JP2003240174A - 管自在継手 - Google Patents

管自在継手

Info

Publication number
JP2003240174A
JP2003240174A JP2002042618A JP2002042618A JP2003240174A JP 2003240174 A JP2003240174 A JP 2003240174A JP 2002042618 A JP2002042618 A JP 2002042618A JP 2002042618 A JP2002042618 A JP 2002042618A JP 2003240174 A JP2003240174 A JP 2003240174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tubular member
axis
inner spherical
spherical
universal joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002042618A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3986845B2 (ja
Inventor
茂 ▲高▼木
Shigeru Takagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daisen Co Ltd
Original Assignee
Daisen Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daisen Co Ltd filed Critical Daisen Co Ltd
Priority to JP2002042618A priority Critical patent/JP3986845B2/ja
Priority to US10/369,160 priority patent/US6846022B2/en
Priority to EP03090043A priority patent/EP1338839B1/en
Priority to DE60304757T priority patent/DE60304757T2/de
Priority to CNB2006100037232A priority patent/CN100385166C/zh
Priority to CNB031060668A priority patent/CN1252408C/zh
Publication of JP2003240174A publication Critical patent/JP2003240174A/ja
Priority to HK04100265A priority patent/HK1058815A1/xx
Application granted granted Critical
Publication of JP3986845B2 publication Critical patent/JP3986845B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両端部の軸線でなす角度を容易に自在にでき
ると共に、ホースやソケット等を接続する際に各管状部
材の軸線の方向が安定して接続しやすい管自在継手を提
供する。 【解決手段】 第1管状部材22と第2管状部材23と
が中間管状部材21を介して第1管状部材22の軸線G
7と第2管状部材23の軸線G8とでなす角度を自在にす
ると共に、中間管状部材21の軸線G9に対して第1管
状部材22及び第2管状部材23の少なくとも一方を回
転自在にし、ホースとホース又は機器との間を接続して
流体を供給する管自在継手であって、中間管状部材21
は一方端に外側面が球状に膨出した第1内球体状部24
を有し、第1管状部材22は第1内球体状部24が挿入
されると共に軸線G7に対して適宜角度をなした軸線を
有する外広がりの開口部27aを備えた第1内球面状部
27を有し、第1内球体状部24と第1内球面状部27
とが球面対偶をなしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホースとホース
又は機器との間を接続して流体を供給すると共に、接続
部がなす角度を自在にし、操作性を良好にした管自在継
手に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、この種の管自在継手として、図4に
示すようなものが知られている。
【0003】この管自在継手1は、図示しないホースや
ソケット等が接続されるプラグ部材2と中間管状部材4
の一方端とがボールベアリング5を介して回り対偶をな
し、図示しないエアツール等の機器が接続されるスリー
ブ部材3と中間管状部材4の他方端とがボールベアリン
