサと、各加熱コイ
ルに流れる電流値と予め設定した基準電流値とに基づい
て、各直列可変コンデンサの静電容量を増減する制御装
置とを備えたものである。
【0007】また、制御装置は、各加熱コイルに流れる
電流がすべて等しくなるように制御するようにしたもの
である。
【0008】また、直列可変コンデンサの静電容量を整
合用コンデンサの静電容量よりも大きく設定したもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の一形態を図1から図3に基づいて、従来と同一ま
たは相当部分には同一符号を付して説明する。図1は、
この発明の実施の形態1の誘導加熱装置の構成図、図2
および図3は直列可変コンデンサの静電容量を可変する
一方法を示す説明図である。図1から図3において、7
は各加熱コイル4a、4b、4cと並列に接続した整合
用コンデンサ、8a、8b、8cは直列可変コンデンサ
で、各加熱コイル4a、4b、4cのそれぞれと直列に
接続されており、静電容量が調整できるようになってい
る。9a、9b、9cは各加熱コイル4a、4b、4c
にそれぞれ挿入された同じ種類の棒状の被加熱材、10
は制御装置であり、この制御装置10の指令で各直列可
変コンデンサ8a、8b、8cの静電容量を増減するこ
とにより、各加熱コイル4a、4b、4cに流れる電流
を微調整できるようになっている。図2において、21
は各直列可変コンデンサ8a、8b、8cに可変コンデ
ンサ22を使用した場合に静電容量を可変するための駆
動機構部、図3において、31a〜31dはコンデン
サ、32a〜32dはコンデンサ31a〜31dの開閉
用のスイッチである。
【0010】次に、動作について説明する。インバータ
装置1から発生する電圧は設定された値(Viとする)
に維持されるが、各加熱コイル4a、4b、4cに至る
までに、途中のブスバー、ケーブルなどのラインインピ
ーダンス分による電圧降下があり、その低下の程度は各
加熱コイル4a、4b、4cごとに異なる。したがっ
て、最終的に各加熱コイル4a、4b、4cに印加され
る電圧は、それぞれ設定値Viより低く、かつ、いくら
か異なった電圧になる。
【0011】一般に、各加熱コイル4a、4b、4cに
発生する電圧は電流に比例する。したがって、各加熱コ
イル4a、4b、4cに流れる電流がすべて等しいなら
ば、各加熱コイル4a、4b、4cに印加する電圧をす
べて等しくすることができる。ここで、3個の加熱コイ
ル4a、4b、4cのうちの1個を例にとって説明す
る。たとえば、加熱コイル4aと直列可変コンデンサ8
aとのインピーダンスの和Zは、加熱コイル4aのイ
ンピーダンスZと直列可変コンデンサ8aのインピー
ダンスZとの和であるから、加熱コイル4aのインダ
クタンスをL、直列可変コンデンサ8aの静電容量をC
とすると、以下のような関係が成立する。 Z=jωL ・・・・・・(1) Z=1/jωC ・・・・(2) Z=Z+Z ・・・・・(3) ただし、ωは角速度(ω=2πf)、fは周波数であ
る。ここで、実際には加熱コイル4aのインピーダンス
には抵抗分が存在するが、インダクタンス分による
インピーダンスに比べてきわめて小さく、この発明の場
合には無視しても差し支えない。
【0012】上記の各式に基づいて、直列可変コンデン
サ8aの各インピーダンスZは、加熱コイル4aのイ
ンピーダンスZに比べて十分小さくなるように選定す
る。たとえば、加熱コイル4aのインダクタンスLが1
0μHの場合、インバータ装置1の発生する周波数を3
KHzとすると、加熱コイル4aのインピーダンスZ
は0.188オームとなる。そして、直列可変コンデン
サ8aのインピーダンスZを、少なくとも加熱コイル
4aのインピーダンスZの1/10以下、たとえば
0.0188オームとすると、直列可変コンデンサ8a
の静電容量Cは約2800μFとなる。
【0013】このようにして、各直列可変コンデンサ8
a、8b、8cのインピーダンスを各加熱コイル4
a、4b、4cのインピーダンスに比べて十分小さくす
ることにより、各直列可変コンデンサ8a、8b、8c
のインピーダンスによる電圧低下の影響をできるだけ少
なくして、各加熱コイル4a、4b、4cに実際に印加
される電圧が低下するのを防止することができる。
【0014】また、整合用コンデンサ7の静電容量に与
える影響を少なくする目的もある。整合用コンデンサ7
の静電容量Cは各加熱コイル4a、4b、4cのイン
ダクタンスとの共振周波数で決められる。たとえば、各
加熱コイル4a、4b、4cおよび各直列可変コンデン
サ8a、8b、8cが共に上記と同じ設定条件の場合、
共振の関係から以下のような関係が成立する。 ω=1/(CxL/3) ・・・・・(4) ただし、上式中Lを3で割っているのは、加熱コイルが
3個並列になっているからである。この式より、整合用
コンデンサの静電容量Cは約844μFとなり、各直
列可変コンデンサ8a、8b、8cの合計3個分の静電
容量約2800μFx3に比べてはるかに小さい値にな
る。このように、各直列可変コンデンサ8a、8b、8
cの静電容量を整合用コンデンサ7の静電容量よりも大
