JP2003241671A - 布帛染色物によるチェックシステムおよび布帛染色物 - Google Patents

布帛染色物によるチェックシステムおよび布帛染色物

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JP2003241671A JP2002037533A JP2002037533A JP2003241671A JP 2003241671 A JP2003241671 A JP 2003241671A JP 2002037533 A JP2002037533 A JP 2002037533A JP 2002037533 A JP2002037533 A JP 2002037533A JP 2003241671 A JP2003241671 A JP 2003241671A
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Yoshimi Hitofude
芳巳 一筆
Masakazu Tanaka
昌和 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショウーやイベントや会議や競技の開催にお
ける、入場時のチェックシステムにおける課題を解決し
たチェックシステムを提供する。 【解決手段】 少なくとも個人の顔写真が染色で布帛上
に設けられた布帛染色物の顔写真と、当該布帛染色物を
着用している人物の顔と照合し、少なくとも本人確認を
実施することを特徴とする個人の布帛染色物によるチェ
ックシステム、および、少なくとも個人の顔写真が布帛
上に設けられた布帛染色物の顔写真と、当該布帛染色物
を着用している人物の顔と照合し、少なくとも本人確認
を実施するための、少なくとも個人の顔写真が布帛上に
染色されて設けられた布帛染色物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばショウーや
イベントや会議や競技の開催における、関係者および入
場者の不正入場等を防ぐためのまたはスムースな入場時
チェックに使用できる、個人の顔写真が布帛上に設けら
れた布帛染色物をもって、布帛染色物である衣料等を着
用している人物と着用している少なくとも個人の顔写真
が布帛上に設けられた布帛染色物上の顔写真とを比較照
合することで容易に本人確認ができるシステムとこのシ
ステムに使用されるところの、少なくとも個人の顔写真
が布帛上に染色され設けられた布帛染色物に関する。
【0002】
【従来の技術】ショウーやイベントや会議や競技の開催
における、関係者および入場者の不正入場等を防ぐた
め、または入場時チェックにおいて、顔写真の設けられ
たワッペンや腕章が使用されてきた。ワッペンや腕章に
設けられた顔写真は、雨やその他の水や飲料からの損傷
を防ぐためにフイルムや透明容器に収納されて使用され
る場合が殆どであり、その外装体の反射によって見難い
ことや、顔写真そのものの大きさが限定され見難く照合
することが困難になり、実質的な本人確認に耐えられな
い場合が多かった。かかる顔写真の設けられたワッペン
や腕章の使用は関係者等に限定した使用の場合はその数
も限定されており、さらに関係者のがその顔写真を含め
て容易であることから問題は少ない。しかし、その使用
を膨大な数の入場者にも適用せんとするときは、事前把
握が不可能にちかく、膨大な数の入場者への事前作成と
事前配布が極めて困難となり、かつ顔写真の損傷を防ぐ
ためにフイルムや透明容器に収納する場合の顔写真の大
きさが限定されそのことによる本人確認が困難となり、
膨大な数の入場者をその顔写真照合によってなすことが
短時間になされないために、スムースな入場に結びつか
ない場合がほとんどであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来知られている、シ
ョウーやイベントや会議や競技の開催における、関係者
および入場者の不正入場等を防ぐため、または入場時チ
ェックにおいて、顔写真の設けられたワッペンや腕章を
使用するに際し、前記した、顔写真の大きさが限定され
る、外装体の反射による見難さ、事前作成と事前配布が
極めて困難である、よって顔写真照合による短時間照合
とスムースな入場が不可能に近い等の課題があった。ま
た、入場者が持参し照合される入場切符等には不正防止
のために厳重な不正防止標識を設けることも多く提案さ
れ実施されているが、切符そのものが、純正物であって
も、不正に流通したもの(例えば買い占め等)かどうか
