JP2003240394A - アイスディスペンサ - Google Patents

アイスディスペンサ

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JP2003240394A JP2002035826A JP2002035826A JP2003240394A JP 2003240394 A JP2003240394 A JP 2003240394A JP 2002035826 A JP2002035826 A JP 2002035826A JP 2002035826 A JP2002035826 A JP 2002035826A JP 2003240394 A JP2003240394 A JP 2003240394A
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由和 錦織
Tomoyuki Sanada
智之 真田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 氷塊を砕くことなく正常な氷塊を放出する。 【解決手段】 貯氷室12の底部に設けられた氷塊案内
溝18の内部に、氷塊送出スクリュー24が回転可能に
配設され、該スクリュー24の回転により案内溝18内
の氷塊が氷放出口16に向けて送り出される。氷塊案内
溝18の最前部側の内部に、氷放出口16および氷塊送
出スクリュー24の回転軸24aの上方に臨む分散部2
3bを備えるアイスガイド23が配設される。アイスガ
イド23の配設位置を挟む両側の貯氷室内面に、上方か
ら下方に向かうにつれて上流側に下方傾斜するスロープ
26,26が形成される。分散部23bにおける上流側
の先端は、スロープ26,26と略同一面内に臨むよう
設定され、氷塊送出スクリュー24により送り出される
氷塊が両者23b,26,26の間に噛込まれないよう構
成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、貯氷室に貯留さ
れた多数個の氷塊を、氷塊送出スクリューにより氷放出
口へ送り出して放出するアイスディスペンサに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】前記アイスディスペンサは、本体の内部
に画成された貯氷室に、本体の内部上方に配設した製氷
ユニットで製造された氷塊が貯留されるよう構成され
る。また貯氷室の前方下部に氷放出口が開設されると共
に、該貯氷室の底部には、モータにより回転駆動される
氷塊送出スクリューが回転可能に配設され、該スクリュ
ーを回転することで、貯氷室底部の氷塊を氷放出口に向
けて送り出すようになっている。
【0003】前記氷放出口の上方には、氷塊が氷放出口
から自然放出されるのを防止すると共に、氷塊送出スク
リューにより送り出される氷塊の一部を貯氷室の内部側
に戻して氷放出口が詰まるのを防止するアイスガイドが
設けられている。また、アイスガイドの配設位置を挟む
両側の貯氷室内面には、上方から下方に向かうにつれて
氷塊の送り出し方向上流側に下方傾斜するスロープが設
けられ、貯氷室に貯留されている上部側の氷塊を氷塊送
出スクリューに向けて案内することで、該スクリューに
よる定量的な氷塊の送り出しを行なうよう構成してあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記アイスディスペン
サでは、アイスガイドにおける氷塊の送り出し方向上流
端側の先端が、両側のスロープから貯氷室内側に大きく
突出しており、両者の間に画成される隙間に、氷塊送出
スクリューで送り出されてくる氷塊が噛み込んでしまう
ことが多く、該氷塊が砕けることがある。このとき、氷
塊送出スクリューの溶接部やモータまたは貯氷室に大き
な負荷が加わってしまい、各機器や氷放出部分が損傷し
てしまうおそれがあった。また、氷塊が砕ける際に、耳
ざわりな音が発生する難点も指摘される。更に、氷塊が
砕けると、正常な氷塊にくず氷が混入して商品価値が低
下すると共に、1回当りの放出量がばらつく欠点もあ