きくなるようにすれば、各加熱コイル4a、4b、4c
と直列に各直列可変コンデンサ8a、8b、8cを接続
しても、本来の加熱に必要な共振周波数への影響をでき
るだけ少なくすることができる。
【0015】このようにして、各直列可変コンデンサ8
a、8b、8cの静電容量の大きさを変えれば、各加熱
コイル4a、4b、4cと各直列可変コンデンサ8a、
8b、8cとのインピーダンスの和の大きさが変わり、
その結果、各加熱コイル4a、4b、4cに流れる電流
の大きさを変えることができる。
【0016】実際の動作は以下のようにして行われる。
各電流検出器6a、6b、6cによって各加熱コイル4
a、4b、4cに流れる電流が検出されて、その値が制
御装置10に入力される。制御装置10には、各加熱コ
イル4a、4b、4cに流すべき基準電流値があらかじ
め設定されている。この基準電流値とは、被加熱材9
a、9b、9cに最適な加熱条件に基づき、各加熱コイ
ル4a、4b、4cに印加すべき電圧と各加熱コイル4
a、4b、4cのインピーダンスとから計算された電流
値である。制御装置10では、各加熱コイル4a、4
b、4cに流れる電流値と基準電流値との大小関係に応
じて、以下のように各直列可変コンデンサ8a、8b、
8cの静電容量を可変することによって、各加熱コイル
4a、4b、4cに流れる電流を増減させて各加熱コイ
ル4a、4b、4cに流れる電流がすべて等しくなるよ
うに制御する。各加熱コイル4a、4b、4cに流れる
電流が基準電流より大きい場合には、各直列可変コンデ
ンサ8a、8b、8cの静電容量を小さくするように指
示する。静電容量が小さくなれば、各直列可変コンデン
サ8a、8b、8cのインピーダンスは大きくなるの
で、各加熱コイル4a、4b、4cと各直列可変コンデ
ンサ8a、8b、8cとのインピーダンスの和が大きく
なって、各加熱コイル4a、4b、4cに流れる電流が
小さくなり基準電流値に近づく。このようにして、各加
熱コイル4a、4b、4cに流れる電流が基準電流値と
一致するまで、各直列可変コンデンサ8a、8b、8c
の静電容量を小さくしていく。逆に、各加熱コイル4
a、4b、4cに流れる電流が基準電流より小さい場合
には、基準電流値と一致するまで各直列可変コンデンサ
8a、8b、8cの静電容量を大きくするように指示す
る。
【0017】なお、各直列可変コンデンサ8a、8b、
8cの静電容量を外部から可変するためには、たとえば
図2のように、直列可変コンデンサ8aとして静電容量
を無段階に可変できる駆動機構部21を有する可変コン
デンサ22を使用し、制御装置10から駆動機構部21
に指令することによって直列可変コンデンサ8aの静電
容量を微調整することができる。
【0018】また、図3のように、たとえば1個の直列
可変コンデンサ8aを、並列接続した小さな容量の複数
のコンデンサ31a〜31dに分割しておき、各々のコ
ンデンサ31a〜31dに開閉用のスイッチ32a〜3
2dを設け、このスイッチ32a〜32dの開閉を制御
装置10から指令することによって直列可変コンデンサ
8aの静電容量を変えてもよい。この場合、静電容量の
調整は段階的になるが、各直列可変コンデンサ8a、8
b、8cのインピーダンスは各加熱コイル4a、4b、
4cのインピーダンスに比べて十分小さくなるようにし
ているので、従来の変圧器の電圧タップによる調整方式
よりもはるかに微調整が可能であり、また変圧器に比べ
て電力の損失が少ないという利点もある。
【0019】このように、各電流検出器6a、6b、6
cによって検出された各加熱コイル4a、4b、4cの
電流値と基準電流値との関係により、各直列可変コンデ
ンサ8a、8b、8cの静電容量を個別に微調整して各
加熱コイル4a、4b、4cに流れる電流値がすべて等
しくなるように制御することにより、各加熱コイル4
a、4b、4cに印加される電力が等しくなり、各被加
熱材9a、9b、9cを均一に同時加熱することができ
る。
【0020】また、各直列可変コンデンサ8a、8b、
8cの静電容量を整合用コンデンサ7の静電容量よりも
大きく設定することにより、本来の加熱に必要な共振周
波数への影響をできるだけ少なくすることができる。
【0021】なお、この実施の形態1では、加熱コイル
が3個の場合を示したが、2個あるいは4個以上の加熱
コイルの場合にも同様の効果を奏する。
【0022】また、この実施の形態1では、3個の被加
熱材9a、9b、9cをそれぞれ別々の加熱コイル4
a、4b、4cで均一に同時加熱する場合を示したが、
1個の被加熱材を複数の加熱コイルで同時加熱する場合
にも同様の効果を奏する。
【0023】実施の形態2.実施の形態1では、複数の
加熱コイルに流れる電流がすべて基準電流値に等しくな
るように制御する場合について説明したが、この実施の
形態2では、たとえば、材質が違うために基準電流値が
それぞれ異なる3種類の棒状の被加熱材を、図1に示し
た誘導加熱装置で同時加熱する場合について説明する。
図1において、各電流検出器6a、6b、6cによって
各加熱コイル4a、4b、4cの各々に流れる電流が検
出されて、その値が制御装置10に入力される。制御装
