JP2003241613A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003241613A
JP2003241613A JP2002041457A JP2002041457A JP2003241613A JP 2003241613 A JP2003241613 A JP 2003241613A JP 2002041457 A JP2002041457 A JP 2002041457A JP 2002041457 A JP2002041457 A JP 2002041457A JP 2003241613 A JP2003241613 A JP 2003241613A
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conveyor belt
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JP2002041457A
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English (en)
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Tooru Kuzumi
徹 葛見
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写ベルト等のクリーニング不良にともなう
転写紙の裏汚れを防止する。転写時に感光体へ転写紙が
巻き付くのを防止するため、転写電流を画像域と紙間で
切り替える転写電流切り替え制御を行う画像形成装置に
おいて、ベルト上の転写電流の切り替え位置にクリーニ
ング装置で回収したトナーが再付着することによる裏汚
れを防止する。 【解決手段】 ベルト上に坦持した転写紙にトナー像を
転写した後、該ベルトをクリーニングするクリーニング
装置、および転写電流を画像域と紙間で切り替える転写
電流切り替え制御を行う画像形成装置において、ベルト
上の転写電流の切り替え位置が、次回の画像形成時に転
写紙の坦持領域に入らないよう、転写紙を供給するレジ
ストローラのONタイミング、または転写電流の切り替
えタイミングを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式によ
り像担持体上に形成したトナー像を搬送ベルト上に担持
した記録材に転写する複写機またはプリンターにおい
て、その搬送ベルトのクリーニング装置でのクリーニン
グ不良にともなう記録材のトナー汚れを防止する装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を用いた複数の画像
形成部を備え、各画像形成部で感光体上にそれぞれ異な
る色のトナー像を形成し、そのトナー像を同一転写紙上
に順次重ね合わせて転写してカラー画像を形成する画像
形成装置が種々提案されている。また、高速記録を行う
ため、回転する無端ベルト状の搬送ベルトを備え、該ベ
ルトに沿って複数の画像形成部を直線的に配置し、該ベ
ルト上に転写紙を担持し記録材を各画像形成部に搬送し
て転写紙上に各色のトナー像を転写するカラー複写機が
提案されている。
【0003】このようなカラー複写機では、搬送ベルト
が転写位置で感光体に当接しているため感光体上のカブ
リトナーが搬送ベルト表面に付着し、そのまま次回の転
写紙を搬送ベルト上に担持すると、搬送ベルト表面に付
着したカブリトナーが転写紙の裏面に転移し裏面が汚れ
る。
【0004】また、転写紙上のトナー像を定着する定着
装置としては加熱し互いに圧接された2本のローラのニ
ップ部に転写紙を通紙してトナー像を加熱溶融して定着
させるものが多用され、加熱ローラにはトナー像がロー
ラに転移するのを防ぐためシリコンオイル等の離型性オ
イルが塗布されている。転写紙の両面に画像形成を行う
両面画像形成装置においては、片面の定着時にこのオイ
ルが転写紙に付着し、転写紙が再び搬送ベルトに送られ
た時に転写紙に付着したオイルが搬送ベルトに転移す
る。ベルトに転移したオイルはその後、感光体に転移
し、感光体のオイル付着部において異常なトナー付着を
生じ画像不良の原因となる。
【0005】このため、転写終了後に搬送ベルトに付着
したトナーやオイルを除去するためのクリーニング装置
が設けられている。クリーニング装置としては、トナー
やオイルを効果的に除去するため、特開平7−4407
