JP2003241087A - テレコンバーターレンズ - Google Patents
テレコンバーターレンズInfo
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- JP2003241087A JP2003241087A JP2002037068A JP2002037068A JP2003241087A JP 2003241087 A JP2003241087 A JP 2003241087A JP 2002037068 A JP2002037068 A JP 2002037068A JP 2002037068 A JP2002037068 A JP 2002037068A JP 2003241087 A JP2003241087 A JP 2003241087A
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Abstract
いテレコンバーターレンズを提供すること。 【解決手段】 物体側から順に、正屈折力の第1レンズ
群G1と負屈折力の第2レンズ群G2とからなり、前記
第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を
向けた正メニスカスレンズL1と、両凸形状の正レンズ
L2と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL3
とからなり、前記第2レンズ群G2は、物体側から順
に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL4と両
凹形状の負レンズL5との接合レンズからなる。
Description
側に取り付けて全系の焦点距離を延長するためのテレコ
ンバーターレンズに関する。
けて全系の焦点距離を延長するためのテレコンバーター
レンズが、特開平2001−228393号公報などで
開示されている。
2001−228393号公報に開示されたテレコンバ
ーターレンズは、倍率がいずれも1.42倍と低く実用
的価値が低いという不都合があった。
のであり、レンズ構成が簡単で倍率が高く実用価値の高
いテレコンバーターレンズを提供することを目的とす
る。
めに、本発明のテレコンバーターレンズは、撮影レンズ
の物体側に装着して前記撮影レンズの焦点距離を伸ばす
ために用いられるテレコンバーターレンズであって、物
体側より順に、正屈折力の第1レンズ群と負屈折力の第
2レンズ群とからなり、前記第1レンズ群は、物体側よ
り順に、物体側に凸面を向けた正レンズと、両凸形状の
正レンズと、物体側に凹面を向けた負レンズとからな
り、前記第2レンズ群は、正レンズと負レンズとからな
り、以下の条件式を満足することを特徴とする。 (1) 1.50<|f1/f2|<3.0 (f2<0) 但し、f1は前記第1レンズ群の焦点距離、f2は前記
第2レンズ群の焦点距離。
G1と負屈折力の第2レンズ群G2とから構成される本
発明に係るテレコンバーターレンズでは、球面収差、色
収差等の諸収差を良好に補正するために、第1レンズ群
を正レンズ・正レンズ・負レンズの3枚構成、第2レン
ズ群を正レンズ・負レンズの2枚構成とするのが望まし
い。
順に、物体側に凸面を向けた正レンズと、両凸形状の正
レンズと、物体側に凹面を向けた負レンズとから構成す
るのが収差補正上好ましい。
ズ群の焦点距離に関し、本発明のテレコンバーターレン
ズの倍率を適切にするための条件式である。条件式
(1)の下限値を越えると、テレコンバーターレンズの
倍率が低下し実用価値を損なう。一方、条件式(1)の
上限値を越えると、テレコンバーターレンズの倍率が高
くなりすぎ、十分な収差補正が困難になる。
ズでは、前記第2レンズ群を、物体側から順に、像側に
凸面を向けた正レンズと両凹形状の負レンズとの接合レ
ンズから構成するのが諸収差の補正に最適であり、さら
にテレコンバーターレンズの組み立て・調整が容易とな
るという利点がある。
することが収差補正上好ましい。 (2) −0.5<(R3R+R2F)/(R3R−R2F)<5.0 (3) −1.4<(R5R+R4F)/(R5R−R4F)<1.0 (4) 1.70<N3 但し、R2Fは前記第1レンズ群の前記両凸形状の正レン
ズの物体側面の曲率半径、R3Rは前記第1レンズ群の前
記負レンズの像側面の曲率半径、R4Fは前記第2レンズ
群の前記正レンズの物体側面の曲率半径、R5Rは前記第
2レンズ群の前記両凹形状の負レンズの像側面の曲率半
径、N3は前記第1レンズ群の前記負レンズの屈折率。
面の形状に関し、球面収差・非点収差等の諸収差を良好
に補正するための条件である。条件式(2)の上限値・
下限値のいずれの値を越えても良好な収差補正が困難と
なる。
面の形状に関し、球面収差・非点収差等の諸収差を良好
に補正するための条件である。条件式(3)の上限値・
下限値のいずれの値を越えても良好な収差補正が困難と
なる。
レンズの屈折率に関し、像面湾曲の補正を良好にするた
めの条件である。条件式(4)の下限値を越えると、像
面湾曲を良好に補正することが困難となる。