の確認や照合は不可能であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる従来の技
術の抱える課題すなわち、顔写真の大きさが限定され
る、外装体の反射による見難さ、事前作成と事前配布が
極めて困難である、顔写真照合による短時間照合とスム
ースな入場が不可能に近い等の課題、また、入場者が持
参し照合される入場切符等には不正防止のために厳重な
不正防止標識を設けた切符であり純正物であっても、不
正に流通したもの(例えば買い占め等)かどうかの確認
・照合は不可能である、等を解消したものである。すな
わち本発明は、少なくとも個人の顔写真が染色で布帛上
に設けられた布帛染色物の顔写真と、当該布帛染色物を
着用している人物の顔と照合し、少なくとも本人確認を
実施することを特徴とする個人の布帛染色物によるチェ
ックシステムであり、また布帛染色物が、個人の顔写真
以外の、照合すべき他の標識が設けられた布帛染色物で
ある前記の個人の布帛染色物によるチェックシステムで
ある。さらに、少なくとも個人の顔写真が布帛上に設け
られた布帛染色物の顔写真と、当該布帛染色物を着用し
ている人物の顔と照合し、少なくとも本人確認を実施す
るための、少なくとも個人の顔写真が布帛上に染色され
て設けられた布帛染色物であり、また前記の布帛染色物
が、個人の顔写真以外の、照合すべき他の標識が設けら
れた布帛染色物である前記の布帛染色物である。
【0005】本発明は、少なくとも個人の顔写真が布帛
上に設けられた布帛染色物の顔写真と、当該布帛染色物
を着用している人物の顔と照合し、少なくとも本人確認
を実施することを特徴とする個人の布帛染色物によるチ
ェックシステムであり、またこのシステムに使用される
少なくとも個人の顔写真が布帛上に設けられた布帛染色
物である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、少なくとも個人
の顔写真が布帛上に設けられた布帛染色物は、例えば木
綿やポリエステル繊維で作成された布帛にインクジェッ
トプリント(ダイレクトインクジェットプリント方式や
転写式インクジェットプリント方式が含まれる)で、入
場切符等を購入申し込み時に提出してもらった購入者の
顔写真を染色(プリント形成)したものであり、さらに
この顔写真の染色時に、開催者の照合が必要なデーター
等の標識、さらに偽造防止や照合容易とする他の暗号や
標識を例えば染色処方で形成したものである。この布帛
染色物は、例えばTシャツ等の衣料に縫製してもよく、
またTシャツに染色等で形成してもよく、また、布帛染
色物を身体の全面に掲示し得る状態で装着してもよいも
のである。この布帛染色物は顔写真を実際の顔よりも大
きく染色することも出来、見易く、照合し易く、また偽
造防止の標識も同時に形成した場合においては,布帛染
色物そのものの偽造も照合確認が可能であり、膨大な数
の入場者のスムースな不正のない入場を可能とする。
【0007】本発明における布帛とは、不織布や編物や
織物等を含むものであり、またこれらの布帛から形成さ
れたゼッケンや縫製された衣料をも含むものである。こ
れらの布帛を構成する繊維は、特に限定されることな
く、公知の木綿や絹等の天然繊維、ポリエステル、アセ
テート、ポリアミド、ポリビニールアルコール系、ポリ
プロピレン、等の合成ポリマーからの繊維が適宜選択さ
れ使用し得るものである。本発明における、染色とは、
染料や顔料を、所定の色や画像や柄や文字等の形で布帛
に付着、浸透、反応せしめて形成したものであり、その
手法や方法は特に限定されないが、好ましくはインクジ
ェット方式に代表されるデジタルプリント方式が好まし
く、中でも顔写真の精細さからして、インクジェットプ
リント方式によるダイレクトインクジェットプリント方
式や転写式インクジェットプリント方式が好ましいもの
である。
【0008】本発明における好ましい染色法であるイン
クジェットプリント方式によるダイレクトインクジェッ
トプリント方式や転写式インクジェットプリント方式に
おいて、使用される着色剤は、転写式インクジェットプ
リント方式に使用される昇華性染料や顔料(この場合に
はバインダーを含む場合もある)、ダイレクトインクジ
ェットプリント方式に使用される酸性染料、反応染料、
分散染料があり、これらは相手布帛の素材や形態に応じ
て適宜選択され使用すればよいものである。昇華性染料
としては、特に限定されるものではなく、従来公知の昇
華性染料が使用でき、例えば、オルソ(パラ-クロロア
セタミノフェニールアゾ)-パラ-クレゾール、オルソ