9号公報、特開平7−287498号公報等に示される
ように、不織布等で出来たウェブを搬送ベルト表面に当
接させ、クリーニングを行っている。
【0006】また、転写工程においては次に述べる理由
により転写電流の切り替え制御が行われている。
【0007】図7は転写部を拡大したものである。転写
紙Pは搬送ベルト1に担持され、感光体2と搬送ベルト
1の当接部に送られて転写帯電器6によりトナー像の転
写が行われる。転写紙先端には、転写紙製造時の裁断工
程で発生するバリRがあり、バリRが搬送ベルト1側に
向くように給紙されると、バリRと搬送ベルト1に挟ま
れた部分に空隙Gができる。転写紙の先端部は、通常、
画像がない余白と呼ぶ領域であり、感光体表面には帯電
電荷(図7ではマイナス電荷)があり、一方、電源61
に接続された転写帯電器6からトナーと逆極性の転写電
荷(図7ではプラス)が供給される。このため空隙Gに
は帯電電荷と転写電荷による電界が生じ、この電界によ
り空隙Gにおいて放電が発生し転写紙の先端に電荷E
(プラス)が流入する。この結果、先端に生じた電荷E
と感光体の帯電電荷の間に静電引力が発生し、転写紙P
は感光体2に吸着する(特開平5−165346号公報
参照)。転写紙が感光体に吸着したまま送られると、転
写紙は感光体の周囲に配置された画像形成部材に衝突し
紙詰まりを引き起こす。
【0008】上記を防止するには、空隙Gでの放電を抑
止すればよく、そのためには、特開平11−35280
0号公報等に記載されるように、先端のバリRが存在す
る領域に対し転写電荷を付与しない、すなわち先端に転
写電流を印加しない方法が用いられる。図8は転写電流
の切り替えタイミングを示したものである。転写電流は
転写紙Pが転写位置に来るまで0μAとし、転写紙の先
端(バリ領域)が通過してから画像域が到達する前の余
白Iの領域内で所定電流に切り替える。所定電流とはト
ナー像の転写に必要な電流である。その後、画像域が通
過する間、所定電流を印加し、紙間Sにおいて再び0μ
Aに切り替え、以後、同じ動作を繰り返す。なお、転写
紙の後端においてバリが搬送ベルト側に向くように給紙
されると後端の空隙において放電が発生することがある
が、その場合には、後端を除く転写紙の大部分は搬送ベ
ルトに吸着した状態で転写位置を通過しており、後端で
放電が生じても転写紙は搬送ベルトに吸着したまま安定
して送られる。従って、後端においては特に転写電流を
0μAに切り替える必要はない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のクリー
ニング装置を使用し、転写電流の切り替えを行った場合
に以下の問題を生じた。
【0010】転写電流の切り替えを行うと、0μAが印
加された部分と所定電流が印加された部分でベルト裏面
に付与される転写電荷量が異なるためベルト裏面の電位
に差を生じる。このため、転写電流を0μAから所定電
流に、あるいはその逆に所定電流から0μAに切り替え
た位置において電位差にもとづく電界が生じる。この切
り替え位置がベルトの走行とともにクリーニング装置に
送られると、クリーニングされてウェブ上に付着したカ
ブリトナーの一部が電界から受ける静電気力によりベル
トに再吸着し、そのままベルトに付着して送られ、ベル
ト上に給紙された転写紙の裏面に転移して裏汚れが生じ
る問題が発生した。
【0011】本発明の目的は、搬送ベルトのクリーニン
グ装置を備えた画像形成装置において、転写電流の切り
替え動作を行った場合でも、裏汚れの問題を生じない画
像形成装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は下記の構成を
備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0013】(1)記録材を担持搬送する搬送ベルト
と、該搬送ベルトに記録材を供給する記録材供給手段
と、該搬送ベルトに電流を印加することにより記録材上
にトナー像を転写する転写手段と、転写後の搬送ベルト
表面をクリーニングするクリーニング手段を備えた画像
形成装置において、転写手段の出力電流を切り替えたと
きの搬送ベルト上の切り替え位置が記録材の非担持領域
に入るように、記録材供給手段、または、出力電流の切
り替えタイミングを制御することを特徴とする画像形成
装置。
【0014】(2)クリーニング手段が不織布からなる
ウェブで、該ウェブが搬送ベルトに当接されていること