る。
【0005】
【発明の目的】本発明は、従来の技術に係るアイスディ
スペンサに内在している前記欠点に鑑み、これを好適に
解決するべく提案されたものであって、氷塊を砕くこと
なく正常な氷塊を放出し得るアイスディスペンサを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため、本発明に係るアイスディ
スペンサは、本体の内部に画成された貯氷室に貯留され
ている氷塊を、モータにより回転される氷塊送出スクリ
ューの回転下に氷放出口へ送り出すようにしたアイスデ
ィスペンサにおいて、前記氷塊の送り出し方向下流側
に、前記氷放出口および氷塊送出スクリューの回転軸の
上方に臨む分散部を備え、該分散部により氷塊が氷放出
口から自然放出されるのを防止すると共に、前記氷塊送
出スクリューにより移送される氷塊の一部を貯氷室の内
部側に戻すアイスガイドが設けられると共に、前記アイ
スガイドを挟む両側の貯氷室内には、貯氷室の内部の氷
塊を氷塊送出スクリュー側に案内するスロープが、上方
から下方に向かうにつれて送り出し方向上流側に向けて
下方傾斜するよう設けられ、前記アイスガイドの分散部
における氷塊の送り出し方向上流側の先端を、前記スロ
ープの近傍に位置するよう設定したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るアイスディス
ペンサにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照
しながら以下説明する。図1は、実施例に係るアイスデ
ィスペンサの要部を示すものであり、図2はアイスディ
スペンサの全体構成を示すものである。なお、実施例の
説明において「上流側」,「下流側」とは、氷塊放出ス
クリューによる氷塊の送り出し方向において指称するも
のとする。
【0008】図2に示すアイスディスペンサ10では、
筐体11の内部に、断熱材で囲われて内部に貯氷室12
を画成した上方に開放する箱状の本体としての貯氷庫1
3が配設され、この貯氷庫13の内部上方に多数の氷塊
を製造する製氷ユニット(図示せず)が配設されると共
に、該貯氷庫13より下方の筐体11内部に画成された
機械室14に、圧縮機や凝縮器等の冷凍機構(図示せず)
および電装箱15が収納されるようになっている。また
貯氷庫13には、内部画成された貯氷室12の前方下部
に氷放出口16が開設されると共に、この氷放出口16
に向けて氷塊を送り出すための氷塊放出装置17が着脱
可能に配設されている。
【0009】なお、前記貯氷室12の底部中央には、図
3に示す如く、略半円状をなす氷塊案内溝18が前後方
向に延在するよう形成されると共に、該氷塊案内溝18
の最前部側に、前記氷放出口16を画成する後述の氷放
出部材27が配設されている。また氷塊案内溝18は、
氷放出口16から後方に向かうにつれて下方傾斜するよ
う設定される。
【0010】前記氷塊放出装置17は、前記貯氷庫13
の前面開口に着脱可能に配設されるモータブラケット1
9に、ギヤードモータ(モータ)20、モータカバー2
1、シャッター22およびアイスガイド23が配設され
ると共に、ギヤードモータ20に氷塊送出スクリュー2
4が連結されて、これらがユニット化されて一体で取り
扱い得るよう構成してある。すなわち、貯氷庫13の前
面に着脱可能に配設されるモータブラケット19の前面
側に、前記ギヤードモータ20が着脱可能に配設され
て、その出力軸を該ブラケット19に形成した通孔(図
示せず)から裏側(貯氷室側)に延出させている。そして
この出力軸に、前記氷塊案内溝18内に回転可能に配設
された前記氷塊送出スクリュー24における回転軸24
aの前端部が連結される。この回転軸24aは、氷塊案
内溝18に沿って氷放出口16へ向かって適宜の上り勾
配となる傾斜角度で配置されると共に、その外周には、
フィン24bが所定ピッチで螺旋状に延在するよう設け
られており、ギヤードモータ20を駆動制御して当該氷
塊送出スクリュー24を所定方向へ回転させることで、
氷塊案内溝18内の氷塊が該案内溝18に沿って氷放出