グ6を介して回り対偶をなしている。
【0004】また、中間管状部材4の軸線G1は中間部
で折曲されており、プラグ部材2の軸線G2と曲げ要求
のある角度で交差すると共に、スリーブ部材3の軸線G
3と一致している。
【0005】そして、プラグ部材2を中間管状部材4に
対して回転させることで、プラグ部材2の軸線G2とス
リーブ部材3の軸線G3とでなす角度を所定範囲内で自
在にしている。
【0006】さらに、このプラグ部材2の回転と同時に
中間管状部材4をスリーブ部材3に対して回転させるこ
とによって、プラグ部材2の軸線G2とスリーブ部材3
の軸線G3とでなす角度を所望の円周方向に展開するこ
とができる。
【0007】一方、図5に示すような管自在継手も知ら
れている。
【0008】図5に示す管自在継手10は、両端部に第
1、第2内球体状部12、13がそれぞれ形成された中
間管状部材11と、第1内球体状部12が挿入されるプ
ラグ内球面状部14が形成されたプラグ部材15と、第
2内球体状部13が挿入されるスリーブ内球面状部16
が形成されたスリーブ部材17とを有している。
【0009】このとき、第1内球体状部12とプラグ内
球面状部14とが球面対偶をなし、第2内球体状部13
とスリーブ内球面状部16とが球面対偶をなしている。
【0010】また、プラグ内球面状部14の開口部14
aはプラグ部材15の軸線G4に一致した軸線を有して
外広がりに開口し、スリーブ内球面状部16の開口部1
6aはスリーブ部材17の軸線G5に一致した軸線を有
して外広がりに開口している。
【0011】そして、プラグ部材15及びスリーブ部材
17を所望の方向に向けることにより、プラグ部材15
の軸線G4とスリーブ部材17の軸線G5とでなす角度を
自在にしている。
【0012】ここで、プラグ内球面状部14の開口部1
4aによってプラグ部材15の軸線G4と中間管状部材
11の軸線G6とでなす角度が規制され、スリーブ内球
面状部16の開口部16aによってスリーブ部材17の
軸線G5と中間管状部材11の軸線G6とでなす角度が規
制されている。
【0013】そのため、第1内球体状部12とプラグ内
球面状部14とが球面対偶をなすと同時に、第2内球体
状部13とスリーブ内球面状部16とが球面対偶をなす
ことで、プラグ部材15の軸線G4とスリーブ部材17
の軸線G5とでなす角度を大きくしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す管自在継手1において、プラグ部材2の軸線G2
スリーブ部材3の軸線G3とでなす角度を所望の角度に
するために、プラグ部材2を所定方向に回転させる必要
があり、操作性が非常に悪くなっている。
【0015】一方、図5に示す管自在継手10におい
て、中間管状部材11の両端部がそれぞれ球面対偶をな
しているので軸線G4や軸線G5の方向が安定せず、プラ
グ部材15にホースやソケット等を接続する際に軸線が
折れて、力の方向がずれてしまい接続しにくいという問
題が生じていた。
【0016】したがって、この発明は、両端部の軸線で
なす角度を容易に自在にできると共に、ホースやソケッ
ト等を接続する際に各管状部材の軸線の方向が安定して
接続しやすい管自在継手を提供することを目的としてい
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に係る発明は、第1管状部材と第2管状
部材とが中間管状部材を介して第1管状部材の軸線と第
2管状部材の軸線とでなす角度を自在にすると共に、中
間管状部材の軸線に対して第1管状部材及び第2管状部
材の少なくとも一方を回転自在にし、ホースとホース又
は機器との間を接続して流体を供給する管自在継手であ
って、中間管状部材は一方端に外側面が球状に膨出した
第1内球体状部を有し、第1管状部材は第1内球体状部
が挿入されると共に軸線に対して適宜角度をなした軸線
を有する外広がりの開口部を備えた第1内球面状部を有
し、第1内球体状部と第1内球面状部とが球面対偶をな
していることを特徴としている。
【0018】請求項1の発明によれば、中間管状部材が
一方端に第1内球体状部を有し、第1管状部材が第1内
球体状部を挿入する第1内球面状部を有し、この第1内
球体状部と第1内球面状部とが球面対偶をなしているの
で、第1管状部材の先端部を所望の方向に向ければ第2
管状部材の軸線と第1管状部材の軸線とでなす角度を容
易に自在にすることができる。
【0019】また、第1内球面状部の開口部が第1管状
部材の軸線に対して適宜角度をなした軸線を有すると共
に外広がりにされているので、この開口部によって第1
管状部材の屈曲及び回転角度の範囲が広がり、第1管状
部材の軸線と中間管状部材の軸線とでなす角度を大きく
することが可能となる。
【0020】そして、第2管状部材と中間管状部材とが
球面対偶なさずとも、第1管状部材の軸線と第2管状部
材の軸線とでなす角度を大きくすることができる。その