(パラ-アセタミノフェニールアゾ)-パラ-クレゾー
ル、3-メチル-4-(オルソ-ニトロ-パラ-メチルフェニ
ールアゾ)-5-ピラゾロン、オルソ-クロロベンジアゾ
ジル-アゾ-パラ-クロロフェノール、パラ-フェニールア
ゾ-N-,N-ジメチルアニリン、パラ-フェニールアゾ-
N-,N-ジエチルアニリン、1,4-ジアミノ-2,3-
ジクロロアントラキノン、1-メチルアミノ-4-フェニ
ールアミノアントラキノン、1-アミノ-2-フェノキシ-
4-ヒドロキシアントラキノン、1-アミノ-2-メチルフ
ェノキシ-4-ヒドロキシアントラキノン、1,4-ジイ
ソプロピルアミノアントラキノン、1,5-ジイソプロ
ピルアミノアントラキノン、1-アミノ-2-クロロ-4-
ヒドロキシアントラキノン、1-アミノ-2-ブロモ-4-
ヒドロキシアントラキノン等が挙げられる。これらの染
料の昇華点が大気圧下、150℃から280℃であるも
のが好ましく、さらに好ましくは170℃から220℃
であるものである。
【0009】本発明においては、これらの昇華性染料以
外の顔料や、酸性染料、反応染料、分散染料等の染料は
公知の染料が使用できる。インクにおけるこれら染料の
平均粒子径は0.15μmから0.5μmの範囲が好まし
く、平均粒子径が0.15μmに満たないときはかえっ
て凝集が進みやすく、沈降し易くなり、保存安定性にお
いて劣るものとなり、かつノズルにおいて詰まり易くな
り吐出安定性においても劣るものとなる。また平均粒子
径が0.5μmを越える場合は、保存時の沈降が進み保
存安定性において劣るものとなり、かつノズルにおいて
詰まり易くなり吐出安定性においても劣るものとなる。
これらの平均粒子径を逸脱する要因となる0.15μm
にはるかに満たないものや0.5μmをはるかに越える
ものを除去するために、分散方法の制御、遠心分離やろ
過による除去等を採用することができる。
【0010】本発明における、好ましい染色法であるイ
ンクジェットプリント方式によるダイレクトインクジェ
ットプリント方式や転写式インクジェットプリント方式
に使用されるインクジェット用インクにおける染料また
は顔料の含有量は、2.0から18重量%が好ましく、
さらに好ましくは、5から15重量%であり、染料また
は顔料の含有量が2.0重量%に満たないときは、発色
が不十分であり濃色の染色(プリント)が不可能になり
がちで、高品質の布帛染色物を得ることが出来なくな
る。また、18重量%を越えて含有する場合には、染料
または顔料粒子の凝集が起こり易くなり、保存安定性に
おいて劣るものとなり、吐出する際においても詰まり易
くなりがちである。染料または顔料の分散性を高める化
合物としては、従来公知の分散剤が使用でき、特に限定
されるものではないが、アニオン系、ノニオン系、カチ
オン系の各界面活性剤などが使用でき、例えば、脂肪酸
塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルフ
ォン酸塩、アルキルナフタリンスルフォン酸塩、アルキ
ル燐酸エステル塩、ナフタリンスルフォン酸のフォルム
アルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エ
ステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンプロピレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンフェニルエーテル、脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンアルキルアミン、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンプロピレンブロックポリマー、
ネオペンチルグリコールエチレンオキサイド付加物、リ
グニンスルフォン酸ナトリウム塩、ポリオキシエチレン
アルキルアンモニウム塩、脂肪酸アンモニウム塩、アセ
チレングリコール、アセチレングリコールのエチレンオ
キサイド付加物、ポリビニールアルコール系変性物、セ
ルロース変性物、ソルビタン脂肪酸エステル等が挙げら
れる。これらの染料または顔料の分散性を高める化合物
のインクジェット用インクにおける含有量は、0.2か
ら20重量%の範囲が好ましい。
【0011】本発明における、好ましい染色法であるイ
ンクジェットプリント方式によるダイレクトインクジェ
ットプリント方式や転写式インクジェットプリント方式
に使用されるインクジェット用インクには、また効能別
に、湿潤剤、pH調節剤、粘度調節剤、防腐剤、消泡