の条件式(5)を満足するのが望ましい。 (5) 75<ν2 但し、ν2は前記第1レンズ群の前記両凸形状の正レン
ズのアッベ数。
色収差の良好な補正が可能となる。
の条件式(6)を満足するのが望ましい。 (6) 75<ν1 但し、ν1は前記第1レンズ群の前記正レンズのアッベ
数。
色収差の良好な補正が可能となる。
おいて、第1レンズ群〜第2レンズ群の任意の面を非球
面あるいは回折面としてもよい。また、第1レンズ群〜
第2レンズ群の任意のレンズを屈折率分布型レンズ(G
RINレンズ)あるいはプラスチックレンズとしてもよ
い。また、第1レンズ群〜第2レンズ群のいずれかのレ
ンズ群または、いずれかのレンズ群の一部分を光軸と直
交方向に移動させることで、手ブレ補正兼用テレコンバ
ーターレンズとすることも可能である。
る実施の形態について説明する。
コンバーターレンズCをマスターレンズMに装着したと
きのレンズ断面図を示す図である。
屈折力の第1レンズ群G1と負屈折力の第2レンズ群G
2とからなり、前記第1レンズ群G1は、物体側から順
に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL1と、
両凸形状の正レンズL2と、物体側に凹面を向けた負メ
ニスカスレンズL3とからなり、前記第2レンズ群G2
は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカ
スレンズL4と両凹形状の負レンズL5との接合レンズ
からなる。
ーレンズCの諸元値および条件式対応数値を実施例1と
して掲げる。表において、fはテレコンバーターレンズ
CとマスターレンズMとの合成焦点距離、Riは物体側よ
り順に第i番目のレンズ面の曲率半径、diは物体側より
順に第i番目のレンズ肉厚及び空気間隔、niとνiは各
々物体側より順に第i番目のレンズのd線(λ=587.6n
m)に対する媒質の屈折率とアッベ数であり、空気の屈
折率1.000000は省略してある。また、dEはテレ
コンバーターレンズCの最も像側のレンズ面と、マスタ
ーレンズMの最も物体側のレンズ面との空気間隔であ
る。
その他の長さの単位は一般に「mm」が使われるが、光
学系は比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得
られるので、これに限られるものではない。
レンズCをマスターレンズMに装着したときのレンズ断
面図を示す図である。
屈折力の第1レンズ群G1と負屈折力の第2レンズ群G
2とからなり、前記第1レンズ群G1は、物体側から順
に、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL1と、
両凸形状の正レンズL2と、物体側に凹面を向けた負メ
ニスカスレンズL3とからなり、前記第2レンズ群G2
は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカ
スレンズL4と両凹形状の負レンズL5との接合レンズ
からなる。
ーレンズCの諸元値および条件式対応数値を実施例2と
して掲げる。
レンズCをマスターレンズMに装着したときのレンズ断
面図を示す図である。
屈折力の第1レンズ群G1と負屈折力の第2レンズ群G
2とからなり、前記第1レンズ群G1は、物体側から順
に、両凸形状の正レンズL1と、両凸形状の正レンズL
2と両凹形状の負レンズL3との接合レンズからなり、
前記第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凹
面を向けた正メニスカスレンズL4と両凹形状の負レン
ズL5との接合レンズからなる。
ーレンズの諸元値および条件式対応数値を実施例3とし
て掲げる。
バーターレンズCを装着するマスターレンズMの諸元値
を掲げる。表4において、fmはマスターレンズの焦点
距離、FNOはFナンバー、2Aは撮影画角の最大値を
示し、他の記号は前表と同様である。
ズCをマスターレンズMに装着したときの諸収差図を示
し、図5は本発明の第2実施の形態のテレコンバーター
レンズCをマスターレンズMに装着したときの諸収差図
を示し、図6は本発明の第3実施の形態のテレコンバー
ターレンズCをマスターレンズMに装着したときの諸収
差図を示し、図7はマスターレンズM単体での諸収差図
を示す。
(球面収差図では、最大口径に対応する値)を、Aは半
画角(非点収差図、歪曲収差図ではその最大値を、コマ
収差図では各半画角値)を、dはd線(λ=587.6nm)及
びgはg線(λ=435.6nm)を示している。非点収差図に
おいて、実線はサジタル像面を、破線はメリジオナル像
面をそれぞれ示す。
ーターレンズCは諸収差が良好に補正され、優れた結像
性能を有していることが明らかである。
1.8〜2.5倍程度の倍率を有し、色収差等の諸収差
の発生が少ないテレコンバーターレンズを提供すること
ができる。
ーレンズをマスターレンズに装着した状態を示す図。
ーレンズをマスターレンズに装着した状態を示す図。
ーレンズをマスターレンズに装着した状態を示す図。
ーレンズをマスターレンズに装着した状態での諸収差
図。
ーレンズをマスターレンズに装着した状態での諸収差
図。