を特徴とする前記(1)に記載の画像形成装置。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施例1)以下、図面に基づい
て本発明を適用した実施例1について説明する。
【0016】図2は本発明を適用したカラー複写機の一
例を示している。装置内には第1、第2、第3、第4の
画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdが配置され、潜像、
現像、転写のプロセスをへて各々異なった色のトナー像
が形成される。
【0017】感光ドラム2a、2b、2c、2dは回転
可動で、それらの外周には、それぞれ、帯電器3a、3
b、3c、3d、現像器5a、5b、5c、5d、転写
帯電器6a、6b、6c、6dおよびクリーナー7a、
7b、7c、7dが設けられ、装置の上方にはさらに図
示しない光源装置およびポリゴンミラー11が設置され
ている。
【0018】感光ドラム2a、2b、2c、2dは帯電
器3a、3b、3c、3dで所定電位に帯電されたあ
と、光源装置から発せられたレーザー光を、ポリゴンミ
ラー11を回転して走査し、その走査光の光束を反射ミ
ラーによって偏向し、感光ドラム2a、2b、2c、2
dの母線上に集光して露光することにより、感光ドラム
2a、2b、2c、2d上に画像信号に応じた潜像が形
成される。
【0019】現像器5a、5b、5c、5dには、現像
剤としてそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラ
ックのトナーが所定量充填されている。現像器5a、5
b、5c、5dは、それぞれ感光ドラム2a、2b、2
c、2d上の潜像を現像して、シアントナー像、マゼン
タトナー像、イエロートナー像及びブラックトナー像と
して可視化する。
【0020】転写紙Pは転写紙カセット30に収容さ
れ、そこから複数の搬送ローラにより搬送路を通りレジ
ストローラ13を経て搬送ベルト1上に供給される。さ
らに転写紙は、搬送ベルト1により搬送されて感光ドラ
ム2a、2b、2c、2dと対向した転写部に順次送ら
れる。
【0021】搬送ベルト1は、ポリイミド、ポリカー
ボ、ポリエチレンテレフタレート、ポリフッ化ビニリデ
ン等の誘電体樹脂の基材にカーボンブラック等の導電材
を添加して中抵抗にしたシートからなっており、その両
端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にした
ものか、あるいは継ぎ目を有しないシームレスベルトが
用いられる。抵抗値としては体積抵抗が1013〜1016
Ω・cm、厚みが50〜150μmの範囲内のものが一
般的に使用される。本実施例では、ポリイミド樹脂にカ
ーボンブラックを添加したシームレスベルトで、体積抵
抗が1015Ω・cm、厚みが100μmのものを用い
た。
【0022】さて、駆動ローラ14および張架ローラ1
2で支持された搬送ベルト1は、駆動ローラ14の駆動
により回転し、転写紙Pがレジストローラ13から搬送
ベルト1に送り出され、転写紙Pが第1画像形成部Pa
の転写部へ向けて搬送される。これと同時に画像書き出
し信号がONとなり、それを基準として所定のタイミン
グで第1画像形成部Paの感光ドラム2aに対し画像形
成を行う。そして感光ドラム2aの下側の転写部で転写
帯電器6aが搬送ベルト1に転写電荷を付与することに
より、感光ドラム2a上に形成された1色目のトナー像
が転写紙P上に転写される。この転写により転写紙Pは
搬送ベルト1上に静電吸着力で保持され、第2画像形成
部Pb以降に搬送される。
【0023】転写帯電器6aには、搬送ベルトに接触さ
せた導電ゴムからなるブレードを用いた。転写帯電器6
aには不図示の高圧電源が接続され、トナー像を転写す
るための所定電流が印加される。高圧電源には転写紙の
厚みや抵抗変動によらず常に安定してトナー像を転写す
るため定電流制御が用いられる。本装置ではトナー像を
転写するための転写電流を20μAに設定した。
【0024】第2〜第4画像形成部Pb〜Pdでの画像
形成および転写も、第1画像形成部Paと同様に行われ
る。ついで4色のトナー像が転写された転写紙Pは、搬
送ベルト1の搬送方向下流部で分離帯電器9により除電
され静電吸着力を減衰させることにより搬送ベルト1の
末端から離脱する。分離した転写紙Pは、搬送部16に
より定着装置10へ搬送され、4色のトナー像を転写さ
れた転写紙Pは、定着によりトナー像の混色および転写