口16に向けて送り出されるようになっている。なお、
回転軸24aの後端部は、氷塊案内溝18の後面壁に設
けられた軸受穴25に回転可能に挿入されている。
【0011】前記アイスガイド23は、前記モータブラ
ケット19における裏側(貯氷室側)に配設されて、前記
氷塊案内溝18における最前部側の内部に臨んでいる。
このアイスガイド23には、前記回転軸24aが挿通さ
れる通孔23aが穿設されると共に、前記氷放出口16
および回転軸24aの上方に臨む分散部23bを備え、
該分散部23bにより氷塊が氷放出口16から自然放出
されるのを防止すると共に、氷塊送出スクリュー24に
より送り出されてくる氷塊の一部を貯氷室12の内部側
に戻して氷放出口16が詰まるのを防止するべく機能す
る。またアイスガイド23における回転軸24aの下方
に臨む部位に、前記シャッター22が揺動可能な状態で
着脱可能に取付けられている。このシャッター22は、
図1に示す如く、常には前記氷放出口16を閉成する位
置に臨んでおり、氷塊送出スクリュー24により送り出
される氷塊により前側に押された際に揺動して氷放出口
16を開放するよう構成される。
【0012】前記アイスガイド23の配設位置を挟む両
側の貯氷室内面には、図1に示す如く、上方から下方に
向かうにつれて上流側(貯氷室の奥側)に下方傾斜するス
ロープ26,26が形成され、貯氷室12に貯留されて
いる上部側の氷塊は、該スロープ26,26により氷塊
送出スクリュー24(氷塊案内溝18)に向けて案内され
るようになっている。すなわち、氷塊送出スクリュー2
4により底部の氷塊が放出されると、上部の氷塊がスロ
ープ26,26に沿って氷塊案内溝18に案内されて充
填されることで空洞を生ずることなく、該スクリュー2
4による定量的な氷塊の送り出しを行ない得るよう構成
してある。
【0013】前記アイスガイド23の分散部23bにお
ける上流側の先端は、前記スロープ26,26の近傍位
置、すなわち、前記氷塊送出スクリュー24により送り
出される氷塊が、分散部23bとスロープ26,26と
の間に画成される隙間(側面から視て上下方向の隙間)に
噛込まれない位置関係に設定されている。両者23b,
26,26のより具体的な関係は、スロープ26,26と
略同一面内に分散部23bの先端が臨むよう設定され、
これによって、氷塊送出スクリュー24により送り出さ
れる氷塊が両者23b,26,26の間に噛込まれて砕か
れるのを防止するようになっている。
【0014】ここで、前記氷塊送出スクリュー24のフ
ィン24bにおける下流側の先端と、前記アイスガイド
23の分散部23bにおける前記先端との離間距離A
は、貯留される氷塊の外形寸法の3倍程度(例えば氷塊
が角氷の場合でその外径寸法が25〜28mmであれ
ば、離間距離Aは約80mmに設定されるが、氷塊の外
形寸法より大きければこの数値に限定されるものではな
い)に設定され、該フィン24bと分散部23bとの間
での氷ガミの発生を抑制するよう構成してある。また、
分散部23bにおける前記回転軸24aと対向する下面
23cと該回転軸24aとの離間距離Bは、可能な限り
小さくするよう設定され、両者23c,24aの隙間に
氷塊が入り込まないようになっている。更に、分散部2
3bの下面23cは、前記氷塊案内溝18の底面と平行
となるよう設定され、氷塊送出スクリュー24で送り出
される氷塊が分散部23bの下面23c側に至ったとき
に絞り込まれることで砕かれることがないよう構成して
ある。
【0015】なお、前記フィン24bの先端と分散部2
3bの先端との前記離間距離Aを大きくすると、氷塊送
出スクリュー24の回転時における氷塊の放出量は減る
が、これに対してはギヤードモータ20の回転数を上げ
ることで増やすことができ、前記構成を採用することに
よって初期の性能を達成し得なくなることはない。
【0016】前記氷塊案内溝18の最前部側に配設され
る氷放出部材27は、図4および図5に示す如く、幅方
向に離間する一対の側壁27a,27aと両側壁27a,
27aの後端間に位置する後壁27bとから構成され、