置10には、異なる材質の被加熱材9a、9b、9cの
それぞれに最適な加熱条件に基づき、各加熱コイル4
a、4b、4cごとに異なった値の基準電流値があらか
じめ設定されている。そして、制御装置10では、各加
熱コイル4a、4b、4cに流れる電流値と基準電流値
との大小関係に応じて、各直列可変コンデンサ8a、8
b、8cの静電容量を個別に微調整することによって、
各加熱コイル4a、4b、4cに流れる電流を増減させ
て、各加熱コイル4a、4b、4cに流れる電流が基準
電流値と等しくなるように制御する。
【0024】このように、各電流検出器6a、6b、6
cによって検出された各加熱コイル4a、4b、4cの
電流値と基準電流値との関係により、直列可変コンデン
サ8a、8b、8cの静電容量を個別に微調整して各加
熱コイル4a、4b、4cに流れる電流値が基準電流値
と一致するように制御することにより、各加熱コイル4
a、4b、4cに印加される電力がそれぞれの被加熱材
9a、9b、9cの最適値となり、異なる加熱条件の被
加熱材9a、9b、9cを同時に加熱することができ
る。
【0025】なお、この実施の形態2では、材質が違う
ために基準電流値がそれぞれ異なる被加熱材9a、9
b、9cを同時加熱する場合について説明したが、各加
熱コイル4a、4b、4cのインピーダンスが被加熱材
9a、9b、9cの加熱中に変化した場合の基準電流値
の微調整などにも適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、高周
波電力を供給するインバータ装置と、インバータ装置と
それぞれ並列に接続され被加熱材を誘導加熱する複数の
加熱コイルと、各加熱コイルと並列に接続した整合用コ
ンデンサと、各加熱コイルに流れる電流を検出する電流
検出器と、各加熱コイルとそれぞれ直列に接続され外部
から静電容量が調整可能な直列可変コンデンサと、各加
熱コイルに流れる電流値と予め設定した基準電流値とに
基づいて、各直列可変コンデンサの静電容量を増減する
制御装置とを備え、複数の加熱コイルへの印加電力を個
別に微調整できるようにすることにより、各加熱コイル
に所望の電力を印加して被加熱材を最適に加熱すること
ができるという効果がある。
【0027】また、制御装置は、各加熱コイルに流れる
電流がすべて等しくなるように制御するようにしたの
で、各加熱コイルに印加される電力が等しくなり、被加
熱材を均一に加熱することができるという効果がある。
【0028】また、直列可変コンデンサの静電容量を整
合用コンデンサの静電容量よりも大きく設定したので、
加熱に必要な共振周波数への影響をできるだけ少なくす
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の誘導加熱装置の構成図である。
【図2】 この発明の直列可変コンデンサの静電容量を
可変する一方法を示す説明図である。
【図3】 この発明の直列可変コンデンサの静電容量を
可変する他の一方法を示す説明図である。
【図4】 従来の誘導加熱装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 インバータ装置、 4a、4b、4c 加熱コイ
ル、6a、6b、6c 電流検出器、 7 整合用コン
デンサ、8a、8b、8c 直列可変コンデンサ、 9
a、9b、9c 被加熱材、10 制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電力を供給するインバータ装置
    と、このインバータ装置とそれぞれ並列に接続され被加
    熱材を誘導加熱する複数の加熱コイルと、この各加熱コ
    イルと並列に接続した整合用コンデンサと、上記各加熱
    コイルに流れる電流を検出する電流検出器と、上記各加
    熱コイルとそれぞれ直列に接続され外部から静電容量が
    調整可能な直列可変コンデンサと、上記各加熱コイルに
    流れる電流値と予め設定した基準電流値とに基づいて、
    上記各直列可変コンデンサの静電容量を増減する制御装
    置とを備えたことを特徴とする誘導加熱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の誘導加熱装置におい
    て、制御装置は、各加熱コイルに流れる電流がすべて等
    しくなるように制御することを特徴とする誘導加熱装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の誘導加
    熱装置において、直列可変コンデンサの静電容量を整合
    用コンデンサの静電容量よりも大きく設定したことを特
    徴とする誘導加熱装置。
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CN110099470A (zh) * 2019-05-17 2019-08-06 佛山市顺德区天思电器有限公司 一种电磁炉线圈盘的控制装置

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