ため、第2管状部材と中間管状部材との各軸線の方向を
安定させることができ、力を加えても軸線がずれること
なくホース等を接続しやすくなる。
【0021】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
管自在継手において、中間管状部材は他方端に第1円柱
状部を有し、その第1円柱状部と第2管状部材に形成さ
れた第1円柱面状部とが回り対偶をなしていることを特
徴としている。
【0022】請求項2の発明によれば、請求項1の効用
に加え、中間管状部材の第1円柱状部と第2管状部材の
第1円柱面状部とが回り対偶をなしているので、中間管
状部材の軸線と第2管状部材の軸線とが一致したまま、
第1管状部材の軸線と中間管状部材の軸線とでなす角度
を所望の円周方向に展開しやすくなって、第1管状部材
に接続されたホース等の操作性をさらに向上することが
できる。
【0023】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2に記載の管自在継手において、球面対偶をなす位置
及び回り対偶をなす位置に流体の漏れを防止するシール
部材を配設したことを特徴としている。
【0024】請求項3の発明によれば、請求項1又は2
の効用に加え、球面対偶をなす位置及び回り対偶をなす
位置にシール部材が配設されているので、この管自在継
手を通過する流体が第1管状部材と中間管状部材との
間、及び、第2管状部材と中間管状部材との間から漏れ
出ることを確実に防止することができる。
【0025】請求項4に係る発明は、請求項1ないし請
求項3のいずれか1項に記載の管自在継手において、球
面対偶をなす位置の第1内球体状部の球心よりも第1円
柱状部側に軸線方向の遊びを持たせた状態でボールベア
リングを配設して第1管状部材と中間管状部材とを離脱
不可能にすると共に、回り対偶をなす位置にボールベア
リングを配設して中間管状部材と第2管状部材とを離脱
不可能にしたことを特徴としている。
【0026】請求項4の発明によれば、請求項1ないし
3のいずれかの効用に加え、球面対偶をなす位置の第1
内球体状部の球心よりも第1円柱状部側にボールベアリ
ングを配設しているので、第1管状部材と中間管状部材
との互いの動きを阻害することなく、確実に抜け止めを
することができる。そして、構成が簡易で製造コストを
抑制することも可能となる。
【0027】また、遊びを設けたことにより第1管状部
材にホースやソケット等を接続する際、第1管状部材と
第2管状部材とが面接触して、互いの軸線方向を安定さ
せてホース等を接続しやすくすることができる。
【0028】さらに、流体が通過する際には、この流体
の圧力によって第1管状部材と第2管状部材とが反発し
あい、遊びの分だけ僅かに離れて互いの動きを阻害する
ことをより防止できる。
【0029】そして、回り対偶をなす位置にボールベア
リングを配設しているので、中間管状部材と第2管状部
材との互いの動きを阻害することなく、確実に抜け止め
をすることができる。
【0030】請求項5に係る発明は、請求項1ないし請
求項4のいずれか1項に記載の管自在継手において、第
1管状部材には第1内球面状部と同心の第2内球体状部
を形成し、第2管状部材には第2内球体状部が挿入され
る第2内球面状部を形成し、第2内球体状部と第2内球
面状部とが球面対偶をなしていることを特徴としてい
る。
【0031】請求項5の発明によれば、請求項1ないし
4のいずれかの効用に加え、第1管状部材に形成された
第2内球体状部と第2管状部材に形成された第2内球面
状部とが球面対偶をなしているので、第1管状部材と第
2管状部材との間に塵埃等が挟まることを防止でき、防
塵用の蛇腹等のカバーを設けなくとも第1管状部材の中
間管状部材との相互の動きが阻害されることがなくな
る。
【0032】そして、第2内球体状部と第2内球面状部
との間に軸線方向の遊びを持たせた場合では、第1管状
部材にホース等を接続する際に、第2内球体状部と第2
内球面状部とが面接触して、互いの軸線方向を安定させ
てホース等を接続しやすくすることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づいてこの発明を説明する。
【0034】この発明の実施の形態は図1ないし図3に
示される。
【0035】図中20は管自在継手で、第1管状部材と
してのプラグ部材22と第2管状部材としてのスリーブ
部材23とが、中間管状部材21を介して、プラグ部材
22の軸線G7とスリーブ部材23の軸線G8とでなす角
度を自在可能に接続されている。
【0036】中間管状部材21、プラグ部材22、スリ
ーブ部材23は、それぞれ両端が開口した中空の管体か
らなり、鋼材や合成樹脂等により形成されている。
【0037】中間管状部材21は、図2(a)に示すよ
うに、一方の端部に第1内球体状部24が形成され、他