該後壁27bには前記氷塊案内溝18と略同一の半円形
状の溝部27cが形成され、この溝部27cと氷塊案内
溝18とが一致する状態で貯氷庫13に氷放出部材27
が配設されている。また氷放出部材27における両側壁
27a,27aの前端間に、前記アイスガイド23が当
接するよう構成され、該ガイド23、両側壁27a,2
7aおよび溝部27cより下方に延在する後壁27bと
から、前記氷放出口16が画成されるようになっている
(図1参照)。なお、溝部27cより下方の後壁27bに
おける前面には、図5に示すように弧状の案内部27d
が形成されており、氷塊案内溝18から溝部27cを介
して案内部27dに送り出された氷塊が、該案内部27
d内で相互に接触して詰まるのを防止している。また案
内部27dの内部寸法は、前記氷塊案内溝18の内部寸
法より広くなるよう設定され、これによって氷塊案内溝
18から送り出される氷塊の円滑な放出を図るよう構成
してある。
【0017】前記氷放出口16の下方に臨む筐体11に
着脱可能に配設される前面パネル28に、図2に示す如
く、該氷放出口16から放出される氷塊を受容するコッ
プ等の容器(図示せず)が収容載置されるデリバリーステ
ージ29が配設されている。このデリバリーステージ2
9は、前方に開放する略箱状に形成され、その天井面に
開設された開口29a内に、前記氷放出部材27の下端
に連通状態で配設されたシュート30の下端が臨むよう
になっている。すなわち、図示しない氷放出ボタンを押
すことで作動する前記氷塊送出スクリュー24により氷
放出口16に向けて送り出される氷塊が、該氷放出口1
6およびシュート30を介してデリバリーステージ29
内に放出されるよう構成してある。
【0018】図2に示す如く、前記デリバリーステージ
29の底部には、下方に延出する接続管31が連通状態
で配設され、この接続管31の下端部に排水ホース32
の一端が連通接続されている。この排水ホース32は、
前記機械室14内を配管されて、その他端部が機械室内
後部に設けられた排水管33に連設接続され、デリバリ
ーステージ29内に流入した融氷水等を接続管31、排
水ホース32および排水管33を介して機外に排出し得
るよう構成してある。また機械室14には、図6に示す
如く、前記接続管31と排水管33との略中間で前記電
装箱15から離間した位置に保持部材34が配設され、
前記排水ホース32は該保持部材34に保持された状態
で機械室14内を大きく湾曲した状態で配管されてい
る。この保持部材34は、排水ホース32が撓んで、そ
の部分に水が溜まるのを防止すると共に、機械室内のメ
ンテナンスに際して前面パネル28を筐体11から取外
したときに排水ホース32が円滑に引出される状態で、
該排水ホース32を保持するようになっている。
【0019】なお、前記接続管31および排水管33に
おける排水ホース32が接続される部分は、該ホース3
2を電装箱15を逃げた位置を配管する際に、排水ホー
ス32が鋭角的に折れ曲がることがないよう、配管方向
に向けて傾斜するよう設定してある。また排水ホース3
2は、断熱材35で被覆され、結露するのを防止するよ
う構成される。
【0020】
【実施例の作用】次に、前述のように構成された実施例
に係るアイスディスペンサの作用につき説明する。前記
氷塊放出装置17を運転して氷塊を放出する前の状態で
は、図1に示す如く、前記アイスガイド23の分散部2
3bが前記氷放出口16の上方に臨み、前記製氷ユニッ
トから放出された氷塊が氷放出口16から自然放出され
るのは防止される。また、このアイスガイド23に配設
されたシャッター22が氷放出口16を閉成している。
【0021】前記氷放出ボタンを押すことで前記ギヤー
ドモータ20を駆動すると、前記氷塊送出スクリュー2
4の回転軸24aが所定方向に回転し、前記フィン24
bの間隙に臨む氷塊は、該スクリュー24の回転下に前
記氷塊案内溝18内を前記氷放出口16に向けて送り出
される。この氷塊により前記シャッター22が前方に揺
動されて前記氷放出口16が開放され、該氷塊は氷放出
口16からシュート30を介してデリバリーステージ2