剤、等が適宜添加されて使用される。これらはインクジ
ェット用インクとしての必要性能の維持に適宜選択使用
されるものであり、特にその効能を限定するものではな
く、従来のインクジェットインクに使用されているもの
から適宜選択使用すればよいものであり、特に限定され
るものではない。これらを例示すれば、グリセリン、ポ
リエチレンオキサイド、グリセリンアルキルエーテル、
ポリエチレンオキサイドアルキルエーテル、ヒドロキシ
エチルセルロース、ポリビニールアルコール、カルボキ
シメチルセルロース、澱粉、モノエタノールアミン、ジ
メチルアミノエタノールアミン、ジオキサン、ジメチル
スルフォキサイド、ジメチルフォルムアミド、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、テトラエチレングリコール、ピペリジン、モル
フォリン等が挙げられる。
【0012】本発明でのインクジェット用インクは、上
記したインク構成物を、分散せしめ、ろ過、遠心分離、
イオン交換、等の処理を施し製造することができる。分
散(微細化、粉砕を含めて)やろ過、遠心分離、イオン
交換などの処理は公知の処理方法を任意に選択使用する
ことができ、特に限定されるものではない。本発明にお
ける好ましい染色方式であるインクジェット方式で染色
する(印刷する)ということは、サーマルインクジェッ
ト方式、ピエゾインクジェット方式、二極偏向方式、マ
ルチ偏向方式等種々のインクジェット方式の一に限定さ
れることなくそれらのうちから、適宜選択し採用したイ
ンクジェット方式でプリントすることであるが、本発明
におけるもっとも好ましいインクジェット方式はピエゾ
インクジェット方式であり、ピエゾインクジェット方式
のプリンターを使用して特定の画像や文字や柄を、転写
紙にプリントし、繊維製品に転写することまたはピエゾ
インクジェット方式のプリンターを使用して特定の画像
や文字や柄を直接布帛に染色することで、好ましい布帛
(繊維製品)染色物が得られる。
【0013】実施例を下記するが、本発明はこれらに限
定されるものではない。 実施例1 昇華性染料であるKayaset・Red・B (日本化薬 製)
を、染料の分散性を高める化合物としてリグニンスルフ
ォン酸のナトリウム塩、水溶性有機化合物としてジエチ
レングリコール、イオン交換水と共に、0.3mm径の
ジルコニアビーズを用いたビーズミルで平均粒子径が
0.3μmになるまで分散した。得られた分散液を、連
続遠心分離機で粗大粒子と極微細粒子等を分離し、さら
にろ過し、ろ過した液に燐酸水素ナトリウムとグリセリ
ンとを加え攪拌し、均一化しさらにろ過して、転写式イ
ンクジェットプリンター用インクを得た。同様にして黄
色と、青色、黒色、薄青色、薄赤色の転写式インクジェ
ットプリンター用インクを作成した。これらのインクを
カートリッジに入れたものをプリンターに装填し、予め
入場切符購入申込者から提出された顔写真を、コンピュ
ーターに取り込み、画像処理した顔のカラー画像と赤色
文字のとのデーターを使用して、多数の異なる申込者各
個人の顔写真のA−4版大きさのものと顔写真の最下部
に個人氏名文字とを、連続して転写紙上に印刷した。得
られた多数の異なる申込者各個人の顔写真の印刷された
転写紙を各個人の印刷されたものに裁断し、各個人の申
し込み書に記載されたTシャツの大きさに合わして木綿
とポリエステル製のダブルニット布帛からポリエステル
が表地となるように縫製されたTシャツを選定し、この
Tシャツの表地胸面に裁断した転写紙を重合し、熱と圧
で転写紙上に形成された顔写真と文字を転写し染色し布
帛染色物を得た。なおこのとき使用したTシャツは全
て、背中側に主催者の選定したロゴと図柄が捺染方式で
形成されたものでありかつ胸側は白地でその中央部に磁
性を利用して検知可能な特殊磁性糸を縫いこんだもので
ある。上記で得られた布帛染色物であるTシャツを、主
催者側で作成した入場切符と共に、入場切符購入申込者
に送付し、開催時の入場時には当該Tシャツを着用しか
つ当該入場切符を持参して来場することを同時に注意書
きとして送付する。送付されたTシャツを着用しかつ入
場切符を持参した申込者は入場チェックシステムにおい
て、先ず切符を照合され、かつTシャツ全面の磁性を利
用しての検知で真正なTシャツの照合と、顔写真と本人
の顔との照合がなされ、全ての確認がなされ不正がない
ものは直ちに入場が許可されることになる。この全ての
照合・確認は前記したように簡明であり、極めてスムー
スな多数の入場が可能となる。