ーレンズをマスターレンズに装着した状態での諸収差
図。
Claims (5)
- 【請求項1】撮影レンズの物体側に装着して前記撮影レ
ンズの焦点距離を伸ばすために用いられるテレコンバー
ターレンズであって、 物体側より順に、正屈折力の第1レンズ群と負屈折力の
第2レンズ群とからなり、 前記第1レンズ群は、物体側より順に、物体側に凸面を
向けた正レンズと、両凸形状の正レンズと、物体側に凹
面を向けた負レンズとからなり、 前記第2レンズ群は、正レンズと負レンズとからなり、 以下の条件式を満足することを特徴とするテレコンバー
ターレンズ。 1.50<|f1/f2|<3.0 (f2<0) 但し、 f1は前記第1レンズ群の焦点距離、 f2は前記第2レンズ群の焦点距離。 - 【請求項2】前記第2レンズ群は、物体側から順に、像
側に凸面を向けた正レンズと両凹形状の負レンズとの接
合レンズからなることを特徴とする請求項1に記載のテ
レコンバーターレンズ。 - 【請求項3】以下の条件式を満足することを特徴とする
請求項2に記載のテレコンバーターレンズ。 −0.5<(R3R+R2F)/(R3R−R2F)<5.0 −1.4<(R5R+R4F)/(R5R−R4F)<1.0 1.70<N3 但し、 R2Fは前記第1レンズ群の前記両凸形状の正レンズの物
体側面の曲率半径、 R3Rは前記第1レンズ群の前記負レンズの像側面の曲率
半径、 R4Fは前記第2レンズ群の前記正レンズの物体側面の曲
率半径、 R5Rは前記第2レンズ群の前記両凹形状の負レンズの像
側面の曲率半径、 N3は前記第1レンズ群の前記負レンズの屈折率。 - 【請求項4】以下の条件式を満足することを特徴とする
請求項3に記載のテレコンバーターレンズ。 75<ν2 但し、 ν2は前記第1レンズ群の前記両凸形状の正レンズのア
ッベ数。 - 【請求項5】以下の条件式を満足する請求項3または請
求項4に記載のテレコンバーターレンズ。 75<ν1 但し、 ν1は前記第1レンズ群の前記正レンズのアッベ数。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002037068A JP4161585B2 (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | テレコンバーターレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002037068A JP4161585B2 (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | テレコンバーターレンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003241087A true JP2003241087A (ja) | 2003-08-27 |
JP4161585B2 JP4161585B2 (ja) | 2008-10-08 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002037068A Expired - Fee Related JP4161585B2 (ja) | 2002-02-14 | 2002-02-14 | テレコンバーターレンズ |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006084739A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Nikon Corp | フロントテレコンバータレンズ |
US8379315B2 (en) | 2010-06-01 | 2013-02-19 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Teleconverter lens system and photographing apparatus including the same |
-
2002
- 2002-02-14 JP JP2002037068A patent/JP4161585B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006084739A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Nikon Corp | フロントテレコンバータレンズ |
JP4715141B2 (ja) * | 2004-09-15 | 2011-07-06 | 株式会社ニコン | フロントテレコンバータレンズ |
US8379315B2 (en) | 2010-06-01 | 2013-02-19 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Teleconverter lens system and photographing apparatus including the same |
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