方の端部に第1円柱状部25が形成されている。
【0038】第1内球体状部24は、中間管状部材21
の外側面21aが球状に膨出して形成されて、外形形状
がほぼ球状を呈している。
【0039】第1円柱状部25は、中間管状部材21の
外側面21aが内側面21bと平行にされ、外側面21
aに2つの環状溝25a、25bが形成されている。
【0040】なお、端部側に形成された環状溝25aの
断面形状はコ字状にされているが、半円状にされていて
もよい。また、環状溝25bの断面形状は半円状にされ
ているが、コ字状にされていてもよい。
【0041】プラグ部材22は、図2(b)に示すよう
に、一方の端部に図示しないホースやソケット等が接続
される先細形状のプラグ部26が形成され、他方の端部
に第1内球体状部24が挿入される第1内球面状部27
が形成されている。また、第1内球面状部27の外側面
は、この第1内球面状部27と同心の第2内球体状部2
8に形成されている。
【0042】第1内球面状部27は、プラグ部材22の
軸線G7であるプラグ部26の軸線に対して、適宜の角
度θをなして交差する軸線Gαを有する外広がりの開口
部27aを備えている。さらに、この第1内球面状部2
7の内側面には2つの環状溝27b、27cが形成され
ている。そして、開口部27a側に位置する環状溝27
bには、プラグ部材22を外側面に向かって貫通する孔
部27dが形成されている。
【0043】なお、環状溝27bの断面形状は半円状に
されているが、コ字状にされていてもよい。また、環状
溝27cの断面形状はコ字状にされているが、半円状に
されていてもよい。
【0044】スリーブ部材23は、図2(c)に示すよ
うに、一方の端部に図示しないホース又はエアツール等
の機器が接続されるネジ溝を有するスリーブ部29が形
成されている。また、他方の端部には、第1円柱状部2
5が嵌合する第1円柱面状部30が形成されており、そ
の先端部に第2内球体状部28が挿入される第2内球面
状部31が形成されている。
【0045】第1円柱面状部30は、内側面に環状溝3
0aが設けられると共に、スリーブ部29に向かって内
径が段階的に細くされている。そして、環状溝30aに
はスリーブ部材23を外側面に向かって貫通する孔部3
0bが形成されている。
【0046】第2内球面状部31は、スリーブ部材23
の軸線G8であるスリーブ部29の軸線と一致する軸線
を有する外広がりの開口部31aを備え、内側面が滑ら
かな椀型に形成されている。
【0047】そして、プラグ部材22の第1内球面状部
27は、シール部材であるゴム製のYパッキン32が環
状溝27cに嵌着されており、この第1内球面状部27
に中間管状部材21の第1内球体状部24が挿入されて
いる。なお、このYパッキン32は二又側がプラグ部2
6側に向いている状態で嵌着されている。
【0048】また、第1内球面上部24の環状溝27b
内には、孔部27dから複数の金属製のボール33…が
投入されてボールベアリング33aを形成している。こ
のボールベアリング33aと環状溝27bとの間には、
軸線方向に僅かな遊びが設けられている。
【0049】そして、所定数のボール33…を投入後、
孔部27dに図示しない六角穴付止ネジが螺合されてボ
ール33…の脱落が防止されている。
【0050】第1円柱状部25は、環状溝25aにゴム
製のシール部材であるOリング34が嵌着されており、
この第1円柱状部25が第1円柱面状部30に挿入され
ている。
【0051】また、第1円柱状部25の環状溝25bと
第1円柱面状部30の環状溝30aとは対向しており、
この対向した環状溝25b及び環状溝30a内に、孔部
30bから複数の金属製のボール35…が投入されてボ
ールベアリング35aを形成している。
【0052】そして、所定数のボール35…を投入後、
孔部30bには図示しない六角穴付止めネジが螺合され
てボール35…の脱落が防止されている。
【0053】また、スリーブ部材23の第2内球面状部
31には、プラグ部材22の第2内球体状部28が軸線
方向に僅かな遊びを設けて挿入されている。
【0054】このように形成された管自在継手20は、
まず、図示しないエアツール等の機器に設けられた取付
部やホース等にスリーブ部29をねじ込んで固定させ
る。そして、プラグ部26を図示しないホースに挿入し
て固定する。なお、このプラグ部26はホースに接続さ
れたソケット等に挿入固定されてもよい。
【0055】ここで、第1内球体状部24と第1内球面
状部27とは球面対偶をなしており、プラグ部26の先
端部を所望の向きに向ければ、プラグ部材22が中間管
状部材21及びスリーブ部材23に対して容易に自在な
方向を向くことができる。
【0056】つまり、開口部27aの軸線Gαがスリー
ブ部材23の軸線G8に対して角度マイナスθをなして
いるとき、プラグ部材22の軸線G7がスリーブ部材2
3の軸線G8に一致している(図1参照)。