紙Pへの固定が行われフルカラーのコピー画像に形成さ
れ、排紙トレイ15に排出される。
【0025】転写を終えた感光ドラム2a、2b、2
c、2dは、それぞれのクリーナー7a、7b、7c、
7dにより転写残トナーをクリーニング、除去され、引
きつづき次の潜像形成以下にそなえられる。
【0026】転写紙Pへの転写と分離を終えた搬送ベル
ト1は、クリーニング装置8により搬送ベルト上に残留
したトナーやオイルが除去された後、除電装置20によ
り裏面の残留電荷が除去され、次の転写工程にそなえら
れる。
【0027】次に、図3により、クリーニング装置8、
および除電装置20の構成について説明する。
【0028】搬送ベルト1は駆動ローラ14により矢印
方向に回転走行し、分離を終えたあとの走行部位にクリ
ーニング装置8が設けてある。ウェブ81はローラ84
により搬送ベルト側に押圧されており、ベルトを挟んで
ゴムローラ84の対向部にバネ付勢されたゴムローラか
らなるバックアップローラ83が設けられ、これにより
ウェブ81が搬送ベルト1に十分密着しクリーニング性
能を高めている。また、ウェブ81は未使用面側の一端
がローラ82に巻かれ他端が回収ローラ85に固定され
ており、回収ローラ85を回転することで新しいウェブ
面を搬送ベルト1に当接させ、使用済みのウェブ部分を
順次、回収ローラ85に巻取るようになっている。ウェ
ブ81の搬送ベルトへのニップ当接部Nでウェブへのト
ナー付着量が多くなるとクリーニング性能が低下するた
め、例えば一定の画像形成回数毎にウェブ81を一定量
だけ巻き取ることでクリーニング性能を維持している。
ウェブ81の材質としては、ポリエステル、ナイロン、
レーヨンの混合繊維からなる厚み150μmの不織布を
用いた。
【0029】クリーニングを終了した搬送ベルト1は、
つづいて除電装置20によりベルト裏面に残留した転写
電荷が除電される。除電を行うための構成として、搬送
ベルト1を外側除電ローラ22と内側除電ローラ21で
挟み、外側除電ローラ22を接地し、内側除電ローラ2
1に転写と逆極性の直流定電圧を印加することで、転写
電荷を除電している。内側除電ローラ21の材質として
は、ステンレス等でできた芯金軸上にカーボン分散ウレ
タン、EPDMゴム等の導電性ゴム層を形成し抵抗値を
108Ω程度に調整した導電ゴムローラが用いた。ま
た、内側除電ローラ21は搬送ベルト1に従動回転する
よう支持され、芯金軸に転写と逆極性(マイナス)の定
電圧−4kVを印加した。外側除電ローラ22の材質と
しては、ステンレス等の金属ローラの表面に導電塗装を
行って抵抗値を105Ω程度に調整した導電ローラを用
い、金属ローラ部を接地した。外側除電ローラ22も搬
送ベルト1に従動回転するよう支持される。外側除電ロ
ーラ22の表面がトナーで汚れると除電電流が流れにく
くなり除電性能が低下するため、除電装置20はクリー
ニング装置8の下流に設ける必要がある。
【0030】次に、転写紙の裏汚れが生じる原因につい
て説明する。
【0031】図4は、1枚の画像形成におけるベルト裏
面の電位変化を示したものである。除電後のベルトはマ
イナス電位V0に帯電している。除電時には転写電荷を
消去するだけでなくベルト裏面をマイナス側に帯電す
る。これは、転写前に転写と逆極性に十分帯電すること
で転写電圧の上昇を抑え、転写時の過剰放電およびそれ
にともなう画像不良を防ぐためである。このように除電
を受けてマイナスに帯電したベルトは、画像域ではaに
示すように、1色目から4色目まで4回の転写を行う段
階で、順次、プラスの転写電荷を受けて電位がV4まで
階段状に上昇していく。その後、分離時に除電を受けて
Sまで電位が低下し、除電により再びV0に帯電する。
一方、紙間の転写電流が0μAの領域は、転写電荷を受
けないため、bに示すように電位は一定値V0のままで
ある。このため、分離後の時点で画像域と紙間でΔVの
電位差が生じることになる。
【0032】図5により、ウェブ81に付着したトナー
がベルトに再吸着する様子を示す。図5は、ベルト上の
位置と分離後のベルト表面電位の関係を示している。図
中の画像域と紙間の一部(20μA)はベルト裏面がプ
ラス電位VSになっており表面側は反対極性のマイナス
電位に帯電している。一方、紙間の一部(20μA)
は、ベルト裏面がマイナス電位V0になっており表面側
は反対極性のプラス電位に帯電している。
【0033】20μA領域と20μA領域に電位差があ
るため、境界部A、Bで集中電界が生じ、ベルトの進行