9内に放出される。なお、氷塊送出スクリュー24によ
り送り出される氷塊の一部は、前記アイスガイド23の
分散部23bにより貯氷室12の内部側に戻され、氷放
出口16が詰まるのは防止される。
【0022】また前述したように、前記アイスガイド2
3の分散部23bにおける先端は、前記スロープ26,
26と略同一面内に臨んで、両者23b,26,26の間
に上下方向の隙間が画成されないよう構成してあるか
ら、氷塊送出スクリュー24により送り出される氷塊が
噛込まれて砕かれることはなく、くず氷が発生するのを
防止し得ると共に、くず氷により商品価値が下がること
はない。更には、1回に放出される氷塊の放出量も安定
する。なお、くず氷が発生すると、これが正常な氷塊に
付着して貯氷室12内で氷塊同士を固着させてブロッキ
ングやアーチングの原因となるが、このくず氷の発生を
防止し得るので、ブロッキングやアーチングの発生も防
ぐことができる。
【0023】また、前記氷塊送出スクリュー24のフィ
ン24bの先端と、前記アイスガイド23の分散部23
bの先端との離間距離A、分散部23bの下面23cと
回転軸24aとの離間距離B、および分散部23bの下
面23cの形状を、前述したように設定してあるから、
氷塊送出スクリュー24により氷塊を送り出す際に該氷
塊が氷放出部分で砕かれるのを更に抑制することができ
る。
【0024】更に、前記氷塊案内溝18から氷放出口1
6に氷塊を案内する前記案内部27dは、円弧状で、そ
の内部寸法を氷塊案内溝18の内部寸法より広くなるよ
う設定されているから、氷塊案内溝18から送り出され
る氷塊の円滑な放出を図ることができ、氷塊が詰まって
しまうのを防止し得る。
【0025】例えば、案内部27dの内部形状を角形に
すると、特に角氷等の場合では面同士が接触した状態で
案内部27dに至った際にこの角氷群と、案内部27d
の内面との接触面積が大きくなり、案内部27dの対向
面間に相互に接触する状態で角氷群が引掛かって詰まる
ことがある。しかるに、案内部27dの内部形状を弧状
にすると、角氷の面全体が案内部27dの内面に接触す
ることはなく、その接触面積は小さくなって引掛かりが
発生しなくなり、円滑な放出が達成されるものである。
【0026】前記デリバリーステージ29に放出された
氷塊は、該ステージ29に収容載置されている容器に受
容される。この氷塊の放出に際して容器外に落下した氷
塊や、前記シュート30に付着した氷片等が融けた融氷
水等は、前記接続管31、排水ホース32および排水管
33を介して機外に排出される。実施例では、前記機械
室14内に配管される排水ホース32は、前記保持部材
34により撓まないように保持されているから、排水ホ
ース32内に水が残留するのは防止される。また排水ホ
ース32が鋭角的に折れ曲がるのも防止され、排水不良
が発生するのを未然に防ぐことができる。
【0027】ここで、前記前面パネル28には、メンテ
ナンスが必要な部品(図示せず)が付いており、該部品や
機械室14内の電装箱15のメンテナンスを行なう際に
は、該パネル28を取外す必要がある。この場合に、前
記排水ホース32が短かいと、該ホース32も取外す必
要を生じ、メンテナンス後に排水ホース32を付け忘れ
ることに起因して、前記接続管31から排出される水で
機械室14内が濡れる問題を招く。そこで、排水ホース
32を充分長くすることで、該ホース32を接続管31
に接続したまま前面パネル28を取外すことが可能とな
る。しかし、単に排水ホース32のみを長くした場合
は、機械室14内での排水ホース32の収納性が悪く、
中央部分で撓むことで排水性が低下する問題を招く。
【0028】しかるに実施例では、機械室14内で良好
な状態で排水ホース32を保持する保持部材34を配設
したことで、長い排水ホース32を採用した場合でも該
ホース32が撓むのを防止することができる。すなわ
ち、長い排水ホース32を採用して、機械室14内部の
メンテナンスに際して前記前面パネル28を取外した際
に、排水ホース32を接続管31から取外すことなく作
業を行なうことが可能となり、作業後に排水ホース32