【0057】そして、開口部27aの軸線Gαとスリー
ブ部材23の軸線G8とが一致したとき、プラグ部材2
2の軸線G7はスリーブ部材23の軸線G8に対して角度
θをなしている(図3(a)参照)。
【0058】さらに、開口部27aの軸線Gαがスリー
ブ部材23の軸線G8に対して角度プラスθをなしてい
るとき、プラグ部材22の軸線G7はスリーブ部材23
の軸線G8に対して角度2θをなしている(図3(a)
参照)。
【0059】このように、開口部27aの軸線Gαがプ
ラグ部材22の軸線G7に対して適宜の角度θをなして
交差することにより、プラグ部材22の屈曲及び回転角
度の範囲が広がり、プラグ部材22の軸線G7とスリー
ブ部材23の軸線G8とでなす角度は、最大2θの範囲
で容易に自在にすることができる。
【0060】そして、第1円柱状部25と第1円柱面状
部30とが回り対偶をなしており、中間管状部材21は
スリーブ部材23の軸線G8の回りを回転自在にされて
いる。
【0061】このとき、スリーブ部材23の軸線G8
中間管状部材21の軸線G9とは常に一致しており、ホ
ース等を接続する際に力の方向がずれることがなくホー
ス等を接続しやすい。
【0062】さらに、プラグ部材22の軸線G7とスリ
ーブ部材23の軸線G8とでなす角度を所望の円周方向
に展開しやすくなって、プラグ部材22に接続されたホ
ース等の操作性が向上する。
【0063】また、環状溝27bは第1内球体部24の
球心Pよりも第1円柱状部25側に設けられており、ボ
ールベアリング33aはこの球心Pよりも第1円柱状部
25側に配設されている。
【0064】そのため、このボールベアリング33aが
球心Pよりもプラグ部26側に移動することがなく、プ
ラグ部材22と中間管状部材21とを離脱不可能にする
ことができる。さらに、複数のボール33…が回転する
ことにより、プラグ部材22及び中間管状部材21の互
いの動きがより円滑にされて、操作性が向上している。
【0065】そして、ボールベアリング33aと環状溝
27bとの間に設けられた軸線方向の僅かな遊びによっ
て、プラグ部26にホース等を接続する際に、プラグ部
材22とスリーブ部材23とが面接触して互いの軸線方
向を安定させ、ホース等を接続しやすくすることができ
る。
【0066】さらに、流体が流れた際に、この流体の圧
力によってプラグ部材22とスリーブ部材23とが反発
しあい、プラグ部材22及びスリーブ部材23の互いの
動きをさらに円滑にできて、操作性を向上することがで
きる。
【0067】また、ボールベアリング35aは中間管状
部材21及びスリーブ部材23にそれぞれ嵌合している
ため、このボールベアリング35aによって、中間管状
部材21とスリーブ部材23とを離脱不可能にすること
ができる。さらに、複数のボール35…が回転すること
により、中間管状部材21とスリーブ部材23の互いの
動きがより円滑にされて、操作性が向上している。
【0068】そして、Yパッキン32によって、流体が
管自在継手20内を通過した際にプラグ部材22と中間
管状部材21との間から流体が漏れ出ることを防止で
き、Oリング34によって、流体が管自在継手20内を
通過した際にプラグ部材23と中間管状部材21との間
から流体が漏れ出ることを防止できる。
【0069】さらに、第2内球体状部28と第2内球面
状部31とは軸線方向に僅かな遊びを設けて球面対偶を
なしており、プラグ部材22とスリーブ部材23との間
に塵埃等が挟まることを防止でき、防塵用の蛇腹等のカ
バーを設けなくとも第1管状部材の中間管状部材との相
互の動きが阻害されることがなくなる。
【0070】そして、第2内球体状部28と第2内球面
状部31との間に設けられた軸線方向の僅かな遊びによ
って、プラグ部26にホース等を接続する際に、プラグ
部材22とスリーブ部材23とが面接触することとな
り、互いの軸線方向をより安定させることができて、ホ
ース等を接続しやすくすることができる。
【0071】以上、この発明の実施の形態の一つを図面
により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形
態に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の
変更等があってもこの発明に含まれる。
【0072】例えば、上述ではボールベアリング33a
と環状溝27bとの間に軸線方向の遊びが設けられてい
るが、第1円柱状部25と第1円柱面状部30との間に
配設されたボールベアリング35aの周囲に軸線方向の
僅かな遊びを設けてもよい。
【0073】この場合も、プラグ部材22にホース等を
接続する際に、プラグ部材22とスリーブ部材23とが
面接触して互いの軸線方向を安定させることができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、両端の各管状部材の軸線でなす角度を容易に自在
にすることができる。