とともに境界部がウェブ81のニップ当接部Nを通過す
ると、ニップ当接部N中のウェブに付着していたトナー
が境界部に静電的に引き寄せられベルトに再吸着する。
このため、上述した裏汚れが発生する。
【0034】次に、本発明における裏汚れの防止方法に
ついて説明する。図1は任意の転写位置での転写紙の給
紙タイミングと転写電流の切り替えタイミングを示した
もので、比較のため、(a)に従来の場合を示し、
(b)に本発明の場合を示した。(a)の場合、1枚目
の先端の転写電流切り替え位置Aが、ベルトが1回転し
て再び同じ転写位置に来た時に、5枚目の転写紙が転写
中であり、5枚目のA′の位置に裏汚れが発生すること
になる。同様に、1枚目直後の紙間の切り替え位置B
は、ベルトが1回転して再び同じ転写位置に来た時に5
枚目の転写紙のB′の位置に来ることになり、このB′
の位置に裏汚れが発生する。一方、(b)の場合、1枚
目の先端の転写電流切り替え位置C、および、1枚目直
後の紙間の切り替え位置Dは、ベルトが1回転して再び
同じ転写位置に来た時に、いずれも紙間のC′、およ
び、D′に来るようになっており、転写紙裏へのトナー
汚れを回避することができる。(b)の場合は、レジス
トローラ13による給紙間隔を広げて紙間を拡大し、同
時に転写電流の切り替えタイミングを変更することで、
転写電流の切り替え位置が転写紙の担持領域に来ないよ
うに制御している。例えば、A4サイズ(搬送方向の長
さ210mm)の転写紙について、紙間を234mm、
転写電流を20μAから0μAに切り替えるタイミング
を転写紙後端が転写位置を通過後、156mmの位置に
設定した。また、ベルトとして周長がW=1225mm
のものを使用した。なお、(a)の場合は、A4サイズ
の転写紙について、紙間を100mm、転写電流を20
μAから0μAに切り替えるタイミングを転写紙後端が
転写位置を通過後、50mmの位置に設定していた。他
のサイズの転写紙を使用した場合も、そのサイズに応じ
て最適な紙間、転写電流切り替えタイミングを設定する
ことが出来る。
【0035】以上のように、転写電流の切り替えに起因
して生じるトナー付着部が転写紙の裏面位置に来ないよ
うに、レジストローラによる転写紙の供給を制御し、ま
た、転写電流の切り替えタイミングを制御することで、
裏汚れを防止することができた。
【0036】(実施例2)上記では、本発明を、搬送ベ
ルトに担持した転写紙に4色のトナー像を順次、重ねて
転写する装置に適用した例を説明したが、その他に、中
間転写体を用いた装置に適用してもよい。図6に、第2
実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す。図2にお
いて、第1実施例(図2)と同じ機能をもつ構成要素に
ついては、図2と同じ番号を付してある。また、機能は
同じなので説明を省略する。
【0037】中間転写体101は、搬送ベルトと同様に
ポリイミド樹脂等からなるエンドレスのベルトで、図中
の矢印方向に回転する。各感光ドラム2a、2b、2
c、2dに形成された4色のトナー像は、1次転写帯電
手段6a、6b、6c、6dにより中間転写体101上
に順次重ねて転写されたのち、中間転写体101の回転
により2次転写位置70に運ばれる。転写紙カセット3
0から搬送された転写紙Pは、中間転写体上のトナー像
の移動にタイミングを合わせて2次転写位置の搬送ベル
ト18に送られ、転写紙Pにトナー像を接すると同時
に、2次転写帯電手段19に転写バイアスを印加して、
トナー像を転写紙に転写する。2次転写帯電手段19と
しては、導電もしくは半導電性ゴムからなる転写ローラ
を用いた。転写を終えた転写紙は、搬送部62をへて、
定着装置10により定着される。2次転写を終えた搬送
ベルトは中間転写体101に対しカウンターに当接させ
たブレード8により搬送ベルト上のトナーがクリーニン
グされた後、除電装置20により搬送ベルト18の残留
電荷が除電される。また、2次転写を終えた中間転写体
101はブレード17により中間転写体上のトナーがク
リーニングされる。
【0038】このような装置においても、2次転写時
に、中間転写体への転写紙の吸着を防止するため、2次
転写帯電手段19の転写電流を切り替えると、実施例1
と同様な理由により転写紙の裏汚れが発生する。ブレー
ド8の中間転写体101との当接部の近傍にはブレード
8により掻き取られたトナーが付着したおり、搬送ベル
ト8上の転写電流の切り替え位置が当接部を通過する時