【0014】実施例2 実施例1で得られた各インクをカートリッジに入れたも
のをプリンターに装填し、予め入場切符購入申込者から
提出された顔写真を、コンピューターに取り込み、画像
処理した顔のカラー画像と赤色文字のとのデーターを使
用して、多数の異なる申込者各個人の顔写真のA−4版
大きさのものと顔写真の最下部に個人氏名文字とを、連
続して転写紙上に印刷した。得られた多数の異なる申込
者各個人の顔写真の印刷された転写紙を各個人の印刷さ
れたものに裁断し、木綿とポリエステル製のダブルニッ
ト布帛から縫製されたA−4版の外縁全てが2cmだけ大
きい白地の生地のポリエステル側に、裁断した転写紙を
重合し、熱と圧で転写紙上に形成された顔写真と文字を
転写し染色しゼッケンである布帛染色物を得た。なおこ
のとき使用した木綿とポリエステル製のダブルニット布
帛から縫製されたA−4版の外縁全てが2cmだけ大きい
生地は、全て、その中央部に磁性を利用して検知可能な
特殊磁性糸が縫いこまれ、かつベンズイミダゾール系誘
導体の蛍光増白剤を含むインクで予め主催者側設定ロゴ
が目視不可能な状態で印刷されたものである。上記で得
られた布帛染色物であるゼッケンを、主催者側で作成し
た入場切符と共に、入場切符購入申込者に送付し、開催
時の入場時には当該ゼッケンを正面に装着した衣料を着
用しかつ当該入場切符を持参して来場することを同時に
注意書きとして送付する。送付されたゼッケンを着用し
かつ入場切符を持参した申込者は入場チェックシステム
において、先ず切符を照合され、かつゼッケン前面の磁
性を利用しての検知と紫外線検知によるロゴ読み取りで
真正なゼッケンとしての照合と、顔写真と本人の顔との
照合がなされ、全ての確認がなされ不正がないものは直
ちに入場が許可されることになる。この全ての照合・確
認は前記したように簡明であり、極めてスムースな多数
の入場が可能となる。
【0015】
【発明の効果】本発明の、少なくとも個人の顔写真が染
色で布帛上に設けられた布帛染色物の顔写真と、当該布
帛染色物を着用している人物の顔と照合し、少なくとも
本人確認を実施することを特徴とする個人の布帛染色物
によるチェックシステムは、顔写真の大きさが限定され
る、外装体の反射による見難さ、事前作成と事前配布が
極めて困難である、顔写真照合による短時間照合とスム
ースな入場が不可能に近い等の課題、また、入場者が持
参し照合される入場切符等には不正防止のために厳重な
不正防止標識を設けた切符であり純正物であっても、不
正に流通したもの(例えば買い占め等)かどうかの確認
・照合は不可能である、等を解消することができる、極
めて簡明な方法で本人確認・照合が可能となり、入場者
チェック等に実用上極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A41D 13/00 A41D 13/00 L Fターム(参考) 3B011 AC12 4H057 AA01 DA01 EA11 FA16 FA17 FA42 GA05 GA06 HA01 HA02 JA10 JA14 JB02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも個人の顔写真が染色で布帛上
    に設けられた布帛染色物の顔写真と、当該布帛染色物を
    着用している人物の顔と照合し、少なくとも本人確認を
    実施することを特徴とする個人の布帛染色物によるチェ
    ックシステム。
  2. 【請求項2】 布帛染色物が、個人の顔写真以外の、照
    合すべき他の標識が設けられた布帛染色物である請求項
    1記載の個人の布帛染色物によるチェックシステム。
  3. 【請求項3】 少なくとも個人の顔写真が布帛上に設け
    られた布帛染色物の顔写真と、当該布帛染色物を着用し
    ている人物の顔と照合し、少なくとも本人確認を実施す
    るための、少なくとも個人の顔写真が布帛上に染色され
    て設けられた布帛染色物。
  4. 【請求項4】 布帛染色物が、個人の顔写真以外の、照
    合すべき他の標識が設けられた布帛染色物である請求項
    3記載の布帛染色物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010099201A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Keiso:Kk 輪仕立伸縮性腕章

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