【0075】また、ホースやソケット等を管状部材にそ
れぞれ接続する際に、各管状部材の軸線の方向が安定し
て接続しやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の管自在継手の断面図である。
【図2】(a)この発明の中間管状部材の断面図であ
る。 (b)この発明の第1管状部材(プラグ部材)の断面図
である。 (c)この発明の第2管状部材(スリーブ部材)の断面
図である。
【図3】(a)この発明の管自在継手の作用説明図であ
る。 (b)この発明の管自在継手の作用説明図である。
【図4】従来の管自在継手の断面図である。
【図5】従来の他の例の管自在継手の断面図である。
【符号の説明】
20 管自在継手 21 中間管状部材 22 第1管状部材(プラグ部材) 23 第2管状部材(スリーブ部材) 24 第1内球体状部 27 第1内球面状部 27a 開口部 G7 軸線 G8 軸線 G9 軸線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1管状部材と第2管状部材とが中間管状
    部材を介して前記第1管状部材の軸線と前記第2管状部
    材の軸線とでなす角度を自在にすると共に、前記中間管
    状部材の軸線に対して前記第1管状部材及び前記第2管
    状部材の少なくとも一方を回転自在にし、ホースとホー
    ス又は機器との間を接続して流体を供給する管自在継手
    であって、 前記中間管状部材は一方端に外側面が球状に膨出した第
    1内球体状部を有し、前記第1管状部材は前記第1内球
    体状部が挿入されると共に軸線に対して適宜角度をなし
    た軸線を有する外広がりの開口部を備えた第1内球面状
    部を有し、前記第1内球体状部と前記第1内球面状部と
    が球面対偶をなしていることを特徴とする管自在継手。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記中間管状部材は他
    方端に第1円柱状部を有し、該第1円柱状部と前記第2
    管状部に形成された第1円柱面状部とが回り対偶をなし
    ていることを特徴とする管自在継手。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2において、前記球面
    対偶をなす位置及び前記回り対偶をなす位置に前記流体
    の漏れを防止するシール部材を配設したことを特徴とす
    る管自在継手。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
    おいて、前記球面対偶をなす位置の前記第1内球体状部
    の球心よりも前記第1円柱状部側に軸線方向の遊びを持
    たせた状態でボールベアリングを配設して前記第1管状
    部材と前記中間管状部材とを離脱不可能にすると共に、
    前記回り対偶をなす位置にボールベアリングを配設して
    前記中間管状部材と前記第2管状部材とを離脱不可能に
    したことを特徴とする管自在継手。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれか1項に
    おいて、前記第1管状部材には前記第1内球面状部と同
    心の第2内球体状部を形成し、前記第2管状部材には前
    記第2内球体状部が挿入される第2内球面状部を形成
    し、前記第2内球体状部と前記第2内球面状部とが球面
    対偶をなしていることを特徴とする管自在継手。
JP2002042618A 2002-02-20 2002-02-20 管自在継手 Expired - Lifetime JP3986845B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002042618A JP3986845B2 (ja) 2002-02-20 2002-02-20 管自在継手
EP03090043A EP1338839B1 (en) 2002-02-20 2003-02-19 Universal joint
DE60304757T DE60304757T2 (de) 2002-02-20 2003-02-19 Gelenkige Rohrverbindung
US10/369,160 US6846022B2 (en) 2002-02-20 2003-02-19 Universal joint
CNB2006100037232A CN100385166C (zh) 2002-02-20 2003-02-20 万向接头
CNB031060668A CN1252408C (zh) 2002-02-20 2003-02-20 万向接头
HK04100265A HK1058815A1 (en) 2002-02-20 2004-01-14 Universal joint