の付け忘れが生ずることはなくなる。また排水ホース3
2を大きく湾曲して配管することができ、鋭角的に折れ
曲がることでの排水不良の発生を抑制し得る。なお、排
水ホース32の外周囲にワイヤーを巻回したものや、排
水ホース32をコイルバネに通して使用することで、該
ホース32の折れ曲がりを更に防止することが可能であ
る。
【0029】実施例では、貯氷庫に対してアイスガイド
を着脱可能に配設した場合で説明したが、該アイスガイ
ドをテーパと共に貯氷庫に一体的に設ける構成であって
も、本願の発明を適用し得る。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るア
イスディスペンサによれば、アイスガイドの分散部にお
ける先端を、スロープに近接させたことで、両者の間に
大きな隙間は画成されず、氷塊送出スクリューにより送
り出される氷塊が噛込まれて砕かれるのを防止し得る。
すなわち、くず氷が発生するのを抑制し、くず氷により
商品価値が下がるのを防止し得ると共に、1回に放出さ
れる氷塊の放出量を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るアイスディスペンサの
要部を示す縦断側面図である。
【図2】 実施例に係るアイスディスペンサを一部破断
して示す側面図である。
【図3】 実施例に係るアイスディスペンサにおける貯
氷庫を縦断して示す要部背面図である。
【図4】 実施例に係る氷放出部材を示す正面図であ
る。
【図5】 実施例に係る氷放出部材を示す平面図であ
る。
【図6】 実施例に係るアイスディスペンサの機械室を
示す横断平面図である。
【符号の説明】
12 貯氷室,13 貯氷庫(本体),16 氷放出口 20 ギヤードモータ(モータ),23 アイスガイド,2
3b 分散部 24 氷塊送出スクリュー,24a 回転軸,26 スロ
ープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(13)の内部に画成された貯氷室(12)
    に貯留されている氷塊を、モータ(20)により回転される
    氷塊送出スクリュー(24)の回転下に氷放出口(16)へ送り
    出すようにしたアイスディスペンサにおいて、 前記氷塊の送り出し方向下流側に、前記氷放出口(16)お
    よび氷塊送出スクリュー(24)の回転軸(24a)の上方に臨
    む分散部(23b)を備え、該分散部(23b)により氷塊が氷放
    出口(16)から自然放出されるのを防止すると共に、前記
    氷塊送出スクリュー(24)により移送される氷塊の一部を
    貯氷室(12)の内部側に戻すアイスガイド(23)が設けられ
    ると共に、 前記アイスガイド(23)を挟む両側の貯氷室(12)内には、
    貯氷室(12)の内部の氷塊を氷塊送出スクリュー(24)側に
    案内するスロープ(26,26)が、上方から下方に向かうに
    つれて送り出し方向上流側に向けて下方傾斜するよう設
    けられ、 前記アイスガイド(23)の分散部(23b)における氷塊の送
    り出し方向上流側の先端を、前記スロープ(26,26)の近
    傍に位置するよう設定したことを特徴とするアイスディ
    スペンサ。
  2. 【請求項2】 前記アイスガイド(23)の分散部(23b)に
    おける氷塊の送り出し方向上流側の先端と前記スロープ
    (26,26)とは、前記氷塊送出スクリュー(24)により送り
    出される氷塊が、両者(23b,26,26)の間に形成される隙
    間に噛込まれない位置関係に設定されている請求項1記
    載のアイスディスペンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101897655B1 (ko) * 2017-06-08 2018-09-12 청호나이스 주식회사 정량 토출 수단을 구비한 얼음 공급 장치

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