に掻き取られたトナーの一部がベルトに再吸着して裏汚
れの原因となる。この装置に本発明を適用し、実施例1
と同様に、レジストローラ13の給紙タイミング、およ
び2次転写帯電手段19の転写電流の切り替えタイミン
グを制御することで、裏汚れを防止することが出来た。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ベル
ト上に坦持した転写紙にトナー像を転写した後、該ベル
トをクリーニングするクリーニング装置を備え、また、
転写時に感光体へ転写紙が吸着するのを防止するため、
画像域と紙間で転写電流を切り替えるように構成した画
像形成装置において、ベルト上の転写電流の切り替え位
置が、次回の画像形成時に転写紙の坦持領域に入らない
よう、転写紙の供給タイミング、または転写電流の切り
替えタイミングを制御したので、クリーニング装置に回
収されたトナーがベルト上の切り替え位置に付着しても
転写紙に転移することがないので裏汚れを防止すること
ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a),(b)は転写電流切り替えと給紙の
制御タイミング図
【図2】 画像形成装置の全体図
【図3】 クリーニング装置の説明図
【図4】 ベルト裏面の電位を示す
【図5】 ベルトへのトナー汚れ付着の説明図
【図6】 画像形成装置の全体図(実施例2)
【図7】 転写部の拡大図(感光体へ転写紙が吸着する
原因の説明図)
【図8】 転写電流切り替えの制御タイミング図
【符号の説明】
1 搬送ベルト 2 感光体 2a,2b,2c,2d 感光ドラム 3a,3b,3c,3d 帯電器 5a,5b,5c,5d 現像器 6a,6b,6c,6d 転写帯電器 8 クリーニング装置 10 定着装置 11 ポリゴンミラー 13 レジストローラ 14 駆動ローラ 15 排紙トレー 16 搬送部 17 ブレード 18 搬送ベルト(実施例2) 19 転写帯電器(実施例2) 20 除電装置 21,22 除電ローラ 30 転写カセット 61 電源 62 搬送部 70 2次転写帯電手段 81 ウェブ 82 ローラ 83 バックアップローラ 84 ゴムローラ 85 回収ローラ 101 中間転写体 P 転写紙 Pa,Pb,Pc,Pc 画像形成部
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DC04 DC10 DE07 DE09 ED16 ED24 EE02 EE07 EF10 2H134 GA10 GB02 HE01 HE03 KG04 KG05 KG10 KH01 KH07 KJ02 2H200 FA08 FA18 FA19 GA10 GA12 GA23 GA34 GA47 GB12 GB25 HA03 HB12 HB14 HB22 HB45 HB46 JA02 JA26 JA29 JA30 JB07 JB20 JB25 JB41 JB42 JB43 JB45 JB46 JB48 JC04 JC12 LB02 LB08 LB14 MA03 MA04 MB04 MB06 NA02 NA08 NA09 NA16 PA04 PA10 PB12 3F101 AB01 AB08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録材を担持搬送する搬送ベルトと、該
    搬送ベルトに記録材を供給する記録材供給手段と、該搬
    送ベルトに電流を印加することにより記録材上にトナー
    像を転写する転写手段と、転写後の搬送ベルト表面をク
    リーニングするクリーニング手段を備えた画像形成装置
    において、転写手段の出力電流を切り替えたときの搬送
    ベルト上の切り替え位置が記録材の非担持領域に入るよ
    うに、記録材供給手段、または、出力電流の切り替えタ
    イミングを制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 クリーニング手段が不織布からなるウェ
    ブで、該ウェブが搬送ベルトに当接されていることを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
JP2002041457A 2002-02-19 2002-02-19 画像形成装置 Withdrawn JP2003241613A (ja)

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