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002042618A JP3986845B2 (ja) 2002-02-20 2002-02-20 管自在継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003240174A true JP2003240174A (ja) 2003-08-27
JP3986845B2 JP3986845B2 (ja) 2007-10-03

Family

ID=27782649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002042618A Expired - Lifetime JP3986845B2 (ja) 2002-02-20 2002-02-20 管自在継手

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3986845B2 (ja)
CN (1) CN100385166C (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2488030C1 (ru) * 2012-02-03 2013-07-20 Открытое акционерное общество "Промприбор" Шарнирное соединение трубопроводов
EP2868790A1 (de) * 2013-10-15 2015-05-06 Reifenhäuser GmbH & Co. KG Maschinenfabrik Ablagevorrichtung, insbesondere zur Ablage von Fasern
RU2564557C1 (ru) * 2014-05-05 2015-10-10 Открытое акционерное общество "Промприбор" Присоединительный механизм
CN108800134A (zh) * 2018-07-05 2018-11-13 襄阳宏伟航空器有限责任公司 一种热气球双发燃烧器用可调节径向密封连通管组件
CN114248198A (zh) * 2021-11-29 2022-03-29 广东鸿凯智能科技有限公司 用于研磨机的连接件

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114215950A (zh) * 2021-12-28 2022-03-22 厦门水蜻蜓卫浴科技有限公司 一种出水装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE56622C (de) * P. HEbert in Paris, 6 bis rue du 4t Septembre Gelenkige Rohrverbindung mit Kugelflächensitz und Federanpressung
GB287594A (en) * 1926-11-15 1928-03-15 Reginald William Spencer Improvements in, or relating to, pipe joints
US1884944A (en) * 1929-09-11 1932-10-25 Harold H Meredith Flexible joint
GB484838A (en) * 1937-02-12 1938-05-11 Tubes Ltd Improvements relating to ball and socket pipe couplings
GB846905A (en) * 1956-11-15 1960-08-31 Strachan & Henshaw Ltd Improvements in or relating to fluid flow couplings
US4704043A (en) * 1986-04-29 1987-11-03 Southwest Products Co. Means and techniques useful in push-pull controls
CN2426059Y (zh) * 2000-04-07 2001-04-04 章其东 万向活接管件
CN2420485Y (zh) * 2000-04-30 2001-02-21 张安湄 气动工具的万向进气接头

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2488030C1 (ru) * 2012-02-03 2013-07-20 Открытое акционерное общество "Промприбор" Шарнирное соединение трубопроводов
EP2868790A1 (de) * 2013-10-15 2015-05-06 Reifenhäuser GmbH & Co. KG Maschinenfabrik Ablagevorrichtung, insbesondere zur Ablage von Fasern
RU2564557C1 (ru) * 2014-05-05 2015-10-10 Открытое акционерное общество "Промприбор" Присоединительный механизм
CN108800134A (zh) * 2018-07-05 2018-11-13 襄阳宏伟航空器有限责任公司 一种热气球双发燃烧器用可调节径向密封连通管组件
CN108800134B (zh) * 2018-07-05 2024-01-26 襄阳宏伟航空器有限责任公司 一种热气球双发燃烧器用可调节径向密封连通管组件
CN114248198A (zh) * 2021-11-29 2022-03-29 广东鸿凯智能科技有限公司 用于研磨机的连接件

Also Published As

Publication number Publication date
CN1811255A (zh) 2006-08-02
CN100385166C (zh) 2008-04-30
JP3986845B2 (ja) 2007-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4154438B2 (ja) ケーブル案内装置
CN102261372B (zh) 球头关节
JP4355020B1 (ja) 管継手
JP6706727B2 (ja) 流体継手
JP2003240174A (ja) 管自在継手
CA2546777A1 (en) Rotary leadthrough of a robot arm
US6726392B2 (en) Ball joint with dual studs
US20040032123A1 (en) Angle-adjustable connector
US20160003387A1 (en) Fluid fitting
US7089929B1 (en) Snorkel mouthpiece set
JP3825394B2 (ja) 自在回転継ぎ手
KR200491624Y1 (ko) 로프 연결 장치
JP3986879B2 (ja) 管自在継手
JP3926832B2 (ja) 自在回転継ぎ手
JP3407786B2 (ja) 自在回転継ぎ手
JP3125076U (ja) 継ぎ手
JPS6114786Y2 (ja)
JP3118509U (ja) ツインスイベルジョイントの構造
JP6780149B1 (ja) 工具
US20070296210A1 (en) Universal joint
JP3076624U (ja) 自在回転継ぎ手
TWI440778B (zh) 球頭關節
JP4490575B2 (ja) 配管のユニバーサルジョイント
JP3047232B1 (ja) ホ―ス接続具
JP5639785B2 (ja) ガス栓

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070710

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3986845

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130720

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term